JPH10190535A - 非同期通信における異常データの継続受信回避方法 - Google Patents

非同期通信における異常データの継続受信回避方法

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JPH10190535A
JPH10190535A JP34974896A JP34974896A JPH10190535A JP H10190535 A JPH10190535 A JP H10190535A JP 34974896 A JP34974896 A JP 34974896A JP 34974896 A JP34974896 A JP 34974896A JP H10190535 A JPH10190535 A JP H10190535A
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JP34974896A
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Shigemi Takanashi
成美 高梨
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Funai Electric Co Ltd
Original Assignee
Funai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信ケーブルの異常が発生した場合、その異
常を効率よく検出するとともに、装置本体側のCPUが
異常データを受信し続けるのを回避し、一定時間他の処
理を可能とすること。 【解決手段】 この異常データの継続受信回避方法は、
データを非同期通信ケーブルを介して受信する非同期通
信に採用される。そして、受信したデータがエラーであ
るか否かを検出する工程と、受信したデータがエラーの
ときそのエラー数をカウントするエラーカウント工程
と、そのエラーカウント数が所定数となったとき、非同
期通信ケーブルに異常があると判断する異常判断工程
と、非同期通信ケーブルに異常があると判断されたとき
受信割り込みを禁止する受信割り込み禁止工程と、受信
割り込みを禁止してから所定時間経過後に受信割り込み
を許可するようにするためのタイマーセット工程とを設
けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非同期通信におけ
る異常データの継続受信回避方法に関し、特に、ページ
ャー回線を利用して表示メッセージを表示端末機に表示
させるページャー表示器などにおけるページャー受信部
と表示端末機との間を接続する通信ケーブルの異常を検
出して異常データを継続受信するのを回避する方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】店のショーウインドウや電車内などに表
示器を設置して、ニュースや店の広告などをスクロール
表示させる表示システムがある。この表示システムは、
このようなサービスを行うサービス会社と契約した店な
どに対して、電話回線などを利用して、サービス会社か
らニュースなどの共通のメッセージや個々の店の広告内
容を送信して表示させるのが一般的である。
【0003】この種のシステムは、契約した店など(以
下、ユーザという)がサービス会社に対して広告内容な
ど個々のユーザ独自のメッセージ(オリジナルメッセー
ジという)を指定すると、あとは、それぞれのユーザに
対して、それぞれのユーザ共通のニュースメッセージと
個々のユーザのオリジナルメッセージとを、サービス会
社で編集し、その編集した内容をそのままユーザ側の受
信部で受信して、それを表示部に表示するというもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような表示システ
ムにおいて、ユーザ側に設置される表示器は、大きく分
けると受信部と表示端末機とで構成されている。そし
て、この受信部と表示端末機との間の通信は、価格等の
面から非同期通信方式によるデータ通信方式とされるこ
とがある。
【0005】非同期通信方式は、一般に、図10および
図11に示すように、通信時にH→Lに落ちた時に、C
PU50は、最初のLビットをスタートビットと判断し
ている。そして、CPU50は、1バイト分のデータ部
分(d0〜d7)をデータ取り込み回路51に取り込ん
だ後、受信レジスタ52に送信する。また、データ取り
込み回路51は、バリディビット(設定されている場
合)をチェックし、ストップビット(“1”)を検出す
ると、割り込み信号をCPU本体53に送信する。CP
U本体53が受けつけの許可をすると、受信レジスタ5
2内のデータ部分がCPU本体53に送信される。この
ように、表示端末機のCPU50では、それぞれのデー
タごとに、スタートビット,パリティビットおよびスト
ップビットを検出して、それぞれ対応する処理を行うよ
うになっている。具体的には、まず、システムを受信モ
ードとし、CPU50がスタートビットを検出すると、
データ受信を行う。そして、データ受信が正常に行われ
た後、ストップビットを検出すると、受信割り込みを受
けつけ、所定のプログラムに従って次の処理に移るとい
うような処理を行うようになっている。
【0006】このため、メッセージの受信中に受信部と
表示端末機を接続する通信ケーブルが何らかの理由によ
り外れたり、切断されたりすると、図12に示すように
信号がHからLになるので、最初のLビットをスタート
ビットと判断する。そして、データ長部分を取り込む
が、ストップビットを検出することができず、フレーミ
ングエラーとなり、かつ次のビットもLなので、スター
トビットを検出し続けることとなる。このため、CPU
本体53は、受信割り込みが入りっぱなしの状態を保持
し続けてしまい、CPU50は、表示処理など他の処理
が行えなくなるという問題が生じている。
【0007】本発明は、データ受信部で受信したデータ
