JPH10156796A - ダスト捕集装置 - Google Patents

ダスト捕集装置

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JPH10156796A
JPH10156796A JP32368496A JP32368496A JPH10156796A JP H10156796 A JPH10156796 A JP H10156796A JP 32368496 A JP32368496 A JP 32368496A JP 32368496 A JP32368496 A JP 32368496A JP H10156796 A JPH10156796 A JP H10156796A
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ダスト捕集装置は、切断またはスリッテ
ィングまたはハーフカッティングを行うナイフの切断点
またはスリッティング点またはハーフカッティング点に
近い位置で一方の側からエヤーを吹き付け、エヤーの流
れを作り、切断またはスリッティングまたはハーフカッ
ティングに伴って発生するダストを、このエヤーの流れ
に誘引捕捉し、反対側に配した吸引ダクトで吸引除去す
る。 【効果】 帯状紙の切断やスリッティングやハーフカッ
ティング等の製品製造工程中で発生する紙粉等の粉塵ダ
ストを、特別な大型のフード等を設ける必要もなく、非
常に簡単な構成にて、確実に吸込み除去できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯状紙等のスリッ
ティング時等において発生する紙粉等のダストを捕集す
るためのダスト捕集装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】帯状紙等の切断やスリッティングやハー
フカッティング等の製品製造工程中で発生する紙粉等の
比較的に軽い粉塵ダストは、製品上に残留する場合には
その製品の品質を低下させる原因となり、また、それら
粉塵ダストが周囲に浮遊する場合には火災の危険や健康
等安全衛生面からの環境問題を生ぜしめる原因となる。
したがって、従来、このような粉塵ダストを除去する目
的で、粉塵除去装置を、帯状紙の切断装置やスリッティ
ング装置等と併設して用いている。この種の従来の粉塵
除去装置は、その殆どが、粉塵ダストの発生箇所にフー
ドをかぶせ、このフード内の空気をファンで吸引し、粉
塵ダストを空気と一緒に除去する方式のものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の粉塵除
去装置は、空気の吸引のみに頼るものであり、吸引孔周
囲の極めて限定された狭い範囲のダストしか除去できな
かった。そして、その除去できる範囲を増そうとして、
大馬力のファンを使用しても、それ程の除塵効果を上げ
ることができなかった。そのため、従来においては、製
品上にダストが残留し品質の低下をきたすとともに、浮
遊粉塵による火災の危険、また健康等安全衛生面から環
境問題として解決を迫られるケースが増えてきている。
【0004】このような従来の技術の問題点を解決する
ために、先に、本出願人は、特開平6−23697号公
報に開示されるようなダスト捕集装置を開発した。この
ダスト捕集装置は、一方の側にエヤー吹込み口を有し、
その反対側にエヤー吸込み口を有し且つ紙粉等のダスト
の発生個所を覆うフードと、エヤー吹込み口を通してそ
のフード内へエヤーを吹き込むためのエヤー吹込み手段
と、フードのエヤー吸込み口に接続されエヤー吹込み口
からそのエヤー吸込み口へ向かう高速エヤー流を発生さ
せるためのエヤー吸込み手段と、フードの周辺または内
部に設けられたダストの発生個所からフード内の高速エ
ヤー流へと向かう吹付けエヤーを発生させるためのエヤ
ー吹付け手段とを備える。このようなダスト捕集装置に
よれば、帯状紙等の製品自体に付着したダストおよびそ
の周囲に洩れたダストは、吹付けエヤーによってフード
内へと誘導捕捉させられ、且つフード内のダストも効率
よくフード内の高速エヤー流に乗せられて、エヤー吸込
み口を通して排除されるので、製品自体をクリーンに保
持でき品質を高められる。また、周囲の環境をクリーン
に保持できる。
【0005】しかしながら、このようなダスト捕集装置
は、ダスト発生個所を覆うフードを特別に設けねばなら
ないものである。そして、このフードは、いくつものダ
スト発生個所の全体を覆うような比較的に大きな容積を
有するものとなってしまうのが普通である。したがっ
て、フード内に高速エヤー流を形成するために相当の風
