JPH1016700A - エアバッグ展開方法とそのためのインフレータ - Google Patents

エアバッグ展開方法とそのためのインフレータ

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JPH1016700A
JPH1016700A JP9076952A JP7695297A JPH1016700A JP H1016700 A JPH1016700 A JP H1016700A JP 9076952 A JP9076952 A JP 9076952A JP 7695297 A JP7695297 A JP 7695297A JP H1016700 A JPH1016700 A JP H1016700A
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gas
piston
container
inflator
airbag
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JP9076952A
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English (en)
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Darrin L Johnson
エル.ジョンソン ダーリン
David W Lindsey
ダブリュ.リンゼイ デビット
Scott A Jackson
エー.ジャクソン スコット
Kerry C Walker
シー.ウォーカー ケリー
Eugene R Dearden
アール.ディアデン ユージーン
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Morton Thiokol Inc
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/16Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags
    • B60R21/26Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow
    • B60R21/268Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous release of stored pressurised gas
    • B60R21/272Inflatable occupant restraints or confinements designed to inflate upon impact or impending impact, e.g. air bags characterised by the inflation fluid source or means to control inflation fluid flow using instantaneous release of stored pressurised gas with means for increasing the pressure of the gas just before or during liberation, e.g. hybrid inflators

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  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air Bags (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱ガス展開により発生する不都合なエアバッ
グストレスを軽減することが出来る改良されたエアバッ
グインフレータの提供。 【解決手段】 これは冷ガスを折り畳みエアバッグに付
与して初期展開するときに加圧不活性ガス(22)を用
いる混成式搭乗者用エアバッグインフレータである。当
該加圧不活性ガスによるエアバッグの折解きが始まった
後に,必要な残余のガスは火工ガス発生材(30)によ
って供給される。火工ガスはピストン(24)に抗して
膨張し、当該ピストンが該不活性ガスを圧縮してインフ
レータから放出させる。該不活性ガスが放逐されるや、
該ピストンは該火工ガスのためのフイルタになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は旅客用(搭乗者) 用
