JPH10158874A - 鋼板の洗浄装置 - Google Patents

鋼板の洗浄装置

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JPH10158874A
JPH10158874A JP31897796A JP31897796A JPH10158874A JP H10158874 A JPH10158874 A JP H10158874A JP 31897796 A JP31897796 A JP 31897796A JP 31897796 A JP31897796 A JP 31897796A JP H10158874 A JPH10158874 A JP H10158874A
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敏夫 藤木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地球環境に優しく、経済的、品質的に優れた
鋼板の洗浄装置を提供すること。 【解決手段】 鋼板6を連続的に洗浄する装置である。
アルカリ浸漬槽1、アルカリ電解洗浄槽3内のアルカリ
洗浄液7に含まれる油分の分離除去装置25を設置す
る。この油分の分離除去装置25によってアルカリ洗浄
液7に含まれる油分を分離除去した後、循環使用する。 【効果】 アルカリ洗浄液中に含まれてゆく油分が分離
除去され、アルカリ洗浄液の劣化を防いで、清浄性が一
定に保たれる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋼板を連続的に洗
浄する装置に係り、アルカリ洗浄液の劣化を防いで洗浄
性を一定に保つことで、効率的に洗浄不良による脱脂不
良やスマッジ汚れの発生を防止することができる鋼板の
洗浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】鋼板を製造する工程において、鋼板の表
面を清浄する目的で、アルカリ洗浄やアルカリ電解洗浄
等が施される。図9はアルカリ電解洗浄装置の一例であ
り、図9において、1はアルカリ洗浄剤を溶かしたアル
カリ洗浄液7を満たしたアルカリ浸漬槽であり、このア
ルカリ浸漬槽1を通過した鋼板6は第1スクラバー2で
アルカリ洗浄液7をスプレーされた後、アルカリ電解洗
浄槽3内のアルカリ洗浄液7に再度浸漬されてアルカリ
電解洗浄される。そして、その後は第2スクラバー4に
おいて温水8をスプレーされた後、温水8を満たした温
水リンス槽5を通過することでリンスを行い、洗浄され
る。
【0003】なお、図9における9はアルカリ浸漬槽サ
ブタンク、10は第1スクラバーサブタンク、11はア
ルカリ電解洗浄槽サブタンクであり、それぞれアルカリ
浸漬槽1、第1スクラバー2、アルカリ電解洗浄槽3へ
のアルカリ洗浄液7の供給及び回収貯蔵用として設けら
れている。また、12は第2スクラバーサブタンク、1
3は温水リンス槽サブタンクであり、それぞれ第2スク
ラバー4、温水リンス槽5への温水8の供給及び回収貯
蔵用として設けられている。さらに、Pはそれぞれのサ
ブタンク9〜13からアルカリ洗浄液又は温水を送るポ
ンプである。
【0004】上記したような構成のアルカリ電解洗浄装
置のアルカリ洗浄液7では、使用するに従って鋼板の表
面に付着していた圧延油等の油分や鉄粉等の鉄分が洗い
落とされるので、これらの含有量が増加してゆき、その
増加によってアルカリ洗浄液が次第に劣化し、洗浄性が
低下してゆくと共に、アルカリ洗浄液中の油分や鉄分が
鋼板表面に再付着する量が増加して、洗浄不良による脱
脂不良や焼鈍後のスマッジ汚れが発生する。
【0005】図10はアルカリ洗浄液の油分含有量の違
いによって、洗浄後に鋼板の表面に再付着する油分量を
測定した結果を示したものである。試験片には洗浄前の
鋼板表面への油分の付着量が200mg/m2 の冷延鋼
板を使用した。洗浄条件はアルカリ濃度3%(オルソケ
イ酸ソーダ)、温度80℃、電流密度10A/dm2
て15秒の陰極電解を施した後、70℃の温水(軟水)
に10秒間浸漬し、リンスを施した。洗浄後、鋼板の表
面に再付着した油分量は、アルカリ洗浄液の油分含有量
