JPH10154769A - 配線基板の製造装置及びワイヤ掛け装置 - Google Patents
配線基板の製造装置及びワイヤ掛け装置Info
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- JPH10154769A JPH10154769A JP9266211A JP26621197A JPH10154769A JP H10154769 A JPH10154769 A JP H10154769A JP 9266211 A JP9266211 A JP 9266211A JP 26621197 A JP26621197 A JP 26621197A JP H10154769 A JPH10154769 A JP H10154769A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 金属細線を所定配列で埋設した柱状体を容易
に作製でき、これによってビア付きの配線基板を効率的
に製造可能とする。 【解決手段】 配線基板のビアの平面配置にしたがって
その軸線と平行に多数本の導線が埋設された柱状体を、
該柱状体の軸線に垂直に所定厚で切り出しすることによ
り配線基板を形成する配線基板の製造装置において、前
記多数本の導線を柱状体の軸線と平行に配列する機構と
して、前記導線となる金属細線10を所定間隔で平行に
卷回して支持する枠部12aを有する複数個のワイヤ掛
けプレート12と、前記複数個のワイヤ掛けプレート1
2を互いに位置合わせして並置する支持手段18、26
とを備えたことを特徴とする。
に作製でき、これによってビア付きの配線基板を効率的
に製造可能とする。 【解決手段】 配線基板のビアの平面配置にしたがって
その軸線と平行に多数本の導線が埋設された柱状体を、
該柱状体の軸線に垂直に所定厚で切り出しすることによ
り配線基板を形成する配線基板の製造装置において、前
記多数本の導線を柱状体の軸線と平行に配列する機構と
して、前記導線となる金属細線10を所定間隔で平行に
卷回して支持する枠部12aを有する複数個のワイヤ掛
けプレート12と、前記複数個のワイヤ掛けプレート1
2を互いに位置合わせして並置する支持手段18、26
とを備えたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は半導体装置用パッケ
ージの製造に使用する配線基板の製造装置及びこの製造
装置で使用するワイヤ掛けプレートにワイヤ掛けするワ
イヤ掛け装置に関する。
ージの製造に使用する配線基板の製造装置及びこの製造
装置で使用するワイヤ掛けプレートにワイヤ掛けするワ
イヤ掛け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多層形成される半導体パッケージでは層
間で配線パターンを電気的に導通させるためビアを形成
するが、ビア付きの配線基板は基板内にあらかじめビア
を設けた配線基板として提供することによって、多層の
半導体パッケージの製造に利用できるようにすることを
目的とするものである。
間で配線パターンを電気的に導通させるためビアを形成
するが、ビア付きの配線基板は基板内にあらかじめビア
を設けた配線基板として提供することによって、多層の
半導体パッケージの製造に利用できるようにすることを
目的とするものである。
【0003】ビア付きの配線基板を得る方法として、本
出願人は先に多数本の金属導体を軸線と平行に配置して
得たセラミックの柱状体を軸線と垂直に所定の厚さでス
ライスすることによって得る方法を提案した(特開平8-
78580 号、特開平8-78581 号) 。セラミックを基材とす
るビア付きの配線基板を製造する場合は、容器内に多数
本の金属細線をビアの配置に合わせて所定間隔で立てて
おき、セラミックのスラリーを流し込み金属細線が埋設
された未焼成体を作製した後、この未焼成体を焼結して
金属導体が埋設された柱状体を形成し、この柱状体を金
属導体の軸線方向と垂直に所定厚でスライスすることに
よってビア付きの配線基板を得る。
出願人は先に多数本の金属導体を軸線と平行に配置して
得たセラミックの柱状体を軸線と垂直に所定の厚さでス
ライスすることによって得る方法を提案した(特開平8-
78580 号、特開平8-78581 号) 。セラミックを基材とす
るビア付きの配線基板を製造する場合は、容器内に多数
本の金属細線をビアの配置に合わせて所定間隔で立てて
おき、セラミックのスラリーを流し込み金属細線が埋設
された未焼成体を作製した後、この未焼成体を焼結して
金属導体が埋設された柱状体を形成し、この柱状体を金
属導体の軸線方向と垂直に所定厚でスライスすることに
よってビア付きの配線基板を得る。
【0004】図20は柱状体5をスライスしてビア付き
の配線基板を得る方法を示す。柱状体5内で金属導体を
所定間隔で配置しておけば、柱状体5をスライスするだ
けでビアが埋設された配線基板のスライス体6が得られ
るから、スライス体6を配線基板の形状にカットするこ
とによりビア付きの配線基板が得られる。得られたビア
付きの配線基板は多層の半導体パッケージを構成する基
板として使用でき、またその配線基板を基体としてビル
ドアップ法等で配線パターンを多層形成する半導体パッ
ケージの基板として使用することができる。ビア付きの
配線基板5の基板材料はセラミック材に限るものではな
く、エポキシ系樹脂等の各種プラスチック材、その他の
材料を使用することができる。
の配線基板を得る方法を示す。柱状体5内で金属導体を
所定間隔で配置しておけば、柱状体5をスライスするだ
けでビアが埋設された配線基板のスライス体6が得られ
るから、スライス体6を配線基板の形状にカットするこ
とによりビア付きの配線基板が得られる。得られたビア
付きの配線基板は多層の半導体パッケージを構成する基
板として使用でき、またその配線基板を基体としてビル
ドアップ法等で配線パターンを多層形成する半導体パッ
ケージの基板として使用することができる。ビア付きの
配線基板5の基板材料はセラミック材に限るものではな
く、エポキシ系樹脂等の各種プラスチック材、その他の
材料を使用することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように柱状体を
スライスして配線基板を製造する方法の場合には、容器
内に多数本の金属細線(金属導体)を配置する必要があ
るが、配線基板に形成するビアは1mm間隔といったよ
うにきわめて微細な間隔で配置されるから、実際の製造
工程では金属細線を効率的にかつ高精度に配置できるよ
