JPH1016319A - プリントデータ展開装置 - Google Patents

プリントデータ展開装置

Info

Publication number
JPH1016319A
JPH1016319A JP8169023A JP16902396A JPH1016319A JP H1016319 A JPH1016319 A JP H1016319A JP 8169023 A JP8169023 A JP 8169023A JP 16902396 A JP16902396 A JP 16902396A JP H1016319 A JPH1016319 A JP H1016319A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
character
bitmap data
count value
font
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8169023A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Ota
寛 太田
Toshio Tetsu
俊男 鐵
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP8169023A priority Critical patent/JPH1016319A/ja
Publication of JPH1016319A publication Critical patent/JPH1016319A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Record Information Processing For Printing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バンドメモリを使用してプリントデータの展
開を行う場合に、ページ内で一度出現した文字を再度展
開処理する必要のないようにしたプリントデータ展開装
置を得ること。 【解決手段】 第1の処理部125は入力データ121
が文字のときにエンティティ生成処理部126を指示し
てフォントのビットマップデータが展開されていない場
合にはエンティティ元データ格納バッファ110からこ
れを展開させると共に文字別カウンタのカウント値を
“1”に設定する。すでに展開されているときは現在の
カウント値を“1”だけアップさせる。第2の処理部1
29はバンドメモリにビットマップデータを貼り付ける
たびにカウント値を“1”ずつダウンさせる。カウント
値が初期値にまで減少しない間、展開したデータを保持
することで、キャッシュ・メモリのようにデータが途中
で消失する事態を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリントデータを展
開してプリンタに供給するためのプリントデータ展開装
置に係わり、特にバンドメモリを使用してこれに文字等
のプリントデータを展開して印字処理を行う場合に適し
たプリントデータ展開装置に関する。
【0002】
【従来の技術】文字やイメージ等からなるプリントデー
タを処理するプリンタでは、1ページ分のプリントデー
タをフレームバッファ(ページメモリ)に一度展開して
から印字を行う形式のものと、ページメモリを幾つかに
分割したバンドバッファ(バンドメモリ)にプリントデ
ータを順次展開しながら印字を行う形式のものとが存在
する。
【0003】図13は、フレームバッファを使用したプ
リントデータ展開装置のプリントデータ展開処理の原理
を表わしたものである。プリントデータ11は、プリン
トデータ解釈部12に入力され、ここでプリントデータ
の種類が解釈される。これがグラフィックデータの場合
には、グラフィック描画部13にグラフィック描画信号
14が入力される。グラフィック描画部13は、フレー
ムバッファ15の指定された位置に三角形等のグラフィ
ック16を描画する。
【0004】これに対して、プリントデータ解釈部12
がそのプリントデータ11をラスタイメージデータと解
釈した場合には、ラスタイメージ描画部18にラスタイ
メージ描画信号19が入力される。ラスタイメージ描画
部18は、フレームバッファ15の指定された位置に例
えば写真等のラスタイメージ21を描画する。プリント
データ解釈部12がそのプリントデータ11をフォント
データであると解釈した場合には、フォント描画部22
にその表わすフォントを描画するためのフォント描画信
号23が入力される。フォント描画部22は、フレーム
バッファ15の指定された位置にフォントから構成され
る文字列を描画する。
【0005】このフォント描画部22の描画に際して
は、フォント・メモリ26からアウトライン・フォント
のデータ27が読み出され、フォント展開部28で展開
されてフォントのビットマップデータ29が作成され
る。このビットマップデータ29は、フォント・キャッ
シュ部31を経て、フォント・ビットマップデータ32
としてフォント描画部22に送られる。ただし、展開処
理されたビットマップデータ29はフォント・キャッシ
ュバッファ33に登録される。したがって、フォント・
キャッシュ部31がこのフォント・キャッシュバッファ
33にアクセスして、必要なフォントのビットマップデ
ータ29を見つけたときには、フォント展開部28でフ
ォントの展開処理を行うことなく、フォント・キャッシ
ュバッファ33からそのフォント・ビットマップデータ
34を読み出して、フォント描画部22に送出すること
になる。
【0006】図14は、従来のフレームバッファを使用
したプリントデータ展開装置の展開処理の流れを表わし
たものである。この装置の図示しないCPU(中央処理
装置)は所定の制御手順に沿ってこの制御を行う。ま
ず、CPUは現在処理しようとするプリントデータがグ
ラフィックを表わすものであるかどうかをチェックする
(ステップS101)。グラフィックを表わすものであ
れば(Y)、このグラフィックを展開して図13に示し
たフレームバッファ15にマップする(ステップS10
2)。そして、プリンタデータが終了したかどうかを判
別し(ステップS103)、終了していなければ再びス
テップS101の処理に戻る。
【0007】ステップS101の処理でグラフィックで
ないと判別された場合には(N)、そのプリントデータ
がラスタイメージに関するものであるかどうかの判別が
行われる(ステップS104)。ラスタイメージである
と判別された場合には(Y)、そのラスタイメージを該
当するバンドメモリにマップ(描画)する(ステップS
105)。そして、ステップS103の処理に進むこと
になる。ステップS104でラスタイメージではないと
判別された場合には(N)、残りの選択肢としてのフォ
ントであると判別される。この場合には(N)、図示し
ないフォント・キャッシュに登録されているかどうかの
検索を行う(ステップS106)。登録されていれば
(Y)、その文字のビットマップデータをフォント・キ
ャッシュから読み出し(ステップS107)、これを図
13に示したフレームバッファ15にマップする(ステ
ップS108)。
【0008】フォント・キャッシュにその文字のビット
マップデータが登録されていない場合には(ステップS
102;N)、その文字のアウトライン・フォントを読
み出してビットマップデータに展開する(ステップS1
09)。そして、これをフォント・キャッシュに登録し
(ステップS110)、これを図13に示したフレーム
バッファ15にマップする(ステップS108)。
【0009】図15は、バンドバッファの構成の一例を
表わしたものである。図13に示したフレームバッファ
15と対比するとわかるように、バンドバッファ41は
1フレームを複数のバンドに分割した構成となってい
る。この結果、例えば三角形のグラフィック16はその
上端部とそれ以外の部分が異なったバンドに属するよう
になっている。
【0010】図16は、このバンドバッファを使用した
プリントデータ展開装置のプリントデータ展開処理の様
子を表わしたものである。図13と同一部分には同一の
符号を付しており、これらの説明を適宜省略する。この
プリントデータ展開装置は、中間コード生成部51と中
間コード消費部52を備えている。中間コード生成部5
1は、グラフィック中間コード生成部53と、ラスタイ
メージ中間コード生成部54と、フォント中間コード生
成部55を備えている。プリントデータ11は、プリン
トデータ解釈部12に入力され、ここでプリントデータ
の種類が解釈される。これがグラフィックデータの場合
には、グラフィック中間コード生成部53にグラフィッ
ク中間コード生成信号57が入力される。グラフィック
中間コード生成部53は、グラフィック中間コード58
を生成して、これを中間コードバッファ59に入力す
る。
【0011】これに対して、プリントデータ解釈部12
がそのプリントデータ11をラスタイメージデータと解
釈した場合には、ラスタイメージ中間コード生成部54
にラスタイメージ中間コード生成信号61が入力され
る。ラスタイメージ中間コード生成部54は、ラスタイ
メージ中間コード62を生成してこれを中間コードバッ
ファ59に入力する。また、プリントデータ解釈部12
がそのプリントデータ11をフォントデータと解釈した
場合には、フォント中間コード生成部55にフォント中
間コード生成信号63が入力される。フォント中間コー
ド生成部55は、フォント中間コード64を生成してこ
れを中間コードバッファ59に入力する。
【0012】中間コードバッファ59は、中間コードソ
ート部66と接続されている。中間コードソート部66
は、図15に示したバンドバッファ41による各バンド
のイメージの生成過程で該当する位置(ラスタ)の中間
コードを検索してその出力を指示する。中間コード消費
部52は、グラフィックの描画を行うグラフィック描画
部67と、ラスタイメージの描画を行うラスタイメージ
描画部68と、フォントの描画を行うフォント描画部6
9を備えている。そして、中間コードソート部66の出
力指示によって出力されるグラフィック描画指示信号7
1、ラスタイメージ描画指示信号72およびフォント描
画指示信号73によって、それぞれのビットマップデー
タ74、75、76が図15に示したバンドバッファ4
1にそれぞれのタイミングで送出され、ビットマップデ
ータのマップが行われることになる。
【0013】ここで、フォント描画部69は、中間コー
ドバッファ59から出力されたフォント描画指示信号7
3に応じてフォント・キャッシュ部31から所望のフォ
ントのビットマップデータを得ることになる。フォント
・キャッシュ部31はこのために、フォント中間コード
生成部55に対してビットマップデータのフォント・イ
ンデックス情報78を供給するようになっている。
【0014】ところで、図13に示したフレームバッフ
ァ15を使用したプリントデータ展開装置では、1ペー
ジ分のビットマップデータを形成するメモリ領域が備え
られているので、展開処理自体は比較的単純に行うこと
