JPH10162425A - 光ピックアップ - Google Patents
光ピックアップInfo
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- JPH10162425A JPH10162425A JP8319590A JP31959096A JPH10162425A JP H10162425 A JPH10162425 A JP H10162425A JP 8319590 A JP8319590 A JP 8319590A JP 31959096 A JP31959096 A JP 31959096A JP H10162425 A JPH10162425 A JP H10162425A
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- Japan
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- light
- magneto
- optical
- recording medium
- photodetectors
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 小形にできると共に、所望のエラー信号を高
精度で検出できる光ピックアップを提供する。 【解決手段】 光源21と、この光源21の近傍に配置した
光検出器と、光源21からの出射光を記録媒体31に集束さ
せる集光レンズ25と、この集光レンズ25と光源21との間
に配置され、光記録媒体31で反射される戻り光を回折さ
せて光検出器に導く回折素子23とを有し、回折素子23
は、光検出器に形成される回折光のスポットのコマ収差
を補正する位相情報を含むパターン形状を有することを
特徴とする。
精度で検出できる光ピックアップを提供する。 【解決手段】 光源21と、この光源21の近傍に配置した
光検出器と、光源21からの出射光を記録媒体31に集束さ
せる集光レンズ25と、この集光レンズ25と光源21との間
に配置され、光記録媒体31で反射される戻り光を回折さ
せて光検出器に導く回折素子23とを有し、回折素子23
は、光検出器に形成される回折光のスポットのコマ収差
を補正する位相情報を含むパターン形状を有することを
特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、光ディスク、光
磁気ディスク等の記録媒体に対して情報の記録および再
生の少なくとも一方を行う光ピックアップに関するもの
である。
磁気ディスク等の記録媒体に対して情報の記録および再
生の少なくとも一方を行う光ピックアップに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】例えば、光磁気記録媒体に記録された情
報を再生する光ピックアップにおいては、半導体レーザ
からの読み取り光を、対物レンズ経て光磁気記録媒体に
スポット状に照射し、この光磁気記録媒体で反射される
戻り光を、偏光方向が互いに直交する二つの光束に分離
して、それらの光束の強度変化から光磁気信号を検出す
ると共に、その光磁気信号を正確に検出するために、光
磁気記録媒体からの戻り光に基づいて、対物レンズの光
磁気記録媒体に対する相対的位置ずれを表すフォーカス
エラー信号およびトラッキングエラー信号を検出する必
要がある。
報を再生する光ピックアップにおいては、半導体レーザ
からの読み取り光を、対物レンズ経て光磁気記録媒体に
スポット状に照射し、この光磁気記録媒体で反射される
戻り光を、偏光方向が互いに直交する二つの光束に分離
して、それらの光束の強度変化から光磁気信号を検出す
ると共に、その光磁気信号を正確に検出するために、光
磁気記録媒体からの戻り光に基づいて、対物レンズの光
磁気記録媒体に対する相対的位置ずれを表すフォーカス
エラー信号およびトラッキングエラー信号を検出する必
要がある。
【0003】このような光ピックアップとして、本願人
は、例えば、図8および図9に示すようなものを既に開
発している(特願平7−197316号)。この光ピッ
クアップにおいては、半導体レーザ1からの光ビーム
を、一軸性複屈折結晶プリズム2の第1の面(斜面)2
aに設けた偏光膜3にS偏光で入射させ、該偏光膜3で
反射される光ビームを回折素子4に入射させている。回
折素子4には、透明基板4aの偏光膜3側とは反対側の
表面に、瞳分割してホログラム領域4b,4cを形成
し、これらホログラム領域4b,4cを透過する0次光
を対物レンズ5により集束して、光磁気記録媒体6にス
ポット状に照射するようにしている。ここで、ホログラ
ム領域4bは直線状パターンで形成され、ホログラム領
域4cはわずかな曲率を有するパターンで形成され、両
領域は光磁気記録媒体6の情報トラック方向(x方向)
と平行な分割線で瞳分割されている。
は、例えば、図8および図9に示すようなものを既に開
発している(特願平7−197316号)。この光ピッ
クアップにおいては、半導体レーザ1からの光ビーム
を、一軸性複屈折結晶プリズム2の第1の面(斜面)2
aに設けた偏光膜3にS偏光で入射させ、該偏光膜3で
反射される光ビームを回折素子4に入射させている。回
折素子4には、透明基板4aの偏光膜3側とは反対側の
表面に、瞳分割してホログラム領域4b,4cを形成
し、これらホログラム領域4b,4cを透過する0次光
を対物レンズ5により集束して、光磁気記録媒体6にス
ポット状に照射するようにしている。ここで、ホログラ
ム領域4bは直線状パターンで形成され、ホログラム領
域4cはわずかな曲率を有するパターンで形成され、両
領域は光磁気記録媒体6の情報トラック方向(x方向)
と平行な分割線で瞳分割されている。
【0004】また、光磁気記録媒体6で反射される戻り
光は、対物レンズ5を経て回折素子4に入射させて、ホ
ログラム領域4b,4cでそれぞれ0次光と±1次回折
光とに分離し、それぞれの0次光は偏光膜3に入射さ
せ、ホログラム領域4bの±1次回折光は、それぞれ光
検出器7a,7bで分離して受光し、ホログラム領域4
cの±1次回折光は、わずかな曲率をもったパターンの
作用により、光軸方向に互いに逆方向の像点移動を与え
て、それぞれ光検出器8−1,8−2で分離して受光す
るようにしている。ここで、光検出器8−1および8−
2は、それぞれ光磁気記録媒体8の情報トラック方向と
直交する方向(y方向)の分割線で3分割された受光領
域8a,8b,8cおよび8d,8e,8fをもって構
成されている。
光は、対物レンズ5を経て回折素子4に入射させて、ホ
ログラム領域4b,4cでそれぞれ0次光と±1次回折
光とに分離し、それぞれの0次光は偏光膜3に入射さ
せ、ホログラム領域4bの±1次回折光は、それぞれ光
検出器7a,7bで分離して受光し、ホログラム領域4
cの±1次回折光は、わずかな曲率をもったパターンの
作用により、光軸方向に互いに逆方向の像点移動を与え
て、それぞれ光検出器8−1,8−2で分離して受光す
るようにしている。ここで、光検出器8−1および8−
2は、それぞれ光磁気記録媒体8の情報トラック方向と
直交する方向(y方向)の分割線で3分割された受光領
域8a,8b,8cおよび8d,8e,8fをもって構
成されている。
【0005】ホログラム領域4b,4cを0次光で透過
して偏光膜3に入射する戻り光は、プリズム2の第1の
面2aを屈折透過させて常光と異常光とに分離し、これ
ら常光および異常光をプリズム2の第2の面2bから出
