JPH10158425A - メタクリル酸メチル系樹脂発泡体及びその製造方法 - Google Patents

メタクリル酸メチル系樹脂発泡体及びその製造方法

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JPH10158425A
JPH10158425A JP8321698A JP32169896A JPH10158425A JP H10158425 A JPH10158425 A JP H10158425A JP 8321698 A JP8321698 A JP 8321698A JP 32169896 A JP32169896 A JP 32169896A JP H10158425 A JPH10158425 A JP H10158425A
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polymer
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坂本  隆
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発泡成形時のガス抜けが少なく、高発泡倍率
で、発泡セルが均一であり、外観が良好であるメタクリ
ル酸メチル系樹脂発泡体を提供する。 【解決手段】(1)重量平均分子量が8万〜40万で、
Z平均分子量を用いて規定される分岐点間分子量が3万
〜50万である分岐構造を有するメタクリル酸メチル系
重合体(A)を30〜100重量%、直鎖状メタクリル
系樹脂(B)を0〜70重量%を含有するメタクリル酸
メチル系樹脂組成物、または(2)重量平均分子量が8
万〜40万で、Z平均分子量を用いて規定される分岐点
間分子量が3万〜50万である分岐構造を有するメタク
リル酸メチル系重合体(A)を30〜95重量%、直鎖
状メタクリル系樹脂(B)を0〜70重量%、ゴム状重
合体(C)を5〜70重量%を含有するメタクリル酸メ
チル系樹脂組成物からなるメタクリル酸メチル系樹脂発
泡体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、メタクリル酸メチ
ル系樹脂発泡体に関するものである。詳しくは高発泡倍
率で、発泡セルが均一であり、外観が良好であるメタク
リル酸メチル系樹脂発泡体に関する。さらに、着火した
際に煤煙がほとんどでなく、金属鋳造の際に使用する消
失模型や建築構造物への使用に適したメタクリル酸メチ
ル系樹脂発泡体に関する。
【0002】
【従来の技術】メタクリル酸メチル重合体の発泡は一般
に難しく、溶融時の伸長粘度と剪断粘度が発泡挙動に対
して不適格であり、気泡の保持能力が不十分である。こ
のため十分に発泡しないばかりでなく、発泡セルが不均
一となり、得られた発泡体の表面の凸凹が多く平滑な表
面となし難く、且つ若干発泡しても気泡の収縮が激しく
商品価値を有する発泡体を得ることが困難であった。特
開平7−145261号公報には、分子量分布を広げる
ために多官能性単量体を共重合して分子量分布を拡げた
アクリル樹脂組成物が発泡性が良いことが開示されてい
る。特開昭50−127990号公報には、粒径制御の
ために熱可塑性重合体粒子を分散剤を含む水中に懸濁せ
しめ、これに重合開始剤のもとにメタクリル酸エステル
系単量体を熱可塑性重合体に対し特定の割合となるよう
滴下させ重合することにより、得られる重合体粒子の分
子量分布の不均一を減少させ発泡性能を好適とする方法
が開示されている。またメタクリル酸メチル系重合体の
発泡としては、伸長粘度を上げるためにキャスト重合等
で得られる溶融流動しない発泡板の提案がなされてい
る。また、煤煙を減少させる方法として特開平4−28
3209号公報には、芳香族ビニル化合物の割合を減少
した発泡用樹脂粒子について開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
7−145261号公報に開示されているアクリル樹脂
組成物は、重量平均分子量が15万〜30万で、かつ重
量平均分子量と数平均分子量の比(Mw/Mn)が2.
