JPH10163838A - 電源装置、発光装置及び画像表示装置 - Google Patents

電源装置、発光装置及び画像表示装置

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JPH10163838A
JPH10163838A JP31747396A JP31747396A JPH10163838A JP H10163838 A JPH10163838 A JP H10163838A JP 31747396 A JP31747396 A JP 31747396A JP 31747396 A JP31747396 A JP 31747396A JP H10163838 A JPH10163838 A JP H10163838A
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resistor
capacitor
fet
gate
diode
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Yoshitaka Oikawa
善貴 及川
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Toshiba AVE Co Ltd
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Toshiba Lighting and Technology Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スイッチング損失とスイッチングノイズの両
方を低減する。 【解決手段】 スイッチングパルスがゲート抵抗R1を
介してFET(Q)のゲートGに印加されると、ゲート
−ソース間電圧VGSは、閾値Vthまで立ち上がる初期期
間では、スピードアップコンデンサC1と抵抗R2によ
り決まる時定数によりスピードアップコンデンサC1の
動作が制限されてゲート−ソース間電圧VGSの立ち上が
り 1が小さくなると共に、ゲート抵抗R1とコンデンサ
C2により決まる時定数に従って上昇する。ゲート−ソ
ース間電圧VGSが閾値Vthに到達してFET(Q)がオ
ンになると、スピードアップコンデンサC1が動作して
ゲート−ソース間電圧VGSが急速に立ち上がる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パワーMOS−F
ETをスイッチングする電源装置、発光装置及び画像表
示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】FETをスイッチング素子とする回路の
ノイズを低減する方法としては一般的なスナバ回路の他
に、図8に示すようにゲートGに比較的大きな抵抗値の
抵抗R1を接続したり、図9に示すようにソースS側に
抵抗R4や微小インダクタンスL(例えばビーズコア)
を接続する方法が知られている。
【0003】図10はゲートGに抵抗R1を接続した構
成におけるゲート−ソース間電圧VGSと、ドレイン−ソ
ース間電圧VDSと、ドレイン電流ID と、スイッチング
損失を示している。駆動信号がゲート抵抗R1を介して
FET(Q)のゲートGに印加されると、ゲート−ソー
ス間電圧VGSが上昇して閾値VthになるとFETがオン
になり(図示 1)、ドレイン−ソース間電圧VDSが減少
すると共にドレイン電流ID が増加する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、FETのミ
ラー効果により、FETがオンになるとゲート容量が増
加するので、ゲート−ソース間電圧VGSが図示 1のよう
に急峻に立ち上がった後、図示 2のように立ち上がりが
遅くなり、その後、図示 3のように徐々に立ち上がる。
したがって、この電圧VGSの変化によりゲート容量が3
段階に変化していることが判る。この内、閾値Vthを含
む傾き 1がスイッチングノイズを、 3がスイッチング損
失を左右する主要因である。
【0005】また、通常、オン後の電圧VGSの波形は、
図9に示すようにゲート抵抗R1に対してスピードアッ
プコンデンサC1を並列に接続することにより補正する
ことが行われるが、傾き 1が大きくなり、その結果、ス
イッチングノイズが増大するという問題点がある。一
方、(スピードアップコンデンサC1を用いずに)ゲー
ト抵抗R1の値を大きく設定して傾き 1を少なくし、ス
イッチングノイズを低減した場合、スイッチング周波数
が高い場合や、オンデューティ期間が短い場合には、ゲ
ート−ソース間電圧VGSが十分に上昇しないままにオフ