を非同期通信ケーブルを介して装置本体側に送り、装置
本体側でデータ処理する非同期通信方式のデータ処理シ
ステムにおいて、通信ケーブルの異常が発生した場合、
その異常を効率よく検出するとともに、装置本体側のC
PUが異常データを受信し続けるのを回避し、一定時間
他の処理を可能とするようにした非同期通信における異
常データの継続受信回避方法を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、請求項1記載の発明では、データを非同期通信ケー
ブルを介して受信する非同期通信における異常データの
継続受信回避方法において、受信したデータがエラーで
あるか否かを検出する工程と、受信したデータがエラー
のときそのエラー数をカウントするエラーカウント工程
と、そのエラーカウント数が所定数となったとき、非同
期通信ケーブルに異常があると判断する異常判断工程
と、非同期通信ケーブルに異常があると判断されたとき
受信割り込みを禁止する受信割り込み禁止工程と、受信
割り込みを禁止してから所定時間経過後に受信割り込み
を許可するようにするためのタイマーセット工程とを設
けている。
【0009】また、請求項2記載の発明では、請求項1
記載の非同期通信における異常データの継続受信回避方
法において、タイマーセット工程でセットされた時間内
にタイマー割り込みが発生したら、その割り込みを受け
つけ、所定時間経過後に受信割り込みを許可するように
している。
【0010】また、請求項3記載の発明では、請求項1
または2記載の非同期通信における異常データの継続受
信回避方法において、データをページャー受信部で受信
されるデータとし、非同期通信ケーブルを、ページャー
受信部と、このページャー受信部で受信されたデータを
表示する制御表示部とを接続するケーブルとしている。
さらにまた、請求項4記載の発明では、請求項3記載の
非同期通信における異常データの継続受信回避方法にお
いて、制御表示部に異常検出を表示させている。
【0011】本発明の非同期通信における異常データの
継続受信回避方法は、受信したデータがエラーであると
きはそのエラー数をカウントして、そのエラーカウント
数が所定数となったとき、上記非同期通信ケーブルに異
常があると判断する。受信エラーか否かの判断は、受信
データ中のストップビットを検出したか否かによって行
う。つまり、非同期通信方式の場合、正常な受信状態で
は、データの後には必ずストップビットが検出される
が、データ受信中に、ケーブルの外れなどが発生する
と、このストップビットが検出されないことになる。こ
のように、データの通信が終了しているにも拘わらず、
ストップビットの検出がなされず、次のデータが入って
くる時、すなわち、フレーミングエラーの時を受信エラ
ーと判断する。
【0012】また、エラーカウント数が所定数となった
か否かの判断は、フレーミングエラーか否かの判断を繰
り返し行い、ストップビットが検出されなかった回数を
カウントし、その回数が予め設定された数に達したか否
かによって判断するものである。
【0013】このような処理を行うことによって、非同
期通信ケーブルに異常があると判断された場合は、受信
割り込みを禁止し所定時間経過後、受信割り込みを許可
するようにしている。これにより、受信割り込みを禁止
している間、制御表示部のCPUは受信モードから他の
処理モードに移ることができ、効率よい処理を行うこと
ができる。
【0014】また、本発明の非同期通信における異常デ
ータの継続受信回避方法を、ページャー表示器に適用す
ることにより、メッセージの受信中にページャー受信部
と制御表示部とを接続する通信ケーブルが何らかの理由
により外れたり、切断したりした場合でも、制御表示部
側のCPUが受信割り込み状態を保持し続けてしまい、
他の処理が行えないというような不都合を回避すること
ができる。さらに、異常を検出した場合、制御表示部に
異常検出を表示することにより、ユーザは異常をいち早
く知ることができ、異常に対して即座に対処できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
の例を図1から図7を参照しながら説明する。なお、こ
の実施の形態では、本発明の非同期通信における異常デ
ータの継続受信回避方法を、ページャー表示器に適用し
た例について説明する。
【0016】図1は、本発明が適用されるページャー表
示器1の構成を示すもので、概略的には、ページャー受
信部2、制御ユニット3、蛍光表示管ユニット4から構
成されている。まず、このページャー表示器1について
説明した後で、本発明の非同期通信における異常データ
の継続受信回避方法について説明する。
【0017】ページャー受信部2はいわゆるページャー
端末(ただし、外部出力端子付き)であり、このページ
ャー受信部2と制御ユニット3は、RS232C規格の
通信ケーブル5により接続されている。また、制御ユニ
ット3と蛍光表示管ユニット4の間も同様にRS232
C規格の通信ケーブル6により接続されている。
【0018】制御ユニット3は、CPU31、SRAM
(Static RAM)32、EPROM(Erasable and
Programmable ROM)33を少なくとも有している。
ここで、CPU31は、図11に示す従来のCPU50
と同様な構成となっている。SRAM32は、変更可能
なデータを格納するメモリ、すなわちニュースや店の広
告内容などの表示すべきメッセージや制御メッセージが
記憶されるメモリであり、EPROM33は、固定デー
タやプログラム本体を格納するメモリである。このSR
AM32は、バックアップ電源により電源をオフしても
その記憶内容は保持されるようになっている。なお、制
御ユニット3には、入出力部34が設けられ、蛍光表示
管ユニット4やページャー受信部2との各インターフェ
イスが保たれている。
【0019】また、制御ユニット3内には、CPU31
で制御される表示制御用のロータリーディップスイッチ
