JPH10162801A - 二次電池 - Google Patents
二次電池Info
- Publication number
- JPH10162801A JPH10162801A JP8319957A JP31995796A JPH10162801A JP H10162801 A JPH10162801 A JP H10162801A JP 8319957 A JP8319957 A JP 8319957A JP 31995796 A JP31995796 A JP 31995796A JP H10162801 A JPH10162801 A JP H10162801A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- current collector
- collector foil
- gas
- small holes
- negative electrode
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P70/00—Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
- Y02P70/50—Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、電極構造体が密に構成されていて
も、発生ガスを十分に外部に排出することを目的とす
る。 【解決手段】 中空の芯体１３に複数の芯体側小孔１４
を穿設し、この芯体１３に巻き上げた正極側集電体箔及
び負極側集電体箔にそれぞれ複数の集電体箔側小孔１１
を穿設し、集電体箔側小孔１１及び芯体側小孔１４でガ
ス流路を形成したことを特徴とする。
も、発生ガスを十分に外部に排出することを目的とす
る。 【解決手段】 中空の芯体１３に複数の芯体側小孔１４
を穿設し、この芯体１３に巻き上げた正極側集電体箔及
び負極側集電体箔にそれぞれ複数の集電体箔側小孔１１
を穿設し、集電体箔側小孔１１及び芯体側小孔１４でガ
ス流路を形成したことを特徴とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、二次電池に関す
る。
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の二次電池としては、例えば図８に
示すようなものがある。同図において、３１は電池ケー
ス、３２は電極であり、電池ケース３１には圧力弁３３
が設置されている。充放電中に電池内部に発生したガス
が規定の圧力を超えると、圧力弁３３が作用して、ガス
が外部に放出されるようになっている。
示すようなものがある。同図において、３１は電池ケー
ス、３２は電極であり、電池ケース３１には圧力弁３３
が設置されている。充放電中に電池内部に発生したガス
が規定の圧力を超えると、圧力弁３３が作用して、ガス
が外部に放出されるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の二次電池にあっては、電池性能の向上等のた
めに電極が密に構成された場合、電極はガスが通りにく
い構造となっていたため、電池内部にガスが発生したと
き、ガス抜けが不十分となってかえって電池性能の低下
を引き起こすおそれがあるという問題点があった。
うな従来の二次電池にあっては、電池性能の向上等のた
めに電極が密に構成された場合、電極はガスが通りにく
い構造となっていたため、電池内部にガスが発生したと
き、ガス抜けが不十分となってかえって電池性能の低下
を引き起こすおそれがあるという問題点があった。
【０００４】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、電極構造体が密に構成されていて
も、発生ガスを十分に外部に排出することができて、ガ
ス抜けの不十分による電池性能の低下を防止することが
できる二次電池を提供することを目的とする。
してなされたもので、電極構造体が密に構成されていて
も、発生ガスを十分に外部に排出することができて、ガ
ス抜けの不十分による電池性能の低下を防止することが
できる二次電池を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項１記載の発明は、正極活物質を設けた正極側
集電体箔と負極活物質を設けた負極側集電体箔とをガス
透過性のセパレータを間に挟んで中空の芯体に巻き上げ
て電極構造体を構成し、前記正極側集電体箔及び負極側
集電体箔にそれぞれ複数の集電体箔側小孔を穿設し、前
記芯体に複数の芯体側小孔を穿設し、前記集電体箔側小
孔及び前記芯体側小孔で前記電極構造体内に発生したガ
