JPH10169390A - スキンプレ−ト部用防水材及びこれを用いた防水施工法 - Google Patents
スキンプレ−ト部用防水材及びこれを用いた防水施工法Info
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- JPH10169390A JPH10169390A JP8353534A JP35353496A JPH10169390A JP H10169390 A JPH10169390 A JP H10169390A JP 8353534 A JP8353534 A JP 8353534A JP 35353496 A JP35353496 A JP 35353496A JP H10169390 A JPH10169390 A JP H10169390A
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】横抗掘削シ−ルドマシンの掘削到達部に用いら
れる防水材及びこれを用いた防水施工法の提供。 【解決手段】円筒状スキンプレ−トの内周面に当接され
るプラスチック製円筒部aと、セグメント内面に当接さ
れるプラスチック製円筒部bと、この両円筒部a、bの
端部を繋ぎセグメントの厚さと略同じ幅のプラスチック
製部分円盤部と、からなるスキンプレ−ト部用防水材と
これを用いた防水施工法。
れる防水材及びこれを用いた防水施工法の提供。 【解決手段】円筒状スキンプレ−トの内周面に当接され
るプラスチック製円筒部aと、セグメント内面に当接さ
れるプラスチック製円筒部bと、この両円筒部a、bの
端部を繋ぎセグメントの厚さと略同じ幅のプラスチック
製部分円盤部と、からなるスキンプレ−ト部用防水材と
これを用いた防水施工法。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、横抗掘削シ−ルド
マシンの掘削到達部に用いられる防水材及びこれを用い
た防水施工法に関するものである。
マシンの掘削到達部に用いられる防水材及びこれを用い
た防水施工法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地下鉄等のトンネルを掘削するに
際しては前面にカッタ−を備え、しかも掘削された土砂
を後方に運ぶスクリュ−コンベア、ベルトコンベア等を
内部に備えた掘削シ−ルドマシンが用いられている。そ
して掘削シ−ルドマシンのテ−ル部にあっては掘削した
地山に対向してセグメントを掘削面の全周に構築し、セ
グメントと地山との間に緩衝材を配置すると共にモルタ
ル系、セメントミルク系、ウレタン系等の裏込め注入剤
を充填する方法が取られていた。
際しては前面にカッタ−を備え、しかも掘削された土砂
を後方に運ぶスクリュ−コンベア、ベルトコンベア等を
内部に備えた掘削シ−ルドマシンが用いられている。そ
して掘削シ−ルドマシンのテ−ル部にあっては掘削した
地山に対向してセグメントを掘削面の全周に構築し、セ
グメントと地山との間に緩衝材を配置すると共にモルタ
ル系、セメントミルク系、ウレタン系等の裏込め注入剤
を充填する方法が取られていた。
【0003】しかるに、この掘削シ−ルドマシンの最終
到達部における円筒状スキンプレ−ト周辺の防水施工は
極めて難しく、例えば、縦坑と横坑との交差部や既存の
構造物に横坑が到達した際の掘削シ−ルドマシンの最外
側に位置する円筒状スキンプレ−ト周辺の漏水を阻止す
るのに多大の工数と手間がかかっていた。例えば、縦坑
に掘削シ−ルドマシンが到達した際、掘削シ−ルドマシ
ンの最前の最外側に位置する円筒状スキンプレ−トを残
して掘削シ−ルドマシンを解体して後方へ運び去り、円
筒状スキンプレ−トはそのまま横坑の周囲に埋設して残
される。
到達部における円筒状スキンプレ−ト周辺の防水施工は
極めて難しく、例えば、縦坑と横坑との交差部や既存の
構造物に横坑が到達した際の掘削シ−ルドマシンの最外
側に位置する円筒状スキンプレ−ト周辺の漏水を阻止す
