JPH10164633A - ページャー表示器およびその表示制御方法 - Google Patents

ページャー表示器およびその表示制御方法

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Publication number
JPH10164633A
JPH10164633A JP8318119A JP31811996A JPH10164633A JP H10164633 A JPH10164633 A JP H10164633A JP 8318119 A JP8318119 A JP 8318119A JP 31811996 A JP31811996 A JP 31811996A JP H10164633 A JPH10164633 A JP H10164633A
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JP
Japan
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display
message
pager
control
news
Prior art date
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Application number
JP8318119A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemi Takanashi
成美 高梨
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ページャー回線を利用して表示の順番などを
ユーザの要望に添って種々設定することができるように
し、利便性および汎用性に優れたものとする。 【解決手段】 ページャー受信部2と蛍光表示管ユニッ
ト4との間にそれらをつなぐ制御ユニット3を設け、こ
の制御ユニット3にはCPU31、表示メッセージや制
御メッセージを格納するSRAM32を設ける。そし
て、CPU31がSRAM32に格納された制御メッセ
ージの内容に従って、蛍光表示管ユニット4への表示メ
ッセージの表示順番を制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ページャー回線を
利用して表示メッセージを表示部に表示させるページャ
ー表示器およびその表示制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】店のショーウインドウや電車内などに表
示器を設置して、ニュースや店の広告などをスクロール
表示させる表示システムがある。この表示システムは、
このようなサービスを行うサービス会社と契約した店な
どに対して、電話回線などを利用して、サービス会社か
らニュースなどの共通のメッセージや個々の店の広告内
容を送信して表示させるのが一般的である。
【0003】この種のシステムは、契約した店など(以
下、ユーザという)がサービス会社に対して広告内容な
ど個々のユーザ独自のメッセージ(オリジナルメッセー
ジという)を指定すると、あとは、それぞれのユーザに
対して、それぞれのユーザ共通のニュースメッセージと
個々のユーザのオリジナルメッセージとを、サービス会
社で編集し、その編集した内容をそのままユーザ側の受
信部で受信して、それを表示部に表示するというもので
ある。
【0004】したがって、ユーザ側に設置されている表
示器で表示される内容は、たとえば、ニュースを3本続
けて流した後に、その店の広告を1つ流すというよう
に、予め設定された順番に従ってスクロール表示される
のが普通である。また、ニュースメッセージは常に新し
いニュースが配信され、それに伴って、最新のニュース
が表示されるのが普通であるが、オリジナルメッセージ
は、ある一定期間は同じ内容のものがそのまま表示され
るのが一般的であり、その表示順番も最初に設定された
順番のままであるのが普通である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のシ
ステムは、サービス会社側で編集された内容を一定期間
そのまま表示させるのが一般的であり、ニュースメッセ
ージとオリジナルメッセージの表示順番をユーザが思い
のまま替えたり、あまり必要ないと思われるニュースを
カットするというような制御は、ユーザ側からはできな
いようになっている。
【0006】しかし、この種の表示システムは、本来、
ユーザの個々の要望などを即座に反映させることが望ま
しい。たとえば、店であれば、その日の売り出し商品の
案内や、特別な企画など短期間で変わる種々のオリジナ
ルメッセージを次々と表示したい場合も多い。しかしな
がら、従来のシステムでは、このようなユーザの個々の
要望などを即座に反映させることが難しいものとなって
いる。
【0007】本発明は、ページャー回線を利用して表示
の順番などをユーザの要望に添って種々設定することが
できるようにし、個々のユーザの思うままのメッセージ
表示を可能として、利便性および汎用性に優れたページ
ャー表示器およびその表示制御方法を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、ページャー受信部で受信し
たメッセージを表示部に表示するページャー表示器にお
いて、ページャー受信部と上記表示部との間にそれらを
つなぐ制御部を設け、ページャー受信部で受信した複数
種類の表示メッセージの表示順番を、ページャー受信部
で受信した制御メッセージを利用して制御部で制御する
ようにしたことを特徴としている。また、請求項2記載
の発明は、請求項1記載のページャー表示器において、
表示メッセージと前記制御メッセージを記憶する記憶部
を設けるようにしている。
【0009】また、請求項3記載の発明は、ページャー
回線を通じて受信したメッセージを表示部に表示するペ
ージャー表示器の表示制御方法において、複数種類の表
示メッセージと、その表示メッセージの表示順番を制御
する制御メッセージを、ページャー回線を通じてページ
ャー表示器に伝え、制御メッセージによって、表示部へ
の表示メッセージの表示順番を制御するようにしたこと
を特徴としている。
【0010】また、請求項4記載の発明は、請求項3記
載のページャー表示器の表示制御方法において、表示メ
ッセージを、少なくともページャー表示器それぞれに固
有なオリジナルメッセージと、各ページャー表示器に固
有とされないニュースメッセージの2種類としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項4記載のページャ
ー表示器の表示制御方法において、ニュースメッセージ
は1日に複数回送信し、オリジナルメッセージは適宜送
信し、ページャー表示器の記憶部に記憶させるようにし
ている。さらにまた、請求項6記載の発明は、請求項
3、4、または5記載のページャー表示器の表示制御方
法において、表示メッセージの文字数を40〜60字以
内としている。
【0011】本発明のページャー表示器は、ページャー
受信部としては、一般のページャー端末(外部出力端子