が500〜1000PPMの時には一時低い値を示し、
洗浄性が良好となるものの、アルカリ洗浄液に含有され
る油分が多くなる程、鋼板の表面に再付着する油分量が
増加し、洗浄性が悪くなるのが判る。なお、アルカリ洗
浄液の油分含有量が500〜1000PPMの時には一
時低い値を示すのは、洗浄液に油分がある程度含有する
ことで、石鹸が生成したために起こる現象である。
【0006】そこで、油分や鉄分の含有量が増加するこ
とによってアルカリ洗浄液が劣化し、洗浄性が低下する
のを防ぐために、通常、アルカリ洗浄液を追液したり、
または、アルカリ洗浄液を定期的に入替えたり、また
は、これらを併合したりすることが行われている。
【0007】すなわち、アルカリ洗浄液を追液する場合
には、下流側の温水リンス槽サブタンク13に新しい水
が定期的に補給され加温された後、温水8として温水リ
ンス槽5に供給される。そして、温水リンス槽5で使用
された温水8は第2スクラバーサブタンク12に回収貯
蔵された後、第2スクラバー4に供給される。また、第
2スクラバー4で使用された温水8はアルカリ電解洗浄
槽サブタンク11に回収貯蔵された後、アルカリ洗浄剤
を定期的に追液し、新しいアルカリ洗浄液7としてアル
カリ電解洗浄槽3に供給される。また、アルカリ電解洗
浄槽3で使用されたアルカリ洗浄液7は第1スクラバー
サブタンク10に回収貯蔵された後、第1スクラバー2
に供給される。また、第1スクラバー2に使用されたア
ルカリ洗浄液7は、アルカリ浸漬槽サブタンク9に回収
貯蔵された後、最後にアルカリ浸漬槽1に供給される。
アルカリ浸漬槽1で使用されたアルカリ洗浄液7はアル
カリ浸漬槽1の上方より、オーバーフローして廃液とさ
れる。以上により、アルカリ洗浄液の劣化による洗浄不
良を防いでいる。
【0008】また、アルカリ洗浄液を定期的に入替える
場合には、アルカリ洗浄液7の劣化具合によりアルカリ
浸漬槽1、アルカリ電解洗浄槽3及びアルカリ浸漬槽サ
ブタンク9、第1スクラバーサブタンク10、アルカリ
電解洗浄槽サブタンク11のアルカリ洗浄液7を新しい
ものと入れ替えることによりアルカリ洗浄液7の劣化に
よる洗浄不良を防いでいる。
【0009】また、特開平5−245526号公報に
は、圧延材の進路に、圧延材を挟んで上下に対向する箱
形のカバーを設置し、この上部カバーと、下部カバーの
内部に圧延材の上面及び下面に加温したアルカリ液を高
圧で噴射するスプレーノズルを設けると共に、下部カバ
ーに集まるアルカリ液を受入れ、前記スプレーノズルに
ポンプで供給してアルカリ液を循環使用する液槽を設
け、かつ、前記上下のカバーの手前に、加温した洗浄水
を圧延材の上面及び下面に噴射するスプレーノズルを配
置することで、アルカリ洗浄液の劣化による洗浄性の低
下を防止する装置が開示されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、アルカ
リ洗浄液を追液したり又は入替えるものでは、アルカリ
洗浄液の使用量が増加したり、アルカリ洗浄液の加温が
必要であり、コスト高となる。また、アルカリ廃液が発
生するので、水質汚染による環境悪化が問題となる。こ
れに対して、水質汚染を防止し、アルカリ廃液を処理す
るためには、アルカリ廃液の処理設備が必要であるの
で、コスト高となる。
【0011】加えて、アルカリ洗浄液を入替えるもので
は、アルカリ洗浄液の劣化の進行により洗浄性が低下す
るため、アルカリ洗浄液の入替え前は製品の脱脂不良や
スマッジ汚れが発生したり、入替え時、洗浄装置を停止
する必要があり、生産性が悪いという問題もある。
【0012】また、近年の高速化された冷間圧延用に使
用されている高潤滑、耐熱性の圧延油は、加温した洗浄
水の噴射では除去し難く、アルカリ洗浄液での洗浄に頼
らなくてはならない。この為、上記特開平5−2455
26号公報で開示された装置においても、アルカリ洗浄
液中の油分及び鉄分の含有量の増加による劣化の進行は
著しく、アルカリ洗浄液の追液又は入替えが必要にな
る。また、アルカリ洗浄液を循環使用すると、アルカリ
洗浄液の劣化により脱脂不良やスマッジ汚れの洗浄不良
が発生し、製品品質に悪影響を及ぼす。
【0013】本発明は、上記した従来の問題点に鑑みて
