JPH10167004A - 車両安全拘束リトラクター用プリテンショナー装置 - Google Patents
車両安全拘束リトラクター用プリテンショナー装置Info
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- JPH10167004A JPH10167004A JP9218797A JP21879797A JPH10167004A JP H10167004 A JPH10167004 A JP H10167004A JP 9218797 A JP9218797 A JP 9218797A JP 21879797 A JP21879797 A JP 21879797A JP H10167004 A JPH10167004 A JP H10167004A
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- Japan
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- pretensioner
- vehicle safety
- gas generator
- safety restraint
- cylinder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/34—Belt retractors, e.g. reels
- B60R22/46—Reels with means to tension the belt in an emergency by forced winding up
- B60R22/4619—Transmission of tensioning power by cable, e.g. using a clutch on reel side
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】衝突状態発生時に車両搭乗者をより正しく確実
に拘束ししかもエアバックのような膨張可能な安全装置
の効果を最大限に発揮できるように車両搭乗者をより正
しく位置決めするために安全ベルト装置の緩みをすばや
く取って緊張させるのに用いられるプリテンショナーが
提供される。 【解決手段】プリテンショナーはピストン・シリンダー
装置を有し、ピストンは例えばばねまたはガス発生装置
により発生された力のもとでシリンダーの内側に沿って
駆動される。プリテンショナーはピストン及びシリンダ
ーのまわりに弾性シールを備え、プリテンショナーの工
程の開始時に負荷を制限するようにしている。プリテン
ショナーが沿う車両に装着される前には作動できないこ
とを保証するための安全装置が設けられる。またガス発
生装置は、損傷を生じさせるような爆発後の部品の飛散
がないことを保証するように構成される。シリンダーの
軸受は、ピストン・シリンダーが衝突センサーを形成す
る際に使用されるように設けられる。
に拘束ししかもエアバックのような膨張可能な安全装置
の効果を最大限に発揮できるように車両搭乗者をより正
しく位置決めするために安全ベルト装置の緩みをすばや
く取って緊張させるのに用いられるプリテンショナーが
提供される。 【解決手段】プリテンショナーはピストン・シリンダー
装置を有し、ピストンは例えばばねまたはガス発生装置
により発生された力のもとでシリンダーの内側に沿って
駆動される。プリテンショナーはピストン及びシリンダ
ーのまわりに弾性シールを備え、プリテンショナーの工
程の開始時に負荷を制限するようにしている。プリテン
ショナーが沿う車両に装着される前には作動できないこ
とを保証するための安全装置が設けられる。またガス発
生装置は、損傷を生じさせるような爆発後の部品の飛散
がないことを保証するように構成される。シリンダーの
軸受は、ピストン・シリンダーが衝突センサーを形成す
る際に使用されるように設けられる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両安全拘束リト
ラクター用プリテンショナー装置に関するものである。
プリテンショナーは、衝突状態発生時に車両搭乗者をよ
り正しく確実に拘束ししかもエアバックのような膨張可
能な安全装置の効果を最大限に発揮できるように車両搭
乗者をより正しく位置決めするために安全ベルト装置の
緩みをすばやく取って緊張させるのに用いられる。
ラクター用プリテンショナー装置に関するものである。
プリテンショナーは、衝突状態発生時に車両搭乗者をよ
り正しく確実に拘束ししかもエアバックのような膨張可
能な安全装置の効果を最大限に発揮できるように車両搭
乗者をより正しく位置決めするために安全ベルト装置の
緩みをすばやく取って緊張させるのに用いられる。
【０００２】
【従来の技術】公知のプリテンショナーはピストンシリ
ンダー装置を有し、ピストンは、例えばばねまたはガス
発生装置で発生された力のもとでシリンダーの内側に沿
って駆動される。ピストンは、ケーブルの一端部に取付
けられ、他端部は安全拘束リトラクターの巻返す機構に
取付けられ得、それでピストンの動きによりベルト帯体
は適当な量巻返される。
ンダー装置を有し、ピストンは、例えばばねまたはガス
発生装置で発生された力のもとでシリンダーの内側に沿
って駆動される。ピストンは、ケーブルの一端部に取付
けられ、他端部は安全拘束リトラクターの巻返す機構に
取付けられ得、それでピストンの動きによりベルト帯体
は適当な量巻返される。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】このようなプリテンショナーには種々の問題が
あり、本発明の目的は、改良型のプリテンショナー装置
を提供することにある。
の手段】このようなプリテンショナーには種々の問題が
あり、本発明の目的は、改良型のプリテンショナー装置
を提供することにある。
【０００４】本発明が特に意図する概念は、ピストン及
びシリンダーの回りに設けられたシールと、プリテンシ
ョナーの行程の開始時に負荷を制限する手段と、プリテ
ンショナーが車両に装着する前には作動できないことを
保証する安全装置と、爆発後は車両や搭乗者を損傷させ
る緩い部分のないことを保証するガス発生装置の構造と
を包含する。
びシリンダーの回りに設けられたシールと、プリテンシ
ョナーの行程の開始時に負荷を制限する手段と、プリテ
ンショナーが車両に装着する前には作動できないことを
保証する安全装置と、爆発後は車両や搭乗者を損傷させ
る緩い部分のないことを保証するガス発生装置の構造と
を包含する。
【０００５】プリテンショナーは衝突センサーを備え、
これはしばしば、振子センサーのような慣性手段によっ
て行われる。ある公知形式のプリテンショナーにおいて
は、ピストン・シリンダー自体は、付加質量体出重み付
けししかもシリンダーを収容する管の一端部の軸受に装
