JPH10160056A - 傾斜機能性パイプ及び傾斜機能性管継手 - Google Patents

傾斜機能性パイプ及び傾斜機能性管継手

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JPH10160056A
JPH10160056A JP33166996A JP33166996A JPH10160056A JP H10160056 A JPH10160056 A JP H10160056A JP 33166996 A JP33166996 A JP 33166996A JP 33166996 A JP33166996 A JP 33166996A JP H10160056 A JPH10160056 A JP H10160056A
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JP
Japan
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sus
mixture
pipe joint
functionally graded
different materials
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JP33166996A
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Inventor
Koichi Nakano
光一 中野
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Takata Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Takata Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パイプや管継手の異種材料の接合界面の残留
応力、及び温度差の大きな使用環境で発生する熱応力を
緩和して、破断(又は亀裂の発生)等を防止することが
できる信頼性に優れた傾斜機能性パイプ及び傾斜機能性
管継手を提供する。 【解決手段】 異なる材料Aと材料Bを長軸方向に傾斜
配合している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種産業分野にお
けるプラントの配管設備や各種機器、及びその周辺の配
管設備に利用される熱応力緩和特性に優れた傾斜機能性
パイプ及び傾斜機能性管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、気体、液体、粉粒体等を搬送する
配管設備が利用されている。ところで、この配管設備で
は、二つの異種材料からなるパイプ同士を連結したり
(例えば、冷凍機やボイラー、熱交換器で銅管とステン
レス鋼管を連結するなど)、或いは二つの異種材料を
厚み方向に組み合わせたパイプを使用したり(例えば、
空気輸送管で鋼管の内面に耐摩耗性材料であるライニン
グ材を内貼りしたり、電気絶縁継手でねじ部の表面に絶
縁材料である高分子材料を皮膜したりするなど)してい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の配管設備(また、これに使用するパイプ及び管継手
を含む)では、未だ、以下の解決すべき課題を有してい
た。例えば、二つの異種材料からなるパイプを管継手で
連結する場合、それぞれのパイプの間に大きな温度差が
生じたり、或いは内部流体の温度変化や高温流体の断続
的な流動によって加熱・冷却の熱サイクルが生じたりす
ると、それぞれのパイプ及び該パイプを連結する管継手
に、大きな熱応力が生じる。そこで、前記管継手に生じ
る熱応力を緩和するための伸縮継手が提案されている
が、この伸縮継手は構造が複雑で製造費用が高い。そこ
で、二つの異なる材料を長軸方向に溶接又は爆着した管
継手も考えられている。しかし、たとえ、それぞれの材
料を爆着していても、それぞれの線膨張係数が大きく異
なるため、異種材料の接合界面に熱応力が生じて、破断
(又は亀裂)が発生し易い。また、材料によっては、溶
接不可能な場合もある。
【0004】また、セメントや石炭等の粉粒体を空気輸
送する際、配管内の摩耗を防止するため、耐摩耗性材料
であるライニング材を接着剤で内貼りしたパイプ、及
び、内面にライニング材を接着剤で内貼りした管継手が
考えられている。しかし、粉粒体の輸送量や、輸送速度
に依っては、パイプ及び管継手が高温となって、接着剤
が融解し、ライニング材が剥離して、破壊が生じる。更
に、油井、ガス井などでは、通常、鋼管を使用し、腐食
の激しい箇所にステンレス鋼管を摩擦圧接等で接続して
いる。しかし、異種材料を接続しているため、鋼管とス
テンレス鋼管の間に電位差が生じ、腐食が生じる。そこ
で、異種材料間に起電力が発生するのを防止するため、
電気絶縁継手が使用されているが、ねじ部(端部)の表
面に絶縁材料である高分子材料を皮膜しているため、脱
着作業を繰り返す際に、皮膜材料が剥離する。そこで、
前記と同様、二つの異なる材料を長軸方向に爆着した管
継手も考えられている。しかし、それぞれの材料の線膨
張係数が異なるため、気体、液体を流す際、該管継手に
応力の負荷・除荷が繰り返され、異種材料の接合界面に
残留応力が生じて、破断が発生し易い。
【0005】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
で、パイプや管継手の異種材料の接合界面の残留応力、
及び温度差の大きな使用環境で発生する熱応力を緩和し
て、破断(又は亀裂の発生)等を防止することができる
信頼性に優れた傾斜機能性パイプ及び傾斜機能性管継手
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項1
記載の傾斜機能性パイプは、異なる材料Aと材料Bを厚
み方向に傾斜配合している。請求項2記載の傾斜機能性
パイプは、異なる材料Aと材料Bを長軸方向に傾斜配合
している。請求項3記載の傾斜機能性管継手は、異なる
材料Aと材料Bを長軸方向に傾斜配合している。請求項
4記載の傾斜機能性管継手は、異なる材料Aと材料Bを
厚み方向に傾斜配合している。請求項5記載の傾斜機能
性管継手は、金属からなる材料A及び材料Bの中央に絶
縁体からなる材料Cをそれぞれ長軸方向に傾斜配合して
いる。ここで、請求項1及び2記載の傾斜機能性パイ
プ、及び、請求項3及び4記載の傾斜機能性管継手にお
いて、前記材料Aとしては、鉄を始め、SUS303、
SUS304等のステンレス鋼、タングステン、モリブ
デン、及びその他の金属材料、セラミックス(Zr
2 、Al2 3 、SiC、Si3 4 、BN等)等、
また、前記材料Bとしては、銅、ニッケル、アルミニウ
ム、銀等を含む金属材料が挙げられる。また、請求項5
記載の傾斜機能性管継手において、前記材料A、Bとし
ては、SUS303、SUS304等のステンレス鋼、
銅、ニッケル、モリブデン等、及びその他の金属材料、
また、前記材料Cとしては、セラミックス(ZrO2
