JPH10162712A - 電磁継電器 - Google Patents
電磁継電器Info
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- JPH10162712A JPH10162712A JP33270296A JP33270296A JPH10162712A JP H10162712 A JPH10162712 A JP H10162712A JP 33270296 A JP33270296 A JP 33270296A JP 33270296 A JP33270296 A JP 33270296A JP H10162712 A JPH10162712 A JP H10162712A
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01H—ELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
- H01H50/00—Details of electromagnetic relays
- H01H50/02—Bases; Casings; Covers
- H01H50/04—Mounting complete relay or separate parts of relay on a base or inside a case
- H01H2050/049—Assembling or mounting multiple relays in one common housing
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Abstract
レイク接点側に戻る)になる電磁継電器を提供する。 【解決手段】巻線組立を備える本体組立100と、固定
接点端子を備える端子板組立200とを嵌合させて組み
合わせたものをカバー301に挿入して構成する。本体
組立は、巻線組立10と、電磁石組立20と、可動接点
ばね31および接極子32とで構成される接極子組立3
0とからなり、端子板組立との嵌合部を備える。端子板
組立は、端子板40に、この端子板の板面方向に直交す
る方向に一部が圧入嵌合される固定接点端子50、60
とからなり、本体組立の嵌合部と嵌合したときに、可動
接点ばね31の可動接点と固定接点端子50、60の固
定接点とが対向するようになる本体組立との嵌合部を備
える。
Description
配線基板に装着可能な小型の電磁継電器として好適な電
磁継電器に関する。
来、図10に示すような構造を備えている。すなわち、
図10はケースカバー9を二点鎖線の仮想線で示して、
ケース内の電磁継電器本体の構造を示したもので、図1
0(A)はその上面図、図10(B)はその正面図、図
10(C)はその側面図である。この図10の例は、2
個の本体組立からなるものであるが、各本体組立は同一
構造であるので、一方の本体組立の構造の説明を行うも
のとする。
鍔(フランジ)部1a,1bを備える形状を有する樹脂
からなる巻枠1に、巻線2が施されている。鍔部1aか
ら巻枠1の中心軸線方向に平行な方向に、外部巻線端子
部2aが導出するように巻線端子が取り付けられてい
る。巻枠1の中心軸位置には、鉄心3が挿入されてい
る。鍔部1b側に露呈する鉄心3の頭部は、後述する接
極子6を電磁石により磁気的に吸引するための部分とな
る。
い長さの板部4aを有する形状の継鉄4が、前記板部4
aが鍔部1a側から鍔部1bまでに渡るような状態で、
巻枠1に対して取り付けられている。
5が取り付けられる。この可動接点ばね5は、鉄心3の
頭部が位置する鍔部1b側において、継鉄4に対してほ
ぼ直交する方向に折り曲げられた形状を備え、その折り
曲げられた部分の、前記鉄心3の頭部に対向する面側
に、矩形の鋼板からなる接極子6が取り付けられる。さ
らに、可動接点ばね5は、接極子5の板面方向に平行な
方向に突出する部分を備え、その突出部分5aに可動接
