JPH10156556A - 摩擦溶接装置 - Google Patents

摩擦溶接装置

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JPH10156556A
JPH10156556A JP31384096A JP31384096A JPH10156556A JP H10156556 A JPH10156556 A JP H10156556A JP 31384096 A JP31384096 A JP 31384096A JP 31384096 A JP31384096 A JP 31384096A JP H10156556 A JPH10156556 A JP H10156556A
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work
welding
works
work table
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Takeji Arai
武二 新井
Shigeo Furuyama
重雄 古山
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    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/12Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding
    • B23K20/122Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding
    • B23K20/1245Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding using a non-consumable tool, e.g. friction stir welding characterised by the apparatus
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 チャンネル状のワークを接合して筒状の製品
を溶接することのできる摩擦溶接装置を提供すること。 【解決手段】 第1のワークW1と第2のワークW2と
の接合面を溶接すべく接合した状態に支持するワークテ
ーブル11F,11Rと、前記第1,第2のワークW
1,W2をワークテーブル11F,11Rに押圧固定可
能のラム25と、上記ラム25の一端側を支持したラム
支持部23と、上記ラム25の他端側を固定開放可能の
ラム固定装置31と、前記第1,第2のワークW1,W
2の接合面との間に摩擦熱を発生させるためのプローブ
53Pを備えた溶接工具53と、上記溶接工具53を着
脱可能かつ駆動回転可能のスピンドル51を備えて前記
接合面に沿う方向へ移動可能の加工ヘッド41と、を備
えてなり、ワークテーブル11F,11R又はラム25
の少なくとも一方を上下動可能に設けてなるものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、アルミニウム及び
銅並びにそれらの合金等のごとき非鉄金属の摩擦溶接を
行う摩擦溶接装置に係り、例えば筒状の製品を製造する
ための摩擦溶接装置に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に係る先行例としては例えば特表
平7−505090号公報がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記先行例は、溶接す
べき第1のワークと第2のワークとの接合面に溶接工具
のプローブを臨ませ、接合面に対するプローブの回転に
よって接合面とプローブとの間に摩擦熱を発生させ、こ
の摩擦熱によって前記第1,第2のワークの接合面を軟
化し溶接する構成である。
【0004】先行例は、第1,第2のワークが共に平板
の場合の摩擦溶接であって、例えば筒状のワークの摩擦
溶接を行い得る構成ではない。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述のごとき
従来の問題に鑑みてなされたもので、請求項1に係る発
明は、第1のワークと第2のワークとの接合面を溶接す
べく接合した状態に支持するワークテーブルと、前記第
1,第2のワークをワークテーブルに押圧固定可能のラ
ムと、上記ラムの一端側を支持したラム支持部と、上記
