JPH10159418A - オープナおよびオートクロージャ駆動機構 - Google Patents

オープナおよびオートクロージャ駆動機構

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JPH10159418A
JPH10159418A JP33446096A JP33446096A JPH10159418A JP H10159418 A JPH10159418 A JP H10159418A JP 33446096 A JP33446096 A JP 33446096A JP 33446096 A JP33446096 A JP 33446096A JP H10159418 A JPH10159418 A JP H10159418A
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open
transmission element
cable
driving member
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JP33446096A
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Chiharu Azuma
千晴 東
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Nippon Cable System Inc
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Nippon Cable System Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロック機構側のリターンバネにより容易にオ
ープンケーブル8を復帰させることができるモータ駆動
のオープナおよびオープナ兼用のオートクロージャ駆動
機構を提供する。 【解決手段】ドア開時にリターンバネの付勢力に抗して
クローを回転させ、ラッチを解除するオープンケーブル
8と、そのオープンケーブル8に連結され、基準位置と
オープン位置との間で往復直進移動するスライダ6と、
基準位置から離脱位置まで移動するように、モータで往
復回転駆動される駆動部材3と、その駆動部材3が基準
位置から離脱位置へ移動する途中で、スライダ6の突起
50と係合し、それ以後は係合が外れ、戻り方向では係
合しないラチェット爪5と、駆動部材3により基準位置
からオープン位置まで回転駆動され、クローズケーブル
7を巻き取って引き操作するエンドプレート2とを備え
たオープナ兼用のオートクロージャ駆動機構A。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はオープナおよびオー
トクロージャ駆動機構に関する。さらに詳しくは、自動
車などのスライドドアにおいて、ドアを開けるときにド
アに設けたラッチを解除するオープナ、および、ドアを
開けるときにラッチを解除すると共に、ドアを閉じると
きにラッチをフルラッチ位置まで引き寄せてドアをロッ
クするオープナ兼用のオートクロージャ駆動機構に関す
る。
【0002】
【従来の技術】いわゆるバンタイプの自動車では、たと
えば図10に示すスライドドア100が設けられてい
る。本出願人は、すでにこのようなスライドドア100
をモータ駆動により自動的に開閉するスライドドア開閉
システムを提案している(特開平8−232539号参
照)。このようなスライドドア開閉システムでは、ドア
を左右に開閉する開閉装置101に加えて、ドア内に、
ロック機構102と、そのロック機構をそれぞれ引きコ
ントロールケーブル103、104を介して操作するオ
ープナ105および駆動機構106を収容している。な
おロック機構102と駆動機構106とは、オートクロ
ージャCを構成している。
【0003】上記のスライドドア100は、図11に示
すように、車体側に設けたストライカ107をロック機
構102のラッチ108で閉じ込めることによりロック
する。そしてドアを開く前に、オープナ105が引きコ
ントロールケーブル(以下、オープンケーブルという)
103を介してクロー109を矢印P方向に回転させ、
ラッチ108との係合を解除する。さらに一旦ドアが開
いてラッチ108がリターンバネ110によりオープン
位置Iに回転した後、つぎのロック作用に備えてオープ
ンケーブル103を引く力を緩め、クロー109をリタ
ーンバネ111により元のラッチ108と当接する位置
に戻している。
【0004】オープンケーブル103を引き操作するオ
ープナ105は、オープンケーブルの一端を巻き取るモ
ータ駆動のドラム、あるいはケーブル(またはロッド)
の端部を所定の長さだけ直進駆動するソレノイドアクチ
ュエータなどを備えている。またオートクロージャC
は、ドアを閉じるときにハーフラッチ(半ドア)位置II
のラッチ108をフルラッチ位置III まで、矢印Q方向
に強制的に引き寄せるものである。オートクロージャの
駆動機構106は、たとえばモータ駆動のドラムにクロ
