JPH10165267A - 乳幼児保持具 - Google Patents

乳幼児保持具

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JPH10165267A
JPH10165267A JP8333315A JP33331596A JPH10165267A JP H10165267 A JPH10165267 A JP H10165267A JP 8333315 A JP8333315 A JP 8333315A JP 33331596 A JP33331596 A JP 33331596A JP H10165267 A JPH10165267 A JP H10165267A
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JP
Japan
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holding
bag
infant
storage space
wall
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JP8333315A
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English (en)
Inventor
Yuji Nitta
祐士 新田
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Aprica Kassai KK
Original Assignee
Aprica Kassai KK
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Publication date
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Publication of JPH10165267A publication Critical patent/JPH10165267A/ja
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47DFURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
    • A47D13/00Other nursery furniture
    • A47D13/02Baby-carriers; Carry-cots
    • A47D13/025Baby-carriers; Carry-cots for carrying children in seated position
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47DFURNITURE SPECIALLY ADAPTED FOR CHILDREN
    • A47D13/00Other nursery furniture
    • A47D13/02Baby-carriers; Carry-cots
    • A47D13/029Baby-carriers with waist-belt only

Landscapes

  • Purses, Travelling Bags, Baskets, Or Suitcases (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエストバッグのような態様で着用されるも
のであって、着用者の腰のまわりに装着される腰ベルト
と、乳幼児の臀部を受ける座面を形成するものであっ
て、腰ベルトに取り付けられかつ着用者の下腹部から張
り出すように位置される保持台とを備え、保持台は、内
部に収納空間を形成するバッグと、収納空間内に位置決
めされ座面に沿って延びる上面を有する保持芯材とを備
えている、乳幼児保持具において、通常のウエストバッ
グとして使用するときの便宜をより図れるようにする。 【解決手段】 バッグ8の上面壁15を開いたとき、収
納空間9内の保持芯材10を取り出せるようにする。保
持芯材10を取り出した後の収納空間9は、すべて、小
物入れとして利用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウエストバッグ
のような態様で装着されかつ乳幼児の臀部を受ける座面
を形成する保持台を備える乳幼児保持具に関するもの
で、特に、このような乳幼児保持具の用途の拡大を図る
ための改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この発明にとって興味ある乳幼児保持具
が、たとえば実公平4−46619号公報に記載されて
いる。この乳幼児保持具は、乳幼児の臀部を受ける座面
を形成する保持台を備え、保持台は、着用者の腰のまわ
りに装着される腰ベルトに取り付けられている。
