JP2006089705A - アクリル系樹脂発泡シート及びその製造方法 - Google Patents

アクリル系樹脂発泡シート及びその製造方法 Download PDF

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俊二 武田
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Abstract

【課題】 本発明は、気泡径が小さくて気泡径のバラツキも少なく且つ耐熱性に優れたアクリル系樹脂発泡シートを提供する。
【解決手段】 本発明のアクリル系樹脂発泡シートは、テトラヒドロフラン80重量%及び水20重量%からなる混合溶媒に溶解するアクリル系樹脂発泡シートであって、このアクリル系樹脂発泡シートを溶解させてなる溶液の極限粘度が80〜500cm3 /gであることを特徴とするので、気泡径が小さくて気泡径のバラツキも少ないと共に、耐熱性及び軽量性にも優れており、表面部分をスライス除去した上で表皮材を積層一体化させる場合にあっても、発泡シートに反りが発生したり或いは表皮材の厚みが不均一となったり表皮材表面に凹凸が発生したりすることはない。
【選択図】 なし

Description

本発明は、耐熱性及び軽量性に優れた熱可塑性アクリル系樹脂発泡シート並びにその製造方法に関する。
従来からアクリル系樹脂発泡シートは、硬質である上に軽量性及び断熱性に優れていることから、建築材料などの用途に広く用いられている。そして、建築材料などの芯材として用いられる場合、アクリル系樹脂発泡シートの表面部分を除去した後、アクリル系樹脂発泡シートの両面にガラス繊維からなる不織布を重ね合わせた上で不織布に熱硬化性樹脂を含浸、加熱硬化させることによって、アクリル系樹脂発泡シートの両面に表皮材を積層一体化させて用いられることが多い。
一方、アクリル系樹脂発泡シートとしては、特許文献1に、アクリルアミド、メタクリルアミド、アクリル酸及びメタクリル酸からなる群から選ばれた一種若しくは二種以上の単量体に、水などの膨潤剤を添加した状態で、上記単量体を重合させて重合体を製造し、この重合体を加熱して発泡させるアクリル系樹脂発泡シートの製造方法が開示されている。
しかしながら、上記製造方法によって製造されたアクリル系樹脂発泡シートは、その気泡径が大きかったり或いは気泡径のバラツキが大きいことから、使用にあたって、アクリル系樹脂発泡シートの表面部分を除去した際、アクリル系樹脂発泡シートの表面に、気泡を切断して形成される凹部が不均一に或いは大きな開口度でもって露出した状態となる。
そして、このような状態に凹部が形成されているアクリル系樹脂発泡シートの表面に不織布を重ね合わせ、該不織布に熱硬化性樹脂を含浸し加熱硬化させて表皮材を積層一体化させようとすると、アクリル系樹脂発泡シートの表面に形成された凹部が原因となって反りが発生したり或いは表皮材の厚みが不均一となるといった問題が生じていた。
特公昭40−29020号公報
本発明は、気泡径が小さくて気泡径のバラツキも少なく且つ耐熱性に優れたアクリル系樹脂発泡シート及びその製造方法を提供する。
本発明のアクリル系樹脂発泡シートは、テトラヒドロフラン80重量%及び水20重量%からなる混合溶媒に溶解するアクリル系樹脂発泡シートであって、このアクリル系樹脂発泡シート0.5重量部を上記混合溶媒100重量部に溶解させてなる溶液の極限粘度が80〜500cm3 /gであることを特徴とする。
本発明のアクリル系樹脂発泡シートはアクリル系樹脂から構成されるが、このようなアクリル系樹脂としては、特に限定されず、アクリル系単量体を含有する単量体組成物を重合させることによって得ることができる。
上記アクリル系単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリルアミド、(メタ)アクリロニトリルなどが挙げられる。上記(
