JPS5913272Y2 - 織機の経糸送出装置 - Google Patents

織機の経糸送出装置

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JPS5913272Y2
JPS5913272Y2 JP1977053414U JP5341477U JPS5913272Y2 JP S5913272 Y2 JPS5913272 Y2 JP S5913272Y2 JP 1977053414 U JP1977053414 U JP 1977053414U JP 5341477 U JP5341477 U JP 5341477U JP S5913272 Y2 JPS5913272 Y2 JP S5913272Y2
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JP
Japan
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lever
warp
speed change
elastic body
tension
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JP1977053414U
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JPS53154260U (ja
Inventor
修 宮本
Original Assignee
津田駒工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は経糸送出装置に関するものである。
従来の織機の経糸送出装置は、ワープビームの巻径変化
やその他の原因によって生じる経糸送量の経時変化に対
し、1回の製織に必要とされる量の経糸を常時正確に供
給するため、経糸の過不足を検出する要素として経糸張
力を用いている。
経糸張力を経糸の過不足を表わす量として検出する機構
は、次の様なものである。
即ち、経糸張力がテンションロールレバの変位として検
出され、この変位が弾性体を介して経糸送量制御機構の
経糸送量変速レバに伝達される。
経糸送量制御機構はこの変速レバの変位を受けて、適宜
の量の経糸をワープビームから送出すべく作用するので
ある。
二\でテンションロールレバと経糸送量変速レバの間に
弾性体が設けられた理由は、次の様なものである。
経糸張力は経糸の過不足によってのみ変動するものでな
く例えば経糸の開口、閉口及び筬打等によって常に変動
する。
従って経糸張力には送出に伴う低周波の変動に加えて常
に高周波数の変動が生じる。
この高周波数の変動は経糸送量に何等関係ないため、こ
の変動を弾性体で緩衝吸収して変速レバに伝達し、この
高周波数の経糸張力の変動の影響を経糸送出装置から排
除する様にしている。
この目的を達成するためには緩衝効果の大きい即ち弾性
定数の小さな弾性体を用いる必要がある。
他方、当然の事ながらテンションロールレバは上記の経
糸張力の変動に共振する事なく、経糸張力の経時変化に
追従する必要がある。
このためには弾性定数の大きな弾性体を設ける事か望ま
しい。
即ち、弾性定数が小さいと高周波数の経糸張力の変動に
対する緩衝効果は大きくなるかつテンションロールレバ
が共振状態となり、これが変速レバに伝達されて経糸送
出装置が作動し一定周期で経糸送量が変動する様になる
以上の記述から明らかな様に、経糸張力を製織時の経糸
の過不足を検出する要素としている場合、 (イ)製織上発生する高周波数の経糸張力変化を充分に
緩衝するため弾性定数小の弾性体を用いると、テンショ
ンロールレバの共振状態が発生してその周期的変動が変
速レバに伝達される事になる。
(ロ)逆にこの共振状態を防止するため弾性定数大の弾
性体を用いると製織自体の有する高周波数の経糸張力変
動が変速レバに伝達される事になる。
即ち、弾性定数大、小いずれの弾性体を用いても、上記
の変動が変速レバに伝達されるのを防止することができ
ない。
従来の経糸送出装置は、経糸張力の高周波の変動の影響
をなくす事を重くみて、上記(イ)を解消するため比較
的小さな弾性定数を有する弾性体をテンションロールレ
バと変速レバの間に設けている。
従って、テンションロールレバに共振現象が生じこれが
変速レバに伝達されるため、経糸送出装置のワープビー
ムの回転速度が常時不均一になる。
従って、織物の緯糸間隔にむらが生じ、製織品質に重大
な欠点が生じる事になる。
更に、経糸送量制御機構が変速レバの変位を受けて、常
時不必要に作動するため、その摩耗が激しく生じ耐久性
に乏しいという欠点を有している。
この考案はか・る実情に鑑みて提案されたもので、弾性