3以上のものであるが、分布が拡がると数平均分子量が
低下し機械強度が低下する。特開昭50−127990
号公報および特開平4−283209号公報に記載の樹
脂は、発泡性能が必ずしも十分でない。かかる事情に鑑
み、本発明者は発泡成形時のガス抜けが少なく、高発泡
倍率で、発泡セルが均一であり、外観が良好である発泡
体について鋭意検討した結果、特定の分岐構造を有する
メタクリル酸メチル系樹脂組成物からなる発泡体が、発
泡成形時のガス抜けが少なく、高発泡倍率で、発泡セル
が均一であり、外観が良好である発泡体が得られること
を見出し、本発明に至った。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち本発明は、
(1)重量平均分子量が8万〜40万で、Z平均分子量
を用いて規定される分岐点間分子量が3万〜50万であ
る分岐構造を有するメタクリル酸メチル系重合体(A)
を30〜100重量%、直鎖状メタクリル系樹脂(B)
を0〜70重量%を含有するメタクリル酸メチル系樹脂
組成物からなるメタクリル酸メチル系樹脂発泡体、およ
び(2)重量平均分子量が8万〜40万で、Z平均分子
量を用いて規定される分岐点間分子量が3万〜50万で
ある分岐構造を有するメタクリル酸メチル系重合体
(A)を30〜95重量%、直鎖状メタクリル系樹脂
(B)を0〜70重量%、ゴム状重合体(C)を5〜7
0重量%を含有するメタクリル酸メチル系樹脂組成物か
らなるメタクリル酸メチル系樹脂発泡体である。以下、
本発明を詳細に説明する。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明の分岐構造を有するメタク
リル酸メチル系重合体(A)は、メタクリル酸メチルを
主成分とする単官能単量体およびこれと共重合可能な多
官能単量体の重合体である。メタクリル酸メチルを主成
分とする単官能単量体とは、メタクリル酸メチルの単
独、またはメタクリル酸メチルを50重量%以上、好ま
しくは80重量%以上のメタクリル酸メチルと共重合可
能な単官能単量体との混合物である。メタクリル酸メチ
ルが50重量%未満では、いわゆるメタクリル酸メチル
重合体の特性である透明性、機械的強度が発現しにく
い。
【0006】共重合可能な単官能不飽和単量体として
は、例えば、メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピ
ル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ベンジル等のメ
タクリル酸エステル類;アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アク
リル酸2−エチルヘキシル等のアクリル酸エステル類;
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イタコン酸等
の不飽和カルボン酸、無水マレイン酸、無水イタコン酸
等の酸無水物;アクリル酸2−ヒドロキシエチル、アク
リル酸2−ヒドロキシプロピル、アクリル酸モノグリセ
ロール、メタクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタクリ
ル酸ヒドロキシプロピル、メタクリル酸モノグリセロー
ル等のヒドロキシル基含有のエステル;アクリルアミ
ド、メタクリルアミド、ジアセトンアクリルアミドがあ
る。ニトリル類には、アクリロニトリル、メタクリロニ
トリル、ジアセトンアクリルアミド、メタクリル酸ジメ
チルアミノエチル等の窒素含有単量体;アリルグリシジ
ルエーテル、アクリル酸グリシジル、メタクリル酸グリ
シジル等のエポキシ基含有単量体;スチレン、α−メチ
ルスチレン等のスチレン系単量体が挙げられる。
【0007】特に、メタクリル酸メチル80重量%以
上、ビニル芳香族炭化水素0〜10重量%、およびメタ
クリル酸メチル以外のメタクリル酸エステルまたはアク
リル酸エステル0〜20重量%の組成の範囲のものが好
ましい。
【0008】ビニル芳香族炭化水素10重量%を越える
と、鋳造用消失模型等に使用する場合等に、該樹脂を燃
焼する際に生じるカーボン残留品が残って鋳肌が粗くな
る等の欠点が生じる。また、メタクリル酸メチル以外の
メタクリル酸エステルまたはアクリル酸エステルは、内
