JPH10154953A - 受信機 - Google Patents

受信機

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Publication number
JPH10154953A
JPH10154953A JP8312309A JP31230996A JPH10154953A JP H10154953 A JPH10154953 A JP H10154953A JP 8312309 A JP8312309 A JP 8312309A JP 31230996 A JP31230996 A JP 31230996A JP H10154953 A JPH10154953 A JP H10154953A
Authority
JP
Japan
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signal
circuit
level
node
antennas
Prior art date
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Pending
Application number
JP8312309A
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English (en)
Inventor
Yuji Shibagaki
雄次 柴垣
Fumio Umeda
文雄 梅田
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Tokai Rika Co Ltd
Original Assignee
Tokai Rika Co Ltd
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Filing date
Publication date
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  • Input Circuits Of Receivers And Coupling Of Receivers And Audio Equipment (AREA)
  • Radio Transmission System (AREA)
  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Details Of Aerials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】受信回路の回路構成を簡単にし、かつ均一な作
動エリアを確保し得る受信機を提供する。 【解決手段】受信機には、第1及び第2のアンテナから
の受信信号S1,S2を交互に選択し合成受信信号S3
として出力する切替回路20と、該回路20から出力さ
れた合成受信信号S3を平滑化する平滑回路6bとが備
えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、受信機に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、自動車には「キーレスエントリー
システム」と呼ばれる車両外の近傍から遠隔操作により
ドアの施錠・解錠を行なうリモートコントロール装置
(以下、単にリモコン装置)が提案されている。同シス
テムの送信機には、予め設定された識別コードが記憶さ
れ、キー等に備えられた操作ボタンの操作に基づいて識
別コードを送信する。
【0003】前記システムの受信機は、自動車内であっ
て、一般的にインストルメントパネル内又はシート下等
に備えられている。受信機にはアンテナが内蔵されてい
ている。受信機は、そのアンテナを介して送信機から送
信された識別コードを受信し、その識別コードと、予め
設定され記憶された判別コードとを比較する。そして、
識別コードと判別コードとが一致すると、受信機は、施
錠・解錠に対応した信号を出力し、その各信号に基づい
てドアの施錠・解錠を行うようになっている。
【0004】しかしながら、上記した受信機のアンテナ
は、インストルメントパネル内又はシート下等に備えら
れているため、送信機からの電波が車体による電磁シー
ルド効果を受ける。そのため、同アンテナの受信感度は
良くない。従って、送信機からの電波が車体による電磁
シールド効果を受けないために、アンテナは、車内のル
ーフ部に備えることが有効な手段である。
【0005】一方で、前記システムの電波伝送のマルチ
パスによる影響は無視できない。つまり、自動車は複雑
な形状をした金属の箱であるため、直接波と同時に複数
の反射波が受信機に入力される。すると、直接波と複数
の反射波とが複雑に影響し合い、受信機の指向性にピー