付きのページャー端末)を使用することができ、また、
制御メッセージをページャー信号として送ることができ
る。これにより、簡単な構成で安価なシステムとするこ
とができ、また、ユーザが作成した制御メッセージによ
り表示の順番などを種々設定することができることか
ら、個々のユーザの思うままの表示順番でメッセージ表
示を行うことができる。
【0012】また、このようなページャー表示器におい
て、表示メッセージと制御メッセージを記憶部に記憶さ
せるようにすることで、各種のメッセージの更新や保
存、さらには、表示順番などの制御を、メモリに対する
制御を行うだけで簡単に行うことができ、各種の処理を
簡単に実行することができる。
【0013】また、本発明のページャー表示器の表示制
御方法は、複数種類の表示メッセージの表示順番を制御
する制御メッセージをページャー回線を通じてページャ
ー表示器に伝え、制御メッセージによって、表示メッセ
ージの表示順番を制御するようにしている。したがっ
て、表示メッセージとして様々な種類のメッセージがあ
るような場合、その表示順番を任意に設定することがで
き、個々のユーザの思うままの順番でメッセージ表示を
行うことができる。
【0014】また、表示メッセージを、少なくともペー
ジャー表示器それぞれに固有なオリジナルメッセージ
と、各ページャー表示器に固有とされないニュースメッ
セージの2種類とすることにより、固有なオリジナルメ
ッセージを、たとえば、商店の広告などとすることによ
り、店内や店頭などに設置するディスプレイとして好適
な表示器とすることができる。
【0015】しかも、ニュースメッセージは1日に複数
回送信し、オリジナルメッセージは適宜送信し、ページ
ャー表示器の記憶部に記憶させるようにしたので、記憶
部にはその日の最新のニュースを格納することができ、
また、ユーザの好みによって、オリジナルメッセージの
変更、追加、削除などを状況に応じて即座に行うことが
でき、利便性の高い表示器とすることができる。さらに
また、表示メッセージの文字数を40〜60字以内とす
ることにより、小容量のメモリを使用することができ、
かつ、メッセージ内容を適切に表現することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
の例を図1から図7を参照しながら説明する。
【0017】図1は、第1の実施の形態のページャー表
示器1の構成を示すもので、概略的には、ページャー受
信部2、制御ユニット3、蛍光表示管ユニット4から構
成されている。そして、ページャー受信部2はページャ
ー端末(ただし、外部出力端子付き)であり、このペー
ジャー受信部2と制御ユニット3は、RS232C規格
の通信ケーブル5により接続されている。また、制御ユ
ニット3と蛍光表示管ユニット4の間も同様に、RS2
32C規格の通信ケーブル6により接続されている。
【0018】制御ユニット3は、CPU31、SRAM
(Static RAM)32、EPROM(Erasable and
Programmable ROM)33を少なくとも有している。
SRAM32は、変更可能なデータを格納するメモリ、
すなわちニュースや店の広告内容などの表示すべきメッ
セージや制御メッセージが記憶されるメモリであり、E
PROM33は、固定データやプログラム本体を格納す
るメモリである。このSRAM32は、バックアップ電
源により電源をオフしてもその記憶内容は保持されるよ
うになっている。なお、制御ユニット3には、入出力部
34が設けられ、蛍光表示管ユニット4やページャー受
信部2との各インターフェイスが保たれている。
【0019】また、制御ユニット3内には、CPU31
で制御される表示制御用のロータリーディップスイッチ
(図示省略)と外部出力制御用のリレー接点(図示省
略)とが設けられている。リレー接点は、他機器や外部
機器への出力制御を行うためのものである。また、ロー
タリーディップスイッチは、通常動作モードとテストモ
ードを切り替えるもので、“0”を通常動作とし、
“1”以降を各種のテストモードとしている。ここで、
制御ユニット3と蛍光表示管ユニット4とで制御表示部
を構成している。
【0020】なお、上述の制御メッセージや表示すべき
メッセージ、さらには制御ユニット3が行う制御動作に
ついての説明は後述する。また、表示すべきメッセージ
は、ここでは、それぞれのページャー表示器1固有のオ
リジナルメッセージ(店の広告などのメッセージ)とそ
れぞれのページャー表示器1に固有でないニュースメッ
セージの2つであるとして説明する。
【0021】図2は、本発明の第1の実施に形態におけ
るページャー表示器1の外観構成を示すもので、図1と
同一部分には同一符号が付されている。このページャー
表示器1内には、前述したように、ページャー受信部2
や制御ユニット3等が収納され、蛍光表示管ユニット4
の表示部4aがページャー表示器1の前面に設けられて
いる。この表示部4aでは、1文字が24×24ドット
で面積は28.8×35.7mmとして表され、1行か
つ16文字が緑色にて表現されるようになっている。
【0022】そして、ページャー受信部2で受信したニ
ュースメッセージやオリジナルメッセージ、さらには制
御メッセージは、通信ケーブル5を介してページャー表
示器1内に設けられている制御ユニット3に送られ、そ
れぞれ対応するメモリに書き込まれた後、表示順番など
所定の制御がなされ、その制御にしたがって表示部4a
にスクロール表示されるようになっている。なお、これ
らの制御については後述する。
【0023】このように構成されるページャー表示器1
を、たとえば、店で使用する場合は、人目に触れやすい
ショーウインドーや店の看板付近などに設置される。
【0024】ところで、この実施の形態において用いら
れるメッセージの種類としては、前述したように、ニュ
ースメッセージ、オリジナルメッセージ、制御メッセー
ジの3種類のメッセージである。これらそれぞれのメッ
セージの文字数は、メモリ容量などを考慮して、それぞ
れ50文字以内としている。以下にそれぞれのメッセー
ジについて説明する。
【0025】ニュースメッセージは、その日に発生した
出来事などの情報である。このニュースメッセージはグ
ループコールサービスであり、ここでは図示しないペー
ジャー会社から送られてくる。したがって、このニュー
スメッセージは或るグループ全体に送信されるグループ
共通の情報である。
【0026】そして、1つのニュースメッセージの文字
数は、この実施の形態では50文字以内とし、1回に5
件程度、1日に3回程度送信されるものとする。したが
って、制御ユニット3のSRAM32にはその時点にお
ける最新のニュース5件が蓄えられ、一定時間経過後に
新たなニュースに更新される。これにより、1日に合計
15種類のニュースの受信が可能である。しかし、重要
なニュースなどは書き換えを行わず、同じニュースを1
日中送信することも可能である。また、このニュースメ
ッセージとしてはその日の出来事などのニュースだけで
なく、たとえば、「明日の天気は、晴れのち曇り」とい
ったような簡単な天気予報なども考えられる。
【0027】このニュースメッセージは、たとえば、図
