JPH1017144A - 移動式サイロ及びプラントシステム - Google Patents
移動式サイロ及びプラントシステムInfo
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- JPH1017144A JPH1017144A JP8192926A JP19292696A JPH1017144A JP H1017144 A JPH1017144 A JP H1017144A JP 8192926 A JP8192926 A JP 8192926A JP 19292696 A JP19292696 A JP 19292696A JP H1017144 A JPH1017144 A JP H1017144A
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- plant
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- tank
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 多種に亘る生コンを製造する場合でも、粉体
の種類を変化させることに柔軟に対応できるうえに、比
較的簡易な構成で安価に実現できる移動式サイロ及びプ
ラントシステムを提供する。 【解決手段】 所定量の粉体を貯留できるタンク3と、
このタンク3の下側から流出する粉体を空気輸送するル
ーツブロア8及びロータリーフィーダ9とを有し、全体
が移動可能な移動式サイロ2が、粉体を受入れるホッパ
ー21と、粉体を計量できる計量器23と、粉体及び骨
材、水などを混合するミキサ25とを有するプラント2
0に輸送管11を介して連結され、ルーツブロア8及び
ロータリーフィーダ9によって空気輸送される粉体が輸
送管11を通じ、ホッパー21に入り、計量器23で計
量後、ミキサ25内に流入するものである。
の種類を変化させることに柔軟に対応できるうえに、比
較的簡易な構成で安価に実現できる移動式サイロ及びプ
ラントシステムを提供する。 【解決手段】 所定量の粉体を貯留できるタンク3と、
このタンク3の下側から流出する粉体を空気輸送するル
ーツブロア8及びロータリーフィーダ9とを有し、全体
が移動可能な移動式サイロ2が、粉体を受入れるホッパ
ー21と、粉体を計量できる計量器23と、粉体及び骨
材、水などを混合するミキサ25とを有するプラント2
0に輸送管11を介して連結され、ルーツブロア8及び
ロータリーフィーダ9によって空気輸送される粉体が輸
送管11を通じ、ホッパー21に入り、計量器23で計
量後、ミキサ25内に流入するものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動式サイロ及び
プラントシステムに関するものであり、特に、タンクか
ら流出する粉体をブロア及びロータリーフィーダによっ
て輸送することができるとともに任意に移動させること
ができる移動式サイロと、それを利用したプラントシス
テムに関するものである。
プラントシステムに関するものであり、特に、タンクか
ら流出する粉体をブロア及びロータリーフィーダによっ
て輸送することができるとともに任意に移動させること
ができる移動式サイロと、それを利用したプラントシス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、生コンを製造するための設備
としてプラントと呼ばれるものが存在する。プラント
は、地上から数メートルの位置に、数十乃至数百トンの
容量を持ったビンが複数個設置され、ビンの下には、そ
れらのビンから落下されるセメントや骨材、水などを計
量するための計量器が設けられ、計量器の下には計量さ
れたセメントなどを砂利や砂等の骨材と混ぜ合わせるた
めのミキサが設けられた構造となっている。ミキサによ
って混合された生コンは、ミキサ下部の流出口から生コ
ン車などに移し替えられ、輸送される。ビンの数、つま
り混ぜ合わせる材料の数は、結果として出来上がるセメ
ントの硬度、種類などによって適宜増減されるが、一般
的には2種類乃至5種類の粉体を取扱い、各々1ビンに
1種類または2種類ずつ貯蔵されている。
としてプラントと呼ばれるものが存在する。プラント
は、地上から数メートルの位置に、数十乃至数百トンの
容量を持ったビンが複数個設置され、ビンの下には、そ
れらのビンから落下されるセメントや骨材、水などを計
量するための計量器が設けられ、計量器の下には計量さ
れたセメントなどを砂利や砂等の骨材と混ぜ合わせるた