Al2 3 、SiC、Si3 4 、BN等)等が含まれ
る。また、前記材料A、Bは、同一材料又は異種材料の
いずれであってもよい。
【0007】本発明者は、管継手(パイプも同様であ
る)について鋭意検討を重ねた結果、該管継手を、異な
る材料Aと材料Bを長軸方向に傾斜配合した傾斜機能性
管継手にすると、該管継手の熱伝導率を大きくすること
ができると共に、例えば、高温の液体を断続的に流した
りするときなど、該管継手に熱サイクルが生じる際、異
なる材料Aと材料Bを傾斜配合して形成される接合界面
に発生する残留熱応力を緩和することができることを知
見し得た。ここで、異なる材料Aと材料Bを長軸方向に
傾斜配合したn層の混合体を有する管継手について、一
次元の非定常温度場で測定した熱伝導率を用いて、熱伝
導解析を行った結果について説明する。まず、この管継
手が、図9に示すように、異なる材料Aと材料Bを長軸
方向に一列に傾斜配合したn個の混合体を有する多層壁
であるため、一次元の熱伝導問題として取扱うことがで
き、下記3項目の仮定のもと、熱伝導に関するフーリエ
の法則から、下記(1)式が成立する。
【0008】それぞれの混合体は均一で、混合体内部
の温度分布は方向角に依存せず、平板の板厚方向のみの
関数で示される。 それぞれの混合体の温度は、測定時間内で定常状態と
考える(即ち、界面(壁面)の温度は一定である)。 それぞれの混合体の熱伝導率の温度依存性は、測定温
度域で無視できる。従って、 Q=−λ・∂T/∂x ・・・・・・・・・・・・・・・・・(1) となる。但し、Qは、単位面積、単位時間当たりの熱流
量、λは、物質の熱伝導率、∂T/∂xは、熱流量方向
の温度勾配である。
【0009】この際、厚さΔxの平均値を考えて積分す
ると、下記(2)式が成立する。 Q=−λ・(TB −TA )/Δx ・・・・・・・・・・・・(2) 但し、TA 、TB は、それぞれ壁面(接合界面)の温度
である。また、Aは上流側(図9中、左端)、Bは下流
側(図9中、右端)を示す。また、熱流量Qはどの界面
でも同じであるため、下記(3)式が成立する。 Q=−λ1 ・(T1 −T0 )/Δx1 =−λ2 ・(T2 −T1 )/Δx2 =・・・ =−λn ・(Tn −Tn-1 )/Δxn ・・・・・・・・・(3) 但し、Ti は、接合界面の温度、λi は、混合体iの熱
伝導率、Δxi は、混合体iの厚さである。
【0010】ここで、上述した式を連立させて、T1
n-1 を消去すると、下記(4)式が成立する。 Q=−(Tn −T0 )/ (Δx1 /λ1 +Δx2 /λ2 +・・+Δxn /λn )・・・(4) また、管継手の平均熱伝導率をλとすると、下記(5)
式が成立する。 Q=−λ・(Tn −T0 )/(Δx1 +Δx2 +・・+Δxn )・・(5) 従って、λは前記(4)、(5)式より、下記(6)式
となる。
【0011】
【数1】
【0012】ここで、前記管継手が、ステンレス鋼(具
体的にはオーステナイト系ステンレス鋼(SUS30
4):但し、SUSとも略す)及び銅を長軸方向に傾斜
配合させた11個の混合体(但し、各混合体の厚さΔx
=1mm(10-3m))からなり、各混合体の熱伝導率
が、線型複合則を略満足すると仮定する(図10はM
o、銅を組合せた場合の熱伝導率(293K)である
が、線型複合則を略満足すると言える)と、表1に示す
既知の熱伝導より、この管継手の平均熱伝導率λは、前
記(6)式より、λ=200〔W/(m・K)〕とな
る。従って、SUS304の熱伝導率λ1 =16.0
〔W/(m・K)〕に比較して、複合材料である管継手
の平均熱伝導率を大きくすることができ、たとえ、該管
継手内に高温の液体を断続的に流しても、該管継手の温
度上昇を少なくすることができることを知見し得た(こ
れにより、各混合体の接合界面に生じる熱応力を緩和で
きることも推察される)。また、該管継手に所望の平均
熱伝導率を付与したい場合、前記(6)式において、各
混合体の厚さΔxi を適当に設定することにより、所望
する平均熱伝導率が得られることも知見し得る。
【0013】
【表1】
【0014】次に、異なる材料Aと材料Bを長軸方向に
傾斜配合したn層の混合体を有する管継手について、熱
応力解析を行った結果について説明する。まず、一般
に、線膨張係数(熱膨張係数)は、下記(7)式又は
(8)式により定義される。 α=L-1・dL/dt ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・(7) α=L1 -1・(L2 −L1 )/(t2 −t1 ) ・・・・・・・・(8) 但し、αは線膨張係数(熱膨張係数)、Lは対象物の長
さ、L1 は温度t1 時の対象物の長さ、L2 は温度t2
時の対象物の長さである。
【0015】ここで、前記(8)式を、L2 について解
くと下記(9)式となる。 L2 =L1 ・〔1+α(t2 −t1 )〕 ・・・・・・・・・・・・(9) 従って、ある物質の縦弾性係数(ヤング率)をEとする
と、温度上昇(t1 <t2 )による伸びを完全に拘束し
た場合、圧縮応力σc が生じることになる。この結果、
該圧縮応力σc は下記(10)式で表される。 σc =−E・ε=−E・(L2 −L1 )/L2 =−αE(t2 −t1 )/〔1+α(t2 −t1 )〕 ・・・(10) 逆に、温度降下(t1 >t2 )による縮みを完全に拘束
すると、引張応力σtが生じ、該引張応力σt は下記
(11)式で表される。 σt =E・ε=E・(L2 −L1 )/L2 =αE(t2 −t1 )/〔1+α(t2 −t1 )〕 ・・・・(11)
【0016】なお、前記(10)式、(11)式中、α
(t2 −t1 )は1に対して著しく小さいので、下記
(12)式のように整理される(但し、引張応力σt
正の値、圧縮応力σc は負の値となる)。 σ=α・E・(t2 −t1 ) ・・・・・・・・・・・・・・・・(12) ここで、単一材料の熱応力解析、二つの異種材料を
単一界面で接合した場合の接合界面の熱応力解析、複
数(層数:n)の材料を一列に並べて接合した場合(図
9参照)の任意の接合界面の熱応力解析を行い、管継手
の熱応力緩和の有効性を確認する。
【0017】まず、単一材料の熱応力解析を行う。こ
こで、SUS304単一材料を任意の温度範囲Δt(=
2 −t1 )内で加熱・冷却した場合を考えると、下記
(13)式に示すように、SUS304単一材料内に
2.625×Δt〔MPa〕の残留熱応力が発生する。 σSUS =α1 ・E1 ・Δt =13.6×10-6〔K-1〕×193〔GPa〕×Δt〔K〕 =2.625×Δt〔MPa〕 ・・・・・・・・・・・・(13) また、同様に、銅単一材料を任意の温度範囲Δt内で加
熱・冷却した場合を考えると、下記(14)式に示すよ
うに、銅単一材料内に2.147×Δt〔MPa〕の残
留熱応力が発生する。 σCu=α2 ・E2 ・Δt =17.6×10-6〔K-1〕×122〔GPa〕×Δt〔K〕 =2.147×Δt〔MPa〕 ・・・・・・・・・・・・・(14) なお、SUS304、及び銅の縦弾性係数(ヤング率)
