JPH10170090A - 吸収式冷凍装置 - Google Patents
吸収式冷凍装置Info
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- JPH10170090A JPH10170090A JP8331298A JP33129896A JPH10170090A JP H10170090 A JPH10170090 A JP H10170090A JP 8331298 A JP8331298 A JP 8331298A JP 33129896 A JP33129896 A JP 33129896A JP H10170090 A JPH10170090 A JP H10170090A
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Abstract
凍結を簡便な構成で防止し得る吸収式冷凍装置を提供す
る。 【解決手段】 吸収式冷凍装置100は、高温再生器5
・低温再生器11・凝縮器23・蒸発器26・吸収器1
などを含む熱交換器類の所要部分を経由して熱操作流
体、つまり、吸収液を循環することにより、蒸発器26
内の熱交換用配管26Bを通る被熱操作流体、つまり、
冷/温水36bを冷却する。被熱操作流体36bの所定
温度以下に低下したときに、吸収器1から高温再生器5
に導く吸収液2aと低温再生器11から吸収器1に導く
吸収液2cとの間で熱交換を行う低温熱交換器13の入
口側の吸収液2cの全部または一部を低温熱交換器13
を通さずに吸収器1に導くことにより冷/温水36bの
凍結を防止する。また、必要に応じて、上記の制御に加
えて、加熱調整弁V5により高温再生器5の加熱を低減
または停止する。
Description
した吸収液を用いて、所要の熱交換動作を行うことによ
り、目的とする被熱操作流体を冷却・加温するようにし
た吸収冷凍機・吸収冷温水機などの吸収式冷凍機(この
発明において吸収式冷凍装置という)、特に、被熱操作
流体の温度が低下した際に生ずる凍結を防止し得るよう
にした吸収式冷凍装置に関するものである。
臭化リチウム、冷媒を水として混合した臭化リチウム水
溶液などの吸収液を用いたる吸収式冷凍装置が周知であ
り、図5のような吸収式冷凍装置100の構成(以下、
第1従来技術という)が本願出願人による出願にもとづ
く特開平6−88654号公報などにより開示されてい
る。
収液・冷却用水などの液体管路、二重線部分は冷媒蒸気
の蒸気管路であり、また、冷/温水36bは、冷却運転
時には冷却された冷水になり、加温運転時には加温され
た温水になるものである。
に溜っている低濃度の吸収液、つまり、稀液2aを起点
として説明する。稀液2aは、ポンプP1により、管路
4を経て、高温再生器5に入る。高温再生器5は、下方
からバーナーなどの加熱器6で加熱しているので、稀液
2aに中に含まれている冷媒が蒸発して、高温になった
中濃度の吸収液、つまり、中間液2bと、冷媒蒸気7a
とに分離する。
側の熱交換器、つまり、高温熱交換器9に入る。高温熱
交換器9で、高温の中間液2bは、管路4を通る稀液2
aに熱を与えて放熱し、温度が低下した後、管路10を
経て、低温再生器11に入る。
管11に送り込まれた冷媒蒸気7aが放熱管11を加熱
しているので、この加熱により中間液2bの中に含まれ
ている冷媒が蒸発して、高温になった高濃度の吸収液、
つまり、濃液2cと、冷媒蒸気7bとに分離する。
側の熱交換器、つまり、低温熱交換器13に入る。低温
熱交換器13で、高温の濃液2cは、管路4を通る稀液
2aに熱を与えて放熱し、中温になった後、管路14を
経て、吸収器1内の散布器1Aに入り、散布器1Aの多
数の穴から散布する。
1Bを流通する冷却用水32aによって冷却する。濃液
2cは、冷却管1Bの外側を流下する際に、隣接する蒸
発器26から入ってくる冷媒蒸気7cを吸収して稀薄化
し、低温の稀液2aに戻り、吸収液の一巡が終えるとい
う吸収液循環を繰り返すものである。
冷媒蒸気7Cを起点にして説明する。冷媒蒸気7cは、