めのミキサが設けられた構造となっている。ミキサによ
って混合された生コンは、ミキサ下部の流出口から生コ
ン車などに移し替えられ、輸送される。ビンの数、つま
り混ぜ合わせる材料の数は、結果として出来上がるセメ
ントの硬度、種類などによって適宜増減されるが、一般
的には2種類乃至5種類の粉体を取扱い、各々1ビンに
1種類または2種類ずつ貯蔵されている。
【0003】各ビンの中に、粉体等を注入するには、古
くから、バケットコンベアを利用して、バケットコンベ
アのバケットに粉体等を入れてビンの上側まで運搬し、
落し込んで注入していたが、最近では、棒材に螺旋状の
板材が巻付けた構造のスクリューコンベアを回転させて
搬送したり、ブロア及びロータリーフィーダを利用して
粉体を空気の力で搬送してビンの中に注入したりしてい
る。
くから、バケットコンベアを利用して、バケットコンベ
アのバケットに粉体等を入れてビンの上側まで運搬し、
落し込んで注入していたが、最近では、棒材に螺旋状の
板材が巻付けた構造のスクリューコンベアを回転させて
搬送したり、ブロア及びロータリーフィーダを利用して
粉体を空気の力で搬送してビンの中に注入したりしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、最近では建築
物などに使用する生コンは、様々な種類のものを要求さ
れるようになっており、多種の生コンを製造するために
は、粉体の混合比率や粉体自体の種類を多種に亘って変
化させることが必要になってきた。
物などに使用する生コンは、様々な種類のものを要求さ
れるようになっており、多種の生コンを製造するために
は、粉体の混合比率や粉体自体の種類を多種に亘って変
化させることが必要になってきた。
【0005】多種に亘る生コンの製造をする場合、特
に、作業中に別の種類の粉体が必要となるような場合
は、必要とされる種類分のビンを準備するか、或いは不
要な粉体のビンが空になるように粉体を完全に排出させ
た後に、新たな粉体をそのビンに注入しなくてはならな
かった。
に、作業中に別の種類の粉体が必要となるような場合
は、必要とされる種類分のビンを準備するか、或いは不
要な粉体のビンが空になるように粉体を完全に排出させ
た後に、新たな粉体をそのビンに注入しなくてはならな
かった。
【0006】そのような作業においては、一般的に、プ
ラント設備が比較的大掛りであることから、予めビンを
多数準備しておくには、莫大な費用がかかっていた。ま
た、その都度、所定のビンを空にするには、極めて時間
と労力がかかっていた。
ラント設備が比較的大掛りであることから、予めビンを
多数準備しておくには、莫大な費用がかかっていた。ま
た、その都度、所定のビンを空にするには、極めて時間
と労力がかかっていた。
【0007】さらに、従来より移動式サイロが使用され
ることもあったが、計量器がサイロ内の上部に組込まれ
ており、タンク内の粉体をスクリューコンベア等の移送
手段を使用して計量器に移送する必要があり、複雑で面
倒な構成となっていた。しかも、移送手段を使用するた
めに、タンクの下部の開口の形状を移送手段に合わせる
必要があった。
ることもあったが、計量器がサイロ内の上部に組込まれ
ており、タンク内の粉体をスクリューコンベア等の移送
手段を使用して計量器に移送する必要があり、複雑で面
倒な構成となっていた。しかも、移送手段を使用するた
めに、タンクの下部の開口の形状を移送手段に合わせる
必要があった。
【0008】そこで、本発明は、多種に亘る生コンを製
造する場合でも、粉体の種類を変化させることに柔軟に
対応できるうえに、比較的簡素な構成で安価に実現でき
る移動式サイロ及びプラントシステムの提供を課題とす
るものである。
造する場合でも、粉体の種類を変化させることに柔軟に
対応できるうえに、比較的簡素な構成で安価に実現でき
る移動式サイロ及びプラントシステムの提供を課題とす
るものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明にかかる
移動式サイロは、所定量の粉体を貯留できるタンクと、
前記タンクの下側から流出する粉体を空気輸送するブロ
ア及びロータリーフィーダとを有し、全体が移動可能な
ものである。
移動式サイロは、所定量の粉体を貯留できるタンクと、
前記タンクの下側から流出する粉体を空気輸送するブロ
ア及びロータリーフィーダとを有し、全体が移動可能な
ものである。
【0010】したがって、請求項1の発明の移動式サイ
ロによれば、所定量の粉体を移動させることができると