射させて、それぞれ光検出器9a,9bで分離して受光
するようにしている。なお、プリズム2は、一軸性複屈
折結晶の光学軸2cの方向が、戻り光の光軸に垂直な面
内で、S偏光方向に対して45°傾いた方向となってい
る。
して偏光膜3に入射する戻り光は、プリズム2の第1の
面2aを屈折透過させて常光と異常光とに分離し、これ
ら常光および異常光をプリズム2の第2の面2bから出
射させて、それぞれ光検出器9a,9bで分離して受光
するようにしている。なお、プリズム2は、一軸性複屈
折結晶の光学軸2cの方向が、戻り光の光軸に垂直な面
内で、S偏光方向に対して45°傾いた方向となってい
る。
【0006】上記の光検出器7a,7b,8−1,8−
2および9a,9bは、同一半導体基板10に形成さ
れ、プリズム2は、半導体基板10の光検出器9a,9
b上に取り付けられ、半導体レーザ1は、半導体基板1
0上に設けた金属または半導体よりなる台11に取り付
けている。また、半導体基板10は、回折素子4のホロ
グラム領域4cで分離される戻り光の+1次回折光が、
例えば光検出器8−1の前方で焦点を結び、−1次回折
光が光検出器8−2の後方で焦点を結び、かつ、0次光
のプリズム2による常光および異常光の屈折により発生
する非点収差の焦線位置近傍に光検出器9a,9bが位
置するように配置され、これにより光検出器7a,7b
および8−1,8−2の出力に基づいてフォーカスエラ
ー信号およびトラッキングエラー信号を、また、光検出
器9a,9bの出力に基づいて光磁気信号を検出するよ
うにしている。
2および9a,9bは、同一半導体基板10に形成さ
れ、プリズム2は、半導体基板10の光検出器9a,9
b上に取り付けられ、半導体レーザ1は、半導体基板1
0上に設けた金属または半導体よりなる台11に取り付
けている。また、半導体基板10は、回折素子4のホロ
グラム領域4cで分離される戻り光の+1次回折光が、
例えば光検出器8−1の前方で焦点を結び、−1次回折
光が光検出器8−2の後方で焦点を結び、かつ、0次光
のプリズム2による常光および異常光の屈折により発生
する非点収差の焦線位置近傍に光検出器9a,9bが位
置するように配置され、これにより光検出器7a,7b
および8−1,8−2の出力に基づいてフォーカスエラ
ー信号およびトラッキングエラー信号を、また、光検出
器9a,9bの出力に基づいて光磁気信号を検出するよ
うにしている。
【0007】すなわち、光検出器8−1,8−2の受光
領域8a〜8c,8d〜8fのそれぞれの出力をIa〜
Ic,Id〜Ifとするとき、フォーカスエラー信号F
ESは、ビームサイズ法を用いて、 FES=(Ia+Ie+Ic)−(Id+Ib+If) により得、トラッキングエラー信号TESは、光検出器
7a,7bの出力をそれぞれI1,I2とするとき、プ
ッシュプル法を用いて、 TES=(Ia+Ib+Ic+Id+Ie+If)−
(I1+I2) により得るようにしている。また、光検出器9a,9b
のそれぞれの出力をJa,Jbとするとき、光磁気信号
Sは、 S=Ja−Jb により得るようにしている。
領域8a〜8c,8d〜8fのそれぞれの出力をIa〜
Ic,Id〜Ifとするとき、フォーカスエラー信号F
ESは、ビームサイズ法を用いて、 FES=(Ia+Ie+Ic)−(Id+Ib+If) により得、トラッキングエラー信号TESは、光検出器
7a,7bの出力をそれぞれI1,I2とするとき、プ
ッシュプル法を用いて、 TES=(Ia+Ib+Ic+Id+Ie+If)−
(I1+I2) により得るようにしている。また、光検出器9a,9b
のそれぞれの出力をJa,Jbとするとき、光磁気信号
Sは、 S=Ja−Jb により得るようにしている。
【0008】さらに、本願人は、図8に示す構成の光ピ
ックアップにおいて、光学設計の自由度を増すために、
回折素子4のホログラム領域4b,4cを有する面とは
反対側の透明基板4aの面に、図10に示すように、ホ
ログラム領域4b,4cの±1次回折光が透過するよう
に透明部材15a,15bを貼り合わせて設けるように
し、これら透明部材15a,15bの厚さd1,d2お
よび屈折率n1,n2を適切に設定することにより、ホ
ログラム領域4b,4cによる戻り光の各々の±1次回
折光間、および±1次回折光と0次光との間に所望の光
路差を持たせるようにしたものも開発している。
ックアップにおいて、光学設計の自由度を増すために、
回折素子4のホログラム領域4b,4cを有する面とは
反対側の透明基板4aの面に、図10に示すように、ホ
ログラム領域4b,4cの±1次回折光が透過するよう
に透明部材15a,15bを貼り合わせて設けるように
し、これら透明部材15a,15bの厚さd1,d2お
よび屈折率n1,n2を適切に設定することにより、ホ
ログラム領域4b,4cによる戻り光の各々の±1次回
折光間、および±1次回折光と0次光との間に所望の光
路差を持たせるようにしたものも開発している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した光ピックアッ
プによれば、光磁気記録媒体6からの戻り光のうち、ホ
ログラム領域4b,4cを0次光で透過し、さらに偏光
膜3を透過する光に基づいて光磁気信号を検出するよう
にしているので、信号成分の損失を最小限に抑えること
ができ、C/Nの高い光磁気信号を得ることができると
共に、一軸性複屈折結晶よりなるプリズム2の第1の面
2aを屈折透過する常光および異常光の非点収差の焦線
位置近傍に光検出器9a,9bを位置させるようにして
いるので、常光および異常光を確実に分離して受光する
ことができるという利点がある。
プによれば、光磁気記録媒体6からの戻り光のうち、ホ
ログラム領域4b,4cを0次光で透過し、さらに偏光
膜3を透過する光に基づいて光磁気信号を検出するよう
にしているので、信号成分の損失を最小限に抑えること
ができ、C/Nの高い光磁気信号を得ることができると
共に、一軸性複屈折結晶よりなるプリズム2の第1の面
2aを屈折透過する常光および異常光の非点収差の焦線
位置近傍に光検出器9a,9bを位置させるようにして
いるので、常光および異常光を確実に分離して受光する
ことができるという利点がある。
【0010】しかしながら、本発明者らによる種々の検
討によれば、上記の光ピックアップにおいては、回折素
子4のホログラム領域4bを直線状パターンで形成して
いるため、ここで回折される戻り光の±1次回折光にコ
マ収差および非点収差が発生して、光検出器7a,7b
上でのそれぞれのスポットが大きくなり、これがため半
導体基板10上での光検出器7aと光検出器8−1との
間隔、および光検出器7bと光検出器8−2との間隔を
大きくして、スポットの干渉を防ぐ必要があることか
ら、装置のより小型化が図りにくいという改良すべき点
があることが判明した。
討によれば、上記の光ピックアップにおいては、回折素
子4のホログラム領域4bを直線状パターンで形成して
いるため、ここで回折される戻り光の±1次回折光にコ
マ収差および非点収差が発生して、光検出器7a,7b
上でのそれぞれのスポットが大きくなり、これがため半
導体基板10上での光検出器7aと光検出器8−1との
間隔、および光検出器7bと光検出器8−2との間隔を
大きくして、スポットの干渉を防ぐ必要があることか
ら、装置のより小型化が図りにくいという改良すべき点
があることが判明した。
【0011】ここで、回折素子の収差Δは、記録波長