ができる。しかしながら、1ページ分という大きなメモ
リ容量のビットマップデータ展開領域を必要とする。
【0015】一方、図15および図16に示したように
バンドバッファ41あるいはバンドメモリを使用する
と、1ページ分のメモリを必要としないので、メモリ容
量を節約することができるという利点がある。特に最近
では画像の高解像度化とカラー化およびプリントアウト
する用紙の大型化が進んでおり、1ページ分のプリント
データを展開するためにはかなりのメモリ容量を必要と
する。したがって、バンドメモリを使用するプリントデ
ータ展開装置が注目されている。
【0016】ところで、文字のように1つのページに繰
り返し出現する可能性のあるプリントデータについて
は、そのたびにこれを展開してメモリに書き込むように
すると、展開するプリントデータの数が多くなると描画
処理に長時間を要することになる。この結果、バンドご
とに展開処理に要する時間がまちまちになると、感光体
ドラムを使用したレーザプリンタのように一度印字を開
始した後は定速で処理する必要のある装置では、ページ
の一部に印字のできない領域が発生するおそれがある。
【0017】このような問題を解決するためには、キャ
ッシュ・メモリを用意しておき、一度使用した図形や文
字等の展開後のプリントデータをこれに格納しておき、
次に展開処理するときにはこのキャッシュ・メモリから
プリントデータを読み出すという方式が存在する。しか
しながら、多数の文字を配置したページで、例えばアウ
トラインフォントからこれらの文字を発生させるものと
すると、展開後の各文字のビットマップデータが次々と
キャッシュ・メモリに格納されることになり、キャッシ
ュ・メモリを大容量化しないとその効果を十分期待する
ことができない。
【0018】そこで、文字等を表わしたコード情報を一
度、中間コードに直して、これを必要に応じて中間コー
ド専用のメモリに格納しようとする提案が行われている
(特開平6−119131号公報および特開平6−29
0007号公報)。
【0019】例えば特開平6−290007号公報で
は、レーザプリンタのような連続同期ラスタ出力装置に
次のような手段を具備させている。 (a)出力すべきページ映像を定めるページ記述言語で
の指令を受けて、これを解釈する手段。 (b)解釈されたページ記述言語指令から1組の図形オ
ーダを発生して、 i)出力装置により求められる速さで出力装置へ供給で
きるビットマップ映像のバンドに前記した図形オーダを
処理して取り込み、 ii)バンドの最初の1つにある図形情報が出力装置に
より出力されている間に、第2のバンドに対するビット
マップ映像を発生する手段。 (c)ビットマップ映像のバンドを図形オーダから発生
する手段。 (d)ビットマップ映像のバンドを出力装置へ出力する
手段。
【0020】すなわち、この先行技術では、第1のバン
ドを構成した後で第1のバンドがプリントされている間
に、第2のバンドを構成するようにしている。これによ
り、プリンタのスループットを向上させる。また、ペー
ジ映像中の画素を取り出すアプリケーションが発生した
指令は、ビットマップへ直接変換されるのではなく、図
形オーダへ変換される。図形オーダに必要とされるメモ
リ量は対応するビットマップのそれよりも遙に少ない。
また、変換された図形オーダはビットマップへ迅速に変
換することができる。このようにこの先行技術では、映
像の描画を図形オーダを構成する過程と、映像を描く過
程に分けている。また、構成した図形オーダは、2回目
の取り出し過程に備えてユーザメモリに記憶されるよう
になっている。
【0021】ページ映像のための全てのオーダが発生し
たら、各バンドに最大で1回ずつこのオーダが使用され
るように処理される。現在のバンドに使用しないオーダ
は、次のバンド以降のバンドに使用されるためにスキッ
プされるようになっている。
【0022】この特開平6−290007号公報および
前記した特開平6−290007号公報は外国語を主に
配慮した技術内容となっている。したがって、文字の種
類が比較的少なく、かつ文字パターンが比較的単純な英
語等の外国語の場合には、中間コードを中間コード記憶
用のメモリ領域に格納することでバンドごとのプリント
データの展開処理をある程度満足に行うことができる。
【0023】ところが、漢字やカナから構成される日本
語のように多くの文字を使用する言語を含んだプリント
データを展開処理しようとすると、記憶すべき中間コー
ドの種類が膨大となり、中間コード用のメモリを圧迫す
ることになった。そこで、文字のプリントデータについ
ては中間コード用のメモリに記憶する量を制限し、ある
いはこれに記憶しないようにして、この中間コード用の
メモリに記憶されない文字用の中間コードをキャッシュ
・メモリ(フォント・キャッシュ)に格納するという方
式も提案されている。
【0024】図17は、フォント・キャッシュを用いた
場合の従来のプリントデータの展開処理の概要を表わし
たものである。図示しないCPUは、中間コードを解釈
しこれがグラフィックに関するものであれば(ステップ
S201;Y)、そのグラフィックをバンドメモリにマ
ップする(ステップS202)。そして、後続の中間コ
ードが存在する場合には(ステップS203;N)、再
びステップS201に戻って処理を行う。後続の中間コ
ードが存在しない場合には(ステップS203;N)、
バンドメモリに対するビットマップデータの展開処理を
終了させる(エンド)。
【0025】これに対して、ステップS201で該当す
る中間コードがグラフィックに関するものではなかった
場合(N)、CPUはラスタイメージであるかどうかの
判別を行う(ステップS204)。ラスタイメージであ
ると判別された場合には(Y)、そのラスタイメージを
該当するバンドメモリにマップする(ステップS20
5)。そして、ステップS203の処理に進むことにな
る。ステップS204でラスタイメージではないと判別
された場合には(N)、残りの選択肢としてのフォント
であると判別される。この場合には(N)、図示しない
フォント・キャッシュから文字のビットマップデータを
取り出すことになる(ステップS206)。そして、こ
のビットマップデータを該当するバンドメモリにマップ
する(ステップS207)。この後、ステップS203
に進んで同様の処理が行われることになる。
【0026】図18は、図17のステップS206で示
した処理を具体的に表わしたものである。フォント・キ
ャッシュから文字のビットマップデータの取り出しが要
求されると、このフォント・キャッシュ内に、指定され
たフォントがすでに登録されているかどうかをチェック
する(ステップS301)。そのフォントが登録されて
いる場合には(Y)、更にこれを展開処理する必要がな
い(エンド)。すなわち、この場合には図17のステッ
プS207の処理に移行することになる。
【0027】これに対して、未登録の場合には(ステッ
プS301;N)、その文字のアウトライン情報を基に
して、文字をビットマップデータに変換する(ステップ
S302)。この変換後のビットマップデータはバンド
メモリに格納されるが、この処理を再度行わないでもよ
いように、フォント・キャッシュ登録領域内の空き領域
のサーチが行われる(ステップS303)。そして、こ
の空き領域にその文字のビットマップデータを登録する
(ステップS304)。これ以後、同一フォントの指定
が行われた場合には、ステップS301でそのフォント
・キャッシュがヒットされることになり、ステップS3
02以降の処理が不要となる。
【0028】図19は、この従来のプリントデータ展開
装置で複数のプリントジョブを実行する場合の様子を原
理的に表わしたものである。プリントデータ11として
第1のプリントジョブ11J1 、第2のプリントジョブ
11J2 、……が時間的に相次いで入力されるものとす
る。入力処理部81ではこれらのプリントジョブを構成
するデータ(コマンド列)をジョブ単位で入力バッファ
82に入力する。
【0029】第1の処理部83は、入力バッファ82に
入力されたデータをジョブ単位に処理するところであ
る。第1の処理部83は、入力バッファ82からデータ
(コマンド列)を1つずつ取り出して、冗長度のない中
間コードに変換する。この中間コードは、データ列から
なるエンティティ(Entity)84として中間バッファ8
5に使用順に格納される。エンティティ84はデータ列
から構成されており、これらのデータ長はそれぞれのエ
ンティティ84によって異なる。これら生成されるエン
ティティ84は数千種類存在する。中間コードによって
はこれらのエンティティが複数回使用されることにな
る。
【0030】第2の処理部85は、第1の処理部83と
は非同期に動作する部分であり、中間バッファ84に格
納された中間データを取り出して、それぞれ指定された
処理を行って出力処理部87に論理ブロック単位で送出
する。出力処理部87は、送られてきたデータを所定時
間内に処理してすべて出力するようになっている。この
ようなプリントデータ展開装置では、エンティティ元デ
ータ格納バッファ89に格納されたエンティティを用い
て、第1の処理部83はエンティティ生成処理部88で
エンティティを生成させる。エンティティキャッシュ処
理部90が参照され、エンティティキャッシュバッファ
91内に以前に生成したエンティティが存在すれば、そ
のエンティティの生成は行われない。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】なお、この従来技術で
は、エンティティデータを第2の処理部85とエンティ
ティキャッシュ処理部90の双方が所持することにな
る。このため、メモリの効率的な活用を行うことができ
ない。また、フォント・キャッシュを設けると、これに
登録されている文字のビットマップデータ(あるいは中
間コード)については再度展開処理あるいは中間コード
への変換処理を行う必要がない。しかしながら、フォン
ト・キャッシュはその性格上、一度使用したデータをす
べて継続的に保持することを保証するものではない。し
たがって、あるバンドで使用した文字の中間コードが次
のバンドでは使用されず、これよりも更に後のバンドで
使用されるような場合には、ヒット率が大幅に低下する
ことになりかねない。
【0032】例えば日本語と韓国語の対訳のページでそ
れぞれの部分が各々のバンドにほぼ対応するような場合
がその一例である。このような場合には、日本語がキャ
ッシュ・メモリの大半を占めるようになると韓国語につ
いて登録していたビットマップデータまたは中間コード
がフォント・キャッシュから追い出される。この結果と
して、キャッシュがヒットしないことが多くなり、これ
らの文字についてはそのビットマップデータを再度作り
出さなければならず、全体的なプリントデータの展開処
理を非効率にする原因となった。また、極端な場合に
は、このようにヒットしない文字のプリントデータが多
発すると、特定のバンドでビットマップデータの展開が
追いつかず、前記したように1ページの一部分の印字が
不可能となる事態が発生することになった。
【0033】このようなビットマップデータの再展開を
