JPH10171479A - 楽音再生システム - Google Patents

楽音再生システム

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JPH10171479A
JPH10171479A JP8352283A JP35228396A JPH10171479A JP H10171479 A JPH10171479 A JP H10171479A JP 8352283 A JP8352283 A JP 8352283A JP 35228396 A JP35228396 A JP 35228396A JP H10171479 A JPH10171479 A JP H10171479A
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Toshiyuki Yamaguchi
敏幸 山口
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Xing Inc
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  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Reverberation, Karaoke And Other Acoustics (AREA)
  • Computer And Data Communications (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 他のカラオケ装置との間で背景映像データを
交換することにより、表示できる背景映像の種類を増加
できるカラオケ装置を実現する。 【解決手段】 ステップ70でカラオケ装置Aに再生済
背景映像データが存在する場合には、ステップ80で交
換信号90をカラオケ装置Bへ送信し、カラオケ装置B
は、自身にも再生済背景映像データが存在することを示
す検索結果信号100をステップ240でカラオケ装置
Aへ送信する。続いて、カラオケ装置Aは、ステップ1
20で再生済背景映像データをカラオケ装置Bへ送信
し、カラオケ装置Bは、ステップ270で再生済背景映
像データをカラオケ装置Aへ送信する。これにより、カ
ラオケ装置Aとカラオケ装置Bとの間で再生済背景映像
データが交換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、楽音を再生する
楽音再生装置が複数の部屋に備えられた楽音再生システ
ムであって、各部屋にカラオケ装置が備えられたカラオ
ケBOXやレジャーホテルなどで用いるカラオケシステ
ムとして好適なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、上記カラオケシステムとしては、
部屋に設置されたカラオケ装置と、曲データを保有する
サーバーとが通信回線により接続されており、サーバー
から曲データをカラオケ装置へ送信する、いわゆる通信
カラオケシステムが知られている。上記曲データは、曲
の演奏部分を示すMIDI(Musical Instrument Digita
lInterface)データ、歌詞テロップを示す歌詞テロップ
データ、曲のジャンルを特定するジャンルデータなどか
ら構成されており、MIDIデータは、上記カラオケ装
置に備えられたMIDI音源、アンプおよびスピーカな
どにより再生され、歌詞テロップデータは、歌詞テロッ
プとしてモニタテレビに表示される。また、歌詞テロッ
プの背景に表示される背景映像は、カラオケ装置に備え
られたCD−ROMプレーヤにより、上記ジャンルデー
タにより特定されるジャンルの背景映像の中から選択さ
れてモニタテレビに表示される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、同じジャン
ルの曲を歌う際に、同じ背景映像が表示されては飽きが
来る。このため、上記従来のカラオケ装置に備えられた
CD−ROMプレーヤでは、複数の背景映像が曲のジャ
ンル毎に記憶されたCD−ROMディスクを複数枚備
え、その中から1つの背景映像をランダムに抽出して再
生している。しかし、複数の背景映像の中から1つの背
景映像をランダムに抽出して再生するとしても、歌う曲
数が多くなるにつれて、同じ背景映像が表示される頻度
が高くなるため、飽きが来て、場の盛り上がりが低下す
るという問題がある。
【0004】そこで、本発明は、他のカラオケ装置に備
えられた背景映像情報記憶手段に記憶された背景映像情
報を通信手段を介して受信し再生することにより、再生
できる背景映像情報の数を増加させることができる楽音
再生システムの実現を目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、請求項1に記載の発明では、楽音により構
成される楽曲を示す楽曲情報を再生する楽曲情報再生手
段と、前記楽曲情報に対応する歌詞を示す歌詞映像およ
びその歌詞映像の背景に表示する背景映像を表示する映
像表示手段と、前記背景映像を示す背景映像情報が読出
可能に記憶された背景映像情報記憶手段とが設けられた
楽音再生装置が通信手段を介して相互に複数接続された
楽音再生システムにおいて、前記楽音再生装置には、そ
の楽音再生装置に設けられた背景映像情報記憶手段に記
憶されている背景映像情報を読出すとともに、その読出
された背景映像情報を前記通信手段を介して他の楽音再
生装置へ送信する背景映像情報送信手段と、他の楽音再
生装置から前記通信手段を介して送信された背景映像情
報を受信する背景映像情報受信手段とが備えられたとい
う技術的手段を採用する。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の楽音再生システムにおいて、前記複数の楽音再生装
置に設けられた各背景映像情報記憶手段は、それぞれ異
なる背景映像情報を記憶しているという技術的手段を採
用する。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は請求項2に記載の楽音再生システムにおいて、前記背
景映像情報送信手段は、前記映像表示手段により既に表