になるので、スイッチング損失が増大するという問題点
がある。
【0006】また、図9に示すようにソースSに抵抗R
4を接続した構成では、FETのスイッチング損失はそ
れ程、悪化しないが、抵抗R4自体が損失するという問
題点がある。また、ソースSに微小インダクタンスLを
接続した構成では、スイッチングが遅くなり、当然にス
イッチング損失が増大する。
【0007】ところで、OHP等に用いられている発光
装置に対する伝播ノイズの規格は1種又はA種であり、
この規格の場合には比較的簡単な構成のノイズフィルタ
により対応することができる。これに対し、プロジェク
ション・テレビ等に用いられる発光装置に対する伝播ノ
イズの規格は2種又はB種である。プロジェクション・
テレビの場合、出力が200〜400W程度の回路が用
いられ、また、出力電流値も大きいので、伝播ノイズの
主要因であるスイッチングノイズも非常に大きい。
【0008】従来の発光装置の電源装置では、ノイズフ
ィルタの強化、スイッチング速度を遅くする等により対
応している。しかしながら、ノイズフィルタを強化する
方法は必要であるが、ノイズ源を減少させるという本質
から外れている。また、スイッチング速度を遅くする方
法は、スイッチング損失を大幅に増大させ、回路効率を
悪化させるという問題点がある。
【0009】本発明は上記従来の問題点に鑑み、スイッ
チング損失とスイッチングノイズの両方を低減すること
ができる電源装置、発光装置及び画像表示装置を提供す
ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は上
記目的を達成するために、パワーMOS−FETをスイ
ッチングする電源装置であって、前記FETのゲートに
直列に接続された第1の抵抗と、前記第1の抵抗に対し
て並列に接続された第1のコンデンサ及び第2の抵抗の
直列回路と、前記FETのゲート−ソース間に接続され
た第1のダイオード及び第2のコンデンサを有し、第2
のコンデンサの充電電流経路をゲートよりソース方向に
制限することを特徴とする電源装置である。上記構成に
より、駆動信号が第1の抵抗を介してFETのゲートG
に印加されると、FETのゲート−ソース間電圧VGS
は、閾値Vthまで立ち上がる初期期間では、第1のコン
デンサ及び第2の抵抗により決まる時定数により第1の
コンデンサの動作が制限されて第1の抵抗及び第2のコ
ンデンサにより決まる時定数に従って上昇する。その結
果、ゲート−ソース間電圧VGSが閾値Vthを通過する際
の傾きが小さくなる。一方、FETのオン後は第1のコ
ンデンサがスピードアップコンデンサとして働き、電圧
VGSの傾きが大きくなるので、スイッチング損失とスイ
ッチングノイズの両方を低減することができる。
【0011】請求項2記載の発明は、請求項1記載の電
源装置において前記第1のダイオードまたは第2のコン
デンサ及び第1の抵抗と閉路を成すように第3の抵抗を
接続し、前記第3の抵抗を介して前記第2のコンデンサ
を放電させることを特徴とする。上記構成により、FE
Tがオフになると、第2のコンデンサに充電されている
電荷が第3の抵抗を介して放電され、FETのオフ時の
ゲート電荷の引抜きを妨害しない。
【0012】請求項3記載の発明は、請求項1記載の電
源装置において前記第1のダイオードまたは第2のコン
デンサ及び第1の抵抗と閉路を成すように第3の抵抗及
び第2のダイオードの直列回路を接続し、前記第3の抵
抗及び第2のダイオードを介して前記第2のコンデンサ
を放電させることを特徴とする。上記構成により、FE
Tがオフになると第2のコンデンサに充電されている電
荷が第3の抵抗を介して放電され、FETのオフ時のゲ
ート電荷の引抜きを妨害しない。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1記載の電
源装置において前記第1のダイオードまたは第2のコン
デンサと並列に第3の抵抗を接続し、前記第3の抵抗を
介して前記第2のコンデンサを放電させることを特徴と
する。上記構成により、FETがオフになると、第2の
コンデンサに充電されている電荷が第3の抵抗を介して
放電され、FETのオフ時のゲート電荷の引抜きを妨害
しない。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の
いずれかに記載の電源装置において前記第1の抵抗と並
列に第3のダイオードを前記FETのゲート電荷を引き
抜く方向に接続したことを特徴とする。上記構成によ
り、FETがオフになると、第2のコンデンサに充電さ
れている電荷がダイオード及び第3の抵抗を介して放電
