JPH10164229A - 電話システム - Google Patents

電話システム

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Publication number
JPH10164229A
JPH10164229A JP8316285A JP31628596A JPH10164229A JP H10164229 A JPH10164229 A JP H10164229A JP 8316285 A JP8316285 A JP 8316285A JP 31628596 A JP31628596 A JP 31628596A JP H10164229 A JPH10164229 A JP H10164229A
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JP
Japan
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mobile station
call
area
wired
registered
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Application number
JP8316285A
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English (en)
Inventor
Motohiro Nakano
元裕 中野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】移動局への着信呼を該移動局の所在にかかわら
ず、また、該移動局のピックアップグループのグループ
番号を知らなくても、該移動局に近接した有線端末が代
理応答することができる。 【解決手段】呼出エリア4a,4bと、この呼出エリア
4a,4b内の有線端末3a〜3c,3d〜3fと、こ
の呼出エリア4a,4b内に位置登録されている移動局
5a〜5c,5d〜5fとの対応関係を記憶する変換テ
ーブル7を設け、有線端末3aがピックアップサービス
のサービス要求を行うと、主制御部8は、変換テーブル
7を参照して、有線端末3aが配置される呼出エリア4
aを識別し、この呼出エリア4a内に位置登録されてい
る移動局5a〜5cが存在し、かつ移動局5a〜5cに
対する着信呼が存在する場合にのみ、有線端末3aから
のサービス要求を許可し、移動局5a〜5cに対する着
信呼と有線端末3aとを接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、交換機、該交換機
に接続される複数の有線端末、該交換機に接続されて複
数の呼出エリアを形成する複数の基地局、該基地局と無
線接続された複数の移動局を有して、有線端末あるいは
移動局との間の通信を行うことができる電話システムに
関し、特にピックアップサービス機能を備えた電話シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、構内交換機とこれに接続された有
線端末により構成される電話システムは、構内電話シス
テムとして広く利用されている。また、最近では、さら
に高度な構内電話システムとして、例えば数十メートル
程度の半径毎に、1または複数の基地局によって形成さ
れる呼出エリアを設け、有線端末以外にコードレス電話
機等の移動局を併用し、この移動局に関する呼処理を呼
出エリア内の1または複数の基地局が受け持って通話を
行う電話システムも実現されている。
【0003】一方、複数の有線端末によって実現される
サービスの1つとして、ピックアップサービスがある。
このピックアップサービスは、構内の位置的に近接した
複数の端末をグループ化し、グループ内の任意の端末に
対する着信呼に対して、グループ内の他の端末が特番ダ
イヤルまたは特殊機能キーの押下等により代理応答する
ことができるようにしたものである。ここで、グループ
化された端末のグループをピックアップグループとい
う。
【0004】さらに、ピックアップサービスにおいて、
ピックアップグループ毎にグループ番号を付与し、特番
ダイヤルまたは特殊機能キーの押下後、グループ番号を
ダイヤルすることにより、自グループ宛以外の着信呼に
対しても代理応答することができるものも実現されてい
る。
【0005】また、ピックアップサービスや、グループ
ピックアップサービスでは、端末に対応してピックアッ
プグループを形成するため、有線端末のみならず、移動
局をもピックアップグループに収納することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、移動局
をピックアップグループに収納した場合、移動局は自由
にその所在を移動することができるので、有線端末が現
在の移動局の移動先を認識せずにピックアップサービス
を指示すると、移動先にある移動局の着信呼に応答して
しまう可能性がある。これは、位置的に近接した複数の
端末をグループ化して、着信呼を受けた端末が着信者の
不在等により応答できないときに同一ピックアップグル
ープ内の近くの端末が、該着信呼に代理応答して、発信
者に、着信者が不在である旨を告げたり、用件を聞いて
おく等の対応を行うというピックアップサービス本来の
目的からは好ましくない状況が発生する。