インフレータ、具体的にはインフレータとして初期展開
時に膨張可能折畳みエアバッグに低温不活性ガスを与え
るように作動し、展開の完成を火工品( ピロテクニッ
ク) ガス発生剤によってもたらされる相対的に高い温度
によって達成させる斯ゝるインフレータとエアバッグ展
開方法に関する。
【0002】
【従来の技術】膨張可能エアバッグは衝突時に自動車両
(代表的例は乗用車であり、従って以下にはこれを便宜
上「自動車」と称す)の搭乗者を保護する安全装置であ
る。自動車が衝突するか、有害物によって打撃を蒙ると
きに、センサが運動の変化を検知し、爆薬を起爆させ
る。これが高圧下のガスをインフレータから膨張可能折
畳みエアバッグの中に開放する。エアバッグは膨張し
て、色々の衝撃条件に抗して運転者(ドライバ)や同乗
者(乗客)を拘束する斯ゝる保護クッションを提供す
る。
【0003】多くのタイプのインフレータは膨張式拘束
システム(装置)で使用するためのエアバッグを膨張さ
せる技術に開示されている。その1つは特定量の貯蔵圧
縮(加圧)ガスとして、そのガス温度において選択的に
開放されることにより、エアバッグを膨張させる斯ゝる
貯蔵圧縮ガスを利用することに係わる。もう1つはガス
源が、点火するやエアバッグを膨張させるのに十分な量
の熱ガスを発生することになる可燃性ガス発生材に由来
するものである。第3のタイプでは、エアバッグ膨張用
ガスは貯蔵圧縮ガスとガス発生剤の組合せに由来するも
のである。最後に挙げるタイプは、通常増大化(アーギ
ュメンテッド)ガスインフレータ或いは混成(ハイブリ
ッド)インフレータと称されるものであって、エアバッ
グに熱ガスを供給する。
【0004】1973年9月4日にDonald J. Lewis 他
に特許された米国特許第3,756,621号に開示さ
れているように、特定貯蔵量の圧縮アルゴン、所謂不活
性ガス、の使用は有益である。圧縮空気と圧縮窒素はそ
の用途に特別の問題がある。空気は不活性ではないが、
可成り高い温度に圧縮されると、顕著に危険な源とな
る。窒素は圧縮されると可成り不活性ではあるが、特に
燃焼から生じる熱ガスと混和されたときに酸化窒素の生
成に寄与する。
【0005】インフレータは貯蔵シリンダやボトルに容
れた特定量の高圧不活性ガスを含んで成ることが出来
る。この場合、利益は発生したガスによって増量された
貯蔵圧縮ガスを利用する事態になったときに得られる。
この利益には貯蔵圧縮ガスにエネルギーを付加してエア
バッグ充填を助成することが含まれる。混成インフレー
タを用いてこの利益を得るための最近の技法は高圧貯蔵
ガスを特定タイプの火工品( ピロテクニック) で以て加
熱するものである。しかし、この種の混成インフレータ
は貯蔵圧縮ガスとしてアルゴンが用いられたときでさ
え、不利益を蒙る。それは、エアバッグ膨張のために供
給されるガスが熱いものであって、火工品の燃焼で生成
されるガスと混和されるからである。この種のシステム
はエアバッグを刺激性や毒性のあり得る或る種のガス、
粒子、或いは煙で以て充填させる。更に、この種のシス
テムは過剰に早い熱ガス展開によって引き起こされるき
らいのある望ましくないエアバッグストレスを導入す
る。
【0006】John E. Allard(アラード)に付与され、
本出願人に譲渡された米国特許第5,301,979号
はインフレータとしてエアバッグ充填を助成するために
純機械的エネルギーを付与しながら、圧縮純不活性冷ガ
スを膨張可能エアバッグに供給する斯ゝるインフレータ
を開示している。冷ガス、即ち低環境温度ガスがエアバ
ッグ膨張に使用されるので、このアラード・インフレー
タは過剰に早い熱ガスによる初期展開によって引き起こ
されるエアバッグストレスの導入を回避する。このイン
フレータはアルゴンや窒素等の貯蔵純圧縮、即ち加圧ガ
スで充填される高強度円筒容器を含んで成る。ピストン
がその背後に高エネルギー火工品材を備えた円筒セクシ
ョンの1端部に配設されている。貯蔵中はピストンの両
端面に同じ圧力が掛かっている。自動車衝突センサによ
って起動されるように配設されているイニシエータは高
エネルギー火工品材の中に配置されている。破裂性ディ
スクは前記円筒セクションの他端に配置されている。ピ
ストンは火工品材が点火されたときに円筒セクションの
全長に亘って駆動降下される。容器圧力が破裂性ディス
クの強度を越えるとき、容器内の不活性ガスはその貯蔵
温度において膨張しながらエアバッグに流入する。
【0007】前述の不利益を克服するために貯蔵圧縮冷
