JPH10170534A - エレベータの速度測定装置 - Google Patents

エレベータの速度測定装置

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JPH10170534A
JPH10170534A JP33540796A JP33540796A JPH10170534A JP H10170534 A JPH10170534 A JP H10170534A JP 33540796 A JP33540796 A JP 33540796A JP 33540796 A JP33540796 A JP 33540796A JP H10170534 A JPH10170534 A JP H10170534A
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JP
Japan
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speed
sheave
aluminum
detection
governor
Prior art date
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Pending
Application number
JP33540796A
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English (en)
Inventor
Jiyunichi Oominato
準一 大港
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 綱車の回転を直接測定でき、かつ、自動で測
定できる装置を提供する。 【解決手段】 調速機11の綱車12には乗りかごに固
定されたガバナロープが巻回され、乗りかごの昇降に同
期して綱車12が回転することから、乗りかごの昇降速
度を綱車12の回転速度を介して測定する。綱車12の
側面に等間隔でアルミ片40を付設して標識輪帯38を
形成する。この標識輪帯38に対向するようにアルミ検
出エンコーダ44を設置する。この状態で、綱車12が
回転するとアルミ検出エンコーダ44はアルミ片を断続
的に検出して逐次検出信号を発生する。この所定時間内
に発生する検出信号の数に基づいて、乗りかごの昇降速
度を測定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの昇降
移動の速度を測定する速度測定装置に関し、特に、調速
機綱車の回転に基づきその速度を測定するエレベータの
速度測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常、調速機は、エレベータ運転時にお
ける乗りかごの昇降速度が規定範囲で運転されているこ
とを監視し、さらに、エレベータになんらかの異常が起
きて、乗りかごの移動速度が規定範囲を越えた場合に、
乗りかごの昇降移動を制御する制御手段を作動させてエ
レベータの運転を停止させている。
【0003】図4に、この調速機の概要図を示す。この
調速機11は、通常、機械室に設置され、この機械室か
ら昇降路に存在する乗りかごとガバナロープで接続さ
れ、このガバナロープを介して乗りかごの昇降移動を監
視する。
【0004】具体的には、調速機11には、乗りかごに
固定されたガバナロープを巻回する綱車12が備えら
れ、この綱車12は、フレーム14内で回転自在に軸支
されている。そのため、乗りかごの昇降移動に伴い乗り
かごに固定されたガバナロープにより綱車12が回転す
る。すなわち、このガバナロープを介して乗りかごの直
線運動を綱車12の回転運動に変換されている。そのた
め、この綱車の回転速度を監視することにより、乗りか
ごの昇降速度を監視することが可能となる。
【0005】また、調速機11には、乗りかごの移動速
度が規定範囲を越えた場合に乗りかごの昇降移動を停止
させるための制御手段が備えられている。この制御手段
として、振子22が備えられ、この振子22は綱車12
が規定範囲以上の速度で回転すると遠心力により外側に
開くことになる。この振子22が開いた際に作動する安
全スイッチ24は、主ロープを巻回する巻上機の電動機
の電源を遮断するとともに巻上機のブレーキを動作させ
て乗りかごを停止させる。
【0006】さらに、調速機12にはシュー28が備え
られ、このシュー28は、乗りかごの下降速度が異常に
速くなると動作してガバナロープをつかむ。この状態
で、乗りかごがさらに下降するとガバナロープに固定さ
れた引張棒30が引き上げられ、図示されていない非常
止め装置が動作してガイドレールをつかみ、乗りかごを
制止させる。
【0007】以上の通り、調速機11は、通常、乗りか
ごが規定範囲の速度で運転されていることを監視し、異
常があった場合には乗りかごの制御を行うものである
が、一方では、この調速機11は、乗りかごの運転速度
を測定する目的でも利用されている。
【0008】図4に、調速機11を利用して乗りかごの
運転速度を測定する従来の速度測定装置を示す。
【0009】この速度測定装置18は、本体19に回転
自在に固定されたローラ20が備えられている。また、
本体19には、ローラ20が回転する速度を計測する計
測部と、計測部により計測された速度を表示するための
表示部とが備えられている。一方、上述した綱車12の
側面には、前記ローラ20の一部が係合する速度測定用
溝16が形成されている。
【0010】この速度測定装置18を用いて綱車12の
回転速度を測定する場合には、まず、測定者が速度測定
装置18の本体19を保持して、先端のローラ20を綱
車12の速度測定用溝16に直角に押し付ける。ここで
速度測定用溝16に押し付けられたローラ20は綱車1
2の回転と同期して回転する。このローラ20の回転