【0007】換言すれば、移動局が属しているピックア
ップグループ内の有線端末から遠く離れた位置に移動局
がある場合、有線端末は、この有線端末のピックアップ
グループ内の移動局への着信呼に応答できないようにす
る方が好ましいと言える。
【0008】すなわち、移動局への着信に対して、有線
端末からピックアップを行う場合、移動局は所在を自由
に移動することができるため、有線端末の誤操作で移動
先の移動局への着信を誤って代理応答してしまうという
問題点があった。
【0009】一方、特殊機能キーを多数持った有線端末
の方が、移動局に比べて操作性が良い場合があり、移動
局の待ち受け時間の向上をも考慮すると、移動先におけ
る移動局の着信呼を近くの有線端末が代理応答できるこ
とが望ましい。
【0010】しかし、このためには、有線端末の取扱者
は、各移動局に対する各移動局が有するピックアップグ
ループのグループ番号を覚えておき、このグループ番号
をダイヤルする必要がある。
【0011】従って、せいぜい自グループに近接するピ
ックアップグループのグループ番号を覚えていればよい
有線端末への着信呼に対するピックアップに比べ、移動
局への着信呼に対するピックアップは、より多くのグル
ープ番号を覚えておく必要があるという問題点があっ
た。
【0012】そこで、本発明はかかる問題点を除去し、
移動局への着信呼を該移動局の所在にかかわらず、該移
動局に近接した有線端末が代理応答することができる電
話システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、交換機、
該交換機に接続される複数の有線端末、該交換機に接続
されて複数の呼出エリアを形成する複数の基地局、該基
地局と無線接続された複数の移動局を有し、前記有線端
末間、前記移動局間、及び前記有線端末と前記移動局と
の間の通信を行うことができる電話システムにおいて、
前記呼出エリアと該呼出エリア内に配置される複数の有
線端末と該呼出エリア内に位置登録されている移動局と
の対応関係を記憶する記憶手段と、前記有線端末による
代理応答のサービス要求を受け付けると、前記記憶手段
を検索して該サービス要求を行った有線端末が配置され
る呼出エリアを獲得し、該獲得された呼出エリア内に位
置登録されている移動局を識別する識別手段と、前記識
別手段によって識別された移動局に対する着信呼が存在
する場合に、該着信呼を、前記代理応答のサービス要求
を行った有線端末に接続する接続制御手段とを具備した
ことを特徴とする。
【0014】第2の発明は、第1の発明において、前記
識別手段によって識別された移動局に対する着信呼が存
在しない場合に、前記代理応答のサービス要求を行った
有線端末に該サービス要求拒否の通知を行う通知手段を
さらに具備したことを特徴とする。
【0015】第3の発明は、第2の発明において、前記
通知手段は、ビジートーンを発生して前記代理応答のサ
ービス要求の拒否通知を行うことを特徴とする。
【0016】第4の発明は、第1の発明から第3の発明
において、前記複数の有線端末のうちの1以上の有線端
末は、2以上の前記呼出エリア内に設置され、前記記憶
手段は、前記1以上の有線端末を前記2以上の呼出エリ
アに重複対応させて記憶することを特徴とする。
【0017】第5の発明は、第1の発明から第3の発明
において、前記複数の有線端末をピックアップグループ
として記憶するグループ記憶手段をさらに具備し、前記
記憶手段は、前記呼出エリアと該呼出エリア内に設置さ
れる1以上の前記ピックアップグループと該呼出エリア
内に位置登録されている移動局との対応関係を記憶する
ことを特徴とする。
【0018】第6の発明は、呼出エリアを形成する複数
の基地局と、前記基地局に無線接続された少なくとも一
の移動局とを有し、前記呼出エリアと前記呼出エリア内
に配置される少なくとも一の有線端末と前記呼出エリア
内に位置登録されている移動局との関係を記憶する記憶
手段を有する電話システムの端末装置において、前記移
動局の代理応答サービスを要求するためのダイヤルキー
又は機能キーと、前記ダイヤルキーによる特番ダイヤル
又は前記機能キーの押下の後、前記記憶手段の検索結果
により呼出エリア内に位置登録されている移動局に対す
る着信呼があった場合に、前記移動局の代わりに当該着
信呼がかかることを特徴とする。
【0019】第7の発明は、第6の発明において、前記
代理応答サービスの要求があった際に自己に対応する移
動局が前記呼出エリアに関し位置登録されていない場合
には、当該サービス要求を拒否する旨の通知をする通知
手段を有することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。
【0021】まず、図9から図11を参照して、本発明
の実施の形態である電話システムの全体構成について説
明する。
【0022】図9は、事業所用ディジタルコードレスシ
ステムを含む電話システムの構成を示す図であり、図9
において、公衆網20に対し、複数の局線LA(加入者
線)を介して接続される構内交換機(PBX)1は、主
にトランク回路T−1〜T−n、交換部21、ライン回
路L−1〜L−k、主制御部8、メモリ22、及びデー
タハイウェイDHを有する。
【0023】トランク回路T−1〜T−nには、局線L
Aが接続されており、この局線LAからの着呼信号の検