不活性ガスを用いたインフレータを提供し、それによっ
て展開の初期に低温度の不活性ガスを膨張可能折畳みエ
アバッグに与え、展開の完成を火工ガス発生剤によって
与えられる相対的に高い温度におけるガスによって達成
させるようにすることによってインフレータを改良する
ことの必要性と要望がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上述の
不利益に対処することなく膨張可能折畳みエアバッグを
展開させる改良法を提供することにある。
【0009】本発明の具体的な目的は膨張可能折畳みエ
アバッグを膨張させる改良法として、不活性純冷ガスを
利用してエアバッグを初期展開させ、エアバッグの折解
きが開始されると相対的に高い温度の濾過高温ガスを利
用することによって展開を完成させ、それによって熱ガ
スによる早や過ぎる初期展開によって引き起こされるエ
アバッグストレスの導入をふくむ上述の不利益を回避す
る斯ゝる改良法を提供することにある。
【0010】本発明のもう1つの目的は上述の不利益を
伴うことなく冷ガス、即ち低温ガスを折畳みエアバッグ
に付与する初期展開と、エアバッグの折解きが開始され
ると火工ガス発生剤によって与えられる相対的に高い温
度のガスを濾過した状態で利用することによる展開の完
成との両方の必要性に適応するインフレータを提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のこれらの目的並
びにその他の目的を達成するために、折畳みエアバッグ
の展開は貯蔵された圧縮不活性ガスを用いることにより
低温ガスで以て始動させられる。展開の完成は火工ガス
発生剤によって与えられる相対的に高い温度のガスによ
って達成される。火工ガス発生剤(ピロテクニックガス
・ジェネラント)は、これによって生成されるガスから
粒子を除去するフイルタとして機能する多孔ピストンで
あって、軸方向に滑動して不活性ガス室(チャンバ)を
圧縮することによって火工ガス室から不活性ガス室に圧
力を移動させる斯ゝる多孔ピストンによって不活性ガス
室から物理的に分離される。この移動圧力は不活性ガス
室のガスを閉じ込めバリアを破裂させることによってエ
アバッグの中に開放する事態を開始させる。
【0012】本発明の新規性は火工品材によって生成さ
れたガスを開放する前に貯蔵圧縮不活性ガスを開放する
プロセスにある。このプロセスは操作の重要な初期展開
段階に過剰な温度によるエアバッグ損傷を阻止するとい
うユニークな利益をもたらす。相対的に熱い火工ガスは
初期展開後に、そうでない場合に実施可能な温度よりも
高い温度において利用される。相対的に高いガス温度を
利用することが出来るシステム、即ち装置を配設するこ
とによって、火工ガス発生剤は相対的に小量しか要求さ
れず、しかもガス冷却に必要な濾過材は減量されるの
で、それによって全体の設計の費用と複雑性を減じるこ
とが出来る。本発明は更に火工式インフレータによって
与えられる性能誂え性と清潔性のある標準不活性ガス混
成インフレータを凌ぐ利益をもたらす。
【0013】本発明は火工ガス発生材の普通の技法を利
用する別に採り得る混成式(ハイブリッド形式)のイン
フレータを提供する。ピストン作動によって与えられる
ガス放逐は点火したときのインフレータの出力能力を高
める。エアバッグ・ブレークアウト、即ちエアバッグ折
解き、の際の冷ガスの初期開放が潜在的エアバッグ損傷
を軽減する。
【0014】ペレット、タブレット或いはウエハの形態
になる最近のガス発生材が使われるので、このガス発生
材が他の処理システムの進歩に固有に伴う危険を軽減す
る。本発明は相対的に低い圧上昇速度で以て迅速なエア
バッグ展開をもたらし、従ってエアバッグストレスの低
減をもたらす。更に、本発明は最近の火工式インフレー
タに対しガス発生剤の減量と濾過費用の低減を実現し、
そして最近の混成インフレータよりも優れた性能の誂え
性とガス排出物の清浄性とをもたらす。
【0015】
【実施例】図1、2には、膨張可能エアバッグ(図示省
略)等の自動車搭乗者拘留具を膨張させるためのインフ
レータ構成体(アッセンブリ)10が図示されている。
インフレータ構成体10は長手(縦の)中心軸線14と
してこれに沿ってチャンバ16が規定されている斯ゝる
中心軸線を有する高強度の容器或いはボトル12を含ん
で成る。容器12の凹状の第1ガス出力端部18から実
質的な距離だけ容器内で延在しているチャンバ16は、
圧縮純不活性ガス(即ち、アルゴン、窒素)22で充填
されている長尺円筒セクション20を含む。容器14の