上記の吸収液の循環系で説明したように、吸収器1内の
散布器1Aから分散した濃液2cに吸収されて、稀液2
aの中に入り、高温再生器5で冷媒蒸気7aになる。
生器11の放熱管11Aに入り、中間液2bに熱を与え
て放熱し、凝縮して冷媒液24aになった後、管路22
を経て、凝縮器23の底部に入る。
の間の多数の通路11Bを経て入ってくる冷媒蒸気7b
を、凝縮器23内の冷却管23Aを通る冷却用水32a
で冷却することにり、冷媒蒸気7bを凝縮して低温の冷
媒液24aにする。低温の冷媒液24aは、管路25を
経て、蒸発器26に入り、蒸発器26の低部に溜まって
冷媒液24bになる。
路28を経て、散布器26Aに送り、散布器26Aの多
数の穴から散布することを繰り返す。散布した冷媒液2
4bは、蒸発器26内の熱交換管26Bを通る被熱操作
流体、つまり、冷/温水戻水36aを冷却する。この冷
却の際に、冷媒液24bは、冷/温水戻水36aから熱
を吸収して蒸発して冷媒蒸気7cになった後、隣接する
吸収器1との間の多数の通路26Cを経て吸収器1に戻
り、冷媒の一巡が終えるという冷媒循環を繰り返すもの
である。
11との二重の再生動作によって、吸収液と冷媒、つま
り、熱操作流体を循環しながら蒸発器26内の熱交換管
26B、つまり、熱交換用配管によって、管路35から
与えられる被熱操作流体、つまり、冷/温水戻水35a
を冷却し、管路37から冷水35bを室内冷房機器など
の冷却対象機器(図示せず)に冷却用被熱操作流体とし
て与える運転を、二重効用の冷却運転と言い、主とし
て、冷房用に用いているため、冷房運転とも言ってい
る。
媒蒸気7aと高温熱交換器9に入れるべき高温の中間液
2bとを、側路して蒸発器26に与える管路41・管路
42に設けた開閉弁V1・開閉弁V2を開いて、直接、
吸収器1に戻し入れるとともに、散布器26Aより散布
すべき冷媒液24bを、蒸発器26の底部と管路4との
間を側路する管路43に設けた開閉弁V2を開いて冷媒
液24bを吸収液2aに混入するようにし、低温再生器
11を用いずに、高温再生器5のみの運転によって、吸
収液循環と冷媒循環とを行いながら蒸発器26内の熱交
換管26B、つまり、熱交換用配管によって、管路35
から与えられる被熱操作流体、つまり、冷/温水戻水3
6aを加温し、管路37から温水36bを室内暖房機器
などの加温対象機器(図示せず)に加温用被熱操作流体
として与える運転を、加温運転(ボイラー運転)と言
い、主として、暖房用に用いているため、暖房運転とも
言っている。また、この冷却運転時には、吸収器1と凝
縮器23との冷却は不要なので、管路31からの冷却用
水32aの送水を停止している。
成する部分であり、例えば、吸収液の稀釈運転時や、加
温運転時、つまり、暖房運転時などに、低温再生器11
の底部に余分に貯留される吸収液を管路81を介して吸
収器1に戻しいれる側路であって、冷却運転時、つま
り、冷房運転時には、U字状の垂れ下がった部分82に
吸収液を溜ておくことにより、冷媒蒸気7bが吸収器1
に入らないように遮断しているものである。
ンピュータ型の制御処理機能、つまり、CPU70Aを
主体にした制御部、例えば、市販のCPUボード(CP
U/B)を主体にして構成した制御部であって、操作部
76からの各操作信号と各温度検出器S1〜S4などか
らの各検出信号とを、入出力ポート71から取り込ん
で、作業用メモリ73に一時的に記憶し、作業メモリ用
73に記憶したデータと、処理用メモリ72に記憶した
制御処理フローのプログラムと、データ用メモリ74に
記憶した所定温度などの基準値データと、計時回路75
で計時した待時間などの時間値データとなどによる演算
処理にもとづいて、所要の制御処理を行って得られる各
ポンプP1・P2や各開閉弁V1〜V3などに対する各
制御信号を入出力ポート71から出力するとともに、作
業用メモリ73に記憶している記憶データの内容から所
要のものを表示部77に与えて表示するように構成した
ものである。なお、処理用メモリ72とデータ用メモリ
74とは、1つのPROM、EPROM、EEPRO
