JPH10167212A - 結束機の紐検出方法及び装置 - Google Patents

結束機の紐検出方法及び装置

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JPH10167212A
JPH10167212A JP34447496A JP34447496A JPH10167212A JP H10167212 A JPH10167212 A JP H10167212A JP 34447496 A JP34447496 A JP 34447496A JP 34447496 A JP34447496 A JP 34447496A JP H10167212 A JPH10167212 A JP H10167212A
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JP
Japan
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string
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roller
detecting
rotary encoder
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Application number
JP34447496A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Tsuyusaki
和弘 露崎
Hideki Uchiyama
秀樹 内山
Hiroyuki Kobayashi
広行 小林
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Yamada Kikai Kogyo KK
Original Assignee
Yamada Kikai Kogyo KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 結束後の紐の切断不良もしくは紐挾持ボタン
における紐端の抑え不良などの結束ミスを、単純な構成
により高い信頼性で迅速、確実に検出するのを可能にす
ることである。 【解決手段】 結束後の紐を案内するロ−ラど同軸に設
けられたロ−タリエンコ−ダにより該ロ−ラの回転を検
出して紐の送出を検出し、被結束物に紐を巻き付ける際
に該ロ−ラが回転しないことにより紐抜けを検出し、ま
た紐切断直後に被結束物が搬出される際に該ロ−ラが予
定値以上に回転することにより紐の切断不良を検出する
ことを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被結束物たるワ−ク
に紐を巻き付ける結束ア−ム及び結び目を形成するビ−
ク等一連の部材からなる結束機構を含む結束機における
紐の切断不良もしくは紐挾持ボタンにおける紐端の抑え
不良などの結束ミスを検出する方法及び装置の改良に関
する。
【0002】従来、結束機によるワ−クの結束作業はそ
の結束機構の紐挾持ボタンで紐の端末を抑えた状態でワ
−クを結束位置に搬入し、結束ア−ムの回転又は揺動に
よりワ−クに紐を巻き付け、結束機構のビ−クの作動に
より結び目を形成し、カッタ−により紐を切断すること
によって行なわれる。この一連の作動において、もし紐
の端末が適切に抑えられていなければワ−クの結束は不
可能であり、また結び目形成後にカッタ−による紐の切
断が適切に行なわれなければ、次の結束に支障をきた
す。
【0003】このような結束ミスを検出するための装置
として、従来、例えば特開平7‐137707号公報に
示すものが知られている。この公報に開示された装置は
結束ア−ムの先端からくり出される紐を案内する案内ロ
−ラと、該案内ロ−ラと共に回転する金属片及び該金属
片を感知する近接スイッチを備え、結束不良が生じて紐
の送りに異常が生じると案内ロ−ラの回転が変化するの
で、その変化を近接スイッチで感知するようにしたもの
である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この従来例では案内ロ
−ラが1回転するごとに近接スイッチにより金属片が1
度検知されるようになっており、従って紐と案内ロ−ラ