最小限にする工夫は、例えば特開平6−28122号公
報でも提唱されている。この技術では文字の出現頻度を
基にして、これが高いものほど順番にイメージデータを
生成してフォント・キャッシュを行うようにしている。
【0034】図20は、図19に対応するもので、この
提案のプリントデータ展開装置で複数のプリントジョブ
を実行する場合の様子を原理的に表わしたものである。
図19と同一部分には同一の符号を付しており、これら
の説明を適宜省略する。この提案でも、プリントデータ
11として第1のプリントジョブ11J1 、第2のプリ
ントジョブ11J2 、……が時間的に相次いで入力され
るものとする。入力処理部81ではこれらのプリントジ
ョブを構成するデータ(コマンド列)をジョブ単位で入
力バッファ82に入力する。
【0035】第1の処理部83は、入力バッファ82に
入力されたデータをジョブ単位に処理するところであ
る。第1の処理部83Aは、入力バッファ82からデー
タ(コマンド列)を1つずつ取り出して、冗長度のない
中間コードに変換する。この変換の際に、エンティティ
の使用頻度が予め算出される。中間バッファ85には、
エンティティを指定するコマンドが入力される。第2の
処理部86Aはこのエンティティを指定するコマンド情
報と、エンティティ生成処理部88から送られてくるこ
のコマンド情報を基にして出力処理部87に論理ブロッ
ク単位で送出される。なお、エンティティキャッシュ処
理部90Aでは第1の処理部83Aで算出した使用頻度
に基づいてエンティティのキャッシュを実施することに
なる。出力処理部87は、送られてきたデータを所定時
間内に処理してすべて出力するようになっている。
【0036】ところで、この提案のように文字の全体的
な出現頻度すなわちエンティティの使用頻度を算出した
としても、この算出結果とバンドごとの文字の出現する
確率とは関係しない場合も多い。したがって、この図2
0に示した提案を用いたとしても、文字の再展開が頻繁
に行われる場合が可能性として存在することになる。更
に、この提案では、文字の出現頻度を第1の処理部83
で予め調査することにしている。このため、この分だけ
全体的な処理時間が長くなるという問題もあった。
【0037】そこで本発明の目的は、バンドメモリを使
用してプリントデータの展開を行う場合に、ページ内で
一度出現した文字を再度展開処理する必要のないように
したプリントデータ展開装置を提供することにある。
【0038】本発明の他の目的は、バンドメモリを使用
してプリントデータの展開を行う場合に、ページ内で一
度出現した文字を再度展開処理する必要のないようにす
るときに、中間コードを格納する専用のメモリの容量を
比較的小さく設定することのできるプリントデータ展開
装置を提供することにある。
【0039】本発明の更に他の目的は、複数ページまた
は複数のジョブのプリントを行うとき、後で行うページ
またはジョブで文字の展開処理をなるべく省略すること
ができるようにしたプリントデータ展開装置を提供する
ことにある。
【0040】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、(イ)ビットマップデータに展開する前のフォント
データを文字ごとに格納したフォントデータ格納手段
と、(ロ)プリントのための1ページ分のビットマップ
データを複数のバンドに分割するときのバンド単位のビ
ットマップデータを記憶するバンドメモリと、(ハ)プ
リントすべきデータとしてのプリントデータが文字を表
わしたデータであるときどの文字を表わしたデータであ
るかの判別を順に行う文字種類判別手段と、(ニ)フォ
ントデータ格納手段に格納された文字をその文字のビッ
トマップデータに展開するビットマップデータ展開手段
と、(ホ)このビットマップデータ展開手段によって展
開後のビットマップデータをその文字についてのカウン
ト値と対応させて文字単位のブロックごとに格納するビ
ットマップデータ格納手段と、(ヘ)文字種類判別手段
によって判別された文字がこのビットマップデータ格納
手段に格納されているかどうかを検索する検索手段と、
(ト)この検索手段の検索した文字がビットマップデー
タ格納手段に格納されていないとき、カウント値が所定
の初期値を示している文字のブロックあるいはビットマ
ップデータの格納されていない文字のブロックのうちの
1つのブロックにこの検索した文字のビットマップデー
タをビットマップデータ展開手段で展開した後格納する
と共に、対応するカウント値を初期値より1段階進んだ
ものに設定するカウント値初期設定手段と、(チ)検索
手段の検索した文字がビットマップデータ格納手段に格
納されているときそのビットマップデータをビットマッ
プデータ展開手段で展開することなくそのビットマップ
データに対応する現在のカウント値を更に1段階進んだ
ものに変更するカウント値カウントアップ手段と、
(リ)プリントの進行と共にバンドメモリに文字を描画
する時点でビットマップデータ格納手段から該当するビ
ットマップデータを読み出すときその文字のカウント値
を1段階後退したものに変更するカウント値カウントダ
ウン手段とをプリントデータ展開装置に具備させる。
【0041】すなわち請求項1記載の発明では、プリン
トすべきデータとしてのプリントデータが文字を表わし
たデータであるとき文字種類判別手段でこの文字の種類
を判別し、検索手段を用いてそのビットマップデータが
ビットマップデータ格納手段に格納されているかどうか
を検索することにしている。その結果、そのビットマッ
プデータが格納されていないときには、フォントデータ
格納手段から該当するフォントを読み出してビットマッ
プデータ展開手段を用いてビットマップデータに展開す
る。そしてこれをビットマップデータ格納手段に格納す
ることになるが、このときカウント値初期設定手段で対
応するそのフォントのカウント値を初期値より1段階進
んだものに設定する。ここで初期値とは例えばカウント
値が“0”の状態をいい、そのビットマップデータの記
憶領域(ブロック)を開放してもよいとする状態をい
う。初期値より1段階進んだものに設定するとは、まだ
そのビットマップデータを消してはならないという状態
が1段階進んだことを意味する。カウント値が所定の初
期値を示している文字のブロックとは、このように他の
ビットマップデータのために開放してもよいブロックを
いい、ビットマップデータの格納されていない文字のブ
ロックとはまだ未使用の記憶領域(ブロック)をいう。
例えばAという文字のフォントのビットマップデータを
格納しようとすると、これがビットマップデータ格納手
段に格納されていない場合には、カウント値が初期値と
なっている他のビットマップデータのブロックを見つけ
る。これが例えばBという文字のビットマップデータを
格納しているブロックであるとすると、これをAという
文字のフォントのビットマップデータを格納する領域に
変更するのである。そして、カウント値は初期値よりも
1段階進んだものにして、そのビットマップデータをバ
ンドメモリに貼り付けるまでの間は、他のフォントによ
って書き改められることを防止する。
【0042】検索手段の検索した文字がビットマップデ
ータ格納手段に格納されているときには、ビットマップ
データを更に展開する手間を省くために、その文字のビ
ットマップデータはそのまま利用し、カウント値を現時
点よりも1段階進める。一方、プリントの進行と共にバ
ンドメモリに文字が次々と描画されていく。これらの各
時点でビットマップデータ格納手段から該当するビット
マップデータを読み出すときカウント値カウントダウン
手段を用いて、対応する文字についてのカウント値を1
段階ずつ後退したものに変更する。このようにすると、
差し引きで初期値よりも進んだ段階にあるカウント値の
文字のビットマップデータは、まだ描画が行われる予定
のものということになり、このようなものは消去するこ
とができないということになる。これに対して、プリン
トの要求された文字ですべて描画の行われたものについ
てはカウント値が初期値に復帰しているので、前記した
ようにこれらのビットマップデータは他のビットマップ
データと交替することが可能となる。これにより、バン
ドメモリを使用してプリントデータの展開を行う場合
に、ページ内で一度出現した文字を再度展開処理する必
要のないようにすることが可能になる。
【0043】請求項2記載の発明では、(イ)ビットマ
ップデータに展開する前のフォントデータを文字ごとに
格納したフォントデータ格納手段と、(ロ)プリントの
ための1ページ分のビットマップデータを複数のバンド
に分割するときのバンド単位のビットマップデータを記
憶するバンドメモリと、(ハ)プリントすべきデータと
してのプリントデータが文字を表わしたデータであると
きどの文字を表わしたデータであるかの判別を順に行う
文字種類判別手段と、(ニ)フォントデータ格納手段に
格納された文字をその文字のビットマップデータに展開
するビットマップデータ展開手段と、(ホ)このビット
マップデータ展開手段によって展開後のビットマップデ
ータをその文字についてのカウント値と対応させて文字
単位のブロックごとに格納するビットマップデータ格納
手段と、(ヘ)文字種類判別手段によって判別された文
字がこのビットマップデータ格納手段に格納されている
かどうかを検索する検索手段と、(ト)この検索手段の
検索した文字のビットマップデータがバンドメモリの複
数に跨がるか否かを判別する複数バンドメモリ要否判別
手段と、(チ)この複数バンドメモリ要否判別手段が複
数のバンドメモリに跨がらないと判別したときでその検
索した文字がビットマップデータ格納手段に格納されて
いないとき、カウント値が所定の初期値を示している文
字のブロックあるいはビットマップデータの格納されて
いない文字のブロックのうちの1つのブロックにこの検
索した文字のビットマップデータをビットマップデータ
展開手段で展開した後格納すると共に、対応するカウン
ト値を初期値より1段階進んだものに設定するカウント
値初期設定手段と、(リ)複数バンドメモリ要否判別手
段が複数のバンドメモリに跨がらないと判別したときで
その検索した文字がビットマップデータ格納手段に格納
されているときそのビットマップデータをビットマップ
データ展開手段で展開することなくそのビットマップデ
ータに対応する現在のカウント値を更に1段階進んだも
のに変更するカウント値カウントアップ手段と、(ヌ)
複数バンドメモリ要否判別手段が複数のバンドメモリに
跨がると判別したときその跨がるバンドメモリの総数を
判別するバンドメモリ個数判別手段と、(ル)このバン
ドメモリ個数判別手段が判別した数から1だけ減じた数
だけカウント値初期設定手段あるいはカウント値カウン
トアップ手段によって設定あるいはカウントアップする
カウント値が増加するようにカウント値を調整するカウ
ント値調整手段と、(ヲ)プリントの進行と共にバンド
メモリに文字を描画する時点でビットマップデータ格納
手段から該当するビットマップデータを読み出すたびに
その文字のカウント値を1段階後退したものに変更する