は、本体19の計測部により計測され、表示部に計測さ
れた速度が表示される。ここで表示された速度を測定者
が読取り、乗りかごの運転速度として記録する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
測定装置では、綱車の回転速度を直接測定するものでは
なく、速度測定装置のローラの回転を介して間接的に測
定していることから、この速度測定装置による測定に誤
差が生じた場合には綱車の正確な回転速度を測定するこ
とができないことになる。
【0012】実際に、測定者が、綱車の速度測定用溝へ
ローラを押付ける際に、その押付ける角度や強度によっ
ては、ローラと測定溝との間ですべりが生じて、綱車の
回転とローラの回転とが同期せず、正確な測定が行えな
いという問題があった。
【0013】また、従来の測定方法では、測定者が、測
定装置を保持していなくてはならず、作業の合理化が図
れなかった。
【0014】そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなさ
れたものであり、その目的は、綱車の回転を直接測定で
き、かつ、自動で測定できる装置を提供することであ
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のエレベータの速度測定装置は、エレベータ
の昇降移動の速度を調速機綱車の回転に基づき測定する
速度測定装置であって、前記調速機綱車には反射部と非
反射部とが交互に配列された標識輪帯が設けられ、更に
装置には、前記標識輪帯に検出光を照射する照射部と標
識輪帯の反射部から反射された反射光を検知する受光部
とを備え前記受光部において反射光を受光した際に検出
信号を発生する検出手段と、前記検出手段の検出信号に
基づき前記調節機綱車の回転速度を算出する速度計測手
段と、が設けられていることを特徴とする。
【0016】上記構成によれば、綱車に設けられた標識
輪帯が綱車とともに回転し、同時に標識輪帯に検出手段
の照射部から検出光が照射される。ここで照射された検
出光は、回転する標識輪帯の各反射部に順次接触して、
断続的に反射光が発せられることになる。受光部は、断
続的に発せられる反射光を逐次検知して、検出信号を発
生させる。速度計測手段は、所定の時間内に発生される
検出信号の数に基づき綱車の回転速度を算出する。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好適な実施の形態
を図面を用いて説明する。
【0018】図1には、本発明の速度測定装置を備えた
調速機の正面図を示し、図2には、その断面図を示す。
【0019】調速機11の綱車12の側面の縁部に沿っ
て、標識輪帯38が設けられている。この標識輪帯38
には反射部としてアルミ片40が等間隔で設けられ、ま
た、このアルミ片40が設けられていない標識輪帯38
の各領域は非反射部42として構成される。本実施の形
態では、反射部としてアルミ片を使用したが、検出光を
反射できる材質であれば、アルミ片以外の他の材質から
構成することもできる。
【0020】検出手段であるアルミ検出エンコーダ44
は、前記標識輪帯38のいずれか一点に対向する検出位
置に設けられる。ここでは、検出位置を前記標識輪帯3
8がフレーム14から露出している領域の1点を選択し
た例を示す。
【0021】この検出位置にアルミ検出エンコーダ44
を対向させるために、アルミ検出エンコーダには、フレ
キシブルパイプ46の一端が固定され、このフレキシブ
ルパイプ46の他端には、フレーム14に固定できるマ
グネット台48が設けられている。この結果、マグネッ
ト台48をフレーム14に固定することにより、アルミ
検出エンコーダ44をフレーム14から露出する標識輪
帯38の検出位置に対向して取り付けることができる。
【0022】上記において、マグネット台48を用いて
アルミ検出エンコーダ44をフレーム14に固定するこ
とにより、アルミ検出エンコーダ44の差脱を容易に行
えることになる。従って、アルミ検出エンコーダ44
は、測定時にのみ簡易に取り付けることが可能であり、
また既存の調速機にも利用することができる。また、所
望によりマグネット台48に限らず、この固定をネジ固
定等に変更することもできる。
【0023】また、前記フレキシブルパイプ46は、ア
ルミ検出エンコーダを支えるに十分な硬度を有し、か
つ、アルミ検出エンコーダ44と標識輪帯38との間隔
を調整できる程度に柔軟な素材から構成されている。
【0024】前記アルミ検出エンコーダ44には、図示
されていないが、標識輪帯38の検出位置に検出光を照
射する照射部と、このアルミ片40から反射する反射光
を検知する受光部とを備え、受光部において反射光を検
知した際に検出信号を発生する。
【0025】アルミ検出エンコーダ44と接続ケーブル
50を介して接続された速度計測器52は、アルミ検出
エンコーダ44により発生した検出信号に基づき回転速
度を算出する。この速度計測器52の回路構成を図3に
示す。速度計測器52には、電源回路56が設けられ、
電源が供給されている。また、検出処理回路54は、ア
ルミ検出エンコーダ44から接続ケーブル50を介して
送信される検出信号に基づき速度の算出を行う。この速
度の算出は、一定時間内に受信した検出信号の数に基づ
き、これに綱車12の有効径やアルミ片40の設置数値
等を演算処理して実行される。ここで算出された速度
は、表示駆動回路58を介して表示部60に送信されて
表示される。ここで表示される速度は、綱車12の回転
速度であると同時に、エレベータの昇降移動の速度でも
ある。
【0026】次に、上記の通り構成された速度測定装置
の作用について説明する。
【0027】調速機11の綱車12には乗りかごに固定
されたガバナロープが巻回されているため、乗りかごの
昇降移動がガバナロープを介して綱車12の回転移動に
