JPH10170505A - 潤滑油試験装置 - Google Patents

潤滑油試験装置

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JPH10170505A
JPH10170505A JP34058296A JP34058296A JPH10170505A JP H10170505 A JPH10170505 A JP H10170505A JP 34058296 A JP34058296 A JP 34058296A JP 34058296 A JP34058296 A JP 34058296A JP H10170505 A JPH10170505 A JP H10170505A
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JP
Japan
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test piece
test
lubricating oil
tank
lubricating
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JP34058296A
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English (en)
Inventor
Isamu Kawamichi
勇 川路
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Tonen General Sekiyu KK
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Tonen Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 実機に即したシャダー振動防止性能の評価を
精度良くシミュレートすることの可能な、スリップ速度
に対する摩擦係数の勾配(μ−v特性)を求めることの
できる潤滑油試験装置を提供する。 【解決手段】 潤滑油試験装置1は、潤滑油Lを収容し
た試験槽10を有し、試験槽10の潤滑油L中に第1の
テストピース100が浸漬される。第1のテストピース
100と対向して試験槽10の上方に第2のテストピー
ス101が配置される。試験槽10及び第1のテストピ
ース100は第1の駆動手段M1 にて回転駆動され、第
2のテストピース101は第2の駆動手段M2 にて回転
駆動される。又、第1のテストピース100は、シリン
ダ3、5により第2のテストピース101へと押圧され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一般に潤滑油の性
能を試験するための潤滑油試験装置に関するものであ
り、更に詳しく言えば、例えば自動車などに使用される
自動変速機、建設機械或は農業機械用の湿式クラッチ、
更にはトラクター用湿式ブレーキなどにおいて用いられ
ている潤滑油のμ(摩擦係数)−v(回転速度)特性を
測定するための潤滑油試験装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、自動車用自動変速機について説
明すれば、自動車用自動変速機は、図4に概略構成が示
されるようなトルクコンバータ50を備えている。トル
クコンバータ50は、二つの羽根車、即ち、ポンプイン
ペラ51とタービンランナ52を有し、ポンプインペラ
51とタービンランナ52とは向かい合って配置されて
いる。ポンプインペラ51は、一体に形成されたフロン
トカバー53を介してエンジンのクランクシャフト54
に直結されている。一方、タービンランナ52は、ポン
プインペラ51とフォロントカバー53にて画成される
空間部に位置して、変速ギヤ部のシャフト55に直結さ
れている。ポンプインペラ51とタービンランナ52と
の間にはエネルギー効率を良くするためにステータ56
と呼ばれる羽根車が取付けられている。
【0003】ポンプインペラ51とフロントカバー53
とにて形成されるドーナツ状の容器内にはオートマティ
ックトランスミッションフルード(ATF)が充満され
ており、動力伝達の媒体となる。
【0004】このようなトルクコンバータ50は、動力
