JPH10168709A - 織機のガイドロール支持機構 - Google Patents

織機のガイドロール支持機構

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JPH10168709A
JPH10168709A JP34038396A JP34038396A JPH10168709A JP H10168709 A JPH10168709 A JP H10168709A JP 34038396 A JP34038396 A JP 34038396A JP 34038396 A JP34038396 A JP 34038396A JP H10168709 A JPH10168709 A JP H10168709A
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guide roll
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 正確な張力調整が行われるにもかかわら
ず、機掛け作業が容易かつ迅速に行えるようになる構造
とすることにある。 【解決手段】 ガイドロールの支持機構は、ワープビー
ムから引き出された経糸が掛けられるテンションロール
に対し所定の角度で経糸を案内するガイドロールと、該
ガイドロールを回転可能に貫通しかつ織機のフレームに
支持されたシャフトとを含む。前記シャフトは、前記テ
ンションロールを支持すべく前記シャフトに相対回転不
能に組み付けられた1対の支持手段と前記ガイドロール
との間において複数のシャフト部に分割されており、前
記シャフト部は連結手段により相対回転不能に連結され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、織機におけるガイ
ドロールの支持機構に関する。
【0002】
【従来技術】織機において、ワープビームから引き出さ
れる経糸は、テンションロールにより張力を付与される
とともに、開口にともなう張力変化をテンションロール
の変位により緩和されている。また、テンションロール
は、支持手段およびテンションレバーを介して張力検出
器に連結され、これより経糸の張力を検出し、これを調
整することが行われている。
【0003】上記において、経糸はガイドロールを介し
てテンションロールに巻き掛けられている。これはテン
ションロールに対する経糸の巻き掛け角をワープビーム
の巻径の変化に関係なく一定にし、ワープビームの巻径
の変化にともない張力の検出値に誤差が生じることを防
ぐためである。
【0004】従来、上記のような経糸の張力を調整する
装置(以下、経糸張力調整装置という)の1つとして、
図9(A)に示す構成のものがある。これは、フレーム
100に軸線方向へ間隔をおいて回転可能に支持された
1対のシャフト102と、シャフト102に相対的変位
不能に組み付けられた1対の支持アーム104と、両支
持アーム104に受けられたテンションシャフト106
と、テンションシャフト106に回転可能に受けられた
テンションロール108と、ワープビームから引き出さ
れた経糸をテンションロール106に所定の角度で案内
するガイドロール110とを備えたものである。ガイド
ロール110は、その両端部において支持アーム104
に回転可能に支持されている。
【0005】また、経糸張力調整装置の他の1つとし
て、図9(B)に示すのもがある。これは、テンション
シャフト106をフレーム100に回転可能に支持さ
せ、1対の支持アーム104をテンションシャフト10
6に間隔をおいて組み付け、テンションロール108を
両支持アーム104に回転可能に支持させ、ガイドロー
ル110をテンションシャフト106に回転可能に支持
させたのもである。
【0006】上記いずれの経糸張力調整装置において
も、支持アーム104がガイドロール110の軸線の周
りに角度的に回転されることによりテンションロール1
08が変位し、これにより経糸の張力変化を緩和してい
る。
【0007】なお、上記両経糸張力調整装置において
は、左右の支持アーム104のガイドロールの軸線に対
する回動位相がずれると、テンションロール108の軸
線がガイドロールの軸線と平行でなくなる。このように
なるとテンションロール108がガイドロール110と
平行でない状態で経糸に接することとなり、その結果、
正確な張力検出および調整が行えなくなる。したがって
