JPH1016928A - 袋保持装置 - Google Patents

袋保持装置

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JPH1016928A
JPH1016928A JP17697696A JP17697696A JPH1016928A JP H1016928 A JPH1016928 A JP H1016928A JP 17697696 A JP17697696 A JP 17697696A JP 17697696 A JP17697696 A JP 17697696A JP H1016928 A JPH1016928 A JP H1016928A
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JP
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container
bag
box
medium
cylindrical container
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JP17697696A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Nagamine
義史 長峯
Koji Hashimoto
幸治 橋元
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造コストの大幅な増加を招くことなく、大
きさの異なる袋を適切に保持することができる袋保持装
置を提供する。 【解決手段】 箱状容器4に着脱自在に内装される中形
筒状容器10と、この中形筒状容器10に着脱自在に内
装される小形筒状容器20とを設け、箱状容器4,中形
筒状容器10および小形筒状容器20によりそれぞれ大
きさの異なる袋3でも保持できる構成とし、大きさの異
なる袋3に対応できながら箱状容器4そのまま用いる構
造であるため、粉粒体配合装置の大規模な改造を不要と
し、設備費の増加を最小限に抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被供給材料が供給
される袋を内側に被せた状態で保持する袋保持装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】複数種類の粉粒体などの被供給材料を自
動的に配合する粉粒体配合装置として、例えば図7〜図
9に示すものが実用化されている。
【0003】この粉粒体配合装置は4種類までの粉粒体
を自動的に配合するもので、所定方向、例えば左右方向
に並設され、粉粒体が投入される4箇所の供給ホッパ1
と、各供給ホッパ1の下部に配設されて供給ホッパ1内
の粉粒体を供給口から送り出すスクリューフィーダ2
と、粉粒体が供給される袋3がそれぞれ取り付けられる
複数(例えば20個)の箱状容器4と、これらの箱状容
器4を搬送経路5に沿って所定方向に搬送する搬送装置
6と、各スクリューフィーダ2により粉粒体が供給され
る箇所7A,7B,7C,7Dに対応して配設され、粉
粒体の重量をその箇所7A〜7Dの箱状容器4ごと計量
する台秤(図示せず)とを備えている。
【0004】ここで、搬送装置6は、2つの搬送コンベ
ア9により箱状容器4を供給ホッパ1の並設方向である
左右方向に移動させ、これらの搬送コンベア9の両端部
に設けられた移送装置(図示せず)により両方の搬送コ
ンベア9間で箱状容器4を前後に受け渡し、これにより
箱状容器4を搬送経路5に沿って循環させて搬送するよ
うになっている。また、粉粒体が供給される箇所7A,
7B,7C,7Dでは、例えば箱状容器4が支持装置8
により若干持ち上げられた姿勢で台秤にて重量が測定さ
れる。
【0005】そして、各台秤により箱状容器4への粉粒
体の供給量を計量しながら、設定量になるまで粉粒体を
供給し、全ての箇所7A〜7Dにおける供給が完了した
ことを確認した後に、全ての箱状容器4を次の箇所に一
斉に移動させて、全ての箱状容器4に対して設定量の粉
粒体を順次供給するようになっている。なお、供給動作
が終了すると、粉粒体が入った袋3を箱状容器4から取
り外して、新しい袋3に取り替え、その後に、この粉粒