量が必要となるものである。このように、装置の構造が
複雑且つ大型となり、装置全体の価格も増し、運転維持
費も高くなりがちである。
【0006】本発明の目的は、このような従来技術の問
題点を解消しうるようなダスト捕集装置を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、シート
材の切断やスリッティングやハーフカッティング時に発
生するダストを捕集するためのダスト捕集装置におい
て、切断またはスリッティングまたはハーフカッティン
グを行うナイフの切断点またはスリッティング点または
ハーフカッティング点に近い位置で一方の側からエヤー
を吹き付け、エヤーの流れを作り、切断またはスリッテ
ィングまたはハーフカッティングに伴って発生するダス
トを、このエヤーの流れに誘引捕捉し、反対側に配した
吸引ダクトで吸引除去するように構成したことを特徴と
する。
【0008】本発明の一つの実施の形態によれば、前記
ナイフは、上刃スリッタナイフであり、前記エヤーの吹
き付けおよび前記吸引除去は、前記シート材の上方で行
われるようにされる。
【0009】本発明の別の実施の形態によれば、前記ナ
イフは、下刃スリッタナイフであり、前記エヤーの吹き
付けおよび前記吸引除去は、前記シート材の下方で行わ
れるようにされる。
【0010】本発明のさらに別の実施の形態によれば、
前記ナイフは、のこ歯である。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、添付図面に基づいて、本発
明の実施例について、本発明をより詳細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例としてのダスト
捕集装置の構成を示す概略正面部分断面図であり、図2
は、図1のダスト捕集装置の概略側面部分断面図であ
る。この実施例は、本発明のダスト捕集装置を、帯状紙
のスリッタ装置の個々の上刃スリッタナイフに適用した
ものである。図1および図2に概略的に示されるよう
に、通常のように、上刃スリッタナイフ20は、エヤー
シリンダ22を備えた支持ロッド21の下端に回転しう
るように取り付けられており、ベース(図示していな
い)上のガイド板10を挟んで下刃スリッタナイフ30
と対峙する位置に配置されている。通常、スリッタ装置
は、幅広い帯状紙を、複数本のより幅の狭い帯状紙へと
スリッティングするために、このような上刃スリッタナ
イフと下刃スリッタナイフとの対を、複数個並設してい
る。また、スリッティング作動時には、上刃スリッタナ
イフ20は、エヤーシリンダ22の作動により、下刃ス
リッタナイフ30と適当な接圧でもって接触係合させら
れるようになっている。さらにまた、図1によく示され
るように、通常、上刃スリッタナイフ20には、安全を
保証するために、ナイフカバー23が、その周囲を覆う
ようにして設けられている。
【0013】スリッタ装置において、ガイド板10を帯
状紙1が矢印A方向に送られ、上刃スリッタナイフ20
が下刃スリッタナイフ30と接圧接触しつつ矢印B方向
に回転させられて、帯状紙1がスリッティングされてい
く。この時、そのスリッティングに伴い、紙粉が、矢印
Cで示す位置、すなわち、上刃スリッタナイフ20と下
刃スリッタナイフ30との間の接触切断位置において、
主として発生する。このようにして発生した紙粉のうち
の相当量は、そのままにしておく場合には、スリッティ
ングされていく帯状紙に付着して送られてしまい、その
後の帯状紙の処理に悪影響を及ぼし、製品の品質低下を
来してしまう。また、発生した紙粉の他の相当量は、ス
リッタ装置の配置された作業環境内へと飛散してしま
い、浮遊粉塵による火災の危険、また健康等安全衛生面
からの大きな環境問題を引き起こしてしまう。
【0014】そこで、本発明の一実施例としてのダスト
捕集装置が各上刃スリッタナイフ20に対して設けられ
ている。この実施例のダスト捕集装置は、主として、各
上刃スリッタナイフ20の近傍に配設されるエヤー吹付
けノズル40および吸込みダクト50を備えてなってい
る。エヤー吹付けノズル40は、そのエヤー吹付け口4
1が、紙粉の発生位置Cの近傍において、帯状紙1の送
り方向において上流であって、且つガイド板10の上
方、すなわち、帯状紙1の上方に位置するように、配置
される。このエヤー吹付けノズル40のエヤー吹付け口
41とは反対側の端部は、適当な吹込みエヤー源(図示
していない)に接続されている。一方、吸込みダクト5
0は、その吸込み口51が、紙粉の発生位置Cの近傍に
おいて、帯状紙1の送り方向において下流であって、エ