され、FETのオフ時のゲート電荷の引抜きを妨害しな
い。
【0015】請求項6記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載の電源装置において前記第1のダイオー
ド及び第2のコンデンサの直列回路と前記FETソース
間に第4の抵抗を挿入し、前記第4の抵抗に前記FET
のソース電流が流れるように構成したことを特徴とす
る。上記構成により、FETがオフになると、第2のコ
ンデンサに充電されている電荷がダイオード及び第3の
抵抗を介して放電され、FETのオフ時のゲート電荷の
引抜きを妨害しない。
【0016】請求項7記載の発明は、請求項1乃至5の
いずれかに記載の電源装置において前記第1のダイオー
ド及び第2のコンデンサの直列回路と前記FETソース
間にインダクタンスを挿入し、前記インダクタンスに前
記FETのソース電流が流れるように構成したことを特
徴とする。上記構成により、FETがオフになると、第
2のコンデンサに充電されている電荷がダイオード及び
第3の抵抗を介して放電され、FETのオフ時のゲート
電荷の引抜きを妨害しない。
【0017】請求項8記載の発明は、請求項1乃至7の
いずれか1つに記載の電源装置において前記第2のコン
デンサの容量は、放電時間が前記FETのスイッチング
の最大デューティにおけるオフ時間より短くなるように
構成されていることを特徴とする。上記構成により、F
ETがオフになると、第2のコンデンサに充電されてい
る電荷がダイオード及び第3の抵抗を介して放電され、
FETのオフ時のゲート電荷の引抜きを妨害しない。
【0018】請求項9記載の発明は、請求項1乃至8の
いずれか1つに記載の電源装置において前記第2のコン
デンサの容量は、放電時間が前記FETのスイッチング
のオフ時間より長く、且つ0〜1μsec程度重なるよ
うに構成されていることを特徴とする。上記構成によ
り、FETがオフになると、第2のコンデンサに充電さ
れている電荷がダイオード及び第3の抵抗を介して放電
され、FETのオフ時のゲート電荷の引抜きを妨害しな
い。
【0019】請求項10記載の発明は、請求項1乃至9
のいずれか1つに記載の電源装置と、前記電源装置によ
り発光する発光手段とを有する発光装置である。上記構
成により、スイッチング損失とスイッチングノイズの両
方を低減することができる発光装置を実現することがで
きる。
【0020】請求項11記載の発明は、請求項10記載
の発光装置により画像を表示することを特徴とする画像
表示装置である。上記構成により、スイッチング損失と
スイッチングノイズの両方を低減することができる画像
表示装置を実現することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1は本発明に係る電源装置の一
実施形態とその変形例の要部であるFET駆動回路を示
す回路図、図2は図1のFET駆動回路における主要波
形を示す波形図、図3は図1のFET駆動回路を電源装
置とする発光装置を示す回路図である。
【0022】図1(a)において、抵抗R1の一端には
FET(Q)に対するスイッチングパルスが印加され、
抵抗R1の他端はFET(Q)のゲートGに接続されて
いる。また、抵抗R1の一端にはスピードアップコンデ
ンサC1の一端と抵抗R3の一端に接続され、スピード
アップコンデンサC1の他端は抵抗R2の一端に接続さ
れている。抵抗R2の他端はゲート抵抗R1の他端と、
FET(Q)のゲートGとダイオードD1のアノードに
接続され、ダイオードD1のカソードは抵抗R3の他端
とコンデンサC2の一端に接続されている。コンデンサ
C2の他端はFET(Q)のソースに接続され、また、
FET(Q)のドレインには電源電圧が印加される。ま
た、抵抗R3》ゲート抵抗R1になるように構成されて
いる。
【0023】このような構成において、スイッチングパ
ルスがゲート抵抗R1を介してFET(Q)のゲートG
に印加されると、図2に示すようにゲート−ソース間電
圧VGSは、閾値Vthまで立ち上がる初期期間では、スピ
ードアップコンデンサC1と抵抗R2により決まる時定
数によりスピードアップコンデンサC1の動作が制限さ
れてゲート−ソース間電圧VGSの立ち上がり 1’が従来
例 1より小さくなると共に、ゲート抵抗R1とコンデン
サC2により決まる時定数に従って上昇し、ゲート−ソ
ース間電圧VGSが閾値VthになるとFET(Q)がオン
になる。
【0024】そして、FET(Q)がオンになると、ス
ピードアップコンデンサC1が動作してゲート−ソース
間電圧VGSが従来例 3より急速に立ち上がる(図示
3’)。したがって、ゲート−ソース間電圧VGSが閾値