ーズケーブル104の一端側を巻き取るようにしたもの
であり、他端側に連結したクローズレバーなどにより、
リターンバネ110の付勢力に抗してラッチ108を回
転させる。
【0005】他方、本出願人は、オープナとオートクロ
ージャ駆動機構とを一体化したケーブル駆動機構を提案
している(特開平8−232525号参照)。このもの
は、図12および図13に示すように、クローズケーブ
ル104の端部を係止した第1エンドプレート(第1プ
ーリ)121と、オープンケーブル103の端部を係止
した第2エンドプレート(第2プーリ)122と、それ
ぞれのエンドプレートに形成した当接部123、124
と係合する第1係合部125および第2係合部126を
備えた駆動部材(ドラム)127とを有する。そして各
エンドプレート121、122および駆動部材127は
同心状に回転自在に設け、その駆動部材127を減速機
の出力軸128に連結し、モータで駆動するようにして
いる。
【0006】このものはモータを一方向に回転させて駆
動部材127を基準位置から一方向に回転させると、ク
ローズケーブル104が第1エンドプレート121上に
巻き取られる。それによりラッチをフルラッチ位置まで
操作することができる。そしてモータを逆回転させて駆
動部材127を基準位置から反対側に回転させると、第
2エンドプレート112上にオープンケーブル103が
巻き取られる。それにより、クロー109を解除位置ま
で操作することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】前述のオープナやオー
トクロージャは、車体に対してスライド移動するドアに
収容しているので、それらの駆動機構と車体側との間に
電源用および制御用のコードを連結する必要がある。し
かしドアが開閉するたびにコードが動くとコードが損傷
しやすく、またコードの動くスペースを確保する必要が
ある。そこで本出願人は、車体側とドア側との間に、ド
アが閉じているとき、ないしその近傍でのみ電気的に連
結するジャンクションを設けることを考えた。
【0008】ところでオートクロージャについては、ド
アがハーフラッチ状態のときにクローズケーブルを引き
操作してラッチを引き寄せ、フルラッチになればケーブ
ルを緩めればよい。そのため、ハーフラッチ状態で接続
するジャンクションを採用すれば、ジャンクション経由
で駆動機構を車体側に接続できる。また、オープナにつ
いては、フルラッチ状態でクローを操作し、ドアが開き
かけてラッチが元の状態に戻ったときに解除すればよい
ので、少なくともその間だけ接続するジャンクションを
採用し、ラッチが元に戻った後、ロック機構の側のリタ
ーンバネでオープンケーブルを復帰させればよいと考え
た。
【0009】ところがソレノイドアクチュエータでオー
プンケーブルを操作する場合は機械的な係合がないので
問題はないが、モータでプーリを駆動してオープンケー
ブルを巻きとる場合は、ジャンクションが外れた後はモ
ータが廻らない。そのため、クローのリターンバネによ
りオープンケーブルを戻そうとしても、モータの抵抗で
駆動部材127が廻らず、それに係合する第2エンドプ
レート122も回転しない。したがって復帰が困難であ
ることがわかった。その場合、モータが元の位置まで逆
転するまでジャンクションの接続を継続する機構を採用
することも考えられるが、ジャンクションの設計ないし
選定が難しく、実用的でない。またモータをゼンマイバ
ネなどで逆転させる機構を設けることも考えられが、こ
のものも機構が複雑になり、実際上はスムーズな作動が
得られない。また、ソレノイドアクチュエータやゼンマ
イバネ付きモータを採用する場合は、クロージャ駆動機
構とオープナとを一体化することはできない。
【0010】本発明は上記のモータでオープンケーブル
(あるいはロッドを含めたオープン伝達要素)を操作す
るオープナにおける問題を解消するものであり、ロック
機構側のリターンバネにより容易にオープン伝達要素を
復帰させることができるモータ駆動のオープナを提供す
ることを技術課題とするものである。さらに本発明は、
オープナを兼用できるオートクロージャ駆動機構を提供
することを第2の技術課題としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明のオープナは、ド
ア開時にリターンバネの付勢力に抗してクローを回転さ
せてラッチを解除するオープン伝達要素と、そのオープ
ン伝達要素に連結され、基準位置とオープン位置との間
で往復移動する連結部材と、基準位置から離脱位置まで
移動するように、モータで駆動される駆動部材と、その
駆動部材が基準位置から離脱位置へ移動する途中で、駆
動部材を連結部材に係合させ、それ以後は係合を外す係
合手段とを備えていることを特徴としている。
【0012】このようなオープナでは、前記駆動部材を
基準位置と離脱位置との間で往復移動するものとし、前
記係合手段を、駆動部材が離脱位置から基準位置に戻る
ときに連結部材と係合させない一方向係合要素とするの
が好ましい。さらにその一方向係合要素は、駆動部材ま