M、または、フラッシュメモリなどに記憶してもよい。
て、開閉弁V1・V2・V3の開閉とポンプP1・P2
の運転・停止とを制御することにより、冷却運転と加温
運転とに切換運転するとともに、各運転中において、冷
却対象機器または加温対象機器に与える冷/温水36b
を所定の温度に維持するために、操作部76などから与
える所要の各操作信号と、冷/温水戻水36aと冷/温
水35bとの温度を検出する温度検出器S1・S2、冷
却用水32aと冷却用水戻水32bとの温度を検出する
温度検出器S3・S4などから与える各検出信号とにも
とづいて、加熱器6の点火を行う点火器66や、加熱量
を調節する加熱調整弁V6などを制御することにより、
定常の温度制御運転を行うように構成してある。このた
め、各制御対象となる機器部分は電動型のもので構成し
てある。
と図6のようになるものである。図6において、加熱調
整弁V6は、加熱器6に供給する燃料65A、例えば、
都市ガスまたは石油などの供給量と、送気器65B、例
えば、ブロワーによって燃料65Aに混合する空気の供
給量とを制御する2つの弁によって構成してある。
には、上記の吸収式冷凍装置100の構成における加温
運転、つまり、暖房運転に関係する部分を設けずに、冷
却運転、つまり、冷房運転に関係する部分のみを設けた
吸収式冷凍装置を含むものである。
構成において、冷却運転、つまり、冷房運転時に、冷/
温水36bの定常運転における下限温度4°Cよりも低
下し、例えば、3°C以下に低下した場合には、蒸発器
26内の熱交換管26Bを通る冷/温水が凍結してしま
うので、加熱調整弁V6を閉じて高温再生器5の加熱を
停止している。
は、それら構成する部分に保熱容量があり、この保熱容
量によって、冷却容量が即座には極度に低減できないた
め、冷/温水36bが急激に低下した場合には、冷却容
量の低減が間に合わずに、上記の凍結を起こしてしまう
という不都合がある。
収式冷凍装置ほど起き易いく、極度の凍結を起こした場
合には、熱交換管26Bを破裂させてしまい、装置全体
が運転不能になることが考えられる。このため、こうし
た不都合のない簡便な構成による吸収式冷凍装置の提供
が望まれているという課題がある。
な高温再生器・低温再生器・凝縮器・蒸発器・吸収器な
どを含む熱交換器類の所要部分を経由して熱操作流体を
循環することにより上記の蒸発器内の熱交換用配管を通
る被熱操作流体を冷却する吸収式冷凍装置において、
低下したときに、上記の吸収器から上記の高温再生器に
導く上記の熱操作流体と、上記の低温再生器から上記の
吸収器に導く上記の前記熱操作流体、つまり、1次側熱
操作流体との間で熱交換を行う低温熱交換器の入口側の
上記の1次側熱操作流体の全部または一部を上記の低温
熱交換器を通さずに上記の吸収器に導くことにより上記
の被熱操作流体の凍結を防止する凍結防止手段を設ける
第1の構成と、
同様の吸収式冷凍装置において、上記の被熱操作流体の
温度が所定値以下に低下したときに、上記の高温再生器
の加熱を低減または停止するとともに、上記の吸収器か
ら上記の高温再生器に導く上記の熱操作流体と、上記の
低温再生器から上記の吸収器に導く上記の前記熱操作流
体、つまり、1次側熱操作流体との間で熱交換を行う低
温熱交換器の入口側の上記の1次側熱操作流体の全部ま
たは一部を上記の低温熱交換器を通さずに上記の吸収器
に導くことにより上記の被熱操作流体の凍結を防止する
凍結防止手段を設ける第2の構成とにより上記の課題を
解決したものである。
または蒸発器26内の温度を上昇させればよいので、上
記の手段のほか、冷/温水36bが所定温度以下になっ
たときに、 (1) 管路51・開閉弁V5を管路12から吸収器1に直
接的に通す構成 (2) 開閉弁V1・V2を適宜の量だけ開く構成 (3) 管路8・管路10の間に開閉弁V5と同様の開閉弁
を設ける構成 (4) 冷却用水32aの送水を停止する構成 (5) 上記の手段に、上記(1)〜(4)を組み合わせた構成 などが考えられる。
の発明を、図5〜図6の構成における吸収式冷凍装置1