点5bが形成されている。また、可動接点ばね5の前記
鍔部1b側と反対側は、鍔部1aよりさらに外側に延長
されて、カバー9よりも外部に突出する外部可動接点端
子部5cとされている。
げ、その折り曲げた先端部に接点7aおよび8aが設け
られている形状のブレイク固定接点端子7およびメイク
固定接点端子8が、巻枠1の鍔部1a、1bに設けられ
た溝に圧入嵌合されて取り付けられる。
−X断面図である図11に示すように、前記ブレイク固
定接点端子7およびメイク固定接点端子8の圧入嵌合用
の溝1sを有する突部1c,1dを備えている。溝1s
は、固定接点端子8および9の板厚にほぼ等しい幅を備
えており、この溝1s内に、固定接点端子8および9が
圧入嵌合される。同様に、図示しないが、鍔部1aにも
固定接点端子8および9の板厚にほぼ等しい幅を備える
溝が形成されており、その溝内に固定接点端子8および
9が圧入嵌合される。これにより、固定接点端子7およ
び8が、巻枠1に対して固定されている。
ク固定接点端子8が、巻枠1の鍔部1a、1bに圧入固
定された状態では、図10(B)に示すように、ブレイ
ク固定接点端子7に設けられるブレイク接点7aと、可
動接点5bとが、可動接点ばね5の弾性偏倚力により、
接触する状態となり、一方、メイク固定接点端子8に設
けられるメイク接点8aは、可動接点5aと所定の間隙
を介して対向する状態となるようにされる。そして、巻
線2にドライブ電流が供給されて、電磁石作用により、
接極子6が鉄心3側に吸引されると、可動接点5aとブ
レイク接点7aとが離間して、可動接点5aとメイク接
点8aとが接触するようになる。
の鍔部1aの外側に導出される外部固定端子部7bおよ
び8bを備える。
継電器の巻線にドライブ電流が流れて、可動接点5a
と、メイク接点8aとが接続される動作中において、故
障などにより可動接点5aおよびメイク接点8aを通じ
て過大電流が流れると、ドライブ電流によるコイル発熱
に加えて、可動接点ばね5、固定接点端子8などの導体
部の発熱のため、樹脂からなる巻枠1が溶解し、可動接
点5aをメイク接点8aに接続する「オンモード」のま
ま固着されてしまう。そのため、その後、巻線2の層間
ショート(コイルレアショート)が生じても、可動接点
5aはブレイク接点7aに接続する状態には戻らず、可
動接点5aがメイク接点8aに接続された状態のままと
なる。
合に、その故障時のモードが「オンモード」であると、
メイク接点を通じて過大電流が流れ続け、他の故障を引
き起こすおそれがある。
ブレイク固定接点端子7およびメイク固定接点端子8
は、巻枠1の鍔部1bの突部1c,1dに設けた溝1s
に圧入嵌合されるが、この圧入嵌合の際に、例えば銅合
金からなる固定接点端子7が巻枠1を構成する樹脂を削
り、その削り屑が発生する。溝1sは、突部1c,1d
をコ字状に抉ったものであるので、その削り屑は付近に
巻散る。この圧入嵌合部の近傍には、図10(B)から
分かるように、接点5a,7a,8aが存在する。この
ため、巻散った削り屑が接点間に介在することがあり、
その場合には、接点間の接触不良障害が生じるおそれが
ある。
電器動作中の導体部の発熱およびコイル発熱により生じ
るコイルレアショートなどの電磁継電器の故障の発生時
に、故障モードが「オフモード」(可動接点がブレイク
接点側に戻る)になるようにすることを目的とする。
圧入嵌合したときに発生する削り屑が巻き散ることがな
いようにした電磁継電器を提供することを目的とする。
するため、請求項1の発明による電磁継電器は、後述の
実施の形態の参照符号を対応させると、本体組立100
と、端子板組立200と、カバー301とからなり、前
記本体組立と前記端子板組立とを嵌合させて組み合わせ
たものが前記カバーに挿入されてなる電磁継電器300
であって、前記本体組立100は、巻枠11に巻線13
が施された巻線組立10と、前記巻枠内に挿入される鉄
心21と、継鉄22とで構成される電磁石組立20と、