が液体を介して伝達されるのでスムーズな走行が可能と
なるが、反面、流体継手であるためスリップが発生しエ
ネルギー損失が生じ、燃費が悪くなる。
【0005】そこで、ポンプインペラ51とタービンラ
ンナ52との差回転が小さくなる特定の条件下で、ロッ
クアップクラッチ57を作動させ、トルクコンバータ5
0を介さずにエンジン回転を変速ギヤ部に直接伝えるロ
ックアップ機構が採用されている。即ち、タービンラン
ナ52に一体にロックアップクラッチ57を設け、車速
が所定速度以上となった場合に、トルクコンバータ50
内の流体の流れが自動的に変化し、ロックアップクラッ
チ57のフェーシング58をフロントカバー53に押付
け、ポンプインペラ51とタービンランナ52とが一体
として回転するように構成される。
【0006】通常、ロックアップクラッチ57のフェー
シング58には紙を主成分とする摩擦材が使用されてお
り、この摩擦材58がスチール製のフロントカバー53
表面に押付けられ、トルクコンバータ50からの回転数
を車軸側の回転数に一致させる働きをなす。ここで、A
TFは変速時の乗り心地に大きく関与している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、ロックアップク
ラッチの作動領域を高速走行時のみならず低速域へも大
幅に拡大し、動力伝達時のエネルギー損失を格段に低減
するスリップ制御ロックアップ機構が開発されている。
この機構は、ロックアップクラッチの押付け力を電子制
御することでクラッチに微小スリップを与えることによ
りエンジンのトルク変動を吸収する機構である。このス
リップ機構によりAT車の燃費の向上を図ることができ
るが、不適切なATFを使用すると、スリップ制御中に
シャダー振動と呼ばれる自励振動が発生し、騒音を伴っ
た異常な車体振動を引き起こし、乗り心地が極めて悪化
する。
【0008】従って、スリップ制御ロックアップ機構に
はシャダー振動防止性能に優れたATFが必要不可欠で
ある。シャダー振動防止性能はスリップ速度に対する摩
擦係数の勾配(μ−v特性)によって評価される。
【0009】現在、このμ−v特性を測定するための試
験機としては、図3に示す、所謂「片軸縦形μ−v試験
機」と呼ばれるものが使用されている。その構成を概略
説明すると次の通りである。
【0010】つまり、装置基台2に試験槽昇降用シリン
ダ3が設けられる。温調用ヒータHを備えた試験槽10
は、片当たり防止ジンバル機構G及び垂直荷重制御用ロ
ードセル7を介して垂直荷重負荷用シリンダ5の可動ピ
ストン6に支持されている。この垂直荷重負荷用シリン
ダ5が前記試験槽昇降用シリンダ3の可動ピストン4に
担持される。試験槽10は、試験される潤滑油Lを貯留
する油溜め部11を備えている。油溜め部11は、上部
の直径が大きくなった段付きの油槽とされ、油槽の上部
の拡径部と下方の油槽部分にて形成された環状肩部11
aにテストピース、例えばスチール製の環状プレート1
00が載置される。
【0011】一方、装置基台2と一体に形成された天井
部枠体200には、駆動モータMが載置される。この駆
動モータMの下方へと延在する駆動軸44の先端には凸
状支持体45が一体に取付けられており、支持体45の
外周環状部下面に環状とされるテストピース、例えば摩
擦材101が貼付されている。この支持体45は、前記
試験槽10の拡径部に突入可能の形状とされる。従っ
て、上記試験槽昇降用シリンダ3及び垂直荷重負荷用シ
リンダ5を駆動することにより、支持体45の摩擦材1
01は、試験槽10の環状肩部11aに載置されたスチ
ール製の環状プレート100に所定の圧力にて押圧され
る。
【0012】このような構成とされる片軸縦形μ−v試
験機は、ATFのμ−v特性を測定することはできる
が、試験槽10内に設けられた、トルクコンバータのフ
ロントカバーに相当するスチール製の環状プレート10
0が回転しないために、実際のトルクコンバータにおけ
る流体の流れと異なる条件下にてのμ−v特性試験とな
っている。
【0013】本発明者らの研究実験の結果によると、シ
ャダー振動防止性能を評価するためのスリップ速度に対
する摩擦係数の勾配(μ−v特性)を求めるには、従来
の上記片軸縦形μ−v試験機では不十分であることが分
かった。
【0014】従って、本発明の目的は、実機に即したシ
