JPH10164269A - 回線端末装置 - Google Patents

回線端末装置

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JPH10164269A
JPH10164269A JP8330203A JP33020396A JPH10164269A JP H10164269 A JPH10164269 A JP H10164269A JP 8330203 A JP8330203 A JP 8330203A JP 33020396 A JP33020396 A JP 33020396A JP H10164269 A JPH10164269 A JP H10164269A
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line
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terminal device
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JP8330203A
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Inventor
Shiyouji Okabe
将二 岡部
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 着信した回線を適当な端末装置に自動的に切
換接続することを、簡易な構成かつ簡易な手順で行うこ
とができる回線端末装置を提供すること。 【解決手段】 着信時に回線から通知される発信電話番
号通知用信号を受信して、その受信した発信電話番号通
知用信号に含まれる発IDを検出する発ID検出手段
と、その検出された発IDの内容に予め対応付けられた
端末装置に、前記着信した回線を自動的に切り換え接続
する端末切換手段とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回線に接続され、
発信電話番号通知サービスに基づく発信電話番号通知用
信号を前記回線から受信する機能を備えた、ファクシミ
リ装置、電話機、構内交換機等の回線端末装置に関し、
詳細には、前記発信電話番号通知用信号に含まれる発I
Dの内容に基づいて着信した回線を自動的に適当な端末
装置に切換接続する回線端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】着信した回線を自動的に適当な端末装置
に自動的に切換接続する従来技術としては、特開平4−
168863号公報や、特開平5−130269号公報
に見られるような技術が知られている。
【0003】すなわち、着信時に、ファクシミリ装置へ
の着信を示すCNG信号を検出した場合は、着信した回
線をファクシミリ装置に接続し、モデムによるデータ通
信が開始されたことを示す信号を検出した場合には、着
信した回線をモデムに接続し、特別な信号を検出しない
場合には、着信した回線を電話機に接続するというよう
に、着信した通信の種別を自動的に識別することで、着
信した回線を自動的に適当な端末装置に自動的に切換接
続するものである。
【0004】また、ダイヤルインサービスに対応した機
能を有するファクシミリ装置等の回線端末装置が、着信
時に交換機から通知されるダイヤルイン番号に応じて、
切換接続すべき端末装置(ファクシミリ装置、または、
そのファクシミリ装置の併設電話機等)を判別して自動
的に切換接続する技術も知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記着
信した通信の種別を判別して、その判別結果に応じて、
着信した回線を自動的に適当な端末装置に自動的に切換
接続する技術では、着信した通信の種別を判別するため
に、個別の検出手段を備える必要が有る。また、最初に
着信の合図である呼出信号を受信して回線を接続した時
点では、まだ通信種別を判別するために必要な信号を受
信していないため、切換接続すべき端末装置を決定でき
ない。そのため、通信種別を判別した後で疑似リンガ発
生回路から疑似呼出信号を送出して、切換接続すべき端
末装置に対して着信を促すことが必要である一方、回線
に対しては疑似リングバックトーンを送出することが必
要な場合もあり、装置構成が複雑になるという問題点が
あった。
