JPH10162354A - ガラス基板を用いた磁気ディスク媒体の製造方法 - Google Patents
ガラス基板を用いた磁気ディスク媒体の製造方法Info
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- JPH10162354A JPH10162354A JP31582496A JP31582496A JPH10162354A JP H10162354 A JPH10162354 A JP H10162354A JP 31582496 A JP31582496 A JP 31582496A JP 31582496 A JP31582496 A JP 31582496A JP H10162354 A JPH10162354 A JP H10162354A
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Abstract
着色剤を十分に加えることなしに、エネルギー線照射に
よりテクスチャーを形成できる磁気ディスク媒体の製造
方法を提供する。 【解決手段】 ガラス自体の光吸収能を使わずに、基板
表面に各種レーザ波長に対する不透明なエネルギー吸収
膜を形成し、レーザのエネルギーを基板表面に伝え、そ
の熱エネルギーを効果的にテクスチャー形成に利用する
技術である。具体的には、一般に磁気ディスク基板に形
成されている下地膜+磁性膜や、下地膜+磁性膜+保護
膜の多層膜上にレーザを照射して膨らみを形成しテクス
チャーとした。
Description
た磁気ディスク媒体の製法に関するものである。より具
体的には、エネルギー線を照射することによりガラス基
板表面を膨張させ、その膨らみをテクスチャーとして応
用する技術に関するものである。
スクが静止しているときに磁気ヘッドがディスク表面に
接触し、ディスクが起動および停止時には磁気ヘッドが
ディスク表面を接触しながら摺動するCSS(Contact
Start Stop)方式と呼ばれる機構が多く使用されてい
る。
動および停止時に生ずるスティクションの防止や摩擦力
の軽減のために、「テクスチャー」と呼ばれる適切に微
細に粗れた表面凹凸(凸部のみでもよい)が、ディスク
上に形成されている。このテクスチャーは、ディスクの
磁気層が形成された主表面の全面あるいは一部分に形成
される。テクスチャーが一部分(CSSゾーン)にのみ
形成されている場合、磁気ヘッドはCSS動作時の適切
な時期に、テクスチャーが形成されたCSSゾーンまで
移動する。また、ディスクが回転中に、電源が切れたよ
うな場合にも、CSSゾーンに移動するようになってい
る。
れている場合には、残りの部分は鏡面状の平滑さを保つ
ことができるため、磁気ヘッドの低浮上化が可能とな
る。このため、磁気ディスク装置の高記録密度化に適し
ている。
としては、アルミ基板上に研磨テープを用いて同心円状
に表面を傷つけるもの(メカニカルテクスチャー)や、
低融点金属をスパッタ法等により成膜することで、金属
が島状に形成される現象を利用するもの(例えば、特開
平3−73419号や特開平8−180407号)が広
く使われている。ところが近年の磁気ディスクの高密度
化に伴い、磁気ヘッドと磁気ディスクとの距離をより狭
くする方向に進み、上記技術による対応が難しくなりつ
つある。
ー技術の開発が盛んになっている。例えば、米国特許第
5062021号および第5108781号は、アルミ
基板の金属表面に、凹部とその周囲に形成されるリング
状の突起からなるピットを形成するプロセスを開示して
いる(図4参照)。前記2つの特許は、Ndをドープし
たYAGレーザを使用して必要な表面粗さを作り出す方
法を開示している。また、ガラス基板上へのCO2 レー
ザによるテクスチャー形成する方法もある。
iPを成膜した基板に対しレーザを照射したものであ
り、その形成されるテクスチャー形状は、すべて凹部の
もの、凹部とその周囲にリング状の突起を伴うもの、あ
るいは中心部が突起でその周囲は窪んでいるというタイ
プのものである。
金属溶融による物質移動に基づいているためであるが、
このような形状では、磁気ヘッドとテクスチャーとの接
触面積が増えるのと同時に、基板最表面に塗布されてい
る潤滑剤がテクスチャーの窪みに溜り、それが原因で磁
気ヘッドが吸着してしまうことになる。その結果、凹部