1 、E2 、及び線膨張係数(熱膨張係数)α1 、α2
は、表2に示す通りである。
【0018】
【表2】
【0019】次に、二つの異種材料(SUS304、
銅)を単一界面で接合した場合の接合界面の熱応力解析
を行う。ここで、SUS304と銅を単一界面で接合し
た二層の複合材料を想定し、これを任意の温度範囲Δt
内で加熱・冷却した場合を考えると、この単一界面に作
用している残留熱応力ΔσA は、下記(15)式に示す
ように、0.478Δt〔MPa〕となる。 ΔσA =σSUS −σCu =0.478×Δt〔MPa〕 ・・・・・・・・・・・・(15)
【0020】更に、複数の材料を一列に並べて接合し
た場合の任意の接合界面の熱応力解析を行う。ここで、
二つの異種材料(SUS304、銅)を組み合わせて傾
斜組成化した複合材料(層数n)を想定し、この複合材
料の縦弾性係数(ヤング率)E1 、E2 、及び線膨張係
数(熱膨張係数)α1 、α2 が、線型複合則に従うと仮
定すると、端からk番目、及び(k+1)番目の混合体
の残留熱応力σk 、σk+1 は、それぞれ、下記(16)
式、(17)式となる。 σk =〔kE1 +(n−k+1)E2 〕/(n+1)× 〔kα1 +(n−k+1)α2 〕/(n+1)×Δt =〔kE1 +(n−k+1)E2 〕×〔kα1 +(n−k+1)α2 〕 ×Δt/(n+1)2 ・・・・・・・・・・・・・・・(16) σk+1 =〔(k+1)E1 +(n−k)E2 〕/(n+1)× 〔(k+1)α1 +(n−k)α2 〕/(n+1)×Δt =〔(k+1)E1 +(n−k)E2 〕× 〔(k+1)α1 +(n−k)α2 〕× Δt/(n+1)2 ・・・・・・・・・(17)
【0021】従って、k番目、及び(k+1)番目の混
合体の界面に作用している残留熱応力Δσk は、下記
(18)式となる。 Δσk =σk+1 −σk =〔〔(k+1)E1 +(n−k)E2 〕× 〔(k+1)α1 +(n−k)α2 〕− 〔kE1 +(n−k+1)E2 〕× 〔kα1 +(n−k+1)α2 〕〕×Δt/(n+1)2 ・・・・・・・・(18) 但し、E1 はSUS304の縦弾性係数、E2 は銅の縦
弾性係数、α1 はSUS304の線膨張係数、α2 は銅
の線膨張係数である。
【0022】この結果、たとえ、縦弾性係数(ヤング
率)E1 、E2 、及び線膨張係数(熱膨張係数)α1
α2 の温度依存性を考慮したとしても、 E2 ≦〔kE1 +(n−k+1)E2 〕/(n+1)≦E1 ・・(19) α1 ≦〔kα1 +(n−k+1)α2 〕/(n+1)≦α2 ・・(20) となるので、前記(13)〜(15)、(18)式よ
り、下記(21)式が成立する。 Δσk < ΔσA < σCu < σSUS ・・・・・・・・(21)
【0023】従って、単一材料に作用する残留熱応力
(σSUS 、σCu)、二つの異種材料(SUS304、
銅)を単一界面で接合した接合界面に作用する残留熱応
力(ΔσA )に比較して、二つの異種材料(SUS30
4、銅)を組み合わせて傾斜組成化した複合材料の各混
合体の接合界面に作用する残留熱応力(Δσk )が最も
小さな値であることを知見し得、この結果、各混合体の
接合界面に残留する熱応力を緩和して、熱膨張差による
破壊等を防止できることを知見し得た。また、各混合体
の組成比、層数、及び厚みを変化させることによって、
応力勾配(又は応力分布)も変化させることができるの
で、残留熱応力を所望の値に制御できることも知見し得
た。なお、ここでは、傾斜機能性管継手の場合について
説明したが、異なる材料Aと材料Bを長軸方向に傾斜配
合した傾斜機能性パイプについても同様のことが言え
る。また、長軸方向に傾斜配合した場合について説明し
たが、厚み方向に傾斜配合した場合についても同様のこ
とが言える。また、ここでは、SUS304と銅を組み
合わせた場合について説明したが、例えば、Moと銅の
場合についても同様のことが言える。なお、Moと銅の
混合比を変えたときの熱伝導率、及び線膨張係数(熱膨
張係数)は図10、図11を参考にすればよい(但し、
Moの線膨張係数(熱膨張係数)は、4.9×10
-6〔K-1〕、縦弾性係数(ヤング率)は、336.3
〔GPa〕である)。更に、セラミックスと金属材料
(例えば、ZrO2 とSUS304)を組み合わせた場
合についても同様のことが言える。
【0024】従って、請求項1、2記載の傾斜機能性パ
イプ、及び請求項3〜5記載の傾斜機能性管継手におい
ては、異なる材料Aと材料Bを厚み方向に傾斜配合した
り、長軸方向に傾斜配合したり、金属からなる材料A及
び材料Bの中央に絶縁体からなる材料Cをそれぞれ長軸
方向に傾斜配合したので、使用の際、該パイプ、管継手
が高温となるのを防止することができると共に、たと
え、該パイプや、管継手に熱サイクルが生じたとして
も、隣り合う混合体の線膨張係数(熱膨張係数)を近似
させることができるので、該パイプ、管継手に生じる熱
応力を分散して緩和し、破断(又は亀裂の発生)等を防
止することができる。また、たとえ、材料A、B、C
が、溶接や爆着等で接合できない材料であっても、厚み
方向又は長軸方向に傾斜配合して、容易に接合すること
が可能となる。
【0025】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。 (第1の実施の形態)まず、図1を参照して、本発明の
第1の実施の形態に係る傾斜機能性管継手Cについて説
明する。図示するように、本実施の形態に係る傾斜機能
性管継手Cは、異なる材料A(ステンレス鋼の一例であ
るSUS304:但し、以下SUSと略す)と材料B
(銅)を長軸方向に傾斜配合したもので、その両端部に
それぞれ配置された100%SUS、100%Cuの混
合体10、20の間に10%ずつ混合比を変えた混合体
11〜19を配置したフルカップリング(25A、スケ
ジュール80)である。なお、該傾斜機能性管継手Cの
それぞれの差し込み部C1には、雌ねじが切られてい
る。また、100%SUS、100%Cuの混合体1
0、20は、説明の便宜上、「混合体」の名を付した。
また、前記「%」は重量%又は体積%若しくは原子%い
ずれであってもよいが、本実施の形態では、重量%とし
た。また、本実施の形態では、該傾斜機能性管継手Cの
長さ(L1 )を40.1mm、それぞれの差し込み部C
1の深さ(L2 )を14.4mm、差し込み部C1間の
突き当て部C2の長さ(L3 )を11.3mmとし、各
混合体10、20の厚み(長軸方向)を約5.0mm、
各混合体11〜19の厚み(長軸方向)を約3.34m
mとした。また、本実施の形態では、傾斜機能性管継手
Cの外径(φ1 )を45.5mm、差し込み部C1の内
径(φ2 )をそれぞれ34.5mm、突き当て部C2の
内径(φ3 )を27.2mmとした。
【0026】また、本実施の形態の傾斜機能性管継手C
を、6A、スケジュール80のフルカップリングとす
る場合、前記φ1 =17.4mm、前記φ2 =11.0
mm、前記φ3 =7.1mm、10A、スケジュール
80のフルカップリングとする場合、前記φ1 =24.