第1端部18から離れている長尺円筒セクション20の
1端には多孔性濾過ピストン(フイルタ・ピストン)2
4が配位している。チャンバ16において、ピストン2
4と容器12の反対側の第2凹状端部26との間に配備
され、且つ適当な材料のポーチ状保護層28の内側に保
留されているものは、ペレット、タブレット或いはウエ
ハの形態であり得る高エネルギー火工ガス発生材30で
ある。ピストン24の1部分は保護層28の内側に延在
して、ガス発生材30を内部に保留するための閉鎖キャ
ップとして機能する。
【0016】容器14の第2凹状端部26にはインフレ
ータ・イニシエータ32が溶接物31でシールされてい
る、即ち封止られている。このイニシエータ32は容器
14の第2凹状端部26のための封止閉鎖具を提供する
こと並びに可燃性の火工ガス発生材30を点火すること
の両方のために機能する。イニシエータ32は1対の電
気入力端子38を有する従来の電気作動スクイブ(火工
式点火器)36を収容したハウジング34、スクイブ3
6が内部に配置された火工点火化合物40、及び破裂性
シールプレート或いはディスク42を含んで成る。
【0017】火工ガス発生材30は燃焼速度、無毒生及
び火炎温度の要件に適合する幾多の組成物の1つであり
得る。本発明の好適例で利用される組成物は本出願人に
譲渡された、Schneiter 他に付与された米国特許第4,
203,785号に記述のものであり、従ってこの特許
の開示事項はこれに参考事項として組み込まれる。特に
好ましいのは、約65重量%から約70重量%までの金
属アジ化物、約4重量%までの硫黄、及び約27重量%
から約33重量%までの二硫化モリブデンを含んで成る
組成物、特には約68重量%のアジ化ナトリウム、約3
重量%の硫黄、及び約30重量%の二硫化モリブデンを
含んで成る組成物である。
【0018】円筒形制振手段(ダンパー)44、具体的
には1連波の振幅を減じる装置、並びに端末キャップ4
6は容器12の他端、即ち凹状第1端部18に配置され
ている。端末キャップ46はチャンバ16の円筒セクシ
ョン20の不活性ガスを、膨張対象の膨張可能エアバッ
グ(図示省略)と連通しているディフーザ48に逃げな
いように封止じる閉じ込めバリアである。ディフーザ4
8はその周辺において溶接物50で容器12の第1端部
18に封着されている。ディフーザ48には複数の対立
配位したオリフィス、即ち放出ポート、52が設けてあ
る。
【0019】火工ガス発生材30は多孔性ピストン24
によって円筒セクション20の不活性ガスから物理的に
分離されている。ピストン24は火工材30により生成
されたガスから粒子を除去するフイルタとして機能し、
且つ軸方向に滑動することによって火工材30を容れた
チャンバ16の部分から不活性ガスを容れたチャンバの
円筒セクション20まで圧力を移動させる。これは円筒
セクション20の不活性ガスを圧縮し、このガスが端末
キャップ、即ち閉じ込めバリア46の破裂を始動する。
これによって、貯蔵不活性ガスの開放がディフーザ48
を通じて実行される。貯蔵不活性ガスは次にエアバッグ
(図示省略)の中に拡張しながら流入する。
【0020】図1に示す多孔性フイルタのピストン24
は外形的構成としては、容器12の中心軸線14に対し
て実質的に90°で配位する平坦面54を含む。このピ
ストン平坦面54とピストンの円筒面部分56は、ガス
発生組成物30と緊密に物理的接触している円筒セクシ
ョン20内の加圧貯蔵不活性ガスの圧力によって平坦面
54が保持された状態において、袋状保護層28の端部
58の内側に配位している。これはペレット、タブレッ
ト、或いはウエハがガタガタ鳴って破砕する傾向を最小
限度に抑える。外形構造として、ピストン24は更に中
心軸線14と共軸的な内方へ湾曲した面部分60とし
て、容器12の凹状第1端部18の内壁の形状に適合す
る斯ゝる湾曲面部分を含む。更に、ピストン24は湾曲
面部分60から軸方向に延在している制振手段(ダンパ
ー)44と略同じ直径を有する中実円筒形部分62を含
む。
【0021】インフレータ・イニシエータ32が起動さ
れると、ピストン24は容器12の凹状第1端部18ま
で円筒セクション22の全長に亘ってポンピング動作で
以て移動、即ち駆動される。ガス発生材30によって生
成された火工ガスは、ガス発生材がスクイブ36の電気
的起動によって点火されたときに、多孔性フイルタピス
トン24に抗して膨張する。その結果のピストン24の
作動が円筒セクション22内の不活性ガスを圧縮し、こ