これを防止するため、上記の両経糸張力調整装置ではい
ずれも、左右の支持アーム104を両支持アーム104
にわたって延在する共通のテンションシャフト106に
より連結し一体化を図っている。
【0008】しかし、図9(A)に示す装置では、テン
ションシャフト106をテンションロール108を貫通
した軸としている分だけテンションロール108の側の
重量が大きくなる。このため、テンションロール108
が経糸の張力変化にともなって変位したときの慣性(回
転モーメント)が上記の重量の増加分だけ大きくなり、
その結果、経糸の張力変化に対する張力調整の追従性が
悪くなる。よって、正確な張力調整が行えず、経糸や製
織される織物に悪影響を与える。特に、このような悪影
響は、高回転の織機ほど顕著になり、また、経糸の張力
が低い織物を製織する場合ほど影響が大きく現れる。こ
のようなことから、図9(A)に示す装置の構成は、経
糸の張力を調整する装置としては不適である。
【0009】これに対し、図9(B)に示す装置では、
テンションシャフト106をガイドロール110を貫通
する軸とし、このテンションシャフト106に支持アー
ム104を介してガイドロール110を回転可能に取り
付けている。したがって、テンションロール108を貫
通する軸が存在せず、テンションロール側の重量は小さ
いため、上記のような問題が生じない。しかしながらそ
の代わりに、ワープビームおよび筬、綜絖枠等の経糸通
し部材を織機に仕掛ける、いわゆる機掛け作業において
作業性が悪いという新たな問題が生じる。
【0010】特に、上記の場合、経糸をガイドロールと
テンションロールとにS字状に掛ける、いわゆるS掛け
(図2に示す状態)を行うときに問題となる。すなわ
ち、S掛けを行う場合には、上記経糸通し部材をガイド
ロールとテンションロールとの間を通して所定の装着位
置に運ばなければならない。この場合、図9(B)の構
成では、まず、ガイドロールを貫通するシャフトに支持
されたテンションロールを織機上の所定の位置に移動さ
せなければならない。そして、その後にガイドロールを
織機のフレーム上に移動させ、ワープビームおよび経糸
通し部材の装着作業を行うものである。
【0011】一般に、ガイドロールはワープビームの装
着の際の妨げとなるため移動させなければならないが、
図9(B)の構成では、テンションロールをも移動させ
なければならず、作業が繁雑となる。しかも、経糸通し
部材を通すため、ガイドロールはテンションロールから
より離れた位置にまで移動させなければならないが、こ
の場合、テンションロールが重量物であるのに加え、図
9(B)の構成では、テンションロールをテンションレ
バー等が連結されたままの状態で移動させなければなら
ないため、作業者にかかる負担は非常に大きい。
【0012】
【解決しようとする課題】本発明の目的は、経糸張力調
整装置において正確な張力調整が行われるにもかかわら
ず、機掛け作業が容易かつ迅速に行われるガイドロール
の支持構造を提供することにある。
【0013】
【解決手段、作用、効果】本発明のガイドロール支持機
構は、ワープビームから引き出された経糸が掛けられる
テンションロールに対し所定の角度で経糸を案内するガ
イドロールと、該ガイドロールを回転可能に貫通しかつ
織機のフレームに支持されたシャフトとを含む。前記シ
ャフトは、前記テンションロールを支持すべく前記シャ
フトに相対回転不能に支持された1対の支持手段と前記
ガイドロールとの間において複数のシャフト部に分割さ
れており、前記シャフト部は連結手段により相対回転不
能に連結されている。なお、上記おけるシャフトの分割
位置としての支持手段とガイドロールとの間とは、支持
手段内でシャフトが分割される場合も含む。
【0014】テンションシャフトをガイドロールに貫通
する軸とし、テンションロールを貫通するシャフトを存
在しなくしたため、そのようなシャフトが存在する装置
に比べ、テンションロール側の重量が小さくなる。した
がって、張力調整にともなうテンションロールの変位時
の慣性が小さくなり、その結果、経糸の張力変化に対す
る張力調整の追従性が高くなり、正確な張力調整が行え
る。
【0015】ガイドロールは、シャフト部を分離するこ
とにより、支持手段ひいては経糸張力調整装置から分離
することができる。このため、テンションロールをシャ
フトに支持された支持手段から外すことなく、ガイドロ
ールを外して適宜な場所へ移動させた状態で、機掛け作
業を行うことができる。その結果、正確な張力調整が行