部可塑化を行い発泡を容易にするが、20重量%を越え
ると得られる樹脂の耐熱性が低下し、発泡成形後、収縮
が生じ好ましくない。
【0009】共重合可能な多官能単量体としては、エチ
レングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレング
リコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコ
ールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート等のエチレングリコールまた
はそのオリゴマーの両末端水酸基をアクリル酸またはメ
タクリル酸でエステル化したもの;ネオペンチルグリコ
ールジ(メタ)アクリレート、ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート、ブタンジオールジ(メタ)アクリレ
ート等の2価のアルコールの水酸基をアクリル酸または
メタクリル酸でエステル化したもの;トリメチロールプ
ロパン、ペンタエリスリトール等の多価アルコールまた
はこれら多価アルコール誘導体をアクリル酸またはメタ
クリル酸でエステル化したもの;ジビニルベンゼン等の
アルケニル基を2個以上有するアリール化合物等が挙げ
られる。
【0010】本発明の分岐構造を有するメタクリル系重
合体(A)の重量平均分子量(Mw)は8万〜40万、
好ましくは、15万〜30万であり、Z平均分子量(M
z)を用いて規定される分岐点間分子量(Mzb)が3
万〜50万、好ましくは5万〜20万のものである。
【0011】Mwが8万未満だと該樹脂の機械的強度が
十分でなく、これを成分とするメタクリル酸メチル系樹
脂組成物を発泡させた発泡体の強度も悪くなり、40万
を越えて高いと押出し発泡の場合溶融粘度が高く押出し
性能が悪く押し出せなくなり、発泡ビーズの場合には発
泡ビーズの成形時の融着特性が悪くなる。また、分岐点
間分子量(Mzb)が50万を越えると、得られる樹脂
の溶融延伸時の張力が劣りこれよりなる組成物の発泡性
能が劣り、3万未満の場合は、機械的強度が劣ると共に
成形品の外観にも劣る。
【0012】ここでMw、Mzとは、ゲル・パーミエー
ション・クロマトグラフィー(GPC)と示差屈折率計
により求められた値である。この求め方は、例えば19
84年度版「高分子特性解析」(共立出版)24頁〜5
5頁に記載されている。
【0013】分岐点間分子量とは、分岐構造を有するポ
リマーにおいて分岐点から次の分岐点までの分子量の平
均値を意味する。本発明では、この分岐点間分子量をM
z値を用いて規定した。このZ平均分子量を用いて規定
する分岐点間分子量(Mzb)は、日本ゴム協会誌、第
45巻、第2号、105〜118頁「キャラクタリゼー
ション」の記載に基づき下記の数式 数1、数2より算
出される。
【0014】
【数1】[(η1)/ (η2)]10/6 =[(1+Bz/6)
0.5 +4Bz/3π]-0.5
【0015】
【数2】Mzb=Mz/Bz
【0016】上記の数式 数1において、η1 は、直鎖
状メタクリル酸メチル重合体標準試料のGPC溶出時間
に対する極限粘度と絶対分子量との積の関係を示す普遍
較正曲線を用いて得られる測定対象の重合体の絶対分子
量に対する極限粘度の関係を示す較正曲線において、分
子量がMz値に対応する極限粘度である。η2 は、直鎖
状メタクリル酸メチル重合体標準試料の絶対分子量に対
する極限粘度の関係を示す較正曲線において、測定対象
の重合体と同じ分子量Mz値に対する極限粘度である。
Bzは、Z平均分子量Mzにおける分岐点の数である。
【0017】本発明におけるメタクリル酸メチル系重合
体(A)は、その重合体のうち分子量30万以上のもの
の割合が、その重合体のクロロホルム中25℃における
還元粘度が0.7dl/g以下の時は、{[14×(還元粘
度値)−6.8]〜[14×(還元粘度値)+11.
2]}(重量%)であり、還元粘度が0.7dl/g以上の
時は、{[40×(還元粘度値)−25]〜[40×
(還元粘度値)−7]}(重量%)であることが好まし
い。なお、本発明で表す還元粘度とは、その測定する重
合体の溶液濃度が1g/dlでの値である。
【0018】メタクリル酸メチル系重合体(A)の分子