カウント値カウントダウン手段とをプリントデータ展開
装置に具備させる。
【0044】すなわち請求項2記載の発明では、プリン
トすべきデータとしてのプリントデータが文字を表わし
たデータであるとき文字種類判別手段でこの文字の種類
を判別し、検索手段を用いてそのビットマップデータが
ビットマップデータ格納手段に格納されているかどうか
を検索することにしている。その結果、そのビットマッ
プデータが格納されていないときには、フォントデータ
格納手段から該当するフォントを読み出してビットマッ
プデータ展開手段を用いてビットマップデータに展開す
る。そしてこれをビットマップデータ格納手段に格納す
ることになるが、このときカウント値初期設定手段で対
応するそのフォントのカウント値を初期値よりもバンド
メモリにそのビットマップデータが跨がる数だけ増加す
るように調整するようにしている。例えばAという文字
のフォントのビットマップデータを格納しようとする
と、これがビットマップデータ格納手段に格納されてい
ない場合には、カウント値が初期値となっている他のビ
ットマップデータのブロックを見つける。これが例えば
Bという文字のビットマップデータを格納しているブロ
ックであるとすると、これをAという文字のフォントの
ビットマップデータを格納する領域に変更する。このと
き、そのAという文字がバンドメモリの幾つのバンドに
跨がるかを調べ、2つに跨がるのであれば初期値よりも
2段階進んだ値にして、バンドメモリの2つのバンドに
それぞれそのビットマップデータをバンドメモリに貼り
付けるまでの間は、他のフォントによって書き改められ
ることを防止する。
【0045】検索手段の検索した文字がビットマップデ
ータ格納手段に格納されているときには、ビットマップ
データを更に展開する手間を省くために、その文字のビ
ットマップデータはそのまま利用し、カウント値を現時
点よりも進める。このときも該当する文字のビットマッ
プデータがバンドメモリの幾つに跨がるかによって進め
る数を変化させる。一方、プリントの進行と共にバンド
メモリに文字が次々と描画されていく。これらの各時点
でビットマップデータ格納手段から該当するビットマッ
プデータを読み出すときカウント値カウントダウン手段
を用いて、対応する文字についてのカウント値を1段階
ずつ後退したものに変更する。このようにすると、差し
引きで初期値よりも進んだ段階にあるカウント値の文字
のビットマップデータは、まだ描画が行われる予定のも
のということになり、このようなものは消去することが
できないということになる。これに対して、プリントの
要求された文字ですべて描画の行われたものについては
カウント値が初期値に復帰しているので、前記したよう
にこれらのビットマップデータは他のビットマップデー
タと交替することが可能となる。これにより、バンドメ
モリを使用してプリントデータの展開を行う場合に、ペ
ージ内で一度出現した文字をそれがバンド間で跨がるか
否かにかかわらず、再度展開処理する必要のないように
することが可能になる。
【0046】請求項3記載の発明では、請求項1または
請求項2記載のプリントデータ展開装置が文字やグラフ
ィックあるいはラスタイメージをそれぞれ特定するため
の時系列データとしてのプリントデータのうち所定のも
のを最終的なビットマップデータに展開する前の中間コ
ードに変換する中間コード変換手段と、この変換後の中
間コードを格納する中間コード格納手段とを備え、ビッ
トマップデータ格納手段に文字のビットマップデータを
格納するスペースがなくなったとき、この中間コード格
納手段にこれを格納することを特徴としている。
【0047】すなわち請求項3記載の発明では、文字の
ビットマップデータを所定の専用領域としてのビットマ
ップデータ格納手段に格納していったときにこれが満杯
となった場合の救済策を示している。このような場合
に、溢れたビットマップデータをキャッシュ・メモリに
格納することも考えられるが、そうすると他のデータの
使用頻度が大きかったりする場合に、格納されたビット
マップデータがキャッシュ・メモリから追い出される危
険性がある。そこで請求項3記載の発明では、このよう
にビットマップデータ格納手段に格納しきれなかったビ
ットマップデータは、中間コピー格納手段に格納するこ
とにして、まだ使用の完了していないビットマップデー
タを確実に保存させるようにしている。
【0048】請求項4記載のプリントデータ展開装置で
ビットマップデータ格納手段に初期値を示すカウント値
のブロックが出現したとき、中間コード格納手段に格納
した文字のビットマップデータとそのカウント値をビッ
トマップデータ格納手段に移し変えるビットマップデー
タ格納場所復帰手段を具備することを特徴としている。
【0049】すなわち請求項4記載の発明では、中間コ
ード格納手段に格納したビットマップデータが何時まで
も整理されないようではメモリの有効活用が図れないと
いう実情に鑑みて、ビットマップデータ格納手段に空き
が生じたときには中間コード格納手段に格納したビット
マップデータを順次このビットマップデータ格納手段に
移し変えることにしたものである。
【0050】請求項5記載の発明では、請求項1〜請求
項3記載のプリントデータ展開装置でビットマップデー
タ格納手段あるいは中間コード格納手段に格納されるビ
ットマップデータの各文字に対応するカウント値はプリ
ントのページごとに設定され、プリントが終了するたび
に最終のページが保持される一方、新たなページのビッ
トマップデータを格納する際には保持された最終のペー
ジよりも小さなページについての格納領域に同一のビッ
トマップデータが格納されているブロックを探して、こ
のビットマップデータをそのままに保持すると共に対応
するカウント値を新たなページ用に書き換えることを特
徴としている。
【0051】すなわち請求項5記載の発明は、複数ペー
ジのプリントデータを展開処理するプリントデータ展開
装置に関するものである。このような装置では、プリン
トのための所定のバンドへの展開が終了した不要なビッ
トマップデータを新たなページのビットマップデータに
転用することができ、これによりビットマップデータの
展開に要する手間と時間を省略することができる。この
ときには、そのビットマップデータはそのままにして、
対応するカウント値を新たなページ用に書き換えるよう
にすればよい。
【0052】
【発明の実施の形態】
【0053】
【実施例】以下実施例につき本発明を詳細に説明する。
【0054】図1は本発明の一実施例におけるプリント
データ展開装置を使用したプリンタの回路構成の概要を
表わしたものである。このプリンタ装置は、各種制御の
中枢となるCPU(中央処理装置)101を備えてい
る。CPU101はデータバス等のバス103を介して
このプリンタの各部と接続されている。このうち作業用
メモリ103は、プリンタおよび本実施例のプリントデ
ータ展開装置の各種制御が実行されるときのプログラム
やその実行時に必要なデータが一時的に格納されるよう
になっている。ディスク制御装置104は磁気ディスク
105の入出力制御を行う装置である。磁気ディスク1
05には、このプリントデータ展開装置の各種制御を行
うための制御プログラムの他に、各文字のアウトライン
フォント等の固定的なデータが格納されている。
【0055】入力バッファ106には、プリントの対象
となるプリントデータや印字の際の制御データが格納さ
れるようになっている。中間データバッファ107に
は、プリントデータとビットマップデータの中間的な存
在としての中間データが格納される。中間データは、こ
のプリントデータ展開装置の処理速度を早めるために使
用されるもので、それぞれが例えば1バイトの命令で表
現されるようになっている。中間データはデバイス座標
系で表現される。また、四角形、三角形、円等の描画に
ついては、線あるいはその図形をラスタデータとして1
ラスタごとに裁断した形状としての台形に分割され、そ
の結果が中間データとして保持されることになる。
【0056】文字の場合、そのビットマップデータは、
この中間データバッファ107内に概念的に含まれるメ
モリであって更に文字専用のバッファメモリとしてのエ
ンティティキャッシュバッファ109に格納される。こ
れについては次に説明する。
【0057】キャッシュバッファ108は、通常のキャ
ッシュ・メモリと同様の性格のメモリである。エンティ
ティキャッシュバッファ109は、エンティティについ
てのキャッシュ・メモリとしての役割をもったバッファ
である。エンティティ元データ格納バッファ110は、
エンティティの元となるデータを格納したバッファであ
る。
【0058】ここでエンティティという概念について説
明する。エンティティ(Entitiy )とは、元々はデータ
ベースを設計する際のデータモデリングで使用される用
語である。これは、現実の世界にあるものの特徴を抽出
し抽象化したものを指すもので、日本語では“実体”と
訳される場合が多い。これは、ある決まった複数の属性
によって特徴付けられ、加えて1つ以上の識別子を有す
る。すなわち、エンティティはある特定の性質を持った
集合であって、その集合に属する要素はそれぞれ1ずつ
識別可能である。また、どのような属性を有するかは、
その“エンティティ”をどのような目的に使用するかに
よって変化しうる。具体的な例を次に示す。
【0059】文字 文字は、大きさ、幅、ピッチ、書体の属性と、文字コー
ドという識別子を有する。 ビットマップ文字 この属性は、ビットマップデータ、データの高さ、デー
タの幅である。識別子は、文字コード、大きさ、幅、ピ
ッチ、書体である。 円 円の属性は半径であり、識別子は円を表わすIDであ
る。 長方形 長方形の属性は高さおよび幅であり、識別子は長方形を
表わすIDである。
【0060】本実施例では、文字についてその元となる
アウトラインフォントがエンティティ元データ格納バッ
ファ110に格納されており、プリントを指示された文
字の展開されたビットマップデータがエンティティキャ
ッシュバッファ109に格納されている。このエンティ
ティキャッシュバッファ109に格納されていない文字
のプリントが指示されたときに、このエンティティキャ
ッシュバッファ109にその展開後のビットマップデー
タが格納されることになる。また、エンティティキャッ
シュバッファ109に文字のビットマップデータを格納
するスペースが無くなったときには、中間データバッフ
ァ106がその超過分のビットマップデータを格納する
ために使用される。
【0061】図1に戻って説明を続ける。通信制御装置
111は、通信ケーブル113を介して、プリントデー
タの送出源としての図示しないコンピュータやワードプ
ロセッサあるいはワークステーションと接続されてい
る。プリント制御部113はプリント機構114と通信
してこれを制御する回路である。本実施例でプリント機
構114は、レーザプリンタによって構成されている。
このレーザプリンタは、特に図示はしていないが定速で
回転する感光体ドラムを備えている。感光体ドラムは、
図示しない帯電器によって一様に帯電された後、レーザ
ビームを走査され、プリントする画像情報に対応した静
