JPH10166230A - パレット装置 - Google Patents

パレット装置

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Publication number
JPH10166230A
JPH10166230A JP8330008A JP33000896A JPH10166230A JP H10166230 A JPH10166230 A JP H10166230A JP 8330008 A JP8330008 A JP 8330008A JP 33000896 A JP33000896 A JP 33000896A JP H10166230 A JPH10166230 A JP H10166230A
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JP
Japan
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pallet
substrate
assembling
assembled
members
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Application number
JP8330008A
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English (en)
Inventor
Toshiharu Sakamoto
俊治 坂本
Shigeo Okamizu
茂生 岡水
Hideyuki Yokote
英幸 横手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車種の変化に対応した組付部品の組付位置の
移動量が小さい場合においても、組付治具を適正位置に
設置できるようにする。 【解決手段】 パレット本体P上に組付部品を位置決め
した状態で搬送するパレット装置において、上記パレッ
ト本体Pに形成された凹部18からなる取付部に着脱自
在に取り付けられる基板16と、この基板16上に突設
された組付治具17とを有するとともに、この組付治具
17の突設位置が被組付部材の種類に対応して異なる位
置に設定されてなる複数の着脱部材を備え、これらの着
脱部材のうちから上記被組付部材の種類に適合したもの
を選定して上記パレット本体Pの取付部18に取り付け
るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の組立てラ
イン等において、組付部品の搬送用に使用されるパレッ
ト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平4−159032号
公報に示されるように、受具ベースの所定個所に、エン
ジン・フロントサスペンションアセンブリの各種類に対
応する複数の受具をそれぞれセットしてエンジン・フロ
ントサスペンションアセンブリ等を搭載し、これらを組
み付けるエンジン・フロントサスペンションアセンブリ
の組付治具において、上記受具ベースの各受具をセット
する各所定の個所にそれぞれ嵌合用孔を穿設し、これら
の各所定の個所にセットする各受具の底面に上記嵌合用
孔に着脱可能に嵌合する脚を形成し、かつ上記受具ベー
スに各脚をロックするロック機構を設けることにより、
エンジン・フロントサスペンションアセンブリの各種類
に対応可能とし、特に新規車種に対する組付治具の開発
費用および製作費用を低く抑えることが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
組付治具において、受具の形状を共通化して複数の車種
に対応するように上記受具の設置位置を変化させる場合
には、受具ベースの受具セット部に複数の嵌合用孔を形
成し、そのうちの一つを選択して受具の脚を挿入して位
置決めする必要がある。このように構成した場合には、
上記複数の嵌合用孔にそれぞれ脚のロック機構を設ける
必要があり、構造が複雑になるとともに、各受具の設置
位置が近接している場合、つまり車種の変化に対応した
部品組付位置のずれ量が小さい場合に、各嵌合用孔が重
なり合って独立した孔を形成することができないという