(図示省略)と外部出力制御用のリレー接点(図示省
略)とが設けられている。リレー接点は、他機器や外部
機器への出力制御を行うためのものである。また、ロー
タリーディップスイッチは、通常動作モードとテストモ
ードを切り替えるもので、“0”を通常動作とし、
“1”以降を各種のテストモードとしている。ここで、
制御ユニット3と蛍光表示管ユニット4とで制御表示部
を構成している。
【0020】なお、上述の制御メッセージや表示すべき
メッセージ、さらには制御ユニット3が行う制御動作に
ついての説明は後述する。また、表示すべきメッセージ
は、ここでは、それぞれのページャー表示器1固有のオ
リジナルメッセージ(店の広告などのメッセージ)とそ
れぞれのページャー表示器1に固有でないニュースメッ
セージの2つであるとして説明する。
【0021】図2は、本発明の第1の実施に形態におけ
るページャー表示器1の外観構成を示すもので、図1と
同一部分には同一符号が付されている。このページャー
表示器1内には、前述したように、ページャー受信部2
や制御ユニット3等が収納され、蛍光表示管ユニット4
の表示部4aがページャー表示器1の前面に設けられて
いる。この表示部4aでは、1文字が24×24ドット
で面積は28.8×35.7mmとして表され、1行か
つ16文字が緑色にて表現されるようになっている。
【0022】そして、ページャー受信部2で受信したニ
ュースメッセージやオリジナルメッセージ、さらには制
御メッセージは、通信ケーブル5を介してページャー表
示器1内に設けられている制御ユニット3に送られ、そ
れぞれ対応するメモリに書き込まれた後、表示順番など
所定の制御がなされ、その制御にしたがって表示部4a
にスクロール表示されるようになっている。なお、これ
らの制御については後述する。
【0023】このように構成されるページャー表示器1
を、たとえば、店で使用する場合は、人目に触れやすい
ショーウインドーや店の看板付近などに設置される。
【0024】ところで、この実施の形態において用いら
れるメッセージの種類としては、前述したように、ニュ
ースメッセージ、オリジナルメッセージ、制御メッセー
ジの3種類のメッセージである。これらそれぞれのメッ
セージの文字数は、メモリ容量などを考慮して、それぞ
れ50文字以内としている。以下にそれぞれのメッセー
ジについて説明する。
【0025】ニュースメッセージは、その日に発生した
出来事などの情報である。このニュースメッセージはグ
ループコールサービスであり、ここでは図示しないペー
ジャー会社から送られてくる。したがって、このニュー
スメッセージは或るグループ全体に送信されるグループ
共通の情報である。
【0026】そして、1つのニュースメッセージの文字
数は、この実施の形態では50文字以内とし、1回に5
件程度、1日に3回程度送信されるものとする。したが
って、制御ユニット3のSRAM32にはその時点にお
ける最新のニュース5件が蓄えられ、一定時間経過後に
新たなニュースに更新される。これにより、1日に合計
15種類のニュースの受信が可能である。しかし、重要
なニュースなどは書き換えを行わず、同じニュースを1
日中送信することも可能である。また、このニュースメ
ッセージとしてはその日の出来事などのニュースだけで
なく、たとえば、「明日の天気は、晴れのち曇り」とい
ったような簡単な天気予報なども考えられる。
【0027】このニュースメッセージは、たとえば、図
3に示すようなフォーマットとする。図3において、最
初の大文字の「N」はニュースメッセージであることを
示す符号であり、その後に続く「nn」はメッセージ番
号を示す符号である。このメッセージ番号を示す符号
は、1〜99の番号を指定することができ、たとえば、
「nn」が「03」であるとすれば、3番目のニュース
メッセージであることを示している。このメッセージ番
号はSRAM32への書き込みを行う際のアドレス指定
の番号としても使われる。
【0028】また、その後の「D」は表示制御を示す符
号であり、0〜9の1桁の番号で構成され、たとえば、
「D」が「0」の場合は、蛍光表示管ユニット4の表示
部4aの消灯、「D」が「1」の場合は、表示部4aの
点灯、「D」が「2」の場合は、表示部4aで表示され
る文字のスクロール、「D」が「3」の場合は、表示部
4aで表示される文字の点滅(この点滅の場合はスクロ
ールは停止される)などを表している。
【0029】そして、この「D」のあとに続く「mmm
mm・・・」は、ニュースメッセージ部分であり、この
部分がニュースメッセージを表す内容となる。1つのニ
ュースメッセージ(上述の「N」「nn」「D」の符号
を含む)は、ここでは50文字を考えている。そのた
め、ページャー会社側で決められた1送信情報の文字数
が、たとえば、20文字というように、1送信情報の文
字数の制約がある場合には、20文字以上となるニュー
スメッセージに対しては、1つのニュースメッセージを
20文字づつ分けてその間に継続の有無を示す符号を挿
入することで対応する。この継続の有無を示す符号とし
て、「c」を用い、この「c」が「−」であるときはメ
ッセージの継続があることを示し、「E」のときはメッ
セージに続きの無いことを示している。
【0030】これにより、1つのニュースメッセージ
は、50文字を大幅に越えた文字数とすることも可能で
あるが、メモリ容量などを考慮してここでは50文字以
内としている。
【0031】オリジナルメッセージは、各ユーザに固有
のメッセージであり、店の場合には、広告や、開店・閉
店時間、特別な催しなどに関するメッセージである。こ
のオリジナルメッセージは、ユーザが電話などによりペ
ージャー信号として送るものである。すなわち、ユーザ
が電話を用いて、表示しようとするオリジナルメッセー
ジを通常のページャー端末への情報送信の要領で送る。
これにより、そのオリジナルメッセージはページャー会
社経由で自己の所有するページャー表示器1のページャ
ー受信部2で受信され、SRAM32に書き込まれる。
