JPH10156937A - 磁気記録媒体用二軸配向ポリエステルフイルム - Google Patents
磁気記録媒体用二軸配向ポリエステルフイルムInfo
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- JPH10156937A JPH10156937A JP32149596A JP32149596A JPH10156937A JP H10156937 A JPH10156937 A JP H10156937A JP 32149596 A JP32149596 A JP 32149596A JP 32149596 A JP32149596 A JP 32149596A JP H10156937 A JPH10156937 A JP H10156937A
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Abstract
リット性に優れ、かつ安価な製造コストで製造し得る、
特にビデオテープ用ベースフイルムとして有用な磁気記
録媒体用二軸配向ポリエステルフイルム。 【解決手段】 平均粒径が0.5〜0.7μmである炭
酸カルシウム粒子を0.3〜0.5重量%、平均粒径が
0.4〜0.6μmである球状シリカ粒子を0.05〜
0.15重量%、及び平均粒径が0.05〜0.3μm
でθ型酸化アルミニウム粒子を0.1〜0.3重量%含
有する二軸配向ポリエステルフイルムであって、下記式
(1)で定義されるΔnが0.030〜0.050であ
り、そしてフイルム幅方向のヤング率が600〜800
kg/mm2 であることを特徴とする磁気記録媒体用二
軸配向ポリエステルフイルム。 Δn=nTD−nMD …(1) (但し、nTDはフイルム幅方向の屈折率、nMDはフイル
ム長手方向の屈折率である。)
Description
配向ポリエステルフイルムに関し、更に詳しくは耐スク
ラッチ性、耐削れ性、走行耐久性、スリット性に優れ、
かつ安価な製造コストで製造し得る、特にビデオテープ
用ベースフイルムとして有用な磁気記録媒体用二軸配向
ポリエステルフイルムに関する。
代表される二軸配向ポリエステルフイルムは、その優れ
た物理的、化学的特性の故に、磁気記録媒体として広く
用いられている。
は、その滑り性や耐削れ性がフイルムの製造工程および
加工工程の作業の良否、さらにはその製品品質を左右す
る大きな要因となっている。
エステルフイルム表面に磁性層を塗付し磁気テープとし
て用いる場合に、コーティングロールとフィルム表面と
の摩擦が激しく、削れ粉が発生したり、フイルム表面に
スクラッチが発生する。またVTRやデータカートリッ
ジ用として用いる場合にも、カセットに高速で巻き込む
工程が削れ粉や、スクラッチが発生し、ドロップアウト
(D/O)の原因となる。
を目的としてカセット内に固定されたガイドポストに、
表面を十分に仕上げてない金属ガイドやプラスチックガ
イドを用いる場合があるが、このようなガイドポストの
表面は極めて粗い。このため、従来のフイルムの易滑
性、削れ性を向上させる技術、例えば酸化ケイ素、二酸
化チタン、炭酸カルシウム、タルク、クレイ、焼成カオ
リン等の無機質微粒子を添加する方法(例えば、特開昭
54―57562号)、又は重合系内でカルシウム、リ
チウムあるいはリンを含む微粒子を析出せしめる方法
(例えば、特公昭52―32914号)を適用した、バ
ックコートを設けない磁気テープでは、カセットに高速
で巻き込む工程において削れ粉やスクラッチが発生し、
D/Oレベルがアップする。
い微細な粒子を添加し、傷付きを減少させる方法(例え
ば、特開平1―306220号、特開平2―18553
3号)が提案されている。しかし、この方法はコストダ
ウン用ガイドポストに対しては効果が認められるもの
の、従来より使用されてきた表面仕上げの良好な金属ガ
イドに対しては改善効果が不充分である。また表面仕上
げの良好な金属ガイドに対するスクラッチの発生に対し
ては、上記微細な粒子より、やや大きな不活性粒子を併
用して改善する方法もあるが、逆に削れ粉の発生という
弊害も見出されている。
は更に増大の傾向にあり、耐削れ性、スリット性等の加
工適性の向上は、以前にも増して強く望まれている。