λ、再生波長λ′、点光源So(R,0,0)、物点B(x,y,z)
、再生光源Sr( R′,0,0) 、再生像位置B′(x′,y′,
z′) とすると、「ホログラフィー入門」J.Ch.Vienot
他著、1975、共立出版、pp.62-64に説明されているよう
に、
λ、再生波長λ′、点光源So(R,0,0)、物点B(x,y,z)
、再生光源Sr( R′,0,0) 、再生像位置B′(x′,y′,
z′) とすると、「ホログラフィー入門」J.Ch.Vienot
他著、1975、共立出版、pp.62-64に説明されているよう
に、
【数1】 で与えられる。
【0012】上記(1)式から、開口hの3乗に比例す
る項がコマ収差、開口hの2乗に比例する項が非点収差
の成分となるので、参照光源の位置と再生像位置との光
軸方向の成分が等しくない限り、コマ収差および非点収
差が発生することがわかる。したがって、図8の場合に
は、光磁気記録媒体6からの戻り光を、直線状パターン
よりなるホログラム領域4bに収束光で入射させている
ので、コマ収差および非点収差が発生することになる。
る項がコマ収差、開口hの2乗に比例する項が非点収差
の成分となるので、参照光源の位置と再生像位置との光
軸方向の成分が等しくない限り、コマ収差および非点収
差が発生することがわかる。したがって、図8の場合に
は、光磁気記録媒体6からの戻り光を、直線状パターン
よりなるホログラム領域4bに収束光で入射させている
ので、コマ収差および非点収差が発生することになる。
【0013】また、図10に示したように、回折素子4
の透明基板4aに透明部材15a,15bを貼り合わせ
た場合には、ホログラム領域4bでの回折光が透明部材
15a,15bに斜めに入射して透過することになるの
で、さらにコマ収差および非点収差が発生することにな
る。
の透明基板4aに透明部材15a,15bを貼り合わせ
た場合には、ホログラム領域4bでの回折光が透明部材
15a,15bに斜めに入射して透過することになるの
で、さらにコマ収差および非点収差が発生することにな
る。
【0014】この発明は、上述した点に鑑みてなされた
もので、小形にできると共に、所望のエラー信号を高精
度で検出できるよう適切に構成した光ピックアップを提
供することを目的とするものである。
もので、小形にできると共に、所望のエラー信号を高精
度で検出できるよう適切に構成した光ピックアップを提
供することを目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明に係る光ピックアップは、光源と、この光
源の近傍に配置した光検出器と、前記光源からの出射光
を記録媒体に集束させる集光レンズと、この集光レンズ
と前記光源との間に配置され、前記光記録媒体で反射さ
れる戻り光を回折させて前記光検出器に導く回折素子と
を有し、この回折素子は、前記光検出器に形成される回
折光のスポットのコマ収差を補正する位相情報を含むパ
ターン形状を有することを特徴とするものである。
め、この発明に係る光ピックアップは、光源と、この光
源の近傍に配置した光検出器と、前記光源からの出射光
を記録媒体に集束させる集光レンズと、この集光レンズ
と前記光源との間に配置され、前記光記録媒体で反射さ
れる戻り光を回折させて前記光検出器に導く回折素子と
を有し、この回折素子は、前記光検出器に形成される回
折光のスポットのコマ収差を補正する位相情報を含むパ
ターン形状を有することを特徴とするものである。
【0016】前記回折素子と前記光検出器との間に、前
記回折素子による回折光の光路長を補正する光学部材を
設けるのが、光学設計の自由度を高める点で好ましい。
記回折素子による回折光の光路長を補正する光学部材を
設けるのが、光学設計の自由度を高める点で好ましい。
【0017】前記回折素子は、 Ax+Bx(x2 +y2 )−Nλ=0 ただし、A,B;定数 x,y;回折素子面内の座標位置 N;整数 λ;使用波長 で表されるパターン形状を有するのが、コマ収差をより
有効に補正するうえで好ましい。
有効に補正するうえで好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照して説明する。図1および図2は、こ
の発明の一実施形態を示すものである。この光ピックア
ップは、半導体レーザ21、一軸性複屈折結晶としての
ニオブ酸リチウムからなるプリズム22、回折素子2
3、コリメータレンズ24、集光レンズ(対物レンズ)
25、パラレルプリズム26−1,26−2、および複
数の光検出器を形成した半導体基板27を有する。な
お、図2では、パラレルプリズム26−1,26−2の
図示を省略してある。半導体レーザ21は、金属、半導
体または絶縁体よりなる台28を介してベース29上に
設ける。このベース29上には、半導体基板27をも設
け、半導体レーザ21から半導体基板27に対して水平
方向にレーザ光を出射させる。
いて、図面を参照して説明する。図1および図2は、こ
の発明の一実施形態を示すものである。この光ピックア
ップは、半導体レーザ21、一軸性複屈折結晶としての
ニオブ酸リチウムからなるプリズム22、回折素子2
3、コリメータレンズ24、集光レンズ(対物レンズ)
25、パラレルプリズム26−1,26−2、および複
数の光検出器を形成した半導体基板27を有する。な
お、図2では、パラレルプリズム26−1,26−2の
図示を省略してある。半導体レーザ21は、金属、半導
体または絶縁体よりなる台28を介してベース29上に
設ける。このベース29上には、半導体基板27をも設
け、半導体レーザ21から半導体基板27に対して水平
方向にレーザ光を出射させる。
【0019】プリズム22およびパラレルプリズム26
−1,26−2は、半導体基板27上に接着して設け
る。プリズム22には、その第1の面(斜面)22a
に、S偏光成分の反射率が50%以上で、P偏光成分の
透過率が80%以上の特性を有する偏光膜30を設け
て、半導体レーザ21からの出射光を、偏光膜30で半
導体基板27のほぼ法線方向(z方向)に反射する光
と、偏光膜30を透過し、プリズム22の第1の面22
aを屈折透過する光とに分離する。なお、偏光膜30
は、半導体レーザ21から発散光が入射するため、入射
角依存性が少なくなるように構成する。
−1,26−2は、半導体基板27上に接着して設け
る。プリズム22には、その第1の面(斜面)22a
に、S偏光成分の反射率が50%以上で、P偏光成分の
透過率が80%以上の特性を有する偏光膜30を設け
て、半導体レーザ21からの出射光を、偏光膜30で半
導体基板27のほぼ法線方向(z方向)に反射する光
と、偏光膜30を透過し、プリズム22の第1の面22
aを屈折透過する光とに分離する。なお、偏光膜30
は、半導体レーザ21から発散光が入射するため、入射
角依存性が少なくなるように構成する。
【0020】偏光膜30でz方向に反射される半導体レ
ーザ21からの光は、回折素子23に入射させ、また、
偏光膜30を透過し、プリズム22の第1の面22aを
屈折透過する半導体レーザ21からの光は、プリズム2
2の第2の面22bを透過させて、半導体基板27に形
成した所定の光検出器で受光する。
ーザ21からの光は、回折素子23に入射させ、また、
偏光膜30を透過し、プリズム22の第1の面22aを
屈折透過する半導体レーザ21からの光は、プリズム2
2の第2の面22bを透過させて、半導体基板27に形
成した所定の光検出器で受光する。
【0021】回折素子23には、プリズム22側とは反