れをインフレータ10のディフーザ48を通じて排出さ
せる。円筒セクション22内の不活性ガスを放逐する
や、ピスト24はその時点で火工ガス発生材30によっ
て生成された熱ガスを濾過するためのフイルタになる。
この発生ガスの温度はインフレータの円筒セクション2
0に存在していた貯蔵不活性冷ガスの温度よりも顕著に
高い。従って、エアバッグが初期展開するや、貯蔵不活
性冷ガスはエアバッグに流入する。この冷ガスの流れに
対し、ガス発生材30の点火によって生成された熱ガス
の流れが後続する。従って、インフレータ構成体10は
急速なエアバッグの熱ガス展開から生じるエアバッグス
トレスを低減させる。
【0022】円筒セクション22の全長に亘るピストン
24の動作によってインフレータ構成体10に加わるエ
ネルギーは円筒セクション20に存在していた貯蔵純不
活性冷ガスで以てエアバッグ(図示省略)を膨張させる
のに役立つ。このエネルギーは純機械的なものであり、
その他のガスや粒子を純不活性ガスと混和させる原因と
はならない。
【0023】放出ポート52は純不活性冷ガスの流れを
絞ることによって、エアバッグの初期展開の際のエアバ
ッグに対する適正な充填速度を与えることが出来る。
【0024】
【発明の効果】ガス発生材30の燃焼によって生成され
た相対的に熱い火工ガスはエアバッグの初期展開後に利
用される。この発生ガスは多孔性フイルタピストン24
を通じて流れる。従って、本発明の1つの構成は火工法
(ピイロテクニックス)によって生成されたガスに先立
ち、圧縮不活性ガスを開放するプロセスである。これは
重要な初期展開の操作段階において余分な温度からエア
バッグ損傷が生じる事態を阻止するユニークな利益をも
たらす。即ち、エアバッグブレークアウト(折畳みエア
バッグの折解き)の際の冷ガスの初期開放が潜在的バッ
グ損傷を軽減する。
【0025】冷ガスに対し相対的に熱い火工ガスは、始
めから利用される従来例において実際に適用されること
なる温度に比べても高い温度で以て初期展開後に利用さ
れる。相対的に高いガス温度を利用することが出来るシ
ステムを提供することによって、火工ガス発生材は相対
的に少量しか要さず、しかもガス冷却に要するフイルタ
材の量は低減される。これは全体設計に要するコストと
複雑度を軽減する。本発明は更に別の利益として、火工
式インフレータによってもたらされる性能の誂え性とガ
ス排出物の清浄性とに関して最近の技術に係る不活性ガ
ス混成インフレータを凌ぐ斯ゝる利益を実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインフレータを図示した縦断面図であ
る。
【図2】図1の線2−2に沿った横断面図である。
【符号の説明】
10…インフレータ構成体 12…容器(ボトル) 14…中心軸線 16…チャンバ 18…第1端部 20…円筒セクション 22…加圧純不活性ガス 24…多孔性フイルタピストン 26…第2端部 28…保護層(袋状の) 30…ガス発生材 31…溶接物 32…インフレータ・イニシエータ 34…ハウジング 36…スクイブ(火工式点火器) 38…電気端子 40…火工点火化合物 42…破裂性シールプレート 44…円筒形制振手段(ダンパー) 46…端末キャップ(閉じ込めバリア) 48…ディフーザ 54…ピストン平坦面 56…円筒面部分 58…端部(袋状保護層の) 60…湾曲面部 62…中実円筒形部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デビット ダブリュ.リンゼイ アメリカ合衆国,ユタ 84405,オグデン, サウス 150 ウエスト 5480 (72)発明者 スコット エー.ジャクソン アメリカ合衆国,ユタ 84014,センター ビル,ノース 225 イースト 2011 (72)発明者 ケリー シー.ウォーカー アメリカ合衆国,ユタ 84302,ペリー, ウエスト 1700 サウス 415 (72)発明者 ユージーン アール.ディアデン アメリカ合衆国,ユタ 84015,クリアフ ィールド,イースト 100 ノース 193

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 膨張可能折畳みエアバッグを展開する方
    法として: (1)エアバッグの初期展開を実行するために純冷ガス
    を利用する工程;そして(2)相対的に高い温度の発生
    ガスを利用することによって折畳みエアバッグの折解き
    が開始された後に、エアバッグの展開を完成する工程を
    含んで成る斯ゝる膨張可能折畳みエアバッグ展開方法。