【0006】また、上記着信時に交換機から通知される
ダイヤルイン番号に応じて、切換接続すべき端末装置を
判別して自動的に切換接続する技術では、ダイヤルイン
サービスを受けるための契約料金が必要となり、その分
装置の維持コストが嵩むという問題点があった。
【0007】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、着信した回線を適当な端末装置に自動的に切換接
続することを、簡易な構成かつ簡易な手順で行うことが
できる回線端末装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の回線端末装置は、回線に接続され、
発信電話番号通知サービスに基づく発信電話番号通知用
信号を前記回線から受信する機能を備えた回線端末装置
において、着信時に前記回線から通知される発信電話番
号通知用信号を受信して、その受信した発信電話番号通
知用信号に含まれる発IDを検出する発ID検出手段
と、その検出された発IDの内容に予め対応付けられた
端末装置に、前記着信した回線を自動的に切り換え接続
する端末切換手段とを備えたことを特徴とする。
【0009】請求項2記載の回線端末装置は、請求項1
記載の回線端末装置において、前記発ID検出手段によ
り検出され得る発IDの内容と、その発IDの内容に応
じて前記端末切換手段が切換接続すべき端末装置との対
応を設定する切換端末設定手段と、その切換端末設定手
段により設定された前記発IDの内容と端末装置との対
応を記憶する対応テーブル記憶手段とをさらに備え、前
記端末切換手段は、前記発ID検出手段により検出され
た発IDの内容を、前記対応テーブル記憶手段の記憶内
容と照合して得られた、対応する端末装置に、前記着信
した回線を自動的に切換接続することを特徴とする。
【0010】請求項3記載の回線端末装置は、請求項1
または2のいずれかの記載の回線端末装置において、前
記発ID検出手段が検出する発IDの内容は、パラメー
タ種別であることを特徴とする。
【0011】請求項4記載の回線端末装置は、請求項1
または2のいずれかの記載の回線端末装置において、前
記発ID検出手段が検出する発IDの内容は、情報内容
であることを特徴とする。
【0012】請求項5記載の回線端末装置は、請求項4
記載の回線端末装置において、前記端末切換手段は、前
記発ID検出手段が発IDの内容として検出した前記情
報内容が、発信電話番号通知サービス外発信を意味する
ものである場合は、前記発IDの内容と端末装置との対
応付けに依存しないで、前記着信した回線を端末装置へ
自動的に切換接続することを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態について詳細に説明する。
【0014】図1は、本発明に係る回線端末装置として
の、ファクシミリ装置本体1及びそのファクシミリ装置
本体1の構成の一部である網制御装置2のブロック構成
を示している。その本発明に係る回線端末装置としての
ファクシミリ装置本体1及び網制御装置2は、後に詳述
するように、着信した回線を併設電話機4または、ファ
クシミリ装置本体1のファクシミリ機能のいずれかに切
換接続するものである。
【0015】同図において、網制御装置2及びファクシ
ミリ装置本体1は、発信電話番号通知サービスに基づく
発信電話番号通知用信号の受信機能を備えた回線端末装
置であり、従来のファクシミリ装置と比較して電力供給
部26と共用して存在した鳴動信号生成部が無くなって
おり、また、前記発信電話番号通知用信号の受信機能等
は、主制御部10による制御により実現されている。
【0016】網制御装置2には、モジュラケーブル等を
介して回線3と併設電話機4が接続される。併設電話機
4の代わりに、留守番電話機、ボタン電話機あるいはP
BX等の構内交換機、さらにはデータ端末装置も接続す
ることができる。
【0017】ここで、ファクシミリ装置本体1について
説明する。主制御部10は、ファクシミリ装置本体1お
よび網制御装置2の制御を行うマイクロコンピュータで
ある。ROM11は、主制御部10により読み出される
読出し専用メモリであり、主制御部10は、ROM11
に格納された制御手順を順次読みだしてファクシミリ装
置本体1及び網制御装置2を制御する。RAM12は、
送受信される画情報を記憶するバッファメモリ領域、及
び、主制御部10がファクシミリ装置本体1等を制御す
