JPH10165246A - Av機器の昇降収納箱 - Google Patents

Av機器の昇降収納箱

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JPH10165246A
JPH10165246A JP35231396A JP35231396A JPH10165246A JP H10165246 A JPH10165246 A JP H10165246A JP 35231396 A JP35231396 A JP 35231396A JP 35231396 A JP35231396 A JP 35231396A JP H10165246 A JPH10165246 A JP H10165246A
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JP
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locking portion
storage box
door
front door
locking
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JP35231396A
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English (en)
Inventor
Junzo Muramoto
順三 村本
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Sakura Seiki Co Ltd
Original Assignee
Sakura Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用前と使用後の扉の開閉がスムースに行い
得るAV機器の昇降収納箱を提供することにある。 【解決手段】 正面扉3と天扉4を有する収納箱本体1
と、収納箱本体1内に設けられたAV機器載置用の昇降
棚2と、天扉用ロック機構Eと、を備える。さらに、正
面扉3の閉状態でロック機構Eが施錠状態となると共
に、正面扉3の開き動作にてロック機構Eが解錠状態に
切換わる正面扉開閉感知部材を、ロック機構Eが備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶プロジェクタ
ーやテレビ等のAV機器の昇降収納箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液晶プロジェクターやOHPやテ
レビ等のAV機器を収納する昇降収納箱は、正面扉と天
扉を有する収納箱本体と、AV機器を載置する昇降棚
と、を有し、正面扉と天扉を開き昇降棚を上昇させると
共にAV機器を天扉から外部上方へ出し、収納箱をAV
機器の台の代わりとして使用していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この収
納箱は、正面扉と天扉に夫々鍵が設けられているため、
使用前と使用後に、二つの鍵を解錠・施錠しなければな
らず面倒であった。また、この二つの鍵が異なるもので
ある場合はより手間がかかり、また、どちらか一つの鍵
を紛失してしまうと収納箱を使用することができず不便
であった。
【0004】そこで、本発明は、使用前と使用後の扉の
開閉がスムースに行えるAV機器の昇降収納箱に関す
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに、本発明に係るAV機器の昇降収納箱は、正面扉と
天扉を有する収納箱本体と、該収納箱本体内に設けられ
たAV機器載置用の昇降棚と、を備えたAV機器の昇降
収納箱に於て、天扉用ロック機構を付設し、かつ、上記
正面扉の閉状態で上記ロック機構が施錠状態となり、上
記正面扉の開き動作にて上記ロック機構が解錠状態に切
換わる正面扉開閉感知部材を、上記ロック機構が備えて
いるものである。
【0006】また、ロック機構が、収納箱本体の固定枠
に設けられた第1係止部と、天扉に設けられた第2係止
部と、を有し、さらに、上記正面扉開閉感知部材が、正
面扉の閉じ動作にて後方へ押圧されると共に開き動作に
