JPH10160124A - コンロバーナ - Google Patents
コンロバーナInfo
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- JPH10160124A JPH10160124A JP31525396A JP31525396A JPH10160124A JP H10160124 A JPH10160124 A JP H10160124A JP 31525396 A JP31525396 A JP 31525396A JP 31525396 A JP31525396 A JP 31525396A JP H10160124 A JPH10160124 A JP H10160124A
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Abstract
を用いて高燃焼を実現するバーナは、内外のバーナが共
に炎口を外向きに設けて炎口数を増大させていたため、
中央の熱分布が悪化し、加熱むらが発生するとともに、
中央に大きな加熱量が要求される中華等の調理にも向か
ない不具合があった。 【解決手段】 コンロバーナ1を、内輪バーナ2と外輪
バーナ3の2重バーナとして高燃焼を実現する。内輪バ
ーナ2は、1次空気の割合が70%以上で、且つ炎を内
側に向けて形成する内向炎口10を備える。また、内向
炎口10の下方は閉塞部17で塞がれており、内向炎口
10で形成される炎は高温となるとともに、確実に上方
に吹き出され、調理具5の下面に沿って周囲に広がる。
外輪バーナ3が大火力で調理具5の周囲を加熱するとと
もに、内輪バーナ2の高温の炎が調理具5の内側を広い
範囲で加熱するため、上記の不具合を解決できる。
Description
輪バーナとを備えた自然吸引式のコンロバーナに関す
る。
ナが知られている。自然吸引式のバーナによるガスの燃
焼は、ノズルからのガスの噴入によって流入した1次空
気の他に、炎の周囲からの2次空気を必要とする。従来
のブンゼンバーナは、1次空気の供給率が理論空燃比を
100%とした場合40%〜70%であるため、炎の周
囲から多量の2次空気を必要とする。このため、ブンゼ
ンバーナの燃焼量を増大化するには、燃焼時に多量の2
次空気を必要とすることと、炎口数を増やすこととを満
足するべく、炎口を外向きに設けるのが有利である。こ
のため、図3に示すように、内輪バーナJ1 と外輪バー
ナJ2 とを備えた業務用コンロ等で使用される大径のコ
ンロバーナは、内輪バーナJ1 の炎口J3 と、外輪バー
ナJ2 の炎口J4 が共に外向きに設けられていた。
ナは、燃焼量増加による大径化により、中央の熱分布が
悪化し、加熱むらの要因となっている。また、高燃焼量
ではあるが、中央の熱分布が悪いため、中央に大きな加
熱量を要求される調理(例えば、中華料理等)には向か
ない不具合があった。
もので、その目的は、高燃焼量で、且つ加熱むらのない
自然吸引式のコンロバーナの提供にある。
を達成するために、次の技術的手段を採用する。 〔請求項1の手段〕コンロバーナは、自然吸引式の内輪
バーナと、この内輪バーナの外側に配置された自然吸引
式の外輪バーナとを備えるもので、前記外輪バーナは、
外側に向けて炎を形成する外向炎口を環状に備え、前記
内輪バーナは、内側に向けて炎を形成する内向炎口を環
状に備えることを特徴とする。
ナにおいて、前記内輪バーナは、ガスの噴入によって流
入する1次空気の供給率が理論空燃比を100%とした
場合の70%以上であり、且つ、前記内向炎口の下方に
おいて前記内輪バーナの内部を閉塞する閉塞部を備える
ことを特徴とする。
ナにおいて、前記外輪バーナは、ガスの噴入によって流
入する1次空気の供給率が理論空燃比を100%とした
場合の40%〜70%であることを特徴とする。
ーナと内輪バーナの二重バーナを用いることにより、1
重バーナに比較して大きな燃焼量を得ることができる。
また、外輪バーナは、炎を外側に向けて形成する外向炎
口を備えるため、大火力を得ることができるとともに、
鍋等の調理具下面の外側を加熱する。一方、内輪バーナ
は、炎を内側に向けて形成する内向炎口を備えるため、
調理具下面の内側を加熱する。つまり、請求項1による
コンロバーナは、高燃焼量であるとともに、外輪バーナ
と内輪バーナのそれぞれの炎によって、調理具下面にお
ける炎の分布状態が均一化し、調理具の加熱むらを減ら
すことができる。
は、流入する1次空気の供給率が70%以上であるた
め、内輪バーナから内向きに形成される炎は高温にな
る。また、内向炎口の下方において、内輪バーナの内部
が閉塞部で閉塞されているため、上方に鍋等の調理具が
載せられても、高温の炎が、確実に内輪バーナの上方へ
吹き上げられる。つまり、上方に調理具が乗せられた状
態では、上方へ吹き上げられた炎は、調理具の下面に沿
って、中心から周囲に広がり、結果的に広い範囲で調理
具を加熱する。
は、外輪バーナによる大火力で且つ外向きの炎と、内輪
バーナによる高温で且つ広い範囲に広がる炎とによっ
て、高燃焼量を確保できるとともに、調理具の加熱むら
を無くすことができる。また、内輪バーナの内部が閉塞
部で閉塞されているため、内部から上昇する空気流がな