00に適用した場合の実施例を説明する。
これらの図において、図5〜図6の符号と同一符号で示
した部分は、図5〜図6によって説明した同一符号の部
分と同一の機能をもつ部分であり、また、図1〜図4に
おいて同一符号で示す部分は、図1〜図4のいずれかに
おいて説明する同一符号の部分と同一の機能をもつ部分
である。
図4により説明する。図1の構成において、図5・図6
の構成と異なる箇所は、第1には、低温熱交換器13の
入口側の管路12と出口側の管路14との間を側路する
管路51と開閉弁V5を増設した箇所である。
43と開閉弁3とを除去して、冷媒液24bが底部の仕
切壁を越えて稀液2aに合流するように変更するととも
に、加温運転時、つまり、暖房運転時に、蒸発器26の
温度上昇によって、管路28・散布器26A内に溜まっ
ている冷媒液24bが温度上昇するため、冷媒が析出結
晶して管路28・散布器26A内を詰まらせてしまうの
で、これを防ぐために、管路28B・開閉弁V4を設け
て管路28・散布器26A内の冷媒液24bを排出する
ように構成した箇所である。
処理するために、予め、図4の制御処理フローのプログ
ラムを処理用メモリ72に記憶するとともに、開閉弁V
5に図3のような開閉制御を行わせるために必要な温度
データ値、つまり、冷/温水36bの温度を検出した温
度検出器S3の検出信号によって得られる温度データに
対する制御基準の温度データ値T1・T2を記憶してい
る箇所である。
36bの温度の下限温度の温度データ値T3、つまり、
定常下限値T3は、例えば、4°Cとして、図5〜図7
の従来構成と同様に、データ用メモリ74に記憶してあ
る。
ついては、図3のように、冷/温水36bの温度が下降
してきた場合の下降側制御における下降側所定値を温度
データ値T1として、定常下限値T3よりも僅かに低い
温度、例えば、3°Cに相当するデータを記憶するとと
もに、冷/温水36bの温度が上昇してきた場合の上昇
側制御における上昇側所定値を温度データ値T2とし
て、例えば、定常下限値T3と下降側所定値T1との中
間の温度、例えば、3.5°Cに相当するデータを記憶
することにより、冷/温水36bの温度の僅かな変動に
よって制御が頻繁に行われ、制御に混乱を起こさないよ
うにしてある。
分は、具体的には、図2のように、低温熱交換器13
は、筒状の外殻13Cの内部に間隔をおいて交互に張り
出した仕切板13Aを設けて蛇行路13Bを設けるとと
もに、蛇行路13Bの中央に管路4を貫通させることに
より、仕切板13Aを管路4に対して吸熱フィン状に形
成したものであり、開閉弁V5による流路変更部分は、
管路12から流入する濃液2cを、開閉弁V5を開い
て、管路51側に側路し、濃液2cの一部、例えば、1
/2の量を管路14側に分流し、残りの量を低温熱交換
器13に分流するように構成することにより、低温熱交
換器13の内部で濃液2c中の冷媒が析出結晶しないよ
うに構成してある。
弁V5・加熱調整弁V6との間に、点線で示す信号線
は、この発明に特に関係するものを強調的に示したもの
であり、他の検出部分・制御部分と制御部70との間に
も、当然、各検出信号と各制御信号のための線が設けら
れていることは言うまでもない。
御処理フローについて説明する。この制御処理フローは
装置の定常の運転制御を行うメイン制御処理フローに付
随するサブルーチンとして構成してあり、冷却運転、つ
まり、冷房運転時に、メイン制御処理フローから、例え
ば、1秒ごとに、図4の制御処理フローに移行してくる
ように仕組まれているものであり、また、開閉弁v5
は、定常の運転制御中は全閉状態に保持されていて、図
4の制御処理フローの制御動作によって全開状態に制御
されるように構成してある。
検出信号による温度データt1を取り込んで、次のステ
ップSP2に移行する。 ◆ステップSP2では、現在の温度データt1と前回ま
でに得られている温度データt2とを比較して、冷/温
水36aの温度が下降側制御の状態、つまり、図3の右
側から左側に移行しているか否かを判別する。下降側制
御の状態であるときは次のステップSP3に移行し、そ