定数の小さな弾性体を用いることによって経糸張力の高
周波変動によってくる悪影響を回避しながら、しかも、
それによって不可避的に生じる共振状態によってくる周
期的変動の悪影響をも効果的に回避しようとするもので
ある。
即ちこの考案にあっては、経糸張力の高周波数変動を吸
収する程度に小さな弾性定数を有した弾性体をテンショ
ンロールレバと経糸送出量制御機構の変速レバとの間に
介設し、更に弾性体と変速レバとの間に制動機構を介設
し、これを織機回転に同期するカム機構によって駆動す
ることにより一定のクランク角範囲に亙ってテンション
ロールレバの変位が変速レバに伝達されるのを阻止する
ようにした、ものである。
以下添附の図面に示す実施態様により、更に詳細にこの
考案について説明する。
第1図において、ワープビーム1には経糸Yが巻付けら
れており、この経糸Yはテンションロールレバ4の一端
に回転自在に軸支されたテンションロール5を介して図
示しない織前に引出されている。
テンションロールレバ4は固定ブラケット2の支軸3に
回転自在に軸支されており、テンションロールレバ4の
他端にはスプリング6の一端が係止されている。
更にスプリング6の他端はウェイトレバ8に係止されて
おり、ウェイトレバ8の一端は固定ブラケット12の支
軸13に回転自在に軸支され、ウェイトレバ8の他端に
は分銅15が設けられている。
又、ウェイトレバ8の適宜の位置に夫々ロッド9の一端
とブレーキプレート14の一端がピン等により回動自在
に設けられている。
ロッド9の他端は経糸送量制御機構11の変速レバ10
に連結され、ブレーキプレート14の他端はブレーキベ
ース16とブレーキレバ18の間に挿入されている。
フ゛レーキベース16は固定されており、ブレーキレバ
18の一端は固定ブラケット22により回転自在に軸支
され、その他端には一端が固定されているスプリング1
7の他端が係止されている。
更に、ブレーキレバ18の適宜の部位にはロッド19が
回動自在に軸支されており、ロッド19の他端は二また
状カムレバ20の一端に軸支されている。
カムレバ20の二また中心部は固定ブラケット21に回
動自在に軸支され、カムレバ20の他端はカムシャフト
24に設けられたブレーキカム23と係合している。
ここで、カムシャフト24は織機の運転に同期して回転
し、ブレーキカム23のカム部とカムレバ20は織機の
運転に伴って生じるテンションロールレバの共振に対し
適宜の位相において周期的に係合する様に形成されてい
る。
例えば、第2図は織機の1サイクルの運転に伴ってテン
ションロールレバ4の1サイクルの変動が生じ、カムレ
バ20とブレーキカム23のカム部が周期的に期間T2
において係合する様に形成された場合である。
同様に第3図は織機の2サイクルの運転によってテンシ
ョンロールレバ4の1サイクルの変動が生じ、カムレバ
とブレーキカム23のカム部が織機の2サイクルの運転
に伴って期間T2において周期的に係合する様に形成さ
れた場合である。
又、経糸送量制御機構は変速レバ10の変位に応じてワ
ープビーム1の回転速度を変化させる様に形成されてい
る。
以上の構成を有するこの考案は次の様に動作する。
カムレバ20とブレーキカム23のカム部が係合しない
場合(期間TI)には、スプリング17の引張力によっ
てブレーキレバ18が矢印Aと反対方向に付勢されるた
め、ブレーキプレー ト14はブレーキベース16とブ
レーキレバ18の間に挟持される。
よって、この場合には経糸張力の変化に応じてテンショ
ンロールレバ4が変位しても、この変位はスプリング6
により吸収されウェイトレバ8は変位しない。
従って、カムレバ20とブレーキカム23のカム部が係
合していない期間T2においては変速レバ10は一定位
置に保たれ、ワープビームは一定速度で回転している。
カムレバ20とブレーキカム23のカム部が係合する場
合(期間T2)には、カム23はカムレバ20を矢印A
の方向に移動させる。
その結果、ウェイトレバ8が自由に揺動可能となる。
従って、テンションロールレバ4のモーメント変化とし
て検出される経糸張力がスプリング6を介してウェイト
レバ8に伝達され、ウェイトレバ8はこれを受けて経糸
張力の大きさに見合う分だけ変位する。
従って、このウェイトレバ8の変位がロッド9を介して
変速レバ10に伝達され、経糸送量制御機構11が作動
して適宜の経糸量を織前に送出するのである。
以上の説明から明らかな様にこの考案によれば経糸張力
変動による周期的なテンションロールレバ4の変位のう
ちあらかじめ定められた一定位相における変位だけをテ
ンションロールレバとスプリング6とウェイトレバ8等
を介して、経糸送量制御機構11の変速レバ10に伝達
