JPH10163138A - 半導体装置の製造方法および研磨装置 - Google Patents

半導体装置の製造方法および研磨装置

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JPH10163138A
JPH10163138A JP8320046A JP32004696A JPH10163138A JP H10163138 A JPH10163138 A JP H10163138A JP 8320046 A JP8320046 A JP 8320046A JP 32004696 A JP32004696 A JP 32004696A JP H10163138 A JPH10163138 A JP H10163138A
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polishing
cleaning liquid
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surface plate
supply system
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Yoshio Watanabe
義雄 渡辺
Kenichi Kawashima
憲一 川島
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • B24B57/00Devices for feeding, applying, grading or recovering grinding, polishing or lapping agents
    • B24B57/02Devices for feeding, applying, grading or recovering grinding, polishing or lapping agents for feeding of fluid, sprayed, pulverised, or liquefied grinding, polishing or lapping agents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 Mn酸化物を使った研磨工程を含む半導体装
置の製造方法を提供する。 【解決手段】 研磨装置中において、Mn酸化物を主成
分とする砥粒を含む研磨剤を使って基板を研磨し、前記
研磨工程の後、前記基板および前記研磨装置を酸により
洗浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に半導体装置の
製造に関し、特に化学機械研磨工程を含む半導体装置の
製造方法、およびそのための製造装置に関する。化学機
械研磨(CMP)工程は、微細化された半導体装置、い
わゆるサブミクロンデバイスの製造に必須の技術であ
る。
【0002】一般に、このようなサブミクロンデバイス
は非常に大きな集積密度を有し、これに伴って多層配線
構造が使われるが、かかるサブミクロンデバイスにおい
て多層配線構造を形成する場合、その中に含まれる個々
の層間絶縁膜あるいは配線層を平坦化することが必須と
なる。
【0003】このような平坦化工程では、従来よりコロ
イダルシリカ研磨剤(スラリ)あるいはアルミナ研磨剤
を使ったCMPが使われている。コロイダルシリカ研磨
剤はH2 2 等の液体酸化剤と組み合わせることによ
り、SiO2 膜を効率的に研磨することができる。ま
た、アルミナ研磨剤はW等の導体膜を効率的に研磨する
ことができる。さらに、酸化膜を研磨できる研磨剤とし
て、セリア(CeO2 )が使われることもある。
【0004】
【従来の技術】しかしセリアは非常に高価であり、半導
体製造工程での使用は一般的でない。コロイダルシリカ
あるいはアルミナ研磨剤でも製造費用は高価であり、C
MP工程におけるウェハ1枚当たりの費用の半分近くが
研磨剤スラリの費用であるという試算もある。
【0005】また、前記研磨剤は、いずれもH2 2
液体酸化剤として使うため、特にコンタクトホール等の
凹部を埋めるように堆積された導体層では、導体層中に
形成されるシームが侵食されやすい問題を有する。シー
ムが侵食されると、コンタクトホールにおける電気的な
コンタクトが不確実になり、半導体装置の信頼性あるい
は寿命に悪影響が及ぶ。
【0006】また、このようなコロイダルシリカやアル
ミナ,あるいはセリア等の研磨剤を使った場合では、研
磨後工程において、研磨剤を基板から完全に除去するの
が困難になる問題が生じる。特に、これらの研磨剤は、
いったん乾燥・固化してしまうと除去はほとんど不可能
になるため、研磨前後のウェハは水槽中に保持される必
要があるが、そのような手段を講じていても、研磨後の
基板を清浄化するために、ブラシスクラバ等において機
械的な洗浄を行うことが不可欠である。しかし、このよ
うな機械的な洗浄は、すでに半導体装置を形成されたウ
ェハを損傷させやすく、半導体装置製造の際の歩留りを
低下させる要因となる。
【0007】これに対し、本出願人等は、先に特願平7
−169048および7−169057において、Mn
2 を砥粒とした研磨剤を、多層配線構造の平坦化に使
うことを提案した。MnO2 は、通常の研磨条件下で
は、W等の導体に選択的に作用し、このため、MnO2
を研磨剤として使うことにより、酸化物層において研磨
を正確に停止させることができる。特に、MnO2 は固
体酸化剤として作用するため、H2 2 のような液体酸
化剤を使う必要がなく、シームの形成等の問題は生じな
い。また、本出願人は、特願平8−220において記載
したように、研磨条件を最適化することにより、MnO
2 研磨剤は、酸化物層の研磨にも使えることを見出し
た。
【0008】さらに、本出願人等は、特願平8−167
621に記載したように、MnO2のみならず、Mn2
3 あるいはMn3 4 も、絶縁膜に対する研磨剤とし
て非常に効果的であることを見出した。このような、M
n酸化物を研磨剤として使う場合、前記特願平7−16
9057にも記載したように、研磨特性のみならず、研
磨後の後処理も非常に簡単になる利点が得られる。すな
わち、Mn酸化物は酸に可溶であるため、研磨後のウェ
ハを、酸洗浄することで、ウェハ上に残留する研磨剤を
容易に除去することが可能になる。特に、MnO2 は乾