る際のワークエリア領域等を含む。また、RAM12に
は、後述するように、発信電話番号通知サービスに基づ
く発信電話番号通知用信号に含まれる発IDの内容と、
回線3に接続すべき端末装置との対応の情報も記憶され
る。
【0018】2線−4線変換部13は、モデム14から
送信した信号のみを回線3に送り出す一方、受信の際
は、回線3からの信号のみをモデム14に取り込むため
のものである。モデム14は、送受信画情報の変調、復
調を行うファクシミリモデムとして機能を備えると共
に、回線3から受信するモデム信号である発信電話番号
通知用信号に含まれる発IDの検出も行う。
【0019】読取部15にセットされた原稿を読み取っ
て得られた画情報を送信すると、その画情報はモデム1
4、2線−4線変換部13、網制御装置2を介して回線
3を経由して、操作部16により送信時に指定された電
話番号に対応する相手先装置に送信される。一方、回線
3を経由し、網制御装置2、2線−4線変換部13、モ
デム14を介して受信される相手装置からの画情報は、
記録部18により記録出力される。
【0020】操作部16は、テンキー、送信開始キー、
検出され得る発IDの内容に対応して回線3に接続すべ
き端末装置の登録を行うための登録キー等の各種キーか
ら構成され、操作部16からの入力内容等の情報は、表
示部16に表示され確認がなされる。システムバス19
は、上記各部がデータをやりとりするためのものであ
る。
【0021】次に、網制御装置2の詳細構成について説
明する。呼出信号検出部25は、待機状態ではリレー2
1の実線で示す状態に接続され、回線3からの発信電話
番号通知サービスに基づくID受信端末起動信号及び呼
出信号を検出する。DP(ダイヤルパルス)送出部23
は、装置識別番号のDPを送出するだけでなく、回線電
流を閉結または開放する役割も有する。直流検出部22
は、回線3のオフ/オンフック状態を検出すると同時
に、回線極性の反転の検出も兼ねる。ライントランス2
4は、回線3とのインピーダンスの整合を図るためのも
のである。リレー20は、併設電話機4が回線3から切
り離し可能なように接続されている。つまり、待機状態
では実線で示す状態に接続され、併設電話機4を鳴動さ
せずに無鳴動の状態で呼出信号検出部25により着信合
図を検出する。電力供給部26は、リレー20が回線3
から切り離された時にも併設電話機に電力を供給して併
設電話機4のオフフックを検出するものである。リレー
20及び21は、本発明の端末切換手段にあたり、端末
装置を複数接続したい場合は、図1の点線で囲った部分
の追加単位構成5を追加するだけで良い。各端末装置
4、4aの使用状況は、電力供給部26、26aのオフ
フック信号を監視することで判断する。
【0022】次に、以上のように構成されるファクシミ
リ装置本体1及び網制御装置2における、発信電話番号
通知サービスに基づいて着信した回線の適当な端末装置
への切換接続手順について、図2及び図3を参照して説
明する。また、それらの図に示す手順の説明の際には、
図4に示す接続動作シーケンスを適宜参照する。
【0023】まず、図4に示す接続動作シーケンスにお
いて、発信端末は、オフフックして(フェーズF1)、
交換器との間の直流回路を閉結し、ファクシミリ装置本
体1の加入者番号をダイヤルする(フェーズF2)。
【0024】交換器は、それを受けてファクシミリ装置
本体1に接続された回線3の極性を反転し(フェーズF
3)、ID受信端末起動信号を送出する(フェーズF
4)。
【0025】一方、ファクシミリ装置本体1の主制御部
10は、図2に示す手順において、ID受信端末とし
て、ID受信端末起動信号が検出されたかを監視する
(判断101のNoループ)。このID受信端末起動信
号の検出は、呼出信号検出部25により行われる。な
お、ID受信端末起動信号は、一般の呼出信号とカデン
スが異なるのみで、その他の信号特性は同一である。
【0026】図4のフェーズF4に対応してID受信端
末起動信号が検出された場合(判断101のYes)
は、DP送出部23を閉結して直流ループを形成するこ
とにより、図4のフェーズF5に示すように、一次応答
信号を交換機に返送する(処理102)。
【0027】そして、図4のフェーズF6において、交
換機からモデム信号として送出される発信電話番号通知
用信号としての発IDを、ライントランス24、2線−
4線変換部13、及び、モデム14を介して受信する
