JPH10161316A - 感光性組成物、ネガ型画像形成材料及び感光性平版印刷版 - Google Patents
感光性組成物、ネガ型画像形成材料及び感光性平版印刷版Info
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- JPH10161316A JPH10161316A JP32388396A JP32388396A JPH10161316A JP H10161316 A JPH10161316 A JP H10161316A JP 32388396 A JP32388396 A JP 32388396A JP 32388396 A JP32388396 A JP 32388396A JP H10161316 A JPH10161316 A JP H10161316A
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- Japan
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- photosensitive
- printing plate
- lithographic printing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 保存性が良好で現像時の非画線部の版の汚れ
の発生が防止され、又、感光性組成物溶液の性能安定性
が保持され、更に、レーザー露光感度を有するダイレク
ト製版に対応可能な感光性組成物を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表される化合物を含
有することを特徴とする感光性組成物、ネガ型画像形成
材料及び感光性平版印刷版。 【化1】 〔式中、AはSi、Ti又はAlを表し、R1、R2はそ
れぞれ水素原子、メチル基又はエチル基を表し、各々同
じであっても異なってもよい。R3はアルキレン基を表
し、R4は、水素原子、メチル基、エチル基、ヒドロキ
シ基、メトキシ基又はエトキシ基を表し、R5、R6はそ
れぞれ水素原子、アルキル基、アリール基を表し、Xは
アミド結合又はエステル結合を表す。〕
の発生が防止され、又、感光性組成物溶液の性能安定性
が保持され、更に、レーザー露光感度を有するダイレク
ト製版に対応可能な感光性組成物を提供する。 【解決手段】 下記一般式(1)で表される化合物を含
有することを特徴とする感光性組成物、ネガ型画像形成
材料及び感光性平版印刷版。 【化1】 〔式中、AはSi、Ti又はAlを表し、R1、R2はそ
れぞれ水素原子、メチル基又はエチル基を表し、各々同
じであっても異なってもよい。R3はアルキレン基を表
し、R4は、水素原子、メチル基、エチル基、ヒドロキ
シ基、メトキシ基又はエトキシ基を表し、R5、R6はそ
れぞれ水素原子、アルキル基、アリール基を表し、Xは
アミド結合又はエステル結合を表す。〕
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は感光性組成物に関す
るものであり、また、保存性が良好で現像時の非画線部
の版の汚れの発生が防止され、又、接着性が良好な高品
質のネガ型画像形成材料及び感光性平版印刷版に関する
ものである。
るものであり、また、保存性が良好で現像時の非画線部
の版の汚れの発生が防止され、又、接着性が良好な高品
質のネガ型画像形成材料及び感光性平版印刷版に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、親水性表面処理を行った支持
体上に光重合性層および保護層を積層した感光性平版印
刷版材料が知られている。特に近年は、迅速に高解像度
の平版印刷版を得る為に、またフィルムレス化を目的と
して、画像情報に基づいたレーザー光によりデジタル露
光した後に現像して平版印刷版を製造することが汎用さ
れている。一例を挙げると、通信回線により伝送される
画像信号、電子製版システムや画像処理システムからの
出力信号で、光源を変調し、感光性材料に直接走査露光
をして、印刷版を形成するシステムである。
体上に光重合性層および保護層を積層した感光性平版印
刷版材料が知られている。特に近年は、迅速に高解像度
の平版印刷版を得る為に、またフィルムレス化を目的と
して、画像情報に基づいたレーザー光によりデジタル露
光した後に現像して平版印刷版を製造することが汎用さ
れている。一例を挙げると、通信回線により伝送される
画像信号、電子製版システムや画像処理システムからの
出力信号で、光源を変調し、感光性材料に直接走査露光
をして、印刷版を形成するシステムである。
【0003】光重合性層は一般的にアクリル系単量体と
アルカリ可溶性樹脂および光重合性開始剤、および必要
に応じて、特にレーザー書き込みを行う際には、波長に
適応させるために増感色素を含有する。
アルカリ可溶性樹脂および光重合性開始剤、および必要
に応じて、特にレーザー書き込みを行う際には、波長に
適応させるために増感色素を含有する。
【0004】しかし、光重合性組成物を親水性支持体上
に積層した平版印刷版は、一般的に光重合性層と支持体
との接着性を十分得ることが難しく、大部数の印刷を行
う際に画像欠落等の不都合が生じることが多い。
に積層した平版印刷版は、一般的に光重合性層と支持体
との接着性を十分得ることが難しく、大部数の印刷を行
う際に画像欠落等の不都合が生じることが多い。
【0005】親水性支持体と光重合性層間の接着性を高
める技術として、例えば特開平4−161957号に特
定構造のシランカップリング剤を感光層中に含有させる
ことが開示されているが、これは平版印刷版材料となっ
た後に長時間保存していると、感光層と支持体との接着
性が増加する、あるいは感光層中でシランカップリング
材が架橋反応を起こすため、露光していない部分でもア
ルカリ可溶性が低下し、非画像部が著しく汚れてしま
う。また、特開平7−159983号にはラジカル付加
重合可能な官能基を有する化合物を親水性支持体表面上
に共有結合させ(主にシランカップリング剤の類)、そ
の上に光重合性感光層を設ける技術が開示されている
が、シランカップリング剤は確かに支持体との強い結合
が得られ、光重合性層と支持体との接着性も十分得られ
るが、支持体との共有結合反応は表面に平均的に起こり
にくく、また反応が経時により進行しやすいため、安定
な耐刷性が得られにくい。これにより、長時間保存した
場合には、支持体上のシランカップリング剤等の化合物
が架橋反応をしてしまい、その架橋物は親水性が低いた
めに支持体自体の親水性低下により結局は非画線部に汚
れが発生してしまう。また、現像後の印刷版となった際
に支持体上にシランカップリング剤が残存した場合、非
画像部において、大きな汚れには至らないにしても感光
層中の可視画剤が残るため、可視画性が低下し、検版性
に支障が出てしまう。また、特開平2−304441号
にはりん酸基及びエチレン性不飽和結合を有するポリマ
ーを、光重合性組成物と支持体との間に設ける技術が開
示されているが、ポリマーであるため水溶性が低く、印
刷版に用いた際に非画線部に汚れが生じやすいうえ、有
機溶剤を使用することになるため、製造時に廃液処理、
排気設備等の処置が必要となっていた。
める技術として、例えば特開平4−161957号に特
定構造のシランカップリング剤を感光層中に含有させる
ことが開示されているが、これは平版印刷版材料となっ
た後に長時間保存していると、感光層と支持体との接着
性が増加する、あるいは感光層中でシランカップリング
材が架橋反応を起こすため、露光していない部分でもア
ルカリ可溶性が低下し、非画像部が著しく汚れてしま
う。また、特開平7−159983号にはラジカル付加
重合可能な官能基を有する化合物を親水性支持体表面上
に共有結合させ(主にシランカップリング剤の類)、そ
の上に光重合性感光層を設ける技術が開示されている
が、シランカップリング剤は確かに支持体との強い結合
が得られ、光重合性層と支持体との接着性も十分得られ
るが、支持体との共有結合反応は表面に平均的に起こり
にくく、また反応が経時により進行しやすいため、安定
な耐刷性が得られにくい。これにより、長時間保存した
場合には、支持体上のシランカップリング剤等の化合物
が架橋反応をしてしまい、その架橋物は親水性が低いた
めに支持体自体の親水性低下により結局は非画線部に汚
れが発生してしまう。また、現像後の印刷版となった際
に支持体上にシランカップリング剤が残存した場合、非
画像部において、大きな汚れには至らないにしても感光
層中の可視画剤が残るため、可視画性が低下し、検版性
に支障が出てしまう。また、特開平2−304441号
にはりん酸基及びエチレン性不飽和結合を有するポリマ
ーを、光重合性組成物と支持体との間に設ける技術が開
示されているが、ポリマーであるため水溶性が低く、印
刷版に用いた際に非画線部に汚れが生じやすいうえ、有
機溶剤を使用することになるため、製造時に廃液処理、
排気設備等の処置が必要となっていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、保存
性が良好で現像時の非画線部の版の汚れの発生が防止さ
れ、又、接着性が良好な高品質のネガ型感光性平版印刷
版を提供することにある。また、本発明の別の目的は、
感光性組成物溶液の性能安定性が保持され、更に、レー
ザー露光感度を有するダイレクト製版に対応可能な感光
性組成物を提供することにある。
性が良好で現像時の非画線部の版の汚れの発生が防止さ
れ、又、接着性が良好な高品質のネガ型感光性平版印刷
版を提供することにある。また、本発明の別の目的は、
感光性組成物溶液の性能安定性が保持され、更に、レー
ザー露光感度を有するダイレクト製版に対応可能な感光
性組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記構成により達成された。
記構成により達成された。
【0008】(1) 下記一般式(1)で表される化合
物を含有することを特徴とする感光性組成物。
物を含有することを特徴とする感光性組成物。
【0009】
【化2】
【0010】〔式中、AはSi、Ti又はAlを表し、
R1、R2はそれぞれ水素原子、メチル基又はエチル基を
表し、各々同じであっても異なってもよい。R3はアル
キレン基を表し、R4は、水素原子、メチル基、エチル
基、ヒドロキシ基、メトキシ基又はエトキシ基を表し、
R5、R6はそれぞれ水素原子、アルキル基、アリール基
を表し、Xはアミド結合又はエステル結合を表す。〕 (2) 上記一般式(1)で表される化合物の酸価が5
以上であることを特徴とする前記1記載の感光性組成
物。
R1、R2はそれぞれ水素原子、メチル基又はエチル基を
表し、各々同じであっても異なってもよい。R3はアル
キレン基を表し、R4は、水素原子、メチル基、エチル
基、ヒドロキシ基、メトキシ基又はエトキシ基を表し、
R5、R6はそれぞれ水素原子、アルキル基、アリール基
を表し、Xはアミド結合又はエステル結合を表す。〕 (2) 上記一般式(1)で表される化合物の酸価が5
以上であることを特徴とする前記1記載の感光性組成
物。
【0011】(3) 前記一般式(1)で表される化合
物、エチレン性不飽和結合を分子中に少なくとも1個有
する光重合可能な化合物、有機高分子重合体及び光重合
開始剤から成ることを特徴とする光重合性の感光性組成
物。
物、エチレン性不飽和結合を分子中に少なくとも1個有
する光重合可能な化合物、有機高分子重合体及び光重合
開始剤から成ることを特徴とする光重合性の感光性組成
物。
【0012】(4) 前記一般式(1)で表される化合
物を含む感光性層を少なくとも1つ有することを特徴と
するネガ型画像形成材料。
物を含む感光性層を少なくとも1つ有することを特徴と
するネガ型画像形成材料。
【0013】(5) 前記一般式(1)で表される化合
物を含む感光性層を少なくとも1つ有することを特徴と
する感光性平版印刷版。
物を含む感光性層を少なくとも1つ有することを特徴と
する感光性平版印刷版。
【0014】(6) 親水化処理を施してある支持体上
に前記一般式(1)で表される化合物を含む感光性層を
少なくとも1つ有することを特徴とする感光性平版印刷
版。
に前記一般式(1)で表される化合物を含む感光性層を
少なくとも1つ有することを特徴とする感光性平版印刷
版。
【0015】(7) 支持体に直接隣接して、前記一般
式(1)で表される化合物を含む感光性層を有すること
を特徴とする感光性平版印刷版。
式(1)で表される化合物を含む感光性層を有すること
を特徴とする感光性平版印刷版。
【0016】本発明を更に詳しく説明する。本発明の一