クや谷が生じ、キーレスエントリーシステムの作動指向
性に不要な落ち込みを生じさせることになる。
【0006】そこで、従来では、上記したようなマルチ
パスによる作動指向性の落ち込みを防止するために、受
信機のアンテナをダイバーシティアンテナとすることが
考えられる。即ち、受信機の受信回路は、送信機から送
信された1つの電波を例えば2つのアンテナからそれぞ
れ入力し、各受信信号の受信レベルの高い方を選択して
使用する構成となっている。つまり、受信機は、最良の
受信信号を得ることができる。従って、システムのマル
チパスによる作動指向性の落ち込みを低減することがで
き、受信機の均一な作動エリアを確保することができる
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記したよ
うに2つのアンテナからの各受信信号の受信レベルの高
い方を選択して使用する受信回路は、レベル検出回路及
びそのレベルの高低を判定する判定回路等が必要とな
り、その回路構成は複雑化し受信機のコスト高につなが
る。
【0008】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたものであって、その目的は、受信回路の回路構成を
簡単にし、かつ均一な作動エリアを確保し得る受信機を
提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め、請求項1に記載の発明は、送信機から送信された電
波を受信する第1及び第2のアンテナと、前記第1及び
第2のアンテナからの受信信号を交互に選択し合成受信
信号として出力する切替手段と、前記切替手段から出力
された合成受信信号を平滑化する平滑回路とを備えた。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の受信機において、前記切替手段は、前記第1のアンテ
ナからの受信信号を第1の信号線を経由して入力し、前
記第2のアンテナからの受信信号を第2の信号線を経由
して入力し、両信号線を互いに接続した点から各受信信
号を合成した合成受信信号を出力信号線を経由して前記
平滑回路に出力するワイヤードロジック回路と、前記第
1及び第2の信号線を経由する各受信信号を交互に選択
し前記平滑回路に出力するスイッチイング回路と、前記
スイッチイング回路を切替動作させるための発振信号を
生成する発振回路とを備えた。
【0011】従って、請求項1に記載の発明によれば、
切替手段は、第1及び第2のアンテナからの受信信号を
交互に選択し合成受信信号として出力する。平滑回路
は、切替手段から出力された合成受信信号を平滑化す
る。
【0012】又、請求項2に記載の発明によれば、ワイ
ヤードロジック回路は、第1のアンテナからの受信信号
を第1の信号線を経由して入力し、第2のアンテナから
の受信信号を第2の信号線を経由して入力し、両信号線
を互いに接続した点から各受信信号を合成した合成受信
信号を出力信号線を経由して平滑回路に出力する。発振
回路で生成された発振信号に基づいて、スイッチイング
回路は第1及び第2の信号線を経由する各受信信号を交
互に選択し平滑回路に出力する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した実施の
一形態を図1〜図5に従って説明する。図3は、自動車
のドア(図示しない)の施錠・解錠を遠隔操作にて行な
うリモコン装置1の電気的構成を示す。携帯用の送信機
2には、操作スイッチ2aが設けられている。送信機2
は、操作スイッチ2aの操作に基づいて、メモリ(図示
しない)に予め記憶された識別コードを読み出し、その
識別コードを変調した後、その変調した識別コードをイ
ンナーミラー3に収容された受信機4に送信する。
【0014】受信機4は、第1及び第2のアンテナ5
a,5bと受信回路6とから構成されている。受信回路
6は、両アンテナ5a,5bを介して送信機2から送信
された識別コードを受信し、その受信した識別コードを
復調、波形成形等の処理を行ってディジタル信号を処理
回路7へ出力する。
【0015】処理回路7には、その内部にメモリ(図示
しない)が設けられており、判別コードが予め記憶され
ている。処理回路7は、受信回路6から識別コードを入
力すると、メモリに記憶されている判別コードを読み出
して、その判別コードと識別コードとを比較する。そし
て、処理回路7は、両コードが一致した場合にのみ、ア
クチュエータ8に駆動信号を出力する。アクチュエータ
8は、処理回路7からの駆動信号に基づいて駆動し、そ
の駆動によって自動車の各ドアが施錠又は解錠される。
【0016】次に、インナーミラー3に設けた受信機4
の構成について説明する。図1は、インナーミラー3を