ラムの他端側を固定開放可能のラム固定装置と、前記第
1,第2のワークの接合面との間に摩擦熱を発生させる
ためのプローブを備えた溶接工具と、上記溶接工具を着
脱可能かつ駆動回転可能のスピンドルを備えて前記接合
面に沿う方向へ移動可能の加工ヘッドと、を備えてなる
ものである。
【0006】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
発明において、ワークテーブル又はラムの少なくとも一
方を上下動可能に設けてなるものである。
【0007】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載の発明において、ラムを水平に旋回可能に設けてな
るものである。
【0008】請求項4に係る発明は、フレームに設けた
支持ブラケットに一端側を支持されたワーク保持部材の
上方位置に、上記ワーク保持部材に支持された第1,第
2のワークW1,W2の接合面の溶接を行う溶接加工ヘ
ッドを左右方向へ移動可能に設けてなるものである。
【0009】
【発明の実施の形態】図1を参照するに、本例に係る摩
擦溶接装置1は、前後のベースプレート3F,3Rの左
右に左右のベースプレート5L,5Rを一体化した箱状
のベースフレーム7を備えており、前後のベースプレー
ト3F,3Rには、前後方向に延伸したバー状の複数の
支持部材9F,9Rが左右方向に適宜間隔に支持されて
いる。
【0010】前側の複数の支持部材9Fと後側の複数の
支持部材9Rとは前後対称形に設けてあり、前側の複数
の支持部材9Fは前側のワークテーブル11Fを構成
し、後側の複数の支持部材9Rは後側のワークテーブル
11Rを構成している。
【0011】前側の各支持部材9Fは、前側のベースプ
レート3Fに設けた各ガイド部材13に上下動可能に支
持された昇降部材15の上部に水平に支持されている。
そして、上記昇降部材15を上下動するために、前記ベ
ースプレート3Fには、例えば油圧シリンダなどのごと
き適宜のテーブル昇降作動装置17が設けてある。そし
て、適宜位置の支持部材9Fには、支持部材9Fの上面
に対して出没自在の位置決め部材19が平行リンク機構
21および当該平行リンク機構21を作動するための位
置決め作動装置(図示省略)を介して上下動可能に設け
てある。
【0012】したがって、前記テーブル昇降作動装置1
7を作動することによって前側のワークテーブル11F
が上下動し、また位置決め作動装置を作動して平行リン
ク機構21を上下動すると、位置決め部材19が上下動
すると共に前後方向に変位するので、ワークテーブル1
1F上のワークの前後方向の位置決めを行うことができ
るものである。
【0013】ところで、ワークテーブル11Fにおける
各支持部材9Fは各テーブル昇降作動装置17によって
上下動する構成として例示してあるが、例えばリンク機
構あるいはカム機構などの適宜の連動機構を介して1つ
のテーブル昇降作動装置によって複数の支持部材9Fを
同時に上下動する構成とすることも可能である。
【0014】なお、後側のワークテーブル11Rの構成
は前述した前側のワークテーブル11Fの構成と前後対
称形であるから、後側のワークテーブル11Rにおいて
同一機能を奏する構成部分には同一符号を付することと
して詳細な説明は省略する。
【0015】前記ベースフレーム7の左右方向の一側に
はコラム23が立設してあり、このコラム23には左右
方向へ水平に延伸したラム25の基端部が上下動可能に
支持されており、このラム25の下面には左右方向に延
伸したワーク押え部材27が一体的に設けてある。な
お、上記ラム25の上下動は、ラム25の一端側を支持
したラム支持部材としての前記コラム23に内装した油
圧シリンダ等のごときラム昇降作動装置(図示省略)に
よって行われるものである。
【0016】前記ラム25の先端側には被係止部材29
が設けてあり、前記ベースフレーム7には上記被係止部
材29を介してラム25の先端側を固定開放可能のラム
固定装置31が設けてある。
【0017】より詳細には、上記被係止部材29に形成
した係止凹部29Cに先端部が係合可能のフック部材3
3の下端部が前記ベースプレート5Lに固定したブラケ
ット35にピンを介して上下動可能に枢着してある。そ
して、揺動可能に設けた固定用シリンダ37に上下動可
能に備えたピストンロッド37Pの先端部にはヨークブ
ラケット39が設けてあり、このヨークブラケット39
の先端部が前記フック部材33の中間部分に枢支連結し
てある。
【0018】したがって、前記固定用シリンダ37によ
ってピストンロッド37Pを上下動することによりヨー