3に示すようなフォーマットとする。図3において、最
初の大文字の「N」はニュースメッセージであることを
示す符号であり、その後に続く「nn」はメッセージ番
号を示す符号である。このメッセージ番号を示す符号
は、1〜99の番号を指定することができ、たとえば、
「nn」が「03」であるとすれば、3番目のニュース
メッセージであることを示している。このメッセージ番
号はSRAM32への書き込みを行う際のアドレス指定
の番号としても使われる。
【0028】また、その後の「D」は表示制御を示す符
号であり、0〜9の1桁の番号で構成され、たとえば、
「D」が「0」の場合は、蛍光表示管ユニット4の表示
部4aの消灯、「D」が「1」の場合は、表示部4aの
点灯、「D」が「2」の場合は、表示部4aで表示され
る文字のスクロール、「D」が「3」の場合は、表示部
4aで表示される文字の点滅(この点滅の場合はスクロ
ールは停止される)などを表している。
【0029】そして、この「D」のあとに続く「mmm
mm・・・」は、ニュースメッセージ部分であり、この
部分がニュースメッセージを表す内容となる。1つのニ
ュースメッセージ(上述の「N」「nn」「D」の符号
を含む)は、ここでは50文字を考えている。そのた
め、ページャー会社側で決められた1送信情報の文字数
が、たとえば、20文字というように、1送信情報の文
字数の制約がある場合には、20文字以上となるニュー
スメッセージに対しては、1つのニュースメッセージを
20文字づつ分けてその間に継続の有無を示す符号を挿
入することで対応する。この継続の有無を示す符号とし
て、「c」を用い、この「c」が「−」であるときはメ
ッセージの継続があることを示し、「E」のときはメッ
セージに続きの無いことを示している。
【0030】これにより、1つのニュースメッセージ
は、50文字を大幅に越えた文字数とすることも可能で
あるが、メモリ容量などを考慮してここでは50文字以
内としている。
【0031】オリジナルメッセージは、各ユーザに固有
のメッセージであり、店の場合には、広告や、開店・閉
店時間、特別な催しなどに関するメッセージである。こ
のオリジナルメッセージは、ユーザが電話などによりペ
ージャー信号として送るものである。すなわち、ユーザ
が電話を用いて、表示しようとするオリジナルメッセー
ジを通常のページャー端末への情報送信の要領で送る。
これにより、そのオリジナルメッセージはページャー会
社経由で自己の所有するページャー表示器1のページャ
ー受信部2で受信され、SRAM32に書き込まれる。
【0032】このオリジナルメッセージは、ニュースメ
ッセージと同様、この実施の形態では、1つのオリジナ
ルメッセージについて50文字以内とし、SRAM32
には9件のオリジナルメッセージを格納することができ
るようになっている。
【0033】このオリジナルメッセージのフォーマット
は、ニュースメッセージと殆ど同じであるが、図4を参
照しながらそのフォーマットについて説明する。図4に
おいて、「O」はオリジナルメッセージであることを示
す符号であり、その後に続く「nn」はオリジナルメッ
セージ番号を示す部分である。このメッセージ番号を示
す部分には、1〜99の番号を指定することができ、た
とえば、「nn」が「01」であるとすれば、1番目の
オリジナルメッセージであることを示している。このメ
ッセージ番号はSRAM32への書き込みを行う際のア
ドレス指定の番号としても使われる。
【0034】また、その後の「D」は表示制御を示す符
号であり、これは前述したニュースメッセージと同じで
あるので、ここでは、その説明は省略する。
【0035】そして、この「D」のあとに続く「mmm
mm・・・」は、オリジナルメッセージを示す部分であ
り、この部分がオリジナルメッセージを表す内容とな
る。1つのオリジナルメッセージ(上述の「O」「n
n」「D」の符号を含む)は、この実施の形態では50
文字を考えている。そのため、前述したように、ページ
ャー会社側で決められた1送信情報の文字数が、たとえ
ば、20文字というように、1送信情報の文字数の制約
がある場合には、20文字以上となるオリジナルメッセ
ージに対しては、1つのオリジナルメッセージを20文
字づつ分けてその間に継続の有無を示す符号を挿入する
ことで対応する。この継続の有無を示す符号としては、
前述したように、この実施の形態では「c」を用い、
「c」が「−」であるときはメッセージの継続が有るこ
とを示し、「E」のときはメッセージの続きの無いこと
を示している。
【0036】これにより、1つのオリジナルメッセージ
は、50文字を大幅に越える文字数とすることも可能で
あるが、メモリ容量などを考慮してここでは50文字以
内としている。
【0037】なお、ニュースメッセージやオリジナルメ
ッセージは、この実施の形態では50文字としている
が、その50文字という数値の根拠は、メモリ容量の制
約の他に、この種の機器に表示させるニュースや広告の
文字数は、多くの場合、50文字あれば十分表現できる
という経験に基づいて得られたものであるが、50文字
に限定されるものではない。しかし、この種の機器にお
いては、1情報の文字数は多くても60文字程度有れば
十分であり、また、文字数が少なすぎると、メッセージ
の表現が乏しくなる。これらの点を考慮すると、40〜
60文字の範囲が適当であるといえる。
【0038】次に制御メッセージであるが、この制御メ
ッセージは、各ユーザに固有のメッセージであり、ニュ
ースメッセージやオリジナルメッセージの表示順序など
を決める制御を行うための制御情報であって、この制御
メッセージそのものは表示されることはない。ただし、
送信した内容を確認するためにページャー表示器1に設
けたスイッチや電話での指示メッセージ等を利用して、
この制御メッセージを表示部4aに表示させるようにし
ても良い。
【0039】この制御メッセージは、オリジナルメッセ
ージ同様、ユーザが電話からページャー信号として送る
ものである。すなわち、ユーザが電話を用いて、ページ
ャー端末への情報送信の要領で送ると、その制御メッセ
ージは、ページャー会社経由でページャー表示器1のペ
ージャー受信部2で受信され、SRAM32に書き込ま
れる。
【0040】この制御メッセージは、たとえば、図5に
示すようなフォーマットとする。図5において、「C」
は制御メッセージであることを示す符号であり、その後
に続く「S」は、制御内容を示す符号であり、ニュース
メッセージとオリジナルメッセージに対するシーケンス
制御(表示順番制御)であることを示している。そし
て、この「S」の後に続く「knnknnknn・・
・」は、どのメッセージがどのような順番となっている
かを示している。
【0041】すなわち、「k」はメッセージの種類を表
す符号で、「k」が「N」であればニュースメッセー
ジ、「k」が「O」であればオリジナルメッセージであ
ることを示す。また、「nn」はそれぞれのメッセージ
の中の何番のメッセージであるかを示すメッセージ番号
を示す。
【0042】たとえば、「CSN01N02N03O0
1O02」というようなフォーマットであるとすると、
この情報は制御メッセージであり、かつ、表示すべきメ