ャダー振動防止性能の評価を精度良くシミュレートする
ことの可能な、スリップ速度に対する摩擦係数の勾配
(μ−v特性)を求めることのできる潤滑油試験装置を
提供することである。
【0015】本発明の他の目的は、特にATFのロック
アップクラッチ部でのシャダー振動を精度良く評価で
き、又、自動変速機のロックアップクラッチ係合、ロッ
クアップクラッチ部のスリップによるATFの劣化など
を試験することのできる潤滑油試験装置を提供すること
である。
【0016】本発明の他の目的は、劣化によるATFの
摩擦係数特性の経時変化を測定し、耐シャダー性能寿命
を簡単に評価することのできる潤滑油試験装置を提供す
ることである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的は本発明に係る
潤滑油試験装置にて達成される。要約すれば、本発明
は、潤滑油を収容し、第1のテストピースがこの潤滑油
中に浸漬された試験槽と、前記第1のテストピースと対
向して前記試験槽の上方に配置された第2のテストピー
スと、前記試験槽及び前記第1のテストピースを回転駆
動する第1の駆動手段と、前記第2のテストピースを回
転駆動する第2の駆動手段と、前記第1のテストピース
と前記第2のテストピースとを所定の圧力にて当接せし
めるための押圧手段とを有することを特徴とする潤滑油
試験装置である。本発明の一実施態様によれば、前記押
圧手段は、前記第1の駆動手段にて回転駆動される前記
試験槽及び前記第1のテストピースを上下方向に移動せ
しめ、前記第2のテストピースは、前記第2の駆動手段
からトーションバー及びイナーシャ部材を介して回転駆
動される。又、本発明の他の実施態様によれば、前記押
圧手段は、前記第2の駆動手段にて回転駆動される前記
第2のテストピースを上下方向に移動せしめ、前記試験
槽及び前記第1のテストピースは、前記第1の駆動手段
からトーションバー及びイナーシャ部材を介して回転駆
動される。
【0018】上記本発明にて、好ましくは、前記押圧手
段の押圧力を測定し制御する手段と、前記トーションバ
ーにかかるトルクを測定するための手段とが設けられ
る。
【0019】本発明の好ましい実施態様によると、前記
試験槽内にテストピース駆動手段が配設され、前記テス
トピース駆動手段は、前記試験槽内に位置して前記駆動
手段にて前記試験槽と共に回転駆動される駆動円板と、
この駆動円板の上方に配置されて前記第1のテストピー
スを担持した支持ディスクと、前記駆動円板と前記支持
ディスクの中心部に配置された鋼球と、前記駆動円板の
回転力を支持ディスクに伝達するピン部材とを有する。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る潤滑油試験装
置を図面に則して更に詳しく説明する。
【0021】実施例1 図1に本発明の潤滑油試験装置の一実施例を示す。本実
施例によると、潤滑油試験装置1は、装置基台2を備
え、該装置基台2に試験槽昇降用シリンダ3が設置され
る。従来と同様にこの試験槽昇降用シリンダ3の可動ピ
ストン4には垂直荷重負荷用シリンダ5が取付けられて
いる。
【0022】本発明によると、試験槽10は、駆動モー
タM1 の出力軸8の先端部分に一体に取付けられた回転
テーブル9上に固定されている。又、この駆動モータM
1 は前記垂直荷重負荷用シリンダ5の可動ピストン6に
垂直荷重制御用ロードセル7を介して支持されている。
試験槽10は、試験される潤滑油Lを貯留する油溜め部
11を備えており、この油溜め部11中にテストピース
駆動手段20が配設される。又、試験槽10には、収容
する潤滑油Lを種々の温度条件下にて試験するために加
熱手段Hを有している。
【0023】テストピース駆動手段20は、油溜め部1
1中に位置する駆動円板21を有する。この駆動円板2
1は、回転テーブル9及び試験槽10の底部を貫通して
上方へと油溜め部11中に突出した駆動モータM1 の出
力軸8の先端に固定されている。駆動円板21の中心部
には凹所23が形成され、この凹所23内に鋼球24が
回転自在に配置されている。駆動円板9の上方には第1
のテストピースとされる、本実施例では円板状のスチー
ルプレート100を担持した支持ディスク25が配置さ
れる。支持ディスク25の上面周辺部には、上方に突出
した突起26が複数個、例えば4個形成され、支持ディ