  2. 【請求項2】 純不活性冷ガスを発生ガスの開放前に実
    質的に完全に開放する、請求項1に記載の膨張可能折畳
    みエアバッグ展開方法。
  3. 【請求項3】 純不活性冷ガスをエアバッグにその初期
    展開の際に供給し、火工ガス発生材によって与えられた
    熱ガスを該エアバッグに供給することによってその展開
    を完成させるようにするためのインフレータであって、
    これが: 1)加圧純不活性冷ガスを貯蔵した容器として、当該容
    器が第1、第2端部を有し、そして該第1、第2端部の
    間に配位する円筒セクションを含み且つ該第1端部に配
    位する放出導管を有する斯ゝる構成の容器; 2)該容器の該第1端部に配設されて端末キャップとし
    て、該円筒セクション内の該純不活性冷ガスを該放出導
    管に対しこれに進入しないように封止る閉じ込めバリア
    を含んで成る斯ゝる端末キャップ; 3)該容器の該円筒セクションの実質的全長に亘って気
    密封止状態で滑動可能な多孔性ピストンとして、当該ピ
    ストンが該容器に該純不活性冷ガスを貯蔵している期間
    中には該容器の該第1端部から離れている該容器の他端
    部に配位している斯ゝる多孔性ピストン; 4)該ピストンと該容器の該第2端部の間に配位した火
    工手段;及び 5)該火工手段を起動する手段を含んで成る斯ゝるイン
    フレータ。
  4. 【請求項4】 該火工手段を起動する該手段がイニシエ
    ータである、請求項3に記載のインフレータ。
  5. 【請求項5】 該火工手段は該ピストンの1部分が該保
    護層の内側に延在した状態で以て適当な材料の袋状保護
    層の中に配置されている、請求項3に記載のインフレー
    タ。
  6. 【請求項6】 該火工手段がガス発生材を含んで成る、
    請求項5に記載のインフレータ。
  7. 【請求項7】 該ガス発生材がタブレット形態をなす、
    請求項6に記載のインフレータ。
  8. 【請求項8】 該ガス発生材がウエハ形態をなす、請求
    項6に記載のインフレータ。
  9. 【請求項9】 該容器が中心軸線を有し、当該軸線に沿
    って該円筒セクション、該多孔性フイルタピストン、及
    び該火工手段が配位していて、 該ピストンは該中心軸線に対して実質的に90°の角配
    位になる平坦面を含み、当該平坦面が実質全面的に該袋
    状保護層の中で延在して該ガス発生材と物理的に接触し
    た状態にある、請求項6に記載のインフレータ。
  10. 【請求項10】 該容器のその該第1端部における内壁
    が凹状の形態をなし、 該多孔性フイルタピストンが更に該容器の該凹状第1端
    部における該内壁の形状に適合する内方へ湾曲した壁を
    含む、請求項9に記載のインフレータ。
  11. 【請求項11】 インフレータは更に、該多孔性フイル
    タピストンを該閉じ込めバリアに対して弾丸のように過
    酷に浴びせることによって当該ピストンを当該バリアと
    係合させようとするときに発生する1連波の振幅を低減
    させるための制振手段、即ちダンパーを含む、請求項1
    0に記載のインフレータ。
  12. 【請求項12】 該多孔性フイルタピストンは更に、該
    中心軸線に対して実質的に90°の角配位になる第2の
    平坦面を有する中実円筒形面を含み、 該ダンパーは該ピストンの該第2平坦面と略同一のサイ
    ズの平坦面であって、該中心軸線に対して実質的に90
    °の角配位になる斯ゝる平坦面を含む、請求項11に記
    載のインフレータ。
  13. 【請求項13】 純不活性冷ガスをエアバッグにその初
    期展開の際に供給し、火工ガス発生材によって与えられ
    た熱ガスを該エアバッグに供給することによってその展
    開を完成させるようにするためのインフレータとして、
    これが: 1)加圧純不活性冷ガスを貯蔵した容器として、当該容
    器が第1、第2端部を有し、そして該第1、第2端部の
    間に配位する円筒セクションを含み且つ該第1端部に配
    位する放出導管を有する斯ゝる構成の容器; 2)該容器の該第1端部に配設されて端末キャップとし
    て、該円筒セクション内の該純不活性冷ガスを該放出導
    管に対しこれに進入しないように封止る閉じ込めバリア
    を含んで成る斯ゝる端末キャップ; 3)該容器の該円筒セクションの実質的全長に亘って気