出等を行い、いわゆる局線インターフェースとしての機
能を有する。
【0024】ライン回路L−1〜L−kは、内線LB側
にある基地局CS−1〜CS−m(m>1)及び有線端
末TT−1〜TT−iを接続し、これら基地局CS−1
〜CS−m及び有線端末TT−1〜TT−iに対して局
線LAからの着呼あるいは内線LBからの着呼があった
場合、着呼を意味する下り制御信号を主制御部8に送出
する。
【0025】交換部21は、トランク回路T−1〜T−
nとライン回路L−1〜L−kとを接続することによ
り、内線LB間または内線LBと局線LAとの間の通話
を可能にする交換接続を行う。
【0026】主制御部8は、データハイウェイDHを介
し、トランク回路T−1〜T−n、交換部21、ライン
回路L−1〜L−k等をメモリ22に記憶された動作プ
ログラムに基づいて制御する。
【0027】基地局CS−1〜CS−mは、それぞれ無
線回線を介して移動局PS−1〜PS−n(n>1)を
接続可能とする。
【0028】一方、移動局PS−1〜PS−nは、各基
地局CS−1〜CS−m及びPBX1を介し、あるいは
移動局PS−1〜PS−nが直接に、無線回線を接続制
御して通話することができる。
【0029】ここで、基地局−移動局間で設定される無
線回線は、1フレームに送信用4スロット、受信用4ス
ロットが時分割多重され、さらに送信用スロットと受信
用スロットを時間的に多重したTDMA−4TDD方式
を採用し、送信用の1スロットと受信用1スロットで、
1つの無線チャンネルを構成している。
【0030】また、各無線チャンネルは、音声やデータ
を送受信するための通話チャンネルと、システム情報、
発呼、着呼、通話チャンネルの設定等を行うための各種
制御信号と送受信するための制御チャンネルとから構成
される。
【0031】各基地局CS−1〜CS−mは、それぞれ
制御チャンネルを介してシステム制御情報を送信してい
る。
【0032】システム制御情報には、システム毎に設定
されているシステム呼出符号が含まれ、それぞれの移動
局PS−1〜PS−nは、受信したシステム呼出符号と
自己が記憶しているシステム呼出符号とを比較し、一致
する場合は、そのデータを有効とみなして受信し、異な
る場合は、このデータを無効として破棄する。
【0033】移動局PS−1〜PS−nでは、このシス
テム制御情報を受信して、自己の所属する基地局のシス
テム呼出符号が含まれている場合には、この論理制御チ
ャンネル(LCCH)の情報に同期をとり、以後、この
LCCHを受信して、自己に対する着呼を待ち受けるこ
とになる。
【0034】移動局PS−1〜PS−nから発呼を行う
場合は、基地局CS−1〜CS−mに対して制御チャン
ネルにてシステム呼出符号を含む発呼信号を送信するこ
とにより、基地局CS−1〜CS−m側で通話チャンネ
ルの設定を行って、通話を開始可能とする。
【0035】従って、システム呼出符号が異なる基地局
−移動局間では、移動局からの発呼信号を受信したとし
てもシステム呼出符号が一致しないと、基地局CS−1
〜CS−m側でこの受信したデータを破棄してしまうた
め、移動局PS−1〜PS−nから発呼を行うことがで
きない。
【0036】また、移動局PS−1〜PS−n間の直接
通話の場合も同様に、発呼側の移動局がこのシステム呼
出符号を用いて、着呼側の移動局に発呼信号を送信し
て、着呼側からの応答信号を待ち受けることになる。
【0037】さらに、図2を参照して、基地局CS(C
S−1〜CS−m)について説明する。図2において、
基地局CSは、インターフェース部31、チャンネルコ
ーディック部32、モデム部33、無線部34、LED
部35、メモリ部36、制御部37、及びアンテナ38
を有する。
【0038】インターフェース部31は、ADPCMト
ランスコーダ44,45、PCMコーディック42,4
3、及びクロスポイントスイッチ41を有し、制御部3
7の制御のもとに、PBX1からの音声信号や制御信号
をPCM信号にしてチャンネルコーディック部32に出
力し、あるいはチャンネルコーディック部32からのの
デコードされた信号をPCM信号にしてPBX1に出力
する。
【0039】チャンネルコーディック部32は、モデム
部33から復調されて出力される信号、すなわちTDM
A(時分割多元接続)通信方式による信号を予め割り当
てられたタイムスロットから取り出して出力するととも
に、移動局からPCM変調されて出力された信号をTD
MA通信方式による信号に予め割り当てられたタイムス
ロットに挿入してモデム部33に出力する。
【0040】無線部34は、送信系及び受信系を時間的
に切り替えるスイッチ54、送信部50、受信部53、
シンセサイザ52、及び発振器51を有する。
【0041】受信部53は、アンテナ38により受信さ
れた無線周波数信号を周波数変換し、増幅して信号成分
を抽出してモデム部33に出力する。また、送信部50
は、モデム部33から入力された送信出力信号を搬送波
にのせ、高周波信号化して、アンテナ38に供給して電
波として送信する。シンセサイザ52及び発振器51
は、所要の周波数を受信部53及び送信部50に供給す
る。
【0042】モデム部33は、無線部34の受信部53
より出力された中間周波数信号を復調して信号成分を取
り込み、チャンネルコーディック部32に出力するとと
もに、チャンネルコーディック部32より出力された送