ッセージのシーケンス制御を行うもので、その順序とし
ては、最初にメッセージ番号「1」のニュースメッセー
ジを表示し、続いて、メッセージ番号「2」のニュース
メッセージを表示し、さらに続いて、メッセージ番号
「3」のニュースメッセージを表示し、そのあと、メッ
セージ番号「1」のオリジナルメッセージを表示し、続
いて、メッセージ番号「2」のオリジナルメッセージを
表示するというような内容であることを表している。
【0043】また、この制御メッセージの場合も、20
文字以上となる制御メッセージに対しては、1つの制御
メッセージを20文字づつ分けてその間に継続の有無を
示す符号を挿入することで対応する。この継続の有無を
示す符号として、図5では「c」を用い、「c」が
「−」であるときはメッセージの継続が有ることを示
し、「E」のときはメッセージの続きの無いことを示し
ている。
【0044】なお、この制御メッセージにおいて、メッ
セージのシーケンス制御以外の制御を行わせようとする
場合は、「C」のあとに続く「S」の符号の代わりに、
他の制御内容を表すための何らかの符号を設定し、その
後に、その制御内容を示す符号を書き込むことで、他の
制御の実行も可能となる。
【0045】次に、この第1の実施の形態におけるそれ
ぞれのメッセージのメモリへの格納処理および表示順番
制御処理などについて説明する。
【0046】図6は情報の流れを概念的に示す図であ
り、この図6および図1等を参照しながら説明する。ペ
ージャー会社からは図3で説明したようなフォーマット
でニュースメッセージがページャー信号として、或るグ
ループコールサービスに加入しているユーザ向けに発信
される。それをそのグループコールサービスに加入して
いるページャー受信部2が受信すると(ステップs
1)、受信したニュースメッセージは、通信ケーブル5
を介して制御ユニット3に送られる。
【0047】一方、オリジナルメッセージ、制御メッセ
ージは、ユーザが電話から任意にページャー信号として
発信するもので、それぞれのメッセージが発信される
と、それぞれのメッセージは、ページャー会社経由でそ
のユーザの所有するページャー表示器1のページャー受
信部2で受信される。このオリジナルメッセージあるい
は制御メッセージをページャー受信部2が受信すると
(ステップs1)、ニュースメッセージ同様、受信した
それぞれのメッセージは、通信ケーブル5を介して制御
ユニット3に送られる。
【0048】制御ユニット3では、CPU31により、
受信したメッセージの解析を行い、それがニュースメッ
セージであるかオリジナルメッセージであるか制御メッ
セージであるかを解析する(ステップs2)。
【0049】このメッセージ解析の結果、ニュースメッ
セージである場合には、そのニュースメッセージは、S
RAM32のニュースメッセージに割り当てられた領域
内で、かつ、ニュースメッセージ番号により指示される
アドレスに書き込まれる。また、オリジナルメッセージ
である場合も同様に、SRAM32のオリジナルメッセ
ージに割り当てられた領域内で、かつ、オリジナルメッ
セージ番号により指示されるアドレスに書き込まれる
(ステップs3)。なお、このニュースメッセージおよ
びオリジナルメッセージの書き込みを行う際、指定され
たアドレスに前のメッセージが書き込まれている場合に
は上書きされる。
【0050】また、制御メッセージである場合には、S
RAM32内のスケジュールテーブルに表示順序を示す
内容が書き込まれる(ステップs4)。また、このSR
AM32には、表示順序を示すデータの他、前述したよ
うに、ニュースメッセージやオリジナルメッセージに書
き込まれている表示制御を示す内容(図3および図4に
おける「D」の部分のデータ)も書き込まれる。
【0051】このようにしてページャー受信部2で受信
されたそれぞれのメッセージは、対応するメモリの所定
のアドレスに書き込まれる。なお、ここでは、SRAM
32にニュースメッセージとオリジナルメッセージの領
域を定め、それぞれの領域内において、指示されるアド
レスに書き込むようにしたが、それぞれの領域を特に定
める必要はなく、入力されたデータに対してアドレスを
順次割り当てて、その割り当てられたアドレスにランダ
ムに書き込むことも可能である。
【0052】このSRAM32に書き込まれたニュース
メッセージおよびオリジナルメッセージを読み出して表
示する処理手順は、スケジュールテーブルに記述された
内容にしたがって、SRAM32内を検索し、指定され
た情報を読み出して、その読み出した情報を表示管ユニ
ット4に転送する(ステップs5)。これにより、蛍光
表示管ユニット4では転送されてきたメッセージの表示
を行う(ステップs6)。
【0053】上述のステップs5の処理、つまり、スケ
ジュールテーブルに記述された内容にしたがって、SR
AM32内を検索し、対応する情報を読み出す処理は、
具体的には次のようにして行われる。
【0054】このスケジュールテーブルの内容が、たと
えば、「CSN01N02N03O01O02」という
ような制御メッセージであるとすれば、最初に読み出す
のは、ニュースメッセージであって、そのメッセージ番
号は1番であることから、SRAM32のニュースメッ
セージの領域から、ニュースメッセージ番号「1」に対
応するアドレスを指定し、そのアドレスの記憶内容を読
み出し、次に、SRAM32のニュースメッセージの領
域から、ニュースメッセージ番号「2」に対応するアド
レスを指定して読み出し、さらに、続いてメッセージ番
号「3」に対応するアドレスを指定し読み出す。
【0055】そして、次に、SRAM32のオリジナル
メッセージの領域からメッセージ番号「1」に対応する
アドレスを指定し、そのアドレスの記憶内容を読み出
し、次に、SRAM32のオリジナルメッセージの領域
から、オリジナルメッセージ番号「2」に対応するアド
レスを指定して読み出すというような処理を行う。
【0056】このようにして読み出されたそれぞれのメ
ッセージは、その順番にしたがって表示管ユニット4の
表示部4aで順次、各メッセージの表示制御符号「D」
の記述に基づきスクロール表示等される。以上のステッ
プs2からステップs6の一連の処理はCPU31によ
って行われる。
【0057】ところで、ユーザがオリジナルメッセージ
の内容を変更する場合は、自己の電話を使って新たなオ
リジナルメッセージを送信すればよい。このメッセージ
の送信要領は、ページャー端末にメッセージを送るのと
同じ要領である。これにより、その新たなオリジナルメ
ッセージは、ページャー会社を介して、ページャー受信
部2に送信される。そして、ページャー受信部2で受信
された新たなオリジナルメッセージは、SRAM32に
おけるオリジナルメッセージ領域内の指定されたアドレ
スに書き込まれる。たとえば、現在表示している2つの
オリジナルメッセージのうち、1番のメッセージ番号の
内容を新しくする場合は、図4で示したフォーマットに
おいて、「O」のあとの「nn」を「01」として、新
たなオリジナルメッセージ内容を送る。
【0058】これにより、オリジナルメッセージが記憶
されているSRAM32におけるオリジナルメッセージ
