JPH10155219A - 管路気中ケーブルの布設方法 - Google Patents

管路気中ケーブルの布設方法

Info

Publication number
JPH10155219A
JPH10155219A JP31053396A JP31053396A JPH10155219A JP H10155219 A JPH10155219 A JP H10155219A JP 31053396 A JP31053396 A JP 31053396A JP 31053396 A JP31053396 A JP 31053396A JP H10155219 A JPH10155219 A JP H10155219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cable
pipeline
air cable
unit
track
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP31053396A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Umehara
満夫 梅原
Koichi Kurabayashi
好一 倉林
Naoki Takinami
直樹 滝波
Hideaki Ono
英明 大野
Takeshi Kuroda
剛 黒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Chubu Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Chubu Electric Power Co Inc
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Chubu Electric Power Co Inc, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP31053396A priority Critical patent/JPH10155219A/ja
Publication of JPH10155219A publication Critical patent/JPH10155219A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electric Cable Installation (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 各工程で段取り換えを極力簡単にし、能率よ
く布設作業が行える管路気中ケーブルの布設方法を得
る。 【解決手段】 洞道7内の床面上に軌道10を設置す
る。軌道10上に作業工程毎の作業機器を搭載した第
1,第2の仮置運搬台車11,11´、牽引台車13、
第1,第2の調整台車14,14´、接続クリーンルー
ム台車15、溶接ルーム台車16、X線検査台車17、
ガス処理台車18を作業工程順に配置する。これらの作
業台車を用いて管路気中ケーブルの布設作業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洞道内に管路気中
ケーブルを布設する管路気中ケーブルの布設方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】大容量の送電線路として注目されている
管路気中ケーブルは、金属製の円筒状をしたシース管内
に導体を絶縁スペーサを介して配置し、該シース管内に
SF6ガスを封入して高圧の導体を該SF6 ガスで絶縁
した構造になっている。
【0003】このような管路気中ケーブルは、シース管
及び導体共にリジッドな構造であるため、製造上,輸送
上,施工上等の制約により長尺物ができず、このため通
常は14m程度の管路気中ケーブルユニットとして製造
し、これらを現地に輸送し、現地の洞道内に搬入し、順
次接続して管路気中ケーブル線路を構成している。
【0004】図17は、管路気中ケーブルユニット1の
構造の一例を示したものである。該管路気中ケーブルユ
ニット1は、アルミ製の円筒状をしたシース管2内に、
アルミ製の円筒状をした導体3を同軸状に配置し、該導
体3を長手方向に間欠的に絶縁スペーサ4で支持させ、
シース管2の一端には嵌め合わせ用の大径端部2aを設
け、シース管2の他端には嵌め合わせ用の小径端部2b
を設け、導体3の一端にはプラグイン接続用のショート
コンタクト4が接続され、導体3の他端にはプラグイン
接続用のロングコンタクト5が接続された構造になって
いる。
【0005】このような管路気中ケーブルユニット1の
両端には、工場での組み立て完了後に両端で導体3の仮
固定が行われ、シース管2の両端に運搬キャップ6が装
着されてダストや湿気の侵入を防止するようになってい
る。
【0006】従来の管路気中ケーブルの布設方法は、布
設ルートに沿って地下に形成された洞道内を手押し車2
台で運搬し、接続場所では洞道内の天井に沿ってガイド
レールを懸架し、該ガイドレールに複数のチェーンホイ
ストを取り付け、該チェーンホイストによって管路気中
ケーブルユニット1を吊り上げながら、該チェーンホイ
ストのチェーンの長さを上下に調整し、且つチェーンホ
イスト位置をガイドレールの長さ方向に調整して管路気
中ケーブルユニット1を先に布設されている管路気中ケ
ーブルユニット1に対して位置決めして接続する方法を
とっていた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の管路気中ケーブルの布設方法では、洞道内で
の各作業工程の移動の際の段取り換えに手間がかかる問
題点があった。更に、管路気中ケーブルユニットの運搬
の作業性,隣接する管路気中ケーブルユニットの位置決
