JPH10170081A - 空気調和装置 - Google Patents

空気調和装置

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JPH10170081A
JPH10170081A JP33097696A JP33097696A JPH10170081A JP H10170081 A JPH10170081 A JP H10170081A JP 33097696 A JP33097696 A JP 33097696A JP 33097696 A JP33097696 A JP 33097696A JP H10170081 A JPH10170081 A JP H10170081A
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Japan
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heat exchanger
refrigerant
paths
indoor heat
openable
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Application number
JP33097696A
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Megumi Komazaki
惠 胡摩崎
Kokichi Furuhama
功吉 古浜
Tetsuo Sano
哲夫 佐野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2400/00General features or devices for refrigeration machines, plants or systems, combined heating and refrigeration systems or heat-pump systems, i.e. not limited to a particular subgroup of F25B
    • F25B2400/12Inflammable refrigerants

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  • Compression-Type Refrigeration Machines With Reversible Cycles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、パス数切換えを実使用上可能に
し、凝縮時、蒸発時ともに熱交換器の効率を向上させる
ことを目的とする。 【解決手段】 冷媒としてR32/125混合冷媒又は
R32単体冷媒を含む高圧冷媒を使用し、少なくとも室
内熱交換器50には高圧冷媒を通す複数のパス101,
102を直・並列接続に切換え可能に並設し、暖房運
転、冷房運転及び冷媒循環量に応じてパス101,10
2の並列接続数を定めるようにしたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、空気調和装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】空気調和装置において、熱交換器をより
効率的に使用するためには、蒸発器として使用する場合
は、冷媒を通すパス内における冷媒の圧損を考慮する
と、パスの並列接続数を多くした多パスが望ましく、凝
縮器として使用する場合は、冷媒の熱伝達を考慮する
と、パスの並列接続数を少なくした少パス化が望まし
い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、パス数
の切換えは、実用上は切換えに使用する弁の圧損が性能
に与える影響が著しく大きく、冷・暖房でパス数を切換
えて熱交換器の性能向上を図ることは困難であった。し
かるに、R32/125混合冷媒もしくはR32単体冷
媒のような高圧冷媒を用いることにより弁の圧損が小さ
くなって、実使用上パス数の切換えが可能になることが
考えられる。
【0004】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
冷・暖房でパス数切換えを実使用上可能にして、凝縮
時、蒸発時ともに熱交換器の効率を向上させることので