問題がある。
【0004】また、上記受具ベースに組付部品の受具、
組付ロボットによって駆動されるねじ止めソケット等を
有する取付治具および組付部品の位置決めピン等からな
る複数の組付治具を設置する場合には、これらの組付治
具を受具ベースに対して着脱可能に嵌合するための嵌合
用孔をそれぞれ形成する必要があるので、孔数が極めて
多くなって上記嵌合用孔の重なり合いが生じ易いととも
に、適正な嵌合用孔を選択して上記組付治具を取り付け
る作業が煩雑であるという問題がある。
【0005】本発明は、このような事情に鑑み、車種の
変化に対応した部品組付位置のずれ量が小さい場合にお
いても、組付治具を適正位置に設置することができるパ
レット装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
パレット本体上に組付部品を位置決めした状態で搬送す
るパレット装置において、上記パレット本体に形成され
た取付部に着脱自在に取り付けられる基板と、この基板
上に突設された組付治具とを有するとともに、この組付
治具の突設位置が被組付部材の種類に対応して異なる位
置に設定されてなる複数の着脱部材を備え、これらの着
脱部材のうちから上記被組付部材の種類に適合したもの
を選定して上記パレット本体の取付部に取り付けるよう
に構成したものである。
【0007】上記構成によれば、組付部品が組付けられ
る被組付部材の種類に適合した着脱部材を選定してその
基板をパレット本体の取付部に取り付けることにより、
上記組付部品が正確に位置決めされた状態でパレット本
体上の着脱部材に支持される。そして、上記被組付部材
の種類が変化した場合には、パレット本体から上記着脱
部材を取外して新たな組付部品の種類に適合した着脱部
材をパレット本体の取付部に取り付けることにより、上
記組付部品がその組付位置に正確に位置決めされた状態
でパレット本体上の上記着脱部材に支持されることにな
る。
【0008】請求項2に係る発明は、上記請求項1記載
のパレット装置において、着脱部材の基板の隣合う二側
辺部と、この両側辺部に対向する位置に設けられたパレ
ット本体の取付部の壁面とに、相対応する突条および凹
溝の一方と他方とをそれぞれ形成するとともに、上記基
板をその縦方向および横方向に押動して上記突条を凹溝
内に嵌入させる少なくとも一対の駆動手段を設けたもの
である。
【0009】上記構成によれば、各駆動手段によって着
脱部材の基板をその縦方向および横方向に駆動すること
により、上記基板の隣合う二側辺部が取付部の壁面側に
それぞれ押圧されて上記凹溝に突条が嵌入され、上記基
板の上下動および側方移動が規制された状態で固定され
ることになる。
【0010】請求項3に係る発明は、自動車の足回り部
品からなる組付部品を押し上げて取付状態に保持する駆
動治具を備えた請求項2記載のパレット装置において、
上記駆動治具の駆動源となるエア供給手段を、着脱部材
の基板を駆動して位置決めする駆動手段の駆動源として
利用するように構成したものである。
【0011】上記構成によれば、上記駆動治具用の駆動
源となるエア供給手段から供給されるエアによって各駆
動手段が作動状態となると、着脱部材の基板がその縦方
向および横方向に駆動され、上記基板の隣合う二側辺部
が取付部の壁面側にそれぞれ押圧されて上記凹溝に突条
が嵌入されることにより、上記基板の上下移動および側
方移動が規制された状態で固定されることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】図1および図2は、本発明に係る
パレット装置の実施形態を示している。このパレット装
置は、図外のローラコンベア等からなるパレット搬送手
段によって搬送されるパレット本体Pと、このパレット
本体Pに形成された第1〜第7の取付部1〜7にそれぞ
れ取り付けられる第1〜第8の着脱部材8〜14と、自
動車の足回り部品、つまりサスペンション装置からなる
組付部品を押し上げて取付状態に保持する駆動治具15
とを備えている。
【0013】上記第1の取付部1には、自動車のエンジ
ンからなる組付部品32を支持する第1の着脱部材8が
着脱自在に取り付けられるとともに、上記第2,第3の
取付部2,3には、前輪用の足回り部品からなる組付部