着することにより、慣性衝突センサーとして機能する。
通常、動きは、一次元（車両の前後方向次元）に制限さ
れる。本発明はそのような軸受の概念にも向けられる。
これはしばしば、振子センサーのような慣性手段によっ
て行われる。ある公知形式のプリテンショナーにおいて
は、ピストン・シリンダー自体は、付加質量体出重み付
けししかもシリンダーを収容する管の一端部の軸受に装
着することにより、慣性衝突センサーとして機能する。
通常、動きは、一次元（車両の前後方向次元）に制限さ
れる。本発明はそのような軸受の概念にも向けられる。
【０００６】従って、本発明の一つの概念によれば、ガ
ス発生装置からのガスの作用のもとで、シリンダーに沿
って動くことができるピストンを有し、ピストンがケー
ブルの一端部に接続され、ケーブルの他端部が、車両搭
乗者の利用できるベルト帯体の有効長さを短縮する手段
に接続され、ケーブルに接続する端部でピストンに弾性
シールが設けられて、弾性シールが、衝突状態を関知し
た時にプリテンショナーの爆発によりガス発生装置で発
生した力の幾分かを一時的に吸収するようにした車両安
全拘束リトラクター用プリテンショナー装置が提供され
る。これは、ピストンに加わる初期力がケーブルを突然
破断させるような場合におけるより小さいという利点が
ある。しかしながら、本発明のシールの弾性特性によっ
て、シールは圧縮されることができ、そして全体として
力の損失を防止することができ、それによりシリンダー
におけるガス圧の大きな損失がなく、性能は公知のシス
テムより改善される。好ましくは、シールはエラストラ
ン、弾性プラスチック材料から成る。ある公知のシステ
ムにおいては、初期負荷制限は、ピストンに加わる力を
消散させる漏れ路を設けることによって達成されるが、
しかしこれにより明らかに、ガス圧が低下し、全体効率
は低減する。
ス発生装置からのガスの作用のもとで、シリンダーに沿
って動くことができるピストンを有し、ピストンがケー
ブルの一端部に接続され、ケーブルの他端部が、車両搭
乗者の利用できるベルト帯体の有効長さを短縮する手段
に接続され、ケーブルに接続する端部でピストンに弾性
シールが設けられて、弾性シールが、衝突状態を関知し
た時にプリテンショナーの爆発によりガス発生装置で発
生した力の幾分かを一時的に吸収するようにした車両安
全拘束リトラクター用プリテンショナー装置が提供され
る。これは、ピストンに加わる初期力がケーブルを突然
破断させるような場合におけるより小さいという利点が
ある。しかしながら、本発明のシールの弾性特性によっ
て、シールは圧縮されることができ、そして全体として
力の損失を防止することができ、それによりシリンダー
におけるガス圧の大きな損失がなく、性能は公知のシス
テムより改善される。好ましくは、シールはエラストラ
ン、弾性プラスチック材料から成る。ある公知のシステ
ムにおいては、初期負荷制限は、ピストンに加わる力を
消散させる漏れ路を設けることによって達成されるが、
しかしこれにより明らかに、ガス圧が低下し、全体効率
は低減する。
【０００７】車両に装着される前の輸送及び貯蔵中の装
置の安全性は最も重要なことである。これは特に、火薬
プリテンショナーの場合にそうである。というのは、少
量の火薬物質を含んでいるからである。プリテンショナ
ーを装着前には失活状態に保持するシステムはてい公知
であるが、それらのシステムは失活処理に幾つかの行程
が必要であり複雑となる。本発明は、比較的簡単で安全
な安全機構を提供することを目的としている。
置の安全性は最も重要なことである。これは特に、火薬
プリテンショナーの場合にそうである。というのは、少
量の火薬物質を含んでいるからである。プリテンショナ
ーを装着前には失活状態に保持するシステムはてい公知
であるが、それらのシステムは失活処理に幾つかの行程
が必要であり複雑となる。本発明は、比較的簡単で安全
な安全機構を提供することを目的としている。
【０００８】本発明の第２の概念によれば、駆動力源か
ら作用のもとでベルト帯体を引き込むピストンシリンダ
ー装置と、慣性衝突加速力の作用のもとで駆動力を解放
させる位置まで回動できるように軸受に装着した振子セ
ンサーとを有し、振子センサーの自由端が、プリテンシ
ョナーのハウジングにおける共動レバーによって抑制さ
れる第１当接部を備え、共動レバーが、抑制位置に偏倚
されしかもハウジングの装着孔に装着ボルトを通した時
に振子センサーを可動にさせるように抑制位置から偏位
できるようにした車両安全拘束リトラクター用プリテン
ショナー装置が提供される。
ら作用のもとでベルト帯体を引き込むピストンシリンダ
ー装置と、慣性衝突加速力の作用のもとで駆動力を解放
させる位置まで回動できるように軸受に装着した振子セ
ンサーとを有し、振子センサーの自由端が、プリテンシ
ョナーのハウジングにおける共動レバーによって抑制さ
れる第１当接部を備え、共動レバーが、抑制位置に偏倚
されしかもハウジングの装着孔に装着ボルトを通した時
に振子センサーを可動にさせるように抑制位置から偏位
できるようにした車両安全拘束リトラクター用プリテン
ショナー装置が提供される。
【０００９】衝突センサーがピストンシリンダー装置自
体で構成される好ましい実施例では、抑制当接部は、シ
リンダーの自由端部に取付けられた延長部で形成され、
またリトラクターのフレームにスロットが設けられ、こ
のスロットは上記レバーによって抑制位置にブロックさ
れ、レバーが偏位される時に延長部はスロットを通るこ
とができる。
体で構成される好ましい実施例では、抑制当接部は、シ
リンダーの自由端部に取付けられた延長部で形成され、
またリトラクターのフレームにスロットが設けられ、こ
のスロットは上記レバーによって抑制位置にブロックさ
れ、レバーが偏位される時に延長部はスロットを通るこ
とができる。
【００１０】本発明の第３の概念によれば、ガス発生装
置は、爆発時にガスを放出する一端部に破裂ディスクを
備え、破裂ディスクは、それの周囲部の実質的な部分の
回りに設けた易破線で区切られしかも補強した周囲部分
を備え、ガス発生装置の爆発時に、開いた破裂ディスク
は補強した周囲部分を介してガス発生装置に結合した状
態に保持される。
置は、爆発時にガスを放出する一端部に破裂ディスクを
備え、破裂ディスクは、それの周囲部の実質的な部分の
回りに設けた易破線で区切られしかも補強した周囲部分
を備え、ガス発生装置の爆発時に、開いた破裂ディスク
は補強した周囲部分を介してガス発生装置に結合した状
態に保持される。
【００１１】ガス発生装置は、通常アルミニウムで構成
され、また本発明の第４の概念においては、ガス発生装
置の一端部は、一端部の直径より僅かに大きな直径の鋼
リングで補強される。本発明の好ましい実施例によれ
ば、センサーのレバーは、鋼リングの領域においてガス
発生装置に対して止まるようにされ、この場合、センサ
ーのレバーは好ましくその構造体に結合される鋼ピンで