(処理103)。
【0028】ここで、受信する発IDのデータフォーマ
ットについて、図5を参照して説明する。
【0029】同図において、発IDの信号は、情報メッ
セージのヘッディングの開始を示すSOH(start
of heading)、交換機から端末への情報送
出を示すヘッダ、テキストの開始およびヘッディングの
終了を示すSTX(start of text)、及
び、図形キャラクタはローマ文字用を使用することを示
すSI(shift in)が前置きされた、メッセー
ジ本体と、それに続く、テキストの終わりを示すETX
(end of text)、及び、誤り検出符号(C
RC)であるCHKで構成されている。
【0030】さらに、メッセージ本体は、サービス種別
(発信番号通知サービス)、メッセージのバイト数を示
すメッセージ長、及び、パラメータで構成されている。
【0031】さらに、パラメータは、パラメータ種別、
パラメータ長、及び、情報内容で構成されている。パラ
メータ種別は、図6(a)に示すように、パラメータ種
別値によって2通りに分けられ、種別値が「00100
01」であれば、パラメータ名が発信電話番号であるこ
と、すなわち、情報内容は、通知すべき発信者の電話番
号であることを示している。種別値が「001001
0」であれば、パラメータ名がID非通知理由であるこ
と、すなわち、情報内容は、発信者の電話番号は、非通
知であり、その非通知となる理由であることを示してい
る。
【0032】2通りのパラメータ種別、「発信電話番
号」及び「ID非通知理由」についての情報内容の具体
的な内容は、図6(b)に示すように、「発信電話番
号」については、キャラクタ20数字以内で表現される
番号であり、「ID非通知理由」については、非通知の
理由を示すキャラクタ1文字である。
【0033】「ID非通知理由」の場合におけるキャラ
クタ1文字で示される発IDを非通知とする理由は、図
6(c)に示すように、「発信者による拒否」、発信電
話番号通知サービスの「提供エリア外発信」、または、
「公衆電話発信」に分けられる。
【0034】ID非通知理由が「発信者による拒否」と
なるのは、発信端末側で、本来のID着信端末(本実施
の形態ではファクシミリ装置本体1)の電話番号の前に
「184」を付加してダイヤルする場合である。したが
って、発信端末側のオペレータが発信電話番号を通知し
たいか、非通知としたいかの意思は、「184」を付加
しないか、あるいは、するかによって、発IDの情報内
容としてID着信端末(ファクシミリ装置本体1)に伝
達することができる。また、ID受信端末(ファクシミ
リ装置本体1)は、交換機からのID非通知理由として
「提供エリア外発信」、または、「公衆電話発信」を通
知されることで、その旨を知ることができる。
【0035】さて、図2に戻って、主制御部10は、処
理103で受信した発IDのパラメータ種別が「ID非
通知理由」であって(判断104のYes)、その情報
内容が発信電話番号通知「サービス外発信」、すなわ
ち、発信電話番号通知サービスの提供エリア外発信であ
るかを判断し(判断105)、「サービス外発信」であ
る場合(判断105のYes)は、本発明に係る、発信
電話番号通知サービスにおける発IDの内容に応じた着
信回線の切換接続処理が行えないため、従来技術による
自動切換等の動作に移行する(処理106)。なお「サ
ービス外発信」として、「公衆電話発信」を含めてもよ
い。
【0036】判断104において、パラメータ種別が
「ID非通知理由」ではない場合(判断104のYe
s)、及び、判断105において、情報内容が「サービ
ス外発信」でない場合(判断104のNo)は、パラメ
ータ種別に応じた着信端末を識別する(処理107)。
【0037】ここで、パラメータ種別に応じた着信端末
を識別する際には、RAM12に予め記憶された、図7
に示すパラメータ種別と着信端末との対応テーブルを参
照する。この図7に示すテーブルは、パラメータ種別が
「発信電話番号通知」である場合は、着信端末として併
設電話機4を選択し、「発信電話番号非通知」である場
合は、着信端末としてファクシミリ装置本体1を選択す
ることを示している。また、図7に示すテーブルの登録
内容は、ユーザにより適宜変更できる。すなわち、ファ
クシミリ装置本体1の操作部16に配設された図示しな
い登録キーにより、表示部17と照らし合わせていつで
も変更でき、主制御部10は、登録内容がユーザによる