    密封止状態で滑動可能な多孔性ピストンとして、当該ピ
    ストンが該容器に該純不活性冷ガスを貯蔵している期間
    中には該容器の該第1端部から離れている該容器の他端
    部に配位している斯ゝる多孔性ピストン; 4)該ピストンと該容器の該第2端部の間に配位した火
    工手段;及び 5)該火工手段を起動する手段を含んで成るインフレー
    タであって、 該火工手段を起動する該手段はイニシエータであり、 該火工手段は該ピストンの1部分が該保護層の内側に延
    在した状態で以て適当な材料の袋状保護層の中に配置さ
    れており、 該ピストンは該保護層の内側に該火工手段を保留するた
    めの閉鎖キャップとして機能するものであり、 該火工手段はガス発生材を含んで成り、 該容器が中心軸線を有し、当該軸線に沿って該円筒セク
    ション、該多孔性フイルタピストン、及び該火工手段が
    配位していて、 該ピストンは該中心軸線に対して実質的に90°の角配
    位になる平坦面を含み、当該平坦面が実質全面的に該袋
    状保護層の中で延在して該ガス発生材と物理的に接触し
    た状態にあり、 該容器のその該第1端部における内壁が凹状の形態をな
    し、そして該多孔性フイルタピストンが更に該容器の該
    凹状第1端部における該内壁の形状に適合する内方へ湾
    曲した壁を含み、 インフレータは更に、該多孔性フイルタピストンを該閉
    じ込めバリアに対して弾丸のように過酷に浴びせること
    によって当該ピストンを当該バリアと係合させようとす
    るときに発生する1連波の振幅を低減させるための制振
    手段、即ちダンパーを含み、そして該多孔性フイルタピ
    ストンは更に、該中心軸線に対して実質的に90°の角
    配位になる第2の平坦面を有する中実円筒形面を含み、
    そして該ダンパーは該ピストンの該第2平坦面と略同一
    のサイズの平坦面であって、該中心軸線に対して実質的
    に90°の角配位になる斯ゝる平坦面を含む、斯ゝる構
    成のインフレータ。
  14. 【請求項14】 純不活性冷ガスをエアバッグにその初
    期展開の際に供給し、火工ガス発生材によって与えられ
    た熱ガスを該エアバッグに供給することによってその展
    開を完成させるようにするためのインフレータであっ
    て、これが:第1、第2端部を有し且つ該第1端部に配
    位するディフーザを有する容器であって、当該容器が当
    該第1、2端部の間に配位した円筒セクションを含み、
    当該円筒セクション内には加圧純不活性冷ガスが貯蔵さ
    れている斯ゝる構成の容器;該円筒セクション内の該貯
    蔵不活性ガスを該ディフーザに対して気密封止する閉じ
    込めバリヤ;該容器において該第2端部に対し隣接配位
    した火工手段;及び該容器においてその該第1端部から
    離れている側の該円筒セクションの端部に配位した多孔
    性フイルタピストンであって、当該ピストンが該貯蔵不
    活性ガスから該火工手段を物理的に分離しており、そし
    て該円筒セクションの実質的全長に亘って滑動可能に配
    位した斯ゝる多孔性ピストン;及び該火工手段を起動す
    るための始動手段、即ちイニシエータを含んで成り、 該火工手段が起動するや、該ピストンが該円筒セクショ
    ンの全長に亘って駆動され、それによって該円筒セクシ
    ョン内のガス圧を増加させるようになっていて、 該円筒セクションの圧力が該閉じ込めバリヤの破裂強度
    を凌ぐときに、該閉じ込めバリヤが破裂して,該円筒セ
    クション内の加圧純不活性冷ガスが該ディフーザを通じ
    てエアバッグ内に排気し、それによってエアバッグの初
    期展開が出来るようになっており、そして該不活性ガス
    が放逐されるや、該多孔性フイルタピストンが該火工手
    段によって生成された加圧熱ガスのための冷却器と濾過
    器となり、これによって当該生成ガスが冷却、濾過さ
    れ、次いでエアバッグに膨張しながら流入することによ
    ってエアバッグの展開を完成するようになっている、斯
    ゝる構成のインフレータ。
JP9076952A 1996-04-10 1997-03-28 エアバッグ展開方法とそのためのインフレータ Pending JPH1016700A (ja)

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