量30万以上の割合が上記の範囲内の場合には、メタク
リル酸メチル系重合体(A)の流動性と溶融時の引張り
強度のバランスに優れ、それに伴って、これを用いて得
られる樹脂組成物の流動性と溶融延伸時の強度のバラン
スに優れることによる良好な発泡体が得られる。また本
発明におけるメタクリル酸メチル系重合体(A)の架橋
度は、ゲル分率(全重合体重量に対するアセトン不要部
分の重量%)で表して、通常3%以下、好ましくは1%
以下、更に好ましくはほぼ0%である。
【0019】本発明のメタクリル酸メチル系重合体
(A)は、前述の単官能単量体、多官能単量体を含む多
官能性の構成単位となる成分、必要により更に連鎖移動
剤および/または重合開始剤を加えて重合することによ
って得られる。多官能性の構成単位となる成分として
は、前述の多官能単量体、多官能連鎖移動剤、多官能開
始剤、およびこれらの2種以上の混合物を挙げることが
できる。多官能性の構成単位となる成分の量は、および
単官能単量体に対し、通常は0.02〜1重量%であ
る。
【0020】連鎖移動剤としては、メタクリル酸メチル
の重合に用いられる周知のものでよい。この中には、連
鎖移動官能基を1つ有する単官能の連鎖移動剤および連
鎖移動官能基を2つ以上有する多官能連鎖移動剤とがあ
る。単官能連鎖移動剤としては、アルキルメルカプタン
類、チオグリコール酸エステル類等が挙げられ、多官能
連鎖移動剤としては、エチレングリコール、ネオペンチ
ルグリコール、トリメチロールプロパン、ペンタエリス
リトール、ジペンタエリスリトール、トリペンタエリス
リトール、ソルビトーロ等の多価アルコール水酸基をチ
オグリコール酸または3−メルカプトプロピオン酸でエ
ステル化したものが挙げられる。
【0021】メタクリル酸メチル系重合体(A)の重合
に使用する連鎖移動剤の量は、該単官能単量体1モル当
たり、通常は5×10-5モル〜5×10-3モルであり、
共重合可能な多官能単量体の量は該単官能単量体1モル
当たり、通常はその官能基数が1×10-5〜{該連鎖移
動剤(モル)−2.5×10-4}当量となる範囲であ
る。
【0022】メタクリル酸メチル系重合体(A)の重量
平均分子量は、一般に主として用いられる多官能単量体
の濃度、連鎖移動剤の濃度及びラジカル開始剤の濃度に
支配される。重合平均分子量の調整は、多官能単量体濃
度が高い程重合平均分子量は大きくなり、逆に連鎖移動
剤濃度が高い程小さくなることを考慮して、多官能単量
体の上記濃度範囲内及び連鎖移動剤の濃度の範囲内で適
宜変更することで行う。分岐点間分子量は、主として、
多官能単量体濃度によって調整できる。多官能単量体濃
度が高い程、分岐点間分子量は小さくなる。また、連鎖
移動剤では、多官能連鎖移動剤の濃度が高い程分岐点間
分子量は小さくなる。分子量30万以上の割合は、多官
能単量体の濃度が高い程多くなる。
【0023】重合開始剤には1分子中に1対のラジカル
を発生させる単官能重合開始剤および2対以上のラジカ
ルを発生させる多官能重合開始剤とがある。単官能重合
開始剤としては、例えば、2,2’−アゾビス(2,4
−ジメチルバレロニトリル)、アゾビスイソブチロニト
リル、ジメチル−2,2’−アゾビスイソブチレート等
のアゾ化合物;t−ブチルパーオキシピバレート、t−
ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、クミルパ
ーオキシ2−エチルヘキサノエート等のパーオキシエス
テル類;ジ−3,5,5−トリメチルヘキサノイルパー
オキシド、ジラウロイルパーオキサイド等のジアシルパ
ーオキサイド類の有機過酸化物等が挙げられる。多官能
重合開始剤としては、例えば、2官能の1,1−ビス
(t−ブチルパーオキシ)3,3,5−トリメチルシク
ロヘキサン、ジ−t−ブチルパーオキシトリメチルアジ
ペートが、3官能のトリス−(t−ブチルパーキシ)ト
リアジン、4官能の2,2−ビス(4,4−ジ−t−ブ
チルパーオキシシクロヘキシル)プロパン等を挙げるこ
とができる。
【0024】塊状重合法のように重合率45〜60重量
%で重合を終了する場合には、3官能以上の多官能重合
開始剤を使用すると多官能単量体のみによる分岐に比
べ、多官能単量体による未反応ビニル基の量を低減する
ことができる。多官能重合開始剤を用いる場合は、前記
した多官能構成単位としての一部または全部と入れ替え