われるにもかかわらず、機掛け作業が容易かつ迅速に行
える。
【0016】本発明によれば、支持手段を連結するシャ
フトを、ガイドロールを貫通する軸とし、さらにガイド
ロールと支持手段との間において複数のシャフト部に分
割し、シャフト部を連結手段により相対回転不能に連結
したから、テンションロール側の重量が小さくなるとと
もに、テンションロールを支持手段から外すことなく機
掛け作業をすることができ、その結果、正確な張力調整
が行われるにもかかわらず、機掛け作業が容易かつ迅速
に行える。
【0017】好ましい実施例においては、シャフト部
は、ガイドロールを回転可能に受ける第1のシャフト部
と、織機のフレームに受けられた1対の第2のシャフト
部とを備える。また、連結手段は、テンションロールを
支持する支持手段と一体的に形成されている。さらに第
1のシャフト部は、支持手段に対する第1のシャフト部
の回転位相を調整する手段を有する。
【0018】
【発明の実施の形態】図1〜図8において、経糸張力調
整装置10は、ワープビームから引き出された経糸の張
力を調整すべく織機のフレーム12に組み付けられてお
り、両端部において織機のフレーム12に支持されたシ
ャフト14と、該シャフト14にこれの軸線方向に間隔
をおいて組み付けられた支持手段である1対の支持アー
ム16と、両支持アーム16の間にあってシャフト14
に回転可能に支持されたガイドロール18と、両支持ア
ーム16に回転可能に支持されたテンションロール20
とを含む。
【0019】シャフト14は、ガイドロール18を支持
する中央の第1のシャフト部14aと、該第1のシャフ
ト部の端部に連結された1対の第2のシャフト部14b
とに分割されており、両第2のシャフト部14bにおい
て複数の軸受22によりフレーム12に回転可能に支持
されている。隣り合うシャフト部14a、14bは、キ
ー24および支持アーム16を含む連結手段により相対
回転不能に連結されている。キー24は、隣り合うシャ
フト部14a、14bの端部に形成されたキー溝に嵌合
されている。
【0020】第1のシャフト部14aの各端部は、ガイ
ドロール18から突出しており、また支持アーム16に
その途中まで嵌め込まれている。一方の第2のシャフト
部14bは、フレーム12に支持されているとともに、
ガイドロール18側の端部で支持アーム16を支持して
いる。レバー26は、第1のシャフト部の支持手段に対
する回転位相を調整し、第1のシャフト部14aに形成
されたキー溝をキー24に整合させるためのもので、一
方の支持アーム16とガイドロール18との間で第1の
シャフト部14aにねじ部材により取付けられている。
【0021】図示の例において、テンションレバー28
は、一端部において一方の第2のシャフト部14bの端
部にキー30により相対回転不能に取り付けられ、また
他端部において、経糸に張力を付与するとともに経糸の
張力変化時のテンションロール20の変位にともなうテ
ンションレバー28の揺動を吸収するテンションスプリ
ング(図示せず)に連結されている。
【0022】各支持アーム16は、図2〜図7に示すよ
うに、シャフト14を受ける第1の受け部32と、テン
ションロール20を受ける第2の受け部34とを有す
る。第1の軸受部32は、図2、図5および図6に示す
ように、第1のシャフト部14aの端部を受けるべく斜
め上方に開口するU字状の凹所36と、第2のシャフト
部14bの端部が受け入れられるべく凹所36に連通す
る孔38とを有する。第2の受け部34は、ほぼ上方に
開口するU字状の凹所40を有する。
【0023】第1の受け部32は、キー24が嵌め込ま
れるキー溝42を凹所36および孔38の底面に、また
キー溝42に達するねじ孔44を孔38に対応する底部
にそれぞれ有する。支持アーム16は、キー溝42に嵌
め込まれるキー24により第2のシャフト部14bに対
し相対回転不能となるとともに、ねじ孔44に螺合され
てキー24を押圧する押しねじにより第2のシャフト部
14bに対しこれの軸方向への移動も不能となる。第1
および第2の受け部32、34のうち、U字状の凹所3
6および40の開口端に対応する部位は、平坦面とされ
ている。
【0024】支持アーム16の第1の受け部32には、
図2および図3に示すように、第1の受け部32に第1
のシャフト部14aが配置された状態で、これを保持す
るための組付具46が、複数のねじ部材48により第1
の受け部32の開口部を閉鎖するように装着される。