信信号を直交位相変調、例えば、π/4シフトQPSK
(Quadrature Phase Shift Keying)の変調を行って、
これを無線部34の送信部50に出力する。
【0043】メモリ部36は、データを保持するための
ものであり、メモリ部36内には図示しない暗証番号記
憶領域部が設けられている。
【0044】この暗証番号記憶領域部には、自己のシス
テムID、他の暗証番号、システム呼出符号等が記憶さ
れている。
【0045】制御部37は、各構成要素を司るものであ
り、送受信の伴う必要な制御の他、基地局や移動局間の
接続制御の照合に必要な暗証番号の取扱いのために必要
な図示しない暗証番号一致検出機能部、暗証番号メモリ
制御機能部、暗証番号入力識別機能部等を有している。
【0046】これらのうち、暗証番号一致検出機能部
は、メモリ部36の暗証番号記憶領域部に記憶させてあ
る暗証番号と受信した暗証番号とを照合して一致を検出
するものであり、暗証番号メモリ制御機能部は、メモリ
部36の暗証番号記憶領域部に対して暗証番号情報を記
憶させたり、読み出したりするものであり、暗証番号入
力識別機能部は、操作部の機能キー及びテンキーを操作
することによって、暗証番号メモリ制御機能部によりメ
モリ部36の暗証番号記憶領域部に記憶する各種暗証番
号をバイナリーコードに変換し、種別に応じて所定のビ
ット数分をメモリ部36の暗証番号記憶領域部に記憶さ
せるためのものである。
【0047】さらに、図3を参照して、移動局PS(P
S−1〜PS−n)について説明する。図3において、
移動局PSは、無線部61、モデム部62、チャンネル
コーディック部63、通話部64、メモリ部65、制御
部66、各種信号音を発生するサウンダ67、表示部6
8、操作部69、アンテナ70、音声を音声信号に変換
する送話部MC、及び音声信号を出力する受話部SPを
有している。
【0048】無線部61は、送信系と受信系とを時間的
に切り替えるスイッチ72、受信部71、送信部74、
シンセサイザ73、及び発振器75を有する。
【0049】受信部71は、アンテナ70により受信さ
れた無線周波数信号を周波数変換し、増幅して信号成分
を抽出してモデム部62に出力するものであり、また、
送信部74は、モデム部62から入力された送信出力信
号を搬送波にのせ、高周波信号化して、アンテナ70に
供給して電波として送信するものである。シンセサイザ
73は、発振器75からの発振周波数をもとに所要の周
波数を生成して、受信部71及び送信部74に供給す
る。
【0050】モデム部62は、無線部61の受信部71
より出力された中間周波数信号を復調して信号成分を得
るものであり、無線部61からの受信信号を取り込み、
チャンネルコーディック部63に出力し、チャンネルコ
ーディック部63から出力された送信信号を直交位相変
調、例えば、π/4シフトQPSKの変調を行って、無
線部61に供給する。
【0051】チャンネルコーディック部63は、モデム
部62における図示しない復調部より復調されて出力さ
れる信号、すなわちTDMA通信方式による信号を予め
割り当てられたタイムスロットから取り出して出力する
ものであり、また、通話部64よりPCM変調されて出
力された信号を、TDMA通信方式による信号に予め割
り当てられたタイムスロットに挿入してモデム部62に
出力するものである。
【0052】通話部64は、オーディオ信号帯域の信号
の入出力インターフェースであり、ADPCMトンスコ
ーダ81及びPCMコーディック82を有して制御部6
6による制御のもとに、送話部MCからの音声信号をP
CM変調してチャンネルコーディック部63の図示しな
いTDMA部に供給し、TDMA部からの復調されたP
CM信号を音声信号に変換して受話部SPに供給する。
【0053】また、メモリ部65は、データを保持する
ためのものであり、メモリ部65内には各種暗証番号を
保持するための図示しない暗証番号記憶領域部が設けら
れている。この暗証番号記憶領域部には、初期設定とし
て記憶されている自己の所属基地局を示すための暗証番
号であるシステムID、自己を示す識別のための暗証番
号である個別ID、及び基地局が移動局に対して、割り
当てる内線番号、システム呼出符号、オプション情報、
電話番号、事業者コード等が記憶されている。
【0054】制御部66は、各構成要素の制御を司るも
のであり、送受信に伴い必要な各種制御の他、基地局や
移動局間の接続制御のために必要な図示しない暗証番号
の照合を行う暗証番号一致検出機能部、暗証番号メモリ
制御機能部、暗証番号入力識別機能部等を有している。
【0055】これらのうち、暗証番号一致検出機能部
は、メモリ部65内の暗証番号記憶領域部に記憶させて
ある各種暗証番号と受信した各種暗証番号とを照合して
一致を検出するものであり、暗証番号メモリ制御機能部
は、メモリ部65内の暗証番号記憶領域部に対して暗証
番号情報を記憶させたり、読み出したりするものであ
り、暗証番号入力識別機能部は、操作部69の機能キー
及びテンキーにより入力され、暗証番号メモリ制御機能
部によりメモリ部65内の暗証番号記憶領域部に記憶す
る暗証番号をバイナリーコードに変換し、種別に応じて
所定のビット数分をメモリ部65内の暗証番号メモリ
(暗証番号記憶領域部)に記憶させるためのものであ
る。
【0056】操作部69は、発呼や着信応答、ダイヤル
