JPH10170901A - 基板のスピン乾燥装置及びスピン乾燥方法 - Google Patents

基板のスピン乾燥装置及びスピン乾燥方法

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JPH10170901A
JPH10170901A JP34040496A JP34040496A JPH10170901A JP H10170901 A JPH10170901 A JP H10170901A JP 34040496 A JP34040496 A JP 34040496A JP 34040496 A JP34040496 A JP 34040496A JP H10170901 A JPH10170901 A JP H10170901A
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substrate
injection nozzle
spindle
nozzle
rotation
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JP34040496A
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English (en)
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Hiroshi Fukuda
浩 福田
Toshikazu Senba
敏和 仙場
Yoshitomo Yasuike
良友 安池
Akihiro Matsutani
昭弘 松谷
An Zushi
庵 図師
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Hitachi High Tech Corp
Original Assignee
Hitachi Electronics Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 基板のスピン乾燥を行うに当って、遠心力が
十分作用しない基板の回転中心及びその周囲の部位もむ
らなく完全に乾燥できるようにする。 【構成】 基板1をスピンドル2の保持手段8に保持さ
せて、高速で回転駆動する際に、この基板1の回転中心
及びその周辺部に噴射ノズル20から窒素ガス等の気体
を所定の圧力により吹き付けるが、噴射ノズル20は、
スピンドル2の表面と平行な方向に延在させて、その先
端側の部位が下方に90°曲成してなるものであり、こ
の曲成された先端部分がスピンドル2の略回転中心位置
に向けて開口する噴射口となる。噴射ノズル20は所定
の範囲で往復移動させるためのノズル往復動手段21が
接続されており、このノズル往復動手段21によりスピ
ンドル2に装架された基板1の回転中心を通り、この回
転中心から左右に所定の幅にわたって往復移動させなが
ら、窒素ガスを噴射する構成としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶パネル
を構成するTFT基板等のように長方形状の基板を高速
で回転させることにより高速スピン乾燥を行うための基
板のスピン乾燥装置及びスピン乾燥方法に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】例えば、液晶パネルのTFT基板を製造
する工程においては、現像液の塗布,エッチング液の塗
布等のプロセス処理が行われるが、これら各プロセス間
に基板を洗浄・リンスする工程が含まれる。そして、洗
浄・リンスを行った後には、洗浄液やリンス液を除去す
るために、基板の乾燥を行わなければならない。基板の
乾燥方式は種々あるが、高速スピン乾燥は、装置構成が
簡単で、有毒な液体や気体を使用しないことから、環境
維持という観点等から好ましい。
【0003】ここで、スピン乾燥は、基板に回転力を加
えて、基板の表面に付着している液滴や液膜をこの回転
による遠心力の作用で外周側に向けて進行させて、外周
端部から飛散させることによって、基板の表面から液を
除去する方式である。そこで、図5及び図6に基板のス
ピン乾燥装置の概略構成を示す。図中において、1はス
ピン乾燥される基板であって、この基板1は所定の厚み
を有するガラス板や合成樹脂板等の長方形状の部材であ
る。この基板1はスピンドル2に装架させて、高速スピ
ン乾燥が行われる。スピンドル2は、回転軸3を有し、
この回転軸3の基端部にはプーリ4が取り付けられてお
り、このプーリ4は、モータ5の出力軸5aに設けたプ
ーリ6との間に伝達ベルト7が巻回して設けられてい
る。
【0004】また、回転軸3の先端部には基板1の保持
手段8が連結して設けられている。この保持手段8は、
