JP3062618B2 - 情報受信装置 - Google Patents

情報受信装置

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JP3062618B2
JP3062618B2 JP34554891A JP34554891A JP3062618B2 JP 3062618 B2 JP3062618 B2 JP 3062618B2 JP 34554891 A JP34554891 A JP 34554891A JP 34554891 A JP34554891 A JP 34554891A JP 3062618 B2 JP3062618 B2 JP 3062618B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、株価情報や各種の相場
情報などの定期的に提供される情報を受信する情報受信
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、無線ページングシステムなどを用
いて株価等の情報を提供するサービスが実施されてい
る。この種の情報提供サービスでは、所定の時間間隔で
定期的に最新内容の情報が提供され、他方、この提供情
報を受信する情報受信機には、FIFO方式で複数の受
信情報を記憶できるメモリが備えられている。
【0003】情報提供サービスを受ける顧客にとって
は、最新情報の内容と共にその変動傾向を知ることが重
要であり、複数の受信情報を記憶できるメモリを備えた
情報受信機は最新の受信情報と共に過去の受信情報も確
認できるという点で有用である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のようなメ
モリを備えた情報受信機にあっては、提供される情報の
多くが前回の情報と大差のないものであり、顧客にとっ
てはさほど重要でない内容の情報、例えば株価情報を受
信している場合であれば、株価が「売り」「買い」の目
標値から大きく外れている株価情報で上記メモリが満た
されてしまうことがあり得る。
【0005】そこで、最新の受信情報がさほど重要では
ない場合、情報提供サービスを受ける顧客にとって重要
なことは、「売り」「買い」の目標値変更などを判断す
るために、株価の長期間にわたる変動傾向を把握するこ
とである。
【0006】しかしながら、従来の情報受信機は前述し
た如く提供された情報をすべてFIFO方式で受信記憶
する構成であるため、メモリ容量に対応した直近の情報
しか記憶することができず、株価等の長期間にわたる変
動傾向を把握することはできなかった。
【0007】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
てもので、その目的とするところは、受信した株価等の
情報の長期間にわたる変動傾向等を把握することが可能
な情報受信装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、定期
的に提供される情報を受信する情報受信装置において、
情報を受信する毎に該情報を上記受信情報記憶手段に記
憶させる全記憶モードと、所定回数の情報受信毎に記憶
させる間欠記憶モードとを切換える記憶制御手段を設
け、通常時は間欠記憶モードで受信データを記憶し、第
1の特定値以上または第2の特定値以下のデータを受信
した場合、あるいは特定のキーを操作した場合は、それ
以降、全記憶モードで受信データを記憶するようにした
ものである。
【0009】
【作用】上記のような構成とすれば、通常時は受信デー
タの記憶が間欠記憶であるので、株価などの長期間にわ
たる変動傾向を確認でき、特定のキー操作がなされた
後、あるいは受信データがプリセットした第1の特定値
及び第2の特定値で規定される所定の目安範囲を外れた
後は、受信データの記憶が自動的に全データ記憶となる
ので、「売り」「買い」の判断に必要な株価等の小刻み
な変化を確実に確認することができる。
【0010】
【実施例】[第1実施例]