スを排出するガス流路を形成してなることを要旨とす
る。この構成により、充放電中に電極構造体内でガスが
発生した場合、正極側集電体箔、セパレータ及び負極側
集電体箔の積層体の巻き上げにより電極構造体が密に構
成されていても、発生ガスはガス流路を通って外部に排
出される。
に、請求項１記載の発明は、正極活物質を設けた正極側
集電体箔と負極活物質を設けた負極側集電体箔とをガス
透過性のセパレータを間に挟んで中空の芯体に巻き上げ
て電極構造体を構成し、前記正極側集電体箔及び負極側
集電体箔にそれぞれ複数の集電体箔側小孔を穿設し、前
記芯体に複数の芯体側小孔を穿設し、前記集電体箔側小
孔及び前記芯体側小孔で前記電極構造体内に発生したガ
スを排出するガス流路を形成してなることを要旨とす
る。この構成により、充放電中に電極構造体内でガスが
発生した場合、正極側集電体箔、セパレータ及び負極側
集電体箔の積層体の巻き上げにより電極構造体が密に構
成されていても、発生ガスはガス流路を通って外部に排
出される。
【０００６】請求項２記載の発明は、上記請求項１記載
の二次電池において、前記正極活物質を含む前記正極側
集電体箔の全面及び前記負極活物質を含む前記負極側集
電体箔の全面にそれぞれ絶縁性を有する無機質微粒子を
担持させてなることを要旨とする。この構成により、ガ
ス排出時等においてセパレータに破損が生じた場合で
も、正極側集電体箔と負極側集電体箔とが電気的に接触
することが防止されて、異常な発熱の生じることがな
い。
の二次電池において、前記正極活物質を含む前記正極側
集電体箔の全面及び前記負極活物質を含む前記負極側集
電体箔の全面にそれぞれ絶縁性を有する無機質微粒子を
担持させてなることを要旨とする。この構成により、ガ
ス排出時等においてセパレータに破損が生じた場合で
も、正極側集電体箔と負極側集電体箔とが電気的に接触
することが防止されて、異常な発熱の生じることがな
い。
【０００７】請求項３記載の発明は、上記請求項１記載
の二次電池において、前記電極構造体を収納する電池ケ
ースの内面に、前記集電体箔側小孔が臨む溝状ガス流路
を形成してなることを要旨とする。この構成により、ガ
ス流路が増えることで、発生ガスの排出が一層良好にな
る。
の二次電池において、前記電極構造体を収納する電池ケ
ースの内面に、前記集電体箔側小孔が臨む溝状ガス流路
を形成してなることを要旨とする。この構成により、ガ
ス流路が増えることで、発生ガスの排出が一層良好にな
る。
【０００８】請求項４記載の発明は、芯体上に巻き上げ
た正極側集電体箔及び負極側集電体箔を含んで構成され
た電極構造体に、当該電極構造体内に発生したガスを排
出するガス流路を形成してなることを要旨とする。この
構成により、電極構造体が密に構成されていても、ガス
流路は、例えば、正極側集電体箔及び負極側集電体箔の
それぞれに穿設した複数の小孔、芯体に穿設した複数の
小孔及び芯体の中空部等で実現することができ、上記請
求項１記載の発明の作用と略同様の作用が得られる。
た正極側集電体箔及び負極側集電体箔を含んで構成され
た電極構造体に、当該電極構造体内に発生したガスを排
出するガス流路を形成してなることを要旨とする。この
構成により、電極構造体が密に構成されていても、ガス
流路は、例えば、正極側集電体箔及び負極側集電体箔の
それぞれに穿設した複数の小孔、芯体に穿設した複数の
小孔及び芯体の中空部等で実現することができ、上記請
求項１記載の発明の作用と略同様の作用が得られる。
【０００９】
【発明の効果】請求項１記載の発明によれば、正極活物
質を設けた正極側集電体箔と負極活物質を設けた負極側
集電体箔とをガス透過性のセパレータを間に挟んで中空
の芯体に巻き上げて電極構造体を構成し、前記正極側集
電体箔及び負極側集電体箔にそれぞれ複数の集電体箔側
小孔を穿設し、前記芯体に複数の芯体側小孔を穿設し、
前記集電体箔側小孔及び前記芯体側小孔で前記電極構造
体内に発生したガスを排出するガス流路を形成したた
め、電極構造体が密に構成されていても、発生ガスがガ
ス流路を通って外部に排出されることで、ガス抜けの不
十分による電池性能の低下を防止することができる。
質を設けた正極側集電体箔と負極活物質を設けた負極側
集電体箔とをガス透過性のセパレータを間に挟んで中空
の芯体に巻き上げて電極構造体を構成し、前記正極側集
電体箔及び負極側集電体箔にそれぞれ複数の集電体箔側
小孔を穿設し、前記芯体に複数の芯体側小孔を穿設し、
前記集電体箔側小孔及び前記芯体側小孔で前記電極構造
体内に発生したガスを排出するガス流路を形成したた
め、電極構造体が密に構成されていても、発生ガスがガ
ス流路を通って外部に排出されることで、ガス抜けの不