メタ)アクリル酸エステルとしては、特に限定されず、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸イソブチル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソボルニル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸n−ステアリルなどが挙げられ、メタクリル酸メチルが好ましい。(メタ)アクリル酸エステルは、単独で用いられても二種以上が併用されてもよい。なお、本発明において、(メタ)アクリルとは、アクリル又はメタクリルの何れか一方或いは双方を意味する。
更に、上記単量体組成物中には、アクリル系単量体以外にこのアクリル系単量体と共重合可能な単量体が含有されていてもよく、このような単量体としては、無水マレイン酸、スチレンなどが挙げられる。
そして、単量体組成物としては、(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステル、(メタ)アクリルアミド、無水マレイン酸及びスチレンからなることが好ましい。このような場合、単量体組成物中における(メタ)アクリル酸の含有量は、少ないと、単量体組成物の極性が低くなって他の配合物が溶解しにくくなる一方、多いと、得られるアクリル系樹脂発泡シートの耐熱性が低下したり或いは発泡性アクリル系樹脂の発泡性が低下するので、15〜50重量%が好ましい。なお、(メタ)アクリル酸とは、アクリル酸又はメタクリル酸の何れか一方或いは双方を意味する。
又、単量体組成物中における(メタ)アクリル酸エステルの含有量は、少ないと、発泡性アクリル系樹脂の発泡性が低下する一方、多いと、得られるアクリル系樹脂発泡シートの耐熱性が低下するので、30〜70重量%が好ましい。なお、(メタ)アクリル酸エステルとは、アクリル酸エステル又はメタクリル酸エステルの何れか一方或いは双方を意味する。
更に、単量体組成物中における(メタ)アクリルアミドの含有量は、少ないと、得られるアクリル系樹脂発泡シートの耐熱性が低下する一方、多いと、単量体組成物中への溶解性が低下して均質な単量体組成物を得ることが困難となることがあるので、0.1〜20重量%が好ましい。
そして、単量体組成物中における無水マレイン酸の含有量は、少ないと、得られるアクリル系樹脂発泡シートの耐熱性が低下する一方、多いと、単量体組成物中への溶解性が低下して均質な単量体組成物を得ることが困難となることがあるので、0.1〜20重量%が好ましい。
又、単量体組成物中におけるスチレンの含有量は、少ないと、発泡性アクリル系樹脂の発泡性が低下することがある一方、多いと、単量体組成物中への溶解性が低下して均質な単量体組成物を得ることが困難となることがあるので、5〜30重量%が好ましい。
なお、上記単量体組成物中には、上記単量体の他に、架橋剤、酸化防止剤、紫外線安定剤、離型剤などが含有されていてもよい。
そして、本発明のアクリル系樹脂発泡シートは、テトラヒドロフラン80重量%及び水20重量%からなる混合溶媒に溶解することが必要である。なお、水としてはイオン交換水が好ましい。アクリル系樹脂発泡シートが、テトラヒドロフラン及び水が所定割合で混合されてなる混合溶媒に溶解しないと、極性が低いためにアクリル系樹脂発泡シートの耐熱性が低下し或いはアクリル系樹脂発泡シートを構成しているアクリル系樹脂の重量平均分子量が高くなり過ぎて、原料となるアクリル系樹脂の発泡性が低下するからである。
ここで、「アクリル系樹脂発泡シートが、テトラヒドロフラン80重量%及び水20重量%からなる混合溶媒に溶解する」とは、混合溶媒100重量部にアクリル系樹脂発泡シート0.5重量部を供給した後、混合溶媒を攪拌しながら23℃にて24時間に亘って放置し、しかる後、混合溶媒を200メッシュのステンレス製の金網で濾過した際、この金網上に残存する残渣の真空乾燥後の重量が、混合溶媒に供給したアクリル系樹脂発泡体の総重量の5重量%未満であることをいう。