い。このため、調理具の下面が空気流によって冷却され
ず、加熱効率に優れる。さらに、従来に比較して、中央
の加熱力が大きくなり、中央に大きな加熱量を要求され
る調理(例えば、中華料理等)にも適する。
は、1次空気の供給率が40%〜70%のブンゼンバー
ナであるが、炎口を外向きに備えるため、炎の周囲に多
量の2次空気が存在するとともに、炎口数が多くでき、
大火力に有利である。つまり、請求項2の内輪バーナと
組み合わせることで、大火力で且つ広い範囲で調理具を
加熱できる。
よび変形例に基づき説明する。 〔実施例〕実施例を図1および図2を用いて説明する。
図1はガスコンロGに搭載されたコンロバーナ1の断面
図、図2はコンロバーナ1の断面斜視図である。コンロ
バーナ1は、業務用等に用いられる高燃焼バーナで、自
然吸引式の内輪バーナ2と、この内輪バーナ2の外側に
配置された自然吸引式の外輪バーナ3とを備え、五徳4
に乗せられた鍋等の調理具5を、内輪バーナ2および外
輪バーナ3に形成される炎によって加熱するものであ
る。
る外向炎口6を環状に備える周知のブンゼンバーナで、
外輪用一次空気吸引部7と、ベンチュリ形の外輪用混合
部8とを備える。外輪用一次空気吸引部7は、燃料であ
るガスの供給を受け、外輪用混合部8内へ向けてガスを
噴射するノズル(図示しない)と、このノズルによるガ
スの噴入力(運動量)によって1次空気を外輪用混合部
8内へ供給するためのベル状の1次空気取入口(図示し
ない)とを備える。なお、1次空気取入口には、1次空
気の供給率を、理論空燃比を100%とした場合、40
%〜70%の範囲内に調節する外輪用レギュレータ(図
示しない)が設けられている。
7から供給されたガスと1次空気とを混合する通路であ
る。そして、外輪バーナ3は、外側に向けて炎を形成す
る外向炎口6を環状に備えるもので、外輪バーナ3の内
部には、外輪用混合部8で混合されたガスと1次空気の
混合気を、環状に配置された各外向炎口6へ供給するた
めの環状通路9が形成されている。
る内向炎口10を環状に備えるとともに、1次空気の供
給率が通常のブンゼンバーナである外輪バーナ3よりも
大きい自然吸引式のバーナで、内輪用一次空気吸引部1
1と、ベンチュリ形の内輪用混合部12とを備える。内
輪用一次空気吸引部11は、燃料であるガスの供給を受
け、内輪用混合部12内へ向けてガスを噴射するノズル
13と、このノズル13によるガスの噴入力(運動量)
によって1次空気を内輪用混合部12内へ供給するため
のベル状の1次空気取入口14とを備える。なお、1次
空気取入口14には、1次空気の供給率を、理論空燃比
を100%とした場合、70〜110%の範囲内に調節
する内輪用レギュレータ(図示しない)が設けられてい
る。
部11から供給されたガスと1次空気とを混合する通路
である。そして、内輪バーナ2は、内側に向けて炎を形
成する内向炎口10を環状に備える。また、内輪バーナ
2は、内輪用混合部12で混合されたガスと1次空気の
混合気を、各内向炎口10へ供給するための環状通路1
5が形成されている。
嵌め込まれた筒状体16に形成されたもので、この実施
例では、筒状体16に設けられた縦方向のスリットによ
って内向炎口10が形成されている。また、内輪バーナ
2には、内向炎口10の下方の底部において、内輪バー
ナ2の内部を閉塞する閉塞部17が形成されている。こ
の閉塞部17を設けることによって、五徳4に鍋等の調
理具5が載せられても、高温の炎が確実に内輪バーナ2
の上方へ吹き上げられ、炎が内輪バーナ2の下方へ吹き
出す不具合がない。
ーナ2の外側に配置されるため径が大きく、また、外輪
バーナ3の周囲に外向炎口6が設けられているため、炎
口数が多く、大火力(例えば、8000kcal/h)
を得ることができる。また、外向炎口6は、炎を外側に
向けて形成するため、図1の2点鎖線Aに示すように、
調理具5の下面の外側を加熱する。
輪バーナ3の火力に比較して火力が小さくても(例え
ば、4000kcal/h)、供給される1次空気の供
給率が70%以上であるため、内輪バーナ2から内向き
に形成される炎は1500℃ほどの高温になり(1次空
気の供給率が40%〜70%の通常のブンゼンバーナの
炎温度は、約1300℃)、結果的に高温の炎で調理具
5を加熱することができる。また、内向炎口10の下方
が閉塞部17で閉塞されているため、五徳4に調理具5
が載せられても、高温の炎が、確実に内輪バーナ2の上
方へ吹き上げられ、調理具5の下面に沿って中心から周
囲に広がり、図1の2点鎖線Bで示すように、調理具5
の中央を広い範囲で加熱する。また、内輪バーナ2の内
部が閉塞部17で閉塞されているため、内部から上昇す
る空気流がない。このため、調理具5の下面中央が空気
流によって冷却されず、結果的に加熱効率に優れる。
外輪バーナ3による大火力で且つ外向きの炎と、内輪バ
ーナ2による高温で且つ広い範囲に広がる炎とによっ
て、高燃焼量を確保できるとともに、調理具5の加熱む
らを無くすことができる。また、従来に比較して、中央
の加熱力が大きくなるため、中央に大きな加熱量を要求
される調理(例えば、中華料理等)にも適している。
2と外輪バーナ3とが同時に燃焼する場合を示したが、
もちろん、内輪バーナ2のみ、外輪バーナ3のみの燃焼
