JPH10164468A - 画像解像度変換装置、画像解像度変換方法およびビデオプリンター - Google Patents

画像解像度変換装置、画像解像度変換方法およびビデオプリンター

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JPH10164468A
JPH10164468A JP8320312A JP32031296A JPH10164468A JP H10164468 A JPH10164468 A JP H10164468A JP 8320312 A JP8320312 A JP 8320312A JP 32031296 A JP32031296 A JP 32031296A JP H10164468 A JPH10164468 A JP H10164468A
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image
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JP8320312A
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Masaki Kishimoto
正樹 岸本
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 画像のボケを無くすと共に簡易な構成で自由
倍率の解像度変換を行うことができる画像解像度変換装
置、画像解像度変換方法およびビデオプリンターの提供
を目的とする。 【解決手段】 この画像解像度変換装置は、画像データ
に対してアップサンプリングした後に低域通過フィルタ
ーを通過させて、所定倍率でデータ数を拡大するマルチ
ステージインターポレータ30と、マルチステージイン
ターポレータ30により拡大された画像データに対し
て、所望の出力画素の位置に近い画素を出力して他の画
素を間引く間引き回路33と、を備え、画像データの解
像度を1方向に自由倍率で変換するようにしたので、バ
イキュービック法と同程度の高画質の画像を低コストで
得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、ビデオ
プリンターにおける画素の解像度変換処理に適用して好
適な画像解像度変換装置、画像解像度変換方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、昇華式カラープリンターの高精細
化が進んでいるが、入力画像はビデオ信号程度の解像度
が主流であり、高解像度のものは余り普及していない。
つまり、プリンター側では高解像度のプリントが可能で
あるにもかかわらず、これに比べて入力画像データの解
像度が低い。また、画像を自由倍率でプリントしたいと
いう要求があった。そこで、高解像度のプリントを行う
場合には、プリンター内部で画像データに所定の解像度
変換処理を施して、疑似的に自由倍率で、高解像度の画
像データにする必要がある。しかし、画像データの解像
度変換処理の方法によってプリント出力の画質が大きく
左右されるため、より高画質な自由倍率の解像度変換処
理方法が求められていた。
【0003】昇華式カラープリンターでは、サーマルヘ
ッドの移動方向、つまり副走査方向についてはアナログ
的に階調を変化させることにより解像度を制御できるの
で、主に1ライン分のプリントを行うように配列された
サーマルヘッドの発熱素子の方向、つまり主走査方向の
画像補間が必要とされる。すなわち、画像に対して主走
査方向の画素を自由倍率で解像度変換する処理が求めら
れていた。このような、画像解像度変換方法として、第
1に出力画素位置に1番近い位置の入力画素を出力画素
とする最近傍法補間演算方式(ニアレストネイバー
法)、第2に出力画素位置に近い位置の4つの入力画素
の重み付け平均値を出力画素とする内分点補間演算方式
(バイリニアー法)などのほかに、第3に出力画素に近
い16個の入力画素とsinc関数(sinx/x≒x
3 +x2 +‥‥)との畳み込み演算値を出力画素とする
3次畳み込み補間演算方式(バイキュービック法)があ
った。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の画像
解像度変換方式では、以下に述べるような問題点があっ
た。つまり、第1の最近傍法補間演算方式では、画像の
エッジの画素が保存されるため画像のボケはないが、斜
め方向のエッジがギザギザになり、画像の品質が低下す
るという不都合があった。また、第2の内分点補間演算
方式では、平均値を補間画素とするため画像がボケてし
まい、斜め方向のエッジのギザギザが少し残るという不
都合があった。また、第3の3次畳み込み補間演算方式
では、高画質の画像を得ることができるが、ハードウエ
ア化すると乗算器を多数個必要とするのでコストがアッ
プするという不都合があった。従って、第1の最近傍法
補間演算方式および第2の内分点補間演算方式では、画
質面で問題があり、第3の3次畳み込み補間演算方式で
は、コスト面で問題があった。
【0005】この発明は、かかる点に鑑みてなされたも
のであり、画像のボケを無くすと共に簡易な構成で自由
倍率の解像度変換を行うことができる画像解像度変換装
置、画像解像度変換方法およびビデオプリンターの提供
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の画像解像度変
換装置は、画像データに対してアップサンプリングした
後に低域通過フィルターを通過させて、所定倍率でデー
タ数を拡大する拡大手段と、上記拡大手段により拡大さ
れた画像データに対して、所望の出力画素の位置に近い
画素を出力して他の画素を間引く間引き手段と、を備
え、上記画像データの解像度を1方向に自由倍率で変換
するようにしたものである。
【0007】また、この発明の画像解像度変換方法は、