たは連結部材のうち、いずれか一方に設けた出没自在の
ラチェット爪と、そのラチェット爪を突出方向に付勢す
るバネと、他方に設けた係合段部とを備えているものが
好ましい。また、前記駆動部材を軸周りに回転する円板
状ないし扇状の部材とし、前記連結部材をその回転軌跡
の接線方向に直進するスライダとすることができる。さ
らに前記オープン伝達要素はオープンケーブルとするの
が好ましい。
【0013】本発明のオートクロージャ駆動機構は、ド
ア閉時にラッチを引き込むクローズ伝達要素と、ドア開
時にリターンバネの付勢力に抗してクローを回転させて
ラッチを解除するオープン伝達要素と、前記クローズ伝
達要素の端部に連結され、かつ、基準位置とクローズ位
置との間で往復移動するエンドプレートと、前記オープ
ン伝達要素の端部に連結され、基準位置とオープン位置
との間で往復移動する連結部材と、基準位置を中心とし
て、クローズ位置と離脱位置との間で往復移動するよう
に、モータで駆動される駆動部材と、その駆動部材が基
準位置からクローズ位置に移動するとき、駆動部材をエ
ンドプレートに係合させる第1係合手段と、前記駆動部
材が基準位置から離脱位置へ移動する途中で、駆動部材
を連結部材と係合させ、それ以後は係合を外すと共に、
駆動部材が離脱位置から基準位置に戻るときに連結部材
と係合させない一方向係合要素を有する第2係合手段と
を備えているであることを特徴としている。
【0014】前記第2係合手段は、駆動部材または連結
部材のうち、いずれか一方に設けた出没自在のラチェッ
ト爪と、そのラチェット爪を突出方向に付勢するバネ
と、他方に設けた係合段部とを備えているのが好まし
い。さらに前記クローズ伝達要素を引きケーブルとし、
エンドプレートを、その引きケーブルの端部を係止し、
端部近辺をその周囲に巻きつけた軸まわりに回転する円
板状ないし扇状の部材とし、前記駆動部材をエンドプレ
ートと同軸まわりに回転する部材とし、前記連結部材を
駆動部材の回転軌跡の接線方向に直進するスライダとす
るのが好ましい。前記オープン伝達要素はオープンケー
ブルとするのが好ましい。
【0015】
【作用】本発明のオープナでは、モータが一方向に回転
すると、駆動部材が基準位置から離脱位置まで移動する
途中で、係合手段により駆動部材が連結部材と係合す
る。それにより、連結部材は駆動部材と共に離脱位置に
向かって移動する。したがって連結部材に連結されたオ
ープン伝達要素が引き操作される。それによりオープナ
に連結したロック機構では、リターンバネの付勢力に抗
してクローが回転し、ラッチを解除する。それによりド
アを開くことができる。
【0016】駆動部材がさらに同じ方向に移動を続け、
離脱位置に達すると、係合手段の係合が外れる。それに
より連結部材はオープン伝達要素を介してクロー側のリ
ターンバネの付勢力により引かれ、基準位置に戻る。こ
の状態では、クローが元の位置に復帰している。したが
ってそれ以後はモータへの電力の供給が断たれても、つ
ぎにドアを閉じてロックすることができる。この場合、
駆動部材は元に戻っていないが、たとえばつぎにドアが
閉じて再びモータに電力の供給ができる状態になったと
き、駆動部材のみを基準位置に復帰させればよい。
【0017】駆動部材が基準位置と離脱位置との間で往
復移動するオープナでは、駆動部材が離脱位置から基準
位置に戻るときに係合手段を介して駆動部材と連結部材
とが干渉する。しかし係合手段を、その戻り方向では連
結部材と係合しない一方向係合要素としたオープナで
は、駆動部材は連結部材に邪魔されずに離脱位置から基
準位置に戻ることができる。なお駆動部材を1回転して
元の位置に戻るように構成する場合は、もともと連結部
材と干渉せずに戻ることができるので、そのような一方
向係合要素を採用する必要はない。
【0018】前記一方向係合要素を弾力的に突出するラ
チェット爪とする場合は、駆動部材が基準位置から離脱
位置に向かう場合にラチェット爪が相手の係合段部に係
合する。そして基準位置に戻るときは、ラチェット爪が
係合段部に当接して引っ込む。そのため駆動部材は、先
に連結部材が基準位置に戻っていても、それをいわば乗
り越えるようにして元の位置に戻ることができる。
【0019】前記駆動部材を軸周りに回転する円板状な
いし扇状の部材とし、前記連結部材をその回転軌跡の接
線方向に直進するスライダとする場合は、モータにより
駆動部材を回転駆動させればよく、その駆動が容易であ
る。またスライダでオープン伝達要素を直接引き操作す
ることができる。なお本発明においてはこのような回転
も「移動」に含める。
【0020】本発明のオートクロージャ駆動機構におい
ては、モータにより駆動部材を基準位置から連結部材側
に移動させる場合は、駆動部材が第2係合手段を介して
連結部材と一時的に係合し、オープナの場合と同じよう
に、オープン伝達要素を操作し、また、基準位置に戻る
ことができる。他方、駆動部材が基準位置にあるときに
モータを逆転させ、駆動部材をエンドプレート側に移動
させる場合は、第1係合手段により駆動部材がエンドプ
レートと係合して、クローズ伝達要素を操作する。それ
により、ラッチを引き寄せる操作が行われる。