めの作業性等が悪く、能率よく布設作業が行えない問題
点があった。
【0008】本発明の目的は、各工程での段取り換えを
極力簡単にし、能率よく布設作業が行える管路気中ケー
ブルの布設方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、管路気中ケー
ブル線路を構成する各管路気中ケーブルユニットを洞道
内に運搬して、ケーブル架台上に隣接して設置された管
路気中ケーブルユニットの相互の端部で該ユニットを構
成している導体の相互と、該ユニットを構成しているシ
ース管の相互を接続して管路気中ケーブル線路を構成す
る管路気中ケーブルの布設方法を改良するものである。
【0010】請求項1に記載の管路気中ケーブルの布設
方法においては、洞道内の床面上に軌道を設置し、該軌
道上に作業工程毎の作業機器を搭載した各種の作業台車
を作業工程順に配置し、これらの作業台車を用いて管路
気中ケーブルの布設作業を行うことを特徴とする。
【0011】このように洞道内の床面上に配置した軌道
上に、作業工程毎の作業機器を搭載した各種の作業台車
を作業工程順に配置し、これらの作業台車を用いて管路
気中ケーブルの布設作業を行うと、これら作業工程毎の
作業機器を搭載した各作業台車を対応する作業工程で用
いることにより、各工程の段取りが減少し、作業を能率
よく行うことができる。これらの作業台車は、作業が済
んだら次の作業区間に軌道上を移動し、該次の作業区間
で同様の作業を順次行う。
【0012】請求項2に記載の管路気中ケーブルの布設
方法においては、洞道内の床面上に軌道を設置し、該軌
道上に作業工程毎の作業機器を搭載した少なくとも仮置
運搬台車,調整台車,接続クリーンルーム台車,溶接ル
ーム台車を地上からの搬入地点側から奥に向かってこれ
らの作業工程順に並べて配置し、調整台車を含めて奥側
の各台車を、仮置運搬台車を移動して管路気中ケーブル
ユニットを運搬する運搬移動範囲より奥に置き、地上か
らの搬入地点側で管路気中ケーブルユニットを仮置運搬
台車上に載せて該仮置運搬台車を洞道内の仮置きすべき
位置まで軌道上を運搬し、該洞道内の仮置きすべき位置
で仮置運搬台車上の仮置き操作機構によって管路気中ケ
ーブルユニットをケーブル架台上に仮置きし、仮置きさ
れた管路気中ケーブルユニットを調整台車上に移して動
かすことにより布設されている管路気中ケーブルユニッ
トに対して近接させ、調整台車上の管路気中ケーブルユ
ニットの先端側と先に布設されている管路気中ケーブル
ユニットの基端側を接続クリーンルーム台車のクリーン
ルーム内に置き、調整台車で動かしながら管路気中ケー
ブルユニットの位置決めを行い、該クリーンルーム内に
おいて接続すべき双方の管路気中ケーブルユニットの対
向端部で相互の導体を接続し、相互のシース管を嵌め合
わせ、調整台車上で位置決めされている管路気中ケーブ
ルユニットをその姿勢のままケーブル架台に支持させた
後、該調整台車を搬入地点方向に移動させ、クリーンル
ームを外してシース管の嵌め合わせ部を溶接ルーム台車
の溶接ルーム内に置き、該溶接ルーム内でシース管の嵌
め合わせ部を気密に溶接することを特徴とする。
【0013】このように管路気中ケーブルユニットを仮
置運搬台車上に載せて該仮置運搬台車を牽引台車で洞道
内の仮置きすべき位置まで牽引して軌道上を運搬する
と、簡単に管路気中ケーブルユニットを洞道内の仮置き
すべき位置まで運搬することができる。
【0014】洞道内の仮置きすべき位置では、該仮置運
搬台車上の仮置き操作機構によって管路気中ケーブルユ
ニットをケーブル架台上に容易に仮置きすることがで
き、作業を次の工程のチームに引渡すことがスムーズに
行われる。
【0015】そして、次のチームが仮置きされた管路気
中ケーブルユニットを調整台車上に移して動かすことに
より、容易に先に布設されている管路気中ケーブルユニ
ットに対して近接させ、次の段階のワークに移れる。
【0016】次に、調整台車上の管路気中ケーブルユニ
ットの先端側と先に布設されている管路気中ケーブルユ
ニットの基端側を接続クリーンルーム台車のクリーンル
ーム内に置き、調整台車で動かしながら該管路気中ケー
ブルユニットを先に布設されている管路気中ケーブルユ
ニットに対して位置決めすると、ダストに煩わされずに
調整台車によって該管路気中ケーブルユニットの位置決
め作業を能率よく行うことができる。
【0017】また、該クリーンルーム内において接続す
べき双方の管路気中ケーブルユニットの対向端部で相互
の導体を接続し、相互のシース管を嵌め合わせると、接
続クリーンルーム台車のクリーンルーム内でダストに煩
わされずに接続作業を容易に行うことができる。
【0018】次に、調整台車上で位置決めされている管
路気中ケーブルユニットをその姿勢のままケーブル架台
に支持させるようにすると、位置決めされている管路気
中ケーブルユニットの姿勢を調整台車で保持しつつケー
ブル架台側を調整して容易に管路気中ケーブルユニット
のケーブル架台への置き換えを行うことができる。ま
た、この後に調整台車は搬入地点方向に移動させるの
で、次に作業位置に移動させる溶接ルーム台車の移動を
支障なく行わせることができる。
【0019】次に、クリーンルームを外してシース管の
嵌め合わせ部を溶接ルーム台車の溶接ルーム内に置き、
該溶接ルーム内でシース管の嵌め合わせ部の気密を確保
する溶接作業を行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る管路気中ケー
ブルの布設方法における実施の形態の一例を示したもの
である。
【0021】図1に示すように、布設ルートに沿って地
下に設けられた洞道7には、その端部に作業器材や管路
気中ケーブルユニット1を搬入するための立坑8が設け
られている。また、洞道7内には、ケーブル架台9が長