番号入力、終話等の操作を行うための機能キーとテンキ
ーとを備えており、機能キーとテンキーとの操作によ
り、これらの入力が行える。また、機能キーにおける設
定キーや登録キーの操作と、テンキーの操作により、制
御部66の制御のもとに基地局のシステムID、移動局
のシステムIDの符号内容設定と登録等も行える。
【0057】次に、上述した電話システムを前提とし
て、以下本発明にかかる電話システムについて詳細に説
明する。
【0058】まず図1は、本発明の第1の実施の形態で
ある電話システムの概要構成を示す図である。図1にお
いて、この電話システムは、構内交換機(PBX)1を
有し、PBX1には、複数の基地局2a〜2d(図9の
基地局CS−1〜CS−mに相当する)及び複数の有線
端末3a〜3f(図9の有線端末TT−1〜TT−iに
相当する)が接続され、基地局2a〜2d及び有線端末
3a〜3fの交換接続を行う。
【0059】基地局2a〜2dは、無線ゾーンとしての
複数の呼出エリア4a,4bを形成する。すなわち、基
地局2a,2bは、同一の呼出エリア4aを形成し、基
地局2c,2dは、同一の呼出エリア4bを形成する。
【0060】移動局5a〜5f(図9の移動局PS−1
〜PS−nに相当する)は、例えばコードレス電話機で
あり、基地局2a,2bのいづれかを介して、有線端末
3a〜3fあるいは他の移動局5a〜5fとの通信を行
う。
【0061】有線端末3a〜3cは、ピックアップグル
ープ6aを形成し、有線端末3d〜3fは、ピックアッ
プグループ6bを形成する。ここで、呼出エリア4a
は、ピックアップグループ6aに、呼出エリア4bは、
ピックアップグループ6bに、それぞれ割り当てられて
いる。
【0062】PBX1内にはメモリ22内の変換テーブ
ル7及び主制御部8を有し、変換テーブル7には、ピッ
クアップグループとしての呼出エリア4a,4bの番号
と、ピックアップグループ内の有線端末3a〜3fの番
号と、呼出エリア4a,4b内に位置登録されている移
動局5a〜5fの番号との対応関係が記憶されている。
【0063】例えば、図2は、図1の状態における変換
テーブル7の記憶内容を示しており、図2において、呼
出エリア4aは、ピックアップグループ6aに対応して
いることから、呼出エリア4aに対しては、ピックアッ
プグループ6a内の有線端末、すなわち有線端末3a,
3b,3cが記憶され、さらに呼出エリア4aに現在位
置登録中の移動局5a,5b,5cが記憶されている。
また、呼出エリア4bは、ピックアップグループ6bに
対応していることから、呼出エリア4bに対しては、ピ
ックアップグループ4b内の有線端末、すなわち有線端
末3d,3e,3fが記憶され、さらに呼出エリア4b
に現在位置登録中の移動局5d,5e,5fが記憶され
ている。このようにして、変換テーブル7内には、呼出
エリアとピックアップグループ内の有線端末とこの呼出
エリア内に現在位置登録中の移動局との対応関係が記憶
されている。
【0064】PBX1内の主制御部8は、有線端末から
ピックアップサービスのサービス要求を受け付けると、
変換テーブル7を検索して、サービス要求を行った有線
端末が属している呼出エリアに位置登録されている移動
局を識別し、この識別した移動局への着信呼がある場合
のみ、この着信呼を、サービス要求を行った有線端末に
接続する制御を行う。
【0065】次に、PBX1内の主制御部8の詳細構成
について、図3を参照して説明する。
【0066】図3において、主制御部8は、呼出エリア
識別部11、移動局識別部12、着信呼判定部13、着
信呼接続制御部14、及びサービス要求通知拒否部15
を有している。
【0067】呼出エリア識別部11は、有線端末3a〜
3fのうちのいづれかからピックアップサービスのサー
ビス要求を受け付けると、変換テーブル7の対応関係を
参照して、このサービス要求を行った有線端末3a〜3
fの呼出エリアを識別する。例えば、呼出エリア識別部
11が、有線端末3aからのピックアップサービスのサ
ービス要求を受け付けると、呼出エリア識別部11は、
図2に示す変換テーブル7を参照して、有線端末3aに
対応する呼出エリア4aを識別し、この呼出エリア4a
の識別番号を移動局識別部12に通知する。なお、呼出
エリア識別部11自体が、変換テーブル7とは、別に有
線端末をキーとする呼出エリアとの対応関係を備える構
成としてもよい。
【0068】移動局識別部12は、呼出エリア識別部1
1から通知された呼出エリアの識別番号をもとに、変換
テーブル7を検索し、この呼出エリア内に位置登録中の
移動局5a〜5fを識別する。例えば、呼出エリア識別
部11から呼出エリア4aの識別番号「4a」が通知さ
れると、この識別番号「4a」をキーとして変換テーブ
ル7を検索し、呼出エリア4a内に位置登録中の移動局
5a〜5cの識別番号「5a」,「5b」,「5c」を
獲得し、獲得した識別番号「5a」,「5b」,「5
c」を着信呼判定部13に通知する。なお、呼出エリア
内に位置登録中の移動局が存在しない場合は、その旨を
着信呼判定部13に通知する。
【0069】着信呼判定部13は、移動局識別部12か
ら通知された移動局の識別番号が示す着信呼があるか否
かを判定する。
【0070】着信呼接続制御部14は、着信呼判定部1
3の判定結果が、移動局への着信呼があると判定された
場合、該着信呼を、ピックアップサービスのサービス要