を持たず凸部だけのドーム型のテクスチャーに比べて、
初期摩擦係数が大きくなってしまうという不具合点があ
る(図3参照)。
たテクスチャーの多くは、ドーム型のものが多い。これ
は、後述するようにガラス基板の持つ特異な性質によ
る。ガラス基板上へのレーザテクスチャーの事例は、特
開平7−182655号(EP公開公報0652554
A1)に開示されている。これらの特許の特徴として
は、ガラス基板へ直接レーザを当てていることであり、
そのテクスチャー形成メカニズムにはガラスのレーザ光
吸収という現象が含まれている。そのため、レーザの波
長域とガラス中に含まれている着色剤の選択が重要な要
素として挙げられる。
したテクスチャー形成技術については以下に挙げるもの
がある。
板、磁性層または下地層の表面に、エネルギー線を照射
し該表面を局所的に溶融し、溶融時の表面張力を利用し
て凸状突起を形成するという方法を開示している。
板上に金属膜をつけ、その上にレーザを照射するという
方法を開示している。この場合、レーザによって前記金
属膜を溶融し加工している。
吸収性元素または化合物をガラスまたは樹脂基板に添加
し、それにレーザ光を照射して該表面を局所的に溶融ま
たは軟化させ突起を形成した後、磁性層を成膜する方法
が開示されている。
板をシアニン色素溶液に浸漬してレーザ光吸収膜とし
て、それにレーザを照射してテクスチャーを形成し、そ
の後前記膜を除去してから、下地膜、磁性膜、保護膜を
成膜する方法が開示されている。
収させテクスチャーを形成する場合には、使用するレー
ザ波長域に合わせてガラスが前記レーザー光に対して吸
収能を有していないといけない。つまりガラスを着色す
る必要がでてくる。なお、上記の特開平8−28745
7号に開示された技術は、このことに関連している。
窯にて高温に熱し、融けた素地を棒状にするか板状にす
る方法、あるいは素地を押しつぶして板状にしてから加
工するプレス法や、フロート法と呼ばれる方法などが挙
げられる。
融解した後、溶融錫の浴槽に素地を浮かべることによっ
て平坦な板状に成形する方法である。この方法は、建築
や自動車等で広く大量に使用されているガラス板を作製
する方法として確立されたものである。
り、この製法よるガラス板を磁気ディスク用ガラス基板
として利用することは、コストの点で大きなメリットと
なる。またフロート法による基板は、ガラス内の残留応
力がよく解放されており、ディスク基板に加工する際
(切断工程や研磨工程)に割れなどを生じることが少な
い。このため、磁気ディスク用ガラス基板の素板として
最適である。
を製造する場合には、様々な困難が伴う。特に、ガラス
原料を溶解する際にバーナー加熱による赤外線を利用す
るとき素地自体が赤外線を吸収する場合には、素地内部
の温度が低下し、品質劣化を招いてしまう。このため、
フロート法によって製造できる着色ガラスには制約が多
い。
ガラスを製造するには、Se等の有毒な物質を導入する
場合もある。その場合、環境問題上その分量は極力少な
くしなくてはならないため、あまり吸収係数を大きくす
ることができない場合もある。
つガラス板を製造するには、ガラス中に着色剤を含ませ
ることはあまり好ましくない。そこで、このガラス基板
にレーザを照射してテクスチャーを形成する場合には、
着色剤による光吸収を用いずにガラスを加熱する技術が
必要となってくる。
ける着色剤の影響について述べたが、フロート法以外の
上述した製法によるガラス基板においても、意図的に着
色することによるガラス板製造時の困難性を有している
ことはいうまでもない。例えば、バーナ加熱の使用する
場合、赤外線吸収の問題を解決するために、電気抵抗加
熱を併用するなど、着色剤を多く含んだガラス素地を均
一に効率よく加熱するための工夫が必要となる。これら
はコスト高につながってしまう。
れた技術では、非磁性基板、磁性層または下地層の表面
に、エネルギー線を照射し該表面を局所的に溶融し、溶
融時の表面張力を利用して凸状突起を形成することによ
って、テクスチャーを形成している。つまり非磁性基
板、磁性層または下地層のいずれか、あるいはその組み
合わせたものが、溶融するとしている。しかしながら、
特に非磁性基板の表面の溶融による膨らみの形成につい
ては、具体的には何も述べられていない。ガラス上のN
iP下地層の溶融による突起の形成について、実施例で
述べられているだけである。