【0003】上述の保持台は、内部に収納空間を形成す
るバッグと、この収納空間内に位置決めされる保持芯材
とを備えている。保持芯材は、保持台の形状を維持する
ためのもので、座面に沿って延びる上面および着用者の
下腹部に沿って延びる背面を有している。特に、保持芯
材の上面は、座面を実質的に水平状態に保ち、乳幼児を
安定的に保持する、という重要な機能を果たしている。
【0004】また、バッグによって形成される収納空間
は、保持芯材を収納しながらも、その一部を残す大きさ
を有していて、この残された部分には、ティッシュペー
パー収納部が設けられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のような乳幼児保
持具は、そのままで、通常のウエストバッグとして機能
し得る構成要件を備えている。すなわち、通常のウエス
トバッグは、腰ベルトとこれに取り付けられるバッグと
を備えていれば十分であるが、この乳幼児保持具も、腰
ベルトと保持台の一部としてのバッグとを備えている。
【0006】したがって、乳幼児を保持するために用い
ない場合であっても、この乳幼児保持具を着用すれば、
これを通常のウエストバッグとして使用することは可能
である。しかしながら、乳幼児保持具の場合、バッグの
収納空間内には、保持芯材が位置されているので、収納
空間の実質的部分は、この保持芯材によって占有されて
しまい、その結果、他の小物を収納するために使用でき
る空間はあまり残されていないことが多い。
【0007】そこで、この発明の目的は、通常のウエス
トバッグとして使用するに際しては、十分な収納空間を
確保し得るように改良された、乳幼児保持具を提供しよ
うとすることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、着用者の腰
のまわりに装着される腰ベルトと、乳幼児の臀部を受け
る座面を形成するものであって、腰ベルトに取り付けら
れかつ着用者の下腹部から張り出すように位置される保
持台とを備え、この保持台は、内部に収納空間を形成す
るバッグと、収納空間内に位置決めされ座面に沿って延
びる上面を有する保持芯材とを備える、乳幼児保持具に
向けられるものであって、上述した技術的課題を解決す
るため、保持芯材を、収納空間から取り出し可能とした
ことを特徴としている。
【0009】この発明において、好ましくは、バッグ
は、その上面壁が開閉可能とされ、保持芯材は、この上
面壁が開かれることによって形成された開口を通して収
納空間から取り出すことができるように構成される。ま
た、好ましくは、収納空間は、その一部を残して保持芯
材を収納する大きさを有している。この場合、バッグ
は、収納空間の残された部分への小物の出し入れを可能
にする開閉可能な口を備えることがなお好ましい。
【0010】また、好ましくは、保持芯材は、上述した
上面とともに、着用者の下腹部に沿って延びる背面を備
え、これら上面および背面は、バッグの対応の上面壁お
よび背面壁のほぼ全域に沿ってそれぞれ延びるようにさ
れる。また、保持台は、座面から立ち上がる、乳幼児を
支えるためのパッド壁を備えていてもよく、この場合に
は、パッド壁は、保持芯材によって保持されることが好
ましい。
【0011】
【発明の効果】このように、この発明によれば、保持芯
材をバッグ内の収納空間から取り出し可能としているの
で、本来の乳幼児保持具として使用するときに、保持芯
材を収納空間内に位置決めし、他方、通常のウエストバ
ッグとして使用するときには、保持芯材を収納空間から
取り出すことによって、収納空間に対して、小物を十分
に収納し得る大きさを与えることができる。
【0012】したがって、この発明に係る乳幼児保持具
は、本来の乳幼児保持具としての使用の必要がなくなっ
たとき、たとえば、乳幼児が成長して抱く必要がなくな
ったときには、保持芯材を取り出して、通常のウエスト
バッグとして問題なく使用することができる。そのた
め、この乳幼児保持具の用途が広がるとともに、使用可
能な期間を長くすることができるので、極めて経済的で
あるという効果も期待できる。
【0013】この発明において、バッグの上面壁が開閉
可能とされ、この上面壁が開かれることによって形成さ
れた開口を通して、保持芯材が収納空間から取り出すこ
とができるように構成されていると、保持芯材の出し入
れを容易に行なうことができる。また、収納空間が、そ
の一部を残して保持芯材を収納する大きさを有している
と、本来の乳幼児保持具として使用しているときにおい
て、保持芯材を収納したまま、収納空間の残された部分
を利用して、他の小物を収納することができる。
【0014】また、上述のように、収納空間が、その一
部を残して保持芯材を収納する大きさを有している場合
において、収納空間の残された部分への小物の出し入れ
を可能にする開閉可能な口がバッグに設けられている
と、小物の出し入れを、保持芯材の出し入れのための開
口を通してではなく、この口を通してより容易に行なう
ことができるようになる。