て該正面扉と離間する当接離間部と、該当接離間部から
の押圧にて後方へスライド移動する上記第1係止部取付
用の移動板部と、該移動板部を前方へ弾発付勢する弾発
部材と、を有し、正面扉の閉状態で上記第1係止部が後
方へ移動して第2係止部に係止すると共に正面扉の開き
動作にて第1係止部が前方へ移動して第2係止部との係
止を解除されるものである。
【0007】また、第1係止部を、前後揺動可能な揺動
部を介して鉛直状に移動板部に設けると共に、上記第1
係止部を鉛直状態とする方向に弾発付勢する弾発部材を
設け、正面扉の閉状態に於て、閉じ動作する天扉の第2
係止部が上記第1係止部を揺動させて係止するように構
成したものである。
【0008】また、正面扉と天扉を有する収納箱本体
と、該収納箱本体内に設けられたAV機器載置用の昇降
棚と、を備えたAV機器の昇降収納箱に於て、正面扉用
ロック機構を付設し、かつ、上記天扉の閉状態で上記ロ
ック機構が施錠状態となり、上記天扉の開き動作にて上
記ロック機構が解錠状態に切換わる天扉開閉感知部材
を、上記ロック機構が備えているものである。
【0009】また、ロック機構が、収納箱本体の固定枠
に設けられた第1係止部と、正面扉に設けられた第2係
止部と、を有し、さらに、上記天扉開閉感知部材が、天
扉の閉じ動作にて下方へ押圧されると共に開き動作にて
該天扉と離間する当接離間部と、該当接離間部からの押
圧にて下方へスライド移動する上記第1係止部取付用の
移動板部と、該移動板部を上方へ弾発付勢する弾発部材
と、を有し、天扉の閉状態で上記第1係止部が下方へ移
動して第2係止部に係止すると共に天扉の開き動作にて
第1係止部が上方へ移動して第2係止部との係止を解除
されるものである。
【0010】また、第1係止部を、上下揺動可能な揺動
部を介して水平状に移動板部に設けると共に、上記第1
係止部を水平状態とする方向に弾発付勢する弾発部材を
設け、天扉の閉状態に於て、閉じ動作する正面扉の第2
係止部が上記第1係止部を揺動させて係止するように構
成したものである。
【0011】また、昇降棚の前縁の左右中間位置に、該
昇降棚を昇降操作すると共に昇降棚を所定高さに維持す
るストッパの操作ノブを設けたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態を示す図面に基
づき、本発明を詳説する。
【0013】図1は、本発明のAV機器の昇降収納箱の
実施の一形態を示し、このAV機器の昇降収納箱は、観
音開きの正面扉3,3と観音開きの天扉4,4を有する
収納箱本体1と、収納箱本体1内に設けられたAV機器
載置用の昇降棚2と、を備えている。また、図1と図7
に示すように、収納箱本体1の底面には、複数個の首振
り回転輪40…が設けられていると共に、側壁1a下部に
外部のコンセントに接続できるプラグが設けられてい
る。
【0014】昇降棚2は、下棚2bと、下棚2b上面に
立設された4本の柱部6…に支持される上棚2aと、を
有し、さらに、上棚2aの後端に後壁5a及び小側壁5
b,5bが設けられていると共に、下棚2bの左右両端
に下棚2bを支持する支持板8,8が設けられている。
【0015】そして、例えば、収納箱本体1の後壁7に
ガイドレールを付設すると共に、昇降棚2の支持板8,
8後面に上記ガイドレールにスライド可能に嵌合する摺
接部材等を付設し、昇降棚2を昇降可能とすると共に昇
降棚2にかかる荷重を後壁7にて支持するように構成し
ている。また、昇降棚2の自重及び載置したAV機器F
…等の重量とバランスするために、収納箱本体1の後壁
7上部に昇降棚2と連結する(仮想線で示す)定張力バ
ネ30,30を設けたり、あるいは、収納箱本体1の底壁と
昇降棚2との間にガススプリング等が設けられている。
【0016】さらに、昇降棚2の下棚2b前縁9の左右
中間位置に、昇降棚2を昇降操作すると共に昇降棚2を
所定高さに維持するストッパSの操作ノブ10が設けられ
ているが、これについて詳しくは後述する。
【0017】しかして、本発明の昇降収納箱は、図1と
図4に示すように、天扉用ロック機構Eが付設されてお
り、正面扉3の開閉にてロック機構Eが解錠状態と施錠
状態に切換わるものである。
【0018】具体的に説明すると、ロック機構Eは、左