画像データに対してアップサンプリングした後に低域通
過フィルターを通過させて、所定倍率でデータ数を拡大
し、拡大された画像データに対して、所望の出力画素の
位置に近い画素を出力して他の画素を間引くことによ
り、上記画像データの解像度を1方向に自由倍率で変換
するようにしたものである。
【0008】また、この発明のビデオプリンターは、ビ
デオ画像の画像データに所定の解像度変換処理を施し
て、変換された画像データを用いてプリントヘッドによ
りプリントするビデオプリンターにおいて、画像データ
に対してアップサンプリングした後に低域通過フィルタ
ーを通過させて、所定倍率でデータ数を拡大する拡大手
段と、上記拡大手段により拡大された画像データに対し
て、所望の出力画素の位置に近い画素を出力して他の画
素を間引く間引き手段と、を備え、上記画像データの解
像度を1方向に自由倍率で変換して出力画像をプリント
するようにしたものである。
【0009】この発明の画像解像度変換装置、画像解像
度変換方法およびビデオプリンターによれば以下の作用
をする。まず、拡大手段の作用を説明する。拡大手段
は、第1の拡大手段、第2の拡大手段および第3の拡大
手段が縦続接続されているため、以下のようになる。第
1の拡大手段の2倍アップサンプリング回路において、
入力画像データが2倍のサンプリング周波数でサンプリ
ングされ,低域通過フィルターにおいて2倍アップサン
プリングされた画像データが滑らかに補間される。これ
により、第1の拡大手段において、入力画像データが2
倍に補間される。つまり、入力画像データは、2倍のサ
ンプリング周波数でサンプリングされて、原サンプリン
グ時点の値の間に、2倍サンプリング時点のゼロの値が
挿入された2倍アップサンプリング回路出力となり、さ
らに低域通過フィルターにより2倍サンプリング時点の
ゼロの値が原サンプリング時点の値に対して滑らかに補
間されて低域通過フィルター出力(2倍の画素数)とな
る。
【0010】次に、第2の拡大手段の2倍アップサンプ
リング回路において、2倍の画像データが2倍のサンプ
リング周波数でサンプリングされ,低域通過フィルター
において2倍アップサンプリングされた画像データが滑
らかに補間される。これにより、第2の拡大手段におい
て、2倍の画像データがさらに2倍に補間されて4倍に
補間される。つまり、2倍の画像データは、2倍のサン
プリング周波数でサンプリングされて、原サンプリング
時点の値の間に、2倍サンプリング時点のゼロの値が挿
入された2倍アップサンプリング回路出力となり、さら
に低域通過フィルターにより2倍サンプリング時点のゼ
ロの値が原サンプリング時点の値に対して滑らかに補間
されて低域通過フィルター出力(4倍画素数)となる。
【0011】さらに、第3の拡大手段の2倍アップサン
プリングにおいて、4倍の画像データが2倍のサンプリ
ング周波数でサンプリングされ,低域通過フィルターに
おいて2倍アップサンプリングされた画像データが滑ら
かに補間される。これにより、第3の拡大手段におい
て、4倍の画像データがさらに2倍に補間されて8倍に
補間される。つまり、4倍の画像データは、2倍のサン
プリング周波数でサンプリングされて、原サンプリング
時点の値の間に、2倍サンプリング時点のゼロの値が挿
入された2倍アップサンプリング回路出力となり、さら
に低域通過フィルターにより2倍サンプリング時点のゼ
ロの値が原サンプリング時点の値に対して滑らかに補間
されて低域通過フィルター出力(8倍画素数)となる。
【0012】第1の拡大手段、第2の拡大手段および第
3の拡大手段において、それぞれ原サンプリング時点で
の値の間に、2倍サンプリング時点でのゼロの値が挿入
されて、それぞれの拡大手段における2倍サンプリング
周波数の半分の通過帯域を有する低域通過フィルターに
おいて、滑らかな信号に補間され、画像データはプリン
トヘッドの発熱素子数の8倍程度まで拡大される。この
ようにして、拡大手段から拡大手段出力として主走査方
向に8倍に拡大した画像データが得られる。
【0013】次に、間引き手段の作用を説明する。ま
ず、拡大手段出力は例えばシフトレジスタを構成するカ
ウンタにおいて、順次カウントされてシフトされて出力
される。カウンタの出力は順次比較回路の一方の入力端
子に供給される。ここで、比較回路の他方の出力端子に
は所望出力画素位置信号が供給されている。つまり、所
望出力画素位置信号は、どのサンプル時点の値を比較回
路から出力させるかを決めるサンプリング信号となる。
【0014】例えば、拡大手段で8倍に拡大された画像
データのうち5サンプル時点の値を比較回路から出力さ
せて8/5倍に拡大する場合には、最初の第1回の5サ
ンプル時点の値を出力させたらこの出力を加算回路に加
算してインクリメントし、さらに次の第2回の5サンプ
ル時点の値を出力させたらこの出力を加算回路に加算し
てインクリメントし、同様に、次の第3回の5サンプル
時点の値を出力させて、比較回路から順次出力画像デー
タを出力させる。
【0015】つまり、拡大手段において入力画像データ
が8倍されているので、8倍に拡大された画像データに
対してどのサンプル時点の値と比較するかを決めること
により、出力画像データを8倍までの自由な倍率で出力
させることができる。このようにして、所望出力画素位
置信号のサンプリングレートに合わせて、間引き時に所
望出力画素位置に位置番近い画素を取り出していくこと
により、解像度を変換する処理を行うことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に、本実施の形態を説明す
る。本実施の形態の画像解像度変換装置は、ディジタル
画像に対して、同様の構成を多段縦続接続したマルチス
テージ構成のインターポレータを用いて拡大し、その後
間引きによって画像の解像度を変換することにより、バ
イキュービック法と同程度の高画質な出力画像を得るこ