電池の材料として大量に生産されており、またその物性
も十分に研究されているため、安価に、かつ安定して入
手が可能である。Mn酸化物よりなる研磨剤は、シリカ
系研磨剤以上に乾燥が速く、研磨装置に付着しやすい
が、このように酸に対して可溶であるため、研磨装置お
よび研磨工程を最適化することにより、研磨剤のウェハ
あるいは研磨装置への付着の問題を解消できる見込みが
ある。
【0009】図13(A),(B)は、コロイダルシリ
カ,アルミナあるいはセリア等の従来の研磨剤を使った
CMP装置10の構成を示す。ただし、図13(A)は
前記CMP装置の側面図、図13(B)は平面図を示
す。図13(A),(B)を参照するに、CMP装置1
0は、水槽1中に配設され未加工ウェハ11Aを保持す
る入口側ウェハキャリア1Aと、同様に前記水槽1中に
配設され加工済ウェハ11Bを保持する出口側ウェハキ
ャリア1Bとを備えている。さらに、水槽1中には、ロ
ボットアーム1Dを備えたロボット1Cが設けられ、ロ
ボット1Cは、前記ウェハキャリア1A上の未加工ウェ
ハ11Aの上面に吸着し、吸着したウェハ11Aを隣接
する研磨部2のウェハ受渡しロボット2Aに渡す。さら
に、ロボット1Cは、前記ウェハ受渡しロボット2Aか
ら、加工済ウェハを、加工済ウェハの上面を吸着するこ
とにより受け取る。ロボット1Cは、前記ロボットアー
ム1Dを昇降させ、さらに図13(B)に矢印で示すよ
うにこれを旋回させ、また駆動軸1C’に沿って平行移
動させる。
【0010】一方、前記受渡しロボット2Aは、それぞ
れ昇降動作される第1および第2の受渡しアーム2a,
2bを有しており、前記アーム2a,2bの先端には、
それぞれウェハを保持するトレイ2c,2dが形成され
る。前記受渡しアーム2a,2bは、さらに図13
(B)に矢印で示すように前記水槽1中のロボット1C
に近接離間運動可能に形成され、また前記ロボット1C
の駆動軸1C’に平行に移動可能に形成される。このた
め、受渡し動作時には、未加工ウェハ11Aを担持した
ロボットアーム1Dは上限まで上昇させられ、対応して
上限まで上昇させられたトレイ2cあるいは2dに、前
記未加工ウェハ11Aが受け渡される。さらに、トレイ
2cあるいは2dに保持された加工済ウェハが、同様に
してロボットアーム1Dにピックアップされる。
【0011】図13(A),(B)のCMP装置10
は、さらに前記研磨部2中にモータ3Aで回転される研
磨定盤3Bと、別のモータ3Cで回転され前記定盤3B
に対向する研磨ヘッド3Dを備え、前記研磨ヘッド3D
は、前記受渡しアーム2aあるいは2bおよびその上の
トレイ2c,2dを介して装着されたウェハWを保持す
る。前記研磨ヘッド3Dは、ピラー3上に昇降可能に装
着され、前記研磨ヘッド3D上に保持されたウェハW
を、前記定盤3Bを覆う研磨布3bに、所定の圧力で押
しつける。すなわち、ピラー3は、前記研磨ヘッド3D
を昇降させる昇降機構を含んでいる。
【0012】研磨を終了したウェハは、前記研磨ヘッド
3Dから、前記トレイ2cおよび2dのうち、前記装着
過程で使われなかった方のトレイに受け渡され、さらに
ロボット1を介してウェハキャリア1B上に回収され
る。CMP装置10は、受渡しアーム1aあるいは1b
のみを使っても動作させることができるが、アーム1a
および1bの両方を使うことにより、受渡しの作業効率
を向上させることができる。アーム1aおよび1bは、
前記駆動軸1C’に平行な方向に、互いに独立して移動
可能であるため、トレイ2d上のウェハを研磨ヘッド3
Dに装着する場合、あるいはその逆の場合に、上側のト
レイ2cが邪魔になることはない。
【0013】さらに、図13(B)に示すように、CM
P装置10は、研磨剤を保持するタンク12Aと、前記
タンク12A中の研磨剤を供給する配管12Bと、前記
配管12Bの先端に設けられ、供給される研磨剤を前記
定盤3B上に滴下させるノズル12Cとを含み、前記定
盤3B上に供給された研磨剤は、定盤3Bの下側に設け
られたドレイン配管3Eより排出される。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】図13(A),(B)
に示す従来のCMP装置は、先にも説明したように、コ
ロイダルシリカやアルミナ、あるいはセリアを使ったC
MP工程のために設計されており、従って、酸洗浄のた
めの構成を欠いている。このため、Mn酸化物を使った
CMP工程を実行した場合に、酸洗浄を行うことにより
本来非常に効果的に実行できるはずの洗浄工程を、効率
的に実行することができない。先にも説明したように、
Mn酸化物を使った研磨剤は、他の研磨剤よりも速やか
に乾燥する傾向があり、このため、研磨剤を供給する配
管および研磨定盤についても、改良が要求される。
【0015】そこで、本発明は上記の課題を解決した、
新規で有用な研磨装置、およびかかる研磨装置を使った
半導体装置の製造方法を提供することを概括的課題とす
る。本発明のより具体的な課題は、Mn酸化物を研磨剤
として使うCMP工程に適合した研磨装置、およびかか
る研磨装置を使った半導体装置の製造方法を提供するこ
とにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題
を、請求項1に記載したように、研磨工程を含む半導体
装置の製造方法において、研磨装置中において、Mn酸
化物を主成分とする砥粒を含む研磨剤を使って基板を研
磨する研磨工程と;前記研磨工程の後、前記基板および
前記研磨装置を酸により洗浄する洗浄工程とを含むこと
を特徴とする半導体装置の製造方法により、または請求
項2に記載したように、前記洗浄工程は、前記研磨装置
の定盤に前記研磨剤を供給する研磨剤供給系を使って前
記酸を供給する工程を含むことを特徴とする、請求項1
記載の半導体装置の製造方法により、または請求項3に
記載したように、前記洗浄工程は、前記基板を前記研磨
装置の定盤に対して対向するように保持する研磨ヘッド
に、前記酸を供給する工程を含むことを特徴とする、請
求項1または2記載の半導体装置の製造方法により、ま
たは請求項4に記載したように、前記洗浄工程は、前記
研磨ヘッドから前記定盤に、前記基板が前記研磨ヘッド
上に保持されていない状態において、前記酸をシャワー
する工程を含むことを特徴とする、請求項3記載の半導
体装置の製造方法により、または請求項5に記載したよ