右2枚の天扉4,4の夫々に設けられ(合計二つのロッ
ク機構E,Eが設けられ)、収納箱本体1の固定枠11に
設けられた第1係止部12と、天扉4に設けられた第2係
止部13と、を有していると共に、正面扉3の閉状態でロ
ック機構Eが施錠状態となり、正面扉3の開き動作にて
ロック機構Eが解錠状態に切換わる正面扉開閉感知部材
14を備えている。
【0019】図2と図3に示すように、第1係止部12
は、鉛直板状の取付壁部25と、取付壁部25の左右一端の
上部に設けられた略直角三角形状の係止片24と、から成
り、後述する正面扉開閉感知部材14に取付けられてい
る。
【0020】正面扉開閉感知部材14は、第1係止部12取
付用の水平板状の移動板部16と、移動板部16の前端縁に
沿って垂設された当接離間部15と、移動板部16を前方へ
弾発付勢する(コイルスプリング等の)弾発部材17と、
を有している。さらに詳しくは、移動板部16の後端縁に
沿って突設された鉛直壁18の左右両端から、後方突出状
の短軸部19,19が設けられており、この2本の短軸部1
9,19に上記弾発部材17,17が挿通抜止めされて取付け
られている。
【0021】また、移動板部16の上面には、該上面にボ
ルト・ナット結合にて取付けられた固定部21と、固定部
21に枢結された軸部22と、軸部22に前後揺動可能に枢結
された揺動部20と、軸部22に挿通されて揺動部20を後方
へ弾発付勢する弾発部材23と、が設けられている。そし
て、上記揺動部20を介して第1係止部12が移動板部16に
取付けられている。つまり、揺動部20の裏面に、係止片
24を後方へ向けて第1係止部12の取付壁部25がボルト・
ナット結合にて取付けられている。なお、揺動部20、固
定部21、軸部22及び弾発部材23から成る構成は、バネ付
の丁番を用いるも良い。
【0022】しかして、第1係止部12は、その取付壁部
25の下端縁が移動板部16の鉛直壁18に当接して後方へ倒
れるのを阻止されているため、弾発部材23にて鉛直状に
維持される方向に弾発付勢されることとなる。また、第
1係止部12は、揺動部20にて鉛直状態から前方へ揺動す
ることができる。
【0023】次に、図1と図4に示すように、ロック機
構Eの第2係止部13は、上方開口状の凹部を有すると共
に、凹部底壁33に第1係止部12の係止片24を通過させる
挿通孔26を有している。
【0024】そして、ロック機構Eの第1係止部12,12
は、収納箱本体1上部の前面側に設けられた固定枠11の
左右中間位置に取付けられ、第2係止部13,13は、第1
係止部12,12に対応する天扉4,4裏面4a,4aに取
付けられている。
【0025】第1係止部12及び正面扉開閉感知部材14の
具体的な取付構造を説明すると、図4に示す如く、収納
箱本体1の固定枠11の後面には、第1係止部12取付用の
取付枠27が付設されており、この取付枠27は、固定枠11
後面に固着された鉛直壁部28と、鉛直壁部28の中間部か
ら後方へ設けられた水平壁部29と、水平壁部29の後端か
ら垂設された垂下壁部31と、を有している。
【0026】そして、取付枠27の垂下壁部31に正面扉開
閉感知部材14の短軸部19がスライド可能に貫通し、弾発
部材17は垂下壁部31と移動板部16との間に設けられてい
る。また、感知部材14の移動板部16前端は、取付枠27の
鉛直壁部28をスライド可能に貫通すると共に、感知部材
14の当接離間部15は、固定枠11下方の取付枠27前方位置
とされている。さらに、取付枠27の水平壁部29には、第
1係止部12の係止片24通過用の孔部32が設けられてお
り、この孔部32を通過して第1係止部12の係止片24が上
方突出状とされている。
【0027】しかして、図4(イ)と図5は、正面扉3
の閉状態とロック機構Eの施錠状態を示している。正面
扉3の閉じ動作によって、正面扉開閉感知部材14の当接
離間部15が後方へ押圧され、それによって、移動板部16
が後方へスライド移動すると共に、第1係止部12が後方
へ移動して第2係止部13に係止している。つまり、第1
係止部12の係止片24が、第2係止部13の挿通孔26を通過
して凹部底壁33に引掛かっているため、天扉4を上方へ
開くことができない。
【0028】そして、図4(ロ)に示す如く、正面扉3