ともに、必要に応じて準備したり、所望の位置に移動す
ることができる。
ロによれば、所定量の粉体を移動させることができると
ともに、必要に応じて準備したり、所望の位置に移動す
ることができる。
【0011】請求項2の発明にかかるプラントシステム
は、請求項1に記載の移動式サイロが、粉体を受入れる
ホッパーと、粉体を計量できる計量器と、粉体及び骨
材、水などを混合するミキサとを有するプラントに輸送
管を介して連結され、前記移動式サイロのブロア及びロ
ータリーフィーダによって空気輸送される粉体が前記輸
送管を通じ、ホッパーに入り、計量器で計量後、前記ミ
キサ内に流入されるものである。
は、請求項1に記載の移動式サイロが、粉体を受入れる
ホッパーと、粉体を計量できる計量器と、粉体及び骨
材、水などを混合するミキサとを有するプラントに輸送
管を介して連結され、前記移動式サイロのブロア及びロ
ータリーフィーダによって空気輸送される粉体が前記輸
送管を通じ、ホッパーに入り、計量器で計量後、前記ミ
キサ内に流入されるものである。
【0012】したがって、請求項2の発明のプラントシ
ステムによれば、通常のプラントに移動式サイロを連結
させるだけで、所望とする種類の粉体を随時使用するこ
とができる。
ステムによれば、通常のプラントに移動式サイロを連結
させるだけで、所望とする種類の粉体を随時使用するこ
とができる。
【0013】請求項3の発明にかかるプラントシステム
は、請求項1に記載の移動式サイロが、所定量の粉体を
貯留できる複数個の貯蔵ビンと、粉体を計量できる計量
器と、粉体及び骨材、水などを混合するミキサとを有す
るプラントに輸送管を介して連結され、前記移動式サイ
ロのブロア及びロータリーフィーダによって空気輸送さ
れる粉体が前記輸送管を通じ、前記複数個の貯蔵ビンの
一部に流入されるものである。
は、請求項1に記載の移動式サイロが、所定量の粉体を
貯留できる複数個の貯蔵ビンと、粉体を計量できる計量
器と、粉体及び骨材、水などを混合するミキサとを有す
るプラントに輸送管を介して連結され、前記移動式サイ
ロのブロア及びロータリーフィーダによって空気輸送さ
れる粉体が前記輸送管を通じ、前記複数個の貯蔵ビンの
一部に流入されるものである。
【0014】したがって、請求項3の発明のプラントシ
ステムによれば、通常のプラントに移動式サイロを連結
させるだけで、所望とする種類の粉体を必要に応じて随
時使用することができる。
ステムによれば、通常のプラントに移動式サイロを連結
させるだけで、所望とする種類の粉体を必要に応じて随
時使用することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態につい
て説明をする。図1は本発明の第一実施形態である移動
式サイロ及びプラントシステムを示す構成図、図2は本
発明の第一実施形態である移動式サイロの詳細を示す構
成図である。
て説明をする。図1は本発明の第一実施形態である移動
式サイロ及びプラントシステムを示す構成図、図2は本
発明の第一実施形態である移動式サイロの詳細を示す構
成図である。
【0016】図1に示すように、本実施形態のプラント
システム1は、必要に応じて移動させることができる移
動式サイロ2とプラント20とによって構成されてい
る。
システム1は、必要に応じて移動させることができる移
動式サイロ2とプラント20とによって構成されてい
る。
【0017】移動式サイロ2は、図2にも示すように、
全体の高さが約2m乃至10m、幅が約0.5m乃至4
m程度の大きさで、上部から順に、集塵機4、タンク
3、差込ゲート5、カットゲート6、ロータリーフィー
ダ9が設けられたものである。そして、底面には、車輪
10が数か所に設けられている。ロータリーフィーダ9
は、ルーツブロア8によって生成された空気流によっ
て、輸送管11を介して粉体を搬送するものである。
全体の高さが約2m乃至10m、幅が約0.5m乃至4
m程度の大きさで、上部から順に、集塵機4、タンク
3、差込ゲート5、カットゲート6、ロータリーフィー
ダ9が設けられたものである。そして、底面には、車輪
10が数か所に設けられている。ロータリーフィーダ9
は、ルーツブロア8によって生成された空気流によっ
て、輸送管11を介して粉体を搬送するものである。
【0018】移動式サイロ2のタンク3は、粉体を所定
量貯蔵しておくことができるもので、上部は円筒状、下
部は円錐状の形状をしている。実際に使用する場合は、
このタンク3の中に粉体を予め注入し、準備をしておき
使用する。タンク3への粉体の注入は、まず、タンクロ