【0032】このオリジナルメッセージは、ニュースメ
ッセージと同様、この実施の形態では、1つのオリジナ
ルメッセージについて50文字以内とし、SRAM32
には9件のオリジナルメッセージを格納することができ
るようになっている。
【0033】このオリジナルメッセージのフォーマット
は、ニュースメッセージと殆ど同じであるが、図4を参
照しながらそのフォーマットについて説明する。図4に
おいて、「O」はオリジナルメッセージであることを示
す符号であり、その後に続く「nn」はオリジナルメッ
セージ番号を示す部分である。このメッセージ番号を示
す部分には、1〜99の番号を指定することができ、た
とえば、「nn」が「01」であるとすれば、1番目の
オリジナルメッセージであることを示している。このメ
ッセージ番号はSRAM32への書き込みを行う際のア
ドレス指定の番号としても使われる。
【0034】また、その後の「D」は表示制御を示す符
号であり、これは前述したニュースメッセージと同じで
あるので、ここでは、その説明は省略する。
【0035】そして、この「D」のあとに続く「mmm
mm・・・」は、オリジナルメッセージを示す部分であ
り、この部分がオリジナルメッセージを表す内容とな
る。1つのオリジナルメッセージ(上述の「O」「n
n」「D」の符号を含む)は、この実施の形態では50
文字を考えている。そのため、前述したように、ページ
ャー会社側で決められた1送信情報の文字数が、たとえ
ば、20文字というように、1送信情報の文字数の制約
がある場合には、20文字以上となるオリジナルメッセ
ージに対しては、1つのオリジナルメッセージを20文
字づつ分けてその間に継続の有無を示す符号を挿入する
ことで対応する。この継続の有無を示す符号としては、
前述したように、この実施の形態では「c」を用い、
「c」が「−」であるときはメッセージの継続が有るこ
とを示し、「E」のときはメッセージの続きの無いこと
を示している。
【0036】これにより、1つのオリジナルメッセージ
は、50文字を大幅に越える文字数とすることも可能で
あるが、メモリ容量などを考慮してここでは50文字以
内としている。
【0037】なお、ニュースメッセージやオリジナルメ
ッセージは、この実施の形態では50文字としている
が、その50文字という数値の根拠は、メモリ容量の制
約の他に、この種の機器に表示させるニュースや広告の
文字数は、多くの場合、50文字あれば十分表現できる
という経験に基づいて得られたものであるが、50文字
に限定されるものではない。しかし、この種の機器にお
いては、1情報の文字数は多くても60文字程度有れば
十分であり、また、文字数が少なすぎると、メッセージ
の表現が乏しくなる。これらの点を考慮すると、40〜
60文字の範囲が適当であるといえる。
【0038】次に制御メッセージであるが、この制御メ
ッセージは、各ユーザに固有のメッセージであり、ニュ
ースメッセージやオリジナルメッセージの表示順序など
を決める制御を行うための制御情報であって、この制御
メッセージそのものは表示されることはない。ただし、
送信した内容を確認するためにページャー表示器1に設
けたスイッチや電話での指示メッセージ等を利用して、
この制御メッセージを表示部4aに表示させるようにし
ても良い。
【0039】この制御メッセージは、オリジナルメッセ
ージ同様、ユーザが電話からページャー信号として送る
ものである。すなわち、ユーザが電話を用いて、ページ
ャー端末への情報送信の要領で送ると、その制御メッセ
ージは、ページャー会社経由でページャー表示器1のペ
ージャー受信部2で受信され、SRAM32に書き込ま
れる。
【0040】この制御メッセージは、たとえば、図5に
示すようなフォーマットとする。図5において、「C」
は制御メッセージであることを示す符号であり、その後
に続く「S」は、制御内容を示す符号であり、ニュース
メッセージとオリジナルメッセージに対するシーケンス
制御(表示順番制御)であることを示している。そし
て、この「S」の後に続く「knnknnknn・・
・」は、どのメッセージがどのような順番となっている
かを示している。
【0041】すなわち、「k」はメッセージの種類を表
す符号で、「k」が「N」であればニュースメッセー
ジ、「k」が「O」であればオリジナルメッセージであ
ることを示す。また、「nn」はそれぞれのメッセージ
の中の何番のメッセージであるかを示すメッセージ番号
を示す。
【0042】たとえば、「CSN01N02N03O0
1O02」というようなフォーマットであるとすると、
この情報は制御メッセージであり、かつ、表示すべきメ
ッセージのシーケンス制御を行うもので、その順序とし
ては、最初にメッセージ番号「1」のニュースメッセー
ジを表示し、続いて、メッセージ番号「2」のニュース
メッセージを表示し、さらに続いて、メッセージ番号
「3」のニュースメッセージを表示し、そのあと、メッ
セージ番号「1」のオリジナルメッセージを表示し、続
いて、メッセージ番号「2」のオリジナルメッセージを
表示するというような内容であることを表している。
【0043】また、この制御メッセージの場合も、20
文字以上となる制御メッセージに対しては、1つの制御
メッセージを20文字づつ分けてその間に継続の有無を
示す符号を挿入することで対応する。この継続の有無を
示す符号として、図5では「c」を用い、「c」が
「−」であるときはメッセージの継続が有ることを示
し、「E」のときはメッセージの続きの無いことを示し
ている。
【0044】なお、この制御メッセージにおいて、メッ
セージのシーケンス制御以外の制御を行わせようとする
場合は、「C」のあとに続く「S」の符号の代わりに、
他の制御内容を表すための何らかの符号を設定し、その
後に、その制御内容を示す符号を書き込むことで、他の
制御の実行も可能となる。
【0045】次に、この第1の実施の形態におけるそれ
ぞれのメッセージのメモリへの格納処理および表示順番