領域のメッセージ番号「1」に対応するアドレスが指定
されて、そのアドレスに新たなオリジナルメッセージ内
容が上書きされる。
【0059】また、表示順番を変更する場合も、オリジ
ナルメッセージの変更と同様、電話を使って新たな制御
メッセージを送信すればよい。これにより、センターを
介して、新たな制御メッセージがページャー受信部2で
受信され、その新たな制御メッセージがスケジュールテ
ーブルに書き込まれる。たとえば、あらたな制御メッセ
ージの内容を、ニュースメッセージのうちメッセージ番
号「3」の内容を削除し、かつ、表示順番を、始めにオ
リジナルメッセージのメッセージ番号「1」、メッセー
ジ番号「2」とし、その後に続けて、ニュースメッセー
ジのメッセージ番号「1」、メッセージ番号「2」を表
示するという内容にする場合は、制御メッセージのフォ
ーマットは、「CSO01O02N01N02」という
ような内容となる。
【0060】スケジュールテーブルの内容がこのように
変更されると、SRAM32に記憶されている表示メッ
セージの読み出しは、そのスケジュールテーブルの内容
に従って読み出され、オリジナルメッセージの1番と2
番の内容が最初に表示されて、その後に、ニュースメッ
セージの1番と2番の内容が表示されるようになる。な
お、この場合、ニュースメッセージの「3」番の内容は
読み出されないので表示されない。このように、ユーザ
の好みによって、表示の順番あるいは表示内容の削除な
どの制御を簡単に行うことができる。
【0061】また、このページャー表示器1が行う制御
内容としては、表示順番制御だけではなく、ニュースメ
ッセージやオリジナルメッセージに付加された表示制御
を示す符号をメッセージ解析(ステップs2)すること
により解読して、それを制御信号としてSRAM32に
格納しておくことにより、たとえば、オリジナルメッセ
ージを表示する場合、スクロールを止めて点滅表示させ
るようなこともできる。
【0062】さらに、このシステムは、たとえば、いく
つもの店舗を有するスーパーマーケットなどに適用する
ことにより、より一層、その効果が顕著になる。すなわ
ち、それぞれの店舗を1つのグループコールサービス対
象とし、本部によってすべての店舗に共通の催しなどの
ニュースメッセージを作成し、それを全店舗に送信する
とともに、各店舗は、それぞれの地域特有の商品の売り
出しや開店・閉店時間などをオリジナルメッセージとし
て表示するような場合にきわめて有用なものとなる。
【0063】ところで、以上説明したページャー表示器
1において、ページャー受信部2と制御ユニット3とは
非同期通信方式によるデータ通信方式である場合が多
い。この非同期通信方式は、それぞれのデータごとに、
スタートビット、データ、ストップビットというような
データ構成で送信されてくる。したがって、制御ユニッ
ト側のCPU31では、それぞれのデータごとに、スタ
ートビットとストップビットを検出して、それぞれ対応
する処理を行うようになっている。たとえば、CPU3
1がスタートビットを検出すると、受信割り込みを許可
し、システムを受信モードとしてデータ受信を行い、デ
ータ受信が正常に行われた後、ストップビットを検出す
ると、所定のプログラムに従って次の処理に移るという
ような処理を行うようになっている。
【0064】このため、本発明のページャー表示器1を
例に取れば、メッセージの受信中にページャー受信部2
と制御ユニット3とを接続する通信ケーブル5が何らか
の理由により外れたり、切断したりすると、ストップビ
ットを検出することができなくなって、CPU31は受
信モードを続けたままの状態を保持し続けてしまい、表
示処理など他の処理が行えなくなることがある。このよ
うな不都合を回避するために、この実施の形態では、次
のような処理を行う。
【0065】図7はその処理手順を説明するフローチャ
ートであり、以下、このフローチャートに沿って説明す
る。なお、以下に示す処理は、CPU31が持っている
機能を利用することによってCPU31が行うものであ
る。
【0066】受信割り込みの状態(受信データを受け付
ける状態)において(ステップs11)、そのときの状
態が受信エラーであるか否かを判断する(ステップs1
2)。この受信エラーか否かの判断は、受信データ中の
ストップビットを検出したか否かによって行う。つま
り、前述したように、非同期通信方式の場合、正常な受
信状態では、データの通信終了時には必ずストップビッ
トが検出されるが、受信中にケーブルの外れなどが発生
すると、このストップビットが検出されないことにな
る。このように、ストップビットの検出がなされないと
きを受信エラーと判断する。
【0067】このステップs12において受信エラーで
あると判断された場合は、エラーカウント数をインクリ
メントする(ステップs13)。次に、そのエラーカウ
ント数が予め定めた数αに達したか否かを判断し(ステ
ップs14)、達していなければステップs11に戻
り、受信割り込み状態において、再び、受信エラーか否
かを判断し、受信エラーであればエラーカウンタをイン
クリメントする(ステップs11〜s13)。このよう
な処理を繰り返して、エラーカウント数が予め設定され
た数αに達すると、この場合、通信ケーブル異常と判断
して、受信割り込みを状態を禁止して(ステップs1
5)、タイマーセットを行う(ステップs16)。
【0068】なお、前述のエラーカウント数が予め設定
された数αに達したか否かの判断は、ステップs11〜
s14の処理を繰り返し行ってストップビットの有無を
判断した結果、ストップビットが検出されなかった回数
をカウントし、その回数が予め設定された数αに達した
か否かによって判断するものである。ここで、αはたと
えば、50あるいは100というような数値が設定され
る。ただし、この数値は使用するシステムの様々な条件
に基づいて最適な数値を設定すればよい。また、そのα
に達したか否かを判断するための時間はせいぜい1〜2
秒程度である。
【0069】以上のようにして、タイマーセットが行わ
れると、タイマー割り込みに入り(ステップs17)、
予め設定された一定時間経過(一例としては1〜2秒で
あるがこの時間はタイマにより任意に設定できる)後
に、再び、受信割り込みを許可して受信状態(ステップ
s18)としたのち、エラーカウント数をクリア(ステ
ップs19)し、ステップs11に戻って、受信割り込
みの状態で、受信したデータが受信エラーか否かを判断
する処理を行う。なお、このような一連の処理におい
て、ステップs12における判断が受信エラーでない場
合は、エラーカウント数をクリア(ステップs19)し
たのち、ステップs11に戻る。
【0070】このように、受信割り込み状態において、
受信したデータが受信エラーであるか否かを判定し、受
信エラーであると判断された場合、エラーカウント数が
予め定めた数αに達したか否かを判断し、エラーカウン
ト数が予め設定された数αに達すると、通信ケーブル異
常と判断して、受信割り込みをタイマーで設定された時
間だけ禁止する。
【0071】CPU31は、この受信割り込みが禁止さ
れている時間に、たとえば、「通信ケーブルに異常有
り」というような表示処理を表示部4aにて行わせる。