うにする必要がある。本発明は、このようなビア付きの
配線基板の製造で多数本の金属細線を高精度にかつ効率
的に配列することを可能とし、ビア付きの配線基板の製
造を容易にする配線基板の製造装置を提供すること、ま
た、この配線基板の製造装置で使用するワイヤ掛けプレ
ートのワイヤ掛けに容易に使用できるワイヤ掛け装置を
提供することを目的とする。
スライスして配線基板を製造する方法の場合には、容器
内に多数本の金属細線(金属導体)を配置する必要があ
るが、配線基板に形成するビアは1mm間隔といったよ
うにきわめて微細な間隔で配置されるから、実際の製造
工程では金属細線を効率的にかつ高精度に配置できるよ
うにする必要がある。本発明は、このようなビア付きの
配線基板の製造で多数本の金属細線を高精度にかつ効率
的に配列することを可能とし、ビア付きの配線基板の製
造を容易にする配線基板の製造装置を提供すること、ま
た、この配線基板の製造装置で使用するワイヤ掛けプレ
ートのワイヤ掛けに容易に使用できるワイヤ掛け装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため次の構成を備える。すなわち、配線基板のビア
の平面配置にしたがってその軸線と平行に多数本の導線
が埋設された柱状体を、該柱状体の軸線に垂直に所定厚
で切り出しすることにより配線基板を形成する配線基板
の製造装置において、前記多数本の導線を柱状体の軸線
と平行に配列する機構として、前記導線となる金属細線
を所定間隔で平行に卷回して支持する枠部を有する複数
個のワイヤ掛けプレートと、前記複数個のワイヤ掛けプ
レートを互いに位置合わせして並置する支持手段とを備
えたことを特徴とする。また、前記ワイヤ掛けプレート
には前記金属細線を位置決めして支持する溝が形成され
たことを特徴とする。また、前記並置された複数個の前
記ワイヤ掛けプレートの間に前記金属細線を所定間隔で
離間して配列するためのスペーサが設けられたことを特
徴とする。また、前記ワイヤ掛けプレートの枠部には、
該ワイヤ掛けプレートを並置して構成される内部空間内
に前記金属細線とは別体の棒体を配置する凹部が形成さ
れたことを特徴とする。また、前記ワイヤ掛けプレート
の枠部の外側面には、金属細線を係止する係止片を切り
起こした係止部材を取り付けたことを特徴とする。ま
た、前記支持手段として前記ワイヤ掛けプレートを並置
する台座を設け、並置されたワイヤ掛けプレートで支持
された金属細線を内側に配置して両側から組み合わせて
前記柱状体を形成する容器空間を形成する複数に分割さ
れた型枠を用いることを特徴とする。
するため次の構成を備える。すなわち、配線基板のビア
の平面配置にしたがってその軸線と平行に多数本の導線
が埋設された柱状体を、該柱状体の軸線に垂直に所定厚
で切り出しすることにより配線基板を形成する配線基板
の製造装置において、前記多数本の導線を柱状体の軸線
と平行に配列する機構として、前記導線となる金属細線
を所定間隔で平行に卷回して支持する枠部を有する複数
個のワイヤ掛けプレートと、前記複数個のワイヤ掛けプ
レートを互いに位置合わせして並置する支持手段とを備
えたことを特徴とする。また、前記ワイヤ掛けプレート
には前記金属細線を位置決めして支持する溝が形成され
たことを特徴とする。また、前記並置された複数個の前
記ワイヤ掛けプレートの間に前記金属細線を所定間隔で
離間して配列するためのスペーサが設けられたことを特
徴とする。また、前記ワイヤ掛けプレートの枠部には、
該ワイヤ掛けプレートを並置して構成される内部空間内
に前記金属細線とは別体の棒体を配置する凹部が形成さ
れたことを特徴とする。また、前記ワイヤ掛けプレート
の枠部の外側面には、金属細線を係止する係止片を切り
起こした係止部材を取り付けたことを特徴とする。ま
た、前記支持手段として前記ワイヤ掛けプレートを並置
する台座を設け、並置されたワイヤ掛けプレートで支持
された金属細線を内側に配置して両側から組み合わせて
前記柱状体を形成する容器空間を形成する複数に分割さ
れた型枠を用いることを特徴とする。
【0007】また、配線基板のビアの平面配置にしたが
ってその軸線と平行に多数本の導線が埋設された柱状体
を、該柱状体の軸線に垂直に所定厚で切り出しすること
により配線基板を形成する配線基板の製造装置におい
て、前記多数本の導線を柱状体の軸線と平行に配列する
機構として、前記導線を構成する金属細線の供給部から
供給される前記柱状体の一列分の金属細線を、上下動と
上昇時および下降時での所定ピッチの横移動により前記
ビアの配置にしたがって所定間隔でガイドして供給する
上下動アームと、該上下動アームが上位置に移動し横移
動して下降する際と、下位置に移動し横移動して上昇す
る際に、各々前記一列分の金属細線を引っかけて前記所
定間隔で係止する係止棒と、前記上下動アームが上位置
と下位置に移動した際に、前記係止棒を係止する溝が前
記柱状体での導線の配置にしたがって設けられた上支持
枠および下支持枠とを有する支持枠体とを有することを
特徴とする。また、前記係止棒には前記金属細線を所定
間隔で位置決めするための溝が設けられていることを特
徴とする。また、前記上支持枠および下支持枠に係止棒
が装着され、係止棒に係止されて支持された金属細線を
内側に配置して両側から組み合わせて前記柱状体を形成
する容器空間を形成する複数に分割された型枠を用いる
ことを特徴とする。
ってその軸線と平行に多数本の導線が埋設された柱状体
を、該柱状体の軸線に垂直に所定厚で切り出しすること
により配線基板を形成する配線基板の製造装置におい
て、前記多数本の導線を柱状体の軸線と平行に配列する
機構として、前記導線を構成する金属細線の供給部から
供給される前記柱状体の一列分の金属細線を、上下動と
上昇時および下降時での所定ピッチの横移動により前記
ビアの配置にしたがって所定間隔でガイドして供給する
上下動アームと、該上下動アームが上位置に移動し横移
動して下降する際と、下位置に移動し横移動して上昇す
る際に、各々前記一列分の金属細線を引っかけて前記所
定間隔で係止する係止棒と、前記上下動アームが上位置
と下位置に移動した際に、前記係止棒を係止する溝が前
記柱状体での導線の配置にしたがって設けられた上支持
枠および下支持枠とを有する支持枠体とを有することを
特徴とする。また、前記係止棒には前記金属細線を所定
間隔で位置決めするための溝が設けられていることを特
徴とする。また、前記上支持枠および下支持枠に係止棒
が装着され、係止棒に係止されて支持された金属細線を
内側に配置して両側から組み合わせて前記柱状体を形成