【0011】以下本発明を無線ページングシステムを使
用した株価情報や各種の相場情報等の情報を受信する情
報受信機に適用した場合の第1実施例について図面を参
照して説明する。
【0012】図1はその回路構成を示す。同図で11はア
ンテナであり、このアンテナ11で受信された情報を含む
呼出しの電波は無線部12に送られる。この無線部12は、
デコーダ部13の駆動により間欠受信を行なうもので、受
信電波を増幅、復調してデコーダ部13に送出する。
【0013】デコーダ部13では、呼出された番号が自己
の認識番号(IDコード)と一致するか否かを、予めI
Dコードを登録してあるID−ROM14を参照して判断
し、一致していれば無線部12での信号受信を継続すると
ともに、CPU15に呼出検出信号を送出する。そして、
CPU15の要求に基づき、情報種データ及び受信した情
報をCPU15に送出する。
【0014】この場合、提供される情報毎にIDコード
が異なる場合には、予めID−ROM14に必要な複数の
IDコードを登録しておき、呼出された番号が複数のI
DコードのうちのどのIDコードであるかを識別する情
報、すなわち一致検出されたIDコードの識別情報が情
報種データとなる。
【0015】また、1つのIDコードで情報種の異なる
複数の情報が提供される場合には、情報に付された情報
種を判断するための情報種コードやPOCSAG信号に
おけるアドレスコードワードのファンクションビットが
情報種データとなる。
【0016】CPU15は、デコーダ部13からの信号及び
キー入力部16からの入力信号に応じて他の回路全体の動
作制御を行なうもので、各種制御プログラムを記憶した
ROMやタイマー等から構成され、受信した複数の情報
を記憶するRAM17と接続され、受信した情報や管理デ
ータ等をRAM17に記憶させる一方、アンプ18を介して
スピーカ19に放音信号を、アンプ20を介してLED21に
点灯信号をそれぞれ送出して呼出しのあったことを報知
させると共に、受信した情報に対応したキャラクタパタ
ーンをキャラクタジェネレータ(図では「CG」と示
す)22から読出し、表示バッファ23に記憶させて、液晶
表示素子で構成される表示部24に表示データとして表示
させる。
【0017】図2に示すように上記RAM17は、制御動
作上の各種データを保持するレジスタからなるレジスタ
部17a、複数の情報種それぞれに関する各種管理データ
を記憶する管理データ記憶部17bと、受信データとして
第1の情報種に関する情報を記憶する第1情報記憶部17
1 〜第nの情報種に関する情報を記憶する第n情報記憶
部17nからなる。
【0018】レジスタ部17aは、受信した情報を一時保
持するバッファレジスタ、受信機の主要な機能モード、
すなわち株価情報表示モード、金相場情報表示モード、
時刻修正モードなどの選択状態を記憶するメインモード
レジスタM、表示ポインタPD及び計時データを時々更
新しながら保持する計時レジスタを有する。
【0019】管理データ記憶部17bは、複数の情報種毎
に、情報種データレジスタ、全記憶モードか間欠記憶モ
ードかを示す記憶モードフラグレジスタFM、その情報
種の情報の着信時に直ぐ表示を行なうか否かを示す着信
時表示モードフラグレジスタFD、対応する第1情報記
憶部171 〜第n情報記憶部17nのいずれかのアドレスを
示すメモリポインタPM、間欠記憶を制御する所定値を
記憶するレジスタC0及び間欠状態値をカウントするカ
ウンタCを1組として、情報種データの最大組数分だけ
の記憶領域を有する。
【0020】第1情報記憶部171 〜第n情報記憶部17n
はそれぞれ、その情報が全記憶モードか間欠記憶モード
かを示す記憶モード識別フラグレジスタ、情報の内容で
ある受信データを記憶する受信データレジスタ及び受信
時刻を記憶する受信時刻レジスタを1組として、複数組
分の記憶領域を有する。
【0021】ここで、アンテナ11で受信され、無線部12
で復調される選択呼出信号の構成について述べておく。
例えば、国際標準となっているPOCSAG方式の選択
呼出信号は、プリアンブルというビット単位の同期を取