示されたことがある背景映像を示す背景映像情報を前記
背景映像情報記憶手段から検索する背景映像情報検索手
段を備え、この背景映像情報検索手段により検索された
背景映像情報を前記背景映像情報記憶手段から読出すと
ともに、その読出された背景映像情報を前記通信手段を
介して他の楽音再生装置へ送信するものであるという技
術的手段を採用する。
【0008】請求項4に記載の発明では、請求項1ない
し請求項3のいずれか1つに記載の楽音再生システムに
おいて、前記背景映像情報送信手段は、前記背景映像情
報受信手段により前記通信手段を介して前記他の楽音再
生装置から背景映像情報が受信されることを条件に、前
記背景映像情報を前記通信手段を介して前記他の楽音再
生装置へ送信するものであり、前記背景映像情報記憶手
段は、前記背景映像情報受信手段により前記通信手段を
介して受信された背景映像情報を記憶するものであると
いう技術的手段を採用する。
【0009】請求項5に記載の発明では、請求項1ない
し請求項4のいずれか1つに記載の楽音再生システムに
おいて、前記背景映像情報送信手段には、背景映像情報
の送信要求を示す送信要求信号を前記通信手段を介して
他の楽音再生装置へ送信する送信要求信号送信手段が備
えられており、前記他の楽音再生装置に備えられた背景
映像情報送信手段は、前記送信要求信号送信手段により
送信された前記送信要求信号を受信した場合に、前記背
景映像情報記憶手段に記憶されている背景映像情報を読
出すとともに、その読出された背景映像情報を前記通信
手段を介して前記楽音再生装置へ送信するという技術的
手段を採用する。
【0010】請求項6に記載の発明では、請求項5に記
載の楽音再生システムにおいて、前記背景映像情報送信
手段には、前記背景映像情報記憶手段に記憶されている
背景映像情報のうち、既に前記映像表示手段により表示
された背景映像を示す背景映像情報の数を演算する演算
手段が備えられており、前記送信要求信号送信手段は、
前記演算手段の演算結果が所定数である場合に前記送信
要求信号を前記通信手段を介して前記他の楽音再生装置
へ送信するという技術的手段を採用する。
【0011】請求項7に記載の発明では、請求項5また
は請求項6に記載の楽音再生システムにおいて、前記背
景映像情報送信手段には、前記送信要求信号を前記通信
手段を介して前記他の楽音再生装置へ送信した際に、そ
の楽音再生装置が背景映像情報を送信可能ではない場合
に、前記他の楽音再生装置以外の楽音再生装置へ前記送
信要求信号を前記通信手段を介して送信する送信要求信
号再送信手段が備えられたという技術的手段を採用す
る。
【0012】
【作用】請求項1ないし請求項7に記載の発明では、上
記楽音再生装置に備えられた背景映像情報送信手段は、
その楽音再生装置に設けられた背景映像情報記憶手段に
記憶されている背景映像情報を読出すとともに、その読
出された背景映像情報を前記通信手段を介して他の楽音
再生装置へ送信する。そして、上記楽音再生装置に備え
られた背景映像情報受信手段は、他の楽音再生装置から
上記通信手段を介して送信された背景映像情報を受信す
る。つまり、上記楽音再生装置間で背景映像情報の送受
信を行うことができる。したがって、背景映像の送受信
を行うことができない楽音再生装置よりも多くの背景映
像情報を上記映像表示手段により表示することができ
る。これにより、同じ背景映像が表示される確率を低く
することができるため、同じ背景映像が表示されること
により飽きが来る時間を遅らせることができる。
【0013】特に、請求項2に記載の発明のように、上
記複数の楽音再生装置に設けられた各背景映像情報記憶
手段が、それぞれ異なる背景映像情報を記憶しているこ
とにより、同じ背景映像情報を重複して記憶している場
合よりも多くの背景映像を表示することができる。たと
えば、楽音再生システムに10台の楽音再生装置が備え
られており、各楽音再生装置は、それぞれ8個の背景映
像情報を背景映像情報記憶手段に記憶しており、そのう
ちの4個が各楽音再生装置に共通の同じ背景映像である
とすると、表示できる背景映像は、8+4×9=44種
類であるが、上記8個の背景映像の総てが各楽音再生装
置間で異なるとすると、8+8×9=80種類となり、
共通の同じ背景映像が記憶されている場合よりも多くの
背景映像を表示することができる。したがって、より一
層、同じ背景映像が表示される確率を低くすることがで
きるため、同じ背景映像が表示されることにより飽きが
来る時間をより一層、遅らせることができる。
【0014】また、請求項3に記載の発明では、上記背
景映像情報送信手段に備えられた背景映像情報検索手段
は、上記映像表示手段により既に表示されたことがある
背景映像を示す背景映像情報を上記背景映像情報記憶手
段から検索する。そして、背景映像情報送信手段は、上
記背景映像情報検索手段により検索された背景映像情報
を背景映像情報記憶手段から読出すとともに、その読出
された背景映像情報を上記通信手段を介して他の楽音再
生装置へ送信する。つまり、上記映像表示手段により既
に表示されたことがある背景映像を示す背景映像情報を
他の楽音再生装置へ送信することができるため、未表示
の背景映像情報の送信を防止することができる。したが
って、見たいと思っていた背景映像が、一度も見ないう
ちに他の楽音再生装置へ送信されてしまうのを防止する
ことができる。
【0015】さらに、請求項4に記載の発明では、上記
背景映像情報送信手段は、上記背景映像情報受信手段に
より上記通信手段を介して上記他の楽音再生装置から背
景映像情報が受信されることを条件に、背景映像情報を
通信手段を介して他の楽音再生装置へ送信する。そし
て、その送信された背景映像情報は、背景映像情報記憶
手段により記憶される。つまり、楽音再生装置から他方
の楽音再生装置へ背景映像情報を送信する場合には、必
ず上記他の楽音再生装置から背景映像情報を受信するこ
とにより、各楽音再生装置に備えられた背景映像情報記
憶手段に記憶された背景映像情報の数を均一に保つこと
ができる。したがって、ある特定の楽音再生装置に備え
られた背景映像情報記憶手段の記憶容量が減少してしま
い、受信した背景映像情報を記憶できなくなるという事
態を回避することができる。