うに、前記洗浄工程は、前記研磨ヘッドに前記基板を受
渡しする受渡し機構中において、前記基板を前記研磨工
程の後、酸中に浸漬させる工程を含むことを特徴とす
る、請求項1〜4のうち、いずれか一項記載の半導体装
置の製造方法により、または請求項6に記載したよう
に、前記洗浄工程は、前記酸中に浸漬された基板に対
し、機械的擾乱を加える工程を含むことを特徴とする請
求項5記載の半導体装置の製造方法により、または請求
項7に記載したように、前記Mn酸化物は、MnO2
Mn2 3 およびMn3 4 よりなる群より選択される
ことを特徴とする請求項1〜6のうち、いずれか一項記
載の半導体装置の製造方法により、または請求項8に記
載したように、前記酸は、過塩素酸よりなることを特徴
とする請求項1〜7のうち、いずれか一項記載の半導体
装置の製造方法により、または請求項9に記載したよう
に、前記洗浄工程は、前記研磨装置を起動する度に実行
されることを特徴とする請求項1〜8のうち、いずれか
一項記載の半導体装置の製造方法により、または請求項
10に記載したように、回動自在な定盤と;前記定盤を
回動させる第1の駆動手段と;前記定盤上に回動自在に
設けられ、基板を、前記定盤に対向するように、回動自
在に保持する研磨ヘッドと;前記研磨ヘッドを回動させ
る第2の駆動手段と;前記研磨ヘッド上の基板を前記定
盤に対して付勢する付勢手段と;前記定盤上に研磨剤を
供給する研磨剤供給系と、前記研磨ヘッド中に、Mn酸
化物を溶解させる酸よりなる洗浄液を供給する洗浄液供
給系とを備えた研磨装置において、前記洗浄液供給系
は、前記研磨ヘッド中に、前記定盤に向けて前記洗浄液
を噴射するノズルを含むことを特徴とする研磨装置によ
り、または請求項11に記載したように、前記研磨ヘッ
ド中には、さらに前記基板を前記研磨ヘッドに吸引装着
させるための真空系が設けられ、前記研磨装置は、さら
に前記真空系と前記洗浄液供給系とを切り換える切換手
段を含むことを特徴とする請求項10記載の研磨装置に
より、または請求項12に記載したように、前記研磨ヘ
ッド中には、さらに前記基板を前記研磨ヘッドから離脱
させるための加圧系が設けられ、前記切換手段は、前記
洗浄液供給系と、前記真空系と、前記加圧系とを切り換
えることを特徴とする請求項11記載の研磨装置によ
り、または請求項13に記載したように、さらに、Mn
酸化物を砥粒とする研磨剤を保持する研磨剤タンクと、
前記洗浄液を保持する洗浄液タンクとを備え、前記研磨
供給系は、前記研磨剤と前記洗浄液のいずれか一方を、
選択的に前記定盤上に供給することを特徴とする請求項
10〜12のうち、いずれか一方記載の研磨装置によ
り、または請求項14に記載したように、さらに、前記
研磨ヘッドに装着される基板を保持し、および/または
前記研磨ヘッドから離脱された基板を保持するトレイを
含み、前記トレイには、前記前記洗浄液を供給する第2
の洗浄液供給系と、前記洗浄液を流出させる洗浄液ドレ
イン系とが形成され、前記トレイは、前記第2の洗浄液
供給系から供給される洗浄液を滞留させる形状を有し、
さらに、前記第2の洗浄液供給系と前記洗浄液ドレイン
系とを選択的に活性化する切換手段が設けられたことを
特徴とする請求項10〜13のうち、いずれか一項記載
の研磨装置により、または請求項15に記載したよう
に、さらに、前記トレイには、前記滞留している洗浄液
に機械的擾乱を加える擾乱手段が設けられていることを
特徴とする請求項14記載の研磨装置により、または請
求項16に記載したように、研磨工程を含む半導体装置
の製造方法において、研磨装置中において、Mn酸化物
を主成分とする砥粒を含む研磨剤を使って基板を研磨す
る研磨工程と;前記研磨工程の後、前記基板および前記
研磨装置を酸により洗浄する洗浄工程とを含み、前記洗
浄工程は、前記研磨ヘッドに前記基板を受渡しする受渡
し機構中において、前記基板を前記研磨工程の後、酸中
に浸漬させる工程を含むことを特徴とする半導体装置の
製造方法により、または請求項17に記載したように、
研磨工程を含む半導体装置の製造方法において、研磨装
置中において、Mn酸化物を主成分とする砥粒を含む研
磨剤を使って基板を研磨する研磨工程と;前記研磨工程
の後、前記基板および前記研磨装置を酸に浸漬して洗浄
する洗浄工程とを含み、前記洗浄工程は、前記研磨ヘッ
ドに前記基板を受渡しする受渡し機構中において、前記
基板を前記研磨工程の後、酸中に浸漬させる工程と、前
記酸中に浸漬された基板に対し機械的擾乱を加える工程
とを含むことを特徴とする半導体装置の製造方法によ
り、または請求項18に記載したように、回動自在な定
盤と;前記定盤を回動させる第1の駆動手段と;前記定
盤上に回動自在に設けられ、基板を、前記定盤に対向す
るように、回動自在に保持する研磨ヘッドと;前記研磨
ヘッドを回動させる第2の駆動手段と;前記研磨ヘッド
上の基板を前記定盤に対して付勢する付勢手段と;前記
定盤上に研磨剤を供給する研磨剤供給系と、前記研磨ヘ
ッド中に、Mn酸化物を溶解させる酸よりなる洗浄液を
供給する洗浄液供給系とを備えた研磨装置において、さ
らに、前記研磨ヘッドに装着される基板を保持し、およ
び/または前記研磨ヘッドから離脱された基板を保持す
るトレイを含み、前記洗浄液供給系は、前記研磨ヘッド
中に、前記定盤に向けて前記洗浄液を噴射するノズルを
含み、前記トレイには、前記前記洗浄液を供給する第2
の洗浄液供給系と、前記洗浄液を流出させる洗浄液ドレ
イン系とが形成され、前記トレイは、前記第2の洗浄液
供給系から供給される洗浄液を滞留させる形状を有し、
さらに、前記第2の洗浄液供給系と前記洗浄液ドレイン
系とを選択的に活性化する切換手段が設けられたことを
特徴とする研磨装置により、または請求項19に記載し
たように、回動自在な定盤と;前記定盤を回動させる第
1の駆動手段と;前記定盤上に回動自在に設けられ、基
板を、前記定盤に対向するように、回動自在に保持する
研磨ヘッドと;前記研磨ヘッドを回動させる第2の駆動
手段と;前記研磨ヘッド上の基板を前記定盤に対して付
勢する付勢手段と;前記定盤上に研磨剤を供給する研磨
剤供給系と、前記研磨ヘッド中に、Mn酸化物を溶解さ
せる酸よりなる洗浄液を供給する洗浄液供給系とを備え
た研磨装置において、さらに、前記研磨ヘッドに装着さ
れる基板を保持し、および/または前記研磨ヘッドから
離脱された基板を保持するトレイを含み、前記洗浄液供
給系は、前記研磨ヘッド中に、前記定盤に向けて前記洗