【0015】また、保持芯材が、上述した上面だけでな
く、着用者の下腹部に沿って延びる背面を備え、これら
上面および背面が、バッグの対応の上面壁および背面壁
のほぼ全域に沿ってそれぞれ延びるようにされている
と、保持芯材がより広い面でバッグに接触するので、保
持芯材の、収納空間内での位置が安定する。この発明で
は、保持芯材を取り出し可能とする必要があるため、こ
の保持芯材を強固にバッグに取り付けることは、取り出
しに際して煩雑な作業を強いることになるので、むしろ
好ましくない。それゆえ、上述のように保持芯材の位置
が安定することは、この発明にとって意義深い効果であ
ると評価できる。
【0016】また、保持台が座面から立ち上がる、乳幼
児を支えるためのパッド壁を備えているとき、このパッ
ド壁が保持芯材によって保持されていると、保持芯材の
取り出しと同時に、パッド壁も取り除くことができる。
したがって、通常のウエストバッグとして使用するとき
には不要なパッド壁が、保持芯材の取り出し後において
も残存することがないとともに、パッド壁の除去のため
の特別な手間が不要となる。また、本来の乳幼児保持具
として使用しているときには、パッド壁は、保持芯材に
よって保持されているので、保持芯材に対する位置関係
が強固に保たれることになり、他方、保持芯材について
言えば、これが乳幼児を安定的に保持するために座面を
実質的に水平状態に保つ機能を果たしている上面を与え
ているので、結果として、パッド壁は、乳幼児に対して
安定的な支えを提供することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】図1ないし図8は、この発明の一
実施形態による乳幼児保持具1を説明するためのもので
ある。ここで、図1、図2および図8は、乳幼児保持具
1の全体の外観を示す斜視図であり、それぞれ、乳幼児
保持具1がとり得る典型的な形態を示している。また、
図5は、乳幼児保持具1の典型的な使用状態の一例を示
していて、ここに示した乳幼児保持具1は、図1に示し
た形態をとっている。その他の図面は、乳幼児保持具1
の形態を変えるための構造または操作を説明するための
ものである。
【0018】図1ないし図5を参照して、乳幼児保持具
1は、着用者2の腰のまわりに装着される腰ベルト3
と、乳幼児4の臀部を受ける座面5を形成するものであ
って、腰ベルト3に取り付けられかつ着用者2の下腹部
から張り出すように位置される保持台6とを備えてい
る。さらに、保持台6には、好ましくは、座面5から立
ち上がるパッド壁7が設けられている。
【0019】この実施形態では、パッド壁7は、保持台
6に対して回動可能に取り付けられている。それによっ
て、パッド壁7は、図1および図3に示すように、座面
5から立ち上がる状態と、図2および図4に示すよう
に、座面5に沿って延びる状態とを選択的にとることが
できる。パッド壁7は、座面5から立ち上がる状態とさ
れたとき、座面5との間でたとえば100度の角度を形
成するようにされる。
【0020】図3および図4は、保持台6の内部構造を
透視して示す側面図である。保持台6はバッグ8を備
え、このバッグ8が保持台6を覆う構造となっている。
バッグ8は、その内部に適当な収納空間9を形成し、こ
の収納空間9内には、保持台6に所望の形状を与えるた
めの保持芯材10が収納されている。このように保持芯
材10が収納空間9内に収納された状態において、パッ
ド壁7は、バッグ8に設けられた開口11を通って外部
へ引き出される。
【0021】保持芯材10は、軽量でありながら十分な
剛性を与えるため、たとえば発泡樹脂の成形品12を内
蔵している。保持芯材10は、座面5と平行に延びる上
面13および着用者2の下腹部に沿って延びる背面14
を形成しており、保持台6が着用者2の下腹部から張り
出すように位置したとき、座面5において実質的に水平
な面を維持できるように作用している。好ましくは、保
持芯材10の上面13と背面14とは、鈍角、たとえば
100度程度の角度で交わるようにされる。また、保持
芯材10の上面13および背面14は、それぞれ、バッ
グ8の対応の上面壁15および背面壁16のほぼ全域に
沿って延びている。
【0022】保持芯材10に内蔵される成形品12の上
面には、たとえば硬質樹脂からなるカバー部材17が固
定される。カバー部材17の前方端には、ブラケット1
8が形成され、ここを通る軸19によって、パッド壁7
の形状を維持するためのパッド芯材20が回動可能に支
持される。パッド芯材20が立ち上がったときの回動の
終端は、パッド芯材20の一部がブラケット18の一部
に当接することにより規定される。パッド芯材20は、
パッド壁7に十分な剛性を与えるためのもので、たとえ
ば硬質樹脂から構成される。このようにして、パッド壁
7は、保持台6に対して回動可能に保持される。
【0023】上述した軸19のまわりには、ねじりばね
21が配置される。このねじりばね21は、パッド壁7
を座面5から立ち上がらせる方向に回動させるように付