示す。自動車のルーフ(図示しない)前方下面には、イ
ンナーミラー3のスティ9が固定されている。スティ9
は、中空状をなしていて、その内部に受信回路6と処理
回路7とを結ぶ接続コード10が収容されている。又、
スティ9には、ミラー本体11が予め定められた範囲内
で回動可能に支持されている。そして、運転者等は、自
動車後方の視界を確保するべくミラー本体11をその範
囲内で回動させ調節する。
【0017】前記ミラー本体11は、ハウジング12、
反射鏡13、枠14、前記受信回路6を形成する回路基
板15、及び、前記第1,第2のアンテナ5a,5b等
によって構成されている。ハウジング12は、湾曲した
形状をなしており、その内部には回路基板15等を収容
するための収容凹部12aが形成されている。ハウジン
グ12の前面側にある開口部12bには、その開口部1
2bとほぼ同形状をした反射鏡13を支持する枠14が
取り付けられている。反射鏡13は、例えばガラス板な
どの透明板、その透明板の裏面に形成された反射膜(図
示しない)、その反射膜の裏面に形成された同反射膜を
保護する保護膜(図示しない)とからなる。回路基板1
5は、ハウジング12の内壁面に突設された取付部(図
示しない)に対してネジ等によって固定されている。
【0018】回路基板15は、本実施の形態では、図2
に示すように2層のプリント配線板であって、その片面
側(ハウジング12側)に導体層16が形成されてい
る。導体層16が形成されていない側の面には、導体配
線パターンが形成されており、それらには受信回路6を
構成する、例えばICチップ、チップ抵抗、チップコン
デンサ等の各種電子部品17がはんだ付けされている。
各種電子部品17は、回路基板15に適宜貫通形成され
たスルーホール(図示しない)を介して導体層16及び
その導体層16に実装されたコネクタ18に接続されて
いる。このコネクタ18は、前記スティ9の中空部に収
容された接続コード10に接続されている。そして、受
信回路6は、コネクタ18及び接続コード10を介して
前記処理回路7に接続されている。
【0019】一方、第1及び第2のアンテナ5a,5b
は、例えば、鉄、銅等の導電性のワイヤであって、その
一端はそれぞれ導体層16及びスルーホールを介して受
信回路6を構成する各種電子部品17に接続されてい
る。第1及び第2のアンテナ5a,5bは、図1に示す
ように前記ハウジング12のほぼ中央の回路基板15か
らそれぞれのびている。この第1及び第2のアンテナ5
a,5bは、ほぼ同じ長さで形成されている。第1及び
第2のアンテナ5a,5bの長さは、前記リモコン装置
1に使用される電波の周波数等によって決定される。
【0020】第1のアンテナ5aは、反射鏡13側から
見て中央付近から左側にのびハウジング12底部の内周
側面に沿って配設されている。又、第1のアンテナ5a
は、その左側端部において略L字状に屈曲されて上側に
伸び、さらに螺旋状に形成されている。一方、第2のア
ンテナ5bは、反射鏡13側から見て中央付近から右側
にのびハウジング12底部の内周側面に沿って配設され
ている。又、第2のアンテナ5bは、その右側端部にお
いて略L字状に屈曲されて上側に伸び、さらに螺旋状に
形成されている。
【0021】つまり、第1,第2のアンテナ5a,5b
は、ハウジング12内の左側及び右側にそれぞれ同じ長
さでのび所定間隔を以って螺旋状に立設されている。
尚、第1,第2のアンテナ5a,5bは、ハウジング1
2底部の内周側面に沿って一体形成された係止爪12c
によって係止されている。
【0022】そして、第1及び第2のアンテナ5a,5
bは、送信機2から送信された電波を受信し、図2に示
す接続点(給電点)P1,P2からその受信信号を各種
電子部品17からなる受信回路6に供給するようになっ
ている。つまり、前記第1,第2のアンテナ5a,5b
を結合させてダイバーシティアンテナという。このダイ
バーシティアンテナを用いた受信方法は、1つの送信電
波を2つ以上の異なった伝搬路を用いて受信する方法で
ある。
【0023】つまり、前記第1,第2のアンテナ5a,
5bは、上記したようにハウジング12内の左側及び右
側にそれぞれ同じ長さでのび所定間隔を以って立設され
ているので、例えば送信機2と第1のアンテナ5aとを
結んだ直線上に、車両のルーフを支持するピラー等の障
害物が存在しても第2のアンテナ5bにて送信機2から
送信された電波が受信される。従って、第1,第2のア
ンテナ5a,5bは、相補関係にあるため送信機2から
送信された電波を確実に受信することができ、受信機4
の均一な作動エリアが確保されるようになっている。
【0024】又、第1,第2のアンテナ5a,5bに対
して、前記回路基板15上に形成されコネクタ18、接
続コード10を介して接地される導体層16は地板(ア