手方向に所定間隔で設けられている。
【0022】このような洞道7内の床面上には、一対の
軌道10が立坑8の底部に至るまで全長にわたって設置
されている。
【0023】該軌道10上には、作業工程毎の作業機器
を搭載した第1,第2の仮置運搬台車11,11´、牽
引台車13、第1,第2の調整台車14,14´、接続
クリーンルーム台車15、溶接ルーム台車16、X線検
査台車17、ガス処理台車18等を立坑8からなる搬入
口側から奥に向かってこれらの作業工程順に並べて配置
し、立坑8側へ向かって移動しながら管路気中ケーブル
ユニット1を組立てる。
【0024】次に、これら作業台車の主なものの概略の
構造について説明する。
【0025】図2,図3は、14m長の管路気中ケーブル
ユニット1を前後で支持する第1,第2の仮置運搬台車
11,11´のうち、第1の仮置運搬台車11の概略構
造を代表して示したものである。
【0026】該第1の仮置運搬台車11は、各軌道10
上に乗って走行する台車本体19を備え、該台車本体1
9上には仮置き操作機構20が搭載されている。該仮置
き操作機構20は、管路気中ケーブルユニット1を支え
る一対の支え台20aと、これら支え台20aの昇降の
ガイドとなる一対の昇降スタンド20bと、各支え台2
0aをそれぞれの昇降スタンド20bに沿って昇降させ
るチェーン,該チェーンを回転させるスプロケット,該
スプロケットに回転力を与えるモータ等を備えた昇降駆
動手段20cと、支え台20a間のレール付き連結テー
ブル20dと、その上をせり出すレール付きテーブル2
0eと、該テーブル20e上で管路気中ケーブルユニッ
ト1を持ち上げるテーブル20fと、該テーブル20f
をケーブル架台9側にせり出させるせり出し駆動手段2
0gと、一番上側で管路気中ケーブルユニット1を支え
た状態でケーブル架台9側にせり出させるせり出し駆動
手段20hを備えた構造になっている。また、台車本体
19には、作業時に片方の軌道10をクランプすること
により該台車本体19を軌道10上に固定する軌道クラ
ンプ21と、各テーブル20e,20fのせり出し時に
台車本体19の転倒を防ぐために該台車本体19からケ
ーブル架台9側にせり出させる転倒防止用アウトリガー
22と、第2の仮置運搬台車12と連結する一対の連結
棒からなる台車連結手段23とが設けられている。この
台車連結手段23は、第1,第2の仮置運搬台車11,
11´が所定間隔を保って一緒に移動できるように設け
られている。
【0027】第2の仮置運搬台車11´の構造も第1の
仮置運搬台車11と同様になっており、該第1の仮置運
搬台車11と対応する構成要素に同じ番号にダッシュ記
号(´)をつけて示している。
【0028】図4,図5は、牽引台車13の概略構造を
示したものである。該牽引台車13は、図示のように各
軌道10上に乗って走行する台車本体24を備え、該台
車本体24には該台車本体24を自走させるためのモー
タ25、該モータ25に給電するバッテリー26、該バ
ッテリー26に充電する充電器27等が搭載されてい
て、モータ25の駆動で自走するようになっている。台
車本体24は、前述した一対の連結棒からなる台車連結
手段23で第2の仮置運搬台車11´に連結されてい
る。
【0029】図6,図7,図8は、第1,第2の調整台
車14,14´のうち、一方の第1の調整台車14の構
造を代表して示したものである。図6は走行時、図8は
管路気中ケーブルユニット1の引取り時の姿勢が示され
ている。
【0030】第1の調整台車14は、図示のように各軌
道10上に乗って走行する台車本体28を備え、該台車
本体28には管路気中ケーブルユニット1の位置の調整
を行う位置決め操作機構29が搭載されている。該位置
決め操作機構29は、管路気中ケーブルユニット1を支
える上下3つの支え台29aと、これら支え台29aを
支持すると共にその昇降のガイドとなるスタンド29b
と、各支え台29aをスタンド29bに沿って昇降させ
るボールネジ,該ボールネジを回転させる手動操作ハン
ドル等を備えた昇降駆動手段29cと、支え台29aを
スタンド29bからケーブル架台9側にせり出させるボ
ールネジ,該ボールネジを回転させる手動操作ハンドル
等を備えたせり出し駆動手段29dと、支え台29a上
で管路気中ケーブルユニット1を支えて昇降させる微調
整昇降手段29eと、各支え台29aを支持するスタン
ド29bをケーブル架台9側にせり出させるガイドとな
るレール29fとを備えた構造になっている。該微調整
昇降手段29eは、管路気中ケーブルユニット1を支え
る1対のロールの間隔を狭めることにより該管路気中ケ
ーブルユニット1を上昇させ、ロールの間隔を広げるこ
とにより該管路気中ケーブルユニット1を下降させるよ
うになっている。
【0031】また、台車本体28には、作業時に片方の
軌道10をクランプすることにより該台車本体28を軌
道10上に固定する軌道クランプ30と、各支え台29
aのせり出し時に台車本体28の転倒を防ぐために該台
車本体28からケーブル架台9側にせり出させる転倒防
止用アウトリガー31とが設けられている。
【0032】第2の調整台車14´の構造も第1の調整
台車14と同様になっており、該第1の調整台車14と
対応する構成要素に同じ番号にダッシュ記号(´)をつ
けて示している。
【0033】図9,図10,図11は、接続クリーンル
ーム台車15の概略構造を示したものである。該接続ク
リーンルーム台車15は、図示のように各軌道10上に
乗って走行する台車本体32を備え、該台車本体32上
には台車上クリーンルーム形成フレーム33が立設さ
れ、該フレーム33にクリーンルーム形成シートを取り
付けることにより、台車本体32上に常設クリーンルー
ム部35aが形成されている。また、該台車本体32か
