JPH10159815A - 筐体のクランプ構造 - Google Patents
筐体のクランプ構造Info
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- JPH10159815A JPH10159815A JP33501296A JP33501296A JPH10159815A JP H10159815 A JPH10159815 A JP H10159815A JP 33501296 A JP33501296 A JP 33501296A JP 33501296 A JP33501296 A JP 33501296A JP H10159815 A JPH10159815 A JP H10159815A
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- JP
- Japan
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- clamp
- hook
- case
- curved surface
- groove
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】回転自在に設けられたクランプにより2つのケ
ースを固定する筐体のクランプ構造に於いて、クランプ
時にクランプの回転支持部とクランプの一部に集中的に
荷重が作用するのを防ぐ。 【解決手段】一方のケースに溝部15を形成し、溝部1
5に凸円筒曲面を有する軸部17を設け、クランプ13
の一端に前記溝部に収納され前記軸部の凸円筒曲面に嵌
合可能な軸受部20を形成し、クランプ13を軸部17
を中心に回転摺動自在とすると共に、前記他方のケース
に円筒状曲面を有する凹部18を設け、クランプ13の
他端に凹部18に嵌脱可能な鉤部21を形成し、クラン
プ時にはクランプ13の軸受部20と鉤部21とがそれ
ぞれ円筒曲面を有し、軸受部20と鉤部21との間で2
つのケースを挾持する構成とする。
ースを固定する筐体のクランプ構造に於いて、クランプ
時にクランプの回転支持部とクランプの一部に集中的に
荷重が作用するのを防ぐ。 【解決手段】一方のケースに溝部15を形成し、溝部1
5に凸円筒曲面を有する軸部17を設け、クランプ13
の一端に前記溝部に収納され前記軸部の凸円筒曲面に嵌
合可能な軸受部20を形成し、クランプ13を軸部17
を中心に回転摺動自在とすると共に、前記他方のケース
に円筒状曲面を有する凹部18を設け、クランプ13の
他端に凹部18に嵌脱可能な鉤部21を形成し、クラン
プ時にはクランプ13の軸受部20と鉤部21とがそれ
ぞれ円筒曲面を有し、軸受部20と鉤部21との間で2
つのケースを挾持する構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分割構造の筐体を一
体化する為のクランプ構造に関するものである。
体化する為のクランプ構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子機器の筐体にはバッテリ収納部の蓋
等、分割構造となっている部分があり、斯かる分割部分
は確実にクランプされると共にワンタッチで着脱できる
様な構造となっていることが好ましい。
等、分割構造となっている部分があり、斯かる分割部分
は確実にクランプされると共にワンタッチで着脱できる
様な構造となっていることが好ましい。
【0003】図5〜図6に於いて従来の筐体のクランプ
構造について説明する。
構造について説明する。
【0004】筐体は下ケース1と上ケース2から成り、
上ケース2はクランプ3により下ケース1に固定される
様になっている。前記下ケース1の前面には凹部4が形
成され、該凹部4に臨む凹部側壁5の下端部には軸受穴
6が穿設されている。前記上ケース2の前面から上面に
掛け、前記凹部4に連続する様に凹部7が形成され、該
凹部7には前面側と上面側との境界に突起する土手部8
が形成され、上面側の凹部7は凹面形状をしている。
上ケース2はクランプ3により下ケース1に固定される
様になっている。前記下ケース1の前面には凹部4が形
成され、該凹部4に臨む凹部側壁5の下端部には軸受穴
6が穿設されている。前記上ケース2の前面から上面に
掛け、前記凹部4に連続する様に凹部7が形成され、該
