JPH10155575A - コンロ台兼炊飯台 - Google Patents

コンロ台兼炊飯台

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JPH10155575A
JPH10155575A JP8336244A JP33624496A JPH10155575A JP H10155575 A JPH10155575 A JP H10155575A JP 8336244 A JP8336244 A JP 8336244A JP 33624496 A JP33624496 A JP 33624496A JP H10155575 A JPH10155575 A JP H10155575A
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stove
gas
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雅彦 市川
Shizuo Iijima
静雄 飯島
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勲 佐藤
Masaji Yamada
雅二 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 厨房室の有効利用を図るべく炊飯器から生じ
る水蒸気や汚染排気を適切に誘導排除し、上部のガスコ
ンロの燃焼を妨げることなく下方に炊飯器を置けるよう
にしたコンロ台兼炊飯台の提供。 【解決手段】 上部の天板1にガスコンロGをのせ、支
脚2間を繋ぐ横架材3にスライド板42を設けて炊飯台
4とし、天板1の背面側に排気筒11を立設し、炊飯器
Jよりの汚染排気及び水蒸気を排気筒11でガスコンロ
G上部に導き、ガスコンロGに供給される1次空気、2
次空気を汚すことがないようにしたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、業務用の厨房機器
としてのコンロ台兼炊飯台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】業務用の厨房機器としてのコンロ台にお
いては、天板に設置したガスコンロの燃焼性能に万全を
期するために、天板下方に十分なスペースがあっても多
量の水蒸気や汚染排気の発生する炊飯器を置いて兼用す
ることはなかった。すなわち、業務用として使用される
ガスコンロは、いわゆるブンゼン式と呼ばれるもので、
ガスがノズルから一定の圧力で噴出し、その運動エネル
ギーで、ノズルの周囲空気孔から燃焼に必要な一定量の
空気(1次空気50%〜70%)を吸込み、混合管中で
混合し炎孔から出て点火され燃える。また、炎は点火さ
れた後にその周囲から一定量の空気(2次空気30%〜
50%)を取り入れ完全燃焼することになる。
【0003】一方、業務用の炊飯器の熱源もガスで、炊
飯に伴い水蒸気やガスの燃焼による二酸化炭素などの汚
染排気が生じることになる。コンロを天板の上に、炊飯
器は支脚の底部に近いスライド台の上に置くと、下段に
置かれる炊飯器からの水蒸気や汚染排気が上昇四散し、
上部の天板の縁を巡ってガスコンロの空気の取入口から
ガスコンロ内部に入り込み、ガスコンロへの1次空気や
2次空気を汚すことになる。ガスコンロへの空気の取り
入れが不完全であると、不完全燃焼の原因となったり、
点火されず生ガスの噴出が起こりかねなかった。そのた
め、コンロ台と炊飯台はそれぞれ独立用途の異なった商
品として提供されるのが一般的であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来の
課題を解決するためになされたもので、炊飯器から生じ
る水蒸気や汚染排気を適切に誘導排除し、上部のガスコ
ンロの燃焼を妨げることなく下方に炊飯器を置けるよう
にしコンロ台下の有効活用を図り、ひいては、厨房室の
有効利用を図ることのできるようしたコンロ台兼炊飯台
を提供することを目的に開発したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1の発明
の要旨とするのは、上部の天板を四隅の支脚で支え、隣
接する支脚間を繋ぐ横架材を渡し、横架材に乗せるよう
にし前面に引き出し自在なスライド板を設けて炊飯台と
し、天板の背面側にはガスコンロの通孔を貫通する排気
筒を立設してガスコンロを天板上に保持すると共に炊飯
器よりの汚染排気及び水蒸気をガスコンロ上部に導くよ
うにし、天板上には空気取入口を設けるようにしてガス
コンロを乗せ、ガスコンロへの1次空気はガスコンロの
前面から、2次空気はガスコンロの背面から内部に導く
ようにしたことを特徴とするものである。
【0006】また、請求項2の発明の要旨とするのは、
前述の発明において、ガスコンロを乗せる天板は、周囲
に下方に折り曲げた折曲縁を幅広に形成し汚染排気及び
水蒸気がコンロの空気取入口と上下に離すように構成し
たことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】この発明は以上のような構成を採用したことに
より、天板に排気筒を設けて、この排気筒から水蒸気、
汚染排気を上昇させ、天板上のガスコンロへの1次空気
及び2次空気の空気取入口より水蒸気、汚染排気の入り
込むのを防ぐようにしたのである。又請求項2の発明で
は、天板の周囲に折曲縁を形成したので、天板は下方が
開口した箱状とし、多量に発生して排気筒で上昇しきれ
ず折曲縁を巡る水蒸気や汚染排気と空気取入口を離し
て、吸入される1次空気、2次空気への影響をなるべく
避けられる構成とすることができたのである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示し
た図1乃至図4に基づき、本発明の構成についてさらに
詳細に説明する。本発明に係るコンロ台兼炊飯台Dは、
全体として肉厚のステンレス鋼板にて形成したテーブル
状をなし、上部の天板1を四隅の筒状の支脚2で支え、
隣接する支脚2、2間を繋ぐ横架材3を渡し、前後の横
架材3、3に炊飯台4を取り付けるようにする。この炊
飯台4はスライドレール41とこのスライドレール41
に両側を案内させるスライド板42からなるものであ