ヤー吹付けノズル40のエヤー吹付け口41とほぼ整列
し、且つガイド板10の上方、すなわち、帯状紙1の上
方に位置するように、配置される。この実施例では、吸
込みダクト50は、ナイフカバー23に一体的に取り付
けられており、その吸込み口51は、ナイフカバー23
に形成した開口23Aと整列させられている。この吸込
みダクト50の吸込み口51とは反対側の端部は、適当
な排気源(図示していない)に接続されている。
【0015】この吹込みエヤー源およびエヤー吹付けノ
ズル40の設計は、例えば、エヤー吹付け口41から吹
き付けられるエヤーが、紙粉発生位置Cの方へ向けて、
例えば、5から10m/秒の速度で、且つ30度から4
0度の範囲の広がりでもって、送出されるようなものと
される。このようにして紙粉発生位置Cの方へ向けて吹
き付けられたエヤーは、そこで発生した紙粉が帯状紙1
の上に付着されたり、上刃スリッタナイフ20の部分に
付着したりしないように、ナイフカバー23に形成した
開口23Aを通して、吸込みダクト50の吸込み口51
へと吸い込まれるように、それら紙粉を誘引する作用を
する。したがって、紙粉発生位置Cで発生した紙粉は、
帯状紙1上に付着していくことも、上刃スリッタナイフ
20に付着してその切れ味を損なうことも、また、作業
環境内へと飛散して環境を悪化してしまうこともない。
【0016】ここで、このような発生紙粉の誘引作用を
果たすエヤーを発生するエヤー吹付けノズル40の適当
な設計について説明しておく。このようなエヤー吹付け
ノズル40は、例えば、デリーベントシステム計算式に
基づいて設計されるとよい。このデリーベント計算式に
ついて、図6を参照して説明する。図6において、エヤ
ー吹付けノズル40のエヤー吹付け口41が示されてい
る。そして、この図6においては、エヤー吹付け口41
により、吹付けエヤーの広がり角度は、30度とし、エ
ヤー吹付け口41からX(m)離れた面42でのエヤー
の風速分布の形態が略示されている。面42における中
心の最大風速を、VX (m/s)とし、ノズル径を、D
0 (mφ)とし、ノズル初速V0 (m/s)とすると、
次の式が成立する。
【0017】 VX /V0 =C・D0 /X ・・・・・・・・・・ (1) ここで、C:係数、一般的には、C=4.5 ノズルを絞らない場合、C=6.0 片側壁の場合、C=√2×4.5 2方向壁の場合、C=√3×4.5 したがって、VX =C・D0 0 /X ・・・・・・・・・ (2) なお、面42での断面平均風速は、0.3VX であり、中
心から離れた両端での風速は、0.05VX である。以上
の計算式から推論されるように、エヤー吹付けノズルの
エヤー吹付け口と吸込みダクトの吸込み口との距離Xが
短い程除塵効率は良くなる。
【0018】図1に示した実施例では、吸込みダクト5
0は、ナイフカバー23と一体に取り付けられたのであ
るが、本発明は、これに限らず、上刃スリッタナイフ2
0の接圧を計測するために通常支持ロッド21に配設さ
れた歪ゲージ等に悪影響が及ぼされないように、ナイフ
カバー23と別体なものとして、吸込みダクトを設ける
ようにしてもよい。また、吸込みダクトは、ガイド板1
0と一体化されてもよい。これらのことは、エヤー吹付
けノズルについても同様である。
【0019】図3は、本発明の別の実施例としてのダス
ト捕集装置の構成を示す概略正面部分断面図であり、図
4は、図3のダスト捕集装置の概略平面図である。この
実施例は、本発明のダスト捕集装置を、帯状紙のスリッ
タ装置の個々の下刃スリッタナイフに適用したものであ
る。図3および図4に概略的に示されるように、通常の
ように、下刃スリッタナイフ30は、スリッタ装置のベ
ース2の上部に設けられたガイド板10に対して僅かに
刃先のみをガイド板上に出し下刃の大部分はガイド板1
0の下方に回転しうるように、且つガイド板10の上に
配置された各対応する上刃スリッタナイフ20と対峙す
る位置に配設されている。図3によく示されるように、
通常、下刃スリッタナイフ30には、安全を保証するた
めに、ナイフカバー31が、その周囲を覆うようにして
設けられている。
【0020】このような各下刃スリッタナイフ30に対
して、本発明により、ダスト捕集装置が設けられてい
る。この実施例のダスト捕集装置は、主として、各下刃
スリッタナイフ30の近傍に配設されるエヤー吹付けノ
ズル60および吸込みダクト70を備えてなっている。
エヤー吹付けノズル60は、そのエヤー吹付け口61
が、紙粉の発生位置Cの近傍において、帯状紙1の送り
方向において上流であって、且つガイド板10に形成し
た開口11の位置に開くように、配置されている。この