【0021】前記クローズ伝達要素を引きケーブルと
し、エンドプレートを、その引きケーブルの端部を係止
し、端部近辺をその周囲に巻きつけた軸まわりに回転す
る円板状ないし扇状の部材とし、駆動部材をエンドプレ
ートと同軸まわりに回転する部材とし、連結部材を駆動
部材の回転軌跡の接線方向に直進するスライダとする場
合は、オープン伝達要素と前記引きケーブルとを1個の
モータで操作することができ、しかもコンパクトに機構
を構成することができる。さらにオープン伝達要素も引
きケーブルとする場合は、一対の引きケーブルを配索す
ればよいので、取り扱いやすい。
【0022】
【発明の実施の形態】つぎに図面を参照しながら本発明
のオープナおよびそれを備えたオートクロージャ駆動機
構の実施形態を説明する。図1は本発明のオートクロー
ジャ駆動機構の一実施形態を示す正面図、図2は図1の
II-II 線断面図、図3は図1の駆動機構の要部分解斜視
図、図4aおよび図4bはそれぞれその駆動機構の開き
動作状態を示す正面図、図5はその機構の閉じ動作状態
を示す正面図、図6は図1の駆動機構を備えたオートク
ロージャの全体を示す正面図、図7は図6のVII-VII 線
断面図、図8は図7のVIII-VIII 線断面図、図9はその
オートクロージャのドアへの取付状態を示す斜視図であ
る。
【0023】図1はオープナを兼ねたオートクロージャ
駆動機構(以下、単に駆動機構という)Aの一実施形態
を示しており、その駆動機構Aは、ハウジング1と、そ
のハウジング内に回転自在に収容されたエンドプレート
2と、エンドプレート2と同軸まわりに回転自在に設け
られる駆動部材(ドラム)3と、その駆動部材3に揺動
自在に設けられたラチェット爪5と、そのラチェット爪
5で引っ掛け駆動されるスライダ6とを備えている。エ
ンドプレート2にはクローズケーブル7の一端が係止さ
れ、スライダ6にはオープンケーブル8の一端が係止さ
れている。
【0024】上記の駆動機構Aにおいて、エンドプレー
ト2およびクローズケーブル7を除けば、オープンケー
ブル8のみを引き操作する本発明のオープナの一実施形
態となる。したがって以下の説明では、オープナ兼用の
オートクロージャ駆動機構Aのみを説明し、専用のオー
プナの実施形態は省略する。なお、専用のオープナを採
用する場合は、これとは別個にクローズケーブル専用の
オートクロージャ駆動機構が必要になる。また、そのよ
うなオープナを、他の構成のクローズケーブルの駆動機
構と一体的に組み合わせて兼用のオートクロージャ駆動
機構とすることもできる。
【0025】図1のハウジング1は、中央部に有底円筒
状の筒状収容部9を備えている。筒状収容部9の上半分
と下半分の内径には差が設けられており、半径方向に延
びる段差部分は、エンドプレート2の基準位置を定める
ストッパ10である。ハウジング1は、図面における左
右の上端と下部に、減速機(図6の符号G参照)への取
付片11を備えている。さらに上部には、クローズケー
ブル7およびオープンケーブル8の導管12、13を取
り付けるためのケーブル取付部14と、リミットスイッ
チLS1を取り付けるためのリミットスイッチ収容部1
5とを有している。さらに筒状収容部9と右上の取付片
11との間には、スライダ6を摺動自在に収容するスラ
イダ案内溝16が設けられている。
【0026】図2に示すように、筒状収容部9の内底面
には駆動部材3を回転自在に支持するリング状突起17
が形成されている。前記取付片11には、ボルトを通す
ための貫通孔18が形成されている。また筒状収容部9
の開口縁部の上下には、減速機Gと弾力的に係合する爪
19が突設されている。ハウジング1は取付片11によ
って減速機のハウジングないしハウジングカバーに取り
付けることにより、筒状収容部9が塞がれる。ハウジン
グ1はたとえば硬質の合成樹脂で一体に成形する。
【0027】前記エンドプレート2は、図3に示すよう
に、周囲にケーブル案内溝21を有する円板状の本体部
22と、その周縁から外側に延びる扇状の係合突起23
とを備えている。係合突起23の上端面23aはハウジ
ング1のストッパ10と当接する部分である。さらに係
合突起23と同じ角度範囲の扇状の部分23bは、本体
部22の表面からいくらか突出している。本体部22の
中央には、円形の開口部24が形成されている。その開
口部24の周縁にはリング状の段部25が突設され、前
記係合突起23の本体部22から突出している扇状の部
分23bは、その段部25の表面と面一に連続してい
る。それにより本体部22には、いわば一段低くした円
弧状の部分25aが設けられる。
【0028】係合突起23には、クローズケーブル7の
端部に固着したインナーエンド26と係合する係止孔2
7が形成されている。係合突起23の図3に現れていな
い側の面には、その係止孔27からケーブル案内溝21
までクローズケーブル7を案内する円弧状の案内溝が形
成されている。本体部22の周囲のケーブル案内溝21
は途中で途切れている。エンドプレート2も硬質の合成
樹脂などで形成することができる。
【0029】前記駆動部材3は図3に示すように、円板