なされたものであり、地球環境に優しく、経済的及び品
質的に問題のない優れた鋼板の洗浄装置を提供すること
を目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明の鋼板の洗浄装置は、アルカリ洗浄液中
に含まれる油分又は油分と鉄分を分離除去する装置を設
けているのである。そして、この油分又は油分と鉄分の
分離除去装置によってアルカリ洗浄液中に含まれてゆく
油分又は油分と鉄分が分離除去され、アルカリ洗浄液の
劣化を防いで、清浄性が一定に保たれる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明に係る第1の鋼板の洗浄装
置は、浸漬槽、洗浄槽内のアルカリ洗浄液に含まれる油
分の分離除去装置を設置し、この油分の分離除去装置に
よってアルカリ洗浄液に含まれる油分を分離除去した
後、循環使用するようにしているのである。また、本発
明に係る第2の鋼板の洗浄装置は、浸漬槽、洗浄槽内の
アルカリ洗浄液に含まれる油分と鉄分の分離除去装置を
設置し、この油分と鉄分の分離除去装置によってアルカ
リ洗浄液に含まれる油分と鉄分を分離除去した後、循環
使用するようにしているのである。
【0016】本発明に係る第1,第2の鋼板の洗浄装置
では、使用によって油分又は油分と鉄分が増加したアル
カリ洗浄液を廃棄することなく、アルカリ洗浄液中に含
まれる油分又は油分と鉄分を分離除去装置で分離除去し
た後、循環し再使用する。
【0017】本発明に係る第3の鋼板の洗浄装置は、前
記した本発明に係る第1の鋼板の洗浄装置において、浸
漬槽、洗浄槽内のアルカリ洗浄液に含まれる油分量の測
定装置と、この油分量の測定装置による測定結果が所望
の値になるように油分の除去装置を制御する制御装置を
設置し、アルカリ洗浄液に含まれる油分量を所望の値に
なるまで分離除去した後、循環使用するようにしている
のである。また、本発明に係る第4の鋼板の洗浄装置
は、前記した本発明に係る第2の鋼板の洗浄装置におい
て、浸漬槽、洗浄槽内のアルカリ洗浄液に含まれる油分
量と鉄分量の測定装置と、この油分量と鉄分量の測定装
置による測定結果が所望の値になるように油分と鉄分の
除去装置を制御する制御装置を設置し、アルカリ洗浄液
中に含まれる油分量と鉄分量を所望の値になるまで分離
除去した後、循環使用するようにしているのである。
【0018】本発明に係る第3,第4の鋼板の洗浄装置
では、使用によって油分又は油分と鉄分が増加したアル
カリ洗浄液を廃棄することなく、油分量又は油分量と鉄
分量を測定し、測定結果が所望の値になるようにアルカ
リ洗浄液中に含まれる油分又は油分と鉄分を分離除去装
置で分離除去して油分量又は油分量と鉄分量を制御した
後、循環し再使用する。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係る鋼板の洗浄装置を図1〜
図8に示す実施例に基づいて説明する。図1は本発明に
係る第1の鋼板の洗浄装置のライン系統図、図2は図1
に示す第1の鋼板の洗浄装置におけるアルカリ洗浄液の
油分含有量の推移を測定した結果を示す図、図3は本発
明に係る第2の鋼板の洗浄装置におけるアルカリ洗浄液
の油分と鉄分の含有量の推移を測定した結果を示す図、
図4は本発明に係る第3の鋼板の洗浄装置のライン系統
図、図5は図4に示す第3の鋼板の洗浄装置におけるア
ルカリ洗浄液の油分含有量の推移を測定した結果を示す
図、図6は本発明に係る第4の鋼板の洗浄装置のライン
系統図、図7は図6に示す第4の鋼板の洗浄装置におけ
るアルカリ洗浄液の油分と鉄分の含有量の推移を測定し
た結果を示す図、図8は洗浄前の鋼板表面に付着した油
分量及び鉄分量の測定結果図である。
【0020】〔実施例1〕図1において、21はアルカ
リ浸漬槽1と第1スクラバー2からアルカリ洗浄液7を
回収する第1アルカリサブタンク、22はアルカリ電解
洗浄槽3内のアルカリ洗浄液7を回収する第2アルカリ
サブタンクであり、これら第1アルカリサブタンク21
と第2アルカリサブタンク22は配管23によって連結
され、配管23の途中に介設されたポンプ24によって
第1アルカリサブタンク21内のアルカリ洗浄液7が第