品33,34を支持する左右一対の第2,第3の着脱部
材9,10がそれぞれ着脱自在に取り付けられるように
構成され、かつ上記第4の取付部4には、排気管に設け
られた排気ガス浄化装置からなる組付部品35を支持す
る第4の着脱部材11が着脱自在に取り付けられるよう
に構成されている。
【0014】また、上記第5の取付部5には、燃料タン
クからなる組付部品36を支持する第5の着脱部材12
が着脱自在に取り付けられるとともに、第6,第7の取
付部6,7には、後輪用の足回り部品からなる組付部品
37,38を支持する左右一対の第6,第7の着脱部材
13,14がそれぞれ着脱自在に取り付けられるように
構成され、かつ上記第2,第3の取付部2,3および第
6,第7の取付部6,7の側方には、駆動治具15がそ
れぞれ配設されている。
【0015】上記第1〜第8の着脱部材8〜14は、図
3に示すように、長方形のプレート材からなる基板16
と、この基板16上に突設された複数の組付治具17と
を有し、これらの組付治具17によって上記各組付部品
32〜38の内の一つを支持した状態で、その組付を行
うユニットを構成している。すなわち、上記組付治具1
7は、後述するねじ止め駆動部によって回転駆動される
ねじ止めソケットを備えた取付治具と、組付部品の係止
孔に嵌入される係止ピンを備えた位置決め治具と、組付
部品を支持する支持治具等とからなり、これらが上記基
板16上の所定位置に取り付けられることによって部品
組付用のユニットを構成している。
【0016】また、上記パレット本体Pの第1〜第7の
取付部1〜7は、上記第1〜第7の着脱部材8〜14の
基板16よりも大きな縦寸法および横寸法を有する凹部
18からなり、この凹部18内に上記基板16が設置さ
れるように構成されている。そして、パレット本体Pに
は、上記基板16の縦方向に伸びる一側辺部19を押圧
してその他側辺部20を上記凹部18の側壁面に圧接さ
せる第1駆動手段21と、上記一側辺部19に隣合う一
側辺部、つまり基板16の横方向に伸びる一側辺部22
を押圧してその他側辺部23を上記凹部18の側壁面に
圧接させる第2駆動手段24とが設置されている。
【0017】上記第1,第2駆動手段21,24は、上
記駆動治具15の駆動源となるエアタンク55から供給
されるエアによって駆動されるエアシリンダ25と、基
板16の側辺部を押圧する押し板26とからなり、上記
エアシリンダ25によって押し板26を前方に突出させ
ることにより、基板16をその縦方向および横方向に押
動するように構成されている。これによって上記基板1
6の隣合う二側辺部20,23が上記凹部18の側壁面
にそれぞれ圧接され、この凹部18の側壁面を基準にし
て上記基板16が正確に位置決めされた状態で固定され
るようになっている。
【0018】また、上記基板16の隣合う二側辺部2
0,23には、図4に示すように、断面形状が先窄まり
三角形状に形成された突条27が突設されるとともに、
上記凹部18の側壁面には、突条27に対応した形状を
有する凹溝28が形成され、上記基板16が矢印に示す
方向に押動されて突条27が凹溝28内に嵌入されるこ
とにより、基板16の上下動が規制された状態で固定さ
れるようになっている。
【0019】そして、各着脱部材8〜14は、上記組付
治具17の突設位置が、自動車のボディからなる被組付
部材の種類に対応して異なる位置に設定された複数種の
ものがそれぞれ取り揃えられ、上記被組付部材の種類に
適合した第1〜第7の着脱部材8〜14が選定されてパ
レット本体Pの第1〜第7の取付部1〜7に取り付けら
れることにより、パレット本体P上の所定の位置に各組
付部品32〜38が位置決めされた状態で支持されるよ
うに構成されている。
【0020】すなわち、車種に応じてホイールベースお
よびトレッドが変化した場合には、これに対応して上記
第2,第3の着脱部材9,10および第6,第7の着脱
部材13,14上に支持される足回り部品からなる組付
部品33,34,37,38の組付位置が変化するた
め、この組付位置に上記各組付部品33,34,37,
38が正確に位置決めされるように、上記組付治具17
の突設位置が被組付部材の種類に応じてそれぞれ異なる
位置に設定されている。
【0021】上記駆動治具15は、エアタンク55から