ーリ車や生コン車などによって運搬された粉体や、他の
移動式サイロ2のタンク3に存在する粉体を、ルーツブ
ロア8及びロータリーフィーダ9などを利用して移し替
えられる。本実施形態では、先端部分にバルブ13及び
連結口14が備えられた輸送管11を、別の移動式サイ
ロ2のルーツブロア8及びロータリーフィーダ9から出
る輸送管11に連結口14どうしを連結させて、ルーツ
ブロア8及びロータリーフィーダ9などによって注入す
ることができるようになっている。
量貯蔵しておくことができるもので、上部は円筒状、下
部は円錐状の形状をしている。実際に使用する場合は、
このタンク3の中に粉体を予め注入し、準備をしておき
使用する。タンク3への粉体の注入は、まず、タンクロ
ーリ車や生コン車などによって運搬された粉体や、他の
移動式サイロ2のタンク3に存在する粉体を、ルーツブ
ロア8及びロータリーフィーダ9などを利用して移し替
えられる。本実施形態では、先端部分にバルブ13及び
連結口14が備えられた輸送管11を、別の移動式サイ
ロ2のルーツブロア8及びロータリーフィーダ9から出
る輸送管11に連結口14どうしを連結させて、ルーツ
ブロア8及びロータリーフィーダ9などによって注入す
ることができるようになっている。
【0019】そのようにしてタンク3に注入された粉体
は、集塵機4によって空気を抜かれながら、タンク3の
下方から順に貯蔵される。タンク3には、エアレーショ
ン12と呼ばれる空気取入口が設けられており、タンク
3内の粉体が重力で凝固することを防いでいる。
は、集塵機4によって空気を抜かれながら、タンク3の
下方から順に貯蔵される。タンク3には、エアレーショ
ン12と呼ばれる空気取入口が設けられており、タンク
3内の粉体が重力で凝固することを防いでいる。
【0020】タンク3の底部からは、タンク3内の粉体
を重力によって落とすことができるパイプが設けられて
おり、そのパイプの延長上には各ゲート及びロータリー
フィーダ9が設けられている。タンク3から落下される
粉体は、差込ゲート5及びカットゲート6によって調節
されながら、ロータリーフィーダ9及びルーツブロア8
によって搬送される。最近は、微妙な粉体の比率や計量
が複雑化し、精度が求められることから、カットゲート
6などは、コンピュータによる制御がなされているもの
もある。
を重力によって落とすことができるパイプが設けられて
おり、そのパイプの延長上には各ゲート及びロータリー
フィーダ9が設けられている。タンク3から落下される
粉体は、差込ゲート5及びカットゲート6によって調節
されながら、ロータリーフィーダ9及びルーツブロア8
によって搬送される。最近は、微妙な粉体の比率や計量
が複雑化し、精度が求められることから、カットゲート
6などは、コンピュータによる制御がなされているもの
もある。
【0021】プラント20は、高さ約数メートル程度の
大きさで、上部にはホッパー21と一体化された集塵機
22及び計量器23が、その下にはミキサ25が設けら
れており、移動式サイロ2から搬送された粉体が、ホッ
パー21及び集塵機22で空気抜きされ、カットゲート
24を通過して計量器23に送込まれる。そして、計量
器23に所望とされる量の粉体が蓄積されたら、カット
ゲート24を閉じて粉体の落下を遮断し、粉体はミキサ
25へと送込まれる。
大きさで、上部にはホッパー21と一体化された集塵機
22及び計量器23が、その下にはミキサ25が設けら
れており、移動式サイロ2から搬送された粉体が、ホッ
パー21及び集塵機22で空気抜きされ、カットゲート
24を通過して計量器23に送込まれる。そして、計量
器23に所望とされる量の粉体が蓄積されたら、カット
ゲート24を閉じて粉体の落下を遮断し、粉体はミキサ
25へと送込まれる。
【0022】ミキサ25内に、所望とされる生コンを製
造するために必要な種類の粉体や骨材等が注入された
ら、水を加えミキサ25を稼動させて混ぜ合わせる。生
コンは、ミキサ25内で混合された後、ミキサ25の底
部に設けられた流出口26から流出され、生コン車や所
定の容器などに移されて、建築現場などに輸送される。
造するために必要な種類の粉体や骨材等が注入された
ら、水を加えミキサ25を稼動させて混ぜ合わせる。生
コンは、ミキサ25内で混合された後、ミキサ25の底
部に設けられた流出口26から流出され、生コン車や所
定の容器などに移されて、建築現場などに輸送される。
【0023】特に、本実施形態では、移動式サイロ2か
ら抽出するための輸送管11には連結口14が設けられ