そして、タイマで設定された時間が経過すると、再び、
受信割り込みを許可して、データ受信処理を行うという
動作を繰り返す。なお、ステップs16のタイマーセッ
トによってセットされるタイマーは、CPU31内のタ
イマーを利用して行っている。
【0072】これにより、受信中に通信ケーブル5の外
れや断線というような異常があった場合でも、CPU3
1はその異常を判断し、ある一定時間は他の処理を行う
ことができる。したがって、受信モードを続けたままの
状態を保持し続けてしまい、表示処理など他の処理が行
えなくなるというような不都合を回避できる。なお、図
7に示す一連のフローをCPU31内に記憶させたプロ
グラムではなく、特別な回路を設けてハード的に処理す
るようにしても良い。
【0073】次に、本発明の第2の実施の形態の例を図
8および図9を参照しながら説明する。
【0074】図8は、第2の実施の形態のページャー表
示器10の構成を示すもので、概略的には、ページャー
受信部11、制御ユニット12、蛍光表示管ユニット1
3から構成されている。そして、ページャー受信部11
はいわゆる市販のページャー端末(ただし、外部出力端
子付き)であり、このページャー受信部11と制御ユニ
ット12は、RS232C規格の通信ケーブル14によ
り接続されている。また、制御ユニット12と蛍光表示
管ユニット13の間も同様に、RS232C規格の通信
ケーブル15により接続されている。
【0075】制御ユニット12および蛍光表示管ユニッ
ト13の構成および動作は、第1の実施の形態の制御ユ
ニット3および蛍光表示管ユニット4と同様となってい
る。そして、制御ユニット12と蛍光表示管ユニット1
3とにより制御表示部となる表示端末機16を構成し、
それぞれが1つのケース内に納められている。そして、
この表示端末機16とページャー受信部11の両方併せ
たもので、ページャー表示器10を構成している。
【0076】図9は、第2の実施に形態におけるページ
ャー表示器10の外観構成を示すもので、図8と同一部
分には同一符号が付されている。この表示端末機16内
には、前述したように、制御ユニット12や蛍光表示管
ユニット13等が収納され、蛍光表示管ユニット13の
表示部13aが表示端末機16の前面に設けられてい
る。そして、ページャー受信部11で受信した前述のニ
ュースメッセージやオリジナルメッセージ、さらには制
御メッセージは、通信ケーブル14を介して表示端末機
16内に設けられている制御ユニット12に送られ、S
RAM32に書き込まれた後、表示順番など所定の制御
がなされ、その制御にしたがって表示部13aにスクロ
ール表示等されるようになっている。
【0077】このように構成されるページャー表示器1
0を、たとえば、店で使用する場合は、表示端末機16
は、人目に触れやすいショーウインドーや看板付近など
に設置され、また、ページャー受信部11は通信ケーブ
ル14の届く範囲内の適当な場所に設置される。ところ
で、この第2の実施の形態のページャー表示器10にお
いて用いられるメッセージの種類としては、前述したよ
うに、ニュースメッセージ、オリジナルメッセージ、制
御メッセージの3種類のメッセージである。これらそれ
ぞれのメッセージの文字数は、メモリ容量などを考慮し
て、やはり、それぞれ60文字以内としている。
【0078】この第2の実施の形態のページャー表示器
10は、ページャー受信部11が表示端末機16と別体
になっているので、ページャー回線による電波が届きに
くい場所に表示端末機16が設置される場合でも、小型
のページャー受信部11さえ受信可能な場所に設置すれ
ば、ページャー表示器10が十分機能するものとなる。
このため、ビルの中や地下街の中の店等でも使用できる
ものとなる。
【0079】次に、第3の実施の形態のページャー表示
器について説明する。このページャー表示器は第1およ
び第2の実施の形態のページャー表示器1,10と同様
なハード構成を有しており、相違する点は各メッセージ
のフォーマット構成のみである。すなわち、各メッセー
ジとして、図10から図13に示すフォーマットを採用
している。まず、ニュースメッセージは、図10に示す
ようなフォーマットとする。図10において、最初の大
文字の「N」はニュースメッセージであることを示す符
号であり、その後に続く「nn」はメッセージ番号を示
す符号である。このメッセージ番号を示す符号は、1〜
99の番号を指定することができ、たとえば、「nn」
が「03」であるとすれば、3番目のニュースメッセー
ジであることを示している。このメッセージ番号は、第
1の実施の形態等におけるSRAM32への書き込みを
行う際のアドレス指定の番号としても使われる。
【0080】そして、この「nn」のあとに続く「mm
mmm・・・」は、ニュースメッセージ部分であり、こ
の部分がニュースメッセージを表す内容となる。1つの
ニュースメッセージは、ここでは60文字を考えている
が、ページャー会社側で決めらた1送信情報の文字数
が、たとえば、20文字というように、1送信情報の文
字数の制約がある場合には、20文字以上となるニュー
スメッセージに対しては、1つのニュースメッセージを
20文字づつ分けてその間に継続の有無を示す符号を挿
入することで対応する。この継続の有無を示す符号とし
て、「c」を用い、この「c」が「−」であるときはメ
ッセージの継続があることを示し、「E」のときはメッ
セージに続きの無いことを示している。これにより、1
つのニュースメッセージは、60文字を大幅に越えた文
字数とすることも可能であるが、メモリ容量などを考慮
してここでは60文字以内としている。
【0081】オリジナルメッセージのフォーマットは、
ニュースメッセージと殆ど同じであるが、図11を参照
しながらそのフォーマットについて説明する。図11に
おいて、「O」はオリジナルメッセージであることを示
す符号であり、その後に続く「nn」はオリジナルメッ
セージ番号を示す部分である。このメッセージ番号を示
す部分には、1〜99の番号を指定することができ、た
とえば、「nn」が「01」であるとすれば、1番目の
オリジナルメッセージであることを示している。このメ
ッセージ番号は、第1や第2の実施の形態等におけるS
RAM32への書き込みを行う際のアドレス指定の番号
としても使われる。
【0082】そして、この「nn」のあとに続く「mm
mmm・・・」は、オリジナルメッセージを示す部分で
あり、この部分がオリジナルメッセージを表す内容とな
る。1つのオリジナルメッセージは、この実施の形態で
は60文字を考えているが、前述したように、ページャ
ー会社側で決められた1送信情報の文字数が、たとえ
ば、20文字というように、1送信情報の文字数の制約
がある場合には、20文字以上となるオリジナルメッセ
ージに対しては、1つのオリジナルメッセージを20文
字づつ分けてその間に継続の有無を示す符号を挿入する
ことで対応する。この継続の有無を示す符号としては、
前述したように、この実施の形態でも「c」を用い、
「c」が「−」であるときはメッセージの継続が有るこ
とを示し、「E」のときはメッセージの続きの無いこと
を示している。これにより、1つのオリジナルメッセー