凹部7には前面側と上面側との境界に突起する土手部8
が形成され、上面側の凹部7は凹面形状をしている。
【0005】前記クランプ3は合成樹脂等弾力性のある
材料で成形され、前記凹部4、凹部7に掛渡り設けら
れ、該凹部4、凹部7の形状に沿って湾曲している。前
記クランプ3の側面下端部には前記軸受穴6と嵌合可能
な軸9が突設され、前記クランプ3の上端部は前記土手
部8と係合可能な如く釣針状に屈曲した鉤部10となっ
ている。
材料で成形され、前記凹部4、凹部7に掛渡り設けら
れ、該凹部4、凹部7の形状に沿って湾曲している。前
記クランプ3の側面下端部には前記軸受穴6と嵌合可能
な軸9が突設され、前記クランプ3の上端部は前記土手
部8と係合可能な如く釣針状に屈曲した鉤部10となっ
ている。
【0006】前記クランプ3は前記軸9を前記軸受穴6
に嵌合することで前記下ケース1に回転自在に設けら
れ、又前記クランプ3の鉤部10を前記土手部8に押圧
することで鉤部10が土手部8を乗越えて係合し、クラ
ンプ3の有する弾性により下ケース1と上ケース2とが
クランプされる。
に嵌合することで前記下ケース1に回転自在に設けら
れ、又前記クランプ3の鉤部10を前記土手部8に押圧
することで鉤部10が土手部8を乗越えて係合し、クラ
ンプ3の有する弾性により下ケース1と上ケース2とが
クランプされる。
【0007】図7〜図9により従来例のクランプの状態
を更に詳述する。
を更に詳述する。
【0008】図7はクランプ3が自由状態であり、軸9
を中心に回転自在な状態であり、この状態では軸9には
クランプ3の自重が作用するだけである。
を中心に回転自在な状態であり、この状態では軸9には
クランプ3の自重が作用するだけである。
【0009】図8はクランプ3により下ケース1と上ケ
ース2とを固定しようとする状態であり、前記クランプ
3を前記下ケース1、上ケース2に押圧することで、ク
ランプ3には破線の矢印で示される様に下端部は図中右
方に、上端部は図中左方に力が作用し、前記軸9には反
力として実線矢印で示される様に図中左方の力が作用す
る。
ース2とを固定しようとする状態であり、前記クランプ
3を前記下ケース1、上ケース2に押圧することで、ク
ランプ3には破線の矢印で示される様に下端部は図中右
方に、上端部は図中左方に力が作用し、前記軸9には反
力として実線矢印で示される様に図中左方の力が作用す
る。
【0010】図9は鉤部10が土手部8を乗越える直前
の状態を示すものであり、鉤部10が上方に引上げら
れ、該鉤部10に開方向の力が作用すると共に前記軸9
には反作用として図中下方の力が作用する。
の状態を示すものであり、鉤部10が上方に引上げら
れ、該鉤部10に開方向の力が作用すると共に前記軸9
には反作用として図中下方の力が作用する。
【0011】又、完全にクランプした状態から前記クラ
ンプ3を離脱する場合も、鉤部10が土手部8を乗り越
えるので、前記鉤部10と前記軸9に同様の力が作用す
る。
ンプ3を離脱する場合も、鉤部10が土手部8を乗り越
えるので、前記鉤部10と前記軸9に同様の力が作用す
る。
【0012】図6の様に完全にクランプした状態ではク
ランプ3の上端部には上方の、軸9には下方の力がそれ
ぞれ作用する。
ランプ3の上端部には上方の、軸9には下方の力がそれ
ぞれ作用する。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の筐体の
クランプ構造ではクランプ時に発生する荷重は全て軸9
に集中的に作用し、又下ケース1、上ケース2のクラン
プ力も軸9の強度により決定される。従って、クランプ
3を製作する場合には軸9を充分な強度とする必要があ
り、軸9を充分な強度とすることができない様な製作上
の制約がある場合等は上記した筐体のクランプ構造は使
用できないこととなる。
クランプ構造ではクランプ時に発生する荷重は全て軸9
に集中的に作用し、又下ケース1、上ケース2のクラン
プ力も軸9の強度により決定される。従って、クランプ
3を製作する場合には軸9を充分な強度とする必要があ
り、軸9を充分な強度とすることができない様な製作上
の制約がある場合等は上記した筐体のクランプ構造は使
用できないこととなる。
【0014】又、クランプ3の着脱の際には必ず鉤部1
0が土手部8を乗り越えるので、鉤部10に集中的に加