十分による電池性能の低下を防止することができる。
【００１０】請求項２記載の発明によれば、前記正極活
物質を含む前記正極側集電体箔の全面及び前記負極活物
質を含む前記負極側集電体箔の全面にそれぞれ絶縁性を
有する無機質微粒子を担持させたため、ガス排出時等に
セパレータに破損が生じた場合でも、正極側集電体箔と
負極側集電体箔との電気的接触による異常発熱が抑えら
れて電池劣化を防止することができる。
物質を含む前記正極側集電体箔の全面及び前記負極活物
質を含む前記負極側集電体箔の全面にそれぞれ絶縁性を
有する無機質微粒子を担持させたため、ガス排出時等に
セパレータに破損が生じた場合でも、正極側集電体箔と
負極側集電体箔との電気的接触による異常発熱が抑えら
れて電池劣化を防止することができる。
【００１１】請求項３記載の発明によれば、前記電極構
造体を収納する電池ケースの内面に、前記集電体箔側小
孔が臨む溝状ガス流路を形成したため、発生ガスの排出
が一層良好になって、ガス抜けの不十分による電池性能
の低下を一層確実に防止することができる。
造体を収納する電池ケースの内面に、前記集電体箔側小
孔が臨む溝状ガス流路を形成したため、発生ガスの排出
が一層良好になって、ガス抜けの不十分による電池性能
の低下を一層確実に防止することができる。
【００１２】請求項４記載の発明によれば、芯体上に巻
き上げた正極側集電体箔及び負極側集電体箔を含んで構
成された電極構造体に、当該電極構造体内に発生したガ
スを排出するガス流路を形成したため、電極構造体が密
に構成されていても、ガス流路は、例えば、正極側集電
体箔及び負極側集電体箔のそれぞれに穿設した複数の小
孔、芯体に穿設した複数の小孔及び芯体の中空部等で実
現することができて、上記請求項１記載の発明の効果と
略同様の効果がある。
き上げた正極側集電体箔及び負極側集電体箔を含んで構
成された電極構造体に、当該電極構造体内に発生したガ
スを排出するガス流路を形成したため、電極構造体が密
に構成されていても、ガス流路は、例えば、正極側集電
体箔及び負極側集電体箔のそれぞれに穿設した複数の小
孔、芯体に穿設した複数の小孔及び芯体の中空部等で実
現することができて、上記請求項１記載の発明の効果と
略同様の効果がある。
【００１３】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
【００１４】図１乃至図５は、本発明の第１の実施の形
態を示す図である。まず、図１乃至図４を用いて、二次
電池の構成を説明する。図１は、全体構成を示してい
る。同図（ａ）は外観斜視図、同図（ｂ）は内部構成を
示す縦断面図、同図（ｃ）は断面斜視図である。これら
の図において、１は電池ケースであり、その両端に端子
２，３が設けられ、各端子２，３の中央部には電池内部
で発生したガスを放出するための開裂弁４が設けられて
いる。電池ケース１内には、後述するように、正極活物
質の塗布された集電体箔と、負極活物質の塗布された集
電体箔とが電解液を含有するセパレータ１２を間に挟ん
で、中空の巻取芯（芯体）１３上にスパイラルに巻き上
げられた電極構造体１０が収納されている。電極構造体
１０の正極は陽極端子に接続され、負極は陰極端子に接
続されている。そして、電極構造体１０を構成する集電
体箔には、電極構造体１０の長手方向と直交する方向に
ガス放出孔となる複数個の小孔１１が開けられ、中空の
巻取芯１３にも同様にガス放出孔となる複数個の小孔１
４が開けられている。
態を示す図である。まず、図１乃至図４を用いて、二次
電池の構成を説明する。図１は、全体構成を示してい
る。同図（ａ）は外観斜視図、同図（ｂ）は内部構成を
示す縦断面図、同図（ｃ）は断面斜視図である。これら
の図において、１は電池ケースであり、その両端に端子
２，３が設けられ、各端子２，３の中央部には電池内部
で発生したガスを放出するための開裂弁４が設けられて
いる。電池ケース１内には、後述するように、正極活物
質の塗布された集電体箔と、負極活物質の塗布された集
電体箔とが電解液を含有するセパレータ１２を間に挟ん
で、中空の巻取芯（芯体）１３上にスパイラルに巻き上
げられた電極構造体１０が収納されている。電極構造体
１０の正極は陽極端子に接続され、負極は陰極端子に接
続されている。そして、電極構造体１０を構成する集電
体箔には、電極構造体１０の長手方向と直交する方向に
ガス放出孔となる複数個の小孔１１が開けられ、中空の
巻取芯１３にも同様にガス放出孔となる複数個の小孔１
４が開けられている。
【００１５】図２は、集電体箔７の構成（同図（ａ））
と、巻取芯１３の構成（同図（ｂ））を示している。集
電体箔７には、巻き上げ方向と同方向に、活物質８の塗
布領域と小孔１１の穿設領域とが位置を分けて交互に複