とができると共に、乗算器を用いずに低コストで簡単な
構成で実現することができるものである。
【0017】まず、本実施の形態の画像解像度変換装置
を適用するカラービデオプリンターについて説明する。
このカラービデオプリンターは、ビデオ信号を入力する
ビデオ入力部1と、ビデオ入力部1から入力されたアナ
ログのビデオ信号を量子化してディジタル信号に変換す
るA/D変換器2と、ディジタルビデオ信号の1フレー
ム分のディジタルビデオ信号のデータを記憶して保持す
るフレームメモリとしての画像メモリ4と、画像メモリ
4に対するディジタルビデオ信号の書き込み及び読み出
しを制御するメモリ制御部3と、各種設定を行うスイッ
チ部5と、スイッチ部5における設定に基づいてメモリ
制御部の動作を制御するシステム制御部6と、システム
制御部6からの制御によりメカ機構の動作を制御する機
構制御部7と、機構制御部7により動作される印画用紙
送りモーター等のメカ機構8と、メカ機構8の印画用紙
送りモーターによる印画用紙の送り出しに同期して画像
メモリ4から1ラインずつのディジタルビデオ信号のデ
ータを受け取り、各種画像処理を施す画像処理部9と、
印画用紙に画像処理を施されたディジタルビデオ信号の
データをプリントするサーマルヘッド11とを有する。
【0018】ここで、特に、本実施の形態では、画像処
理部9において、ディジタル画像に対して、マルチステ
ージ構成のインターポレータを用いて拡大し、その後間
引きによって画像の解像度を変換するリサイズブロック
10を有する。
【0019】このように構成されたカラービデオプリン
ターは以下のような動作をする。ビデオ入力部1からA
/D変換器2にビデオ信号が供給され、A/D変換器2
においてビデオ入力部1から供給されたアナログのビデ
オ信号が量子化されてディジタル信号に変換される。A
/D変換器2において変換されたディジタルビデオ信号
はメモリ制御部3に供給される。メモリ制御部3から画
像メモリ4に1フレーム分のディジタルビデオ信号のデ
ータが記憶されるように書き込み動作が行われる。
【0020】スイッチ部5において設定された各種設定
に基づいてシステム制御部6からメモリ制御部に対して
データの書き込みまたは読み出しの動作が制御される。
また、システム制御部6から機構制御部7に対してメカ
機構の動作指令が供給されると、機構制御部7により印
画用紙送りモーター等のメカ機構8が動作される。そこ
で、システム制御部6からメモリ制御部に対して画像メ
モリ4からデータの読み出しの動作指令が供給される。
すると、メカ機構8の印画用紙送りモーターによる印画
用紙の送り出しに同期して画像メモリ4から1ラインず
つのディジタルビデオ信号のデータが読み出されて画像
処理部9に供給される。画像処理部9において1ライン
ずつのディジタルビデオ信号のデータに対して各種画像
処理が施される。画像処理を施されたディジタルビデオ
信号のデータはサーマルヘッド11に供給される。サー
マルヘッド11において、この画像データの階調に応じ
た発熱量で印画用紙にディジタルビデオ信号のデータが
プリントされる。
【0021】ここで、特に、本実施の形態では、画像処
理部9のリサイズブロック10において、ディジタル画
像に対して、マルチステージ構成のインターポレータを
用いて拡大し、その後間引きによって画像の解像度を変
換することにより、バイキュービック法と同程度の高画
質な出力画像データを得ることができると共に、乗算器
を用いずに低コストで簡単な構成で実現することができ
る。
【0022】次に、図2を用いて画像処理部について説
明する。図2に示す画像処理部は図1に示した画像処理
部9に対応する。この画像処理部は、図1に示したシス
テム制御部6からのコントルールデータDcを格納する
レジスタ12と、コントルールデータDcおよびレジス
タ12からのデータに基づいて画像処理部の主走査方向
の動作を制御する主走査方向コントローラ13と、コン
トルールデータDcおよびレジスタ12からのデータに
基づいて画像処理部の副走査方向の動作を制御する副走
査方向コントローラ14とを有する。
【0023】また、この画像処理部は、図1に示したメ
モリ制御部3を介して画像メモリから供給される1ライ
ン分の入力画像データDiを順次1ライン毎に一時的に
保持するラインバッファ15a,15b,15cと、ラ
インバッファ15a,15b,15cに一時的に保持さ
れた1ライン毎の入力画像データDiを副走査方向に補
間する副走査方向補間ブロック16と、副走査方向の補
間が施された画像データをスルーして副走査方向の補間
が施されない画像データのフィールドデータおよびフレ
ームデータのそれぞれに対して、画像補間を行うフィー
ルド/フレーム補間ブロック17(ニンリニア補間ブロ
ック)と、フィールドデータに対して補間を行うリニア
補間ブロック18とを有する。
【0024】また、この画像処理部は、画像データの解
像度を変換するリサイズブロック10と、リサイズブロ
ックにより解像度が変換された画像データの1ライン分
を一時的に保持するラインバッファ19と、画像データ
に対して各種編集機能を付加する編集機能ブロック20
と、1ライン分のシャープネス補正用の画像データを一
時的の保持するラインバッファ21と、強調処理を行う
シャープネスブロック22と、サーマルヘッドにおける
蓄熱補正を行う蓄熱補正ブロック25と、短時定数の応
答系の蓄熱補正データを記憶する蓄熱補正メモリ23
と、長時定数の応答系の蓄熱補正データを記憶する蓄熱
補正メモリ24と、入力信号を2値化したときの一定し
きい値で落とされた濃淡に相当する雑音(ディザ)を原
信号に加えるディザブロック26とを有する。
【0025】ここで、この例では、特に、リサイズブロ
ック10は、画像データに対してアップサンプリングし
た後にインターポレーションフィルターを通過させて、
所定倍率でデータ数を拡大するインターポレータと、イ