らはケーブル架台9側に張り出させて張り出しクリーン
ルーム形成フレーム34が取り外し可能に突設され、該
フレーム34にクリーンルーム形成シートを取り付ける
ことにより、張り出しクリーンルーム部35bが形成さ
れるようになっている。この張り出しクリーンルーム部
35bは、常設クリーンルーム部35aと一体化され、
常設クリーンルーム部35a側の仕切りを開くことによ
り張り出しクリーンルーム部35bと連通されてクリー
ンルーム35となる。この場合、張り出しクリーンルー
ム部35bは、双方の管路気中ケーブルユニット1を接
続すべき箇所に対応させて該接続クリーンルーム台車1
5が停止された後に組み立てられ、移動時に分解して取
り外されるようになっている。張り出しクリーンルーム
部35bを形成しているクリーンルーム形成シートに
は、予め管路気中ケーブルユニット1を通す孔と、該孔
の所に管路気中ケーブルユニット1を導く切り込みとが
設けられていて、管路気中ケーブルユニット1の接続す
べき箇所を取り込んだ後、孔の周囲や切り込みは接着テ
ープ等でシールされるようになっている。台車本体32
上の常設クリーンルーム部35aの外には、空気調和装
置(エアコンデショナー)の室外機36が配置され、常
設クリーンルーム部35a内には空気調和装置の室内機
37が配置されて、クリーンルーム35内の温度と湿度
の適正化が図られるようになっている。また、台車本体
32上には、クリーンルーム35内の空気をダクト38
aで導いて清浄化するフィルター38b等を備えた空気
清浄化装置38が搭載されている。更に、台車本体32
には、作業時に片方の軌道10をクランプすることによ
り該台車本体32を軌道10上に固定する軌道クランプ
39が設けられている。
【0034】図12,図13,図14は、溶接ルーム台
車16の概略構造を示したものである。該溶接ルーム台
車16は、図示のように各軌道10上に乗って走行する
台車本体40を備え、該台車本体40上には台車上溶接
ルーム形成フレーム41が立設され、該フレーム41に
溶接ルーム形成シートを取り付けることにより、台車本
体40上に常設溶接ルーム部43aが形成されている。
また、該台車本体40からはケーブル架台9側に張り出
させて張り出し溶接ルーム形成フレーム42が分解可能
に突設され、該フレーム42に防炎シートからなる溶接
ルーム形成シートを取り付けることにより、張り出し溶
接ルーム部43bが形成されるようになっている。この
張り出し溶接ルーム部43bは、常設溶接ルーム部43
aと一体化され、常設溶接ルーム部43a側の仕切りを
開くことにより張り出し溶接ルーム部43bと連通され
て溶接ルーム43となる。この場合、張り出し溶接ルー
ム部42bは、管路気中ケーブルユニット1を接続すべ
き箇所に該溶接ルーム台車16が停止された後に組み立
てられ、移動時に分解して取り外されるようになってい
る。張り出し溶接ルーム部42bを形成している溶接ル
ーム形成シートには、予め管路気中ケーブルユニット1
を通す孔と、該孔の所に管路気中ケーブルユニット1を
導く切り込みとが設けられていて、管路気中ケーブルユ
ニット1の接続すべき箇所を取り込んだ後、孔の周囲や
切り込みが接着テープ等でシールされるようになってい
る。台車本体40上の常設溶接ルーム部43aの外に
は、空気調和装置(エアコンデショナー)の室外機44
が配置され、常設溶接ルーム43a内には空気調和装置
の室内機45が配置されて、常設溶接ルーム部43a内
の空気の換気と温度及び湿度の適正化とが図られるよう
になっている。また、台車本体40には、作業時に片方
の軌道10をクランプすることにより該台車本体40を
軌道10上に固定する軌道クランプ46が設けられてい
る。更に、張り出し溶接ルーム部43b内の一方の管路
気中ケーブルユニット1には、自動溶接機47が取り付
けられて相互の管路気中ケーブルユニット1のシース管
2の嵌め合せ部の周囲の自動溶接が溶接トーチ47aに
より行われるようになっている。
【0035】X線検査台車17は、詳細については図示
しないが、溶接部の検査を行うX線撮影装置を搭載して
いる。
【0036】ガス処理台車18は、詳細については図示
しないが、管路気中ケーブルユニット1を接続して形成
した管路気中ケーブル線路のシース管路内に乾燥空気を
充填してリーク試験を行うための乾燥空気充填装置が搭
載されている。
【0037】次に、このような第1,第2の仮置運搬台
車11,11´、牽引台車13、第1,第2の調整台車
14,14´、接続クリーンルーム台車15、溶接ルー
ム台車16、X線検査台車17、ガス処理台車18等を
用いて行う本例の管路気中ケーブルの布設方法について
図1〜図14及び図15(A)(B)を参照して説明す
る。
【0038】まず、図1に示すように、軌道10上に作
業工程毎の作業機器を搭載した第1,第2の仮置運搬台
車11,11´、牽引台車13、第1,第2の調整台車
14,14´、接続クリーンルーム台車15、溶接ルー
ム台車16、X線検査台車17、ガス処理台車18等を
地上からの搬入地点側から奥に向かって作業工程順に並
べて配置する。
【0039】次に、第1,第2の調整台車14,14´
を含めて奥側の各台車14,14´,15,16,1
7,18を、牽引台車13で押して管路気中ケーブルユ
ニット1を今回運搬する運搬移動範囲より奥に置く。
【0040】次いで、図15(A)に示すように、地上
からの搬入地点である立坑8の下の軌道10上に第1,
第2の仮置運搬台車11,11´を移動して待機させ、
地上から立坑8を経て吊り下ろした管路気中ケーブルユ
ニット1をこれら第1,第2の仮置運搬台車11,11
´上に載せ、これら仮置運搬台車11,11´を洞道7
内の仮置きすべき位置まで軌道10上を牽引台車13で
牽引して運搬する。
【0041】次に、図15(A)の右側に示すように、
