JPH10156590A - 多段ヘリカルギア、その製造方法、及びその粉末成形用金型 - Google Patents
多段ヘリカルギア、その製造方法、及びその粉末成形用金型Info
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- JPH10156590A JPH10156590A JP31233096A JP31233096A JPH10156590A JP H10156590 A JPH10156590 A JP H10156590A JP 31233096 A JP31233096 A JP 31233096A JP 31233096 A JP31233096 A JP 31233096A JP H10156590 A JPH10156590 A JP H10156590A
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- B22F—WORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
- B22F5/00—Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the special shape of the product
- B22F5/08—Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the special shape of the product of toothed articles, e.g. gear wheels; of cam discs
- B22F5/085—Manufacture of workpieces or articles from metallic powder characterised by the special shape of the product of toothed articles, e.g. gear wheels; of cam discs with helical contours
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B22F—WORKING METALLIC POWDER; MANUFACTURE OF ARTICLES FROM METALLIC POWDER; MAKING METALLIC POWDER; APPARATUS OR DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR METALLIC POWDER
- B22F2998/00—Supplementary information concerning processes or compositions relating to powder metallurgy
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gears, Cams (AREA)
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多段ヘリカルギアを粉末冶金焼結法により一
体的に製造するための方法を提供する。 【解決手段】 ダイ11と、下第2パンチ15と、上パンチ
13とを回動可能に設けた粉末成形用金型を使用する。前
記ダイ11とこのダイ11内に位置した前記コアロッド12と
下第1及び第2パンチ14,15との間に原料粉末を充填す
る。次にダイ11に対して上パンチ13を下降させることに
より、該上パンチ13をダイ11及びコアロッド12間に嵌合
する。さらに下第2パンチ15、ダイ11、上パンチ13を回
動させながら、ダイ11、上パンチ13及び下第1パンチ14
を下降させることにより原料粉末を圧縮する。前記ダイ
11と下第2パンチ15とを回動させながら、ダイ11、コア
ロッド12及び下第1パンチ14を下降させる一方、上パン
チを上昇させ、圧粉体としての2段ヘリカルギア1を抜
き出す。
体的に製造するための方法を提供する。 【解決手段】 ダイ11と、下第2パンチ15と、上パンチ
13とを回動可能に設けた粉末成形用金型を使用する。前
記ダイ11とこのダイ11内に位置した前記コアロッド12と
下第1及び第2パンチ14,15との間に原料粉末を充填す
る。次にダイ11に対して上パンチ13を下降させることに
より、該上パンチ13をダイ11及びコアロッド12間に嵌合
する。さらに下第2パンチ15、ダイ11、上パンチ13を回
動させながら、ダイ11、上パンチ13及び下第1パンチ14
を下降させることにより原料粉末を圧縮する。前記ダイ
11と下第2パンチ15とを回動させながら、ダイ11、コア
ロッド12及び下第1パンチ14を下降させる一方、上パン
チを上昇させ、圧粉体としての2段ヘリカルギア1を抜
き出す。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は多段ヘリカルギア、
その製造方法、及びそれを製造するための粉末成形用金
型に関する。
その製造方法、及びそれを製造するための粉末成形用金
型に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】近年、事務機器などの
コンパクト化、多機能化などがすすんでおり、これらの
部品として径の相違する複数のヘリカルギアを同軸的に
連設した多段ヘリカルギアが用いられるようになってき
ている。このような多段ヘリカルギア、例えば2段ヘリ
カルギアは、図4に示すように斜歯2Aを有する径大な
第1のヘリカルギア部2と、これとは逆方向の捩れ角の
斜歯3Aを有する径小な第2のヘリカルギア部3と、筒
状の内周面4とからなる。このような逆方向に捩れ角を
有する2段ヘリカルギア1は、従来それぞれのヘリカル
ギア部2,3を別個に粉末冶金焼結法により製造してお