対側の透明基板23aの表面に、記録媒体31の情報ト
ラック方向(x方向)と平行な分割線で瞳分割してホロ
グラム領域23b,23cを形成する。図3に平面図を
も示すように、ホログラム領域23bは、ここでの±1
次回折光に互いに異なるフォーカルパワーを与えるよう
に同心円状のパターン形状で構成し、ホログラム領域2
3cは、ここでの±1次回折光のコマ収差を補正するよ
うな位相情報を含んだ、例えば、下記の(2)式を満足
するパターン形状で構成する。
対側の透明基板23aの表面に、記録媒体31の情報ト
ラック方向(x方向)と平行な分割線で瞳分割してホロ
グラム領域23b,23cを形成する。図3に平面図を
も示すように、ホログラム領域23bは、ここでの±1
次回折光に互いに異なるフォーカルパワーを与えるよう
に同心円状のパターン形状で構成し、ホログラム領域2
3cは、ここでの±1次回折光のコマ収差を補正するよ
うな位相情報を含んだ、例えば、下記の(2)式を満足
するパターン形状で構成する。
【数2】 Ax+Bx(x2 +y2 )−Nλ=0 (2) ただし、A,B;定数 x,y;回折素子面内の座標位置 N;整数 λ;半導体レーザ21の波長
【0022】半導体レーザ21から出射され、偏光膜3
0で反射されて回折素子23のホログラム領域23b,
23cに入射した光は、それらの0次光をコリメータレ
ンズ24で平行光束とした後、対物レンズ25により集
束して、記録媒体31、この実施形態では光磁気記録媒
体にスポット状に照射する。
0で反射されて回折素子23のホログラム領域23b,
23cに入射した光は、それらの0次光をコリメータレ
ンズ24で平行光束とした後、対物レンズ25により集
束して、記録媒体31、この実施形態では光磁気記録媒
体にスポット状に照射する。
【0023】光磁気記録媒体31で反射される戻り光
は、対物レンズ25およびコリメータレンズ24を経て
回折素子23に入射させ、そのホログラム領域23bで
回折される±1次回折光に、互いに異なるフォーカルパ
ワーを与えて、これら±1次回折光をパラレルプリズム
26−1,26−2を経て半導体基板27に形成した所
定の光検出器で受光する。また、ホログラム領域23c
で回折される±1次回折光も、同様に、パラレルプリズ
ム26−1,26−2を経て半導体基板27に形成した
所定の光検出器で受光する。ここで、パラレルプリズム
26−1,26−2は、例えば、各々の厚さ(高さ)を
d、屈折率をnとする。
は、対物レンズ25およびコリメータレンズ24を経て
回折素子23に入射させ、そのホログラム領域23bで
回折される±1次回折光に、互いに異なるフォーカルパ
ワーを与えて、これら±1次回折光をパラレルプリズム
26−1,26−2を経て半導体基板27に形成した所
定の光検出器で受光する。また、ホログラム領域23c
で回折される±1次回折光も、同様に、パラレルプリズ
ム26−1,26−2を経て半導体基板27に形成した
所定の光検出器で受光する。ここで、パラレルプリズム
26−1,26−2は、例えば、各々の厚さ(高さ)を
d、屈折率をnとする。
【0024】また、光磁気記録媒体31からの戻り光の
うち、ホログラム領域23b,23cでのそれぞれの0
次光は、偏光膜30に入射させ、該偏光膜30を透過す
る戻り光を、プリズム22の第1の面22aを屈折透過
させて常光と異常光とに分離し、これら常光および異常
光をプリズム22の第2の面22bを経て半導体基板2
7に形成した所定の光検出器で受光する。なお、プリズ
ム22を構成する一軸性複屈折結晶の光学軸22cの方
向は、戻り光の光軸に垂直な面内で、S偏光に対して実
質的に45°傾いた方向とする。また、プリズム22の
第2の面22bには、プリズム22と半導体基板27と
の接合に用いる接着剤の屈折率を考慮した反射防止膜の
コーティングを施すことで、プリズム22の第2の面2
2bでの反射を防止するようにする。ここで、反射防止
膜の最終膜は、フッ化マグネシウム(MgF2 )等を用
いると、接着剤と化学結合して接着力が弱くなるので、
好ましくは、酸化シリコン(SiO2 )等の酸化膜を用
いる。このような最終膜の構成は、プリズム22の第2
の面22bだけでなく、接着剤を用いる面に蒸着されて
いる全ての蒸着膜に適用することができる。
うち、ホログラム領域23b,23cでのそれぞれの0
次光は、偏光膜30に入射させ、該偏光膜30を透過す
る戻り光を、プリズム22の第1の面22aを屈折透過
させて常光と異常光とに分離し、これら常光および異常
光をプリズム22の第2の面22bを経て半導体基板2
7に形成した所定の光検出器で受光する。なお、プリズ
ム22を構成する一軸性複屈折結晶の光学軸22cの方
向は、戻り光の光軸に垂直な面内で、S偏光に対して実
質的に45°傾いた方向とする。また、プリズム22の
第2の面22bには、プリズム22と半導体基板27と
の接合に用いる接着剤の屈折率を考慮した反射防止膜の
コーティングを施すことで、プリズム22の第2の面2
2bでの反射を防止するようにする。ここで、反射防止
膜の最終膜は、フッ化マグネシウム(MgF2 )等を用
いると、接着剤と化学結合して接着力が弱くなるので、
好ましくは、酸化シリコン(SiO2 )等の酸化膜を用
いる。このような最終膜の構成は、プリズム22の第2
の面22bだけでなく、接着剤を用いる面に蒸着されて
いる全ての蒸着膜に適用することができる。
【0025】図4は、半導体基板27の平面図を示すも
のである。この半導体基板27には、半導体レーザ21
から出射され、偏光膜30を透過し、さらにプリズム2
2の第1の面22aおよび第2の面22bを透過する光
を受光する光検出器35と、光磁気記録媒体31で反射
される戻り光のうち、回折素子23のホログラム領域2
3bで回折される±1次回折光を、パラレルプリズム2
6−1,26−2を経てそれぞれ受光する光検出器36
−1,36−2、ホログラム領域23cで回折される±
1次回折光を、パラレルプリズム26−1,26−2を
経てそれぞれ受光する光検出器37−1,37−2、お
よびホログラム領域23b,23cを0次光で透過し、
偏光膜30を透過してプリズム22で常光と異常光とに
分離される光を受光する光検出器38とを形成する。さ
らに、この実施形態では、例えば、ホログラム23b,
23cでの±1次回折光以外の高次の回折光等の迷光
が、光検出器35,36−1,36−2,37−1,3
7−2および38の出力にリークしないようにするた
め、これら検出器を形成した領域以外の半導体基板27
のほぼ全面に光検出器39を形成する。
のである。この半導体基板27には、半導体レーザ21
から出射され、偏光膜30を透過し、さらにプリズム2
2の第1の面22aおよび第2の面22bを透過する光
を受光する光検出器35と、光磁気記録媒体31で反射
される戻り光のうち、回折素子23のホログラム領域2
3bで回折される±1次回折光を、パラレルプリズム2
6−1,26−2を経てそれぞれ受光する光検出器36
−1,36−2、ホログラム領域23cで回折される±
1次回折光を、パラレルプリズム26−1,26−2を
経てそれぞれ受光する光検出器37−1,37−2、お
よびホログラム領域23b,23cを0次光で透過し、
偏光膜30を透過してプリズム22で常光と異常光とに
分離される光を受光する光検出器38とを形成する。さ
らに、この実施形態では、例えば、ホログラム23b,
23cでの±1次回折光以外の高次の回折光等の迷光
が、光検出器35,36−1,36−2,37−1,3