使用されている表面仕上げの良好な金属ガイドはもちろ
ん、新たに出てきた粗い金属ガイド、プラスチックガイ
ドの全てにわたって良好な耐削れ性、耐スクラッチ性を
有し、かつ易滑性、スリット性に優れた磁気記録媒体用
二軸配向ポリエステルフイルムを開発すべく鋭意研究し
た結果、本発明に到達した。
均粒径が0.5〜0.7μmである炭酸カルシウム粒子
を0.3〜0.5重量%、平均粒径が0.4〜0.6μ
mである球状シリカ粒子を0.05〜0.15重量%、
及び平均粒径が0.05〜0.3μmでθ型酸化アルミ
ニウム粒子を0.1〜0.3重量%含有する二軸配向ポ
リエステルフイルムであって、下記式(1)で定義され
るΔnが0.030〜0.050であり、そしてフイル
ム幅方向のヤング率が600〜800kg/mm2 であ
ることを特徴とする磁気記録媒体用二軸配向ポリエステ
ルフイルムである。
ム長手方向の屈折率である。)
ジカルボン酸を主たる酸成分とし、脂肪族グリコールを
主たるグリコール成分とするポリエステルである。この
ポリエステルは実質的に線状であり、そしてフイルム形
成性、特に溶融成形によるフイルム形成性を有する。芳
香族ジカルボン酸としては、例えばテレフタル酸、ナフ
タレンジカルボン酸、イソフタル酸、ジフェノキシエタ
ンジカルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、ジフェニル
エーテルジカルボン酸、ジフェニルスルホンジカルボン
酸、ジフェニルケトンジカルボン酸、アントラセンジカ
ルボン酸等をあげることができる。脂肪族グリコールと
しては、例えばエチレングリコール、トリメチレングリ
コール、テトラメチレングリコール、ペンタメチレング
リコール、ヘキサメチレングリコール、デカメチレング
リコール等の如き炭素数2〜10のポリメチレングリコ
ールあるいはシクロヘキサンジメタノールの如き脂環族
ジオール等を挙げることができる。
ルキレンテレフタレートおよび/又はアルキレン―2,
6―ナフタレンジカルボキシレートを主たる構成成分と
するものが好ましい。
チレンテレフタレート、ポリエチレン―2,6―ナフタ
レンジカルボキシレートをはじめとして、例えば全ジカ
ルボン酸成分の80モル%以上がテレフタル酸および/
又は2,6―ナフタレンジカルボン酸であり、全グリコ
ール成分の80モル%以上がエチレングリコールである
共重合体が好ましい。その際、全酸成分の20モル%以
下はテレフタル酸および/又は2,6―ナフタレンジカ
ルボン酸以外の前記芳香族ジカルボン酸であることがで
き、また例えばアジピン酸、セバチン酸等の如き脂肪族
ジカルボン酸:シクロヘキサン―1,4―ジカルボン酸
の如き脂環族ジカルボン酸等であることができる。ま
た、全グリコール成分の20モル%以下はエチレングリ
コール以外の前記グリコールであることができ、また例
えばハイドロキノン、レゾルシン、2,2―ビス(4―
ヒドロキシフェニル)プロパン等の如き芳香族ジオー
ル:1,4―ジヒドロキシジメチレンベンゼンの如き芳
香族環を有する脂肪族ジオール;ポリエチレングリコー
ル、ポリプロピレングリコール、ポリテトラメチレング
リコール等の如きポリアルキレングリコール(ポリオキ
シアルキレングリコール)等であることもできる。
例えばヒドロキシ安息香酸の如き芳香族オキシ酸、ω―
ヒドロキシカプロン酸の如き脂肪族オキシ酸等のオキシ
カルボン酸に由来する成分を、ジカルボン酸成分および
オキシカルボン酸成分の総量に対し20モル%以下で共
重合あるいは結合するものも包含される。
実質的に線状である範囲の量、例えば全酸成分に対し2
モル%以下の量で、3官能以上のポリカルボン酸又はポ
リヒドロキシ化合物、例えばトリメリット酸、ペンタエ
リスリトール等を共重合したものも包含される。
り、かつそれ自体公知の方法で製造することができる。
ルムは、炭酸カルシウム粒子、球状シリカ粒子及びθ型
酸化アルミニウム粒子の3種類の粒子を同時に含有する
必要がある。これら3種類の粒子を同時に含有しない
と、表面仕上げの良好な金属ガイド、表面仕上げの粗り
金属ガイド、及びプラスチックガイドの全てにわたって
良好な耐スクラッチ性、耐削れ性を発現し得ない。
5〜0.7μmの範囲内にあり、かつその含有量が0.