変更される毎にその変更内容をRAM3に記憶されたテ
ーブルに反映させる。なお、現在の登録内容は図7に示
す状態であるとする。
【0038】さて、処理107において識別された着信
端末がファクシミリ装置本体1である場合(判断108
のYes)は、発信端末側のオペレータがファクシミリ
装置本体1に発呼する際にダイヤルした電話番号の前に
「184」を付加することにより、ファクシミリ装置本
体1を着信端末として通信したいことを示しているた
め、処理109以降のファクシミリ装置本体1への着信
回線の接続処理を行う。
【0039】逆に処理107において識別された着信端
末が併設電話機4である場合(判断108のNo)は、
発信端末側のオペレータがファクシミリ装置本体1に発
呼する際にダイヤルした電話番号の前に「184」を付
加しないで、ダイヤルすることにより、併設電話機4を
着信端末として通信したいことを示しているため、処理
114以降の併設電話機4への着信回線の接続処理を行
う。
【0040】処理107において識別された着信端末が
ファクシミリ装置本体1である場合(判断108のYe
s)は、主制御部10は、DP送出部23を開放して回
線の直流ループを遮断することにより、図4のフェーズ
F7に示すように、交換機に対して、受信完了信号を返
送する(処理109)。
【0041】ファクシミリ装置本体1としては、この処
理109までの処理が、本発明に係る回線端末装置(I
D受信端末)としての処理であり、処理110以降は、
ファクシミリデータの着信端末としての動作を行う。
【0042】すなわち、図4のフェーズF8に示すよう
に、交換機から送出される一般の呼出し信号を、呼出し
信号検出部25により検出する(処理110)。なお、
交換機は、着信端末(この場合、ファクシミリ装置本体
1)に呼出し信号を送出すると同時に、図4のフェーズ
F9に示すように、発信端末にリングバックトーンを送
出している。なお、この時リレー20を介して接続され
る併設電話機4は、リレー20により切り離されている
ため鳴動しない。
【0043】次に、図4のフェーズF10に示すよう
に、DP送出部23を閉結して回線3に直流ループを形
成することにより、交換機に2次応答信号を返送する
(処理111)と、交換機により発信端末と着信端末
(この場合、ファクシミリ装置本体1)との間に通信パ
スが形成され、以後、G3ファクシミリプロトコル等の
所定プロトコルにしたがって、図4のフェーズF11に
示すようにファックス通信が行われ(処理112)、フ
ァックス通信完了後、主制御部10は、DP送出部23
を開放することにより回線3の直流ループを開放して回
線を切断する。
【0044】処理107において識別された着信端末が
併設電話機4である場合(判断108のNo)は、主制
御部10は、リレー20をONして点線側に切り換えて
併設電話機4に回線3を接続してから(処理114)、
DP送出部23を開放して回線の直流ループを遮断する
ことにより、図4のフェーズF7に示すように、交換機
に対して受信完了信号を返送する(処理115)。
【0045】ファクシミリ装置本体1としては、この処
理115までの処理が、本発明に係る回線端末装置(I
D受信端末)としての処理であり、処理116から処理
119までは、着信端末としての併設電話機4側におけ
る処理である。
【0046】すなわち、図4のフェーズF8に示すよう
に、交換機から送出される一般の呼出し信号を、リレー
20を介して併設電話機4が検出する(処理116)こ
とにより、併設電話機4が呼出し音を発する。なお、交
換機は、着信端末(この場合、併設電話機4)に呼出し
信号を送出すると同時に、図4のフェーズF9に示すよ
うに、発信端末にリングバックトーンを送出している。
併設電話機4が発する呼出し音に呼び出されたオペレー
タによる併設電話機4の受話器のオフフックにより、回
線3に直流ループが形成されると、それは、図4のフェ
ーズF10に示すように、交換機に返送される2次応答
信号となる(処理117)。この2次応答信号を受けた
交換機により発信端末と着信端末(この場合、併設電話
機4)との間に通信パスが形成され、以後、図4のフェ
ーズF11に示すように電話通話が行われ(処理11
8)、通話を完了したオペレータによる併設電話機4の
受話器のオンフックにより回線が切断さて(処理11
9)、回線3の直流ループが遮断されると、主制御部1
0は、直流検出部22により、その遮断を検出し、リレ