2アルカリサブタンク22に送られるようになってい
る。
【0021】25は前記配管23の途中に介設された油
分の分離除去装置であり、第1アルカリサブタンク21
内のアルカリ洗浄液7を第2アルカリサブタンク22に
送る際に、アルカリ洗浄液7に含まれる油分を分離除去
するものである。この分離除去装置25によって油分を
分離除去され、第2アルカリサブタンク22に送られた
アルカリ洗浄液7は、配管26を介してアルカリ電解洗
浄槽3と第1スクラバー2に送り、鋼板6の洗浄に供さ
れる。
【0022】そして、アルカリ電解洗浄槽3で使用に供
されたアルカリ洗浄液7は第2アルカリサブタンク22
に回収され、一方、第1スクラバー2で使用に供された
アルカリ洗浄液7は第1アルカリサブタンク21に回収
され、配管27を介してアルカリ浸漬槽1に送られる。
【0023】なお、図1に於ける28は油分の分離除去
装置25の制御装置、29aは第1アルカリサブタンク
21の液面計、29bは第2アルカリサブタンク22の
液面計であり、本発明に係る第1の鋼板の洗浄装置で
は、例えばこれら液面計29a,29bの信号を制御装
置28に伝送し、ポンプ24及び油分の分離除去装置2
5の運転を例えば下記表1に示すようにして制御する。
【0024】
【表1】
【0025】表1において、液面「高」はタンク満水状
態、「中」は通常状態、「低」はタンク水量低を示し、
ON,OFFはポンプ24及び油分の分離除去装置25
の運転制御状態を示す。この表1に示すような液面によ
って運転制御を行えば、アルカリ洗浄液7を無駄なく効
率的に循環使用でき、第1アルカリサブタンク21や第
2アルカリサブタンク22のオーバーフローを防止する
ことができる。なお、この場合、アルカリ洗浄液7の鋼
板持ち出しや蒸発等による減少により、第1アルカリサ
ブタンク21や第2アルカリサブタンク22が共に低水
量になった時には、警報装置や、アルカリ洗浄剤、水の
自動補給と連動させることが好ましい。
【0026】図2は図1に示す本発明に係る第1の鋼板
の洗浄装置を使用した場合の鋼板洗浄処理量に対するア
ルカリ洗浄液7に含まれる油分量の推移を測定した結果
を示す図であり、油分の分離除去装置25の運転時に
は、常にアルカリ洗浄液7の含有油分量は1000PP
M以下に維持できることが判る。これにより、油分含有
量の増加によるアルカリ洗浄液7の劣化を防止でき、ア
ルカリ洗浄液7を半永久的に使用できる。
【0027】油分の分離除去装置25の運転時と停止時
における洗浄不良による脱脂不良及びスマッジ汚れの発
生の有無を調査した結果を下記表2に示すが、この表2
に示す通り、本発明に係る第1の鋼板の洗浄装置を使用
してアルカリ洗浄液の油分含有量を1000PPM以下
に維持した状態(油分の分離除去装置25の運転時)で
は、従来装置を使用した場合(油分の分離除去装置25
の停止時)と比較して、脱脂不良発生率で約1/20、
スマッジ汚れ発生率で約1/2に抑制でき、安定した鋼
板の洗浄が可能である。
【0028】
【表2】
【0029】〔実施例2〕実施例2は図示省略したが、
上記した実施例1の油分の分離除去装置25に代えて、
油分と鉄分の分離除去装置を設けたものであり、その他
は実施例1と同じである。この実施例2の場合には、第
1アルカリサブタンク21内のアルカリ洗浄液7を第2
アルカリサブタンク22に送る際に、アルカリ洗浄液7
に含まれる油分と鉄分を同時に分離除去するものであ
る。
【0030】そして、この分離除去装置によって油分と
鉄分を同時に分離除去され、第2アルカリサブタンク2
2に送られたアルカリ洗浄液7は、配管26を介してア
ルカリ電解洗浄槽3と第1スクラバー2に送り、使用に
供される。また、アルカリ電解洗浄槽3で使用に供され
たアルカリ洗浄液7は第2アルカリサブタンク22に回
収され、一方、第1スクラバー2で使用に供されたアル
カリ洗浄液7は第1アルカリサブタンク21に回収さ
れ、配管27を介してアルカリ浸漬槽1に送られる。
【0031】図3は〔実施例2〕における本発明に係る
第2の鋼板の洗浄装置を使用した場合の鋼板洗浄処理量
に対するアルカリ洗浄液7に含まれる油分と鉄分の含有
量の推移を測定した結果を示す図であり、油分と鉄分の
分離除去装置の運転時には、常にアルカリ洗浄液7の含