きる空気調和装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、室内熱交換器及び室外熱交
換器を含んで構成される冷凍サイクルの冷媒としてR3
2/125混合冷媒又はR32単体冷媒を含む高圧冷媒
を使用し、前記室内熱交換器及び室外熱交換器の少なく
とも一方には前記高圧冷媒を通す複数のパスを直・並列
接続に切換え可能に並設し、暖房運転、冷房運転及び前
記高圧冷媒の循環量に応じて前記パスの並列接続数を定
めるように構成してなることを要旨とする。この構成に
より、高圧冷媒を使用することで、パス数切換え手段と
なる弁等の圧損が小さくなって、実使用上パスの接続切
換えが可能になる。室内熱交換器を、暖房運転時に凝縮
器として用いる場合は、冷房運転時に蒸発器として用い
る場合よりもパスの並列接続数は少なく定められる。こ
の結果、凝縮器として用いる場合は冷媒の熱伝達率を向
上させ、蒸発器として用いる場合は冷媒の圧損を低減さ
せることが可能となる。また、凝縮器として用いる場合
で冷媒の循環量が多い場合は少ないときよりもパスの並
列接続数を多くすることで圧損の影響を抑えることが可
能となり、蒸発器として用いる場合で冷媒の循環量が少
ない場合は多いときよりもパスの並列接続数を少なくす
ることで流速の低下による伝熱性能低下の影響を抑える
ことが可能となる。
【0006】請求項2記載の発明は、室内熱交換器及び
室外熱交換器を含んで構成される冷凍サイクルの冷媒と
してR32/125混合冷媒又はR32単体冷媒を含む
高圧冷媒を使用し、前記室内熱交換器及び室外熱交換器
の少なくとも一方には前記高圧冷媒を通す複数のパスを
並設し、暖房運転、冷房運転及び前記高圧冷媒の循環量
に応じて前記パスの並列接続数を定めるとともに熱交換
器容積を可変するように構成してなることを要旨とす
る。この構成により、室内熱交換器を、暖房運転時に凝
縮器として用いる場合は、冷房運転時に蒸発器として用
いる場合よりもパスの並列接続数は少なく定められ、こ
れとともに熱交換器容積は小さくなる。この結果、凝縮
器として用いる場合は冷媒の流速が増加して熱伝達率を
向上させ、蒸発器として用いる場合は冷媒の圧損を低減
させることが可能となる。また室外熱交換器についても
凝縮器として働く冷房運転時に熱交換器容積を小さくす
ることで冷凍サイクル内の冷媒量のアンマッチを防止す
ることが可能となる。さらに、前記と同様に、凝縮器と
して用いる場合で冷媒の循環量が多い場合は少ないとき
よりもパスの並列接続数を多くすることで圧損の影響を
抑えることが可能となり、蒸発器として用いる場合で冷
媒の循環量が少ない場合は多いときよりもパスの並列接
続数を少なくすることで流速の低下による伝熱性能低下
の影響を抑えることが可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
【0008】図1は、本発明の第1の実施の形態を示す
図である。本実施の形態は、熱交換器の容積を変えるこ
となく冷媒パス数の切換えを行うようにしたものであ
る。まず図1(a)を用いて本実施の形態の空気調和装
置の構成を説明する。コンプレッサ1、四方弁2、室外
熱交換器30、膨張弁4及び室内熱交換器50を主要構
成要素として冷凍サイクルが構成されている。室内熱交
換器50には、冷媒を通す2つのパス101,102が
並設され、さらに暖房運転、冷房運転及び冷媒循環量に
応じてこれらのパス101,102を直・並列に切換え
るパス数切換え手段としての3個の開閉可能弁11,1
2,13が備えられている。そして、このような構成の
冷凍サイクルにおいて、冷媒としてR32/125混合
冷媒もしくはR32単体冷媒からなる高圧冷媒が用いら
れている。四方弁2の切換えにより、暖房運転時と冷房
運転時の冷凍サイクル中の冷媒の流れは、それぞれ図中
矢印方向になる。
【0009】次に、上述のように構成された空気調和装
置の制御及び作用を説明する。暖房運転時に、室内熱交
換器50を凝縮器として用いる場合は、開閉可能弁1
1,13を閉、開閉可能弁12を開とする。また冷房運
転時に、室内熱交換器50を蒸発器として用いる場合
は、上記とは逆に、開閉可能弁11,13を開、開閉可
能弁12を閉とする(図1(b))。このような開閉可
能弁11,12,13の開・閉制御により、凝縮器とし
て用いる場合は、図1(c)に示すように、2つのパス
101,102は直列接続状態となり、パス数は1とな