体配合装置を再び駆動させる。また、袋3を箱状容器4
に取り付ける際には、箱状容器4に袋3を差し入れ、袋
3の口を十分に開けた状態でこの口側の部分を箱状容器
4の上縁部に折り返して固定することにより行ってい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最終的に袋
3に供給される粉粒体の量はその用途に応じて異なるた
め、それぞれの用途に応じた大きさの袋3を使用するこ
とが望ましく、これに対応した寸法の箱状容器4に袋3
を取り付けて保持する必要がある。つまり、例えば箱状
容器4が大きめの袋3A(図9参照)を保持するに適し
た大きさであるとすると、この袋3Aより若干小さな中
くらいの袋3や、この袋3よりも小さな小さめの袋3を
使用する場合には、このような大きさの袋3を箱状容器
4に取り付けることが困難であったり、例え取り付ける
ことができても袋3の底部が宙に浮いた状態となって、
粉粒体を供給したときに粉粒体の重みで袋3が箱状容器
4からずり落ちてしまい、袋3から粉粒体がこぼれてし
まったりするおそれがあった。
【0007】これに対応する手段としては、袋3の大き
さに応じて箱状容器4の大きさを変更することが考えら
れるが、この場合には、その箱状容器4の大きさに応じ
た搬送装置6を設計しなおさなければならないととも
に、供給ホッパ1やスクリューフィーダ2の配置も変更
しなくてはならず、製造コストの大幅な増加を招いてし
まう。
【0008】本発明はこのような問題を解決するもの
で、製造コストの大幅な増加を招くことなく、大きさの
異なる袋を適切に保持することができる袋保持装置を提
供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の袋保持装置は、所定経路に沿って搬送される
基本容器と、この基本容器に着脱自在に内装される中形
筒状容器と、この中形筒状容器に着脱自在に内装される
小形筒状容器とを備え、前記基本容器,中形筒状容器お
よび小形筒状容器はそれぞれ上面が開口されて袋の口を
折り返し可能とされ、前記基本容器は底面部を有すると
ともに中形筒状容器に対して係脱する係合手段が設けら
れ、前記中形筒状容器は前記基本容器の係合手段に係合
する係合部を有するとともに上面側に切り欠きが形成さ
れ、基本容器の底面上に中形筒状容器の底面部または底
面側端縁が載置された姿勢で前記基本容器の係合手段に
前記係合部が係合して基本容器内に保持されるように構
成され、前記小形筒状容器は前記中形筒状容器の切り欠
きに係合するアーム部を有し、中形筒状容器の切り欠き
にアーム部を係合させた姿勢で中形筒状容器内に保持さ
れるように構成されたものである。
【0010】この構成により、基本容器に適した大きさ
の袋よりも若干小さな中くらいの袋を用いることが適し
ている場合には、基本容器の係合手段に中形筒状容器の
係合部を係合させて基本容器内に中形筒状容器を保持さ
せる。そして、この中形筒状容器内に中くらいの袋を差
し入れ、袋の口を十分に開けた状態でこの口側の部分を
中形筒状容器の上縁部に折り返して固定する。また、さ
らに小さな小さめの袋を用いることが適している場合に
は、中形筒状容器の切り欠きに小形筒状容器のアーム部
を係合させて中形筒状容器内に小形筒状容器を保持させ
る。これにより、中くらいの袋を用いたい場合には中形
筒状容器にてこの小さめの袋を安定して保持でき、小さ
めの袋を用いたい場合には小形筒状容器にてこのさらに
小さめの袋を安定して保持できる。
【0011】また、本発明の袋保持装置は、所定経路に
沿って搬送され、上面が開口されている基本容器と、こ
の基本容器内に、縦向き姿勢と縦向き姿勢の場合よりも
上下方向寸法の小さい横向き姿勢との2つの姿勢から選
択して配置される箱状内容器とを備え、箱状内容器の縦
向き姿勢の際および横向き姿勢の際にそれぞれ上面とな
る箇所に袋の口が配置される開口部がそれぞれ形成さ
れ、基本容器および箱状内容器に互いに係合して箱状内
容器を縦向き姿勢に保持する縦向き姿勢用の係合手段が
設けられ、基本容器および箱状内容器に互いに係合して
箱状内容器を横向き姿勢に保持する横向き姿勢用の係合
手段が設けられてなるものである。
【0012】この構成により、中くらいの袋を用いるこ
とが適している場合には、基本容器と箱状内容器との互