るのに多大の工数と手間がかかっていた。例えば、縦坑
に掘削シ−ルドマシンが到達した際、掘削シ−ルドマシ
ンの最前の最外側に位置する円筒状スキンプレ−トを残
して掘削シ−ルドマシンを解体して後方へ運び去り、円
筒状スキンプレ−トはそのまま横坑の周囲に埋設して残
される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、通常はこの
円筒状スキンプレ−ト近傍にゴムプレ−トやプラスチッ
クプレ−トを張設して防水機能をもたせるが、これらプ
レ−トを円筒状スキンプレ−トの周囲に配置する場合に
は平らなプレ−トを円筒状のスキンプレ−トに沿って、
即ち掘削面に沿って展設することになるためプレ−トを
曲げながら作業が進められる。従って、如何してもプレ
−トにしわがよってしまい、作業性が悪いと共に、しわ
の部分が十分シ−ルできずこの部位より漏水を生じてし
まうこととなる。又、ゴムプレ−トの場合、一度水が溜
るとゴムプレ−トが膨満し、この程度が徐々に大きくな
り、最後にはこれが破裂して大きな事故に発生すること
があった。
円筒状スキンプレ−ト近傍にゴムプレ−トやプラスチッ
クプレ−トを張設して防水機能をもたせるが、これらプ
レ−トを円筒状スキンプレ−トの周囲に配置する場合に
は平らなプレ−トを円筒状のスキンプレ−トに沿って、
即ち掘削面に沿って展設することになるためプレ−トを
曲げながら作業が進められる。従って、如何してもプレ
−トにしわがよってしまい、作業性が悪いと共に、しわ
の部分が十分シ−ルできずこの部位より漏水を生じてし
まうこととなる。又、ゴムプレ−トの場合、一度水が溜
るとゴムプレ−トが膨満し、この程度が徐々に大きくな
り、最後にはこれが破裂して大きな事故に発生すること
があった。
【0005】本発明は掘削シ−ルドマシンの最終到達部
における円筒状スキンプレ−トとセグメントとの間の漏
水を防止する防水材、及びこれを用いた防水施工法を提
供することを目的としている。
における円筒状スキンプレ−トとセグメントとの間の漏
水を防止する防水材、及びこれを用いた防水施工法を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の課題を解
決するためになされたものであって、第1発明は、円筒
状スキンプレ−トの内周面に当接されるプラスチック製
円筒部(a)と、セグメント内面に当接されるプラスチ
ック製円筒部(b)と、この両円筒部(a)、(b)の
端部を繋ぎセグメントの厚さと略同じ幅のプラスチック
製部分円盤部と、からなるスキンプレ−ト部用防水材に
かかるものである。
決するためになされたものであって、第1発明は、円筒
状スキンプレ−トの内周面に当接されるプラスチック製
円筒部(a)と、セグメント内面に当接されるプラスチ
ック製円筒部(b)と、この両円筒部(a)、(b)の
端部を繋ぎセグメントの厚さと略同じ幅のプラスチック
製部分円盤部と、からなるスキンプレ−ト部用防水材に
かかるものである。
【0007】そして第2発明は、シ−ルドマシンにより
掘削されて横抗端部に位置する円筒状スキンプレ−トに
対して、その内側にセグメントを円筒状に構築し、更に
その内側にプラスチック製防水シ−トを覆い、次いで請
求項第1項記載のスキンプレ−ト用防水材の円筒部
(a)と円筒部(b)を円筒状スキンプレ−トの内周面
とセグメントの内周面とに当接し、Z型ワッシャ−の上
フランジを用いてスキンプレ−トに前記防水材の円筒部
(a)を固定し、一方、Z型ワッシャ−の下フランジを
用いて防水材の円筒部(b)を支え、かつ、当該スキン
プレ−ト用防水材を前記プラスチック製防水シ−トに水
蜜に熱溶着したことを特徴とするスキンプレ−ト部の防
水施工法にかかるものである。
掘削されて横抗端部に位置する円筒状スキンプレ−トに
対して、その内側にセグメントを円筒状に構築し、更に
その内側にプラスチック製防水シ−トを覆い、次いで請
求項第1項記載のスキンプレ−ト用防水材の円筒部