求を行った有線端末に接続する制御指示を行う。この制
御指示は、PBX1内の図示しない交換スイッチ部に送
出され、該交換スイッチ部によって、移動局への着信呼
は、ピックアップサービスのサービス要求を行った有線
端末に接続される。例えば、ピックアップサービスのサ
ービス要求を行った有線端末が有線端末3aであり、着
信呼判定部13が移動局5aに対する着信呼があると判
定した場合、移動局5aに対する着信呼は、有線端末3
aと接続される。
【0071】サービス要求通知拒否部15は、移動局識
別部12が呼出エリア内に位置登録中の移動局が識別さ
れなかった場合、あるいは着信呼判定部13が位置登録
中の移動局への着信呼がないと判定した場合、ピックア
ップサービスのサービス要求を行った有線端末に対して
サービス要求拒否の通知を行う。このサービス要求拒否
の通知は、例えばサービス要求を行った有線端末に対し
てBT(ビジートーン)等を流すことによって操作者に
通知する。
【0072】なお、主制御部8は、CPUが用いられた
ハード構成であり、ソフトウェア処理によりピックアッ
プサービス処理が実行される。
【0073】次に、図4に示すフローチャートを参照し
て主制御部8のピックアップサービス処理手順を説明す
る。なお、ここでは、有線端末3aがピックアップサー
ビスのサービス要求を行った場合について説明する。
【0074】まず、有線端末3aの操作者が、任意の移
動局に対する着信を示す着信音を認識して、ピックアッ
プサービスのサービス要求のための特殊機能キーを押下
することにより、ピックアップサービスのサービス要求
を行う。これに対し、主制御部8は、有線端末3aから
のピックアップサービスのサービス要求を受け付ける
(ステップ101)。
【0075】有線端末3aからサービス要求が発せられ
ると、呼出エリア識別部11は、サービス要求を発した
有線端末3aに対応する呼出エリア4aを識別する(ス
テップ102)。この識別された呼出エリア4aの識別
番号「4a」は、移動局識別部12に通知され、移動局
識別部12は、識別された呼出エリア4a内に移動局が
位置登録されているか否かを変換テーブル7を参照して
判断する(ステップ103)。図2に示す変換テーブル
7において、呼出エリア4aに位置登録されている移動
局として、移動局5a,5b,5cが存在するため、移
動局識別部12は、位置登録中の移動局が存在すると判
断し、この判断結果を着信呼判定部13に通知する。
【0076】移動局識別部12が、呼出エリアに対応す
る移動局が存在すると判断した場合、着信呼判定部13
は、判断された移動局5a,5b,5cに対する着信呼
があるか否かを判断する(ステップ104)。ここで、
移動局5aに対する着信呼がある場合、着信呼接続制御
部14は、移動局5aに対する着信呼と、ピックアップ
サービスのサービス要求を行った有線端末3aとを接続
する制御を行う(ステップ105)。着信呼接続制御部
14は、移動局5aに対する着信呼と有線端末3aとの
接続制御を行うのみで、実際には、PBX1内の図示し
ない交換スイッチ部により、接続処理される。
【0077】一方、ステップ103で、移動局識別部1
2が、呼出エリア4a内に位置登録されている移動局を
識別することができなかった場合、あるいはステップ1
04で、着信呼判定部13が、呼出エリア4a内に位置
登録された移動局に対する着信呼がないと判断した場
合、有線端末3aに対してピックアップサービスのサー
ビス要求拒否の通知を行う(ステップ106)。このス
テップ106におけるサービス要求拒否の通知を行うの
は、有線端末3aの操作者が誤操作を行って、ピックア
ップサービスのサービス要求を行った場合に相当し、ピ
ックアップサービスのサービスを行うは、不適切である
からである。
【0078】この第1の発明の実施の形態によれば、有
線端末3aの操作者は、特番ダイヤルあるいは特殊機能
キーの押下等の簡単なピックアップサービスのサービス
要求動作を行うことで、該サービス要求を行う有線端末
に近接した位置に存在する移動局に対する着信呼のみに
対して代理応答することができる。
【0079】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。
【0080】第1の発明の実施の形態では、呼出エリア
4aと呼出エリア4bとを重複させずに完全に独立され
たエリアとしたが、実際には、呼出エリアが一部重複す
る場合が多い。そこで、本発明の第2の実施の形態で
は、呼出エリアが一部重複する場合も考慮している。
【0081】本発明の第2の実施の形態の構成は、第1
の実施の形態と同様であるが、変換テーブル7の記憶内
容が異なる。
【0082】図5は、本発明の第2の実施の形態が対象
とする呼出エリアの状態の具体例を示す図である。図5
において、呼出エリア4B〜4Dは、図示しない基地局
2A〜2Dにそれぞれ対応する呼出エリアである。呼出
エリア4A〜4Dは、それぞれ互いに一部重複してい
る。
【0083】呼出エリア4A内には、有線端末400
0,4001,4002,4003が配置され、呼出エ
リア4B内には、有線端末4001,4005,400
8,4009が配置され、呼出エリア4C内には、有線
端末4002,4004,4006,4007,401
1が配置され、呼出エリア4D内には、有線端末400
7,4009,4010,4012,4013が配置さ