き、これら2つの焼結部材を金属製の締結部材で同軸的
に接合したものが用いられていた。
コンパクト化、多機能化などがすすんでおり、これらの
部品として径の相違する複数のヘリカルギアを同軸的に
連設した多段ヘリカルギアが用いられるようになってき
ている。このような多段ヘリカルギア、例えば2段ヘリ
カルギアは、図4に示すように斜歯2Aを有する径大な
第1のヘリカルギア部2と、これとは逆方向の捩れ角の
斜歯3Aを有する径小な第2のヘリカルギア部3と、筒
状の内周面4とからなる。このような逆方向に捩れ角を
有する2段ヘリカルギア1は、従来それぞれのヘリカル
ギア部2,3を別個に粉末冶金焼結法により製造してお
き、これら2つの焼結部材を金属製の締結部材で同軸的
に接合したものが用いられていた。
【0003】しかしながら、このように2つの焼結部材
を金属製の締結部材で同軸的に接合したものは、長期間
の耐久性の点で必ずしも十分ではなく、また2つの焼結
部材を正確に位置決めして同軸的に接合するのは手間が
かかり、作業性が低下するという問題点があった。
を金属製の締結部材で同軸的に接合したものは、長期間
の耐久性の点で必ずしも十分ではなく、また2つの焼結
部材を正確に位置決めして同軸的に接合するのは手間が
かかり、作業性が低下するという問題点があった。
【0004】そこで、このような2段ヘリカルギア1を
粉末冶金焼結法により一体的に製造することが考えられ
るが、第1のヘリカルギア部2と第2のヘリカルギア部
3の捩れ角やリード角が相違する場合には、原料粉末の
流れが相違するため成形密度を高くするのは困難である
という問題点がある。特に、第1のヘリカルギア部2と
第2のヘリカルギア部3とが逆方向の捩れ角を有する2
段ヘリカルギア1の場合には、第1のヘリカルギア部2
と第2のヘリカルギア部3との境界部などの強度が低下
しやすく、実用的なものは得られないという問題点があ
った。これらにより、従来は粉末冶金焼結法により一体
的に製造した多段ヘリカルギアはなかった。
粉末冶金焼結法により一体的に製造することが考えられ
るが、第1のヘリカルギア部2と第2のヘリカルギア部
3の捩れ角やリード角が相違する場合には、原料粉末の
流れが相違するため成形密度を高くするのは困難である
という問題点がある。特に、第1のヘリカルギア部2と
第2のヘリカルギア部3とが逆方向の捩れ角を有する2
段ヘリカルギア1の場合には、第1のヘリカルギア部2
と第2のヘリカルギア部3との境界部などの強度が低下
しやすく、実用的なものは得られないという問題点があ
った。これらにより、従来は粉末冶金焼結法により一体
的に製造した多段ヘリカルギアはなかった。
【0005】本発明は上記問題点に基づいて成されたも
のであり、粉末冶金焼結法により一体的に製造された多
段ヘリカルギアを提供することを目的とする。また、本
発明は多段ヘリカルギアを粉末冶金焼結法により一体的
に製造するための方法を提供することを目的とする。さ
らに、本発明は、多段ヘリカルギアを粉末冶金焼結法に
より一体的に製造することの可能な多段ヘリカルギアの
粉末成形用金型を提供することを目的とする。
のであり、粉末冶金焼結法により一体的に製造された多
段ヘリカルギアを提供することを目的とする。また、本
発明は多段ヘリカルギアを粉末冶金焼結法により一体的
に製造するための方法を提供することを目的とする。さ
らに、本発明は、多段ヘリカルギアを粉末冶金焼結法に
より一体的に製造することの可能な多段ヘリカルギアの
粉末成形用金型を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の多段
ヘリカルギアは、外径の相違する複数のヘリカルギア部
が径の順に同軸的に並んだ多段ヘリカルギアであって、
各ヘリカルギア部が一体的に形成されているものであ
る。このため、複数のヘリカルギア部の斜歯の捩れ角や
リード角などが相違していても、一体的であるので境界
部の強度が大きく、効率よく製造することの可能なもの
となっている。
ヘリカルギアは、外径の相違する複数のヘリカルギア部
が径の順に同軸的に並んだ多段ヘリカルギアであって、
各ヘリカルギア部が一体的に形成されているものであ
る。このため、複数のヘリカルギア部の斜歯の捩れ角や
リード角などが相違していても、一体的であるので境界
部の強度が大きく、効率よく製造することの可能なもの
となっている。
【0007】請求項2の多段ヘリカルギアは、前記複数
のヘリカルギア部が逆方向の捩れ角を有するものであ
る。このため、複数のヘリカルギア部の斜歯の捩れ角が
逆方向となっていても、一体的であるので各ヘリカルギ
ア部の境界部の強度が大きく、効率よく製造することが
可能である。
のヘリカルギア部が逆方向の捩れ角を有するものであ
る。このため、複数のヘリカルギア部の斜歯の捩れ角が
逆方向となっていても、一体的であるので各ヘリカルギ
ア部の境界部の強度が大きく、効率よく製造することが
可能である。
【0008】また、本発明の請求項3の多段ヘリカルギ
アの製造方法は、外径の相違する複数のヘリカルギア部
が径の順に同軸的に並んだ多段ヘリカルギアを一体的に
成形する方法であって、最大外径のヘリカルギア部の外
周面を形成する上下動可能なダイと、前記ダイ内に位置
した前記多段ヘリカルギアの筒状の内周面を形成する上
下動可能なコアロッドと、前記コアロッドの外側に配置
された最小外径のヘリカルギア部の外周面を形成する上
下動可能な下第1パンチ及び前記多段ヘリカルギアの一
端面を形成する下第2パンチと、前記多段ヘリカルギア
の他端面を形成する上下動可能な上パンチとを備え、前
記ダイと、下第2パンチと、上パンチとを回動可能に設
けた金型を用い、前記ダイと、このダイ内に位置した前
記コアロッドと、これらダイ及びコアロッド間に下方か
ら嵌合された前記下第1及び第2パンチとの間に原料粉
末を充填した後、前記ダイに対して上パンチを下降させ
ることにより、該上パンチをダイ及びコアロッド間に上
