JPH10165501A - 吐出容器、口腔用組成物及び口腔用組成物の使用方法 - Google Patents

吐出容器、口腔用組成物及び口腔用組成物の使用方法

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JPH10165501A
JPH10165501A JP8331854A JP33185496A JPH10165501A JP H10165501 A JPH10165501 A JP H10165501A JP 8331854 A JP8331854 A JP 8331854A JP 33185496 A JP33185496 A JP 33185496A JP H10165501 A JPH10165501 A JP H10165501A
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discharge
composition
container
oral cavity
cap
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Application number
JP8331854A
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English (en)
Inventor
Takayuki Kaneda
高之 金田
Hajime Yamazaki
元 山崎
Satoko Soga
聡子 曽我
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 口の周りに口腔用組成物が飛び散らないよう
に該口腔用組成物を確実に口腔内に吐出させることがで
きる吐出容器を提供する。 【解決手段】 流出用孔1を有するベースキャップ2
を、口腔用組成物が収納される容器本体4の開口部5に
被冠すると共に、吐出口6を有するノズルキャップ7
を、該ノズルキャップ7の封止部8によって該流出用孔
1を閉蓋する位置と開蓋する位置においてそれぞれ係止
するように、該ベースキャップ2に取り付け、吐出機構
により、該口腔用組成物を該吐出口6から口腔内に吐出
させるようにした吐出容器であって、上記吐出機構によ
って上記口腔用組成物を上記吐出口6から上記口腔内に
吐出させる際に、該吐出口6の位置が固定保持されるよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、口腔用組成物を泡
状、液状又は霧状として口腔内に吐出させる吐出容器、
口腔用組成物及び口腔用組成物の使用方法に関し、特に
口腔用組成物の吐出の際に吐出口が移動しないようにし
た吐出容器に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、口の中に口腔用組成物を直接投入するための容器と
しては、ノズルを有するヘッドを容器本体に対して上下
動することによって、その容器本体内に収納された口腔
用組成物を吸い上げてノズルより吐出させるようにし
た、いわゆるピストンタイプの容器が提案されている。
【0003】しかし、このタイプの容器では、ヘッドを
上下動して剤をノズルより吐出させるものであるため、
容器本体を手に持って口の中に剤を吐出させる際に、該
ノズルの上下動により吐出口が口から外れて、該口の周
りに剤が飛び散ってしまうことがある。
【0004】従って、本発明の目的は、口の周りに口腔
用組成物が飛び散らないように該口腔用組成物を確実に
口腔内に吐出させることができる吐出容器を提供するこ
とにある。また、かかる効果を有する吐出容器で使用す
る口腔用組成物及び口腔用組成物の使用方法を提供する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
吐出口と、口腔用組成物を収納する容器本体と、該容器
本体に収納される該口腔用組成物を該吐出口に導く吐出
機構とを有しており、上記吐出機構を作動させて上記口
腔用組成物を吐出させた際に、上記吐出口が上記容器本
体に対して移動しないようにしたことを特徴とする吐出
容器を提供することにより、上記の目的を達成したもの
である。
【0006】請求項2記載の発明は、流出用孔を有する
ベースキャップを、口腔用組成物が収納される容器本体
の開口部に被冠すると共に、吐出口を有するノズルキャ
ップを、該ノズルキャップの封止部によって該流出用孔
を閉蓋する位置と開蓋する位置においてそれぞれ係止す
るように、該ベースキャップに取り付け、吐出機構によ
り、該口腔用組成物を該吐出口から口腔内に吐出させる