浄液を噴射するノズルを含み、前記トレイには、前記前
記洗浄液を供給する第2の洗浄液供給系と、前記洗浄液
を流出させる洗浄液ドレイン系とが形成され、前記トレ
イは、前記第2の洗浄液供給系から供給される洗浄液を
滞留させる形状を有し、さらに、前記第2の洗浄液供給
系と前記洗浄液ドレイン系とを選択的に活性化する切換
手段が設けられ、さらに、前記トレイには、前記滞留し
ている洗浄液に機械的擾乱を加える擾乱手段が設けられ
ていることを特徴とする研磨装置により解決する。
【0017】本発明によれば、MnO2 ,Mn2 3
Mn3 4 等のMn酸化物を砥粒とする研磨剤により基
板の研磨(CMP)を実行する際、過塩素酸等のMn酸
化物を溶解できる酸を使うことにより、研磨装置および
研磨された基板の双方を簡単に洗浄できる。特に、研磨
ヘッドに洗浄液のシャワーノズルを形成することによ
り、研磨ヘッドから基板が外れた状態において、定盤上
に残留する研磨剤を簡単に溶解・除去することが可能に
なる。さらに、定盤上へ研磨剤を供給する研磨剤の供給
系を洗浄液の供給系と共通にし、研磨剤タンクと洗浄液
タンクとを切換接続することにより、研磨剤の供給系内
において研磨剤が固化したような場合でも、供給系中に
洗浄液を通すことにより、研磨剤の流通を容易に再開す
ることができる。
【0018】さらに、本発明によれば、研磨後に研磨ヘ
ッドから取り外された基板を、基板の受渡しを行うトレ
イ中にて洗浄液に浸すことにより、基板上に付着してい
る研磨剤が簡単に溶解する。すなわち、本発明では、研
磨装置の洗浄のみならず、基板の洗浄も簡単に行うこと
ができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例による
CMP装置20について、それぞれ図13(A),
(B)に対応した図1,図2を参照しながら詳細に説明
する。ただし、先に説明した部分には同一の参照符号を
付し、説明を省略する。
【0020】図1,2を参照するに、CMP装置20で
は、過塩素酸を格納したタンク24が設けられ、タンク
24中の過塩素酸が、ぞれぞれバルブ24A,24Bを
介して、前記受渡しロボット2Aに対応する受渡しロボ
ット22Aおよび前記研磨ヘッド3Dに対応する研磨ヘ
ッド23Dに供給される。さらに図2に示すように、タ
ンク24中の過塩素酸は、バルブ24Cを介して研磨剤
の供給配管12Bにも供給される。これに対応して、研
磨剤タンク12Aと配管12Bとの間には、別のバルブ
12Dが設けられる。
【0021】受渡しロボット22Aは、前記受渡しロボ
ット2Aのアーム2a,2bにそれぞれ対応したアーム
22a,22bを備え、前記アーム22a上には、前記
トレイ2cに対応したトレイ22cが、また前記アーム
22b上には、前記トレイ2dに対応したトレイ22d
が形成されている。
【0022】図3は、前記トレイ22cの構成を示す。
図3を参照するに、ロボット22A中には前記バルブ2
4Aから延在し前記タンク24中の過塩素酸を供給する
配管24aが設けられ、配管24aを介して供給された
過塩素酸は、アーム22a中の配管(22a)1 および
これに連通するトレイ22c中に形成された孔(22
c)1 ,(22c)2 を介してトレイ22c上に供給さ
れ、トレイ22cに形成された凹部22c’に滞留す
る。
【0023】前記凹部22c’は研磨ヘッド23Dとの
間で受け渡されるウェハWを保持するためのものであ
り、かかる構成では、前記トレイ22c上に保持された
ウェハWは前記凹部22c’において過塩素酸中に浸漬
される。その結果、ウェハWに付着しているMn酸化物
は、過塩素酸により効率的に溶解・除去される。図3
中、符号22c”は、前記凹部22c’を満たす過塩素
酸の水面を示す。
【0024】さらに、前記トレイ22cには、アーム2
2aの先端部に対応して、ドレイン孔(22c)3 が形
成され、ドレイン孔(22c)3 は、アーム22a中の
バルブ22Vを介してアーム22a中のドレイン配管
(22a)2 に連通する。そこで、前記バルブ22Vを
開くことにより、前記凹部22c’に滞留していた過塩
素酸は、前記ドレイン孔(22c)3 から配管(22
a)2 を通って廃液処理部(図示せず)に排出される。
特に、前記ドレイン孔(22c)3 を、アーム22aの
先端部近傍に形成することにより、アームを旋回させる
ことで過塩素酸の排出速度を向上させることができる。
【0025】同様な構成が、トレイ22dにも設けられ
る。かかる構成の結果、研磨ヘッド23Dで研磨された
後トレイ22cあるいは22dに受け渡されたウェハW
は、過塩素酸により洗浄され、ウェハWに付着している
Mn酸化物よりなる研磨剤が溶解・除去される。
【0026】図4は前記研磨ヘッド23Dおよびその周
辺の構成を示す。図4を参照するに、研磨ヘッド23D
には、通常の研磨ヘッド3Dと同様にウェハWを吸着・
保持する真空チャックを構成する多数の孔23dが形成
されており、前記孔23dは、ヘッド23Dと一体的
に、モータ3Cにより回転されるコラム(23D)1
に形成された通路(23D)2 に連通する。前記通路
(23D)2 は、ロータリーバルブ(23D)3 および
バルブV1 を介して真空ポンプ(図示せず)に接続さ
れ、前記ウェハWを、研磨ヘッドDに吸着する。また、
図示の構成では、通常のように、バルブV1 に隣接して
トラップ23Tが設けられている。
【0027】図4に示す研磨状態では、ウェハWは前記
研磨ヘッドD上に、さらに保持リング23Rによって側
方への変位が制限され、所定の速度で回転する定盤3B
上に被せられた研磨布3bとの係合により、安定して研
磨される。研磨布3bには、後で説明するように、Mn
酸化物よりなる研磨剤が供給される。
【0028】さらに、図4の構成では、通常の研磨ヘッ
ド3Dと同様に、ウェハWを研磨ヘッド23Dから離脱
させるために、コンプレッサ(図示せず)に接続され、
前記通路(23D)2 を介して前記孔23dに圧縮空気
を給送するバルブV2 が設けられる。
【0029】本実施例では、さらに、前記バルブ24B
および配管24bが前記ロータリーバルブ(23D)3
に接続され、その結果、洗浄モードにおいて、前記バル
ブ24Bを開くことにより、前記タンク24中の過塩素
酸が、前記ロータリーバルブ(23D)3 および通路
(23D)2 を通って前記孔23dに供給される。