の開き動作によって、感知部材14の当接離間部15が正面
扉3と離間する。このとき、感知部材14の弾発部材17に
よって移動板部16が前方へ移動すると共に、第1係止部
12が前方へ移動して第2係止部13との係止を解除され
る。つまり、第1係止部12の係止片24が、第2係止部13
の凹部底壁33から外れ、これによって、図4(ハ)と図
6に示すように、天扉4,4を上方へ開くことができ
る。
【0029】図7は、正面扉3,3及び天扉4,4が開
いた状態の収納箱本体1内部を示し、AV機器F,Fが
載置された昇降棚2は、ストッパSによって下降状態に
維持されている。
【0030】ここで、ストッパSについて説明すると、
前端に(上記説明の)操作ノブ10を有するストッパ棒34
と、収納箱本体1の後壁7の左右中間位置かつ上下方向
に設けられた複数個の係止孔36…と、を有している。ス
トッパ棒34は、昇降棚2の下棚2bの裏面の左右中間位
置に設けられた保持部材38,38の孔部に挿通され保持さ
れており、例えば、ストッパ棒34に付設された固定突起
部39と保持部材38との間に設けられた弾発部材35にて後
方へ弾発付勢されている。そして、ストッパ棒34の後端
部34aが、弾発部材35の弾発付勢力によって上記係止孔
36に嵌め込まれ係止している。
【0031】なお、ストッパ棒34の後端部34aが各係止
孔36…に案内されるよう、係止孔36…の延長線上に誘導
溝37を設け、また、上記後端部34aに低摩擦の摺接部材
を付設するのが、好ましい。
【0032】しかして、図7と図8に示す如く、正面扉
3,3及び天扉4,4が開いているので、手前側から操
作ノブ10を引けばストッパ棒34が係止孔36から外れ、そ
のまま操作ノブ10を上げることによって昇降棚2が上昇
する。そして、最上位置の係止孔36にストッパ棒34を係
止させれば、昇降棚2の上棚2aが収納箱本体1よりも
上方位置となり、下棚2bの上面と収納箱本体1の上縁
とがほぼ同じ高さ位置となる。
【0033】従って、例えば、上棚2aに液晶プロジェ
クターやOHP等のAV機器Fを載置している場合、昇
降棚2を上昇させて収納箱本体1内からAV機器Fを外
部上方へ出して使用することができる。つまり、収納箱
本体1及び昇降棚2を台として使用することができる。
このとき、ストッパ棒34を所望の係止孔36に係止するこ
とにより、昇降棚2の上下高さを調節することができ
る。
【0034】そして、使用後は、操作ノブ10を引いてス
トッパ棒34の係止を解除して昇降棚2を下降状態にもど
し、天扉4,4を閉じて正面扉3,3を閉じれば、(図
4で説明したように)ロック機構Eが施錠状態となり、
天扉4,4の閉状態が維持される。
【0035】また、本発明の昇降収納箱は、正面扉3の
閉状態に於て、閉じ動作する天扉4の第2係止部13が第
1係止部12を揺動させて係止するように構成しているの
で、正面扉3,3を閉じてから天扉4,4を閉じること
もできる。即ち、図9(イ)に示すように、正面扉3を
閉じるとロック機構Eの移動板部16が押圧されて後方へ
移動すると共に、第1係止部12も後方位置に移動し、係
止片24が第2係止部13の挿通孔26の挿入位置からずれて
しまう。
【0036】しかし、天扉4を降ろしていくと、第2係
止部13の挿通孔26の端縁部が、第1係止部12の係止片24
の(傾斜状の)摺接面24aに摺動していき、図9(ロ)
に示す如く、第1係止部12が前方へ揺動して逃げる。そ
して、係止片24が挿通孔26を通過したところで、弾発部
材23の弾発付勢力にて第1係止部12が後方へ揺動し、第
1係止部12が第2係止部13に係止する。つまり、ロック
機構Eが施錠状態となる。
【0037】これによって、正面扉3と天扉4の任意の
方から閉じることができるので、閉じる順序を誤って第
1係止部12や第2係止部13等を破損することがない。
【0038】次に、図10は、本発明のAV機器の昇降収
納箱の他の実施の形態を示し、この昇降収納箱は、正面
扉用ロック機構Gを備え、さらに、天扉4の閉状態でロ
ック機構Gが施錠状態となり、天扉4の開き動作にてロ
ック機構Gが解錠状態に切換わる天扉開閉感知部材41
を、このロック機構Gが備えているものであり、取付枠