実施例では、2本のエヤー吹付けノズル60が並設され
ている。このエヤー吹付けノズル60のエヤー吹付け口
61とは反対側の端部は、適当な吹込みエヤー源(図示
していない)に接続されている。一方、吸込みダクト7
0は、その吸込み口71が、紙粉の発生位置Cの近傍に
おいて、帯状紙1の送り方向において下流であって、エ
ヤー吹付けノズル60のエヤー吹付け口61とほぼ整列
し、且つガイド板10に形成された複数個の吸込み開口
12の下方に位置するように、配置される。これら吸込
み開口12は、図4によく示されるように、通常は二列
乃至三列に千鳥配置で、ガイド板10を貫通するように
して形成されている。この実施例では、吸込みダクト7
0は、ガイド板10に一体的に取り付けられており、こ
の吸込みダクト70の吸込み口71とは反対側の端部
は、適当な排気源(図示していない)に接続されてい
る。
【0021】この吹込みエヤー源およびエヤー吹付けノ
ズル60の設計は、例えば、エヤー吹付け口61から斜
めに吹き付けられるエヤーが、ガイド板10と帯状紙1
との間を通って紙粉発生位置Cの方へ向けて、送出され
るようなものとされる。このようにして紙粉発生位置C
の方へ向けて吹き付けられたエヤーは、そこで発生した
紙粉が帯状紙1の下に付着されたり、下刃スリッタナイ
フ30の部分に付着したりしないように、ガイド板10
形成した開口12を通して、吸込みダクト70の吸込み
口71へと吸い込まれるように、それら紙粉を誘引する
作用をする。したがって、紙粉発生位置Cで発生した紙
粉は、帯状紙1下に付着していくことも、下刃スリッタ
ナイフ30に付着してその切れ味を損なうことも、ま
た、作業環境内へと飛散して環境を悪化してしまうこと
もない。このような動作においては、エヤー吹付けノズ
ル60のエヤー吹付け口61から斜めに送出されるエヤ
ー流はベルヌーイの定理に従って、ガイド板10上で送
られていく帯状紙1を、ガイド板10の方へと吸着する
作用が働くため、ガイド板10から離れる方向に捲れ上
がるようなことはなく、発生紙粉が周囲へ飛散してしま
うような恐れはないのである。
【0022】図5は、本発明のさらに別の実施例として
のダスト捕集装置の構成を示す概略正面部分断面図であ
る。この実施例は、本発明のダスト捕集装置を、のこ歯
ハーフカット装置の個々ののこ歯ナイフに適用したもの
である。図5に概略的に示されるように、通常のよう
に、のこ歯ナイフ80は、のこ歯ハーフカット装置のバ
ックアップロール3の上部に回転しうるように設けら
れ、バックアップロール3の上で送られていく帯状紙1
をハーフカットしていくものである。通常、のこ歯ナイ
フ80には、安全を保証するために、カバー81が、そ
の周囲を覆うようにして設けられている。
【0023】こののこ歯ハーフカット装置において、バ
ックアップロール3の上を帯状紙1が矢印A方向に送ら
れ、ハーフカッティングされるに伴い、紙粉が、矢印C
で示す位置、すなわち、のこ歯ナイフ80とバックアッ
プロール3上の帯状紙との間において、主として発生す
る。この発生紙粉の量は、前述した如き型の上刃スリッ
タナイフ20と下刃スリッタナイフ30とによる切断時
に発生する紙粉の量に比して、はるかに多いものであ
る。このようにして発生した紙粉のうちの相当量は、そ
のままにしておく場合には、ハーフカットされていく帯
状紙に付着して送られてしまい、その後の帯状紙の処理
に悪影響を及ぼし、製品の品質低下を来してしまう。ま
た、発生した紙粉の他の相当量は、のこ歯ハーフカット
装置の配置された作業環境内へと飛散してしまい、浮遊
粉塵による火災の危険、また健康等安全衛生面からの大
きな環境問題を引き起こしてしまう。
【0024】そこで、本発明によって、ダスト捕集装置
が各のこ歯ナイフ80に対して設けられている。この実
施例のダスト捕集装置は、主として、各のこ歯ナイフ8
0の近傍に配設されるエヤー吹付けノズル90および吸
込みダクト100を備えてなっている。エヤー吹付けノ
ズル90は、そのエヤー吹付け口91が、紙粉の発生位
置Cの近傍において、帯状紙1の送り方向において上流
であって、且つ帯状紙1の上方に位置するように、配置
される。このエヤー吹付けノズル90のエヤー吹付け口
91とは反対側の端部は、適当な吹込みエヤー源(図示
していない)に接続されている。一方、吸込みダクト1
00は、その吸込み口101が、紙粉の発生位置Cの近
傍において、帯状紙1の送り方向において下流であっ
て、エヤー吹付けノズル90のエヤー吹付け口91とほ
ぼ整列し、且つ帯状紙1の上方に位置するように、配置
される。この実施例では、吸込みダクト100は、ナイ