【0030】図5は、前記研磨ヘッド23Dの、かかる
洗浄モードにおける状態を示す。図5を参照するに、洗
浄モードでは、前記基板Wはすでに受渡しロボット22
Aのトレイ22cあるいは22dに渡されており、研磨
ヘッド23Dは、ピラー3に設けた昇降機構により、定
盤3Bの上方に上げられている。あるいは、定盤3B
を、図示しない昇降機構を使って下げてもよい。
【0031】図5の状態では、バルブV1 およびV2
いずれも閉鎖され、バルブ24Bのみが開放される。そ
の結果、配管24bを通して供給された過塩素酸が、前
記研磨ヘッド23Dの孔23dから、前記定盤3B上に
散布され、定盤3B、あるいは定盤3B上の研磨布3b
に残留しているMn酸化物研磨剤が溶解・除去される。
かかる洗浄動作は、基板一枚毎に行っても、また所定枚
数の基板が研磨される度に行ってもよい。
【0032】図6は、図2に示すCMP装置20におい
て、研磨剤ノズル12Cにタンク12A中のMn酸化物
研磨剤12Sとタンク24中の過塩素酸24Lとを、選
択的に切替供給するための構成を示す。図6を参照する
に、研磨剤タンク12Aには攪拌装置12Eが設けら
れ、研磨剤12Sを常に攪拌し、研磨剤中における固相
と液相の分離を防いでいる。そこで、CMP装置20の
通常の研磨動作時には、このようにして攪拌された研磨
剤12Sは、タンク12A中に設けられたポンプ12P
により、バルブ12Dおよび配管12Bを経て、前記滴
下ノズル12Cに供給される。
【0033】一方、CMP装置20の起動時、あるいは
研磨動作の停止後、研磨を再開するような場合には、C
MP装置20においては、まずバルブ12Dを閉鎖し、
バルブ24Cを開放してタンク24中の洗浄液24L
を、ポンプ24Pにより配管12Bに給送する。その結
果、配管12Bあるいは滴下ノズル12C中において研
磨剤が固化していても容易に溶解され、その結果配管1
2Bおよびノズル12Cへの研磨剤の供給が、確実かつ
安定に行われる。
【0034】図7(A),(B)は、本発明の第2実施
例による、受渡しトレイの構成を示す。ただし、図7
(A),(B)中、先に説明した部分には同一の参照符
号を付し、説明を省略する。図7(A)を参照するに、
本実施例では前記受渡しトレイ22cを、前記アーム2
2a上にバネ22a’により可動に保持し、前記孔(2
2c)1 〜(22c)3 は、それぞれアーム22a中の
対応する配管に、フレキシブルチューブ22a”により
接続される。さらに、アーム22a上には、トレイ22
cとアーム22aとの間に加振器22Xが配設され、前
記加振器22Xは、例えば図7(B)に示すような波形
の駆動信号を供給され、これに応じてトレイ22cを振
動させる。かかる振動の結果、前記トレイ22cの凹部
22c’におけるウェハWの、酸による洗浄が促進され
る。
【0035】次に、図1〜7で説明した研磨装置を使っ
た本発明の第3実施例による半導体装置の製造工程を、
MOSトランジスタの製造工程を例に、図8〜12を参
照しながら説明する。図8(A)を参照するに、MOS
トランジスタは例えばp型にドープされたSi基板31
上に、前記基板31上に形成されたフィールド酸化膜3
1aが画成する活性領域31Aに対応して形成される。
より具体的には、MOSトランジスタは前記活性領域3
1A表面に形成されたn+ 型拡散領域31bと、前記活
性領域31A表面上に、前記拡散領域31bからMOS
トランジスタのチャネル領域31dにより隔てられて形
成された別の拡散領域31cと、前記チャネル領域31
d上に、ゲート酸化膜(図示せず)を挟んで形成された
ゲート電極32とより構成され、前記ゲート電極32の
側壁には側壁絶縁膜32a,32bが形成される。ま
た、前記拡散領域31bおよび31cはそれぞれMOS
トランジスタのソース領域およびドレイン領域として作
用する。
【0036】図8(A)の工程では、かかるMOSトラ
ンジスタを埋め込むように、SiO 2 よりなる層間絶縁
膜33が、例えばCVD法等により、典型的には70n
m程度の厚さに堆積される。その結果、前記ゲート電極
および拡散領域31b,31cは前記絶縁膜33により
覆われる。ただし、図8(A)に示すように、絶縁膜3
3の表面は前記ゲート電極32に対応した凹凸を有す
る。
【0037】次に、図8(B)の工程で、前記絶縁膜3
3の表面が一様に研磨され、その結果、絶縁膜33の面
が平坦化される。さらに、図9(C)の工程で、前記絶
縁膜33がレジスト(図示せず)を使ったフォトリソグ
ラフィによりパターニングされ、その結果、前記絶縁膜
33中に、前記拡散領域31bに対応して、前記領域3
1bの表面を露出するコンタクトホール33aが形成さ
れる。さらに、図9(D)の工程において、図9(C)
の構造上に、TiN等の高融点金属ちっ化物層33c
を、スパッタ法等によりバリアメタル層として堆積し、
さらにその上にW,Al,Cu等の金属あるいは合金よ
りなる導体層34を、一様な厚さに、例えばCVD法に
より堆積する。その結果、前記導体層34は、前記コン
タクトホール33aを埋め、前記コンタクトホールにお
いて拡散領域31bと、前記バリアメタル層33cを介
して電気的に接触する。先にも説明したように、図9
(D)の構造では、前記導体層34は前記コンタクトホ
ール33aを埋めるため、導体層34表面上には前記コ
ンタクトホール33aに対応して凹部34aが現れる。
換言すると、前記導体層34の表面には凹凸が生じる。
【0038】そこで、図10(E)の工程において、前
記導体層34がMnO2 を砥粒とする研磨剤によって一
様に研磨され、図10(E)に示すように絶縁膜33の
表面が平坦な構造が得られる。かかる導体層34の研磨
は導体層34を構成する金属に対して選択的に作用し、
ちっ化物層34cが露出した時点で停止する。換言する
と、ちっ化物層34cは、研磨ストッパとして作用す
る。その結果、前記コンタクトホール33aを埋めるよ
うに、前記拡散領域31bに接触する導体プラグ34b
が形成される。研磨による平坦化の結果、前記導体プラ
グ34bの上主面は前記ちっ化物層34cの上主面と一
致する。
【0039】次に、図10(F)の工程において、前記
平坦化された図10(E)の構造上に、Ti,Al合金
(Al−Si−Cu合金)およびTiを順次スパッタす
ることにより、導体層35を形成し、さらにその上にT
iNをスパッタすることにより高融点金属層35aを形