【0025】組付具46は、細長い平板状の組付部50
と、該組付部50の一方の面に一体的に続く押え部52
とを有する。押え部52のうち、組付部50と反対の側
は、第1のシャフト部14aの半径とほぼ同じ曲率半径
を有する弧面とされている。組付具46は、第1のシャ
フト部14aの端部を押え部52により凹所36の底に
押し付けた状態で組付部50においてねじ部材48によ
り第1の受け部32に装着される。
【0026】図1に示すように、ガイドロール18は、
複数の軸受54により、第1のシャフト部14aに回転
可能に受けられている。テンションロール20は、ロー
ル部56と、ロール部56から同軸的に延びる1対の軸
部58とを備える。1対の軸部58は、ロール部56と
同じ軸線を有しており、また互いに反対の側へ突出す
る。
【0027】テンションロール20は、軸部58に嵌合
された軸受60を介して第2の受け部34の凹所40に
配置され、図1および図2に示す細長い組付具62を複
数のねじ部材64により第2の受け部34の凹所40の
開口部を閉鎖するように装着することにより、支持アー
ム16に回転可能に取り付けられる。組付具62は、図
2に示すように軸受60の半径とほぼ同じ曲率半径を有
する弧状の中央部66と、該中央部66の端に一体的に
続く取付部68とを有しており、また取付部68におい
て複数のねじ部材64により第2の受け部34に装着さ
れる。
【0028】図5および図6に示すように、第1および
第2の受け部32および34は、それぞれ、ねじ部材4
8および64のためのねじ穴70および72を有する。
各第1の受け部32は、組付具46を外したときに、第
1のシャフト部14aひいてはガイドロール18が第1
の受け部32から脱落するのを防止する1対の凸部74
を有する。1対の凸部74は、U字状の開口部において
それぞれが対向して形成されている。
【0029】ワープビーム76は、織機の1対のビーム
受け(図示せず)に装着される。なお、ワープビーム7
6のフランジ部の一部を図1に二点鎖線で示す。ワープ
ビーム76から引き出された経糸78は、ガイドロール
18とテンションロール20とにS字状に掛けられる。
【0030】経糸の張力は、経糸の開口の大きさに比例
して変化する。経糸の張力が変化すると、テンションロ
ール20は、シャフト14(すなわち、ガイドロール1
8)の軸線周りに角度的に回転変位される。シャフト1
4の軸線の周りにおけるテンションロール20の変位
は、支持アーム16およびシャフト14を介してテンシ
ョンレバー28に伝達される。
【0031】すなわち、テンションロール20のシャフ
ト14の軸線周りにおける角度的回転位置は、テンショ
ンロール20が経糸から受ける力とテンションロールに
連結された前記テンションスプリングのばね力とがつり
合った位置で保持されている。したがって、経糸の開口
にともない経糸の張力が変化すると、テンションロール
20は、シャフト14の軸線周りにおいて、前記テンシ
ョンスプリングのばね力と経糸の張力とがつり合う位置
にまで角度的に回転し、変位される。
【0032】このように、シャフト14の軸線周りにお
けるテンションロール20の角度的回転位置は、経糸の
開口の大きさに比例する経糸張力の変化に追従して変化
し、それにより経糸の張力の変化が緩和される。この場
合において、本発明では、テンションロール20を貫通
するシャフトが存在せず、そのようなシャフトが存在す
る装置に比べテンションロール20側の重量が小さいた
め、テンションロール20の変位時の慣性が小さくな
り、その結果、経糸の張力変化に対する追従性が高くな
り、正確な張力調整が行われる。
【0033】ねじ部材48を外し、組付具46を第1の
受け部32から外すと、第1の受け部32の凹所36が
開放され、ガイドロール18を第1のシャフト部14a
とともに、支持アーム16から外すことができる。した
がってテンションロール20を支持アーム16から外す
ことなく、ガイドロール18の移動を行うことができ
る。また、従来のものに比べ、ガイドロール18をテン
ションレバー28、テンションスプリング等から分離し
た状態で移動させることができる。したがって、ガイド
ロール18の移動が容易に行えるとともに、ガイドロー
ル18を織機外の適宜な場所に移動させることができ、
機掛け作業が容易に行える。
【0034】機掛け作業を行う場合には、ガイドロール
18を支持アーム16から外し、適宜な場所へ移動させ