制御処理などについて説明する。
【0046】図6は情報の流れを概念的に示す図であ
り、この図6および図1等を参照しながら説明する。ペ
ージャー会社からは図3で説明したようなフォーマット
でニュースメッセージがページャー信号として、或るグ
ループコールサービスに加入しているユーザ向けに発信
される。それをそのグループコールサービスに加入して
いるページャー受信部2が受信すると(ステップs
1)、受信したニュースメッセージは、通信ケーブル5
を介して制御ユニット3に送られる。
【0047】一方、オリジナルメッセージ、制御メッセ
ージは、ユーザが電話から任意にページャー信号として
発信するもので、それぞれのメッセージが発信される
と、それぞれのメッセージは、ページャー会社経由でそ
のユーザの所有するページャー表示器1のページャー受
信部2で受信される。このオリジナルメッセージあるい
は制御メッセージをページャー受信部2が受信すると
(ステップs1)、ニュースメッセージ同様、受信した
それぞれのメッセージは、通信ケーブル5を介して制御
ユニット3に送られる。
【0048】制御ユニット3では、CPU31により、
受信したメッセージの解析を行い、それがニュースメッ
セージであるかオリジナルメッセージであるか制御メッ
セージであるかを解析する(ステップs2)。
【0049】このメッセージ解析の結果、ニュースメッ
セージである場合には、そのニュースメッセージは、S
RAM32のニュースメッセージに割り当てられた領域
内で、かつ、ニュースメッセージ番号により指示される
アドレスに書き込まれる。また、オリジナルメッセージ
である場合も同様に、SRAM32のオリジナルメッセ
ージに割り当てられた領域内で、かつ、オリジナルメッ
セージ番号により指示されるアドレスに書き込まれる
(ステップs3)。なお、このニュースメッセージおよ
びオリジナルメッセージの書き込みを行う際、指定され
たアドレスに前のメッセージが書き込まれている場合に
は上書きされる。
【0050】また、制御メッセージである場合には、S
RAM32内のスケジュールテーブルに表示順序を示す
内容が書き込まれる(ステップs4)。また、このSR
AM32には、表示順序を示すデータの他、前述したよ
うに、ニュースメッセージやオリジナルメッセージに書
き込まれている表示制御を示す内容(図3および図4に
おける「D」の部分のデータ)も書き込まれる。
【0051】このようにしてページャー受信部2で受信
されたそれぞれのメッセージは、対応するメモリの所定
のアドレスに書き込まれる。なお、ここでは、SRAM
32にニュースメッセージとオリジナルメッセージの領
域を定め、それぞれの領域内において、指示されるアド
レスに書き込むようにしたが、それぞれの領域を特に定
める必要はなく、入力されたデータに対してアドレスを
順次割り当てて、その割り当てられたアドレスにランダ
ムに書き込むことも可能である。
【0052】このSRAM32に書き込まれたニュース
メッセージおよびオリジナルメッセージを読み出して表
示する処理手順は、スケジュールテーブルに記述された
内容にしたがって、SRAM32内を検索し、指定され
た情報を読み出して、その読み出した情報を表示管ユニ
ット4に転送する(ステップs5)。これにより、蛍光
表示管ユニット4では転送されてきたメッセージの表示
を行う(ステップs6)。
【0053】上述のステップs5の処理、つまり、スケ
ジュールテーブルに記述された内容にしたがって、SR
AM32内を検索し、対応する情報を読み出す処理は、
具体的には次のようにして行われる。
【0054】このスケジュールテーブルの内容が、たと
えば、「CSN01N02N03O01O02」という
ような制御メッセージであるとすれば、最初に読み出す
のは、ニュースメッセージであって、そのメッセージ番
号は1番であることから、SRAM32のニュースメッ
セージの領域から、ニュースメッセージ番号「1」に対
応するアドレスを指定し、そのアドレスの記憶内容を読
み出し、次に、SRAM32のニュースメッセージの領
域から、ニュースメッセージ番号「2」に対応するアド
レスを指定して読み出し、さらに、続いてメッセージ番
号「3」に対応するアドレスを指定し読み出す。
【0055】そして、次に、SRAM32のオリジナル
メッセージの領域からメッセージ番号「1」に対応する
アドレスを指定し、そのアドレスの記憶内容を読み出
し、次に、SRAM32のオリジナルメッセージの領域
から、オリジナルメッセージ番号「2」に対応するアド
レスを指定して読み出すというような処理を行う。
【0056】このようにして読み出されたそれぞれのメ
ッセージは、その順番にしたがって表示管ユニット4の
表示部4aで順次、各メッセージの表示制御符号「D」
の記述に基づきスクロール表示等される。以上のステッ
プs2からステップs6の一連の処理はCPU31によ
って行われる。
【0057】ところで、ユーザがオリジナルメッセージ
の内容を変更する場合は、自己の電話を使って新たなオ
リジナルメッセージを送信すればよい。このメッセージ
の送信要領は、ページャー端末にメッセージを送るのと
同じ要領である。これにより、その新たなオリジナルメ
ッセージは、ページャー会社を介して、ページャー受信
部2に送信される。そして、ページャー受信部2で受信
された新たなオリジナルメッセージは、SRAM32に
おけるオリジナルメッセージ領域内の指定されたアドレ
スに書き込まれる。たとえば、現在表示している2つの
オリジナルメッセージのうち、1番のメッセージ番号の
内容を新しくする場合は、図4で示したフォーマットに
おいて、「O」のあとの「nn」を「01」として、新
たなオリジナルメッセージ内容を送る。
【0058】これにより、オリジナルメッセージが記憶
されているSRAM32におけるオリジナルメッセージ
領域のメッセージ番号「1」に対応するアドレスが指定
されて、そのアドレスに新たなオリジナルメッセージ内
容が上書きされる。
【0059】また、表示順番を変更する場合も、オリジ