ようにした吐出容器であって、上記吐出機構によって上
記口腔用組成物を上記吐出口から上記口腔内に吐出させ
る際に、該吐出口の位置が固定保持されるようにしたこ
とを特徴とする吐出容器を提供することにより、上記の
目的を達成したものである。
【0007】請求項3記載の発明は、上記ノズルキャッ
プを上記ベースキャップに対して引き上げて上記流出用
孔を開蓋した後に、上記口腔用組成物を吐出させるよう
にしたことを特徴とする請求項2記載の吐出容器を提供
することにより、上記の目的を達成したものである。
【0008】請求項4記載の発明は、上記吐出機構は、
上記容器本体に外圧を加えて上記口腔用組成物を上記吐
出口から吐出させるようにしてあることを特徴とする請
求項1〜3のうちいずれかに記載の吐出容器を提供する
ことにより、上記の目的を達成したものである。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項1記載の吐
出容器で使用することを特徴とする口腔用組成物を提供
することにより、上記の目的を達成したものである。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項5記載の口
腔用組成物を泡状、液状又は霧状として口腔内に吐出す
ることを特徴とする口腔用組成物の使用方法を提供する
ことにより、上記の目的を達成したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した具体的な
実施形態について図面を参照しながら説明する。本実施
形態の吐出容器は、吐出口と、口腔用組成物を収納する
容器本体と、該容器本体に収納される該口腔用組成物を
該吐出口に導く吐出機構とを有しており、上記吐出機構
を作動させて上記口腔用組成物を吐出させた際に、上記
吐出口が上記容器本体に対して移動しないようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0012】以下に、本実施形態の吐出容器を、ノズル
キャップを引き上げて流出用孔を開蓋させて口腔用組成
物を口腔内に吐出するタイプのものとして説明する。
【0013】実施形態1 実施形態1の吐出容器は、ノズルキャップをベースキャ
ップに対して引き上げて流出用孔を開蓋した後に、口腔
用組成物を口腔内に吐出するタイプのもので、且つ口腔
用組成物を泡状として口腔内に吐出させるようにしたも
のである。図1は実施形態1の吐出容器の断面図、図2
はキャップ部分の要部拡大横断面図、図3はキャップ部
分の要部拡大縦断面図、図4はベースキャップに設けら
れる流出用孔部分を示す要部拡大平面図、図5はノズル
キャップを引き上げて流出用孔を開蓋した状態を示すキ
ャップ部分の要部拡大横断面図、図6は口腔用組成物を
泡状として吐出する状態を示す吐出容器の断面図であ
る。
【0014】本実施形態の吐出容器は、図1ないし図5
に示すように、流出用孔1を有するベースキャップ2
を、液状の口腔用組成物3が収納される容器本体4の開
口部5に被冠すると共に、吐出口6を有するノズルキャ
ップ7を、該ノズルキャップ2の封止部8によって該流
出用孔1を閉蓋する位置と開蓋する位置においてそれぞ
れ係止するように、該ベースキャップ2に取り付け、吐
出機構により、該口腔用組成物3を空気と混合して発泡
させた泡状として該吐出口6から口腔内に吐出させるよ
うにした容器である。
【0015】容器本体4には、例えば、上端側に開口部
5を有した円筒体として形成したものを使用する。かか
る容器本体4は、図1及び図6に示すように、外圧を加
えて容器を弾性変形させることにより、口腔用組成物3
を泡状として吐出口6から吐出させるようにした、いわ
ゆるスクイズ可能な容器として形成されている。本実施
形態では、吐出機構として、上記スクイズを用いた。
【0016】ベースキャップ2は、図2及び図3に示す
ように、外側から内側に向かって順にそれぞれ間隔をお
いて下方且つ環状に延びる、カバー部9と、一対の嵌合
筒部10,11と、混合器取付筒部12を有すると共
に、外側から内側に向かって順にそれぞれ間隔をおいて
上方且つ環状に延びる、ノズルキャップ位置決め筒部1
3と、キャップスライド案内筒部14と、プラグ15と
を有している。
【0017】カバー部9は、図2及び図3に示すよう
に、下方に行くに従って次第に裾広がりとされる傘形状
とされ、その下端部9aが容器本体4の外周縁部に形成
された段差部16上に接するようにされている。従っ
て、このカバー部9によって、上記容器本体4の開口部
5が覆われる。
【0018】一対の嵌合筒部10,11は、図2及び図