うでないときはステップSP11に移行する。
t1が下降側所定値T1以下になっているか否かを判別
する。下降側所定値T1以下になっているときは、次の
ステップSP4に移行し、そうでないときはメイン制御
処理ルーチンの所定のステップ箇所に移行する。ここで
の判別は、データ用メモリ74から下降側所定値T1の
温度データを読み出して現在の温度データt1と比較演
算することにより判別する。
開度を検出して得られる開度データを取り込んで次のス
テップSP5に移行する。ここでの開度データは、例え
ば、加熱調整弁V6の開閉機構に連動されている可変抵
抗器の抵抗値を開閉データとして得るようにしてある。
全閉状態になっているか否かを判別する。全閉状態にな
っているときはステップSP7に移行し、そうでないと
きは次のステップSP6に移行する。
全閉状態にして、高温再生器5の加熱を停止した後に、
次のステップSP7に移行する。なお、例えば、大型の
装置などの場合には、加熱調整弁V6の全閉状態の限度
が、例えば、口火用などのために燃料65Aが僅かに流
出できる程度にした状態の箇所を全閉状態としている構
成のものがあるが、こうした構成の場合には、その限度
を全閉状態とする。また、この限度による状態は、加熱
を停止した状態ではないので、加熱を低減したとみなす
ものである。
タを取り込んで次のステップSP7に移行する。ここで
のデータは、開閉の都度、例えば、全閉のときは「1」
のデータを、また、全開のときは「0」のデータを作業
メモリ73の所定記憶箇所に記憶しておき、このデータ
を読み出すようにするか、または、図示していないが、
開閉弁V5の開閉機構に連動されている可変抵抗器の抵
抗値を開閉データとして得る構成する。
状態になっているか否かを判別する。全開状態になって
いるときはメイン制御処理ルーチンの所定のステップ箇
所に移行し、そうでないときは次のステップSP9に移
行する。
状態にした後に、メイン制御処理ルーチンの所定のステ
ップ箇所に移行する。したがって、ステップSP1〜S
P9の制御処理によれば、冷/温水36Bの温度が所定
値、例えば、3°C以下になったときには、加熱調整弁
V6が全閉状態になって高温再生器5におれる加熱が停
止されるとともに、開閉弁V5の全開によって、濃液2
aの一部が、低温熱交換器13を経ずに、管路14側に
直接的に流通するため、管路14から吸収器1に送り込
まれる濃液2aの温度が上昇するので、吸収器1内にお
ける冷媒蒸気7cの温度が上昇する。
換管13で受ける吸熱量が低下するが、高温再生器5の
内部には、余熱が残っているので、管路21から管路1
2までの間に流通する冷媒蒸気7aと濃液2cとの温度
は殆ど低下することがないため、上記の吸収器1内にお
ける冷媒蒸気7cの温度の上昇が持続される。
が通路26Cを通って熱交換管26Bを加温し、冷/温
水36bを加温することになるので、冷/温水36bの
凍結を防止することができるわけである。
タt1と前回までに得られている温度データt2とを比
較して、冷/温水36aの温度が上昇側制御の状態、つ
まり、図3の左側から右側に移行しているか否かを判別
する。上昇側制御の状態であるときは次のステップSP
12に移行し、そうでないときは、ステップSP2とこ
のステップSP11の判別によって温度値が変化してい
ないことになるので、メイン制御処理ルーチンの所定の
ステップ箇所に移行する。
タt1が上昇側所定値T2以上になっているか否かを判
別する。上昇側所定値T2以上になっているときは、次
のステップSP13に移行し、そうでないときはメイン
制御処理ルーチンの所定のステップ箇所に移行する。こ
こでの判別は、データ用メモリ74から上昇側所定値T
2の温度データを読み出して現在の温度データt1と比
較演算することにより判別する。
ータを取り込んで次のステップSP14に移行する。こ
こでのデータについては、ステップSP7で説明した内
容と同様である。
閉状態になっているか否かを判別する。全閉状態になっ
ているときはメイン制御処理ルーチンの所定のステップ