ンターポレータにより拡大された画像データに対して、
所望の出力画素の位置に近い画素を間引く間引き回路
と、を備え、上記画像データの解像度を1方向に自由倍
率で変換するものである。
【0026】このように構成された画像処理部は以下の
ような動作をする。図1に示したシステム制御部6から
のコントルールデータDcがレジスタ12、主走査方向
コントローラ13及び副走査方向コントローラ14に供
給される。レジスタ12に格納されたコントルールデー
タDcは主走査方向コントローラ13及び副走査方向コ
ントローラ14に供給される。主走査方向コントローラ
13においてコントルールデータDcおよびレジスタ1
2からのデータに基づいて画像処理部の主走査方向の動
作が制御され、副走査方向コントローラ14においてコ
ントルールデータDcおよびレジスタ12からのデータ
に基づいて画像処理部の副走査方向の動作が制御され
る。具体的には、主走査方向コントローラ13及び副走
査方向コントローラ14から、画像補間処理用のライン
バッファ15a,15b,15c、リサイズおよび編集
機能用のラインバッファ19、シャープネス用のライン
バッファ21、蓄熱補正用の蓄熱補正メモリ23、24
のそれぞれに対して制御信号が供給される。
【0027】また、図1に示したメモリ制御部3を介し
て画像メモリからラインバッファ15a,15b,15
cに1ライン分の入力画像データDiが順次供給され
る。つまり、ラインバッファ15aには1ライン後の画
像データDi+1が一時的に保持され,ラインバッファ
15bには現在のラインの画像データDiが一時的に保
持され,ラインバッファ15cには1ライン前の画像デ
ータDi−1が一時的に保持される。ラインバッファ1
5a,15b,15cに一時的に保持された1ライン毎
の入力画像データDi+1、Di、Di−1が副走査方
向補間ブロック16に供給される。副走査方向補間ブロ
ック16において、入力画像データDi+1、Di、D
i−1は副走査方向に補間される。例えば、副走査方向
補間ブロック16において、フィールドデータが補間さ
れて、画像データが90度回転されて、副走査方向に2
枚のプリント出力を得るようにして、副走査方向の補間
が行われる。副走査方向の補間が行われた画像データま
たは副走査方向の補間が行われずにスルーした画像デー
タはフィールド/フレーム補間ブロック17に供給され
る。なお、副走査補間が行われたときは、後段のフィー
ルド/フレーム補間ブロック17においてフィールド/
フレーム補間は行われず、フィールド/フレーム補間が
行われるのは副走査補間が行われずにスルーしたときに
のみ行うように処理を分けている。
【0028】フィールド/フレーム補間ブロック17に
おいて、副走査方向の補間が施されずにスルーした画像
データのフィールドデータおよびフレームデータのそれ
ぞれに対して、画像補間が行われる。具体的には、フィ
ールド/フレーム補間ブロック17において、フィール
ドデータまたはフレームデータが2倍に補間される。ま
た、ここでフィールド/フレーム補間ブロック17をノ
ンリニア補間ブロックと呼んでいるのは、ここで用いる
適応フィルターが(一般的に)非線形なフィルターであ
るからである。フィールドデータとフレームデータとで
それぞれ2倍に補間された画像データはニリア補間ブロ
ック18に供給される。リニア補間ブロック18におい
て、フレームデータはスルーして、フィルードデータに
対してのみ2倍に補間が行われる。つまり、ノンリニア
補間およびリニア補間のそれぞれの処理において、フレ
ームデータは2倍補間およびスルーで計2倍補間され、
フィールドデータは2倍補間および2倍補間で計4倍補
間される。ここでリニア補間ブロック18と呼ぶのは、
ここで用いるフィルターが線形なフィルターであるから
である。
【0029】このように補間された画像データはリサイ
ズブロック10に供給される。リサイズブロック18に
おいて、画像データの解像度が変換される。ここで、特
に、本実施の形態では、リサイズブロック18におい
て、画像データに対してアップサンプリングした後に低
域通過フィルターを通過させて、所定倍率でデータ数を
拡大し、拡大された画像データに対して、所望の出力画
素の位置に近い画素を出力して他の画素を間引くことに
より、上記画像データの解像度を1方向に自由倍率で変
換する。
【0030】このように解像度変換された画像データは
ラインバッファ19に供給される。ここで、入力画像デ
ータDiが入力されたから、ラインバッファ19に現ラ
インの画像データが供給される時点までで、1ライン分
の画像データの読み出し処理時間を要する。つまり、ラ
インバッファ15、副走査補間ブロック16、フィール
ド/フレーム補間ブロック10、リニア補間ブロック1
7、リサイズブロック18、ラインバッファ19への書
き込み処理までは同期して行われる。
【0031】そして、ラインバッファ19からリサイズ
ブロックにより走査線数が変換された画像データの1ラ
イン分が読み出されて編集機能ブロック20に供給され
る。編集機能ブロック20において、画像データに対し
て各種編集機能が付加される。各種編集機能が付加され
た画像データはシャープネスブロック22に供給され
る。シャープネスブロック22において強調処理が行わ
れる。このとき、ラインバッファ21において1ライン
分のシャープネス補正用の画像データが一時的に保持さ
れる。シャープネス補正された画像データは蓄熱補正ブ
ロック25に供給される。
【0032】蓄熱補正ブロック25において、サーマル
ヘッドにおける蓄熱補正が行われる。このとき、蓄熱補
正メモリ23から短時定数の応答系の蓄熱補正データが
蓄熱補正ブロック25に供給され、蓄熱補正メモリ24
から長時定数の応答系の蓄熱補正データが蓄熱補正ブロ
ック25に供給され、2つの応答系は異なる処理で補正
される。
【0033】蓄熱補正された画像データはディザブロッ