電潜像の形成を行うようになっている。この静電潜像
は、図示しない現像装置で現像され、画像情報に対応し
たトナー像が作成される。このトナー像が用紙に転写さ
れて、図示しないヒートロール等の定着装置によって定
着されることになる。操作パネル115はこのプリンタ
の操作を行うためのものであり、図示しない液晶表示部
や操作のための各種キーを備えた構成となっている。
【0062】バンドメモリ116は、プリント機構11
4でプリントに使用するビットマップデータをバンド単
位で描画するためのメモリであり、ランダム・アクセス
・メモリで構成されている。バンドメモリ116は、通
常の場合、複数のバンドで構成されており、プリントに
使用中のバンド以外のバンドでビットマップイメージの
展開を行い、プリントの終了したバンド領域は新たなバ
ンドとして割り振られるようになっている。
【0063】この図1に示したプリンタで、通信制御装
置111と通信ケーブル112、プリント制御部113
とプリント機構114ならびに操作パネル115を除い
た部分が本実施例のプリントデータ展開装置を構成す
る。もちろん、CPU101、作業用メモリ103、デ
ィスク制御装置104および磁気ディスク105は、こ
のプリンタでプリントデータの展開処理以外の処理にも
兼用されるものである。
【0064】図2は、本実施例のプリントデータ展開装
置の全体的な処理の流れを表わしたものである。入力デ
ータ121は経時的に発生する複数のジョブ1221
1222 ……から構成されている。入力データ121は
入力処理部123に入力される。入力処理部123は、
これらのジョブ1221 、1222 ……を入力バッファ
106に格納する。第1の処理部125は、入力データ
121をジョブ単位に処理して、冗長度の無い中間デー
タに変換する。グラフィックやラスタイメージについて
の中間データは、中間データバッファ107に格納され
る。中間データバッファ107は、エンティティキャッ
シュバッファ109が溢れた場合にのみフォントについ
てのビットマップデータをこれに格納することは前記し
た通りである。
【0065】図3は、図2に示した第1の処理部による
中間データの生成の様子を表わしたものである。第1の
処理部125は図2に示した入力バッファ106に格納
された入力データがグラフィックデータであるかどうか
を判別し(ステップS401)、グラフィックデータで
あれば(Y)、グラフィックの描画のための中間データ
を生成する(ステップS402)。グラフィックデータ
でないと判別した場合には(ステップS401;N)、
その入力データがラスタイメージであるかどうかの判別
が行われる(ステップS403)。ラスタイメージであ
れば(Y)、ラスタイメージの描画のための中間データ
が生成される(ステップS404)。以上のいずれでも
ない場合には(ステップS403;N)、その入力デー
タがフォントであるとして、エンティティキャッシュバ
ッファ109の検索が行われる(ステップS405)。
そして、文字の描画のための中間コードが生成されるこ
とになる(ステップS406)。この後、プリントのた
めの入力データが全部処理されたかどうかがチェックさ
れ(ステップS407)、終了していなければ(N)、
ステップS401の処理に戻って次の入力データの処理
が行われる。そのジョブのすべての入力データの処理が
終了すれば、そのジョブについての中間データの生成が
終了する(エンド)。
【0066】図4は、入力データに対する第1の処理部
の判別原理を表わしたものである。この図で入力データ
が“00h”のときには、ページの開始を表わしてい
る。また、“10h”はエンティティキャッシュバッフ
ァ109内に格納されているビットマップデータを読み
だすことによる文字描画が行われることを表わしてい
る。“20h”は、エンティティキャッシュバッファ1
09内に格納されていないフォントについての文字描画
が行われることを表わしている。“30h”は、線描画
が行われることを表わしている。“31h”は、台形の
描画が行われることを表わしている。“01h”は、プ
リントするページが終了することを表わしている。
【0067】したがって、第1の処理部125では、入
力データの“××h”をチェックして、この“××”の
部分の数値によって図3におけるステップS401また
はステップS402の判別を行うことになる。
【0068】図2に戻って説明を続ける。第1の処理部
125がその入力データをフォントであると判別したと
きには、エンティティ生成処理部126に対して該当す
るフォントの生成を依頼する。エンティティ生成処理部
126は、まずエンティティキャッシュ処理部127に
該当するフォントが存在するかどうかを調べさせる。エ
ンティティキャッシュ処理部127は、これを基にして
エンティティキャッシュバッファ109内を検索する。
エンティティキャッシュバッファ109内に該当するフ
ォントが存在する場合には、第2の処理部129の指示
によりこれに送出する。
【0069】これに対して、エンティティキャッシュバ
ッファ109内に該当するフォントが存在しない場合、
エンティティ生成処理部126はエンティティ元データ
格納バッファ110内に格納されている該当のアウトラ
インフォントを展開して、これをエンティティキャッシ
ュ処理部127を経由してエンティティキャッシュバッ
ファ109内に格納する。このとき、その使用状態を文
字別に管理する文字別カウンタを“1”に設定する。そ
して、その展開後のフォントのビットマップデータを第
2の処理部129からの指示により、これに送出する。
【0070】また、第1の処理部125がその入力デー
タをフォント以外のもの、すなわちグラフィックあるい
はラスタイメージであると判別した場合には、これらの
中間データが生成されて中間データバッファ107に格
納され、これが所定のタイミングで読み出されて第2の
処理部129に送られることになる。第2の処理部12
9は、それぞれバンドメモリにビットマップデータを展
開する段階で中間データバッファ107あるいはエンテ
ィティキャッシュバッファ109からグラフィック、ラ
スタイメージあるいは文字のビットマップデータを読み
出し、これを出力処理部113に送って、図1のプリン
ト機構114によるプリントを実行させることになる。
【0071】図5は、エンティティ生成処理部およびエ
ンティティキャッシュ処理部によるフォントの展開作業
および文字使用回数の制御の様子を表わしたものであ
る。図2に示した第1の処理部125が入力データをフ
ォントであると判別したときには、そのフォントがエン
ティティキャッシュバッファ109あるいは中間バッフ
ァ107に登録されているかどうかのチェックが行われ
る(ステップS501)。登録されていない場合、すな
わちそのフォントのビットマップデータが現在存在しな
い場合には(N)、すでに説明したようにエンティティ
元データ格納バッファ110内に格納されている該当の
アウトラインフォントを展開する(ステップS50
2)。そして、エンティティキャッシュバッファ109
における文字使用回数を示す文字別カウンタが“0”と
なっているビットマップデータ格納領域が存在するかど
うかをチェックする(ステップS503)。
【0072】文字別カウンタが“0”となっているビッ
トマップデータ格納領域が存在するということは、エン
ティティキャッシュバッファ109にフォントのビット
マップデータを格納するための未使用領域あるいは上書
きが可能な領域が存在するということである。ここで上
書きが可能な領域とは、すでにある文字のフォントにつ
いてのビットマップデータが登録されてはいるが、文字
別カウンタのカウント値が“0”にまで減少して、その
フォントの使用が取り合えず予定されていない状態の領
域をいう。これに対して、未使用領域とはビットマップ
データが未登録の領域をいう。未登録の領域について
も、そのカウント値が“0”に設定されている。
【0073】したがって、文字別カウンタのカウント値
が“0”の領域が存在する場合には(Y)、展開したそ
のフォントのビットマップデータをエンティティキャッ
シュバッファ109のその空き領域に登録する(ステッ
プS504)。そして、この場合にはその文字別カウン
タのカウント値を“1”に設定する(ステップS50
5)。これは、近い将来にそのフォントが“1回”だけ
使用される予定があることを示すものである。
【0074】これに対して、ステップS503でエンテ
ィティキャッシュバッファ109に文字別カウンタのカ
ウント値が“0”となっている領域が存在しないと判別
された場合には(N)、エンティティキャッシュバッフ
ァ109に登録のための空き領域が存在しないことにな
る。そこでこの場合には、図2に示した中間バッファ1
07にこの展開済みのフォントのビットマップデータを
登録することになる(ステップS506)。図1に示し
たキャッシュバッファ108に登録しないのは、プリン
ト前のビットマップデータの消失を防止するためであ
る。なお、この図5では示していないが、中間バッファ
107に登録したフォントのビットマップデータは、エ
ンティティキャッシュバッファ109に空き領域が発生
した時点で逐次これに移し変えるように制御すること
で、中間バッファ107をフォントのビットマップデー
タが圧迫するのを抑制することができる。
【0075】以上とは異なり、ステップS501で該当
するフォントがエンティティキャッシュバッファ109
あるいは中間バッファ107に登録されている場合には
(Y)、そのフォントの文字別カウンタのカウント値を
“1”だけカウントアップする(ステップS507)。
これは、近い将来にそのフォントが更に“1回”多く使
用されることを示すものである。
【0076】図6は、第2の処理部の処理の様子を表わ
したものである。第2の処理部129では、図1に示し
たバンドメモリ116の所定のバンドにビットマップデ
ータを展開するとき、処理対象の中間コードがグラフィ
ックに関するものであるかどうかの判別を行う(ステッ
プS601)。グラフィックに関するものであれば
(Y)、該当のグラフィックをそのバンドの対応する位
置にマップする(ステップS602)。そして、次に処
理すべき中間コードが全部終了したかどうかを判別し
(ステップS603)、存在する場合には(N)、ステ
ップS601に処理を戻す。
【0077】ステップS601でその中間コードがグラ
フィックに関するものでないと判別された場合には
(N)、ラスタイメージに関するものであるかどうかの
判別が行われる(ステップS604)。ラスタイメージ
に関するものであると判別された場合には(Y)、該当
のラスタイメージをそのバンドの対応する位置にマップ
する(ステップS605)。そしてステップS603の
処理を行うことになる。
【0078】ステップS604でその中間コードがラス
タイメージに関するものでないと判別された場合には
(N)、これはフォントに関するものとなる。そこで、
該当するフォントの文字別カウンタを“1”だけデクリ
メントする(ステップS606)。すでに説明したよう
に文字フォントを展開するとき、あるいはすでに展開し