8mm、前記φ2 =17.8mm、前記φ3 =12.7
mm、20A、スケジュール80のフルカップリング
とする場合、前記φ1=38.0mm、前記φ2 =2
7.7mm、前記φ3 =21.4mmとしてもよい。こ
の場合、傾斜機能性管継手の長さ(L1 )、差し込み部
C1の深さ(L2 )、突き当て部C2の長さ(L3 )は
前記と同じでよい(前記L1 =40.1mm、前記L2
=14.4mm、前記L3 =11.3mm)。また、各
混合体10〜20の厚さも前記と同じであってよい。
【0027】次に、図2を参照して、上述した構成を有
する傾斜機能性管継手Cの製造方法について説明する。
まず、図2(a)に示すように、SUS304の粉末A
と銅の粉末Bとを用意し、重量において10wt%ずつ
組成を変えた混合粉末を造る。そして、図2(b)に示
すように、各混合粉末をミキサーの一例であるV型混合
機21に入れて均一に混合して均一混合粉末を製造する
(以上、第1工程)。なお、傾斜機能性管継手Cの両端
部に配置される物質は、それぞれ100%SUS、10
0%銅の粉末であるため、この混合する工程を省略でき
る。また、前記100%SUS、100%Cuの混合体
10、20には、バルク材を使用することもできる。次
に、図2(c)に示すように、前工程で作製されたSU
S100%の均一混合粉末を、鉄又は鋼、若しくはカー
ボンスチール製のカプセル22に所望量入れ、図示しな
い加圧装置によって約50〜100MPa程度の加圧力
で加圧成形する。そして、この加圧成形されたSUS1
00%の成形体の上に、90%SUS−10%Cuの均
一混合粉末を所望量入れた後、前記と同様、約50〜1
00MPa程度の加圧力で加圧成形する。以下、同様
に、80%SUS−20%Cu、70%SUS−30%
Cu、60%SUS−40%Cu、50%SUS−50
%Cu、40%SUS−60%Cu、30%SUS−7
0%Cu、20%SUS−80%Cu、10%SUS−
90%Cu、100%Cuの均一混合粉末の順に、繰り
返す。
【0028】これによって、高さ方向(傾斜機能性管継
手C完成時には長軸方向)に、各均一混合粉末が加圧積
層された圧粉体が製造される(以上、第2工程)。な
お、上述した加圧装置としては、1軸又は2軸加圧装
置、若しくはCIP装置等が使用できる。次に、図2
(d)に示すように、カプセル22の上蓋22aをTI
G溶接した後、加熱炉に入れて銅の融点以下の高温度
(約600℃以上)に加熱しながら、脱気管22bより
脱気する。そして、この状態で、約1時間保持し、カプ
セル22内を真空に減圧した後、脱気管22bをかしめ
て封入し、かしめ部の上端を切断して、切断部をTIG
溶接する(以上、第3工程)。更に、図2(e)に示す
ように、前工程で作製された圧粉体の焼結物23を高温
高圧の相乗効果を利用するHIP法(等方加圧加熱法)
によって緻密な組成物を製造する(以上、第4工程)。
なお、この場合の加熱は材料の酸化を防止するため、不
活性ガス雰囲気によって行うものとする。また、以上の
工程は、グラファイトダイ48a及びグラファイトモー
ルド48bを有する2軸加圧装置48(図4参照)を用
いたプラズマ放電焼結法(又はPAS法、SPS法とい
う)により行うこともできる。そして、最後に、前工程
で作製された焼結物23の周囲に張り付いたカプセル2
2を機械加工によって取り除くと共に、所要の形状・寸
法に加工して、本実施の形態に係る傾斜機能性管継手C
を完成する(以上、第5工程)。
【0029】以上のように本実施の形態に係る傾斜機能
性管継手Cによれば、異なる材料A(SUS304)と
材料B(銅)を長軸方向に傾斜配合したので、冷凍機や
ボイラー、熱交換器に使用する際、該傾斜機能性管継手
Cが高温となるのを防止できると共に、たとえ、該傾斜
機能性管継手Cに熱サイクルが生じたとしても、例え
ば、異なる材料A(SUS304)と材料B(銅)を長
軸方向に単一界面で接合した場合に比較して、該傾斜機
能性管継手Cの各混合体10〜20の接合界面に生じる
熱応力を分散して緩和することができ、破断(又は亀裂
の発生)等を防止することができる。また、該傾斜機能
性管継手Cを製造する場合、例えば、各均一混合粉末毎
に加圧成形して圧粉体を成形した後、これらを層状に積
層する場合、各圧粉体毎に、最終製品である傾斜機能材
料の寸法を考慮して、寸法・形状を出す必要があるな
ど、作業工程が煩雑・複雑になる恐れがあるが、カプセ
ル22に所望の均一混合粉末を所望量入れて加圧成形し
た後、更に別の均一混合粉末を所望量入れて加圧成形す
る作業を繰り返して圧粉体を作製したので、前記の問題
を解消することができる。
【0030】(第2の実施の形態)次に、図3を参照し
て、本発明の第2の実施の形態に係る傾斜機能性管継手
Dについて説明する。図示するように、本実施の形態に
係る傾斜機能性管継手Dは、異なる材料A(銅)と材料
B(ステンレス鋼の一例であるSUS304:但し、以
下SUSと略す)を長軸方向に傾斜配合したもので、そ
の両端部にそれぞれ配置された100%Cu、100%
SUSの混合体49、59の間に10%ずつ混合比を変
えた混合体50〜58を配置したハーフカップリング
(15A、スケジュール80)である。なお、前記と同
様、該傾斜機能性管継手Dのそれぞれ差し込み部D1に
は、雌ねじが切られている。また、100%Cu、10
0%SUSの混合体49、59は、説明の便宜上、「混
合体」の名を付し、前記「%」は重量%とした。また、
本実施の形態では、該傾斜機能性管継手Dの長さ
(L4 )を51.0mm、差し込み部D1の深さ
(L5 )を10.0mmとし、各混合体49、59の厚
み(長軸方向)を約12.0mm、各混合体50〜58
の厚み(長軸方向)を約3.0mmとした。また、本実
施の形態では、傾斜機能性管継手Dの外径(φ4 )を3
2.3mm、差し込み部D1の内径(φ5 )を22.2
mm、突き当て部D2の内径(φ6)を16.1mmと
した。
【0031】次に、図2、図4を参照して、上述した構
成を有する傾斜機能性管継手Dの製造方法について説明
する。まず、図2(a)に示すように、銅の粉末AとS
USの粉末Bとを用意し、重量において10wt%ずつ