数列形成されている。また、巻取芯１３には、集電体箔
７側の小孔１１の穿設領域に対応した各位置においてそ
れぞれ周方向に複数個の小孔１４が開けられている。巻
取芯１３側の各小孔１４は、集電体箔７側の各小孔１１
よりもやや大きい。
と、巻取芯１３の構成（同図（ｂ））を示している。集
電体箔７には、巻き上げ方向と同方向に、活物質８の塗
布領域と小孔１１の穿設領域とが位置を分けて交互に複
数列形成されている。また、巻取芯１３には、集電体箔
７側の小孔１１の穿設領域に対応した各位置においてそ
れぞれ周方向に複数個の小孔１４が開けられている。巻
取芯１３側の各小孔１４は、集電体箔７側の各小孔１１
よりもやや大きい。
【００１６】図３は、正極５となる集電体箔７ａ、負極
６となる集電体箔７ｂ及びセパレータ１２の積層構造を
示している。図３（ｂ）は、同図（ａ）のＡ−Ａ線断面
を拡大して模式的に示す図である。正極５及び負極６の
各集電体箔７ａ，７ｂには、正・負の活物質８ａ，８ｂ
の塗布領域を含む全面に、シリカ、Ｓｉｃ等の絶縁性を
有する無機質微粒子９がバインダーで担持されている。
セパレータ１２はフィルタ機能を持ちガス透過性を有し
て電解液が含有されている。
６となる集電体箔７ｂ及びセパレータ１２の積層構造を
示している。図３（ｂ）は、同図（ａ）のＡ−Ａ線断面
を拡大して模式的に示す図である。正極５及び負極６の
各集電体箔７ａ，７ｂには、正・負の活物質８ａ，８ｂ
の塗布領域を含む全面に、シリカ、Ｓｉｃ等の絶縁性を
有する無機質微粒子９がバインダーで担持されている。
セパレータ１２はフィルタ機能を持ちガス透過性を有し
て電解液が含有されている。
【００１７】図４及び図５は、端子２，３部の構造例を
それぞれ示している。図４の端子２ａでは、圧着端子１
５との接触面にネジ穴１６が設けられ、圧着端子１５が
ネジ止めにより取り付けられている。図５の端子２ｂで
は、中軸部にネジ山１８が切られ、圧着端子１５がナッ
ト１９の締め込みにより取り付けられている。そして、
両端子２ａ，２ｂ共に圧着端子１５との接触面は広面積
にとってある。
それぞれ示している。図４の端子２ａでは、圧着端子１
５との接触面にネジ穴１６が設けられ、圧着端子１５が
ネジ止めにより取り付けられている。図５の端子２ｂで
は、中軸部にネジ山１８が切られ、圧着端子１５がナッ
ト１９の締め込みにより取り付けられている。そして、
両端子２ａ，２ｂ共に圧着端子１５との接触面は広面積
にとってある。
【００１８】次に、図６を用いて、上述のように構成さ
れた二次電池の作用を説明する。集電体箔７に開けられ
た各小孔１１、ガス透過性のセパレータ１２、巻取芯１
３に開けられた各小孔１４及び巻取芯１３の中空部でガ
ス流路が形成される。二次電池の充放電中に電極構造体
１０内部でガスが発生した場合、発生ガスは上記のガス
流路を通り、端子２，３中央部の開裂弁４より外部に放
出される。したがって、ガス抜けの不十分により電池性
能の低下等の現象が防止される。そして、ガス放出時等
においてセパレータ１２が破れることがあっても、集電
体箔７ａ，７ｂの全面に絶縁性を有する無機質微粒子９
が担持されていることで、正・負極５，６の集電体箔７
ａ，７ｂ同士は直接接触せず、異常な発熱が起きること
はない。
れた二次電池の作用を説明する。集電体箔７に開けられ
た各小孔１１、ガス透過性のセパレータ１２、巻取芯１
３に開けられた各小孔１４及び巻取芯１３の中空部でガ
ス流路が形成される。二次電池の充放電中に電極構造体
１０内部でガスが発生した場合、発生ガスは上記のガス
流路を通り、端子２，３中央部の開裂弁４より外部に放
出される。したがって、ガス抜けの不十分により電池性
能の低下等の現象が防止される。そして、ガス放出時等
においてセパレータ１２が破れることがあっても、集電
体箔７ａ，７ｂの全面に絶縁性を有する無機質微粒子９
が担持されていることで、正・負極５，６の集電体箔７
ａ，７ｂ同士は直接接触せず、異常な発熱が起きること
はない。
【００１９】図７には、本発明の第２の実施の形態を示
す。本実施の形態は、電池ケースの内表面に集電体箔７
側の小孔１１が臨む溝状のガス流路を設けたものであ
る。同図（ａ）は、電池ケース１ａの内表面に集電体箔
７の複数の小孔１１に沿ってガス流路２１を設けたもの
である。同図（ｂ）は、電池ケース１ｂの内表面にガス
流路となる細かい溝２２を設けたものであり、電極構造
体１０を電池ケース１ｂの全内面で保持しつつ、ガス抜
けを確保するようにしたものである。溝２２の断面形状
は適宜の形状でよい。同図（ｃ）は、電池ケース１ｃの
内表面にはガス流路２１を設け、外表面には放熱用フィ
ン２３を設けたものである。何れの電池ケース１ａ，１
