JPH10164556A - デコーダ、エンコーダ、およびビデオ・オン・デマンドシステム - Google Patents

デコーダ、エンコーダ、およびビデオ・オン・デマンドシステム

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Publication number
JPH10164556A
JPH10164556A JP32177396A JP32177396A JPH10164556A JP H10164556 A JPH10164556 A JP H10164556A JP 32177396 A JP32177396 A JP 32177396A JP 32177396 A JP32177396 A JP 32177396A JP H10164556 A JPH10164556 A JP H10164556A
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JP
Japan
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audio
video
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signal
data
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Application number
JP32177396A
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English (en)
Inventor
Kenji Shioyama
健司 塩山
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH10164556A publication Critical patent/JPH10164556A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無音レベルのオーディオ符号化データの挿入
または供給停止により、ビデオ信号の再生タイミングを
調整することなく、かつ、オーディオ信号の再生速度を
一時的に変更することなく、ビデオ信号およびオーディ
オ信号の再生タイミングの同期補正を行うことができる
デコーダ、エンコーダ、およびこれらを用いたVODシ
ステムを提供する。 【解決手段】 無音レベル検出部215により無音レベ
ルのオーディオ符号化データの検出を行うとともに、無
音レベルのオーディオ符号化データを無音レベルデータ
保存部215に保存し、オーディオ信号の遅延時、オー
ディオデコーダ206への無音レベルのオーディオ符号
化データの供給を止め、一方、オーディオ信号の先行
時、無音レベルデータ保存部216の無音レベルのオー
ディオ符号化データを挿入し、オーディオ・ビデオ同期
処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、利用者の要求によ
り、映画、ニュースなどの映像情報を提供するビデオ・
オン・デマンドシステム(以下、VODシステムと称
す)に適用されるデコーダ、エンコーダ、およびこれら
を用いたVODシステムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ユーザからの要求に応じ、映画、
ニュース、ショッピング情報などを提供するVODシス
テムが注目されている。VODシステムは、ビデオサー
バ装置、通信ネットワーク(映像ストリームおよびリク
エストコマンドの伝送媒体)、および端末装置で構成さ
れる。ビデオサーバ装置は、符号化された映像ストリー
ム(ビデオ符号化データおよびオーディオ符号化デー
タ)をコンテンツとして蓄積し、ユーザからの要求に応
じて端末装置に向けて映像ストリームを送出する装置で
ある。また、端末装置は、ユーザとのインタフェース処
理、映像ストリームのデコード処理、ディスプレイ(受
像機、スピーカー)への表示処理、および通信ネットワ
ークを介してのコマンド処理を行う装置である。
【0003】以下、図面を参照しながら、上記した従来
のVODシステムの一例について説明する。図3は、従
来のVODシステムの構成を示すブロック図である。
【0004】図3を参照して、VODシステムは、複数
の端末装置からの要求に応じて符号化された映像ストリ
ームを送出するビデオサーバ装置500、映像ストリー