補強される。このセンサーのレバーは、摩擦を低減する
湾曲した輪郭を備えることができる。またモウリコート
の被覆も摩擦を低減させることができる。
され、また本発明の第４の概念においては、ガス発生装
置の一端部は、一端部の直径より僅かに大きな直径の鋼
リングで補強される。本発明の好ましい実施例によれ
ば、センサーのレバーは、鋼リングの領域においてガス
発生装置に対して止まるようにされ、この場合、センサ
ーのレバーは好ましくその構造体に結合される鋼ピンで
補強される。このセンサーのレバーは、摩擦を低減する
湾曲した輪郭を備えることができる。またモウリコート
の被覆も摩擦を低減させることができる。
【００１２】本発明の第５の概念によれば、特にピスト
ンシリンダー装置が衝突センサーを形成する実施例用の
新規の軸受が提供される。軸受は、二つの対向した側部
をもつプラスチック材料の中空方形体で構成され、各側
部の内側面には衝突リブが形成され、これらの衝突リブ
は、シリンダーの共動凹部付き表面と密に嵌合するよう
に構成され寸法決めされている。また中空方形体の他の
二つの対向した側部の内面はシリンダーを握持しない。
シリンダーの共動表面には断面半円形の周囲通路が形成
されている。軸受は、衝突リブに垂直な方向ではなく係
合軸受面（衝突リブ）に平行な方向にシリンダーを回動
させることができ、衝突リブに垂直な方向では軸受はシ
リンダーの凹部にしっかりと保持される。
ンシリンダー装置が衝突センサーを形成する実施例用の
新規の軸受が提供される。軸受は、二つの対向した側部
をもつプラスチック材料の中空方形体で構成され、各側
部の内側面には衝突リブが形成され、これらの衝突リブ
は、シリンダーの共動凹部付き表面と密に嵌合するよう
に構成され寸法決めされている。また中空方形体の他の
二つの対向した側部の内面はシリンダーを握持しない。
シリンダーの共動表面には断面半円形の周囲通路が形成
されている。軸受は、衝突リブに垂直な方向ではなく係
合軸受面（衝突リブ）に平行な方向にシリンダーを回動
させることができ、衝突リブに垂直な方向では軸受はシ
リンダーの凹部にしっかりと保持される。
【００１３】好ましくは、軸受の外側に面した四つの表
面は、シリンダーのハウジングの内側の形状と共動する
ように配列される。例えば、二つの対向した外に向いた
表面の各々は、シリンダーのハウジングの相応した面に
おけるそれぞれの内方に変形可能な切断部と共動する上
方に向いた突起部を備え得る。他の二つの外側に向いた
表面には、下方に向いた突起部が設けられ得、これらの
突起部はシリンダーのハウジングの他の二つの内面から
突出した部分にのるようにされている。このようにし
て、軸受は、ハウジングの内にしっかりと保持され、か
つ長手方向及び横方向に動かないようにされている。
面は、シリンダーのハウジングの内側の形状と共動する
ように配列される。例えば、二つの対向した外に向いた
表面の各々は、シリンダーのハウジングの相応した面に
おけるそれぞれの内方に変形可能な切断部と共動する上
方に向いた突起部を備え得る。他の二つの外側に向いた
表面には、下方に向いた突起部が設けられ得、これらの
突起部はシリンダーのハウジングの他の二つの内面から
突出した部分にのるようにされている。このようにし
て、軸受は、ハウジングの内にしっかりと保持され、か
つ長手方向及び横方向に動かないようにされている。
【００１４】好ましくは、軸受は二つのほぼ同一の成形
プラスチックＬ型部品で構成され、一方のＬ型部品は他
方のＬ型部品に対して180°旋回され、それらの二つは
密係合ペグ及び孔結合により互いに係留されている。
プラスチックＬ型部品で構成され、一方のＬ型部品は他
方のＬ型部品に対して180°旋回され、それらの二つは
密係合ペグ及び孔結合により互いに係留されている。
【００１５】
【発明の実施の形態】本発明をより良く理解しかつ本発
明がどの様に実施され得るを示すために、以下添付図面
を参照して説明する。図１には、リトラクター１が示さ
れており、このリトラクター１はフレーム２を備え、こ
のフレーム２には巻き枠３が装着され、巻き枠３はシー
トベルト帯体21を保持し、シートベルト帯体21は保持帯
体ピン22によって巻き枠に固定されている。帯体は、巻
き枠３から帯体ガイド６、方向変換ループ（Ｄリングと
しても知られている）23、そしてバックル舌状体24を通
り、車両の床またはシャーシに固定される摺動バー25を
介して車両に固定される。上方及び下方タイプレート
４、５はフレームを保持し、帯体ガイド６はフレーム２
の頂部に固定される。
明がどの様に実施され得るを示すために、以下添付図面
を参照して説明する。図１には、リトラクター１が示さ
れており、このリトラクター１はフレーム２を備え、こ
のフレーム２には巻き枠３が装着され、巻き枠３はシー
トベルト帯体21を保持し、シートベルト帯体21は保持帯
体ピン22によって巻き枠に固定されている。帯体は、巻
き枠３から帯体ガイド６、方向変換ループ（Ｄリングと
しても知られている）23、そしてバックル舌状体24を通
り、車両の床またはシャーシに固定される摺動バー25を
介して車両に固定される。上方及び下方タイプレート
４、５はフレームを保持し、帯体ガイド６はフレーム２
の頂部に固定される。
【００１６】フレーム２の右側において（図１に示すよ
うに）、車両センサー７及び帯体センサー８は、機構ブ
ッシュ９と多機能部材10との間に装着され、カバーシー
ル12でシールされた機構カバー11によって不利な環境状
態の入ってくるのを防止される。車両センサー７は、車
両センサーハウジング13、質量集合体14、主レバー15及
び副レバー16から成っている。帯体センサー８は、慣性
ディスク17及び帯体センサつめ18から成っている。これ
らのセンサーのいずれかが作動すると、ロックバー19を
介して巻き枠はロックされる。ロックバー19はロックバ
ーブッシュ50及びタイバー51を介してばね側ロックバー
52に結合される。このようにして車両センサー７及び帯
体センサー８のいずれかが作動すると、帯体のそれ以上
の繰出しは機構の両側（つめ19、52）における巻き枠の
ロックによって防止される。またロックカップ戻りばね
20も設けられている。これらの部分理構造及び動作につ
いては、必要によりねじ、シム及びばねやピンのような
その他の任意の小さな部品を使用する当業者に明らかで
ある。
うに）、車両センサー７及び帯体センサー８は、機構ブ
ッシュ９と多機能部材10との間に装着され、カバーシー
ル12でシールされた機構カバー11によって不利な環境状
態の入ってくるのを防止される。車両センサー７は、車
両センサーハウジング13、質量集合体14、主レバー15及
び副レバー16から成っている。帯体センサー８は、慣性
ディスク17及び帯体センサつめ18から成っている。これ
らのセンサーのいずれかが作動すると、ロックバー19を
介して巻き枠はロックされる。ロックバー19はロックバ