ており、プラント20から出ている輸送管との切り離し
が可能となっている。つまり、新たに他の種類の粉体を
プラント20のミキサ25内に混合させようとした場合
は、現在の移動式サイロ2の連結口14を切り離し、所
望とする種類の粉体が貯蔵された移動式サイロ2を準備
し、新たに連結口14を接続し、ロータリーフィーダ9
及びルーツブロア8を稼動させ、ミキサ25内に粉体を
搬送させて使用する。
ら抽出するための輸送管11には連結口14が設けられ
ており、プラント20から出ている輸送管との切り離し
が可能となっている。つまり、新たに他の種類の粉体を
プラント20のミキサ25内に混合させようとした場合
は、現在の移動式サイロ2の連結口14を切り離し、所
望とする種類の粉体が貯蔵された移動式サイロ2を準備
し、新たに連結口14を接続し、ロータリーフィーダ9
及びルーツブロア8を稼動させ、ミキサ25内に粉体を
搬送させて使用する。
【0024】このように、本実施形態では、所定量の粉
体を貯留できるタンク3と、このタンク3の下側から流
出する粉体を空気によって輸送するルーツブロア8及び
ロータリーフィーダ9とを有し、全体が移動可能な移動
式サイロ2が、粉体を受入れるホッパー21と、粉体を
計量できる計量器23と、粉体及び水などを混合するミ
キサ25とを有するプラント20に輸送管11を介して
連結され、ルーツブロア8及びロータリーフィーダ9に
よって空気輸送される粉体が輸送管11を通じ、ホッパ
ー21に入り、計量器23で計量後、ミキサ25内に流
入されるものである。
体を貯留できるタンク3と、このタンク3の下側から流
出する粉体を空気によって輸送するルーツブロア8及び
ロータリーフィーダ9とを有し、全体が移動可能な移動
式サイロ2が、粉体を受入れるホッパー21と、粉体を
計量できる計量器23と、粉体及び水などを混合するミ
キサ25とを有するプラント20に輸送管11を介して
連結され、ルーツブロア8及びロータリーフィーダ9に
よって空気輸送される粉体が輸送管11を通じ、ホッパ
ー21に入り、計量器23で計量後、ミキサ25内に流
入されるものである。
【0025】したがって、本実施形態の移動式サイロ2
は、所定量の粉体を移動させることができるとともに、
必要に応じて準備することができるため、特に、少量多
品種に亘る材料を利用する場合に、かかる段取作業を極
めて容易に効率良く行なうことができる。
は、所定量の粉体を移動させることができるとともに、
必要に応じて準備することができるため、特に、少量多
品種に亘る材料を利用する場合に、かかる段取作業を極
めて容易に効率良く行なうことができる。
【0026】また、プラントシステム1としては、通常
のプラント20に移動式サイロ2を連結させるだけで、
所望とする種類の粉体を、随時プラント20側で計量し
て使用することができるため、多種に亘る生コンの製造
にも対応できる。しかも、比較的少量の生コンが必要と
される場合にも、無駄なく対応できることから、極めて
経済的で、使い勝手の良いプラントになる。さらに、大
掛りなプラントを建設する必要がないため、極めて経済
的で、少量多品種の生コンを使用する場合であっても、
柔軟に対応できる。特に、簡易型プラントが利用できる
ため、トンネルなどの作業空間に限界があるような場所
では、極めて利用しやすく、作業効率がよい。
のプラント20に移動式サイロ2を連結させるだけで、
所望とする種類の粉体を、随時プラント20側で計量し
て使用することができるため、多種に亘る生コンの製造
にも対応できる。しかも、比較的少量の生コンが必要と
される場合にも、無駄なく対応できることから、極めて
経済的で、使い勝手の良いプラントになる。さらに、大
掛りなプラントを建設する必要がないため、極めて経済
的で、少量多品種の生コンを使用する場合であっても、
柔軟に対応できる。特に、簡易型プラントが利用できる
ため、トンネルなどの作業空間に限界があるような場所
では、極めて利用しやすく、作業効率がよい。
【0027】なお、本実施形態では、移動式サイロ2の
底面に車輪10が設けられたものとしたが、必ずしも車
輪10は設ける必要がなく、移動式サイロ2を移動させ
ることができればどのような方法としてもよい。
底面に車輪10が設けられたものとしたが、必ずしも車
輪10は設ける必要がなく、移動式サイロ2を移動させ
ることができればどのような方法としてもよい。
【0028】また、各ゲートは、手動、自動どちらでも
よく、必要に応じてコンピュータ制御されるものとして
もよい。また、計量器、集塵機などの各部分に、幾つ設