そして、上記混合溶媒100重量部にアクリル系樹脂発泡シート0.5重量部を溶解させて得られた溶液の極限粘度は、小さいと、アクリル系樹脂発泡シートの耐熱性が低下したり或いはアクリル系樹脂発泡シートの気泡径が大きくなる一方、大きいと、アクリル系樹脂発泡シートの発泡倍率が低くなり、高発泡倍率のアクリル系樹脂発泡シートを得ようとすると、発泡温度を非常に高い温度にする必要が生じるといった問題が発生するので、80〜500cm3 /gに限定され、120〜400cm3 /gが好ましい。なお、混合溶媒にアクリル系樹脂発泡シートを溶解させて得られる溶液の極限粘度は、ウベローデ型毛細管粘度計を用いて測定温度30℃にて測定されたものをいう。
又、アクリル系樹脂発泡シートのTMA測定による耐熱温度は、低いと、上述のように、アクリル系樹脂発泡シートの表面部分を除去して表皮材を積層一体化する際に、アクリル系樹脂発泡シートの熱収縮が大きくなることがあるので、140℃以上が好ましい。
なお、アクリル系樹脂発泡シートのTMA測定による耐熱温度は下記の要領で測定されたものをいう。アクリル系樹脂発泡シートから一辺が7mmの立方体状の試験片を切り出す。次に、この試験片の上端面全面に対して垂直下方に98mNの荷重を加えつつ、試験片を常温から2℃/分の昇温速度で加熱し、試験片の上下高さが試験前の試験片の上下高さに対して3%収縮した際の温度を測定し、この温度をアクリル系樹脂発泡シートのTMA測定による耐熱温度とする。なお、アクリル系樹脂発泡シートのTMA測定による耐熱温度は、例えば、セイコーインスツルメンツ社から商品名「EXSTRA6000」にて市販されている測定装置を用いて測定することができる。
更に、アクリル系樹脂発泡シートの密度は、高いと、アクリル系樹脂発泡シートの軽量性が低下するので、0.083g/cm3 以下が好ましい。なお、アクリル系樹脂発泡シートの密度は、JIS K7222に準拠して測定されたものをいう。
そして、本発明のアクリル系樹脂発泡シートには非水溶性可塑剤が含有されていることが好ましい。ここで、非水溶性可塑剤とは、水への溶解性が25℃にて1重量%以下のものをいう。このような非水溶性可塑剤としては、例えば、ジメチルフタレート、ジエチルフタレート、ジブチルフタレート、ジヘプチルフタレート、ジオクチルフタレート、ジイソノニルフタレート、ジイソデシルフタレート、ジトリデシルフタレート、ブチルベンジルフタレート、ジシクロヘキシルフタレート、テトラヒドロフタル酸エステル、ジオクチルアジペート、ジイソオクチルアジペート、ジイソデシルアジペート、ジブチルジグリコールアジペート、ジオクチルアゼレート、ジブチルセバケート、ジオクチルセバケート、ジブチルマレエート、ジ−2−エチルヘキシルマレエート、ジブチルフマレート、トリクレシルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチルホスフェート、トリ(クロロエチル)ホスフェート、トリスジクロロプロピルホスフェート、トリブトキシエチルホスフェート、トリ(β−クロロプロピル)ホスフェート、トリフェニルホスフェート、リン酸トリス(イソプロピルフェニル)、オクチルジフェニルホスフェート、ブチルオレエート、トリ−2−エチルヘキシルトリメリテート、トリイソデシルトリメリテート、トリノルマルオクチルトリメリテート、エポキシ化大豆油などが挙げられ、ジオクチルフタレートが好ましい。
更に、アクリル系樹脂発泡シート中における非水溶性可塑剤の含有量は、少ないと、アクリル系樹脂発泡シートの発泡倍率が低下して軽量性が損なわれる一方、多いと、アクリル系樹脂発泡シートの耐熱性が低下したり或いはアクリル系樹脂発泡シートの表面にブリードアウトするので、0.1〜5重量%が好ましい。
なお、アクリル系樹脂発泡シート中における非水溶性可塑剤の含有量は下記の要領で測定されたものをいう。先ず、アクリル系樹脂発泡シートからW1 gの試験片を切り出し、この試験片をジメチルホルムアミド(DMF)に溶解或いは分散させて、アクリル系樹脂発泡シートに含有される非水溶性可塑剤をDMFに溶解させて測定溶液を作製する。この測定溶液を用いてガスクロマトグラフから非水溶性可塑剤のチャートを得る。そして、予め測定しておいた非水溶性可塑剤の検量線に基づいて上記チャートからアクリル系樹脂発泡シート中に含有されていた非水溶性可塑剤の量W2 を算出し、下記式に基づいてアクリル系樹脂発泡シート中における非水溶性可塑剤の含有量を得ることができる。