ーブッシュ50及びタイバー51を介してばね側ロックバー
52に結合される。このようにして車両センサー７及び帯
体センサー８のいずれかが作動すると、帯体のそれ以上
の繰出しは機構の両側（つめ19、52）における巻き枠の
ロックによって防止される。またロックカップ戻りばね
20も設けられている。これらの部分理構造及び動作につ
いては、必要によりねじ、シム及びばねやピンのような
その他の任意の小さな部品を使用する当業者に明らかで
ある。
【００１７】フレーム２の左側には、プリテンショナー
26が設けられている。このプリテンショナー26はピスト
ン27を有し、ピストン27はケーブル28の一端にクリンピ
ングにより取り付けられ、そしてピストンシール29によ
ってシールされている。ピストン27は、圧力管すなわち
シリンダー30内に収容される。ケーブル28は部材30を通
り、この部材に質量体シール31でシールされている。図
１では、スペースがないので、ケーブルが部材30から出
てくるところは示されてない。しかしながら、ケーブル
の経路は図２以下において明瞭に示されている。ピスト
ンシリンダー装置は振子衝突センサーとして働く。この
目的のために、ピストンシリンダー装置はカバー31内に
装着され、そしてその下方端は軸受保持部材32によって
カバー31内に支持されている。旋回バー33及びセンサー
レバー34は部材30の一側に配置され、一方、センサーば
ね35はセンサーばねキャップ36内に嵌合され、部材30の
他側でカバー31内に配置されている。
26が設けられている。このプリテンショナー26はピスト
ン27を有し、ピストン27はケーブル28の一端にクリンピ
ングにより取り付けられ、そしてピストンシール29によ
ってシールされている。ピストン27は、圧力管すなわち
シリンダー30内に収容される。ケーブル28は部材30を通
り、この部材に質量体シール31でシールされている。図
１では、スペースがないので、ケーブルが部材30から出
てくるところは示されてない。しかしながら、ケーブル
の経路は図２以下において明瞭に示されている。ピスト
ンシリンダー装置は振子衝突センサーとして働く。この
目的のために、ピストンシリンダー装置はカバー31内に
装着され、そしてその下方端は軸受保持部材32によって
カバー31内に支持されている。旋回バー33及びセンサー
レバー34は部材30の一側に配置され、一方、センサーば
ね35はセンサーばねキャップ36内に嵌合され、部材30の
他側でカバー31内に配置されている。
【００１８】部材30の頂部凹部には点火ばね38内に装着
されたガス発生装置37が配置されている。点火ピンプレ
ート39はガス発生装置の頂部に配置されている。カバー
31内でピストンシリンダー振子装置が動くことにより、
ガス発生装置は爆発され、従って、プリテンショナーが
作動される。プリテンショナーの作動により、ピストン
27はシリンダー30を下降し、従ってケーブル28を引くこ
とになる。ケーブルは部材30を通り、それの他端部40は
螺旋組立体41の回りに巻かれる。こうしてピストンがケ
ーブル28を引くと、螺旋組立体41は回転される（この回
転は図示したように時計回り方向である）。螺旋組立体
41の回転により、ステアリング部品42は回転して、クラ
ッチ装置43を係合させる。クラッチクランピングジョー
44はステアリング部品42の動きにより外方向に螺旋旋回
されて、ラチェット45と係合し、従って巻き枠を帯体巻
取り方向に回転させる。クランピングジョー44は支持デ
ィスク46及びクラッチ軸受スリーブ47によって支持さ
れ、そしてクラッチハウジング48内にパッキング部材49
によって配置されている。標準の螺旋リトラクター（引
き込み）ばね53は、リトラクターばねシム54に装着さ
れ、そしてばねアーバ55によって巻き枠３に接続されて
いる。これらの部品はばねカバー56で覆われている。
されたガス発生装置37が配置されている。点火ピンプレ
ート39はガス発生装置の頂部に配置されている。カバー
31内でピストンシリンダー振子装置が動くことにより、
ガス発生装置は爆発され、従って、プリテンショナーが
作動される。プリテンショナーの作動により、ピストン
27はシリンダー30を下降し、従ってケーブル28を引くこ
とになる。ケーブルは部材30を通り、それの他端部40は
螺旋組立体41の回りに巻かれる。こうしてピストンがケ
ーブル28を引くと、螺旋組立体41は回転される（この回
転は図示したように時計回り方向である）。螺旋組立体
41の回転により、ステアリング部品42は回転して、クラ
ッチ装置43を係合させる。クラッチクランピングジョー
44はステアリング部品42の動きにより外方向に螺旋旋回
されて、ラチェット45と係合し、従って巻き枠を帯体巻
取り方向に回転させる。クランピングジョー44は支持デ
ィスク46及びクラッチ軸受スリーブ47によって支持さ
れ、そしてクラッチハウジング48内にパッキング部材49
によって配置されている。標準の螺旋リトラクター（引
き込み）ばね53は、リトラクターばねシム54に装着さ
れ、そしてばねアーバ55によって巻き枠３に接続されて
いる。これらの部品はばねカバー56で覆われている。
【００１９】またプリテンショナーには安全ロック装置
も設けられ、符号58で示されている。この安全ロックア
ウト装置は、プリテンショナーが車両に固定されてない
時にプリテンショナーが点火するのを防止する安全装置
である。この安全ロックアウト装置はロックアウトレバ
ー59を備え、このロックアウトレバー59はフレーム２の
内側のロックアウト軸60に装着されている。ロックアウ
トレバー59の一端には、ロックアウトつめ57が設けられ
ている。ロックアウトばね61はロックアウトレバー59の
他端に設けられ、バルバスヘッドがフレーム取付け孔62
に隣接して位置しかつロックアウトつめがフレーム２の
側部のカットアウト部をブロックする位置へ偏位するよ
うにされる。フレーム取付け孔62にねじまたはボルトを
挿入することにより、ロックアウトレバー59のバルバス
部品に作用し、ロックアウトばね61に対してバルバス部
品をフレーム取付け孔62から離れる方向へ強制し、従っ
てロックアウトつめ57を上方向（図１の時計回り方向）
に回転させる。リトラクタープリテンショナー装置を装
着してない状態では、インターロックレバー57はフレー
ム２の側部の小さなカットアウト部63をブロックする。
このカットアウト部63及びロックアウトつめ57に隣接し
て点火ピンプレート39の円錐状上方伸長部が配置されて
いる。従って、リトラクタープリテンショナー装置が例
えば組立て及び輸送中のように自動車に取り付けられて
ない時には、点火ピンプレートが動く（図１の左に）こ
とは阻止される。点火ピンプレートは組立てられた状態
ではピストンシリンダー振子センサーと一体であるの
で、振子センサーは、衝突時に生じる衝撃と同様な衝撃