磁性基板上に金属膜をつけ、その上にレーザを照射する
という方法を開示している。この場合、レーザのエネル
ギーを熱に変換し、前記金属膜を溶融することによって
加工している。なお、「基板の種類においては、非磁性
基板も局所的に溶融、変形することもある。」と記載さ
れているが、具体的な非磁性基板材料の特定やその形成
メカニズムについては何も開示されていない。
ーザ光吸収膜にレーザ光を照射してテクスチャーを形成
後、前記レーザ光吸収膜を除去してから、下地膜、磁性
膜、保護膜を成膜する技術が開示されている。この「レ
ーザ光吸収膜」は具体的には、シアニン系、フタロシア
ニン系等のレーザ吸収性色素が例示されている。また、
金属薄膜も用いることができる旨の記載がある。この開
示された技術ではテクスチャーを形成後、前記吸収膜を
除去する必要があり、その工程が複雑となっている。さ
らに前記吸収膜の残渣や、その除去工程に起因する歩留
りの低下も懸念される。
線吸収を目的とした着色剤を十分に加えることなしに、
エネルギー線照射によりテクスチャーを形成できる磁気
ディスク媒体の製造方法を提供することにある。
解決するためになされたもので、ガラス自体の光吸収能
を使わずにレーザのエネルギーを基板表面に伝え、その
熱エネルギーを効果的にテクスチャー形成に利用する技
術である。
るためには、基板表面に各種レーザ波長に対する不透明
なエネルギー吸収膜を形成すればよい。
表面に下地膜、磁性膜、保護膜が形成されている。そこ
で本発明者は、これらの膜が上記耐熱性の不透明膜とし
て利用できないか考えた。この不透明膜に要求される機
能は以下の通りである。 1)レーザ光を吸収することによって熱を発生すること 2)発生した熱によって、膜が融解、昇華しないこと。
または昇華してもその膜がレーザ照射時間内で残存する
程度の膜厚を有すること。 3)発生した熱を伝導できること
成されている下地膜+磁性膜、や下地膜+磁性膜+保護
膜の多層膜が上記条件を満たすことを実験により明らか
にした。
ギー線をスポット照射され、そのエネルギーを吸収する
ことによって発生した熱は、この膜を伝導してガラス基
板最表面に伝えられる。このとき、局所的に加熱された
ガラス基板は熱膨張をおこすが、その膨張のメカニズム
はガラスの場合特有である。一般に、ガラスはガラス軟
化点温度を超えると、粘性を持った流体としての特性を
示す。温度がさらに上昇すると粘性は低下する。もちろ
ん、温度に対応してガラス内の分子は運動を行い、温度
が上昇すると共にその体積は増加する。その後ガラスが
急冷されると、ガラス内部の分子運動の持つエントロピ
ーに対してガラス粘性による抵抗が大きくなり、ある一
定温度での熱分子運動の状態のまま固化してしまう。そ
のため、その部分のガラスはエネルギー線照射前に比べ
て体積が大きくなっている。これがガラス表面にエネル
ギー線を照射すると、ドーム状の膨らみが形成される理
由である。
ネットワークを支えるために、骨格の隙間にさまざまな
イオンを含んでいる。ソーダライムの場合にはNa、
K、Ca、Mg、Alの各イオンが包含されており、こ
のうち基板最表面のイオンをより半径の大きなものと置
換することによって、基板表面に圧縮応力を加えること
ができる。これを化学強化という。レーザ照射によって
ガラス基板表面が加熱されると、この化学強化によって
導入された圧縮応力が解放されるために、先に述べた熱
による体積膨張とあいまってさらに大きな膨らみを形成
することができる。
縮応力を加えることと共に、高温域での粘性を低く保つ
ことが重要となる。高温域における粘性が高いと、分子
運動に対して十分な体積膨張を行うことが難しくなる。
仮に無理に分子運動を高めようとすると、温度が上がり
すぎてしまい、場合によってはガラスが蒸発したり、突
沸を起して穴が形成されてしまう。したがって、基板材
料としてガラス組成は重要である。
下地膜、磁性膜、保護膜が形成され、さらに表面に微小
突起が多数形成されたテクスチャーを有する磁気ディス
ク媒体の製造方法において、前記基板はガラス基板であ
り、該基板上にエネルギー線を吸収しそのエネルギーを
熱に変換しうる膜を形成し、前記膜表面にエネルギー線
を照射集束することで膜表面のごく微小な領域を高温に
し、その熱によって前記膜下の前記ガラス基板表面が加
熱され膨張し、その後急冷されることで前記基板表面に