る。この結果、冷媒の熱伝達率が向上して室内熱交換器
50の効率が向上する。また蒸発器として用いる場合
は、図1(d)に示すように、2つのパス101,10
2は並列接続状態となり、パス数は2となる。この結
果、冷媒の圧損が低減して室内熱交換器50の効率が向
上する。
【0010】図2には、本発明の第2の実施の形態を示
す。本実施の形態は、前記と同様に熱交換器の容積を変
えることなく冷媒パス数の切換えを行うようにしたもの
であり、室内熱交換器51に3つのパス101,10
2,103が並設されている。開閉可能弁は、上記第1
の実施の形態の場合と同様に11,12,13の3個が
備えられている(図2(a))。
【0011】暖房運転時に、室内熱交換器51を凝縮器
として用いる場合は、開閉可能弁11,13を閉、開閉
可能弁12を開とする。また冷房運転時に、室内熱交換
器51を蒸発器として用いる場合は、上記とは逆に、開
閉可能弁11,13を開、開閉可能弁12を閉とする
(図2(b))。このような開閉可能弁11,12,1
3の開・閉制御により、凝縮器として用いる場合は、図
2(c)に示すように、3つのパス101,102,1
03は直列接続状態となり、パス数は1となる。また蒸
発器として用いる場合は、図2(d)に示すように、1
つのパス103の後に並列接続の2つのパス101,1
02が接続された形、即ちパス数は1−2パスとなる。
この結果、凝縮器として用いる場合及び蒸発器として用
いる場合において、上記第1の実施の形態とほぼ同様の
効果が得られる。
【0012】図3には、本発明の第3の実施の形態を示
す。本実施の形態は、前記と同様に熱交換器の容積を変
えることなく冷媒パス数の切換えを行うようにしたもの
であり、室内熱交換器52に4つのパス101,10
2,103,104が並設されている。開閉可能弁は、
前記第1の実施の形態の場合と同様に11,12,13
の3個が備えられている(図3(a))。
【0013】暖房運転時に、室内熱交換器52を凝縮器
として用いる場合は、開閉可能弁11,13を閉、開閉
可能弁12を開とする。また冷房運転時に、室内熱交換
器52を蒸発器として用いる場合、上記とは逆に、開閉
可能弁11,13を開、開閉可能弁12を閉とする(図
3(b))。このような開閉可能弁11,12,13の
開・閉制御により、凝縮器として用いる場合は、図3
(c)に示すように、2つのパス101,102の直列
接続の後に、並列接続の2つのパス103,104が接
続された形、即ちパス数は1−2パスとなる。また蒸発
器として用いる場合は、図3(d)に示すように、並列
接続の2つのパス103,104の後に、同様に並列接
続された2つのパス101,102が接続された状態と
なり、結局パス数は2となる。この結果、凝縮器として
用いる場合は、冷媒の熱伝達率が向上して室内熱交換器
52の効率が向上する。また蒸発器として用いる場合
は、冷媒の圧損が低減して室内熱交換器52の効率が向
上する。
【0014】図4には、本発明の第4の実施の形態を示
す。本実施の形態は、前記と同様に熱交換器の容積を変
えることなく冷媒パス数の切換えを行うようにしたもの
であり、室内熱交換器53に、前記第1の実施の形態と
同様に、2つのパス101,102が並設され、パス数
切換え手段としては2個の開閉可能弁14,15とキャ
ピラリ状の2個の冷暖別絞り41,42が備えられてい
る。
【0015】暖房運転時に、室内熱交換器53を凝縮器
として用いる場合は、開閉可能弁14を閉、開閉可能弁
15を開とする。また冷房運転時に、室内熱交換器53
を蒸発器として用いる場合は、上記とは逆に、開閉可能
弁14を開、開閉可能弁15を閉とする。このような開
閉可能弁14,15の開・閉制御により、凝縮器として
用いる場合は、2つのパス101,102は直列接続状
態となり、パス数は1となる。また蒸発器として用いる
場合は、2つのパス101,102は並列接続状態とな
り、パス数は2となる。この結果、凝縮器として用いる
場合及び蒸発器として用いる場合において、前記第1の
実施の形態とほぼ同様の効果が得られる。
【0016】図5には、本発明の第5の実施の形態を示
す。本実施の形態は、前記と同様に熱交換器の容積を変
えることなく冷媒パス数の切換えを行うようにしたもの
であり、室内熱交換器54に、前記第2の実施の形態と
同様に、3つのパス101,102,103が並設さ
れ、パス数切換え手段としては2個の開閉可能弁14,