(a)と円筒部(b)を円筒状スキンプレ−トの内周面
とセグメントの内周面とに当接し、Z型ワッシャ−の上
フランジを用いてスキンプレ−トに前記防水材の円筒部
(a)を固定し、一方、Z型ワッシャ−の下フランジを
用いて防水材の円筒部(b)を支え、かつ、当該スキン
プレ−ト用防水材を前記プラスチック製防水シ−トに水
蜜に熱溶着したことを特徴とするスキンプレ−ト部の防
水施工法にかかるものである。
【0008】この第2発明にあって、好ましくは、地山
からの漏水に対してスキンプレ−トとセグメントの先端
とのコ−ナ−部に、横抗の底部に達するパイプドレ−ン
をブチルゴムのような止水材にて囲んで備え、更にセグ
メントの先端の内側部位に横抗の底部に達するパイプド
レ−ンを備えたものである。
からの漏水に対してスキンプレ−トとセグメントの先端
とのコ−ナ−部に、横抗の底部に達するパイプドレ−ン
をブチルゴムのような止水材にて囲んで備え、更にセグ
メントの先端の内側部位に横抗の底部に達するパイプド
レ−ンを備えたものである。
【0009】そして、スキンプレ−ト用防水材の固定に
あっては、通常はスキンプレ−トにボルトを立設し、ス
キンプレ−ト用防水材の円筒部(a)、Z型ワッシャ−
の上フランジを貫通してナットを持って固定したもので
ある。
あっては、通常はスキンプレ−トにボルトを立設し、ス
キンプレ−ト用防水材の円筒部(a)、Z型ワッシャ−
の上フランジを貫通してナットを持って固定したもので
ある。
【0010】
【発明の実施の形態】第1発明のスキンプレ−ト用防水
材としてはポリエチレン、ポリプロピレン、EVA等か
ら選択されたものであり、中でもEVAにて成形される
のが通例で、掘削トンネルの円形に対しこの一部をなす
弧状にこれを形成し、必要に応じて熱溶着によって連接
するものである。このように防水材が全体として弧状即
ちトンネルの掘削面と略々同じ曲率を有することとした
ため、施工時に防水材にしわ等の不具合が生じなくなっ
たものである。
材としてはポリエチレン、ポリプロピレン、EVA等か
ら選択されたものであり、中でもEVAにて成形される
のが通例で、掘削トンネルの円形に対しこの一部をなす
弧状にこれを形成し、必要に応じて熱溶着によって連接
するものである。このように防水材が全体として弧状即
ちトンネルの掘削面と略々同じ曲率を有することとした
ため、施工時に防水材にしわ等の不具合が生じなくなっ
たものである。
【0011】このスキンプレ−ト用防水材の円筒部
(a)はスキンプレ−トの内面に当接されて後述するZ
型ワッシャ−の上フランジをもって固定され、一方の円
筒部(b)はセグメントの内周面側に回り込んでZ型ワ
ッシャ−の下フランジをもって支持されると共に防水シ
−トに水密に熱溶着されるものである。
(a)はスキンプレ−トの内面に当接されて後述するZ
型ワッシャ−の上フランジをもって固定され、一方の円
筒部(b)はセグメントの内周面側に回り込んでZ型ワ
ッシャ−の下フランジをもって支持されると共に防水シ
−トに水密に熱溶着されるものである。
【0012】即ち、防水材は特にセグメントの先端部を
覆うセグメントの厚さと略同じ幅の円盤部にて円筒部
(a)、(b)をつないでいるため、この円盤部がトン
ネル内に配設したセグメントの先端面にて形成されるド
−ナッツ状円盤面の曲率と略々同じとされているため、
セグメントの先端に適用した際にはここにしわがよるこ
となく施工でき、その施工性も著しく向上することとな
る。
覆うセグメントの厚さと略同じ幅の円盤部にて円筒部
(a)、(b)をつないでいるため、この円盤部がトン
ネル内に配設したセグメントの先端面にて形成されるド
−ナッツ状円盤面の曲率と略々同じとされているため、
セグメントの先端に適用した際にはここにしわがよるこ
となく施工でき、その施工性も著しく向上することとな
る。
【0013】又、第2発明の防水施工法にあっては、第
1発明の防水材にてセグメントの先端ド−ナッツ面を覆