する容器空間を形成する複数に分割された型枠を用いる
ことを特徴とする。
【0008】また、配線基板のビアの平面配置にしたが
ってその軸線と平行に多数本の導線が埋設された柱状体
を、該柱状体の軸線に垂直に所定厚で切り出しすること
により配線基板を形成する配線基板の製造装置におい
て、前記多数本の導線を柱状体の軸線と平行に配列する
機構として、前記柱状体を形成する容器の底面で前記導
線となる金属細線を前記柱状体での導線の配置にしたが
って配列する下ガイド板と、前記容器の上面で前記金属
細線を前記導線の配置にしたがって1本ずつ挿通して支
持するガイド孔を設けた上ガイド板とを有することを特
徴とする。また、前記上ガイド板と下ガイド板とにより
所定間隔で配列された金属細線を内側に配置して両側か
ら組み合わせて前記柱状体を形成する容器空間を形成す
る複数に分割された型枠を用いることを特徴とする。ま
た、前記多数本の導線を柱状体の軸線と平行に配列する
機構として、前記柱状体の軸線に垂直に二分した前記柱
状体の上部部分を支持する下板と、該下板上で前記柱状
体の上部部分を内側に配置して両側から組み合わせて前
記柱状体を形成する容器空間を形成する複数に分割され
た型枠と、容器の上面で前記金属細線を前記支持体での
金属細線の配置にしたがって1本ずつ挿通してガイドす
るガイド孔を設けた上ガイド板とを有することを特徴と
する。
ってその軸線と平行に多数本の導線が埋設された柱状体
を、該柱状体の軸線に垂直に所定厚で切り出しすること
により配線基板を形成する配線基板の製造装置におい
て、前記多数本の導線を柱状体の軸線と平行に配列する
機構として、前記柱状体を形成する容器の底面で前記導
線となる金属細線を前記柱状体での導線の配置にしたが
って配列する下ガイド板と、前記容器の上面で前記金属
細線を前記導線の配置にしたがって1本ずつ挿通して支
持するガイド孔を設けた上ガイド板とを有することを特
徴とする。また、前記上ガイド板と下ガイド板とにより
所定間隔で配列された金属細線を内側に配置して両側か
ら組み合わせて前記柱状体を形成する容器空間を形成す
る複数に分割された型枠を用いることを特徴とする。ま
た、前記多数本の導線を柱状体の軸線と平行に配列する
機構として、前記柱状体の軸線に垂直に二分した前記柱
状体の上部部分を支持する下板と、該下板上で前記柱状
体の上部部分を内側に配置して両側から組み合わせて前
記柱状体を形成する容器空間を形成する複数に分割され
た型枠と、容器の上面で前記金属細線を前記支持体での
金属細線の配置にしたがって1本ずつ挿通してガイドす
るガイド孔を設けた上ガイド板とを有することを特徴と
する。
【0009】また、配線基板のビアの平面配置にしたが
ってその軸線と平行に多数本の導線が埋設された柱状体
を、該柱状体の軸線に垂直に所定厚で切り出しすること
により配線基板を形成する配線基板の製造装置におい
て、前記多数本の導線を柱状体の軸線と平行に配列する
機構として、所定間隔で平行に配列されて供給される多
数本の金属細線をはさむ一方側と他方側に、該金属細線
の長手方向と直交する向きで所定間隔で金属の細線を引
っかける多数本の溝付きアームを一方側と他方側とで1
本ずつ交互配置となるよう配置して支持した一対の溝付
きアームの支持体と、前記多数本の金属細線をはさんで
前記溝付きアームが対向する位置から、金属細線の送り
出しとともに、金属細線を引っかけてクロスするよう溝
付きアームを所定距離移動させる移動手段とを備えたこ
とを特徴とする。また、前記金属細線の平面配置を、前
記柱状体をスライスした1枚のスライス体から複数の配
線基板を取得可能としたことを特徴とする。また、所定
配列で支持された金属細線が収納される柱状体を形成す
る容器が、壁面にヒータ線を設けられ、容器が加熱可能
とされたことを特徴とする。
ってその軸線と平行に多数本の導線が埋設された柱状体
を、該柱状体の軸線に垂直に所定厚で切り出しすること
により配線基板を形成する配線基板の製造装置におい
て、前記多数本の導線を柱状体の軸線と平行に配列する
機構として、所定間隔で平行に配列されて供給される多
数本の金属細線をはさむ一方側と他方側に、該金属細線
の長手方向と直交する向きで所定間隔で金属の細線を引
っかける多数本の溝付きアームを一方側と他方側とで1
本ずつ交互配置となるよう配置して支持した一対の溝付
きアームの支持体と、前記多数本の金属細線をはさんで
前記溝付きアームが対向する位置から、金属細線の送り
出しとともに、金属細線を引っかけてクロスするよう溝
付きアームを所定距離移動させる移動手段とを備えたこ
とを特徴とする。また、前記金属細線の平面配置を、前
記柱状体をスライスした1枚のスライス体から複数の配
線基板を取得可能としたことを特徴とする。また、所定
配列で支持された金属細線が収納される柱状体を形成す
る容器が、壁面にヒータ線を設けられ、容器が加熱可能
とされたことを特徴とする。
【0010】また、前記配線基板の製造装置で使用する
ワイヤ掛けプレートに金属細線を自動で卷回するワイヤ
掛け装置であって、前記対向して配置される枠部の線対
称中心線を回転軸線として前記ワイヤ掛けプレートを回
転させるプレート回転機構と、前記金属細線に一定のテ
ンションを付与して前記ワイヤ掛けプレートが回転する
側方から金属細線を送り出す送り出し機構と、前記ワイ
ヤ掛けプレートが1回転するごとに、前記ワイヤ掛けプ
レートに対する前記送り出し機構からの前記金属細線の
送り出し位置を前記ワイヤ掛けプレートに対して相対的
に所定ピッチで平行移動させる移動機構とを備えたこと
を特徴とする。ワイヤ掛け装置は、金属細線の送り出し
機構により金属細線を送り出しつつプレート回転機構に
よりワイヤ掛けプレートを回転させ、移動機構により前
記ワイヤ掛けプレートが1回転するごとにワイヤ掛けプ
レートに対する金属細線の送り出し位置を所定ピッチで
移動させることによって、自動操作によりワイヤ掛けプ
レートに所定間隔で金属細線を卷回することができる。
ワイヤ掛けプレートに金属細線を自動で卷回するワイヤ
掛け装置であって、前記対向して配置される枠部の線対
称中心線を回転軸線として前記ワイヤ掛けプレートを回
転させるプレート回転機構と、前記金属細線に一定のテ
ンションを付与して前記ワイヤ掛けプレートが回転する
側方から金属細線を送り出す送り出し機構と、前記ワイ
ヤ掛けプレートが1回転するごとに、前記ワイヤ掛けプ
レートに対する前記送り出し機構からの前記金属細線の
送り出し位置を前記ワイヤ掛けプレートに対して相対的
に所定ピッチで平行移動させる移動機構とを備えたこと