3〜0.5重量%の範囲内にある必要がある。炭酸カル
シウム粒子の平均粒径および含有量が上記範囲より小さ
いと、フイルムの滑り性が悪く、VTR中での走行が不
安定となる。他方、上記範囲より大きいと、耐削れ性が
悪化する。炭酸カルシウムケ粒子の平均粒径は0.55
〜0.65μmの範囲内にあることがより好ましく、ま
た含有量は0.35〜0.45重量%の範囲内にあるこ
とがより好ましい。
0.6μmの範囲内にあり、かつその含有量が0.05
〜0.15重量%の範囲内にある必要がある。球状シリ
カ粒子の平均粒径および含有量が上記範囲より小さい
と、走行耐久性に対する改善効果が不充分であるため好
ましくない。他方、上記範囲より大きいと、金属ガイド
に対する走行耐久性改善効果は認められるが、樹脂ガイ
ドに対する走行耐久性が悪化するので好ましくない。こ
れは樹脂ガイドの場合軟質であるため、球状シリカ粒子
によるシャープな形状の突起が多過ぎると、該突起が樹
脂ガイドにくい込んでしまうためと思われるが、走行時
摩擦係数の低減効果が不充分であるためである。球状シ
リカ粒子の平均粒径は0.4〜0.5μmの範囲内にあ
ることがより好ましく、また含有量が0.08〜0.1
2重量%の範囲内にあることがより好ましい。
が0.05〜0.3の範囲内にあり、かつその含有量が
0.1〜0.3重量%の範囲内にある必要がある。θ型
酸化アルミニウム粒子の平均粒径および含有量が上記範
囲より小さいと、耐スクラッチ性の改善効果が不充分で
あり、好ましくない。他方、上記範囲より大きいと、耐
スクラッチ性の改善効果が不充分であったり、耐削れ性
が悪化したりするので好ましくない。θ型酸化アルミニ
ウム粒子の平均粒径は0.1〜0.2μmの範囲内にあ
ることがより好ましく、また含有量は0.15〜0.2
5重量%の範囲内にあることがより好ましい。
アルミニウム粒子はその平均凝集度が2〜20の範囲内
にあると、耐スクラッチ性改善効果がより顕著であり、
好ましい。この平均凝集度は、耐スクラッチ性の改善効
果の点で、2〜15の範囲内にあることがより好まし
く、2〜10の範囲内にあることが更に好ましく、2以
上5未満の範囲内にあることがもっとも好ましい。
は、さらにΔnが0.030〜0.050の範囲内にあ
りかつ幅方向のヤング率が600〜800kg/mm2
の範囲内にある必要がある。Δnおよび幅方向ヤング率
が上記範囲より小さいと、スリット時、スリット端面で
のヒゲやかえりを生じやすく、規制ガイドにこすられた
ときの白粉の発生が大きくなる。他方、上記範囲より大
きいと、テープ加工工程において切断が生じ易くなり、
また幅方向の熱収縮率が高くなるため、テープ加工の際
の乾燥工程でしわを生じ易くなる等の問題が生じるので
好ましくない。Δnは0.035〜0.045の範囲内
にあることがより好ましく、また幅方向ヤング率は65
0〜750kg/mm2 の範囲内にあることがより好ま
しい。
は、フイルム表面の中心線平均粗さRaが15〜25n
m、更には18〜22nmであることが好ましい。この
中心線平均粗さRaが15nm未満では、表面が平坦す
ぎるため、滑り性、走行耐久性に対する改善効果が小さ
く、他方25nmより大きいと表面が粗すぎるため、磁
気テープとしたときの電磁変換特性が悪化するので好ま
しくない。
は、上述のように単層フイルムとしても優れた特性を有
するが、他のフイルム層との積層構造をとることによ
り、更に平坦性にも優れ、かつ安価な製造コストで製造
し得る二軸配向積層ポリエステルフイルムとなる。
層構造をとる場合、前述の二軸配向ポリエステルフイル
ムをA層とし、他のポリエステルフイルムB層の少なく
とも片面に積層する構造をとる。積層形態としてはA層
/B層の2層構造、A層/B層/A層の3層構造である