けても構わない。
よく、必要に応じてコンピュータ制御されるものとして
もよい。また、計量器、集塵機などの各部分に、幾つ設
けても構わない。
【0029】続いて、本発明の第二実施形態について説
明をする。図3は本発明の第二実施形態である移動式サ
イロ及びプラントシステムを示す構成図である。図中、
上記第一実施形態と同一符号及び記号は上記第一実施形
態と同一または相当部分である。
明をする。図3は本発明の第二実施形態である移動式サ
イロ及びプラントシステムを示す構成図である。図中、
上記第一実施形態と同一符号及び記号は上記第一実施形
態と同一または相当部分である。
【0030】図3に示すように、本実施形態のプラント
システムの構成は、上記第一実施形態と略同様である
が、プラント30の構造において相違している。
システムの構成は、上記第一実施形態と略同様である
が、プラント30の構造において相違している。
【0031】本実施形態のプラントシステムのプラント
30は、高さ数メートル乃至十数メートル、幅が約5m
乃至10m程度の大きさで、上部には数十トン乃至数百
トンの容量のビン31が複数個設けられている。各ビン
31の底部からは、輸送管を通じ粉体が落下するように
なっており、各ゲート及び計量器32が設けられてい
る。さらに、計量器32の下側にはミキサ33が設けら
れており、所定量、所定種類の粉体及び骨材、水が混合
できるようになっている。
30は、高さ数メートル乃至十数メートル、幅が約5m
乃至10m程度の大きさで、上部には数十トン乃至数百
トンの容量のビン31が複数個設けられている。各ビン
31の底部からは、輸送管を通じ粉体が落下するように
なっており、各ゲート及び計量器32が設けられてい
る。さらに、計量器32の下側にはミキサ33が設けら
れており、所定量、所定種類の粉体及び骨材、水が混合
できるようになっている。
【0032】このプラント30の一部のビン31には、
移動式サイロ2から粉体を注入することができるように
なっている。つまり、移動式サイロ2からロータリーフ
ィーダ9及びルーツブロア8を利用して空気によって搬
送された粉体は、輸送管11を経由して、プラント30
上部に設けられたビン31の1つに注入される。輸送管
11は、上記第一実施形態と略同様のものであり、連結
口14によって接続できるようになっている。
移動式サイロ2から粉体を注入することができるように
なっている。つまり、移動式サイロ2からロータリーフ
ィーダ9及びルーツブロア8を利用して空気によって搬
送された粉体は、輸送管11を経由して、プラント30
上部に設けられたビン31の1つに注入される。輸送管
11は、上記第一実施形態と略同様のものであり、連結
口14によって接続できるようになっている。
【0033】実際に、このようなシステムを利用する場
合は、まず、既設のプラント30の1つのビン31を空
にしておくと同時に、生コンを施工する場所の近傍に、
施工粉体が貯蔵された移動式サイロ2を移動させ、プラ
ント30のビン31に存在しない種類の粉体を少量準備
しておく。そして、プラント30のビン31に準備され
ている粉体は、通常どおりミキサ33に注入するととも
に、ビン31内に存在しない粉体を、ロータリーフィー
ダ9及びルーツブロア8によって空のビン31内に搬送
し、ミキサ33に注入する。所定種類の粉体及び骨材、
水がミキサ32内に揃ったら、混合し、流出口33から
流出させて使用する。
合は、まず、既設のプラント30の1つのビン31を空
にしておくと同時に、生コンを施工する場所の近傍に、
施工粉体が貯蔵された移動式サイロ2を移動させ、プラ
ント30のビン31に存在しない種類の粉体を少量準備
しておく。そして、プラント30のビン31に準備され
ている粉体は、通常どおりミキサ33に注入するととも
に、ビン31内に存在しない粉体を、ロータリーフィー
ダ9及びルーツブロア8によって空のビン31内に搬送
し、ミキサ33に注入する。所定種類の粉体及び骨材、
水がミキサ32内に揃ったら、混合し、流出口33から
流出させて使用する。
【0034】したがって、本実施形態のプラントシステ
ムは、上記第一実施形態の作用効果を奏することに加
え、既設のプラントであっても、所定個数の移動式サイ
ロ2を準備しておくだけで、実現できるため、比較的安
価で、応用範囲の広いプラントシステムとすることがで
きる。
ムは、上記第一実施形態の作用効果を奏することに加
え、既設のプラントであっても、所定個数の移動式サイ
ロ2を準備しておくだけで、実現できるため、比較的安
価で、応用範囲の広いプラントシステムとすることがで