いの係合手段を係合させて箱状内容器を縦向き姿勢に保
持する。そして、この縦向き姿勢の箱状内容器内に中く
らいの袋を差し入れ、袋の口を十分に開けた状態でこの
口側の部分を縦向き姿勢の箱状内容器の上縁部に折り返
して固定する。また、小さめの袋を用いることが適して
いる場合には、基本容器と箱状内容器との互いの係合手
段を係合させて箱状内容器を横向き姿勢に保持する。そ
して、この横向き姿勢の箱状内容器内に小さめの袋を差
し入れ、袋の口を十分に開けた状態でこの口側の部分を
横向き姿勢の箱状内容器の上縁部に折り返して固定す
る。これにより、中くらいの袋を用いたい場合には箱状
内容器を縦向き姿勢とすることによりこの中くらいの袋
を安定して保持でき、小さめの袋を用いたい場合には箱
状内容器を横向き姿勢とすることによりこの小さめの袋
を安定して保持できる。
【0013】また、本発明の袋保持装置は、所定経路に
沿って搬送され、上面が開口されている基本容器と、こ
の基本容器に着脱自在に内装される内装ユニットとを備
え、内装ユニットは、対となった側板部と、これらの側
板部同士が互いに平行な立設姿勢で接近離間可能に支持
する側板部リンク機構と、側板部の下部間でまたがるよ
うに配置される底板部と、側板部同士の接近離間動作に
応じて底板部を昇降させて側板部同士が接近するほど底
板部を上昇させる昇降機構とを有するものである。
【0014】この構成により、中くらいの袋を用いるこ
とが適している場合には、基本容器に内装ユニットを内
装させ、側板部同士が比較的離れた姿勢となるように保
持させる。これにより、側板部と底板部とにより形成さ
れた比較的小さな空間に前記中くらいの袋を差し入れ
て、袋の口を十分に開けた状態でこの口側の部分を側板
部の箱状容器の上縁部に折り返して固定することがで
き、この中くらいの袋を安定して保持できる。また、小
さめの袋を用いることが適している場合には、基本容器
に内装した内装ユニットの側板部同士を比較的接近した
姿勢となるように保持させる。これにより、内装ユニッ
トの側板部同士が接近すると同時に底板部が上昇し、側
板部と底板部とにより形成されたさらに小さな空間に前
記小さめの袋を差し入れて、袋の口を十分に開けた状態
でこの口側の部分を側板部の箱状容器の上縁部に折り返
して固定することができ、この小さめの袋を安定して保
持できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら説明する。なお、粉粒体配合装置自体の
構造は図7〜図9に示すものと同一であり、従来のもの
と同機能の部品には同符号を付してその説明は省略す
る。
【0016】図1に示すように、この袋保持装置におい
ては、所定の搬送経路5に沿って搬送される基本容器と
しての箱状容器4に、中形筒状容器10が着脱自在に内
装され、さらにこの中形筒状容器10に、小形筒状容器
20が着脱自在に内装されるようになっている。
【0017】中形筒状容器10は、上面および下面が開
口された中形筒体11と、この中形筒体11の底面を直
径方向に横切るように固着された第1ブラケット12と
からなり、第1ブラケット12の両端部は上方に延長さ
れるとともさらにその先端部が両側方に突設されてい
る。そして、これらの側方突設部12aに、下方に突出
する係合部としての係合突起13が固着され、これらの
係合突起13は、箱状容器4の側面板4aの内側におけ
る底面部4bの近傍箇所に一対設けられてなる係合手段
としてのクランプ部材14に対して着脱自在とされてい
る。
【0018】なお、クランプ部材14は接近離間自在の
一対のローラ付突起がばねにより接近方向に付勢されて
おり、クランプ部材14に係合突起13が突入されると
ローラ付突起にて係合突起13を挟持してクランプする
ようになっている。また、クランプ部材14に係合突起
13が突入されて係合した状態で、基本容器4の底面部
4b上に中形筒体11の下端縁が載置された安定な姿勢
となる。また、中形筒体11の上端縁には切り欠き15
が2箇所に設けられている。
【0019】小形筒状容器20は、上面および下面が開
口された小形筒体21と、この小形筒体21の底面を直
径方向に横切るように固着された第2ブラケット22
と、小形筒体21の上部寄り箇所から両側方に鉤状に突