成する。ただし、導体層35において、Ti層は非常に
薄いため、図示を省略してある。
【0040】さらに、図11(G)の工程において、フ
ォトリソグラフィおよびエッチングを行うことにより、
図10(F)の工程で堆積された導体層35を、その上
下のちっ化物層34cおよび35aと共にパターニング
し、配線パターンを形成する。
【0041】さらに、図11(H)の工程において、図
11(G)の構造上にSiO2 あるいあはBPSG等の
層間絶縁膜36を、CVD法により、前記配線パターン
を埋めるように堆積し、さらに図12(I)の工程で、
層間絶縁膜36のうち、前記配線パターンに対応して形
成される凸部を研磨し、平坦化した構造を得る。
【0042】かかる構造では、図12(I)の平坦化さ
れた絶縁膜36上に、必要に応じて様々な配線パターン
を繰り返し形成することができる。本発明では、図8
(B)および図12(I)の平坦化研磨工程で、SiO
2 膜33あるいは層間絶縁膜36が、図1,2に示した
CMP装置20により、MnO2 ,Mn2 3 あるいは
Mn3 4 等のMn酸化物を砥粒とした研磨剤を使って
研磨される。研磨は、Mn酸化物砥粒をH2 O中に7w
t%の比率で分散させた研磨剤を使い、定盤23B上に
不織研磨布(SUBA400)を被せ、さらにその上に
ウレタン研磨布(IC1000)を研磨布23bとして
貼りつけ、かかるウレタン研磨布上で、定盤23Bを例
えば100rpmの速度で回転させながら、研磨ヘッド
23Dに保持された基板Wを、0.2kg/cm2 の圧
力で押圧しながら実行する。その際、被研磨片であるS
iO2 膜33あるいは層間絶縁膜36を形成されたウェ
ハWも、研磨ヘッド23Dにより、定盤と同じ回転方向
に、同じ速度で回転させる。その結果、絶縁膜33ある
いは36は速やかに研磨され、図8(B)あるいは12
(I)に示す平坦化面が得られる。
【0043】図8(B)あるいは図12(I)の研磨工
程においても、図10(E)の研磨工程と同じMn酸化
物砥粒を含む研磨剤を使うことにより、使用するCMP
装置の共通化および廃液処理の共通化が可能になり、半
導体装置の製造コストを削減できる。
【0044】図8(B),図10(E)あるいは図12
(I)の研磨工程の後、研磨された半導体構造体は、図
3で説明した前記CMP装置の受渡しトレイ22cある
いは22d中において、過塩素酸等の、酸と過酸化水素
との混合液よりなる洗浄液中で洗浄され、MnO2 砥粒
が溶解・除去される。また、必要に応じて図5に示す洗
浄モードを実行し、定盤23Bおよびその周辺から、付
着している研磨剤を溶解・除去してもよい。さらに、研
磨装置の起動時、あるいは停止後研磨動作の再開時に、
図6に示す構成においてバルブ24Cを開き、配管12
Bおよび滴下ノズル12C中で固化している研磨剤を溶
解・除去する。
【0045】以上の説明では、洗浄液として過塩素酸を
使う例を挙げたが、本発明は特定の洗浄液組成に限定さ
れるものではなく、Mn酸化物を溶解できる他の組成
物、例えばH2 SO4 と過酸化水素あるいはHNO3
過酸化水素の混合物を使うことも可能である。過塩素酸
を使う場合には、HClと過酸化水素の混合比は、おお
よそ*:*に設定するのが典型的であるが、本発明は、
このような特定の混合比に限定されるものではない。
【0046】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の特徴によれば、
研磨工程を含む半導体装置の製造方法において、研磨装
置中においてMn酸化物を主成分とする砥粒を含む研磨
剤を使って基板を研磨し、前記研磨の後、前記基板およ
び前記研磨装置を酸により洗浄することにより、研磨後
に研磨剤を除去するブラシスクラバ等の機械的な洗浄工
程が必要なくなると同時に、研磨装置自体の洗浄も簡単
になり、研磨工程が安定して、再現性良く実行でき、半
導体装置の製造スループットが向上すると同時に、歩留
りが向上する。
【0047】請求項2記載の本発明の特徴によれば、前
記洗浄工程において、前記研磨装置の定盤に、前記研磨
剤を供給する研磨剤供給系を使って前記酸を供給するこ
とにより、前記研磨剤の供給系中における研磨剤の固
化、およびそれに伴う供給系の洗浄の問題が簡単に解決
され、研磨装置の稼働率が向上する。
【0048】請求項3,4記載の本発明の特徴によれ
ば、前記洗浄工程において、前記基板を前記研磨装置の
定盤に対向するように保持する研磨ヘッドに酸を供給す
ることにより、前記定盤上に蓄積した研磨剤を、容易に
かつ迅速に除去することができる。
【0049】請求項5,6,16,17記載の本発明の
特徴によれば、前記洗浄工程は、前記研磨ヘッドに前記
基板を受渡しする受渡し機構において、基板を酸中に浸
漬させることにより、研磨された基板を、研磨の直後
に、確実に洗浄することが可能になり、後の工程におい
て研磨剤による基板汚染の問題が生じることがない。
【0050】請求項7,8記載の本発明の特徴によれ
ば、前記Mn酸化物をMnO2 ,Mn 2 3 およびMn
3 4 よりなる群より選択し、前記酸として過塩素酸を
使うことにより、導体膜および絶縁膜のいずれをも、必
要に応じて効率的に研磨でき、また研磨後に基板および
研磨装置から研磨剤を確実に除去することが可能にな
る。
【0051】請求項9記載の本発明の特徴によれば、前
記洗浄工程を、前記研磨装置を起動する度に実行するこ
とにより、研磨装置の安定な稼働が実現され、半導体装
置の製造費用が低下する。請求項10記載の本発明の特
徴によれば、研磨装置を、回動自在な定盤と、前記定盤
を回動させる第1の駆動手段と、前記定盤上に回動自在
に設けられ、基板を、前記定盤に対向するように、回動
自在に保持する研磨ヘッドと、前記研磨ヘッドを回動さ
せる第2の駆動手段と、前記研磨ヘッド上の基板を前記
定盤に対して付勢する付勢手段と、前記定盤上に研磨剤
を供給する研磨剤供給系と、前記研磨ヘッド中に、Mn
酸化物を溶解させる酸よりなる洗浄液を供給する洗浄液
供給系とより構成し、前記研磨ヘッド中に、前記定盤に
向けて前記洗浄液を噴射するノズルを設けることによ
り、前記定盤を必要に応じて洗浄することが可能にな
り、定盤上への研磨剤の蓄積およびそれに起因する研磨
精度の低下の問題が回避できる。
【0052】請求項11,12記載の本発明の特徴によ
れば、前記請求項10に記載の特徴を、従来の研磨装置
の構成にわずかな変更を加えるだけで実現することがで