るためのヘッダ部と、1個以上N個連続するバッチとい
うデータ部分からなる。
【0022】このバッチ1個は、同期コードワードとそ
れに続く8個のフレームからなり、1フレームは2つの
コードワードからなる。コードワードには、アドレス
(ID−番号)コードワードとメッセージコードワード
の2種類があり、共に32ビットで構成されている。
【0023】アドレスコードワードは、呼出番号(アド
レス)のためのコードワードで、第1ビットが“0”に
設定された19ビットからなるアドレスビットと、これ
に2ビットのファンクションビット及び11ビットのチ
ェックビットが付加されて構成されている。前記ファン
クションビットでマルチアドレスコールと呼ばれる4種
類の区別ができ、このファンクションビットを情報種識
別に利用すると1つのIDに対して異なった4種の情報
を送ることができるようになっている。
【0024】一方、メッセージコードワードはメッセー
ジ情報のためのコードワードで、第1ビットが“1”に
設定された21ビットからなるメッセージビットと、1
1ビットのチェックビットからなり、メッセージがある
場合にはアドレスコードワードに続けて送信されるもの
である。すなわち、株価等の情報はこのメッセージコー
ドワードを利用して送信されるものである。次に上記第
1実施例の動作について説明する。
【0025】図3は主としてCPU15による情報着信時
の処理内容を示すもので、デコーダ部13から呼出検出信
号がCPU15に入力された時点でこの処理をスタートさ
せる。処理当初には、まずステップA1 でデコーダ部13
から情報種データを取込み、RAM17のレジスタ部17a
内のバッファレジスタに保持させる。
【0026】この情報種データは、上述した如く、提供
される情報毎に異なる複数のIDコードがID−ROM
14に登録されている場合には、一致検出されたIDコー
ドの識別情報を情報種データとしてそのまま取込む一
方、1つのIDコードのみがID−ROM14に登録され
ている場合には、そのIDコードに続いて受信される情
報データ内に付加されている情報種コードや前記アドレ
スコードワードのファンクションビットを情報種データ
として取込む。
【0027】情報種データを取込むとCPU15は、次に
ステップA2 でその情報種データがRAM17の管理デー
タ記憶部17bに記憶されているか否か判別を行なう。記
憶されていた場合、次にステップA3 に進み、その情報
種データの記憶されている管理データ記憶部17b内の対
応する記憶モードフラグレジスタFMの内容が「0」で
あるか否かにより、その情報種で全記憶モードが設定さ
れているか否かを判断する。この記憶モードは上記キー
入力部16の特定キーを操作する毎に全記憶モードと間欠
記憶モードとを反転セットするものである。
【0028】いま、記憶モードが通常モードである間欠
記憶モードとなっているとすると、対応する記憶モード
フラグレジスタFMにはフラグ「1」がセットされてい
るので、これが「0」ではないと判断し、続いてステッ
プA4 に進んで管理データ記憶部17b内の対応するカウ
ンタCを「+1」更新設定する。その後、ステップA5
で該カウンタの計数値が対応するレジスタC0 に保持さ
れている所定数となったか否かを判断する。
【0029】ここでレジスタC0 の値は、予め情報種デ
ータに対応してその間欠の度合いをセットしておくもの
で、例えば「5」がセットされていればその情報種の情
報を5回受信する間に順次カウント値を「+1」ずつ更
新設定し、カウント値が「1」〜「4」のときは受信し
た情報を無視し、カウント値が「5」となったときのみ
情報を記憶し、カウント値をクリアするようにしたもの
である。
【0030】該カウンタCの計数値が対応するレジスタ
C0 に保持されている所定数となっていないと判断した
場合にCPU15は、その情報は記憶しないので次にステ
ップA12に進んでデコーダ部13へ受信を打切る指令を出
力し、以上でこの処理を終了させる。
【0031】また、カウンタCの計数値が対応するレジ