ｂ，１ｃを適用しても、電池全体のガス流路が増えるこ
とで、電池からのガス抜けが一層良好となる。
す。本実施の形態は、電池ケースの内表面に集電体箔７
側の小孔１１が臨む溝状のガス流路を設けたものであ
る。同図（ａ）は、電池ケース１ａの内表面に集電体箔
７の複数の小孔１１に沿ってガス流路２１を設けたもの
である。同図（ｂ）は、電池ケース１ｂの内表面にガス
流路となる細かい溝２２を設けたものであり、電極構造
体１０を電池ケース１ｂの全内面で保持しつつ、ガス抜
けを確保するようにしたものである。溝２２の断面形状
は適宜の形状でよい。同図（ｃ）は、電池ケース１ｃの
内表面にはガス流路２１を設け、外表面には放熱用フィ
ン２３を設けたものである。何れの電池ケース１ａ，１
ｂ，１ｃを適用しても、電池全体のガス流路が増えるこ
とで、電池からのガス抜けが一層良好となる。
【図１】本発明に係る二次電池の第１の実施の形態を示
す外観斜視図及び縦断面図である。
す外観斜視図及び縦断面図である。
【図２】上記第１の実施の形態における集電体箔及び巻
取芯の構成を示す図である。
取芯の構成を示す図である。
【図３】上記第１の実施の形態における正極側集電体
箔、セパレータ及び負極側集電体箔の積層構造を示す図
である。
箔、セパレータ及び負極側集電体箔の積層構造を示す図
である。
【図４】上記第１の実施の形態における端子部の構成例
を示す図である。
を示す図である。
【図５】上記第１の実施の形態における端子部の他の構
成例を示す図である。
成例を示す図である。
【図６】上記第１の実施の形態の作用を説明するための
図である。
図である。
【図７】本発明の第２の実施の形態における電池ケース
部の構成を示す斜視図である。
部の構成を示す斜視図である。
【図８】従来の二次電池の内部構成を示す図である。
１，１ａ，１ｂ，１ｃ 電池ケース ４ 開裂弁 ７ 集電体箔 ７ａ 正極側集電体箔 ７ｂ 負極側集電体箔 ８ 活物質 ８ａ 正極活物質 ８ｂ 負極活物質 ９ 無機質微粒子 １０ 電極構造体 １１ 集電体箔側小孔 １２ セパレータ １３ 巻取芯（芯体） １４ 芯体側小孔 ２１ 溝状ガス流路
Claims (4)
- 【請求項１】 正極活物質を設けた正極側集電体箔と負
極活物質を設けた負極側集電体箔とをガス透過性のセパ
レータを間に挟んで中空の芯体に巻き上げて電極構造体
を構成し、前記正極側集電体箔及び負極側集電体箔にそ
れぞれ複数の集電体箔側小孔を穿設し、前記芯体に複数
の芯体側小孔を穿設し、前記集電体箔側小孔及び前記芯
体側小孔で前記電極構造体内に発生したガスを排出する
ガス流路を形成してなることを特徴とする二次電池。 - 【請求項２】 前記正極活物質を含む前記正極側集電体
箔の全面及び前記負極活物質を含む前記負極側集電体箔
の全面にそれぞれ絶縁性を有する無機質微粒子を担持さ
せてなることを特徴とする請求項１記載の二次電池。 - 【請求項３】 前記電極構造体を収納する電池ケースの
内面に、前記集電体箔側小孔が臨む溝状ガス流路を形成
してなることを特徴とする請求項１記載の二次電池。 - 【請求項４】 芯体上に巻き上げた正極側集電体箔及び
負極側集電体箔を含んで構成された電極構造体に、当該
電極構造体内に発生したガスを排出するガス流路を形成
してなることを特徴とする二次電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8319957A JPH10162801A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 二次電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8319957A JPH10162801A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 二次電池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10162801A true JPH10162801A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18116143
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8319957A Pending JPH10162801A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 二次電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10162801A (ja) |