該洞道7内の仮置きすべき位置で、第1,第2の仮置運
搬台車11,11´を軌道クランプ21,21´で軌道
10に固定し、これら第1,第2の仮置運搬台車11,
11´上の仮置き操作機構20,20´によって管路気
中ケーブルユニット1をケーブル架台9上に仮置きす
る。この管路気中ケーブルユニット1をケーブル架台9
上に仮置きする作業は、仮置き操作機構20,20´で
管路気中ケーブルユニット1を支えている支え台20
a,20a´を昇降駆動手段20c,20c´で同期さ
せて上昇させ、且つ該テーブル20e,20e´及び2
0f,20f´をせり出し駆動手段20g,20g´及
び20h,20h´で同期させてケーブル架台9側にせ
り出させることにより行う。仮置き作業の終了後に、支
え台20a,20a´とテーブル20e,20e´及び
20f,20f´は元の位置に後退させる。
【0042】この仮置きすべき位置は、一番最初の管路
気中ケーブルユニット1の運搬作業のときには今回の布
設ルートの先端位置であり、2回目以降の運搬作業のと
きには図15(B)に示すように先に布設されている管
路気中ケーブルユニット1の後端に所定の作業間隔を隔
てて近接させた位置である。
【0043】この回の作業が終了した第1,第2の仮置
運搬台車11,11´は軌道クランプ21,21´によ
るクランプ状態を外し、牽引台車13の自走により搬入
地点側に戻し、次の管路気中ケーブルユニット1の運搬
を準備に入らせる。
【0044】次に、仮置きされた管路気中ケーブルユニ
ット1に対して第1,第2の調整台車14,14´を手
動で移動させてきて、該管路気中ケーブルユニット1の
位置決め調整が行える位置で軌道クランプ30,30´
によって軌道10にこれら第1,第2の調整台車14,
14´を固定する。かかる状態で、これら第1,第2の
調整台車14,14´上に管路気中ケーブルユニット1
を移し、これら台車14,14´を移動してその先端を
図15(B)に示すように先に布設されている管路気中
ケーブルユニット1の基端に近接させる。
【0045】次に、第1,第2の調整台車14,14´
上の管路気中ケーブルユニット1の先端側と先に布設さ
れている管路気中ケーブルユニット1の基端側との対向
箇所を取り込める位置まで図15(B)に示すように接
続クリーンルーム台車15を手動で移動させてきて、該
接続クリーンルーム台車15を軌道クランプ39,39
´によって軌道10に固定する。
【0046】かかる状態で、第1,第2の調整台車1
4,14´上の管路気中ケーブルユニット1の先端側と
先に布設されている管路気中ケーブルユニット1の基端
側との対向箇所を、図9に示すように張り出しクリーン
ルーム部35bの形成により、その中に前述したように
して取り込む。
【0047】次いで、該張り出しクリーンルーム部35
b内において接続すべき双方の管路気中ケーブルユニッ
ト1の対向端部から運搬キャップ6(図17参照)を外
して、これら管路気中ケーブルユニット1の相互の導体
3を接続する。
【0048】この際には、第1,第2の調整台車14,
14´上の管路気中ケーブルユニット1を先に布設され
ている管路気中ケーブルユニット1に徐々に各台車1
4,14´の移動で近付けるか、手動で押して滑らせな
がら近付け、次にこれら第1,第2の調整台車14,1
4´上の位置決め操作機構29,29´によって管路気
中ケーブルユニット1を動かして微調整し、先に布設さ
れている管路気中ケーブルユニット1に対してその軸心
方向に整列するように,上下方向に高さが揃うように,
水平方向に位置が揃うように位置決めする。
【0049】この位置決め作業は、管路気中ケーブルユ
ニット1の下面を支え台29a,29a´で受けて、該
支え台29a,29a´を昇降駆動手段29c,29c
´の手動のハンドル操作で上昇させ、且つ該支え台29
a,29a´をせり出し駆動手段29d,29d´の手
動のハンドル操作でケーブル架台9側にせり出させ、微
調整昇降手段29e,29e´で管路気中ケーブルユニ
ット1を支えるロールの間隔を手動のハンドル操作で変
えることにより該管路気中ケーブルユニット1を昇降さ
せることにより行う。位置決め作業の終了後もこれら第
1,第2の調整台車14,14´は管路気中ケーブルユ
ニット1の支え状態を維持させる。
【0050】管路気中ケーブルユニット1の導体3の接
続作業は、図16に示すように、一方の導体3の端部の
ショートコンタクト4と、他方の導体3の端部のロング
コンタクト5とを複数のフィンガー導体49を介して嵌
め合せることにより、プラグイン形式で行う。この嵌め
合せ作業は、後から運搬してきた管路気中ケーブルユニ
ット1の外面を先のユニットの管端より治具でつかんで
押圧することにより行う。なお、50は接続部分を覆っ
ているコロナシールド筒体である。
【0051】導体3側のショートコンタクト4とロング
コンタクト5との嵌め合せ時に、相互の管路気中ケーブ
ルユニット1のシース管2も同時に相互に嵌め合わされ
る。即ち、図17に示す如き一方のシース管2の大径端
部2aに、他方のシース管2の小径端部2bが嵌め合わ
される。
【0052】導体3が相互に接続され、シース管2が相
互に嵌め合わされて図示しないシール材で密封された
ら、接続クリーンルーム台車15の張り出しクリーンル
ーム部34bを解体して、該接続クリーンルーム台車1
5を邪魔にならないように搬入地点側に手動で移動させ
る。
【0053】次に、溶接ルーム台車16をシース管2の
嵌め合わせ箇所に手動で移動させてきて、該溶接ルーム
台車16を軌道クランプ46によって軌道10に固定す
る。次いで、双方の管路気中ケーブルユニット1のシー
ス管2の嵌め合わせ箇所を、図12に示すように張り出
し溶接ルーム部43bの形成により、その中に前述した
ように取り込む。
【0054】かかる状態で、張り出し溶接ルーム部43