配管29を介して供給されるエアによって駆動される一
対のエアシリンダ30を有し、上記足回り部品からなる
組付部品33,34,37,38を押し上げて取付状態
に保持するように構成されたものであり、その具体的構
造は従来周知であるため、詳細な説明は省略する。
【0022】また、上記配管29には、パレット本体P
の搬送路に沿って設置されたエア注入手段から注入され
るエアを上記エアタンク55内に供給するエア注入部3
1が配設されている。上記エア注入手段は、図5に示す
ように、支持基板42上に取り付けられたガイドレール
43に沿ってスライド自在に支持されたスライドプレー
ト44と、このスライドプレート44上に設置されたガ
イド部材45と、このガイド部材45によってスライド
自在に支持されたアタッチメント46と、このアタッチ
メント46を前方に付勢するコイルばねからなる緩衝用
の付勢部材47と、上記スライドプレート44を駆動し
てスライド変位させるエアシリンダ等からなる駆動手段
48とを有している。
【0023】そして、上記エア注入手段の設置部にパレ
ット本体Pが搬送された時点で、上記駆動手段48を作
動させて上記スライドプレート44をスライド変位させ
ることにより、上記アタッチメント46を実線で示す後
方の待機位置から仮想線で示す前方の注入位置に移動さ
せて、このアタッチメント46のエア注入口を上記エア
注入部31に係合した状態で、上記アタッチメント46
に接続されたエア供給管49を介して図外のエアポンプ
等から上記注入部31に圧縮エアが供給されるようにな
っている。
【0024】また、上記支持基板42上には、スライド
プレート44に設置された検知プレート50の位置を検
出することにより、上記アタッチメント46が後方の待
機位置にあるか、前方の注入位置にあるかを検出するフ
ォトセンサ等からなる検知手段51,52が設けられ、
この検知手段51,52の出力信号に応じて上記アタッ
チメント46が前方の注入位置にあることが確認された
時点で、上記エアポンプ等が駆動されてエアの注入が行
われるように構成されている。
【0025】上記構成のパレット本体Pは、ローラコン
ベアまたはリニアモータ等からなるパレット搬送手段に
よって自動車の組立てライン上を搬送される。そして、
着脱部材の設置エリアにおいて、被組付部材の車種に適
合した第1〜第7の着脱部材8〜14が選定されてパレ
ット本体Pの各取付部1〜7に取り付けられる。次い
で、上記パレット本体Pが部品設置エリアに搬送される
と、図2に示すように、車種に適合した各組付部品32
〜38が第1〜第7の着脱部材8〜14の各組付治具1
7上に位置決めされた状態で設置される。
【0026】そして、上記パレット本体Pが部品の組付
エリアに搬送されると、図6に示すように、図外のハン
ガーコンベア等によって搬送された自動車のボディから
なる被組付部材39が、上記パレット本体Pに突設され
た受具54上に位置決めされた状態で支持された後、上
記被組付部材39に対する各組付部品32〜38の組付
が行われる。
【0027】例えば、第5の着脱部材12の組付治具1
7上に支持された燃料タンクからなる組付部品36を被
組付部材39に組み付ける場合には、パレット搬送手段
の下方に配設された組付ロボット40を図示を省略した
ガイドレールに沿って移動させることにより、上記組付
ロボット40のねじ止め駆動部41と、上記組付治具1
7に設けられたねじ止めソケットの駆動部とを位置合わ
せして係合した状態で、上記ねじ止めソケットを回動操
作することにより、このねじ止めソケットに保持された
ボルトを被組付部材39に螺着して上記組付部材36を
固定する。
【0028】上記のようにして各組付部品32〜38の
組付作業が終了すると、上記パレット本体Pは着脱部材
の設置エリアに再び搬送される。この着脱部材の設置エ
リアにおいて、上記第1,第2駆動手段21,24によ
る基板16の位置決め固定状態が解除され、第1〜第7
着脱部材8〜14が必要に応じてパレット本体Pから取
り外された後、新たな被組付部材39の種類に適合した
第1〜第7の着脱部材8〜14が選定されてパレット本
体Pの第1〜第7の取付部1〜7に取り付けられること
により、各着脱部材8〜14のうち部品組付位置の異な
るものが新たなものと交換される。
【0029】このようにパレット本体Pに形成された第