膨らみを形成しテクスチャーとすることを特徴とした磁
気ディスク媒体の製造方法である。
を熱に変換しうる膜は、磁気ディスクの下地膜、磁性
膜、保護膜を組み合わせた多層膜である請求項1に記載
の磁気ディスク媒体の製造方法である。請求項3に記載
の発明は、前記エネルギー線として、Ndをドープした
固体レーザの基本波、前記基本波と波長変換素子を用い
て発生させた二次高調波、四次高調波、または炭酸ガス
レーザを用いる請求項1から2のいずれかに記載の磁気
ディスク媒体の製造方法である。
は、アルミノシリケートガラス、またはソーダライムガ
ラスである請求項1から3のいずれかに記載の磁気ディ
スク媒体の製造方法である。
リケートガラスの組成が重量%で、 58 ≦ SiO2 ≦ 66, 13 ≦ Al2O3≦ 19, 3 ≦ Li2O ≦ 4.5, 6 ≦ Na2O ≦ 13, 0 ≦ K2O ≦ 5, 10 ≦ R2O ≦ 18, (ただし、R2O=Li2O+Na2O+K2O) 0 ≦ MgO ≦ 3.5, 1 ≦ CaO ≦ 7, 0 ≦ SrO ≦ 2, 0 ≦ BaO ≦ 2, 2 ≦ RO ≦ 10, (ただし、RO=MgO+CaO+SrO+BaO)の
範囲内である請求項4に記載の磁気ディスク媒体の製造
方法である。
ムガラスの組成が重量%で、 70 ≦ SiO2 ≦ 74, 0 ≦ Al2O3≦ 2.5, 3.0≦ MgO ≦ 4.5, 6.5≦ CaO ≦ 9.5, 12 ≦ Na2O ≦ 14, 0 ≦ K2O ≦ 1.2, の範囲である請求項4に記載の磁気ディスク媒体の製造
方法である。
表面には、化学強化が施されている請求項1から6のい
ずれかに記載の磁気ディスク媒体の製造方法である。
ーは、CSSゾーンにのみ形成する請求項1から7のい
ずれかに記載の磁気ディスク媒体の製造方法である。
ーは、CSSゾーンとデータゾーンに形成する請求項1
から7のいずれかに記載の磁気ディスク媒体の製造方法
である。請求項10に記載の発明は、前記テクスチャー
は、データゾーンに形成する請求項1から7のいずれか
に記載の磁気ディスク媒体の製造方法である。
詳細に説明する。使用する基板は、熱によって膨張する
物質であるり、かつ急冷により非可逆に体積膨張するガ
ラス基板が最も適した材料である。ガラスには様々な種
類のものがあるが、ここでは高温域での粘性特性に着目
して、ソーダライムガラスやアルミノシリケートガラス
が好適に選択される。
る。まず、ソーダライムガラスでは、酸化珪素が70重
量%以下であるとガラスの強度、化学的耐久性が劣化し
てしまい、74重量%以上であると溶融が困難となる。
酸化アルミニウムが2.5重量%以上であると溶融が困
難となる。酸化マグネシウムが3重量%以下であると溶
融が困難になると同時に結晶化しやすくなり、一方4.
5重量%以上であるとやはり結晶化しやすくなる。酸化
ナトリウムが12重量%以下であると溶融が困難とな
り、一方14重量%以上であると化学的耐久性が劣化す
る。酸化カリウムが1.2重量%以上であると溶融しに
くくなると同時にコストが高くなる。
ど、ガラスの着色にかかわる成分が多く含まれると、赤
外領域の吸収が大きくなりすぎ、溶融や成形時にガラス
の温度分布を調節できなくなり、品質の悪化を招くこと
になる。したがって、製造コストが上昇しない範囲で、
これらの成分はできるだけ少ない方が好ましい。
て酸化鉄が0.1%程度含まれている。このため、酸化
鉄を0.1重量%以下にしようとするとコストが高くな
ってしまうので、フロート法によるガラス製造における
品質の劣化を招かない範囲で、酸化鉄を含むことはかま
わない。
述べる。酸化珪素はガラスの主要成分であり、必須の構
成成分である。その含有量が58重量%未満の場合、イ
オン交換後の耐水性が悪化し、66重量%を越える場
合、ガラス融液の粘性が高くなりすぎ、溶融や成形が困
難になるとともに、膨張係数が小さくなりすぎる。
し、イオン交換後の耐水性を向上させるために必要な成
分である。その含有量が13重量%未満の場合、そのよ
うな効果が不十分であり、19重量%を越える場合、ガ
ラス融液の粘性が高くなりすぎ、溶融や成形が困難にな
るとともに、膨張係数が小さくなりすぎる。
須の構成成分であるとともに、溶解性を高める成分であ
る。その含有量が3重量%未満の場合、イオン交換後の
表面圧縮応力が十分得られず、また溶解性も悪く、4.