設されているアーム部23とからなり、第2ブラケット
22の両端部は上方に延長されるとともさらにその先端
部22aが両側方に突設されている。そして、中形筒状
容器10に小形筒状容器20を上方から挿入させて、中
形筒状容器10の切り欠き15に小形筒状容器20のア
ーム部23を係合させることにより、中形筒状容器10
から小形筒状容器20の上部が少し出た姿勢で小形筒状
容器20が保持されるようになっている。なお、この
際、小形筒状容器20に固定された第2ブラケット22
の先端部22aは中形筒状容器10の中形筒体11に近
接した姿勢となり、この小形筒状容器20の底部が第2
ブラケット22の延設方向に揺動しようとした場合で
も、第2ブラケット22の先端部22aが中形筒体11
の内側に当接して、小形筒状容器20が振らつくことは
防止される。
【0020】なお、図1における4cは箱状容器4にお
ける前述した側面板4a間に設けられている側面板、4
dはこれらの側面板4cの上方に配設されているロッド
材である。
【0021】この構成において、多量の被供給材料が供
給されるために、比較的大きな袋3を用いることが適し
ている場合には、中形筒状容器10や小形筒状容器20
を用いることなく、箱状容器4だけの状態でその大きな
袋3を箱状容器4に差し入れ、袋3の口を十分に開けた
状態でこの口側の部分を箱状容器4の上縁部に折り返し
て固定する。これにより、大きな袋3を箱状容器4にて
安定して保持でき、配合作業などの被供給材料の供給を
行っても、箱状容器4にて保持された袋3によりこれら
の被供給材料を良好に受けることができる。
【0022】また、中程度の量の被供給材料が供給され
るために、中くらいの大きさの袋3を用いることが適し
ている場合には、箱状容器4内に中形筒状容器10を挿
入し、箱状容器4に設けられているクランプ部材14に
中形筒状容器10の係合突起13を突入させて係合させ
る。これにより、中形筒状容器10は箱状容器4の底面
部4b上に載置された姿勢でクランプ部材14により係
合され、安定して保持される。したがって、この中形筒
状容器10内に前記中くらいの袋3を差し入れ、袋3の
口を十分に開けた状態でこの口側の部分を中形筒状容器
10の上縁部に折り返して固定することにより、前記中
くらいの袋3は中形筒状容器10および箱状容器4の底
面部4bにて形成された空間内で安定して保持され、配
合作業などの被供給材料の供給が行われても、これらの
被供給材料を良好に受けることができる。
【0023】また、少量の被供給材料が供給されるため
に、小さめの袋3Cを用いることが適している場合に
は、箱状容器4内に配置されている中形筒状容器10内
にさらに小形筒状容器20を挿入し、中形筒状容器10
の切り欠き15に小形筒状容器20のアーム部23を係
合させる。これにより、小形筒状容器20は中形筒状容
器10内に配置された姿勢で安定して保持される。した
がって、この小形筒状容器20内に小さめの袋3Cを差
し入れ、この小さめの袋3Cの口を十分に開けた状態で
その口側の部分を小形筒状容器20の上縁部に折り返し
て固定することにより、小さめの袋3Cは小形筒状容器
20である小形筒体21と第2ブラケット22とにより
形成された空間内で安定して保持され、配合作業などの
被供給材料の供給が行われても、これらの被供給材料を
良好に受けることができる。
【0024】そして、箱状容器4に中形筒状容器10や
小形筒状容器20を内装した構造であり、従来からの箱
状容器4をそのまま用いている構造であるため、従来の
粉粒体配合装置をそのまま使用することができ、搬送装
置6の設計変更や供給ホッパ1やスクリューフィーダ2
の配置変更も不要となり、設備費の増加を最小限に抑え
ることができる。
【0025】図2,図3は本発明の他の実施の形態を示
すもので、図1に示すものと同機能のものには同符号を
付してその説明は省略する。この袋保持装置において
は、所定の搬送経路5に沿って搬送される基本容器とし
ての箱状容器4に、縦向き姿勢(図2参照)と横向き姿
勢(図3参照)との2つの姿勢になることができる箱状
内容器30が着脱自在に内装されるようになっている。
【0026】箱状内容器30は、縦方向の長さが横方向
の長さよりも長く形成されているとともに、縦向き姿勢
となった際の上面部および横向き姿勢となった際の上面