勢する。上述したように、ねじりばね21によって立ち
上がるように付勢されるパッド壁7を、このねじりばね
21の弾性に抗して、座面5に沿って延びる状態に維持
するため、対をなすホック22および23が設けられ
る。ホック22は、パッド壁7の端部に取り付けられ、
他方、ホック23は、バッグ8の背面に取り付けられた
ストラップ24の端部に取り付けられる。図2および図
4に示すように、ホック22がホック23に係合された
とき、ねじりばね21の弾性にかかわらず、パッド壁7
は、座面5に沿って延びる状態に維持される。
【0024】また、カバー部材13の上面ならびにパッ
ド芯材20の両面をそれぞれ覆うように、クッション材
25、26および27が装填されている。これらクッシ
ョン材25、26および27は、たとえばウレタンフォ
ームまたは綿から構成される。以上説明したような種々
の要素を備える保持台6およびパッド壁7は、全体とし
て布等からなる表面シート28によって覆われた構成と
される。これによって、上述したクッション材25、2
6および27は、表面シート28の裏面に接する状態と
なり、クッション材25は、座面5に対して柔らかい感
触を与えるように作用するとともに、クッション材26
および27は、パッド壁7の両面に対して柔らかい感触
を与えるように作用する。
【0025】また、この乳幼児保持具1は、図1および
図5に示すサポートベルト29を備えている。サポート
ベルト29は、図3および図4に示すように、その端部
が保持芯材10の表面シート28上に取り付けられる。
サポートベルト29は、不使用時には、バッグ8内の収
納空間9に収納される。サポートベルト29は、使用時
には、バッグ8に設けられた前述の開口11を通って引
き出される。サポートベルト29は、全体として、ルー
プを形成しており、その基部には、比較的広い面積のパ
ッド部30を形成している。また、パッド部30の近傍
には、サポートベルト29の各側部を互いに連結するブ
リッジベルト部31が形成される。また、サポートベル
ト29は、好ましくは、その有効長さが調整可能とさ
れ、詳細な図示を省略するが、そのための長さ調整機構
32が設けられている。
【0026】この発明の特徴的構成として、保持芯材1
0は、収納空間9から取り出し可能とされている。その
ため、この実施形態では、バッグ8は、座面5を与える
上面壁15が開閉可能とされる。上面壁15の前方端縁
は、スライドファスナ33および34によってバッグ8
の前面壁35の上方端縁に対して着脱可能に結合され
る。
【0027】図1に示す乳幼児保持具1の形態におい
て、スライドファスナ33および34を外して、上面壁
15を開けば、図6に示すような状態となる。この状態
において、保持芯材10は、パッド壁7およびサポート
ベルト29とともに、上面壁15が開かれることによっ
て形成された開口を通して、バッグ8の収納空間9から
取り出すことができる。この取り出された保持芯材10
が、図7に示されている。
【0028】なお、保持芯材10は、バッグ8の他の場
所に設けられた開口から取り出せるようにされてもよ
い。保持芯材10は、前述のように収納空間9から取り
出し可能とされながら、バッグ8の収納空間9内に位置
するときには、この収納空間9内において位置決めされ
なければならない。そのため、この実施形態では、保持
芯材10の上面13には、図6および図7に示されてい
るように、ホック36が設けられ、他方、バッグ8の上
面壁15の裏面側には、図6に示されるように、ホック
36と対をなすホック37が設けられる。
【0029】したがって、ホック36とホック37とが
結合されたとき、保持芯材10は、収納空間9内で位置
決めされる。このとき、前述したように、保持芯材10
の上面13および背面14は、それぞれ、バッグ8の対
応の上面壁15および背面壁16のほぼ全域に沿って延
びているので、収納空間9内での保持芯材10の姿勢が
より安定する。
【0030】なお、保持芯材10の形状としては、少な
くとも座面5に沿って延びる上面13を有していればよ
く、この条件を満たす限り、他の形状に変更されてもよ
い。この実施形態のように、保持芯材10の上面13に
ホック36が設けられ、バッグ8の上面壁15の裏面側
にホック37が設けられていると、バッグ8の上面壁1
5を開いたり閉じたりする一連の操作の過程で、ホック
36および37の着脱操作を行なうことができるので、
保持芯材10を収納空間9から取り出したり、収納空間
9内へ位置決めしたりすることを能率的に行なうことが
できる。
【0031】上述の利点を特に望まないならば、ホック
36および37は、それぞれ、たとえば保持芯材10の
背面14およびバッグ8の背面壁16の裏側というよう
に、別の場所に設けられてもよい。また、保持芯材10
を位置決めするため、ホック36および37以外に、他
の着脱可能な結合部材が用いられてもよい。バッグ8内
の収納空間9は、図3および図4に示されるように、そ
の一部を残して保持芯材10を収納する大きさを有して
