JPH1016529A - 熱交換装置 - Google Patents

熱交換装置

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JPH1016529A
JPH1016529A JP17786896A JP17786896A JPH1016529A JP H1016529 A JPH1016529 A JP H1016529A JP 17786896 A JP17786896 A JP 17786896A JP 17786896 A JP17786896 A JP 17786896A JP H1016529 A JPH1016529 A JP H1016529A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
temperature
power transistor
fan
motor
Prior art date
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Withdrawn
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JP17786896A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Otsuka
一博 大塚
Kenji Masuyama
賢治 増山
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH1016529A publication Critical patent/JPH1016529A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、装置の運転を安定して継続できる熱
交換装置を提供する。 【解決手段】送風ダクト11内にエアフィルター13、
熱交換器12、モーター15により駆動される送風ファ
ン14を設置するとともに、これらエアフィルター1
3、熱交換器12の上流側にファン用モーター15を駆
動制御するパワートランジスタ19を設置し、パワート
ランジスタ19には、その温度変化を検出する温度検出
素子20を設けていて、この温度検出素子20での検出
値に応じてマイクロコンピュータ16のファンモーター
可変速手段164によりファン用モーター15の回転数
を可変速制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば車両などに
搭載され使用される熱交換装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、車両に搭載される熱交換装置は、
冷却運転または加熱運転を選択することにより、空気と
の熱交換を行いながら車室内温度を設定温度に維持する
ようになっている。
【0003】図3は、このような熱交換装置の一例を示
すもので、風路を形成する送風ダクト1内部に空気との
熱交換を行う熱交換器2を設け、この熱交換器2の上流
側に空気中の塵埃による熱交換器2での目詰まりを防止
するためのエアフィルター3を、また、下流側に駆動用
モーター5により駆動される送風ファン4をそれぞれ配
置し、この送風ファン4により熱交換器2より熱交換さ
れた空気を図示矢印方向に強制的に送り出すようにして
いる。
【0004】この場合、駆動用モーター5は、パワート
ランジスタ9のスイッチング動作とマイクロコンピュー
タ6のファンモーター可変速手段7により駆動制御され
るようになっている。ここで、パワートランジスタ9
は、温度ヒューズ8を内蔵するもので、送風ダクト1内
部に設けられ、常時、ダクト1内を流れる空気により強
制冷却されている。
【0005】ところで、このように構成した熱交換装置
では、駆動用モーター5により長時間に亘って送風ファ
ン4を駆動し、熱交換器2で熱交換された空気を送風ダ
クト1内部で送風し続けると、空気中の塵埃によるフィ
ルター3または熱交換器2で目詰まりが進み、送風ダク
ト1内部での圧損の増加とともに、風量が減少して運転
効率が低下することがある。
【0006】このような場合、送風ダクト1内部に、常
時、送風ダクト1内を流れる空気を利用して強制冷却さ
れるパワートランジスタ9を設けているため、送風ダク
ト1内の風量が減少すると、パワートランジスタ9の強
制冷却の効果の低下とともに、パワートランジスタ9で
の温度が上昇し、このときの温度上昇が所定温度を越え
て、温度ヒューズ8が溶断すると、駆動用モーター5に
よる送風ファン4の駆動が中止され、同時に装置全体の
運転も停止される。
【0007】そして、このような運転停止が発生する
と、作業員は、フィルター3や熱交換器2を取り外し、
それぞれの目詰まりの原因を取り除くとともに、温度ヒ
ューズ8を交換することで、新たに運転を再開するよう
にしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
構成によると、フィルター3または熱交換器2の目詰ま
りに原因する送風ダクト1内の風量減少の度にパワート
ランジスタ9が温度上昇して温度ヒューズ8を溶断し、
装置の運転を停止するのでは、パワートランジスタ9自
身が温度上昇により破損することがあり、さらに頻繁に
温度ヒューズ8の交換を必要とすることから経済的に不
利になるという問題があった。本発明は、上記事情に鑑
みてなされたもので、装置の運転を安定して継続できる
熱交換装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ダクト内にエアフィルター、熱交換器、モーターにより
駆動されるファンを設置するとともに、同ダクト内の前
記エアフィルターおよび熱交換器の上流側に温度ヒュー
ズを内蔵し、前記ファン用モーターを駆動制御するパワ
ートランジスタを設置してなる熱交換装置において、前
記パワートランジスタに設けられ、その温度変化を検出