状の本体部30と、その周辺から突出する矩形状の支持
突起31とを備えている。支持突起31の裏面側には、
破線で示すように扇状の係合段部32が設けられてい
る。その扇状の係合段部32の図面上で左側の端面33
は、エンドプレート2の扇状の部分23bの上側の端面
34と当接することができる。またエンドプレート2の
前記一段と低くなった円弧状の部分25aは、駆動部材
3の係合段部32が移動するスペースである。
【0030】駆動部材3の前面側には、減速機のハウジ
ングないしハウジングカバーと摺動自在に嵌合する段部
35が設けられている。そして段部35から本体部30
にかけて、ラチェット爪5を収容する凹部36が形成さ
れている。凹部36は図1に示すように、ラチェット爪
5の円筒状の軸部37を回転自在に支持する円筒内面3
8を有する。さらにラチェット爪5と凹部36の内壁面
の間には、ラチェット爪5を常時外側に付勢するバネ3
9が介在されている。凹部36の内壁面にはそのバネ3
9の一端を保持する穴40が形成されている。凹部36
の他の部分は、ラチェット爪5の回動を許すスペースで
あり、かつ、その左右の内壁面はラチェット爪5の回動
範囲を規制するストッパを構成している。
【0031】図2に示すように、駆動部材3の後面側に
は、上記のエンドプレート2の円形の開口部24と嵌合
してエンドプレート2を回転自在に支持するボス部41
が設けられている。そのボス部41の端面には、前述の
ハウジング1のリング状突起17の外周面と摺動自在に
嵌合する円形の凹陥部42が設けられている。また段部
35の前面からボス部41の途中まで、減速機Gの出力
軸43と嵌合する断面四角形の嵌合穴44が形成されて
いる。上記の駆動部材3も、硬質の合成樹脂などで成形
することができる。
【0032】図1に示すように、前記ラチェット爪5
は、駆動部材3の凹部36の円筒内面38によって摺動
自在に支持される軸部37と、その軸部から突出する爪
部47とを備えている。爪部47の根元には凹部36の
一方の内壁面と当接してラチェット爪5の回動範囲を規
制するストッパ48が設けられている。爪部47の背面
にはバネ39の端部を収容保持する凹所49が形成され
ている。そのためラチェット爪5は、常時図1の反時計
方向に付勢され、爪部47が外側に突出する。そして時
計方向に押されたとき、バネ39が縮んで凹部36内に
引っ込む。
【0033】図3に示すスライダ6は角柱状の部材であ
り、駆動部材3と向かい合う側に、ラチェット爪5と係
合する三角形状の突起50を備えている。突起50の上
面側は、スライダ表面に対してほぼ直角にした係合面
(係合段部)51であり、駆動部材3が時計方向に回転
するときにラチェット爪5の爪部47と係合する。他
方、下面側は、傾斜した逃げ面53であり、駆動部材3
が反時計方向に戻るときにラチェット爪5を凹部36内
に押し込む作用をする。
【0034】スライダ6の下端側にはオープンケーブル
8の端部に固着したインナーエンド54を係止する凹部
55が形成され、背面側にはその凹部55から上端にか
けて、オープンケーブル8を通す溝56が設けられてい
る。上記の駆動部材3、ラチェット爪5、スライダ6
は、ハウジング1を減速機Gに取り付けたときに減速機
Gのハウジングで、それぞれのスライドや回転が妨げら
れない状態で押さえられ、保持される。
【0035】つぎに図1、図4aおよび図4bを参照し
て、上記の駆動機構Aのオープナとしての作用を説明す
る。図1では、駆動部材3は支持突起31が上を向いて
いる基準位置にある。ラチェット爪5はバネ39の付勢
力で外側に突出している。スライダ6は、連結されてい
るオープンケーブル8が後述するロック機構(図6の符
号B)によって引かれているので、上向きに付勢され、
上端の基準位置にある。
【0036】この状態からモータ(図6の符号M)に通
電し、減速機の出力軸43が時計方向に回転すると、図
4aのように駆動部材3も時計方向(矢印N1)に回転
する。そのときラチェット爪5が突出しているので、そ
の爪部47がスライダ6の突起50の係合面51に係合
し、スライダ6を下向き(矢印N2)に引き込む。それ
によりオープンケーブル8を下向きに引き込む。
【0037】さらに駆動部材3が時計方向に回転を続け
ると、円弧状のラチェット爪5の移動軌跡と直線状のス
ライダ6の移動軌跡の相違に基づき、図4bに示すよう
にラチェット爪5が突起50から外れる。このように外
れた位置が離脱位置である。それによりオープンケーブ
ル8を引く力がなくなり、オープンケーブル8はスライ
ダ6と共に、上向きに戻ることができる。
【0038】図4bの状態からモータMが逆転し、駆動
部材3が反時計方向(矢印N3)に回転すると、ラチェ
ット爪5の爪部47がスライダ6の突起50の傾斜して
いる逃げ面53に当接する。しかしラチェット爪5がバ
ネ39の付勢力に抗して時計方向に回動し、凹部36内
に逃げるので、駆動部材3はそのまま反時計方向に回転
を続けることができる。それによって駆動部材3は再び
図1に示す基準位置に戻り、つぎに駆動部材3がクロー
ズ作用をする場合に備える。駆動部材3を基準位置で止