状態のもとでも動かないようにされている。従って、プ
リテンショナーは点火しないようにされ、安全な状態に
ある。しかしながら、ボルトまたはねじがフレーム取付
け孔62に通されると、ロックアウトレバー59は（時計回
り方向に）回転され、ロックアウトつめ57はカットアウ
ト部63からはずれ、それで点火ピンプレート39は動くこ
とができるようになる。こうしてリトラクタープリテン
ショナーが車両に装着されると、プリテンショナーは動
作準備状態となる。インターロックレバー67は、プリテ
ンショナーが作動されるまで、または作動されない限り
螺旋組立体の回転を阻止するために設けられる。
も設けられ、符号58で示されている。この安全ロックア
ウト装置は、プリテンショナーが車両に固定されてない
時にプリテンショナーが点火するのを防止する安全装置
である。この安全ロックアウト装置はロックアウトレバ
ー59を備え、このロックアウトレバー59はフレーム２の
内側のロックアウト軸60に装着されている。ロックアウ
トレバー59の一端には、ロックアウトつめ57が設けられ
ている。ロックアウトばね61はロックアウトレバー59の
他端に設けられ、バルバスヘッドがフレーム取付け孔62
に隣接して位置しかつロックアウトつめがフレーム２の
側部のカットアウト部をブロックする位置へ偏位するよ
うにされる。フレーム取付け孔62にねじまたはボルトを
挿入することにより、ロックアウトレバー59のバルバス
部品に作用し、ロックアウトばね61に対してバルバス部
品をフレーム取付け孔62から離れる方向へ強制し、従っ
てロックアウトつめ57を上方向（図１の時計回り方向）
に回転させる。リトラクタープリテンショナー装置を装
着してない状態では、インターロックレバー57はフレー
ム２の側部の小さなカットアウト部63をブロックする。
このカットアウト部63及びロックアウトつめ57に隣接し
て点火ピンプレート39の円錐状上方伸長部が配置されて
いる。従って、リトラクタープリテンショナー装置が例
えば組立て及び輸送中のように自動車に取り付けられて
ない時には、点火ピンプレートが動く（図１の左に）こ
とは阻止される。点火ピンプレートは組立てられた状態
ではピストンシリンダー振子センサーと一体であるの
で、振子センサーは、衝突時に生じる衝撃と同様な衝撃
状態のもとでも動かないようにされている。従って、プ
リテンショナーは点火しないようにされ、安全な状態に
ある。しかしながら、ボルトまたはねじがフレーム取付
け孔62に通されると、ロックアウトレバー59は（時計回
り方向に）回転され、ロックアウトつめ57はカットアウ
ト部63からはずれ、それで点火ピンプレート39は動くこ
とができるようになる。こうしてリトラクタープリテン
ショナーが車両に装着されると、プリテンショナーは動
作準備状態となる。インターロックレバー67は、プリテ
ンショナーが作動されるまで、または作動されない限り
螺旋組立体の回転を阻止するために設けられる。
【００２０】図２は圧力管及び質量体装置を詳細に示
す。同様な部分は同じ符号で示す。圧力管64はセンサー
部材30に装着され、センサー部材30の頂部には点火ピン
プレート39が示されている。ケーブル28は圧力管64から
出て、部材30を通り、螺旋組立体41の回りに巻かれる。
螺旋組立体41はクラッチハウジング48内に収容され、そ
してパッカークリップ49で保持されている。軸受リティ
ナー32は圧力管64の底部のまわりに嵌合し、周囲凹部65
によってそこに配置されている。
す。同様な部分は同じ符号で示す。圧力管64はセンサー
部材30に装着され、センサー部材30の頂部には点火ピン
プレート39が示されている。ケーブル28は圧力管64から
出て、部材30を通り、螺旋組立体41の回りに巻かれる。
螺旋組立体41はクラッチハウジング48内に収容され、そ
してパッカークリップ49で保持されている。軸受リティ
ナー32は圧力管64の底部のまわりに嵌合し、周囲凹部65
によってそこに配置されている。
【００２１】図３にはピストンに対するケーブルの接続
を詳細に示す。この場合も同様な部分は同じ符号で示
す。点火ピンプレート39は、センサー部材30の凹部66に
おける点火ばね38に装着されるガス発生装置37の頂部に
配置されている。図３において、ガス発生装置はより明
瞭に見ることができる。ガス発生装置はバーストディス
ク68を一端に備え、プリテンショナーが作動された時こ
のバーストディスク68を介してガスが放出される。この
バーストディスク68は、ガスが放出された時にヒンジと
して作用するように補強された周囲部分を備えている。
このようにして、バーストディスク68はガス発生装置に
取り付けられたままであり、部品がなくなることはな
い。
を詳細に示す。この場合も同様な部分は同じ符号で示
す。点火ピンプレート39は、センサー部材30の凹部66に
おける点火ばね38に装着されるガス発生装置37の頂部に
配置されている。図３において、ガス発生装置はより明
瞭に見ることができる。ガス発生装置はバーストディス
ク68を一端に備え、プリテンショナーが作動された時こ
のバーストディスク68を介してガスが放出される。この
バーストディスク68は、ガスが放出された時にヒンジと
して作用するように補強された周囲部分を備えている。
このようにして、バーストディスク68はガス発生装置に
取り付けられたままであり、部品がなくなることはな
い。
【００２２】ガス発生装置の他端は、それの装着される
端部の直径より僅かに大きな直径の鋼リングで補強され
ている。この鋼リングは符号69で示されている。旋回バ
ー33に装着されたセンサーレバー34は、この鋼リング69
の領域においてガス発生装置37に対して止まっている。
センサーレバー34は構造に組み込まれた鋼ピン70で補強
される。これによりセンサーレバー34の過度の磨耗は避
けられる。センサーレバー34と旋回バー33との間の摩擦
は、センサーレバー34にモウリコートの被覆を用いるこ
とにより低減され、そしてセンサーレバー34が旋回バー
33と係合するセンサーレバー34に湾曲輪郭を使用するこ
とによりさらに低減される。このセンサーレバー34及び
旋回バー33はガス発生装置を部材30の本体内の適当な位
置に保持する。プリテンショナーの組立て時に複数の部
材を適切な位置に保持するため一時的なクランプが使用
され得る。点火ピンプレート39は、部材30の凹部66の頂
部にクリンプされている。センサーばね35は部材30の開
口71内に組立て時に押し込まれ、そしてセンサーばねキ
ャップ36で適当な位置に保持される。
端部の直径より僅かに大きな直径の鋼リングで補強され
ている。この鋼リングは符号69で示されている。旋回バ
ー33に装着されたセンサーレバー34は、この鋼リング69
の領域においてガス発生装置37に対して止まっている。
センサーレバー34は構造に組み込まれた鋼ピン70で補強