スタC0 に保持されている所定数と等しいと判断した場
合にCPU15は、次にステップA6 でこのカウンタCの
内容をクリアした後に、ステップA7 で情報種データに
続く情報データをデコーダ部13より取込み、続くステッ
プA8 で管理データ記憶部17b内の対応するメモリポイ
ンタPMを参照し、第1情報記憶部171 〜第n情報記憶
部17nのうちのいずれか該当する記憶部中の上記メモリ
ポインタで指示される組位置に、取込んだ情報データを
レジスタ部17aの計時レジスタに保持される時刻データ
と共に記憶させる。
【0032】その後、ステップA9 で上記管理データ記
憶部17b内の対応する着信時表示モードフラグレジスタ
FDにフラグ「1」がセットされているか否かにより、
着信時の報知と表示とを行なうか否か判断する。
【0033】フラグ「1」がセットされていると判断し
た場合には、次いでステップA10においてアンプ18,20
を介してスピーカ19、LED21で放音と発光による着信
の報知を行なった後に、ステップA11でレジスタ部17a
のバッファレジスタに取込んだ情報種データ、情報デー
タ及び計時レジスタに保持している時刻データをキャラ
クタジェネレータ22に送出し、これによって得られる表
示データを表示バッファ23に送出して表示部24で受信し
た情報種データ及び情報データを受信時刻と共に表示さ
せ、以上でこの着信処理を終了する。
【0034】また、ステップA9 で着信時表示モードフ
ラグレジスタFDにフラグ「1」がセットされていない
と判断した場合には、ステップA10,A11の処理は省略
してそのままこの処理を終了する。
【0035】さらに、上記ステップA3 で記憶モードフ
ラグレジスタFMが「0」であると判断した場合にCP
U15は、その情報種で全記憶モードが設定されており、
着信した情報データを無条件に記憶するものとして、続
いてステップA13に進んで情報種データに続く情報デー
タをデコーダ部13より取込んだ後、ステップA14で管理
データ記憶部17b内の対応するメモリポインタPMを参
照し、第1情報記憶部171 〜第n情報記憶部17nのうち
のいずれか該当する記憶部中の上記メモリポインタで指
示される組位置に取込んだ情報データをレジスタ部17a
の計時レジスタに保持される時刻データと共に記憶させ
ると共に、その組の記憶モード識別フラグレジスタにフ
ラグ「1」をセットし、その後に上記ステップA9 から
の処理を行なう。上記記憶モード識別フラグレジスタへ
のフラグ「1」のセットは、後程、キー操作により情報
記憶部に記憶している情報データを再表示させたとき、
該データが間欠記憶モード時に記憶されたデータである
のか全記憶モード時に記憶されたデータであるのかを識
別表示するために行なうものである。
【0036】また、上記ステップA2 でデコーダ部13か
ら取込んだ情報種データがRAM17の管理データ記憶部
17bに記憶されていないと判断した場合にCPU15は、
ステップA15に進んで本発明とは関連していない他の情
報に対応する記憶処理と表示処理とを行なった後、この
処理を終了する。
【0037】なお、上記第1実施例では、株価情報や各
種の相場情報等の数値情報を受信するものとしたが、こ
の実施例は間欠記憶モードと全記憶モードとの切替えを
キー操作により行なう構成であるので、受信する情報と
しては数値情報のみならず、天気予報などの非数値情報
であってもよいことは勿論である。 [第2実施例]
【0038】次に本発明を無線ページングシステムを使
用した株価情報や各種の相場情報等の数値情報を受信す
る情報受信機に適用した場合の第2実施例について図面
を参照して説明する。受信機全体の回路構成について
は、上記図1と同様であるものとして、同一部分は同一
符号を用いてその説明を省略する。
【0039】図4はRAM17内の領域構成を示すもの
で、同図に示すようにRAM17は、制御動作上の各種デ
ータを保持するレジスタからなるレジスタ部17a、複数
の情報種それぞれに関する各種管理データを記憶する管
理データ記憶部17bと、受信データとして第1の情報種