ク26に供給される。ディザブロック26において、入
力信号を2値化したときの一定しきい値で落とされた濃
淡に相当する雑音(ディザ)が原信号に加えされる。こ
のようにして、ディザブロック26から出力画像データ
Doが出力される。
【0034】ここで、画像データがラインバッファ19
から読み出されてから、ディザブロック26から出力画
像データDoが出力される時点までで、1ライン分の画
像データの読み出し処理時間を要する。つまり、ライン
バッファ19からの読み出し、編集機能ブロック20、
シャープネスブロック22、蓄熱補正ブロック25、デ
ィザブロック26の処理までは同期して行われる。
【0035】次に、本実施の形態の画像解像度変換装置
の具体的構成及び動作について説明する。図3に画像解
像度変換装置としてのリサイズブロック10の構成を示
す。図3に示す構成は図2に示したリサイズブロック1
0に対応する。図3において、リサイズブロック10
は、マルチステージインターポレータ30と、間引き回
路33と、加算回路36と、サンプル遅延回路37とを
有する。ここで、Xjは入力画像データを表し、Yjは
出力画像データを表す。jは主走査方向(ライン方向)
を表す。
【0036】マルチステージインターポレータ30は、
第1の2倍インターポレータ30aと、第2の2倍イン
ターポレータ30bと、第3の2倍インターポレータ3
0cとを有する。第1の2倍インターポレータ30a
は、入力画像データXjを2倍のサンプリング周波数で
サンプリングする2倍アップサンプリング回路31a
と、2倍アップサンプリングされた画像データを滑らか
に補間するインターポレーションフィルター32aとを
有する。第1の2倍インターポレータ30aは、入力画
像データXjを2倍に補間する機能を有する。
【0037】第2の2倍インターポレータ30bは、2
倍に補間された画像データを2倍のサンプリング周波数
でサンプリングする2倍アップサンプリング回路31b
と、2倍アップサンプリングされた画像データを滑らか
に補間するインターポレーションフィルター32bとを
有する。第2の2倍インターポレータ30bは、2倍に
補間された画像データをさらに2倍に補間して4倍に補
間する機能を有する。
【0038】第3の2倍インターポレータ30cは、4
倍に補間された画像データを2倍のサンプリング周波数
でサンプリングする2倍アップサンプリング回路31c
と、2倍アップサンプリングされた画像データを滑らか
に補間するインターポレーションフィルター32cとを
有する。第3の2倍インターポレータ30cは、4倍に
補間された画像データをさらに2倍に補完して8倍に補
間する機能を有する。
【0039】つまり、マルチステージインターポレータ
30は、同様の構成を有する2倍インターポレータを3
段縦続接続したものである。マルチステージインターポ
レータ30は、2倍のインターポレータ3段縦続接続し
て、入力画像データXjを8倍に補間する機能を有す
る。
【0040】また、間引き回路33は、8倍に補間され
た画像データを順次カウントするカウンター34と、カ
ウント出力と所望出力画素位置とを比較して一致したと
きに出力画像データYjを出力する比較回路35とを有
する。
【0041】また、リサイズブロックは、1サンプル時
間遅延した信号を所望出力画素位置信号として出力する
サンプル遅延回路37と、比較回路35においてカウン
ト出力と所望出力画素位置信号とが一致したときに所望
出力画素位置信号を1/倍率信号に加算して順次インク
リメントする加算回路36とを有する。
【0042】このように構成されたリサイズブロック1
0の動作を以下に説明する。まず、マルチステージイン
ターポレータ30の動作を説明する。第1の2倍インタ
ーポレータ30aの2倍アップサンプリング回路31a
において、入力画像データXjが2倍のサンプリング周
波数でサンプリングされ,インターポレーションフィル
ター32aにおいて2倍アップサンプリングされた画像
データが滑らかに補間される。これにより、第1の2倍
インターポレータ30aにおいて、入力画像データXj
が2倍に補間される。つまり、図4Aに示すような入力
画像データXjは、2倍のサンプリング周波数でサンプ
リングされて、原サンプリング時点の値の間に、2倍サ
ンプリング時点のゼロの値が挿入された図4Bに示すよ
うな2倍アップサンプリング回路31a出力となり、さ
らにインターポレーションフィルター32aにより2倍
サンプリング時点のゼロの値が原サンプリング時点の値
に対して滑らかに補間されて図4Cに示すようなインタ
ーポレーションフィルター出力(2倍の画素数)とな
る。
【0043】次に、第2の2倍インターポレータ30b
の2倍アップサンプリング回路31bにおいて、2倍の
画像データが2倍のサンプリング周波数でサンプリング
され,インターポレーションフィルター32bにおいて
2倍アップサンプリングされた画像データが滑らかに補
間される。これにより、第2の2倍インターポレータ3
0bにおいて、2倍の画像データがさらに2倍に補間さ
れて4倍に補間される。つまり、図4Aに示すような2
倍の画像データは、2倍のサンプリング周波数でサンプ
リングされて、原サンプリング時点の値の間に、2倍サ
ンプリング時点のゼロの値が挿入された図4Bに示すよ
うな2倍アップサンプリング回路31b出力となり、さ
らにインターポレーションフィルター32bにより2倍
サンプリング時点のゼロの値が原サンプリング時点の値
に対して滑らかに補間されて図4Cに示すようなインタ
ーポレーションフィルター出力(4倍画素数)となる。
【0044】さらに、第3の2倍インターポレータ30
cの2倍アップサンプリング回路31cにおいて、4倍
の画像データが2倍のサンプリング周波数でサンプリン
グされ,インターポレーションフィルター32cにおい
て2倍アップサンプリングされた画像データが滑らかに
補間される。これにより、第3の2倍インターポレータ