重が作用してしまい、クランプ3が損傷する虞れもあ
る。更に、鉤部10は指等により押圧する際に力をかけ
にくい形状である為、クランプ3の着脱は困難なものと
なっている。
0が土手部8を乗り越えるので、鉤部10に集中的に加
重が作用してしまい、クランプ3が損傷する虞れもあ
る。更に、鉤部10は指等により押圧する際に力をかけ
にくい形状である為、クランプ3の着脱は困難なものと
なっている。
【0015】本発明は斯かる実情に鑑み、クランプ時に
クランプを支持する軸と、土手部と係合する鉤部に直接
荷重が作用しない様な構造とし、クランプの強度を向上
すると共に充分なクランプ力を得、又クランプの着脱操
作性を向上しようとするものである。
クランプを支持する軸と、土手部と係合する鉤部に直接
荷重が作用しない様な構造とし、クランプの強度を向上
すると共に充分なクランプ力を得、又クランプの着脱操
作性を向上しようとするものである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、2つのケース
に分割された筐体の一方のケースに回転自在に設けられ
たクランプを他方のケースに係合させることで両者を固
定する筐体のクランプ構造に於いて、一方のケースに溝
部を形成し、該溝部に凸円筒曲面を有する軸部を設け、
前記クランプの一端に前記溝部に収納され前記軸部の凸
円筒曲面に嵌合可能な凹円筒曲面を有する軸受部を形成
し、該クランプを前記軸部を中心に回転摺動自在とする
と共に、前記他方のケースに円筒状曲面を有する凹部を
設け、前記クランプの他端に前記凹部に嵌脱可能な鉤部
を形成し、クランプ時に前記軸受部と鉤部との間で2つ
のケースを挾持する筐体のクランプ構造に係り、又前記
鉤部に屈曲方向とは逆方向に突出する手掛部を形成した
筐体のクランプ構造に係るものである。
に分割された筐体の一方のケースに回転自在に設けられ
たクランプを他方のケースに係合させることで両者を固
定する筐体のクランプ構造に於いて、一方のケースに溝
部を形成し、該溝部に凸円筒曲面を有する軸部を設け、
前記クランプの一端に前記溝部に収納され前記軸部の凸
円筒曲面に嵌合可能な凹円筒曲面を有する軸受部を形成
し、該クランプを前記軸部を中心に回転摺動自在とする
と共に、前記他方のケースに円筒状曲面を有する凹部を
設け、前記クランプの他端に前記凹部に嵌脱可能な鉤部
を形成し、クランプ時に前記軸受部と鉤部との間で2つ
のケースを挾持する筐体のクランプ構造に係り、又前記
鉤部に屈曲方向とは逆方向に突出する手掛部を形成した
筐体のクランプ構造に係るものである。
【0017】クランプの軸受部と鉤部とがそれぞれ円筒
曲面を有し、該軸受部と鉤部との間で2つのケースを挾
持するクランプ構造であるので、クランプ時に生ずるク
ランプ力及びクランプ着脱時に生じる力はクランプの軸
部に作用しないと共に、凹部と鉤部との嵌脱が円滑に行
われるのでクランプの鉤部に集中的に負担が掛かること
はない。
曲面を有し、該軸受部と鉤部との間で2つのケースを挾
持するクランプ構造であるので、クランプ時に生ずるク
ランプ力及びクランプ着脱時に生じる力はクランプの軸
部に作用しないと共に、凹部と鉤部との嵌脱が円滑に行
われるのでクランプの鉤部に集中的に負担が掛かること
はない。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態を説明する。
実施の形態を説明する。
【0019】筐体は下ケース11と上ケース12から成
り、上ケース12はクランプ13により下ケース11に
固定される様に成っている。
り、上ケース12はクランプ13により下ケース11に
固定される様に成っている。
【0020】下ケース11の前面には凹部14が形成さ
れ、該凹部14の下端部には更に溝部15が形成されて
おり、該溝部15には左右の凹部側壁16に掛渡って軸
部17が設けられている。該軸部17の断面は中心部1
7aを上にした扇形状であり、該中心部17aは円筒曲
面に形成され、該円筒曲面と前記溝15との間には、前
記中心部17aを囲む様に間隙が形成されている。
れ、該凹部14の下端部には更に溝部15が形成されて
おり、該溝部15には左右の凹部側壁16に掛渡って軸
部17が設けられている。該軸部17の断面は中心部1
7aを上にした扇形状であり、該中心部17aは円筒曲