【0016】また、請求項5に記載の発明では、上記背
景映像情報送信手段に備えられた送信要求信号送信手段
は、背景映像情報の送信要求を示す送信要求信号を上記
通信手段を介して他の楽音再生装置へ送信する。そし
て、上記他の楽音再生装置に備えられた背景映像情報送
信手段は、上記送信された送信要求信号を受信した場合
に、上記背景映像情報記憶手段に記憶されている背景映
像情報を読出すとともに、その読出された背景映像情報
を通信手段を介して上記楽音再生装置へ送信する。つま
り、背景映像情報の送信要求があった場合に、その送信
要求を行っている楽音再生装置へ背景映像情報を送信す
ることができる。したがって、背景映像情報の送信を要
求している楽音再生装置を特定して背景映像情報を確実
に送信することができる。
【0017】特に、請求項6に記載の発明では、上記背
景映像情報送信手段に備えられた演算手段は、上記背景
映像情報記憶手段に記憶されている背景映像情報のう
ち、既に上記映像表示手段により表示された背景映像を
示す背景映像情報の数を演算する。そして、上記送信要
求信号送信手段は、上記演算手段の演算結果が所定数で
ある場合に上記送信要求信号を上記通信手段を介して上
記他の楽音再生装置へ送信する。つまり、たとえば、映
像表示手段により表示された背景映像を示す背景映像情
報の数が、背景映像情報記憶手段に記憶されている背景
映像情報の総数の1/2になった場合に、送信要求信号
を上記通信手段を介して上記他の楽音再生装置へ送信
し、他の楽音再生装置から背景映像情報を受信すること
ができる。したがって、背景映像情報記憶手段に記憶さ
れている背景映像情報の総てが表示される前に予め他の
楽音再生装置から背景映像情報を受信しておくことがで
きるため、同じ背景映像が表示される事態を余裕を持っ
て事前に回避できる。
【0018】また、請求項7に記載の発明では、上記背
景映像情報送信手段に備えられた送信要求信号再送信手
段は、上記送信要求信号を上記通信手段を介して上記他
の楽音再生装置へ送信した際に、その楽音再生装置が背
景映像情報を送信可能ではない場合に、上記他の楽音再
生装置以外の楽音再生装置へ送信要求信号を通信手段を
介して送信する。つまり、背景映像情報の送信要求を行
う対象とする他の楽音再生装置を1つに固定しておく
と、その楽音再生装置が起動していない場合には、背景
映像情報を受信できないが、そのような場合に、上記他
の楽音再生装置以外の楽音再生装置へ送信要求を行うこ
とにより、背景映像情報を受信できる。したがって、他
の楽音再生装置から背景映像情報を受信できる確率を高
めることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の楽音再生システム
の一実施形態について図を参照して説明する。なお、以
下の実施形態では、楽音再生システムの一例として、カ
ラオケ装置と、曲データを保有するサーバーとが通信回
線により接続されており、サーバーから曲データをカラ
オケ装置へ送信する、いわゆる通信カラオケシステムを
代表に説明する。また、通信カラオケシステムとして、
カラオケ装置が設置された部屋を複数有する、いわゆる
カラオケボックスを代表に説明する。
【0020】まず、本発明第1実施形態のカラオケボッ
クスの主要構成について、それをブロック図で示す図1
を参照して説明する。図1に示すように、本カラオケボ
ックス1は、曲データを受信して再生するカラオケ装置
10が設置されたAないしJまでの10室の部屋2,2
・・と、各カラオケ装置10へ曲データを送信するサー
バー8が設置された管理室4とを有する。各部屋のカラ
オケ装置10には、LANボード50が備えられてお
り、これらLANボード50は、LAN回線7によりH
UB3を介してサーバー8に備えられたLANボード8
bと接続されている。つまり、サーバー8は、各カラオ
ケ装置10からLAN回線7を介して送信されるリクエ
スト信号を受信し、そのリクエスト信号により示される
選曲番号の曲データをLAN回線7を介してカラオケ装
置10へ送信する。
【0021】また、サーバー8は、通信用モデム8cを
介して電話回線5cにより、各カラオケボックス1のサ
ーバー8へ曲データを送信する、各地域に設置されたサ
ブホストコンピュータ5aと接続されており、このサブ
ホストコンピュータ5aは、ISDN(国際標準の通信
規格を持った総合デジタル通信網を意味するIntegrated
Services Digital Network の略)回線5bにより、各
地域のサブホストコンピュータ5aへ曲データを送信す
るホストコンピュータ5と接続されている。つまり、曲
データは、ホストコンピュータ5から各地域のサブホス
トコンピュータ5aへ送信され、サブホストコンピュー
タ5aから、そのサブホストコンピュータ5aが設置さ
れている地域の各サーバー8へ送信される。
【0022】次に、カラオケ装置10の主要構成につい
て、その外観を示す図2を参照して説明する。図2に示
すように、カラオケ装置10には、歌詞を示す歌詞テロ
ップ、歌詞テロップの背景に表示する背景映像、選曲番
号を示す映像などをCRTに表示するモニタテレビ(以
下、モニタと略称する)13と、歌い手用のモニタ14
と、背景映像を示す背景映像情報たる背景映像データが
書換可能に記録されたDVD(Digital Video Disc)−R
AMを再生するとともに、背景映像データをDVDに記
録するDVDプレーヤ6とが備えられている。なお、D
VD−RAMとは、MPEG(Moving Picture Experts
Group)ビデオ圧縮方式およびMPEGオーディオ圧縮方
式により、データ化された映像データおよび音声データ
を書換可能に記録するディスクを意味する。
【0023】また、カラオケ装置10には、楽音により
構成される楽曲たるカラオケ用の曲(以下、曲と略称す
る)の選曲および曲の再生の予約を行う選曲制御、選曲
された曲の送信要求を示すリクエスト信号のサーバー8
への送信、およびリクエスト信号により示される曲に対
応する曲データの受信などの通信制御、自己のDVDプ
レーヤ6に装填されたDVD−RAMに記録された背景
映像データと他のカラオケ装置10の背景映像データと
をLAN回線7を介して交換するための制御(背景映像