た状態で、ワープビーム76を織機に装着し、筬、綜絖
枠等の経糸通し部材をテンションロール20の上方を通
して所定の装着位置に移動させることができる。したが
って、狭い空間内において経糸通し部材をガイドロール
とテンションロールとの間を通して移動させる従来のも
のに比べ、機掛け作業が容易に行える。
【0035】ガイドロール18は、経糸通し部材を織機
に装着した後、第1のシャフト部14aとともに、経糸
の上から、再び支持アーム16に装着される。このと
き、キー溝をキー24に整合させるように、レバー26
により第1のシャフト部14aを支持アーム16に対し
回転させる。これにより、キー24とキー溝とが嵌合さ
れ、この状態で組付具46を第1の受け部32に装着す
ることにより、第1および第2のシャフト部14a、1
4bが容易かつ確実に相対回転不能に連結される。
【0036】組付具46を第1の受け部32から外す
と、第1のシャフト部14aひいてはガイドロール18
が振動等により凹所36の開放端に移動して第1の受け
部32から脱落するおそれがあるが、図示の例では凹所
36に凸部74が設けられているため、ガイドロール1
8の脱落は防止される。
【0037】本発明は、上記のものに限定されない。例
えば、シャフト14をガイドロール18と支持アーム1
6との間において複数のシャフト部に分割してもよい。
また、隣り合うシャフト部を相対回転不能に連結する手
段として、第1の受け部およびキーの代わりに、例えば
両シャフト部を連結する管継手のような手段を用いても
よい。さらに、1対の支持手段の回転位相を合せる手段
として、キー溝およびキーの代わりに、ノックピンのよ
うな他の手段を用いてもよい。
【0038】また、本発明は、テンションロールの変位
をテンションスプリング等を用いて経糸の張力変化によ
り消極的に行う消極式の装置のみならず、カム、クラン
ク等を用いて経糸の開口に合せて積極的にテンションロ
ールを変位させる積極式の装置にも適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガイドロール支持機構が用いられた経
糸張力調整装置の一実施例を示す図である。
【図2】図1の2−2線に沿って得た拡大断面図であ
る。
【図3】組付具の一実施例を示す図である。
【図4】図1の位相調整用のレバーの一で得た拡大断面
図である。
【図5】支持アームの一実施例を示す正面図である。
【図6】図5の支持アームの右側面図である。
【図7】図6の7−7線に沿って得た断面図である。
【図8】図6の8−8線に沿って得た図である。
【図9】従来の張力調整装置の一実施例を示す概略図で
ある。
【符号の説明】
10 経糸張力調整装置 12 織機のフレーム 14 シャフト 16 支持アーム 18 ガイドロール 20 テンションロール 24 キー 26 位相調整用のレバー 28 テンションレバー 32,34 受け部 14a、14b シャフト部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワープビームから引き出された経糸が掛
    けられるテンションロールに対し所定の角度で経糸を案
    内するガイドロールと、該ガイドロールを回転可能に貫
    通しかつ織機のフレームに支持されたシャフトとを含
    み、前記シャフトは、前記テンションロールを支持すべ
    く前記シャフトに相対回転不能に支持された1対の支持
    手段と前記ガイドロールとの間において複数のシャフト
    部に分割されており、前記シャフト部は連結手段により
    相対回転不能に連結されている、織機のガイドロール支
    持機構。
  2. 【請求項2】 前記シャフト部は、前記ガイドロールを
    回転可能に貫通する第1のシャフト部と、前記織機のフ
    レームに受けられた1対の第2のシャフト部とを備え
    る、請求項1に記載のガイドロール支持機構。
  3. 【請求項3】 前記連結手段は、前記テンションロール
    を支持する支持手段と一体的に形成されている、請求項
    1または2記載のガイドロール支持機構。
  4. 【請求項4】 前記第1のシャフト部は、前記1対の支
    持手段に対する前記第1のシャフト部の回転位相を調整
    する手段を有する、請求項1または2記載のガイドロー
    ル支持機構。
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