30cにおいて、4倍の画像データがさらに2倍に補間
されて8倍に補間される。つまり、図4Aに示すような
4倍の画像データは、2倍のサンプリング周波数でサン
プリングされて、原サンプリング時点の値の間に、2倍
サンプリング時点のゼロの値が挿入された図4Bに示す
ような2倍アップサンプリング回路31c出力となり、
さらにインターポレーションフィルター32cにより2
倍サンプリング時点のゼロの値が原サンプリング時点の
値に対して滑らかに補間されて図4Cに示すようなイン
ターポレーションフィルター出力(8倍画素数)とな
る。
【0045】2倍インターポレータ30a、30b、3
0cにおいて、それぞれ原サンプリング時点での値の間
に、2倍サンプリング時点でのゼロの値が挿入されて、
2倍サンプリング時点での正規化角周波数ωに対して0
≦ω≦π/2の通過帯域を有するローパスフィルターで
あるインターポレーションフィルター32a、32b、
32cにおいて、滑らかな信号に補間され、画像データ
はサーマルヘッドの発熱素子数の8倍程度まで拡大され
る。このようにして、マルチステージインターポレータ
30から図4Dに示すようにマルチステージインターポ
レータ出力として主走査方向に8倍に拡大した画像デー
タが得られる。
【0046】次に、間引き回路33の動作を説明する。
まず、図4Dに示すようにマルチステージインターポレ
ータ出力は例えばシフトレジスタを構成するカウンタ3
4において、順次カウントされてシフトされて出力され
る。カウンタ34の出力は順次比較回路35の一方の入
力端子に供給される。ここで、比較回路35の他方の出
力端子には所望出力画素位置信号が供給されている。つ
まり、所望出力画素位置信号は、どのサンプル時点の値
を比較回路35から出力させるかを決めるサンプリング
信号となる。例えば、図4Dに示すようにマルチステー
ジインターポレータ30で8倍に拡大された画像データ
のうち5サンプル時点の値を比較回路35から出力させ
て8/5倍に拡大する場合には、最初の第1回の5サン
プル時点の値を出力させたらこの出力を加算回路36に
加算してインクリメントし、さらに次の第2回の5サン
プル時点の値を出力させたらこの出力を加算回路36に
加算してインクリメントし、同様に、次の第3回の5サ
ンプル時点の値を出力させて、比較回路35から順次出
力画像データYjを出力させる。つまり、マルチステー
ジインターポレータ30において入力画像データXjが
8倍されているので、8倍に拡大された画像データに対
してどのサンプル時点の値と比較するかを決めることに
より、出力画像データを8倍までの自由な倍率で出力さ
せることができる。このようにして、所望出力画素位置
信号のサンプリングレートに合わせて、間引き時に所望
出力画素位置に位置番近い画素を取り出していくことに
より、解像度を変換する処理を行うことができる。ま
た、8サンプル時点のすべてを出力してもよいし、8倍
までの自由な割合で出力するようにしても良い。ここ
で、加算器36に入力される1/倍率=5/8は、レジ
スタ12に設定しておき、8倍に拡大された画像データ
に対するサンプル時点は5/8×8=5サンプルとなる
ので、5サンプルおきにサンプルするようにしている。
【0047】次に、マルチステージインターポレータ3
0において用いたインターポレーションフィルターの係
数について説明する。図5にインターポレーションフィ
ルターH(Z)の係数を示す。このインターポレーショ
ンフィルターは、7タップで構成され、j主走査方向に
サンプリング時点Z3 ,Z2 ,Z1 ,0,Z-1,Z-2
-3の係数を示す。この係数は、j主走査方向方向に−
1/8,0,+5/8,+1,+5/8,0,−1/8
である。この係数は、例えば、j主走査方向方向に画素
番号6,5,4,3,2,1,0の7つの画素に対する
演算に用いられる。
【0048】図6にインターポレーションフィルターの
周波数特性を示す。図6において、横軸に正規化角周波
数ωをπで割ったものを示し、縦軸に利得を示す。つま
り、H(Z)は0≦ω≦π/2の通過帯域を有するロー
パスフィルターの周波数特性を示す。H(Z)の係数
は、小数で示すと、−0.1250,0.0000,
0.6250,1.0000,0.6250,0.00
00,−0.1250である。
【0049】このように、本実施の形態の画像解像度変
換装置は、高画質なバイキュービック法をディジタルフ
ィルターのインターポレーションフィルターを用いて実
現させたものである。つまり、バイキュービック法は、
入力画素とsinc関数(sinx/x≒x3 +x2
‥‥)との畳み込み演算値を出力画素とする方法である
ので、sinc関数のフーリエ変換は、理想ローパスフ
ィルターであるから、入力画素とローパスフィルターと
の畳込み処理は入力画素にローパスフィルターを施すこ
とに相当するため、上述した本実施の形態の画像解像度
変換装置と実質的に等価となる。
【0050】また、図5に示した係数を有するインター
ポレーションフィルターは、加算器4個程度の回路規模
で構成することができるので、バイキュービック法と同
程度の高画質の画像を簡易な構成で低コストで実現させ
ることができる。
【0051】また、さらに、インターポレーションフィ
ルターH(Z)の係数を図7に示すように構成しても良
い。このインターポレーションフィルターは、8タップ
で構成され、j主走査方向にサンプリング時点Z3 ,Z
2 ,Z1 ,0,Z-1,Z-2,Z-3,Z-4の係数を示す。
この係数は、j主走査方向方向に−3/64,−9/6
4,+19/64,+57/64,+57/64,+1
9/64,−9/64,−3/64である。この係数
は、例えば、j主走査方向方向に画素番号7,6,5,
4,3,2,1,0の8つの画素に対する演算に用いら
れる。
【0052】このような係数のインターポレーションフ
ィルターを構成することにより、図5に示したインター