組成を変えた混合粉末を造る。そして、図2(b)に示
すように、各混合粉末をミキサーの一例であるV型混合
機21に入れて均一に混合して均一混合粉末を製造する
(以上、第1工程)。次に、図4(a)に示すように、
前工程で作製されたSUS100%の均一混合粉末を、
グラファイトダイ48a及びグラファイトモールド48
bを有する2軸加圧装置48に所望量入れる。そして、
約50〜100MPa程度の加圧力で加圧成形しつつ、
図4(b)に示すように、グラファイトダイ48aに、
印加電流5000A、印加電圧約10V以下のパルス電
圧を所定時間(約90秒以内)かけた後、焼結電流(図
4(b)中、右端)を数分間(約3〜5分間)通電す
る。この結果、グラファイトダイ48a及びグラファイ
トモールド48b中に、前記パルス電流及び焼結電流が
流れると共に、2軸加圧装置48内の均一混合粉末内に
も前記電流が流れ、酸化物が除去されると共に、該均一
混合粉末内でジュール熱が発生し、大気中において、緻
密な焼結体が作製される。
【0032】そして、この加圧成形されたSUS100
%の焼結体の上に、90%SUS−10%Cuの均一混
合粉末を所望量入れた後、前記と同様、約50〜100
MPa程度の加圧力で加圧成形しつつ、パルス電流及び
焼結電流を流して、焼結体を作製する。以下、同様に、
80%SUS−20%Cu、70%SUS−30%C
u、60%SUS−40%Cu、50%SUS−50%
Cu、40%SUS−60%Cu、30%SUS−70
%Cu、20%SUS−80%Cu、10%SUS−9
0%Cu、100%Cuの均一混合粉末の順に、繰り返
す。これによって、高さ方向(傾斜機能性管継手D完成
時には長軸方向)に、各均一混合粉末が加圧積層された
焼結体が製造される(以上、第2工程)。なお、この第
2工程は、先に各均一混合粉末を積層充填してタッピン
グした後、上述したプラズマ放電焼結処理を行うことに
よっても実施できる。そして、最後に、前工程で作製さ
れた焼結体を機械加工によって所要の形状・寸法に加工
して、本実施の形態に係る傾斜機能性管継手Dを完成す
る(以上、第3工程)。
【0033】以上のように本実施の形態に係る傾斜機能
性管継手Dによれば、本発明の第1の実施の形態と同様
の効果が得られる。また、前記傾斜機能性管継手Dを製
造する場合、例えば、本発明の第1の実施の形態の如
く、HIP法や拡散接合法を適用すると、焼結時間が長
く(各混合体10〜20の大きさにも依るが約1時間程
度)なったり、各混合体10〜20の表面が酸化しない
よう焼結雰囲気を調整する必要がある(例えば、真空雰
囲気又は不活性ガス雰囲気にする)。しかし、本実施の
形態では、PAS法(プラズマ放電焼結法、又はSPS
法という)を適用したので、上述した問題を解消して、
各混合体49〜59の焼結時間を短くすることができる
(数分程度)と共に、各混合体49〜59の酸化を防止
しつつ、大気中での焼結を可能とすることができる。ま
た、本発明の第1の実施の形態では、圧粉体を、真空中
の加熱により、脱気封入処理を行った後、HIP法によ
り緻密な組成物を作製したが、前記PAS法を適用する
ことにより、このような複雑・煩雑な工程を経ることな
く、一度に緻密な焼結体を作製することができる。
【0034】(第3の実施の形態)次に、図5を参照し
て、本発明の第3の実施の形態に係る傾斜機能性管継手
Eについて説明する。図示するように、本実施の形態に
係る傾斜機能性管継手Eは、異なる材料A(ステンレス
鋼の一例であるSUS304:但し、以下SUSと略
す)と材料B(銅)を長軸方向に傾斜配合したもので、
その両端部にそれぞれ配置された100%SUS、10
0%Cuの混合体60、70の間に10%ずつ混合比を
変えた混合体61〜69を配置した突き合わせ溶接継手
(40A、スケジュール80)である。なお、前記と同
様、100%SUS、100%Cuの混合体60、70
は、説明の便宜上、「混合体」の名を付し、また、前記
「%」は重量%とした。また、本実施の形態では、該傾
斜機能性管継手Eの長さ(L6 )を80.0mmとし、
各混合体60、70の厚み(長軸方向)を約26.5m
m、各混合体61〜69の厚み(長軸方向)を約3.0
mmとした。また、本実施の形態では、傾斜機能性管継
手Eの外径(φ7 )を48.6mm、内径(φ8 )を3
8.4mmとした。
【0035】次に、上述した構成を有する傾斜機能性管
継手Eの製造方法について説明する。まず、単位体積当
たりの空隙率が10%から100%まで、10%づつ段
階的に異なるSUSのリング状の網(図示せず)を準備
した後、積み重ねる。これを、鉄又は鋼、若しくはカー
ボンスチール製のカプセル(図示せず)に入れ、上から
粒度約10μm程度の銅粉を装入し、タッピング及び加
圧後、上蓋を取付け、400℃に加熱しながら脱気管よ
り真空脱気処理を行い、カプセル封入を行う。次に、図
示しないHIP装置(等方加圧加熱装置)にて加圧・加
熱処理(約950℃、約100MPa)を行い、本実施
の形態に係る傾斜機能性管継手Eを完成する。そして、
本実施の形態に係る傾斜機能性管継手Eによれば、本発
明の第1、第2の実施の形態と同様な効果が得られる。
【0036】(第4の実施の形態)次に、図6を参照し
て、本発明の第4の実施の形態に係る傾斜機能性管継手
Fについて説明する。図示するように、本実施の形態に
係る傾斜機能性管継手Fは、異なる材料A(セラミック
スの一例であるZrO2 )と材料B(ステンレス鋼の一
例であるSUS304:但し、以下SUSと略す)を厚
み方向に傾斜配合したもので、その内周部、及び外周部
にそれぞれ配置された100%ZrO2 、100%SU
Sの混合体24、29の間に20%ずつ混合比を変えた
混合体25〜28を配置したフルカップリング(25
A、スケジュール80)である。なお、前記と同様、該
傾斜機能性管継手F1のそれぞれの差し込み部F1に
は、雌ねじが切られている。また、100%ZrO2
100%SUSの混合体24、29は、説明の便宜上、
「混合体」の名を付し、また、前記「%」は重量%とし
た。また、各混合体24〜29の厚みは、それぞれの差
し込み部F1において約0.83mm、差し込み部F1
間の突き当て部F2において混合体29の厚みを約3.