15とキャピラリ状の2個の冷暖別絞り41,42が備
えられている。
【0017】暖房運転時に、室内熱交換器54を凝縮器
として用いる場合は、開閉可能弁14を閉、開閉可能弁
15を開とする。また冷房運転時に、室内熱交換器54
を蒸発器として用いる場合は、上記とは逆に、開閉可能
弁14を開、開閉可能弁15を閉とする。このような開
閉可能弁14,15の開・閉制御により、凝縮器として
用いる場合は、3つのパス101,102,103は直
列接続状態となり、パス数は1となる。また蒸発器とし
て用いる場合は、1つのパス103の後に並列接続の2
つのパス101,102が接続された形、即ちパス数は
1−2パスとなる。この結果、凝縮器として用いる場合
及び蒸発器として用いる場合において、前記第2の実施
の形態とほぼ同様の効果が得られる。
【0018】図6には、本発明の第6の実施の形態を示
す。本実施の形態は、前記と同様に熱交換器の容積を変
えることなく冷媒パス数の切換えを行うようにしたもの
であり、室内熱交換器54に、前記第3の実施の形態と
同様に、4つのパス101,102,103,104が
並設され、パス数切換え手段としては2個の開閉可能弁
14,15とキャピラリ状の2個の冷暖別絞り41,4
2が備えられている。
【0019】暖房運転時に、室内熱交換器54を凝縮器
として用いる場合は、開閉可能弁14を閉、開閉可能弁
15を開とする。また冷房運転時に、室内熱交換器54
を蒸発器として用いる場合は、上記とは逆に、開閉可能
弁14を開、開閉可能弁15を閉とする。このような開
閉可能弁14,15の開・閉制御により、凝縮器として
用いる場合は、2つのパス101,102の直列接続の
後に、並列接続の2つのパス103,104が接続され
た形、即ちパス数は1−2パスとなる。また蒸発器とし
て用いる場合は、並列接続の2つのパス103,104
の後に、同様に並列接続された2つのパス101,10
2が接続された状態となり、結局パス数は2となる。こ
の結果、凝縮器として用いる場合及び蒸発器として用い
る場合において、前記第3の実施の形態とほぼ同様の効
果が得られる。
【0020】以上、第1乃至第6の実施の形態で述べた
ように、凝縮器、蒸発器として用いる場合のどちらでも
熱交換器の容積を変えることなくパス数の切換えが可能
な場合において、凝縮器として用いる場合は、圧損の影
響は比較的小さく、パス数を減少させた方が熱交換器の
性能向上に寄与する。しかし、凝縮器として用いる場合
でも冷媒循環量が増大するにつれて圧損の影響は無視で
きなくなり、性能低下の要因になる(図7(a)の
f)。そのため、冷媒循環量が大きい場合には少ないと
きよりもパス数を増加することで性能向上を図ることが
できる(図7(a))。一方、蒸発器として用いる場合
は、圧損の影響は大きく、パス数を増大させた方が熱交
換器の性能向上に寄与する。しかし、冷媒循環量が低下
し、圧損が小さくなるにつれて性能向上に寄与する影響
は小さくなり、むしろ流速の低下による伝熱性能低下の
影響の方が大きくなって性能低下の要因になる(図7
(b)のg)。そのため、冷媒循環量が少ない場合には
大きいときよりもパス数を減少させることで性能向上を
図ることができる(図7(b))。なお、第1乃至第6
の実施の形態では、室内熱交換器の場合のみについて述
べたが、この凝縮器又は蒸発器としての使用及び冷媒循
環量に応じてのパス数の切換えは、室内熱交換器のみな
らず室外熱交換器にも適用することができる。そして、
冷媒循環量に応じてのパス数の切換えは、例えばコンプ
レッサの運転周波数の関数として制御する。
【0021】図8の(a)〜(e)には、本発明の第7
の実施の形態を示す。本実施の形態は、冷媒パス数の切
換えに伴って熱交換器の容積を変えるようにしたもので
ある。図8の(b)〜(e)は、図8(a)のそれぞれ
変形例である。まず図8(a)では、2列室内熱交換器
56が用いられ、各列の熱交換器にそれぞれ1つのパス
105,106が設けられている。パス数切換え手段と
しては1個の一方向弁21と2個の冷暖別絞り43,4
4が備えられている。暖房運転時に、室内熱交換器56
を凝縮器として用いる場合は、一方向弁21の作用によ
り、1つのパス106のみが機能してパス数は1とな
り、これとともに熱交換器容積が小さくなる。一方、冷
房運転時に蒸発器として用いる場合は、2つのパス10
5,106が並列接続状態となってパス数は2となり、
これとともに熱交換器容積は大きくなる。この結果、凝