ース板)となる。従って、接地された導体層(地板)1
6がミラー効果となって、前記第1,第2のアンテナ5
a,5bとは別にイメージのアンテナが形成される。そ
の結果、第1,第2のアンテナ5a,5bの利得は向上
される。
【0025】前記受信回路6は、図3に示すように、本
実施の形態では受信回路6内に構成された切替手段とし
ての切替回路20の切替動作により接続点(給電点)P
1,P2から入力される受信信号を交互に選択して入力
するようになっている。
【0026】図4は、切替回路20を示す。接続点P1
にはコンデンサ21を介してダイオード22のアノード
が接続され、接続点P2にはコンデンサ23を介してダ
イオード24のアノードが接続されている。両ダイオー
ド22,24のカソードは互いに接続されている。両ダ
イオード22,24のカソードを結ぶノードN1は、コ
ンデンサ25及び端子Tに接続されている。ノードN1
には、一端が接地された抵抗26の他端が接続されてい
る。そして、接続点P1とノードN1とを結んだ第1の
信号線L1と、接続点P2とノードN1とを結んだ第2
の信号線L2と、ノードN1と端子Tとを結んだ出力信
号線L3とによってワイヤードロジック回路WRが構成
されている。端子Tは、検波・復調回路6a、平滑回路
6b及びコンパレータ6cを介して前記処理回路7に接
続され、端子Tから出力される受信信号を復調、平滑
化、波形成形を行ってデジタル信号として処理回路7に
出力する。
【0027】前記コンデンサ21とダイオード22とを
結ぶノードN2、及び、コンデンサ23とダイオード2
4とを結ぶノードN3には、それぞれスイッチング回路
27が接続される。スイッチング回路27は、CMOS
インバータよりなる第1のインバータ28及び2つの抵
抗29,30とからなる。第1のインバータ28の入力
端子は抵抗29を介して前記ノードN2に接続され、出
力端子は抵抗30を介して前記ノードN3に接続されて
いる。第1のインバータ28の入力端子と抵抗30とを
結ぶノードN4には、発振回路31が接続されている。
【0028】発振回路31は、CMOSインバータより
なる第2及び第3のインバータ32,33、2つの抵抗
34,35及びコンデンサ36とからなる。第2及び第
3のインバータ32,33は直列に接続され、第2のイ
ンバータ32の出力端子は前記ノードN4に接続されて
いる。第3のインバータ33の入力端子は、各抵抗3
4,35を介して同インバータ33の出力端子、即ちノ
ードN5に接続されている。各抵抗34,35を結ぶノ
ードN6は、コンデンサ36を介して第2のインバータ
32の出力端子に接続されている。
【0029】今、前記ノードN6の電位がLレベルとな
ると、このLレベルの信号に基づいて第3のインバータ
33の出力信号は、抵抗35とコンデンサ36の時定数
によって決められた時間(以下、所定時間という)経過
後にHレベルに立ち上がる。即ち、ノードN5の電位
は、所定時間経過後にHレベルとなる。ノードN5の電
位がHレベルとなると、このHレベルの信号に基づいて
第2のインバータ32の出力信号はLレベルとなる。即
ち、ノードN4の電位は、Lレベルとなる。
【0030】前記ノードN5の電位がHレベルとなると
同時に、ノードN6の電位はLレベルからHレベルとな
り、このHレベルの信号に基づいて第3のインバータ3
3の出力信号は上記した所定時間経過後にHレベルから
Lレベルに立ち下がる。即ち、ノードN5の電位は、所
定時間経過後にHレベルからLレベルとなる。ノードN
5の電位がLレベルとなると、このLレベルの信号に基
づいて第2のインバータ32の出力信号はLレベルから
Hレベルに立ち上がる。即ち、ノードN4の電位は、L
レベルからHレベルとなる。
【0031】前記ノードN5の電位がLレベルとなると
同時に、ノードN6の電位はHレベルからLレベルとな
り、このLレベルの信号に基づいて第3のインバータ3
3の出力信号は、所定時間経過後にLレベルからHレベ
ルに立ち上がる。即ち、ノードN5の電位は、所定時間
経過後にLレベルからHレベルとなる。ノードN5の電
位がHレベルとなると、このHレベルの信号に基づいて
第2のインバータ32の出力信号はHレベルからLレベ
ルに立ち下がる。即ち、ノードN4の電位は、Hレベル
からLレベルとなる。
【0032】このような動作の繰返しによりノードN4
の電位は、H,Lレベルの間で発振するようになってい
る。即ち、発振回路31は、図5に示す発振信号SPを
スイッチング回路27に出力する。ちなみに、この発振
周期は、前記送信機2からの送信信号のデータ長よりも
短い周期となるように、前記抵抗35とコンデンサ36
の時定数によって予め設定される。
【0033】前記ノードN4の電位がHレベルのとき、
前記ノードN2の電位は同じくHレベルとなり、前記ノ