ことが好ましいが、3層構造の方がポリエステルフイル
ムの製造工程で発生する屑フイルムを回収し、ポリエス
テルフイルムB層に使用または配合し、再利用すること
ができるので製造コストの面でより好ましい。
エステルとしては、前述のポリエステルフイルムA層を
構成するポリエステルとして説明、例示したものと同じ
ことが説明、例示されるが、ポリエステルフイルムA層
と同じものであることが好ましい。
ステルフイルムB層は、不活性粒子を含有していなくて
もよいが、B層中に平均粒径0.4μm以上の不活性粒
子、例えば前記の炭酸カルシウム粒子、球状シリカ粒子
等を、この含有量(CB )が下記式を満足する割合で含
有させると、ポリエステルフイルムの製造工程で生じる
屑フイルムを回収してB層内に使用できるので好まし
い。
中の炭酸カルシウム粒子、球状シリカ粒子の総含有量
(重量%)、CB はポリエステルフイルムB層中の平均
粒径0.04μm以上の不活性粒子の含有量(重量%) dA はポリエステルフイルムA層の総厚み(μm)、d
B はポリエステルフイルムB層の厚み(μm)、Rは
0.3〜0.07の数値である。]
り、0.3未満であると、回収フイルムを使用したとき
のポリエステルフイルムB層の平均粒径が0.4μm以
上の不活性粒子の含有量の変動が大きくなり、その結果
ポリエステルフイルムA層の表面の粗さも変動が大きく
なるので、好ましくない。好ましいR(値)は0.4〜
0.6である。また平均粒径が0.4μm未満の小粒径
不活性粒子は、ポリエステルB層に含有されていてもポ
リエステルフイルムA層の表面へ与える影響は小さい。
ルフイルムA層の厚みは0.5〜2.0μmである。こ
の厚みが2.0μmより大きいと単層フイルムと変わら
ない特性となり、他方0.50μm未満であると粒子が
脱落しやすく、耐削れ性が悪くなり、また平坦になりす
ぎるため走行性も悪化するので好ましくない。
は、基本的には従来から知られている、あるいは当業界
に蓄積されている方法で得ることができる。例えば、先
ず未延伸フイルムを製造し、次いで該フイルムを二軸配
向させることで得ることができる。未延伸フイルムは、
例えば、融点(Tm:℃)〜(Tm+70)℃の温度で
ポリエステルをフイルム状に溶融押出し、急冷固化して
固有粘度0.35〜0.9dl/gの未延伸フイルムと
して得ることができる。
された二軸配向フイルムの製造法に準じて、二軸配向フ
イルムとすることができる。例えば、未延伸フイルムを
一軸方向(縦方向又は横方向)に(Tg−10)〜(T
g+70)℃の温度(但し、Tg:ポリエステルのガラ
ス転移温度)で2.5〜7.0倍の倍率で延伸し、次い
で上記延伸方向と直角方向(一段目延伸が縦方向の場合
には、二段目延伸は横方向となる)にTg(℃)〜(T
g+70)℃の温度で2.5〜7.0倍の倍率で延伸す
ることで製造できる。この場合、各方向の延伸倍率は前
記した倍率の内から所望のヤング率を得る倍率を選択す
ることが好ましく、また面積延伸倍率として9〜32
倍、更には12〜32倍の範囲から選択するのが好まし
い。延伸手段は同時二軸延伸、逐次二軸延伸のいずれで
も良い。更に、二軸配向フイルムは、(Tg+70)℃
〜Tm(℃)の温度で熱固定することができる。例えば
ポリエチレンテレフタレートフイルムについては190
〜230℃で熱固定することが好ましい。熱固定時間
は、例えば1〜60秒である。
延伸フイルムを製造し、次いで該積層未延伸フイルムを
上述の方法と同様の方法で二軸配向させることで得るこ
とができる。
された積層フイルムの製造法で製造することができる。
例えば、表面を形成するフイルム層(ポリエステルA
層)と、芯層を形成するフイルム層(ポリエステルB
層)とを、溶融状態又は冷却固化された状態で積層する