b内で、シース管2の嵌め合わせ箇所に隣接した位置で
一方の管路気中ケーブルユニット1のシース管2の外周
に、自動溶接機47を取り付ける。この自動溶接機47
は、周知のようにシース管2の外周に沿って固定される
分割タイプの環状レールと、該環状レールに沿って自走
する自走機と、該自走機に搭載された溶接トーチ47a
等を備えた構造になっている。このような自動溶接機4
7により双方の管路気中ケーブルユニット1のシース管
2の嵌め合せ部の周囲を機密に溶接する。
【0055】溶接が終了したら、張り出し溶接ルーム部
43bを解体して、該溶接ルーム台車16を邪魔になら
ないように搬入地点側に手動で移動させる。
【0056】次に、X線検査台車17に搭載したX線撮
影装置を溶接箇所の付近にセットして溶接部をX線撮影
して、溶接部の検査を行う。
【0057】このような作業を繰り返し行って、洞道7
内の布設ルートに沿って管路気中ケーブルユニット1の
布設を行い、管路気中ケーブル線路を構成する。
【0058】一つのガス区間の接続後、ガス処理台車1
8上の乾燥空気充填装置を使い、管路気中ケーブル線路
のシース管路内に乾燥空気を充填してリーク試験を行
う。
【0059】なお、本例では洞道7内に1相の管路気中
ケーブル線路を布設することについて説明したが,他の
2相の管路気中ケーブル線路の布設作業も、1相の作業
の完了後に同一場所で同じ作業を引き続いて2相,3相
と行い、3相目の終了後に作業台車を移動する形態をと
る。
【0060】洞道7内に3相の管路気中ケーブル線路を
2系統布設する場合も、配置によっては同様にして台車
を移動せずに6相行える場合も想定でき、この場合には
非常に能率よく布設作業を行うことができる。
【0061】これらの場合、作業台車の一度の移動で多
相の管路気中ケーブル線路の布設作業の内のある作業を
行うことができるため、能率よく多相の管路気中ケーブ
ル線路の布設作業を行うことができる。
【0062】
【発明の効果】請求項1に記載の管路気中ケーブルの布
設方法においては、洞道内の床面上に配置した軌道上
に、作業工程毎の作業機器を搭載した各種の作業台車を
作業工程順に配置し、これらの作業台車を用いて管路気
中ケーブルの布設作業を行うので、これら作業工程毎の
作業機器を搭載した各作業台車を対応する作業工程で用
いることにより、各工程の段取りが減少し、作業を能率
よく行うことができる。これらの作業台車は、作業が済
んだら次の作業区間に軌道上を簡単に移動し、次の作業
区間で同様の作業を順次行うことができる。
【0063】請求項2に記載の管路気中ケーブルの布設
方法においては、管路気中ケーブルユニットを仮置運搬
台車上に載せて該仮置運搬台車を牽引台車で洞道内の仮
置きすべき位置まで牽引して軌道上を運搬するので、簡
単に管路気中ケーブルユニットを洞道内の仮置きすべき
位置まで運搬することができる。洞道内の仮置きすべき
位置では、該仮置運搬台車上の仮置き操作機構によって
管路気中ケーブルユニットをケーブル架台上に容易に仮
置きすることができる。
【0064】次に、仮置きされた管路気中ケーブルユニ
ットを調整台車上に移して動かすことにより、容易に先
に布設されている管路気中ケーブルユニットに対して近
接させることができる。
【0065】次に、調整台車上の管路気中ケーブルユニ
ットの先端側と先に布設されている管路気中ケーブルユ
ニットの基端側を接続クリーンルーム台車のクリーンル
ーム内に置き、調整台車で動かしながら該管路気中ケー
ブルユニットを先に布設されている管路気中ケーブルユ
ニットに対して位置決めすると、ダストに煩わされずに
調整台車によって該管路気中ケーブルユニットの位置決
め作業を能率よく行うことができる。
【0066】また、該クリーンルーム内において接続す
べき双方の管路気中ケーブルユニットの対向端部で相互
の導体を接続し、相互のシース管を嵌め合わせると、接
続クリーンルーム台車のクリーンルーム内でダストに煩
わされずに接続作業を容易に行うことができる。
【0067】次に、調整台車上で位置決めされている管
路気中ケーブルユニットをその姿勢のままケーブル架台
に支持させるようにすると、位置決めされている管路気
中ケーブルユニットの姿勢を調整台車で保持しつつケー
ブル架台側を調整して容易に管路気中ケーブルユニット
のケーブル架台への置き換えを行うことができる。ま
た、この後に調整台車は搬入地点方向に移動させるの
で、次に作業位置に移動させる溶接ルーム台車の移動を
支障なく行わせることができる。
【0068】次に、クリーンルームを外してシース管の
嵌め合わせ部を溶接ルーム台車の溶接ルーム内に置き、
該溶接ルーム内でシース管の嵌め合わせ部の気密を確保
する溶接作業を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本例の管路気中ケーブルの布設方法で立坑側で
洞道内の軌道上に整列させた各台車の配列状態を示す洞
道の縦断平面図である。
【図2】本例で用いている仮置運搬台車の平面図であ
る。
【図3】該仮置運搬台車の側面図である。
【図4】本例で用いている牽引台車の平面図である。
【図5】該牽引台車の側面図である。
【図6】本例で用いている調整台車の平面図である。
【図7】該調整台車の側面図である。
【図8】該調整台車の正面図である。
【図9】本例で用いている接続クリーンルーム台車の平
面図である。
【図10】該接続クリーンルーム台車の側面図である。
【図11】該接続クリーンルーム台車の正面図である。
【図12】本例で用いている溶接ルーム台車の平面図で
ある。
【図13】該溶接ルーム台車の側面図である。
【図14】該溶接ルーム台車の正面図である。
【図15】(A)(B)は本例の管路気中ケーブルの布
設方法の一部の工程を示す平面図である。
【図16】管路気中ケーブルの導体の接続部の一例を示