3に示すように、容器本体4の口部17を外側及び内側
から挟み込むようにして、ベースキャップ2に被冠され
ている。一方の嵌合筒部10は、口部17の外側面側に
設けられ、他方の嵌合筒部11は、口部17の内側面に
密着して設けられている。これら嵌合筒部10,11が
口部17を挟み込むようにして取り付けられることによ
り、ベースキャップ2が容器本体4の口部17に被冠さ
れる。
【0019】混合器取付筒部12は、図2及び図3に示
すように、ベースキャップ2の中心に設けられ、口部1
7の開口部5より容器本体4内に臨むようになってい
る。この混合器取付筒部12には、口腔用組成物3を空
気と混合させて泡状とする機能を有する混合器18が圧
入密着状態で嵌合されている。
【0020】混合器18は、図2及び図3に示すよう
に、上端にフランジを有した大径寸法部分の筒部と小径
寸法部分の筒部を有した、いわゆる2段形状の円柱体と
して形成されている。そして、大径寸法部分の筒部に
は、円環形状をなすネットホルダー19が圧入状態で嵌
合されている。このネットホルダー19の上端部には、
口腔用組成物3と空気を混合して発泡した泡をクリーミ
ーに均質化するための網目状をなすネット20が溶着さ
れている。
【0021】一方、小径寸法部分の筒部には、図2及び
図3に示すように、容器本体4内に収納される口腔用組
成物3を混合器18へと導くためのパイプ21が圧入さ
れている。かかるパイプ21は、図1に示すように、容
器本体4の底部に溜まる口腔用組成物3を残すことなく
吸い上げることのできるように、その中途部より屈曲さ
れており、その先端が容器本体4の隅部に設けられるよ
うになされている。
【0022】なお、パイプ21の内径は、1〜3.5m
mとするのが好ましく、より好ましくは1.5〜2.5
mmとする。1mm未満であると、口中に適量を吐出さ
せるのに時間を要し、3.5mm超であると、吐出の勢
いが良すぎて好ましくない。
【0023】そして、大径寸法部分の筒部底面側には、
容器本体4内の空気をその筒部内に導くための空気取入
孔22が設けられている。空気取入孔22は、大径寸法
部分の筒部の周方向均等位置に複数設けられている。本
実施形態では、空気取入孔22を3つ設けた。
【0024】上記構成からなる混合器18においては、
パイプ21内の空間部23が口腔用組成物3を吸い上げ
る口腔用組成物導入通路となり、空気取入孔22が空気
導入通路となり、ネットホルダー19の中央空間部24
が気液混合室となる。そして、この気液混合室の上部に
設けられる空間部25は、気液混合室で発泡した泡を吐
出口6に導くための泡流出通路となる。なお以下、パイ
プ21内の空間部23を口腔用組成物導入通路23、空
気取入孔22を空気導入通路22、中央空間部24を気
液混合室24、気液混合室24の上部に設けられる空間
部25を泡流出通路25と称する。
【0025】従って、容器本体4をスクイズすると、該
容器本体4内の圧力が高まって口腔用組成物3が口腔用
組成物導入通路23を通って気液混合室24に送り込ま
れる。同時に、容器本体4内の空気も空気導入通路22
より気液混合室24内に送り込まれる。かかる気液混合
室24では、上記口腔用組成物3と空気とが混合して発
泡する。発泡した泡は、ネット20で均質化されて泡流
出通路25に流れ出ることになる。
【0026】ノズルキャップ位置決め筒部13は、円筒
形状として形成され、ノズルキャップ7をベースキャッ
プ2に対して引き上げたときの該ノズルキャップ7の上
端位置を規制するための突起26を有している。かかる
突起26は、ノズルキャップ位置決め筒部13の上端側
内側面に円環状をなす突起として設けられ、後述するノ
ズルキャップ7に設けられる突起27と係合して、該ノ
ズルキャップ7の上端位置を規制する。
【0027】キャップスライド案内筒部14は、図2及
び図3に示すように、ノズルキャップ位置決め筒部13
よりも若干高さの高い円筒形状として形成され、ノズル
キャップ7をスライド可能に取り付けるためのガイドと
して機能するようになっている。
【0028】プラグ15は、図2及び図3に示すよう
に、キャップスライド案内筒部14内の中央部に設けら
れている。かかるプラグ15は、図4に示すように、底
面15aを上に向けて円筒形状として形成されると共
に、基端側がキャップスライド案内筒部14に対して4
つのアーム部材28によって連結されている。これらア
ーム部材28によって区画された上記キャップスライド
案内筒部14とプラグ15間の4つの空間が、泡流出通
路25から吐出口6へ泡を供給するための流出用孔1と
なる。
【0029】ノズルキャップ7は、図2及び図3に示す