きる。請求項13記載の本発明の特徴によれば、研磨装
置にさらにMn酸化物を砥粒とする研磨剤を保持する研
磨剤タンクと、前記洗浄液を保持する洗浄液タンクとを
設け、前記研磨供給系を、前記研磨剤と前記洗浄液のい
ずれか一方を、選択的に前記定盤上に供給するように構
成することにより、研磨装置の起動時あるいは長期間停
止した後研磨を再開するような場合の、研磨剤供給系の
清掃が非常に簡単になる。
【0053】請求項14,15,18,19記載の本発
明の特徴によれば、研磨装置に、前記研磨ヘッドに装着
される基板を保持し、および/または前記研磨ヘッドか
ら離脱された基板を保持するトレイを設け、前記トレイ
に、前記前記洗浄液を供給する第2の洗浄液供給系と、
前記洗浄液を流出させる洗浄液ドレイン系とが形成し、
前記トレイを、前記第2の洗浄液供給系から供給される
洗浄液を滞留させる形状に形成し、さらに、前記第2の
洗浄液供給系と前記洗浄液ドレイン系とを選択的に活性
化する切換手段を設けることにより、研磨の後、研磨ヘ
ッドから取り外された基板を、一枚ずつ、確実に洗浄す
ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例によるCMP装置の構成を
示す図(その一)である。
【図2】本発明の第1実施例によるCMP装置の構成を
示す図(その二)である。
【図3】図1,図2のCMP装置の要部を示す図であ
る。
【図4】図1,図2のCMP装置の別の要部を示す図で
ある。
【図5】図4の構成を、洗浄モードにおいて示す図であ
る。
【図6】図1,図2のCMP装置のさらに別の要部を示
す図である。
【図7】本発明の第2実施例による構成を示す図であ
る。
【図8】本発明の第3実施例による半導体装置の製造工
程を示す図(その一)である。
【図9】本発明の第3実施例による半導体装置の製造工
程を示す図(その二)である。
【図10】本発明の第3実施例による半導体装置の製造
工程を示す図(その三)である。
【図11】本発明の第3実施例による半導体装置の製造
工程を示す図(その四)である。
【図12】本発明の第3実施例による半導体装置の製造
工程を示す図(その五)である。
【図13】従来のCMP装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
1 水槽 1A,1B ウェハキャリア 1C ロボット 1D ロボットアーム 2 研磨部 2A,22A 受渡しロボット 2a,2b,22a,22b 受渡しロボットアーム 2c,2d,22c,22d 受渡しトレイ 3 ピラー(昇降機構) 3A,3C モータ 3B 定盤 3b 研磨布 3D,23D 研磨ヘッド 3d,23d 孔 11A,11B ウェハ 12A 研磨剤タンク 12B 研磨剤供給系配管 12C 研磨剤滴下ノズル 12E 攪拌装置 12P,24P ポンプ 12S 研磨剤 (22a)1 ,(22a)2 アーム配管 (22c)1 ,(22c)2 ,(22c)3 孔 22c’ 凹部 22c” 洗浄液面 (23D)1 研磨ヘッドコラム (23D)3 ロータリーバルブ (23D)2 ,24a,24b,24c 洗浄液配管 24 洗浄液タンク 24A,24B,24C バルブ 24L 洗浄液

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 研磨工程を含む半導体装置の製造方法に
    おいて、 研磨装置中において、Mn酸化物を主成分とする砥粒を
    含む研磨剤を使って基板を研磨する研磨工程と;前記研
    磨工程の後、前記基板および前記研磨装置を酸により洗
    浄する洗浄工程とを含むことを特徴とする半導体装置の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 前記洗浄工程は、前記研磨装置の定盤に
    前記研磨剤を供給する研磨剤供給系を使って前記酸を供
    給する工程を含むことを特徴とする、請求項1記載の半
    導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記洗浄工程は、前記基板を前記研磨装
    置の定盤に対して対向するように保持する研磨ヘッド
    に、前記酸を供給する工程を含むことを特徴とする、請
    求項1または2記載の半導体装置の製造方法。
  4. 【請求項4】 前記洗浄工程は、前記研磨ヘッドから前
    記定盤に、前記基板が前記研磨ヘッド上に保持されてい
    ない状態において、前記酸をシャワーする工程を含むこ
    とを特徴とする、請求項3記載の半導体装置の製造方
    法。
  5. 【請求項5】 前記洗浄工程は、前記研磨ヘッドに前記
    基板を受渡しする受渡し機構中において、前記基板を前
    記研磨工程の後、酸中に浸漬させる工程を含むことを特
    徴とする、請求項1〜4のうち、いずれか一項記載の半
    導体装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記洗浄工程は、前記酸中に浸漬された
    基板に対し、機械的擾乱を加える工程を含むことを特徴
    とする請求項5記載の半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記Mn酸化物は、MnO2 ,Mn2
    3 およびMn3 4よりなる群より選択されることを特
    徴とする請求項1〜6のうち、いずれか一項記載の半導
    体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記酸は、過塩素酸よりなることを特徴
    とする請求項1〜7のうち、いずれか一項記載の半導体
    装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 前記洗浄工程は、前記研磨装置を起動す
    る度に実行されることを特徴とする請求項1〜8のう
    ち、いずれか一項記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 回動自在な定盤と;前記定盤を回動さ
    せる第1の駆動手段と;前記定盤上に回動自在に設けら
    れ、基板を、前記定盤に対向するように、回動自在に保
    持する研磨ヘッドと;前記研磨ヘッドを回動させる第2