ることができる。重合開始剤の使用量は、重合方法に応
じた周知の適量でよく、単量体または単量体混合物10
0重量部に対して通常、0.001〜1重量部程度、好
ましくは0.01〜0.7重量部である。なお、重合開
始剤の量が多い程、重量平均分子量が小さくなるのは、
一般的なメタクリル酸メチル系重合体と同様である。
【0025】本発明の直鎖状メタクリル系樹脂(B)
は、メタクリル酸メチルを主成分とする単官能単量体の
重合体である。メタクリル酸メチルを主成分とする単官
能単量体とは、メタクリル酸メチルの単独、またはメタ
クリル酸メチルを50重量%以上、好ましくは70重量
%以上のメタクリル酸メチルと共重合可能な単官能単量
体との混合物である。メタクリル酸メチルと共重合可能
な単官能単量体は、具体的には上記したものと同じであ
る。この直鎖状メタクリル系樹脂(B)は、重量平均分
子量Mwが7〜20万、好ましくは8万〜18万であ
る。重量平均分子量Mwが7万未満であると得られる樹
脂組成物から得られる発泡体の機械的強度が不十分とな
り、20万を越えると溶融流動性が低くなり発泡加工特
性が悪い。
【0026】本発明の分岐構造を有するメタクリル酸メ
チル系重合体(A)および直鎖状のメタクリル系樹脂
(B)を得る重合方法としては、一般のメタクリル酸メ
チル系樹脂を製造する周知の重合方法が適用できる。つ
まり懸濁重合法、塊状重合法、乳化重合法である。
【0027】メタクリル酸メチル樹脂組成物中の割合
は、分岐構造を有するメタクリル酸メチル系重合体
(A)が30〜100重量%、直鎖状メタクリル系樹脂
(B)が0〜70重量%である。
【0028】本発明におけるメタクリル酸メチル樹脂組
成物には、重量平均分子量が8万〜40万で、Z平均分
子量を用いて規定される分岐点間分子量が3万〜50万
である分岐構造を有するメタクリル酸メチル系重合体
(A)および直鎖状メタクリル系樹脂(B)以外に、さ
らにゴム状重合体(C)を含有する組成物であっても良
い。ゴム状重合体(C)を配合することにより、その粘
り性および靭性が向上することから品質の良好な発泡体
が得られる。
【0029】ゴム状重合体(C)としては、(1)アク
リル系多層構造弾性体または(2)5〜80重量部のゴ
ム状重合体にエチレン性不飽和単量体を95〜20重量
部グラフト重合したグラフト共重合体が好ましく用いら
れる。
【0030】(1)アクリル系多層構造弾性体は、少な
くとも2層構造よりなるゴム弾性の層またはエラストマ
ーの層を20〜60重量部を内在させるアクリル系重合
体であって、軟質層、最外硬質層を基本とするもので、
最内硬質層をさらに含む構造のものでも良い。例えば、
特公昭55−27576号公報、特開平6−80739
号公報または特開昭49−23292号公報に記載のも
のを用いることができる。
【0031】(2)5〜80重量部のゴム状重合体にエ
チレン性不飽和単量体を95〜20重量部グラフト重合
したグラフト共重合体は、例えば、ポリブタジエンゴ
ム、アクリロニトリル/ブタジエン共重合体ゴム、スチ
レン/ブタジエン共重合体ゴムなどのジエン系ゴム、ポ
リブチルアクリレート、ポリプロピルアクリレート、ポ
リ−2−エチルヘキシルアクリレートなどのアクリル系
ゴム、およびエチレン/プロピレン/非共役ジエン系ゴ
ムなどのゴム状重合体に、スチレン、アクリロニトリ
ル、アルキル(メタ)アクリレートなどのエチレン性単
量体をグラフト共重合したものである。これらのグラフ
ト共重合体としては特開昭55−147514号公報や
特公昭47−9740号公報に記載のものを用いること
ができる。
【0032】ゴム状重合体(C)を含有するメタクリル
酸メチル樹脂組成物中の割合は、分岐構造を有するメタ
クリル酸メチル系重合体(A)が30〜95重量%、直
鎖状メタクリル系樹脂(B)が0〜70重量%、ゴム状
重合体(C)が5〜70重量%である。ゴム状重合体
(C)の量が、5重量%より少ないと得られる樹脂組成
物の耐衝撃性が低くなり、70重量%を越える場合には
発泡加工特性及び耐熱性が低下すると共にメタクリル酸
メチル系重合体(A)の効果がなくなる。
【0033】本発明のメタクリル酸メチル系樹脂組成物
には、必要に応じて離型剤、紫外線吸収剤、着色剤、酸
化防止剤、熱安定剤、可塑剤等の一般的なアクリル樹脂