ように、外側から内側に向かって順にそれぞれ間隔をお
いて下方且つ環状に延びる、スカート部29と、ノズル
キャップ位置決め筒部13の内側に配置されるキャップ
位置決め筒部30と、キャップスライド案内筒部14を
外側及び内側より挟み込むスライド案内筒部31及び封
止部8と、吐出口6が形成された円筒形状のノズル64
とを有している。
【0030】スカート部29は、図2及び図3に示すよ
うに、ベースキャップ2のノズルキャップ位置決め筒部
13の外周囲を取り囲むようにして設けられている。ま
た、キャップ位置決め筒部30は、ノズルキャップ位置
決め筒部13の内側に設けられ、該ノズルキャップ位置
決め筒部13に形成された突起26と係合する突起27
を下端側外側面に有している。これら突起26,27が
係合した状態においては、ノズルキャップ7がベースキ
ャップ2に対して最上端の位置に固定保持される。
【0031】スライド案内筒部31は、図2及び図3に
示すように、ベースキャップ2のキャップスライド案内
筒部14の外側に設けられている。そして、このスライ
ド案内筒部31の内側面は、キャップスライド案内筒部
14の外側面に密着するようになっている。
【0032】封止部8は、円筒形状の筒体として形成さ
れ、キャップスライド案内筒部14の内側に該キャップ
スライド案内筒部14の内側面に密着して設けられてい
る。換言すると、キャップスライド案内筒部14内に、
円筒形状をなす封止部8が嵌合するようにして設けられ
ている。この封止部8の内部空間は、泡を吐出口6に導
くための泡吐出通路32となっている。
【0033】ノズルキャップ7が閉じられた図2及び図
3に示す状態においては、封止部8は、ベースキャップ
2に設けられたプラグ15の外周囲を取り囲むようにし
て設けられ、上記した流出用孔1を閉蓋する。この状態
では、容器本体4をスクイズしても流出用孔1が閉蓋さ
れた状態にあるため、吐出口6より泡が吐出しないよう
になっている。一方、図5に示すように、ノズルキャッ
プ7が持ち上げられた状態においては、封止部8は、プ
ラグ15の上方位置に設けられ、上記した流出用孔1を
開蓋する。この状態では、容器本体4をスクイズすれば
泡が流出用孔1を通って吐出口6より吐出されることに
なる。
【0034】吐出口6は、容器本体4内に収納する口腔
用組成物3を泡状にして吐出させるため、ノズル内径が
太すぎると大量に口の中に液が入ってしまい、逆に細す
ぎると舌やのどに刺激を与える。このため、吐出口6の
ノズル内径は、1〜7mmとするのが好ましく、より好
ましくは1〜4mmとする。また、ノズル外径は、2〜
10mmとするのが好ましく、より好ましくは2〜8m
mとする。さらに、吐出口6のノズル角度が水平よりも
やや上向きである方が口の中に泡を入れ易いことから、
ノズル角度は、垂直面を0度とし該垂直面とのなす角度
で表示すると、85〜110度とするのが好ましく、よ
り好ましくは90〜105度とする。また、ノズルの長
さは、5〜60mmとするのが好ましい。
【0035】なお、口腔用組成物3を泡状として吐出さ
せる場合の上記吐出口6のノズル等の寸法関係を表1に
まとめて示す。表1には、口腔用組成物3を液状として
吐出させる場合の上記吐出口6のノズル等の寸法関係も
合わせて示してある。
【0036】
【表1】
【0037】なお、上記構成の吐出容器においては、ノ
ズルキャップ7を覆うようにしてオーバーキャップ33
がベースキャップ2に対して着脱自在に取り付けられて
いる。オーバーキャップ33は、ノズルキャップ7及び
ベースキャップ2を内部に収納するに足る大きさのキャ
ップとして形成されている。そして、このオーバーキャ
ップ33は、開口側の基端部を、ベースキャップ2のカ
バー部9に設けられる折曲げ形成された下端部9aに係
止させることで固定されている。
【0038】次に、本実施形態の吐出容器の使用方法に
ついて説明する。 [泡吐出前状態](図2及び図3参照) オーバーキャップ33は、カバー部9の下端部9aに係
止されて固定されている。そして、ノズルキャップ7
は、図2及び図3に示すように、ベースキャップ2に対
して押し下げられた状態にある。この状態においては、
ベースキャップ2のキャップスライド案内筒部14とプ
ラグ15間の隙間に、ノズルキャップ7の封止部8が嵌
合して設けられると共に、該封止部8がベースキャップ
2のプラグ15の外周囲を取り囲むようにして設けられ
る。このため、キャップスライド案内筒部14とプラグ
15間に設けられる流出用孔1は、上記封止部8によっ
て閉蓋された状態にある。従って、容器本体4をスクイ
ズしても流出用孔1が閉蓋された状態にあるため、吐出