れている。従って、有線端末4001は、呼出エリア4
A,4Bが重複するエリアに配置され、有線端末400
2は、呼出エリア4A,4Cが重複するエリアに配置さ
れ、有線端末4007は、呼出エリア4C,4Dが重複
するエリアに配置され、有線端末4009は、呼出エリ
ア4B,4Dが重複するエリアに配置される。また、呼
出エリア4D内に位置登録されてい移動局5aは、呼出
エリア4Bに移動し、現在呼出エリア4B内に位置登録
されている。
【0084】このような呼出エリアと呼出エリア内の有
線端末と移動局との関係は、図6に示す変換テーブル7
0として記憶される。変換テーブル70の記憶内容で
は、上述したように有線端末4001,4002,40
07,4009がそれぞれ2つの呼出エリアに重複して
記憶されている。
【0085】これにより、例えば、移動局5aが呼出エ
リア4D内に位置登録されていた時に、移動局5aへの
着信呼があった場合、有線端末4007,4009,4
010,4012,4013が代理応答することができ
る。また、移動局5aが呼出エリア4B内に位置登録さ
れていた時に、移動局5aへの着信呼があった場合、有
線端末4001,4005,4008,4009が代理
応答することができる。この場合、有線端末4009
は、呼出エリア4B,4Dのいづれの呼出エリアにおい
ても、代理応答することができる。
【0086】このように本発明の第2の実施の形態で
は、呼出エリア外からでも着信音等によって近接する有
線端末が代理応答することができる。
【0087】次に、第3の発明の実施の形態について説
明する。
【0088】第1及び第2の実施の形態における変換テ
ーブル7,70は、いづれにしても、呼出エリアに対
し、この呼出エリア内の配置される有線端末の番号が記
憶されていたが、第3の発明の実施の形態では、呼出エ
リアに対し、この呼出エリア内に配置される有線端末の
ピックアップグループを対応させて記憶するようにして
いる。
【0089】図7は、第3の発明の実施の形態である電
話システムの構成を示す図であり、第1の発明の実施の
形態における変換テーブル7に替えて記憶内容の異なる
変換テーブル700を有し、さらに新たな有線端末3
g,3hからなるピックアップグループ6cを有し、こ
のピックアップグループが呼出エリア4b内に配置され
る点で、第1の発明の実施の形態と第3の発明の実施の
形態とは異なり、第3の発明の実施の形態におけるその
他の構成及び各部の処理は、第1の発明の実施の形態と
同様である。
【0090】図8は、変換テーブル700の記憶内容を
示す図であり、変換テーブル700では、各呼出エリア
番号に対応して、各呼出エリア内に配置される有線端末
のピックアップグループ及び各呼出エリア内に位置登録
中の移動局が記憶されている。例えば、呼出エリア4b
には、有線端末3d〜3fからなるピックアップグルー
プ6bと有線端末3g,3hからなるピックアップグル
ープ6cとがピックアップグループ番号として記憶され
ている。
【0091】これにより、2つのピックアップグループ
6b,6cの有線端末3d〜3hは、呼出エリア4b内
に位置登録されている移動局5d〜5fに対する着信呼
に代理応答することができる。
【0092】このように第3の発明の実施の形態によれ
ば、ピックアップグループのままで、複数のピックアッ
プグループの有線端末の代理応答の処理を行うことがで
きる。
【0093】もちろん、ピックアップグループと有線端
末との関係は別の記憶手段が保持している。
【0094】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、記憶
手段が、呼出エリアと該呼出エリア内に配置される複数
の有線端末と該呼出エリア内に位置登録されている移動
局との対応関係を記憶し、識別手段が、前記有線端末に
よる代理応答のサービス要求を受け付けると、前記記憶
手段を検索して該サービス要求を行った有線端末が配置
される呼出エリアを獲得し、該獲得された呼出エリア内
に位置登録されている移動局を識別し、接続制御手段
が、前記識別手段によって識別された移動局に対する着
信呼が存在する場合に、該着信呼を、前記代理応答のサ
ービス要求を行った有線端末に接続するようにしている
ので、移動局への着信呼を該移動局の所在にかかわら
ず、該移動局に近接した有線端末のみが代理応答するこ
とができるという利点を有する。
【0095】また、この結果、有線端末の誤操作によっ
て移動中の移動局への着信に代理応答してしまうという
不具合をなくすことができるという利点を有する。
【0096】しかも、本発明では、他の呼出エリアに移
動した移動局の代理応答の際に該移動局のピックアップ
グループ番号を覚えておく必要がなく、有線端末への特
番ダイヤルあるいは特殊機能キーの押下等の簡単なピッ
クアップサービスのサービス要求操作のみにより、近接
した移動局への着信呼に対して代理応答することができ
る。
【0097】さらには、本発明の代理応答により、操作
性のよい有線端末を使用することができ、移動局の待ち
受け時間も長くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態である電話システム
の概要構成を示す図。
【図2】変換テーブル7の記憶内容を示す図。
【図3】PBX1内の主制御部8の詳細構成を示す図。