に関する情報を記憶する第1情報記憶部171 〜第nの情
報種に関する情報を記憶する第n情報記憶部17nからな
る。
【0040】レジスタ部17aは、受信した情報を一時保
持するバッファレジスタ、受信機の主要な機能モードの
選択状態を記憶するメインモードレジスタM、表示ポイ
ンタPD及び計時データを時々更新しながら保持する計
時レジスタを有する。
【0041】管理データ記憶部17bは、複数の情報種毎
に、情報種データレジスタ、全記憶モードか間欠記憶モ
ードかを示す記憶モードフラグレジスタFM、その情報
種の情報の着信時に直ぐ表示を行なうか否かを示す着信
時表示モードフラグレジスタFD、同じく着信時に直ぐ
報知を行なうか否かを示す着信時報知モードフラグレジ
スタFA、対応する第1情報記憶部171 〜第n情報記憶
部17nのいずれかのアドレスを示すメモリポインタP
M、間欠記憶を制御する所定値を記憶するレジスタC0
、間欠状態値をカウントするカウンタC、第1特定値
有効フラグレジスタS1 、第2特定値有効フラグレジス
タS2 、第1特定値レジスタ及び第2特定値レジスタを
1組として、情報種データの最大組数分だけの記憶領域
を有する。
【0042】第1情報記憶部171 〜第n情報記憶部17n
はそれぞれ、その情報が全記憶モードか間欠記憶モード
かを示す記憶モード識別フラグレジスタ、情報の内容で
ある受信データを記憶する受信データレジスタ及び受信
時刻を記憶する受信時刻レジスタとを1組として、複数
組分の記憶領域を有する。次に上記第2実施例の動作に
ついて説明する。
【0043】図3は主としてCPU15による情報着信時
の処理内容を示すもので、デコーダ部13から呼出検出信
号がCPU15に入力された時点でこの処理をスタートさ
せる。処理当初には、まずステップB1 でデコーダ部13
から情報種データを取込み、RAM17のレジスタ部17a
内のバッファレジスタに保持させる。
【0044】この情報種データは、上述した如く、提供
される情報毎に異なる複数のIDコードがID−ROM
14に登録されている場合には、一致検出されたIDコー
ドの識別データを情報種データとしてそのまま取込む一
方、1つのIDコードのみがID−ROM14に登録され
ている場合には、そのIDコードに続いて受信される情
報データ内に付加されている情報種コードや前記アドレ
スコードワードのファンクションビットを情報種データ
として取込む。
【0045】情報種データを取込むとCPU15は、次に
ステップB2 でその情報種データがRAM17の管理デー
タ記憶部17bに記憶されているか否か判別を行なう。記
憶されていた場合、次にステップB3 に進み、情報種デ
ータに続く情報データをデコーダ部13よりレジスタ部17
aのバッファレジスタに取込む。
【0046】続くステップB4 で、その情報種データの
記憶されている管理データ記憶部17b内の対応する記憶
モードフラグレジスタFMの内容が「0」であるか否か
により、その情報種で全記憶モードが設定されているか
否かを判断する。この記憶モードは後述するステップB
14で全記憶モードにセットされるもので、最初は上記キ
ー入力部16の特定キーを操作して間欠記憶モードにセッ
トしておくものである。
【0047】いま、記憶モードが通常モードである間欠
記憶モードとなっているとすると、対応する記憶モード
フラグレジスタFMにはフラグ「1」がセットされてい
るので、これが「0」ではないと判断し、次にステップ
B5 に進む。
【0048】ステップB5 では、管理データ記憶部17b
の対応する情報種の第1特定値有効フラグレジスタS1
にフラグ「1」がセットしてあるのを確認した上で、取
込んだ情報データの数値が管理データ記憶部17b内の対
応する情報種の第1特定値レジスタの値以上であるか否
かを判断する。
【0049】情報データの数値が第1特定値レジスタの
値より小さければ、次にステップB6 で管理データ記憶
部17bの対応する情報種の第2特定値有効フラグレジス
タS2 にフラグ「1」がセットしてあるのを確認した上