部にそれぞれ開口部31,32が形成されており、さら
に、横向き姿勢となった際の上面となる開口部32の周
囲三方には立ち上がり部33が形成されている。
【0027】また、縦向き姿勢で両側面となる箇所の底
面部近傍箇所には略L字形状のブラケット34がそれぞ
れ2箇所ずつ固着され、このブラケット34の側方に突
設されている部分に、下方に突出する係合部としての係
合突起13が取り付けられている。これらの係合突起1
3は、箱状容器4の側面板4aの内側における底面部4
bの近傍箇所に二対設けられてなる係合手段としてのク
ランプ部材14に対して着脱自在とされている。そし
て、箱状内容器30を縦向き姿勢としてその係合突起1
3をクランプ部材14に係合させることにより、基本容
器4の底面部4b上に箱状内容器30の底面部30aが
載置された安定な姿勢となるようになっている。
【0028】また、横向き姿勢で上面となる箇所の一端
部には、箱状容器4のロッド材4dに係合する一対の鉤
状屈曲板35が固着されているとともに、横向き姿勢で
底面となる箇所の他端部には、箱状容器4の側面板4c
に形成した矩形孔4eに係合する係合突部36が固着さ
れている。そして、箱状内容器30の係合突部36を箱
状容器4の矩形孔4eに突入させ、箱状内容器30の鉤
状屈曲板35を箱状容器4のロッド材4dに係合させる
ことにより、箱状内容器30を横向き姿勢に安定して保
持することができるようになっている。
【0029】この構成において、多量の被供給材料が供
給されるために、比較的大きな袋3を用いることが適し
ている場合には、箱状内容器30を用いることなく、箱
状容器4だけの状態でその大きな袋3を箱状容器4に差
し入れ、袋3の口を十分に開けた状態でこの口側の部分
を箱状容器4の上縁部に折り返して固定する。これによ
り、大きな袋3を箱状容器4にて安定して保持でき、配
合作業などの被供給材料の供給を行っても、箱状容器4
にて保持された袋3によりこれらの被供給材料を良好に
受けることができる。
【0030】また、中程度の量の被供給材料が供給され
るために、中くらいの大きさの袋3Bを用いることが適
している場合には、図2に示すように、開口部31を通
して箱状容器4内に箱状内容器30を縦向き姿勢で挿入
し、箱状容器4に設けられているクランプ部材14に箱
状内容器30の係合突起13を突入させて係合させる。
これにより、箱状内容器30は箱状容器4の底面部4b
上に載置されたクランプ部材14により係合され、縦向
き姿勢で安定して保持される。したがって、この縦向き
姿勢の箱状内容器30内に中くらいの袋3Bを差し入
れ、袋3Bの口を十分に開けた状態でこの口側の部分を
箱状内容器30の上縁部となる箇所に折り返して固定す
ることにより、中くらいの袋3Bは箱状内容器30内で
安定して保持され、配合作業などの被供給材料の供給が
行われても、これらの被供給材料を良好に受けることが
できる。
【0031】また、少量の被供給材料が供給されるため
に、小さめの袋3Cを用いることが適している場合に
は、図3に示すように、開口部32を通して、箱状容器
4内に箱状内容器30を横向き姿勢で挿入し、箱状内容
器30の係合突部36を箱状容器4の矩形孔4eに突入
させるとともに、箱状内容器30の鉤状屈曲板35を箱
状容器4のロッド材4dに係合させる。これにより、箱
状内容器30は箱状容器4内で横向き姿勢に安定して保
持される。したがって、この横向きの箱状内容器30内
に小さめの袋3Cを差し入れ、この小さめの袋3Cの口
を十分に開けた状態でこの口側の部分を箱状内容器30
の立ち上がり部33に折り返して固定することにより、
小さめの袋3Cは横向きの箱状内容器30内で安定して
保持され、配合作業などの被供給材料の供給が行われて
も、これらの被供給材料を良好に受けることができる。
【0032】そして、箱状容器4に箱状内容器30を内
装した構造であり、従来からの箱状容器4をそのまま用
いている構造であるため、従来の粉粒体配合装置をその
まま使用することができ、搬送装置6の設計変更や供給
ホッパ1やスクリューフィーダ2の配置変更も不要であ
り、設備費の増加を最小限に抑えることができる。
【0033】しかもこの袋保持装置においては、箱状内
容器30を縦向きと横向きとの2つの姿勢に切り換える