クブラケット39を介してフック部材33が上下に回動
され、当該フック部材33の先端部が前記被係止部材2
9の係合凹部29Cに対して係合離脱され、ラム25の
先端部の固定,開放が行われるものである。
【0019】なお、フック部材33の先端部を被係止部
材29の係合凹部29Cに係合したときに、下方向への
分力が生じるように、係合凹部29Cの下面又はフック
部材33の先端部の下面の少なくとも一方に傾斜面を形
成した構成とすることが望ましい。
【0020】前後のワークテーブル11F,11Rに支
持された断面形状がコ字形状の第1,第2のワーク(チ
ャンネル材)W1,W2の接合面の摩擦溶接を行うため
に、前記ベースフレーム7には溶接加工ヘッド41が左
右方向へ移動自在に設けてある。
【0021】より詳細には、前記ベースプレート3Fに
は左右方向に延伸したガイド部材43が取付けてあり、
このガイド部材43にはスライド部材45が左右方向へ
往復動可能に支持されている。そして、このスライド部
材45に備えたナット部材47には、左右のベースプレ
ート5L,5Rに両端側を回転自在に支持されたボール
ネジ49が螺合してある。このボールネジ49は、ベー
スプレート5Rに装着したサーボモータ(図示省略)と
連結してあり、前記スライド部材45の左右方向の移動
速度および移動位置は、速度、位置検出器の1例として
前記サーボモータに備えたロータリーエンコーダ(図示
省略)によって検出されるようになっている。
【0022】前記スライド部材45には前記加工ヘッド
41が左右方向へ僅かに回動可能に装着してある。この
加工ヘッド41には上方向へ上端部を突出したスピンド
ル51が回転自在かつ上下動可能に支持されており、こ
のスピンドル51の上端部には、前記第1,第2のワー
クW1,W2の接合面との間に摩擦熱を発生せしめるた
めのプローブ53Pを備えた溶接工具53が着脱交換可
能に取付けてある。
【0023】上記溶接工具53は、アルミニウム又はそ
の合金あるいは銅又はその合金等の非鉄金属等よりなる
ワークW1,W2よりも硬度の大きな例えば工具鋼や超
硬合金等よりなるものであって、大径のシャンク部の上
面の中央部からワークの板厚にほぼ等しい長さの小径の
プローブ55Pを突出して備えた構成である。
【0024】以上のごとき構成において、前後のワーク
テーブル11F,11R上に第1,第2のワークW1,
W2を載置し、上記第1,第2のワークW1,W2内に
ラム25が位置するように、かつ第1,第2のワークW
1,W2の接合面が前記溶接工具53の垂直上方に位置
するように、前後の位置決め部材19によってワークW
1,W2の位置決めを行う。
【0025】上述のごとく第1,第2のワークW1,W
2の溶接面を接合し位置決めした後、ラム固定装置31
におけるフック部材33の先端部を被係止部材29の係
止凹部29Cに係合して固定すると共に前後のワークテ
ーブル11F,11Rを上昇せしめて、第1,第2のワ
ークW1,W2の接合面をラム25に備えたワーク押え
部材27に当接し押圧固定する。
【0026】その後、溶接加工ヘッド41に備えたモー
タMによってスピンドル51を回転すると共にスピンド
ル51を上昇せしめて、溶接工具53のプローブ53P
をワークW1,W2の接合面に臨ませると、ワークW
1,W2に対するプローブ53Pの回転により、ワーク
W1,W2の接合面とプローブ53Pとの間に摩擦熱が
発生し、この摩擦熱によって上記ワークW1,W2の接
合面の1部が軟化される。
【0027】上述のごとくワークW1,W2の接合面の
1部が軟化した後、溶接工具53におけるプローブ53
Pを前記軟化部に没入し、溶接工具53における大径の
シャンク部の上面でもってワークW1,W2の下面およ
び軟化した部分を押圧した状態に保持して、加工ヘッド
41を接合面に沿って左右方向に移動すると、前記プロ
ーブ53Pの回転とワークW1,W2の接合面との間の
摩擦熱による軟化領域は接合面に沿って次第に移動す
る。
【0028】ワークW1,W2の接合面の軟化した金属
は、プローブ53Pの回転によってプローブ53Pの移
動方向の後側へ攪拌され乍ら移動され固化するので、ワ
ークW1,W2の接合面は溶接されるものである。
【0029】前述のごとく、溶接工具53の大径のシャ
ンク部の下面でもってワークW1,W2の下面を押圧し
た状態でもって接合面に沿って移動するとき、溶接工具
53の移動方向の前側にワークの盛り下りが生じて抵抗
が大きくなることがある。この場合、溶接工具53のシ
ャンク部の上面の移動方向の前側が低くなるように溶接