アクリル系樹脂発泡シート中の非水溶性可塑剤の含有量(重量%)=100×W2 /W1
本発明のアクリル系樹脂発泡シートは、気泡のうち、気泡径が1mm以下の気泡の割合が90%以上であることが好ましく、気泡径が1mm以下の気泡の割合が98%以上であることがより好ましい。これは、上述したように、アクリル系樹脂発泡シートの表面部分を除去して表皮材を積層一体化させた際、アクリル系樹脂発泡シートの気泡の切断開口部に起因した凹部が原因となって、表皮材に凹凸が発生し或いは表皮材の厚みが不均一となったり、アクリル系樹脂発泡シートに反りが発生することがあるからである。
ここで、アクリル系樹脂発泡シートの気泡径は下記の要領で測定される。先ず、アクリル系樹脂発泡シートを任意の箇所にて厚み方向に切断する。そして、アクリル系樹脂発泡シートの切断面を電子顕微鏡を用いて倍率10倍にて撮影し、拡大顕微鏡写真を得る。次に、拡大顕微鏡写真に表れた切断面に表れた気泡を任意に100個抽出し、各気泡毎に、気泡を包囲し得る最小径の真円を描き、この真円の直径を気泡の気泡径とする。なお、上述の気泡径を測定する要領において、写真上に表れた気泡断面のみに基づいて気泡径を判断する。
即ち、気泡同士は、アクリル系樹脂発泡シートの切断面においては気泡壁によって互いに完全に分離しているように見えても、アクリル系樹脂発泡シートの切断面以外の部分において互いに連通しているような場合もあるが、本発明においては、アクリル系樹脂発泡シートの切断面以外の部分において互いに連通しているか否かについて考慮せず、写真上に表れた気泡膜断面のみに基づいて気泡形態を判断し、写真上に表れた気泡膜断面により完全に囲まれた一個の空隙部分を一個の気泡として判断する。なお、アクリル系樹脂発泡シートの表面と、この表面からアクリル系樹脂発泡シートの厚み方向に厚みの5%だけ内側に入った部分との間に存在する気泡は対象外とする。なお、アクリル系樹脂発泡シートの厚み方向とは、アクリル系樹脂発泡シートの表面に直交する方向をいう。
そして、気泡径が1mm以下である気泡の数N1 を数え、下記式に基づいて、アクリル系樹脂発泡シートの気泡中、気泡径が1mm以下である気泡の割合を算出することができる。この要領に沿って、アクリル系樹脂発泡シートにおける任意の三箇所での切断面において、アクリル系樹脂発泡シートの気泡中、気泡径が1mm以下である気泡の割合を算出し、各切断面毎に算出した、気泡径が1mm以下である気泡の割合を相加平均した値を、アクリル系樹脂発泡シートにおける気泡径が1mm以下である気泡の割合とする。
気泡径が1mm以下である気泡の割合(%)=100×N1 /100
次に、上記アクリル系樹脂発泡シートの製造方法について説明する。先ず、上述したア
クリル系単量体を含有し且つ単量体組成物の全重量に対して水分重量が500ppm以下である単量体組成物を用意する。
このように、単量体組成物中に含有される水分重量を単量体組成物の全重量に対して500ppm以下とすることによって、単量体組成物を重合させて得られるアクリル系樹脂を発泡させてなるアクリル系樹脂発泡シートの気泡を微細にしてバラツキの少ないものとすることができる。単量体組成物中に含有される水分重量は、単量体組成物の全重量に対して100ppm以下が好ましい。なお、単量体組成物中に含有される水分重量は、カールフィッシャー法によって測定することができ、具体的には、平沼産業株式会社から商品名「AQ−6型微量水分測定装置」で市販されている測定装置を用いて測定することができる。
上述のような、水分重量が500ppm以下の単量体組成物を得るためには、単量体組成物を構成する全ての化合物を乾燥させて各化合物中に含まれる水分量を低減化すると共に、アクリル系樹脂発泡シートの製造環境を乾燥状態に維持することによって達成することも可能であるが、このような手段は相当な工数を要する。