めるには、リミットスイッチLS1で駆動部材3を検出
し、モータを止めればよい。
【0039】つぎに図1および図5を参照して上記の駆
動機構Aのオートクロージャ用のケーブル駆動機構とし
ての作用を説明する。図1の基準状態ではエンドプレー
ト2は係合突起23の端面23aがストッパ10に当接
した位置で止まっている。その状態からモータMが逆転
し、減速機の出力軸43および駆動部材3が反時計方向
(矢印N3)に回転すると、駆動部材3の係合段部32
の端面33がエンドプレート2の係合突起23の端面3
4に当接する。そしてさらに回転を続けると、図5に示
すように、駆動部材3はエンドプレート2との係合状態
を保ったまま反時計方向に回転する。それによりクロー
ズケーブル7が下向きに引かれる。
【0040】図5の状態でモータが逆転し、駆動部材3
が時計方向に回転すると、クローズケーブル7を引く力
がなくなり、クローズケーブル7は上向きに引かれる。
それによってエンドプレート2は駆動部材3の時計方向
の回転に追従して、同じく時計方向に回転する。そして
係合突起23の端面23aがハウジング1のストッパ1
0に当接したとき、エンドプレート2の回転が停止し、
駆動部材3のみが回転を続け、図1の基準位置に戻った
ことをリミットスイッチLS1が検出したときに止ま
る。
【0041】上記の駆動機構Aは図6に示すように、オ
ープンケーブル8とクローズケーブル7を介してロック
機構Bと連結される。オープンケーブル8はそれを摺動
自在に案内する導管13と共に引きコントロールケーブ
ルを構成しており、クローズケーブル7も導管12と共
に引きコントロールケーブルを構成している。ロック機
構Bは図7に示すように、従来のものと実質的に同じで
ある。
【0042】すなわちロック機構Bは図7に示すよう
に、フレーム64と、そのフレーム64の前面外側に軸
65により回転自在に設けられるラッチ66と、そのラ
ッチを開き位置に付勢するリターンバネ67と、ラッチ
66をハーフラッチおよびフルラッチ位置で係止するク
ロー68とを備えている(図6の破線参照)。クロー6
8は軸69によりフレーム64の前面外側に回転自在に
支持され、リターンバネ70で常時ラッチ66と係合す
る側に付勢されている。さらにフレーム64の側壁に
は、クロー68をラッチ66と係合しない方向に引き離
すためのベルクランク型のオープンレバー71が、図8
に示す軸71aにより回動自在に支持されている。オー
プンレバー71の先端は、折れ曲がってフレーム内に入
ってきているクロー68の尾部68aと係合している
(図6参照)。オープンレバー71の下端には、オープ
ンケーブル8の端部が係止されている。
【0043】他方、フレーム64の下面には、ラッチ6
6をハーフラッチ位置からフルラッチ位置までリターン
バネ67の付勢力に抗して引き寄せるためのクローズレ
バー72が回動自在に支持されており、リターンバネ7
5でラッチ66から離れる方向に付勢されている。そし
てそのクローズレバー72の一端にクローズケーブル7
が係止されている。なお図7の符号73はラッチ66が
ストライカを引き込んでフルラッチとなったとき、バネ
力によりストライカを引き込み方向とは反対方向(ドア
開方向)に押し、フルラッチ時のストライカのガタツキ
を、ひいてはドアのガタツキを抑えるものである。また
図6の符号LS2は、ラッチ66がハーフラッチ位置に
来ていることを確認するためのリミットスイッチであ
る。
【0044】上記のごとく構成される駆動機構Aおよび
ロック機構BからなるオートクロージャCは、図9に示
すようにドア80内に収容され、モータM、リミットス
イッチLS1、LS2などの電気要素から出ているコー
ド類81、82は、ドア80が閉じているときに接続さ
れて回路が閉じる一対のジャンクション83、84のう
ち、ドア側のジャンクション84に接続されている。そ
して他方のジャンクション83は、車体に取り付けられ
てバッテリや制御回路に接続される。それにより駆動機
構AのモータMやリミットスイッチLS1、さらにロッ
ク機構BのリミットスイッチLS2は、ドア80が閉じ
たときに車体側と電気的に接続されるが、ドア80が開
いているときは電気的接続が断たれる。なお、ドア80
が半ドア状態、すなわちハーフラッチ状態でも、ジャン
クション83、84は接続される。またドア80は、図
示されていない電動式のドア開閉装置(たとえば特開平
8−232539号のドア開閉装置)により、閉止位置
と開放位置との間でスライド駆動される。
【0045】つぎに上記のオートクロージャCの作用
を、ドア80の開閉と共に説明する。まずドア80が閉
じている状態から開くときは、ジャンクション83、8
4が接続しているので、駆動機構AのモータMを自由に
回転させることができる。この状態でモータMを一方向
に回転させ、図1の駆動部材3を時計方向に回転させる
と、ラチェット爪5がスライダ6と係合して下方に引
き、オープンケーブル8が引かれる(図4a参照)。そ
れにより図7のロック機構Bのオープンレバー71が反
時計方向に回動し、クロー68をリターンバネ70の付