5重量%を越える場合、イオン交換後の耐水性が悪化す
るとともに、液相温度が上がり、成形が困難となる。
る。その含有量が6重量%未満の場合、その効果が不十
分であり、13重量%を越える場合、イオン交換後の耐
水性が悪化する。
が、イオン交換後の表面圧縮応力が低下するため必須成
分ではない。このため、その含有量は5重量%以下が好
ましい。
酸化カリウムの合計R2O が、9重量%未満の場合、ガ
ラス融液の粘性が高くなりすぎ、溶融や成形が困難とな
るとともに、膨張係数が小さくなりすぎ、18重量%を
越える場合、イオン交換後の耐水性が悪化する。
あり、3. 5重量%を越える場合、液相温度が上がり、
成形が困難になる。
るとともに、イオン交換速度を調整するための必須成分
である。その含有量が1重量%未満の場合、その効果が
十分ではなく、7重量%を越える場合、液相温度が上が
り、成形が困難になる。
あるとともに、液相温度を下げるのに有効な成分であ
る。それらの含有量は2重量%を越える場合、ガラスの
密度が大きくなるとともに、製造コストが上昇する。
の合計ROが、2重量%未満の場合、ガラス融液の粘性
が高くなりすぎ、溶融や成形が困難となり、10重量%
を越える場合、液相温度が上がり、成形が困難となる。
ど、ガラスの着色にかかわる成分が多く含まれると、赤
外領域の吸収が大きくなりすぎ、溶融や成形時にガラス
の温度分布を調節できなくなり、品質の悪化を招くこと
になる。したがって、製造コストが上昇しない範囲で、
これらの成分はできるだけ少ない方が好ましい。
て酸化鉄が0.1%程度含まれている。このため、酸化
鉄を0.1重量%以下にしようとするとコストが高くな
ってしまうので、フロート法によるガラス製造における
品質の劣化を招かない範囲で、酸化鉄を含むことはかま
わない。
においては、50〜350℃の温度範囲における平均線
熱膨張係数が80×10-7/K以上であり、さらに84
×10-7/K以上であることが好ましい。
に酸化ジルコニウム(ZrO2 )を含有しておらず、し
たがって、ガラス組成物の溶融温度(102 ポイズの粘
性を有する温度)を1550℃以下で、作業温度(10
4 ポイズの粘性を有する温度)を1100℃以下に設定
することができ、しかも液相温度を作業温度以下にする
ことができる。さらに、ガラス組成物の溶融温度(10
2 ポイズの粘性を有する温度)が1540℃以下で、作
業温度(104 ポイズの粘性を有する温度)が1055
℃以下であり、しかも液相温度が作業温度以下であるこ
とが好ましい。このような条件下では、ガラス基板をフ
ロート法により容易に製造でき、高平坦性を有する高品
質のガラス基板を得ることができる。
イムガラスやアルミノシリケートガラスの場合には、基
本組成に含まれているナトリウムイオンを、よりイオン
半径の大きなカリウムイオンと交換することによって実
現する。具体的には、硝酸カリウムの溶融塩(温度40
0℃前後)の中にガラスを浸すことにより実現する。も
ちろん、浸漬時間と温度によって強化応力の入り方に違
いが現れるが、レーザテクスチャーを形成する場合に
は、その形成メカニズムから強化温度が高く、強化時間
が長い方がよいといえる。
ダライムガラスに比べて強化しやすいガラスなので、レ
ーザテクスチャー用ガラスとして適していると言える。
これは、アルミノシリケートガラスの場合にはリチウム
イオンがナトリウムイオンに交換することでも化学強化
されるからである。
磁性膜、保護膜について述べる。ソーダライムガラスや
アルミノシリケートガラスの軟化点温度が500〜60
0℃であり、その後粘性が低くなる温度域が1000℃
前後であることから、下地膜、磁性膜、保護膜の融点が
1000℃以上であることが望ましい。
られるTi膜、Ti系合金膜、Cr膜、Cr系合金膜、
Ni−P膜等が挙げられる。さらに磁性膜としては、一
般に用いられているCoNiCr膜,CoCrTa膜,
CoCrTaPt膜等が挙げられる。さらに、保護膜と
しては具体的に、スパッタ法によるC膜、ダイヤモンド
状炭素膜(DLC膜)、C−Si膜、CN膜等を挙げる
ことができる。
磁気膜の内部で溶融しても、保護膜が破壊されることが
なければ、テクスチャー形成に関しては影響がないとい
える。また、CSSゾーンにのみテクスチャーを形成す
る場合は、その部分の磁気特性は考慮しなくてもよい。
したがって、下地膜や磁気膜は上述の制約を受けなくて
その構成材料を選択することができる。