25mmとした。
【0037】次に、上述した構成を有する傾斜機能性管
継手Fの製造方法について説明する。まず、単位体積当
たりの空隙率が20%から100%まで、20%づつ段
階的に異なるSUSの筒状の網(図示せず)を準備す
る。次に、この網を、外側から順に内側へ、同心円状に
重ね合わせた後、鉄又は鋼、若しくはカーボンスチール
製のカプセル(図示せず)に入れ、上から粒度約2μm
程度のZrO2 粉を装入する。そして、カプセル内をタ
ッピング及び加圧後、上蓋を取付け、SUSの融点以下
の高温度(約600℃以上)に加熱しながら、カプセル
に取付けた脱気管より真空脱気処理を行いつつ、カプセ
ル封入を行う。次に、図示しないHIP装置(等方加圧
加熱装置)にて加圧・加熱処理(約1400℃、約20
0MPa)を行い、本実施の形態に係る傾斜機能性管継
手Fを完成する。
【0038】以上のように本実施の形態に係る傾斜機能
性管継手Fによれば、異なる材料A(ZrO2 )と材料
B(SUS304)を厚み方向に傾斜配合したので、空
気輸送用の配管設備に使用する際、該傾斜機能性管継手
Fが高温となるのを防止できると共に、例えば、異なる
材料A(ZrO2 )と材料B(SUS304)を厚み方
向に二層接合した場合に比較して、該傾斜機能性管継手
Fの各混合体24〜29の接合界面に生じる熱応力を緩
和することができ、剥離等を防止することができる。
【0039】(第5の実施の形態)次に、図7を参照し
て、本発明の第5の実施の形態に係る傾斜機能性管継手
Gについて説明する。図示するように、本実施の形態に
係る傾斜機能性管継手Gは、金属からなる材料A(ステ
ンレス鋼の一例であるSUS304:但し、以下SUS
と略す)及び材料B(SUS)の中央に絶縁体からなる
材料C(セラミックスの一例であるZrO2 )をそれぞ
れ長軸方向に傾斜配合したもので、その長軸方向の両端
部、及び中央部にそれぞれ配置された100%SUS、
100%ZrO2 の混合体31、41、36の間に20
%ずつ混合比を変えた混合体32〜35、37〜40を
配置したフルカップリング(25A、スケジュール8
0)である。なお、前記と同様、該傾斜機能性管継手G
のそれぞれの差し込み部G1には、雌ねじが切られてい
る。また、100%SUS、100%ZrO2 の混合体
31、41、36は、説明の便宜上、「混合体」の名を
付し、また、前記「%」は重量%とした。また、各混合
体31〜41の厚み(長軸方向)は約3.65mmとし
た。
【0040】次に、上述した構成を有する傾斜機能性管
継手Gの製造方法について説明する。まず、前記と同
様、SUSの粉末A(B)とZrO2 の粉末Cを用意
し、重量において20wt%ずつ組成を変えた均一混合
粉末を造る。そして、これを、それぞれ、鉄又は鋼、若
しくはカーボンスチール製のカプセル(図示せず)に入
れ、同軸状に積み重ねる。その後、タッピング及び加圧
した後、上蓋を取付け、600℃以上に加熱しながら脱
気管より真空脱気処理を行い、カプセル封入を行う。次
に、前記と同様、図示しないHIP装置(等方加圧加熱
装置)にて加圧・加熱処理(約1400℃、約200M
Pa)を行い、本実施の形態に係る傾斜機能性管継手G
を完成する。
【0041】以上のように本実施の形態に係る傾斜機能
性管継手Gによれば、金属からなる材料A(SUS)及
び材料B(SUS)の中央に絶縁体からなる材料C(Z
rO2 )をそれぞれ長軸方向に傾斜配合したので、電気
絶縁継手として使用する際、高温となるのを防止できる
と共に、たとえ、熱サイクルが生じても、例えば、異な
る材料A、B(SUS)と材料C(ZrO2 )を長軸方
向に二層接合した場合に比較し、該傾斜機能性管継手G
の各混合体31〜41の接合界面に生じる熱応力を緩和
して、破断(又は亀裂の発生)等を防止することができ
る。
【0042】(第6の実施の形態)次に、図8を参照し
て、本発明の第6の実施の形態に係る傾斜機能性パイプ
Hについて説明する。図示するように、本実施の形態に
係る傾斜機能性パイプHは、異なる材料A(セラミック
スの一例であるZrO2 )と材料B(ステンレス鋼の一
例であるSU304:但し、以下SUSと略す)を厚み
方向に傾斜配合したもので、その内周部、及び外周部に
それぞれ配置された100%ZrO2 、100%SUS
の混合体42、47の間に20%ずつ混合比を変えた混
合体43〜46を配置したものである。なお、前記と同
様、100%ZrO2 、100%SUSの混合体42、
47は、説明の便宜上、「混合体」の名を付し、また、
前記「%」は重量%とした。また、各混合体42〜47
の厚みは約1〜1.5mmとした。
【0043】次に、上述した構成を有する傾斜機能性パ
イプHの製造方法について説明する。まず、前記と同
様、単位体積当たりの空隙率が20%から100%ま
で、20%づつ段階的に異なるSUSの筒状の網(図示
せず)を準備する。次に、この網を、外側から順に内側
へ、同心円状に重ね合わせた後、前記と同様、鉄又は
鋼、若しくはカーボンスチール製のカプセル(図示せ
ず)に入れる。そして、前記と同様、上から粒度約2μ
m程度のZrO2 粉を装入し、タッピング及び加圧後、
上蓋を取付け、約600℃以上に加熱しながら脱気管よ
り真空脱気処理を行い、カプセル封入を行う。次に、前
記と同様、図示しないHIP装置(等方加圧加熱装置)
にて加圧・加熱処理(約1400℃、約200MPa)
を行い、本実施の形態に係る傾斜機能性パイプHを完成
する。
【0044】以上のように本実施の形態に係る傾斜機能
性パイプHによれば、異なる材料A(セラミックスの一
例であるZrO2 )と材料B(SUS)を厚み方向に傾
斜配合したので、前記と同様、空気輸送用の配管設備に
使用する際、該傾斜機能性パイプHが高温となるのを防
止できると共に、該傾斜機能性パイプHの各混合体42
〜47の接合界面に生じる熱応力を緩和することがで
き、破断(又は亀裂の発生)等を防止することができ
る。
【0045】以上、本発明の実施の形態を説明したが、
本発明は上記した実施の形態に限定されるものではな