ジは、60文字を大幅に越える文字数とすることも可能
であるが、メモリ容量などを考慮してここでは60文字
以内としている。
【0083】また、制御メッセージは、図12に示すよ
うなフォーマットとされている。図12において、
「C」は制御メッセージであることを示す符号であり、
その後に続く「n」は、メッセージ番号を示す部分であ
り、1〜9の番号を指定することができる。そして、次
の「d」は制御種類を示している。すなわち、「S」が
メッセージのシーケンスを示す符号で、「D」が表示の
制御を示す符号で、「L」がリレーの出力を示す符号と
なっている。なお、「C」や「−」の符号の意味は前述
と同様となっている。
【0084】図12に示す制御メッセージは、具体的に
は、図13に示す3種類のフォーマットとなる。
【0085】たとえば、「d」の部分が「S」であると
きは、図13(A)に示すシーケンス制御のフォーマッ
トとなる。この図13(A)において、「C」は制御メ
ッセージであることを示す符号であり、次の「n」はメ
ッセージの番号を示している。そして、その後に続く
「S」は、、制御内容を示す符号であり、ニュースメッ
セージとオリジナルメッセージに対するシーケンス制御
(表示順番制御)であることを示している。そして、こ
の「S」の後に続く「knnknnknn・・・」は、
どのメッセージがどのような順番となっているかを示し
ている。すなわち、「k」はメッセージの種類を表す符
号で、「k」が「N」であればニュースメッセージ、
「k」が「O」であればオリジナルメッセージであるこ
とを示す。また、「nn」はそれぞれのメッセージの中
の何番のメッセージであるかを示すメッセージ番号を示
す。
【0086】また、制御メッセージの「d」の部分が
「D」であると、図13(B)に示す表示制御のフォー
マットとなる。図13(B)において、「C」「n」
は、シーケンス制御のフォーマットと同様であり、
「D」が表示制御を示している。この表示制御は、第1
の実施の形態の「D」と同機能を持つものとなる。すな
わち、「D」に続く「p」が「0」であると消灯を、
「1」であると点灯を、「2」であるとスクロールを、
「3」であると点滅を行わせることとなる。そして、次
に続く「k」がメッセージの種類を示し、「nn」がそ
のメッセージの中の番号を示している。これにより、特
定のメッセージのみを消灯させたり点滅させたりするこ
とが可能となる。
【0087】先の第1の実施の形態では、各ニュースメ
ッセージやオリジナルメッセージの内部に、この表示制
御が組み込まれているが、この第3の実施の形態では、
制御メッセージの中のシーケンス制御とは独立した制御
メッセージとなっている。このため、制御メッセージと
して、図13(B)に示すような表示制御の信号がペー
ジャー表示器1,10に入ると、SRAM32内に記憶
されているニュースメッセージやオリジナルメッセージ
を点灯させたり、スクロールさせたり、点滅させたりす
ることとなる。
【0088】さらに、制御メッセージの「d」の部分が
「L」であると、図13(C)に示すリレー接点出力フ
ォーマットとなる。図13(C)においても、「C」
「n」の符号の意味は、シーケンス制御フォーマットと
同様である。「L」は、リレー接点の出力制御を示すも
ので、続く「p」が「0」のときは、出力がオフを、
「1」のときは出力がオンを示す。出力がオフのとき、
リレー接点はオフとなり、外部機器(図示省略)への出
力が行われなくなる。一方、オンのとき、リレー接点は
オンとなり、外部機器への出力が行われる。なお、この
リレー接点出力制御により、蛍光表示管ユニット4,1
3への電源供給のオンオフを制御することも可能であ
る。
【0089】なお、上述の実施の形態は、本発明の好適
な実施の形態の例であるが、これに限定されるものでは
なく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変
形実施可能である。たとえば、上述の各実施の形態で
は、ユーザから送るオリジナルメッセージや制御メッセ
ージを、電話を利用して送る例について説明したが、こ
れに限られるものではなく、メモリへの直接書き込みが
可能なライターを用いてメッセージの書き込みを行った
り、キーボードからメッセージを入力するようにしても
よく、さらには、それらを選択的に使用することを可能
とするようにしてもよい。
【0090】さらに、上述の各実施の形態では、非同期
通信における異常データの継続受信回避方法を説明する
例として、ページャー表示器1,10を例にとって説明
したが、これはページャー表示器1,10に限られるも
のではなく、非同期通信方式によりデータ受信を行う機
器であれば、広く適用できるものである。
【0091】また、表示部4aの大きさとしては、1行
16文字以外に各種の数値を採用でき、表示色も緑の他
に赤色等他の色としても良い。さらに、蛍光表示管ユニ
ット4,13の代わりに液晶表示体やプラズマディスプ
レイ等他の表示体を採用し、メッセージを表示させるよ
うにしても良い。
【0092】また、制御メッセージの中の「D」に続く
「P」の符号中に表示色を示す符号を入れること等によ
り、表示文字の色を変化させるようにしても良い。さら
に、制御メッセージの中に、音声制御信号を入れると共
にページャー表示器1,10にスピーカを設置し、適宜
文字表示に加え、音声表示を行わせるようにしても良
い。
【0093】さらに、表示メッセージをニュースメッセ
ージとオリジナルメッセージの2種類ではなく、ニュー
スメッセージを一般のニュースを表示する通常のニュー
スメッセージと特定のグループに流すグループメッセー
ジの2つに分け、計3種類の表示メッセージとしたり、
時には4種類以上の表示メッセージとしても良い。ま
た、複数の表示メッセージではなく、1種類の表示メッ
セージについても本発明を適用することができる。
【0094】本発明のページャー表示器は、小売店やス
ーパーマーケット等の各種の店に設置するのが好適であ
るが、図書館や電車内など音声をきらう場所や、高速道
路のサービスエリア等最新の情報を知らせる必要がある
場所等に採用しても好ましいものとなる。
【0095】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載のペ
ージャー表示器では、ページャー受信部と表示部との間
にそれらをつなぐ制御部を設け、ページャー受信部で受
信した複数種類の表示メッセージの表示順番を、制御メ
ッセージを利用して制御部で制御するようにしている。
このため、ページャー受信部としては、一般のいわゆる
ページャー端末を使用することができ、簡単な構成で安
価なシステムとすることができる。また、ユーザが作成
した制御メッセージにより、表示の順番などをユーザの
要望に添って種々設定することができることから、個々
のユーザの思うままのメッセージ表示を行うことがで
き、利便性および汎用性に優れた表示器とすることがで
きる。
【0096】また、請求項2記載の発明では、表示メッ
セージと制御メッセージを記憶する記憶部を設けてい
る。したがって、この記憶部に記憶された各種のメッセ