有油分量は1000PPM以下に、また、含有鉄分量は
100PPM以下に維持できることが判る。これによ
り、油分及び鉄分含有量の増加によるアルカリ洗浄液7
の劣化を防止でき、アルカリ洗浄液7を半永久的に使用
できる。
【0032】また、油分と鉄分の分離除去装置の運転時
と停止時における洗浄不良による脱脂不良及びスマッジ
汚れの発生の有無を調査した結果を下記表3に示すが、
この表3に示す通り、〔実施例2〕における本発明に係
る第2の鋼板の洗浄装置を使用してアルカリ洗浄液の油
分含有量を1000PPM以下に、鉄分含有量を100
PPM以下に維持した状態(油分と鉄分の分離除去装置
の運転時)では、従来装置を使用した場合(油分と鉄分
の分離除去装置の停止時)と比較して、脱脂不良発生率
で約1/20、スマッジ汚れ発生率で約1/10に抑制
でき、安定した鋼板の洗浄が可能である。
【0033】
【表3】
【0034】〔実施例3〕図4において、31はアルカ
リ浸漬槽1のアルカリ洗浄液7を回収する第3アルカリ
サブタンク、32はアルカリ電解洗浄槽3と第1スクラ
バー2のアルカリ洗浄液7を回収する第4アルカリサブ
タンクであり、これら第3アルカリサブタンク31と第
4アルカリサブタンク32内のアルカリ洗浄液7は、そ
れぞれポンプ33a,33bによって油分の分離除去装
置34a,34bに送られ、それぞれのアルカリ洗浄液
7に含まれる油分を分離除去された後、第3アルカリサ
ブタンク31、第4アルカリサブタンク32に戻され
る。
【0035】第3アルカリサブタンク31、第4アルカ
リサブタンク32に戻されたアルカリ洗浄液7は、配管
35を介してアルカリ浸漬槽1に、また、配管36を介
してアルカリ電解洗浄槽3と第1スクラバー2に送ら
れ、使用に供される。そして、配管35,36を介して
送られるアルカリ洗浄液7は、それぞれその一部を油分
の含有量測定装置37a,37bに送られて、アルカリ
洗浄液7中の油分含有量を連続的に測定され、その測定
値を制御装置38a,38bに伝送し、ポンプ33a,
33b及び油分の分離除去装置34a,34bの運転を
例えば下記表4に示すようにして制御する。
【0036】
【表4】
【0037】表4に示す実施例では、第3アルカリサブ
タンク31においては、油分含有量が1500PPM以
上に達した時、ポンプ33a及び油分の分離除去装置3
4aの運転を開始し、油分含有量が1000PPM以下
に減少した時点で停止するように制御している。また、
第4アルカリサブタンク32においては、油分含有量が
750PPM以上に達した時、ポンプ33b及び油分の
分離除去装置34bの運転を開始し、油分含有量が50
0PPM以下に減少した時点で停止するように制御して
いる。
【0038】この表4に示すように、運転開始と停止
で、油分の設定値に差を設けることにより、ポンプ33
a,33bと油分の分離除去装置34a,34bのイン
チング運転を防止することができる。また、アルカリ浸
漬槽1は粗洗浄の役目上、第3アルカリサブタンク31
の設定値を第4アルカリサブタンク32より高めに設定
しても何ら問題はなく、効率的な運転が可能である。
【0039】図5は図4に示す本発明に係る第3の鋼板
の洗浄装置を使用した場合のアルカリ洗浄液7に含まれ
る油分量の推移を測定した結果を示す図であり、油分の
分離除去装置34a,34bの運転時には、常にアルカ
リ洗浄液7の油分含有量は第3アルカリサブタンク31
では1000〜1500PPMに、また、第4アルカリ
サブタンク32では500〜750PPMに維持できる
ことが判る。これにより、油分含有量の増加によるアル
カリ洗浄液7の劣化を防止でき、アルカリ洗浄液7を半
永久的に使用できる。
【0040】油分の分離除去装置34bの運転時と停止
時における洗浄不良による脱脂不良及びスマッジ汚れの
発生の有無を調査した結果を下記表5に示すが、この表
5に示す通り、本発明に係る第3の鋼板の洗浄装置を使
用して第4アルカリサブタンク32中のアルカリ洗浄液
の油分含有量を750PPM以下に維持した状態(油分
の分離除去装置34bの運転時)では、従来装置を使用
した場合(油分の分離除去装置34bの停止時)と比較
して、脱脂不良発生率で約1/20、スマッジ汚れ発生