する。
逆に言えば、一定のクランク角範囲に亙ってテンション
ロールレバの変位が変速レバに伝達されるのを阻止する
訳である。
従って、織機の運転に伴って生じるテンションロールレ
バ4の共振と無関係にワープビーム1の巻径変化やその
他の原因による経糸張力の経時変化だけを検出する事が
可能となる。
従って、1サイクル又は数サイクルの織機の運転に伴っ
て生じるテンションロールレバ4の共振によって経糸送
量制御機構が駆動されないため、織物に欠点が生じる事
もなく、経糸送量制御機構が早く摩耗する事もない。
従って、この考案は簡単な装置で経糸送量を正確に制御
する事ができ、又従来より設置されている織機の経糸送
出装置にこの考案を適用する事も非常に容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の経糸送出装置の一実施態様を示す側
面図であり、第2図、第3図はテンションロールレバの
周期的変位と変速レバとの係合期間を示す説明図である
。 1・・・・・・ワープビーム、4・・・・・・テンショ
ンロールレバ、5・・・・・・テンションロール、6・
・・・・・スプリング、8・・・・・・ウェイトレバ、
9・・・・・・ロッド、10・・・・・・変速レバ、1
・・・・・・経糸送量制御機構、14・・・・・・ブレ
ーキプレート16・・・・・・ブレーキベース、17・
・・・・・スプリング、18・・・・・・ブレーキレバ
、19・・・・・・ロッド、20・・・・・・二また状
カムレバ、23・・・・・・フ゛レーキカム、24・・
・・・・カムシャフト。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)経糸送出量の変動に応じて動くテンションロール
    レバー4の変位が、これに付設された弾性体を介して経
    糸送出量制御機構の変速レバー10に伝達されて上記の
    変動を相殺する如く経糸送出量の制御が行なわれる形式
    であって、 上記の弾性体6の弾性係数が、経糸張力の高周波数変動
    のみを吸収する如く設定されており、且つ、 織機回転に同期してカム駆動されて一定のクランク角範
    囲に亙ってテンションロールレバの変位が変速レバへの
    伝達が阻止される如く上記弾性体と変速レバとの間に制
    御機構14,16.18が介装されている ことを特徴とする織機の経糸送出装置。
  2. (2)前記の弾性体6が揺動性ウェイトレバ8を介して
    変速レバ10に連結されており、かつ、前記の制動機構
    がこのウェイトレバに作用することを特徴とする実用新
    案登録請求の範囲第(1)項記載の装置。
JP1977053414U 1977-04-28 1977-04-28 織機の経糸送出装置 Expired JPS5913272Y2 (ja)

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JP1977053414U JPS5913272Y2 (ja) 1977-04-28 1977-04-28 織機の経糸送出装置

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JP1977053414U JPS5913272Y2 (ja) 1977-04-28 1977-04-28 織機の経糸送出装置

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JPS53154260U JPS53154260U (ja) 1978-12-04
JPS5913272Y2 true JPS5913272Y2 (ja) 1984-04-19

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5854045A (ja) * 1981-09-26 1983-03-30 株式会社豊田自動織機製作所 織機の織段防止方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS491027A (ja) * 1972-04-20 1974-01-08

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JPS491027A (ja) * 1972-04-20 1974-01-08

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JPS53154260U (ja) 1978-12-04

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