を特徴とする。ワイヤ掛け装置は、金属細線の送り出し
機構により金属細線を送り出しつつプレート回転機構に
よりワイヤ掛けプレートを回転させ、移動機構により前
記ワイヤ掛けプレートが1回転するごとにワイヤ掛けプ
レートに対する金属細線の送り出し位置を所定ピッチで
移動させることによって、自動操作によりワイヤ掛けプ
レートに所定間隔で金属細線を卷回することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて説明する。 (第1実施形態)図1は本発明に係る配線基板の製造装
置の第1実施形態を示す説明図である。本実施形態の配
線基板の製造装置は、配線基板の基材となる基材材料を
充填する容器内に金属細線10を所定間隔で配列する方
法として、枠体状に形成したワイヤ掛けプレート12を
用いることを特徴とする。
ついて説明する。 (第1実施形態)図1は本発明に係る配線基板の製造装
置の第1実施形態を示す説明図である。本実施形態の配
線基板の製造装置は、配線基板の基材となる基材材料を
充填する容器内に金属細線10を所定間隔で配列する方
法として、枠体状に形成したワイヤ掛けプレート12を
用いることを特徴とする。
【0012】ワイヤ掛けプレート12は薄板を矩形枠状
に形成し、金属細線10を対向する枠部12a、12b
の間で張るように卷回して支持するものである。枠部1
2a、12bの外面には支持した金属細線10が位置ず
れしないようにする溝14を設ける。図2は枠部12
a、12bに設ける溝14の形成例で、図2(a) は枠部
12aの外側面に溝14を設けた例、図2(b) は枠部1
2aの内側面に溝14を設けた例、図2(c) は枠部12
aの外側面および内側面に溝14を設けた例である。
に形成し、金属細線10を対向する枠部12a、12b
の間で張るように卷回して支持するものである。枠部1
2a、12bの外面には支持した金属細線10が位置ず
れしないようにする溝14を設ける。図2は枠部12
a、12bに設ける溝14の形成例で、図2(a) は枠部
12aの外側面に溝14を設けた例、図2(b) は枠部1
2aの内側面に溝14を設けた例、図2(c) は枠部12
aの外側面および内側面に溝14を設けた例である。
【0013】溝14の形状は平底のV字状等の適宜形状
に設定できる。図2(b) 、(c) に示す例は金属細線10
が完全に溝14内に埋没し、枠部12aの側面から金属
細線10の外面が突出しないようにした例である。ワイ
ヤ掛けプレート12の材質としてはステンレス等の金属
材、ジルコニア等のセラミック材等が使用できる。金属
材の場合はエッチング、研削等で溝14が形成でき、セ
ラミック材の場合は研削等で溝14が形成できる。
に設定できる。図2(b) 、(c) に示す例は金属細線10
が完全に溝14内に埋没し、枠部12aの側面から金属
細線10の外面が突出しないようにした例である。ワイ
ヤ掛けプレート12の材質としてはステンレス等の金属
材、ジルコニア等のセラミック材等が使用できる。金属
材の場合はエッチング、研削等で溝14が形成でき、セ
ラミック材の場合は研削等で溝14が形成できる。
【0014】容器内に金属細線10を配置する方法は、
金属細線10を卷回した同形のワイヤ掛けプレート12
を多数枚並列させて配置し、これによって縦横に多数本
の金属細線10を配置することによる。ワイヤ掛けプレ
ート12の四隅に設けた位置決め孔16は位置決めピン
18を挿通してワイヤ掛けプレート12を位置合わせす
るためのものである。ワイヤ掛けプレート12を並列に
配置する場合、この実施形態では隣接するワイヤ掛けプ
レート12の間にスペーサ20を挟んで配置する。これ
は、隣接するワイヤ掛けプレート12の間に適当な間隔
をあけ、平面配置で金属細線10が縦横に所定間隔で配
列されるようにするためである。図3にスペーサ20を
介してワイヤ掛けプレート12を配置した様子を示す。
図示例のワイヤ掛けプレート12は枠部12a、12b
の側面に溝14を設けて金属細線10が溝14内に埋没
するようにしている。
金属細線10を卷回した同形のワイヤ掛けプレート12
を多数枚並列させて配置し、これによって縦横に多数本
の金属細線10を配置することによる。ワイヤ掛けプレ
ート12の四隅に設けた位置決め孔16は位置決めピン
18を挿通してワイヤ掛けプレート12を位置合わせす
るためのものである。ワイヤ掛けプレート12を並列に
配置する場合、この実施形態では隣接するワイヤ掛けプ
レート12の間にスペーサ20を挟んで配置する。これ
は、隣接するワイヤ掛けプレート12の間に適当な間隔
をあけ、平面配置で金属細線10が縦横に所定間隔で配
列されるようにするためである。図3にスペーサ20を
介してワイヤ掛けプレート12を配置した様子を示す。
図示例のワイヤ掛けプレート12は枠部12a、12b
の側面に溝14を設けて金属細線10が溝14内に埋没
するようにしている。
【0015】ワイヤ掛けプレート12とスペーサ20を
用いて金属細線10を配置する場合は、ワイヤ掛けプレ
ート12及びスペーサ20の厚さ、ワイヤ掛けプレート
12に設ける溝14の深さを設定することにより金属細
線10の配置間隔を設定することができる。実施形態で
は、ワイヤ掛けプレート12は約1.2mmのステンレ
ス材を使用し内のり寸法が約190mm角の枠体に形成
した。溝14のピッチは1.0mm、溝14の深さは1
50μmである。スペーサ20は厚さ約0.8mmのス
テンレス板を使用してワイヤ掛けプレート12と同様の
枠体状に形成した。
用いて金属細線10を配置する場合は、ワイヤ掛けプレ
ート12及びスペーサ20の厚さ、ワイヤ掛けプレート
12に設ける溝14の深さを設定することにより金属細
線10の配置間隔を設定することができる。実施形態で
は、ワイヤ掛けプレート12は約1.2mmのステンレ
ス材を使用し内のり寸法が約190mm角の枠体に形成
した。溝14のピッチは1.0mm、溝14の深さは1
50μmである。スペーサ20は厚さ約0.8mmのス
テンレス板を使用してワイヤ掛けプレート12と同様の
枠体状に形成した。
【0016】なお、ワイヤ掛けプレート12に金属細線
10を取り付ける方法として、実施形態では図4に示す
ようにワイヤ掛けプレート12の枠部12aの外側面の
所定位置に係止片22aを切り起こした係止板22を固
定し、ワイヤ掛けプレート12の所定位置で金属細線1
0を一回卷回するごとに、係止片22aに金属細線20
を係止させ、次いで隣接する溝14に金属細線10を誘
導し、その溝14位置で金属細線10を卷回するように
した。金属細線10をワイヤ掛けプレート12に卷回す