ているフォントについて更に描画が指示されたときに
は、これに対応する文字別カウンタが“1”に初期設定
されたり“1”ずつカウントアップされている。そこ
で、実際にバンドメモリ116(図1)に描画を行う段
階で、対応する文字別カウンタのカウント値を“1”ず
つ減少させて、エンティティキャッシュバッファ109
あるいは中間データバッファ107に格納されているフ
ォントのビットマップデータがあと何回使用されるかの
判別ができるようにしているのである。
【0079】次に第2の処理部129はエンティティキ
ャッシュバッファ109あるいは中間データバッファ1
07からこの文字別カウンタに対応する該当文字のビッ
トマップデータを読み出す(ステップS607)。そし
てこれを該当するバンドの所望の位置にマップする(ス
テップS608)。この後、ステップS603の処理を
行う。このようにして最終的にステップS603で中間
コードのすべての処理が終了した場合には(Y)、第2
の処理部129による処理が終了することになる(エン
ド)。
【0080】図7は、フォントのビットマップデータ展
開領域と文字別カウンタのカウント値との関係を表わし
たものである。エンティティキャッシュバッファ109
にフォントのビットマップデータを書き込む場合には、
枠141で示したように、そのフォントの文字別カウン
タのカウント値が“0”となっているブロックを探し、
そのブロックの文字のビットマップデータを該当のフォ
ントについてのビットマップデータに置き換える。そし
て、対応する文字別カウンタのカウント値を“1”にセ
ットすることになる。
【0081】これに対して該当するフォントが登録済み
の場合、すなわちその文字別カウンタのカウント値が
“1”以上の場合には、その文字のプリントが指示され
るたびに枠142で示したようにそのカウント値を
“1”だけインクリメントする。そして両者共に、中間
コードからバンドにビットマップデータを展開すると
き、枠143で示したように、その文字の文字別カウン
タのカウント値を“1”だけデクリメントすることにな
る。以上、エンティティキャッシュバッファ109にビ
ットマップデータが格納される場合を説明したが、超過
分を中間データバッファ107に格納する場合の制御も
同様である。
【0082】第1の変形例
【0083】以上説明した実施例では文字等のビットマ
ップデータがバンドごとに独立して展開されるものとし
て文字ごとの文字別カウンタのカウント動作を説明した
が、実際には1つの文字がバンドの複数の領域に跨がっ
て存在し、跨がってプリントされる場合もある。
【0084】図8は、1つのフレームに納まる文字
“H”が複数のバンドに跨がって展開される例を示した
ものである。この例では文字“H”201が1つのフレ
ーム202を構成する複数のバンドのうちの3つバンド
に跨がって展開されるようになっている。この場合、文
字“H”201を1回プリントすることが指示される
と、合計で3つのバンドにビットマップデータが貼り付
けられることになる。したがって、図5に示した文字別
カウンタに対するカウント値の単純なインクリメントを
行った後に図6に示したデクリメントをバンドごとに繰
り返すと、文字別カウンタによるフォントの使用予定回
数の管理が狂ってしまうことになる。
【0085】フォントのビットマップデータが複数のバ
ンドに跨がるときの、このような文字別カウンタのカウ
ント値の不整合を解消するためには、フォントが複数の
バンドに跨がってプリントされるかどうかを事前に検出
し、跨がる数との関係でカウント値のデクリメントを行
う必要がある。
【0086】図9は、この変形例における文字別カウン
タのカウントアップの制御の要部を表わしたものであ
る。そのフォントの文字別カウンタのカウント値を初期
的に“1”に設定する(ステップS505参照)かある
いはカウント値を“1”だけカウントアップしたら、こ
の第1の変形例の第1の処理部は、そのフォントのビッ
トマップデータのラスタ方向と直交する方向の長さ(フ
ォントの高さ)を取得する(ステップS701)。この
ために、第1の変形例のプリントデータ展開装置では、
フォントをビットマップデータに最初に展開したとき
(ステップS602参照)、フォントごとにその高さを
テーブルに記憶することにしている。そのフォントの高
さが分かったら、バンドにおける描画開始位置と1つの
バンドの幅(ラスタ方向と直交する方向の長さ)との関
係で、そのフォントが幾つのバンドに跨がるかを算出す
る(ステップS702)。
【0087】そのフォントが跨がるバンドの数をnとす
ると、この数値nから“1”だけ減算した値(n−1)
だけそのフォントの文字別カウンタを更にカウントアッ
プして(ステップS703)、カウントアップの補正を
終了させる(エンド)。数値nから“1”だけ減算した
のは、すでに図5のステップS505あるいはS507
で“1”をセットあるいは加算しているからである。
【0088】図10はこの第1の変形例におけるフォン
トのビットマップデータ展開領域を表わしたものであ
る。エンティティキャッシュバッファ109あるいは中
間データバッファ107に格納されたフォントのビット
マップデータの高さ“△△△”が仮に3つのバッファを
跨ぐ長さであったとすると、文字別カウンタのカウント
値“n”が“n+2”に更にカウントアップされること
になる。
【0089】第2の変形例
【0090】図11は、本発明の第2の変形例における
プリントデータ展開装置のプリントデータ展開処理の様
子を表わしたものである。この第2の変形例のプリント
データ展開装置は、中間コード生成部301と中間コー
ド消費部302を備えている。中間コード生成部301
は、グラフィック中間コード生成部303と、ラスタイ
メージ中間コード生成部304と、フォント中間コード
生成部305を備えている。プリントデータ306は、
プリントデータ解釈部307に入力され、ここでプリン
トデータの種類が解釈される。これがグラフィックデー
タの場合には、グラフィック中間コード生成部303に
グラフィック中間コード生成信号308が入力される。
グラフィック中間コード生成部303は、グラフィック
中間コード311を生成して、これを中間コードバッフ
ァ312に入力する。
【0091】これに対して、プリントデータ解釈部30
7がそのプリントデータ306をラスタイメージデータ
と解釈した場合には、ラスタイメージ中間コード生成部
304にラスタイメージ中間コード生成信号314が入
力される。ラスタイメージ中間コード生成部304は、
ラスタイメージ中間コード315を生成してこれを中間
コードバッファ312に入力する。また、プリントデー
タ解釈部307がそのプリントデータ306をフォント
データと解釈した場合には、フォント中間コード生成部
305にフォント中間コード生成信号316が入力され
る。フォント中間コード生成部305は、フォント中間
コード317を生成してこれを中間コードバッファ31
2に入力する。
【0092】中間コードバッファ312は、中間コード
ソート部319と接続されている。中間コードソート部
319は、図1に示したバンドメモリ116による各バ
ンドのイメージの生成過程で該当する位置(ラスタ)の
中間コードを検索してその出力を指示する。中間コード
消費部302は、グラフィックの描画を行うグラフィッ
ク描画部331と、ラスタイメージの描画を行うラスタ
イメージ描画部332と、フォントの描画を行うフォン
ト描画部333を備えている。そして、中間コードソー
ト部319の出力指示によって出力されるグラフィック
描画指示信号335、ラスタイメージ描画指示信号33
6およびフォント描画指示信号337によって、それぞ
れのビットマップデータ341、342、343が図1
に示したバンドメモリ116にそれぞれのタイミングで
送出され、ビットマップデータのマップが行われること
になる。
【0093】マップの終了したバンドのビットマップデ
ータは、所定のタイミングで図1に示したプリント制御
部113に送られ、プリント機構114によるプリント
が行われる。このとき、プリント制御部113内のラス
トページ管理部345は、プリントの終了した最終のペ
ージを示す識別情報(ID)を管理している。ラストペ
ージ管理部345から出力されるプリント最終ページ情
報346はフォント・キャッシュ部347に送られる。
プリントデータ解釈部307も現在処理しているプリン
トデータ306の属するページについての情報351を
ページID部352に送出するようになっている。ペー
ジID部352はこれをデータ入力時ページ情報353
としてフォント・キャッシュ部347に送出するように
なっている。
【0094】中間コード消費部302内のフォント描画
部333は、中間コードバッファ312から出力された
フォント描画指示信号337に応じてフォント・キャッ
シュ部347から所望のフォントのビットマップデータ
を得ることになる。フォント・キャッシュ部347はこ
のために、フォント中間コード生成部305に対してビ
ットマップデータのフォント・インデックス情報355
を供給するようになっている。フォントの描画に際して
は、フォント・メモリ361からアウトライン・フォン
トのデータ362が読み出され、フォント展開部363
で展開されてフォントのビットマップデータ364が作
成される。このビットマップデータ364は、フォント
・キャッシュ部347を経て、フォント・ビットマップ
データ366としてフォント描画部333に送られる。
ただし、展開処理されたビットマップデータ364はフ
ォント・キャッシュ部347を経て、フォント・ビット
マップデータ367としてフォント・キャッシュバッフ
ァ368に登録される。
【0095】したがって、フォント・キャッシュ部34
7がこのフォント・キャッシュバッファ368にアクセ
スして、必要なフォントのビットマップデータ367を
見つけたときには、フォント展開部363でフォントの
展開処理を行うことなく、フォント・キャッシュバッフ
ァ368からそのフォント・ビットマップデータ367
を読み出して、フォント描画部333に送出することに
なる。フォント・キャッシュバッファ368はページ単
位でカウント値の制御を行うようになっている。そし
て、プリントの終了した最終のページをプリント最終ペ
ージ情報346から得て、これよりも若いページのメモ
リ領域を再使用できるようにしている。すなわち、ペー
ジID部352から新たなページに関する情報が得られ
たら、すでにプリントの終了したページの領域の該当す
るビットマップデータを見つけ、このビットマップデー
タをそのまま保持すると共に、そのページのカウント値
を初期値とみなして、先の実施例と同様にこれを“1”
だけカウントアップした値に変更する。これにより、ビ
ットマップデータの展開の手間を省くと共に、メモリ領
域の有効活用を行うことができる。
【0096】該当する文字のビットマップデータが存在
しないときには、使用頻度の低い文字のビットマップデ
ータに新たなビットマップデータを上書きして、対応す
る文字別カウンタのカウント値を所定の値に書き換えれ