ージの更新や保存、さらには、表示順番などの制御を、
メモリに対する制御を行うだけで簡単に行うことがで
き、各種の処理を簡単に実行することができ、処理の多
様化を図ることができる。
【0097】また、請求項3記載の発明は、複数種類の
表示メッセージの表示順番を制御する制御メッセージ
を、ページャー回線を通じてページャー表示器に伝え、
制御メッセージによって、表示メッセージの表示順番を
制御するようにしたので、表示メッセージとして様々な
種類のメッセージがあるような場合、その表示順番を任
意に設定することができる。これにより、個々のユーザ
の思うままの順番でメッセージ表示を行うことができる
と共に看者の注意を引く表示を行わせることができる。
このため、このような表示制御方法を採用することによ
り、ページャー表示器を利便性および汎用性に優れた付
加価値の高いものとすることができる。
【0098】また、請求項4記載の発明では、表示メッ
セージを、少なくともページャー表示器それぞに固有な
オリジナルメッセージと、各ページャー表示器に固有と
されないニュースメッセージの2種類としたので、固有
なオリジナルメッセージを、たとえば、商店の広告など
とすることにより、店内や店頭などに設置するディスプ
レイの有用性が高まることとなる。
【0099】また、請求項5記載の発明は、ニュースメ
ッセージは1日に複数回送信し、オリジナルメッセージ
は適宜送信し、ページャー表示器の記憶部に記憶させる
ようにしたので、その日のニュースは一定時間毎に自動
的に内容が更新されるため、常に新しいニュースを表示
することができる。また、オリジナルメッセージはユー
ザの好みによって任意にしかも簡単に変更できるので、
ページャー表示器を使い勝手のよいものとすることがで
きる。
【0100】さらにまた、請求項6記載の発明によれ
ば、表示メッセージの文字数を40〜60字以内として
いる。これは、メモリ容量を考慮したもので、小型で安
価な製品とする上でメモリの小容量化は重要であり、な
おかつ、メッセージ内容を的確に表すことができる文字
数として40〜60字以内としたものである。このよう
に、表示メッセージの文字数を40〜60字以内とする
ことにより、小容量のメモリを使用することができ、か
つ、メッセージを適切に表現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態のページャー表示器
の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のページャー表示器の外観構成を示す図で
ある。
【図3】図1のページャー表示器に用いられるニュース
メッセージのフォーマット例を示す図である。
【図4】図1のページャー表示器に用いられるオリジナ
ルメッセージのフォーマット例を示す図である。
【図5】図1のページャー表示器に用いられる制御メッ
セージのフォーマット例を示す図である。
【図6】図1のページャー表示器における各種メッセー
ジデータの流れを説明する図である。
【図7】図1のページャー表示器における通信ケーブル
異常に対処する方法を説明するフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施の形態のページャー表示器
の構成を示すブロック図である。
【図9】図8のページャー表示器の外観構成を示す図で
ある。
【図10】本発明の第3の実施の形態のページャー表示
器に用いられるニュースメッセージのフォーマット例を
示す図である。
【図11】本発明の第3の実施の形態のページャー表示
器に用いられるオリジナルメッセージのフォーマット例
を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施の形態のページャー表示
器に用いられる制御メッセージのフォーマット例を示す
図である。
【図13】図12の制御メッセージの3種類のフォーマ
ットを示す図で、(A)はシーケンス制御のフォーマッ
ト例を、(B)は表示制御のフォーマット例を、(C)
はリレー接点出力フォーマット例をそれぞれ示す図であ
る。
【符号の説明】
1 ページャー表示器 2 ページャー受信部 3 制御ユニット 4 蛍光表示管ユニット 4a 蛍光表示管ユニットの表示部 5 通信ケーブル(ページャー受信部2と制御ユニット
3の接続用) 6 通信ケーブル(制御ユニット3と蛍光表示管ユニッ
ト4の接続用) 10 ページャー表示器 16 表示端末機 31 CPU 32 SRAM 33 EPROM

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ページャー受信部で受信したメッセージ
    を表示部に表示するページャー表示器において、 上記ページャー受信部と上記表示部との間にそれらをつ
    なぐ制御部を設け、上記ページャー受信部で受信した複
    数種類の表示メッセージの表示順番を、上記ページャー
    受信部で受信した制御メッセージを利用して上記制御部
    で制御するようにしたことを特徴とするページャー表示
    器。
  2. 【請求項2】 前記表示メッセージと前記制御メッセー
    ジを記憶する記憶部を設けたことを特徴とする請求項1
    記載のページャー表示器。
  3. 【請求項3】 ページャー回線を通じて受信したメッセ
    ージを表示部に表示するページャー表示器の表示制御方
    法において、 複数種類の表示メッセージと、その表示メッセージの表
    示順番を制御する制御メッセージを、上記ページャー回
    線を通じて上記ページャー表示器に伝え、上記制御メッ
    セージによって、上記表示部への上記表示メッセージの
    表示順番を制御するようにしたことを特徴とするページ
    ャー表示器の表示制御方法。
  4. 【請求項4】 前記表示メッセージを、少なくとも前記
    ページャー表示器それぞれに固有なオリジナルメッセー
    ジと、各ページャー表示器に固有とされないニュースメ
    ッセージの2種類としたことを特徴とする請求項3記載
    のページャー表示器の表示制御方法。
  5. 【請求項5】 前記ニュースメッセージは1日に複数回
    送信し、前記オリジナルメッセージは適宜送信し、前記
    ページャー表示器の記憶部に記憶させるようにしたこと
    を特徴とする請求項4記載のページャー表示器の表示制
    御方法。
  6. 【請求項6】 前記表示メッセージの文字数を40〜6
    0字以内としたことを特徴とする請求項3、4、または
    5記載のページャー表示器の表示制御方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001274746A (ja) * 2000-03-24 2001-10-05 Nec Mobile Commun Ltd 一斉同報配信システム及び情報取得方法
JP2002074165A (ja) * 2000-08-31 2002-03-15 Five Any Inc 広告配信装置及び方法

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