に添加できる各種剤を含有させることができる。
【0034】本発明のメタクリル酸メチル系樹脂組成物
の発泡に使用する発泡剤としては、プロパン、ブタン、
ペンタン、ヘキサン等の脂肪族炭化水素類;シクロブタ
ン、シクロペンタン、シクロヘキサン等の環式脂肪族炭
化水素;メタノール、エタノール、プロパノール、イソ
プロパノール及びブタノール等の低級脂肪族アルコール
類;メチルクロライド、ジクロロジフルオロメタン等の
ハロゲン化炭化水素類;二酸化炭素、窒素、水等のガス
類;アゾジカルボンアミド、重曹等の化学熱発泡剤など
が挙げられ、これらの少なくとも1種以上が用いられ
る。さらに必要なら一般的な発泡助剤を併用して用いる
ことができる。
【0035】本発明のメタクリル酸メチル系樹脂組成物
を発泡して発泡体とする方法としては、特に制限がない
が、例えば、分解型発泡剤とメタクリル酸メチル系樹
脂組成物をを押出し機で溶融混練し、発泡させる方法、
メタクリル酸メチル系樹脂組成物を押出し機で溶融さ
せ、蒸発型発泡剤をシリンダー途中から直接圧注入し、
混練、発泡させる方法、該メタクリル酸メチル系樹脂
からなるペレットまたはビーズを押出し機または水系懸
濁液中で蒸発型発泡剤を含浸させ、その含浸ペレットま
たはビーズを水蒸気等で加熱しで発泡させる方法などが
挙げられる。
【0036】さらに、発泡剤と混練したメタクリル酸
メチル系樹脂組成物をメタクリル酸メチル系樹脂組成物
以外の熱可塑性樹脂と多層状に発泡共押出して2層また
は3層などの多層状の発泡体(例えば、発泡体層/熱可
塑性樹脂層、熱可塑性樹脂層/発泡体層/熱可塑性樹
脂)とする方法が挙げられる。この際用いられる熱可塑
性樹脂としては、いわゆるアクリル樹脂、カーボネート
樹脂、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン樹脂、
ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート等が挙げ
られる。また本発明におけるメタクリル酸メチル系樹脂
組成物の範疇であるが、組成の異なる樹脂を用いて多層
状の発泡体とすることもできる。
【0037】本発明のメタクリル酸メチル系樹脂発泡体
は、溶融張力と流動性のバランスが優れ、真空成形、圧
空成形法により、包装容器などに容易に成形できる。
【0038】
【発明の効果】本発明のメタクリル酸メチル系樹脂発泡
体は、発泡成形時のガス抜けが少なく、高発泡倍率で、
発泡セルが均一であり、外観が良好であり、加工生産性
に優れ、さらには衝撃強度に優れたものであり、緩衝包
装材や断熱材、土木用材料として有用である。さらに、
本発明のメタクリル酸メチル系樹脂発泡体は、ビニル芳
香族炭化水素の含有量を少なくすることが可能であり、
着火した際に煤煙がほとんどでなく、金属鋳造の際に使
用する消失模型や建築構造物への使用に適している。
【0039】
【実施例】以下に実施例により本発明を説明する。な
お、測定評価法のうち、上記に記載した項目以外の項目
については以下のとおり実施した。 (1)MFR:JIS K7210に準拠して行った。
なお、温度230℃、荷重3.8kgfとした。 (2)伸長粘度:東洋精機製作所製キャピログラフを用
い、オリフィスL/D=4.99/1.00(mm)、
温度230℃、、ピストン速度10mm/分で下記の数
式 数3に基づいて測定した。
【0040】
【数3】ηE(ε',t )= F(t)/(S(t)・ε'(t)) ここで、ηE(ε',t );伸長粘度、F(t);張力、S
(t);断面積、ε'(t);伸長速度を示す。
【0041】(3)ガス抜け性:発泡成形時のガス抜け
の程度を発泡倍率により評価した。すなわち、G=(発
泡倍率−1)×100/1.19とし、G≧200の場
合は○(良好)、G<200の場合は×(不良)で表し
た。 (4)発泡倍率:1.19/シート密度で表した。 (5)外観:得られた発泡体の外観を目視により観察
し、○(ガス抜けによるシートの肌荒れなく、セルが均
一)及び×(シートの肌荒れがあり、セルが不均一)に
より評価した。 (6)衝撃強度:得られたシートを50mm×50mm
に切り出し、鋼球の重さを28.8gとした以外はJI
S K7211に準じて実施し、50%破壊高さを測定
した。
【0042】実施例1 200リットルのSUS製オートクレーブにメタクリル