勢力に抗して回動させる。それによりラッチ66の拘束
が解除され、ドア80はパッキンなどの付勢力により、
ラッチ66をオープン位置(図11の符号I参照)まで
回転させながら、いくらか開く。
【0046】続いて図示しないドア開閉装置が作動し、
ドア80がさらに開いていく。そしてその途中でジャン
クション83、84の接続が外れ、モータMの回転が止
まる。しかしその前に駆動部材3が離脱位置まで回転
し、ラチェット爪5とスライダ6との係合が外れる(図
4b参照)。そのためクロー68のリターンバネ70の
付勢力により、オープンレバー71およびオープンケー
ブル8を介してスライダ6が基準位置まで復帰し、クロ
ー68が元の位置に戻る。したがってその後はモータM
が停止しても、つぎにドア80が閉じたときの準備がで
きている。すなわちつぎにドア80が閉じてハーフラッ
チ状態になったとき、クロー68がラッチ66と係合し
てハーフラッチ状態を維持することができる。
【0047】ジャンクション83、84が外れている間
は、モータMが停止しているので、駆動部材3は基準位
置に戻ることができない。しかしつぎにドア開閉装置が
ドア80を閉じる方向に作動し、ドア80が閉じてジャ
ンクション83、84が接続してから、モータMで駆動
部材3を反時計方向に回転させ、基準位置に戻せばよ
い。その場合も前述のように、ラチェット爪5はスライ
ダ6の突起50により凹部36内に引っ込むので、スラ
イダ6に邪魔されることなく基準位置に戻ることができ
る。
【0048】図1のように駆動部材3が基準位置に戻っ
た後、引き続いて図5のように駆動部材3を反時計方向
に回転させ、エンドプレート2を反時計方向に回転させ
る。それにより、クローズケーブル7が引かれ、ロック
機構Bのクローズレバー72が回動し、ラッチ66をハ
ーフラッチ位置からフルラッチ位置まで強制的に引き寄
せる。それによりドア80はフルラッチ状態になり、つ
ぎにドア80を開くためにオープンケーブル8を引くま
で、その状態を維持する。
【0049】上記のようにオートクロージャの駆動機構
Aを採用することにより、ドア全閉ないし半ドアの時だ
け給電する場合でも、ドアラッチの自動開閉が可能であ
る。またこの機構により、オープンケーブル8のみ給電
OFF時にバネにより反転する駆動部(モータ)を使用
する必要がなくなり、ドアラッチの開閉を単一モータで
駆動することが可能になった。
【0050】前記の実施形態では駆動機構Aのスライダ
6とロック機構Bのオープンレバー71とを引きケーブ
ル(オープンケーブル8)で連結しているが、引きケー
ブルに代えて押し引きケーブルを使用してもよく、さら
にロッドで操作力を伝達するようにしてもよい。またク
ローズケーブル7に代えてロッドを採用することもでき
る。その場合はエンドプレートとして、たとえば直進方
向に往復移動自在のものを採用する。請求項1における
オープン伝達要素およびクローズ伝達要素は、ケーブル
のほか、それらのロッドなどを含む概念である。また上
記の駆動機構Aでは、駆動部材3にラチェット爪5を設
け、スライダ6に突起50を設けているが、ラチェット
爪5をスライダ6側に設け、駆動部材3に固定突起など
の係合段部を設けてもよい。すなわち請求項3における
一方向係合要素は、スライダと駆動部材との間で相対的
に作用すればよい。
【0051】さらに前記駆動機構Aは、オープナとオー
トクロージャ駆動機構とを兼ねるものであるが、エンド
プレートを省略して、専用のオープナとして使用するこ
ともできる。その場合、駆動部材3を直線状に往復移動
するスライダ状の部材とし、それをモータで往復駆動す
るとともに、スライダ6に代えて、回転自在の円盤状の
連結部材を採用し、その周囲にオープンケーブル8の端
部近辺を巻き付け、その端部を連結部材に形成した係止
孔に係止するようにしてもよい。
【0052】本発明のオープナおよびオートクロージャ
駆動機構は、もともとは自動車のスライドドアに用いる
ことを想定して開発したものであるが、他の乗り物に採
用してもよく、さらに建物のスライドドアなどに採用す
ることもできる。
【0053】
【発明の効果】本発明のオープナは、駆動部材が復帰し
なくてもオープン伝達要素を復帰させることができる。
そのため、スライドドアと電源および制御回路とを、ス
ライドドアが閉じているときのみ接続するジャンクショ
ンを介して連結することができる。本発明のオートクロ
ージャ駆動機構は、上記のオープナの作用効果をすべて
奏しうる。さらに特定の構成のものは、1個の駆動源で
オープン伝達要素とクローズケーブルとを交互に操作す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のオートクロージャ駆動機構の一実施
形態を示す正面図である。
【図2】 図1のII-II 線断面図である。
【図3】 図1の駆動機構の要部分解斜視図である。
【図4】 図4aおよび図4bはそれぞれ図1の駆動機
構の開き動作状態を示す正面図である。
【図5】 図1の駆動機構の閉じ動作状態を示す正面図
である。
【図6】 図1の駆動機構を備えたオートクロージャの