ー20をオフして回線3の接続を初期状態に復帰させ
る。
【0047】以上説明したように、ファクシミリ装置本
体1は、発信電話番号通知サービスにおけるID受信端
末として、交換機からモデム信号として送出される発I
Dを受信し、その受信した発IDの内容としてのパラメ
ータ種別に応じて、着信した回線を接続すべき着信端末
として、ファクシミリ装置としての自装置、または、併
設電話機4を選択し、それら着信端末に、着信した回線
を自動的に切換接続する。また、発信端末と着信端末と
の通信パスは、着信端末から交換機へ2次応答信号が返
送されてから確立される。したがって、従来のように、
擬似リンガ発生回路や擬似リングバックトーン送出回路
が不要であり、着信した回線を適当な端末装置に自動的
に切換接続することを、簡易な構成かつ簡易な手順で行
うことができる。
【0048】なお、本実施の形態では、ファクシミリ装
置本体1を、着信端末としてのファクシミリ装置とし
て、及び、本発明に係る回線端末装置として兼用するこ
とで、発信電話番号通知サービスを受けるために必要
な、モデム信号で交換機から送出される発IDを受信す
るためのモデムの機能と、ファックス通信のためのファ
クシミリモデムの機能とをモデム14のみで済ますこと
ができる利点があるが、それに限らず、単独の回線端末
装置として、発ID受信専用のモデムを備えることがで
きるのはいうまでもない。
【0049】また、本実施の形態では発IDの内容のう
ちのパラメータ種別に応じて、着信した回線を接続すべ
き着信端末を決定したが、パラメータ種別に付随する情
報内容に応じてさらにきめこまかく着信端末を決定する
ことも可能である。
【0050】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、着信時に
前記回線から通知される発信電話番号通知用信号を受信
した前記発ID検出手段により検出された、当該受信し
た発信電話番号通知用信号に含まれる発IDの内容に予
め対応付けられた端末装置が、前記端末切換手段によ
り、前記着信した回線に自動的に切り換え接続されるた
め、従来のように、着信した通信の種別を判別するため
にCNG検出回路等の個別の検出手段を備える必要がな
く、また、着信の判断は、通信パスが形成される前の、
発信電話番号通知サービスに基づくID受信端末起動信
号により行えるため、疑似リンガ発生回路や疑似リング
バックトーン送出回路が不要である。したがって、着信
した回線を適当な端末装置に自動的に切換接続すること
を、簡易な構成かつ簡易な手順で行うことができる。
【0051】請求項2に係る発明によれば、前記端末切
換手段は、前記発ID検出手段により検出された発ID
の内容を、前記切換端末設定手段により設定された前記
対応テーブル記憶手段の記憶内容と照合し、対応する端
末装置に、前記着信した回線を自動的に切換接続するた
め、ユーザの設定に応じた端末装置に、着信した回線を
自動的に切換接続することができ、ユーザの利便性が向
上する。
【0052】請求項3に係る発明によれば、前記発ID
検出手段が検出する発IDの内容は、パラメータ種別で
あるため、発信電話番号が通知されるか非通知なのかに
応じて、着信した回線を自動的に適当な端末装置に切換
接続することができる。
【0053】請求項4に係る発明によれば、前記発ID
検出手段が検出する発IDの内容は、情報内容であるた
め、着信した回線を自動的に切換接続すべき端末装置
を、いっそうきめこまかく決定することができる。
【0054】請求項5に係る発明によれば、前記端末切
換手段は、前記発ID検出手段が発IDの内容として検
出した前記情報内容が、発信電話番号通知サービス外発
信を意味するものである場合は、前記発IDの内容と端
末装置との対応付けに依存しないで、従来の自動切換動
作等により前記着信した回線の前記端末装置への切換接
続を行うため、発信電話番号通知サービス外発信の場合
で、発IDの情報内容からは通信種別を判別することが
できずに発信者の希望する通信ができない問題に対応す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置本
体のフロック構成と網制御装置のブロック構成を示す図
である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置本
体において行われる、着信回線を適当な端末装置に自動