との間にすべりが生じると検知に遅れを生じるのですべ
りを防ぐ手段が必要になることが推測される。なお、こ
の種の検知では結束ミスの検出を出来得る限り迅速に行
ない且つ信頼性の高いことが望まれる。
【0005】本発明の目的は結束機における結束ミスを
単純な構成により高い信頼性で迅速に検出するのを可能
にした結束機の紐検出方法及び装置を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するため、本発明による結束機の紐検出方法の特徴は、
結束用の紐を案内するロ−ラと同軸に設けられたロ−タ
リエンコ−ダにより前記ロ−ラの回転を検出することで
あり、この検出により紐の送り出しが適切になされたか
否かを検出して結束ミスを判断するもので、結束中およ
び結束後の紐のくり出し状態が確認できるので確実な判
定ができる。
【0007】本発明による紐検出装置の特徴は、上記本
発明方法を実施するため結束ア−ムの先端からくりださ
れる結束用の紐を案内するロ−ラと、そのロ−ラの回転
を検出するロ−タリエンコ−ダと、そのロ−タリエンコ
−ダからの前記ロ−ラの回転信号により結束ミスを検出
するコントロ−ラを含むことであり、好ましくはロ−タ
リエンコ−ダは紐案内用のロ−ラと同軸に取付けられ、
及び該ロ−ラで案内される紐に張力を加える張力負荷装
置を含む。
【0008】
【発明の実施の形態】次に図面を参照のもとに実施例に
より本発明に関し説明する。図1は回転式の結束ア−ム
を備えた結束機を概略的に示し且つそこに備えられた本
発明による紐検出装置10を例示するものであって、結
束機には従来と同様に、ワ−クAに紐掛けを行なう結束
ア−ム1、及び結び目を形成する結束機構が備えられ
る。図中、3は結束機構の紐挾持ボタンであり、4は紐
に適当な張力を加えて、たるみを取るためのテンション
レバ−である。
【0009】紐Sは紐の供給源から、板ばねなどで出来
た張力負荷装置5を通り紐検出装置10の案内ロ−ラを
通って、さらにテンションレバ−4の先端のロ−ラ4a
を通って結束ア−ム1の基端の中空シャフト2内に導入
され、結束ア−ム1の先端1’を通り、その紐の端末が
紐挾持ボタン3で抑えられる。
【0010】結束ア−ム1の先端と紐挾持ボタン3との
間に紐が張られた状態でワ−クAが結束位置に搬入され
ると、結束ア−ム1が予定回数を回転し、次いで結束機
構の作動により結び目の形成、新たな紐端の紐挾持ボタ
ン3への挿入、カッタ−による紐の切断が行なわれ、次
いで結束されたワ−クが結束位置から搬出され、次の結
束に備えられる。結束ア−ム1の回転と結束機構の作動
が行なわれる間、即ち結束時の作動は通常、メインシャ
フトの一回転で行なわれ、この結束時及びワ−クの搬入
及び搬出が行なわれる非結束時において紐の移動及び送
出量が紐検出装置10で検出される。
【0011】この紐検出装置10の好適な一例は図2に
示すように、案内ロ−ラ(エンコ−ダロ−ラ)11及び
該案内ロ−ラと共に紐を案内する一対の補助ロ−ラ1
2、13と、案内ロ−ラ11と共に回転するように好ま
しくはそれと同軸に取付けられたロ−タリエンコ−ダ1
4からなり、該ロ−タリエンコ−ダの出力もしくは検出
信号はコントロ−ラ6に導入されるようになっている。
【0012】紐の供給源たる紐ロ−ルから引き出される
紐Sは張力負荷装置5を通って一方の補助ロ−ラ12か
ら案内ロ−ラ11をめぐって更に他の補助ロ−ラ13を
介して結束ア−ム1の中空シャフト2内に導入され、又
はテンションレバ−の先端のロ−ラ4aを介して中空シ
ャフト内に導入され、結束ア−ム1の先端1’からくり
出される。紐が送り出されると紐の移動と共に案内ロ−
ラ11が回転し及び該案内ロ−ラの回転と共にロ−タリ
エンコ−ダ14はその回転に相応したパルスを発生し、
コントロ−ラ6により、送り出された紐の長さ及び紐の
送出速さが検出される。
【0013】なお、張力負荷装置5は板ばねで紐を抑え
て紐の移動に抵抗を加えるようになっており、その押圧
はねじ5aによって調整することができる。また、図2
に示すように、一対の補助ロ−ラ12、13が共に案内
ロ−ラ11の一方の側に設けられ、紐は一方の補助ロ−
ラ12から案内ロ−ラをめぐって折返し他の補助ロ−ラ
13に到るようにすれば、案内ロ−ラ11と紐の接触が
比較的多くなり、紐と案内ロ−ラの間のすべりを少なく
する利点がある。さらに、すべりを少なくするため案内