データ交換制御)、モニタ13,14に表示される映像
の切替え、合成などの映像制御などを行う制御装置(コ
マンダ)20が備えられている。
【0024】さらに、マイクロフォン17,18から入
力される音声と曲とのミキシング、音声と曲との音量バ
ランス、エコー調整、ディレイ調整、ミキシング信号の
増幅、演奏される曲の音程制御(キーコントロール)、
高音、低音の制御(トーンコントロール)などを行うア
ンプ16と、このアンプ16から出力される増幅信号を
音として再生するフロアータイプの1組のスピーカ1
1,11と、天井吊下げ用の1組のスピーカ12,12
と、制御装置20を遠隔操作する送信器60とが備えら
れている。
【0025】次に、制御装置20の装備について図3を
参照して説明する。図3(A)は、制御装置20の前面
パネルの説明図、同図(B)は、制御装置20の背面パ
ネルの説明図である。図3(A)に示すように、制御装
置20の前面パネルには、選曲する曲の選曲番号の入力
などを行うための0〜9のボタンからなるテンキー21
と、選曲を確定するための選曲ボタン22とが設けられ
ており、テンキー21の上には、選曲された曲の選曲番
号を6桁の数字でLED表示する選曲番号表示体23が
設けられている。
【0026】また、選曲番号表示体23の左には、演奏
が予約されている曲の数をLED表示する予約曲数表示
体24が設けられており、その下には、予約の取消を行
うための取消しボタン25と、演奏を停止させる演奏停
止ボタン26と、歌っている途中で最初から歌い直すた
めの歌い直しボタン27と、予約曲の間に割り込んで予
約するための割り込みボタン28とが設けられている。
さらに、前面パネルの左上には、送信器60から送信さ
れる光信号を受光する受光部38が設けられており、左
下には、制御装置20の電源を立ち上げる電源ボタン3
9が設けられている。
【0027】また、テンキー21の右には、キーを低く
するフラットキー29と、キーを標準にする標準キー3
0と、キーを高くするシャープキー31とが設けられて
おり、それらキーの下には、ボーカルのメロディーライ
ンの音量を設定するボーカルボタン32と、2コーラス
目までを再生する2コーラスカットボタン33と、曲の
後奏部分をカットする後奏カットボタン34とが設けら
れている。さらに、それらボタンの下には、カラオケと
BGM用とを切り替えるカラオケ切替ボタン35と、L
AN回線7を介して入力されるデータを曲データから有
線放送、テレビ放送などに切り替える入力切替ボタン3
6と、モニタ13,14の表示をカラオケボックスなど
が提供しているサービス情報の表示に切り替えるサービ
スボタン37とが設けられている。
【0028】また、図3(B)に示すように、制御装置
20の背面パネルには、LAN回線7を接続する通信端
子40が設けられており、この通信端子40の右方に
は、アンプ16の音声入力端子(図示省略)と接続され
る音声出力端子41と、モニタ13の映像入力端子(図
示省略)と接続される映像出力端子42と、モニタ14
の映像入力端子(図示省略)と接続される映像出力端子
43とが設けられている。
【0029】次に、上記制御装置20の制御系の構成に
ついて、それをブロック図で示す図4を参照して説明す
る。制御装置20には、上記各種制御をプログラムにし
たがって実行するCPU44が備えられている。CPU
44には、送信器60から送信されるデータ、選曲され
た曲の選曲番号を示す選曲番号データ、予約された曲の
選曲番号データなどを一時保存するためのRAM45
と、CPU44により実行されるプログラムなどが記憶
されたROM46とが接続されている。
【0030】また、CPU44には、DVDプレーヤ6
により読出された背景映像データを一時保存するととも
に、他のカラオケ装置10から送信された背景映像デー
タを一時保存するRAM47と、サーバー8から送信さ
れる曲データを受信するためのLANボード50と、こ
のLANボード50により受信された曲データを一時保
存するためのRAM49と、他のカラオケ装置10の制
御装置20に設けられたLANボード50の通信制御用
ICに記憶されたイーサネットアドレスが記憶されたE
EPROM48とが接続されている。
【0031】さらに、CPU44には、タイマ53のカ
ウントにしたがって曲データに含まれるMIDIデータ
をMIDI音源54へ書き込む制御を行うシーケンサ5
2と、MIDI音源54から出力される音源信号を入力
してアンプ16により増幅可能な信号に変換する音声制
御回路51が接続されている。また、CPU44には、
DVDプレーヤ6から読出された背景映像データおよび
RAM49から読出された曲データに含まれる歌詞テロ
ップデータを入力し、モニタ14の表示画面を説明する
図12に示すように、背景映像200中に歌詞テロップ
202がスーパーインポーズされた映像を作成したり、
曲の進行にしたがって歌詞テロップ202の色を変えた
りする映像制御を行う映像制御回路54が接続されてい
る。
【0032】また、CPU44には、受光部38により
受光された光信号をデジタル信号に変換する変換回路5
5と、制御装置20の前面パネルに設けられた各種ボタ
ンを押したときに点灯するLED、選曲番号表示体23
および予約曲数表示体24へ表示信号を出力する表示回
路56と、上記各種ボタンを押したときに発生するスイ
ッチング信号を入力する入力回路57とが接続されてい
る。ところで、音声制御回路51、シーケンサ52、タ
イマ53、音声出力端子41、アンプ16、スピーカ1
1,11およびスピーカ12,12が、本発明の楽曲情
報再生手段に相当し、映像制御回路54、映像出力端子
42,43およびモニタ13,14が、映像表示手段に
相当する。また、DVDプレーヤ6が、本発明の背景映
像情報記憶手段に相当し、HUB3、LAN回線7およ
びLANボード50が、通信手段に相当する。
【0033】次に、送信器60の構成についてその外観
を示す図5を参照して説明する。送信器60の上方に
は、選曲番号をバックライト付きの液晶で表示する選曲
番号表示部61が設けられており、その下には、制御装
置20のカラオケ切替ボタン35と同じ作用をするカラ
オケ切替ボタン62と、制御装置20の入力切替ボタン