方法を用いることができる。さらに具体的には、例えば
共押出、エクストルージョンラミネート等の方法で製造
できる。
特定の3種類の粒子を同時に含有し、Δnおよび幅方向
ヤング率を特定範囲としているため、あらゆるガイドポ
ストに対して良好な耐スクラッチ性、耐削れ性を有し、
かつ滑り性、スリット性に優れ、更に好ましくは積層構
造をとることにより、安価な製造コストで製造し得る、
磁気記録媒体用として極めて有用なものである。
特性は以下の如く測定されたものであり、かつ定義され
る。
クル サイズ アナライザー(Centrifugal Particle S
ize Analyzer)を用いて測定する。得られる遠心沈降曲
線を基に算出した各粒径の粒子とその存在量との積算曲
線から、50マスパーセントに相当する粒径を読み取
り、この値を上記平均粒径とする(Book「粒度測定技
術」日刊工業新聞社発行、1975年、頁242〜24
7参照)。
徴薄切片とし、透過電子顕微鏡(例えば日本電子製JE
M―1200EX)を用いて、10万倍程度の倍率で粒
子を観察すると、これ以上粒子を分割できない最小の粒
子(一次粒子)を観察できる。この観察写真より100
個の粒子について、特に凝集粒子(二次粒子)について
はいくつの一次粒子からできているか数え、一次粒子の
総和を測定した粒子の数で割った値を平均凝集度とす
る。
折率計を用いて測定する。接触液にはヨウ化メチレンを
用い、25℃、65%RHにて測定する。フイルムの二
軸方向の屈折率を求め、これより下記式にて(3)nを
求める。
ック間100mmにして引張速度10mm/分、チャー
ト速度100mm/分にインストロンタイプの万能引張
試験装置にて引張り、得られた荷重―伸び曲線の立上り
部の接線よりヤング率を計算する。
義される値であり、本発明では(株)小坂研究所の触針
式表面粗さ計(SURFCORDER SE-30C )を用いて測定す
る。測定条件等は次の通りである。 (a)触針先端半径:2μm (b)測定圧力 :30mg (c)カットオフ :0.25mm (d)測定長 :2.5mm (e)データのまとめ方:同一試料について6回繰り返
し測定し最も大きい値を1つ除き、残りの5つのデータ
の平均値で表示する。
カレンダーを使用して評価する。カレンダーはナイロン
ロールとスチールロールの3段カレンダーであり、処理
温度は80℃、フイルムにかかる線圧は200kg/c
m、フイルムスピードは100m/分で走行させる。走
行フイルムを全長4000m走行させた時点でカレンダ
ーのトップローラーに附着する汚れでベースフイルムの
削れ性を評価する。 <5段階判定> 1級:ナイロンロールの汚れ全くなし 2級:ナイロンロールの汚れほとんどなし 3級:ナイロンロールの汚れ少しあるが、からぶきで簡
単にとれる 4級:ナイロンロールの汚れがからぶきでとれにくく、
アセトン等の溶媒でふきとれる 5級:ナイロンロールがひどく汚れ、溶媒でもなかなか
とれにくい
断したフイルムにブレード(米国GKI製工業用カミソ
リ試験機用ブレード)の刃先を垂直にあて、更に2mm
押し込んで接触させて毎分100mの速さ、入口テンシ
ョンT1 =50gで走行(摩擦)させる。フイルムが1
00m走行した後ブレードに付着した削れ粉量を評価す
る。 <判定> ◎:ブレード刃先に付着する削れ粉付着幅が0.5mm
未満 ○:ブレード刃先に付着する削れ粉付着幅が0.5mm
以上1.0mm未満 △:ブレード刃先に付着する削れ粉付着幅が1.0mm
以上2.0mm未満 ×:ブレード刃先に付着する削れ粉付着幅が2.0mm
以上
図1中、1は巻出しリール、2はテンションコントロー
ラー、3、5、6、8、9および11はフリーローラ
ー、4はテンション検出機(入口)、7は固定棒、10
はテンション検出機(出口)、12はガイドローラー、