ナルメッセージの変更と同様、電話を使って新たな制御
メッセージを送信すればよい。これにより、センターを
介して、新たな制御メッセージがページャー受信部2で
受信され、その新たな制御メッセージがスケジュールテ
ーブルに書き込まれる。たとえば、あらたな制御メッセ
ージの内容を、ニュースメッセージのうちメッセージ番
号「3」の内容を削除し、かつ、表示順番を、始めにオ
リジナルメッセージのメッセージ番号「1」、メッセー
ジ番号「2」とし、その後に続けて、ニュースメッセー
ジのメッセージ番号「1」、メッセージ番号「2」を表
示するという内容にする場合は、制御メッセージのフォ
ーマットは、「CSO01O02N01N02」という
ような内容となる。
【0060】スケジュールテーブルの内容がこのように
変更されると、SRAM32に記憶されている表示メッ
セージの読み出しは、そのスケジュールテーブルの内容
に従って読み出され、オリジナルメッセージの1番と2
番の内容が最初に表示されて、その後に、ニュースメッ
セージの1番と2番の内容が表示されるようになる。な
お、この場合、ニュースメッセージの「3」番の内容は
読み出されないので表示されない。このように、ユーザ
の好みによって、表示の順番あるいは表示内容の削除な
どの制御を簡単に行うことができる。
【0061】また、このページャー表示器1が行う制御
内容としては、表示順番制御だけではなく、ニュースメ
ッセージやオリジナルメッセージに付加された表示制御
を示す符号をメッセージ解析(ステップs2)すること
により解読して、それを制御信号としてSRAM32に
格納しておくことにより、たとえば、オリジナルメッセ
ージを表示する場合、スクロールを止めて点滅表示させ
るようなこともできる。
【0062】さらに、このシステムは、たとえば、いく
つもの店舗を有するスーパーマーケットなどに適用する
ことにより、より一層、その効果が顕著になる。すなわ
ち、それぞれの店舗を1つのグループコールサービス対
象とし、本部によってすべての店舗に共通の催しなどの
ニュースメッセージを作成し、それを全店舗に送信する
とともに、各店舗は、それぞれの地域特有の商品の売り
出しや開店・閉店時間などをオリジナルメッセージとし
て表示するような場合にきわめて有用なものとなる。
【0063】ところで、以上説明したページャー表示器
1において、ページャー受信部2と制御ユニット3とは
非同期通信方式によるデータ通信方式である場合が多
い。この非同期通信方式は、それぞれのデータごとに、
図10に示すようにスタートビット、データ、ストップ
ビットというようなデータ構成で送信されてくる。した
がって、制御ユニット側のCPU31では、図11に示
す従来のCPU50と同様に、それぞれのデータごと
に、スタートビットとストップビットを検出して、それ
ぞれ対応する処理を行うようになっている。たとえば、
CPU31のデータ取り込み回路が送信側とネゴーシエ
ーションし、システムを受信モードとする。そして、C
PU31がスタートビットを検出し、1バイト分のデー
タを受信し、パリティビット(設定されている場合)と
ストップビットを検出すると、受信割り込みをCPU3
1の本体部に伝える。そこでCPU31の本体部がその
割り込みを許可すると、CPU31内の受信レジスタが
データをCPU31の本体部に送信するようになってい
る。
【0064】このため、本発明のページャー表示器1を
例に取れば、メッセージの受信中にページャー受信部2
と制御ユニット3とを接続する通信ケーブル5が何らか
の理由により外れたり、切断されたりすると、ストップ
ビットを検出することができなくなって、CPU31は
受信割り込みが入りっぱなしの状態を保持し続けてしま
い、表示処理など他の処理が行えなくなることがある。
このような不都合を回避するために、この実施の形態で
は、次のような処理を行う。
【0065】図7はその処理手順を説明するフローチャ
ートであり、以下、このフローチャートに沿って説明す
る。なお、以下に示す処理は、CPU31が持っている
機能を利用することによってCPU31が行うものであ
る。
【0066】受信割り込みの状態(受信データを受け付
ける状態)において(ステップs11)、そのときの状
態が受信エラーであるか否かを判断する(ステップs1
2)。この受信エラーか否かの判断は、受信データ中の
ストップビットを検出したか否かによって行う。つま
り、前述したように、非同期通信方式の場合、正常な受
信状態では、データの通信終了時には必ずストップビッ
トが検出されるが、受信中にケーブルの外れなどが発生
すると、このストップビットが検出されないことにな
る。このように、ストップビットの検出がなされないと
きを受信エラーと判断する。
【0067】このステップs12において受信エラーで
あると判断された場合は、エラーカウント数をインクリ
メントする(ステップs13)。次に、そのエラーカウ
ント数が予め定めた数αに達したか否かを判断し(ステ
ップs14)、達していなければステップs11に戻
り、受信割り込み状態において、再び、受信エラーか否
かを判断し、受信エラーであればエラーカウンタをイン
クリメントする(ステップs11〜s13)。このよう
な処理を繰り返して、エラーカウント数が予め設定され
た数αに達すると、この場合、通信ケーブル異常と判断
して、受信割り込みを状態を禁止して(ステップs1
5)、タイマーセットを行う(ステップs16)。
【0068】なお、前述のエラーカウント数が予め設定
された数αに達したか否かの判断は、ステップs11〜
s14の処理を繰り返し行ってストップビットの有無を
判断した結果、ストップビットが検出されなかった回数
をカウントし、その回数が予め設定された数αに達した
か否かによって判断するものである。ここで、αはたと
えば、50あるいは100というような数値が設定され
る。ただし、この数値は使用するシステムの様々な条件
に基づいて最適な数値を設定すればよい。また、そのα