般式(1)で表される化合物において、R1、R2はそれ
ぞれ水素原子、メチル基又はエチル基を表し、各々同じ
であっても異なってもよいが、好ましくは各々同じでメ
チル基又はエチル基が挙げられる。R3はアルキレン基
を表し、炭素数1〜4のアルキレン基が好ましい。R4
は、水素原子、メチル基、エチル基、ヒドロキシ基、メ
トキシ基又はエトキシ基を表し、メトキシ基又はエトキ
シ基が好ましい。R5、R6はそれぞれ水素原子、アルキ
ル基、アリール基を表し、水素原子又は低級アルキル基
が好ましい。Xはアミド結合又はエステル結合を表す。
般式(1)で表される化合物において、R1、R2はそれ
ぞれ水素原子、メチル基又はエチル基を表し、各々同じ
であっても異なってもよいが、好ましくは各々同じでメ
チル基又はエチル基が挙げられる。R3はアルキレン基
を表し、炭素数1〜4のアルキレン基が好ましい。R4
は、水素原子、メチル基、エチル基、ヒドロキシ基、メ
トキシ基又はエトキシ基を表し、メトキシ基又はエトキ
シ基が好ましい。R5、R6はそれぞれ水素原子、アルキ
ル基、アリール基を表し、水素原子又は低級アルキル基
が好ましい。Xはアミド結合又はエステル結合を表す。
【0017】本発明の化合物は、種々の合成法があるが
以下に代表的な方法を挙げる。
以下に代表的な方法を挙げる。
【0018】1)アミノ基含有カップリング剤を用い不
飽和基含有ジカルボン酸化合物、もしくは無水マレイン
酸とを反応させることにより得られるが、無水マレイン
酸を用いることが好ましい。
飽和基含有ジカルボン酸化合物、もしくは無水マレイン
酸とを反応させることにより得られるが、無水マレイン
酸を用いることが好ましい。
【0019】2)グリシジル基含有カップリング剤と不
飽和基含有ジカルボン酸化合物、もしくは無水マレイン
酸とを反応させることにより得られるが、無水マレイン
酸を用いることが好ましい。
飽和基含有ジカルボン酸化合物、もしくは無水マレイン
酸とを反応させることにより得られるが、無水マレイン
酸を用いることが好ましい。
【0020】上記の方法で、1)の合成方法が好まし
い。この1)又は2)の反応においては室温、空気中で
の反応でも合成は可能であるが、好ましくはチッソ気流
中での合成が好ましい。合成をする際に溶剤もしくは水
でも可能であるがカップリング剤が水で架橋反応を起こ
さなければ、水溶液での合成は可能であるが、無水溶剤
が好ましい。一般的には反応化合物が溶ける溶剤であれ
ば如何なる溶剤でもかまわない。反応時間及び温度は、
合成する化合物により異なるため条件の制限はないが、
好ましくは反応時間は1〜48時間、反応温度10〜1
00℃である。但し反応する際、反応させる化合物によ
り触媒等の添加物を加えても良く好ましくは、酸触媒が
よい。
い。この1)又は2)の反応においては室温、空気中で
の反応でも合成は可能であるが、好ましくはチッソ気流
中での合成が好ましい。合成をする際に溶剤もしくは水
でも可能であるがカップリング剤が水で架橋反応を起こ
さなければ、水溶液での合成は可能であるが、無水溶剤
が好ましい。一般的には反応化合物が溶ける溶剤であれ
ば如何なる溶剤でもかまわない。反応時間及び温度は、
合成する化合物により異なるため条件の制限はないが、
好ましくは反応時間は1〜48時間、反応温度10〜1
00℃である。但し反応する際、反応させる化合物によ
り触媒等の添加物を加えても良く好ましくは、酸触媒が
よい。
【0021】1)アミノ基含有カップリング剤とは、1
級、2級、3級、4級と種々のタイプのアミノ基を含有
することが好ましいが、特に好ましくは、2級のアミノ
基を含有することが好ましい。具体的な化合物としては
4−アミノブチルトリエトキシシラン、4−アミノブチ
ルトリメトキシシラン、(アミノエチル−アミノメチ
ル)フェネチルトリメトキシシラン、N−(2−アミノ
エチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルト
リメトキシシラン、N−(6−アミノヘキシル)アミノ
プロピルトリメトキシシラン、3−(m−アミノフェノ
キシ)プロピルトリメトキシシラン、m−アミノフェニ
ルトリメトキシシラン、p−アミノフェニルトリメトキ
シシラン、3−アミノプロピルジメチルエトキシシラ
ン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、アミ
ノプロピルシラントリオール、3−アミノプロピルトリ
エトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、3−アミノプロピル−トリス(メトキシエトキシエ
トキシ)シラン、3−アミノプロピル−トリス(トリメ
チルシロキシ)シラン、N−メチルアミノプロピルトリ
メトキシシラン、(3−トリメトキシシリルプロピル)
ジエチレントリアミン、S−(トリメトキシプロピル)
イソチオウロニウムクロライド、γ−ウレイドプロピル
トリエトキシシラン等を挙げることができる。
級、2級、3級、4級と種々のタイプのアミノ基を含有
することが好ましいが、特に好ましくは、2級のアミノ
基を含有することが好ましい。具体的な化合物としては
4−アミノブチルトリエトキシシラン、4−アミノブチ
ルトリメトキシシラン、(アミノエチル−アミノメチ
ル)フェネチルトリメトキシシラン、N−(2−アミノ
エチル)−3−アミノプロピルメチルジメトキシシラ
ン、N−(2−アミノエチル)−3−アミノプロピルト
リメトキシシラン、N−(6−アミノヘキシル)アミノ
プロピルトリメトキシシラン、3−(m−アミノフェノ
キシ)プロピルトリメトキシシラン、m−アミノフェニ
ルトリメトキシシラン、p−アミノフェニルトリメトキ
シシラン、3−アミノプロピルジメチルエトキシシラ
ン、3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン、アミ
ノプロピルシラントリオール、3−アミノプロピルトリ
エトキシシラン、3−アミノプロピルトリメトキシシラ
ン、3−アミノプロピル−トリス(メトキシエトキシエ
トキシ)シラン、3−アミノプロピル−トリス(トリメ
チルシロキシ)シラン、N−メチルアミノプロピルトリ
メトキシシラン、(3−トリメトキシシリルプロピル)
ジエチレントリアミン、S−(トリメトキシプロピル)
イソチオウロニウムクロライド、γ−ウレイドプロピル
トリエトキシシラン等を挙げることができる。
【0022】2)グリシジル基含有カップリング剤と
は、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルト
リエトキシシラン、(3−グリシドキシプロピル)ジメ
チルエトキシシラン、(3−グリシドキシプロピル)メ
チルジエトキシシラン、(3−グリシドキシプロピル)
メチルジメトキシシラン、(3−グリシドキシプロピ
ル)トリメトキシシラン等を挙げることができる。
は、2−(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルト
リエトキシシラン、(3−グリシドキシプロピル)ジメ
チルエトキシシラン、(3−グリシドキシプロピル)メ
チルジエトキシシラン、(3−グリシドキシプロピル)
メチルジメトキシシラン、(3−グリシドキシプロピ
ル)トリメトキシシラン等を挙げることができる。
【0023】上記1)、2)により合成された本発明化
合物は、感光層に内添する場合は感光層の固形分に対し
て1〜30の範囲であることが好ましく、より好ましく
は1〜20重量%である。また、支持体上に隣接する場
合は、0.01〜1.0g/dm2であれば如何なる塗
布方法でもかまわない。また、塗布乾燥終了後、目的に
応じ更に温度をかけ加熱しても良い。その際使用できる
加熱条件は10〜200℃、好ましく10〜150℃、
乾燥時間は20sec〜1日、好ましくは、20sec
〜12hrである。
合物は、感光層に内添する場合は感光層の固形分に対し
て1〜30の範囲であることが好ましく、より好ましく
は1〜20重量%である。また、支持体上に隣接する場
合は、0.01〜1.0g/dm2であれば如何なる塗
布方法でもかまわない。また、塗布乾燥終了後、目的に
応じ更に温度をかけ加熱しても良い。その際使用できる
加熱条件は10〜200℃、好ましく10〜150℃、
乾燥時間は20sec〜1日、好ましくは、20sec
〜12hrである。
【0024】該加熱終了後もしくは乾燥終了後にアルカ
リ水、酸性水等で洗浄しても良い。アルカリ水とは珪酸
カリウム、珪酸ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等を示し、酸
性水は燐酸、酢酸、塩酸、硫酸等を示す。
リ水、酸性水等で洗浄しても良い。アルカリ水とは珪酸
カリウム、珪酸ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ナ
トリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等を示し、酸
性水は燐酸、酢酸、塩酸、硫酸等を示す。
【0025】本発明で用いられる、エチレン性不飽和結
合を分子中に少なくとも1個有する光重合可能な化合物
としては公知のモノマーが特に制限なく使用することが
できる。具体的な化合物としては、例えば、2−エチル
ヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクルレ
ート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート等の単官能
アクリル酸エステルおよびその誘導体あるいはこれらの
アクリレートをメタクリレート、イタコネート、クロト
ネート、マレエート等に代えた化合物、ポリエチレング
リコールジアクリレート、ペンタエリスリトールジアク
リレート、ビスフェノールAジアクリレート、ヒドロキ
シピバリン酸ネオペンチルグリコールのε−カプロラク
トン付加物のジアクリレート等の2官能アクリル酸エス
テルおよびその誘導体あるいはこれらのアクリレートを
メタクリレート、イタコネート、クロトネート、マレエ
ート等に代えた化合物、あるいはトリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサア
クリレート、ピロガロールトリアクリレート等の多官能
アクリル酸エステルおよびその誘導体あるいはこれらの
アクリレートをメタクリレート、イタコネート、クロト
ネート、マレエート等に代えた化合物等を挙げることが
できる。
合を分子中に少なくとも1個有する光重合可能な化合物
としては公知のモノマーが特に制限なく使用することが
できる。具体的な化合物としては、例えば、2−エチル
ヘキシルアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクルレ
ート、2−ヒドロキシプロピルアクリレート等の単官能
アクリル酸エステルおよびその誘導体あるいはこれらの
アクリレートをメタクリレート、イタコネート、クロト
ネート、マレエート等に代えた化合物、ポリエチレング
リコールジアクリレート、ペンタエリスリトールジアク
リレート、ビスフェノールAジアクリレート、ヒドロキ
シピバリン酸ネオペンチルグリコールのε−カプロラク
トン付加物のジアクリレート等の2官能アクリル酸エス
テルおよびその誘導体あるいはこれらのアクリレートを
メタクリレート、イタコネート、クロトネート、マレエ
ート等に代えた化合物、あるいはトリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトール
ペンタアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサア
クリレート、ピロガロールトリアクリレート等の多官能
アクリル酸エステルおよびその誘導体あるいはこれらの
アクリレートをメタクリレート、イタコネート、クロト
ネート、マレエート等に代えた化合物等を挙げることが
できる。
【0026】また適当な分子量のオリゴマーにアクリル
酸、またはメタアクリル酸を導入し、光重合性を付与し
た、いわゆるプレポリマーと呼ばれるものも好適に使用
できる。この他に特開昭58−212994号、同61
−6649号、同62−46688号、同62−485
89号、同62−173295号、同62−18709
2号、同63−67189号、特開平1−244891
号公報、特願平8−249912号等に記載の化合物な
どを挙げることができ、さらに「11290の化学商
品」化学工業日報社、p.286〜p.294に記載の
化合物、「UV・EB硬化ハンドブック(原料編)」高