7−2および38の出力にリークしないようにするた
め、これら検出器を形成した領域以外の半導体基板27
のほぼ全面に光検出器39を形成する。
【0026】ここで、光検出器36−1,36−2は、
それぞれ光磁気記録媒体31の情報トラックと垂直な方
向(y方向)の分割線で分割した3分割受光領域36
a,36b,36c;36d,36e,36fをもって
構成する。また、光検出器38は、プリズム22による
常光および異常光を分離して受光するため、2つの受光
領域38a,38bをもって構成する。なお、この光検
出器38は、プリズム22による常光および異常光の屈
折により発生する非点収差の焦線位置近傍に位置するよ
うに、半導体基板27に形成する。
それぞれ光磁気記録媒体31の情報トラックと垂直な方
向(y方向)の分割線で分割した3分割受光領域36
a,36b,36c;36d,36e,36fをもって
構成する。また、光検出器38は、プリズム22による
常光および異常光を分離して受光するため、2つの受光
領域38a,38bをもって構成する。なお、この光検
出器38は、プリズム22による常光および異常光の屈
折により発生する非点収差の焦線位置近傍に位置するよ
うに、半導体基板27に形成する。
【0027】この実施形態では、光磁気記録媒体31か
らの戻り光のうち、ホログラム領域23bで回折される
+1次回折光を光検出器36−1に入射させ、−1次回
折光を光検出器36−2に入射させると共に、その+1
次回折光は光検出器36−1の前方に、−1次回折光は
光検出器36−2の後方にそれぞれ焦点位置を有するよ
うにする。また、第2のホログラム領域23cで回折さ
れる+1次回折光は光検出器37−1に入射させ、−1
次回折光は光検出器37−2に入射させる。
らの戻り光のうち、ホログラム領域23bで回折される
+1次回折光を光検出器36−1に入射させ、−1次回
折光を光検出器36−2に入射させると共に、その+1
次回折光は光検出器36−1の前方に、−1次回折光は
光検出器36−2の後方にそれぞれ焦点位置を有するよ
うにする。また、第2のホログラム領域23cで回折さ
れる+1次回折光は光検出器37−1に入射させ、−1
次回折光は光検出器37−2に入射させる。
【0028】以下、この実施形態の動作を説明する。こ
の実施形態では、半導体レーザ21からの出射光を、偏
光膜30を設けたプリズム22の第1の面22aにS偏
光で入射させる。このように、S偏光で入射させると、
偏光膜20はS偏光成分の反射率が50%以上、P偏光
成分の透過率が80%以上の特性を有するので、その5
0%以上が反射されて、回折素子23のホログラム領域
23b,23cに入射することになる。これらホログラ
ム領域23b,23cに入射した半導体レーザ21から
の出射光は、70%以上が0次光として透過し、その0
次光がコリメータレンズ24で平行光とされた後、対物
レンズ25により光磁気記録媒体31にスポットとして
照射される。また、偏光膜30を透過する半導体レーザ
21からの光は、プリズム22を経て光検出器35で受
光され、その出力に基づいて半導体レーザ21の出射光
のパワーが一定となるように制御される。
の実施形態では、半導体レーザ21からの出射光を、偏
光膜30を設けたプリズム22の第1の面22aにS偏
光で入射させる。このように、S偏光で入射させると、
偏光膜20はS偏光成分の反射率が50%以上、P偏光
成分の透過率が80%以上の特性を有するので、その5
0%以上が反射されて、回折素子23のホログラム領域
23b,23cに入射することになる。これらホログラ
ム領域23b,23cに入射した半導体レーザ21から
の出射光は、70%以上が0次光として透過し、その0
次光がコリメータレンズ24で平行光とされた後、対物
レンズ25により光磁気記録媒体31にスポットとして
照射される。また、偏光膜30を透過する半導体レーザ
21からの光は、プリズム22を経て光検出器35で受
光され、その出力に基づいて半導体レーザ21の出射光
のパワーが一定となるように制御される。
【0029】光磁気記録媒体31で反射される戻り光
は、再び対物レンズ25で集光され、コリメータレンズ
24を経て回折素子23のホログラム領域23b,23
cに入射し、その70%以上が0次光で透過し、残りの
一部が±1次回折光となる。ここで、ホログラム領域2
3bでの+1次回折光は、半導体基板27上に設けたパ
ラレルプリズム26−1を透過して、0次光に対し、d
×(n−1)の光路差をもって光検出器36−1の前方
に焦点を結んで、受光領域36a〜36cに入射する。
また、−1次回折光は、同様に半導体基板27上に設け
たパラレルプリズム26−2を透過して、0次光に対
し、d×(n−1)の光路差をもって光検出器36−2
の後方に焦点を結んで、受光領域36d〜36fに入射
する。
は、再び対物レンズ25で集光され、コリメータレンズ
24を経て回折素子23のホログラム領域23b,23
cに入射し、その70%以上が0次光で透過し、残りの
一部が±1次回折光となる。ここで、ホログラム領域2
3bでの+1次回折光は、半導体基板27上に設けたパ
ラレルプリズム26−1を透過して、0次光に対し、d
×(n−1)の光路差をもって光検出器36−1の前方
に焦点を結んで、受光領域36a〜36cに入射する。
また、−1次回折光は、同様に半導体基板27上に設け
たパラレルプリズム26−2を透過して、0次光に対
し、d×(n−1)の光路差をもって光検出器36−2
の後方に焦点を結んで、受光領域36d〜36fに入射
する。
【0030】同様に、ホログラム領域23cでの+1次
回折光は、パラレルプリズム26−1を透過して、0次
光に対し、d×(n−1)の光路差をもって光検出器3
7−1に入射し、−1次回折光は、パラレルプリズム2
6−2を透過して、0次光に対し、d×(n−1)の光
路差をもって光検出器37−2に入射する。
回折光は、パラレルプリズム26−1を透過して、0次
光に対し、d×(n−1)の光路差をもって光検出器3
7−1に入射し、−1次回折光は、パラレルプリズム2
6−2を透過して、0次光に対し、d×(n−1)の光
路差をもって光検出器37−2に入射する。
【0031】したがって、フォーカスエラー信号FES
は、受光領域36a〜26fのそれぞれの出力をIa〜
1fとすると、ビームサイズ法を用いて、 FES=(Ia+1e+1c)−(1d+Ib+1f) により得ることができる。また、トラッキングエラー信
号TESは、光検出器37−1,37−2のそれぞれの
出力をI1,I2とすると、プッシュプル法により、 TES=(Ia+Ib+1c+1d+1e+1f)−
(I1+I2) により得ることができる。
は、受光領域36a〜26fのそれぞれの出力をIa〜
1fとすると、ビームサイズ法を用いて、 FES=(Ia+1e+1c)−(1d+Ib+1f) により得ることができる。また、トラッキングエラー信
号TESは、光検出器37−1,37−2のそれぞれの
出力をI1,I2とすると、プッシュプル法により、 TES=(Ia+Ib+1c+1d+1e+1f)−
(I1+I2) により得ることができる。
【0032】また、ホログラム領域23b,23cを0
次光で透過する光磁気記録媒体31からの戻り光は、再
び偏光膜30に入射する。ここで、光磁気記録媒体31
には、情報が磁化の方向として記録されているので、光
磁気記録媒体31で反射される戻り光の偏光方向は、磁
化の方向に応じて反対方向にわずかに回転したものとな
る。したがって、再び偏光膜30に入射する光磁気記録