だけで、大きさの異なる袋3をそれぞれ良好に保持する
ことができ、図1に示すように2つの容器を別途に設け
なくても済むので、コストの増加を少なく済ますことが
できるとともに、図1に示す袋保持装置では、中くらい
の袋3Bを用いる際には小形筒状容器20を使用しない
ために、この小形筒状容器20を保管する箇所が別途に
必要となるが、このような不具合を生じることもない。
【0034】図4〜図6は本発明のその他の実施の形態
を示すもので、図1に示すものと同機能のものには同符
号を付してその説明は省略する。この袋保持装置におい
ては、所定の搬送経路5に沿って搬送される基本容器と
しての箱状容器4に、内装ユニット40が着脱自在に内
装されるようになっている。
【0035】内装ユニット40は、箱状容器4よりもひ
とまわり小さくて箱状容器4のロッド材4dにその係止
部41aにて引っ掛けた状態で係止される箱枠体41
と、この箱枠体41内に配設された一対の側板部42
と、これらの側板部42同士が互いに平行に立設した姿
勢で接近離間可能に支持する側板部リンク機構43と、
側板部42の下部に設けられた切欠部42a間にまたが
るように配置される底板部44と、側板部42同士の接
近離間動作に応じて底板部44を昇降させて側板部42
同士が接近するほど底板部45を上昇させる昇降機構4
5とを有する構造とされている。
【0036】すなわち、各側板部42の下部両側に、側
方に突出する補助ブラケット46がそれぞれ固着されて
各補助ブラケット46に上下に延びる長孔46aが形成
され、また、各側板部42の上端部両側は側方に突出す
る突出部47が延設されている。そして、互いに中央で
回転自在に交差してなるアーム板48の上端が突出部4
7に回転自在に結合されているとともに、アーム板48
の下端が補助ブラケット46の長孔46aに昇降自在に
係合されている。さらに、アーム板48を交差させた姿
勢で連結する連結ピン48aが箱枠体41の中央部に形
成された縦長孔41c(図5,図6参照)に嵌入され、
これにより、側板部42同士が箱枠体41の中央部から
対象な位置において互いに平行に立設した姿勢で接近離
間するように支持されて側板部リンク機構43が構成さ
れている。
【0037】また、側板部42の下部両側に設けられた
補助ブラケット46間を貫通して支持ロッド49が回転
可能に支持されおり、この支持ロッド49の両端部は、
箱枠体41の下部に形成された横長孔41bに挿通さ
れ、これにより、補助ブラケット46を介して側板部4
2などが横方向に案内されるようになっている。また、
一方の支持ロッド49には2枚の支持アーム50が固着
されているとともに他方の支持ロッド49には1枚の支
持アーム51が固着され、これらの支持アーム50,5
1同士が側方から見て上部側で交差するように配設さ
れ、かつこれらの支持アーム50,51の上端部がそれ
ぞれ底板部44の下面に回動可能に連結されており、こ
れらにより構成される昇降機構45にて側板部42同士
の接近離間動作に応じて底板部44が昇降されるように
なっている。
【0038】また、側板部42の上端両側には複数の切
り欠き42bが形成され、この切り欠き42bに袋3の
上端部を係止できるようになっている。この構成におい
て、多量の被供給材料が供給されるために、比較的大き
な袋3を用いることが適している場合には、内装ユニッ
ト40を用いることなく、箱状容器4だけの状態でその
大きな袋3を箱状容器4に差し入れ、袋3の口を十分に
開けた状態でこの口側の部分を箱状容器4の上縁部に折
り返して固定する。これにより、大きな袋3を箱状容器
4にて安定して保持でき、配合作業などの被供給材料の
供給を行っても、箱状容器4にて保持された袋3により
これらの被供給材料を良好に受けることができる。
【0039】また、中程度の量の被供給材料が供給され
るために、中くらいの大きさの袋3Bを用いることが適
している場合には、図5に示すように、内装ユニット4
0を箱状容器4に差し入れ、側板部42同士が離反する
位置に配置する。これに伴って底板部44は低めの位置
となり、このように位置させた内装ユニット40内に中
くらいの袋3Bを差し入れ、袋3Bの口を十分に開けた
状態でこの口側の部分を側板部42の上縁部に折り返し
て固定する。これにより、中くらいの袋3Bは内装ユニ