い、Z型ワッシャ−の上フランジをもって防水材の円筒
部(a)をスキンプレ−トに固定し、一方、Z型ワッシ
ャ−の下フランジをもって防水材の円筒部(b)を支え
るものである。そして、この円筒部(b)はセグメント
の内周面を覆う防水シ−トと熱溶着してなるものであ
る。
1発明の防水材にてセグメントの先端ド−ナッツ面を覆
い、Z型ワッシャ−の上フランジをもって防水材の円筒
部(a)をスキンプレ−トに固定し、一方、Z型ワッシ
ャ−の下フランジをもって防水材の円筒部(b)を支え
るものである。そして、この円筒部(b)はセグメント
の内周面を覆う防水シ−トと熱溶着してなるものであ
る。
【0014】Z型ワッシャ−は防水材を支える機能と共
にその膨らみを防止する機能をも併せもつものであり、
金属又は硬質のプラスチックで製造されるものであっ
て、上フランジはスキンプレ−トに前記防水材を固定す
る機能をもつものであり、下フランジはセグメントの内
面に廻されて例えばスペ−サ−を介して防水材を支える
ものである。又、中央部はセグメントの厚さと略同じ長
さとするべきであり、このために中央部を伸縮可能とし
ておくのがよい。
にその膨らみを防止する機能をも併せもつものであり、
金属又は硬質のプラスチックで製造されるものであっ
て、上フランジはスキンプレ−トに前記防水材を固定す
る機能をもつものであり、下フランジはセグメントの内
面に廻されて例えばスペ−サ−を介して防水材を支える
ものである。又、中央部はセグメントの厚さと略同じ長
さとするべきであり、このために中央部を伸縮可能とし
ておくのがよい。
【0015】そして地山からの湧水に対してはパイプド
レ−ン(a)、(b)を配して浸出する水を排水するも
のであり、このパイプドレ−ン(a)、(b)はセグメ
ントの内外縁部に配置しておき、ここで水を捕らえて排
出されることになる。漏水を更に阻止するためのパイプ
ドレ−ン(a)にあっては、外側より防水材好ましくは
両面接着ブチルゴムテ−プにてスキンプレ−トとセグメ
ントとのコ−ナ−部に接着されてセグメント側に漏水し
ない構造となっている。そして、更に漏水の対策として
セグメントの内周端に同様にパイプドレ−ン(b)を一
本又は複数本設置して万一の漏水に備えるものである。
このパイプドレ−ン(b)は固定用番線にてボルトボッ
クス等に固定される。
レ−ン(a)、(b)を配して浸出する水を排水するも
のであり、このパイプドレ−ン(a)、(b)はセグメ
ントの内外縁部に配置しておき、ここで水を捕らえて排
出されることになる。漏水を更に阻止するためのパイプ
ドレ−ン(a)にあっては、外側より防水材好ましくは
両面接着ブチルゴムテ−プにてスキンプレ−トとセグメ
ントとのコ−ナ−部に接着されてセグメント側に漏水し
ない構造となっている。そして、更に漏水の対策として
セグメントの内周端に同様にパイプドレ−ン(b)を一
本又は複数本設置して万一の漏水に備えるものである。
このパイプドレ−ン(b)は固定用番線にてボルトボッ
クス等に固定される。
【0016】湧水をトンネルの底側面に誘導するパイプ
ドレ−ンは特に限定されないが、通常はポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等のパイプに多数の
孔を穿孔したものである。
ドレ−ンは特に限定されないが、通常はポリプロピレ
ン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル等のパイプに多数の
孔を穿孔したものである。
【0017】又、セグメント内周に張設される防水シ−
トはポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、
EVA等の中から選択されるが通常はEVA製のシ−ト
が用いられる。
トはポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、
EVA等の中から選択されるが通常はEVA製のシ−ト
が用いられる。