ムのデコード処理およびユーザからのコマンド処理を行
う端末装置700、端末装置700とビデオサーバ装置
500と間の通信ネットワーク600を含む。
【0005】ユーザが、端末装置700のコマンド処理
部714からコンテンツのリクエストを行うと、ビデオ
サーバ装置500は、リクエストに応じて指定の映像ス
トリームを端末装置700に通信ネットワーク600を
介して伝送する。伝送された映像ストリームは、デコー
ド処理され、ビデオ信号およびオーディオ信号をユーザ
に提供する。
【0006】この映像ストリームは、MPEG規約に従
って、ビデオ信号の符号化データとオーディオ信号の符
号化データとをパケット化およびインタリーブしたもの
である。また、この映像ストリームには、MPEG規約
に従い、ビデオ信号およびオーディオ信号の再生タイミ
ングが規定され、再生タイミングの時間情報が付加され
ている。
【0007】また、図3は、従来のビデオ信号およびオ
ーディオ信号の再生タイミングの同期処理を行うための
映像ストリームのデコーダ処理のブロック構成図も示し
ている。
【0008】再び、図3を参照して、端末装置700
は、映像ストリームのビデオの符号化データとオーディ
オの符号化データとを分離するデマルチプレクサ70
2、分離されたビデオ符号化データを蓄積するビデオバ
ッファ703、分離されたオーディオ符号化データを蓄
積するオーディオバッファ704、蓄積されたビデオ符
号化データを読み出してデコード処理を行うビデオデコ
ーダ705、蓄積されたオーディオ符号化データを読み
出してデコード処理を行うオーディオデコーダ706、
蓄積されたビデオ符号化データから付加された時間情報
を抽出するビデオデータ抽出部707、蓄積されたオー
ディオ符号化データから付加された時間情報を抽出する
オーディオデータ抽出部708、デコード処理のための
基準クロックによりカウントアップする基準カウンタ7
09、抽出された時間情報を比較する時間比較部71
0、ビデオデコーダ705、オーディオデコーダ70
6、およびコマンド処理部714を制御するコントロー
ラ711、デコード処理されたビデオ信号をアナログ信
号に変換するD/A(ディジタル−アナログ変換器)7
12、デコード処理されたオーディオ信号をアナログ信
号に変換するD/A713を含む。
【0009】次に、以上のように構成された端末装置7
00のビデオ信号およびオーディオ信号の再生タイミン
グの同期処理を行うための映像ストリームのデコード処
理について説明する。
【0010】端末装置700に伝送される映像ストリー
ムは、デマルチプレクサ701でビデオ符号化データと
オーディオ符号化データとに分離される。分離されたオ
ーディオおよびビデオ符号化データは、ビデオバッファ
703、オーディオバッファ704にそれぞれ蓄積され
る。オーディオおよびビデオ符号化データのパケットに
付加される再生タイミングの時間情報をビデオデータ抽
出部707、オーディオデータ抽出部708によりそれ
ぞれ抽出する。抽出されたビデオ符号化データの時間情
報により基準カウンタ709をセットする。オーディオ
データ抽出部708により抽出された時間情報と、デコ
ード処理の基準クロックによりカウントアップされる基
準カウンタ709のカウンタ値とを時間比較部710に
より比較処理する。
【0011】まず、オーディオ信号の再生タイミングが
ビデオ信号の再生タイミングより遅延する場合、すなわ
ち、オーディオ信号の再生タイミングが遅いことが検出
された場合、コントローラ711は、ビデオデコーダ7
05を制御する。その制御は、デコード処理されたビデ
オ信号を一時的にフリーズ処理(リピート処理)し、オ
ーディオ信号の再生タイミングにビデオ信号の再生タイ
ミングを近づける。この結果、オーディオ信号の再生タ
イミングがビデオ信号の再生タイミングより遅延する場
合に、同期補正ができる。
【0012】次に、オーディオ信号の再生タイミングが
ビデオ信号の再生タイミングより先行する場合、すなわ
ち、オーディオ信号の再生タイミングが早いことが検出
された場合、コントローラ711は、ビデオデコーダ7
05を制御する。その制御は、デコード処理されたビデ
オ信号を一時的にスキップ処理し、オーディオ信号の再
生タイミングにビデオ信号の再生タイミングを近づけ
る。この結果、オーディオ信号の再生タイミングがビデ
オ信号の再生タイミングより先行する場合に、同期補正
ができる。
【0013】ここで示した従来の再生タイミングの同期
補正は、オーディオ信号の再生タイミングを補正するこ