可動接点を備える可動接点ばねと、接極子とで構成され
る接極子組立30とが、前記接極子が前記巻枠から露呈
する前記鉄心の頭部と対向するような状態で結合されて
構成されたものであって、前記端子板組立200との嵌
合部11f,11gを備え、前記端子板組立200は、
板面方向が前記巻枠の中心軸線方向に平行な方向に沿っ
た方向の端子板40と、固定接点52、53、62、6
3と、前記カバー外に導出される外部端子部51、61
と、前記端子板に対して圧入嵌合される嵌合部54、5
5、64、65、66とを備える固定接点端子50、6
0とで構成されたものであって、前記本体組立の前記嵌
合部と嵌合したときに、前記可動接点ばねの可動接点と
前記固定接点端子の固定接点とが対向するようになる前
記本体組立との嵌合部47、49aを備えることを特徴
とする。
この発明による電磁継電器においては、請求項1の発明
において、前記固定接点端子は、前記外部端子部の延長
方向に対して直交する方向の突起54、55、64、6
5、66を備え、前記端子板は、前記突起が圧入嵌合さ
れる袋小路状の凹部41〜45を備えることを特徴とす
る。
前記端子板組立において、前記端子板に設けられる固定
接点端子の突部が圧入嵌合される凹部は、前記圧入嵌合
時の前記固定接点端子の固定接点位置とは前記端子板の
板面の前記巻線の巻回面に垂直な方向に異なる位置とさ
れ、前記固定接点端子および前記可動接点端子の前記巻
線の巻回方向に垂直な方向の位置には、前記端子板の板
面が存在しないようにされてなることを特徴とする。
れた巻線組立と、鉄心と、継鉄とで構成される電磁石組
立に、可動接点ばねと接極子とで構成される接極子組立
を組み合わせて結合した本体組立と、固定接点端子を端
子板に取り付けた端子板組立とを、別部材とし、これら
本体組立と端子板組立とを嵌合されて電磁継電器本体を
構成するようにしている。すなわち、固定接点端子を巻
枠とは別体の端子板に取り付けるようにしている。
れている電磁継電器の動作時に、過大電流が可動接点お
よびメイク接点を介して流れても、発熱部分である巻線
組立と端子板組立とが、分離されており、発熱による巻
枠の溶解があっても可動接点がメイク接点に固着されて
しまうことを防止することが可能になる。したがって、
過大電流の通電により、コイルレアショートが生じた電
磁継電器の故障モードにおいては、可動接点ばねの弾性
偏倚力により、可動接点はブレイク接点側に復帰して
「オフモード」になる。
の一実施の形態を、その組立方法と共に、図を参照しな
がら説明する。
要を説明する図である。この実施の形態の電磁継電器
は、図1(A)に示す本体組立100と、図1(B)に
示す端子板組立200とを組み合わせて、図1(D)に
示す電磁継電器本体300を形成するものである。この
例では、2個の本体組立100が端子板組立200と組
み合わされて、電磁継電器本体300が形成される。電
磁継電器本体300は、図1(C)に示すカバー301
内に収納される。そして、カバー301の開口部がシー
ル剤でシールされて、電磁継電器が完成となる。
(D)および図4(D)に示す電磁石組立20と、図4
(C)に示す接極子組立30とからなる。電磁石組立2
0は、図3に示すように、巻線組立10(図3(C))
と、鉄心21(図3(A))と、継鉄22(図3
(B))とからなる。
1に、例えば銅の合金の板状体からなる巻線端子12を
嵌合させたものである。巻枠11は、例えば樹脂からな
り、円筒状の巻線巻回部11aの両端部に矩形板状の鍔
部11b,11cをそれぞれ備えたものである。
鉄心21を挿入するため、円筒状の巻線巻回部11aの
中空部に連通する孔が穿かれている。また、鍔部11c
には、巻線端子12が嵌合される嵌合溝11d,11e
が形成されている。鍔部11cはカバー301に本体3
00を挿入したときに、本体300の各部に電気的に接
続されている複数本の外部端子が導出される外部端子板
の一部としての役割も有する。また、鍔部11cには、