面に形成され、該円筒曲面と前記溝15との間には、前
記中心部17aを囲む様に間隙が形成されている。
【0021】前記上ケース12の前面から上面にかけ、
前記凹部14に連続する様に凹部18が形成され、該凹
部18には前面側と上面側との境界に突起する土手部1
9が形成され、上面側の凹部18は円筒曲面状の凹面形
状をしている。
前記凹部14に連続する様に凹部18が形成され、該凹
部18には前面側と上面側との境界に突起する土手部1
9が形成され、上面側の凹部18は円筒曲面状の凹面形
状をしている。
【0022】前記クランプ13は合成樹脂等弾力性のあ
る材料で成形され、前記凹部14、凹部18に掛渡り設
けられ、該凹部14、凹部18の形状に沿って湾曲して
いる。
る材料で成形され、前記凹部14、凹部18に掛渡り設
けられ、該凹部14、凹部18の形状に沿って湾曲して
いる。
【0023】前記クランプ13の下端部には円筒曲面の
軸受部20が形成され、該軸受部20は前記中心部17
aに摺動自在に嵌合可能となっている。前記クランプ1
3の上端部は下方に屈曲され、前記土手部19を乗越え
前記凹部18と嵌合可能な鉤部21となっており、該鉤
部21の屈曲部分は前記土手部19と契合可能な斜面2
1aと、該斜面21aに連続し前記凹部18と係合可能
な曲面21bとで形成され、前記鉤部21の上端部は前
記斜面21aに隣接し、上方へ突出する手掛部21cと
なっている。
軸受部20が形成され、該軸受部20は前記中心部17
aに摺動自在に嵌合可能となっている。前記クランプ1
3の上端部は下方に屈曲され、前記土手部19を乗越え
前記凹部18と嵌合可能な鉤部21となっており、該鉤
部21の屈曲部分は前記土手部19と契合可能な斜面2
1aと、該斜面21aに連続し前記凹部18と係合可能
な曲面21bとで形成され、前記鉤部21の上端部は前
記斜面21aに隣接し、上方へ突出する手掛部21cと
なっている。
【0024】前記クランプ13の軸受部20を前記溝部
15と前記中心部17aとの間の間隙に嵌入させ、前記
軸受部20を前記中心部17aに嵌合させる。該中心部
17aに前記軸受部20を嵌合することで前記クランプ
13は下ケース11に支持され、又前記中心部17aを
中心として回転可能となっている。
15と前記中心部17aとの間の間隙に嵌入させ、前記
軸受部20を前記中心部17aに嵌合させる。該中心部
17aに前記軸受部20を嵌合することで前記クランプ
13は下ケース11に支持され、又前記中心部17aを
中心として回転可能となっている。
【0025】前記クランプ13の前記鉤部21の手掛部
21cを指等で前記土手部19に押圧することで鉤部2
1の斜面21a、曲面21bが前記土手部19を乗越え
て前記凹部18と係合し、又前記軸受部20は前記溝部
15の天井面に当接し、前記下ケース11、上ケース1
2は前記クランプ13の軸受部20と鉤部21間に挾持
され、クランプ13の有する弾性により下ケース11と
上ケース12とがクランプされる。
21cを指等で前記土手部19に押圧することで鉤部2
1の斜面21a、曲面21bが前記土手部19を乗越え
て前記凹部18と係合し、又前記軸受部20は前記溝部
15の天井面に当接し、前記下ケース11、上ケース1
2は前記クランプ13の軸受部20と鉤部21間に挾持
され、クランプ13の有する弾性により下ケース11と
上ケース12とがクランプされる。
【0026】図3、図4により本実施の形態のクランプ
の状態を更に詳述する。
の状態を更に詳述する。
【0027】自由状態のクランプ13は、前記軸部17
の中心部17aを中心に回転自在な状態であり、この状
態では前記軸受部20は前記中心部17aと前記溝部1
5の天井面間で挾持され、更に前記中心部17aが半円
柱形状であることから前記軸受部20が前記軸部17の
非円筒部と当接して開方向の動きが制限される。又自由
状態では前記軸部17には略クランプ13の自重が作用
している。
の中心部17aを中心に回転自在な状態であり、この状
態では前記軸受部20は前記中心部17aと前記溝部1
5の天井面間で挾持され、更に前記中心部17aが半円
柱形状であることから前記軸受部20が前記軸部17の
非円筒部と当接して開方向の動きが制限される。又自由
状態では前記軸部17には略クランプ13の自重が作用
している。
【0028】図3はクランプ13により下ケース11と