媒体31からの戻り光は、P偏光成分を含むことにな
る。この光磁気記録媒体31からの戻り光は、偏光膜3
0の作用により、S偏光成分の50%未満がプリズム2
2の第1の面22aを屈折透過し、P偏光成分の80%
以上がプリズム22の第1の面22aを屈折透過して、
一軸性複屈折結晶の作用により常光と異常光とに分離さ
れ、プリズム22の第2の面22bから出射される。
次光で透過する光磁気記録媒体31からの戻り光は、再
び偏光膜30に入射する。ここで、光磁気記録媒体31
には、情報が磁化の方向として記録されているので、光
磁気記録媒体31で反射される戻り光の偏光方向は、磁
化の方向に応じて反対方向にわずかに回転したものとな
る。したがって、再び偏光膜30に入射する光磁気記録
媒体31からの戻り光は、P偏光成分を含むことにな
る。この光磁気記録媒体31からの戻り光は、偏光膜3
0の作用により、S偏光成分の50%未満がプリズム2
2の第1の面22aを屈折透過し、P偏光成分の80%
以上がプリズム22の第1の面22aを屈折透過して、
一軸性複屈折結晶の作用により常光と異常光とに分離さ
れ、プリズム22の第2の面22bから出射される。
【0033】プリズム22の第2の面22bから出射さ
れる常光および異常光は、プリズム22の第1の面22
aを屈折透過することで、非点収差およびコマ収差が発
生し、その非点収差により常光および異常光が焦線状に
結像する位置近傍に配置された光検出器38の受光領域
38aおよび受光領域38bにそれぞれ入射する。ここ
で、プリズム22を構成する一軸性複屈折結晶の光学軸
22cは、光磁気記録媒体31からの戻り光の光軸に垂
直な面内で、S偏光方向に対して実質的に45°傾いて
いるので、戻り光の偏光方向は、光学軸22cに対して
角度が変化し、常光および異常光の強度が変化すること
になる。したがって、この強度変化を受光領域38a,
38bで検出すれば、光磁気記録媒体31に記録された
情報に対応する光磁気信号を得ることができる。すなわ
ち、光検出器38の受光領域38a,38bのそれぞれ
の出力をJa,Jbとすると、光磁気信号Sは、 S=Ja−Jb により得ることができる。
れる常光および異常光は、プリズム22の第1の面22
aを屈折透過することで、非点収差およびコマ収差が発
生し、その非点収差により常光および異常光が焦線状に
結像する位置近傍に配置された光検出器38の受光領域
38aおよび受光領域38bにそれぞれ入射する。ここ
で、プリズム22を構成する一軸性複屈折結晶の光学軸
22cは、光磁気記録媒体31からの戻り光の光軸に垂
直な面内で、S偏光方向に対して実質的に45°傾いて
いるので、戻り光の偏光方向は、光学軸22cに対して
角度が変化し、常光および異常光の強度が変化すること
になる。したがって、この強度変化を受光領域38a,
38bで検出すれば、光磁気記録媒体31に記録された
情報に対応する光磁気信号を得ることができる。すなわ
ち、光検出器38の受光領域38a,38bのそれぞれ
の出力をJa,Jbとすると、光磁気信号Sは、 S=Ja−Jb により得ることができる。
【0034】この実施形態によれば、回折素子23のホ
ログラム領域23cを、ここでの±1次回折光のコマ収
差を補正するような位相情報を含んだパターン形状で構
成したので、これら±1次回折光がそれぞれパラレルプ
リズム26−1,26−2を斜めに透過して光検出器3
7−1,37−2に入射しても、各光検出器37−1,
37−2上でのスポット径をそれぞれ小さくすることが
できる。したがって、光検出器37−1と光検出器36
−1との間隔、および光検出器37−2と光検出器36
−2との間隔をそれぞれ小さくできるので、装置を容易
に小型化することができると共に、FESおよびTES
を高精度で検出することができる。
ログラム領域23cを、ここでの±1次回折光のコマ収
差を補正するような位相情報を含んだパターン形状で構
成したので、これら±1次回折光がそれぞれパラレルプ
リズム26−1,26−2を斜めに透過して光検出器3
7−1,37−2に入射しても、各光検出器37−1,
37−2上でのスポット径をそれぞれ小さくすることが
できる。したがって、光検出器37−1と光検出器36
−1との間隔、および光検出器37−2と光検出器36
−2との間隔をそれぞれ小さくできるので、装置を容易
に小型化することができると共に、FESおよびTES
を高精度で検出することができる。
【0035】また、回折素子23による回折光の光路長
を補正する光学部材として、厚さd、屈折率nのパラレ
ルプリズム26−1,26−2を半導体基板27上に設
けたので、パラレルプリズム26−1,26−2の厚さ
d、屈折率nを適切に設定することにより、ホログラム
領域23b,23cでの±1次回折光の蹴られを生じさ
せることなく、回折素子23を薄くして、0次光と±1
次回折光との間に所望の光路差を持たせることができ
る。したがって、それぞれの光検出器36−1,36−
2、37−2,37−2および38を半導体基板27の
同一平面上に形成した構成で、光学設計の自由度を高め
ることができる。
を補正する光学部材として、厚さd、屈折率nのパラレ
ルプリズム26−1,26−2を半導体基板27上に設
けたので、パラレルプリズム26−1,26−2の厚さ
d、屈折率nを適切に設定することにより、ホログラム
領域23b,23cでの±1次回折光の蹴られを生じさ
せることなく、回折素子23を薄くして、0次光と±1
次回折光との間に所望の光路差を持たせることができ
る。したがって、それぞれの光検出器36−1,36−
2、37−2,37−2および38を半導体基板27の
同一平面上に形成した構成で、光学設計の自由度を高め
ることができる。
【0036】次に、図1に示した光ピックアップの組み
立て例について、図5、図6および図7を参照して説明
する。図1に示した光ピックアップは、例えば、図5に
示すように、半導体レーザ21、偏光膜30を設けたプ
リズム22、パラレルプリズム26−1,26−2、各
種の光検出器を形成した半導体基板27、台28および
ベース29を有するユニットを、パッケージ51に収納
し、このパッケージ51を図示しないピックアップ本体
に取り付ける。また、回折素子23はパッケージ51に
取り付け、コリメータレンズ24は図示しない保持部材
を介してピックアップ本体に取り付け、対物レンズ25
は、例えば、フォーカスおよびトラッキング方向に変位
可能にピックアップ本体に取り付けて組み立てる。
立て例について、図5、図6および図7を参照して説明
する。図1に示した光ピックアップは、例えば、図5に
示すように、半導体レーザ21、偏光膜30を設けたプ
リズム22、パラレルプリズム26−1,26−2、各
種の光検出器を形成した半導体基板27、台28および
ベース29を有するユニットを、パッケージ51に収納
し、このパッケージ51を図示しないピックアップ本体
に取り付ける。また、回折素子23はパッケージ51に
取り付け、コリメータレンズ24は図示しない保持部材
を介してピックアップ本体に取り付け、対物レンズ25
は、例えば、フォーカスおよびトラッキング方向に変位
可能にピックアップ本体に取り付けて組み立てる。
【0037】ここで、回折素子23は、上述したよう
に、光磁気記録媒体31で反射された戻り光を回折させ
て、所要の回折光を半導体基板27に形成した光検出器
36−1,36−2および光検出器37−1,37−2
に入射させることから、この回折素子23の取り付け位