方から嵌合し、さらに下第2パンチとダイと上パンチと
を回動させながら、ダイ、上パンチ及び下第1パンチを
下降させることにより原料粉末を圧縮し、次いで前記ダ
イと下第2パンチとを回動させながら、ダイ、コアロッ
ド及び下第1パンチを下降させる一方、上パンチを上昇
させることにより成形体を抜き出すものである。
アの製造方法は、外径の相違する複数のヘリカルギア部
が径の順に同軸的に並んだ多段ヘリカルギアを一体的に
成形する方法であって、最大外径のヘリカルギア部の外
周面を形成する上下動可能なダイと、前記ダイ内に位置
した前記多段ヘリカルギアの筒状の内周面を形成する上
下動可能なコアロッドと、前記コアロッドの外側に配置
された最小外径のヘリカルギア部の外周面を形成する上
下動可能な下第1パンチ及び前記多段ヘリカルギアの一
端面を形成する下第2パンチと、前記多段ヘリカルギア
の他端面を形成する上下動可能な上パンチとを備え、前
記ダイと、下第2パンチと、上パンチとを回動可能に設
けた金型を用い、前記ダイと、このダイ内に位置した前
記コアロッドと、これらダイ及びコアロッド間に下方か
ら嵌合された前記下第1及び第2パンチとの間に原料粉
末を充填した後、前記ダイに対して上パンチを下降させ
ることにより、該上パンチをダイ及びコアロッド間に上
方から嵌合し、さらに下第2パンチとダイと上パンチと
を回動させながら、ダイ、上パンチ及び下第1パンチを
下降させることにより原料粉末を圧縮し、次いで前記ダ
イと下第2パンチとを回動させながら、ダイ、コアロッ
ド及び下第1パンチを下降させる一方、上パンチを上昇
させることにより成形体を抜き出すものである。
【0009】前述の如く、下第2パンチに対して、ダ
イ、上パンチ及び下第1パンチを下降させることによ
り、上パンチ、下第1パンチ及び下第2パンチ間で金属
粉末を加圧して成形する際に、下第1パンチに対して、
下第2パンチ、ダイ及び上パンチが回動するので、それ
ぞれのヘリカルギア部の斜歯の捩れ角やリード角などが
相違しても形成することができる。また、このようにし
て圧縮した成形体を抜き出す際には、ダイ及び下第2パ
ンチを回動させながら、ダイ、コアロッド及び下第1パ
ンチを下降させるが、この際、ダイと、下第2パンチと
が回動するので、各ヘリカルギア部の斜歯の捩れ角やリ
ード角などが相違しても成形体の斜歯などに過度の荷重
がかかることがなく抜き出すことができる。
イ、上パンチ及び下第1パンチを下降させることによ
り、上パンチ、下第1パンチ及び下第2パンチ間で金属
粉末を加圧して成形する際に、下第1パンチに対して、
下第2パンチ、ダイ及び上パンチが回動するので、それ
ぞれのヘリカルギア部の斜歯の捩れ角やリード角などが
相違しても形成することができる。また、このようにし
て圧縮した成形体を抜き出す際には、ダイ及び下第2パ
ンチを回動させながら、ダイ、コアロッド及び下第1パ
ンチを下降させるが、この際、ダイと、下第2パンチと
が回動するので、各ヘリカルギア部の斜歯の捩れ角やリ
ード角などが相違しても成形体の斜歯などに過度の荷重
がかかることがなく抜き出すことができる。
【0010】さらに、本発明の請求項4の多段ヘリカル
ギアの粉末成形用金型は、外径の相違する複数のヘリカ
ルギア部が径の順に同軸的に並んだ多段ヘリカルギアを
一体的に成形するための金型であって、最大外径のヘリ
カルギア部の外周面を形成する上下動可能なダイと、前
記ダイ内に位置した前記多段ヘリカルギアの筒状の内周
面を形成する上下動可能なコアロッドと、前記コアロッ
ドの外側に配置された最小外径のヘリカルギア部の外周
面を形成する上下動可能な下第1パンチ及び前記多段ヘ
リカルギアの一端面を形成する下第2パンチと、前記多
段ヘリカルギアの他端面を形成する上下動可能な上パン
チとを備え、前記ダイと、下第2パンチと、上パンチと
を回動可能に設けたものである。
ギアの粉末成形用金型は、外径の相違する複数のヘリカ
ルギア部が径の順に同軸的に並んだ多段ヘリカルギアを
一体的に成形するための金型であって、最大外径のヘリ
カルギア部の外周面を形成する上下動可能なダイと、前
記ダイ内に位置した前記多段ヘリカルギアの筒状の内周
面を形成する上下動可能なコアロッドと、前記コアロッ
ドの外側に配置された最小外径のヘリカルギア部の外周
面を形成する上下動可能な下第1パンチ及び前記多段ヘ
リカルギアの一端面を形成する下第2パンチと、前記多
段ヘリカルギアの他端面を形成する上下動可能な上パン
チとを備え、前記ダイと、下第2パンチと、上パンチと
を回動可能に設けたものである。
【0011】そして、成形時には上パンチをダイから抜
いた状態で、このダイ内に金属粉末を充填した後、上パ
ンチをダイ及びコアロッド間に嵌合して、ダイ、上パン
チ及び下第1パンチを下降させることにより、上パン
チ、下第1パンチ及び下第2パンチ間で金属粉末を加圧
して成形することができる。このとき下第1パンチに対
して、下第2パンチ、ダイ及び上パンチが回動するの
で、それぞれの各ヘリカルギア部の斜歯の捩れ角やリー
ド角などが相違しても形成することができる。また、こ
のようにして圧縮した後は、ダイ及び下第2パンチを回
動させながらダイ、コアロッド及び下第1パンチを下降
させる一方、上パンチを上昇させることにより成形体を
取り出すことができる。この際、ダイと、下第2パンチ
とが回動可能であるので、各ヘリカルギア部の斜歯の捩
れ角やリード角などが相違しても成形体に斜歯などに過
度の荷重がかかることがない。
いた状態で、このダイ内に金属粉末を充填した後、上パ
ンチをダイ及びコアロッド間に嵌合して、ダイ、上パン
チ及び下第1パンチを下降させることにより、上パン
チ、下第1パンチ及び下第2パンチ間で金属粉末を加圧
して成形することができる。このとき下第1パンチに対
して、下第2パンチ、ダイ及び上パンチが回動するの
で、それぞれの各ヘリカルギア部の斜歯の捩れ角やリー
ド角などが相違しても形成することができる。また、こ
のようにして圧縮した後は、ダイ及び下第2パンチを回