に達したか否かを判断するための時間はせいぜい1〜2
秒程度である。
【0069】以上のようにして、タイマーセットが行わ
れると、タイマー割り込みに入り(ステップs17)、
予め設定された一定時間経過(一例としては1〜2秒で
あるがこの時間はタイマにより任意に設定できる)後
に、再び、受信割り込みを許可して受信状態(ステップ
s18)としたのち、エラーカウント数をクリア(ステ
ップs19)し、ステップs11に戻って、受信割り込
みの状態で、受信したデータが受信エラーか否かを判断
する処理を行う。なお、このような一連の処理におい
て、ステップs12における判断が受信エラーでない場
合は、エラーカウント数をクリア(ステップs19)し
たのち、ステップs11に戻る。
【0070】このように、受信割り込み状態において、
受信したデータが受信エラーであるか否かを判定し、受
信エラーであると判断された場合、エラーカウント数が
予め定めた数αに達したか否かを判断し、エラーカウン
ト数が予め設定された数αに達すると、通信ケーブル異
常と判断して、受信割り込みをタイマーで設定された時
間だけ禁止する。
【0071】CPU31は、この受信割り込みが禁止さ
れている時間に、たとえば、「通信ケーブルに異常有
り」というような表示処理を表示部4aにて行わせる。
そして、タイマで設定された時間が経過すると、再び、
受信割り込みを許可して、データ受信処理を行うという
動作を繰り返す。なお、ステップs16のタイマーセッ
トによってセットされるタイマーは、CPU31内のタ
イマーを利用して行っている。
【0072】これにより、受信中に通信ケーブル5の外
れや断線というような異常があった場合でも、CPU3
1はその異常を判断し、ある一定時間は他の処理を行う
ことができる。したがって、受信割り込みが入りっぱな
しの状態を保持し続けてしまい、表示処理など他の処理
が行えなくなるというような不都合を回避できる。な
お、図7に示す一連のフローをCPU31内に記憶させ
たプログラムではなく、特別な回路を設けてハード的に
処理するようにしても良い。
【0073】次に、本発明の第2の実施の形態の例を図
8および図9を参照しながら説明する。
【0074】図8は、第2の実施の形態のページャー表
示器10の構成を示すもので、概略的には、ページャー
受信部11、制御ユニット12、蛍光表示管ユニット1
3から構成されている。そして、ページャー受信部11
はいわゆる市販のページャー端末(ただし、外部出力端
子付き)であり、このページャー受信部11と制御ユニ
ット12は、RS232C規格の通信ケーブル14によ
り接続されている。また、制御ユニット12と蛍光表示
管ユニット13の間も同様に、RS232C規格の通信
ケーブル15により接続されている。
【0075】制御ユニット12および蛍光表示管ユニッ
ト13の構成および動作は、第1の実施の形態の制御ユ
ニット3および蛍光表示管ユニット4と同様となってい
る。そして、制御ユニット12と蛍光表示管ユニット1
3とにより制御表示部となる表示端末機16を構成し、
それぞれが1つのケース内に納められている。そして、
この表示端末機16とページャー受信部11の両方併せ
たもので、ページャー表示器10を構成している。
【0076】図9は、第2の実施に形態におけるページ
ャー表示器10の外観構成を示すもので、図8と同一部
分には同一符号が付されている。この表示端末機16内
には、前述したように、制御ユニット12や蛍光表示管
ユニット13等が収納され、蛍光表示管ユニット13の
表示部13aが表示端末機16の前面に設けられてい
る。そして、ページャー受信部11で受信した前述のニ
ュースメッセージやオリジナルメッセージ、さらには制
御メッセージは、通信ケーブル14を介して表示端末機
16内に設けられている制御ユニット12に送られ、S
RAM32に書き込まれた後、表示順番など所定の制御
がなされ、その制御にしたがって表示部13aにスクロ
ール表示等されるようになっている。
【0077】このように構成されるページャー表示器1
0を、たとえば、店で使用する場合は、表示端末機16
は、人目に触れやすいショーウインドーや看板付近など
に設置され、また、ページャー受信部11は通信ケーブ
ル14の届く範囲内の適当な場所に設置される。ところ
で、この第2の実施の形態のページャー表示器10にお
いて用いられるメッセージの種類としては、前述したよ
うに、ニュースメッセージ、オリジナルメッセージ、制
御メッセージの3種類のメッセージである。これらそれ
ぞれのメッセージの文字数は、メモリ容量などを考慮し
て、やはり、それぞれ60文字以内としている。
【0078】この第2の実施の形態のページャー表示器
10は、ページャー受信部11が表示端末機16と別体
になっているので、ページャー回線による電波が届きに
くい場所に表示端末機16が設置される場合でも、小型
のページャー受信部11さえ受信可能な場所に設置すれ
ば、ページャー表示器10が十分機能するものとなる。
このため、ビルの中や地下街の中の店等でも使用できる
ものとなる。
【0079】また、この第2の実施の形態のページャー
表示器10においても、ページャー受信部11と表示端
末機16との間の通信ケーブル14が切断されたり、外
れたりしたときに対応するために、図7に示すフローチ
ャートに基づく異常データの継続受信回避方法が採用さ
れている。
【0080】なお、上述の各実施の形態は、本発明の好
適な実施の形態の例であるが、これに限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々
変形実施可能である。たとえば、上述の各実施の形態で
は、ユーザから送るオリジナルメッセージや制御メッセ
ージを、電話を利用して送る例について説明したが、こ
れに限られるものではなく、メモリへの直接書き込みが
可能なライターを用いてメッセージの書き込みを行った
り、キーボードからメッセージを入力するようにしても
よく、さらには、それらを選択的に使用することを可能