る際には、図1に示すように金属細線10の供給側で若
干テンションを加えながらワイヤ掛けプレート12を中
心線Aの回りで回転させて行う。
10を取り付ける方法として、実施形態では図4に示す
ようにワイヤ掛けプレート12の枠部12aの外側面の
所定位置に係止片22aを切り起こした係止板22を固
定し、ワイヤ掛けプレート12の所定位置で金属細線1
0を一回卷回するごとに、係止片22aに金属細線20
を係止させ、次いで隣接する溝14に金属細線10を誘
導し、その溝14位置で金属細線10を卷回するように
した。金属細線10をワイヤ掛けプレート12に卷回す
る際には、図1に示すように金属細線10の供給側で若
干テンションを加えながらワイヤ掛けプレート12を中
心線Aの回りで回転させて行う。
【0017】金属細線10を埋設した柱状体を作製する
際には、図1に示すように、金属細線10を取り付けた
ワイヤ掛けプレート12をスペーサ20と交互に重ね合
わせ、位置決めピン18を挿通してエンドプレート24
で両端面を押さえてボルト締めにより一体にした後、台
座26に載置し、台座26上で半円筒状に形成した型枠
28を両側から組み合わせて有底の円筒状の容器を形成
する。次いで、この容器内に配線基板の基材を構成する
充填材を充填し、固化して金属細線10を埋設した柱状
体を得る。
際には、図1に示すように、金属細線10を取り付けた
ワイヤ掛けプレート12をスペーサ20と交互に重ね合
わせ、位置決めピン18を挿通してエンドプレート24
で両端面を押さえてボルト締めにより一体にした後、台
座26に載置し、台座26上で半円筒状に形成した型枠
28を両側から組み合わせて有底の円筒状の容器を形成
する。次いで、この容器内に配線基板の基材を構成する
充填材を充填し、固化して金属細線10を埋設した柱状
体を得る。
【0018】本実施形態では、金属細線10として銅線
を使用し、充填材として、窒化アルミニウム粉を50体
積%以上含有するエポキシ系樹脂を使用した。この充填
材を型枠28と台座26によって形成された容器内に充
填し、真空処理した後、100℃のオーブン中で24時
間放置して硬化させた。硬化後、円筒容器内から金属細
線10が埋設された柱状体を取り出し、この柱状体のみ
を150℃、48時間放置して、完全に硬化させた。得
られた柱状体を、マルチブレードソーを用いて、金属細
線10の軸線に垂直に厚さ約0.64mmに切り出し、
ピッチ1.0mmの銅のビアがマトリックス状に形成さ
れたビア付きの配線基板を得ることができた。
を使用し、充填材として、窒化アルミニウム粉を50体
積%以上含有するエポキシ系樹脂を使用した。この充填
材を型枠28と台座26によって形成された容器内に充
填し、真空処理した後、100℃のオーブン中で24時
間放置して硬化させた。硬化後、円筒容器内から金属細
線10が埋設された柱状体を取り出し、この柱状体のみ
を150℃、48時間放置して、完全に硬化させた。得
られた柱状体を、マルチブレードソーを用いて、金属細
線10の軸線に垂直に厚さ約0.64mmに切り出し、
ピッチ1.0mmの銅のビアがマトリックス状に形成さ
れたビア付きの配線基板を得ることができた。
【0019】なお、容器内に金属細線10と同時に金属
細線10とは別体に形成した棒体30を配置して、棒体
30と金属細線10を埋設するように構成することも可
能である。図1ではワイヤ掛けプレート12とスペーサ
20の内周側面に棒体30を装着するための凹部12c
を設け、ワイヤ掛けプレート12とスペーサ20を重ね
る際に側方から棒体30を挿入してセットする方法を示
す。この場合、棒体30の装着部分を避けてワイヤ掛け
プレート12に金属細線10を卷回する。棒体30とし
て、たとえば窒化アルミニウム棒体を使用し、金属細線
10とともに容器内に装着して、上記例と同様に窒化ア
ルミニウム粉を50体積%以上含有するエポキシ系樹脂
の充填材を充填して、硬化させることにより、窒化アル
ミニウム棒体を埋設した柱状体を得ることができる。
細線10とは別体に形成した棒体30を配置して、棒体
30と金属細線10を埋設するように構成することも可
能である。図1ではワイヤ掛けプレート12とスペーサ
20の内周側面に棒体30を装着するための凹部12c
を設け、ワイヤ掛けプレート12とスペーサ20を重ね
る際に側方から棒体30を挿入してセットする方法を示
す。この場合、棒体30の装着部分を避けてワイヤ掛け
プレート12に金属細線10を卷回する。棒体30とし
て、たとえば窒化アルミニウム棒体を使用し、金属細線
10とともに容器内に装着して、上記例と同様に窒化ア
ルミニウム粉を50体積%以上含有するエポキシ系樹脂
の充填材を充填して、硬化させることにより、窒化アル
ミニウム棒体を埋設した柱状体を得ることができる。
【0020】図5はこうして得られた柱状体32を示
す。柱状体32には金属細線10と棒体30が埋設され
ているから、この柱状体32を金属細線10の軸線に垂
直に切り出すことにより、基板の中央部に窒化アルミニ
ウムセラミックが形成され、窒化アルミニウムセラミッ
クの周囲にマトリックス状に銅のビアが形成された配線
基板を得ることができる。このように、容器内に異種材
料を配置することも可能であり、このような配置とする
ことによって、異種材からなる配線基板を得ることがで
きる。
す。柱状体32には金属細線10と棒体30が埋設され
ているから、この柱状体32を金属細線10の軸線に垂
直に切り出すことにより、基板の中央部に窒化アルミニ
ウムセラミックが形成され、窒化アルミニウムセラミッ
クの周囲にマトリックス状に銅のビアが形成された配線
基板を得ることができる。このように、容器内に異種材
料を配置することも可能であり、このような配置とする
ことによって、異種材からなる配線基板を得ることがで
きる。
【0021】図6はワイヤ掛けプレート12の他の実施
形態を示す。上記実施形態のワイヤ掛けプレート12は
スペーサ20を介して重ね合わせることにより金属細線
10の平面配置における間隔を設定した。これに対し
て、本実施形態ではワイヤ掛けプレート12を互いに当
接させて重ね合わせた際に、金属細線10の縦横の配置
間隔が所定の間隔になるよう溝14の深さを設定したも
のである。この実施形態の場合はスペーサ20が不要に
なるという利点がある。
形態を示す。上記実施形態のワイヤ掛けプレート12は
スペーサ20を介して重ね合わせることにより金属細線
10の平面配置における間隔を設定した。これに対し
て、本実施形態ではワイヤ掛けプレート12を互いに当
接させて重ね合わせた際に、金属細線10の縦横の配置