動させながらダイ、コアロッド及び下第1パンチを下降
させる一方、上パンチを上昇させることにより成形体を
取り出すことができる。この際、ダイと、下第2パンチ
とが回動可能であるので、各ヘリカルギア部の斜歯の捩
れ角やリード角などが相違しても成形体に斜歯などに過
度の荷重がかかることがない。
【0012】
【発明の実施形態】以下、本発明の第1実施例について
添付図面を参照して詳細に説明する。本実施例において
製造する多段ヘリカルギアは、図4に示すような2段ヘ
リカルギアである。図1乃至図3において11はダイ、12
はコアロッド、13は上パンチであり、14は下第1パン
チ、15は下第2パンチである。
添付図面を参照して詳細に説明する。本実施例において
製造する多段ヘリカルギアは、図4に示すような2段ヘ
リカルギアである。図1乃至図3において11はダイ、12
はコアロッド、13は上パンチであり、14は下第1パン
チ、15は下第2パンチである。
【0013】ダイ11は、2段ヘリカルギア1の最大外径
たる径大な第1のヘリカルギア部2の斜歯2Aを形成す
る斜溝11Aを内周面に有するものであり、このダイ11
は、上下動可能なダイプレート16にダイホルダ17を介し
て固定されている。また、ダイ11とダイホルダ17との間
には、ベアリングなどの回動機構18,19が付設されてお
り、下第1パンチ14の外側に形成された斜歯2Aと同じ
捩れ角及びリード角の斜歯14Bにダイ11の斜溝11Aが摺
動自在に係合して、ダイ11が下第1パンチ14に対して上
下動するのに伴って回動するようになっている。なお、
20はダイホルダ17をダイプレート16に固定するボルトで
ある。前記コアロッド12は、2段ヘリカルギア1の筒状
の内周面を形成するものであり、その下端はコアロッド
押え21に保持されてヨークプレート22上にコアロッド受
部材23を介して上下動可能に固定されている。なお、本
実施例においては、コアロッド12とコアロッド押え21と
の間には回動機構24が付設されており、下第1パンチ14
に対して回動可能となっている。下第1パンチ14は、最
小外径たる径小な第2のヘリカルギア部3の、前記斜溝
11Aと逆方向の捩れ角を有する斜歯3Aを形成する斜溝
14Aを内周面に、前記斜溝11Aと同じ捩れ角及びリード
角の斜歯14Bを外周に有する。この下第1パンチ14は、
上下動可能な下パンチ受板25に固定されている。さら
に、下第2パンチ15は、2段ヘリカルギア1の第2のヘ
リカルギア部3側の端面を形成するものであり、複数の
下第2パンチ押え部材26,26に保持されて、図示しない
ベースプレートに固定されたガイド27に固定されてい
る。また、下第2パンチ15と下第2パンチ押え部材26,
26との間には、回動機構28,28が付設されており、下第
2パンチ15の外周には前記斜溝14Aと同じ捩れ角及びリ
ード角の斜歯15Aが形成されていて、この斜歯15Aが下
第1パンチ14の内周面の斜溝14Aに摺動自在に係合し
て、下第2パンチ15が回動するにともなって下第1パン
チ14が上下動するようになっている。
たる径大な第1のヘリカルギア部2の斜歯2Aを形成す
る斜溝11Aを内周面に有するものであり、このダイ11
は、上下動可能なダイプレート16にダイホルダ17を介し
て固定されている。また、ダイ11とダイホルダ17との間
には、ベアリングなどの回動機構18,19が付設されてお
り、下第1パンチ14の外側に形成された斜歯2Aと同じ
捩れ角及びリード角の斜歯14Bにダイ11の斜溝11Aが摺
動自在に係合して、ダイ11が下第1パンチ14に対して上
下動するのに伴って回動するようになっている。なお、
20はダイホルダ17をダイプレート16に固定するボルトで
ある。前記コアロッド12は、2段ヘリカルギア1の筒状
の内周面を形成するものであり、その下端はコアロッド
押え21に保持されてヨークプレート22上にコアロッド受
部材23を介して上下動可能に固定されている。なお、本
実施例においては、コアロッド12とコアロッド押え21と
の間には回動機構24が付設されており、下第1パンチ14
に対して回動可能となっている。下第1パンチ14は、最
小外径たる径小な第2のヘリカルギア部3の、前記斜溝
11Aと逆方向の捩れ角を有する斜歯3Aを形成する斜溝
14Aを内周面に、前記斜溝11Aと同じ捩れ角及びリード
角の斜歯14Bを外周に有する。この下第1パンチ14は、
上下動可能な下パンチ受板25に固定されている。さら
に、下第2パンチ15は、2段ヘリカルギア1の第2のヘ
リカルギア部3側の端面を形成するものであり、複数の
下第2パンチ押え部材26,26に保持されて、図示しない
ベースプレートに固定されたガイド27に固定されてい
る。また、下第2パンチ15と下第2パンチ押え部材26,
26との間には、回動機構28,28が付設されており、下第
2パンチ15の外周には前記斜溝14Aと同じ捩れ角及びリ
ード角の斜歯15Aが形成されていて、この斜歯15Aが下
第1パンチ14の内周面の斜溝14Aに摺動自在に係合し
て、下第2パンチ15が回動するにともなって下第1パン
チ14が上下動するようになっている。
【0014】一方、上パンチ13は、2段ヘリカルギア1
の第1のヘリカルギア部2側の端面を形成するものであ
り、上パンチ押え29により上パンチ受け板30に固定され
ている。この上パンチ受け板30は、図示しない上パンチ
プレートに上下動可能に固定されているとともに、回動
機構31が付設されていて、さらに上パンチ13の外周に
は、ダイ11の斜溝11Aと同じ捩れ角及びリード角の斜歯
13Aが形成されており、上パンチ13が下降してダイ11の
内周に形成された斜溝11Aに係合した後、さらに下降す
ると、上パンチ13が回動するようになっている。なお、
この上パンチ13の上方には図示しないエアクッションが
設けられている。
の第1のヘリカルギア部2側の端面を形成するものであ
り、上パンチ押え29により上パンチ受け板30に固定され