る場合でも、後述する実施例で明らかなように、テクス
チャーが形成されることが確認された。ただし、レーザ
照射により潤滑剤自体の変性や変質を避けたい場合に
は、テクスチャー形成後、潤滑剤を塗布することが望ま
しい。
明に使用されるエネルギー線としては、レーザ、電子
線、X線等が挙げられる。このなかでも、レーザ、特に
パルスレーザが好適に使用される。
いるエネルギー線はNdドープの固体レーザで、特にY
AG系のレーザが使われている。さらに、このNd:Y
AGレーザにKTP等の非線形光学結晶を用いて二次高
調波を発生させているところもある。ただし、今後高密
度化に対応するためには、テクスチャー形状はより小さ
なものが望ましい。その場合には、BBO等の非線形光
学結晶を用いて四次高調波を用いる。これは、短い波長
のレーザ光を用いることで集光スポット径を小さくする
ことができるからである。
激減するが、基板表面のエネルギー吸収体の効用により
小さなレーザ出力でも十分テクスチャーを形成できる。
さらに現時点で、四次高調波のエネルギーばらつきは±
0.3%のものが得られており(Light Wave
社SHGレーザ+BBO結晶)、テクスチャーばらつき
への影響は十分小さい。
れぞれで、テクスチャーの粗さをその目的に応じて変化
させることが望ましい。さらに、その境界でヘッドのフ
ライングハイトが大きく変化することのないように、テ
クスチャーの粗さが連続的に変化していることが望まし
い。
チャーを形成すれば、磁性膜を溶融することがないの
で、磁気特性の劣化を極力防ぐことができる。また何ら
かの原因で、ヘッドが瞬間的にデータゾーンに墜落する
ことがあっても、ヘッドの吸着等の不具合を防ぐことが
できる。
説明する。なお、本発明はそれら実施例に限定されるも
のではない。
フロート法で製造された基板を使用して、内径20m
m、外径65mm、板厚0.635mmのドーナッツ状
円板に加工し、その表面を精密研磨した後、硝酸カリウ
ム溶融塩中に浸漬して化学強化を施し作製された。
成で磁性膜を形成し、磁気ディスク媒体を作製した。
スチャーの形成を試みた。Nd:YAGを基本波とし、
KTP結晶、BBO結晶を通して四次高調波(266n
m)を照射した。使用レーザはLightWave社の
210Gで、二次高調波を出力する。最大出力は2W/
10kHzである。その後、BBO結晶に通し四次高調
波を得た。レーザ出力は繰り返し周波数によって可変
し、出力はNewport社製のModel1825C
+833UVディテクターを用いて測定した。テクスチ
ャー高さの測定には、米国Zygo社のフィゾー干渉計
(対物40倍)を用い、断面によるピーク位置を手動に
より測定した。測定ポイントは20点でその平均を示し
ている。レーザ出力に対するテクスチャー高さの関係を
表2に示す。
観察写真を示す。これは、微分干渉顕微鏡を用いて撮影
したものである。撮影倍率は400倍である。レーザ出
力が12.8mWの時のものである。なお、このテクス
チャーの高さばらつきは標準偏差/高さ平均で6%であ
る。
ィスク媒体を作製することができた。
によって、テクスチャーが形成できるかどうかを調べ
た。使用したガラス基板は実施例1と同じである。な
お、保護膜はダイヤモンド状炭素(DLC)膜とした。 1) DLC 18nm 潤滑層あり(Z−Dol) 2) DLC 18nm 潤滑層なし DLC保護膜の磁性膜以下の構成は以下の通り。
し、KTP結晶、BBO結晶を通して四次高調波(26
6nm)を照射した。使用レーザはLightWave
社の210Gで、二次高調波を出力した。最大出力は2
W/10kHz。その後、BBO結晶に通し四次高調波
を得た。レーザ出力は12.8mWである。その他の条
件は実施例1と同じであった。保護膜の種類とテクスチ
ャー高さの結果を表3に示す。
テクスチャーが形成されることが分かった。また、DL
C膜の場合、潤滑層のない方が若干テクスチャー高さが
低くなる傾向にあることが分かった。
ィスク媒体を作製することができた。
は実施例1と同じ条件で、テクスチャーの形成を試み
た。その結果、同様にテクスチャーの形成が確認され
た。
のような効果が奏せられる。請求項1に記載の発明によ
れば、ガラス基板にエネルギー線の吸収能を基板自体に
求めることなく膨らみを形成することができテクスチャ
ーとすることが可能となる。したがって、ガラス自体に