率で約1/3に抑制でき、安定した鋼板の洗浄が可能で
ある。
【0041】
【表5】
【0042】〔実施例4〕実施例4は上記した実施例3
の油分の分離除去装置34a,34bに代えて、油分と
鉄分の分離除去装置41a,41bを設けると共に、油
分の含有量測定装置37a,37bに加えて鉄分の含有
量測定装置42a,42bを設けたものであり、その他
は実施例3と同じである。
【0043】この実施例4の場合には、第3アルカリサ
ブタンク31と第4アルカリサブタンク32内のアルカ
リ洗浄液7はそれぞれ油分と鉄分を同時に分離除去され
て、第3アルカリサブタンク31と第4アルカリサブタ
ンク32に戻されると共に、配管35,36を介して送
られるアルカリ洗浄液7の一部を油分の含有量測定装置
37a,37bと鉄分の含有量測定装置42a,42b
に送り、アルカリ洗浄液7中の油分含有量と鉄分含有量
を連続的に測定して、その測定値を制御装置38a,3
8bに伝送し、ポンプ33a,33b及び油分と鉄分の
分離除去装置41a,41bの運転を例えば下記表6に
示すようにして制御する。
【0044】
【表6】
【0045】表6に示す実施例では、第3アルカリサブ
タンク31においては、油分含有量が1500PPM以
上、または鉄分含有量が150PPM以上に達した時、
ポンプ33a及び油分と鉄分の分離除去装置41aの運
転を開始し、油分含有量が1000PPM以下、鉄分含
有量が100PPM以下に減少した時点で停止するよう
に制御している。また、第4アルカリサブタンク32に
おいては、油分含有量が750PPM以上、または鉄分
含有量が100PPM以上に達した時、ポンプ33b及
び油分と鉄分の分離除去装置41bの運転を開始し、油
分含有量が500PPM以下、鉄分含有量が75PPM
以下に減少した時点で停止するように制御している。
【0046】この表6に示すように、運転開始と停止
で、油分及び鉄分の設定値に差を設けることにより、ポ
ンプ33a,33b及び油分と鉄分の分離除去装置41
a,41bのインチング運転を防止することができる。
また、アルカリ浸漬槽1は粗洗浄の役目上、第3アルカ
リサブタンク31の設定値を第4アルカリサブタンク3
2より高めに設定しても何ら問題はなく、効率的な運転
が可能である。
【0047】図7は図6に示す本発明に係る第4の鋼板
の洗浄装置を使用した場合の鋼板洗浄処理量に対するア
ルカリ洗浄液7に含まれる油分量及び鉄分量の推移を測
定した結果を示す図であり、油分と鉄分の分離除去装置
41a,41bの運転時には、常にアルカリ洗浄液7の
油分含有量は第3アルカリサブタンク31では1000
〜1500PPMに、第4アルカリサブタンク32では
500〜750PPMに、また、鉄分含有量は第3アル
カリサブタンク31では100PPM以下に、第4アル
カリサブタンク32では75PPM以下に維持できるこ
とが判る。これにより、油分及び鉄分含有量の増加によ
るアルカリ洗浄液の劣化を防止でき、アルカリ洗浄液7
を半永久的に使用できる。
【0048】油分と鉄分の分離除去装置41bの運転時
と停止時における洗浄不良による脱脂不良及びスマッジ
汚れの発生の有無を調査した結果を下記表7に示すが、
この表7に示す通り、本発明に係る第4の鋼板の洗浄装
置を使用して第4アルカリサブタンク32中のアルカリ
洗浄液の油分含有量を750PPM以下に、鉄分含有量
を75PPM以下に維持した状態(油分と鉄分の分離除
去装置41bの運転時)では、従来装置を使用した場合
(油分と鉄分の分離除去装置41bの停止時)と比較し
て、脱脂不良発生率で1/20以下、スマッジ汚れ発生
率で1/28に抑制でき、安定した鋼板の洗浄が可能で
ある。
【0049】
【表7】
【0050】図8は鋼板表面に付着している油分と鉄分
量の測定結果を示した図であり、この図8より判るよう
に、鋼板表面に付着している油分及び鉄分量は、鋼板の
表面粗度により異なるので、アルカリ洗浄液に含有して
ゆく油分及び鉄分量は被洗浄鋼板の表面粗度の種類によ
り一定ではない。また、通常、洗浄装置の生産効率を高
める為、前記した鋼板の表面粗度を揃えて洗浄作業を行
う。よって、アルカリ洗浄液に含有してゆく油分量は被