【0018】
【実施例】以下、本発明のスキンプレ−ト用防水材及び
その防水施工法を図面をもって説明する。図1は本第1
発明の防水材Aの正面図であり、図2はその断面図であ
る。この防水材はEVAにて形成されており、図中、符
号a、bは夫々円筒部であり、この円筒部(a)はスキ
ンプレ−ト面に固定される大径の部位であり、円筒部
(b)はセグメントの内周面に当接される小径の部位で
ある。そしてこの両円筒部(a)、(b)を繋げてその
幅がセグメントの厚さと略同じである部分円盤部(c)
にて一体化されている。尚、この防水材は一定の長さの
ものを形成しておき、これを一時的に延ばしこれを溶着
マシンにて重ねて溶着し、所望の長さにするのが一般的
である。
その防水施工法を図面をもって説明する。図1は本第1
発明の防水材Aの正面図であり、図2はその断面図であ
る。この防水材はEVAにて形成されており、図中、符
号a、bは夫々円筒部であり、この円筒部(a)はスキ
ンプレ−ト面に固定される大径の部位であり、円筒部
(b)はセグメントの内周面に当接される小径の部位で
ある。そしてこの両円筒部(a)、(b)を繋げてその
幅がセグメントの厚さと略同じである部分円盤部(c)
にて一体化されている。尚、この防水材は一定の長さの
ものを形成しておき、これを一時的に延ばしこれを溶着
マシンにて重ねて溶着し、所望の長さにするのが一般的
である。
【0019】図3は第2発明における防水施工法を示し
た構造図であり、図4は防水材取り付け時の分解図であ
る。1はシ−ルドマシンの最先端に備えられ、トンネル
内にそのまま埋設されるスキンプレ−トであり、2はそ
の内周側に構築されるセグメントであって、この両者間
にウレタン等の裏込材3が充填されている。
た構造図であり、図4は防水材取り付け時の分解図であ
る。1はシ−ルドマシンの最先端に備えられ、トンネル
内にそのまま埋設されるスキンプレ−トであり、2はそ
の内周側に構築されるセグメントであって、この両者間
にウレタン等の裏込材3が充填されている。
【0020】さて、掘削シ−ルドマシン(図示せず)最
終到達部位におけるスキンプレ−ト1とセグメント2と
のコ−ナ−部には、ポリプロピレン製のパイプドレ−ン
4をその全周長に配置し、このパイプドレ−ン4を固定
するために両面に接着層を備えたブチルゴムテ−プ5を
もって接着する。このブチルゴムテ−プ5は柔軟性を有
することは勿論であるが、止水性能をも有するもので、
湧水はセグメント2側には浸出しない構造となってい
る。しかるに、万一の漏水の場合を考慮してこの例では
セグメント2の内周部に更に3本のパイプドレ−ン6を
配置したものであり、セグメント2のボルトボックス7
を利用して固定用番線8にてパイプドレ−ン6を固定し
た。
終到達部位におけるスキンプレ−ト1とセグメント2と
のコ−ナ−部には、ポリプロピレン製のパイプドレ−ン
4をその全周長に配置し、このパイプドレ−ン4を固定
するために両面に接着層を備えたブチルゴムテ−プ5を
もって接着する。このブチルゴムテ−プ5は柔軟性を有
することは勿論であるが、止水性能をも有するもので、
湧水はセグメント2側には浸出しない構造となってい
る。しかるに、万一の漏水の場合を考慮してこの例では
セグメント2の内周部に更に3本のパイプドレ−ン6を
配置したものであり、セグメント2のボルトボックス7
を利用して固定用番線8にてパイプドレ−ン6を固定し
た。
【0021】次いで、スキンプレ−ト1に立設したボル
ト9に水膨張ゴム板10を嵌め込み、これに前記防水材
Aの円筒部(a)に形成した孔を嵌め、ワッシャ−11
を介してZ型ワッシャ−20の上フランジ21を更に嵌
め、最後にナット12を前記ボルト9に螺合して固定す
るものである。尚、この螺合状態をもってウレタン系コ
−キング材13をこの部位に充填し、これら全体を埋設
固定するのがよい。一方、Z型ワッシャ−20の下フラ
ンジ22でゴムスペ−サ−14を介して防水材Aの円筒
部(b)をセグメント2の内周面にて支持するものであ