Cited By (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1139458A3 (en) * | 2000-03-30 | 2002-06-05 | Ngk Insulators, Ltd. | Lithium secondary battery with wound electrode assembly and manufacturing method thereof |
| US6844110B2 (en) * | 2000-05-24 | 2005-01-18 | Ngk Insulators, Ltd. | Lithium secondary cell and assembly thereof |
| WO2006033319A1 (ja) * | 2004-09-22 | 2006-03-30 | Ngk Insulators, Ltd. | リチウム二次電池 |
| JP2006210031A (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-10 | Toyota Motor Corp | 捲回型蓄電装置 |
| EP1717878A1 (en) * | 2005-04-27 | 2006-11-02 | Samsung SDI Co., Ltd. | Core member for a cylindrical lithium secondary battery |
| US7135253B2 (en) * | 2001-11-08 | 2006-11-14 | Ngk Insulators, Ltd. | High discharge current lithium secondary battery and method of manufacture |
| JP2011014493A (ja) * | 2009-07-06 | 2011-01-20 | Toyota Motor Corp | 電池 |
| WO2012143995A1 (ja) * | 2011-04-18 | 2012-10-26 | 日立ビークルエナジー株式会社 | 二次電池 |
| WO2013047379A1 (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-04 | 日本電気株式会社 | リチウム二次電池及びその製造方法 |
| JP2013171733A (ja) * | 2012-02-21 | 2013-09-02 | Hitachi Vehicle Energy Ltd | 二次電池 |
| JP2013541173A (ja) * | 2010-11-02 | 2013-11-07 | アップル インコーポレイテッド | 複数厚みのジェリーロールを伴う充電式バッテリ |
| CN104953073A (zh) * | 2015-07-07 | 2015-09-30 | 陈伟强 | 隔膜锂电池 |
| CN105591041A (zh) * | 2011-04-18 | 2016-05-18 | 日立汽车系统株式会社 | 二次电池 |
| CN107768598A (zh) * | 2017-10-19 | 2018-03-06 | 杭州金色能源科技有限公司 | 卷绕式锂离子电池、卷芯及卷绕式锂电子电池的制造方法 |
| JP2019215965A (ja) * | 2018-06-11 | 2019-12-19 | Fdk株式会社 | 二次電池 |
| WO2022170496A1 (zh) * | 2021-02-09 | 2022-08-18 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 电极组件及电池单体、电池、装置、制备方法和制备装置 |
| CN117117344A (zh) * | 2023-10-25 | 2023-11-24 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 电池单体、电池及用电设备 |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP8319957A patent/JPH10162801A/ja active Pending
Cited By (29)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6866961B2 (en) | 2000-03-30 | 2005-03-15 | Ngk Insulators, Ltd. | Lithium secondary battery and manufacturing method thereof |