きる。
【0035】なお、移動式サイロ2からの粉体が複数種
類必要とされる場合は、移動式サイロ2のタンク3内に
固定で少量ずつの粉体を準備し、その都度、ビン31に
搬送して使用する。そのような場合は、移動式サイロ2
から搬送された粉体は、プラント30側では計量する必
要がないため、直接ミキサ33へ注入する構造としても
構わない。輸送管11は、予め何本設けておいても構わ
ず、輸送管11の距離も、ロータリーフィーダ9及びル
ーツブロア8の能力が許す限りどれだけ長くしても構わ
ない。
類必要とされる場合は、移動式サイロ2のタンク3内に
固定で少量ずつの粉体を準備し、その都度、ビン31に
搬送して使用する。そのような場合は、移動式サイロ2
から搬送された粉体は、プラント30側では計量する必
要がないため、直接ミキサ33へ注入する構造としても
構わない。輸送管11は、予め何本設けておいても構わ
ず、輸送管11の距離も、ロータリーフィーダ9及びル
ーツブロア8の能力が許す限りどれだけ長くしても構わ
ない。
【0036】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明の移動式
サイロは、簡易な構成により、所定量の粉体を移動させ
ることができるとともに、必要に応じて準備したり、所
望の位置に移動することができるので、特に、少量多品
種に亘る材料を利用する場合に、かかる段取作業を極め
て容易で効率良く行なうことができる。
サイロは、簡易な構成により、所定量の粉体を移動させ
ることができるとともに、必要に応じて準備したり、所
望の位置に移動することができるので、特に、少量多品
種に亘る材料を利用する場合に、かかる段取作業を極め
て容易で効率良く行なうことができる。
【0037】請求項2の発明のプラントシステムは、通
常のプラントに移動式サイロを連結させるだけで、所望
とする種類の粉体を随時使用することができるので、多
種に亘る生コンの製造にも対応でき、比較的少量の生コ
ンが必要とされる場合にも無駄なく対応でき、極めて経
済的で、使い勝手の良いプラントとすることができる。
また、大掛りなプラントを建設する必要がないため、極
めて経済的で、少量多品種の生コンを使用する場合であ
っても、柔軟に対応することができる。特に、簡易型プ
ラントが利用できるため、トンネルなどの作業空間に限
界があるような場所では、極めて利用しやすく、作業効
率がよい。
常のプラントに移動式サイロを連結させるだけで、所望
とする種類の粉体を随時使用することができるので、多
種に亘る生コンの製造にも対応でき、比較的少量の生コ
ンが必要とされる場合にも無駄なく対応でき、極めて経
済的で、使い勝手の良いプラントとすることができる。
また、大掛りなプラントを建設する必要がないため、極
めて経済的で、少量多品種の生コンを使用する場合であ
っても、柔軟に対応することができる。特に、簡易型プ
ラントが利用できるため、トンネルなどの作業空間に限
界があるような場所では、極めて利用しやすく、作業効
率がよい。
【0038】請求項3の発明のプラントシステムは、通
常のプラントに移動式サイロを連結させるだけで、所望
とする種類の粉体を必要に応じて随時使用することがで
きるので、既設のプラントであっても、所定個数の移動
式サイロを準備しておくだけで、比較的安価に応用範囲
の広いプラントシステムとすることができる。
常のプラントに移動式サイロを連結させるだけで、所望
とする種類の粉体を必要に応じて随時使用することがで
きるので、既設のプラントであっても、所定個数の移動
式サイロを準備しておくだけで、比較的安価に応用範囲
の広いプラントシステムとすることができる。
【図1】本発明の第一実施形態である移動式サイロ及び
プラントシステムを示す構成図である。
プラントシステムを示す構成図である。
【図2】本発明の第一実施形態である移動式サイロの詳
細を示す構成図である。
細を示す構成図である。
【図3】本発明の第二実施形態である移動式サイロ及び
プラントシステムを示す構成図である。
プラントシステムを示す構成図である。
1 プラントシステム 2 移動式サイロ 3 タンク 4 集塵機 8 ルーツブロア 9 ロータリーフィーダ 10 車輪 11 輸送管 20,30 プラント 21 ホッパー 22 集塵機 23,32 計量器 25,33 ミキサ 31 ビン
Claims (3)
- 【請求項1】 所定量の粉体を貯留できるタンクと、前
記タンクの下側から流出する粉体を空気輸送するブロア
及びロータリーフィーダとを有し、全体が移動可能なこ