ードN3の電位は第1のインバータ28によって反転さ
れてLレベルとなる。一方、ノードN4の電位がLレベ
ルのとき、ノードN2の電位は同じくLレベルとなり、
ノードN3の電位は第1のインバータ28によって反転
されてHレベルとなる。つまり、ノードN4の電位は
H,Lレベルの間で発振するため、各ノードN2,N3
の電位は、交互にH,Lレベルとなる。
【0034】前記ノードN2の電位がHレベルとなる
と、接続点P1から入力された第1のアンテナ5aから
の受信信号S1が第1の信号線L1及び出力信号線L3
を経由して端子Tから出力される。このとき、ノードN
3の電位はLレベル、即ち第1のインバータ28のNチ
ャンネルMOSトランジスタ(以下、NMOSトランジ
スタという)がオンしてグランドに接続されるため、接
続点P2から入力された第2のアンテナ5bからの受信
信号S2は、コンデンサ23、抵抗29及び第1のイン
バータ28によって吸収される。
【0035】一方、ノードN3の電位がHレベルとなる
と、接続点P2から入力された第2のアンテナ5bから
の受信信号S2が第2の信号線L2及び出力信号線L3
を経由して端子Tから出力される。このとき、ノードN
2の電位はLレベル、即ち第2のインバータ32のNM
OSトランジスタがオンしてグランドに接続されるた
め、接続点P1から入力された第1のアンテナ5aから
の受信信号S1は、コンデンサ21、抵抗30及び第2
のインバータ32によって吸収される。
【0036】つまり、上記したように発振回路31から
の発振信号SPに基づくスイッチング回路27のスイッ
チング動作によって、端子Tから検波・復調回路6aを
介して第1及び第2のアンテナ5a,5bからの受信信
号S1,S2が交互に選択された合成受信信号S3が平
滑回路6bに出力される。ちなみに、前記各コンデンサ
21,23は第1及び第2のアンテナ5a,5bからの
受信信号S1,S2の直流分を除去し、ダイオード2
2,24はノードN1からの電流の逆流を防止してい
る。又、コンデンサ25及び抵抗26は、交互に選択さ
れた受信信号S1,S2の直流分を除去するとともに検
波・復調回路6aとのインピーダンス整合を取ってい
る。
【0037】そして、前記平滑回路6bには、積分回路
(図示しない)が備えられ、検波・復調回路6aから出
力された合成受信信号S3の平滑化が行われる。従っ
て、図5に示すように、例えば第1のアンテナ5aから
の受信信号S1が正常レベルであって、第2のアンテナ
5bからの受信信号S2が正常レベルよりも低いレベル
であるとき、上記したようにスイッチング回路27のス
イッチング動作によって、端子Tから検波・復調回路6
aを介して各受信信号S1,S2が交互に選択された合
成受信信号S3が出力される。そして、平滑回路6b
は、合成受信信号S3を平滑化し、ほぼ正常レベルの平
滑受信信号S4としてコンパレータ6cに出力し、コン
パレータ6cは平滑受信信号S4に基づくディジタル信
号を前記処理回路7に出力する。
【0038】上記したように、本実施の形態の特徴を以
下に述べる。 (1)第1,第2のアンテナ5a,5bは、ハウジング
12内の左側及び右側にそれぞれ同じ長さでのび所定間
隔を以って配設されているので、両アンテナ5a,5b
が相補関係となり、送信機2から送信された電波を確実
に受信することができる。従って、受信機4の均一な作
動エリアが確保できる。
【0039】(2)発振回路31からの発振信号SPに
基づくスイッチング回路27のスイッチング動作によっ
て、端子Tから検波・復調回路6aを介して第1及び第
2のアンテナ5a,5bからの受信信号S1,S2が交
互に選択された合成受信信号S3が平滑回路6bに出力
され、平滑回路6bはその合成受信信号S3を平滑化す
る。従って、受信回路6を簡単に構成できるとともに、
受信機4の作動エリアを減少させることはない。
【0040】(3)発振回路31の発振周期は、抵抗3
5及びコンデンサ36によって設定することができる。
従って、発振周期を容易に設定することができる。尚、
本発明は以下のように変更してもよく、その場合にも同
様の作用及び効果が得られる。
【0041】(1)上記実施の形態では、発振回路31
を図4に示すように2つのインバータ32,33、抵抗
34,35及びコンデンサ36によって構成したが、所
望の発振信号SPが得られれば、これに限定されるもの
ではない。例えば、図6に示すように、第2のインバー
タ32の出力端子とノードN4との間にインバータ37
を接続し、一端がノードN6に接続された抵抗35の他
端を奇数番目のインバータの出力端子、即ちインバータ
37の出力端子に接続し、又、一端がノードN6に接続
されたコンデンサ36の他端を偶数番目のインバータの
出力端子、即ち第2のインバータ32の出力端子に接続