フカバー81に一体的に取り付けられており、その吸込
み口101は、ナイフカバー81に形成した開口81A
と整列させられている。この吸込みダクト100の吸込
み口101とは反対側の端部は、適当な排気源(図示し
ていない)に接続されている。この吸込みダクト100
の内部には、比較的に大量の紙粉を最小限の排気量にて
吸込み易くするために、整流板102が設けられると良
い。
【0025】この吹込みエヤー源およびエヤー吹付けノ
ズル90の設計は、例えば、エヤー吹付け口91から吹
き付けられるエヤーが、紙粉発生位置Cの方へ向けて、
送出されるようなものとされる。このようにして紙粉発
生位置Cの方へ向けて吹き付けられたエヤーは、そこで
発生した紙粉が帯状紙1の上に付着されたり、のこ歯ナ
イフ80の部分に付着したりしないように、カバー81
に形成した開口81Aを通して、吸込みダクト100の
吸込み口101へと吸い込まれるように、それら紙粉を
誘引する作用をする。したがって、紙粉発生位置Cで発
生した紙粉は、帯状紙1上に付着していくことも、のこ
歯ナイフ80に付着してその切れ味を損なうことも、ま
た、作業環境内へと飛散して環境を悪化してしまうこと
もない。
【0026】
【発明の効果】切断点に極めて近い位置において吹付け
且つ吸引を行なうので極めて効率良く帯状紙の切断やス
リッティングやハーフカッティング等の製品製造工程中
で発生する紙粉等の粉塵ダストを除去できるため、特別
な大型のフード等を設ける必要もなく、非常に簡単な構
成にて、確実に吸込み除去できる。
【0027】複数のナイフを並設したスリッタ装置等に
対しても、各ナイフ毎に制限された狭い空間に絞って、
エヤー吹付けノズルおよび吸込みダクトを配置すればよ
いので、使用する高速エヤー量および排気量を最小限に
して、粉塵ダストの除去効果を最大とすることができ
る。したがって、装置全体の価格を低減でき、維持費も
相当に低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例としてのダスト捕集装置の構
成を示す概略正面部分断面図である。
【図2】図1のダスト捕集装置の概略側面部分断面図で
ある。
【図3】本発明の別の実施例としてのダスト捕集装置の
構成を示す概略正面部分断面図である。
【図4】図4は、図3のダスト捕集装置の概略平面図で
ある。
【図5】本発明のさらに別の実施例としてのダスト捕集
装置の構成を示す概略正面部分断面図である。
【図6】本発明において使用するエヤー吹付けノズルの
設計において使用するに適当なデリーベントシステム計
算式について説明するための図である。
【符号の説明】
1 帯状紙 2 ベース 3 バックアップロール 10 ガイド板 11 開口 12 吸込み開口 20 上刃スリッタナイフ 23 ナイフカバー 23A 開口 30 下刃スリッタナイフ 31 ナイフカバー 40 エヤー吹付けノズル 41 エヤー吹付け口 50 吸込みダクト 51 吸込み口 60 エヤー吹付けノズル 61 エヤー吹付け口 70 吸込みダクト 71 吸込み口 80 のこ歯ナイフ 81 カバー 81A 開口 100 吸込みダクト 101 吸込み口 102 整流板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート材の切断やスリッティングやハー
    フカッティング時に発生するダストを捕集するためのダ
    スト捕集装置において、切断またはスリッティングまた
    はハーフカッティングを行うナイフの切断点またはスリ
    ッティング点またはハーフカッティング点に近い位置で
    一方の側からエヤーを吹き付け、エヤーの流れを作り、
    切断またはスリッティングまたはハーフカッティングに
    伴って発生するダストを、このエヤーの流れに誘引捕捉
    し、反対側に配した吸引ダクトで吸引除去するように構
    成したことを特徴とするダスト捕集装置。
  2. 【請求項2】 前記ナイフは、上刃スリッタナイフであ
    り、前記エヤーの吹き付けおよび前記吸引除去は、前記
    シート材の上方で行われるようにした請求項1記載のダ
    スト捕集装置。
  3. 【請求項3】 前記ナイフは、下刃スリッタナイフであ
    り、前記エヤーの吹き付けおよび前記吸引除去は、前記
    シート材の下方で行われるようにした請求項1記載のダ
    スト捕集装置。
  4. 【請求項4】 前記ナイフは、のこ歯である請求項1記
    載のダスト捕集装置。
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