36と同じ作用をする外部映像ボタン63と、サーバー
8が用意しているテレビゲームを行う状態に切替えるゲ
ームボタン64とが設けられている。
【0034】また、それらボタンの下には、曲間や曲の
演奏終了後に拍手や歓声の音を再生するように設定する
ための拍手ボタン65と、制御装置20と同じフラット
キー66と、シャープキー66とが設けられており、そ
れらの下には、制御装置20と同じテンキー68と、選
曲ボタン69と、演奏停止ボタン70と、歌い直しボタ
ン71と、取り消しボタン72と、割り込みボタン73
とが設けられている。さらに、割り込みボタン73の右
には、ボーカルメロディーの音量を小さくするマイナス
ボタン74と、音量を大きくするプラスボタン75とが
設けられている。
【0035】次に、曲データの構成、他のカラオケ装置
10との間で背景映像データを送受信する際に用いられ
る各種信号の構成について、図6を参照して説明する。
なお、以下の記述では、説明の都合上、A室のカラオケ
装置10をカラオケ装置A、B室のカラオケ装置10を
カラオケ装置Bと称する。図6(A)は、曲データの構
成を示す説明図であり、曲データ80は、曲の演奏部分
を示すMIDIデータ82、歌詞テロップデータ84、
曲ジャンルを特定するジャンルデータ86などから構成
される。
【0036】図6(B)は、カラオケ装置Aからカラオ
ケ装置Bに対して背景映像データの送信要求を行う際
に、カラオケ装置Aからカラオケ装置Bへ送信される送
信要求信号たる交換信号の構成を示す説明図であり、交
換信号90は、送信先であるカラオケ装置Bのイーサネ
ットアドレスを示す送信先イーサネットアドレスデータ
92、交換信号であることを示す交換信号データ94、
送信元であるカラオケ装置Aのイーサネットアドレスを
示す送信元イーサネットアドレスデータ96などから構
成される。
【0037】図6(C)は、カラオケ装置Bがカラオケ
装置Aから送信された交換信号を受信し、自己のDVD
プレーヤ6に送信可能な背景映像データが記憶されてい
るかを検索した際に、カラオケ装置Aへ送信される検索
結果信号の構成を示す説明図であり、検索結果信号10
0は、送信先であるカラオケ装置Aの送信先イーサネッ
トアドレスデータ102、検索結果を示す検索結果デー
タ104、送信元でるカラオケ装置Bの送信元イーサネ
ットアドレスデータ106などから構成される。
【0038】図6(D)は、カラオケ装置Aからカラオ
ケ装置Bへ送信される送信データの構成を示す説明図で
あり、送信データ110は、送信先であるカラオケ装置
Bの送信先イーサネットアドレスデータ112、カラオ
ケ装置Aに備えられたDVDプレーヤ6により既に再生
された背景映像データを示す再生済背景映像データ11
4、送信元であるカラオケ装置Aの送信元イーサネット
アドレスデータ116などから構成される。
【0039】図6(E)は、カラオケ装置Bからカラオ
ケ装置Aへ送信される送信データの構成を示す説明図で
あり、送信データ120は、送信先であるカラオケ装置
Aの送信先イーサネットアドレスデータ122、カラオ
ケ装置Bに備えられたDVDプレーヤ6により既に再生
された背景映像データを示す再生済背景映像データ12
4、送信元であるカラオケ装置Bの送信元イーサネット
アドレスデータ126などから構成される。
【0040】次に、カラオケ装置Aおよびカラオケ装置
Bに備えられたDVDプレーヤ6に装填されたDVD−
RAMディスクの記憶内容について、それを模式的に示
す図7を参照して説明する。図7(A)に示すように、
カラオケ装置AのDVDプレーヤ6に装填されたDVD
−RAM130には、A1ないしA8の計8個の背景映
像データが記憶されており、カラオケ装置BのDVDプ
レーヤ6に装填されたDVD−RAM140には、B1
ないしB8の計8個の背景映像データが記憶されてい
る。また、各背景映像データのうち、DVDプレーヤ6
により既に再生された再生済みの背景映像データには、
フラグ「1」が立てられており、そのフラグの総数Nが
記憶されている。図7(B)は、背景映像データの交換
後の記憶内容を示す。
【0041】次に、カラオケ装置10の一連の動作につ
いて、CPU44により実行される処理内容を示す図8
のフローチャートを参照して説明する。まず、カラオケ
装置10の利用者が、制御装置20の電源ボタン39を
押して制御装置20の電源を立ち上げると、それに連動
して、DVDプレーヤ6、アンプ16およびモニタ1
3,14の電源が立ち上がる。そして、送信器60の選
曲番号に対応するテンキー68を押すと、その押す毎に
テンキー68に対応する数字が選曲番号表示部61,2
3に順次表示される。続いて、最後の数字のテンキー6
8を押してから選曲ボタン69を押すと、選曲が終了し
たと判定され(ステップ10)、その選曲された曲の曲
データ80の送信を要求するリクエスト信号がLAN回
線7を介してサーバー8へ送信される(ステップ2
0)。
【0042】そして、サーバー8は、自己の図示しない
ハードディスクドライブユニットから上記リクエスト信
号に示される選曲番号に対応する曲データ80を検索し
て読出し、その読出された曲データ80は、LAN回線
7を介して制御装置20により受信され、RAM49に
一時格納される(ステップ30)。続いて、RAM49
から曲データ80が読出され、DVDプレーヤ6によ
り、曲データ80に含まれるジャンルデータ86に対応
するジャンルの背景映像データの中から、1つの背景映
像データが選択され、後述する背景映像交換処理が実行
される(ステップ40)。ここでは、図7に示すよう
に、カラオケ装置Aは、背景映像データA2を選択し、
カラオケ装置Bは、背景映像データB5を選択したもの
とする。
【0043】上記選択された背景映像データは、DVD
プレーヤ6により再生され、この再生された背景映像デ
ータを示す背景映像信号は、映像制御回路54によりモ
ニタ13,14に表示可能な背景映像信号に変換され、
図12に示すように、モニタ13,14に背景映像20
0として表示される(ステップ300)。また、曲デー
タ80に含まれる歌詞テロップデータ84は、映像制御
回路54に入力され、モニタ13,14に表示可能な歌
詞テロップ信号に変換され、図12に示すように、モニ