工具53を僅かに傾斜する。
【0030】本例においては、左右方向へ移動可能のス
ライダ部材45に対して加工ヘッド41が左右方向へ僅
かに回動可能(傾斜可能)に設けてあるので、前記溶接
工具53におけるシャンク部の上面の移動方向の前側が
僅かに低くなるように傾斜した状態にすることが容易で
あり、加工ヘッド41を僅かに左右方向(移動方向)に
傾斜した状態のまま左右方向へ移動することができるも
のである。
【0031】すなわち、本例においては、ワークW1,
W2に対して溶接工具53を移動方向に対して先端部側
が先行するように僅かに傾斜した状態に保持することが
できる。したがって、ワークW1,W2の接合面と溶接
工具53におけるプローブ53Pとの間の摩擦熱によっ
て上記接合面の溶接を行うとき、溶接工具53の移動方
向の前側におけるワークの盛り下りによる抵抗を抑制で
きるものである。
【0032】以上のごとき作用によって第1,第2のワ
ークW1,W2の下側の接合面の摩擦溶接を行った後、
ラム固定装置31によるラム25の先端部の固定を開放
すると共に前後のワークテーブル11F,11Rを下降
せしめると、ワークW1,W2はラム25の先端側へ抜
き取るように取り出すことができる。したがって、ワー
クW1,W2をラム25に沿って左右方向へ取り出した
後、ワークW1,W2の上下を反転して再びラム25が
内側に位置するようにワークテーブル11F,11R上
に位置決めし、かつラム25によってワークテーブル1
1F,11Rに固定して、前述のごとき動作を繰り返す
ことにより、チャンネル状のワークW2,W2の2箇所
の接合面を摩擦溶接することができるものである。
【0033】すなわち、本例によれば、チャンネル状の
ワークW1,W2を互いに向い合わせて接合し、その接
合部分を摩擦溶接して筒状の製品を容易に製造し得るも
のである。
【0034】なお、ワークとしてはチャンネル状のワー
クに限ることなく、例えばベンダー等によって予め筒状
に曲げ加工されたワークであっても容易に対応し得るも
のである。また、上述の説明においては、ワークテーブ
ル11F,11Rを上下動する場合について説明した
が、ラム25を上下動してワークW1,W2の押圧固定
を行っても良いものである。
【0035】図3はラム固定装置31の別の構成を示す
ものである。この例においては、固定用シリンダ37に
おけるピストンロッド37Pの先端部にフック部材33
を、ピン55を介して枢着し、かつトーションスプリン
グ(図示省略)などの付勢手段によってフック部材33
を、被係止部材29から離反する方向へ付勢してある。
そして、前記ピストンロッド37Pが下降されるとき
に、フック部材33を上方向へ回動して前記被係止部材
29に係合せしめるためのフックガイド部材57を設け
た構成である。
【0036】上記構成によれば、固定用シリンダ37に
おけるピストンロッド37Pを上昇せしめると、付勢手
段の作用によってフック部材33がラム25の被係止部
材29から離反してラム25の先端側を解放する。次
に、前記ピストンロッド37Pを下降せしめると、フッ
クガイド部材57によってフック部材33がラム25側
へ回動され、ラム25の先端部に備えた被係止部材29
に係合され、その後にラム25の先端側を下方向へ押圧
することになる。したがって、ワークW1,W2をワー
クテーブル11F,11Rに確実に固定することができ
る。
【0037】すなわち、ラム固定装置31の構成として
は、適宜の変更を行うことによって種々の態様でもって
実施可能なものである。
【0038】図4は、ラム25の支持部の変更例を示す
ものである。この変更例においては、ベースフレーム7
内に備えたラム昇降シリンダ59において上下動自在の
ピストンロッド59Pに旋回コラム61を水平に回動可
能に支持し、この旋回コラム61にラム25の基部を固
定した構成である。
【0039】この構成によれば、ラム昇降シリンダ59
の作動によってラム25を上下動できると共にワークテ
ーブル11F,11Rに対してワークW1,W2の押圧
固定を行うことができると共に、ラム25を水平に旋回
することができる。
【0040】したがって、第1,第2のワークW1,W
2を筒状に溶接した後、上記筒状の製品をラム25から
取り外す位置を、左右方向に限ることなく前後方向にす
ることも可能である。よって、ラム25からの製品の取
り外しをより容易に行なうことが可能である。
【0041】図5は、摩擦溶接装置の第2例を示すもの
である。
【0042】本例に係る溶接装置71は、左右のサイド