42を介して収納箱本体1の固定枠11に設けられた第1係
止部12及び上記天扉開閉感知部材41と、正面扉3に設け
られた第2係止部13と、を有している。
【0039】天扉開閉感知部材41は、天扉4の閉じ動作
にて下方へ押圧されると共に開き動作にて天扉4と離間
する当接離間部15と、当接離間部15からの押圧にて下方
へスライド移動する上記第1係止部12取付用の移動板部
16と、移動板部16を上方へ弾発付勢する(短軸部19に取
付けられた)弾発部材17と、を有している。さらに、第
1係止部12は、上下揺動可能な揺動部20を介して水平状
に移動板部16に設けられると共に、この第1係止部12を
水平状とする方向に弾発付勢する弾発部材23を設けてい
る。つまり、第1係止部12及び天扉開閉感知部材41は、
(図2と図3で説明した)正面扉開閉感知部材14と同じ
構成である。
【0040】第1係止部12及び天扉開閉感知部材41の取
付構造を説明すると、固定枠11に固着された取付枠42
は、鉛直壁部43と上下の水平壁部44a,44bとを有し、
下水平壁部44bに天扉開閉感知部材41の短軸部19が貫通
して上下スライド可能とされ、上水平壁部44aに移動板
部16が貫通して上下スライド可能とされ、鉛直壁部43に
設けられた孔部32に第1係止部12が挿通し前方突出状と
されると共に上下スライド可能とされている。
【0041】また、正面扉3の裏面に取付けられた第2
係止部13はその上部に、第1係止部12の係止片24を挿通
させる切欠孔部45を有している。また、天扉4の裏面に
は、天扉開閉感知部材41の当接離間部15を押圧するため
の押圧部材46が設けられている。
【0042】しかして、図10に示す如く、天扉4の閉状
態で第1係止部12が下方へ移動して第2係止部13に係止
し、ロック機構Gが施錠状態となり、また、正面扉3及
び天扉4の閉状態に於けるロック機構Gの施錠状態か
ら、図11に示すように、天扉4を上方へ開けば、弾発部
材17にて移動板部16が上方へ移動すると共に、第1係止
部12が上方へ移動して第2係止部13との係止が解除さ
れ、ロック機構Gが解錠状態となる。そして、正面扉3
を開くことができる。このように、天扉4を開けてから
でないと正面扉3を開けることができないので、使用時
に誤って昇降棚2を上げてAV機器を天扉4にぶつける
ということが防止される。
【0043】また、正面扉3及び天扉4を順次閉じれ
ば、再びロック機構の施錠状態が行われるが、天扉4の
閉状態に於て、閉じ動作する正面扉3の第2係止部13が
第1係止部12を揺動させて係止することができ、ロック
機構Gを施錠状態にすることができる。つまり、先に天
扉4を閉じておくと、第1係止部12が下方位置となり、
係止片24の第2係止部13の切欠孔部45への挿入位置がず
れるが、正面扉3を閉じていくと第2係止部13が第1係
止部12に摺動して第1係止部12を揺動させ、係止片24が
切欠孔部45通過すると第1係止部12が水平状態にもどっ
て第2係止部13に係止する(図9参照)。
【0044】次に、図12は、本発明のAV機器の昇降収
納箱の他の実施の形態を示し、このものは、2枚の天扉
4,4の内の一方の天扉4のみにロック機構Eを設けた
ものである。つまり、ロック機構Eを有しない他方の天
扉4には、一方の天扉4に隣接する側壁47下縁に沿って
設けられた(天扉受用の)外鍔部48を有しており、この
外鍔部48を閉状態の一方の天扉4が押さえることによっ
て他方の天扉4も閉状態とされる。つまり、一方の天扉
4がロック機構Eにて施錠状態となっているため、他方
の天扉4のみを開くことはできない。
【0045】そして、正面扉3,3を開くことによっ
て、正面扉開閉関知部材14の当接離間部15が一方の正面
扉3と離間し、図13に示すように、ロック機構Eが解錠
状態となり、一方の天扉4を上方へ開くことにより、他
方の天扉4も上方に開くことができる。また、反対に天
扉4,4を閉じる場合は他方の天扉4から先に下ろす。
なお、外鍔部48を一方の天扉4の側壁上縁に設けて、他
方の天扉4を押さえるように構成するも良い。
【0046】なお、本発明は上述の実施の形態に限定さ
れず、図10と図11で説明した正面扉用ロック機構Gの場
合も上記説明と同様に、正面扉3,3の一方にのみ設