分子刊行会、p.11〜65に記載の化合物なども本発
明においては好適に用いることができる。
酸、またはメタアクリル酸を導入し、光重合性を付与し
た、いわゆるプレポリマーと呼ばれるものも好適に使用
できる。この他に特開昭58−212994号、同61
−6649号、同62−46688号、同62−485
89号、同62−173295号、同62−18709
2号、同63−67189号、特開平1−244891
号公報、特願平8−249912号等に記載の化合物な
どを挙げることができ、さらに「11290の化学商
品」化学工業日報社、p.286〜p.294に記載の
化合物、「UV・EB硬化ハンドブック(原料編)」高
分子刊行会、p.11〜65に記載の化合物なども本発
明においては好適に用いることができる。
【0027】これらの中で、分子内に2個以上のアクリ
ル基またはメタクリル基を有する化合物が本発明におい
ては好ましく、さらに分子量が10,000以下、より
好ましくは5,000以下のものが好ましい。また本発
明ではこれらのモノマーあるいはプレポリマーのうち1
種または2種以上を混合して用いることができる。
ル基またはメタクリル基を有する化合物が本発明におい
ては好ましく、さらに分子量が10,000以下、より
好ましくは5,000以下のものが好ましい。また本発
明ではこれらのモノマーあるいはプレポリマーのうち1
種または2種以上を混合して用いることができる。
【0028】本発明の感光性組成物にはバインダーとし
て公知のバインダーを併用することができる。併用でき
る高分子重合体として、例えば、ポリアミド、ポリエス
テル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、ポリウレタン、ポリビニルクロライド及びそのコポ
リマー、ボリビニルアセタール、ポリビニルブチラール
樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、シェラック、エポキ
シ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、アルキット樹
脂等が挙げられる。
て公知のバインダーを併用することができる。併用でき
る高分子重合体として、例えば、ポリアミド、ポリエス
テル、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリスチレ
ン、ポリウレタン、ポリビニルクロライド及びそのコポ
リマー、ボリビニルアセタール、ポリビニルブチラール
樹脂、ポリビニルホルマール樹脂、シェラック、エポキ
シ樹脂、フェノール樹脂、アクリル樹脂、アルキット樹
脂等が挙げられる。
【0029】これらの中で好ましいは高分子重合体は、
下記(1)〜(17)に記載のモノマーの混合物を共重
合して得られた共重合高分子重合体である。
下記(1)〜(17)に記載のモノマーの混合物を共重
合して得られた共重合高分子重合体である。
【0030】上記モノマー混合物には、上記モノマーと
共重合し得る他のモノマーを混合してもよい。また、高
分子重合体は、上記モノマーの共重合によって得られる
共重合体のカルボキシル基に、例えば、グリシジルアク
リレート、グリシジルメタクリレート等によって修飾し
たものであってもよい(特願平7−231444号記載
のバインダーを好適に用いることができる)。
共重合し得る他のモノマーを混合してもよい。また、高
分子重合体は、上記モノマーの共重合によって得られる
共重合体のカルボキシル基に、例えば、グリシジルアク
リレート、グリシジルメタクリレート等によって修飾し
たものであってもよい(特願平7−231444号記載
のバインダーを好適に用いることができる)。
【0031】(1)芳香族水酸基を有するモノマー、例
えば、o−ヒドロキシスチレン、p−ヒドロキシスチレ
ン、m−ヒドロキシスチレン、o−ヒドロキシフェニル
アクリレート、p−ヒドロキシフェニルアクリレート、
m−ヒドロキシフェニルアクリレート等。
えば、o−ヒドロキシスチレン、p−ヒドロキシスチレ
ン、m−ヒドロキシスチレン、o−ヒドロキシフェニル
アクリレート、p−ヒドロキシフェニルアクリレート、
m−ヒドロキシフェニルアクリレート等。
【0032】(2)脂肪族水酸基を有するモノマー、例
えば、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート、N−メチロールアクリルア
ミド、N−メチロールメタクリルアミド、4−ヒドロキ
シブチルアクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリ
レート、5−ヒドロキシペンチルアクリレート、5−ヒ
ドロキシペンチルメタクリレート、6−ヒドロキシヘキ
シルアクリレート、6−ヒドロキシヘキシルメタクリレ
ート、N−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド、
N−(2−ヒドロキシエチル)メタクリルアミド、ヒド
ロキシエチルビニルエーテル等。
えば、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート、N−メチロールアクリルア
ミド、N−メチロールメタクリルアミド、4−ヒドロキ
シブチルアクリレート、4−ヒドロキシブチルメタクリ
レート、5−ヒドロキシペンチルアクリレート、5−ヒ
ドロキシペンチルメタクリレート、6−ヒドロキシヘキ
シルアクリレート、6−ヒドロキシヘキシルメタクリレ
ート、N−(2−ヒドロキシエチル)アクリルアミド、
N−(2−ヒドロキシエチル)メタクリルアミド、ヒド
ロキシエチルビニルエーテル等。
【0033】(3)アミノスルホニル基を有するモノマ
ー、例えば、m−アミノスルホニルフェニルメタクリレ
ート、p−アミノスルホニルフェニルメタクリレート、
m−アミノスルホニルフェニルアクリレート、p−アミ
ノスルホニルフェニルアクリレート、N−(p−アミノ
スルホニルフェニル)メタクリルアミド、N−(p−ア
ミノスルホニルフェニル)アクリルアミド等。
ー、例えば、m−アミノスルホニルフェニルメタクリレ
ート、p−アミノスルホニルフェニルメタクリレート、
m−アミノスルホニルフェニルアクリレート、p−アミ
ノスルホニルフェニルアクリレート、N−(p−アミノ
スルホニルフェニル)メタクリルアミド、N−(p−ア
ミノスルホニルフェニル)アクリルアミド等。
【0034】(4)スルホンアミド基を有するモノマ
ー、例えば、N−(p−トルエンスルホニル)アクリル
アミド、N−(p−トルエンスルホニル)メタクリルア
ミド等。
ー、例えば、N−(p−トルエンスルホニル)アクリル
アミド、N−(p−トルエンスルホニル)メタクリルア
ミド等。
【0035】(5)α,β−不飽和カルボン酸類、例え
ば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレ
イン酸、イタコン酸、無水イタコン酸等。
ば、アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレ
イン酸、イタコン酸、無水イタコン酸等。
【0036】(6)置換または無置換のアルキルアクリ
レート、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸アミル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸ヘプチル、
アクリル酸オクチル、アクリル酸ノニル、アクリル酸デ
シル、アクリル酸ウンデシル、アクリル酸ドデシル、ア
クリル酸ベンジル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリ
ル酸−2−クロロエチル、N,N−ジメチルアミノエチ
ルアクリレート、グリシジルアクリレート等。
レート、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸エチ
ル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アクリル
酸アミル、アクリル酸ヘキシル、アクリル酸ヘプチル、
アクリル酸オクチル、アクリル酸ノニル、アクリル酸デ
シル、アクリル酸ウンデシル、アクリル酸ドデシル、ア
クリル酸ベンジル、アクリル酸シクロヘキシル、アクリ
ル酸−2−クロロエチル、N,N−ジメチルアミノエチ
ルアクリレート、グリシジルアクリレート等。
【0037】(7)置換または無置換のアルキルメタク
リレート、例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、
メタクリル酸アミル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリ
ル酸ヘプチル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ノ
ニル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ウンデシル、
メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸ベンジル、メタク
リル酸シクロヘキシル、メタクリル酸−2−クロロエチ
ル、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、グ
リシジルメタクリレート等。
リレート、例えば、メタクリル酸メチル、メタクリル酸
エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、
メタクリル酸アミル、メタクリル酸ヘキシル、メタクリ
ル酸ヘプチル、メタクリル酸オクチル、メタクリル酸ノ
ニル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ウンデシル、
メタクリル酸ドデシル、メタクリル酸ベンジル、メタク
リル酸シクロヘキシル、メタクリル酸−2−クロロエチ
ル、N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレート、グ
リシジルメタクリレート等。
【0038】(8)アクリルアミドもしくはメタクリル
アミド類、例えば、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、N−エチルアクリルアミド、N−ヘキシルアクリル
アミド、N−シクロヘキシルアクリルアミド、N−フェ
ニルアクリルアミド、N−ニトロフェニルアクリルアミ
ド、N−エチル−N−フェニルアクリルアミド、N−
(4−ヒドロキシフェニル)アクリルアミド、N−(4
−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド等。
アミド類、例えば、アクリルアミド、メタクリルアミ
ド、N−エチルアクリルアミド、N−ヘキシルアクリル
アミド、N−シクロヘキシルアクリルアミド、N−フェ
ニルアクリルアミド、N−ニトロフェニルアクリルアミ
ド、N−エチル−N−フェニルアクリルアミド、N−
(4−ヒドロキシフェニル)アクリルアミド、N−(4
−ヒドロキシフェニル)メタクリルアミド等。
【0039】(9)フッ化アルキル基を含有するモノマ
ー、例えば、トリフルオロエチルアクリレート、トリフ
ルオロエチルメタクリレート、テトラフルオロプロピル
アクリレート、テトラフルオロプロピルメタクリレー
ト、ヘキサフルオロプロピルメタクリレート、オクタフ
ルオロペンチルアクリレート、オクタフルオロペンチル
メタクリレート、へプタデカフルオロデシルアクリレー
ト、ヘプタデカフルオロデシルメタクリレート、N−ブ
チル−N−(2−アクリロキシエチル)ヘプタデカフル
オロオクチルスルホンアミド等。
ー、例えば、トリフルオロエチルアクリレート、トリフ
ルオロエチルメタクリレート、テトラフルオロプロピル
アクリレート、テトラフルオロプロピルメタクリレー
ト、ヘキサフルオロプロピルメタクリレート、オクタフ
ルオロペンチルアクリレート、オクタフルオロペンチル
メタクリレート、へプタデカフルオロデシルアクリレー
ト、ヘプタデカフルオロデシルメタクリレート、N−ブ
チル−N−(2−アクリロキシエチル)ヘプタデカフル
オロオクチルスルホンアミド等。
【0040】(10)ビニルエーテル類、例えば、エチ
ルビニルエーテル、2−クロロエチルビニルエーテル、
プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、オク
チルビニルエーテル、フェニルビニルエーテル等。
ルビニルエーテル、2−クロロエチルビニルエーテル、