ばよい。また、フォント・キャッシュバッファ368が
先の実施例のエンティティキャッシュバッファ109の
場合で、新たなビットマップデータを格納するスペース
がないような場合には、中間データバッファ107にこ
れを格納するようにすればよい。
【0097】図12は、この第2の変形例におけるペー
ジIDの制御手順の概要を表わしたものである。この変
形例のプリントデータ展開装置も図1に示したようにC
PUを備えており、図示しない記憶媒体に格納されたプ
ログラムに従って、各種制御を行うようになっている。
入力データが新しいページの文字に関するものである場
合には、プリントの終了したページよりも前のページの
同一フォントが登録されているかどうかの判別が行われ
る(ステップS801)。登録されている場合には
(Y)、そのページを使用することはないので、展開の
手間を省くためにそのビットマップデータをそのまま利
用する。そして、そのビットマップデータの格納された
ブロックの“ページID”を現在処理しようとするペー
ジIDに変更して(ステップS802)、処理を終了す
る(エンド)。
【0098】これに対して、そのフォントのビットマッ
プデータがプリントの終了したページよりも前のページ
に存在しない場合には(N)、プリントの終了したペー
ジ以降のページに同一のビットマップデータが存在する
かどうかの検索処理を実行する(ステップS803)。
そして、同一フォントのビットマップデータが存在しな
いことが判明した場合には(N)、その文字をビットマ
ップに展開する(ステップS804)。そして、“ペー
ジID”がプリントの終了したページ以前のページでカ
ウント値が最小のものを探す(ステップS805)。最
小のものを探すことにしたのは、文字別カウンタのカウ
ント値が比較的大きいものはそのビットマップデータを
再利用することができる可能性があるので、そのような
ブロックはなるべく新たなページ用に率先しては使用し
ないようにするためである。もっとも、このような検索
が煩雑な場合には、単純にプリントの終了したページ以
前のページのブロックを探すようにしてもよい。
【0099】このようなブロックが見つかったら、この
ブロック、すなわち空き領域にその文字のビットマップ
データを格納する(ステップS806)。そして、その
ブロックの文字別カウンタを初期値よりも“1”多い値
(バンドが複数に跨がらない場合)にカウントアップす
ると共に、元の“ページID”を新たなページの“ペー
ジID”に訂正して(ステップS807)、処理を終了
させることになる。
【0100】一方、ステップS803で該当のビットマ
ップデータがプリントの終了したページ以降のページに
存在することが判別された場合には(Y)、そのブロッ
クを新たなページ用に使用することは不可能であるがビ
ットマップデータをコピーすることで展開の手間を省く
ことができる。そこで、ステップS805に進んでこの
ビットマップデータをコピーするブロックを探し、その
ブロックにビットマップデータを登録する(ステップS
806)。この場合には、ステップS803で見つけた
ビットマップデータをコピー対象となるブロックにコピ
ーすることになる。この後、そのページの“ページI
D”を現在の“ページID”にセットして(ステップS
807)、処理を終了させることになる。
【0101】以上説明した第2の変形例では、ページ単
位で文字別カウンタのカウント値を独立させることにし
たが、ジョブ単位で独立させ、かつ前のジョブで展開し
たビットマップデータを後のジョブで再利用するように
することも可能であることは当然である。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
によれば、フォントの使用予定時点でこれについてのカ
ウント値を1段階ずつ進め、使用された時点で1段階ず
つ後退させることにしたので、ビットマップデータをこ
れらの時間差で間違って消去することがなく、ビットマ
ップデータの展開を繰り返すことによる時間の浪費を防
止すると共に処理装置の負担を軽減させることができ
る。したがって、これにより処理の高速化を期待するこ
とができる。
【0103】また、請求項2記載の発明によれば、フォ
ントが複数のバンドに跨がるような場合にその帳尻がと
れるようにカウント値のカウントアップを行うことにし
たので、バンドに跨がるような自由な配置で文字を展開
処理してもビットマップデータの再展開を有効に防止す
ることができ、処理の負担の軽減と全体の処理の高速化
を図ることができる。
【0104】更に請求項3記載の発明によれば、文字の
ビットマップデータを所定の専用領域としてのビットマ
ップデータ格納手段に格納していってこれが満杯になっ
たとき、中間コードを格納する領域にこれを格納するよ
うにしたので、キャッシュ・メモリに格納する場合と異
なり、不用意に消去されることがないという利点があ
る。また、中間コードを格納する領域を使用するので、
領域の兼用によってメモリの効率的な活用を図ることが
できる。
【0105】また請求項4記載の発明によれば、中間コ
ードを格納する領域に臨時でビットマップデータを格納
して、ビットマップデータ格納手段に空きができるたび
にこれをビットマップデータ格納手段に移し変えること
にしたので、中間コードを格納する領域に格納される他
のデータに対する圧迫が少なくなるという利点がある。
【0106】更に請求項5記載の発明によれば、プリン
トのための所定のバンドへの展開が終了した不要なビッ
トマップデータを新たなページのビットマップデータに
転用することができ、これによりビットマップデータの
展開に要する手間と時間を省略して処理の高速化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例におけるプリントデータ展
開装置を使用したプリンタの回路構成の概要を表わした
ブロック図である。
【図2】 本実施例のプリントデータ展開装置の全体的
な処理の流れを表わした説明図である。
【図3】 図2に示した第1の処理部による中間データ
の生成の様子を表わした流れ図である。
【図4】 本実施例における入力データに対する第1の
処理部の判別原理を表わした説明図である。
【図5】 本実施例におけるエンティティ生成処理部お
よびエンティティキャッシュ処理部によるフォントの展
開作業および文字使用回数の制御の様子を表わした流れ
図である。
【図6】 本実施例における第2の処理部の処理の様子
を表わした流れ図である。
【図7】 本実施例におけるフォントのビットマップデ
ータ展開領域と文字別カウンタのカウント値との関係を
表わした説明図である。
【図8】 本発明の第1の変形例で1つのフレームに納
まる文字“H”が複数のバンドに跨がって展開される例
を示した説明図である。
【図9】 第1の変形例における文字別カウンタのカウ
ントアップの制御の要部を表わした流れ図である。
【図10】 第1の変形例におけるフォントのビットマ
ップデータ展開領域を表わした説明図である。
【図11】 本発明の第2の変形例でにおけるプリント
データ展開装置のプリントデータ展開処理の様子を表わ
したブロック図である。
【図12】 この第2の変形例におけるページIDの制
御手順の概要を表わした流れ図である。
【図13】 フレームバッファを使用したプリントデー
タ展開装置のプリントデータ展開処理の原理を表わした
ブロック図である。
【図14】 従来のフレームバッファを使用したプリン
トデータ展開装置の展開処理の流れを表わした流れ図で
ある。
【図15】 バンドバッファの構成の一例を表わした説
明図である。
【図16】 バンドバッファを使用したプリントデータ
展開装置のプリントデータ展開処理の様子を表わしたブ
ロック図である。
【図17】 フォント・キャッシュを用いた場合の従来
のプリントデータの展開処理の概要を表わした流れ図で
ある。
【図18】 図17のステップS206で示した処理を
具体的に表わした流れ図である。
【図19】 従来のプリントデータ展開装置で複数のプ
リントジョブを実行する場合の様子を原理的に表わした
説明図である。
【図20】 図19に対応するもので、この提案のプリ
ントデータ展開装置で複数のプリントジョブを実行する
場合の様子を原理的に表わした説明図である。
【符号の説明】
101…CPU、103…作業用メモリ、105…磁気
ディスク、107…中間データバッファ、108…キャ
ッシュバッファ、109…エンティティキャッシュバッ
ファ、110…エンティティ元データ格納バッファ、1
14…プリント機構、116…バンドメモリ、121、
306…入力データ、122…ジョブ、123…入力処
理部、125…第1の処理部、126…エンティティ生
成処理部、127…エンティティキャッシュ処理部、1
29…第2の処理部、301…中間コード生成部、30
2…中間コード消費部、305…フォント中間コード生
成部、307…プリントデータ解釈部、312…中間コ
ードバッファ、333…フォント描画部、345…ラス
トページ管理部、347…フォント・キャッシュ部、3
61…フォント・メモリ、363…フォント展開部、3
68…フォント・キャッシュバッファ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ビットマップデータに展開する前のフォ
    ントデータを文字ごとに格納したフォントデータ格納手
    段と、 プリントのための1ページ分のビットマップデータを複
    数のバンドに分割するときのバンド単位のビットマップ
    データを記憶するバンドメモリと、 プリントすべきデータとしてのプリントデータが文字を
    表わしたデータであるときどの文字を表わしたデータで
    あるかの判別を順に行う文字種類判別手段と、 前記フォントデータ格納手段に格納された文字をその文
    字のビットマップデータに展開するビットマップデータ
    展開手段と、 このビットマップデータ展開手段によって展開後のビッ
    トマップデータをその文字についてのカウント値と対応
    させて文字単位のブロックごとに格納するビットマップ
    データ格納手段と、 前記文字種類判別手段によって判別された文字がこのビ
    ットマップデータ格納手段に格納されているかどうかを
    検索する検索手段と、 この検索手段の検索した文字がビットマップデータ格納
    手段に格納されていないとき、前記カウント値が所定の
    初期値を示している文字のブロックあるいはビットマッ
    プデータの格納されていない文字のブロックのうちの1
    つのブロックにこの検索した文字のビットマップデータ
    を前記ビットマップデータ展開手段で展開した後格納す
    ると共に、対応するカウント値を前記初期値より1段階
    進んだものに設定するカウント値初期設定手段と、 前記検索手段の検索した文字がビットマップデータ格納
    手段に格納されているときそのビットマップデータを前
    記ビットマップデータ展開手段で展開することなくその
    ビットマップデータに対応する現在のカウント値を更に