タ13,14に歌詞テロップ202として表示される
(ステップ310)。つまり、図12に示すように、モ
ニタ13,14には、背景映像200の中に歌詞テロッ
プ202がスーパーインポーズされる形で表示される。
【0044】一方、曲データ80に含まれるMIDIデ
ータ820は、シーケンサ52に取り込まれ、タイマ5
3のカウントにしたがってMIDI音源54に書き込ま
れる。そして、MIDI音源54から出力される音源信
号は、音声制御回路51へ出力され、アンプ16により
増幅可能な音楽信号に変換される。この変換された音楽
信号は、音声出力端子41からアンプ16の音声入力端
子へ出力されるとともに、増幅された後にスピーカ1
1,11およびスピーカ12,12へ出力され、両スピ
ーカによって再生される(ステップ310)。
【0045】つまり、利用者は、自分の選んだ曲をモニ
タ13,14の画面に映し出された背景映像200およ
び歌詞テロップ202を見ながらマイクロフォン17,
18を通して歌う(カラオケする)ことができる。そし
て、曲の再生が終了し(ステップ320)、予約された
選曲番号データがRAM45に記憶されている場合には
(ステップ330)、その選曲番号データが読出され
(ステップ340)、上記ステップ10ないしステップ
340が実行される。
【0046】次に、本カラオケボックス1の特徴である
背景映像交換処理(ステップ40)について、その処理
内容を示す図9のフローチャートを参照して説明する。
図9において、左側のフローチャートは、カラオケ装置
AのCPU44により実行される背景映像交換処理の内
容を示し、右側のフローチャートは、カラオケ装置Bの
CPU44により実行される背景映像交換処理の内容を
示す。なお、ここでは、カラオケ装置Aとカラオケ装置
Bとの間で背景映像データを交換するものとする。ま
た、その交換は、カラオケ装置Aおよびカラオケ装置B
が、LAN回線7を介して通信を行っていない間に実行
される。
【0047】まず、背景映像データが選択されると(ス
テップ50)、自己のDVDプレーヤ6に再生済背景映
像データが存在するかを検索する(ステップ60)。こ
こでは、図7に示すように、背景映像データA2が再生
済であるため、ステップ70では肯定判定され、交換信
号90をカラオケ装置Bへ送信する(ステップ80)。
すると、カラオケ装置BのCPU44は、交換信号90
の受信を検出し(ステップ200)、自己のDVDプレ
ーヤ6に再生済背景映像データが存在するかを検索する
(ステップ210)。ここでは、図7に示すように、背
景映像データB5が再生済であるため、ステップ220
では肯定判定され、DVDプレーヤ6により背景映像デ
ータB5を読出し、RAM47に一時格納する(ステッ
プ230)。
【0048】そして、再生済背景映像データが存在する
ことを示す検索結果信号100をカラオケ装置Aへ送信
し(ステップ240)、カラオケ装置Aは、検索結果信
号100を受信する(ステップ90)。続いて、その受
信した検索結果信号100が、再生済背景映像データが
存在することを示すものであるため、ステップ100で
は肯定判定され、自己のDVDプレーヤ6により再生済
背景映像データA2を読出し(ステップ110)、その
読出した再生済背景映像データA2を送信信号110に
含めてカラオケ装置Bへ送信する(ステップ120)。
【0049】続いて、カラオケ装置Bは、送信信号11
0を受信し(ステップ250)、自己のDVD−RAM
140に保存する(ステップ260)。続いて、RAM
47に一時保存されている再生済背景映像データB5を
送信信号120に含めてカラオケ装置Aへ送信し(ステ
ップ270)、カラオケ装置Aは、送信信号120を受
信し(ステップ130)、自己のDVD−RAM130
に保存する(ステップ140)。これにより、図7
(B)に示すように、カラオケ装置AのDVD−RAM
130には、再生済背景映像データB5が記憶され、カ
ラオケ装置BのDVD−RAM140には、再生済背景
映像データA2が記憶される。つまり、カラオケ装置A
とカラオケ装置Bとの間で、再生済背景映像データの交
換を行うことができる。たとえば、両カラオケ装置間で
総ての再生済背景映像データを交換した場合には、8種
類×2=16種類の背景映像をモニタ13,14に表示
できる。
【0050】以上のように、本第1実施形態のカラオケ
ボックスによれば、カラオケ装置Aとカラオケ装置Bと
の間で再生済の背景映像データを交換することができ
る。したがって、モニタ13,14に表示できる背景映
像の種類を増加することができるため、背景映像データ
の交換を行わないものよりも、同じ背景映像が表示され
る確率を低くすることができる。これにより、歌う曲数
が多くなるにつれて同じ背景映像が表示される頻度が低
くなるため、飽きが来て、場の盛り上がりが低下すると
いう事態を回避できる。
【0051】次に、本発明第2実施形態のカラオケボッ
クスについて、CPU44の処理内容を示す図10を参
照して説明する。本第2実施形態のカラオケボックス
は、再生済の背景映像の数が所定数に達した際に、他の
カラオケ装置との間で再生済背景映像データを交換でき
ることを特徴とする。なお、カラオケ装置10の主要構
成は、第1実施形態のものと同じであるため説明を省略
する。また、図9に示した、カラオケ装置AのCPU4
4により実行されるステップ70ないしステップ14
0、およびカラオケ装置BのCPU44により実行され
るステップ200ないしステップ270は、本第2実施
形態において同じであるため、図10への図示および説
明を省略する。
【0052】まず、背景映像データが選択されると(ス
テップ50)、再生済背景映像データのフラグの総数を
示すNに「1」が加算され(ステップ52)、その加算
値Nが「6」以上になったかが判定される(ステップ5
4)。ここで、加算値Nが「6」以上にならなかった場
合には、ステップ50へ戻り、次の背景映像データが選
択されるのを待機する。また、加算値Nが「6」以上に
なった場合には、再生済背景映像データを検索し(ステ
ップ60)、ステップ70以降の再生済背景映像データ
交換のための処理を実行する。つまり、加算値Nが
「6」以上になるまでは、カラオケ装置Bとの間で背景