    の駆動手段と;前記研磨ヘッド上の基板を前記定盤に対
    して付勢する付勢手段と;前記定盤上に研磨剤を供給す
    る研磨剤供給系と、 前記研磨ヘッド中に、Mn酸化物を溶解させる酸よりな
    る洗浄液を供給する洗浄液供給系とを備えた研磨装置に
    おいて、 前記洗浄液供給系は、前記研磨ヘッド中に、前記定盤に
    向けて前記洗浄液を噴射するノズルを含むことを特徴と
    する研磨装置。
  11. 【請求項11】 前記研磨ヘッド中には、さらに前記基
    板を前記研磨ヘッドに吸引装着させるための真空系が設
    けられ、前記研磨装置は、さらに前記真空系と前記洗浄
    液供給系とを切り換える切換手段を含むことを特徴とす
    る請求項10記載の研磨装置。
  12. 【請求項12】 前記研磨ヘッド中には、さらに前記基
    板を前記研磨ヘッドから離脱させるための加圧系が設け
    られ、前記切換手段は、前記洗浄液供給系と、前記真空
    系と、前記加圧系とを切り換えることを特徴とする請求
    項11記載の研磨装置。
  13. 【請求項13】 さらに、Mn酸化物を砥粒とする研磨
    剤を保持する研磨剤タンクと、前記洗浄液を保持する洗
    浄液タンクとを備え、前記研磨供給系は、前記研磨剤と
    前記洗浄液のいずれか一方を、選択的に前記定盤上に供
    給することを特徴とする請求項10〜12のうち、いず
    れか一方記載の研磨装置。
  14. 【請求項14】 さらに、前記研磨ヘッドに装着される
    基板を保持し、および/または前記研磨ヘッドから離脱
    された基板を保持するトレイを含み、前記トレイには、
    前記前記洗浄液を供給する第2の洗浄液供給系と、前記
    洗浄液を流出させる洗浄液ドレイン系とが形成され、前
    記トレイは、前記第2の洗浄液供給系から供給される洗
    浄液を滞留させる形状を有し、さらに、前記第2の洗浄
    液供給系と前記洗浄液ドレイン系とを選択的に活性化す
    る切換手段が設けられたことを特徴とする請求項10〜
    13のうち、いずれか一項記載の研磨装置。
  15. 【請求項15】 さらに、前記トレイには、前記滞留し
    ている洗浄液に機械的擾乱を加える擾乱手段が設けられ
    ていることを特徴とする請求項14記載の研磨装置。
  16. 【請求項16】 研磨工程を含む半導体装置の製造方法
    において、 研磨装置中において、Mn酸化物を主成分とする砥粒を
    含む研磨剤を使って基板を研磨する研磨工程と;前記研
    磨工程の後、前記基板および前記研磨装置を酸により洗
    浄する洗浄工程とを含み、 前記洗浄工程は、前記研磨ヘッドに前記基板を受渡しす
    る受渡し機構中において、前記基板を前記研磨工程の
    後、酸中に浸漬させる工程を含むことを特徴とする半導
    体装置の製造方法。
  17. 【請求項17】 研磨工程を含む半導体装置の製造方法
    において、 研磨装置中において、Mn酸化物を主成分とする砥粒を
    含む研磨剤を使って基板を研磨する研磨工程と;前記研
    磨工程の後、前記基板および前記研磨装置を酸に浸漬し
    て洗浄する洗浄工程とを含み、 前記洗浄工程は、前記研磨ヘッドに前記基板を受渡しす
    る受渡し機構中において、前記基板を前記研磨工程の
    後、酸中に浸漬させる工程と、前記酸中に浸漬された基
    板に対し機械的擾乱を加える工程とを含むことを特徴と
    する半導体装置の製造方法。
  18. 【請求項18】 回動自在な定盤と;前記定盤を回動さ
    せる第1の駆動手段と;前記定盤上に回動自在に設けら
    れ、基板を、前記定盤に対向するように、回動自在に保
    持する研磨ヘッドと;前記研磨ヘッドを回動させる第2
    の駆動手段と;前記研磨ヘッド上の基板を前記定盤に対
    して付勢する付勢手段と;前記定盤上に研磨剤を供給す
    る研磨剤供給系と、 前記研磨ヘッド中に、Mn酸化物を溶解させる酸よりな
    る洗浄液を供給する洗浄液供給系とを備えた研磨装置に
    おいて、 さらに、前記研磨ヘッドに装着される基板を保持し、お
    よび/または前記研磨ヘッドから離脱された基板を保持
    するトレイを含み、 前記洗浄液供給系は、前記研磨ヘッド中に、前記定盤に
    向けて前記洗浄液を噴射するノズルを含み、 前記トレイには、前記前記洗浄液を供給する第2の洗浄
    液供給系と、前記洗浄液を流出させる洗浄液ドレイン系
    とが形成され、前記トレイは、前記第2の洗浄液供給系
    から供給される洗浄液を滞留させる形状を有し、さら
    に、前記第2の洗浄液供給系と前記洗浄液ドレイン系と
    を選択的に活性化する切換手段が設けられたことを特徴
    とする研磨装置。
  19. 【請求項19】 回動自在な定盤と;前記定盤を回動さ
    せる第1の駆動手段と;前記定盤上に回動自在に設けら
    れ、基板を、前記定盤に対向するように、回動自在に保
    持する研磨ヘッドと;前記研磨ヘッドを回動させる第2
    の駆動手段と;前記研磨ヘッド上の基板を前記定盤に対
    して付勢する付勢手段と;前記定盤上に研磨剤を供給す
    る研磨剤供給系と、 前記研磨ヘッド中に、Mn酸化物を溶解させる酸よりな
    る洗浄液を供給する洗浄液供給系とを備えた研磨装置に
    おいて、 さらに、前記研磨ヘッドに装着される基板を保持し、お
    よび/または前記研磨ヘッドから離脱された基板を保持
    するトレイを含み、 前記洗浄液供給系は、前記研磨ヘッド中に、前記定盤に
    向けて前記洗浄液を噴射するノズルを含み、 前記トレイには、前記前記洗浄液を供給する第2の洗浄
    液供給系と、前記洗浄液を流出させる洗浄液ドレイン系
    とが形成され、前記トレイは、前記第2の洗浄液供給系
    から供給される洗浄液を滞留させる形状を有し、さら
    に、前記第2の洗浄液供給系と前記洗浄液ドレイン系と
    を選択的に活性化する切換手段が設けられ、 さらに、前記トレイには、前記滞留している洗浄液に機
    械的擾乱を加える擾乱手段が設けられていることを特徴
    とする研磨装置。
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