| EP1139458A3 (en) * | 2000-03-30 | 2002-06-05 | Ngk Insulators, Ltd. | Lithium secondary battery with wound electrode assembly and manufacturing method thereof |
| US7147962B2 (en) | 2000-03-30 | 2006-12-12 | Ngk Insulators, Ltd. | Lithium secondary battery and manufacturing method thereof |
| US7501202B2 (en) | 2000-05-24 | 2009-03-10 | Ngk Insulators, Ltd. | Lithium secondary cell and assembly thereof |
| US6844110B2 (en) * | 2000-05-24 | 2005-01-18 | Ngk Insulators, Ltd. | Lithium secondary cell and assembly thereof |
| EP1160893A3 (en) * | 2000-05-24 | 2006-08-16 | Ngk Insulators, Ltd. | Lithium secondary cell and assembly thereof |
| US7135253B2 (en) * | 2001-11-08 | 2006-11-14 | Ngk Insulators, Ltd. | High discharge current lithium secondary battery and method of manufacture |
| WO2006033319A1 (ja) * | 2004-09-22 | 2006-03-30 | Ngk Insulators, Ltd. | リチウム二次電池 |
| US7998608B2 (en) | 2004-09-22 | 2011-08-16 | Ngk Insulators, Ltd. | Lithium secondary battery |
| JP2006210031A (ja) * | 2005-01-26 | 2006-08-10 | Toyota Motor Corp | 捲回型蓄電装置 |
| EP1717878A1 (en) * | 2005-04-27 | 2006-11-02 | Samsung SDI Co., Ltd. | Core member for a cylindrical lithium secondary battery |
| US7655349B2 (en) | 2005-04-27 | 2010-02-02 | Samsung Sdi Co., Ltd. | Cylindrical lithium secondary battery |
| EP1968135A1 (en) * | 2005-04-27 | 2008-09-10 | Samsung SDI Co., Ltd. | Core member for a cylindrical lithium secondary battery |
| JP2011014493A (ja) * | 2009-07-06 | 2011-01-20 | Toyota Motor Corp | 電池 |
| JP2013541173A (ja) * | 2010-11-02 | 2013-11-07 | アップル インコーポレイテッド | 複数厚みのジェリーロールを伴う充電式バッテリ |
| WO2012143995A1 (ja) * | 2011-04-18 | 2012-10-26 | 日立ビークルエナジー株式会社 | 二次電池 |
| CN105591041A (zh) * | 2011-04-18 | 2016-05-18 | 日立汽车系统株式会社 | 二次电池 |
| US9843028B2 (en) | 2011-04-18 | 2017-12-12 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Secondary battery |
| CN103493248A (zh) * | 2011-04-18 | 2014-01-01 | 日立车辆能源株式会社 | 二次电池 |
| JP5770836B2 (ja) * | 2011-04-18 | 2015-08-26 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 二次電池 |