く、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用
範囲である。例えば、本発明の第1、第3〜第5の実施
の形態では、傾斜機能性管継手C、E〜Gとしてフルカ
ップリングを取り上げて説明したが、これに限らず、ハ
ーフカップリング、キャップ、エルボー、レデューサ
ー、T、Y、クロス、ラテラル等であってもよい。ま
た、本発明の第1〜第3、第5の実施の形態では、11
層の混合体10〜20、49〜59、60〜70、31
〜41を有する傾斜機能性管継手C〜E、G、本発明の
第4、第6の実施の形態では、6層の混合体24〜2
9、42〜47を有する傾斜機能性管継手F、傾斜機能
性パイプHとしたが、これに限らず、種々の層数として
もよい。もちろん、この場合も、傾斜機能性管継手、及
び傾斜機能性パイプの長軸方向又は厚み方向に亘って、
順次、各混合体の材料A、Bの配合比を変化するものと
する。
【0046】また、本発明の第1(第2、第3)の実施
の形態では、傾斜機能性管継手C(D、E)の両端部に
100%SUS、100%Cuの混合体10(59、7
0)、20(49、60)を配置したが、SUS304
と銅の混合体としてもよい。また、同様に、本発明の第
4の実施の形態では、傾斜機能性管継手Fの内周部、外
周部にそれぞれ100%ZrO2 、100%SUSの混
合体24、29を配置したが、ZrO2 とSUS304
の混合体としてもよい。また、同様に、本発明の第5の
実施の形態では、傾斜機能性管継手Gの両端部、中央部
にそれぞれ100%SUS、100%ZrO2 の混合体
31、41、36を配置したが、SUSとZrO2 の混
合体としてもよい。また、同様に、本発明の第6の実施
の形態では、傾斜機能性パイプHの内周部、外周部にそ
れぞれ100%ZrO2 、100%SUSの混合体4
2、47を配置したが、ZrO2 とSUSの混合体とし
てもよい。
【0047】また、上述したもの(SUS304、銅、
ZrO2 )に限らず、種々の材料を使用することが可能
である。例えば、本発明の第1〜第3の実施の形態で
は、材料Aの一例であるSUS304の代わりに、セラ
ミックス(ZrO2 、Al2 3 、SiC、Si
3 4 、BN等)、SUS303等のステンレス鋼等、
材料Bの一例である銅の代わりに、Ni等を使用でき
る。また、本発明の第4の実施の形態では、材料Aの一
例であるZrO2 の代わりに、Al2 3 、SiC、S
3 4 、BN等のセラミックス、ステンレス鋼、材料
Bの一例であるSUS304の代わりに、銅、Ni、S
US303等のステンレス鋼等を使用できる。また、本
発明の第5の実施の形態では、材料A、Bの一例である
SUSの代わりに、銅、Ni等、また、材料Cの一例で
あるZrO2 の代わりに、Al2 3、SiC、Si3
4 、BN等のセラミックス等を使用できる。また、材
料A、Bは同一材料又は異種材料のいずれであってもよ
い。
【0048】また、本発明の第6の実施の形態では、材
料Aの一例であるZrO2 の代わりに、Al2 3 、S
iC、Si3 4 、BN等のセラミックス、また、材料
Bの一例であるSUSの代わりに、銅、Ni等を使用で
きる。また、本発明の第1の実施の形態における100
%SUS、100%Cuの混合体10、20、本発明の
第3の実施の形態における100%SUS、100%C
uの混合体60、70、本発明の第4の実施の形態にお
ける100%ZrO2、100%SUSの混合体24、
29、本発明の第5の実施の形態における100%SU
S、100%ZrO2 の混合体31、41、36、本発
明の第6の実施の形態における100%ZrO2 、10
0%SUSの混合体42、47を焼結によって製造した
が、溶融凝固したバルクとしてもよい。また、本発明の
第1の実施の形態では、カプセル22内に均一混合粉末
を入れ加圧成形した後、その上に別の均一混合粉末を入
れて加圧成形し、これを繰り返して圧粉体を作製した
が、作業工程が煩雑・複雑にはなるが、各均一混合粉末
毎に圧粉体を形成し、これを機械加工した後、積み重ね
て接合してもよい。
【0049】また、本発明の第3〜第6の実施の形態で
は、HIP装置により加圧・加熱処理を行ったが、真空
中における減圧焼結法や、不活性ガス雰囲気中における
常圧焼結法等、及びその他の加圧・加熱処理であっても
よく、また、充分な焼結密度が得られる場合は、加熱処
理だけであってもよい。また、加熱温度は加熱により粉
末粒子が組成流動する場合には、粉末粒子の融点以下で
あってもよい。また、材料(例えば、酸化しにくい材
料)によっては、前記カプセルは必ずしも密封する必要
はなく、この場合には、加熱することによって、粉末が
液体となり、重力によって傾斜繊維体内に浸透させるこ
とができる。また、本発明の第1〜第6の実施の形態で
は、各混合体10と20、11〜19、49と59、5
0〜58、60と70、61〜69、24〜29、31
〜41、42〜47の厚みの一部又は全部を、それぞれ
同じとしたが、例えば、それぞれの傾斜機能性管継手、
傾斜機能性パイプに所望の平均熱伝導率を付与するた
め、適宜変更することも可能である。また、図示しない
が、異なる材料Aと材料Bを長軸方向に傾斜配合した傾
斜機能性パイプを使用することも可能である。また、本
発明の第1の実施の形態に係る傾斜機能性管継手Cは、
冷蔵庫、冷凍庫、クーラー、除湿器用配管継手(Al/
Cu、Al/Fe)、超高真空・極低温用配管継手(例
えば、LNG、液体窒素用配管継手:Al/SUS)等
にも使用することができる。
【0050】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1、2記載の傾斜機能性パイプ、及び請求項3〜5記載
の傾斜機能性管継手においては、異なる材料Aと材料B
を厚み方向に傾斜配合したり、異なる材料Aと材料Bを
長軸方向に傾斜配合したり、金属からなる材料A及び材
料Bの中央に絶縁体からなる材料Cをそれぞれ長軸方向
に傾斜配合したので、使用の際、該パイプ、管継手が高
温となるのを防止でき、しかも、たとえ、該パイプや、
管継手に熱サイクルが生じたとしても、該パイプ、管継