置がずれると、光磁気記録媒体31からの戻り光が光検
出器36−1,36−2および光検出器37−1,37
−2上の所望の位置に入射しなくなる。そこで、この例
では、図6にパッケージ51の平面図をも示すように、
パッケージ51の上面に窓52を形成し、このパッケー
ジ51の上面に、図7に断面図をも示すように、窓52
を覆うように回折素子23を位置調整可能に取り付け
る。なお、図6では、回折素子23、プリズム22およ
びパラレルプリズム26−1,26−2の図示を省略
し、図7では、パラレルプリズム26−1の図示を省略
してある。
に、光磁気記録媒体31で反射された戻り光を回折させ
て、所要の回折光を半導体基板27に形成した光検出器
36−1,36−2および光検出器37−1,37−2
に入射させることから、この回折素子23の取り付け位
置がずれると、光磁気記録媒体31からの戻り光が光検
出器36−1,36−2および光検出器37−1,37
−2上の所望の位置に入射しなくなる。そこで、この例
では、図6にパッケージ51の平面図をも示すように、
パッケージ51の上面に窓52を形成し、このパッケー
ジ51の上面に、図7に断面図をも示すように、窓52
を覆うように回折素子23を位置調整可能に取り付け
る。なお、図6では、回折素子23、プリズム22およ
びパラレルプリズム26−1,26−2の図示を省略
し、図7では、パラレルプリズム26−1の図示を省略
してある。
【0038】また、回折素子23の位置決めを容易に行
い得るようにするため、回折素子23には、図3に示す
ように、ホログラム領域23b,23c以外の領域に位
置合わせマーク53a,53bを形成し、半導体基板2
7にも、図4にも示すように、位置合わせマーク54
a,54bを形成する。このようにして、回折素子23
の取り付けにあたっては、先ず、顕微鏡等によりパッケ
ージ51に収納した半導体基板27上の位置合わせマー
ク54a,54bを窓52を通して観察してそれらの位
置情報を得、その後、窓52上に回折素子23を載置し
て、同様に顕微鏡等により回折素子23上の位置合わせ
マーク53a,53bを観察してそれらの位置情報を
得、その位置合わせマーク53a,53bの位置情報
と、先に求めた半導体基板27上の位置合わせマーク5
4a,54bの位置情報とに基づいて、回折素子23の
位置を調整して固定する。
い得るようにするため、回折素子23には、図3に示す
ように、ホログラム領域23b,23c以外の領域に位
置合わせマーク53a,53bを形成し、半導体基板2
7にも、図4にも示すように、位置合わせマーク54
a,54bを形成する。このようにして、回折素子23
の取り付けにあたっては、先ず、顕微鏡等によりパッケ
ージ51に収納した半導体基板27上の位置合わせマー
ク54a,54bを窓52を通して観察してそれらの位
置情報を得、その後、窓52上に回折素子23を載置し
て、同様に顕微鏡等により回折素子23上の位置合わせ
マーク53a,53bを観察してそれらの位置情報を
得、その位置合わせマーク53a,53bの位置情報
と、先に求めた半導体基板27上の位置合わせマーク5
4a,54bの位置情報とに基づいて、回折素子23の
位置を調整して固定する。
【0039】ここで、回折素子23上の位置合わせマー
ク53a,53b、および半導体基板27上の位置合わ
せマーク54a,54bは、エッチングや金属のパター
ンニング等によって形成する。特に、回折素子23上の
位置合わせマーク53a,53bは、エッチングによっ
て形成するようにすれば、ホログラム領域23b,23
cの形成プロセスと同時に形成できる利点がある。ま
た、エッチングによって位置合わせマークを形成する場
合には、そのままでは観察しにくい場合があるので、例
えば、位置合わせマークの内側をエッチングによる格子
群とする。このようにすれば、顕微鏡等による観察が容
易になる。さらに、位置合わせマークの形状は、正方形
に限らず、観察時に認識し易い形状であれば任意の形
状、例えば、十字形、直線、長方形等にすることもでき
る。
ク53a,53b、および半導体基板27上の位置合わ
せマーク54a,54bは、エッチングや金属のパター
ンニング等によって形成する。特に、回折素子23上の
位置合わせマーク53a,53bは、エッチングによっ
て形成するようにすれば、ホログラム領域23b,23
cの形成プロセスと同時に形成できる利点がある。ま
た、エッチングによって位置合わせマークを形成する場
合には、そのままでは観察しにくい場合があるので、例
えば、位置合わせマークの内側をエッチングによる格子
群とする。このようにすれば、顕微鏡等による観察が容
易になる。さらに、位置合わせマークの形状は、正方形
に限らず、観察時に認識し易い形状であれば任意の形
状、例えば、十字形、直線、長方形等にすることもでき
る。
【0040】上述した組み立て例において、パッケージ
51に形成した窓52は、半導体レーザ21からの出射
光および光磁気記録媒体31からの戻り光をそれぞれ通
過させるだけでなく、半導体基板27上の位置合わせマ
ーク54a,54bを観察する際にも使用される。した
がって、窓52の中心は、半導体レーザ21の出射光軸
から、位置合わせマーク54a,54b側にシフトして
いるのが望ましい。すなわち、図7に示すように、窓5
2を通過する半導体レーザ21の出射光軸をOとし、こ
の出射光軸Oから、回折素子23による回折方向とほぼ
直交する方向での窓52の一方の端部(半導体レーザ2
1側)までの距離をb、他方の端部(光検出器35側)
までの距離をcとし、さらに、半導体レーザ21から偏
光膜30までの光路長をa、偏光膜30から回折素子2
3までの光路長をh、使用する有効光束相当のレーザ光
の拡がり角をθとするとき、b<cで、かつ、(a+
h) tanθ≦bを満足するようにする。
51に形成した窓52は、半導体レーザ21からの出射
光および光磁気記録媒体31からの戻り光をそれぞれ通
過させるだけでなく、半導体基板27上の位置合わせマ
ーク54a,54bを観察する際にも使用される。した
がって、窓52の中心は、半導体レーザ21の出射光軸
から、位置合わせマーク54a,54b側にシフトして
いるのが望ましい。すなわち、図7に示すように、窓5
2を通過する半導体レーザ21の出射光軸をOとし、こ
の出射光軸Oから、回折素子23による回折方向とほぼ
直交する方向での窓52の一方の端部(半導体レーザ2
1側)までの距離をb、他方の端部(光検出器35側)
までの距離をcとし、さらに、半導体レーザ21から偏
光膜30までの光路長をa、偏光膜30から回折素子2
3までの光路長をh、使用する有効光束相当のレーザ光
の拡がり角をθとするとき、b<cで、かつ、(a+
h) tanθ≦bを満足するようにする。
【0041】なお、この発明は上述した実施形態にのみ
限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能
である。例えば、プリズム22は、ニオブ酸リチウムに
限らず、他の一軸性複屈折結晶、例えば、水晶、ルチ
ル、方解石、KDP(KH2 PO4 )、ADP(NH4
H2 PO4 )、MgF2 等をもって構成することもでき
る。また、上述した実施形態では、半導体レーザ21か
らの出射光を、偏光膜30を設けたプリズム22の第1
の面22aで、光磁気記録媒体31の記録面に対してほ
ぼ垂直方向に反射させて、光磁気記録媒体31に照射す
るようにしたが、例えば、対物レンズ25とコリメータ