映像データの交換を行わない。
【0053】以上のように、本第2実施形態のカラオケ
ボックス1によれば、DVD−RAMに記憶されている
背景映像データの総てが再生される前に、予めカラオケ
装置Bから再生済背景映像データを受信しておくことが
できるため、同じ背景映像が表示される事態を余裕を持
って事前に回避できる。
【0054】次に、本発明第3実施形態のカラオケボッ
クスについて、CPU44の処理内容を示す図11を参
照して説明する。本第3実施形態のカラオケボックス
は、交換信号を送信したカラオケ装置が、再生済背景映
像データを送信できない状態にある場合に、再生済背景
映像データを送信可能なカラオケ装置を検索し、そのカ
ラオケ装置との間で再生済背景映像データを交換できる
ことを特徴とする。なお、カラオケ装置10の主要構成
は、第1実施形態のものと同じであるため説明を省略す
る。また、図9に示した、カラオケ装置AのCPU44
により実行されるステップ50ないしステップ80、お
よびカラオケ装置BのCPU44により実行されるステ
ップ200ないしステップ270は、本第3実施形態に
おいて同じであるため説明を省略し、ステップ120な
いしステップ140、およびステップ200ないしステ
ップ270の図10への図示を省略する。
【0055】まず、ステップ90において受信された検
索結果信号100が、カラオケ装置Bに再生済背景映像
データが存在することを示すものでない場合には(ステ
ップ100)、交換信号90を送信するカラオケ装置を
変更する(ステップ102)。つまり、カラオケ装置B
には、再生済背景映像データが存在しない場合や、カラ
オケ装置Bが起動していない場合などの状況にあって
は、カラオケ装置Bとの間で再生済背景映像データを交
換できないため、カラオケ装置B以外のカラオケ装置と
の間で再生済背景映像データを交換する。
【0056】交換信号の送信先の変更は、交換信号90
を構成する送信先イーサネットアドレスデータ92をカ
ラオケ装置Bのイーサネットアドレスを示すイーサネッ
トアドレスデータから、C室ないしJ室の中のいずれか
の部屋のカラオケ装置のイーサネットアドレスを示すイ
ーサネットアドレスデータに書換えることにより行う。
各部屋のカラオケ装置のイーサネットアドレスデータ
は、前述のように、RAM45に記憶されているため、
RAM45からカラオケ装置Bのイーサネットアドレス
データ以外の1つのイーサネットアドレスデータを読出
して書換える。
【0057】そして、上記変更は、ステップ100にお
いて、肯定判定されるまで繰り返し行われ、ステップ1
00において、肯定判定された場合に、上記変更後のカ
ラオケ装置との間で再生済背景映像データの交換を行
う。カラオケ装置A自体に再生済背景映像データが存在
しない場合には、ステップ70で否定判定されるため、
他のカラオケ装置との間で再生済背景映像データの交換
は、行うことができない。
【0058】以上のように、本第3実施形態のカラオケ
ボックスによれば、交換信号を送信したカラオケ装置
が、再生済背景映像データを送信できない状態であって
も、再生済背景映像データを送信可能なカラオケ装置を
検索し、そのカラオケ装置との間で再生済背景映像デー
タを交換できる。したがって、他の楽音再生装置から背
景映像情報を受信できる確率を高めることができるた
め、モニタ13,14に表示できる背景映像の種類を可
能な限り増加することができる。
【0059】たとえば、B室ないしJ室の総てのカラオ
ケ装置との間で再生済背景映像データの交換を実行する
ことにより、8種類×9=72種類の背景映像をカラオ
ケ装置Aのモニタ13,14に表示できる。これによ
り、同じ背景映像が表示される確率をより一層低くする
ことができるため、同じ背景映像が表示されることによ
り、利用者に飽きが来る時期をより一層遅らせることが
できる。
【0060】なお、上記各実施形態では、各カラオケ装
置が、それぞれ総て異なる背景映像データを有する場合
を説明したが、一部に共通する同じ背景映像データを有
する場合であっても、それら共通の背景映像データに
は、再生された場合でもフラグを立てないようにしてお
くことにより、同じ背景映像データを交換されてしまう
のを防止できる。
【0061】また、上記背景映像データの交換を行うた
めの制御は、サーバー8に備えられたCPU8aに実行
させることもできる。この場合、CPU8aは、各カラ
オケ装置により再生された背景映像の種類を図示しない
記憶装置に記憶し、その記憶されたデータに基づいて、
交換信号を送信するカラオケ装置および交換信号を受信
するカラオケ装置を指定し、それらカラオケ装置間で背
景映像データの交換を実行させる。さらに、上記各実施
形態では、本発明の楽音再生システムとしてカラオケボ
ックスを代表に説明したが、レジャーホテルにおいて用
いられるカラオケシステムは勿論、カラオケボックス
間、カラオケ装置が設置されたスナック間などで通信回
線を介して適用することもできる。
【0062】ところで、CPU44により実行されるス
テップ100ないしステップ240が、本発明の背景映
像情報送信手段として機能し、ステップ260が、背景
映像情報受信手段として機能する。また、ステップ12
0が、本発明の背景映像情報検索手段として機能し、ス
テップ160が、送信要求信号送信手段として機能す
る。さらに、ステップ102が、本発明の演算手段とし
て機能し、ステップ202が、送信要求信号再送信手段
として機能する。
【0063】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、他の楽
音再生装置に備えられた背景映像情報記憶手段に記憶さ
れた背景映像情報を通信手段を介して受信し再生するこ
とにより、再生できる背景映像情報の数を増加させるこ
とができる楽音再生システムを実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態のカラオケボックスの主要構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明実施形態のカラオケ装置の外観説明図で
ある。
【図3】(A)は、カラオケ装置に備えられた制御装置