で、取込んだ情報データの数値が管理データ記憶部17b
内の対応する情報種の第2特定値レジスタの値以下であ
るか否かを判断する。
【0050】これら第1特定値及び第2特定値は、例え
ば株価の「売り」「買い」の目標値として予め設定して
おく上限値と下限値を示すもので、第1特定値有効フラ
グレジスタS1 にフラグ「1」がセットされた状態で情
報データの数値が第1特定値以上となった場合、あるい
は第2特定値有効フラグレジスタS2 にフラグ「1」が
セットされた状態で情報データの数値が第2特定値以下
となった場合には、その情報種の情報に関してはたとえ
間欠記憶モードがセットされていたとしても自動的に全
記憶モードに切換えるものとする。
【0051】しかして、第1特定値有効フラグレジスタ
S1 及び第2特定値有効フラグレジスタS2 にフラグ
「1」がセットされていなかった場合、あるいはセット
されていても情報データの数値が第1特定値より小さ
く、かつ、ステップB6 で第2特定値より大きいと判断
した場合、次にステップB7 に進んで管理データ記憶部
17bの対応する情報種のカウンタCを「+1」更新設定
する。その後、ステップB8 で該カウンタの計数値が対
応するレジスタC0 に保持されている所定数となったか
否かを判断する。
【0052】ここでレジスタC0 の値は、予め情報種デ
ータに対応してその間欠の度合いをセットしておくもの
で、例えば「5」がセットされていればその情報種の情
報を5回受信する間に順次カウント値を「+1」ずつ更
新設定し、カウント値が「1」〜「4」のときは受信し
た情報を無視し、カウント値が「5」となったときのみ
情報を記憶し、カウント値をクリアするようにしたもの
である。
【0053】該カウンタCの計数値が対応するレジスタ
C0 に保持されている所定数となっていないと判断した
場合にCPU15は、その情報は記憶しないので、デコー
ダ部13へ受信を打切る指令を出力し、以上でこの処理を
終了させる。
【0054】また、カウンタCの計数値が対応するレジ
スタC0 に保持されている所定数と等しいと判断した場
合にCPU15は、次にステップB9 でこのカウンタCの
内容をクリアした後に、ステップB10で管理データ記憶
部17b内の対応するメモリポインタPMを参照し、バッ
ファレジスタに保持している情報データを第1情報記憶
部171 〜第n情報記憶部17nのうちのいずれか該当する
記憶部中の上記メモリポインタで指示される組位置に、
計時レジスタに保持される時刻データと共に記憶させ
る。
【0055】さらに、上記ステップB5 で受信した情報
データの数値が第1特定値以上であると判断した場合、
あるいは上記ステップB6 で受信した情報データの数値
が第2特定値以下であると判断した場合は、次にステッ
プB14であらためて管理データ記憶部17bの対応する情
報種の記憶モードフラグレジスタFMを「0」として全
記憶モードをセットした後に、ステップB15で報知フラ
グFAにフラグ「1」をセットし、その後にステップB
16に進む。
【0056】ステップB16はまた、上記ステップB4 で
管理データ記憶部17bの対応する情報種の記憶モードフ
ラグレジスタFMが「0」であり、全記憶モードが設定
されていると判断した場合に直接行なうステップであ
り、管理データ記憶部17b内の対応するメモリポインタ
PMを参照し、バッファレジスタに保持している情報デ
ータを第1情報記憶部171 〜第n情報記憶部17nのうち
のいずれか該当する記憶部中の上記メモリポインタで指
示される組位置にレジスタ部17aの計時レジスタに保持
される時刻データと共に記憶させると共に、その組の記
憶モード識別フラグレジスタにフラグ「1」をセットす
る。
【0057】上記ステップB10あるいはステップB16で
の記憶処理を終えると、次にステップB11で上記管理デ
ータ記憶部17b内の対応する情報種の着信時表示モード
フラグレジスタFDにフラグ「1」がセットされている
か否かにより、着信時の報知と表示とを行なうか否か判
断する。
【0058】フラグ「1」がセットされていると判断し