となく、ビデオ信号の再生タイミングを補正するもので
ある。また、同期補正の方法としては、ビデオ信号の再
生タイミングをオーディオ信号の再生タイミングへ補正
することにより行うものである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のVO
Dシステムのオーディオ信号およびビデオ信号の再生タ
イミングの同期補正においては、ビデオ信号のフレーム
をスキップ(フレームを抜く)したり、リピート(前フ
レームを再度挿入)してビデオ信号の再生タイミングを
調整するため、ビデオ信号が早く再生されたり、遅く再
生されたりするという問題があった。また、フレームご
とに補正した場合、フレーム周期以上に細かい間隔で再
生タイミングを調整できないため、高精度な再生タイミ
ングの調整ができないという問題もあった。
【0015】一方、オーディオ信号の再生タイミングの
調整をオーディオ信号の再生クロックを調整して行う場
合、音声を一時的に早く再生したり、遅く再生したりす
るという問題があった。
【0016】本発明は、無音レベルのオーディオ符号化
データの挿入または供給停止により、ビデオ信号の再生
タイミングを調整することなく、かつ、オーディオ信号
の再生タイミングの調整時にオーディオ信号を一時的に
早く再生したり、遅く再生したりすることなく、ビデオ
信号およびオーディオ信号の再生タイミングの同期補正
を行うことができるデコーダ、エンコーダ、およびこれ
らを用いたVODシステムを提供することを目的とす
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明によるデコーダは、ビデオサーバ装置から通
信ネットワークを介して伝送されるビデオ符号化データ
およびオーディオ符号化データをデコード処理する端末
装置のデコーダであって、オーディオ符号化データから
無音レベルのオーディオ符号化データを検出する無音符
号化データ検出手段と、無音レベルのオーディオ符号化
データを保存する無音符号化データ保存手段と、オーデ
ィオ信号とビデオ信号との再生タイミングを比較する比
較手段と、比較手段によりオーディオ信号の再生タイミ
ングがビデオ信号の再生タイミングより遅延していると
判断された場合、オーディオ信号の再生タイミングが遅
延する時間分だけ無音レベルのオーディオ符号化データ
の供給を停止し、一方、比較手段によりオーディオ信号
の再生タイミングがビデオ信号の再生タイミングより先
行していると判断された場合、無音符号化データ保存手
段に保存されている無音レベルのオーディオ符号化デー
タをオーディオ符号化データに挿入することにより、オ
ーディオ信号およびビデオ信号の再生タイミングの同期
処理を行う同期処理手段とを含む。
【0018】上記の構成により、オーディオ信号の再生
タイミングが遅延する場合に無音レベルのオーディオ符
号化データの供給を停止してオーディオ信号の遅延を抑
制し、一方、オーディオ信号の再生タイミングが先行す
る場合に無音レベルのオーディオ符号化データを挿入し
てオーディオ信号の先行を抑制することにより、ビデオ
信号の再生タイミングを調整することなく、かつ、オー
ディオ信号の再生タイミングの調整時にオーディオ信号
を一時的に早く再生したり、遅く再生したりすることな
く、ビデオ信号およびオーディオ信号の再生タイミング
の同期補正を行うことができる。
【0019】次に、本発明によるビデオ・オン・デマン
ドシステムは、所定のビデオ符号化データおよびオーデ
ィオ符号化データを出力するビデオサーバ装置と、ビデ
オサーバ装置から出力されたビデオ符号化データおよび
オーディオ符号化データを伝送する通信ネットワーク
と、通信ネットワークにより伝送されたビデオ符号化デ
ータおよびオーディオ符号化データをデコード処理する
上記のデコーダを含む端末装置とを備える。
【0020】上記の構成により、ビデオ信号の再生タイ
ミングを調整することなく、かつ、オーディオ信号の再
生タイミングの調整時にオーディオ信号を一時的に早く
再生したり、遅く再生したりすることなく、ビデオおよ
びオーディオの再生タイミングの同期補正を行うことが
できるので、ユーザの好みに応じたビデオ情報および映
像情報を違和感なく提供することができる。
【0021】次に、本発明によるエンコーダは、通信ネ
ットワークを介してビデオ符号化データおよびオーディ
オ符号化データを端末装置へ伝送するビデオサーバ装置
のエンコーダであって、オーディオ信号から無音レベル