縮器として用いる場合は、冷媒の流速が増加して熱伝達
率が向上し、室内熱交換器56の効率が向上する。また
蒸発器として用いる場合は、冷媒の圧損が低減して室内
熱交換器56の効率が向上する。このとき、暖房運転時
と冷房運転時に内外の熱交換器の大きさが異なると冷媒
量のアンマッチが起こる。そのため、室外熱交換器につ
いても、上記室内熱交換器と同様の構造とし、冷房運転
時に凝縮器として働く室外熱交換器の大きさを小さくす
ることで冷媒量のアンマッチを防止することが可能とな
る。またこれとともに、室外熱交換器についてもパス数
が減少して冷媒の流速が増加し、熱伝達率が向上するこ
とで効率を向上させることが可能となる。
【0022】図8(b)は、一列の室内熱交換器57
で、上記2列室内熱交換器56と同様の作用、効果を持
たせた場合である。図8(c)は、室内熱交換器58内
に3つのパス105,106,107を並設し、暖房運
転時に2つのパス106,107を機能させてパス数を
1とするとともに、熱交換器容積が冷房運転時の2/3
となるようにしたものである。図8(d)は、室内熱交
換器59内に、暖房運転時に冷媒が通過するパス106
と通過しないパス105を交互に配置することにより、
フィンの熱伝導を用いて凝縮性能を向上させるようにし
たものである。図8(e)は、2列室内熱交換器60に
おいて、2個の一方向弁21,22と2個の冷暖別絞り
43,44を用い、暖房運転時と冷房運転時にパス数を
変更するとともに容積比の調整を行うようにしたもので
ある。
【0023】図9の(a)〜(d)には、本発明の第8
の実施の形態を示す。本実施の形態は、前記と同様に冷
媒パス数の切換えに伴って熱交換器の容積を変えるよう
にしたものである。図9の(b)〜(d)は、図9
(a)のそれぞれ変形例である。まず図9(a)では、
2列室内熱交換器61が用いられ、各列の熱交換器に、
上記第7の実施の形態と同様に、それぞれ2つのパス1
05,106が設けられている。パス数切換え手段とし
ては、それぞれ1個の開閉可能弁16、一方向弁23及
び冷暖同一絞り45が備えられている。暖房運転時に、
室内熱交換器61を凝縮器として用いる場合は、開閉可
能弁16を閉とすることにより、1つのパス106のみ
が機能してパス数は1となり、これとともに熱交換器容
積が小さくなる。一方、冷房運転時に蒸発器として用い
る場合は、開閉可能弁16を開とすることにより、2つ
のパス105,106が並列接続状態となってパス数は
2となり、これとともに熱交換器容積は大きくなる。こ
の結果、凝縮器として用いる場合及び蒸発器として用い
る場合において、上記第7の実施の形態における図8
(a)とほぼ同様の効果が得られる。
【0024】図9(b)は、一列の室内熱交換器62
で、上記2列室内熱交換器61と同様の作用、効果を持
たせた場合である。図9(c)は、室内熱交換器63内
に3つのパス105,106,107を並設し、暖房運
転時に2つのパス106,107を機能させてパス数を
1とするとともに、熱交換器容積が冷房運転時の2/3
となるようにしたものである。図9(d)は、室内熱交
換器64内に、暖房運転時に冷媒が通過するパス106
と通過しないパス105を交互に配置することにより、
フィンの熱伝導を用いて凝縮性能を向上させるようにし
たものである。
【0025】図10の(a),(b)には、本発明の第
9の実施の形態を示す。本実施の形態は、冷媒パスの切
換えに伴って熱交換器の容積を変えるようにしたもので
ある。まず、図10(a)では、室内熱交換器65に太
径のパス108と細径のパス109が交互に縦一列にな
るように並行して配設されている。パス切換え手段とし
ては4個の開閉可能弁17,18,19,20が備えら
れている。暖房運転時に、室内熱交換器65を凝縮器と
して用いる場合は、開閉可能弁17,19を閉、開閉可
能弁18,20を開とする。これにより、細径のパス1
09が機能するとともに熱交換器容積が小さくなる。一
方、冷房運転時に蒸発器として用いる場合は、上記と逆
に、開閉可能弁17,19を開、開閉可能弁18,20
を閉とする。これにより、太径のパス108が機能する
とともに熱交換器容積は大きくなる。この結果、暖房運
転時と冷房運転時において熱交換器容積比のバランスを
とることが可能になるとともに、凝縮器として用いる場
合は、冷媒の流速が増加して熱伝達率が向上し、室内熱
交換器65の効率が向上する。また蒸発器として用いる