とするようにしてもよい。
【0081】さらに、上述の各実施の形態では、非同期
通信における異常データの継続受信回避方法を説明する
例として、ページャー表示器1,10を例にとって説明
したが、これはページャー表示器1,10に限られるも
のではなく、非同期通信方式によりデータ受信を行う機
器であれば、広く適用できるものである。
【0082】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の発
明では、受信したデータがエラーであるか否かを検出
し、エラーである場合、エラー数をカウントして、その
エラーカウント数が所定数となったとき、非同期通信ケ
ーブルに異常があると判断して、受信割り込みを禁止
し、所定時間経過後、受信割り込みを許可するようにし
ている。これにより、通信ケーブルに異常が有った場合
でも、装置側のCPUは所定時間の間、データ受信処理
動作から表示動作など他の処理に処理モードを移すこと
ができ、効率よい処理を行うことができる。
【0083】また、請求項2記載の発明では、タイマー
割り込みを行い、所定時間経過後に受信割り込みを許可
するようにしているので、前述したように、その所定時
間だけCPUは、受信動作から表示動作など他の処理に
処理モードを移すことができ、効率よい処理を行うこと
ができる。
【0084】また、請求項3記載の発明では、本発明の
非同期通信における異常データの継続受信回避方法を、
ページャー表示器に適用した場合であり、本発明方法を
ページャー表示器に適用すると、メッセージの受信中に
ページャー受信部と制御表示部とを接続する通信ケーブ
ルが何らかの理由により外れたり、切断したりした場合
でも、CPU等が受信割り込み状態を保持し続けてしま
って、他の処理が行えないというような不都合を回避す
ることができる。
【0085】また、請求項4記載の発明は、異常を検出
した場合、ページャー表示器の制御表示部に異常検出を
表示するようにしたので、ユーザは異常をいち早く知る
ことができ、異常に対して即座に対処できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される第1の実施の形態のページ
ャー表示器の構成を示すブロック図である。
【図2】図1のページャー表示器の外観構成を示す図で
ある。
【図3】図1のページャー表示器に用いられるニュース
メッセージのフォーマット例を示す図である。
【図4】図1のページャー表示器に用いられるオリジナ
ルメッセージのフォーマット例を示す図である。
【図5】図1のページャー表示器に用いられる制御メッ
セージのフォーマット例を示す図である。
【図6】図1のページャー表示器における各種メッセー
ジデータの流れを説明する図である。
【図7】図1のページャー表示器における通信ケーブル
異常に対処する本発明の実施の形態を説明するフローチ
ャートである。
【図8】本発明が適用される第2の実施の形態のページ
ャー表示器の構成を示すブロック図である。
【図9】図8のページャー表示器の外観構成を示す図で
ある。
【図10】従来および本発明の非同期通信で使用される
信号の構造を示す図である。
【図11】従来および本発明に使用されるCPUの構成
を示す図である。
【図12】従来および本発明の非同期通信において断線
等が生じたときの信号状態を示す図である。
【符号の説明】
1 ページャー表示器 2 ページャー受信部 3 制御ユニット(制御表示部の一部) 4 蛍光表示管ユニット(制御表示部の一部) 4a 蛍光表示管ユニットの表示部 5 通信ケーブル(ページャー受信部2と制御ユニット
3の接続用) 6 通信ケーブル(制御ユニット3と蛍光表示管ユニッ
ト4の接続用) 10 ページャー表示器 16 表示端末機(制御表示部) 31 CPU 32 SRAM 33 EPROM

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データを非同期通信ケーブルを介して受
    信する非同期通信における異常データの継続受信回避方
    法において、 受信したデータがエラーであるか否かを検出する工程
    と、 受信したデータがエラーのときそのエラー数をカウント
    するエラーカウント工程と、 そのエラーカウント数が所定数となったとき、上記非同
    期通信ケーブルに異常があると判断する異常判断工程
    と、 上記非同期通信ケーブルに異常があると判断されたと
    き、受信割り込みを禁止する受信割り込み禁止工程と、 受信割り込みを禁止してから所定時間経過後に受信割り
    込みを許可するようにするためのタイマーセット工程、 とを有することを特徴とする非同期通信における異常デ
    ータの継続受信回避方法。
  2. 【請求項2】 前記タイマーセット工程でセットされた
    時間内にタイマー割り込みが発生したら、その割り込み
    を受けつけ、所定時間経過後に受信割り込みを許可する
    ことを特徴とする請求項1記載の非同期通信における異
    常データの継続受信回避方法。
  3. 【請求項3】 前記データは、ページャー受信部で受信
    されるデータとし、前記非同期通信ケーブルは、上記ペ
    ージャー受信部と、このページャー受信部で受信された
    データを表示する制御表示部とを接続するケーブルであ
    ることを特徴とする請求項1または2記載の非同期通信
    における異常データの継続受信回避方法。
  4. 【請求項4】 前記制御表示部に異常検出を表示するよ
    うにしたことを特徴とする請求項3記載の非同期通信に
    おける異常データの継続受信回避方法。
JP34974896A 1996-12-27 1996-12-27 非同期通信における異常データの継続受信回避方法 Pending JPH10190535A (ja)

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