る。図示の炊飯台4は二つあって夫々に炊飯器Jを乗せ
ることができる。なお、図示しないが、背面側の支脚
2、2にはZ型金具とアンカーボルトからなる転倒防止
手段にて床面に固定し、炊飯器Jを引き出しても傾いた
り倒れたりすることがないようにする。
【0009】天板1上の背面側にはガスコンロGの背面
側に穿った通孔G1を貫通する排気筒11を立設するよ
うにしてある。前面側の隅に穿った穴12はガスコンロ
Gへのガス配管に用いるものである。天板1はその周囲
に下方に折り曲げて形成した折曲縁13を形成して、炊
飯器Jより噴出する水蒸気や汚染排気が天板1の折曲縁
13を廻って行くことなく、排気筒11に導いたり、天
板1の折曲縁13を巡る水蒸気等と天板1上のガスコン
ロGに間隔を設けるようにしてある。この折側縁13の
幅は80mmとし幅広にしてある。天板1上に取り付け
るガスコンロGは、その通孔G1を排気筒11に外嵌し
たときガスコンロGの背面側が天板1からはみ出し、は
み出たガスコンロGの底面から2次空気を導くようにす
る。ガスコンロGへの1次空気は、ガスコンロG前面の
操作摘みの下方に穿った複数の1次空気取入口より内部
に入る。天板1に取り付けるガスコンロGは、図示しな
いが天板1とほぼ同じ底面積あるいは、若干小さくして
四隅の脚で、天板1とガスコンロGの底板の間に空間を
設けて内部に1次空気、2次空気を導くようにしてもよ
い。
【0010】天板1上に排気筒11を設けたので、炊飯
器Jからの水蒸気や汚染排気を排気筒11に対応して配
置すれば水蒸気や汚染排気は速やかに排気筒11を通っ
てガスコンロGの上に導かれ、ガスコンロGへの清浄な
1次空気及び2次空気の供給を阻害することは少ない。
折曲縁13を幅広に形成した天板1とすれば、炊飯器J
からの水蒸気や汚染空気が大量に噴出して排気筒11で
間に合わず周囲に四散する場合に、天板1上のガスコン
ロGの空気取入口とに隙間が生じるので影響を受けるこ
とが少なくなるのである。
【0011】図5及び図6は別の実施の形態を示すもの
で、図5はガスコンロGの背面形状に特徴を有するもの
で、図6はこのガスコンロGをコンロ台兼炊飯台Dに乗
せた状態を示す概略図である。コンロ台兼炊飯台Dの形
状構造は先に説明したものと同様であるので説明は省略
するが、このガスコンロGは背面板G2を前面側に引っ
込めてここに2次空気取入口G3を穿ち、上面板にのみ
通孔G1を設けるようにしたものとしてある。
【0012】このガスコンロGを一体のものとして製作
することもできるが、通孔G1を有しない従来のガスコ
ンロに門形の部材を接続乃至溶接するなどしてこの発明
に係るコンロ台兼炊飯台Dにふさわしいガスコンロとす
ることが可能となる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように請求項1に記載の発
明では、上下二段に、ガスコンロ及び炊飯器を配置して
も、炊飯器からの炊飯に伴う水蒸気や汚染排気は天板に
形成された排気筒から上部に導かれるのでガスコンロの
前後から供給される1次空気及び2次空気の取入口から
内部に入り込んでガスコンロの不完全燃焼や生ガスの噴
出を起こしたりすることがないのである。
【0014】請求項2記載の発明では、ガスコンロを載
せる天板は、周囲に下方に折り曲げて折曲縁を幅広に形
成したので、炊飯器から上昇する水蒸気が大量であって
も下向きの折曲縁で抱え込むことができ排気筒に順次導
き、かつ天板を廻っても空気の取入口とは離れているこ
とになるので影響が少ないことになる。コンロ内部への
水蒸気の侵入を阻止することにより腐食を効果的に防止
することができるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るコンロ台兼炊飯台の使用状態の
側面図である。
【図2】この発明に係るコンロ台兼炊飯台の背面図であ
る。
【図3】ガスコンロを乗せた状態の斜視図である。
【図4】ガスコンロを乗せる前の斜視図である。
【図5】ガスコンロの別の実施の形態を示す背面からの
斜視図である。
【図6】図5のガスコンロをコンロ台兼炊飯台に乗せた
状態の概略図である。
【符号の説明】
D コンロ台兼炊飯台 J 炊飯器 G ガスコンロ 1 天板 11 排気筒 12 穴 13 折曲縁 2 支脚 3 横架材 4 炊飯台 41 スライドレール 42 スライド板
フロントページの続き (72)発明者 山田 雅二 東京都荒川区西日暮里6丁目22番22号 ク リナップ株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部の天板を四隅の支脚で支え、隣接す
    る支脚間を繋ぐ横架材を渡し、横架材に乗せるようにし
    前面に引き出し自在なスライド板を設けて炊飯台とし、
    天板の背面側にはガスコンロの通孔を貫通する排気筒を
    立設してガスコンロを天板上に保持すると共に炊飯器よ
    りの汚染排気及び水蒸気をガスコンロ上部に導くように
    し、天板上には空気取入口を設けるようにしてガスコン
    ロを乗せ、ガスコンロへの1次空気はガスコンロの前面
    から、2次空気はガスコンロの背面から内部に導くよう
    にしたことを特徴とするコンロ台兼炊飯台。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のコンロ台兼炊飯台におい
    て、ガスコンロを乗せる天板は、周囲に下方に折り曲げ
    た折曲縁を幅広に形成し汚染排気及び水蒸気がコンロの
    空気取入口と上下に離すように構成したことを特徴とす
    るもの。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5915338U (ja) * 1982-07-21 1984-01-30 松下電器産業株式会社 厨房装置
JPS635833U (ja) * 1986-06-27 1988-01-14
JPH1066626A (ja) * 1996-08-28 1998-03-10 Matsushita Electric Works Ltd スライド棚

Patent Citations (3)

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