洗浄鋼板の表面粗度の種類により大きく異なるので、油
分及び鉄分又は油分の含有量を測定し、その値を用いて
ポンプ33a,33b及び油分の分離除去装置34a,
34b又は油分と鉄分の分離除去装置41a,41bの
運転制御を行うことで、効率的な運転が可能となる。
【0051】上記した本発明の鋼板の洗浄装置に使用す
る油分の分離除去装置25、34a,34bとしては、
油分を分離除去できるものであれば、その構成は問わな
いが、例えば交流電流印加によるエマルジョン粒子の凝
縮機構を使用すればよい。交流電流印加によるエマルジ
ョン粒子の凝縮機構とは、交流電流を印加すればエマル
ジョン粒子の表層において誘電分極を起こして、その電
荷分布に時間的ゆらぎが生じ、一時的に電気双極子など
多重極を誘起する。同様にして他の粒子にも多重極を誘
起する。その結果、両粒子間ひいては多粒子の異種極間
にクーロン力が働くことにより発生する凝縮機構をい
う。
【0052】また、上記した本発明の鋼板の洗浄装置に
使用する油分及び鉄分の分離除去装置41a,41b
も、油分と鉄分を分離除去できるものであれば、本実施
例のように、1つの装置で油分と鉄分を同時に分離除去
するものや、油分と鉄分を別の装置で分離除去するもの
等、その構成は問わないが、1つの装置で油分と鉄分を
分離除去する装置としては、例えば特公昭40−155
49号公報に記載された静電式濾過装置を使用すればよ
い。この特公昭40−15549号公報に記載された静
電式濾過装置は、電気絶縁性溶剤液を収容したタンク
に、被処理液を導入するための入口と処理済液を排出す
るための出口を設けると共に、前記溶剤液層の液面より
上方の位置において、浮遊不純物排出口を付設し、一
方、前記タンク内部に前記溶剤液内において一対の電極
を配置し、この電極間に高圧直流電圧を印加するもので
あり、前記被処理液の入口から導入した被処理液に含有
する有機物質を前記一対の電極によって形成される静電
場の作用で前記溶剤液中に溶解せしめ、かつ、溶剤液層
の上面に形成される中間層の浮遊不純物を前記浮遊不純
物排出口から排出し、かつ、前記中間層の上面に形成さ
れる処理済液層の処理済水を前記処理済排出口から排出
するようにしたものである。
【0053】また、油分と鉄分を別の装置で分離除去す
るものとしては、油分の分離除去装置は、例えば前記し
た交流電流印加によるエマルジョン粒子の凝縮機構を使
用したものを、また、鉄分の分離除去装置は、例えば鉄
分の比重差による沈殿を行わせるチャージタンクやマグ
ネット吸着法によるものを使用し、これらを併設すれば
よい。
【0054】なお、本実施例ではアルカリ電解洗浄装置
に適用したものについて説明したが、本発明は電気めっ
き装置、溶融亜鉛めっき装置、連続焼鈍装置、コーティ
ング装置等の前洗浄として適用しても、上記した実施例
と同等の効果を発揮することができる。また、本実施例
では一旦サブタンクに回収して油分又は油分と鉄分を分
離除去するものを示したが、サブタンクに回収せず、槽
内の洗浄液から直接油分又は油分と鉄分を分離除去する
ものでもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の鋼板の洗
浄装置は、使用によってアルカリ洗浄液中に含まれてゆ
く油分又は油分と鉄分を分離除去する装置を設けている
ので、アルカリ洗浄液中に含まれる油分又は油分と鉄分
が分離除去でき、アルカリ洗浄液の劣化を防いで、清浄
性が一定に保たれる。従って、アルカリ洗浄液は半永久
的に使用できることになるので、アルカリ洗浄液の使用
量を限りなく削減できるほか、廃液の発生が皆無となっ
て廃液処理費が圧縮でき、地球環境に悪影響を及ぼさな
い鋼板の洗浄装置が実現できる。また、アルカリ洗浄液
の劣化によって起こる脱脂不良やスマッジ汚れ等の洗浄
不良の発生を防止でき、品質的に安定した鋼板の洗浄が
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の鋼板の洗浄装置のライン系
統図である。
【図2】図1に示す本発明に係る第1の鋼板におけるア
ルカリ洗浄液の油分含有量の推移を測定した結果を示す
図である。
【図3】本発明に係る第2の鋼板の洗浄装置におけるア
ルカリ洗浄液の油分と鉄分の含有量の推移を測定した結