の前面パネルの説明図であり、(B)は、制御装置の背
面パネルの説明図である。
【図4】制御装置の制御系の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】カラオケ装置に備えられた送信器の説明図であ
る。
【図6】(A)は、曲データの構成を示す説明図であ
り、(B)は、カラオケ装置Aからカラオケ装置Bへ送
信される交換信号の構成を示す説明図であり、(C)
は、カラオケ装置Bからカラオケ装置Aへ送信される検
索結果信号の構成を示す説明図であり、(D)は、カラ
オケ装置Aからカラオケ装置Bへ送信される送信データ
の構成を示す説明図であり、(E)は、カラオケ装置B
からカラオケ装置Aへ送信される送信データの構成を示
す説明図である。
【図7】(A)は、カラオケ装置Aおよびカラオケ装置
BのDVDプレーヤ6に装填されたDVD−RAMの記
憶内容を模式的に示す説明図であり、(B)は、背景映
像データの交換後の記憶内容を示す説明図である。
【図8】選曲から曲データが再生されるまでのCPU4
4のメインルーチンを示すフローチャートである。
【図9】本発明第1実施形態のステップ40で実行され
る背景映像交換処理の内容を示すフローチャートであ
る。
【図10】本発明第2実施形態の背景映像交換処理の内
容を示すフローチャートである。
【図11】本発明第3実施形態の背景映像交換処理の内
容を示すフローチャートである。
【図12】モニタ14に表示される背景映像および歌詞
テロップ映像の説明図である。
【符号の説明】
1 カラオケボックス 6 DVDプレーヤ 7 LAN回線 8 サーバー 10 カラオケ装置 11,12 スピーカ 13,14 モニタ 16 アンプ 17,18 マイク 20 制御装置 44 CPU

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 楽音により構成される楽曲を示す楽曲情
    報を再生する楽曲情報再生手段と、前記楽曲情報に対応
    する歌詞を示す歌詞映像およびその歌詞映像の背景に表
    示する背景映像を表示する映像表示手段と、前記背景映
    像を示す背景映像情報が読出可能に記憶された背景映像
    情報記憶手段とが設けられた楽音再生装置が通信手段を
    介して相互に複数接続された楽音再生システムにおい
    て、 前記楽音再生装置には、 その楽音再生装置に設けられた背景映像情報記憶手段に
    記憶されている背景映像情報を読出すとともに、その読
    出された背景映像情報を前記通信手段を介して他の楽音
    再生装置へ送信する背景映像情報送信手段と、 他の楽音再生装置から前記通信手段を介して送信された
    背景映像情報を受信する背景映像情報受信手段とが備え
    られたことを特徴とする楽音再生システム。
  2. 【請求項2】 前記複数の楽音再生装置に設けられた各
    背景映像情報記憶手段は、それぞれ異なる背景映像情報
    を記憶していることを特徴とする請求項1に記載の楽音
    再生システム。
  3. 【請求項3】 前記背景映像情報送信手段は、 前記映像表示手段により既に表示されたことがある背景
    映像を示す背景映像情報を前記背景映像情報記憶手段か
    ら検索する背景映像情報検索手段を備え、この背景映像
    情報検索手段により検索された背景映像情報を前記背景
    映像情報記憶手段から読出すとともに、その読出された
    背景映像情報を前記通信手段を介して他の楽音再生装置
    へ送信するものであることを特徴とする請求項1または
    請求項2に記載の楽音再生システム。
  4. 【請求項4】 前記背景映像情報送信手段は、 前記背景映像情報受信手段により前記通信手段を介して
    前記他の楽音再生装置から背景映像情報が受信されるこ
    とを条件に、前記背景映像情報を前記通信手段を介して
    前記他の楽音再生装置へ送信するものであり、 前記背景映像情報記憶手段は、 前記背景映像情報受信手段により前記通信手段を介して
    受信された背景映像情報を記憶するものであることを特
    徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載
    の楽音再生システム。
  5. 【請求項5】 前記背景映像情報送信手段には、 背景映像情報の送信要求を示す送信要求信号を前記通信
    手段を介して他の楽音再生装置へ送信する送信要求信号
    送信手段が備えられており、 前記他の楽音再生装置に備えられた背景映像情報送信手
    段は、 前記送信要求信号送信手段により送信された前記送信要
    求信号を受信した場合に、前記背景映像情報記憶手段に
    記憶されている背景映像情報を読出すとともに、その読
    出された背景映像情報を前記通信手段を介して前記楽音
    再生装置へ送信することを特徴とする請求項1ないし請
    求項4のいずれか1つに記載の楽音再生システム。
  6. 【請求項6】 前記背景映像情報送信手段には、 前記背景映像情報記憶手段に記憶されている背景映像情
    報のうち、既に前記映像表示手段により表示された背景
    映像を示す背景映像情報の数を演算する演算手段が備え
    られており、 前記送信要求信号送信手段は、 前記演算手段の演算結果が所定数である場合に前記送信
    要求信号を前記通信手段を介して前記他の楽音再生装置
    へ送信することを特徴とする請求項5に記載の楽音再生
    システム。
  7. 【請求項7】 前記背景映像情報送信手段には、 前記送信要求信号を前記通信手段を介して前記他の楽音
    再生装置へ送信した際に、その楽音再生装置が背景映像
    情報を送信可能ではない場合に、前記他の楽音再生装置
    以外の楽音再生装置へ前記送信要求信号を前記通信手段
    を介して送信する送信要求信号再送信手段が備えられた
    ことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の楽音
    再生システム。
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