スク25に載置されたスチールプレート100の位置決
めを行なう。この支持ディスク25の下面中心部には凹
所27が形成され、支持ディスク25は、この凹所27
に前記鋼球24が適合するようにして前記駆動円板21
上に載置される。
【0024】又、前記駆動円板21には、上方へと突出
して複数の、例えば4本の回転伝達ピン28が円周方向
に等間隔で植設されており、これに対応して、前記支持
ディスク25にはこの回転伝達ピン28の上方先端部を
受容する透孔29が形成される。
【0025】上記構成により、駆動モータM1 が付勢さ
れ回転すると、回転テーブル9、試験槽10及び駆動円
板21が回転すると共に、駆動円板21に鋼球24にて
担持された支持ディスク25も又、回転伝達ピン28を
介して駆動円板21からの回転が伝達され、同じ回転数
にて回転する。
【0026】一方、装置基台2と一体に形成された天井
部枠体200には、駆動モータM2が載置される。この
駆動モータM2 の下方へと延在する駆動軸40の先端に
はカップリング41を介してトーションバー42の上端
が駆動軸40と同軸にて接続される。トーションバー4
2の下方他端には、カップリング43を介して第2テス
トピース駆動軸44の上端が接続される。この駆動軸4
4の下端には第2テストピース101を支持するための
支持ディスク45が取付けられ、この支持ディスク45
の下面に第2のテストピース101としての環状の摩擦
材が貼付される。トーションバー42は、カップリング
41、43を介して所望の剛性のものを容易に装着する
ことができる。
【0027】又、本実施例によれば、枠体200の中間
部分にイナーシャ載置台201が設けられ、該載置台2
01には、駆動軸44が中心部を貫通する態様で環状の
イナーシャ(慣性部材)46が複数枚準備されている。
図1には、3枚のイナーシャ部材46が上記カップリン
グ43に取付けられた状態が示される。
【0028】上記構成の潤滑油試験装置1にて、駆動モ
ータM1 が付勢されると、上述したように、試験槽10
及び支持ディスク21が所定の回転数にて回転し、又、
駆動モータM2 を付勢することにより、トーションバー
42、イナーシャ部材46及び第2テストピース駆動軸
44を介して支持ディスク45に貼付された摩擦材10
1が所定回転数にて回転される。特に、本実施例では、
摩擦材101は、トーションバー42及びイナーシャ部
材46を適宜変えることによって、種々の剛性及びイナ
ーシャにて回転駆動することができる。
【0029】次いで、試験槽昇降用シリンダ3及び垂直
荷重負荷用シリンダ5を駆動することにより、試験槽1
0は、回転する摩擦材101の方へと上昇し、油溜め1
1内に浸漬されたスチール製の環状プレート100が所
定の圧力にて摩擦材101へと押付けられる。この押圧
力は、垂直荷重制御用ロードセル7にて所定圧に制御さ
れる。上記説明にて、環状プレート100と摩擦材10
1とを所定圧力にて押圧する押圧手段としては、垂直荷
重負荷用シリンダ5などの油圧或は空気圧シリンダであ
るとして説明したが、重りなどを利用した押圧手段を利
用することも可能である。
【0030】摩擦材101に加わる摩擦力に起因する第
2のテストピース駆動軸44のトルク変動は、非接触ト
ルク計47にて連続的に計測される。
【0031】このような構成とされる本発明の潤滑油試
験装置1、即ち、両軸縦形μ−v試験機は、試験槽10
内に設けられたスチールプレート100が実際のトルク
コンバータのフロントカバーに相当し、摩擦材101が
ロックアップクラッチのフェーシングに相当する。又、
本発明の試験機1では、スチールプレート100及び摩
擦材101共に実際と同じ回転数にて回転することがで
き、実際のトルクコンバータにおける流体の流れと同じ
条件下にて、即ち、両軸回転場にて潤滑油のμ−v特性
を測定することができ、又、剛性とイナーシャを可変と
することで、実機の、即ち、スリップ制御式自動変速機
のロックアップ機構作動時のシャダー振動を精度良くシ
ミュレートし再現できる。
【0032】つまり、本発明の潤滑油試験装置1によれ
ば、剛性とイナーシャを可変とし、実際にシャダー振動
を発生させ、振動系の物性とμ−v特性がシャダー振動
の発散速度、減衰速度に与える影響について詳細に解析
することにより、シャダー振動防止性能に必要なATF