フレーム73L,73Rを備えており、上記サイドフレ
ーム73L,73Rの上部は前後の上部ビーム部材7
5,77によって一体的に連結してあり、下部は下部ビ
ーム79によって一体的に連結してある。
【0043】前記サイドフレーム73L,73Rおよび
上下の各ビーム部材からなるフレームの左右の一側には
支持ブラケット81が設けてあり、この支持ブラケット
81には回動軸83が垂直にかつ回動可能に支持されて
いる。そして、この回動軸83の上部には左右方向(図
5においては紙面に対して垂直な方向)へ水平に延伸し
たワーク保持部材85の基部側が一体的に取付けてあ
る。
【0044】上記ワーク保持部材85は、チャンネル状
の第1,第2のワークW1,W2の接合面を接合した状
態に支持するもので、先端側は固定装置(図示省略)を
介して前記フレームに不動状態に固定可能に構成してあ
る。
【0045】前記ワーク保持部材85に支持された第
1,第2のワークW1,W2を不動状態に固定するため
に第1,第2のワーク固定装置87A,87Bが設けて
ある。
【0046】より詳細には、前記後側のビーム部材77
の下部の左右方向の複数箇所にはブラケット89が取付
けてあり、各ブラケット89には、第2のワークW2を
押圧する押圧パッド91を下端部に備えたベルクランク
状の押圧アーム93がピン95を介して回動可能に取付
けてある。そして、上記各押圧アーム93の上部は、各
ブラケット89に装着した押圧シリンダ97に往復動可
能に備えたピストンロッド97Pと適宜に連結してあ
る。
【0047】上記構成により、押圧シリンダ97のピス
トンロッド97Pによって押圧アーム93の上部を押圧
することにより、当該押圧アーム93の下端部でもって
第2のワークW2をワーク保持部材85に不動状態に押
圧固定することができるものである。
【0048】前記第2のワーク固定装置87Bは前側の
ビーム部材75に装着してある。すなわち、上記ビーム
部材75の左右方向の複数箇所には、下端部に押圧パッ
ド91を備えたL形状の押圧アーム99がガイド部材1
01を介して上下動可能に支持されている。そして、ビ
ーム部材75に装着した複数の押圧シリンダ103にお
ける上下動自在のピストンロッド103Pが各押圧アー
ム99と適宜に連結してある。
【0049】したがって、押圧シリンダ103を作動す
ることにより、押圧アーム99によってワーク保持部材
85上の第1のワークW1を不動状態に押圧固定するこ
とができるものである。
【0050】前記第1,第2のワークW1,W2の接合
面の摩擦溶接を行う溶接加工ヘッド105が接合面に沿
って左右方向へ移動可能に設けられている。上記溶接加
工ヘッド105は、前述した溶接加工ヘッド41を上下
逆にした構成であり、かつ左右方向へ移動するための構
成も同一構成であるから、同一機能を奏する構成部分に
は同一符号を付することとして重複した説明は省略す
る。
【0051】上記構成においては、ワーク保持部材85
に第1,第2のワークW1,W2を支持せしめた後、ワ
ーク固定装置87A,87BによってワークW1,W2
をワーク保持部材85に押圧固定した後、前述した第1
例と同様に、溶接工具53のプローブ53PとワークW
1,W2の接合部との間に摩擦熱を発生せしめ、前述と
同様に溶接加工ヘッド105を接合面に沿って左右方向
へ移動することにより、ワークW1,W2の摩擦溶接を
行うことができるものである。
【0052】ワークW1,W2の摩擦溶接を行った後、
ワーク保持部材85の先端部の固定を開放し、ワーク保
持部材85の先端部を前方向(図5において右方向)へ
水平に回動することにより、ワーク保持部材85から筒
状の製品を取り外すこができるものである。
【0053】すなわち本例においてもチャンネル状ある
いは筒状に曲げ加工したワークを用いて筒状の製品の摩
擦溶接を行うことができるものである。
【0054】なお、本例においては、ワーク保持部材8
5を片持支持の構成となし、かつ上記ワーク保持部材8
5の先端に対向した部分のフレーム等に切欠部を形成
し、ワーク保持部材85の先端部側を開放してワークの
着脱を行ない得る構成とすることも可能である。すなわ
ち、ワーク保持部材85を水平に旋回しない構成でも良
いものである。
【0055】
【発明の効果】以上のごとき説明より理解されるよう
に、請求項1に係る発明は、第1のワークと第2のワー
クとの接合面を溶接すべく接合した状態に支持するワー
クテーブルと、前記第1,第2のワークをワークテーブ
ルに押圧固定可能のラムと、上記ラムの一端側を支持し
たラム支持部と、上記ラムの他端側を固定開放可能のラ