プロピルビニルエーテル、ブチルビニルエーテル、オク
チルビニルエーテル、フェニルビニルエーテル等。
【0041】(11)ビニルエステル類、例えば、ビニ
ルアセテート、ビニルクロロアセテート、ビニルブチレ
ート、安息香酸ビニル等。
ルアセテート、ビニルクロロアセテート、ビニルブチレ
ート、安息香酸ビニル等。
【0042】(12)スチレン類、例えば、スチレン、
メチルスチレン、クロロメチルスチレン等。
メチルスチレン、クロロメチルスチレン等。
【0043】(13)ビニルケトン類、例えば、メチル
ビニルケトン、エチルビニルケトン、プロピルビニルケ
トン、フェニルビニルケトン等。
ビニルケトン、エチルビニルケトン、プロピルビニルケ
トン、フェニルビニルケトン等。
【0044】(14)オレフィン類、例えば、エチレ
ン、プロピレン、イソブチレン、ブタジエン、イソプレ
ン等。
ン、プロピレン、イソブチレン、ブタジエン、イソプレ
ン等。
【0045】(15)N−ビニルピロリドン、N−ビニ
ルカルバゾール、4−ビニルピリジン等。
ルカルバゾール、4−ビニルピリジン等。
【0046】(16)シアノ基を有するモノマー、例え
ば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、2−ペン
テンニトリル、2−メチル−3−ブテンニトリル、2−
シアノエチルアクリレート、o−シアノスチレン、m−
シアノスチレン、p−シアノスチレン等。
ば、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、2−ペン
テンニトリル、2−メチル−3−ブテンニトリル、2−
シアノエチルアクリレート、o−シアノスチレン、m−
シアノスチレン、p−シアノスチレン等。
【0047】(17)アミノ基を有するモノマー、例え
ば、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、
N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−
ジメチルアミノエチルメタクリレート、ポリブタジェン
ウレタンアクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピ
ルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、
アクリロイルモルホリン、N−イソプロピルアクリルア
ミド、N,N−ジエチルアクリルアミド等。
ば、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート、
N,N−ジメチルアミノエチルアクリレート、N,N−
ジメチルアミノエチルメタクリレート、ポリブタジェン
ウレタンアクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピ
ルアクリルアミド、N,N−ジメチルアクリルアミド、
アクリロイルモルホリン、N−イソプロピルアクリルア
ミド、N,N−ジエチルアクリルアミド等。
【0048】上記共重合体は、ゲルパーミエーションク
ロマトグラフィー(GPC)によって測定された重量平
均分子量が1万〜20万であるものが好ましいが、重量
平均分子量はこの範囲に限定されるものではない。
ロマトグラフィー(GPC)によって測定された重量平
均分子量が1万〜20万であるものが好ましいが、重量
平均分子量はこの範囲に限定されるものではない。
【0049】上記高分子重合体には、必要に応じて、ポ
リビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ノボラック
樹脂、天然樹脂等、他の任意の高分子重合体を併用して
もよい。
リビニルブチラール樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリアミ
ド樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ノボラック
樹脂、天然樹脂等、他の任意の高分子重合体を併用して
もよい。
【0050】また、その他、赤松清監修、「新・感光性
樹脂の実際技術」、(シーエムシー、1987年)や
「10188の化学商品」657〜767頁(化学工業
日報社、1988年)記載の業界公知の有機高分子重合
体が挙げられる。
樹脂の実際技術」、(シーエムシー、1987年)や
「10188の化学商品」657〜767頁(化学工業
日報社、1988年)記載の業界公知の有機高分子重合
体が挙げられる。
【0051】感光性組成物中におけるこれら高分子重合
体の含有量は、20〜80重量%の範囲が好ましく、3
0〜70重量%の範囲がさらに好ましい。
体の含有量は、20〜80重量%の範囲が好ましく、3
0〜70重量%の範囲がさらに好ましい。
【0052】本発明で用いられる増感色素としては、ス
チリル系、クマリン系、メロシアニン系、シアニン系、
ピラトリ系の色素であり、これらの色素は通常、フォト
ポリマーの増感色素として、公知の特許、文献等に記載
されている色素を用いることができる。また、これらの
色素は、併用することも可能である。これらの色素の具
体的な例を以下の構造式で示す。
チリル系、クマリン系、メロシアニン系、シアニン系、
ピラトリ系の色素であり、これらの色素は通常、フォト
ポリマーの増感色素として、公知の特許、文献等に記載
されている色素を用いることができる。また、これらの
色素は、併用することも可能である。これらの色素の具
体的な例を以下の構造式で示す。
【0053】好ましい、クマリン色素の例としては、
【0054】
【化3】
【0055】スチリル系色素としては、スチリル構造の
ものであれば、特に限定はしない。好ましい構造として
は、
ものであれば、特に限定はしない。好ましい構造として
は、
【0056】
【化4】
【0057】シアニン系色素としては、好ましくは下記
の構造のものを用いることができるが、特に限定されな
い。
の構造のものを用いることができるが、特に限定されな
い。
【0058】
【化5】
【0059】メロシアニン色素としては、好ましくは下
記の構造のものを用いることができるが、特に限定され
ない。
記の構造のものを用いることができるが、特に限定され
ない。
【0060】
【化6】
【0061】ピラゾロトリアゾール系もしくはピラゾロ
ン系の色素としては、好ましくは下記の構造のものを用
いることができるが特に限定されない。
ン系の色素としては、好ましくは下記の構造のものを用
いることができるが特に限定されない。
【0062】
【化7】
【0063】
【化8】
【0064】本発明で用いることができるラジカル発生
剤としては、有機錫としては、
剤としては、有機錫としては、
【0065】
【化9】
【0066】式中、R11、R12、R13、R14の少なくと
も一つは、置換または未置換のアリル基、置換または未
置換のベンジル基、置換または未置換のアリール基、ア
ルキル基から選ばれる基で、R11、R12、R13、R14は
それぞれ同じであっても異なってもよい、炭素数1から
20のアルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アル
ケニルオキシ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロ
ゲン基を表す。
も一つは、置換または未置換のアリル基、置換または未
置換のベンジル基、置換または未置換のアリール基、ア
ルキル基から選ばれる基で、R11、R12、R13、R14は
それぞれ同じであっても異なってもよい、炭素数1から
20のアルキル基、アルコキシ基、アルケニル基、アル
ケニルオキシ基、アリール基、アリールオキシ基、ハロ
ゲン基を表す。
【0067】本発明では2,4,5−トリアリールイミ
ダゾール2量体をラジカル発生剤として用いることが可
能である。特開昭55−127550号、特開昭60−
202437号に記載されている下記の構造のものを用
いることが好ましい。
ダゾール2量体をラジカル発生剤として用いることが可
能である。特開昭55−127550号、特開昭60−
202437号に記載されている下記の構造のものを用
いることが好ましい。
【0068】
【化10】
【0069】本発明ではオニウム塩を用いることができ
る。オニウム塩としては、ヨードニウム塩、スルフォニ
ウム塩、ホスフォニウム塩、スタンノニウム塩などがあ
げられる。また、特公昭55−39162号、特開昭5
9−14023号ならびに「マクロモレキュルス(Ma
cromolecules)、第10巻、第1307頁
(1977年)記載の各種オニウム化合物を用いること
が可能である。ヨードニウム塩としては、好ましくは、
ジアリールヨードニウム塩を用いることができる。例え
ば、ジフェニルヨードニウム塩、ジトリルヨードニウム
塩、フェニル(p−メトキシフェニル)ヨードニウム
塩、ビス(m−ニトロフェニル)ヨードニウム塩、ビス
(p−tert−ブチルフェニル)ヨードニウム塩、ビ
ス(p−シアノフェニル)ヨードニウム塩等のクロリ
ド、ブロミド、四フッ化ホウ素塩、六フッ化ホウ素塩、
六フッ化リン塩、六フッ化ヒ素塩、六フッ化アントモン
塩、過塩素酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエン
スルホン酸塩、p−トリフルオロメチルベンゼンスルホ
ン酸塩、n−ブチルトリフェニルホウ素塩等が例示され
る。より、好ましくは、置換または、未置換のジフェニ
ルヨードニウム塩を用いることができる。好ましい化合
物例としては、以下の化合物があげられる。
る。オニウム塩としては、ヨードニウム塩、スルフォニ
ウム塩、ホスフォニウム塩、スタンノニウム塩などがあ
げられる。また、特公昭55−39162号、特開昭5
9−14023号ならびに「マクロモレキュルス(Ma
cromolecules)、第10巻、第1307頁
(1977年)記載の各種オニウム化合物を用いること
が可能である。ヨードニウム塩としては、好ましくは、
ジアリールヨードニウム塩を用いることができる。例え
ば、ジフェニルヨードニウム塩、ジトリルヨードニウム
塩、フェニル(p−メトキシフェニル)ヨードニウム
塩、ビス(m−ニトロフェニル)ヨードニウム塩、ビス
(p−tert−ブチルフェニル)ヨードニウム塩、ビ
ス(p−シアノフェニル)ヨードニウム塩等のクロリ
ド、ブロミド、四フッ化ホウ素塩、六フッ化ホウ素塩、
六フッ化リン塩、六フッ化ヒ素塩、六フッ化アントモン
塩、過塩素酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、p−トルエン
スルホン酸塩、p−トリフルオロメチルベンゼンスルホ
ン酸塩、n−ブチルトリフェニルホウ素塩等が例示され
る。より、好ましくは、置換または、未置換のジフェニ
ルヨードニウム塩を用いることができる。好ましい化合
物例としては、以下の化合物があげられる。
【0070】
【化11】
【0071】本発明ではトリアジン誘導体を用いること
ができる。例えば、特公昭59−1281号、特公昭6
1−9621号、ならびに特開昭60−60104号記
載のトリアジン誘導体などが挙げられ、好ましい化合物
としては下記の化合物が挙げられる。
ができる。例えば、特公昭59−1281号、特公昭6
1−9621号、ならびに特開昭60−60104号記
載のトリアジン誘導体などが挙げられ、好ましい化合物
としては下記の化合物が挙げられる。
【0072】
【化12】
【0073】本発明で用いることができる有機過酸化物
としては、特開昭59−1504号ならびに特開昭61
−243807号記載の有機過酸化物が挙げられ、分子
中に酸素−酸素混合結合を一個以上有する有機過酸化物
であるが、その具体例としては、例えば、メチルエチル
ケトンパーオキサイド、メチルイソブチルケトンパーオ
キサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、メチルシ
クロヘキサノンパーオキサイド、3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサノンパーオキサイドなどのケトンパーオ
キサイド類、アセチルパーオキサイド、プロピオニルパ
ーオキサイド、イソブチリルパーオキサイド、オクタノ
イルパーオキサイド、3,5,5−トリメチルヘキサノ
イルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウ
ロイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、p
−クロロベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロロ
ベンゾイルパーオキサイド、アセチルシクロヘキサンス
ルホニルパーオキサイドなどのジアシルパーオキサイド
類、tert−ブチルヒドロパーオキサイド、クメンヒ
ドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンヒドロパ
ーオキサイド、p−メタンヒドロパーオキサイド、2,
5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロパーオキサイ
ド、1,1,3,3−テトラメチルブチルヒドロパーオ
キサイドなどのヒドロパーオキサイド類、ジ−tert
−ブチルパーオキサイド、tert−ブチルクミルパー
オキサイド、1,3−ビス(tert−ブチルパーオキ
シイソプロピル)ベンゼン、1,4−ビス(tert−
ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘ
キサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブ
チルパーオキシ)ヘキサン−3などのジアルキルパーオ
キサイド類、1,1−ビス−tert−ブチルパーオキ
シ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、n−ブチ
ル−4,4−ビス(tert−ブチルパーオキシ)バレ
レート、2,2−ビス(tert−ブチルパーオキシ)
ブタンなどのパーオキシケタール類、tert−ブチル
パーオキシアセテート、tert−ブチルパーオキシイ
ソブチレート、tert−ブチルパーオキシオクトエー
ト、tert−ブチルパーオキシピバレート、tert
−ブチルパーオキシネオデカネート、tert−ブチル
パーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート、
tert−ブチルパーオキシベンゾエート、ジ−ter
t−ブチルパーオキシフタレート、ジ−tert−ブチ
ルパーオキシイソフタレート、tert−ブチルパーオ
キシラウレート、2,5−ジメチル−2,5−ジベンゾ
イルパーオキシヘキサンなどのアルキルパーエステル
類、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネー
ト、ジ−イソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−
sec−ブチルパーオキシカーボネート、ジ−n−プロ
ピルパーオキシジカーボネート、ジ−メトキシイソプロ
ピルパーオキシジカーボネート、ジ−3−メトキシブチ
ルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エトキシエチル
パーオキシジカーボネート、ビス−(4−tert−ブ
チルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、te
rt−ブチルパーオキシジイソプロピルカーボネートな
どのパーオキシカーボネート類、コハク酸パーオキサイ
ドに代表される水溶性パーオキサイド類が挙げられる。
好ましくは、下記の構造の有機過酸化物が挙げられる。
としては、特開昭59−1504号ならびに特開昭61
−243807号記載の有機過酸化物が挙げられ、分子
中に酸素−酸素混合結合を一個以上有する有機過酸化物
であるが、その具体例としては、例えば、メチルエチル
ケトンパーオキサイド、メチルイソブチルケトンパーオ
キサイド、シクロヘキサノンパーオキサイド、メチルシ
クロヘキサノンパーオキサイド、3,3,5−トリメチ
ルシクロヘキサノンパーオキサイドなどのケトンパーオ
キサイド類、アセチルパーオキサイド、プロピオニルパ
ーオキサイド、イソブチリルパーオキサイド、オクタノ
イルパーオキサイド、3,5,5−トリメチルヘキサノ
イルパーオキサイド、デカノイルパーオキサイド、ラウ
ロイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、p
−クロロベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロロ
ベンゾイルパーオキサイド、アセチルシクロヘキサンス
ルホニルパーオキサイドなどのジアシルパーオキサイド
類、tert−ブチルヒドロパーオキサイド、クメンヒ
ドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンヒドロパ
ーオキサイド、p−メタンヒドロパーオキサイド、2,
5−ジメチルヘキサン−2,5−ジヒドロパーオキサイ
ド、1,1,3,3−テトラメチルブチルヒドロパーオ
キサイドなどのヒドロパーオキサイド類、ジ−tert
−ブチルパーオキサイド、tert−ブチルクミルパー
オキサイド、1,3−ビス(tert−ブチルパーオキ
シイソプロピル)ベンゼン、1,4−ビス(tert−
ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン、2,5−ジ
メチル−2,5−ジ(tert−ブチルパーオキシ)ヘ
キサン、2,5−ジメチル−2,5−ジ(tert−ブ
チルパーオキシ)ヘキサン−3などのジアルキルパーオ
キサイド類、1,1−ビス−tert−ブチルパーオキ
シ−3,3,5−トリメチルシクロヘキサン、n−ブチ
ル−4,4−ビス(tert−ブチルパーオキシ)バレ
レート、2,2−ビス(tert−ブチルパーオキシ)
ブタンなどのパーオキシケタール類、tert−ブチル
パーオキシアセテート、tert−ブチルパーオキシイ
ソブチレート、tert−ブチルパーオキシオクトエー
ト、tert−ブチルパーオキシピバレート、tert
−ブチルパーオキシネオデカネート、tert−ブチル
パーオキシ−3,5,5−トリメチルヘキサノエート、
tert−ブチルパーオキシベンゾエート、ジ−ter
t−ブチルパーオキシフタレート、ジ−tert−ブチ
ルパーオキシイソフタレート、tert−ブチルパーオ
キシラウレート、2,5−ジメチル−2,5−ジベンゾ
イルパーオキシヘキサンなどのアルキルパーエステル
類、ジ−2−エチルヘキシルパーオキシジカーボネー
ト、ジ−イソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ−
sec−ブチルパーオキシカーボネート、ジ−n−プロ
ピルパーオキシジカーボネート、ジ−メトキシイソプロ
ピルパーオキシジカーボネート、ジ−3−メトキシブチ
ルパーオキシジカーボネート、ジ−2−エトキシエチル
パーオキシジカーボネート、ビス−(4−tert−ブ
チルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、te
rt−ブチルパーオキシジイソプロピルカーボネートな
どのパーオキシカーボネート類、コハク酸パーオキサイ
ドに代表される水溶性パーオキサイド類が挙げられる。
好ましくは、下記の構造の有機過酸化物が挙げられる。
【0074】
【化13】
【0075】本発明の一般式(1)で表される化合物と
混合して、併用可能な他の光重合開始剤としては、特公
昭59−1281号、特公昭61−9621号、ならび
に特開昭60−60104号記載のトリアジン誘導体、
特開昭59−1504号ならびに特開昭61−2438
07号記載の有機過酸化物、特公昭43−23684
号、特公昭44−6413号、特公昭44−6413
号、特公昭47−1604号ならびにUSP第3567
453号記載のジアゾニウム化合物、USP第2848
328号、USP第2852379号ならびにUSP2
940853号記載の有機アジド化合物、特公昭36−
22062、特公昭37−13109号、特公昭38−
18015号ならびに特公昭45−9610号記載のオ
ルト−キノンジアジド類、特公昭55−39162号、
特開昭59−14023号ならびに「マクロモレキュル
ス(Macromolecules)、第10巻、第1
307頁(1977年)記載の各種オニウム化合物、特
開昭59−142205号記載のアゾ化合物、特開平1
−54440号、ヨーロッパ特許第109851号、ヨ
ーロッパ特許第126712号、「ジャーナル・オブ・
イメージング・サイエンス」(J.Imag.Sc
i.)」、第30巻、第174頁(1986年)記載の
金属アレン錯体、特願平4−56831号および特願平
4−89535号記載の(オキソ)スルホニウム有機ホ
ウ素錯体、特開昭61−151197号記載のチタノセ
ン類、「コーディネーション・ケミストリー・レビュー
(Coordination Chemistry R
eview)」記載の化合物などが挙げられる。
混合して、併用可能な他の光重合開始剤としては、特公
昭59−1281号、特公昭61−9621号、ならび
に特開昭60−60104号記載のトリアジン誘導体、
特開昭59−1504号ならびに特開昭61−2438
07号記載の有機過酸化物、特公昭43−23684
号、特公昭44−6413号、特公昭44−6413
号、特公昭47−1604号ならびにUSP第3567
453号記載のジアゾニウム化合物、USP第2848
328号、USP第2852379号ならびにUSP2
940853号記載の有機アジド化合物、特公昭36−
22062、特公昭37−13109号、特公昭38−
18015号ならびに特公昭45−9610号記載のオ
ルト−キノンジアジド類、特公昭55−39162号、
特開昭59−14023号ならびに「マクロモレキュル
ス(Macromolecules)、第10巻、第1
307頁(1977年)記載の各種オニウム化合物、特
開昭59−142205号記載のアゾ化合物、特開平1
−54440号、ヨーロッパ特許第109851号、ヨ
ーロッパ特許第126712号、「ジャーナル・オブ・
イメージング・サイエンス」(J.Imag.Sc
i.)」、第30巻、第174頁(1986年)記載の
金属アレン錯体、特願平4−56831号および特願平
4−89535号記載の(オキソ)スルホニウム有機ホ
ウ素錯体、特開昭61−151197号記載のチタノセ
ン類、「コーディネーション・ケミストリー・レビュー
(Coordination Chemistry R
eview)」記載の化合物などが挙げられる。
【0076】本発明の感光性組成物は、さらに目的に応
じて、染料、有機及び無機顔料、ホスフィン、ホスホネ
ート、ホスファイト等の酸素除去剤や還元剤、カブリ防
止剤、退色防止剤、ハレーション防止剤、蛍光増白剤、
界面活性剤、着色剤、増量剤、可塑剤、難燃剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、発泡剤、防カビ剤、帯電防止剤、
磁性体やその他種々の特性を付与する添加剤、希釈溶剤
等と混合して使用しても良い。
じて、染料、有機及び無機顔料、ホスフィン、ホスホネ
ート、ホスファイト等の酸素除去剤や還元剤、カブリ防
止剤、退色防止剤、ハレーション防止剤、蛍光増白剤、
界面活性剤、着色剤、増量剤、可塑剤、難燃剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤、発泡剤、防カビ剤、帯電防止剤、
磁性体やその他種々の特性を付与する添加剤、希釈溶剤
等と混合して使用しても良い。
【0077】本発明の感光性組成物は、適当な溶媒、例
えば、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
シクロヘキサノン、シクロペンタノン、ジブチルケトン
等のケトン類;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、
プロピオン酸エチル、乳酸メチル、フタル酸ジメチル、
安息香酸エチル等のエステル類;トルエン、キシレン、
モノクロベンゼン等の芳香族炭化水素類;四塩化炭素、
トリクロロエチレン、トリクロルエタン、パークロルエ
チレンなどのハロゲン化炭化水素類;メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、プロピレン
グリコールモノエチルエーテル等のエーテル類;エタノ
ール、プロパノール、プロピレングリコール、1−メト
キシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノ
ール等のアルコール類;ジメチルスルホキシド;ジメチ
ルホルムアミド;テトロヒドロフラン;N−メチルピロ
リドン;ジメチルイミダゾリジノン、または、これらの
混合溶媒を用い、感光性組成物の塗布液を調製し、これ