される。これによりセンサーレバー34の過度の磨耗は避
けられる。センサーレバー34と旋回バー33との間の摩擦
は、センサーレバー34にモウリコートの被覆を用いるこ
とにより低減され、そしてセンサーレバー34が旋回バー
33と係合するセンサーレバー34に湾曲輪郭を使用するこ
とによりさらに低減される。このセンサーレバー34及び
旋回バー33はガス発生装置を部材30の本体内の適当な位
置に保持する。プリテンショナーの組立て時に複数の部
材を適切な位置に保持するため一時的なクランプが使用
され得る。点火ピンプレート39は、部材30の凹部66の頂
部にクリンプされている。センサーばね35は部材30の開
口71内に組立て時に押し込まれ、そしてセンサーばねキ
ャップ36で適当な位置に保持される。
【００２３】ケーブルはシール部材31によって部材30内
にシールされ、シール部材31は、圧力管64が部材内にね
じ込まれる時、部材30内適当に保持される。ケーブル28
の端部はピストンシール29を通ってピストン27に入り、
そこにクリンプされる。図示したようにシール部材31に
は、ガス発生装置37から圧力管64へガスを流すことので
きるギャップが設けられる。
にシールされ、シール部材31は、圧力管64が部材内にね
じ込まれる時、部材30内適当に保持される。ケーブル28
の端部はピストンシール29を通ってピストン27に入り、
そこにクリンプされる。図示したようにシール部材31に
は、ガス発生装置37から圧力管64へガスを流すことので
きるギャップが設けられる。
【００２４】図４のＡには軸受リティナー32を例示して
いる。この軸受リティナー32は、同一の成形工程で成形
され得る二つの部分から成っている。一方の部分は180
°回転され、二つの部分はタブ72によってインターロッ
クされ、タブ72は共動孔73にスナップ嵌めされる。組立
てた状態では、軸受リティナー32は衝突リブ74を備えた
二つの対向した内面を有している。これらの衝突リブ74
は圧力管64の底部におけるほぼ半円形の凹部すなわち通
路75と同じ輪郭をもっている。これは図４のＢに一層明
瞭に示され、図４のＢは図４のＡの線Ａ−Ａに沿った断
面を示す。この係合は、軸受リティナー32が線Ａ−Ａで
画定された面においては動くことができないことを意味
している。しかしながら、軸受リティナー32の他の二つ
の対向した面は、組立てられた状態では、圧力管64の表
面に接触しない。この様子は図４のＤに示し、図４のＤ
は図４のＡにおける線Ｃ−Ｃに沿った断面を示してい
る。したがって線Ｃ−Ｃで画定された平面における動き
は可能であり、軸受リティナー32は衝突リブ74上で回動
する。
いる。この軸受リティナー32は、同一の成形工程で成形
され得る二つの部分から成っている。一方の部分は180
°回転され、二つの部分はタブ72によってインターロッ
クされ、タブ72は共動孔73にスナップ嵌めされる。組立
てた状態では、軸受リティナー32は衝突リブ74を備えた
二つの対向した内面を有している。これらの衝突リブ74
は圧力管64の底部におけるほぼ半円形の凹部すなわち通
路75と同じ輪郭をもっている。これは図４のＢに一層明
瞭に示され、図４のＢは図４のＡの線Ａ−Ａに沿った断
面を示す。この係合は、軸受リティナー32が線Ａ−Ａで
画定された面においては動くことができないことを意味
している。しかしながら、軸受リティナー32の他の二つ
の対向した面は、組立てられた状態では、圧力管64の表
面に接触しない。この様子は図４のＤに示し、図４のＤ
は図４のＡにおける線Ｃ−Ｃに沿った断面を示してい
る。したがって線Ｃ−Ｃで画定された平面における動き
は可能であり、軸受リティナー32は衝突リブ74上で回動
する。
【００２５】図４のＣには方向Ｂから見た軸受リティナ
ー32の半分を側面図で示し、図４のＥは方向Ｄから見た
軸受リティナー32の半分を側面図で示す。
ー32の半分を側面図で示し、図４のＥは方向Ｄから見た
軸受リティナー32の半分を側面図で示す。
【００２６】図５は図１のプリテンショナー装置の分解
断面図である。同様な部分は同じ符号で示し、クラッチ
部分43は螺旋部材、ステアリング部品、クランプジョ
ー、クラッチ軸受及び支持ディスクを備えている。クラ
ッチはクラッチハウジング48とラチェット45との間に装
着される。クラッチハウジング48はセンサー部材30に装
着されている。点火ピンプレート39はガス発生装置37の
頂部に配置され、ガス発生装置37は部材30の頂部のばね
38に装着されている。センサーレバー34及び旋回バー33
は部材30の一側に取り付けられる。センサーばね35は、
部材30の他側に取り付けられ、ばねキャップ36で保持さ
れている。シール部材31はケーブル28と係合して示され
ている。図５の実施例では、シール部材31は図１の方向
と逆に示されている。また、ケーブル28はピストンシー
ル29を通り、ピストン27にクリンプされている。ピスト
ン27は圧力管64に配置され、圧力管64は下端をカバー81
内に軸受リティナー32によって回動可能に保持され、軸
受リティナー32はカバー81の下端におおいて内方に変形
できるタブ75及び突起部76と共動する。
断面図である。同様な部分は同じ符号で示し、クラッチ
部分43は螺旋部材、ステアリング部品、クランプジョ
ー、クラッチ軸受及び支持ディスクを備えている。クラ
ッチはクラッチハウジング48とラチェット45との間に装
着される。クラッチハウジング48はセンサー部材30に装
着されている。点火ピンプレート39はガス発生装置37の
頂部に配置され、ガス発生装置37は部材30の頂部のばね
38に装着されている。センサーレバー34及び旋回バー33
は部材30の一側に取り付けられる。センサーばね35は、
部材30の他側に取り付けられ、ばねキャップ36で保持さ
れている。シール部材31はケーブル28と係合して示され
ている。図５の実施例では、シール部材31は図１の方向
と逆に示されている。また、ケーブル28はピストンシー
ル29を通り、ピストン27にクリンプされている。ピスト
ン27は圧力管64に配置され、圧力管64は下端をカバー81
内に軸受リティナー32によって回動可能に保持され、軸
受リティナー32はカバー81の下端におおいて内方に変形
できるタブ75及び突起部76と共動する。
【００２７】図６のａは、車両に取り付ける前のリトラ
クタープリテンショナー装置の断面図である。図６のｂ
は、車両に取り付けたリトラクタープリテンショナーの
図６のａの一部の断面図である。図６のａとｂとの違い
は、フレームにおける固定孔にボルト76を通した点にあ
る。ボルト76はロックアウトレバー59を偏向し、ロック
アウトつめ57をフレームのカットアウト部63から離れる
方向に持ち上げる。これにより、フレームのカットアウ
ト部63は点火ピンプレート39の上方円錐状突起部と離
れ、こうしてプリテンショナーは動作準備状態にされ