| US9391308B2 (en) | 2011-04-18 | 2016-07-12 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Secondary battery |
| CN103493248B (zh) * | 2011-04-18 | 2016-03-09 | 日立汽车系统株式会社 | 二次电池 |
| WO2013047379A1 (ja) * | 2011-09-26 | 2013-04-04 | 日本電気株式会社 | リチウム二次電池及びその製造方法 |
| JP2013171733A (ja) * | 2012-02-21 | 2013-09-02 | Hitachi Vehicle Energy Ltd | 二次電池 |
| CN104953073A (zh) * | 2015-07-07 | 2015-09-30 | 陈伟强 | 隔膜锂电池 |
| CN107768598A (zh) * | 2017-10-19 | 2018-03-06 | 杭州金色能源科技有限公司 | 卷绕式锂离子电池、卷芯及卷绕式锂电子电池的制造方法 |
| JP2019215965A (ja) * | 2018-06-11 | 2019-12-19 | Fdk株式会社 | 二次電池 |
| WO2022170496A1 (zh) * | 2021-02-09 | 2022-08-18 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 电极组件及电池单体、电池、装置、制备方法和制备装置 |
| CN117117344A (zh) * | 2023-10-25 | 2023-11-24 | 宁德时代新能源科技股份有限公司 | 电池单体、电池及用电设备 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH10162801A (ja) | 二次電池 | |
| KR101106429B1 (ko) | 이차 전지 | |
| US7033697B2 (en) | Battery unit and secondary battery employing the same | |
| US7867651B2 (en) | Low impedance layered battery apparatus and method for making the same | |
| JP4359260B2 (ja) | 二次電池 | |
| US6432572B1 (en) | Battery valve and battery using the same | |
| EP0771040A2 (en) | High-capacity secondary battery of jelly roll type | |
| JP2006128132A (ja) | 二次電池 | |
| US6020084A (en) | Electrochemical cell design with a hollow core | |
| US9023218B2 (en) | Method of making fusible links | |
| JP2005332824A (ja) | 二次電池 | |
| CN212517286U (zh) | 卷芯、电池以及电子产品 | |
| JP2006012831A (ja) | 二次電池，二次電池のキャップ組立体，及び二次電池の安全バルブの取り付け方法 | |
| JP2008140773A (ja) | 電池モジュール | |
| JP4765326B2 (ja) | 捲回型蓄電装置 | |
| US20060245144A1 (en) | Capacitor | |
| KR20230019440A (ko) | 높은 에너지 밀도를 가진 리튬 이온 셀 | |
| JP2006012845A (ja) | 二次電池 | |
| JP2004349201A (ja) | 二次電池及びその作製方法 | |
| KR100754918B1 (ko) | 사이드 단자식 전지 | |
| KR100827707B1 (ko) | 사각형 리튬 이차 전지용 코어 구조체 | |
| CA2484237C (en) | Fuel cell and method for its production | |
| JP2005174779A (ja) | リチウムイオン二次電池 | |
| KR100529067B1 (ko) | 리튬 이차전지와 그의 제조방법 | |
| WO2024057630A1 (ja) | 蓄電装置用電極板および蓄電装置 |