1〜第7の取付部1〜7に着脱自在に取り付けられる基
板16と、この基板16上に突設された組付治具17と
を有するとともに、この組付治具17の突設位置が被組
付部材39の種類に対応して異なる位置に設定されてな
る複数の第1〜第7の着脱部材8〜14をそれぞれ設
け、これらの第1〜第7の着脱部材8〜14のうちから
上記被組付部材39の種類に適合したものを選定して上
記パレット本体Pの各取付部1〜7に取り付けるように
構成したため、パレット本体Pを共用化することができ
るとともに、被組付部材39の種類に対応して各組付部
品32〜38の組付位置を適正に設定することができ
る。
【0030】また、上記被組付部材39の種類に対応し
て各組付部品32〜38の組付位置のずれ量が小さい場
合でも、この組付部品32〜38を正確に位置決めして
その組付作業を適正に行うことができる。そして、上記
各着脱部材8〜14の基板18上に、取付治具、位置決
め治具および支持治具等からなる複数の組付治具を取り
付けてこれらをユニットすることにより、上記被組付部
材39の種類が変化した場合に、これに適合させて各組
付部品32〜38の組付位置を変化させる作業を容易に
行うことができる。
【0031】したがって、被組付部材39の種類に対応
した数のパレット本体を取り揃える場合に比べて、大幅
な製造コストの低減化および収納スペースのコンパクト
化を図ることができるとともに、上記被組付部材39の
種類が変化する度に、パレット搬送手段によって搬送さ
れる重量の大きなパレット本体を交換するという煩雑な
作業が不要となり、組付部品32〜38の組付作業に要
する時間を効果的に短縮することができる。
【0032】また、上記実施形態では、第1,第2駆動
手段21,24によって各着脱部材8〜14の基板16
をその縦方向および横方向に押動することにより、この
基板16の隣合う二側辺部20,23をパレット本体P
の各取付部1〜7の壁面、つまり上記基板16が設置さ
れる凹部18の側壁面に圧接させるように構成したた
め、この凹部18の側壁面を基準にして基板16を縦横
両方向に位置決めした状態で固定する作業を容易かつ正
確に行うことができる。
【0033】そして、上記基板16の隣合う二側辺部2
0,23に突条27を突設するとともに、上記両側辺部
20,23に対向する位置に設けられた凹部18の側壁
面に、上記突条27に対応する凹溝28を形成し、上記
第1,第2駆動手段21,24によって基板16が押動
されるのに応じて上記突条27が凹溝28内に嵌入され
るように構成したため、上記基板16の上下移動および
側方移動を規制し、各着脱部材8〜14を安定してパレ
ット本体Pの各取付部1〜7に固定することができる。
【0034】さらに、上記実施形態では、自動車の足回
り部品からなる組付部品33,34,37,38を押し
上げて取付状態に保持する駆動治具15の駆動源となる
エアタンク55からなるエア供給手段を、各着脱部材8
〜14の基板16を駆動して位置決めする上記第1,第
2駆動手段21,24の駆動源として利用するように構
成したため、別体の駆動源を設けることなく、簡単な構
成で各着脱部材8〜14の位置決め作業を適正に行うこ
とができる。
【0035】なお、上記実施形態では、基板16の側辺
部20,23に三角形状の突条27を形成するととも
に、凹部18の側壁面に上記突条27に対応する凹溝2
8を形成した例について説明したが、この突条27およ
び凹溝28の断面形状を矩形あるいは半円形等の種々の
形状に変形可能である。さらに、上記基板16の側辺部
20,23に凹溝28を形成するとともに、これに対応
する突条27を凹部18の側壁面に形成した構造として
もよい。
【0036】また、図7に示すように、上記基板16を
その縦方向に押動する一対の第1駆動手段21a,21
bを相対向させてパレット本体P上に設置するととも
に、基板16をその横方向に押動する一対の第2駆動手
段24a,24bを相対向させてパレット本体P上に設
置し、上記第1駆動手段21a,21bおよび第2駆動
手段24a,24bの一方を選択して作動させるように
構成してもよい。
【0037】このように構成した場合には、パレット本
体Pに形成された凹部18の相対向する側壁面をそれぞ