手に生じる熱応力を緩和して、破断(又は亀裂の発生)
等を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の第1の実施の形態に係る傾斜
機能性管継手の斜視図である。(b)は同傾斜機能性管
継手の断面図である。
【図2】(a)〜(e)は同傾斜機能性管継手の製造方
法の説明図である。
【図3】(a)は本発明の第2の実施の形態に係る傾斜
機能性管継手の斜視図である。(b)は同傾斜機能性管
継手の断面図である。
【図4】(a)及び(b)は同傾斜機能性管継手の製造
方法の説明図である。
【図5】(a)は本発明の第3の実施の形態に係る傾斜
機能性管継手の斜視図である。(b)は同傾斜機能性管
継手の断面図である。
【図6】(a)は本発明の第4の実施の形態に係る傾斜
機能性管継手の斜視図である。(b)は同傾斜機能性管
継手の断面図である。
【図7】(a)は本発明の第5の実施の形態に係る傾斜
機能性管継手の斜視図である。(b)は同傾斜機能性管
継手の断面図である。
【図8】(a)は本発明の第6の実施の形態に係る傾斜
機能性パイプの斜視図である。(b)は同傾斜機能性パ
イプの要部断面図である。
【図9】傾斜機能性パイプ及び傾斜機能性管継手の熱伝
導解析の説明図である。
【図10】293KにおけるMoと銅の混合比と熱伝導
率の関係を示す特性図である。
【図11】Moと銅の混合比と線膨張係数の関係を示す
特性図である。
【符号の説明】
C 傾斜機能性管継手 C1 差し込み
部 C2 突き当て部 D 傾斜機能性
管継手 D1 差し込み部 D2 突き当て
部 E 傾斜機能性管継手 F 傾斜機能性
管継手 F1 差し込み部 F2 突き当て
部 G 傾斜機能性管継手 G1 差し込み
部 H 傾斜機能性パイプ L1 長さ L2 深さ L3 長さ L4 長さ L5 深さ L6 長さ φ1 外径 φ2 内径 φ3 内径 φ4 外径 φ5 内径 φ6 内径 φ7 外径 φ8 内径 10 100%SUSの混合体 11 90%SUS−10%Cuの混合体 12 80%SUS−20%Cuの混合体 13 70%SUS−30%Cuの混合体 14 60%SUS−40%Cuの混合体 15 50%SUS−50%Cuの混合体 16 40%SUS−60%Cuの混合体 17 30%SUS−70%Cuの混合体 18 20%SUS−80%Cuの混合体 19 10%SUS−90%Cuの混合体 20 100%Cuの混合体 21 V型混合
機(ミキサー) 22 カプセル 22a 上蓋 22b 脱気管 23 焼結物 24 100%ZrO2 の混合体 25 80%ZrO2 −20%SUSの混合体 26 60%ZrO2 −40%SUSの混合体 27 40%ZrO2 −60%SUSの混合体 28 20%ZrO2 −80%SUSの混合体 29 100%SUSの混合体 31 100%
SUSの混合体 32 80%SUS−20%ZrO2 の混合体 33 60%SUS−40%ZrO2 の混合体 34 40%SUS−60%ZrO2 の混合体 35 20%SUS−80%ZrO2 の混合体 36 100%ZrO2 の混合体 37 20%SUS−80%ZrO2 の混合体 38 40%SUS−60%ZrO2 の混合体 39 60%SUS−40%ZrO2 の混合体 40 80%SUS−20%ZrO2 の混合体 41 100%SUSの混合体 42 100%
ZrO2 の混合体 43 80%ZrO2 −20%SUSの混合体 44 60%ZrO2 −40%SUSの混合体 45 40%ZrO2 −60%SUSの混合体 46 20%ZrO2 −80%SUSの混合体 47 100%SUSの混合体 48 2軸加圧
装置 48a グラファイトダイ 48b グラフ
ァイトモールド 49 100%Cuの混合体 50 90%Cu−10%SUSの混合体 51 80%Cu−20%SUSの混合体 52 70%Cu−30%SUSの混合体 53 60%Cu−40%SUSの混合体 54 50%Cu−50%SUSの混合体 55 40%Cu−60%SUSの混合体 56 30%Cu−70%SUSの混合体 57 20%Cu−80%SUSの混合体 58 10%Cu−90%SUSの混合体 59 100%SUSの混合体 60 100%
SUSの混合体 61 90%SUS−10%Cuの混合体 62 80%SUS−20%Cuの混合体 63 70%SUS−30%Cuの混合体 64 60%SUS−40%Cuの混合体 65 50%SUS−50%Cuの混合体 66 40%SUS−60%Cuの混合体 67 30%SUS−70%Cuの混合体 68 20%SUS−80%Cuの混合体 69 10%SUS−90%Cuの混合体 70 100%Cuの混合体

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 異なる材料Aと材料Bを厚み方向に傾斜
    配合したことを特徴とする傾斜機能性パイプ。
  2. 【請求項2】 異なる材料Aと材料Bを長軸方向に傾斜
    配合したことを特徴とする傾斜機能性パイプ。
  3. 【請求項3】 異なる材料Aと材料Bを長軸方向に傾斜
    配合したことを特徴とする傾斜機能性管継手。
  4. 【請求項4】 異なる材料Aと材料Bを厚み方向に傾斜
    配合したことを特徴とする傾斜機能性管継手。
  5. 【請求項5】 金属からなる材料A及び材料Bの中央に
    絶縁体からなる材料Cをそれぞれ長軸方向に傾斜配合し
    たことを特徴とする傾斜機能性管継手。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20180050014A (ko) * 2016-11-04 2018-05-14 부경대학교 산학협력단 스테인레스스틸-알루미늄 이종 경사기능복합재료 및 이의 제조방법
JP2019113383A (ja) * 2017-12-22 2019-07-11 国立大学法人九州工業大学 金属複合体の材料混合比推定方法

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