エネルギー線の吸収能を持たせる必要がないので、ガラ
ス中に着色剤を意識的に含ませる必要がなく、ソーダラ
イムシリケートガラスやアルミノシリケートガラスを、
フロート法で容易に製造することができる。
線の吸収に比して、エネルギー吸収能が高いので、エネ
ルギー線源には出力の小さいものも適用可能となる。ひ
いては、装置コストを低減することや、加工の時間を短
縮することも可能である。
スク媒体に必ず形成される下地膜、磁気膜、保護膜を、
エネルギー線吸収膜とすることができるため、例えば一
連のスパッタ法による磁気ディスク製造工程の後に、レ
ーザ照射するだけでテクスチャー付の磁気ディスク媒体
を製造することができる。
く用いられているレーザ装置を利用してテクスチャーを
形成することができる。さらに、波長変換素子を併用す
ることで、さらに微小なテクスチャーを形成することが
できる。
られているガラスを用いてディスク基板とすることがで
きる。
確立されているフロート法によりアルミノシリケートガ
ラスを製造することができ、そのガラス板を用いてディ
スク基板とすることができる。
確立されているフロート法によりソーダライムシリケー
トガラスを製造することができ、そのガラス板を用いて
ディスク基板とすることができる。
板において、レーザエネルギーにより発生した熱によっ
て、ガラス基板表面に付与された圧縮応力を解放させる
ことができ、体積膨張をさらに効果的に起すことが可能
になる。
ーンにのみテクスチャーを形成するので、データゾーン
におけるヘッドの浮上高をより低くすることができる。
ーンにテクスチャーを形成する場合に、磁性膜の磁気特
性の劣化を防ぐことができる。また、ヘッドが瞬間的に
データゾーンに墜落しても、ヘッドの吸着等の不具合を
防ぐことができる。
ゾーンにテクスチャーを形成する場合に、磁性膜の磁気
特性の劣化を防ぐことができる。また、ヘッドのスライ
ダー面がパッド付などヘッド側でもCSS対策が施され
ている場合など、ヘッド浮上高をあまり高くすることな
く、軽微なテクスチャーを設計通りに形成することがで
きる。
写真。
一例を示す図である。
チャー形状の説明図。
12…SHG素子、13…固定ミラー、14…FHG素
子、15…ガルバノミラー、16…集光レンズ、17…
磁気ディスク媒体基板、60…凹部、62…リング状突
起部(リム部)
Claims (10)
- 【請求項1】基板上に下地膜、磁性膜、保護膜が形成さ
れ、さらに表面に微小突起が多数形成されたテクスチャ
ーを有する磁気ディスク媒体の製造方法において、 前記基板はガラス基板であり、該基板上にエネルギー線
を吸収しそのエネルギーを熱に変換しうる膜を形成し、
前記膜表面にエネルギー線を照射集束することで膜表面
のごく微小な領域を高温にし、その熱によって前記膜下
の前記ガラス基板表面が加熱され膨張し、その後急冷さ
れることで前記基板表面に膨らみを形成しテクスチャー
とすることを特徴とした磁気ディスク媒体の製造方法。 - 【請求項2】前記エネルギーを熱に変換しうる膜は、磁
気ディスクの下地膜、磁性膜、保護膜を組み合わせた多
層膜である請求項1に記載の磁気ディスク媒体の製造方
法。 - 【請求項3】前記エネルギー線として、Ndをドープし
た固体レーザの基本波、前記基本波と波長変換素子を用
いて発生させた二次高調波、四次高調波、または炭酸ガ
スレーザを用いる請求項1から2のいずれかに記載の磁
気ディスク媒体の製造方法。 - 【請求項4】前記ガラス基板は、アルミノシリケートガ
ラス、またはソーダライムガラスである請求項1から3
のいずれかに記載の磁気ディスク媒体の製造方法。 - 【請求項5】前記アルミノシリケートガラスの組成が重
量%で、 58 ≦ SiO2 ≦ 66, 13 ≦ Al2O3≦ 19, 3 ≦ Li2O ≦ 4.5, 6 ≦ Na2O ≦ 13, 0 ≦ K2O ≦ 5, 10 ≦ R2O ≦ 18, (ただし、R2O=Li2O+Na2O+K2O) 0 ≦ MgO ≦ 3.5, 1 ≦ CaO ≦ 7, 0 ≦ SrO ≦ 2, 0 ≦ BaO ≦ 2, 2 ≦ RO ≦ 10, (ただし、RO=MgO+CaO+SrO+BaO)の
範囲内である請求項4に記載の磁気ディスク媒体の製造
方法。 - 【請求項6】前記ソーダライムガラスの組成が重量%
で、 70 ≦ SiO2 ≦ 74, 0 ≦ Al2O3≦ 2.5, 3.0≦ MgO ≦ 4.5, 6.5≦ CaO ≦ 9.5, 12 ≦ Na2O ≦ 14, 0 ≦ K2O ≦ 1.2, の範囲である請求項4に記載の磁気ディスク媒体の製造