酸メチル96重量部、アクリル酸メチル4重量部、1,
6−ヘキサンジオールジアクリレート0.147重量
部、ラウロイルパーオキサイド0.3重量部、n−ドデ
シルメルカプタン0.45重量部、イオン交換水200
重量部、ポリメタクリル酸ナトリウム1重量部を入れて
混合し、加熱昇温して、80℃で重合を開始し、90分
経過後さらに100℃で60分重合させた。重合後、洗
浄、脱水、乾燥を行い、ビーズ状の分岐構造を有するメ
タクリル酸メチル系樹脂(以下、PMMA1と略する)
を得た。PMMA1の組成、物性を表1に示す。次に、
このPMMA1を100重量部に、分解温度165℃の
アゾジカルボナミド系発泡剤(セルマイク172−C
三協化成(株)製:ガス発生量=180ml/g)を2
重量部添加し、250mmTダイスを付けた40mmφ
押し出し機にてシリンダー温度220℃、ダイス温度2
30℃スクリュー回転数40rpmにて押出発泡し、シ
ート厚み5.0mmで密度0.28である均一なシート
状発泡体を得た。結果を表2、表3に示す。
【0043】実施例2 アクリル酸メチルを5.5重量部、1,6−ヘキサンジ
オールジアクリレートを0.19重量部、n−ドデシル
メルカプタンを0.38重量部、イオン交換水を150
重量部とし、ポリメタクリル酸ナトリウム1重量部の代
わりにリン酸水素ナトリウム2重量部とした以外は、実
施例1と同様に重合を行い、ビーズ状の分岐構造を有す
るメタクリル酸メチル系樹脂(以下、PMMA2と略す
る)を得た。PMMA2の組成、物性を表1に示す。次
に、このPMMA2を用いて実施例1と同様にしてシー
ト厚み5.2mmで密度が0.23である均一なシート
状発泡体を得た。結果を表2、表3に示す。
【0044】比較例1 多官能単量体である1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レートを用いず、n−ドデシルメルカプタンを0.18
重量部とした以外は、実施例1と同様に行ってビーズ状
の直鎖状メタクリル酸メチル系樹脂(以下、PMMA3
と略する)を得た。PMMA3の組成、物性を表1に示
す。次に、このPMMA3を用いて実施例1と同様にし
てシート厚み4.5mmで密度が0.92であるシート
状発泡体を得た。結果を表2、表3に示す。
【0045】実施例3 PMMA1を70%と、ゴム状重合体としてオログラス
DR101(ローム&ハース社製)30%を押出機を用
いてブレンド造粒した。得られたブレンド物100重量
部に、実施例1と同様に発泡剤を添加し、シート厚み
4.8mmで密度0.3である均一なシート状発泡体を
得た。結果を表2、表3に示す。
【0046】実施例4 ゴム状重合体としてスミペックスHT018(住友化学
工業(株)製)を用いた以外は、実施例3と同様にして
シート厚み4.9mmで密度0.31である均一なシー
ト状発泡体を得た。結果を表2、表3に示す。
【0047】比較例2 PMMA3を用いた以外は、実施例3と同様にしてシー
ト厚み3.8mmで密度0.91のシート状発泡体を得
た。結果を表2、表3に示す。
【0048】実施例5 多層押出機を用い、シリンダー1にアクリロニトリル/
ブタジエン/スチレン樹脂(以下、ABSと称する)と
してクララスチックSRE(住友ダウ(株)製)を供給
し、シリンダー2に実施例3で得たブレンド物(PMM
A1/DR101=70/30)に発泡剤を添加供給
し、2mmのABS層と1mmのアクリルのシート状発
泡体層からなる外観の良好な2層シートを得た。アクリ
ルのシート状発泡体層にはセルの破れなどはみられなか
った。結果を表2、表3に示す。
【0049】比較例3 実施例5において、シリンダー2供給する材料をPMM
A3とDR101のブレンド物(PMMA3とDR10
1=70/30)にした以外は実施例5同様に2層シー
トを成形した。アクリルのシート状発泡体層はセルの均
一性が悪く外観の良くないものであった。結果を表2、
表3に示す。
【0050】実施例6 5リットルの加圧オートクレーブにビーズ状のPMMA
1を1500g、イオン交換水3000g、ポリメタク
リル酸ナトリウム15g、発泡剤としてペンタン200
gを仕込み、撹拌下で120℃で2時間保持してペンタ
ンを含浸させた。この発泡剤含浸樹脂を(株)関製作所