ポレーションフィルターとほとんど同じ周波数特性を有
し、位相だけが半画素異なるインターポレーションフィ
ルターを得ることができる。このインターポレーション
フィルターを用いることにより、拡大率が整数倍のとき
に画像のエッジがボケない出力画像を得ることができ
る。つまり、2倍に拡大したときに同じ画素が2画素ず
つ並ぶような位相となり、エッジが保存される。
【0053】なお、上例において、インターポレータの
マルチステージ化は、画質、コスト、倍率等に応じて2
段以上の何段にでも拡張することができる。また、本実
施の形態の画像解像度変換装置において、インターポレ
ータの前段または後段に不要な高域成分を除くようなア
ンチエイリアスフィルターを配置することにより、さら
に高画質な画像解像度変換装置を構成することができ
る。また、上述した画像解像度変換装置としてのリサイ
ズブロック10は、例えばPAL方式の走査線数をNT
SC方式の走査線数に変換するアスペクト変換回路とし
て用いても良い。
【0054】また、上例に限るものではなく、プリンタ
ーにおいて低解像度画像を高解像度に変換して印画する
場合や、コンピュータ上で画像を高解像度化するソフト
ウエアとして実現するようにしても良い。
【0055】この実施の形態の画像解像度変換装置は、
画像データに対して2倍アップサンプリング回路31
a,31b,31cによりアップサンプリングした後に
低域通過フィルターとしてのインターポレーションフィ
ルター32a,32b,32cを通過させて、所定倍率
でデータ数を拡大する拡大手段としてのマルチステージ
インターポレータ30と、拡大手段により拡大された画
像データに対して、所望の出力画素の位置に近い画素を
出力して他の画素を間引く間引き手段としての間引き回
路33と、を備え、画像データの解像度を1方向に自由
倍率で変換するようにしたので、バイキュービック法と
同程度の高画質の画像を低コストで得ることができる。
【0056】また、この実施の形態の画像解像度変換装
置は、上述において、拡大手段としてのマルチステージ
インターポレータ30を第1の2倍インターポレータ3
0a、第2の2倍インターポレータ30bおよび第3の
2倍インターポレータ30cのように多段縦続接続する
ようにしたので、同様の構成の2倍インターポレータを
複数用いることによって簡単な構成でバイキュービック
法と同程度の高画質の画像を低コストで得ることができ
る。
【0057】また、この実施の形態の画像解像度変換方
法は、画像データに対して2倍アップサンプリング回路
31a,31b,31cによりアップサンプリングした
後に低域通過フィルターとしてのインターポレーション
フィルター32a,32b,32cを通過させて、所定
倍率でデータ数を拡大し、拡大された画像データに対し
て、所望の出力画素の位置に近い画素を出力して他の画
素を間引き回路33により間引くことにより、画像デー
タの解像度を1方向に自由倍率で変換するようにしたの
で、バイキュービック法と同程度の高画質の画像を簡易
な処理で得ることができる。
【0058】また、この実施の形態の画像解像度変換方
法は、上述において、マルチステージインターポレータ
30による拡大処理は第1の2倍インターポレータ30
a、第2の2倍インターポレータ30bおよび第3の2
倍インターポレータ30cにより複数回連続して行うの
で、同様の処理を複数用いることによって簡単な処理で
バイキュービック法と同程度の高画質の画像を簡易な処
理で得ることができる。
【0059】また、この実施の形態のビデオプリンター
は、ビデオ画像の画像データに所定の解像度変換処理を
施して、変換された画像データを用いてプリントヘッド
によりプリントするにおいて、画像データに対して2倍
アップサンプリング回路31a,31b,31cにより
アップサンプリングした後に低域通過フィルターとして
のインターポレーションフィルター32a,32b,3
2cを通過させて、所定倍率でデータ数を拡大する拡大
手段としてのマルチステージインターポレータ30と、
拡大手段により拡大された画像データに対して、所望の
出力画素の位置に近い画素を出力して他の画素を間引く
間引き手段としての間引き回路33と、を備え、画像デ
ータの解像度を1方向に自由倍率で変換して出力画像を
プリントするようにしたので、バイキュービック法と同
程度の高画質の画像の出力画像のプリントを低コストで
得ることができる。
【0060】
【発明の効果】この発明の画像解像度変換装置は、画像
データに対してアップサンプリングした後に低域通過フ
ィルターを通過させて、所定倍率でデータ数を拡大する
拡大手段と、上記拡大手段により拡大された画像データ
に対して、所望の出力画素の位置に近い画素を出力して
他の画素を間引く間引き手段と、を備え、上記画像デー
タの解像度を1方向に自由倍率で変換するようにしたの
で、バイキュービック法と同程度の高画質の画像を低コ
ストで得ることができるという効果を奏する。
【0061】また、この発明の画像解像度変換装置は、
上述において、上記拡大手段を多段縦続接続するように
したので、同様の構成を複数用いることによって簡単な
構成でバイキュービック法と同程度の高画質の画像を低
コストで得ることができるという効果を奏する。
【0062】また、この発明の画像解像度変換方法は、
画像データに対してアップサンプリングした後に低域通
過フィルターを通過させて、所定倍率でデータ数を拡大
し、拡大された画像データに対して、所望の出力画素の
位置に近い画素を出力して他の画素を間引くことによ
り、上記画像データの解像度を1方向に自由倍率で変換
するようにしたので、バイキュービック法と同程度の高
画質の画像を簡易な処理で得ることができるという効果
を奏する。
【0063】また、この発明の画像解像度変換方法は、
上述において、上記拡大処理は複数回連続して行うの
で、同様の処理を複数用いることによって簡単な処理で