して構成された発振回路31aを用いて実施してもよ
い。
【0042】又、図7に示すように、3つ以上でかつ奇
数段のインバータにて構成されたリングオシレータ31
b、CR発振回路、水晶発振回路等を用いて実施しても
よいもよい。
【0043】(2)上記実施の形態では、スイッチング
回路27を図4に示すようにインバータ31及び抵抗2
9,30によって構成したが、図8に示すように各ノー
ドN2,N3にそれぞれNMOSトランジスタよりなる
トランスファーゲート37を直列に接続し、それぞれ相
補動作を行うようにしてもよい。又、PチャンネルMO
Sトランジスタ(以下、PMOSトランジスタという)
よりなるトランスファーゲート37を用いてもよい。
又、インバータ31を省略し、一方をPMOSトランジ
スタよりなるトランスファーゲート37、他方をPMO
Sトランジスタよりなるトランスファーゲート37を用
いてもよい。尚、各ノードN2,N3にそれぞれトラン
スファーゲート37を直列に接続する場合、ダイオード
22,24を省略することも可能である。
【0044】(3)上記実施の形態では、受信機4をイ
ンナーミラー3内部に収容したが、これに限定されるも
のではない。 (4)上記実施の形態では、受信機4を自動車のドアの
施錠・解錠を行なうリモコン装置1に用いたが、これに
限定されるものではなく、例えばエンジンの始動・停止
を行なうリモコン装置に用いてもよい。
【0045】以上、この発明の実施の形態について説明
したが、実施の形態から把握できる請求項以外の技術的
思想について、以下にそれらの効果とともに記載する。 (イ)請求項1〜3のいずれかに記載の受信機におい
て、その本体を自動車のインナーミラーに収容したこと
を特徴とする受信機。このように構成すれば、広域かつ
均一な受信機の差動エリアを確保することができる。
【0046】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、受
信回路の回路構成を簡単にし、かつ均一な作動エリアを
確保し得る受信機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本実施の形態におけるインナーミラーの分解
斜視図。
【図2】 インナーミラーの要部断面図。
【図3】 リモートコントロール装置の電気的構成図。
【図4】 切替回路を示す回路図。
【図5】 切替回路の動作を示す波形図。
【図6】 別例の発振回路を示す回路図。
【図7】 別例の発振回路を示す回路図。
【図8】 別例のスイッチング回路を示す回路図。
【符号の説明】
2…送信機、5a,5b…第1及び第2のアンテナ、2
0…切替手段としての切替回路、6b…平滑回路、27
…スイッチング回路、31,31a,31b…発振回
路、L1,L2…第1,第2の信号線、L3…出力信号
線、S1,S2…受信信号、S3…合成受信信号、SP
…発振信号、WR…ワイヤードロジック回路。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信機(2)から送信された電波を受信
    する第1及び第2のアンテナ(5a,5b)と、 前記第1及び第2のアンテナ(5a,5b)からの受信
    信号(S1 ,S2)を交互に選択し合成受信信号(S
    3)として出力する切替手段(20)と、 前記切替手段(20)から出力された合成受信信号(S
    3)を平滑化する平滑回路(6b)とを備えた受信機。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の受信機において、 前記切替手段(20)は、 前記第1のアンテナ(5a)からの受信信号(S1 )を
    第1の信号線(L1)を経由して入力し、前記第2のア
    ンテナ(5b)からの受信信号(S2)を第2の信号線
    (L2)を経由して入力し、両信号線(L1,L2)を
    互いに接続した点から各受信信号(S1,S2)を合成
    した合成受信信号(S3)を出力信号線(L3)を経由
    して前記平滑回路(6b)に出力するワイヤードロジッ
    ク回路(WR)と、 前記第1及び第2の信号線(L1,L2)を経由する各
    受信信号(S1,S2)を交互に選択し前記平滑回路
    (6b)に出力するスイッチイング回路(27)と、 前記スイッチイング回路(27)を切替動作させるため
    の発振信号(SP)を生成する発振回路(31,31
    a,31b)とを備えた受信機。
JP8312309A 1996-11-22 1996-11-22 受信機 Pending JPH10154953A (ja)

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