とを特徴とする移動式サイロ。 - 【請求項2】 請求項1に記載の移動式サイロは、粉体
を受入れるホッパーと、粉体を計量できる計量器と、粉
体及び骨材、水などを混合するミキサとを有するプラン
トに輸送管を介して連結され、前記移動式サイロのブロ
ア及びロータリーフィーダによって空気輸送される粉体
が前記輸送管を通じ、ホッパーに入り、計量器で計量
後、前記ミキサ内に流入されることを特徴とするプラン
トシステム。 - 【請求項3】 請求項1に記載の移動式サイロは、所定
量の粉体を貯留できる複数個の貯蔵ビンと、粉体を計量
できる計量器と、粉体及び骨材、水などを混合するミキ
サとを有するプラントに輸送管を介して連結され、前記
移動式サイロのブロア及びロータリーフィーダによって
空気輸送される粉体が前記輸送管を通じ、前記複数個の
貯蔵ビンの一部に流入されること特徴とするプラントシ
ステム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8192926A JPH1017144A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 移動式サイロ及びプラントシステム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8192926A JPH1017144A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 移動式サイロ及びプラントシステム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1017144A true JPH1017144A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=16299292
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8192926A Pending JPH1017144A (ja) | 1996-07-02 | 1996-07-02 | 移動式サイロ及びプラントシステム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1017144A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100801503B1 (ko) | 2007-07-26 | 2008-02-12 | 대우산업주식회사 | 이동식 아스팔트 믹싱플랜트 |
CN102530559A (zh) * | 2012-02-29 | 2012-07-04 | 三一重工股份有限公司 | 一种多料仓气力输送装置及具有其的混凝土搅拌站 |
CN103144965A (zh) * | 2013-03-12 | 2013-06-12 | 上海题桥能源科技发展有限公司 | 一种煤粉气力输送系统及其方法 |
CN112141714A (zh) * | 2020-09-30 | 2020-12-29 | 农夫山泉股份有限公司 | 卸料系统及卸料方法 |
CN113928865A (zh) * | 2021-10-25 | 2022-01-14 | 上海颜钛实业有限公司 | 一种气力输送系统 |
-
1996
- 1996-07-02 JP JP8192926A patent/JPH1017144A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100801503B1 (ko) | 2007-07-26 | 2008-02-12 | 대우산업주식회사 | 이동식 아스팔트 믹싱플랜트 |
CN102530559A (zh) * | 2012-02-29 | 2012-07-04 | 三一重工股份有限公司 | 一种多料仓气力输送装置及具有其的混凝土搅拌站 |
CN103144965A (zh) * | 2013-03-12 | 2013-06-12 | 上海题桥能源科技发展有限公司 | 一种煤粉气力输送系统及其方法 |
CN112141714A (zh) * | 2020-09-30 | 2020-12-29 | 农夫山泉股份有限公司 | 卸料系统及卸料方法 |
CN113928865A (zh) * | 2021-10-25 | 2022-01-14 | 上海颜钛实业有限公司 | 一种气力输送系统 |
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