Vthまで立ち上がる傾き 1’が従来例 1より小さくなる
と共にオン後の傾き 3’が従来例 3より大きくなるの
で、スイッチング損失とスイッチングノイズの両方を低
減することができる。また、FET(Q)がオフになる
と、コンデンサC2に充電されている電荷は抵抗R3を
介して徐々に放電され、したがって、FET(Q)のゲ
ート電荷を引き抜く電流を阻害しない。また、図1
(b)に示すようにダイオードD1とコンデンサC2の
接続位置を入れ換えてもよい。
【0025】ここで、図1に示すFET駆動回路では、
スイッチング損失を少なくするために、コンデンサC2
の容量は、その放電時間がFET(Q)のスイッチング
周波数の最大デューティにおけるオフ時間より短くなる
ように構成されているか、又はFET(Q)のオフ時間
より長くても0〜1μsec程度重なるように構成され
ている。
【0026】図3に示す発光装置は一例としてメタルハ
ライドランプ点灯回路を示し、破線で示す回路が図1の
FET駆動回路1を示している。直流電源Eは例えば商
用電源を整流して平滑化する回路で構成され、+側がF
ET(Q)のドレインSに接続されている。直流電源E
の両端には上記FET駆動回路及びスイッチングパルス
生成用のトランジスタQ11、トランスT及びダイオー
ドD11が接続され、トランジスタQ11がオン、オフ
制御されると、スイッチングパルスがトランスTの2次
巻線側からゲート抵抗R1を介してFET(Q)のゲー
トGに印加される。
【0027】また、FET(Q)によりオン、オフされ
た信号はダイオードD12、チョークコイルL及び平滑
コンデンサC11により平滑化され、ランプ駆動回路2
を介してメタルハライドランプ3に印加される。ランプ
駆動回路2は始動用高圧パルス発生回路のみ、又は極性
反転回路及び始動用高圧パルス発生回路により構成され
る。このような回路は例えばプロジェクションTVのよ
うな画像表示装置の光源として用いることができる。こ
のようなFET駆動回路1を用いた電源装置、発光装置
及び画像表示装置によれば、スイッチング損失を最小限
に抑えることができるとともにスイッチングノイズを低
減することができ、その結果、伝播ノイズに見られる1
0〜30MHzのピークを大幅に低減することができ
る。
【0028】図4に示す第2の実施形態では、図1に示
すFET駆動回路1においてゲート抵抗R1と並列にダ
イオードD3が逆方向に接続されている。このようにダ
イオードD3を逆方向に設けることにより、FET
(Q)のオフ時にゲート電荷をダイオードD3を介して
ゲート抵抗R1の一端側に引き抜くことができる。
【0029】図5(a)に示す第3の実施形態では、図
1に示すFET駆動回路1において抵抗R3がコンデン
サC2に並列に接続されている。ここで、図1に示すF
ET駆動回路1ではFET(Q)がオフになると、コン
デンサC2に充電されている電荷は抵抗R3を介してゲ
ート抵抗R1の一端側に放電されるが、図5に示す第3
の実施形態では、ソースS側に放電される。
【0030】また、第3の実施形態の変形例として、図
5(b)に示すようにダイオードD1とコンデンサC2
の接続位置を入れ換えて抵抗R3をダイオードD1の両
端に並列に接続してもよく、また、図5(c)に示すよ
うに単に抵抗R3をダイオードD1の両端に並列に接続
してもよく、更に、図5(d)に示すようにダイオード
D1とコンデンサC2の接続位置を入れ換えて抵抗R3
をコンデンサC2の両端に並列に接続してもよい。
【0031】図6(a)に示す第4の実施形態では、図
1に示すFET駆動回路1において抵抗R3に対してダ
イオードD2が直列に且つ逆方向に接続されている。こ
の場合には、図1に示すFET駆動回路1と同様に、F
ET(Q)がオフになるとコンデンサC2に充電されて
いる電荷が抵抗R3、ダイオードD2を介してゲート抵
抗R1の一端側に放電される。したがって、この場合に
は抵抗R3≧ゲート抵抗R1で構成することができる。
また、図6(b)に示すようにダイオードD1とコンデ
ンサC2の接続位置を入れ換えてもよい。
【0032】図7(a)に示す第5の実施形態では、図
1に示すFET駆動回路1においてソース側に抵抗R4
が追加され、抵抗R4によりFET(Q)のオフ時のノ
イズを低減することができる。また、図7(b)に示す
ように抵抗R4の代わりにインダクタンスLを挿入して
もよい。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、パワーMOS−FETゲートに直列に接続さ
れた第1の抵抗と、前記第1の抵抗に対して並列に接続
された第1のコンデンサ及び第2の抵抗の直列回路と、
前記FETのゲート−ソース間に接続された第1のダイ