口6より泡が吐出しないようになっている。
【0039】容器本体4には、口腔用組成物3として液
状の洗口剤が収納されている。本実施形態では、口腔用
組成物3として、表2に示すような組成を有する洗口剤
を使用した。表2に示す組成を有する洗口剤は、口の中
に入れたときにマイルドな使用感で泡質が良いものであ
る。
【0040】
【表2】
【0041】[泡吐出動作](図5及び図6参照) 初めに、図5に示すように、オーバーキャップ33を取
り外した後、ノズルキャップ7をベースキャップ2に対
して引き上げる。すると、ノズルキャップ7は、キャッ
プスライド案内筒部14をガイドとして上昇する。そし
て、キャップ位置決め筒部30に設けられた突起27
が、ベースキャップ2のノズルキャップ位置決め筒部1
3に形成された突起26と係合し、上記ノズルキャップ
7の最上昇位置が決まる。
【0042】ノズルキャップ7が最上昇位置に設けられ
ると、封止部8がプラグ15の上方に位置して、該封止
部8によって塞がれていた流出用孔1が開蓋する。そし
て、図6に示すように、容器本体4をスクイズすると、
容器本体4内の口腔用組成物3がパイプ21内の口腔用
組成物導入通路23を通って気液混合室24に送り込ま
れる。同時に、容器本体4内の空気も、混合器18に設
けられた空気導入通路22より気液混合室24内に送り
込まれる。
【0043】かかる気液混合室24では、上記口腔用組
成物3と空気とが混合して発泡する。発泡した泡は、ネ
ット20でクリーミーに均質化されて泡流出通路25に
流れ出ることになる。そして、均質化された泡は、流出
用孔1を通って泡吐出通路32に導入された後、吐出口
6より口の中に吐出されることになる。
【0044】泡を吐出させる際には、ノズルキャップ7
が上下にも左右にも回転せずに固定保持されるので、口
の周りに泡が飛び散ることがなく、該泡を確実に口腔内
に吐出させることができる。
【0045】なお、容器本体4の押圧を解除すると、容
器本体4内は負圧となるが、口腔用組成物導入通路23
や泡吐出通路32とは異なる別経路として設けられる図
示しない空気戻り通路から容器本体4内に空気が流入す
る。その結果、容器本体4は、元の形状に復元する。
【0046】泡の吐出を行わないときには、ノズルキャ
ップ7を最上昇位置のままにしておいてもよいが、ノズ
ルキャップ7を押し込んだ状態としてもよい。もちろ
ん、ノズルキャップ7を最上昇位置にしたままでも、容
器本体4をスクイズしない限り、吐出口6から泡が吐出
することがない。
【0047】実施形態2 実施形態2の吐出容器は、ノズルキャップ7をベースキ
ャップ2に対して引き上げて流出用孔を開蓋した後に、
口腔用組成物3を口腔内に吐出するタイプのもので、且
つ口腔用組成物3を液状として口腔内に吐出させるよう
にしたものである。図7は実施形態2の吐出容器におけ
るキャップ部分の要部拡大横断面図、図8は口腔用組成
物を液状として吐出する状態を示す吐出容器の断面図で
ある。
【0048】実施形態2の吐出容器では、口腔用組成物
3を液状として吐出させるものであるため、図7に示す
ように、実施形態1の吐出容器で泡状とするために必要
としたネットホルダー19及びネット20を取り除き、
空気取入孔22を閉塞したものである。他の構成につい
ては、実施形態1の吐出容器と同一構成であり、その説
明については省略する。
【0049】口腔用組成物3を液状に吐出させる場合に
は、表1に示したように、吐出口6のノズル内径は、
0.5〜4.5mmとするのが好ましく、より好ましく
は2〜3.5mmとする。また、ノズル外径は、2〜1
0mmとするのが好ましく、より好ましくは2〜8mm
とする。さらに、吐出口6のノズル角度は、垂直面を0
度とし該垂直面とのなす角度で表示すると、80〜13
0度とするのが好ましく、より好ましくは90〜110
度とする。また、ノズルの長さは、5〜60mm、特に
5〜40mmとするのが好ましい。
【0050】この実施形態2の吐出容器では、容器本体
4をスクイズすると、容器本体4内の口腔用組成物3
が、パイプ21内の口腔用組成物導入通路23を通って
泡流出通路25に送り込まれる。そして、口腔用組成物
3は、流出用孔1を通って泡吐出通路32に導入された
後、吐出口6より口の中に液状として吐出されることに
なる。
【0051】本実施形態の吐出容器においては、口腔用
組成物3を吐出口6から口腔内に吐出させる際に、該吐
出口6の位置が容器本体4に対して移動せずに固定保持
された状態にあるので、口の周りに口腔用組成物3が飛
び散ることがなく、該口腔用組成物3を確実に口腔内に
吐出させることができる。