後述するように、継鉄22が挿入される凹部(図示せ
ず)が、その板面方向に沿って形成されている。
交する方向に突出する突部11fが形成されている。こ
の突部11fは、後述するように、端子板組立200と
嵌合するときの係止部材としての役割を果たすものであ
る。また、鍔部11bには、後述するように、端子板組
立200と嵌合するときの係止部材としての突部11g
が設けられている。この突部11gは、鍔部11bの上
面から巻線巻回部11aの中心軸線方向に平行な方向に
突出するものである。
れたもので、鍔部11cに設けられている嵌合溝11
d,11eに嵌合する嵌合部12a,12bと、この嵌
合部12a,12bにより、巻線端子12が鍔部11c
に嵌合されたときに、図1(A)に示すように、鍔部1
1cから鍔部11bとは反対側に導出される巻線外部端
子部12c,12dとからなる。図2(B)に示された
巻線端子12の枠部12eは、巻枠11に巻線端子12
が嵌合された後に、切除される。なお、枠部12eは、
巻線外部端子部12c,12dに直交する方向の突部1
2f,12gが残るように切除される。
図2(C)に示すように、巻線13が施される。巻線1
3の巻き始め端と巻き終わり端は、それぞれ巻線端子1
2の突部12f,12gに接続されて、電気的に巻線外
部端子部12c,12dに接続される。
に対して、図3に示すように、鉄心21と、継鉄22と
が取り付けられて、図3(D)に示すような電磁石組立
20が形成される。
1の鍔部11b側から、円筒状巻線巻回部11aの中空
部内に挿入される。継鉄22は、例えば鋼の板をL字型
に曲げたもので、巻枠11の鍔部11cに設けられてい
る凹部に挿入される板部22aと、長さが鍔部11cか
ら鍔部11bにまで渡る板部22bとを備える。板部2
2aには、これを鍔部11c内に挿入したときに、巻線
巻回部11aの中空部に連通する透孔22cが穿かれて
いる。
んだ状態で、鉄心21を巻枠11に挿入すると、鉄心2
1の先端の径が小さい部分22aが、板部22aの透孔
22cを通じて、鍔部11cの対応する位置に穿かれて
いる孔を通じて、外部に露呈する。そして、この鉄心2
1の前記径が小さい部分22aの頭部を、かしめて鉄心
21を巻枠11に固定する。これにより、継鉄22も巻
枠11に固定される。
は、図3(D)に示すように、継鉄22の板部22b
は、巻枠11の鍔部11bと鍔部11cとの間を橋渡し
する状態となる。そして、この板部22bには、後述す
る可動接点ばね31を取り付けるための、かしめ部22
e,22fが設けられている。
な電磁石組立20が形成され、この電磁石組立20に対
して、図4に示すように、接極子組立30が取り付けら
れて、本体組立が形成される。
体、例えば銅合金で構成され、概略L字状の形状を有す
る可動接点ばね31を示す。この可動接点ばね31は、
電磁石組立20に取り付けたときに、巻枠11の鍔部1
1cから巻線外部端子部12c,12dと同方向に突出
する可動接点外部端子部31aと、継鉄22の板部22
bに取り付けられる板部31bと、板部31bに対して
ほぼ直交する方向に曲げられた板部31cとからなり、
板部31cの先端部に可動接点31dが形成される。板
部31bには、電磁石組立20の継鉄22の板部22b
のかしめ部22d,22eが係合される透孔31e,3
1fが形成されている。
ので、例えば鋼の矩形状板で構成される。この接極子3
2は、可動接点ばね31の板部31cに対して、図4
(C)に示すように、板部31cの可動接点31dが形
成されている部分は、接極子32よりも、さらに突出す
るような状態で、この例では、かしめにより固定され
る。このため、接極子32には、かしめ部32a,32
b,32cが形成されると共に、可動接点ばね31の板
部31cには、かしめ部32a,32b,32cに対応
する位置に透孔が穿かれている。
極子32が固定されることにより、接極子組立30が形
成される。そして、この接極子組立30の可動接点ばね