ている。この上パンチ受け板30は、図示しない上パンチ
プレートに上下動可能に固定されているとともに、回動
機構31が付設されていて、さらに上パンチ13の外周に
は、ダイ11の斜溝11Aと同じ捩れ角及びリード角の斜歯
13Aが形成されており、上パンチ13が下降してダイ11の
内周に形成された斜溝11Aに係合した後、さらに下降す
ると、上パンチ13が回動するようになっている。なお、
この上パンチ13の上方には図示しないエアクッションが
設けられている。
【0015】前記構成につきその作用について説明す
る。成形時には図1(a) に示すように上パンチ13(図示
せず)がダイ11から上方に抜け、ダイ11の上端とコアロ
ッド12の上端とが上昇限に同一面の状態で粉末の充填が
行われる。次いで図2に示すように、上パンチ13が下降
してダイ11の上端とコアロッド12の上端の位置にまで下
降すると、ダイ11及び下第1パンチ14も下降する。この
際、ダイ11は、下第1パンチ14よりも大きく下降するの
で下第1パンチ14の外周面の斜歯14Bに沿って回動す
る。また、上パンチ13は、このダイ11よりも大きく下降
するので、ダイ11内に嵌入するに伴い斜溝11Aに沿って
回動する。なお、下第1パンチ14の下降時には下第2パ
ンチ15は回動している。これにより、上パンチ13と下第
1パンチ14及び下第2パンチ15との間隔が狭まり、金属
粉末を加圧することができる。特にこの際、斜歯2Aを
形成するダイ11が、逆方向の捩れ角を有する斜歯3Aを
形成する下第1パンチ14に対して回動するので、上パン
チ13により金属粉末を十分強固に加圧することができ、
しかも斜歯2Aに過度な荷重がかかることがないので、
得られる2段ヘリカルギア1の強度、特に第1のヘリカ
ルギア部2と第2のヘリカルギア部3との境界部などの
強度を向上させることができる。また、斜歯2Aとこれ
とは逆方向の捩れ角を有する斜歯3Aとを歯部の欠損な
どを生じることなく形成することができる。
る。成形時には図1(a) に示すように上パンチ13(図示
せず)がダイ11から上方に抜け、ダイ11の上端とコアロ
ッド12の上端とが上昇限に同一面の状態で粉末の充填が
行われる。次いで図2に示すように、上パンチ13が下降
してダイ11の上端とコアロッド12の上端の位置にまで下
降すると、ダイ11及び下第1パンチ14も下降する。この
際、ダイ11は、下第1パンチ14よりも大きく下降するの
で下第1パンチ14の外周面の斜歯14Bに沿って回動す
る。また、上パンチ13は、このダイ11よりも大きく下降
するので、ダイ11内に嵌入するに伴い斜溝11Aに沿って
回動する。なお、下第1パンチ14の下降時には下第2パ
ンチ15は回動している。これにより、上パンチ13と下第
1パンチ14及び下第2パンチ15との間隔が狭まり、金属
粉末を加圧することができる。特にこの際、斜歯2Aを
形成するダイ11が、逆方向の捩れ角を有する斜歯3Aを
形成する下第1パンチ14に対して回動するので、上パン
チ13により金属粉末を十分強固に加圧することができ、
しかも斜歯2Aに過度な荷重がかかることがないので、
得られる2段ヘリカルギア1の強度、特に第1のヘリカ
ルギア部2と第2のヘリカルギア部3との境界部などの
強度を向上させることができる。また、斜歯2Aとこれ
とは逆方向の捩れ角を有する斜歯3Aとを歯部の欠損な
どを生じることなく形成することができる。
【0016】このようにして加圧が完了したら、図3に
示すように下第2パンチ15に対し前記ダイ11は回動しな
がら下降し、コアロッド12も回動しながら下降する。さ
らに下第2パンチ15の回動に伴い下第1パンチ14も下降
する。このため、圧粉体である2段ヘリカルギア1は、
下第1パンチ14の斜溝14Aに沿ってダイ11とは逆方向に
回動しながらダイ11及び下第1パンチ14に対して相対的
に上昇する。この際、本実施例においては、上パンチ13
はその上方に設けられた図示しないエアクッションによ
り、前記2段ヘリカルギア1の端面に当接しながら、か
つ、該圧粉体である2段ヘリカルギア1とともに回動す
る。このように上パンチ13を2段ヘリカルギア1の端面
に当接させることにより、ダイ11が逆方向に回動しなが
ら下降するのに伴い、2段ヘリカルギア1の第1のヘリ
カルギア部2が逆方向に回動しようとするのを押えるこ
とができ、これにより、第1のヘリカルギア部2に逆方
向に回動する荷重がかかることにより生じる第1のヘリ
カルギア部2と第2のヘリカルギア部3との境界部の破
損を防止することができる。続いて、フランジ状に形成
された第1のヘリカルギア部2が抜き出たところで、上
パンチ13に設けられたエアクッションをオフにして、上
パンチ13を上方に引き上げ、さらに、ダイ11、コアロッ
ド12が回動しながら下降し、また下第1パンチ14も下降
する。これに伴い圧粉体である2段ヘリカルギア1は回
動しながら、ダイ11及び下第1パンチ14に対して相対的
にさらに上昇する。そして、コアロッド12及び下第1パ
ンチ14の上端が下第2パンチ15の上端と同一面上にき
て、ダイ11の上端が下第1パンチ14の上端より下方にき
たら圧粉体である2段ヘリカルギア1の抜き出しを完了
する(図1(b) )。
示すように下第2パンチ15に対し前記ダイ11は回動しな
がら下降し、コアロッド12も回動しながら下降する。さ
らに下第2パンチ15の回動に伴い下第1パンチ14も下降
する。このため、圧粉体である2段ヘリカルギア1は、
下第1パンチ14の斜溝14Aに沿ってダイ11とは逆方向に
回動しながらダイ11及び下第1パンチ14に対して相対的
に上昇する。この際、本実施例においては、上パンチ13
はその上方に設けられた図示しないエアクッションによ
り、前記2段ヘリカルギア1の端面に当接しながら、か
つ、該圧粉体である2段ヘリカルギア1とともに回動す
る。このように上パンチ13を2段ヘリカルギア1の端面
に当接させることにより、ダイ11が逆方向に回動しなが