た場合には、次いでステップB12においてアンプ18,20
を介してスピーカ19、LED21で放音と発光による着信
の報知を行なった後に、ステップB13でレジスタ部17a
のバッファレジスタに取込んだ情報種データ、情報デー
タ及び計時レジスタに保持している時刻データをキャラ
クタジェネレータ22に送出し、これによって得られる表
示データを表示バッファ23に送出して表示部24で受信し
た情報種データ及び情報データを受信時刻と共に表示さ
せ、以上でこの着信処理を終了する。
【0059】なお、ステップB12の報知処理では、報知
フラグFAがセットされているか否かにより異なる報知
を行なう。例えば、セットされているときには「ピッ」
という音を複数回発生させ、セットされていないときに
は1回発生させるという具合である。
【0060】また、ステップB11で着信時表示モードフ
ラグレジスタFDにフラグ「1」がセットされていない
と判断した場合には、ステップB17で上記管理データ記
憶部17b内の対応する情報種の着信時報知モードフラグ
レジスタFAにフラグ「1」がセットされているか否か
により、着信時の報知のみを行なうか否か判断する。
【0061】フラグ「1」がセットされていると判断し
た場合には、次いでステップB18において受信報知と同
時に記憶モードが間欠記憶モードから全記憶モードに切
換わったことを報知すべく、アンプ18,20を介してスピ
ーカ19、LED21で上記ステップB12における報知フラ
グFAのセット時の報知と同様の報知を行ない、以上で
この着信処理を終了する。
【0062】なお、このステップB18及び上記ステップ
B12の報知処理において、報知後に報知フラグFAをリ
セットするようにしてもよい。この場合、報知フラグF
Aに基づく報知は記憶モードが間欠記憶モードから全記
憶モードに切替わったときのみ行なわれることになる。
フラグ「1」がセットされていないと判断した場合に
は、ステップB18の処理を省略してそのままこの着信処
理を終了する。
【0063】また、上記ステップB2 でデコーダ部13か
ら取込んだ情報種データがRAM17の管理データ記憶部
17bに記憶されていないと判断した場合にCPU15は、
ステップB15に進んで本発明とは関連していない他の情
報に対応する記憶処理と表示処理とを行なった後、この
処理を終了する。
【0064】以上に示したようにこの第2実施例におい
ては、受信した情報データの数値が第1特定値と第2特
定値で示される範囲を越えた場合に記憶モードを自動的
に間欠記憶モードから全記憶モードに切換えるようにし
たので、第1実施例に示したようなキー入力部16での記
憶モードの切換えのためのキー操作を簡略化するだけで
なく、間欠記憶モードであっても必要な情報データに関
しては記憶漏れを生じることなく、確実に記憶させるこ
とができる。
【0065】なお、上記第2実施例では、着信処理にお
いて、記憶モードが全記憶モードであるか否かの判断
を、受信データが第1特定値以上であるか否かの判断処
理及び第2特定値以下であるか否かの判断処理を行なう
前に実施するようにしたため、着信時報知フラグレジス
タFAのセットがステップB15の処理の1回だけしか行
なわれず、該着信時報知フラグレジスタFAのセットに
基づく報知処理は、記憶モードが全記憶モードに切換え
られたこと、あるいは切換えられていることしか報知す
ることができなかったが、記憶モードが全記憶モードで
あるか否かの判断処理を、受信データが第1特定値以上
であるか否かの判断処理及び第2特定値以下であるか否
かの判断処理を行なった後、すなわちステップB6 とB
7 との間で行なうようにして、第1特定値以上あるいは
第2特定値以下の情報データを受信した場合には、その
都度、通常の報知処理とは異なる報知処理を行なうよう
にしてもよい。
【0066】また、上記第1及び第2実施例では、情報
記憶部を複数に分割し、分割された各情報記憶部171 〜
17nにそれぞれ異なる情報種の情報を記憶させるように
したが、受信した各種情報を共通の情報記憶部に記憶さ