そこで、単量体組成物に乾燥剤を添加することによって、単量体組成物に含まれる水分重量を単量体組成物の全重量に対して500ppm以下とすることが好ましい。このような乾燥剤としては、特に限定されないが、単量体組成物に溶解しないのが乾燥処理後の単量体組成物中からの分離が容易であるので、無機化合物が好ましい。このような無機化合物からなる乾燥剤としては、例えば、(無水)硫酸ナトリウム、硫酸マグネシウム、塩化亜鉛、塩化カルシウム、酸化カルシウム、炭化カルシウム、硝酸アンモニウム、硝酸ナトリウムなどが挙げられ、無水硫酸ナトリウムが好ましい。
そして、単量体組成物中に添加する乾燥剤の添加量は、少ないと、単量体組成物中の水分重量を所定量以下に低減させることができないことがあるので、単量体組成物100重量部に対して2重量部以上が好ましく、5重量部以上がより好ましいが、多すぎると、単量体組成物中に乾燥剤を均一に添加させることが困難となったり或いは単量体組成物中から乾燥剤の分離が困難となることがあるので、単量体組成物100重量部に対して50重量部以下が好ましく、20重量部以下がより好ましい。
更に、上記の要領で水分重量が500ppm以下に調整された単量体組成物中に、上記非水溶性可塑剤、重合開始剤及び発泡剤を添加して均一に混合させる。非水溶性可塑剤の単量体組成物への添加量は、少ないと、アクリル系樹脂発泡シートの発泡倍率が低下して軽量性が損なわれる一方、多いと、アクリル系樹脂発泡シートの耐熱性が低下したり或いはアクリル系樹脂発泡シートの表面にブリードアウトするので、単量体組成物100重量部に対して0.1〜10重量部が好ましい。
又、上記重合開始剤としては、単量体組成物を構成する単量体を重合させることができれば、特に限定されないが、単量体組成物に溶解する重合開始剤(油溶性重合開始剤)が好ましい。このような油溶性重合開始剤としては、例えば、t−ブチルハイドロパーオキサイド、t−ヘキシルハイドロパーオキサイド、クメンハイドロパーオキサイド、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキサイド、1,1,3,3−テトラメチルブチルハイドロパーオキサイドなどのハイドロパーオキサイド;メチルエチルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイド、ジクミルパーオキサイドなどのジアルキルパーオキサイド;イソブチロイルパーオキサイド、ベンゾイルパーオキサイド、2,4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、3,5,5−トリメチルヘキサノイルパーオキサイドなどのジアシルパーオキサイド;t−ブチルパーオキシピバレート、t−ヘキシルパーオキシピバレート、t−ブチルパーオキシネオデカノエート、t−ヘキシルパーオキシネオデカノエート、1
−シクロヘキシル−1−メチルエチルパーオキシネオデカノエート、1,1,3,3−テトラメチルブチルパーオキシネオデカノエート、クミルパーオキシネオデカノエート、(α,α−ビスネオデカノイルパーオキシ)ジイソプロピルベンゼンなどのパーオキシエステル;ビス(4−t−ブチルシクロヘキシル)パーオキシジカーボネート、ジ−n−プロピル−オキシジカーボネート、ジイソプロピルパーオキシジカーボネート、ジ(2−エチルエチルパーオキシ)ジカーボネート、ジメトキシブチルパーオキシジカーボネート、ジ(3−メチル−3−メトキシブチルパーオキシ)ジカーボネートなどのパーオキシジカーボネート;2,2’−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)、1,1’−アゾビス(1−シクロヘキサンカルボニトリル)などのアゾ化合物などが挙げられる。
そして、上記重合開始剤の単量体組成物中への添加量としては、少ないと、未反応の単量体が多量に残存することがある一方、多いと、単量体の重合反応が急激に進行して制御不能となることがあるので、単量体組成物100重量部に対して0.01〜10重量部が好ましく、0.01〜1重量部がより好ましい。