全体を示す正面図である。
【図7】 図6のVII-VII 線断面図である。
【図8】 図7のVIII-VIII 線断面図である。
【図9】 図6のオートクロージャのスライドドアへの
取付状態を示す斜視図である。
【図10】 従来のロック機構の一例を示す正面図であ
る。
【図11】 従来のオートクロージャを備えた自動車の
一例を示す概略側面図である。
【図12】 従来のオートクロージャ駆動機構の一例を
示す正面図である。
【図13】 図12のオートクロージャ駆動機構の要部
斜視図である。
【符号の説明】
A 駆動機構 2 エンドプレート 3 駆動部材 5 ラチェット爪 6 スライダ 7 クローズケーブル 8 オープンケーブル 12 導管 13 導管 G 減速機 39 バネ 43 出力軸 50 突起 66 ラッチ 67 リターンバネ 68 クロー 70 リターンバネ 71 オープンレバー 72 クローズレバー C オートクロージャ 83 ジャンクション 84 ジャンクション

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア開時にリターンバネの付勢力に抗し
    てクローを回転させてラッチを解除するオープン伝達要
    素と、そのオープン伝達要素に連結され、基準位置とオ
    ープン位置との間で往復移動する連結部材と、基準位置
    から離脱位置まで移動するように、モータで駆動される
    駆動部材と、その駆動部材が基準位置から離脱位置へ移
    動する途中で、駆動部材を連結部材に係合させ、それ以
    後はその係合を外す係合手段とを備えているオープナ。
  2. 【請求項2】 前記駆動部材が基準位置と離脱位置との
    間で往復移動するものであり、前記係合手段が、駆動部
    材が離脱位置から基準位置に戻るときに連結部材と係合
    させない一方向係合要素である請求項1記載のオープ
    ナ。
  3. 【請求項3】 前記一方向係合要素が、駆動部材または
    連結部材のうち、いずれか一方に設けた出没自在のラチ
    ェット爪と、そのラチェット爪を突出方向に付勢するバ
    ネと、他方に設けた係合段部とを備えている請求項2記
    載のオープナ。
  4. 【請求項4】 前記駆動部材が軸周りに回転する円板状
    ないし扇状の部材であり、前記連結部材がその回転軌跡
    の接線方向に直進するスライダである請求項1、2また
    は3記載のオープナ。
  5. 【請求項5】 前記オープン伝達要素が引きケーブルで
    ある請求項1、2、3または4記載のオープナ。
  6. 【請求項6】 ドア閉時にラッチを引き込むクローズ伝
    達要素と、ドア開時にリターンバネの付勢力に抗してク
    ローを回転させてラッチを解除するオープン伝達要素
    と、前記クローズ伝達要素の端部に連結され、かつ、基
    準位置とクローズ位置との間で往復移動するエンドプレ
    ートと、前記オープン伝達要素の端部に連結され、基準
    位置とオープン位置との間で往復移動する連結部材と、
    基準位置を中心として、クローズ位置と離脱位置との間
    で往復移動するように、モータで駆動される駆動部材
    と、その駆動部材が基準位置からクローズ位置に移動す
    るとき、駆動部材をエンドプレートに係合させる第1係
    合手段と、前記駆動部材が基準位置から離脱位置へ移動
    する途中で、駆動部材を連結部材と係合させ、それ以後
    は係合を外すと共に、駆動部材が離脱位置から基準位置
    に戻るときに連結部材と係合させない一方向係合要素を
    有する第2係合手段とを備えているオートクロージャ駆
    動機構。
  7. 【請求項7】 前記第2係合手段が、駆動部材または連
    結部材のうち、いずれか一方に設けた出没自在のラチェ
    ット爪と、そのラチェット爪を突出方向に付勢するバネ
    と、他方に設けた係合段部とを備えている請求項6記載
    のオートクロージャ駆動機構。
  8. 【請求項8】 前記クローズ伝達要素が引きケーブルで
    あり、前記エンドプレートが、その引きケーブルの端部
    を係止し、端部近辺をその周囲に巻きつけた軸まわりに
    回転する円板状ないし扇状の部材であり、前記駆動部材
    がエンドプレートと同軸まわりに回転する部材であり、
    前記連結部材が駆動部材の回転軌跡の接線方向に直進す
    るスライダである請求項6または7記載のオートクロー
    ジャ駆動機構。
  9. 【請求項9】 前記オープン伝達要素が引きケーブルで
    ある請求項6、7または8記載のオートクロージャ駆動
    機構。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009060730A1 (ja) * 2007-11-09 2009-05-14 Hi-Lex Corporation ロック解除アクチュエータ
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