せるようにしてもよい。この場合、受信情報を記憶する
際には、情報データ及び受信時刻と共に情報種データも
記憶する構成とすることが必要となる。
【0067】
【発明の効果】以上詳記した如く本発明によれば、定期
的に提供される情報を受信する情報受信装置において、
情報を受信する毎に該情報を上記受信情報記憶手段に記
憶させる全記憶モードと、所定回数の情報受信毎に記憶
させる間欠記憶モードとを切換える記憶制御手段を設
け、通常時は間欠記憶モードで受信データを記憶し、第
1の特定値以上または第2の特定値以下のデータを受信
した場合、あるいは特定のキーを操作した場合は、それ
以降、全記憶モードで受信データを記憶するようにした
ので、通常時は受信データの記憶が間欠記憶であるの
で、株価などの長期間にわたる変動傾向を確認でき、特
定のキー操作がなされた後、あるいは受信データがプリ
セットした第1の特定値及び第2の特定値で規定される
所定の目安範囲を外れた後は、受信データの記憶が自動
的に全データ記憶となるので、「売り」「買い」の判断
に必要な株価等の小刻みな変化を確実に確認することが
可能な情報受信装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る回路構成を示すブロ
ック図。
【図2】図1のRAM内の記憶領域の構成を示す図。
【図3】図1のCPUによる着信処理の内容を示すフロ
ーチャート。
【図4】本発明の第2実施例に係るRAM内の記憶領域
の構成を示す図。
【図5】本発明の第2実施例に係る着信処理の内容を示
すフローチャート。
【符号の説明】
11…アンテナ、12…無線部、13…デコーダ部、14…ID
−ROM、15…CPU、16…キー入力部、17…RAM、
17a…レジスタ部、17b…管理データ記憶部、171 〜17
n…情報記憶部、18,20…アンプ、19…スピーカ、21…
LED、22…キャラクタジェネレータ(CG)、23…表
示バッファ、24…表示部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報を受信する受信手段と、 この受信手段で受信された情報を複数記憶する受信情報
    記憶手段と、 上記受信手段で情報を受信する毎に該情報を上記受信情
    報記憶手段に記憶させる全記憶モードと、所定回数の情
    報受信毎に記憶させる間欠記憶モードとを切換える記憶
    制御手段と、 上記受信情報記憶手段に記憶された情報を表示する表示
    手段と、 を具備することを特徴とした情報受信装置。
  2. 【請求項2】 上記記憶制御手段は上記全記憶モードと
    間欠記憶モードとの切換え操作を行なうための操作スイ
    ッチを備えることを特徴とした請求項1記載の情報受信
    装置。
  3. 【請求項3】 上記受信手段で受信する情報は数値情報
    を含み、 上記記憶制御手段は、特定値を記憶する特定値記憶手段
    と、上記受信手段で受信された情報中の数値情報と上記
    特定値記憶手段に記憶される特定値とを比較し、その比
    較結果に応じて信号出力する比較手段と、この比較手段
    から出力される信号により間欠記憶モードを全記憶モー
    ドに切換える手段とを有する切換手段を有することを特
    徴とした請求項1記載の情報受信装置。
  4. 【請求項4】 上記受信手段で受信する情報は数値情報
    を含み、 上記記憶制御手段は、第1及び第2の特定値を記憶する
    特定値記憶手段と、上記受信手段で受信された情報中の
    数値情報が上記特定値記憶手段に記憶される第1及び第
    2の特定値で規定される範囲内にあるか否かを比較判定
    し、その比較結果に応じて信号出力する比較手段と、こ
    の比較手段から出力される信号により間欠記憶モードを
    全記憶モードに切換える手段とを有する切換手段を有す
    ることを特徴とした請求項1記載の情報受信装置。
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