ら下降するのに伴い、2段ヘリカルギア1の第1のヘリ
カルギア部2が逆方向に回動しようとするのを押えるこ
とができ、これにより、第1のヘリカルギア部2に逆方
向に回動する荷重がかかることにより生じる第1のヘリ
カルギア部2と第2のヘリカルギア部3との境界部の破
損を防止することができる。続いて、フランジ状に形成
された第1のヘリカルギア部2が抜き出たところで、上
パンチ13に設けられたエアクッションをオフにして、上
パンチ13を上方に引き上げ、さらに、ダイ11、コアロッ
ド12が回動しながら下降し、また下第1パンチ14も下降
する。これに伴い圧粉体である2段ヘリカルギア1は回
動しながら、ダイ11及び下第1パンチ14に対して相対的
にさらに上昇する。そして、コアロッド12及び下第1パ
ンチ14の上端が下第2パンチ15の上端と同一面上にき
て、ダイ11の上端が下第1パンチ14の上端より下方にき
たら圧粉体である2段ヘリカルギア1の抜き出しを完了
する(図1(b) )。
【0017】このようにして得られた図4に示すような
2段ヘリカルギア1の圧粉体を焼結し、その後必要に応
じて矯正プレス、スチーム処理、窒化処理等が施され
る。
2段ヘリカルギア1の圧粉体を焼結し、その後必要に応
じて矯正プレス、スチーム処理、窒化処理等が施され
る。
【0018】前述のような本実施例の2段ヘリカルギア
1は、第1のヘリカルギア部2と第2のヘリカルギア部
3とが一体形成されており、各ヘリカルギア部の境界部
の強度が大きく、耐久性の向上したものとなっている。
1は、第1のヘリカルギア部2と第2のヘリカルギア部
3とが一体形成されており、各ヘリカルギア部の境界部
の強度が大きく、耐久性の向上したものとなっている。
【0019】以上詳述したとおり、本実施例において
は、最大外径の1段目のヘリカルギア部2の外周面を形
成するダイ11と、前記ダイ11内に位置した前記2段ヘリ
カルギア1の筒状の内周面を形成するコアロッド12と、
前記コアロッド12の外側に配置された2段目のヘリカル
ギア部3の外周面を形成する下第1パンチ14と、前記2
段ヘリカルギア1の一端面を形成する下第2パンチ15
と、前記ヘリカルギアの他端面を形成する上パンチ13と
を備え、前記ダイ11と、下第2パンチ15と、上パンチ13
とを回動可能に設けた粉末成形用金型を使用しているの
で、前記ダイ11とこのダイ11内に位置した前記コアロッ
ド12と、これらダイ11及びコアロッド12間に下方から嵌
合された前記下第1及び第2パンチ14,15との間に原料
粉末を充填した後、前記ダイ11に対して上パンチ13を下
降させることにより該上パンチ13をダイ11及びコアロッ
ド12間に上方から嵌合し、さらに下第2パンチ15とダイ
11と上パンチ13とを回動させながら、ダイ11、上パンチ
13及び下第1パンチ14を下降させることにより原料粉末
を圧縮し、次いで前記ダイ11及び下第2パンチ15を回動
させながら、ダイ11、コアロッド12及び下第1パンチ14
を下降させる一方、上パンチ13を上昇させて成形体を抜
き出すことにより、圧粉体としての2段ヘリカルギア1
を製造することができる。
は、最大外径の1段目のヘリカルギア部2の外周面を形
成するダイ11と、前記ダイ11内に位置した前記2段ヘリ
カルギア1の筒状の内周面を形成するコアロッド12と、
前記コアロッド12の外側に配置された2段目のヘリカル
ギア部3の外周面を形成する下第1パンチ14と、前記2
段ヘリカルギア1の一端面を形成する下第2パンチ15
と、前記ヘリカルギアの他端面を形成する上パンチ13と
を備え、前記ダイ11と、下第2パンチ15と、上パンチ13
とを回動可能に設けた粉末成形用金型を使用しているの
で、前記ダイ11とこのダイ11内に位置した前記コアロッ
ド12と、これらダイ11及びコアロッド12間に下方から嵌
合された前記下第1及び第2パンチ14,15との間に原料
粉末を充填した後、前記ダイ11に対して上パンチ13を下
降させることにより該上パンチ13をダイ11及びコアロッ
ド12間に上方から嵌合し、さらに下第2パンチ15とダイ
11と上パンチ13とを回動させながら、ダイ11、上パンチ
13及び下第1パンチ14を下降させることにより原料粉末
を圧縮し、次いで前記ダイ11及び下第2パンチ15を回動
させながら、ダイ11、コアロッド12及び下第1パンチ14
を下降させる一方、上パンチ13を上昇させて成形体を抜
き出すことにより、圧粉体としての2段ヘリカルギア1
を製造することができる。
【0020】以上本発明を添付図面を参照して説明して
きたが、本発明はこれに限定されることなく本発明の思
想を逸脱しない限り種々の応用が可能である。例えば、
前記実施例においては2段ヘリカルギアの場合を例に説
明してきたが、2段である必要はなく、3段以上のヘリ
カルギアを製造する場合には、最大外径のヘリカルギア
部をダイ11により形成するとともに、最小外径のヘリカ
ルギア部を下第2パンチ15で形成し、さらにこの最大外
径のヘリカルギア部と最小外径のヘリカルギア部との間
のヘリカルギアを、前記下第2パンチ15の外側に設けた
回動可能な下パンチにより形成するようにすればよい。
上述したような本実施例の多段ヘリカルギアの製造方法
は、捩れ角やリード角の相違する多段ヘリカルギアの製
造に適しており、特に逆方向の捩れ角のヘリカルギア部
を有する多段ヘリカルギアの製造に好適である。
きたが、本発明はこれに限定されることなく本発明の思
想を逸脱しない限り種々の応用が可能である。例えば、
前記実施例においては2段ヘリカルギアの場合を例に説
明してきたが、2段である必要はなく、3段以上のヘリ
カルギアを製造する場合には、最大外径のヘリカルギア
部をダイ11により形成するとともに、最小外径のヘリカ
ルギア部を下第2パンチ15で形成し、さらにこの最大外
径のヘリカルギア部と最小外径のヘリカルギア部との間
のヘリカルギアを、前記下第2パンチ15の外側に設けた