ット40内で安定して保持され、配合作業などの被供給
材料の供給が行われても、これらの被供給材料を良好に
受けることができる。
【0040】また、少量の被供給材料が供給されるため
に、小さめの袋3Cを用いることが適している場合に
は、図6に示すように、内装ユニット40を箱状容器4
に差し入れ、側板部42同士が接近する位置に配置す
る。これに伴って底板部44は高めの位置となり、この
ように位置させた内装ユニット40内に小さめの袋3C
を差し入れ、袋3Cの口を十分に開けた状態でこの口側
の部分を側板部42の上縁部に折り返して固定する。こ
れにより、小さめの袋3Cは内装ユニット40内で安定
して保持され、配合作業などの被供給材料の供給が行わ
れても、これらの被供給材料を良好に受けることができ
る。
【0041】そして、箱状容器4に内装ユニット40を
内装した構造であり、従来からの箱状容器4をそのまま
用いている構造であるため、従来の粉粒体配合装置をそ
のまま使用することができ、搬送装置6の設計変更や供
給ホッパ1やスクリューフィーダ2の配置変更も不要で
あり、設備費の増加を最小限に抑えることができる。
【0042】さらにこの袋保持装置においては、内装ユ
ニット40の側板部42を接近離間させて調節するだけ
で、これに伴って底板部44も高めの位置となったり低
めの位置となったりするので、用いたい袋3の大きさに
合わせて無段階に袋3を保持する空間の大きさを調整で
き、袋3を最適な状態で保持することができる。
【0043】なお、これらの実施の形態においては、基
本容器として箱状容器3を用いた場合を述べたが、基本
容器は箱状に限るものではなく、円筒状などでも可能で
あり、その他の形状でもよいことは申すまでもない。
【0044】また、袋3に供給する被供給材料として
は、粉粒体が適しているが、これに限るものではなく、
その他の固体や液体などにも適用できる。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によると、基本容器
に着脱自在に内装される中形筒状容器と、この中形筒状
容器に着脱自在に内装される小形筒状容器とを設けて、
基本容器に中形筒状容器や小形筒状容器を内装する構造
とすることにより、大きさの異なる袋でも保持すること
ができながら、基本容器をそのまま用いることができる
ため、従来の粉粒体配合装置をそのまま使用することが
でき、搬送装置の設計変更や供給ホッパやスクリューフ
ィーダの配置変更が不要となり、設備費の増加を最小限
に抑えることができる。
【0046】また、縦向き姿勢と縦向き姿勢の場合より
も上下方向寸法の小さい横向き姿勢との2つの姿勢から
選択して配置される箱状内容器を設け、基本容器内に箱
状内容器を縦向き姿勢や横向き姿勢で係合させて配置で
きる構造とすることにより、同様な効果を得られる。さ
らに、箱状内容器を縦向きと横向きとの2つの姿勢に切
り換えるだけで、大きさの異なる袋をそれぞれ良好に保
持することができて、2つの容器を別途に設けなくても
済むので、コストの増加を少なく済ますことができると
ともに、使用しない容器を保管する箇所が別途に必要と
なるなどの不具合を生じることもない。
【0047】また、基本容器に着脱自在に内装される内
装ユニットを設け、内装ユニットは、対となった側板部
と、これらの側板部同士が互いに平行な立設姿勢で接近
離間可能に支持する側板部リンク機構と、側板部の下部
間でまたがるように配置される底板部と、側板部同士の
接近離間動作に応じて底板部を昇降させて側板部同士が
接近するほど底板部を上昇させる昇降機構とを有する構
造とすることにより、上記と同様な効果を得られるとと
もに、用いたい袋の大きさに合わせて無段階に袋を保持
する空間の大きさを調整できるため、袋を最適な状態で
保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る袋保持装置の斜視図
である。
【図2】本発明の他の実施の形態に係る袋保持装置の斜
視図で、箱状内容器を縦向きに配置した状態を示してい
る。
【図3】同袋保持装置の斜視図で、箱状内容器を横向き
に配置した状態を示している。
【図4】本発明のその他の実施の形態に係る袋保持装置
の斜視図である。
【図5】同袋保持装置の部分切欠き正面図で、中くらい