上ケース12とを固定しようとする状態であり、前記ク
ランプ13を前記下ケース11、上ケース12に押圧す
ることで、クランプ13には破線の矢印で示される様に
下端部は図中右方に、上端部は図中左方に力が作用す
る。
上ケース12とを固定しようとする状態であり、前記ク
ランプ13を前記下ケース11、上ケース12に押圧す
ることで、クランプ13には破線の矢印で示される様に
下端部は図中右方に、上端部は図中左方に力が作用す
る。
【0029】前記クランプ13下端部に作用する垂直方
向の反力は前記軸受部20を介して前記溝部15の天井
面に伝達され、前記下ケース11側に伝達される。従っ
て、前記軸部17には力は直接には作用しない。
向の反力は前記軸受部20を介して前記溝部15の天井
面に伝達され、前記下ケース11側に伝達される。従っ
て、前記軸部17には力は直接には作用しない。
【0030】図4は鉤部21が土手部19を乗越える直
前の状態を示すものであり、前記土手部19からは前記
鉤部10が図中上方に引上げられる力が作用すると共に
前記軸受部20は溝部15の天井面から反作用として図
中下方の力を受ける。又、前記軸受部20から作用する
垂直方向の反力は前記溝部15の天井面に伝達され、前
記下ケース11側に伝達される。従って、前記軸部17
には力は直接には作用しない。
前の状態を示すものであり、前記土手部19からは前記
鉤部10が図中上方に引上げられる力が作用すると共に
前記軸受部20は溝部15の天井面から反作用として図
中下方の力を受ける。又、前記軸受部20から作用する
垂直方向の反力は前記溝部15の天井面に伝達され、前
記下ケース11側に伝達される。従って、前記軸部17
には力は直接には作用しない。
【0031】更に前記鉤部21の曲面21bの下側の円
筒状の凸曲面が前記凹部18の凹曲面を摺動することで
前記鉤部21と前記凹部18との嵌脱が円滑に行われ、
又前記鉤部21が図中上方に引き上げられる力は、前記
斜面21a、曲面21bの両方に分散して作用し、鉤部
21自体にも弾性がある為、鉤部21に集中的に荷重が
作用しない。
筒状の凸曲面が前記凹部18の凹曲面を摺動することで
前記鉤部21と前記凹部18との嵌脱が円滑に行われ、
又前記鉤部21が図中上方に引き上げられる力は、前記
斜面21a、曲面21bの両方に分散して作用し、鉤部
21自体にも弾性がある為、鉤部21に集中的に荷重が
作用しない。
【0032】図2の様に完全にクランプした状態ではク
ランプ13の上端部には上方の、下端部には下方の力が
それぞれ作用するが、前記クランプ13の上端部に作用
する力は前記鉤部21の前記凹部18との接触面、即
ち、斜面21a、曲面21bに作用し、前記クランプ1
3の下端部に作用する力は前記軸受部20に作用する。
ランプ13の上端部には上方の、下端部には下方の力が
それぞれ作用するが、前記クランプ13の上端部に作用
する力は前記鉤部21の前記凹部18との接触面、即
ち、斜面21a、曲面21bに作用し、前記クランプ1
3の下端部に作用する力は前記軸受部20に作用する。
【0033】従って、前記軸部17と前記鉤部21に集
中的に荷重が作用することはなく、完全にクランプした
状態から前記クランプ13を離脱する際も同様に、軸部
17と鉤部21に集中的に荷重が作用することはない。
中的に荷重が作用することはなく、完全にクランプした
状態から前記クランプ13を離脱する際も同様に、軸部
17と鉤部21に集中的に荷重が作用することはない。
【0034】更に前記鉤部21に手掛部21cを設けた
ので、前記クランプ13着脱の際指等が掛り易く、クラ
ンプ13の押圧が容易になり、又前述した様に前記鉤部
21と前記凹部18との嵌脱が円滑に行われるので、指
先に過度の負担を掛けることもない。
ので、前記クランプ13着脱の際指等が掛り易く、クラ
ンプ13の押圧が容易になり、又前述した様に前記鉤部
21と前記凹部18との嵌脱が円滑に行われるので、指
先に過度の負担を掛けることもない。
【0035】
【発明の効果】以上述べた如く本発明によれば、分割さ
れた筐体を回転自在に設けられたクランプにより固定す
る場合に、固定時の反力は回転支持部を介することなく
クランプから筐体に伝達されると共に、クランプの上端
部に集中的な荷重が作用することのない構成であるの
で、クランプの損傷が防止され信頼性が向上し、又クラ