のオーディオ信号を検出する無音信号検出手段と、無音
信号検出手段により無音レベルのオーディオ信号が検出
されたとき、オーディオ符号化データのデータパケット
に無音レベルのオーディオ符号化データであることを示
す所定のコードを付加する付加手段とを含む。
【0022】上記の構成により、無音レベルのオーディ
オ信号が検出された時、エンコード処理されたオーディ
オ符号化データのデータパケットに無音レベルのオーデ
ィオ符号化データであることを示す所定のコードを付加
することができるので、無音レベルのデータパケットの
検出を容易に行うことができ、この結果を用いて、オー
ディオ信号およびビデオ信号の再生タイミングの同期補
正をさらに容易に行うことができる。
【0023】次に、本発明によるビデオ・オン・デマン
ドシステムは、上記のエンコーダを含み、所定のビデオ
符号化データおよび上記のエンコーダにより所定のコー
ドが付加されたオーディオ符号化データを出力するビデ
オサーバ装置と、ビデオサーバ装置から出力されたビデ
オ符号化データおよびオーディオ符号化データを伝送す
る通信ネットワークと、通信ネットワークにより伝送さ
れたビデオ符号化データおよびオーディオ符号化データ
をデコード処理する上記のデコーダを含む端末装置とを
備え、無音符号化データ検出手段は、所定のコードによ
り無音レベルのオーディオ符号化データを検出する。
【0024】上記の構成により、ビデオサーバ装置で
は、無音レベルのオーディオ信号が検出された時、エン
コード処理されたオーディオ符号化データのデータパケ
ットに無音レベルのオーディオ符号化データであること
を示す所定のコードを付加することができ、また、端末
装置では、この所定のコードを用いて無音レベルのデー
タパケットの検出を容易に行うことができるので、オー
ディオ信号およびビデオ信号の再生タイミングの同期補
正をさらに容易に行うことができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施の形態のV
ODシステムについて、図面を用いて説明する。
【0026】(実施形態1)まず、本発明の第一の実施
の形態のVODシステムについて、図1を用いて説明す
る。図1は、本発明の第一の実施の形態におけるVOD
システムの構成を示すブロック図である。
【0027】図1を参照して、VODシステムは、複数
の端末装置からの要求に応じて符号化された映像ストリ
ーム(ビデオ符号化データおよびオーディオ符号化デー
タ)を送出するビデオサーバ装置100、映像ストリー
ムのデコード処理およびコマンド処理を行う端末装置2
00、端末装置200とビデオサーバ装置100との間
の通信ネットワーク300を含む。また、端末装置20
0は、通信ネットワーク300を介して伝送される映像
ストリーム等の通信制御を行なう通信制御部201、ユ
ーザからのリクエストRQが入力されるコマンド処理部
214、ビデオ信号およびオーディオ信号の再生タイミ
ングの同期処理を行うためのデコード処理部であるMP
EGオーディオ・ビデオデコーダを含む。
【0028】ユーザが、コンテンツのリクエストを端末
装置200のコマンド処理部214から行うと、ビデオ
サーバ装置100は、リクエストに応じて所定の映像ス
トリームを通信ネットワーク300を介して端末装置2
00に伝送する。伝送された映像ストリームは、デコー
ド処理され、ビデオ信号およびオーディオ信号がユーザ
に提供される。
【0029】この映像ストリームは、ビデオ信号の符号
化データとオーディオ信号の符号化データをMPEG規
約に従ってパケット化され、インタリーブされているも
のである。また、MPEG規約に従い、ビデオ信号およ
びオーディオ信号の再生タイミングが規定され、この映
像ストリームには、再生タイミングの時間情報が付加さ
れている。
【0030】また、図1は、ビデオ信号およびオーディ
オ信号の再生タイミングの同期処理を行うためのデコー
ド処理部であるMPEGオーディオ・ビデオデコーダの
ブロック図も示している。MPEGオーディオ・ビデオ
デコーダは、映像ストリームのビデオ符号化データとオ
ーディオ符号化データとを分離するデマルチプレクサ2
02、分離されたビデオ符号化データを蓄積するビデオ
バッファ203、分離されたオーディオ符号化データを
蓄積するオーディオバッファ204、蓄積されたビデオ
符号化データを読み出してデコード処理を行うビデオデ
コーダ205、蓄積されたオーディオ符号化データを読
み出してデコード処理を行うオーディオデコーダ20