回転軸3から、その回転軸芯と直交する方向に延在した
複数本のアームを備えている。複数本のアームのうち、
基板1の対角線方向に延在させた4本のアームは主アー
ム9であり、これら各主アーム9の中間部には主アーム
9より長さが短い補助アーム10がやはり4本同じ方向
に延在されている。そして、各主アーム9には、その先
端部がV字状に分かれた取付部9aとなっており、この
取付部9aにはそれぞれ一対の規制ピン11,11が立
設されている。これら各一対の規制ピン11,11は、
それぞれ基板1の4つのコーナ部分の端面と係合するよ
うになっている。また、各主アーム9及び補助アーム1
0には、それぞれ1または2本の支持ピン12が立設さ
れており、これら各支持ピン12は、基板1の裏面と当
接するようになっている。なお、図中13は回転軸3を
回転自在に支承する軸受である。
【0005】スピンドル2の保持手段8には、基板1
が、その裏面側を複数設けた支持ピン12に当接し、外
周の各縁部は規制ピン11により規制される状態にし
て、水平状態に載置される。この基板1の保持手段8へ
の載置は、ロボット等のハンドリング手段(図示せず)
を用いて行われる。この状態で、モータ5を作動させる
と、回転軸3が回転することになり、この回転軸3に連
結した保持手段8に保持されている基板1が回転駆動さ
れる。この基板1の回転によって、その表面に付着して
いる液滴や液膜に遠心力が作用して、外周端部の方向に
向けて移動することになる。そして、液が外周端部にま
で至ると、この液に作用する遠心力により外部に飛散す
ることになる。この結果、基板1の表面に付着する液体
が除去され、もって基板1が乾燥することになる。
【0006】ところで、基板1を高速回転させた時の周
速は、回転中心から最も遠い位置となるコーナ部は図6
の回転軌跡Pを取ることからが最も速く、このコーナ部
側から回転中心に向かうに応じて、周速が低下すること
になり、スピンドル2による基板1の回転中心部分は実
質的に周速が0になる。このために、基板1をスピン乾
燥すると、基板1の周辺部分の乾燥は完全に行われる
が、中央部分に向かうに応じて乾燥度合いが低く、特に
基板1の回転中心に位置する部位は、液に遠心力を与え
ることができないから、実質的に乾燥不能領域となる。
そこで、スピンドル2の回転中心に対面するように、噴
射ノズル14を配置して、この噴射ノズル14から、例
えば窒素ガスその他の不活性ガス等からなる気体を基板
1の回転中心に位置する部位に吹き付けて、この気体の
圧力によりこの部位の液を実質的に遠心力が働く基板1
の周辺部に向けて向けて移行させるようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述した噴射ノズルを
用いることによって、基板1に付着した液を、遠心力が
働かない回転中心部分から遠心力が作用する周辺部分に
移行させることができるから、この回転中心部分の乾燥
効率が向上し、ある程度は乾燥むらの発生を防止でき
る。ただし、前述した構成の噴射ノズル14からの気体
圧だけでは、必ずしも基板1の全面に対して完全な乾燥
を行えない場合がある。
【0008】即ち、基板1の回転中心が周速0の位置で
あり、中心から遠ざかるに応じて周速が増すが、回転中
心位置は勿論のこと、この回転中心位置からある範囲ま
での領域は、液を基板1の表面に沿って動かすに足る遠
心力を発揮する程度の周速が得られない。従って、噴射
ノズル14による気体の吹き付け圧を及ぼさなければな
らない範囲は比較的広い範囲にわたるものとなる。噴射
ノズル14からスピンドル2の回転中心に向けて加圧し
た気体を吹き付けただけでは、気体は必ずしも全周に向
けて均一に広がらず、このためになお乾燥むらを完全に
は抑制できない。噴射ノズル14から噴射される気体を
基板1に向けて進行するに応じて拡開するように吹き付
けて、気体の吹き付け範囲を広げることも考えられる
が、そうすると回転中心位置には十分な吹き付け力が得
られなくなる。
【0009】本発明は以上の点に鑑みてなされたもので
あって、その目的とするところは、基板のスピン乾燥を
行うに当って、遠心力が十分作用しない基板の回転中心
及びその周囲の部位もむらなく完全に乾燥できるように
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明のスピン乾燥装置は、長方形状の基板を
水平状態に保持して回転駆動する回転軸を備えたスピン
ドルと、このスピンドルの上部に配置されて、スピンド
ルに装架した基板に加圧した気体を吹き付けるための噴
射ノズルと、この噴射ノズルを前記基板の回転中心を通
り、所定の範囲で往復動させるノズル往復動手段とを備
える構成としたことをその特徴とするものである。そし