なお、上記重合開始剤と共に重合促進剤を単量体組成物中に添加してもよく、このような重合促進剤としては、例えば、ナフテン酸コバルト、アミン化合物などが挙げられる。
更に、上記発泡剤としては、単量体組成物を重合させて得られるアクリル系樹脂を発泡させることができれば、特に限定されず、例えば、尿素、アゾ化合物、重炭酸塩などの熱分解型発泡剤;プロパノールなどのアルコール、低分子量炭化水素などの物理型発泡剤などが挙げられ、単量体組成物に対する溶解性に優れていることから、尿素が好ましい。なお、熱分解型発泡剤を用いる場合には、単量体組成物の重合温度にて分解しないものを選択する必要がある。
又、上記発泡剤の単量体組成物中への添加量としては、少ないと、発泡性アクリル系樹脂が発泡しないことがある一方、多いと、破泡することがあるので、単量体組成物100重量部に対して0.1〜30重量部が好ましい。
そして、上述のように非水溶性可塑剤、重合開始剤及び発泡剤、並びに、必要に応じて添加剤が添加された単量体組成物を重合開始剤の分解温度以上の温度に加熱して重合させて発泡性アクリル系樹脂を製造し、この発泡性アクリル系樹脂を加熱して発泡させてアクリル系樹脂発泡シートを製造することができる。
本発明のアクリル系樹脂発泡シートは、テトラヒドロフラン80重量%及び水20重量%からなる混合溶媒に溶解するアクリル系樹脂発泡シートであって、このアクリル系樹脂発泡シート0.5重量部を上記混合溶媒100重量部に溶解させてなる溶液の極限粘度が80〜500cm3 /gであることを特徴とするので、優れた耐熱性を有し、高発泡倍率とすることができ軽量性にも優れている。
そして、上記アクリル系樹脂発泡シートにおいて、TMA測定による耐熱温度が140℃以上で且つ密度が0.083g/cm3 以下である場合には、更に優れた耐熱性を有している。
又、本発明のアクリル系樹脂発泡シートが、その気泡のうち、気泡径が1mm以下の気泡の割合が90%以上を占め且つ非水溶性可塑剤0.1〜5重量%を含有する場合には、耐熱性及び軽量性に優れている。
しかも、アクリル系樹脂発泡シートの表面部分をスライス、除去して気泡を露出させた
上で、アクリル系樹脂発泡シートの表面に表皮材を積層させる場合にあっても、アクリル系樹脂発泡シートの気泡の切断開口部による凹部は微細にして均一であるので、アクリル系樹脂発泡シートの表面に大きな凹部は生じておらず、アクリル系樹脂発泡シートの表面に表皮材を美麗な状態に積層一体化させることができる。
特に、アクリル系樹脂発泡シートの表面に表皮材を積層一体化するにあたって、アクリル系樹脂発泡シートの表面部分をスライス、除去して気泡を露出させた上でアクリル系樹脂発泡シートの表面に不織布を重ね合わせ、この不織布に熱硬化性樹脂を含浸させた後に熱硬化性樹脂を硬化させて表皮材とする場合にあっても、アクリル系樹脂発泡シートの表面には大きな凹部は形成されておらず、熱硬化性樹脂が熱硬化過程において局部的に異常発熱を生じることはない。
従って、アクリル系樹脂発泡シートが熱硬化性樹脂の硬化過程にて部分的に過剰に加熱されて反りが発生したり、或いは、表皮材の厚みが不均一となったり表皮材の表面に凹凸が目立つようなことはなく、美麗な状態にアクリル系樹脂発泡シートの表面に表皮材を積層一体化させて積層シートを作製することができ、この積層シートを成形することによって所望形状の成形品を得ることができる。
そして、上記アクリル系樹脂発泡シートにおいて、非水溶性可塑剤がジオクチルフタレートである場合には、アクリル系樹脂発泡シート中に均一に含有させることができ、アクリル系樹脂発泡シートは全体的に略均一な発泡倍率を有しており、耐熱性や軽量性などの品質が略均一である。