れ基準にして上記基板16を位置決めすることにより、
各着脱部材8〜14の設置位置を二段階に調節すること
ができるため、この着脱部材8〜14を交換することな
く、基板16に支持される組付部品の組付位置を変化さ
せることができるという利点がある。
【0038】また、パレット本体Pに上記基板16が設
置される凹部18を形成してなる上記実施形態に代え、
基板16の側辺部が圧接される壁面を有する突部を上記
パレット本体Pに設け、この突部によって各着脱部材8
〜14が取り付けられる取付部を構成するようにしても
よい。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、パレッ
ト本体上に組付部品を位置決めした状態で搬送するパレ
ット装置において、上記パレット本体に形成された取付
部に着脱自在に取り付けられる基板と、この基板上に突
設された組付治具とを有するとともに、この組付治具の
突設位置が被組付部材の種類に対応して異なる位置に設
定されてなる複数の着脱部材を備え、これらの着脱部材
のうちから搬送される被組付部材の種類に適合したもの
を選定して上記パレット本体の取付部に取り付けるよう
に構成したため、パレット本体を共用化することことに
より、製造コストを効果的に低減することができるとと
もに、上記被組付部材の種類に対応して各組付部品の組
付位置のずれ量が小さい場合でも、この組付部品を正確
に位置決めしてその組付作業を適正に行うことができる
等の利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパレット装置の実施形態を示す平
面図である。
【図2】上記パレット装置に組付部品を支持させた状態
を示す斜視図である。
【図3】上記パレット装置の要部の構成を示す斜視図で
ある。
【図4】着脱部材の位置決め部の構成を示す説明図であ
る。
【図5】エア注入手段の構成を示す平面図である。
【図6】被組付部材に組付部品を組付ける状態を示す説
明図である。
【図7】本発明に係るパレット装置の他の実施形態を示
す平面図である。
【符号の説明】
P パレット本体 1〜7 取付部 8〜14 着脱部材 15 駆動治具 16 基板 17 組付治具 18 凹部 20,23 隣合う二側辺部 21,24 駆動手段 32〜38 組付部品 39 被組付部材 55 エアタンク(エア供給手段)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレット本体上に組付部品を位置決めし
    た状態で搬送するパレット装置において、上記パレット
    本体に形成された取付部に着脱自在に取り付けられる基
    板と、この基板上に突設された組付治具とを有するとと
    もに、この組付治具の突設位置が被組付部材の種類に対
    応して異なる位置に設定されてなる複数の着脱部材を備
    え、これらの着脱部材のうちから上記被組付部材の種類
    に適合したものを選定して上記パレット本体の取付部に
    取り付けるように構成したことを特徴とするパレット装
    置。
  2. 【請求項2】 着脱部材の基板の隣合う二側辺部と、こ
    の両側辺部に対向する位置に設けられたパレット本体の
    取付部の壁面とに、相対応する突条および凹溝の一方と
    他方とをそれぞれ形成するとともに、上記基板をその縦
    方向および横方向に押動して上記突条を凹溝内に嵌入さ
    せる少なくとも一対の駆動手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のパレット装置。
  3. 【請求項3】 自動車の足回り部品からなる組付部品を
    押し上げて取付状態に保持する駆動治具を備えた請求項
    2記載のパレット装置において、上記駆動治具の駆動源
    となるエア供給手段を、着脱部材の基板を駆動して位置
    決めする駆動手段の駆動源として利用するように構成し
    たことを特徴とするパレット装置。
JP8330008A 1996-12-10 1996-12-10 パレット装置 Pending JPH10166230A (ja)

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