回動可能な下パンチにより形成するようにすればよい。
上述したような本実施例の多段ヘリカルギアの製造方法
は、捩れ角やリード角の相違する多段ヘリカルギアの製
造に適しており、特に逆方向の捩れ角のヘリカルギア部
を有する多段ヘリカルギアの製造に好適である。
【0021】
【発明の効果】本発明の請求項1の多段ヘリカルギア
は、外径の相違する複数のヘリカルギア部が径の順に同
軸的に並んだ多段ヘリカルギアであって、各ヘリカルギ
ア部が一体的に形成されているものであるので、複数の
ヘリカルギア部の斜歯の捩れ角やリード角などが相違し
ていても、一体的であるので境界部の強度が大きく、効
率よく製造することの可能なものとなっている。
は、外径の相違する複数のヘリカルギア部が径の順に同
軸的に並んだ多段ヘリカルギアであって、各ヘリカルギ
ア部が一体的に形成されているものであるので、複数の
ヘリカルギア部の斜歯の捩れ角やリード角などが相違し
ていても、一体的であるので境界部の強度が大きく、効
率よく製造することの可能なものとなっている。
【0022】請求項2の多段ヘリカルギアは、前記複数
のヘリカルギア部が逆方向の捩れ角を有するものであ
り、従来の製造方法では得ることができない逆方向の捩
れ角を有する各ヘリカルギア境界部の強度が大きい多段
ヘリカルギアとなっている。
のヘリカルギア部が逆方向の捩れ角を有するものであ
り、従来の製造方法では得ることができない逆方向の捩
れ角を有する各ヘリカルギア境界部の強度が大きい多段
ヘリカルギアとなっている。
【0023】また、請求項3の多段ヘリカルギアの製造
方法は、ダイと、下第2パンチと、上パンチとを回動可
能に設けた金型を用い、ダイとこのダイ内に位置した前
記コアロッドと前記下第1及び第2パンチとの間に原料
粉末を充填した後、前記ダイに対して上パンチを下降さ
せることにより、該上パンチをダイ及びコアロッド間に
嵌合し、さらに下第2パンチとダイと上パンチとを回動
させながら、ダイ、上パンチ及び下第1パンチを下降さ
せることにより原料粉末を圧縮し、次いで前記ダイと下
第2パンチとを回動させながら、ダイ、コアロッド及び
下第1パンチを下降させて成形体を抜き出すものである
ので、金属粉末を加圧して成形する際に、一方のヘリカ
ルギア部を形成するダイ及び上パンチが回動するので、
それぞれのヘリカルギア部の斜歯の捩れ角やリード角な
どが相違しても形成することができる。また、このよう
にして圧縮した成形体を抜き出す際には、ダイと、下第
2パンチとが回動可能であるので、各ヘリカルギア部の
斜歯の捩れ角やリード角などが相違しても成形体に過度
の荷重がかかることがない。
方法は、ダイと、下第2パンチと、上パンチとを回動可
能に設けた金型を用い、ダイとこのダイ内に位置した前
記コアロッドと前記下第1及び第2パンチとの間に原料
粉末を充填した後、前記ダイに対して上パンチを下降さ
せることにより、該上パンチをダイ及びコアロッド間に
嵌合し、さらに下第2パンチとダイと上パンチとを回動
させながら、ダイ、上パンチ及び下第1パンチを下降さ
せることにより原料粉末を圧縮し、次いで前記ダイと下
第2パンチとを回動させながら、ダイ、コアロッド及び
下第1パンチを下降させて成形体を抜き出すものである
ので、金属粉末を加圧して成形する際に、一方のヘリカ
ルギア部を形成するダイ及び上パンチが回動するので、
それぞれのヘリカルギア部の斜歯の捩れ角やリード角な
どが相違しても形成することができる。また、このよう
にして圧縮した成形体を抜き出す際には、ダイと、下第
2パンチとが回動可能であるので、各ヘリカルギア部の
斜歯の捩れ角やリード角などが相違しても成形体に過度
の荷重がかかることがない。
【0024】さらに、請求項4の多段ヘリカルギアの粉
末成形用金型は、ダイと、下第2パンチと、上パンチと
を回動可能に設けたものであるので、成形時には上パン
チをダイから抜いた状態で、このダイ内に金属粉末を充
填した後、前記ダイに対して上パンチを下降させること
により該上パンチをダイ及びコアロッド間に嵌合し、さ
らに下第2パンチとダイと上パンチとを回動させなが
ら、ダイ、上パンチ及び下第1パンチを下降させること
により原料粉末を圧縮することができるので、それぞれ
のヘリカルギア部の斜歯の捩れ角やリード角などが相違
しても形成することができる。さらに、前記ダイと、下
第2パンチとを回動させながら、ダイ、コアロッド及び
下第1パンチを下降させて成形体を抜き出すことによ
り、各ヘリカルギア部の斜歯の捩れ角やリード角などが
相違しても成形体に過度の荷重がかかることがなく、各
ヘリカルギア部の斜歯を良好に成形することができる。
末成形用金型は、ダイと、下第2パンチと、上パンチと
を回動可能に設けたものであるので、成形時には上パン
チをダイから抜いた状態で、このダイ内に金属粉末を充
填した後、前記ダイに対して上パンチを下降させること
により該上パンチをダイ及びコアロッド間に嵌合し、さ
らに下第2パンチとダイと上パンチとを回動させなが
ら、ダイ、上パンチ及び下第1パンチを下降させること
により原料粉末を圧縮することができるので、それぞれ
のヘリカルギア部の斜歯の捩れ角やリード角などが相違
しても形成することができる。さらに、前記ダイと、下
第2パンチとを回動させながら、ダイ、コアロッド及び
下第1パンチを下降させて成形体を抜き出すことによ
り、各ヘリカルギア部の斜歯の捩れ角やリード角などが
相違しても成形体に過度の荷重がかかることがなく、各
ヘリカルギア部の斜歯を良好に成形することができる。
【図1】本発明の一実施例による二段ヘリカルギアの粉
末成形用金型を示し、(a) は粉末充填時、(b) は抜き出
し時をそれぞれ示す。
末成形用金型を示し、(a) は粉末充填時、(b) は抜き出
し時をそれぞれ示す。
【図2】前記実施例の二段ヘリカルギアの粉末成形用金
型による圧縮工程を示す概略図である。
型による圧縮工程を示す概略図である。
【図3】前記実施例の二段ヘリカルギアの粉末成形用金