更に、本発明のアクリル系樹脂発泡シートの製造方法は、水分重量が500ppm以下で且つアクリル系単量体を含有する単量体組成物に非水溶性可塑剤、重合開始剤及び発泡剤を添加した後、上記単量体組成物を重合させて発泡性アクリル系樹脂を製造し、この発泡性アクリル系樹脂を加熱、発泡させることを特徴とするので、耐熱性及び軽量性に優れたアクリル系樹脂発泡シートを容易に製造することができる。
そして、上記アクリル系樹脂発泡シートの製造方法において、単量体組成物が、乾燥剤を単量体組成物100重量部に対して2重量部以上添加することによって水分量を500ppm以下とされたものである場合には、単量体組成物中の水分を特別な設備を要することなく確実に所定量以下に低減させることができ、耐熱性及び軽量性に優れたアクリル系樹脂発泡シートをより効率良く製造することができる。
又、上記アクリル系樹脂発泡シートの製造方法において、乾燥剤が無水硫酸ナトリウムである場合には、単量体組成物中の水分を効果的に除去することができ、しかも、単量体組成物中の水分を除去した後に単量体組成物中から容易に除去することができるので、その後に行われる単量体組成物の重合工程や発泡性アクリル系樹脂の発泡工程に悪影響を与えることはなく、アクリル系樹脂発泡シートを容易に製造することができる。
そして、上記アクリル系樹脂発泡シートの製造方法において、単量体組成物が、(メタ)アクリル酸15〜50重量%、(メタ)アクリル酸エステル30〜70重量%、(メタ)アクリルアミド0.1〜20重量%、無水マレイン酸0.1〜20重量%及びスチレン5〜30重量%からなる場合には、得られるアクリル系樹脂発泡シートは、より優れた耐熱性を有する。
(実施例1,2、比較例1,2)
メタクリル酸、メタクリル酸メチル、メタクリルアミド、無水マレイン酸、スチレン、
メタクリロニトリルを表1に示した所定量づつ均一に混合して単量体組成物を作製した。
次に、上記単量体組成物中に、非水溶性可塑剤としてジオクチルフタレート、重合開始剤としてt−ブチルハイドロパーオキサイド、及び、発泡剤として尿素又はプロパノールを、単量体組成物100重量部に対して表1に示した所定量づつ添加して均一に混合した。
そして、上記単量体組成物100重量部に対して表1に示した所定量の無水硫酸ナトリウムを添加して20分間に亘って攪拌して単量体組成物中の水分を除去して乾燥させた後、単量体組成物から硫酸ナトリウムを濾過によって除去した。なお、乾燥後の単量体組成物中の水分重量を表1に示した。
しかる後、単量体組成物を80℃に加熱して36時間に亘って重合させて発泡性アクリル系樹脂を製造し、この発泡性アクリル系樹脂をシート状に成形して、厚みが25mmの発泡性アクリル系樹脂シートを得た。そして、発泡性アクリル系樹脂シートを170℃に1時間に亘って加熱することによって、厚みが約65mmのアクリル系樹脂発泡シートを得た。
得られたアクリル系樹脂発泡シートのテトラヒドロフラン80重量%及び水20重量%からなる混合溶媒への溶解性、及び、アクリル系樹脂発泡シートを混合溶媒に溶解させて得られる溶液の極限粘度を測定した。
更に、得られたアクリル系樹脂発泡シートにおける平均気泡径及び気泡径が1mm以下の気泡の割合、アクリル系樹脂発泡シート中に含まれるジオクチルフタレートの含有量、TMA測定による耐熱温度、並びに、密度を測定した。なお、平均気泡径は、測定対象となった気泡の気泡径の相加平均値とした。
又、アクリル系樹脂発泡シートの反り性を下記の方法で測定し、その結果を表1に示した。
(混合溶媒への溶解性)
テトラヒドロフラン80重量%及びイオン交換水20重量%からなる混合溶媒を用意した。次に、上記混合溶媒100重量部にアクリル系樹脂発泡シート0.5重量部を供給した後、混合溶媒を攪拌しながら23℃にて24時間に亘って放置した。
しかる後、混合溶媒を200メッシュのステンレス製の金網で濾過した際、この金網上に残存する残渣を大気圧から0.95×105 Paだけ減圧した状態にて80℃で5時間に亘って真空乾燥した上で、この残渣の重量を測定し、残渣の重量における混合溶媒に供給したアクリル系樹脂発泡体の総重量に対する百分率を算出し、この値を混合溶媒への溶解性の指標とした。
混合溶媒への溶解性(重量%)
=100×(残渣の重量)/(アクリル系樹脂発泡シートの重量)