て、ノズル往復動手段による噴射ノズルの移動範囲を可
変にすることができ、これにより基板のサイズや回転速
度等に応じて、噴射ノズルの移動範囲を最適なものとす
ることができる。また、噴射ノズルの動きの方向として
は、直線的な動き、円弧運動、スイング動作等が可能で
あり、要は基板に対して、その回転中心位置を含む所定
の長さにわたって加圧された気体を吹き付けることがで
きれば良い。
【0011】また、本発明のスピン乾燥方法としては、
スピンドルに水平状態に装架した長方形状の基板を回転
駆動してスピン乾燥を行う間に、噴射ノズルでこの基板
の回転中心部分に気体を吹き付けることによって、基板
の回転中心の乾燥を行うようになし、この基板に対する
気体の吹き付け位置を、基板の回転中心を通る所定の範
囲で往復変位させることをその特徴とする。
【0012】
【発明の実施の形態】そこで、以下に図面を参照して本
発明の実施の一形態について説明する。ここで、基板を
回転駆動する回転駆動手段としてのスピンドルそのもの
の構成は、図5及び図6に示したものと同様のものを用
いることができ、従ってスピンドルの構成については、
これらの図と同じ符号を付して、その説明は省略する。
【0013】而して、図1及び図2において、20は噴
射ノズルを示し、この噴射ノズル20は基板1に向けて
窒素ガスを所定の圧力で吹き付けるためのものである。
基板1は、スピンドル2の保持手段8に保持されて、高
速で回転駆動される。ここで、基板1を回転駆動するの
は、その表面に付着する液を遠心力の作用により外周端
部から飛散させることにより、基板1から液体を除去し
て、その乾燥を行わせるためである。この基板1からの
液体の除去は、回転に伴う遠心力の作用により行うが、
既に説明したように、基板1において、スピンドル2に
よる回転駆動時の周速は、回転中心の部分は周速が0で
あり、回転中心部から周辺部に向かうに応じて、連続的
に周速が速くなる。
【0014】基板1の回転中心位置に液が付着している
場合には、その回転中でも液は全く動かない。また、回
転中心位置からある程度離れた位置であっても、付着し
た液を移動させるのに必要な遠心力を作用させることが
できない部位がある。そこで、全く回転周速のない部位
から、基板1に付着する液が外周部に向けて移動する程
度の遠心力が得られない部位に対して、噴射ノズル20
により加圧された気体として、不活性ガスである窒素ガ
ス等の気体を所定の圧力により吹き付けるようにしてい
る。この加圧気体を吹き付けるための噴射ノズル20
は、スピンドル2の表面と平行な方向に延在させて、そ
の先端側の部位が所定の長さにわたって下方に90°曲
成してなるものであり、この曲成された先端部分がスピ
ンドル2の略回転中心位置に向けて開口する噴射口とな
る。そして、噴射ノズル20の噴射口からは加圧気体が
噴射されるが、この加圧気体はある程度絞られた状態に
して、小さなスポット径となるようにして噴射される。
これによって、基板1への加圧気体の吹き付け圧をでき
るだけ高くなるようにしている。ただし、基板1に対し
て加圧気体が吹き付けられる領域は狭くなるが、噴射ノ
ズル20を所定の範囲往復動させることによって、加圧
気体の吹き付けにより液を外周方向に向けて流動させる
ようにしている。
【0015】以上のことから、噴射ノズル20には、そ
れを所定の範囲で往復移動させるためのノズル往復動手
段21が接続される。このノズル往復動手段21の具体
的な構成としては、例えば図3に示した構成を採用する
ことができる。図中において、30は噴射ノズル20が
接続され、内部に噴射ノズル20の噴射口に通じる加圧
気体の通路を設けた回動軸であって、この回動軸30に
は揺動板31が固着して設けられている。揺動板31
は、その長さ方向に向けて長孔32が穿設されている。
そして、この長孔32には往復動ブロック33に突設し
た駆動ピン34が挿嵌されている。また、往復動ブロッ
ク33は正逆回転可能なパルスモータ35により駆動さ
れるねじ軸36により所定の範囲にわたって、図3に矢
印で示した方向に往復移動させることができるようにな
っている。
【0016】以上の構成を有するノズル往復動手段21
によって、スピン乾燥時に噴射ノズル20を回動軸30
を中心として所定角度往復移動させることができる。ま
ず、噴射ノズル20は図1に矢印Rで示したストローク
範囲で往復移動させることができる。この往復移動範囲
での噴射ノズル20の移動軌跡は、噴射ノズル20の噴
射部をスピンドル2に装架された基板1の回転中心を通
り、この回転中心から左右に所定の幅を有するものであ
る。そして、噴射ノズル20のこの往復移動範囲での動
作時には、噴射ノズル20から基板1に向けて窒素ガス
を噴射させることになり、従ってこの往復移動範囲Rは