製の加圧予備発泡機で嵩倍率で41倍の予備発泡ビーズ
を作製し、2日間放置した後、笠原工業(株)製の発泡
成形機を用いて120℃で厚み20mmの発泡板を成形
した。得られた発泡板は密度0.029で表面のセルの
破れもなく外観の良好なものであった。結果を表2、表
3に示す。
【0051】比較例4 PMMA1の代わりにPMMA3を用いた以外は、実施
例6と同様にして発泡板を得た。発泡板は密度0.9で
セルの破れがひどく外観の劣るものであった。結果を表
2、表3に示す。
【0052】
【表1】 HDA:1,6−ヘキサンジオールジアクリレート
【0053】
【表2】
【0054】
【表3】

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量平均分子量が8万〜40万で、Z平
    均分子量を用いて規定される分岐点間分子量が3万〜5
    0万である分岐構造を有するメタクリル酸メチル系重合
    体(A)を30〜100重量%、直鎖状メタクリル系樹
    脂(B)を0〜70重量%を含有するメタクリル酸メチ
    ル系樹脂組成物からなるメタクリル酸メチル系樹脂発泡
    体。
  2. 【請求項2】 重量平均分子量が8万〜40万で、Z平
    均分子量を用いて規定される分岐点間分子量が3万〜5
    0万である分岐構造を有するメタクリル酸メチル系重合
    体(A)を30〜95重量%、直鎖状メタクリル系樹脂
    (B)を0〜70重量%、ゴム状重合体(C)を5〜7
    0重量%を含有するメタクリル酸メチル系樹脂組成物か
    らなるメタクリル酸メチル系樹脂発泡体。
  3. 【請求項3】 メタクリル酸メチル系重合体(A)が、
    その重合体のうち分子量30万以上のものの割合が、そ
    の重合体のクロロホルム中25℃における還元粘度が
    0.7dl/g以下の時は、{[14×(還元粘度値)−
    6.8]〜[14×(還元粘度値)+11.2]}(重
    量%)であり、還元粘度が0.7以上の時は、{[40
    ×(還元粘度値)−25]〜[40×(還元粘度値)−
    7]}(重量%)である請求項1または請求項2記載の
    メタクリル酸メチル系発泡体。
  4. 【請求項4】 ゴム状重合体(C)がアクリル系多層構
    造弾性体である請求項2記載のメタクリル酸メチル系発
    泡体。
  5. 【請求項5】 ゴム状重合体(C)が5〜80重量部の
    ゴム状重合体にエチレン性不飽和単量体を95〜20重
    量部グラフト重合したグラフト共重合体である請求項2
    記載のメタクリル酸メチル系発泡体。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2に記載のメタク
    リル酸メチル系樹脂組成物を高温高圧下で発泡剤と混練
    した後、低圧域に押出し発泡させることを特徴とするメ
    タクリル酸メチル系樹脂発泡体の製造方法。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2に記載のメタク
    リル酸メチル系樹脂組成物のビーズまたはペレットに発
    泡剤を含浸した後、発泡させることを特徴とするメタク
    リル酸メチル系樹脂発泡体の製造方法。
  8. 【請求項8】発泡剤と混練した請求項1または請求項2
    に記載のメタクリル酸メチル系樹脂組成物を該メタクリ
    ル酸メチル系樹脂組成物以外の熱可塑性樹脂と多層状に
    発泡共押出しすることを特徴とするメタクリル酸メチル
    系樹脂発泡体の製造方法。
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JP2006089705A (ja) * 2004-08-27 2006-04-06 Sekisui Chem Co Ltd アクリル系樹脂発泡シート及びその製造方法
JP2007514027A (ja) * 2003-12-12 2007-05-31 ビーエーエスエフ アクチェンゲゼルシャフト ペレット状の発泡性フィラー含有熱可塑性ポリマー材料から構成される成形用発泡成形体

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