方法。 - 【請求項7】前記ガラス基板表面には、化学強化が施さ
れている請求項1から6のいずれかに記載の磁気ディス
ク媒体の製造方法。 - 【請求項8】前記テクスチャーは、CSSゾーンにのみ
形成する請求項1から7のいずれかに記載の磁気ディス
ク媒体の製造方法。 - 【請求項9】前記テクスチャーは、CSSゾーンとデー
タゾーンに形成する請求項1から7のいずれかに記載の
磁気ディスク媒体の製造方法。 - 【請求項10】前記テクスチャーは、データゾーンに形
成する請求項1から7のいずれかに記載の磁気ディスク
媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31582496A JPH10162354A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | ガラス基板を用いた磁気ディスク媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31582496A JPH10162354A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | ガラス基板を用いた磁気ディスク媒体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10162354A true JPH10162354A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18070011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31582496A Pending JPH10162354A (ja) | 1996-11-27 | 1996-11-27 | ガラス基板を用いた磁気ディスク媒体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10162354A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998058883A1 (fr) * | 1997-06-20 | 1998-12-30 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | Substrat de verre pour support d'enregistrement magnetique |
JP2011056099A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Sakae Nishiyama | ゴルフクラブ |
CN102408193A (zh) * | 2011-08-05 | 2012-04-11 | 河南安彩高科股份有限公司 | 一种玻璃组合物、由其制成的超薄玻璃、制法及用途 |
JP2015038021A (ja) * | 2011-01-18 | 2015-02-26 | 日本電気硝子株式会社 | 強化用ガラス板 |
-
1996
- 1996-11-27 JP JP31582496A patent/JPH10162354A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998058883A1 (fr) * | 1997-06-20 | 1998-12-30 | Nippon Sheet Glass Company, Limited | Substrat de verre pour support d'enregistrement magnetique |
US6413892B1 (en) | 1997-06-20 | 2002-07-02 | Nippon Sheet Glass Co., Ltd. | Glass substrate for magnetic recording media |
JP2011056099A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | Sakae Nishiyama | ゴルフクラブ |
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