る。図６のａとｂのその他の特徴は上記した図面の対比
から明らかである。
クタープリテンショナー装置の断面図である。図６のｂ
は、車両に取り付けたリトラクタープリテンショナーの
図６のａの一部の断面図である。図６のａとｂとの違い
は、フレームにおける固定孔にボルト76を通した点にあ
る。ボルト76はロックアウトレバー59を偏向し、ロック
アウトつめ57をフレームのカットアウト部63から離れる
方向に持ち上げる。これにより、フレームのカットアウ
ト部63は点火ピンプレート39の上方円錐状突起部と離
れ、こうしてプリテンショナーは動作準備状態にされ
る。図６のａとｂのその他の特徴は上記した図面の対比
から明らかである。
【００２８】図７のａはリトラクタープリテンショナー
の断面正面図である。この場合にも同様な部分は同じ符
号で示し、リトラクタープリテンショナーの動作は上述
の面と対比することにより明らかである。図７のａに
は、ガス発生装置37と圧力管64との間の接続通路77を明
瞭に示している。図７のｂは図７のａにおける線ｂ−ｂ
に沿った断面図であり、軸受リティナー32及び保持フラ
ップ75と共動する部分を示している。図７のｂから見ら
れるように、カバー81は典型的にはプレスシーム77で互
いにインターロックされる二つの部分からなっている。
の断面正面図である。この場合にも同様な部分は同じ符
号で示し、リトラクタープリテンショナーの動作は上述
の面と対比することにより明らかである。図７のａに
は、ガス発生装置37と圧力管64との間の接続通路77を明
瞭に示している。図７のｂは図７のａにおける線ｂ−ｂ
に沿った断面図であり、軸受リティナー32及び保持フラ
ップ75と共動する部分を示している。図７のｂから見ら
れるように、カバー81は典型的にはプレスシーム77で互
いにインターロックされる二つの部分からなっている。
【図１】 本発明の多くの特徴を含むプリテンショナー
と共動する安全拘束リトラクターの分解図。
と共動する安全拘束リトラクターの分解図。
【図２】 シリンダー部分及びケーブル装置を詳細に示
す図１の一部の拡大図。
す図１の一部の拡大図。
【図３】 図２に示すプリテンショナーの部分を詳細に
示す拡大図。
示す拡大図。
【図４】 図２に示すプリテンショナーに使用される軸
受を示す種々の断面図。
受を示す種々の断面図。
【図５】 図２に示すピストンシリンダー及びケーブル
装置を示す分解断面図。
装置を示す分解断面図。
【図６】 図１のリトラクタープリテンショナーの断面
図及び側面図。
図及び側面図。
【図７】 図１に示すリトラクタープリテンショナーの
断面図及び正面図。
断面図及び正面図。
１：リトラクター ２：フレーム ３：巻き枠 ７：車両センサー ８：帯体センサー 26：プリテンショナー 27：ピストン 28：ケーブル 30：シリンダー 31：シール部材 32：軸受保持部材 33：旋回バー 37：ガス発生装置 38：点火ばね 39：点火ピンプレート
Claims (19)
- 【請求項１】シリンダーと、 シリンダー内に摺動可能に収容されたピストンと、 シリンダーに沿ってピストンを駆動するガスを放出する
ように作動できるガス発生装置と、 第１端部及び第２端部を備え、第１端部をピストンに接
続したケーブルと、 ケーブルの第２端部に接続され、車両搭乗者の利用でき
るベルト帯体の有効長さを短縮する手段と、 ケーブルの第１端部においてピストンに設けられ、衝突
状態を関知した時にプリテンショナーの爆発によりガス
発生装置からのガスで発生した力の幾分かを吸収する圧
縮可能な弾性エネルギー吸収シールとを有することを特
徴とする車両安全拘束リトラクター用プリテンショナー
装置。 - 【請求項２】シールが弾性である請求項１に記載の車両
安全拘束リトラクター用プリテンショナー装置。 - 【請求項３】シールが弾性プラスチック材料から成る請
求項２に記載の車両安全拘束リトラクター用プリテンシ
ョナー装置。 - 【請求項４】シールがエラストランから成る請求項３に
記載の車両安全拘束リトラクター用プリテンショナー装
置。 - 【請求項５】ピストンシリンダー装置と、 駆動力源と、 ベルト帯体を引き込む手段と、 機械的振子センサーと、 慣性衝突加速力の作用のもとで第１の静止位置から駆動
力源を作動させる第２の位置へ振子センサーを回動させ
るように振子センサーを支持する軸受とを有し、 振子センサーの自由端が第１当接部を備え、プリテンシ
ョナーのハウジングが、第１当接部を抑制する共動レバ
ー及び装着ボルトを挿入することによって車両にプリテ
ンショナーを固定する装着孔を備え、共動レバーが、第
１の抑制位置に偏倚されしかもハウジングの装着孔に装
着ボルトを通した時に振子センサーを可動にさせる第２
の偏位位置へ動くことができることを特徴とする車両安
全拘束リトラクター用プリテンショナー装置。 - 【請求項６】駆動力源がガス発生装置である請求項５に
記載の車両安全拘束リトラクター用プリテンショナー装
置。 - 【請求項７】衝突センサーが、第１端部をハウジング内
の軸受に支持し、第２端部を掛け止しない上記ピストン
シリンダー装置から成り、上記抑制当接部がシリンダー
の第２の自由端部に取付けられた延長部で形成され、ま
たリトラクターのフレームがスロットを備え、このスロ
ットが上記レバーによって上記第１の抑制位置にブロッ
クされ、レバーが第２の偏位位置にある時に延長部が上
記スロットを通ることができる請求項６に記載の車両安
全拘束リトラクター用プリテンショナー装置。 - 【請求項８】爆発時にガスを放出する一端部に破裂ディ
スクを備えたガス発生装置を有し、破裂ディスクが、そ
れの周囲部の実質的な部分の回りに設けた易破線で区切
られしかも補強した周囲部分を備え、ガス発生装置の爆
発時に、開いた破裂ディスクが補強した周囲部分を介し
てガス発生装置に結合した状態に保持されることを特徴
とする車両安全拘束リトラクター用プリテンショナー装
置。 - 【請求項９】ガス発生装置が、爆発時にガスを放出する
一端部に破裂ディスクを備え、破裂ディスクが、それの
周囲部の実質的な部分の回りに設けた易破線で区切られ
しかも補強した周囲部分を備え、ガス発生装置の爆発時
に、開いた破裂ディスクが補強した周囲部分を介してガ
ス発生装置に結合した状態に保持される請求項１に記載
の車両安全拘束リトラクター用プリテンショナー装置。 - 【請求項１０】ガス発生装置がアルミニウムから成る請
求項９に記載の車両安全拘束リトラクター用プリテンシ
ョナー装置。 - 【請求項１１】ガス発生装置の第１端部が、上記第１端
部の直径より僅かに大きな直径の鋼リングで補強されて
いる請求項10に記載の車両安全拘束リトラクター用プリ
テンショナー装置。 - 【請求項１２】ガス発生装置の第１端部が、上記第１端
部の直径より僅かに大きな直径の鋼リングで補強され、
また上記センサーのレバーが、上記第１の抑制位置にお
ける鋼リングの領域においてガス発生装置に対して止ま