す縦断面図である。
【図17】管路気中ケーブルユニットの一例を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
1 管路気中ケーブルユニット 2 シース管 2a 大径端部 2b 小径端部 3 導体 3A 絶縁スペーサ 4 ショートコンタクト 5 ロングコンタクト 6 運搬キャップ 7 洞道 8 立坑 9 ケーブル架台 10 軌道 11,11´ 第1,第2の仮置運搬台車 13 牽引台車 14,14´ 第1,第2の調整台車 15 接続クリーンルーム台車 16 溶接ルーム台車 17 X線検査台車 18 ガス処理台車 19 台車本体 20 仮置き操作機構 20a 支え台 20b 昇降スタンド 20c 昇降駆動手段 20d レール付き連結テーブル 20e,20e´ テーブル 20f,20f´ せり出し駆動手段 21 軌道クランプ 22 転倒防止用アウトリガー 23 台車連結手段 24 台車本体 25 モータ 26 バッテリー 27 充電器 28 台車本体 29 位置決め操作機構 29a 支え台 29b スタンド 29c 昇降駆動手段 29d せり出し駆動手段 29e 微調整昇降手段 29f レール 30 軌道クランプ 31 転倒防止用アウトリガー 32 台車本体 33 台車上クリーンルーム形成フレーム 34 張り出しクリーンルーム形成フレーム 35 クリーンルーム 35a 常設クリーンルーム部 35b 張り出しクリーンルーム部 36 空気調和装置の室外機 37 空気調和装置の室内機 38 空気清浄化装置 38a ダクト 38b フィルター 39 軌道クランプ 40 台車本体 41 台車上溶接ルーム形成フレーム 42 張り出し溶接ルーム形成フレーム 43 溶接ルーム 43a 常設溶接ルーム部 43b 張り出し溶接ルーム部 44 空気調和装置の室外機 45 空気調和装置の室内機 46 軌道クランプ 47 自動溶接機 47a 溶接トーチ 49 フィンガー導体 50 コロナシールド筒体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 倉林 好一 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 滝波 直樹 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 大野 英明 愛知県名古屋市東区東新町1番地 中部電 力株式会社内 (72)発明者 黒田 剛 大阪府大阪市此花区島屋1丁目1番3号 住友電気工業株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 管路気中ケーブル線路を構成する各管路
    気中ケーブルユニットを洞道内に運搬して、ケーブル架
    台上に隣接して設置された前記管路気中ケーブルユニッ
    トの相互の端部で該ユニットを構成している導体の相互
    と、該ユニットを構成しているシース管の相互を接続し
    て管路気中ケーブル線路を構成する管路気中ケーブルの
    布設方法において、 前記洞道内の床面上に軌道を設置し、 前記軌道上に作業工程毎の作業機器を搭載した各種の作
    業台車を作業工程順に配置し、 これらの作業台車を用いて管路気中ケーブルの布設作業
    を行うことを特徴とする管路気中ケーブルの布設方法。
  2. 【請求項2】 管路気中ケーブル線路を構成する各管路
    気中ケーブルユニットを洞道内に運搬して、ケーブル架
    台上に隣接して設置された前記管路気中ケーブルユニッ
    トの相互の端部で該ユニットを構成している導体の相互
    と、該ユニットを構成しているシース管の相互を接続し
    て管路気中ケーブル線路を構成する管路気中ケーブルの
    布設方法において、 前記洞道内の床面上に軌道を設置し、 前記軌道上に作業工程毎の作業機器を搭載した少なくと
    も仮置運搬台車,調整台車,接続クリーンルーム台車,
    溶接ルーム台車を搬入地点側から奥に向かってこれらの
    作業工程順に並べて配置し、 前記調整台車を含めて奥側の前記各台車を、前記仮置運
    搬台車を移動して前記管路気中ケーブルユニットを運搬
    する運搬移動範囲より奥に置き、 地上からの搬入地点側で前記管路気中ケーブルユニット
    を前記仮置運搬台車上に載せて該仮置運搬台車を前記洞
    道内の仮置きすべき位置まで前記軌道上を運搬し、 該洞道内の仮置きすべき位置で前記仮置運搬台車上の仮
    置き操作機構によって前記管路気中ケーブルユニットを
    ケーブル架台上に仮置きし、 仮置きされた前記管路気中ケーブルユニットを前記調整
    台車上に移して動かすことにより布設されている前記管
    路気中ケーブルユニットに対して近接させ、 前記調整台車上の前記管路気中ケーブルユニットの先端
    側と先に布設されている前記管路気中ケーブルユニット
    の基端側を前記接続クリーンルーム台車のクリーンルー
    ム内に置き、前記調整台車で動かしながら前記管路気中
    ケーブルユニットの位置決めを行い、 該クリーンルーム内において接続すべき双方の前記管路
    気中ケーブルユニットの対向端部で相互の前記導体を接
    続し、相互の前記シース管を嵌め合わせ、 前記調整台車上で位置決めされている前記管路気中ケー
    ブルユニットをその姿勢のまま前記ケーブル架台に支持
    させた後、該調整台車を搬入地点方向に移動させ、 前記クリーンルームを外して前記シース管の嵌め合わせ
    部を溶接ルーム台車の溶接ルーム内に置き、該溶接ルー
    ム内で前記シース管の嵌め合わせ部を気密に溶接するこ
    とを特徴とする管路気中ケーブルの布設方法。