間隔が所定の間隔になるよう溝14の深さを設定したも
のである。この実施形態の場合はスペーサ20が不要に
なるという利点がある。
【0022】上記各実施形態で示したように、ワイヤ掛
けプレート12を用いて金属細線10を配置する方法
は、ワイヤ掛けプレート12で金属細線10を支持する
から、金属細線10の位置ずれをなくし、高精度に金属
細線10を配置できるという利点がある。また、異種材
の装着が容易であること、製造装置のコストを抑えるこ
とができるといった特徴がある。
けプレート12を用いて金属細線10を配置する方法
は、ワイヤ掛けプレート12で金属細線10を支持する
から、金属細線10の位置ずれをなくし、高精度に金属
細線10を配置できるという利点がある。また、異種材
の装着が容易であること、製造装置のコストを抑えるこ
とができるといった特徴がある。
【0023】図7および8はワイヤ掛けプレート12に
金属細線10を自動でワイヤ掛けするワイヤ掛け装置の
一実施形態の構成を示す正面図および平面図である。こ
のワイヤ掛け装置は、金属細線10が卷回される対向し
て配置された枠部の線対称中心線を回転軸線としてワイ
ヤ掛けプレート12を回転させるプレート回転機構10
0と、金属細線10に一定のテンションを付与して前記
プレート回転機構100によって回転駆動されるワイヤ
掛けプレート12の側方から金属細線10を送り出す送
り出し機構102と、ワイヤ掛けプレート12に対する
前記送り出し機構102からの金属細線10の送り出し
位置を所定ピッチで移動させる移動機構104とを備え
る。
金属細線10を自動でワイヤ掛けするワイヤ掛け装置の
一実施形態の構成を示す正面図および平面図である。こ
のワイヤ掛け装置は、金属細線10が卷回される対向し
て配置された枠部の線対称中心線を回転軸線としてワイ
ヤ掛けプレート12を回転させるプレート回転機構10
0と、金属細線10に一定のテンションを付与して前記
プレート回転機構100によって回転駆動されるワイヤ
掛けプレート12の側方から金属細線10を送り出す送
り出し機構102と、ワイヤ掛けプレート12に対する
前記送り出し機構102からの金属細線10の送り出し
位置を所定ピッチで移動させる移動機構104とを備え
る。
【0024】プレート回転機構100は、ワイヤ掛けプ
レート12で金属細線10を卷回しない2つの枠部の中
央部をクランパ106a、106bで脱着自在に支持
し、クランパ106a、106bを支持する軸108を
回転駆動することによってワイヤ掛けプレート12を回
転する。クランパ106a、106bで枠部の中央部を
クランプして回転することにより、ワイヤ掛けプレート
12は金属細線10が卷回される枠部の線対称中心線を
回転軸線として回転される。110a、110bは軸1
08の軸支部、112a、112bは軸108に固定し
たプーリである。
レート12で金属細線10を卷回しない2つの枠部の中
央部をクランパ106a、106bで脱着自在に支持
し、クランパ106a、106bを支持する軸108を
回転駆動することによってワイヤ掛けプレート12を回
転する。クランパ106a、106bで枠部の中央部を
クランプして回転することにより、ワイヤ掛けプレート
12は金属細線10が卷回される枠部の線対称中心線を
回転軸線として回転される。110a、110bは軸1
08の軸支部、112a、112bは軸108に固定し
たプーリである。
【0025】プーリ112a、112bはプレート回転
モータ114に連繋して軸108を回転駆動し、クラン
パ106a、106bにクランプされたワイヤ掛けプレ
ート12を回転する。図7に示すように、プレート回転
モータ114とプーリ112a、112bとは中間プー
リ116とプレート回転モータ114との間をベルトに
より連繋し、中間プーリ116とプーリ112a、11
2bとの間をベルト118によって連繋する。
モータ114に連繋して軸108を回転駆動し、クラン
パ106a、106bにクランプされたワイヤ掛けプレ
ート12を回転する。図7に示すように、プレート回転
モータ114とプーリ112a、112bとは中間プー
リ116とプレート回転モータ114との間をベルトに
より連繋し、中間プーリ116とプーリ112a、11
2bとの間をベルト118によって連繋する。
【0026】金属細線10の送り出し機構102は、長
尺な金属細線を卷回したコイル120と、金属細線10
に一定のテンションを付与するためのテンション部12
2と、コイル状に卷回された金属細線10を真っ直ぐに
伸展させて送り出すための伸線部124と、金属細線1
0の送り出し位置を規定するワイヤガイド126と、ワ
イヤ送り出しモータ128とを有する。ワイヤ送り出し
モータ128はコイル120からの金属細線10の送り
出し量を制御するためのものである。
尺な金属細線を卷回したコイル120と、金属細線10
に一定のテンションを付与するためのテンション部12
2と、コイル状に卷回された金属細線10を真っ直ぐに
伸展させて送り出すための伸線部124と、金属細線1
0の送り出し位置を規定するワイヤガイド126と、ワ
イヤ送り出しモータ128とを有する。ワイヤ送り出し
モータ128はコイル120からの金属細線10の送り
出し量を制御するためのものである。
【0027】本実施形態の送り出し機構102は金属細
線10に常時一定のテンションを付与して金属細線10
を供給するが、そのための構成として、テンション部1
22では鉛直方向にガイドレール122aを配置し、ガ
イドレール122aに上下動自在にテンションローラ1
22bをガイド支持し、図7に示すように、テンション
ローラ122bの自重が金属細線10に加わるようガイ
ドローラ130、132とテンションローラ122bと
の間に金属細線10を掛けわたしている。テンションロ
ーラ122bをガイドレール122aに上下動自在に支
持したことにより、金属細線10には常時テンションロ
ーラ122bの重力が加わり、金属細線10は常時一定
のテンションが付与されて供給される。
線10に常時一定のテンションを付与して金属細線10
を供給するが、そのための構成として、テンション部1
22では鉛直方向にガイドレール122aを配置し、ガ
イドレール122aに上下動自在にテンションローラ1
22bをガイド支持し、図7に示すように、テンション
ローラ122bの自重が金属細線10に加わるようガイ
ドローラ130、132とテンションローラ122bと
の間に金属細線10を掛けわたしている。テンションロ
ーラ122bをガイドレール122aに上下動自在に支