レンズ24との間にミラーを設けて、光軸を90°曲げ
ることもできる。このようにすれば、光ピックアップの
薄型が可能になると共に、対物レンズ25およびミラー
のみを、光磁気記録媒体31の情報トラックを横切る方
向に移動させるようにすることもでき、これにより光ピ
ックアップ全体を移動させて任意の情報トラックをアク
セスする場合に比べて、高速アクセスを可能にすること
ができる。また、この発明は、光磁気記録媒体に限ら
ず、光ディスク等の光記録媒体を用いる場合にも有効に
適用することができる。この場合には、光検出器38の
受光領域38a,38bの出力の和に基づいて光記録媒
体に記録されている情報を検出することができる。
限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能
である。例えば、プリズム22は、ニオブ酸リチウムに
限らず、他の一軸性複屈折結晶、例えば、水晶、ルチ
ル、方解石、KDP(KH2 PO4 )、ADP(NH4
H2 PO4 )、MgF2 等をもって構成することもでき
る。また、上述した実施形態では、半導体レーザ21か
らの出射光を、偏光膜30を設けたプリズム22の第1
の面22aで、光磁気記録媒体31の記録面に対してほ
ぼ垂直方向に反射させて、光磁気記録媒体31に照射す
るようにしたが、例えば、対物レンズ25とコリメータ
レンズ24との間にミラーを設けて、光軸を90°曲げ
ることもできる。このようにすれば、光ピックアップの
薄型が可能になると共に、対物レンズ25およびミラー
のみを、光磁気記録媒体31の情報トラックを横切る方
向に移動させるようにすることもでき、これにより光ピ
ックアップ全体を移動させて任意の情報トラックをアク
セスする場合に比べて、高速アクセスを可能にすること
ができる。また、この発明は、光磁気記録媒体に限ら
ず、光ディスク等の光記録媒体を用いる場合にも有効に
適用することができる。この場合には、光検出器38の
受光領域38a,38bの出力の和に基づいて光記録媒
体に記録されている情報を検出することができる。
【0042】
【発明の効果】この発明によれば、光記録媒体で反射さ
れる戻り光を回折させて光検出器に導く回折素子を、光
検出器に形成される回折光のスポットのコマ収差を補正
する位相情報を含むパターン形状を有して構成したの
で、光検出器上でのスポット径を小さくできる。したが
って、光ピックアップを小形にできると共に、所望のエ
ラー信号を高精度で検出することができる。
れる戻り光を回折させて光検出器に導く回折素子を、光
検出器に形成される回折光のスポットのコマ収差を補正
する位相情報を含むパターン形状を有して構成したの
で、光検出器上でのスポット径を小さくできる。したが
って、光ピックアップを小形にできると共に、所望のエ
ラー信号を高精度で検出することができる。
【図1】この発明の第1実施形態の構成を示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】同じく、第1実施形態の構成を示す図である。
【図3】図1に示す回折素子の平面図である。
【図4】図1に示す半導体基板の平面図である。
【図5】図1に示す光ピックアップの組み立て例を説明
するための図である。
するための図である。
【図6】図5に示すパッケージの平面図である。
【図7】図5に示すパッケージの概略断面図である。
【図8】本出願人が先に提案した光ピックアップの構成
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図9】図8の部分詳細図である。
【図10】本出願人が先に開発した光ピックアップの部
分詳細図である。
分詳細図である。
21 半導体レーザ 22 プリズム 23 回折素子 23b,23c ホログラム領域 24 コリメータレンズ 25 対物レンズ 26−1,26−2 パラレルプリズム 27 半導体基板 28 台 29 ベース 30 偏光膜 31 光磁気記録媒体 35,36−1,36−2,37−1,37−2,3
8,39 光検出器 51 パッケージ 52 窓 53a,53b,54a,54b 位置合わせマーク
8,39 光検出器 51 パッケージ 52 窓 53a,53b,54a,54b 位置合わせマーク
Claims (3)
- 【請求項1】 光源と、 この光源の近傍に配置した光検出器と、 前記光源からの出射光を記録媒体に集束させる集光レン
ズと、 この集光レンズと前記光源との間に配置され、前記光記
録媒体で反射される戻り光を回折させて前記光検出器に
導く回折素子とを有し、 この回折素子は、前記光検出器に形成される回折光のス
ポットのコマ収差を補正する位相情報を含むパターン形
状を有することを特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項2】 請求項1記載の光ピックアップにおい
て、 前記回折素子と前記光検出器との間に、前記回折素子に
よる回折光の光路長を補正する光学部材を設けたことを
特徴とする光ピックアップ。 - 【請求項3】 請求項1または2記載の光ピックアップ
において、前記回折素子は、 Ax+Bx(x2 +y2 )−Nλ=0 ただし、A,B;定数 x,y;回折素子面内の座標位置 N;整数 λ;光源の波長 で表されるパターン形状を有することを特徴とする光ピ
ックアップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8319590A JPH10162425A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 光ピックアップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8319590A JPH10162425A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 光ピックアップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10162425A true JPH10162425A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18111974
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8319590A Pending JPH10162425A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 光ピックアップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10162425A (ja) |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP8319590A patent/JPH10162425A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041001 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20041012 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041207 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050315 |