13は巻取りリールをそれぞれ示す。
2インチに裁断したフイルムを7の固定棒に角度θ=6
0°で接触させて、毎分300mの速さで、入口張力が
50gとなるようにして200m走行させる。走行後に
固定棒上7に付着した削れ粉および走行後フイルムのス
クラッチを評価する。
表面を十分に仕上げた6φのテープガイド(表面粗さR
a=0.015μm)を使った場合をA法、SUS焼結
板を円柱形に曲げた表面仕上げが不充分な6φのテープ
ガイド(表面粗さRa=0.15μm)を使った場合を
B法、カーボンブラック含有ポリアセタールの6φのテ
ープガイドを使った場合をC法とする。
k)、スクラッチ性 図1に示した装置を用いて下記のようにして測定する。
温度20℃、湿度60%の環境で、磁気テープの非磁性
面を7の固定棒に角度θ=(152/180)πラジア
ン(152°)で接触させて毎分200cmの速さで移
動(摩擦)させる。入口テンションT1 が50gとなる
ようにテンションコントローラー2を調整した時の出口
テンション(T2 :g)をフイルムが50往復走行した
のちに出口テンション検出機で検出し、次式で走行摩擦
係数μkを算出する。
ると、VTR中で繰り返し走行させた場合、走行が不安
定となるため、この値以上のものを走行耐久性不良と判
定する。
表面を十分に仕上げた6φのテープガイド(表面粗さR
a=0.015μm)を使った場合をA法、SUS焼結
板を円柱形に曲げた表面仕上げが不充分な6φのテープ
ガイド(表面粗さRa=0.15μm)を使った場合を
B法、カーボンブラック含有ポリアセタールの6φのテ
ープガイドを使った場合をC法とする。
性面スクラッチについて、下記基準により判定する。 <スクラッチ判定> ◎:スクラッチが全く見られない ○:1〜5本のスクラッチが見られる △:6〜15本のスクラッチが見られる ×:16本以上のスクラッチが見られる
なう。γ―Fe2 O3 100重量部(以下、単に「部」
と記す)と下記の組成物をボールミルで12時間混練分
散する。 ポリエステルウレタン 12部 塩化ビニル―酢酸ビニル― 無水マレイン酸共重合体 10部 α―アルミナ 5部 カーボンブラック 1部 酢酸ブチル 70部 メチルエチルケトン 35部 シクロヘキサノン 100部 分散後更に 脂肪酸:オレイン酸 1部 脂肪酸:パルミチン酸 1部 脂肪酸エステル(アミルステアレート) 1部 を添加してなお10〜30分混練した。更に、トリイソ
シアネート化合物の25%酢酸エチル溶液7部を加え、
1時間高速剪断分散して磁性塗布液を調整する。
に乾燥膜厚が3.5μmとなるように塗布する。次いで
直流磁場中で配向処理した後、100℃で乾燥する。乾
燥後、カレンダリング処理を施して1/2インチ幅にス
リットして、磁気テープを得る。
0倍の倍率で観察し、端面の状態によって判定する。 <判定> ○:端面にヒゲ、バリ、伸び状の物が認められず、きれ
いである ×:端面にヒゲ、バリ、伸び状の物が認められ、汚い
0)を改造し、4MHzの正弦波をアンプを通して記録
再生ヘッドに入力し、磁気テープに記録した後再生し、
その再生信号をスペクトラムアナライザーに入力する。
キャリア信号4MHzから0.1MHz離れたところに
生ずるノイズを測定し、キャリアとノイズの比(C/
N)をdB単位で表わす。この方法を用いて前述の磁気
テープを測定し、比較例1で得られたものを基準(±0
dB)として、この磁気テープとの差をもって電磁変換
特性とする。
る。
ルテレフタレートとエチレングリコールとを、エステル
交換触媒として酢酸マンガンを、重合触媒として三酸化
アンチモンを、安定剤として亜燐酸を、更に滑剤として
表1に示す添加粒子を添加して、常法により重合し、固
有粘度(オルソクロロフェノール、35℃)0.56の