【0052】本発明を適用した吐出容器は、上述した実
施形態に制限されることなく、本発明の要旨を逸脱しな
い限り適宜変更が可能である。例えば、上述の実施形態
では、容器本体4を円筒形状のものとしたが、特に容器
本体4の形状には制限されず、多角形状のものであって
も構わない。中でも、容器本体4の形状が楕円形状であ
れば力を加え易いことから、かかる楕円形状が特に好ま
しい。
【0053】また、実施形態1及び2では、ノズルキャ
ップ7を引き上げてベースキャップ2に設けられた流出
用孔1を開蓋させるようにしたが、ノズルキャップ7を
ベースキャップ2に対して回転させて流出用孔1を開蓋
させるようにした構成としても同様の効果がある。
【0054】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、本発
明によれば、口腔用組成物を吐出させる際に吐出口が動
かないため、口の周りに口腔用組成物が飛び散らずに該
口腔用組成物を確実に口腔内に吐出させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の吐出容器の断面図である。
【図2】実施形態1の吐出容器におけるキャップ部分の
要部拡大横断面図である。
【図3】実施形態1の吐出容器におけるキャップ部分の
要部拡大縦断面図である。
【図4】実施形態1の吐出容器におけるベースキャップ
に設けられる流出用孔部分を示す要部拡大平面図であ
る。
【図5】実施形態1の吐出容器において、ノズルキャッ
プを引き上げて流出用孔を開蓋した状態を示すキャップ
部分の要部拡大横断面図である。
【図6】実施形態1の吐出容器において、口腔用組成物
を泡状として吐出させる状態を示す吐出容器の断面図で
ある。
【図7】実施形態2の吐出容器におけるキャップ部分の
要部拡大横断面図である。
【図8】実施形態2の吐出容器において、口腔用組成物
を液状として吐出する状態を示す吐出容器の断面図であ
る。
【符号の説明】
1 流出用孔 2 ベースキャップ 3 口腔用組成物 4 容器本体 6 吐出口 7 ノズルキャップ 8 封止部 15,38 プラグ 18 混合器 23 口腔用組成物導入通路 24 気液混合室 25 泡流出通路 32 泡吐出通路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出口と、口腔用組成物を収納する容器
    本体と、該容器本体に収納される該口腔用組成物を該吐
    出口に導く吐出機構とを有しており、 上記吐出機構を作動させて上記口腔用組成物を吐出させ
    た際に、上記吐出口が上記容器本体に対して移動しない
    ようにしたことを特徴とする吐出容器。
  2. 【請求項2】 流出用孔を有するベースキャップを、口
    腔用組成物が収納される容器本体の開口部に被冠すると
    共に、吐出口を有するノズルキャップを、該ノズルキャ
    ップの封止部によって該流出用孔を閉蓋する位置と開蓋
    する位置においてそれぞれ係止するように、該ベースキ
    ャップに取り付け、吐出機構により、該口腔用組成物を
    該吐出口から口腔内に吐出させるようにした吐出容器で
    あって、 上記吐出機構によって上記口腔用組成物を上記吐出口か
    ら上記口腔内に吐出させる際に、該吐出口の位置が固定
    保持されるようにしたことを特徴とする吐出容器。
  3. 【請求項3】 上記ノズルキャップを上記ベースキャッ
    プに対して引き上げて上記流出用孔を開蓋した後に、上
    記口腔用組成物を吐出させるようにしたことを特徴とす
    る請求項2記載の吐出容器。
  4. 【請求項4】 上記吐出機構は、上記容器本体に外圧を
    加えて上記口腔用組成物を上記吐出口から吐出させるよ
    うにしてあることを特徴とする請求項1〜3のうちいず
    れかに記載の吐出容器。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の吐出容器で使用すること
    を特徴とする口腔用組成物。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の口腔用組成物を泡状、液
    状又は霧状として口腔内に吐出することを特徴とする口
    腔用組成物の使用方法。
JP8331854A 1996-12-12 1996-12-12 吐出容器、口腔用組成物及び口腔用組成物の使用方法 Withdrawn JPH10165501A (ja)

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