31の板部31bの透孔31e,31f内に、図4
(D)に示す電磁石組立20の継鉄22の板部22bの
かしめ部22d,22dが挿入され、かしめ部22d,
22eの頭部が、かしめられて、接極子組立30が電磁
石組立20に取り付けられる。こうして、図4(E)に
示す本体組立100が形成される。この本体組立100
においては、可動接点31dが形成されている可動接点
ばね31の先端部は、継鉄22が存在する側とは反対側
の部分に突出する状態となる。
示す端子板40に、図5(B)に示すメイク固定接点端
子(以下、M固定接点端子という)50と、ブレイク固
定接点端子(以下、B固定接点端子という)60とが嵌
合されて図5(D)に示すようにものとして形成され
る。
状に形成されたもので、その具体的な形状および構造を
図6および図7を参照して説明する。
点端子50およびB固定接点端子60の嵌合挿入側の面
40a(図5(A)に示した面40bとは反対側)から
見た正面図である。図6(B)は、この端子板40の側
面図、図6(C)は、この端子板40の上面図である。
−D断面図、図6(E)は図6(A)におけるE−E断
面図、図6(F)は図6(A)におけるA−A断面図、
図6(G)は図6(A)におけるB−B断面図、図6
(H)は図6(A)におけるC−C断面図、図6(I)
は図6(B)におけるF−F断面図である。
立100と嵌合される面40b側から見た図であり、図
7(A)は、そのG−G断面図である。
は、M固定接点端子50およびB固定接点端子60に設
けられる後述する嵌合突板部が圧入嵌合される嵌合凹部
41、42、43、44、45が設けられる。これら嵌
合凹部41〜45は、図6D,E,F,G,Hに示すよ
うに、袋小路の凹部である。この例の場合、嵌合凹部4
1および44は、M固定接点端子50の嵌合用であり、
嵌合凹部42、43および45は、B固定接点端子60
の嵌合用である。
本体組立100と嵌合するための嵌合部が形成されてい
る。すなわち、この面40b側には、本体組立100の
巻線13の部分が位置する凹部46a、46bが形成さ
れると共に、図6(G)および図7に示すように、図2
に示した巻枠11の鍔部11bに設けられた突部11g
が嵌合される凹部47が形成されている。
11の高さ(鍔部11cの底部から鍔部11bの上面ま
での長さ)よりも短いものとされて、後述もするよう
に、可動接点や固定接点が位置する部分には、この端子
板40の前記嵌合凹部41〜45が形成される主要な板
部は位置しないようにされている。このため、端子板4
0には、その主要な板部から板面方向に突出する突部4
8に設けられ、前記凹部47は、この突部48に設けら
れている。
11の鍔部11c側に設けられた突部11fが嵌合する
透孔49aを備える嵌合突片49が設けられる。この嵌
合突片49は、薄いコ字状の板状片が端子板40の高さ
方向の底部40cから、端子板40の板面に直交する方
向に突出するように設けられたもので、この嵌合突片4
9の板面方向に直交する方向に弾性偏倚が可能である。
6(F),(G),(H)および(I)に示すように、
この嵌合突片49の上面と同一面を有する凹部40dが
設けられている。この凹部40dには、本体組立100
を端子板組立200に嵌合するとき、巻線13の巻き始
め端と巻き終わり端が接続される巻枠11の突部12
f,12gが入り込むようになる。
子50およびB固定接点端子60は、詳細には、図8お
よび図9に示すようなものである。
は、それぞれM固定接点端子50の上面図、正面図、側
面図である。また、図9(A),(B),(C)は、そ
れぞれB固定接点端子60の上面図、正面図、側面図で
ある。
定接点端子50およびB固定接点端子60は、端子板4
0に嵌合したときに、端子板40の板面に沿う板部50
aおよび60aを備える。そして、この板部50aおよ
び60aの延長部分として、端子板40の底部40cか
ら、端子板40の板面方向に突出する外部端子部51お
