JPH1017072A - チップ状電子部品連 - Google Patents
チップ状電子部品連Info
- Publication number
- JPH1017072A JPH1017072A JP8174629A JP17462996A JPH1017072A JP H1017072 A JPH1017072 A JP H1017072A JP 8174629 A JP8174629 A JP 8174629A JP 17462996 A JP17462996 A JP 17462996A JP H1017072 A JPH1017072 A JP H1017072A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaped electronic
- chip
- hole
- thickness
- tip
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 収納穴の深さに対して穴底部(ボトムテー
プ)の厚さが適切で、穴底部(ボトムテープ)の破損や
折れ等のないチップ状電子部品連を得る。 【解決手段】 紙又は樹脂からなる長尺のテーピング材
11に多数の収納穴12を形成し、裏面にボトムテープ
14を貼り付け、収納穴12にチップ状電子部品1を1
個ずつ収納したチップ状電子部品連。収納穴12の深さ
寸法Aに対するボトムテープ14の厚さ寸法Bの比率
は、0.07<B/A<0.18の範囲に設定されてい
る。
プ)の厚さが適切で、穴底部(ボトムテープ)の破損や
折れ等のないチップ状電子部品連を得る。 【解決手段】 紙又は樹脂からなる長尺のテーピング材
11に多数の収納穴12を形成し、裏面にボトムテープ
14を貼り付け、収納穴12にチップ状電子部品1を1
個ずつ収納したチップ状電子部品連。収納穴12の深さ
寸法Aに対するボトムテープ14の厚さ寸法Bの比率
は、0.07<B/A<0.18の範囲に設定されてい
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チップ状電子部品
連、詳しくは、チップコイルやチップコンデンサ等チッ
プタイプの小型電子部品を、長尺のテーピング材の収納
穴に1個ずつ収納したチップ状電子部品連に関する。
連、詳しくは、チップコイルやチップコンデンサ等チッ
プタイプの小型電子部品を、長尺のテーピング材の収納
穴に1個ずつ収納したチップ状電子部品連に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、チップタイプの小型電子部品を電
子機器の自動組立てラインに供給するため、小型電子部
品を長尺のテーピング材の収納穴に1個ずつ収納したチ
ップ状電子部品連が種々提供されている。通常、テーピ
ング材はチップ状電子部品の厚さに合わせた紙製又は樹
脂製のテープ材に収納穴を一定の間隔で打ち抜き、底面
に紙製又は樹脂製のボトムテープを張り付けていた。従
来、チップ状電子部品の大きさは、小さいもので長さが
1.6mm、幅が0.8mm、厚さが0.8mm程度で
あり、収納穴の深さが0.8mmに対してボトムテープ
の厚さは0.04mm程度であった。
子機器の自動組立てラインに供給するため、小型電子部
品を長尺のテーピング材の収納穴に1個ずつ収納したチ
ップ状電子部品連が種々提供されている。通常、テーピ
ング材はチップ状電子部品の厚さに合わせた紙製又は樹
脂製のテープ材に収納穴を一定の間隔で打ち抜き、底面
に紙製又は樹脂製のボトムテープを張り付けていた。従
来、チップ状電子部品の大きさは、小さいもので長さが
1.6mm、幅が0.8mm、厚さが0.8mm程度で
あり、収納穴の深さが0.8mmに対してボトムテープ
の厚さは0.04mm程度であった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近はチッ
プ状電子部品がさらに小型化され、長さ1.0mm、幅
0.5mm、厚さ0.5mmのものや、それ以下の長さ
0.6mm、幅0.3mm、厚さ0.3mmのものが実
用化され始めている。このような小型チップ状電子部品
を収納するテーピング材を製作する場合、収納穴の深さ
(テーピング材の厚さ)とボトムテープの厚さの比を従
来のものと同じ比率に設定するのが通常である。例え
ば、深さ0.5mmであればボトムテープの厚さは0.
025mmになる。しかし、ボトムテープが薄くなると
破損しやすく、剥れやしわが生じてチップ状電子部品の
取出しに支障を生じるという問題点を有している。特
に、最近では取出し時のテーピング材の搬送速度が速く
なり、吸着機の動作も速いため、ボトムテープが破損し
やすい。一方、これらの不具合を解消するためにボトム
テープを厚くすると、リールに巻き取ったときに折れが
生じ、チップ状電子部品が飛び出したり、取出し不能/
不良が生じる。
プ状電子部品がさらに小型化され、長さ1.0mm、幅
0.5mm、厚さ0.5mmのものや、それ以下の長さ
0.6mm、幅0.3mm、厚さ0.3mmのものが実
用化され始めている。このような小型チップ状電子部品
を収納するテーピング材を製作する場合、収納穴の深さ
(テーピング材の厚さ)とボトムテープの厚さの比を従
来のものと同じ比率に設定するのが通常である。例え
ば、深さ0.5mmであればボトムテープの厚さは0.