する温度検出手段と、同温度検出手段の検出値により前
記ファン用モーターの回転数を可変するファンモーター
可変速手段とからなる制御装置を具備している。
【0010】請求項2記載の発明は、請求項1記載にお
いて、前記温度検出手段の検出値が設定限界値に達した
とき、前記ファン用モーターの運転を自動停止する機能
を有している。
【0011】この結果、請求項1記載の発明によれば、
ダクト内のエアフィルターや熱交換器に目詰まりなどが
生じても、ファン用モーターの回転数の可変速制御によ
りパワートランジスタの冷却状態を変えることができる
ので、装置の運転を安定して継続することができる。
【0012】また、請求項2記載の発明によれば、パワ
ートランジスタの温度検出値が設定限界値に達すると、
ファン用モーターとともに装置の運転を自動停止できる
ので、パワートランジスタの温度上昇による破損を防止
することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従い説明する。図1は、本発明が適用される熱交換
装置の概略構成を示している。図において、11は風路
を形成する送風ダクトで、この送風ダクト11内部に空
気との熱交換を行う熱交換器12を設け、この熱交換器
12の上流側にエアフィルター13を、下流側に駆動用
モーター15により駆動される送風ファン14をそれぞ
れ配置している。
【0014】ここで、エアフィルター13は、空気中の
塵埃による熱交換器12での目詰まりを防止するための
ものである。また、送風ファン14は、熱交換器12よ
り熱交換された空気を図示矢印方向に強制的に送り出す
ためのものである。
【0015】送風ダクト11内部には、熱交換器12の
エアフィルター13よりさらに上流側にパワートランジ
スタ19を設けている。このパワートランジスタ19
は、マイクロコンピュータ16の指示に応じたスイッチ
ング動作により駆動用モーター15を駆動するもので、
常時、ダクト11内を流れる空気を利用して強制冷却さ
れるようになっている。また、このパワートランジスタ
19には、温度ヒューズ18と温度検出素子20を有し
ている。
【0016】温度ヒューズ18は、パワートランジスタ
19の温度が所定温度を越えると溶断し、駆動用モータ
ー15による送風ファン14の駆動を中止させるための
ものである。また、温度検出素子20は、パワートラン
ジスタ19の温度上昇を検出するもので、この検出値を
マイクロコンピュータ16に出力するようにしている。
【0017】マイクロコンピュータ16は、温度読み込
み部161、温度設定部162、比較部163およびフ
ァンモーター可変速手段164を有している。ここで、
温度読み込み部161は、温度検出素子20から出力さ
れる検出温度を読み込むものである。温度設定部162
は、予め所定の温度(ここでは温度ヒューズ18の溶断
温度より低い)を設定するものである。比較部163
は、温度読み込み部161で読み込んだ検出値と温度設
定部162の設定温度を比較するものである。そして、
ファンモーター可変速手段164は、比較部163での
比較結果により駆動用モーター15を予め設定された回
転数に可変速制御するものである。
【0018】次に、このように構成した実施の形態の動
作を説明する。いま、送風ダクト11内の熱交換器12
より熱交換された空気を送風ファン14により図示矢印
方向に強制的に送り出すことで、車室内温度は、設定温
度に維持されている。この場合、送風ファン14の駆動
用モーター15は、パワートランジスタ19のスイッチ
ング動作により駆動制御される。また、パワートランジ
スタ19は、ダクト11内を流れる空気により強制冷却
されている。
【0019】この状態から、送風ダクト11内部を流れ
る空気中の塵埃によりエアフィルター13または熱交換
器12で目詰まりが進むと、送風ダクト11内部での圧
損の増加とともに風量が減少する。
【0020】すると、パワートランジスタ19の強制冷
却の効果の低下とともに、パワートランジスタ19での
温度が上昇していく。このパワートランジスタ19での
温度上昇は、温度検出素子20で検出され、この検出値
は、マイクロコンピュータ16の温度読み込み部161
に読み込まれ、比較部163で、予め設定された所定温
度と比較される。そして、ここでの比較結果が、ファン
モーター可変速手段164に送られると、ファンモータ
ー可変速手段164により駆動用モーター15が予め設
定された回転数に可変速制御され、これにより送風ファ
ン14による規定風量が確保され、パワートランジスタ
19に対する冷却状態も目詰まり前の状態に戻され、装
置の運転は安定して継続される。
【0021】この場合、エアフィルター13や熱交換器
12での目詰まりによるパワートランジスタ19の温度
上昇と送風ファン14の回転数の関係は、図2(a)に
示すようにパワートランジスタ19の温度上昇ととも
に、送風ファン14の回転数は、増加する方向に可変速
制御され、パワートランジスタ19の強制冷却が強化さ
れる。なお、同図(b)は、エアフィルター13や熱交
換器12での目詰まりがない場合のパワートランジスタ
19の温度上昇と送風ファン14の回転数の関係を示し
ている。この場合も、パワートランジスタ19の温度上
昇とともに、送風ファン14の回転数は、増加方向に可
変速制御され、パワートランジスタ19の強制冷却が強
化されるようになる。
【0022】その後、エアフィルター13や熱交換器1
2での目詰まりがさらに進み、パワートランジスタ19
に設けられた温度検出素子20の検出出力が設定限界値
に達すると、比較部163の比較結果に応じた駆動用モ
ーター15による送風ファン14の可変速制御も限界と
なり、ファンモーター可変速手段164により駆動用モ
ーター15の送風ファン14の駆動が中止され、同時に
装置全体の運転も停止される。この場合、警報などを出
すことで、装置の運転停止が報知され、これを受けて作
業員が、フィルター13や熱交換器12を取り外し、そ