る。
ト9に水膨張ゴム板10を嵌め込み、これに前記防水材
Aの円筒部(a)に形成した孔を嵌め、ワッシャ−11
を介してZ型ワッシャ−20の上フランジ21を更に嵌
め、最後にナット12を前記ボルト9に螺合して固定す
るものである。尚、この螺合状態をもってウレタン系コ
−キング材13をこの部位に充填し、これら全体を埋設
固定するのがよい。一方、Z型ワッシャ−20の下フラ
ンジ22でゴムスペ−サ−14を介して防水材Aの円筒
部(b)をセグメント2の内周面にて支持するものであ
る。
【0022】尚、この図例にあっては、Z型ワッシャ−
20は一対のL型プレ−ト201 、202 よりなり、ワ
ッシャ−中央部23を構成する各プレ−トの片2011、
2021に図示しない長孔或いは複数のボルト孔を穿孔し
ておき、適当な位置でボルト24止めすることによって
中央部の長さをセグメント2の厚さに合わせることがで
きる構造となっており、この例ではL型プレ−ト201
を先に固定し、その後防水材Aをセグメント2の内周面
に当接しつつ一方のL型プレ−ト202 をボルト止めす
る例である。
20は一対のL型プレ−ト201 、202 よりなり、ワ
ッシャ−中央部23を構成する各プレ−トの片2011、
2021に図示しない長孔或いは複数のボルト孔を穿孔し
ておき、適当な位置でボルト24止めすることによって
中央部の長さをセグメント2の厚さに合わせることがで
きる構造となっており、この例ではL型プレ−ト201
を先に固定し、その後防水材Aをセグメント2の内周面
に当接しつつ一方のL型プレ−ト202 をボルト止めす
る例である。
【0023】さて、セグメント2の内周面にはその全
長、全周にわたって例えばEVA製の防止シ−ト15が
張設されており、この防水シ−ト15の端部に防水材A
の円筒部(b)が熱溶着されて防水施工が終了すること
になる。勿論、必要によってはこの表面に更に二次覆工
コンクリ−トが打ち込まれることもあることは言うまで
もない。
長、全周にわたって例えばEVA製の防止シ−ト15が
張設されており、この防水シ−ト15の端部に防水材A
の円筒部(b)が熱溶着されて防水施工が終了すること
になる。勿論、必要によってはこの表面に更に二次覆工
コンクリ−トが打ち込まれることもあることは言うまで
もない。
【0024】
【発明の効果】本発明におけるスキンプレ−ト用防水材
にあっては、予めスキンプレ−トの曲率にほぼ合わせた
形状としてあるため、施工時に防水材にしわを発生する
ことなく施工ができるので、従来より欠点であるスキン
プレ−ト部からの防水の信頼性を著しく高めることがで
きたものである。
にあっては、予めスキンプレ−トの曲率にほぼ合わせた
形状としてあるため、施工時に防水材にしわを発生する
ことなく施工ができるので、従来より欠点であるスキン
プレ−ト部からの防水の信頼性を著しく高めることがで
きたものである。
【図1】図1は本第1発明のスキンプレ−ト部用防水材
の正面図である。
の正面図である。
【図2】図2は図1の防水材の断面図である。
【図3】図3は本第2発明における防水施工法を示した
構造図である。
構造図である。
【図4】図4は防水材取り付け時の分解図である。
A‥‥本発明のスキンプレ−ト部用防水材、 a‥‥大径の円筒部、 b‥‥小径の円筒部、 c‥‥部分円盤部、 1‥‥スキンプレ−ト、 2‥‥セグメント、 3‥‥裏込材、 4‥‥パイプドレ−ン、 5‥‥止水材、 6‥‥パイプドレ−ン、 7‥‥ボルトボックス、 8‥‥固定用番線、 9‥‥スキンプレ−トに立設したボルト、 10‥‥水膨張ゴム板、 11‥‥ワッシャ−、 12‥‥ナット、 13‥‥コ−キング材、 14‥‥ゴムスペ−サ−、 15‥‥防止シ−ト、 20‥‥Z型ワッシャ−、 201 、202 ‥‥L型プレ−ト、 2011、2021‥‥L型プレ−トの片、 21‥‥Z型ワッシャ−の上フランジ、 22‥‥Z型ワッシャ−の下フランジ、 23‥‥ワッシャ−中央部、 24‥‥ボルト。