6、蓄積されたビデオ符号化データから付加された時間
情報を抽出するビデオデータ抽出部207、蓄積された
オーディオ符号化データから付加された時間情報を抽出
するオーディオデータ抽出部208、デコード処理のた
めの基準クロックによりカウントアップする基準カウン
タ209、抽出された時間情報を比較する時間比較部2
10、ビデオデコーダ205、オーディオデコーダ20
6、およびコマンド処理部214を制御するコントロー
ラ211、デコードされたビデオ信号をアナログビデオ
信号VSに変換するD/A212、デコードされたオー
ディオ信号をアナログオーディオ信号ASに変換するD
/A213、オーディオ符号化データから無音レベルの
オーディオ符号化データを検出する無音レベル検出部2
15、無音レベル検出部215で検出された無音レベル
のオーディオ符号化データを蓄積する無音レベルデータ
保存部216、時間比較部210の検出信号に応じて、
無音レベルデータ保存部216に保存された無音レベル
のオーディオ符号化データと無音レベル検出部215に
より検出された無音レベルのデータパケットとのオーデ
ィオバッファ206への入力を制御する入力制御部21
7を含む。
【0031】次に、以上のように構成されたMPEGオ
ーディオ・ビデオデコーダのビデオ信号およびオーディ
オ信号の再生タイミングの同期処理を行うための映像ス
トリームのデコード処理について説明する。
【0032】端末装置200に伝送される映像ストリー
ムは、デマルチプレクサ202でビデオ符号化データと
オーディオ符号化データとに分離される。分離されたオ
ーディオ符号化データは、オーディオバッファ204に
蓄積され、ビデオ符号化データは、ビデオバッファ20
3に蓄積される。オーディオ符号化データおよびビデオ
符号化データのパケットに付加される再生タイミングの
時間情報が、ビデオデータ抽出部207およびオーディ
オデータ抽出部208によりそれぞれ抽出される。な
お、この時間情報は、MPEG規約では、PTS(プレ
ゼンテーション・タイム・スタンプ)である。
【0033】次に、抽出されたビデオ符号化データの時
間情報により基準カウンタ209がセットされる。オー
ディオデータ抽出部208に抽出された時間情報とデコ
ード処理の基準クロックによりカウントアップされる基
準カウンタ209のカウンタ値とを時間比較部210に
より比較処理する。
【0034】時間比較部210によりオーディオ信号の
再生タイミングがビデオ信号の再生タイミングより遅延
する場合、すなわち、オーディオ信号の再生タイミング
が遅いことが検出された場合、無音レベル検出部215
においてオーディオ符号化データから無音レベルのパケ
ットデータが検出され、時間比較部210により比較検
出した時間分(オーディオ信号の再生タイミングがビデ
オ信号の再生タイミングより遅延する時間分)が入力制
御部217に通知される。このとき、入力制御部217
は、オーディオバッファ204への無音レベルのパケッ
トデータの供給を、時間比較部210により通知された
時間分だけ停止する。この結果、同期はずれの時間分が
補正され、オーディオ信号の再生タイミングがビデオ信
号の再生タイミングより遅延する場合に、オーディオ信
号およびビデオ信号の再生タイミングの同期を補正でき
る。
【0035】次に、時間比較部210によりオーディオ
信号の再生タイミングがビデオ信号の再生タイミングよ
り先行する場合、すなわち、オーディオ信号の再生タイ
ミングが早いことが検出された場合、無音レベル検出部
201においてオーディオ符号化データから無音レベル
のパケットデータが検出され、無音レベルのデータパケ
ットを無音レベルデータ保存部216に蓄積する。ま
た、時間比較部210により比較検出した時間分を入力
制御部217に通知し、無音レベルデータ保存部216
からの無音レベルのパケットデータの転送に切り替え、
時間比較部210により比較検出した時間分(オーディ
オ信号の再生タイミングがビデオ信号の再生タイミング
より先行する時間分)だけオーディオバッファ204へ
無音レベルのパケットデータを供給する。この結果、同
期はずれの時間分が補正され、オーディオ信号の再生タ
イミングがビデオ信号の再生タイミングより先行する場
合に、オーディオ信号およびビデオ信号の再生タイミン
グの同期を補正できる。
【0036】以上のように本実施の形態によれば、オー
ディオ符号化データから無音レベルのデータパケットを
検出するための無音レベル検出部215、無音レベルの