果を示す図である。
【図4】本発明に係る第3の鋼板の洗浄装置のライン系
統図である。
【図5】図4に示す本発明に係る第3の鋼板の洗浄装置
におけるアルカリ洗浄液の油分含有量の推移を測定した
結果を示す図である。
【図6】本発明に係る第4の鋼板の洗浄装置のライン系
統図である。
【図7】図6に示す本発明に係る第4の鋼板の洗浄装置
におけるアルカリ洗浄液の油分と鉄分の含有量の推移を
測定した結果を示す図である。
【図8】洗浄前の鋼板表面に付着した油分量及び鉄分量
の測定結果図である。
【図9】電解洗浄装置のライン系統図である。
【図10】アルカリ洗浄液の油分含有量の違いによる、
洗浄後の鋼板表面付着油分量を測定した結果を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 アルカリ浸漬槽 3 アルカリ電解洗浄槽 7 アルカリ洗浄液 21 第1アルカリサブタンク 22 第2アルカリサブタンク 25 油分の分離除去装置 31 第3アルカリサブタンク 32 第4アルカリサブタンク 34a 油分の分離除去装置 34b 油分の分離除去装置 37a 油分の含有量測定装置 37b 油分の含有量測定装置 41a 油分と鉄分の分離除去装置 41b 油分と鉄分の分離除去装置 42a 鉄分の含有量測定装置 42b 鉄分の含有量測定装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋼板を連続的に洗浄する装置において、
    浸漬槽、洗浄槽内のアルカリ洗浄液に含まれる油分の分
    離除去装置を設置し、この油分の分離除去装置によって
    アルカリ洗浄液に含まれる油分を分離除去した後、循環
    使用するようにしたことを特徴とする鋼板の洗浄装置。
  2. 【請求項2】 鋼板を連続的に洗浄する装置において、
    浸漬槽、洗浄槽内のアルカリ洗浄液に含まれる油分と鉄
    分の分離除去装置を設置し、この油分と鉄分の分離除去
    装置によってアルカリ洗浄液に含まれる油分と鉄分を分
    離除去した後、循環使用するようにしたことを特徴とす
    る鋼板の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の鋼板の洗浄装置におい
    て、浸漬槽、洗浄槽内のアルカリ洗浄液に含まれる油分
    量の測定装置と、この油分量の測定装置による測定結果
    が所望の値になるように油分の除去装置を制御する制御
    装置を設置し、アルカリ洗浄液に含まれる油分量を所望
    の値になるまで分離除去した後、循環使用するようにし
    たことを特徴とする鋼板の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 請求項2記載の鋼板の洗浄装置におい
    て、浸漬槽、洗浄槽内のアルカリ洗浄液に含まれる油分
    量と鉄分量の測定装置と、この油分量と鉄分量の測定装
    置による測定結果が所望の値になるように油分と鉄分の
    除去装置を制御する制御装置を設置し、アルカリ洗浄液
    に含まれる油分量と鉄分量を所望の値になるまで分離除
    去した後、循環使用するようにしたことを特徴とする鋼
    板の洗浄装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001131789A (ja) * 1999-10-29 2001-05-15 Nisshin Steel Co Ltd 電気めっき鋼板の前処理方法および前処理装置
WO2008081508A1 (ja) * 2006-12-27 2008-07-10 Hirata Corporation 再生装置及び再生方法
KR101118290B1 (ko) 2004-09-17 2012-03-20 주식회사 포스코 가압 버블링 방식의 산화스케일 제거장치 및 방법
KR101461474B1 (ko) * 2012-12-27 2014-11-13 주식회사 포스코 강판세정장치 및 전해청정설비

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