025mmになる。しかし、ボトムテープが薄くなると
破損しやすく、剥れやしわが生じてチップ状電子部品の
取出しに支障を生じるという問題点を有している。特
に、最近では取出し時のテーピング材の搬送速度が速く
なり、吸着機の動作も速いため、ボトムテープが破損し
やすい。一方、これらの不具合を解消するためにボトム
テープを厚くすると、リールに巻き取ったときに折れが
生じ、チップ状電子部品が飛び出したり、取出し不能/
不良が生じる。
【0004】そこで、本発明の目的は、収納穴の深さに
対してボトムテープの厚さが適切で、穴底部(ボトムテ
ープ)の破損や折れ等がなく、小型のチップ状電子部品
に最適なチップ状電子部品連を提供することにある。
対してボトムテープの厚さが適切で、穴底部(ボトムテ
ープ)の破損や折れ等がなく、小型のチップ状電子部品
に最適なチップ状電子部品連を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段と作用】以上の目的を達成
するため、本発明に係るチップ状電子部品連は、収納穴
の深さ寸法Aに対する穴底部の厚さ寸法Bの比率が、
0.07<B/A<0.18であることを特徴とする。
するため、本発明に係るチップ状電子部品連は、収納穴
の深さ寸法Aに対する穴底部の厚さ寸法Bの比率が、
0.07<B/A<0.18であることを特徴とする。
【0006】前記B/Aの比率を0.07〜0.18の
範囲内に設定すると、収納穴の深さに対して穴底部(ボ
トムテープ)の厚さが適切な値となり、穴底部の破損や
剥れ、しわの発生が見られず、リール巻取り時に穴底部
が折れたりすることもない。また、チップ状電子部品の
収納、取出しにも支障がなくなる。
範囲内に設定すると、収納穴の深さに対して穴底部(ボ
トムテープ)の厚さが適切な値となり、穴底部の破損や
剥れ、しわの発生が見られず、リール巻取り時に穴底部
が折れたりすることもない。また、チップ状電子部品の
収納、取出しにも支障がなくなる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係るチップ状電子
部品連の実施形態について、添付図面を参照して説明す
る。図1は第1実施形態を示し、図2は第2実施形態を
示す。
部品連の実施形態について、添付図面を参照して説明す
る。図1は第1実施形態を示し、図2は第2実施形態を
示す。
【0008】図1に示すテーピング材は、紙製あるいは
樹脂製のテーピング材11に収納穴12を打ち抜き、裏
面に紙製あるいは樹脂製のボトムテープ14を張り付け
たものである。張り付けは、接着、粘着あるいは熱溶着
等によって行われる。テーピング材11及びボトムテー
プ14の材質は、絶縁材であれば、バージンパルプ10
0%の紙、古紙、これらに樹脂を含浸させたもの、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリエスチレン
等種々のものを使用できる。
樹脂製のテーピング材11に収納穴12を打ち抜き、裏
面に紙製あるいは樹脂製のボトムテープ14を張り付け
たものである。張り付けは、接着、粘着あるいは熱溶着
等によって行われる。テーピング材11及びボトムテー
プ14の材質は、絶縁材であれば、バージンパルプ10
0%の紙、古紙、これらに樹脂を含浸させたもの、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリアセタール、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリ塩化ビニル、ポリエスチレン
等種々のものを使用できる。
【0009】図2に示すテーピング材21は、紙材ある
いは樹脂材に収納穴22を成形によって設けたもので、
材質は前述の種々の紙材、樹脂材を使用できる。図1,
図2において、13,23は搬送用パイロット穴であ
り、各テーピング材11,21は矢印x方向へ搬送され
つつ、チップ状電子部品1の収納、取出しが図示しない
吸着機を使用して行われる。また、各テーピング材1
1,21は部品1を収納した後に図示しないトップフィ
ルムが貼着され、リールに巻き取られていく。
いは樹脂材に収納穴22を成形によって設けたもので、
材質は前述の種々の紙材、樹脂材を使用できる。図1,
図2において、13,23は搬送用パイロット穴であ
り、各テーピング材11,21は矢印x方向へ搬送され
つつ、チップ状電子部品1の収納、取出しが図示しない
吸着機を使用して行われる。また、各テーピング材1
1,21は部品1を収納した後に図示しないトップフィ
ルムが貼着され、リールに巻き取られていく。
【0010】チップ状電子部品1は両端に電極を形成し
たチップコイルを一例として示すが、チップコンデン
サ、チップフィルタ等表面実装タイプの小型電子部品で
あれば種々のものが収納可能である。
たチップコイルを一例として示すが、チップコンデン
サ、チップフィルタ等表面実装タイプの小型電子部品で
あれば種々のものが収納可能である。
【0011】本発明者らは、長さ0.6mm、幅0.3