    1段階進んだものに変更するカウント値カウントアップ
    手段と、 プリントの進行と共に前記バンドメモリに文字を描画す
    る時点で前記ビットマップデータ格納手段から該当する
    ビットマップデータを読み出すときその文字のカウント
    値を1段階後退したものに変更するカウント値カウント
    ダウン手段とを具備することを特徴とするプリントデー
    タ展開装置。
  2. 【請求項2】 ビットマップデータに展開する前のフォ
    ントデータを文字ごとに格納したフォントデータ格納手
    段と、 プリントのための1ページ分のビットマップデータを複
    数のバンドに分割するときのバンド単位のビットマップ
    データを記憶するバンドメモリと、 プリントすべきデータとしてのプリントデータが文字を
    表わしたデータであるときどの文字を表わしたデータで
    あるかの判別を順に行う文字種類判別手段と、 前記フォントデータ格納手段に格納された文字をその文
    字のビットマップデータに展開するビットマップデータ
    展開手段と、 このビットマップデータ展開手段によって展開後のビッ
    トマップデータをその文字についてのカウント値と対応
    させて文字単位のブロックごとに格納するビットマップ
    データ格納手段と、 前記文字種類判別手段によって判別された文字がこのビ
    ットマップデータ格納手段に格納されているかどうかを
    検索する検索手段と、 この検索手段の検索した文字のビットマップデータが前
    記バンドメモリの複数に跨がるか否かを判別する複数バ
    ンドメモリ要否判別手段と、 この複数バンドメモリ要否判別手段が複数のバンドメモ
    リに跨がらないと判別したときでその検索した文字がビ
    ットマップデータ格納手段に格納されていないとき、前
    記カウント値が所定の初期値を示している文字のブロッ
    クあるいはビットマップデータの格納されていない文字
    のブロックのうちの1つのブロックにこの検索した文字
    のビットマップデータを前記ビットマップデータ展開手
    段で展開した後格納すると共に、対応するカウント値を
    前記初期値より1段階進んだものに設定するカウント値
    初期設定手段と、 前記複数バンドメモリ要否判別手段が複数のバンドメモ
    リに跨がらないと判別したときでその検索した文字がビ
    ットマップデータ格納手段に格納されているときそのビ
    ットマップデータを前記ビットマップデータ展開手段で
    展開することなくそのビットマップデータに対応する現
    在のカウント値を更に1段階進んだものに変更するカウ
    ント値カウントアップ手段と、 前記複数バンドメモリ要否判別手段が複数のバンドメモ
    リに跨がると判別したときその跨がるバンドメモリの総
    数を判別するバンドメモリ個数判別手段と、 このバンドメモリ個数判別手段が判別した数から1だけ
    減じた数だけ前記カウント値初期設定手段あるいはカウ
    ント値カウントアップ手段によって設定あるいはカウン
    トアップするカウント値が増加するようにカウント値を
    調整するカウント値調整手段と、 プリントの進行と共に前記バンドメモリに文字を描画す
    る時点で前記ビットマップデータ格納手段から該当する
    ビットマップデータを読み出すたびにその文字のカウン
    ト値を1段階後退したものに変更するカウント値カウン
    トダウン手段とを具備することを特徴とするプリントデ
    ータ展開装置。
  3. 【請求項3】 文字やグラフィックあるいはラスタイメ
    ージをそれぞれ特定するための時系列データとしてのプ
    リントデータのうち所定のものを最終的なビットマップ
    データに展開する前の中間コードに変換する中間コード
    変換手段と、この変換後の中間コードを格納する中間コ
    ード格納手段とを備え、前記ビットマップデータ格納手
    段に文字のビットマップデータを格納するスペースがな
    くなったとき、この中間コード格納手段にこれを格納す
    ることを特徴とする請求項1または請求項2記載のプリ
    ントデータ展開装置。
  4. 【請求項4】 前記ビットマップデータ格納手段に前記
    初期値を示すカウント値のブロックが出現したとき、前
    記中間コード格納手段に格納した文字のビットマップデ
    ータとそのカウント値を前記ビットマップデータ格納手
    段に移し変えるビットマップデータ格納場所復帰手段を
    具備することを特徴とする請求項3記載のプリントデー
    タ展開装置。
  5. 【請求項5】 前記ビットマップデータ格納手段あるい
    は中間コード格納手段に格納されるビットマップデータ
    の各文字に対応するカウント値はプリントのページごと
    に設定され、プリントが終了するたびに最終のページが
    保持される一方、新たなページのビットマップデータを
    格納する際には保持された最終のページよりも小さなペ
    ージについての格納領域に同一のビットマップデータが
    格納されているブロックを探して、このビットマップデ
    ータをそのままに保持すると共に対応するカウント値を
    新たなページ用に書き換えることを特徴とする請求項1
    〜請求項3記載のプリントデータ展開装置。
JP8169023A 1996-06-28 1996-06-28 プリントデータ展開装置 Pending JPH1016319A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8169023A JPH1016319A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 プリントデータ展開装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8169023A JPH1016319A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 プリントデータ展開装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1016319A true JPH1016319A (ja) 1998-01-20

Family

ID=15878901

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8169023A Pending JPH1016319A (ja) 1996-06-28 1996-06-28 プリントデータ展開装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1016319A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6867872B1 (en) 1999-10-05 2005-03-15 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus, image processing method, and image forming apparatus
US8274667B2 (en) 2005-05-30 2012-09-25 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, control method thereof, and storage medium storing a program for converting raster image data into block vector image format

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6867872B1 (en) 1999-10-05 2005-03-15 Fuji Xerox Co., Ltd. Image processing apparatus, image processing method, and image forming apparatus
US8274667B2 (en) 2005-05-30 2012-09-25 Canon Kabushiki Kaisha Image processing apparatus, control method thereof, and storage medium storing a program for converting raster image data into block vector image format

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5159681A (en) Page printer memory allocation
JPH09251361A (ja) 情報処理装置、情報処理方法、印刷システム、及び、メモリ
JPH1040031A (ja) プリントシステム、プリンタドライバ及びプリンタ
US6016155A (en) Character processing apparatus, character processing method, and memory
JPH1016319A (ja) プリントデータ展開装置
JP3548396B2 (ja) 描画処理装置、描画処理方法、及び記憶媒体
JP2974322B2 (ja) 文字処理装置及び方法
JP3772407B2 (ja) 画像処理装置
JPH0425891A (ja) 文字処理装置及び方法
JP2004303077A (ja) 情報処理装置及びページ記述言語生成方法、プログラム及び記憶媒体
JPH06274145A (ja) 文字処理装置
JP2003039747A (ja) 画像形成装置およびその制御方法
JPH11227269A (ja) 印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能なプログラムを格納した記憶媒体
JPH091875A (ja) 画像出力装置
CN1155696A (zh) 用主高速缓存器和打印机高速缓存器提高文本打印性能
JP3483419B2 (ja) コンピュータおよびデータ処理方法およびコンピュータが読み出し可能な記憶媒体
JP3241767B2 (ja) 画像処理装置
JP3387796B2 (ja) 印刷制御装置および印刷制御装置のデータ処理方法
JPH09198378A (ja) 画像処理装置及びその方法
JP4401661B2 (ja) 画像形成装置、画像形成方法、及び画像形成プログラム
JP2000033730A (ja) 印刷装置とその制御方法及び印刷システム
JP2710131B2 (ja) 文字処理装置及び方法
JPH10254661A (ja) 文書処理方法及び装置
JP3406705B2 (ja) 辞書操作方法
JP3119004B2 (ja) 文字処理装置