持したことにより、金属細線10には常時テンションロ
ーラ122bの重力が加わり、金属細線10は常時一定
のテンションが付与されて供給される。
【0028】金属細線10はプレート回転機構100に
よってワイヤ掛けプレート12が回転駆動されることに
よって引き出されるが、この引き出し量にはばらつきが
あるから、そのばらつきが吸収できるようテンションロ
ーラ122bがガイドレール122aの長さ範囲内で上
下動できるようにし、金属細線10の引き出し量に応じ
てワイヤ送り出しモータ128によって金属細線10の
繰り出し量を制御するようにしている。
よってワイヤ掛けプレート12が回転駆動されることに
よって引き出されるが、この引き出し量にはばらつきが
あるから、そのばらつきが吸収できるようテンションロ
ーラ122bがガイドレール122aの長さ範囲内で上
下動できるようにし、金属細線10の引き出し量に応じ
てワイヤ送り出しモータ128によって金属細線10の
繰り出し量を制御するようにしている。
【0029】図7で134、136はテンションローラ
122bの下限位置と上限位置を各々検知するセンサで
ある。テンションローラ122bが下限位置まで下降し
たことをセンサ134によって検知した際には、ワイヤ
送り出しモータ128による金属細線10の送り出し量
を抑えてテンションローラ122bがそれ以上下降しな
いようにし、テンションローラ122bが上限位置まで
上昇した際にはワイヤ送り出しモータ128による金属
細線10の送り出し量を増やして金属細線10の引き出
しに備えるようにする。こうして、金属細線10に常時
テンションローラ122bによる重力を作用させて金属
細線10を供給することができる。
122bの下限位置と上限位置を各々検知するセンサで
ある。テンションローラ122bが下限位置まで下降し
たことをセンサ134によって検知した際には、ワイヤ
送り出しモータ128による金属細線10の送り出し量
を抑えてテンションローラ122bがそれ以上下降しな
いようにし、テンションローラ122bが上限位置まで
上昇した際にはワイヤ送り出しモータ128による金属
細線10の送り出し量を増やして金属細線10の引き出
しに備えるようにする。こうして、金属細線10に常時
テンションローラ122bによる重力を作用させて金属
細線10を供給することができる。
【0030】テンションローラ122bの自重を利用し
てテンションを付与する方法は、重力が常に一定である
ことから、金属細線10に一定のテンションを付与する
方法として好適な方法である。もちろん、重力を利用す
るかわりに、常時一定の弾性力が付与される機械的なス
プリングを利用したり、エアスプリングを利用したりす
る方法によることもできる。
てテンションを付与する方法は、重力が常に一定である
ことから、金属細線10に一定のテンションを付与する
方法として好適な方法である。もちろん、重力を利用す
るかわりに、常時一定の弾性力が付与される機械的なス
プリングを利用したり、エアスプリングを利用したりす
る方法によることもできる。
【0031】移動機構104は、本実施形態では金属細
線の送り出し機構102全体を移動テーブル140によ
ってスライド自在に支持し、移動モータ142によって
送り出し機構102をピッチ送りするように構成した。
移動テーブル140の移動方向はワイヤ掛けプレート1
2の回転軸線と平行に配置し、ワイヤ掛けプレート12
の金属細線10が卷回される枠部と平行に移動するよう
に配置している。
線の送り出し機構102全体を移動テーブル140によ
ってスライド自在に支持し、移動モータ142によって
送り出し機構102をピッチ送りするように構成した。
移動テーブル140の移動方向はワイヤ掛けプレート1
2の回転軸線と平行に配置し、ワイヤ掛けプレート12
の金属細線10が卷回される枠部と平行に移動するよう
に配置している。
【0032】図9は上記の自動装置でワイヤ掛けプレー
ト12に金属細線10を卷回した状態を示す。金属細線
10はワイヤ掛けプレート12の枠部の側面に設けた溝
に収容するようにして、枠部間で金属細線10を張るよ
うにして卷回される。図7に示すように、プレート回転
機構100によってワイヤ掛けプレート12を回転する
ことによって送り出し機構102から金属細線10が引
き出されてワイヤ掛けプレート12に金属細線10が卷
回される。ワイヤ掛けプレート12が1回転するごと
に、移動機構104により金属細線の送り出し機構10
2をワイヤ掛けプレート12の1ピッチ分移動させて金
属細線10を卷回する操作を繰りかえすことにより、ワ
イヤ掛けプレート12に金属細線10を自動的に卷回す
ることができる。
ト12に金属細線10を卷回した状態を示す。金属細線
10はワイヤ掛けプレート12の枠部の側面に設けた溝
に収容するようにして、枠部間で金属細線10を張るよ
うにして卷回される。図7に示すように、プレート回転
機構100によってワイヤ掛けプレート12を回転する
ことによって送り出し機構102から金属細線10が引
き出されてワイヤ掛けプレート12に金属細線10が卷
回される。ワイヤ掛けプレート12が1回転するごと
に、移動機構104により金属細線の送り出し機構10
2をワイヤ掛けプレート12の1ピッチ分移動させて金
属細線10を卷回する操作を繰りかえすことにより、ワ
イヤ掛けプレート12に金属細線10を自動的に卷回す
ることができる。
【0033】なお、ワイヤ掛けプレート12に金属細線
10を卷回する際には、ワイヤ掛けプレート12を1回
転させるごとに次の溝に金属細線10を引っ掛けてか
ら、次の回転操作に移る必要がある。実施形態の装置で
は、この引っ掛け操作のため、図10に示すように、い
ったん次の溝に金属細線10が引っ掛かる位置までワイ
ヤガイド126を横方向に移動させ、次の溝に金属細線
10を引っ掛けたところで元位置(原位置よりも1ピッ
チ分横移動している)にワイヤガイド126を戻し、そ
の状態でワイヤ掛けプレート12を回転させるようにす
る。テンションローラ122bを若干上下動できるよう
にガイドレール122aで支持しているのは、このよう
な金属細線10の繰り出し操作が必要となることも一つ
の理由である。
10を卷回する際には、ワイヤ掛けプレート12を1回
転させるごとに次の溝に金属細線10を引っ掛けてか
ら、次の回転操作に移る必要がある。実施形態の装置で
は、この引っ掛け操作のため、図10に示すように、い
ったん次の溝に金属細線10が引っ掛かる位置までワイ
ヤガイド126を横方向に移動させ、次の溝に金属細線
10を引っ掛けたところで元位置(原位置よりも1ピッ