箇所に移行し、そうでないときは次のステップSP15
に移行する。
閉状態にした後に、次のステップSP16に移行する。 ◆ステップSP16では、加熱調整弁V6の開度を検出
して得られる開度データを取り込んで次のステップSP
17に移行する。ここでの開度データは、ステップSP
4で説明した開度データと同様である。
が所定開度になっているか否かを判別する。所定開度に
なっているときはメイン制御処理ルーチンの所定のステ
ップ箇所に移行し、そうでないときは次のステップSP
18に移行する。ここでの所定開度は、メイン制御処理
ルーチンでの制御処理フローで用いる定常の冷却運転に
おいて、現在の温度データt1に対する開度データをそ
のまま用いて判別する。
を開度を所定開度にした後に、メイン制御処理ルーチン
の所定のステップ箇所に移行する。ここでの所定開度の
データは、上記のステップSP17における開度データ
と同様である。
P18の制御処理によれば、冷/温水36bの温度が所
定値、例えば、3.5°C以上になったときには、開閉
弁V5が閉じられるとともに、加熱調整弁V6が所定の
開度にされて高温再生器5が定常の加熱を行うので、定
常の冷却運転状態に戻されたことになる。
4の制御処理フローから除外しておき、ステップSP1
5から、メイン制御処理ルーチンでの加熱調整弁V6に
対する定常の制御処理を行うための所定のステップ箇所
に移行するように構成してもよい。
図4により説明する。この第3実施例が上記の第1実施
例と異なる箇所は、低温熱交換器13内における冷媒の
析出結晶が殆ど起きないような構成の場合に、開閉弁V
5による流路の開閉を次のように変更した箇所である。
で示したように、開閉弁V5に加えて、管路12または
管路14に、開閉弁V5Cまたは開閉弁V5Dのいずれ
か1つを設けておき、開閉弁V5Cまたは開閉弁V5D
を開閉弁V5と同時に制御するように変更したものであ
る。
示したように、開閉弁V5に代えて、管路12と管路5
1との接続位置、または、管路51と管路14の接続位
置に、流路切換を行える開閉弁V5Aまたは開閉弁V5
B、例えば、三方弁を設けるとともに、開閉弁V5Bに
よって、管路12からの濃液2cを管路51側または低
温熱交換器13側に切り換えて流通するか、または、開
閉弁V5Aによって、管路51側を通した濃液2cのみ
を管路14側に流通するか、または、低温熱交換器13
を通した濃液2cのみを管路14側に流通するように変
更したものである。
図4により説明する。この第3実施例が上記の第1実施
例・第2実施例と異なる箇所は、第1実施例における開
閉弁V5、または、第2実施例における開閉弁V5・開
閉弁V5A・開閉弁V5B・開閉弁V5C・開閉弁V5
Dによる開閉制御の制御特性を、図3に鎖線で示す傾斜
特性のように、これらの開閉弁による開閉、または、流
路切換を徐々に行うようにした〔傾斜特性制御〕を行わ
せて、第1実施例における凍結防止動作と同様の制御動
作を行い得るように構成した箇所である。
図4により説明する。この第4実施例が上記の第1実施
例・第2実施例・第3実施例と異なる箇所は、図4の制
御処理フローにおけるステップSP4〜SP6と、ステ
ップSP16〜SP18との制御を除去して構成したも
のである。
弁V6の制御を、メイン制御処理フロー側で定常に制御
した状態のままにしておき、第1実施例における開閉弁
V5、または、第2実施例における開閉弁V5・開閉弁
V5A・開閉弁V5B・開閉弁V5C・開閉弁V5Dに
よる開閉制御のみを行うように変更して、冷/温水36
bの凍結防止を行い得るように構成したものである。
の装置において、加熱調整弁V6による高温再生器5の
熱操作が、濃液2aの温度に即座に影響しないような構
成の場合に適用し得るものである。
構成を要約すると、第1実施例の構成では、高温再生器
5・低温再生器11・凝縮器23・蒸発器26・吸収器
11などを含む熱交換器類の所要部分を経由して熱操作
流体、例えば、冷媒蒸気7a・7b・7cと稀液2a・
中間液2b・濃液2cなどを循環することにより上記の