ム固定装置と、前記第1,第2のワークの接合面との間
に摩擦熱を発生させるためのプローブを備えた溶接工具
と、上記溶接工具を着脱可能かつ駆動回転可能のスピン
ドルを備えて前記接合面に沿う方向へ移動可能の加工ヘ
ッドと、を備えてなるものであるから、ワークテーブル
上の第1,第2のワークがラムを囲繞する筒状の製品に
溶接することが容易であり、かつラムが筒状の製品に囲
繞された状態にあってもラムからの製品の取り外しを容
易に行うことができるものである。
【0056】また、ワークの溶接時には、ラムでもって
ワークをワークテーブルに押圧固定しているので、プロ
ーブとワークとの間に摩擦熱を発生せしめるとき、ワー
クが移動されるようなことがなく、摩擦溶接を確実に行
なうことができるものである。
【0057】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
発明において、ワークテーブル又はラムの少なくとも一
方を上下動可能に設けてなるものであるから、ラムによ
ってワークテーブルにワークを押圧固定することが容易
であり、かつ筒状に溶接された製品をラムから容易に取
り外すことができるものである。
【0058】請求項3に係る発明は、請求項1又は2に
記載の発明において、ラムを水平に旋回可能に設けてな
るものであるから、筒状に溶接された製品をラムから容
易に取り外すことができるものである。
【0059】請求項4に係る発明は、フレームに設けた
支持ブラケットに一端側を支持されたワーク保持部材の
上方位置に、上記ワーク保持部材に支持された第1,第
2のワークW1,W2の接合面の溶接を行う溶接加工ヘ
ッドを左右方向へ移動可能に設けてなるものであるか
ら、筒状に溶接された製品をワーク保持部材から容易に
取り外すことができるものである。
【0060】換言すれば、チャンネル状あるいは筒状に
曲げ加工したワークを接合して筒状の製品に溶接する場
合であっても何等の問題もないものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1例に係る摩擦溶接装置の斜視説明
図である。
【図2】本発明の第1例に係る摩擦溶接装置の主要部の
側断面説明図である
【図3】ラム固定装置の第2例を示す説明図である。
【図4】ラムを上下動可能かつ旋回可能に支持する構成
の説明図である。
【図5】本発明の第2例に係る摩擦溶接装置の側断面説
明図である。
【符号の説明】
1 摩擦溶接装置 7 ベースフレーム 11F,11R ワークテーブル 17 テーブル昇降作動装置 19 位置決め部材 25 ラム 27 ワーク押え部材 31 ラム固定装置 37 固定用シリンダ 41,105 溶接加工ヘッド 53 溶接工具 53P プローブ 59 ラム昇降シリンダ 85 ワーク保持部材 87A,87B ワーク固定装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のワークと第2のワークとの接合面
    を溶接すべく接合した状態に支持するワークテーブル
    と、前記第1,第2のワークをワークテーブルに押圧固
    定可能のラムと、上記ラムの一端側を支持したラム支持
    部と、上記ラムの他端側を固定開放可能のラム固定装置
    と、前記第1,第2のワークの接合面との間に摩擦熱を
    発生させるためのプローブを備えた溶接工具と、上記溶
    接工具を着脱可能かつ駆動回転可能のスピンドルを備え
    て前記接合面に沿う方向へ移動可能の加工ヘッドと、を
    備えてなることを特徴とする摩擦溶接装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の発明において、ワーク
    テーブル又はラムの少なくとも一方を上下動可能に設け
    てなることを特徴とする摩擦溶接装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2に記載の発明において、
    ラムを水平に旋回可能に設けてなることを特徴とする摩
    擦溶接装置。
  4. 【請求項4】 フレームに設けた支持ブラケットに一端
    側を支持されたワーク保持部材の上方位置に、上記ワー
    ク保持部材に支持された第1,第2のワークW1,W2
    の接合面の溶接を行う溶接加工ヘッドを左右方向へ移動
    可能に設けてなることを特徴とする摩擦溶接装置。
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