るように配列されている請求項６に記載の車両安全拘束
リトラクター用プリテンショナー装置。 - 【請求項１３】さらに上記センサーのレバーの構造体に
結合される鋼ピンを有する請求項12に記載の車両安全拘
束リトラクター用プリテンショナー装置。 - 【請求項１４】さらに上記センサーのレバーが湾曲した
輪郭及びモウリコートの被覆を備えている請求項12に記
載の車両安全拘束リトラクター用プリテンショナー装
置。 - 【請求項１５】ピストンシリンダー装置と、 駆動力源と、 ベルト帯体を引き込む手段と、 機械的振子センサーと、 慣性衝突加速力の作用のもとで第１の静止位置から駆動
力源を作動させる第２の位置へ振子センサーを回動させ
るように振子センサーを支持する軸受とを有し、 上記軸受が、第１、第２組の二つの対向した側部をもつ
プラスチック材料の中空方形体で構成され、各側部が、
内側面と外側面とを備え、上記第１組が、上記第１組の
内側面における多数の衝突リブを備え、上記衝突リブ
が、シリンダーの表面における共動凹部付き領域と密に
嵌合するように構成され寸法決めされ、また中空方形体
の第２組の二つの対向した側部の内面が、シリンダーか
ら離間されシリンダーを握持せず、それで軸受が第２組
の非係合側部に平行な方向ではなく第１組の係合側部に
平行な方向にシリンダーを回動させるようにしたことを
特徴とする車両安全拘束リトラクター用プリテンショナ
ー装置。 - 【請求項１６】シリンダーの共動表面に断面半円形の周
囲通路が形成されている請求項15に記載の車両安全拘束
リトラクター用プリテンショナー装置。 - 【請求項１７】軸受の外側に面した四つの表面が、シリ
ンダーのハウジングの内側の形状と共動するように配列
され、一方の組の側部の二つの対向した外に向いた表面
の各々が、シリンダーのハウジングの相応した面におけ
るそれぞれの内方に変形可能な切断部と共動する上方に
向いた突起部を備えている請求項15に記載の車両安全拘
束リトラクター用プリテンショナー装置。 - 【請求項１８】第２組の側部の二つの外側に向いた表面
に、下方に向いた突起部が設けられ、軸受がハウジング
の内にしっかりと保持され、かつ長手方向及び横方向に
動かないようにされている請求項17に記載の車両安全拘
束リトラクター用プリテンショナー装置。 - 【請求項１９】軸受が二つのほぼ同一の成形プラスチッ
クＬ型部品で構成され、一方のＬ型部品が他方のＬ型部
品に対して180°旋回され、それらの二つが密係合ペグ
及び孔結合により互いに係留されている請求項15に記載
の車両安全拘束リトラクター用プリテンショナー装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| GB9617004:8 | 1996-08-13 | ||
| GB9617004A GB2315985B (en) | 1996-08-13 | 1996-08-13 | Pretensioner |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10167004A true JPH10167004A (ja) | 1998-06-23 |
Family
ID=10798434
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9218797A Pending JPH10167004A (ja) | 1996-08-13 | 1997-08-13 | 車両安全拘束リトラクター用プリテンショナー装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5967440A (ja) |
| EP (1) | EP0827883B1 (ja) |
| JP (1) | JPH10167004A (ja) |
| DE (1) | DE69716208T2 (ja) |
| GB (1) | GB2315985B (ja) |
Families Citing this family (20)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE29702125U1 (de) * | 1997-02-07 | 1997-06-05 | Trw Occupant Restraint Systems Gmbh, 73551 Alfdorf | Fahrzeuginsassen-Rückhaltesystem |
| DE29805084U1 (de) * | 1998-03-20 | 1998-07-23 | TRW Occupant Restraint Systems GmbH & Co. KG, 73553 Alfdorf | Gurtaufroller für ein Fahrzeug-Sicherheitsgurtsystem |
| GB2347485A (en) | 1999-03-05 | 2000-09-06 | Breed Automotive Tech | Pretensioner |
| JP2003521417A (ja) | 2000-02-04 | 2003-07-15 | オートモーティブ システムズ ラボラトリー インコーポレーテッド | シートベルトプリテンショナ |
| US6460794B1 (en) | 2000-05-31 | 2002-10-08 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Pretensioner drive |
| US6520443B2 (en) | 2000-06-02 | 2003-02-18 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Pretensioner drive |
| JP3749183B2 (ja) * | 2000-06-02 | 2006-02-22 | オートモーティブ システムズ ラボラトリー インコーポレーテッド | プリテンショナドライブ装置 |
| US6505790B2 (en) | 2000-06-05 | 2003-01-14 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Pretensioner device |
| EP1286868A4 (en) * | 2000-06-05 | 2005-03-02 | Automotive Systems Lab | PRE-TENSIONER |
| US6708914B2 (en) | 2000-10-31 | 2004-03-23 | Automotive Systems Laboratory, Inc. | Soft-start piston actuator |
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