を支持体上に塗布、乾燥し、感光層を形成することによ
りネガ型画像形成材料又は感光性平版印刷版を得ること
ができる。
えば、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、
シクロヘキサノン、シクロペンタノン、ジブチルケトン
等のケトン類;酢酸エチル、酢酸ブチル、酢酸アミル、
プロピオン酸エチル、乳酸メチル、フタル酸ジメチル、
安息香酸エチル等のエステル類;トルエン、キシレン、
モノクロベンゼン等の芳香族炭化水素類;四塩化炭素、
トリクロロエチレン、トリクロルエタン、パークロルエ
チレンなどのハロゲン化炭化水素類;メチルセロソル
ブ、エチルセロソルブ、ブチルセロソルブ、プロピレン
グリコールモノエチルエーテル等のエーテル類;エタノ
ール、プロパノール、プロピレングリコール、1−メト
キシ−2−プロパノール、1−エトキシ−2−プロパノ
ール等のアルコール類;ジメチルスルホキシド;ジメチ
ルホルムアミド;テトロヒドロフラン;N−メチルピロ
リドン;ジメチルイミダゾリジノン、または、これらの
混合溶媒を用い、感光性組成物の塗布液を調製し、これ
を支持体上に塗布、乾燥し、感光層を形成することによ
りネガ型画像形成材料又は感光性平版印刷版を得ること
ができる。
【0078】塗布液における感光性組成物の濃度は1〜
50重量%の範囲とすることが望ましい。
50重量%の範囲とすることが望ましい。
【0079】感光性組成物は、ガラス板やアルミニウム
板、その他の金属板、ポリエチレンテレフタレート等の
ポリマーフィルムに塗布して使用することが可能であ
る。
板、その他の金属板、ポリエチレンテレフタレート等の
ポリマーフィルムに塗布して使用することが可能であ
る。
【0080】塗布には、従来公知の方法、例えば、回転
塗布、ワイヤーバー塗布、ディップ塗布、エアーナイフ
塗布、ロール塗布、ブレード塗布及びカーテン塗布等を
用いることができる。
塗布、ワイヤーバー塗布、ディップ塗布、エアーナイフ
塗布、ロール塗布、ブレード塗布及びカーテン塗布等を
用いることができる。
【0081】この場合、感光性組成物の塗布量は、乾燥
重量で、おおむね、0.2〜10g/m2程度とすれば
よい。
重量で、おおむね、0.2〜10g/m2程度とすれば
よい。
【0082】本発明のネガ型画像形成材料又は感光性平
版印刷版の支持体としては、例えばアルミニウム、ステ
ンレス、クロム、ニッケル等の金属板、例えばポリエス
テルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレン
フィルム等のプラスチックフィルムに金属薄膜をラミネ
ート又は蒸着したもの、例えばポリエステルフィルム、
塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム等の表面を親水
化処理を施したもの、等が挙げられる。印刷版として
は、表面を砂目立て、陽極酸化処理、封孔処理を施した
アルミニウム板が特に好ましい。砂目立て処理の方法と
しては、例えば、機械的方法、電解によりエッチングす
る方法が挙げられる。機械的方法としては、例えば、ボ
ール研磨法、ブラシ研磨法、液体ホーニングによる研磨
法、バフ研磨法が挙げられる。アルミニウム材の組成等
に応じて上述の各種方法を単独もしくは組合せて用いる
ことができる。
版印刷版の支持体としては、例えばアルミニウム、ステ
ンレス、クロム、ニッケル等の金属板、例えばポリエス
テルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレン
フィルム等のプラスチックフィルムに金属薄膜をラミネ
ート又は蒸着したもの、例えばポリエステルフィルム、
塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム等の表面を親水
化処理を施したもの、等が挙げられる。印刷版として
は、表面を砂目立て、陽極酸化処理、封孔処理を施した
アルミニウム板が特に好ましい。砂目立て処理の方法と
しては、例えば、機械的方法、電解によりエッチングす
る方法が挙げられる。機械的方法としては、例えば、ボ
ール研磨法、ブラシ研磨法、液体ホーニングによる研磨
法、バフ研磨法が挙げられる。アルミニウム材の組成等
に応じて上述の各種方法を単独もしくは組合せて用いる
ことができる。
【0083】好ましい砂目立て処理の方法としては、電
解エッチングによる方法である。電解エッチングは、燐
酸、硫酸、塩酸、硝酸等の無機酸を単独ないし2種以上
混合した浴で行われる。砂目立て処理の後、必要に応じ
て、アルカリあるいは酸の水溶液によってデスマット処
理を行い中和して水洗する。
解エッチングによる方法である。電解エッチングは、燐
酸、硫酸、塩酸、硝酸等の無機酸を単独ないし2種以上
混合した浴で行われる。砂目立て処理の後、必要に応じ
て、アルカリあるいは酸の水溶液によってデスマット処
理を行い中和して水洗する。
【0084】陽極酸化処理は、電解液として硫酸、クロ
ム酸、シュウ酸、燐酸、マロン酸等を一種または二種以
上含む溶液を用い、アルミニウム板を陽極として電解し
て行われる。形成された陽極酸化被覆量は、1〜50m
g/dm2が適当であり、好ましくは10〜40mg/
dm2である。陽極酸化被覆量は、例えばアルミニウム
板を燐酸クロム酸溶液(燐酸85%液:35ml、酸化
クロム:20gを1リットルの水に溶解して作製)に浸
積し、酸化被膜を溶解し、板の被覆溶解前後の重量変化
測定等から求められる。
ム酸、シュウ酸、燐酸、マロン酸等を一種または二種以
上含む溶液を用い、アルミニウム板を陽極として電解し
て行われる。形成された陽極酸化被覆量は、1〜50m
g/dm2が適当であり、好ましくは10〜40mg/
dm2である。陽極酸化被覆量は、例えばアルミニウム
板を燐酸クロム酸溶液(燐酸85%液:35ml、酸化
クロム:20gを1リットルの水に溶解して作製)に浸
積し、酸化被膜を溶解し、板の被覆溶解前後の重量変化
測定等から求められる。
【0085】封孔処理は、沸騰水処理、水蒸気処理、ケ
イ酸ソーダ処理、重クロム酸塩水溶液処理等が具体例と
して挙げられる。この他にアルミニウム板支持体に対し
て、水溶性高分子化合物や、フッ化ジルコン酸等の金属
塩の水溶液による下引き処理を施すこともできる。
イ酸ソーダ処理、重クロム酸塩水溶液処理等が具体例と
して挙げられる。この他にアルミニウム板支持体に対し
て、水溶性高分子化合物や、フッ化ジルコン酸等の金属
塩の水溶液による下引き処理を施すこともできる。
【0086】本発明において、例えば砂目立ておよび陽
極酸化処理を行った後の支持体上に、光重合性層との接
着性を得るために下引き層を設ける。本発明に用いられ
る化合物は支持体上に隣接させるために下引きあるいは
後処理等の方法で隣接させる手段が取られる。下引きす
る際には、0.01〜1.0g/dm2であれば如何な
る塗布方法でもかまわない。また、塗布乾燥終了後、目
的に応じ更に温度をかけ加熱しても良い。その再使用で
きる加熱条件は10〜200℃、好ましく10〜150
℃、乾燥時間は20sec〜1日、好ましくは、20s
ec〜12hrである。該加熱終了後もしくは乾燥終了
後にアルカリ水、酸性水等で洗浄しても良い。
極酸化処理を行った後の支持体上に、光重合性層との接
着性を得るために下引き層を設ける。本発明に用いられ
る化合物は支持体上に隣接させるために下引きあるいは
後処理等の方法で隣接させる手段が取られる。下引きす
る際には、0.01〜1.0g/dm2であれば如何な
る塗布方法でもかまわない。また、塗布乾燥終了後、目
的に応じ更に温度をかけ加熱しても良い。その再使用で
きる加熱条件は10〜200℃、好ましく10〜150
℃、乾燥時間は20sec〜1日、好ましくは、20s
ec〜12hrである。該加熱終了後もしくは乾燥終了
後にアルカリ水、酸性水等で洗浄しても良い。
【0087】アルカリ水とは珪酸ナトリウム、珪酸カリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭化水素ナトリウム等を示し、酸
性水は燐酸、酢酸、塩酸、硫酸等を示す。
ウム、水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭化水素ナトリウム等を示し、酸
性水は燐酸、酢酸、塩酸、硫酸等を示す。
【0088】本発明のネガ型画像形成材料又は感光性平
版印刷版は、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、キ
セノンランプ、カーボンアーク灯、メタルハライドラン
プ、蛍光灯、タングステンランプ、アルゴンイオンレー
ザ、ヘリウムカドニウムレーザ、ヘリウムネオンレー
ザ、クリプトンイオンレーザ、各種半導体レーザ、YA
Gレーザ、発光ダイオード、CRT光源、プラズマ光源
等の各種光源を用いた露光により、目的とする重合物や
硬化物を得ることができる。
版印刷版は、低圧水銀灯、中圧水銀灯、高圧水銀灯、キ
セノンランプ、カーボンアーク灯、メタルハライドラン
プ、蛍光灯、タングステンランプ、アルゴンイオンレー
ザ、ヘリウムカドニウムレーザ、ヘリウムネオンレー
ザ、クリプトンイオンレーザ、各種半導体レーザ、YA
Gレーザ、発光ダイオード、CRT光源、プラズマ光源
等の各種光源を用いた露光により、目的とする重合物や
硬化物を得ることができる。
【0089】画像記録用レーザー光源としては、半導体
レーザー、YAGレーザー、炭酸ガスレーザー、ヘリウ
ムネオンレーザーなどが挙げられる。半導体レーザーの
中では、光学効率を大幅に低下させることなく焦点にお
いて1/e2直径数μm〜数十μmに絞り込み易いもの
として、いわゆるシングルモードレーザーダイオードを
用いることが好ましい。
レーザー、YAGレーザー、炭酸ガスレーザー、ヘリウ
ムネオンレーザーなどが挙げられる。半導体レーザーの
中では、光学効率を大幅に低下させることなく焦点にお
いて1/e2直径数μm〜数十μmに絞り込み易いもの
として、いわゆるシングルモードレーザーダイオードを
用いることが好ましい。
【0090】レーザー以外の光源としては発光ダイオー
ド(LED)が挙げられる。複数の発光素子を集積した
アレイとして使用しやすいものは、LEDおよび半導体
レーザーである。
ド(LED)が挙げられる。複数の発光素子を集積した
アレイとして使用しやすいものは、LEDおよび半導体
レーザーである。
【0091】光源の波長として400〜550nm前後
のものが求められるときは、半導体レーザーまたはYA
Gレーザーと非線形光学効果を有する素子を組合せて、
半波長に変換することも可能である。
のものが求められるときは、半導体レーザーまたはYA
Gレーザーと非線形光学効果を有する素子を組合せて、
半波長に変換することも可能である。
【0092】レーザーの走査方法としては、円筒外面走
査、円筒内面走査、平面走査などがある。円筒外面走査
では、記録材料を外面に巻き付けたドラムを回転させな
がらレーザー露光を行い、ドラムの回転を主走査としレ
ーザー光の移動を副走査とする。円筒内面走査では、ド
ラムの内面に記録材料を固定し、レーザービームを内側
から照射し、光学系の一部又は全部を回転させることに
より円周方向に主走査を行ない、光学系の一部又は全部
をドラムの軸に平行に直線移動させることにより軸方向
に副走査を行なう。平面走査では、ポリゴンミラーやガ
ルバノミラーとfθレンズ等を組み合わせてレーザー光
の主走査を行い、記録媒体の移動により副走査を行う。
円筒外面走査および円筒内面走査の方が光学系の精度を
高め易く、高密度記録には適している。円筒外面走査の
場合、ドラムの回転速度を上げることにより走査速度を
上げることは容易であるが、回転速度の上昇は記録材料
に帯電を生じ易く、これによって埃が吸い寄せられ画像
欠陥が発生する。
査、円筒内面走査、平面走査などがある。円筒外面走査
では、記録材料を外面に巻き付けたドラムを回転させな
がらレーザー露光を行い、ドラムの回転を主走査としレ
ーザー光の移動を副走査とする。円筒内面走査では、ド
ラムの内面に記録材料を固定し、レーザービームを内側
から照射し、光学系の一部又は全部を回転させることに
より円周方向に主走査を行ない、光学系の一部又は全部
をドラムの軸に平行に直線移動させることにより軸方向
に副走査を行なう。平面走査では、ポリゴンミラーやガ
ルバノミラーとfθレンズ等を組み合わせてレーザー光
の主走査を行い、記録媒体の移動により副走査を行う。
円筒外面走査および円筒内面走査の方が光学系の精度を
高め易く、高密度記録には適している。円筒外面走査の
場合、ドラムの回転速度を上げることにより走査速度を