【図4】主制御部8によりピックアップサービスの処理
手順を示すフローチャート。
【図5】本発明の第2の実施の形態が対象とする呼出エ
リアの状態の具体例を示す図。
【図6】変換テーブル70の記憶内容を示す図。
【図7】本発明の第3の実施の形態である電話システム
の全体構成を示す図。
【図8】変換テーブル700の記憶内容を示す図。
【図9】本発明の実施の形態である電話システムの全体
構成を示す図。
【図10】図9における基地局CS−1〜CS−mの構
成を示す図。
【図11】図9における移動局PS−1〜PS−nの構
成を示す図。
【符号の説明】
1 …構内交換機(PBX) 2a〜2d…基地局 3a〜3f…有線端末 4a,4b…呼出エリア 5a〜5f…移動局 6a,6b…ピックアップグループ 7 …変換テーブル 8 …制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機、該交換機に接続される複数の有
    線端末、該交換機に接続されて複数の呼出エリアを形成
    する複数の基地局、該基地局と無線接続された複数の移
    動局を有し、前記有線端末間、前記移動局間、及び前記
    有線端末と前記移動局との間の通信を行うことができる
    電話システムにおいて、 前記呼出エリアと該呼出エリア内に配置される複数の有
    線端末と該呼出エリア内に位置登録されている移動局と
    の対応関係を記憶する記憶手段と、 前記有線端末による代理応答のサービス要求を受け付け
    ると、前記記憶手段を検索して該サービス要求を行った
    有線端末が配置される呼出エリアを獲得し、該獲得され
    た呼出エリア内に位置登録されている移動局を識別する
    識別手段と、 前記識別手段によって識別された移動局に対する着信呼
    が存在する場合に、該着信呼を、前記代理応答のサービ
    ス要求を行った有線端末に接続する接続制御手段とを具
    備したことを特徴とする電話システム。
  2. 【請求項2】 移動局が前記呼出エリアに関し位置登録
    されていない場合に、前記代理応答のサービス要求を行
    った有線端末に該サービス要求拒否の通知を行う通知手
    段をさらに具備したことを特徴とする請求項1記載の電
    話システム。
  3. 【請求項3】 前記通知手段は、ビジートーンを発生し
    て前記代理応答のサービス要求の拒否通知を行うことを
    特徴とする請求項2記載の電話システム。
  4. 【請求項4】 前記複数の有線端末のうちの1以上の有
    線端末は、2以上の前記呼出エリア内に設置され、 前記記憶手段は、前記1以上の有線端末を前記2以上の
    呼出エリアに重複対応させて記憶することを特徴とする
    請求項1乃至請求項3記載の電話システム。
  5. 【請求項5】 前記複数の有線端末をピックアップグル
    ープとして記憶するグループ記憶手段をさらに具備し、 前記記憶手段は、前記呼出エリアと該呼出エリア内に設
    置される1以上の前記ピックアップグループと該呼出エ
    リア内に位置登録されている移動局との対応関係を記憶
    することを特徴とする請求項1乃至請求項3記載の電話
    システム。
  6. 【請求項6】 呼出エリアを形成する複数の基地局と、
    前記基地局に無線接続された少なくとも一の移動局とを
    有し、前記呼出エリアと前記呼出エリア内に配置される
    少なくとも一の有線端末と前記呼出エリア内に位置登録
    されている移動局との関係を記憶する記憶手段を有する
    電話システムの端末装置において、 前記移動局の代理応答サービスを要求するためのダイヤ
    ルキー又は機能キーと、 前記ダイヤルキーによる特番ダイヤル又は前記機能キー
    の押下の後、前記記憶手段の検索結果により呼出エリア
    内に位置登録されている移動局に対する着信呼があった
    場合に、前記移動局の代わりに当該着信呼がかかること
    を特徴とする電話システムの端末装置。
  7. 【請求項7】 前記代理応答サービスの要求があった際
    に自己に対応する移動局が前記呼出エリアに関し位置登
    録されていない場合には、当該サービス要求を拒否する
    旨の通知をする通知手段を有することを特徴とする請求
    項6記載の電話システムの端末装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008124592A (ja) * 2006-11-09 2008-05-29 Nec Corp 代替応答システム、交換機及び代替応答方法
JP2009272872A (ja) * 2008-05-07 2009-11-19 Nakayo Telecommun Inc 代理端末呼出し機能を有する無線電話システム
JP2012095126A (ja) * 2010-10-27 2012-05-17 Nec Infrontia Corp 構内交換機における着信転送装置、着信転送方法、及び着信転送プログラム
JP2014042323A (ja) * 2013-10-10 2014-03-06 Nec Corp 携帯電話機の自動転送システム、携帯電話機及び携帯電話機の自動転送方法

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