変換されている。そのため、乗りかごの昇降移動の速度
を綱車12の回転移動の速度を介して測定することがで
きる。
【0028】綱車12の回転速度を測定する場合には、
先ず、フレーム14にマグネット台48を固定し、アル
ミ片エンコーダ44を標識輪帯38の検出位置に対向す
るように設置される。この設置の際には、アルミ検出エ
ンコーダ44と標識輪帯38との間隔を調節して、照射
部による検出光の照射、受光部による反射光の検知が適
切に行えるようにする。
【0029】この状態で、アルミ検出エンコーダ44及
び速度計測器52に電源を供給し起動させる。アルミ検
出エンコーダ44が始動すると、照射部は、回転する標
識輪帯38の検出位置に向かって所定の測定時間内連続
的に検出光を照射しつづける。この検出光は、検出位置
を通過するアルミ片40やアルミ片の設けられていない
非反射部42に当接し、このうちアルミ片40に当接す
る検出光のみ反射されて反射光が発せられる。受光部が
この反射光を検知することにより、アルミ検出エンコー
ダ44は、検出信号を発生する。この検出信号は接続ケ
ーブル50を介して逐次速度計測器52に送信される。
【0030】速度計測器52では、まず、検出処理回路
54により所定時間内に受信した検出信号の数をカウン
トし、この所定時間内の検出信号の受信数に綱車12の
有効径やアルミ片40の設置数値等を演算処理すること
で速度が算出される。ここで算出された速度は、表示駆
動回路58を介して表示部60に送信され、表示され
る。最終的に、測定者は、表示部60に表示された速度
を読み取ることにより乗りかごの昇降速度を知ることが
できる。
【0031】
【発明の効果】以上の通り、本発明の速度測定装置は、
従来の測定装置とは異なり、綱車に接触することなく、
その回転速度を測定することができる。そのため、従来
のような測定者による測定誤差を生じることがなく、正
確に綱車の回転速度、即ち、乗りかごの昇降速度を測定
することが可能となる。
【0032】また、本発明の速度測定装置は、一連の測
定操作を自動で実行するため、測定操作の合理化を図り
簡便に測定ができる。さらに、本発明によれば従来と異
なり、測定者は回転する綱車の近傍に配置している必要
がなくなるため、測定者の安全を図ることも可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態における速度測定装置を調速機
に取り付けた際の正面図である。
【図2】 図1におけるI−I線を切断した際の断面図
である。
【図3】 本実施の形態における速度測定装置の速度計
測器の構成図である。
【図4】 従来の速度測定装置を調速機に取り付けた際
の正面図である。
【符号の説明】
10 エレベータ速度測定装置、12 綱車、38 標
識輪帯、40 アルミ片、42 非反射部、44 アル
ミ検出エンコーダ、52 速度計測器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの昇降移動の速度を調速機綱
    車の回転に基づき測定する速度測定装置であって、 前記調速機綱車には、反射部と非反射部とが交互に配列
    された標識輪帯が設けられ、 更に装置には、前記標識輪帯に検出光を照射する照射部
    と標識輪帯の反射部から反射する反射光を検知する受光
    部とを備え前記受光部による反射光を検知した際に検出
    信号を発生する検出手段と、 前記検出手段において発生する検出信号に基づいて前記
    調節機綱車の回転速度を算出する速度計測手段と、が設
    けられていることを特徴とするエレベータの速度測定装
    置。
JP33540796A 1996-12-16 1996-12-16 エレベータの速度測定装置 Pending JPH10170534A (ja)

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JP33540796A JPH10170534A (ja) 1996-12-16 1996-12-16 エレベータの速度測定装置

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JP33540796A JPH10170534A (ja) 1996-12-16 1996-12-16 エレベータの速度測定装置

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JPH10170534A true JPH10170534A (ja) 1998-06-26

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ID=18288207

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JP (1) JPH10170534A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1650572A1 (de) * 2004-10-22 2006-04-26 Getrag Ford Transmissions GmbH Zahnrad mit Markierungen zur Geschwindigkeits- und Positionserfassung

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1650572A1 (de) * 2004-10-22 2006-04-26 Getrag Ford Transmissions GmbH Zahnrad mit Markierungen zur Geschwindigkeits- und Positionserfassung

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