を切替可能に設けても良い。また、内輪バーナ2の燃焼
量および外輪バーナ3の燃焼量を調節可能に設けても良
い。
のスリットで形成した例を示したが、水平方向や斜め方
向のスリットで形成したり、多数の口によって形成する
など、他の形状によって内向炎口10を形成しても良
い。上記の実施例では、内輪バーナ2の1次空気の供給
率を70%以上に設けた例を示したが、40%〜70%
として通常のブンゼンバーナとしても良い。
図である(実施例)。
Claims (3)
- 【請求項1】自然吸引式の内輪バーナと、この内輪バー
ナの外側に配置された自然吸引式の外輪バーナとを備え
るコンロバーナにおいて、 前記外輪バーナは、外側に向けて炎を形成する外向炎口
を環状に備え、 前記内輪バーナは、内側に向けて炎を形成する内向炎口
を環状に備えることを特徴とするコンロバーナ。 - 【請求項2】請求項1のコンロバーナにおいて、 前記内輪バーナは、 ガスの噴入によって流入する1次空気の供給率が理論空
燃比を100%とした場合の70%以上であり、 且つ、前記内向炎口の下方において前記内輪バーナの内
部を閉塞する閉塞部を備えることを特徴とするコンロバ
ーナ。 - 【請求項3】請求項2のコンロバーナにおいて、 前記外輪バーナは、 ガスの噴入によって流入する1次空気の供給率が理論空
燃比を100%とした場合の40%〜70%であること
を特徴とするコンロバーナ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31525396A JP3315331B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | コンロバーナ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31525396A JP3315331B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | コンロバーナ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10160124A true JPH10160124A (ja) | 1998-06-19 |
JP3315331B2 JP3315331B2 (ja) | 2002-08-19 |
Family
ID=18063214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31525396A Expired - Fee Related JP3315331B2 (ja) | 1996-11-26 | 1996-11-26 | コンロバーナ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3315331B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6316834B1 (en) * | 1998-06-12 | 2001-11-13 | Vlsi Technology, Inc. | Tungsten plugs for integrated circuits and method for making same |
JP2009058195A (ja) * | 2007-09-03 | 2009-03-19 | Rinnai Corp | コンロ用バーナ |
CN102691249A (zh) * | 2012-06-05 | 2012-09-26 | 中联重科股份有限公司 | 线型加热器、摊铺机中熨平板的加热装置和摊铺机 |
US20170292711A1 (en) * | 2016-04-11 | 2017-10-12 | Oriental System Technology Inc. | Gas stove having temperature sensing function |
-
1996
- 1996-11-26 JP JP31525396A patent/JP3315331B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6316834B1 (en) * | 1998-06-12 | 2001-11-13 | Vlsi Technology, Inc. | Tungsten plugs for integrated circuits and method for making same |
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US20170292711A1 (en) * | 2016-04-11 | 2017-10-12 | Oriental System Technology Inc. | Gas stove having temperature sensing function |
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---|---|
JP3315331B2 (ja) | 2002-08-19 |
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