蒸発器26内の熱交換用配管、つまり、熱交換管26B
を通る被熱操作流体、例えば、冷/温水36bを冷却す
る吸収式冷凍装置100において、
6bの温度t1が所定値以下、例えば、下降側所定値T
1に低下したときに、上記の吸収器1から上記の高温再
生器5に導く上記の熱操作流体、つまり、稀液2aと、
上記の低温再生器11から上記の吸収器1に導く上記の
前記熱操作流体、つまり、1次側熱操作流体、例えば、
濃液2dとの間で熱交換を行う低温熱交換器13の入口
側の上記の1次側熱操作流体、つまり、管路12を通る
濃液2dの全部または一部を、例えば、開閉弁V5など
によって、上記の低温熱交換器13を通さずに、例え
ば、管路51・管路14・散布器1Aの経路によって、
上記の吸収器1に導くことにより上記の被熱操作流体、
つまり、冷/温水36bの凍結を防止する凍結防止手段
を設ける第1の構成と、
同様の吸収式冷凍装置100において、上記の被熱操作
流体、つまり、冷/温水36bの温度t1が所定値以
下、例えば、下降側所定値T1に低下したときに、上記
の高温再生器5の加熱、つまり、加熱器6による加熱
を、加熱調整弁V6の開度を制御することにより、低減
または停止するとともに、上記の吸収器1から上記の高
温再生器5に導く上記の熱操作流体、つまり、稀液2a
と、上記の低温再生器11から上記の吸収器1に導く上
記の前記熱操作流体、つまり、1次側熱操作流体、例え
ば、濃液2dとの間で熱交換を行う低温熱交換器13の
入口側の上記の1次側熱操作流体、つまり、管路12を
通る濃液2dの全部または一部を、例えば、開閉弁V5
などによって、上記の低温熱交換器13を通さずに、例
えば、管路51・管路14・散布器1Aの経路によっ
て、上記の吸収器1に導くことにより上記の被熱操作流
体、つまり、冷/温水36bの凍結を防止する凍結防止
手段を設ける第2の構成とを構成していることになるも
のである。
て実施することができる。 (1)吸収式冷凍装置100の構成を、冷却運転、つま
り、冷房運転を行う部分のみによって構成した吸収式冷
凍装置に適用して構成する。 (2)高温再生器5を、稀液2Aを加熱する加熱釜部分
と、中間液2bと冷媒蒸気7aとを分離するための分離
用貯留槽とに分けて設けた構成の吸収式冷凍装置に適用
して構成する。 (3)管路51と、開閉弁V5または開閉弁V5A〜V
5Dとを設ける箇所を、例えば、図1に点線で示す管路
51Aと開閉弁V5Fのように、管路12と管路14と
の間の側路が可能な他の箇所に移設して構成する。な
お、管路51と、開閉弁V5または開閉弁V5A〜V5
Dとを設ける箇所は、構成を簡単にするために、管路1
2と管路14との配置位置がなるべく接近した箇所を選
んで設けることが好ましい。
運転、つまり、冷房運転時に、冷/温水の温度が、定常
運転における下限温度よりも低下した場合には、低温熱
交換器を通る濃液2aを側路して吸収器に導くことによ
り、吸収器内と蒸発器内との温度を上昇させて蒸発器内
の熱交換管を加温するように動作させているため、この
熱交換器内を通る冷/温水を加温でき、冷/温水の温度
が急激に低下した場合にでも、冷/温水の凍結を防止で
きるので、冷/温水の凍結により装置全体が運転不能に
なるなどの事故を未然に防止することができるなどの特
長がある。
従来技術を示し、各図の内容は次のとおりである。
Claims (2)
- 【請求項1】 高温再生器・低温再生器・凝縮器・蒸発
器・吸収器などを含む熱交換器類の所要部分を経由して
熱操作流体を循環することにより前記蒸発器内の熱交換
用配管を通る被熱操作流体を冷却する吸収式冷凍装置で
あって、 前記被熱操作流体の温度が所定値以下に低下したとき
に、前記吸収器から前記高温再生器に導く前記熱操作流
体と、前記低温再生器から前記吸収器に導く前記熱操作
流体(以下、1次側熱操作流体という)との間で熱交換
を行う低温熱交換器の入口側の前記1次側熱操作流体の
全部または一部を前記低温熱交換器を通さずに前記吸収
器に導くことにより前記被熱操作流体の凍結を防止する
凍結防止手段を具備することを特徴とする吸収式冷凍装