Claims (6)
- 【請求項1】 円筒状スキンプレ−トの内周面に当接さ
れるプラスチック製円筒部(a)と、セグメント内面に
当接されるプラスチック製円筒部(b)と、この両円筒
部(a)、(b)の端部を繋ぎセグメントの厚さと略同
じ幅のプラスチック製部分円盤部と、からなるスキンプ
レ−ト部用防水材。 - 【請求項2】 シ−ルドマシンにより掘削されて横抗端
部に位置する円筒状スキンプレ−トに対して、その内側
にセグメントを円筒状に構築し、更にその内側にプラス
チック製防水シ−トを覆い、次いで請求項第1項記載の
スキンプレ−ト用防水材の円筒部(a)と円筒部(b)
を円筒状スキンプレ−トの内周面とセグメントの内周面
とに当接し、Z型ワッシャ−の上フランジを用いてスキ
ンプレ−トに前記防水材の円筒部(a)を固定し、一
方、Z型ワッシャ−の下フランジを用いて防水材の円筒
部(b)を支え、かつ、当該スキンプレ−ト用防水材を
前記プラスチック製防水シ−トに水蜜に熱溶着したこと
を特徴とするスキンプレ−ト部の防水施工法。 - 【請求項3】 スキンプレ−トとセグメントの先端との
コ−ナ−部に横抗の底部に達するパイプドレ−ンを備え
た請求項第2項記載の防水施工法。 - 【請求項4】 パイプドレ−ンを囲んで止水材を配置し
た請求項第3項記載の防水施工法。 - 【請求項5】 セグメントの先端の内側部位に横抗の底
部に達するパイプドレ−ンを備えた請求項第2項記載の
防水施工法。 - 【請求項6】 スキンプレ−トにボルトを立設し、スキ
ンプレ−ト用防水材の円筒部(a)、Z型ワッシャ−の
上フランジを貫通してナットを持って固定した請求項第
2項記載の防水施工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8353534A JPH10169390A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | スキンプレ−ト部用防水材及びこれを用いた防水施工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8353534A JPH10169390A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | スキンプレ−ト部用防水材及びこれを用いた防水施工法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10169390A true JPH10169390A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=18431493
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8353534A Pending JPH10169390A (ja) | 1996-12-16 | 1996-12-16 | スキンプレ−ト部用防水材及びこれを用いた防水施工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10169390A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102777190A (zh) * | 2012-07-05 | 2012-11-14 | 上海市城市建设设计研究总院 | 盾构法隧道的洞口结构 |
-
1996
- 1996-12-16 JP JP8353534A patent/JPH10169390A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102777190A (zh) * | 2012-07-05 | 2012-11-14 | 上海市城市建设设计研究总院 | 盾构法隧道的洞口结构 |
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