ロ−ラ11の周囲にゴム又はビニ−ル系のリング16を
はめ、又は摩擦剤を塗付してもよい。
【0014】紐の送出は結束時及び結束前、結束後の非
結束時のいずれに於いても行なわれる。即ち、結束中は
結束ア−ム1の回転又は揺動によりワ−クに紐が掛けら
れる際に紐の送出が行なわれ、その際送り出される紐の
長さはテンションレバ−4の動作によって或る程度のば
らつきは在るが、結束されるワ−クの寸法によって最小
紐送り量が決められる。
【0015】また、非結束時の紐の送出に関しては、結
束前はワ−クを結束位置に移動する際にワ−クが紐に当
り、紐をもっていく時に紐が送り出され、及び結束後は
テンションレバ−4が紐のたるみを取りながら元の位置
に復帰する際に紐が送り出される。従って、結束前、結
束後の紐の送り量は正常な状態では一定値以下であり、
該一定値が最大紐送り量として決められる。従って、こ
れらの最小紐送り量及び最大紐送り量はワ−クの大きさ
によって変化する。
【0016】各結束において紐の送り量は案内ロ−ラ1
1の回転に伴って発生するロ−タリエンコ−ダのパルス
数によって検出される。本発明の特徴は結束時の最小紐
送り量と非結束時の最大紐送り量を予め設定し、これら
の設定値とロ−タリエンコ−ダによって検出された紐の
送り量との比較により紐送りの異常を検出するようにし
たことである。
【0017】即ち、予め設定された結束時の最小紐送り
量と結束時にロ−タリエンコ−ダ14から検出された紐
の送り量が比較され、検出された紐の送り量が最小紐送
り量の設定値より小さい場合に結束ミスの信号が出され
る。この場合の典型的なケ−スは紐の破断又は紐の端末
が紐挾持ボタン3に抑えられていないことである。な
お、この場合の他の結束ミスとして紐が紐ロ−ルから出
てテンションレバ−4に到るまでの途中で引っかかって
いること、紐ロ−ルに紐がないとき、又はワ−クがない
とき、などがある。
【0018】また非結束時においても、予め設定された
非結束時の最大紐送り量と非結束時にロ−タリエンコ−
ダ14から検出された紐の送り量が比較され、検出され
た紐の送り量が最大紐送り量の設定値より大きい場合に
結束ミスの信号が出される。この場合の典型的な異常は
結束後のカッタ−による切断が適切になされなかったこ
とであり、他の異常として紐がメインカム本体の一部に
引っかかっている状態で再び結束した場合がある。
【0019】図3は上記の結束異常の検出を行ない得る
結束サイクルをフロ−図で示すものであって、非結束時
に最大紐送り量の設定値以上の紐が出ている場合に、例
えば紐の切断ミスと判断し、青ランプを点灯し、異常音
aを発生する。それにより異常原因の除去が行なわれ、
正常な状態に復元される。また、結束時に最小紐送り量
の設定値以上の紐が出ていない場合に結束ミスと判断
し、赤ランプが点灯し、異常音bを発生する。
【0020】このような異常の検出はコントロ−ラ6に
より、予め組まれたソフトに基づくシ−ケンサによって
行なわれる。紐送り量の検出はロ−タリエンコ−ダ14
によって行なわれることから、上記2つの設定値の変更
はソフト内で容易に可能であり、ワ−クの変更に容易に
対応することができる。さらに、ロ−タリエンコ−ダ1
4では発生パルスの間隔から紐の送り速さを検出するこ
とが可能であり、通常は結束中及び非結束中において紐
の送り量が多い場合には紐の送り速さが大きく、紐の送
り量が少ない場合には送り速さが小さいので、紐の送り
速さをシ−ケンサの内部タイマ−で検出し、結束ミスの
判断に用いることも可能である。
【0021】なお、この紐検出装置10は結束ア−ム回
転式以外の結束機に用いることも可能であり、例えば図
4の(イ)、(ロ)に示すように、結束ア−ム1aが上
下に揺動する型式のものにも設置することができる。こ
の場合にもテンションレバ−4によって紐のたるみが吸
収され、案内ロ−ラ11に同軸にロ−タリエンコ−ダ1
4が取付けられる。
【0022】また、図5の(イ)、(ロ)に示すよう
に、エアシリンダで上下に作動されるラック17とそれ
にかみ合うギヤ18により結束ア−ム1bを上下に直線
的に移動する直動型の結束機に紐検出装置10を設置す
ることも可能であり、この場合も案内ロ−ラ11に同軸
にロ−タリエンコ−ダが取付けられる。
【0023】さらに図6に示すように、予め結束位置に