バイキュービック法と同程度の高画質の画像を簡易な処
理で得ることができるという効果を奏する。
【0064】また、この発明のビデオプリンターは、ビ
デオ画像の画像データに所定の解像度変換処理を施し
て、変換された画像データを用いてプリントヘッドによ
りプリントするにおいて、画像データに対してアップサ
ンプリングした後に低域通過フィルターを通過させて、
所定倍率でデータ数を拡大する拡大手段と、上記拡大手
段により拡大された画像データに対して、所望の出力画
素の位置に近い画素を出力して他の画素を間引く間引き
手段と、を備え、上記画像データの解像度を1方向に自
由倍率で変換して出力画像をプリントするようにしたの
で、バイキュービック法と同程度の高画質の画像の出力
画像のプリントを低コストで得ることができるという効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態の画像解像度変換装置を適用する
ビデオプリンターの構成を示すブロック図である。
【図2】本実施の形態の画像処理部の構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】本実施の形態の画像解像度変換装置としてのリ
サイズブロックの構成を示すブロック図である。
【図4】本実施の形態のリサイズブロックの動作を示す
図であり、図4Aは入力画像データを示し、図4Bは2
倍アップサンプリング回路出力を示し、図4Cはインタ
ーポレーションフィルター出力を示し、図4Dはマルチ
ステージインターポレータ出力および出力画像データを
示す図である。
【図5】本実施の形態のインターポレーションフィルタ
ーH(Z)の係数を示す図である。
【図6】本実施の形態のインターポレーションフィルタ
ーH(Z)の周波数特性を示す図である。
【図7】他の実施の形態のインターポレーションフィル
ターH(Z)の係数を示す図である。
【符号の説明】
1 ビデオ入力部、2 A/D変換器、3 メモリ制御
部、4 画像メモリ、5スイッチ部、6 システム制御
部、7 機構制御部、8 機構、9 画像処理部、10
リサイズブロック、11 サーマルヘッド、12 レ
ジスタ、13主走査方向コントローラ、14 副走査方
向コントローラ、15 ラインバッファ、16 副走査
補間ブロック、17 フィールド/フレーム補間ブロッ
ク(ノンリニア補間ブロック)、18 リニア補間ブロ
ック、19 ラインバッファ、20 編集機能ブロッ
ク、21 ラインバッファ、22 シャープネスブロッ
ク、23 蓄熱補正メモリ(短時定数)、24 蓄熱補
正メモリ(長時定数)、25 蓄熱補正ブロック、26
ディザブロック、Dc システム制御部コントロール
データ、Di 入力画像データ、Do 出力画像デー
タ、30 マルチステージインターポレータ、30a,
30b,30c 2倍インターポレータ、31a,31
b,31c 2倍アップサンプリング回路、32a,3
2b,32cインターポレーションフィルター、33
間引き回路、34 カウンター、35比較回路、36
加算回路、37 サンプル遅延回路

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データに対してアップサンプリング
    した後に低域通過フィルターを通過させて、所定倍率で
    データ数を拡大する拡大手段と、 上記拡大手段により拡大された画像データに対して、所
    望の出力画素の位置に近い画素を出力して他の画素を間
    引く間引き手段と、 を備え、上記画像データの解像度を1方向に自由倍率で
    変換するようにしたことを特徴とする画像解像度変換装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項第1項記載の画像解像度変換装置
    において、 上記拡大手段を多段縦続接続するようにしたことを特徴
    とする画像解像度変換装置。
  3. 【請求項3】 画像データに対してアップサンプリング
    した後に低域通過フィルターを通過させて、所定倍率で
    データ数を拡大し、 拡大された画像データに対して、所望の出力画素の位置
    に近い画素を出力して他の画素を間引くことにより、 上記画像データの解像度を1方向に自由倍率で変換する
    ようにしたことを特徴とする画像解像度変換方法。
  4. 【請求項4】 請求項第3項記載の画像解像度変換方法
    において、 上記拡大処理は複数回連続して行うことを特徴とする画
    像解像度変換方法。
  5. 【請求項5】 ビデオ画像の画像データに所定の画像解
    像度変換処理を施して、変換された画像データを用いて
    プリントヘッドによりプリントするビデオプリンターに
    おいて、 画像データに対してアップサンプリングした後に低域通
    過フィルターを通過させて、所定倍率でデータ数を拡大
    する拡大手段と、 上記拡大手段により拡大された画像データに対して、所
    望の出力画素の位置に近い画素を出力して他の画素を間
    引く間引き手段と、 を備え、上記画像データの解像度を1方向に自由倍率で
    変換して出力画像をプリントするようにしたことを特徴
    とするビデオプリンター。
JP8320312A 1996-11-22 1996-11-29 画像解像度変換装置、画像解像度変換方法およびビデオプリンター Abandoned JPH10164468A (ja)

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KR1019970063136A KR100543350B1 (ko) 1996-11-22 1997-11-22 고화질영상을발생하도록화소를처리하기위한비디오처리장치및그방법그리고그것을적용하기위한비디오프린터
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