mm、厚さ0.3mmのチップ状電子部品を収納するた
め、収納穴12,22の深さAが0.33〜0.40m
m、ボトムテープ14及び穴底部24の厚さBが0.0
30〜0.058mmの範囲で種々のテーピング材を試
作し、収納/取出し試験を行った。その場合、深さAが
0.33mmに対して厚さBを0.030〜0.058
mmに設定したとき、B/Aは0.091〜0.175
である。深さAが0.40mmに対して厚さBを0.0
30〜0.058mmに設定したとき、B/Aは0.0
75〜0.145である。いずれの試作品においても、
ボトムテープ14、穴底部24の破損、剥離、しわの発
生は見られず、リールに巻き取ったときに折れることも
なかった。また、チップ状電子部品1の収納/取出しも
支障なくスムーズに行うことができた。
mm、厚さ0.3mmのチップ状電子部品を収納するた
め、収納穴12,22の深さAが0.33〜0.40m
m、ボトムテープ14及び穴底部24の厚さBが0.0
30〜0.058mmの範囲で種々のテーピング材を試
作し、収納/取出し試験を行った。その場合、深さAが
0.33mmに対して厚さBを0.030〜0.058
mmに設定したとき、B/Aは0.091〜0.175
である。深さAが0.40mmに対して厚さBを0.0
30〜0.058mmに設定したとき、B/Aは0.0
75〜0.145である。いずれの試作品においても、
ボトムテープ14、穴底部24の破損、剥離、しわの発
生は見られず、リールに巻き取ったときに折れることも
なかった。また、チップ状電子部品1の収納/取出しも
支障なくスムーズに行うことができた。
【0012】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、チップ状電子部品収納穴の深さ寸法Aに対する
穴底部厚さ寸法Bの比率を0.07<B/A<0.18
に設定したため、比較的小型のチップ状電子部品につい
て深さ寸法に対して穴底部の厚さ寸法を適切に設定する
ことができ、穴底部の破損や剥れ、しわの発生がなく、
かつ、リールへの巻き取り時に折れたりすることがな
い。そして、このようなトラブルが発生しないため、チ
ップ状電子部品の収納/取出しも何ら支障なくスムーズ
に行うことができる。
よれば、チップ状電子部品収納穴の深さ寸法Aに対する
穴底部厚さ寸法Bの比率を0.07<B/A<0.18
に設定したため、比較的小型のチップ状電子部品につい
て深さ寸法に対して穴底部の厚さ寸法を適切に設定する
ことができ、穴底部の破損や剥れ、しわの発生がなく、
かつ、リールへの巻き取り時に折れたりすることがな
い。そして、このようなトラブルが発生しないため、チ
ップ状電子部品の収納/取出しも何ら支障なくスムーズ
に行うことができる。
【図1】本発明の第1実施形態を示し、(A)は平面
図、(B)は断面図。
図、(B)は断面図。
【図2】本発明の第2実施形態を示し、(A)は平面
図、(B)は断面図。
図、(B)は断面図。
1…チップ状電子部品 11,21…テーピング材 12,22…収納穴 14…ボトムテープ 24…穴底部 A…深さ寸法 B…厚さ寸法
Claims (1)
- 【請求項1】 長尺のテーピング材に形成された多数の
有底収納穴にチップ状電子部品を1個ずつ収納したチッ
プ状電子部品連において、 前記収納穴の深さ寸法Aに対する収納穴底部の厚さ寸法
Bの比率が、 0.07<B/A<0.18 であることを特徴とするチップ状電子部品連。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8174629A JPH1017072A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | チップ状電子部品連 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8174629A JPH1017072A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | チップ状電子部品連 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1017072A true JPH1017072A (ja) | 1998-01-20 |
Family
ID=15981943
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8174629A Pending JPH1017072A (ja) | 1996-07-04 | 1996-07-04 | チップ状電子部品連 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1017072A (ja) |
-
1996
- 1996-07-04 JP JP8174629A patent/JPH1017072A/ja active Pending
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