データパケットを蓄積する無音レベルデータ保存部21
6、ならびにオーディオ信号およびビデオ信号の再生タ
イミングの時間差分を通知される入力制御部217を設
けることにより、オーディオ信号およびビデオ信号の再
生タイミングの同期の補正を行うことができる。
【0037】(実施形態2)次に、本発明の第二の実施
の形態のVODシステムについて、図2を用いて説明す
る。図2は、MPEGオーディオ・ビデオエンコーダを
図1に示すVODシステムの構成に加えたものである。
【0038】図2を参照して、VODシステムは、複数
の端末装置からの要求に応じて符号化された映像ストリ
ーム(ビデオ符号化データおよびオーディオ符号化デー
タ)を送出するビデオサーバ装置100a、映像ストリ
ームのデコード処理およびコマンド処理を行う端末装置
200a、端末装置200aとビデオサーバ装置100
aとの間の通信ネットワーク300を含む。
【0039】第二の実施の形態と第一の実施の形態とで
異なる点は、ビデオサーバ装置100aが、MPEGオ
ーディオ・ビデオエンコーダをさらに含み、このMPE
Gオーディオ・ビデオエンコーダが、ビデオエンコーダ
110、オーディオエンコーダ111、エンコード時に
入力されるオーディオ信号から無音レベルのオーディオ
信号を検出する無音レベル検出部112、システムエン
コーダ113、無音レベル検出部112において検出さ
れた無音レベルのデータパケットに無音レベルのデータ
であることをコードとして付加するコントローラ11
4、システムエンコードされた映像ストリームを蓄積す
るデータバッファ115を含む点、また、データバッフ
ァ115の映像ストリームは、ビデオサーバ101に蓄
積され、端末装置200aの無音レベル検出部215a
は、データパケットのコードから無音レベルを解析およ
び検出する機能を持つ点である。
【0040】以上のように構成されたVODシステムに
ついて、以下その動作について説明する。
【0041】ビデオ信号およびオーディオ信号をエンコ
ードする場合、オーディオエンコーダ111に入力され
るオーディオ信号から無音レベル検出部112により無
音レベルのオーディオ信号を検出し、その検出時間分を
コントローラ114に通知する。また、システムエンコ
ーダ113により生成されてデータバッファ115に蓄
積された映像ストリームの該当する時間分のデータパケ
ットに無音レベルのコードを付加する。
【0042】さらに、オーディオ符号化データの無音レ
ベルのデータパケットに無音レベルのデータパケットで
あることを示すコードを付加する。このコードを用いる
ことにより、無音レベル検出部215aにおいて、端末
装置200aのデマルチプレクサ202で分離されたオ
ーディオ符号化データから、無音レベルのデータパケッ
トを検出することができる。なお、無音レベルのデータ
パケットであることを示すコードは、MPEG規約のプ
ライベートデータ等に付加することが好ましい。
【0043】以上のように本実施の形態によれば、VO
DシステムのMPEGオーディオ・ビデオエンコーダに
無音レベル検出部112を設け、オーディオ信号から無
音レベルのオーディオ信号を検出し、無音レベルのデー
タパケットに所定のコードを付加し、端末装置200a
のMPEGオーディオ・ビデオデコーダの無音レベル検
出部215aに無音レベルのデータパケットのコードを
解析および検出できる機能を設けることにより、無音レ
ベルのデータパケットの検出を容易に行うことができ
る。したがって、オーディオ信号およびビデオ信号の再
生タイミングの同期の補正をさらに容易に行うことがで
きる。
【0044】なお、上記各実施の形態では、MPEG規
約に従ったオーディオ符号化データおよびビデオ符号化
データを対象として説明したが、他の規約に従ったオー
ディオ符号化データおよびビデオ符号化データにも同様
に適用することができ、同様の効果を得ることができ
る。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ビデオ信
号およびオーディオ信号の再生タイミングの同期補正を
行う場合に、ビデオ信号の再生タイミングの調整(たと
えば、フレームを抜いたり、フレームを繰り返すといっ
たビデオ再生情報の変更)をすることなく、また、オー
ディオ信号の再生タイミングの調整時にオーディオ信号
を一時的に早く再生したり、遅く再生したりといったオ
ーディオ再生情報の変更をすることなく、オーディオ信
号およびビデオ信号の再生タイミングの同期補正をする