いる。保持芯材10が収納された状態で、収納空間9の
この残された部分は、たとえば、ハンカチ、ティシュペ
ーパー等の小物を収納するために利用することができ
る。この実施形態では、これらの小物の出し入れに際し
ての便宜を図るため、図1および図2に示すように、バ
ッグ8の前面壁35には、開閉可能な口38が設けられ
る。この口38は、スライドファスナ39によって選択
的に閉じられる。
【0032】なお、収納空間9は、保持芯材10および
不使用時のサポートベルト29を収納し得るだけの大き
さしか有していなくてもよい。腰ベルト3は、その長手
方向の中間部がバッグ8の内部に位置され、その長手方
向の各端部には、図1等に示すように、互いに係合可能
なバックル40および41が取り付けられる。この腰ベ
ルト3は、図5に示すように、着用者2の腰にまわされ
た状態で、バックル40および41が互いに連結される
ことにより、着用者2の腰のまわりに装着される。一方
のバックル41は、腰ベルト3の任意の位置に取り付け
ることができるようにされていて、それによって、腰ベ
ルト3の有効長さの調整を行なう機能も果たしている。
なお、バックル40および41は、他の形式のベルト連
結部材に置き換えられてもよい。
【0033】図8には、前述したように、保持芯材10
をバッグ8から取り出した後の乳幼児保持具1が示され
ている。図8に示すように、この乳幼児保持具1は、通
常のウエストバッグとして使用するときには、バッグ8
および腰ベルト3のみが残される。この状態において、
バッグ8内の収納空間9は、すべて、小物入れのために
使用できる。これら小物の出し入れのためには、スライ
ドファスナ39が取り付けられた口38だけでなく、ス
ライドファスナ33または34を開き、上面壁15の少
なくとも一部を持ち上げることによって形成される開口
も利用することができる。
【0034】なお、図8に示すように、バッグ8の上面
壁15には、パッド壁7を受け入れかつサポートベルト
29を通過させるための開口11が残されている。この
開口11を通して、収納空間9内の小物がこぼれ出るこ
とを懸念するならば、保持芯材10を取り出した後、開
口11を閉じるためのシート部材(図示せず。)等を開
口11の周辺部に取り付けておけばよい。ただし、この
発明は、パッド壁8およびサポートベルト29を必須の
構成としないので、これらパッド壁8およびサポートベ
ルト29が設けられない場合には、開口11を設ける必
要はない。
【0035】次に、この乳幼児保持具1の使用方法につ
いて説明する。まず、図5に示す状態では、サポートベ
ルト29が保持台6から引き出され、乳幼児4を後ろ向
きに抱く状態で保持台6上に乗せられ、サポートベルト
29が着用者2の肩に掛けられる。また、パッド壁7は
立ち上がる状態とされ、乳幼児4の腰に当たるようにな
る。このようにして、パッド壁7の存在とともに、サポ
ートベルト29ならびにそれに備えるパッド部30およ
びブリッジベルト部31の助けにより、比較的長時間に
わたって乳幼児4が安定的に保持されることができる。
【0036】また、図示しないが、この乳幼児保持具1
は、以下に説明するように、他の形態でも着用または使
用することができる。たとえば、乳幼児4を後で抱く可
能性はあるが、今は抱かず、着用者2が単に乳幼児保持
具1を装着しているだけのときには、図2および図4に
示すように、パッド壁7が倒されて座面5に沿って延び
る状態とされ、また、サポートベルト29はバッグ8の
収納空間9内に収納される。
【0037】この状態において、乳幼児4を後ろ向きに
抱くときの一時的な支えとして、保持台6を用いてもよ
い。このとき、パッド壁7の上に乳幼児4の臀部が置か
れるが、パッド壁7においては、その外側の面に沿って
もクッション材27が装填されているので、乳幼児4に
対して柔らかい感触を与えることができる。また、サポ
ートベルト29は使用しないが、パッド壁7を座面5か
ら立ち上がらせた状態とすることにより、乳幼児4を後
ろ向きに抱いたとき、あるいは乳幼児4を前向きに抱い
たときの支えとしても、保持台6を用いることができ
る。
【0038】さらに、たとえば乳幼児4が成長するなど
して、乳幼児4を抱く可能性がなくなったとき、あるい
は、乳幼児保持具1を通常のウエストバッグとして積極
的に使用したいときには、図8に示すように、保持芯材
10が、パッド壁7とともに、収納空間9から取り出さ
れる。なお、前述のように、パッド壁7を使用せず、こ
のパッド壁7が倒されて座面5に沿って延びる状態とさ
れるとき、図2および図4に示す状態とは異なる状態に
することもできる。すなわち、図2および図4に示す状
態では、倒されたパッド壁7を、バッグ8の上面壁15
の上に位置させていたが、これに代えて、上面壁15の
下に位置させてもよい。より具体的には、スライドファ
スナ33および34を開いて、上面壁15を持ち上げた
状態としてから、パッド壁7を倒して保持芯材10の上
面13上に重なるようにし、その後において、スライド
ファスナ33および34を閉じて、パッド壁7を保持芯