の性能を明確にでき、ATFの開発に有効である。
【0033】実施例2 図2に本発明の潤滑油試験装置1の他の実施例を示す。
上記実施例1では、試験槽10が昇降用シリンダ3及び
垂直荷重負荷用シリンダ5にて上下動自在に担持され、
トーションバー42とイナーシャ部材46を介して回転
する摩擦材101の方へと上昇する構成とされた。しか
しながら、実施例2では、摩擦材101が昇降用シリン
ダ3及び垂直荷重負荷用シリンダ5にて上下動自在に担
持され、試験槽10をトーションバー42及びイナーシ
ャ部材46を介して担持する構成とされる。各構成部材
の構造及び作用は、実施例1の場合と同じであるので、
同じ構造及び作用をなす部材には同じ参照番号を付し、
詳しい説明は省略する。本実施例でも、実施例1と同じ
作用効果を達成することができる。
【0034】上記各実施例では、本発明の潤滑油試験装
置は、自動車などに使用される自動変速機に使用するA
TFのμ−v特性試験機として使用するものとして説明
したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、建設機械或は農業機械用の湿式クラッチ、更にはト
ラクター用湿式ブレーキなどにおいて用いられている潤
滑油のμ−v特性を測定するための潤滑油試験装置とし
ても使用し得るものである。
【0035】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明の潤滑油試験
装置は、潤滑油を収容し、第1のテストピースがこの潤
滑油中に浸漬された試験槽と、前記第1のテストピース
と対向して前記試験槽の上方に配置された第2のテスト
ピースと、前記試験槽及び前記第1のテストピースを回
転駆動する第1の駆動手段と、前記第2のテストピース
を回転駆動する第2の駆動手段と、前記第1のテストピ
ースと前記第2のテストピースとを所定の圧力にて当接
せしめるための押圧手段とを有する構成とされるので、
実機に即したシャダー振動防止性能の評価を精度良くシ
ミュレートすることが可能な、スリップ速度に対する摩
擦係数の勾配(μ−v特性)を求めることができる。特
に、本発明の試験装置によれば、ATFのロックアップ
クラッチ部でのシャダー振動を精度良く評価でき、又、
自動変速機のロックアップクラッチ係合、ロックアップ
クラッチ部のスリップによるATFの劣化などを試験す
ることができ、従って、劣化によるATFの摩擦係数特
性の経時変化を測定し、耐シャダー性能寿命を簡単に評
価することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の潤滑油試験装置の一実施例を示す一部
断面概略構成図である。
【図2】本発明の潤滑油試験装置の他の実施例を示す一
部断面概略構成図である。
【図3】従来の潤滑油試験装置の一部断面概略構成図で
ある。
【図4】自動車用流体自動変速機のトルクコンバータの
概略構成図である。
【符号の説明】
1 潤滑油試験装置 2 装置基台 3 試験槽昇降用シリンダ 5 垂直荷重負荷用シリンダ 7 垂直荷重制御用ロードセル 10 試験槽 21 駆動円板 24 鋼球 25 支持ディスク 28 回転伝達ピン 42 トーションバー 47 非接触トルク計 45 支持ディスク 46 イナーシャ部材 100 第1のテストピース(スチールプレ
ート) 101 第2のテストピース(摩擦材)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 潤滑油を収容し、第1のテストピースが
    この潤滑油中に浸漬された試験槽と、前記第1のテスト
    ピースと対向して前記試験槽の上方に配置された第2の
    テストピースと、前記試験槽及び前記第1のテストピー
    スを回転駆動する第1の駆動手段と、前記第2のテスト
    ピースを回転駆動する第2の駆動手段と、前記第1のテ
    ストピースと前記第2のテストピースとを所定の圧力に
    て当接せしめるための押圧手段とを有することを特徴と
    する潤滑油試験装置。
JP34058296A 1996-12-05 1996-12-05 潤滑油試験装置 Pending JPH10170505A (ja)

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