オード及び第2のコンデンサを有し、第2のコンデンサ
の充電電流経路をゲートよりソース方向に制限するよう
に構成したので、駆動信号が第1の抵抗を介してFET
のゲートGに印加されると、FETのゲート−ソース間
電圧VGSは、閾値Vthまで立ち上がる初期期間では、第
1のコンデンサ及び第2の抵抗により決まる時定数によ
り第1のコンデンサの動作が制限されて第1の抵抗及び
第2のコンデンサにより決まる時定数に従って上昇す
る。その結果、ゲート−ソース間電圧VGSが閾値Vthを
通過する際の傾きが小さくなる。一方、FETのオン後
は第1のコンデンサがスピードアップコンデンサとして
働き、電圧VGSの傾きが大きくなるので、スイッチング
損失とスイッチングノイズの両方を低減することができ
る。
【0034】請求項2記載の発明によれば、第1のダイ
オードまたは第2のコンデンサ及び第1の抵抗と閉路を
成すように第3の抵抗を接続し、第3の抵抗を介して第
2のコンデンサを放電させるので、FETがオフになる
と、第2のコンデンサに充電されている電荷が第3の抵
抗を介して放電され、FETのオフ時のゲート電荷の引
抜きを妨害しない。
【0035】請求項3記載の発明によれば、第1のダイ
オードまたは第2のコンデンサ及び第1の抵抗と閉路を
成すように第3の抵抗及び第2のダイオードの直列回路
を接続し、第3の抵抗及び第2のダイオードを介して第
2のコンデンサを放電させるので、FETがオフになる
と第2のコンデンサに充電されている電荷が第3の抵抗
を介して放電され、FETのオフ時のゲート電荷の引抜
きを妨害しない。
【0036】請求項4記載の発明によれば、第1のダイ
オードまたは第2のコンデンサと並列に第3の抵抗を接
続し、第3の抵抗を介して第2のコンデンサを放電させ
るので、FETがオフになると、第2のコンデンサに充
電されている電荷が第3の抵抗を介して放電され、FE
Tのオフ時のゲート電荷の引抜きを妨害しない。
【0037】請求項5記載の発明によれば、第1の抵抗
と並列に第3のダイオードをFETのゲート電荷を引き
抜く方向に接続したので、FETがオフになると、第2
のコンデンサに充電されている電荷がダイオード及び第
3の抵抗を介して放電され、FETのオフ時のゲート電
荷の引抜きを妨害しない。
【0038】請求項6記載の発明によれば、第1のダイ
オード及び第2のコンデンサの直列回路とFETソース
間に第4の抵抗を挿入し、第4の抵抗にFETのソース
電流が流れるように構成したので、FETがオフになる
と、第2のコンデンサに充電されている電荷がダイオー
ド及び第3の抵抗を介して放電され、FETのオフ時の
ゲート電荷の引抜きを妨害しない。
【0039】請求項7記載の発明によれば、第1のダイ
オード及び第2のコンデンサの直列回路とFETソース
間にインダクタンスを挿入し、インダクタンスにFET
のソース電流が流れるように構成したので、FETがオ
フになると、第2のコンデンサに充電されている電荷が
ダイオード及び第3の抵抗を介して放電され、FETの
オフ時のゲート電荷の引抜きを妨害しない。
【0040】請求項8記載の発明によれば、第2のコン
デンサの容量は、放電時間が前記FETのスイッチング
の最大デューティにおけるオフ時間より短くなるように
構成されているので、FETがオフになると、第2のコ
ンデンサに充電されている電荷がダイオード及び第3の
抵抗を介して放電され、FETのオフ時のゲート電荷の
引抜きを妨害しない。
【0041】請求項9記載の発明によれば、第2のコン
デンサの容量は、放電時間が前記FETのスイッチング
のオフ時間より長く、且つ0〜1μsec程度重なるよ
うに構成されているので、FETがオフになると、第2
のコンデンサに充電されている電荷がダイオード及び第
3の抵抗を介して放電され、FETのオフ時のゲート電
荷の引抜きを妨害しない。
【0042】請求項10記載の発明によれば、スイッチ
ング損失とスイッチングノイズの両方を低減することが
できる発光装置を実現することができる。
【0043】請求項11記載の発明によれば、スイッチ
ング損失とスイッチングノイズの両方を低減することが
できる画像表示装置を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電源装置の一実施形態とその変形
例の要部であるFET駆動回路を示す回路図である。
【図2】図1のFET駆動回路における主要波形を示す
波形図である。
【図3】図1のFET駆動回路を電源装置とする発光装
置を示す回路図である。
【図4】第2の実施形態の要部であるFET駆動回路を
示す回路図である。
【図5】第3の実施形態とその変形例の要部であるFE