け、ロック機構Gの施錠状態では他方の正面扉3を一方
の正面扉3が押さえて開かないように構成するも、好ま
しい。
【0047】
【発明の効果】本発明は上述の如く構成されるので、次
に記載する効果を奏する。
【0048】(請求項1又は2によれば)正面扉3を開
けなければ施錠状態の天扉用ロック機構Eによって天扉
4を開けることができない。従って、正面扉3のみに鍵
を一つ設けるだけで済み、使用時に天扉4を解錠する手
間がかからない。
【0049】(請求項2によれば)第1係止部12が正面
扉3の開閉動作に連動して、天扉4に設けた第2係止部
13へ確実に離脱・係止することができる。
【0050】(請求項3によれば)先に正面扉3を閉め
後から天扉4を閉めても、第1係止部12が第2係止部13
をかわしつつ係止するので、ロック機構Eの破損が防止
される。また、正面扉3と天扉4のどちらからでも閉め
ることができて便利となる。
【0051】(請求項4又は5によれば)天扉4を開け
なければ施錠状態の正面扉用ロック機構Gによって正面
扉3を開けることができない。従って、天扉4のみに鍵
を一つ設けるだけで済み、使用時に正面扉を解錠する手
間がかからない。また、使用時に誤って昇降棚2を上げ
てAV機器を天扉4にぶつけるということが防止され
る。
【0052】(請求項5によれば)第1係止部12が天扉
4の開閉動作に連動して、正面扉3に設けた第2係止部
13へ確実に離脱・係止することができる。
【0053】(請求項6によれば)先に天扉4を閉め後
から正面扉3を閉めても、第1係止部12が第2係止部13
をかわしつつ係止するので、ロック機構Gの破損が防止
される。また、正面扉3と天扉4のどちらからでも閉め
ることができて便利となる。
【0054】(請求項7によれば)昇降棚2の昇降操作
時に、所望の上下位置に係止・解除することが容易であ
り、昇降棚2に載置したAV機器を所望の高さに調整操
作することができるので、特に、液晶プロジェクターや
OHP等の映写装置の載置台として便利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のAV機器の昇降収納箱の実施の一形態
を示す斜視図である。
【図2】ロック機構の要部を示す平面図である。
【図3】ロック機構の要部を示す側面図である。
【図4】ロック機構の解錠状態を示す作用説明図であ
る。
【図5】ロック機構の施錠状態を示す簡略説明図であ
る。
【図6】ロック機構の解錠状態を示す簡略説明図であ
る。
【図7】収納箱本体の内部を示す一部破断側面図であ
る。
【図8】昇降棚の上昇状態を示す説明図である。
【図9】ロック機構の施錠状態を示す作用説明図であ
る。
【図10】他の実施の形態を示す要部断面側面図である。
【図11】ロック機構の解錠状態を示す要部断面側面図で
ある。
【図12】さらに別の実施の形態であってロック機構の施
錠状態を示す簡略説明図である。
【図13】ロック機構の解錠状態を示す簡略説明図であ
る。
【符号の説明】
1 収納箱本体 2 昇降棚 3 正面扉 4 天扉 9 前縁 10 操作ノブ 11 固定枠 12 第1係止部 13 第2係止部 14 正面扉開閉感知部材 15 当接離間部 16 移動板部 17 弾発部材 20 揺動部 23 弾発部材 41 天扉開閉感知部材 E 天扉用ロック機構 G 正面扉用ロック機構 S ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03B 21/54 G03B 21/54 Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正面扉3と天扉4を有する収納箱本体1
    と、該収納箱本体1内に設けられたAV機器載置用の昇
    降棚2と、を備えたAV機器の昇降収納箱に於て、天扉
    用ロック機構Eを付設し、かつ、上記正面扉3の閉状態
    で上記ロック機構Eが施錠状態となり、上記正面扉3の
    開き動作にて上記ロック機構Eが解錠状態に切換わる正
    面扉開閉感知部材14を、上記ロック機構Eが備えている
    ことを特徴とするAV機器の昇降収納箱。
  2. 【請求項2】 ロック機構Eが、収納箱本体1の固定枠