(極限粘度)
テトラヒドロフラン80重量%及びイオン交換水20重量%からなる混合溶媒100重量部にアクリル系樹脂発泡シート0.5重量部を供給した後、この混合溶媒を攪拌しながら30℃にて24時間に亘って放置することによって、混合溶媒にアクリル系樹脂発泡シートを溶解させて測定溶液を作製した。
次に、測定溶液中の溶解しなかったアクリル系樹脂発泡シート片を200メッシュの金
網を用いて濾過、除去し、濾過後の測定溶液の極限粘度をウベローデ型毛細管粘度計(森友理化工業社製 商品名「ウベローデ粘度計」)を用いて測定温度30℃にて測定した。
(反り性)
アクリル系樹脂発泡シートから縦2000mm×横1000mmの平面長方形状に切り出すと共に、この切り出したアクリル系樹脂発泡シートの両面からそれぞれ表面部分を同一厚みづつスライスして除去し、縦2000mm×横1000mm×厚み50mmの試験シートを作製した。
しかる後、上記試験シートの両面にガラス繊維からなる不織布を重ね合わせた後、この不織布に不飽和ポリエステル樹脂を全面的に含浸させて多層シートを得た。この多層シートを加熱して不飽和ポリエステル樹脂を熱硬化させて表皮材を形成し、試験シートの両面に表皮材が積層一体化してなる積層シートを得た。上述の要領で積層シートを100枚、製造した。
各積層シートにおける縦方向の両端部が共に100mm以上反っているか否かを目視観察により判断し、両端部が双方とも100mm以上反っている積層シートの数Nを数えた。そして、下記式に基づいて反り性を算出した。
反り性(%)=100×N/100
Figure 2006089705

Claims (9)

  1. テトラヒドロフラン80重量%及び水20重量%からなる混合溶媒に溶解するアクリル系樹脂発泡シートであって、このアクリル系樹脂発泡シート0.5重量部を上記混合溶媒100重量部に溶解させてなる溶液の極限粘度が80〜500cm3 /gであることを特徴とするアクリル系樹脂発泡シート。
  2. TMA測定による耐熱温度が140℃以上で且つ密度が0.083g/cm3 以下であることを特徴とする請求項1に記載のアクリル系樹脂発泡シート。
  3. 気泡のうち、気泡径が1mm以下の気泡の割合が90%以上を占め且つ非水溶性可塑剤0.1〜5重量%を含有することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアクリル系樹脂発泡シート。
  4. 非水溶性可塑剤がジオクチルフタレートであることを特徴とする請求項3に記載のアクリル系樹脂発泡シート。
  5. 気泡のうち、気泡径が1mm以下の気泡の割合が90%以上を占め且つ非水溶性可塑剤0.1〜5重量%を含有することを特徴とするアクリル系樹脂発泡シート。
  6. 水分重量が500ppm以下で且つアクリル系単量体を含有する単量体組成物に非水溶性可塑剤、重合開始剤及び発泡剤を添加した後、上記単量体組成物を重合させて発泡性アクリル系樹脂を製造し、この発泡性アクリル系樹脂を加熱、発泡させることを特徴とするアクリル系樹脂発泡シートの製造方法。
  7. 単量体組成物は、乾燥剤を単量体組成物100重量部に対して2重量部以上添加することによって水分重量を500ppm以下にしたものであることを特徴とする請求項6に記載のアクリル系樹脂発泡シートの製造方法。
  8. 乾燥剤が無水硫酸ナトリウムであることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のアクリル系樹脂発泡シートの製造方法。
  9. 単量体組成物が、(メタ)アクリル酸15〜50重量%、(メタ)アクリル酸エステル30〜70重量%、(メタ)アクリルアミド0.1〜20重量%、無水マレイン酸0.1〜20重量%及びスチレン5〜30重量%からなることを特徴とする請求項6乃至請求項8の何れか1項に記載のアクリル系樹脂発泡シートの製造方法。
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