よび61が、それぞれ形成されている。
接点端子60の板部50aおよび60aそれぞれの、外
部端子部51および61とは反対側は、板部50aおよ
び60aに直交する方向に折り曲げられた板部50bお
よび60bとされており、この板部50bおよび60b
には、それぞれM固定接点52、53およびB固定接点
62、63が設けられている。
て、接点52、53および62、63が形成されている
板部50aおよび50bよりも外部端子部51および6
1側に離れた位置には、前記端子板40の嵌合凹部41
〜45に圧入嵌合される嵌合突板部54、55および6
4、65、66が、板部50aおよび60aに直交する
方向に設けられる。
54、55が、端子板40の嵌合凹部41、44に圧入
嵌合されることにより、端子板40にM固定接点端子5
0が固定される。同様に、B固定接点端子60の嵌合突
板部64、65、66が、端子板40の嵌合凹部42、
43、45に圧入嵌合されることにより、端子板40に
B固定接点端子60が固定される。
定接点62、63とは、図5(D)に示すように、外部
端子部51、61の延長方向に平行な方向に、所定距離
だけ離れた状態になる。また、端子板40の嵌合凹部4
4と、主要板部の高さ方向の端縁40dまでの距離h1
よりも、M固定接点端子50の嵌合突板部55と、M固
定端子52、53が形成されている板部50bまでの距
離h2の方が大きく(h1<h2)選定されているた
め、M固定接点端子50の板部50bと端子板40の主
要板部の端縁40dとは、端子板40の高さ方向に離れ
た状態にある。
B固定端子62、63の高さ位置近傍には、樹脂からな
る端子板40の部分は、突部48を除いては存在しな
い。つまり、電磁継電器の動作中に可動接点とM固定接
点を通じて過大電流が流れて、発熱しても、接点部近傍
には、これらを固着してしまうような端子板40の樹脂
がほとんど存在しない。
およびB固定接点端子60の圧入嵌合時、嵌合突板部5
4、55および嵌合突板部64、65、66が嵌合凹部
41〜45内の部分を削るために、その削り屑が発生す
る場合があるが、嵌合凹部41〜45は、袋小路になっ
ているために、その削り屑は嵌合凹部41〜45内に留
まり、外部に巻散る心配はない。したがって、削り屑が
接点部に付着して、接点部不良を生じるおそれがほとん
どなくなる。
成される。そして、図1に示したように、この端子板組
立200の前記凹部46a内に、本体組立100の巻線
13部分が位置し、可動接点ばね31の先端の可動接点
31dが、端子板組立200のM固定接点52または5
3と、B固定接点62または63との間に位置する状態
で嵌合させて、電磁継電器本体300を形成する。
の前記凹部40d内に、本体組立100の巻線端子12
の突部12f,12gが収納される状態で、巻枠11の
鍔部11bの突部11gが、端子板組立200の突部4
8の凹部47に嵌合し、かつ、本体組立100の巻枠1
1の鍔部11cの突部11fが、端子板組立200の突
板部49の透孔49a内に嵌合して係止するようにし
て、本体組立100と、端子板組立200とを嵌合させ
るものである。
により、可動接点31dは、B固定接点62または63
に接触する状態となる。そして、巻線13に電流が流れ
る電磁継電器が動作状態では、電磁石により接極子32
が鉄心21側に吸引されて、可動接点31dは、M固定
接点52または53に接続される。
電磁継電器は、本体組立100と、端子板組立200と
の別部品を嵌合させて、電磁継電器本体を形成するよう
にしたので、コイルによる発熱と、接点端子を介して過
大電流が流れることによる発熱とを分離することができ
る。そして、端子板組立200を、本体組立100と別
体としたことにより、固定接点端子50、60は巻枠1
1に取り付けず、端子板40に取り付けることができ、
しかも、固定接点端子50および60の固定接点52、
53および62、63の近傍には、端子板40を構成す
る樹脂部分をできるだけ存在させない構成にすることが