型による抜き出し工程を示す概略図である。
型による抜き出し工程を示す概略図である。
【図4】二段ヘリカルギアを示す斜視図である。
1 2段ヘリカルギア 2 第1のヘリカルギア部(最大外径のヘリカルギア
部) 3 第2のヘリカルギア部(最小外径のヘリカルギア
部) 11 ダイ 12 コアロッド 13 上パンチ 14 下第1パンチ 15 下第2パンチ
部) 3 第2のヘリカルギア部(最小外径のヘリカルギア
部) 11 ダイ 12 コアロッド 13 上パンチ 14 下第1パンチ 15 下第2パンチ
Claims (4)
- 【請求項1】 外径の相違する複数のヘリカルギア部が
径の順に同軸的に並んだ多段ヘリカルギアであって、各
ヘリカルギア部が一体的に形成されていることを特徴と
する多段ヘリカルギア。 - 【請求項2】 前記複数のヘリカルギア部が逆方向の捩
れ角を有することを特徴とする請求項1記載の多段ヘリ
カルギア。 - 【請求項3】 外径の相違する複数のヘリカルギア部が
径の順に同軸的に並んだ多段ヘリカルギアを一体的に成
形する方法であって、最大外径のヘリカルギア部の外周
面を形成する上下動可能なダイと、前記ダイ内に位置し
た前記多段ヘリカルギアの筒状の内周面を形成する上下
動可能なコアロッドと、前記コアロッドの外側に配置さ
れた最小外径のヘリカルギア部の外周面を形成する上下
動可能な下第1パンチ及び前記多段ヘリカルギアの一端
面を形成する下第2パンチと、前記多段ヘリカルギアの
他端面を形成する上下動可能な上パンチとを備え、前記
ダイと、下第2パンチと、上パンチとを回動可能に設け
た金型を用い、前記ダイと、このダイ内に位置した前記
コアロッドと、これらダイ及びコアロッド間に下方から
嵌合された前記下第1及び第2パンチとの間に原料粉末
を充填した後、前記ダイに対して上パンチを下降させる
ことにより、該上パンチをダイ及びコアロッド間に上方
から嵌合し、さらに下第2パンチとダイと上パンチとを
回動させながら、ダイ、上パンチ及び下第1パンチを下
降させることにより原料粉末を圧縮し、次いで前記ダイ
と下第2パンチとを回動させながら、ダイ、コアロッド
及び下第1パンチを下降させる一方、上パンチを上昇さ
せることにより成形体を抜き出すことを特徴とする多段
ヘリカルギアの製造方法。 - 【請求項4】 外径の相違する複数のヘリカルギア部が
径の順に同軸的に並んだ多段ヘリカルギアを一体的に成
形するための金型であって、最大外径のヘリカルギア部
の外周面を形成する上下動可能なダイと、前記ダイ内に
位置した前記多段ヘリカルギアの筒状の内周面を形成す
る上下動可能なコアロッドと、前記コアロッドの外側に
配置された最小外径のヘリカルギア部の外周面を形成す
る上下動可能な下第1パンチ及び前記多段ヘリカルギア
の一端面を形成する下第2パンチと、前記多段ヘリカル
ギアの他端面を形成する上下動可能な上パンチとを備
え、前記ダイと、下第2パンチと、上パンチとを回動可
能に設けたことを特徴とする多段ヘリカルギアの粉末成
形用金型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31233096A JP3324110B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 多段ヘリカルギアの製造方法、及びその粉末成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31233096A JP3324110B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 多段ヘリカルギアの製造方法、及びその粉末成形用金型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10156590A true JPH10156590A (ja) | 1998-06-16 |
| JP3324110B2 JP3324110B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=18027947
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31233096A Expired - Fee Related JP3324110B2 (ja) | 1996-11-22 | 1996-11-22 | 多段ヘリカルギアの製造方法、及びその粉末成形用金型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3324110B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114273656A (zh) * | 2021-12-28 | 2022-04-05 | 扬州海昌新材股份有限公司 | 一种新型偏心斜齿轮成型模具 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR101932708B1 (ko) * | 2017-07-06 | 2018-12-27 | 주식회사 엔에스티메탈 | 더블 헬리컬 부재의 제조 방법 |
-
1996
- 1996-11-22 JP JP31233096A patent/JP3324110B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN114273656A (zh) * | 2021-12-28 | 2022-04-05 | 扬州海昌新材股份有限公司 | 一种新型偏心斜齿轮成型模具 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3324110B2 (ja) | 2002-09-17 |
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