ポリエチレンテレフタレートを得た。
トを170℃、3時間乾燥後押出機ホッパーに供給し、
溶融温度280〜300℃で溶解し、この溶解ポリマー
を1mmのスリット状ダイを通して表面仕上げ0.3s
程度、表面温度20℃の回転冷却ドラム上に押出し、厚
み200μmの未延伸フイルムを得た。
75℃にて予熱し、更に低速、高速のロール間で15m
m上方より800℃の表面温度のIRヒーター3本にて
加熱して3.2倍に延伸し、急冷し、続いてステンター
に供給し、120℃にて横方向に4.3倍に延伸した。
得られた二軸配向フイルムを205℃の温度で5秒間熱
固定し、厚み14μmの熱固定二軸配向ポリエステルフ
イルムを得た。
不活性粒子の使用、及び製造方法でポリエステルフイル
ムA層用のポリエチレンテレフタレートを得た。またポ
リエステルフイルムB層用としては、いずれも粒子を添
加させずに実施例1と同じ製造方法でポリエチレンテレ
フタレートを得た。
レットを170℃で3時間乾燥後2台の押出機ホッパー
に供給し、溶融温度280〜300℃で溶融し、マルチ
マニホールド型共押出ダイを用いてB層の両側にA層を
積層させ、表面仕上げ0.3s程度、表面温度20℃の
回転冷却ドラム上に押出し、厚み200μmの未延伸積
層フイルムを得た。
ムを実施例1と同じ方法で延伸、熱固定し、厚み14μ
mの熱固定二軸配向積層ポリエステルフイルムを得た。
出量を変えることにより調整した。また各層の厚みにつ
いては、蛍光X線法、及びフイルムを薄片に切り出し、
透過型電子顕微鏡にて境界面を捜す方法を併用して求め
た。
すること以外は実施例1と同じ方法で厚み14μmの熱
固定二軸配向ポリエステルフイルムを得た。このように
して得られたフイルムの特性を表2に示す。
は、優れた電磁変換特性を示しつつ、削れ性、スリット
性に優れ、更に各種テープガイドに対するスクラッチ
性、削れ性、走行耐久性にも優れており、総合的に極め
て優れた特性を示している。
は、表面仕上げの良好な金属ガイド、粗悪な金属ガイ
ト、及びプラスチックガイドの全てにわたって良好な耐
スクラッチ性、耐削れ性を有し、かつ良好なスリット
性、滑り性を有しており、更に安価な製造コストで製造
もし得る、磁気記録媒体用として極めて総合的に優れた
特性を有する。
Claims (4)
- 【請求項1】 平均粒径が0.5〜0.7μmである炭
酸カルシウム粒子を0.3〜0.5重量%、平均粒径が
0.4〜0.6μmである球状シリカ粒子を0.05〜
0.15重量%、及び平均粒径が0.05〜0.3μm
でθ型酸化アルミニウム粒子を0.1〜0.3重量%含
有する二軸配向ポリエステルフイルムであって、下記式
(1)で定義されるΔnが0.030〜0.050であ
り、そしてフイルム幅方向のヤング率が600〜800
kg/mm2 であることを特徴とする磁気記録媒体用二
軸配向ポリエステルフイルム。 【数1】Δn=nTD−nMD …(1) (但し、nTDはフイルム幅方向の屈折率、nMDはフイル
ム長手方向の屈折率である。) - 【請求項2】 θ型酸化アルミニウム粒子の平均凝集度
が2〜20である請求項1に記載の磁気記録媒体用二軸
配向ポリエステルフイルム。 - 【請求項3】 フィルム表面の中心線平均粗さRaが1
5〜25nmである請求項1又は2に記載の磁気記録媒
体用二軸配向ポリエステルフイルム。 - 【請求項4】 ポリエステルフィルムB層の少なくとも
片面に請求項1〜3のいずれかに記載のフイルムをポリ
エステルフイルムA層として積層し、かつポリエステル
フイルムA層の厚みが0.5〜2.0μmであることを
特徴とする磁気記録媒体用二軸配向積層ポリエステルフ
イルム。
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