    11に設けられた第1係止部12と、天扉4に設けられた第
    2係止部13と、を有し、さらに、上記正面扉開閉感知部
    材14が、正面扉3の閉じ動作にて後方へ押圧されると共
    に開き動作にて該正面扉3と離間する当接離間部15と、
    該当接離間部15からの押圧にて後方へスライド移動する
    上記第1係止部12取付用の移動板部16と、該移動板部16
    を前方へ弾発付勢する弾発部材17と、を有し、正面扉3
    の閉状態で上記第1係止部12が後方へ移動して第2係止
    部13に係止すると共に正面扉3の開き動作にて第1係止
    部12が前方へ移動して第2係止部13との係止を解除され
    る請求項1記載のAV機器の昇降収納箱。
  3. 【請求項3】 第1係止部12を、前後揺動可能な揺動部
    20を介して鉛直状に移動板部16に設けると共に、上記第
    1係止部12を鉛直状態とする方向に弾発付勢する弾発部
    材23を設け、正面扉3の閉状態に於て、閉じ動作する天
    扉4の第2係止部13が上記第1係止部12を揺動させて係
    止するように構成した請求項2記載のAV機器の昇降収
    納箱。
  4. 【請求項4】 正面扉3と天扉4を有する収納箱本体1
    と、該収納箱本体1内に設けられたAV機器載置用の昇
    降棚2と、を備えたAV機器の昇降収納箱に於て、正面
    扉用ロック機構Gを付設し、かつ、上記天扉4の閉状態
    で上記ロック機構Gが施錠状態となり、上記天扉4の開
    き動作にて上記ロック機構Gが解錠状態に切換わる天扉
    開閉感知部材41を、上記ロック機構Gが備えていること
    を特徴とするAV機器の昇降収納箱。
  5. 【請求項5】 ロック機構Gが、収納箱本体1の固定枠
    11に設けられた第1係止部12と、正面扉3に設けられた
    第2係止部13と、を有し、さらに、上記天扉開閉感知部
    材41が、天扉4の閉じ動作にて下方へ押圧されると共に
    開き動作にて該天扉4と離間する当接離間部15と、該当
    接離間部15からの押圧にて下方へスライド移動する上記
    第1係止部12取付用の移動板部16と、該移動板部16を上
    方へ弾発付勢する弾発部材17と、を有し、天扉4の閉状
    態で上記第1係止部12が下方へ移動して第2係止部13に
    係止すると共に天扉4の開き動作にて第1係止部12が上
    方へ移動して第2係止部13との係止を解除される請求項
    4記載のAV機器の昇降収納箱。
  6. 【請求項6】 第1係止部12を、上下揺動可能な揺動部
    20を介して水平状に移動板部16に設けると共に、上記第
    1係止部12を水平状態とする方向に弾発付勢する弾発部
    材23を設け、天扉4の閉状態に於て、閉じ動作する正面
    扉3の第2係止部13が上記第1係止部12を揺動させて係
    止するように構成した請求項5記載のAV機器の昇降収
    納箱。
  7. 【請求項7】 昇降棚2の前縁9の左右中間位置に、該
    昇降棚2を昇降操作すると共に昇降棚2を所定高さに維
    持するストッパSの操作ノブ10を設けた請求項1、2、
    3、4、5又は6記載のAV機器の昇降収納箱。
JP35231396A 1996-12-11 1996-12-11 Av機器の昇降収納箱 Pending JPH10165246A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7519392B2 (en) * 2002-02-01 2009-04-14 Lg Electronics, Inc. Integrated wireless local loop system

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7519392B2 (en) * 2002-02-01 2009-04-14 Lg Electronics, Inc. Integrated wireless local loop system

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