置。 - 【請求項2】 高温再生器・低温再生器・凝縮器・蒸発
器・吸収器などを含む熱交換器類の所要部分を経由して
熱操作流体を循環することにより前記蒸発器内の熱交換
用配管を通る被熱操作流体を冷却する吸収式冷凍装置で
あって、 前記被熱操作流体の温度が所定値以下に低下したとき
に、前記高温再生器の加熱を低減または停止するととも
に、前記吸収器から前記高温再生器に導く前記熱操作流
体と、前記低温再生器から前記吸収器に導く前記熱操作
流体(以下、1次側熱操作流体という)との間で熱交換
を行う低温熱交換器の入口側の前記1次側熱操作流体の
全部または一部を前記低温熱交換器を通さずに前記吸収
器に導くことにより前記被熱操作流体の凍結を防止する
凍結防止手段を具備することを特徴とする吸収式冷凍装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8331298A JPH10170090A (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 吸収式冷凍装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8331298A JPH10170090A (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 吸収式冷凍装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10170090A true JPH10170090A (ja) | 1998-06-26 |
Family
ID=18242129
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8331298A Pending JPH10170090A (ja) | 1996-12-11 | 1996-12-11 | 吸収式冷凍装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10170090A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101167800B1 (ko) | 2010-03-26 | 2012-07-25 | 산요덴키가부시키가이샤 | 흡수식 냉동기 |
-
1996
- 1996-12-11 JP JP8331298A patent/JPH10170090A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101167800B1 (ko) | 2010-03-26 | 2012-07-25 | 산요덴키가부시키가이샤 | 흡수식 냉동기 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A977 | Report on retrieval |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050823 |
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A521 | Written amendment |
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RD01 | Notification of change of attorney |
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A02 | Decision of refusal |
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A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
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