の袋を収納する際の状態を示すものである。
【図6】同袋保持装置の部分切欠き正面図で、小さめの
袋を収納する際の状態を示すものである。
【図7】粉粒体配合装置の正面図である。
【図8】粉粒体配合装置の平面図である。
【図9】粉粒体配合装置の要部正面図である。
【符号の説明】
3 袋 3A 大きめの袋 3B 中くらいの袋 3C 小さめの袋 4 箱状容器 4e 矩形孔(係合手段) 5 搬送経路 10 中形筒状容器 13 係合突起(係合部) 14 クランプ部材(係合手段) 15 切り欠き 20 小形筒状容器 30 箱状内容器 31,32 開口部 33 立ち上がり部 35 鉤状屈曲板(係合手段) 36 係合突部(係合手段) 40 内装ユニット 41 箱枠体 42 側板部 43 側板部リンク機構 44 底板部 45 昇降機構

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被供給材料が供給される袋を内側に被せ
    た状態で保持する袋保持装置であって、所定経路に沿っ
    て搬送される基本容器と、この基本容器に着脱自在に内
    装される中形筒状容器と、この中形筒状容器に着脱自在
    に内装される小形筒状容器とを備え、前記基本容器,中
    形筒状容器および小形筒状容器はそれぞれ上面が開口さ
    れて袋の口を折り返し可能とされ、前記基本容器は底面
    部を有するとともに中形筒状容器に対して係脱する係合
    手段が設けられ、前記中形筒状容器は前記基本容器の係
    合手段に係合する係合部を有するとともに上面側に切り
    欠きが形成され、基本容器の底面上に中形筒状容器の底
    面部または底面側端縁が載置された姿勢で前記基本容器
    の係合手段に前記係合部が係合して基本容器内に保持さ
    れるように構成され、前記小形筒状容器は前記中形筒状
    容器の切り欠きに係合するアーム部を有し、中形筒状容
    器の切り欠きにアーム部を係合させた姿勢で中形筒状容
    器内に保持されるように構成された袋保持装置。
  2. 【請求項2】 被供給材料が供給される袋を内側に被せ
    た状態で保持する袋保持装置であって、所定経路に沿っ
    て搬送され、上面が開口されている基本容器と、この基
    本容器内に、縦向き姿勢と縦向き姿勢の場合よりも上下
    方向寸法の小さい横向き姿勢との2つの姿勢から選択し
    て配置される箱状内容器とを備え、箱状内容器の縦向き
    姿勢の際および横向き姿勢の際にそれぞれ上面となる箇
    所に袋の口が配置される開口部がそれぞれ形成され、基
    本容器および箱状内容器に互いに係合して箱状内容器を
    縦向き姿勢に保持する縦向き姿勢用の係合手段が設けら
    れ、基本容器および箱状内容器に互いに係合して箱状内
    容器を横向き姿勢に保持する横向き姿勢用の係合手段が
    設けられてなる袋保持装置。
  3. 【請求項3】 被供給材料が供給される袋を内側に被せ
    た状態で保持する袋保持装置であって、所定経路に沿っ
    て搬送され、上面が開口されている基本容器と、この基
    本容器に着脱自在に内装される内装ユニットとを備え、
    内装ユニットは、対となった側板部と、これらの側板部
    同士が互いに平行な立設姿勢で接近離間可能に支持する
    側板部リンク機構と、側板部の下部間でまたがるように
    配置される底板部と、側板部同士の接近離間動作に応じ
    て底板部を昇降させて側板部同士が接近するほど底板部
    を上昇させる昇降機構とを有する袋保持装置。
JP17697696A 1996-07-08 1996-07-08 袋保持装置 Pending JPH1016928A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005087597A1 (ja) * 2004-03-11 2005-09-22 B.B.W Kabushiki Kaisha 袋詰装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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