おいて長方形状に紐を張り、その中にワ−クAを挿入す
る開口型の結束機にも紐検出装置10を設置することが
できる。この結束機では少なくも3つの可動のフック1
9a、19b、19cが用いられ、上側の一対のフック
19a及び19bが図示のように紐を張るために上下に
移動される。この場合も案内ロ−ラ11と同軸にロ−タ
リエンコ−ダが設置される。
【0024】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、結束用
の紐の送出をロ−タリエンコ−ダによって検出するの
で、結束中および結束後の紐のくり出し状態が確認で
き、検出用の案内ロ−ラの直径を大きくすることがで
き、紐と案内ロ−ラ間のすべりを少なくでき、且つ機械
的接触による検出ではないことから寿命が長い。また、
検出部と張力負荷装置を一体化してコンパクトにするこ
とも容易に可能であり、既設の自動結束機に容易に組込
むことができる。
【0025】そして、結束中と非結束中の紐送り量を設
定し、ロ−タリエンコ−ダで検出される実際の紐送り量
が設定値と比較されることにより結束ミスが判断される
ので、迅速且つ正確に結束ミスを検出することができ、
高い信頼性を有する。
【0026】また紐送り量の設定値の変更もソフト内で
容易に可能であり、被結束物の大きさが変化しても、そ
れに容易に対応することができる。さらに本発明装置で
は紐の送り量のほか、紐の送出速さの検出も可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1の(イ)及び(ロ)は本発明による紐検出
装置を含む結束ア−ム回転型の結束機の一部を概略的に
示す斜視図及び正面図である。
【図2】図1の(イ)の1部を拡大して示した斜視図で
ある。
【図3】本発明装置の作用を示すフロ−図である。
【図4】図4の(イ)及び(ロ)は結束ア−ム揺動型の
結束機に本発明による紐検出装置を備えたものの一部を
概略的に示す斜視図及び正面図である。
【図5】図5の(イ)及び(ロ)は結束ア−ム直動型の
結束機に本発明による紐検出装置を備えたものの一部を
概略的に示す側面図及び正面図である。
【図6】被結束物が挿入される長方形状に紐を張設する
開口式の結束機に本発明による紐検出装置が備えられた
ものを概略的に示す斜視図である。
【符号の説明】
1、1a、1b 結束ア−ム 3 紐挾持ボタン 6 コントロ−ラ 10 紐検出装置 11 案内ロ−ラ 14 ロ−タリエンコ−ダ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被結束物に紐を巻き付ける結束ア−ムの
    先端からくり出される前記紐を案内するロ−ラと同軸に
    設けられたロ−タリエンコ−ダにより前記ロ−ラの回転
    を検出し、前記ロ−ラの回転の検出により、被結束物に
    紐を巻き付ける際に前記ロ−ラが回転しないことにより
    紐抜けを検出し、もしくは紐切断直後に被結束物が搬出
    される際に前記ロ−ラが予定値以上に回転することによ
    り紐の切断不良を検出することを特徴とする結束機の紐
    検出方法。
  2. 【請求項2】 被結束物に紐を巻き付ける結束ア−ム及
    び結び目を形成するビ−ク、紐端を抑える紐挾持ボタ
    ン、紐を切断するカッタ−等からなる結束機構を有する
    結束機に備えられ、被結束物の結束に用いられる前記紐
    を案内するロ−ラと、前記ロ−ラの回転を検出するロ−
    タリエンコ−ダと、前記ロ−タリエンコ−ダからの信号
    により紐送りの異常を検出するコントロ−ラとを含むこ
    とを特徴とする結束機の紐検出装置。
  3. 【請求項3】 前記結束ア−ムの作動及びそれに続く前
    記結束機構の作動が行なわれる結束時の最小紐送り量
    と、非結束時の最大紐送り量を予め設定し、該設定値と
    ロ−タリエンコ−ダにより検出された紐の送り量との比
    較により紐送りの異常を検出することを特徴とする請求
    項2に記載の結束機の紐検出装置。
JP34447496A 1996-12-10 1996-12-10 結束機の紐検出方法及び装置 Pending JPH10167212A (ja)

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