ンプの筐体への着脱が容易なことから着脱操作性が向上
する。
れた筐体を回転自在に設けられたクランプにより固定す
る場合に、固定時の反力は回転支持部を介することなく
クランプから筐体に伝達されると共に、クランプの上端
部に集中的な荷重が作用することのない構成であるの
で、クランプの損傷が防止され信頼性が向上し、又クラ
ンプの筐体への着脱が容易なことから着脱操作性が向上
する。
【図1】本発明の実施の形態を示す斜視図である。
【図2】同前実施の形態を示す要部断面図である。
【図3】同前実施の形態の作動説明図である。
【図4】同前実施の形態の作動説明図である。
【図5】従来例を示す斜視図である。
【図6】従来例の要部断面図である。
【図7】従来例の作動説明図である。
【図8】従来例の作動説明図である。
【図9】従来例の作動説明図である。
11 下ケース 12 上ケース 13 クランプ 15 溝部 17 軸部 18 凹部 20 軸受部 21 鉤部 21a 斜面 21b 曲面 21c 手掛部
Claims (2)
- 【請求項1】 2つのケースに分割された筐体の一方の
ケースに回転自在に設けられたクランプを他方のケース
に係合させることで両者を固定する筐体のクランプ構造
に於いて、一方のケースに溝部を形成し、該溝部に凸円
筒曲面を有する軸部を設け、前記クランプの一端に前記
溝部に収納され前記軸部の凸円筒曲面に嵌合可能な凹円
筒曲面を有する軸受部を形成し、該クランプを前記軸部
を中心に回転摺動自在とすると共に、前記他方のケース
に円筒状曲面を有する凹部を設け、前記クランプの他端
に前記凹部に嵌脱可能な鉤部を形成し、クランプ時に前
記軸受部と鉤部との間で2つのケースを挾持することを
特徴とする筐体のクランプ構造。 - 【請求項2】 前記鉤部に屈曲方向とは逆方向に突出す
る手掛部を形成した請求項1の筐体のクランプ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33501296A JPH10159815A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 筐体のクランプ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33501296A JPH10159815A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 筐体のクランプ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10159815A true JPH10159815A (ja) | 1998-06-16 |
Family
ID=18283756
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33501296A Pending JPH10159815A (ja) | 1996-11-29 | 1996-11-29 | 筐体のクランプ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10159815A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012152569A (ja) * | 2012-04-06 | 2012-08-16 | Kokuyo Co Ltd | 椅子 |
JP2016123013A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 株式会社イトーキ | アンテナユニット |
-
1996
- 1996-11-29 JP JP33501296A patent/JPH10159815A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012152569A (ja) * | 2012-04-06 | 2012-08-16 | Kokuyo Co Ltd | 椅子 |
JP2016123013A (ja) * | 2014-12-25 | 2016-07-07 | 株式会社イトーキ | アンテナユニット |
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