的に切換接続する手順を示すフローチャートである。
【図3】図2と共に本発明の実施の形態に係るファクシ
ミリ装置本体において行われる、着信回線を適当な端末
装置に自動的に切換接続する手順を示すフローチャート
である。
【図4】発信電話番号通知サービスに対応した、回線の
接続動作シーケンスを示す図である。
【図5】発IDのデータフォーマットについて示す図で
ある。
【図6】発IDのデータフォーマットの詳細構成につい
て示す図である。
【図7】パラメータ種別と着信端末との対応テーブルを
示す図である。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置本体 2 網制御装置 3 回線 4、4a併設電話機 5 追加単位構成 10 主制御部 11 ROM 12 RAM 13 2線−4線変換部 14 モデム 15 読取部 16 操作部 17 表示部 18 記録部 19 システムバス 20、20a、21 リレー 22 直流検出部 23 DP送出部 24 ライントランス 25 呼出信号検出部 26、26a 電力供給部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線に接続され、発信電話番号通知サー
    ビスに基づく発信電話番号通知用信号を前記回線から受
    信する機能を備えた回線端末装置において、 着信時に前記回線から通知される発信電話番号通知用信
    号を受信して、その受信した発信電話番号通知用信号に
    含まれる発IDを検出する発ID検出手段と、その検出
    された発IDの内容に予め対応付けられた端末装置に、
    前記着信した回線を自動的に切り換え接続する端末切換
    手段とを備えたことを特徴とする回線端末装置。
  2. 【請求項2】 前記発ID検出手段により検出され得る
    発IDの内容と、その発IDの内容に応じて前記端末切
    換手段が切換接続すべき端末装置との対応を設定する切
    換端末設定手段と、その切換端末設定手段により設定さ
    れた前記発IDの内容と端末装置との対応を記憶する対
    応テーブル記憶手段とをさらに備え、前記端末切換手段
    は、前記発ID検出手段により検出された発IDの内容
    を、前記対応テーブル記憶手段の記憶内容と照合して得
    られた、対応する端末装置に、前記着信した回線を自動
    的に切換接続することを特徴とする請求項1記載の回線
    端末装置。
  3. 【請求項3】 前記発ID検出手段が検出する発IDの
    内容は、パラメータ種別であることを特徴とする請求項
    1または2のいずれかの記載の回線端末装置。
  4. 【請求項4】 前記発ID検出手段が検出する発IDの
    内容は、情報内容であることを特徴とする請求項1また
    は2のいずれかの記載の回線端末装置。
  5. 【請求項5】 前記端末切換手段は、前記発ID検出手
    段が発IDの内容として検出した前記情報内容が、発信
    電話番号通知サービス外発信を意味するものである場合
    は、前記発IDの内容と端末装置との対応付けに依存し
    ないで、前記着信した回線を端末装置へ自動的に切換接
    続することを特徴とする請求項4記載の回線端末装置。
JP8330203A 1996-11-27 1996-11-27 回線端末装置 Pending JPH10164269A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011061799A (ja) * 2003-09-11 2011-03-24 Qualcomm Inc 無線装置での着信通信の自動ハンドリング

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011061799A (ja) * 2003-09-11 2011-03-24 Qualcomm Inc 無線装置での着信通信の自動ハンドリング
US8520511B2 (en) 2003-09-11 2013-08-27 Qualcomm Incorporated Automatic handling of incoming communications at a wireless device

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