T駆動回路を示す回路図である。
【図6】第4の実施形態とその変形例の要部であるFE
T駆動回路を示す回路図である。
【図7】第5の実施形態とその変形例の要部であるFE
T駆動回路を示す回路図である。
【図8】従来例のFET駆動回路を示す回路図である。
【図9】他の従来例のFET駆動回路を示す回路図であ
る。
【図10】図8のFET駆動回路における主要波形を示
す波形図である。
【符号の説明】
R1 抵抗(第1の抵抗) R2 抵抗(第2の抵抗) R3 抵抗(第3の抵抗) R4 抵抗(第4の抵抗) C1 コンデンサ(第1のコンデンサ) C2 コンデンサ(第2のコンデンサ) D1 ダイオード(第1のダイオード) D2 ダイオード(第2のダイオード) D3 ダイオード(第3のダイオード)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーMOS−FETをスイッチングす
    る電源装置であって、 前記FETのゲートに直列に接続された第1の抵抗と;
    前記第1の抵抗に対して並列に接続された第1のコンデ
    ンサ及び第2の抵抗の直列回路と;前記FETのゲート
    −ソース間に接続された第1のダイオード及び第2のコ
    ンデンサを有し、 第2のコンデンサの充電電流経路をゲートよりソース方
    向に制限することを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 前記第1のダイオードまたは第2のコン
    デンサ及び第1の抵抗と閉路を成すように第3の抵抗を
    接続し、前記第3の抵抗を介して前記第2のコンデンサ
    を放電させることを特徴とする請求項1記載の電源装
    置。
  3. 【請求項3】 前記第1のダイオードまたは第2のコン
    デンサ及び第1の抵抗と閉路を成すように第3の抵抗及
    び第2のダイオードの直列回路を接続し、前記第3の抵
    抗及び第2のダイオードを介して前記第2のコンデンサ
    を放電させることを特徴とする請求項1記載の電源装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1のダイオードまたは第2のコン
    デンサと並列に第3の抵抗を接続し、前記第3の抵抗を
    介して前記第2のコンデンサを放電させることを特徴と
    する請求項1記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の抵抗と並列に第3のダイオー
    ドを前記FETのゲート電荷を引き抜く方向に接続した
    ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の電
    源装置。
  6. 【請求項6】 前記第1のダイオード及び第2のコンデ
    ンサの直列回路と前記FETソース間に第4の抵抗を挿
    入し、前記第4の抵抗に前記FETのソース電流が流れ
    るように構成したことを特徴とする請求項1乃至5のい
    ずれかに記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 前記第1のダイオード及び第2のコンデ
    ンサの直列回路と前記FETソース間にインダクタンス
    を挿入し、前記インダクタンスに前記FETのソース電
    流が流れるように構成したことを特徴とする請求項1乃
    至5のいずれかに記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 前記第2のコンデンサの容量は、放電時
    間が前記FETのスイッチングの最大デューティにおけ
    るオフ時間より短くなるように構成されていることを特
    徴とする請求項1乃至7のいずれか1つに記載の電源装
    置。
  9. 【請求項9】 前記第2のコンデンサの容量は、放電時
    間が前記FETのスイッチングのオフ時間より長く、且
    つ0〜1μsec程度重なるように構成されていること
    を特徴とする請求項1乃至8のいずれか1つに記載の電
    源装置。
  10. 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか1つに記載
    の電源装置と;前記電源装置により発光する発光手段
    と;を有する発光装置。
  11. 【請求項11】 請求項10記載の発光装置により画像
    を表示することを特徴とする画像表示装置。
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