れぞれの目詰まりの原因を取り除くことで、新たに運転
を再開するようにしている。
【0023】なお、パワートランジスタ19に内蔵され
た温度ヒューズ18は、マイクロコンピュータ16の温
度読み込み部161またはファンモーター可変速手段1
64などが故障して送風ファン14による送風ダクト1
1内での風量を制御する機能が失われ、パワートランジ
スタ19の温度上昇が温度ヒューズ18の設定値を越え
たときに動作(溶断)し、パワートランジスタ19を破
損から保護するようになる。
【0024】従って、このようにすれば、送風ダクト1
1内にエアフィルター13、熱交換器12、モーター1
5により駆動される送風ファン14を設置するととも
に、これらエアフィルター13、熱交換器12の上流側
にファン用モーター15を駆動制御するパワートランジ
スタ19を設置し、パワートランジスタ19には、その
温度変化を検出する温度検出素子20を設け、この温度
検出素子20での検出値に応じてマイクロコンピュータ
16のファンモーター可変速手段164によりファン用
モーター15の回転数を可変速制御することで、パワー
トランジスタ19に対する冷却状態を可変できるように
なるので、装置の運転は安定して継続することができ
る。
【0025】また、温度検出素子20の検出値が設定限
界値に達したとき、ファン用モーター15とともに装置
の運転を自動停止することにより、パワートランジスタ
19の温度上昇による破損を防止することができる。
【0026】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、ダク
ト内のエアフィルターや熱交換器に目詰まりなどが生じ
ても、ファン用モーターの回転数の可変速制御によりパ
ワートランジスタの冷却状態を変えることができ、装置
の運転を安定して継続することができる。
【0027】また、パワートランジスタの温度検出値が
設定限界値に達すると、ファン用モーターとともに装置
の運転を自動停止でき、パワートランジスタの温度上昇
による破損を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態の概略構成を示す図。
【図2】一実施の形態の動作を説明するための図。
【図3】従来の熱交換装置の一例の概略構成を示す図。
【符号の説明】
11…送風ダクト、 12…熱交換器、 13…エアフィルター、 14…送風ファン、 15…駆動用モーター、 16…マイクロコンピュータ、 161…温度読み込み部、 162…温度設定部、 163…比較部、 164…ファンモーター可変速手段、 18…温度ヒューズ、 19…パワートランジスタ、 20…温度検出素子。
【手続補正書】
【提出日】平成8年9月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ダクト内にエアフィルター、熱交換器、
    モーターにより駆動されるファンを設置するとともに、
    同ダクト内の前記エアフィルターおよび熱交換器の上流
    側に温度ヒューズを内蔵し、前記ファン用モーターを駆
    動制御するパワートランジスタを設置してなる熱交換装
    置において、 前記パワートランジスタに設けられ、その温度変化を検
    出する温度検出手段と、同温度検出手段の検出値により
    前記ファン用モーターの回転数を可変するファンモータ
    ー可変速手段とからなる制御装置を具備してなることを
    特徴とする熱交換装置。
  2. 【請求項2】 前記温度検出手段の検出値が設定限界値
    に達したとき、前記ファン用モーターの運転を自動停止
    する機能を有してなることを特徴とする請求項1記載の
    熱交換装置。
JP17786896A 1996-07-08 1996-07-08 熱交換装置 Withdrawn JPH1016529A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17786896A JPH1016529A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 熱交換装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP17786896A JPH1016529A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 熱交換装置

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Publication Number Publication Date
JPH1016529A true JPH1016529A (ja) 1998-01-20

Family

ID=16038477

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17786896A Withdrawn JPH1016529A (ja) 1996-07-08 1996-07-08 熱交換装置

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JP (1) JPH1016529A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112495073A (zh) * 2021-01-28 2021-03-16 潍坊宏图环保设备有限公司 一种低阻力高效空气过滤器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112495073A (zh) * 2021-01-28 2021-03-16 潍坊宏图环保设备有限公司 一种低阻力高效空气过滤器

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031007