JP31053396A 1996-11-21 1996-11-21 管路気中ケーブルの布設方法 Pending JPH10155219A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31053396A JPH10155219A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 管路気中ケーブルの布設方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP31053396A JPH10155219A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 管路気中ケーブルの布設方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10155219A true JPH10155219A (ja) 1998-06-09

Family

ID=18006386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP31053396A Pending JPH10155219A (ja) 1996-11-21 1996-11-21 管路気中ケーブルの布設方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10155219A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015201659A1 (de) * 2015-01-30 2016-08-04 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zum Verlegen von gasisolierten Rohrleitern.
WO2018015105A1 (de) * 2016-07-20 2018-01-25 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zum installieren einer gasisolierten elektrischen übertragungsleitung
CN108382408A (zh) * 2018-02-12 2018-08-10 国家电网公司 一种gil运输机具及控制方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102015201659A1 (de) * 2015-01-30 2016-08-04 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und Vorrichtung zum Verlegen von gasisolierten Rohrleitern.
WO2016120035A1 (de) * 2015-01-30 2016-08-04 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren und vorrichtung zum verlegen von gasisolierten rohrleitern
WO2018015105A1 (de) * 2016-07-20 2018-01-25 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zum installieren einer gasisolierten elektrischen übertragungsleitung
CN108382408A (zh) * 2018-02-12 2018-08-10 国家电网公司 一种gil运输机具及控制方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN103434808A (zh) 一种钢管运输方法
JP2001200700A (ja) 小口径シールド用セグメント搬送方法および装置
JPH10155219A (ja) 管路気中ケーブルの布設方法
CN114986157A (zh) 一种中压开关柜高效生产线
CN212849634U (zh) 一种便利型电缆接头支架
JP3267349B2 (ja) 管体支持装置および管体接続・離脱方法
JP2023008536A (ja) トンネルの施工用架台装置とこれを用いた施工方法
JP3483407B2 (ja) トンネル用管据付け台車
CN108183425B (zh) 一种用于gil的环境控制装备
JPH10316365A (ja) 坑内における重量物搬送用クレーンの設置構造
JP4804676B2 (ja) トンネル内への配管設置方法およびその装置
JP3052999B2 (ja) コールバンカ用作業足場装置
JP3633721B2 (ja) 洞道内配管の敷設工事方法
JP2967773B2 (ja) 管布設装置
JPH09284937A (ja) 管路気中ケーブルの布設、接続方法及び装置
JPH05168130A (ja) ガス絶縁主母線の接続装置
JPH07197799A (ja) トンネル内搬送装置
JPS6326170B2 (ja)
JP2002046437A (ja) 溶接作業用軌陸車
JPH0416769Y2 (ja)
JPH09315299A (ja) 管の移動装置
JPH07208646A (ja) 配管の敷設システム
JPH0741797Y2 (ja) 壁パネル運搬装置
JP2787141B2 (ja) パイロット管搬出入接続方法およびその装置
JPH0747438Y2 (ja) 電気機器の搬出入装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040601