できるので、樹脂の溶解により、可動接点31dとM固
定接点52または53との接続状態で固着されてしまう
おそれがほとんどない。
13にドライブ電流が流れ、可動接点31dがM固定接
点52または53と接続されている状態において、過大
電流が流れて、発熱による結果、コイルレアショートが
生じたときには、可動接点31dは、B固定接点62ま
たは63側に復帰する。すなわち、電磁継電器の故障モ
ードは、「オフモード」になる。このため、電磁継電器
が故障の後にも過大電流が流れ続けるのを防止すること
が可能となる。
よび60の圧入嵌合は、端子板40に設けた袋小路状の
凹部41〜45内へ、固定接点端子50および60の突
板部54、55、64、65、66を圧入するものであ
るので、圧入時の削り屑は凹部41〜45内に留まる。
このため、固定端子52、53、62、63と可動接点
31d間に、削り屑が付着することはほとんどなくな
り、ごみの付着による接点の接触不良障害の発生が少な
くなる。
ば、電磁継電器の動作中に過大電流が流れたとしても、
そのときに一番発熱する巻線組立を含む本体組立と、固
定接点端子を含む端子板組立とが別体として分離されて
いるので、可動接点が固定接点と樹脂の溶解により固着
されてしまうおそれが少なくなり、電磁継電器の故障モ
ードを「オフモード」とすることができる。
点端子の圧入嵌合部が袋小路状になっているため、固定
接点端子の圧入時に発生する削り屑は、前記袋小路内に
留まり、削り屑が巻散って接点部に付着することがなく
なるので、接点部の信頼性が向上する。
略構造を説明する分解斜視図である。
ける巻線組立を説明するための分解斜視図である。
ける電磁石組立を説明するための分解斜視図である。
ける本体組立を説明するための分解斜視図である。
ける端子板組立を説明するための分解斜視図である。
ける端子板を説明するための図である。
ける端子板を説明するための図である。
ける固定接点端子を説明するための図である。
ける固定接点端子を説明するための図である。
めの図である。
Claims (3)
- 【請求項1】本体組立と、端子板組立と、カバーとから
なり、前記本体組立と前記端子板組立とを嵌合させて組
み合わせたものが前記カバーに挿入されてなる電磁継電
器であって、 前記本体組立は、 巻枠に巻線が施された巻線組立と、前記巻枠内に挿入さ
れる鉄心と、継鉄とで構成される電磁石組立と、 可動接点を備える可動接点ばねと、接極子とで構成され
る接極子組立とが、前記接極子が前記巻枠から露呈する
前記鉄心の頭部と対向するような状態で結合されて構成
されたものであって、前記端子板組立との嵌合部を備
え、 前記端子板組立は、 板面方向が前記巻枠の中心軸線方向に平行な方向に沿っ
た方向の端子板と、 固定接点と、前記カバー外に導出される外部端子部と、
前記端子板に対して圧入嵌合される嵌合部とを備える固
定接点端子とで構成されたものであって、前記本体組立
の前記嵌合部と嵌合したときに、前記可動接点ばねの可
動接点と前記固定接点端子の固定接点とが対向するよう
になる前記本体組立との嵌合部を備えることを特徴とす
る電磁継電器。 - 【請求項2】前記固定接点端子の嵌合部は、前記外部端
子部の延長方向に対して直交する方向の突部とし、 前記端子板は、前記突部が圧入嵌合される袋小路状の凹
部を備えることを特徴とする請求項1に記載の電磁継電
器。 - 【請求項3】前記端子板組立において、 前記端子板に設けられる固定接点端子の突部が圧入嵌合
される凹部は、前記圧入嵌合時の前記固定接点端子の固
定接点位置とは前記端子板の板面の前記巻枠の中心軸線
方向に平行な方向に異なる位置とされ、前記固定接点お
よび前記可動接点の前記巻枠の中心軸線方向に平行なの
位置には、前記端子板の板面が存在しないようにされて
なる請求項1または請求項2に記載の電磁継電器。
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