上げることは容易であるが、回転速度の上昇は記録材料
に帯電を生じ易く、これによって埃が吸い寄せられ画像
欠陥が発生する。
【0093】複数の発光素子を同時に使用する、いわゆ
るマルチチャンネル露光の場合、円筒外面走査が最も適
している。
るマルチチャンネル露光の場合、円筒外面走査が最も適
している。
【0094】露光されたネガ型画像形成材料又は感光性
平版印刷版は、現像処理されるが、現像液、補充液とし
ては、従来より知られているアルカリ水溶液が使用でき
る。例えば、ケイ酸ナトリウム、同カリウム、同アンモ
ニウム、第二燐酸ナトリウム、同カリウム、同アンモニ
ウム、重炭酸ナトリウム、同カリウム、同アンモニウ
ム、炭酸ナトリウム、同カリウム、同アンモニウム、炭
酸水素ナトリウム、同カリウム、同アンモニウム、硼酸
ナトリウム、同カリウム、同アンモニウム、水酸化ナト
リウム、同カリウム、同アンモニウム及び同リチウムな
どの無機アルカリ剤が挙げられる。また、モノメチルア
ミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチル
アミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノイソ
プロピルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソプロ
ピルアミン、n−ブチルアミン、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノ
イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、
エチレンイミン、エチレンジアミン、ピリジンなどの有
機アルカリ剤も用いられる。これらのアルカリ剤は、単
独もしくは、二種以上組合せて用いられる。
平版印刷版は、現像処理されるが、現像液、補充液とし
ては、従来より知られているアルカリ水溶液が使用でき
る。例えば、ケイ酸ナトリウム、同カリウム、同アンモ
ニウム、第二燐酸ナトリウム、同カリウム、同アンモニ
ウム、重炭酸ナトリウム、同カリウム、同アンモニウ
ム、炭酸ナトリウム、同カリウム、同アンモニウム、炭
酸水素ナトリウム、同カリウム、同アンモニウム、硼酸
ナトリウム、同カリウム、同アンモニウム、水酸化ナト
リウム、同カリウム、同アンモニウム及び同リチウムな
どの無機アルカリ剤が挙げられる。また、モノメチルア
ミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、モノエチル
アミン、ジエチルアミン、トリエチルアミン、モノイソ
プロピルアミン、ジイソプロピルアミン、トリイソプロ
ピルアミン、n−ブチルアミン、モノエタノールアミ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、モノ
イソプロパノールアミン、ジイソプロパノールアミン、
エチレンイミン、エチレンジアミン、ピリジンなどの有
機アルカリ剤も用いられる。これらのアルカリ剤は、単
独もしくは、二種以上組合せて用いられる。
【0095】また、該現像液中に必要に応じ、アニオン
性界面活性剤、両性活性剤やアルコール等の有機溶媒を
加えることができる。
性界面活性剤、両性活性剤やアルコール等の有機溶媒を
加えることができる。
【0096】
合成例 〈本発明化合物1〉3つ口フラスコ中にアセトンを加え
無水マレイン酸1モルを加え溶解する。その後、滴下ロ
ートで徐々に3−アミノプロピルトリメトキシシラン1
モルを加え、室温で12時間反応させ目的の化合物を得
ることができた。
無水マレイン酸1モルを加え溶解する。その後、滴下ロ
ートで徐々に3−アミノプロピルトリメトキシシラン1
モルを加え、室温で12時間反応させ目的の化合物を得
ることができた。
【0097】〈本発明化合物2〉3つ口フラスコ中にア
セトンを加え無水マレイン酸1モルを加え溶解する。そ
の後、滴下ロートで徐々にN−メチルアミノプロピルト
リメトキシシラン1モルを加え、50℃で12時間反応
させ目的の化合物を得ることができた。
セトンを加え無水マレイン酸1モルを加え溶解する。そ
の後、滴下ロートで徐々にN−メチルアミノプロピルト
リメトキシシラン1モルを加え、50℃で12時間反応
させ目的の化合物を得ることができた。
【0098】〈本発明化合物3〉3つ口フラスコ中にア
セトンを加え無水マレイン酸1モルを加え溶解する。そ
の後、滴下ロートで徐々に(3−グリシドキシプロピ
ル)トリエトキシシラン1モルを加え、50℃で12時
間反応させ目的の化合物を得ることができた。
セトンを加え無水マレイン酸1モルを加え溶解する。そ
の後、滴下ロートで徐々に(3−グリシドキシプロピ
ル)トリエトキシシラン1モルを加え、50℃で12時
間反応させ目的の化合物を得ることができた。
【0099】〈バインダー1の合成〉窒素気流下の三ツ
口フラスコにメタアクリル酸12部、メタアクリル酸メ
チル70部、アクリロニトリル8部、メタアクリル酸エ
チル10部、エタノール500部、α,α′−アゾビス
イソブチロニトリル3部を入れ窒素気流中80℃のオイ
ルバスで6時間反応させた。その後、トリエチルアンモ
ニウムクロライド3部、グリシジルメタクリレート0.
6部、を加え、3時間反応させ下記の化合物を得た。
口フラスコにメタアクリル酸12部、メタアクリル酸メ
チル70部、アクリロニトリル8部、メタアクリル酸エ
チル10部、エタノール500部、α,α′−アゾビス
イソブチロニトリル3部を入れ窒素気流中80℃のオイ
ルバスで6時間反応させた。その後、トリエチルアンモ
ニウムクロライド3部、グリシジルメタクリレート0.
6部、を加え、3時間反応させ下記の化合物を得た。
【0100】
【化14】
【0101】実施例1 塩酸を用いて電解粗面化し、次いで、ケイ酸ソーダで親
水化処理した。厚さ0.24mmのアルミニウム支持体
上に、下記処方の感光性組成物1を乾燥後の塗布量が、
1.4g/m2になるように塗布し、乾燥して感光層1
を形成した。次いで、該感光層上に下記処方のオーバー
コート層組成物1を乾燥後の塗布量が1.6g/m2に
なるように塗布し、乾燥し(保護層1)、感光性平版印
刷版を得た。
水化処理した。厚さ0.24mmのアルミニウム支持体
上に、下記処方の感光性組成物1を乾燥後の塗布量が、
1.4g/m2になるように塗布し、乾燥して感光層1
を形成した。次いで、該感光層上に下記処方のオーバー
コート層組成物1を乾燥後の塗布量が1.6g/m2に
なるように塗布し、乾燥し(保護層1)、感光性平版印
刷版を得た。
【0102】 〈感光性組成物1(感光層1)〉 増感色素A 0.40重量部 開始剤(1) 0.20重量部 U−324A(ウレタンアクリレートプレポリマー 新中村化学(株)製) 1.8重量部 DPHA(ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 日本化薬(株)製) 1.8重量部 合成例のバインダー1 2.0重量部 合成例の本発明化合物1 1.4重量部 フッ素系界面活性剤(住友スリーエム製FC−431) 0.5重量部 メチルエチルケトン 72重量部 シクロペンタノン 18重量部 フタロシアニン系顔料(御国色素(株)製) 0.6重量部 〈オーバーコート層組成物1(保護層1)〉 ポリビニルアルコール 9.9重量部 フッ素系界面活性剤F−142D(大日本インキ(株)製) 0.098重量部 水 90.0重量部 感光層は塗布後に、80℃で3分間乾燥し、後述する方
法により評価し結果を表1に示す。
法により評価し結果を表1に示す。
【0103】実施例2 増感色素Aを増感色素Bに、開始剤(1)を開始剤
(2)に変更した以外は感光層1と同様な組成物及び重
量部で作成し、実施例1同様に感光性平版印刷版を作成
し後述する方法により評価を行った。
(2)に変更した以外は感光層1と同様な組成物及び重
量部で作成し、実施例1同様に感光性平版印刷版を作成
し後述する方法により評価を行った。
【0104】
【化15】
【0105】実施例3 実施例1の本発明化合物1を本発明化合物2に変更した
以外は感光層1と同様な組成物及び重量部で作成し、実
施例1同様に感光性平版印刷版を作成し評価を行った。
以外は感光層1と同様な組成物及び重量部で作成し、実
施例1同様に感光性平版印刷版を作成し評価を行った。
【0106】実施例4 実施例1の本発明化合物1を本発明化合物3に変更した
以外は感光層1と同様な組成物及び重量部で作成し、実
施例1同様に感光性平版印刷版を作成し評価を行った。
以外は感光層1と同様な組成物及び重量部で作成し、実
施例1同様に感光性平版印刷版を作成し評価を行った。
【0107】比較例1 実施例1の本発明化合物1を添加せず、U−324A
(ウレタンアクリレートプレポリマー 新中村化学
(株)製)を2.0重量部に変更、DPHA(ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート 日本化薬(株)
製)を2.0重量部に変更、合成例1のバインダーを
3.0重量部に変更した以外は感光層1と同様な組成物
及び重量部で作成し、実施例1同様に感光性平版印刷版
を作成し評価を行った。
(ウレタンアクリレートプレポリマー 新中村化学
(株)製)を2.0重量部に変更、DPHA(ジペンタ
エリスリトールヘキサアクリレート 日本化薬(株)
製)を2.0重量部に変更、合成例1のバインダーを
3.0重量部に変更した以外は感光層1と同様な組成物
及び重量部で作成し、実施例1同様に感光性平版印刷版
を作成し評価を行った。
【0108】比較例2 実施例1の本発明化合物1を3−(トリエトキシシリ
ル)−2−メチルプロピルこはく酸無水物に変更した以
外は感光層1と同様な組成物及び重量部で作成し、実施
例1同様に感光性平版印刷版を作成し評価を行った。
ル)−2−メチルプロピルこはく酸無水物に変更した以
外は感光層1と同様な組成物及び重量部で作成し、実施
例1同様に感光性平版印刷版を作成し評価を行った。
【0109】比較例3 実施例1の本発明化合物1をγ−メタクリロキシプロピ
ルトリメトキシシランに変更した以外は感光層1と同様
な組成物及び重量部で作成し、実施例1同様に感光性平
版印刷版を作成し評価を行った。
ルトリメトキシシランに変更した以外は感光層1と同様
な組成物及び重量部で作成し、実施例1同様に感光性平
版印刷版を作成し評価を行った。
【0110】実施例5 塩酸を用いて電解粗面化し、次いで、ケイ酸ソーダで親
水化処理した。厚さ厚さ0.24mmのアルミニウム支
持体上に、合成例の本発明化合物1の固形分が0.2%
になるように溶液で作成し、該溶液を0.2g/m2に
なるように塗布し、80℃/2分熱乾燥処理して下引き
層を形成した。
水化処理した。厚さ厚さ0.24mmのアルミニウム支
持体上に、合成例の本発明化合物1の固形分が0.2%
になるように溶液で作成し、該溶液を0.2g/m2に
なるように塗布し、80℃/2分熱乾燥処理して下引き
層を形成した。
【0111】上述した下引済みの支持体に、下記の感光
性組成物2を乾燥後の塗布量が、1.4g/m2になる
ように塗布し、乾燥して感光層2を形成した。次いで、
該感光層上に下記処方のオーバーコート層組成物2を乾
燥後の塗布量が1.6g/m2になるように塗布し、乾
燥し(保護層2)、感光性平版印刷版を得た。感光層は
塗布後に、80℃で3分間乾燥した。
性組成物2を乾燥後の塗布量が、1.4g/m2になる
ように塗布し、乾燥して感光層2を形成した。次いで、
該感光層上に下記処方のオーバーコート層組成物2を乾
燥後の塗布量が1.6g/m2になるように塗布し、乾
燥し(保護層2)、感光性平版印刷版を得た。感光層は
塗布後に、80℃で3分間乾燥した。
【0112】 〈感光性組成物2(感光層2)〉 増感色素A 0.40重量部 開始剤(1) 0.20重量部 U−324A(ウレタンアクリレートプレポリマー 新中村化学(株)製) 2.0重量部 DPHA(ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート 日本化薬(株)製) 2.0重量部 合成例1のバインダー 3.0重量部 フッ素系界面活性剤(住友スリーエム製FC−431) 0.5重量部 メチルエチルケトン 72重量部 シクロペンタノン 18重量部 フタロシアニン系顔料(御国色素(株)製) 0.6重量部 〈オーバーコート層組成物2(保護層2)〉 ポリビニルアルコール 9.9重量部 フッ素系界面活性剤F−142D(大日本インキ(株)製) 0.098重量部 水 90.0重量部 このようにして作成した感光性平版印刷版について、実
施例1同様に評価を行った。
施例1同様に評価を行った。