場合は、冷媒の圧損が低減して室内熱交換器65の効率
が向上する。
【0026】図10(b)は、室内熱交換器66に、縦
一列の太径のパス108の脇に縦一列の細径のパス10
9を並行して配設したものである。パス切換え手段とし
ては、上記と同様に4個の開閉可能弁17,18,1
9,20が備えられている。作用、効果は、上記の図1
0(a)のものと同様である。
【0027】なお、室外熱交換器31,32について
も、上記室内熱交換器65,66と同様の構造とし、冷
房運転時に凝縮器として働く室外熱交換器31,32の
大きさを小さくすることが可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明によれば、冷凍サイクルの冷媒としてR32/125
混合冷媒又はR32単体冷媒を含む高圧冷媒を使用し、
室内熱交換器及び室外熱交換器の少なくとも一方には前
記高圧冷媒を通す複数のパスを直・並列接続に切換え可
能に並設し、暖房運転、冷房運転及び前記高圧冷媒の循
環量に応じて前記パスの並列接続数を定めるように構成
したため、熱交換器を、凝縮器として用いる場合は冷媒
の熱伝達率を向上させ、蒸発器として用いる場合は冷媒
の圧損を低減させることができて、凝縮時、蒸発時とも
に熱交換器の効率を向上させることができる。
【0029】請求項2記載の発明によれば、冷凍サイク
ルの冷媒としてR32/125混合冷媒又はR32単体
冷媒を含む高圧冷媒を使用し、室内熱交換器及び室外熱
交換器の少なくとも一方には前記高圧冷媒を通す複数の
パスを並設し、暖房運転、冷房運転及び前記高圧冷媒の
循環量に応じて前記パスの並列接続数を定めるとともに
熱交換器容積を可変するように構成したため、上記請求
項1記載の発明の効果に加えてさらに、パスの並列接続
数を定めるとともに熱交換器容積を可変する手段を、並
設された複数のパスに対し、一方向弁と冷暖別絞り等で
簡単に構成することができるという利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る空気調和装置の第1の実施の形態
を示す系統図等である。
【図2】本発明の第2の実施の形態を示す系統図等であ
る。
【図3】本発明の第3の実施の形態を示す系統図等であ
る。
【図4】本発明の第4の実施の形態における室内熱交換
器の部分の構成を示す図である。
【図5】本発明の第5の実施の形態における室内熱交換
器の部分の構成を示す図である。
【図6】本発明の第6の実施の形態における室内熱交換
器の部分の構成を示す図である。
【図7】上記第1〜第6の実施の形態において並列接続
のパス数と性能との関係を示す図である。
【図8】本発明の第7の実施の形態における室内熱交換
器の部分の構成を示す図である。
【図9】本発明の第8の実施の形態における室内熱交換
器の部分の構成を示す図である。
【図10】本発明の第9の実施の形態における室内熱交
換器の部分の構成を示す斜視図である。
【符号の説明】
11〜20 パス切換え手段を構成する開閉可能弁 21〜23 パス切換え手段を構成する一方向弁 30〜32 室外熱交換器 50〜66 室内熱交換器 101〜109 パス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内熱交換器及び室外熱交換器を含んで
    構成される冷凍サイクルの冷媒としてR32/125混
    合冷媒又はR32単体冷媒を含む高圧冷媒を使用し、前
    記室内熱交換器及び室外熱交換器の少なくとも一方には
    前記高圧冷媒を通す複数のパスを直・並列接続に切換え
    可能に並設し、暖房運転、冷房運転及び前記高圧冷媒の
    循環量に応じて前記パスの並列接続数を定めるように構
    成してなることを特徴とする空気調和装置。
  2. 【請求項2】 室内熱交換器及び室外熱交換器を含んで
    構成される冷凍サイクルの冷媒としてR32/125混
    合冷媒又はR32単体冷媒を含む高圧冷媒を使用し、前
    記室内熱交換器及び室外熱交換器の少なくとも一方には
    前記高圧冷媒を通す複数のパスを並設し、暖房運転、冷
    房運転及び前記高圧冷媒の循環量に応じて前記パスの並
    列接続数を定めるとともに熱交換器容積を可変するよう
    に構成してなることを特徴とする空気調和装置。
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