噴射ノズル20の作動範囲となる。また、噴射ノズル2
0は図1におけるFで示した位置に変位させることがで
きる。噴射ノズル20を位置Fまで移動させると、スピ
ンドル2に装架された基板1の上部が開放されて、基板
1をスピンドル2に装架したり、取り出したりする作業
を噴射ノズル20と干渉することなく行える。従って、
位置Fは噴射ノズル20の退避位置である。ここで、噴
射ノズル20を移動させるための駆動手段として正逆回
転可能なパルスモータ35を用いているから、この往復
移動範囲Rは任意の範囲に設定でき、また退避位置Fも
任意の位置に設定することができる。
【0017】以上のように構成することによって、基板
1の全面をむらなく完全に乾燥させることができる。即
ち、スピンドル2に基板1を装架するが、この時には噴
射ノズル20は退避位置に変位させておく。なお、噴射
ノズル20とスピンドル2にける最上部に位置する規制
ピン11の上端部との間にかなりの空間が形成される場
合には、必ずしも噴射ノズル20を退避位置に変位させ
る必要はない。いずれにしろ、基板1をスピンドル2に
装架させた状態で、噴射ノズル20の噴射口を基板1の
ほぼ回転中心位置に対向配置させる。
【0018】この状態で、モータ5を作動させることに
より、スピンドル2の回転軸3を回転駆動する。これに
よって、保持手段8に保持されている基板1が回転し
て、その高速スピン乾燥が開始する。噴射ノズル20を
連結した回動軸30には、パルスモータ35により往復
移動される往復動ブロック33に設けた駆動ピン34に
係合する揺動板31が連結されているから、回動軸30
が所定角度往復回動することになり、噴射ノズル20は
この回動軸30の回動により水平方向に所定の角度揺動
することになる。この間に噴射ノズル20から基板1に
向けて加圧気体を噴射させる。これによって、基板1の
表面に加圧気体が吹き付けられて、その表面に付着して
いる液滴や液膜等の液は周辺部に向けて移動することに
なる。しかも、加圧気体は基板1が高速回転する間に所
定の幅で揺動することから、実質的に加圧気体の吹き付
け範囲は揺動範囲を基準とする略円形の領域全体に及ぶ
ことになる。
【0019】特に、基板1の回転中心を通過して、この
回転中心から離れる方向に噴射ノズル20が移動する際
には、加圧気体は液体に対して外方に向けて掃き出すよ
うに吹き付け力が作用することから、周速が0から極め
て遅い基板1の中央部分に付着する液はより完全かつ円
滑に、しかも迅速に周辺部における周速の速い部位に向
けて移行することになり、遠心力が働く部位に移行す
る。従って、この遠心力の作用でそのまま外周部まで進
行して、外周エッジから外部に飛散させることができ
る。勿論、噴射ノズル20の吹き付け力が及ばない部位
では、十分な遠心力が作用することになるから、この部
位の液も当然外周部に向けて進行して、外部に飛散させ
ることができる。この結果、基板1の全面が隈なく完全
にスピン乾燥されることになる。ここで、加圧気体によ
って液を掃き出すようにするには、基板1の回転中心と
対面した位置から、この回転中心から離れる方向に変位
する時に加圧気体を噴射し、回転中心に向かう際には加
圧気体の噴射を停止させるのが好ましい。この場合に
は、パルスモータ35に連動するシャッタを噴射ノズル
20に装着して、このパルスモータ35からの信号に基
づいてシャッタを開閉する構成とすれば良い。
【0020】また、図4に示したように、噴射ノズル4
0をポスト41の先端部分に取り付けるように構成する
こともできる。そして、噴射ノズル40をポスト41か
ら水平方向に所定長さ延在させて、スピンドル2に装架
された基板1の回転中心位置方向に向けられる水平部4
0aと、この水平部40aの先端部分を下方に曲成して
なる曲成部40bとから構成して、この曲成部40bの
先端に加圧気体の噴射口を形成する。ポスト41には、
噴射ノズル40に通じる加圧気体の流路が形成されてお
り、また噴射ノズル40は、その水平部40aがポスト
41に連結されているが、この水平部40aはポスト4
1に対して所定角度だけ軸周りに往復回動できるように
なっている。これによって、噴射ノズル40における曲
成部40bは所定の角度範囲でスイングできるようにな
る。ここで、スイング駆動手段としては、カム機構,モ
ータ,流体圧式のロータリアクチュエータ等を用いるこ
とができる。
【0021】以上のように、噴射ノズル40をスイング
させるように構成した場合には、噴射口が設けられてい
る曲成部40bが鉛直状態となった時に、スピンドル2
に装架されている基板1のほぼ回転中心位置に対面する
ように配置する。これによって、スピンドル2に基板1
を装架させて、高速回転させる間に、噴射ノズル40か
ら加圧気体を噴射させ、かつスイングさせることによっ