ことができ、提供されるオーディオおよびビデオの情報
を違和感なくユーザに提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態によるVODシステ
ムの構成を示すブロック図
【図2】本発明の第二の実施の形態によるVODシステ
ムの構成を示すブロック図
【図3】従来のVODシステムの構成を示すブロック図
【符号の説明】
100 ビデオサーバ装置 110 ビデオエンコーダ 111 オーディオエンコーダ 112 無音レベル検出部 113 システムエンコーダ 114 コントローラ 115 データバッファ 200 端末装置 202 デマルチプレクサ 203 ビデオバッファ 204 オーディオバッファ 205 ビデオデコーダ 206 オーディオデコーダ 207 ビデオデータ抽出部 208 オーディオデータ抽出部 209 基準カウンタ 210 時間比較部 211 コントローラ 215 無音レベル検出部 216 無音レベルデータ保存部 217 入力制御部 300 通信ネットワーク

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビデオサーバ装置から通信ネットワーク
    を介して伝送されるビデオ符号化データおよびオーディ
    オ符号化データをデコード処理する端末装置のデコーダ
    であって、 オーディオ符号化データから無音レベルのオーディオ符
    号化データを検出する無音符号化データ検出手段と、無
    音レベルのオーディオ符号化データを保存する無音符号
    化データ保存手段と、オーディオ信号とビデオ信号との
    再生タイミングを比較する比較手段と、前記比較手段に
    よりオーディオ信号の再生タイミングがビデオ信号の再
    生タイミングより遅延していると判断された場合、オー
    ディオ信号の再生タイミングが遅延する時間分だけ無音
    レベルのオーディオ符号化データの供給を停止し、一
    方、前記比較手段によりオーディオ信号の再生タイミン
    グがビデオ信号の再生タイミングより先行していると判
    断された場合、前記無音符号化データ保存手段に保存さ
    れている無音レベルのオーディオ符号化データをオーデ
    ィオ符号化データに挿入することにより、オーディオ信
    号およびビデオ信号の再生タイミングの同期処理を行う
    同期処理手段とを含むデコーダ。
  2. 【請求項2】 所定のビデオ符号化データおよびオーデ
    ィオ符号化データを出力するビデオサーバ装置と、前記
    ビデオサーバ装置から出力されたビデオ符号化データお
    よびオーディオ符号化データを伝送する通信ネットワー
    クと、前記通信ネットワークにより伝送されたビデオ符
    号化データおよびオーディオ符号化データをデコード処
    理する請求項1記載のデコーダを含む端末装置とを備え
    るビデオ・オン・デマンドシステム。
  3. 【請求項3】 通信ネットワークを介してビデオ符号化
    データおよびオーディオ符号化データを端末装置へ伝送
    するビデオサーバ装置のエンコーダであって、 オーディオ信号から無音レベルのオーディオ信号を検出
    する無音信号検出手段と、前記無音信号検出手段により
    無音レベルのオーディオ信号が検出されたとき、オーデ
    ィオ符号化データのデータパケットに無音レベルのオー
    ディオ符号化データであることを示す所定のコードを付
    加する付加手段とを含むエンコーダ。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のエンコーダを含み、所定
    のビデオ符号化データおよび請求項3記載のエンコーダ
    により所定のコードが付加されたオーディオ符号化デー
    タを出力するビデオサーバ装置と、前記ビデオサーバ装
    置から出力されたビデオ符号化データおよびオーディオ
    符号化データを伝送する通信ネットワークと、前記通信
    ネットワークにより伝送されたビデオ符号化データおよ
    びオーディオ符号化データをデコード処理する請求項1
    記載のデコーダを含む端末装置とを備え、 前記無音符号化データ検出手段は、前記所定のコードに
    より無音レベルのオーディオ符号化データを検出するビ
    デオ・オン・デマンドシステム。
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