【0113】実施例6 実施例5の下引き層の本発明化合物1を本発明化合物2
に変更した以外は実施例5同様に感光性平版印刷版を作
成し評価を行った。
に変更した以外は実施例5同様に感光性平版印刷版を作
成し評価を行った。
【0114】実施例7 実施例5の下引き層の本発明化合物1を本発明化合物3
に変更した以外は実施例5同様に感光性平版印刷版を作
成し評価を行った。
に変更した以外は実施例5同様に感光性平版印刷版を作
成し評価を行った。
【0115】比較例4 実施例5の下引き層の本発明化合物1を3−アミノプロ
ピルトリメトキシシランに変更した以外は実施例5同様
に感光性平版印刷版を作成し評価を行った。
ピルトリメトキシシランに変更した以外は実施例5同様
に感光性平版印刷版を作成し評価を行った。
【0116】比較例5 実施例5の下引き層の本発明化合物1を3−(トリエト
キシシリル)−2−メチルプロピルこはく酸無水物に変
更した以外は実施例5同様に感光性平版印刷版を作成し
評価を行った。
キシシリル)−2−メチルプロピルこはく酸無水物に変
更した以外は実施例5同様に感光性平版印刷版を作成し
評価を行った。
【0117】比較例6 実施例5の下引き層の本発明化合物1をγ−メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシランに変更した以外は実施
例5同様に感光性平版印刷版を作成し評価を行った。
キシプロピルトリメトキシシランに変更した以外は実施
例5同様に感光性平版印刷版を作成し評価を行った。
【0118】比較例7 実施例5の下引き層の本発明化合物1をカルボキシエチ
ルシラントリオール、ナトリウム塩に変更した以外は実
施例5同様に感光性平版印刷版を作成し評価を行った。
ルシラントリオール、ナトリウム塩に変更した以外は実
施例5同様に感光性平版印刷版を作成し評価を行った。
【0119】比較例8 実施例5の下引き層の本発明化合物1をN−(2−(ビ
ニルベンジルアミノ)エチル)−3−アミノプロピルト
リメトキシシラン・塩酸塩に変更した以外は実施例5同
様に感光性平版印刷版を作成し評価を行った。
ニルベンジルアミノ)エチル)−3−アミノプロピルト
リメトキシシラン・塩酸塩に変更した以外は実施例5同
様に感光性平版印刷版を作成し評価を行った。
【0120】このようにして作成した感光性平版印刷版
について、明室プリンター[大日本スクリーン(株)社
製 P−627−HA]を用い露光後、KD−52(コ
ニカ(株)製)を用いて30℃、20秒の現像条件にて
未露光部の感光層を溶出したものを、水洗後乾燥して画
像を作成し確認した。耐刷性の評価においては、Ugr
aプレートコントロールウェッジPCW82(ミカ電子
(株)社製)による画像を、連続階調ウェッジが3段と
なるような露光量で作成し、印刷機(ハイデルGTO)
で、コート紙、印刷インキ(東洋インキ製造(株)社
製:ハイプラスM紅)及び湿し水(コニカ(株)社製:
SEU−3 2.5%水溶液)を用いて印刷を行い、印
刷初期段階(3000枚程の時点)での印刷物の非画像
部の汚れを評価した。
について、明室プリンター[大日本スクリーン(株)社
製 P−627−HA]を用い露光後、KD−52(コ
ニカ(株)製)を用いて30℃、20秒の現像条件にて
未露光部の感光層を溶出したものを、水洗後乾燥して画
像を作成し確認した。耐刷性の評価においては、Ugr
aプレートコントロールウェッジPCW82(ミカ電子
(株)社製)による画像を、連続階調ウェッジが3段と
なるような露光量で作成し、印刷機(ハイデルGTO)
で、コート紙、印刷インキ(東洋インキ製造(株)社
製:ハイプラスM紅)及び湿し水(コニカ(株)社製:
SEU−3 2.5%水溶液)を用いて印刷を行い、印
刷初期段階(3000枚程の時点)での印刷物の非画像
部の汚れを評価した。
【0121】(印刷物の非画線部の汚れ評価基準) 非画線部が全く汚れない・・・○ 非画線部の一部が汚れる・・・△ 非画線部の全面が汚れる・・・× 全く画像ができない・・・・・×× また、その後印刷を続け、印刷物の画像部において画像
欠陥が生じた際の印刷部数を数え耐刷性とした。
欠陥が生じた際の印刷部数を数え耐刷性とした。
【0122】(感度評価)得られた感光性平版印刷版
の、保護層側が光源側になるように、ドラムに巻き付
け、ドラムを回転しながら、30mWアルゴンイオンレ
ーザーを露光した。露光後にKD−52(コニカ(株)
製:PS版用現像液)中に30℃、30秒浸漬して未露
光部の感光層を溶出したものを、水洗後乾燥して画像を
作成した。
の、保護層側が光源側になるように、ドラムに巻き付
け、ドラムを回転しながら、30mWアルゴンイオンレ
ーザーを露光した。露光後にKD−52(コニカ(株)
製:PS版用現像液)中に30℃、30秒浸漬して未露
光部の感光層を溶出したものを、水洗後乾燥して画像を
作成した。
【0123】感度の評価については、レーザー光強度は
ガウス分布していると考えて、ドラムの回転数を一定に
して、レーザー光強度の1/e2に相当するところの線
幅と形成された画像の線幅が等しいところの光強度(μ
W/cm2)を求め、照射時間との積からエネルギー値
を求めた。
ガウス分布していると考えて、ドラムの回転数を一定に
して、レーザー光強度の1/e2に相当するところの線
幅と形成された画像の線幅が等しいところの光強度(μ
W/cm2)を求め、照射時間との積からエネルギー値
を求めた。
【0124】(保存性)保存性については、露光現像処
理する前の版を55℃/20%RH(3日:DT−3、
5日:DT−5)及び高湿下条件で強制劣化40℃/8
0%RH(3日:LHT−3、5日:LHT−5)の条
件下で恒温槽(TABI ESPECCORP社製)に
投入した後上記と同じように露光、現像を行いその時の
非画線部の抜け性(印刷時における非画線部の汚れ)に
より保存後の現像性の評価とした。
理する前の版を55℃/20%RH(3日:DT−3、
5日:DT−5)及び高湿下条件で強制劣化40℃/8
0%RH(3日:LHT−3、5日:LHT−5)の条
件下で恒温槽(TABI ESPECCORP社製)に
投入した後上記と同じように露光、現像を行いその時の
非画線部の抜け性(印刷時における非画線部の汚れ)に
より保存後の現像性の評価とした。
【0125】(液停滞安定性)実施例1〜4、比較例1
〜3に関しては感光液の状態で30℃/12hr保存
後、実施例、比較例同様な方法で感光性平版を作成し、
その感材の保存性を評価し性能変動を見た。実施例5〜
7、比較例4〜8は、下引層の固形分の0.2%溶液を
作成し30℃/12hr保存後、実施例、比較例同様な
方法で感光性平版を作成し、その感材の保存性を評価し
性能変動を見た。
〜3に関しては感光液の状態で30℃/12hr保存
後、実施例、比較例同様な方法で感光性平版を作成し、
その感材の保存性を評価し性能変動を見た。実施例5〜
7、比較例4〜8は、下引層の固形分の0.2%溶液を
作成し30℃/12hr保存後、実施例、比較例同様な
方法で感光性平版を作成し、その感材の保存性を評価し
性能変動を見た。
【0126】それぞれの評価結果は表1に示す。
【0127】
【表1】
【0128】表1から、保存性が良好で現像時の非画線
部の版の汚れの発生が防止され、又、感光性組成物溶液
の性能安定性が保持され、更に、レーザー露光感度を有
するダイレクト製版に対応可能な感光性組成物が得られ
ることがわかる。
部の版の汚れの発生が防止され、又、感光性組成物溶液
の性能安定性が保持され、更に、レーザー露光感度を有
するダイレクト製版に対応可能な感光性組成物が得られ
ることがわかる。
【0129】
【発明の効果】本発明により保存性が良好で現像時の非
画線部の版の汚れの発生が防止され、又、感光性組成物
溶液の性能安定性が保持され、更に、レーザー露光感度
を有するダイレクト製版に対応可能な感光性組成物を提
供することができた。
画線部の版の汚れの発生が防止され、又、感光性組成物
溶液の性能安定性が保持され、更に、レーザー露光感度
を有するダイレクト製版に対応可能な感光性組成物を提
供することができた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI G03F 7/11 503 G03F 7/11 503
Claims (7)
- 【請求項1】 下記一般式(1)で表される化合物を含
有することを特徴とする感光性組成物。 【化1】 〔式中、AはSi、Ti又はAlを表し、R1、R2はそ
れぞれ水素原子、メチル基又はエチル基を表し、各々同
じであっても異なってもよい。R3はアルキレン基を表
し、R4は、水素原子、メチル基、エチル基、ヒドロキ
シ基、メトキシ基又はエトキシ基を表し、R5、R6はそ
れぞれ水素原子、アルキル基、アリール基を表し、Xは
アミド結合又はエステル結合を表す。〕 - 【請求項2】 上記一般式(1)で表される化合物の酸
価が5以上であることを特徴とする請求項1記載の感光
性組成物。 - 【請求項3】 前記一般式(1)で表される化合物、エ
チレン性不飽和結合を分子中に少なくとも1個有する光
重合可能な化合物、有機高分子重合体及び光重合開始剤
から成ることを特徴とする光重合性の感光性組成物。 - 【請求項4】 前記一般式(1)で表される化合物を含
む感光性層を少なくとも1つ有することを特徴とするネ
ガ型画像形成材料。 - 【請求項5】 前記一般式(1)で表される化合物を含
む感光性層を少なくとも1つ有することを特徴とする感
光性平版印刷版。 - 【請求項6】 親水化処理を施してある支持体上に前記
一般式(1)で表される化合物を含む感光性層を少なく
とも1つ有することを特徴とする感光性平版印刷版。 - 【請求項7】 支持体に直接隣接して、前記一般式
(1)で表される化合物を含む感光性層を有することを
特徴とする感光性平版印刷版。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32388396A JPH10161316A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 感光性組成物、ネガ型画像形成材料及び感光性平版印刷版 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32388396A JPH10161316A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 感光性組成物、ネガ型画像形成材料及び感光性平版印刷版 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10161316A true JPH10161316A (ja) | 1998-06-19 |
Family
ID=18159673
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32388396A Pending JPH10161316A (ja) | 1996-12-04 | 1996-12-04 | 感光性組成物、ネガ型画像形成材料及び感光性平版印刷版 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10161316A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006276768A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Kodak Polychrome Graphics Japan Ltd | 感光性平版印刷版 |
-
1996
- 1996-12-04 JP JP32388396A patent/JPH10161316A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006276768A (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-12 | Kodak Polychrome Graphics Japan Ltd | 感光性平版印刷版 |
WO2006109454A1 (ja) * | 2005-03-30 | 2006-10-19 | Kodak Graphic Communications Japan Ltd. | 感光性平版印刷版 |
JP4690090B2 (ja) * | 2005-03-30 | 2011-06-01 | コダック株式会社 | 感光性平版印刷版 |
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