材10の上面13とバッグ8の上面壁15との間に位置
させるようにしてもよい。
【0039】このようなパッド壁7の収納態様によれ
ば、不使用時のパッド壁7をバッグ8内に隠すことがで
きるので、より好ましい外観を与えることができる。な
お、上述のようなパッド壁7の収納態様を可能とするた
めには、まず、保持芯材10を位置決めするためのホッ
ク36および37に相当する着脱可能な結合部材は、そ
れぞれ、たとえば保持芯材10の背面14およびバッグ
8の背面壁16の裏側というように、別の場所に設けら
れることが望ましい。また、ねじりばね21の弾性に抗
して、パッド壁7を倒れた状態に維持するため、ホック
22と対をなして設けられたホック23を取り付けるス
トラップ24は、バッグ8の背面ではなく、たとえば、
保持芯材10の背面14上に取り付けられるように変更
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施形態による乳幼児保持具1の
全体の外観を示す斜視図である。
【図2】図1に示した乳幼児保持具1において、パッド
壁7を座面5に沿うように倒し、かつサポートベルト2
9をバッグ8内に収納した状態を示す、図1に相当の図
である。
【図3】図1に示した状態にある乳幼児保持具1の保持
台6およびパッド壁7の内部構造を透視して示す側面図
である。
【図4】図3に相当の図であって、図2に示した状態に
ある乳幼児保持具1の保持台6およびパッド壁7の内部
構造を透視して示す側面図である。
【図5】乳幼児保持具1の典型的な一使用形態を示すも
ので、図1に示した状態にある乳幼児保持具1を装着し
ながら後ろ向きに抱いた乳幼児4を当該乳幼児保持具1
によって保持した状態を示す図である。
【図6】保持芯材10を取り出すために、バッグ8の上
面壁15を開いた状態を示す斜視図である。
【図7】バッグ8から取り出された保持芯材10を示す
斜視図である。
【図8】保持芯材10を取り出した後の乳幼児保持具1
を示す、図1に相当の図である。
【符号の説明】
1 乳幼児保持具 2 着用者 3 腰ベルト 4 乳幼児 5 座面 6 保持台 7 パッド壁 8 バッグ 9 収納空間 10 保持芯材 13 上面 14 背面 15 上面壁 16 背面壁 33,34,39 スライドファスナ 36,37 ホック 38 口

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着用者の腰のまわりに装着される腰ベル
    トと、乳幼児の臀部を受ける座面を形成するものであっ
    て、前記腰ベルトに取り付けられかつ着用者の下腹部か
    ら張り出すように位置される保持台とを備え、前記保持
    台は、内部に収納空間を形成するバッグと、前記収納空
    間内に位置決めされ前記座面に沿って延びる上面を有す
    る保持芯材とを備える、乳幼児保持具において、 前記保持芯材は、前記収納空間から取り出し可能とされ
    ていることを特徴とする、乳幼児保持具。
  2. 【請求項2】 前記バッグは、その上面壁が開閉可能と
    され、前記保持芯材は、前記上面壁が開かれることによ
    って形成された開口を通して前記収納空間から取り出す
    ことができるように構成されている、請求項1に記載の
    乳幼児保持具。
  3. 【請求項3】 前記収納空間は、その一部を残して前記
    保持芯材を収納する大きさを有している、請求項1また
    は2に記載の乳幼児保持具。
  4. 【請求項4】 前記バッグは、前記収納空間の残された
    部分への小物の出し入れを可能にする開閉可能な口を備
    える、請求項3に記載の乳幼児保持具。
  5. 【請求項5】 前記保持芯材は、前記上面とともに、着
    用者の下腹部に沿って延びる背面を備え、前記上面およ
    び背面は、前記バッグの対応の上面壁および背面壁のほ
    ぼ全域に沿ってそれぞれ延びる、請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の乳幼児保持具。
  6. 【請求項6】 前記保持台は、前記座面から立ち上が
    る、乳幼児を支えるためのパッド壁を備え、前記パッド
    壁は、前記保持芯材によって保持されている、請求項1
    ないし5のいずれかに記載の乳幼児保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012165840A2 (ko) * 2011-05-30 2012-12-06 Shin Go Eun 유아용 힙시트

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012165840A2 (ko) * 2011-05-30 2012-12-06 Shin Go Eun 유아용 힙시트
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