て、鉛直状態になると、周速がほぼ0の中心部に加圧気
体が吹き付けられて、基板1の回転中心部分に存在する
液が周辺部に向けて進行することになる。そして、噴射
ノズル40がスイングすることから、このようにして進
行する液に対して噴射ノズル40からの加圧気体が追い
かけるように吹き付けることができるようになり、かつ
噴射ノズル40のスイング動作により基板1に対する角
度が浅くなりながら液を押し出す方向に力が作用する。
これによって、基板1において、液に対して外周側に向
けての遠心力が十分働く部位まで、円滑かつ確実に液を
押し出すことができる。この結果、遠心力が全く作用し
ないか、または液を移動させる程度の力が得られない領
域から液を確実に十分な遠心力が作用する領域にまで移
行させることができるようになり、従って基板1の表面
の全体を確実に、しかも速やかに乾燥させることがで
き、乾燥むらが発生するおそれはない。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は基板を回
転する間に、ノズル往復動手段によりと、噴射ノズルを
基板の回転中心を通る所定の範囲を往復動しながら加圧
した気体を吹き付けるように構成したので、基板のスピ
ン乾燥を行うに当って、遠心力が十分作用しない基板の
回転中心及びその周囲の部位もむらなく完全に乾燥でき
る等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す基板のスピン乾燥
装置の概略構成図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】ノズル往復動手段の構成説明図である。
【図4】噴射ノズルの他の軌跡による往復動動作を示す
説明図である。
【図5】従来技術による基板のスピン乾燥装置の概略構
成図である。
【図6】図5の平面図である。
【符号の説明】
1 基板 2 スピンドル 3 回転軸 5 モータ 8 保持手段 20,40 噴射ノズル 21 ノズル往復動手段 30 回転軸 33 往復動ブロック 35 パルスモータ 41 ポスト
フロントページの続き (72)発明者 松谷 昭弘 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 図師 庵 東京都渋谷区東3丁目16番3号 日立電子 エンジニアリング株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長方形状の基板を水平状態に保持して回
    転駆動する回転軸を備えたスピンドルと、このスピンド
    ルの上部に配置されて、スピンドルに装架した基板に加
    圧した気体を吹き付けるための噴射ノズルと、この噴射
    ノズルを前記基板の回転中心を通り、所定の範囲を往復
    動させるノズル往復動手段とを備える構成としたことを
    特徴とする基板のスピン乾燥装置。
  2. 【請求項2】 前記ノズル往復動手段は、前記噴射ノズ
    ルの往復動ストロークを可変にしたことを特徴とする請
    求項1記載の基板のスピン乾燥装置。
  3. 【請求項3】 前記ノズル往復動手段は、前記噴射ノズ
    ルを所定の範囲で往復する円弧運動させる構成としたこ
    とを特徴とする請求項1記載の基板のスピン乾燥装置。
  4. 【請求項4】 前記ノズル往復動手段は、前記噴射ノズ
    ルを前記基板の回転中心を通る往復動動作と、この基板
    の上部から外れた退避位置に変位させる動作とを行える
    ように構成したことを特徴とする請求項1記載の基板の
    スピン乾燥装置。
  5. 【請求項5】 スピンドルに水平状態に装架した長方形
    状の基板を回転駆動してスピン乾燥を行う間に、噴射ノ
    ズルによって、この基板の回転中心部分に気体を吹き付
    けることによって、基板の回転中心の乾燥を行うように
    なし、この基板に対する気体の吹き付け位置を、基板の
    回転中心を通る所定の範囲で往復変位させることを特徴
    とする基板のスピン乾燥方法。
JP34040496A 1996-12-06 1996-12-06 基板のスピン乾燥装置及びスピン乾燥方法 Pending JPH10170901A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006114982A1 (ja) * 2005-04-20 2006-11-02 Kyowa Kako Co., Ltd. 乾燥装置
JP2006343772A (ja) * 2006-08-17 2006-12-21 Hitachi Ltd 乾燥装置

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