チ分横移動している)にワイヤガイド126を戻し、そ
の状態でワイヤ掛けプレート12を回転させるようにす
る。テンションローラ122bを若干上下動できるよう
にガイドレール122aで支持しているのは、このよう
な金属細線10の繰り出し操作が必要となることも一つ
の理由である。
【0034】この実施形態では、金属細線の送り出し機
構102を平行移動してワイヤ掛けプレート12に金属
細線10を卷回するようにしたが、金属細線の送り出し
機構102を固定とし、プレート回転機構100に移動
機構104を設けてプレート回転機構100によりワイ
ヤ掛けプレート12を回転するとともに、ワイヤ掛けプ
レート12を平行移動しながら、送り出し機構102か
ら金属細線10を供給してワイヤ掛けプレート12に金
属細線10を卷回するようにすることもできる。ワイヤ
掛けプレート12に金属細線10を供給する送り出し位
置は、ワイヤ掛けプレート12と送り出し機構102と
の相対位置関係によるからである。
構102を平行移動してワイヤ掛けプレート12に金属
細線10を卷回するようにしたが、金属細線の送り出し
機構102を固定とし、プレート回転機構100に移動
機構104を設けてプレート回転機構100によりワイ
ヤ掛けプレート12を回転するとともに、ワイヤ掛けプ
レート12を平行移動しながら、送り出し機構102か
ら金属細線10を供給してワイヤ掛けプレート12に金
属細線10を卷回するようにすることもできる。ワイヤ
掛けプレート12に金属細線10を供給する送り出し位
置は、ワイヤ掛けプレート12と送り出し機構102と
の相対位置関係によるからである。
【0035】図7で138はワイヤクランプ、140は
クランプシリンダである。ワイヤクランプ138はガイ
ドローラ132との間で金属細線10をクランプして金
属細線10の送り出しを停止させる際に使用する。ワイ
ヤ掛けプレート12をかけかえる際には、金属細線10
の送り出しを停止して、ワイヤ掛けプレート12のかけ
かえができるようにしている。
クランプシリンダである。ワイヤクランプ138はガイ
ドローラ132との間で金属細線10をクランプして金
属細線10の送り出しを停止させる際に使用する。ワイ
ヤ掛けプレート12をかけかえる際には、金属細線10
の送り出しを停止して、ワイヤ掛けプレート12のかけ
かえができるようにしている。
【0036】上記実施形態のワイヤ掛け装置はワイヤ掛
けプレート12の回転軸線を水平に保持してワイヤ掛け
プレート12を回転して金属細線10を卷回したが、ワ
イヤ掛けプレート12の回転軸線は必ずしも水平に配置
する場合に限られるものではない。たとえば、ワイヤ掛
けプレート12の回転軸線を鉛直に配置し、送り出し機
構は固定して移動機構によりワイヤ掛けプレート12を
鉛直方向に所定ピッチで移動させる方法、あるいはワイ
ヤ掛けプレート12は鉛直軸の回りで回転のみさせ、移
動機構により送り出し機構を鉛直方向に移動させること
によってワイヤ掛けプレート12に金属細線10を卷回
することもできる。図7に示すように金属細線10に一
定のテンションを付与させる構成をそのまま維持して移
動テーブル等により送り出し機構102を鉛直に移動さ
せれば、一定のテンションを付与してワイヤ掛けするこ
とができる。
けプレート12の回転軸線を水平に保持してワイヤ掛け
プレート12を回転して金属細線10を卷回したが、ワ
イヤ掛けプレート12の回転軸線は必ずしも水平に配置
する場合に限られるものではない。たとえば、ワイヤ掛
けプレート12の回転軸線を鉛直に配置し、送り出し機
構は固定して移動機構によりワイヤ掛けプレート12を
鉛直方向に所定ピッチで移動させる方法、あるいはワイ
ヤ掛けプレート12は鉛直軸の回りで回転のみさせ、移
動機構により送り出し機構を鉛直方向に移動させること
によってワイヤ掛けプレート12に金属細線10を卷回
することもできる。図7に示すように金属細線10に一
定のテンションを付与させる構成をそのまま維持して移
動テーブル等により送り出し機構102を鉛直に移動さ
せれば、一定のテンションを付与してワイヤ掛けするこ
とができる。
【0037】本実施形態の金属細線のワイヤ掛け装置に
よれば、自動操作でワイヤ掛けプレート12に金属細線
10を卷回することができるから、ワイヤ掛けプレート
12に金属細線10を卷回する作業を効率的にすること
ができ、また、常に一定のテンションを付与して金属細
線10を卷回することができて安定した巻き線が可能と
なる。
よれば、自動操作でワイヤ掛けプレート12に金属細線
10を卷回することができるから、ワイヤ掛けプレート
12に金属細線10を卷回する作業を効率的にすること
ができ、また、常に一定のテンションを付与して金属細
線10を卷回することができて安定した巻き線が可能と
なる。
【0038】(第2実施形態)図11は配線基板の製造
装置の第2実施形態を示す説明図である。本実施形態の
配線基板の製造装置も第1実施形態での製造装置と同様
に、半円筒状に形成した型枠28を組み合わせて円筒状
に形成した円筒容器内に平面配置で縦横に所定間隔で金
属細線10を配置し、容器内に充填材を充填して柱状体
を形成する。
装置の第2実施形態を示す説明図である。本実施形態の
配線基板の製造装置も第1実施形態での製造装置と同様
に、半円筒状に形成した型枠28を組み合わせて円筒状
に形成した円筒容器内に平面配置で縦横に所定間隔で金
属細線10を配置し、容器内に充填材を充填して柱状体
を形成する。
【0039】図11は本実施形態で金属細線10を所定
間隔で縦横に配列する方法を示す。本実施形態では、金
属細線10を所定の配置間隔に合わせてガイド支持する
係止棒40a、40bを使用して金属細線10を複数本
ずつ配列することを特徴とする。図11で42は係止棒
40a、40bを所定間隔で配列する係止棒の支持枠体
である。この支持枠体42は上側の係止棒40aを支持
する上支持枠42aと下側の係止棒40bを支持する下
支持枠42bとを上下に所定距離離間させて平行に配置
したものである。実施形態の支持枠体42では上支持枠
42aと下支持枠42bは250mm離間させた。
間隔で縦横に配列する方法を示す。本実施形態では、金
属細線10を所定の配置間隔に合わせてガイド支持する
係止棒40a、40bを使用して金属細線10を複数本
ずつ配列することを特徴とする。図11で42は係止棒
40a、40bを所定間隔で配列する係止棒の支持枠体
である。この支持枠体42は上側の係止棒40aを支持
する上支持枠42aと下側の係止棒40bを支持する下
支持枠42bとを上下に所定距離離間させて平行に配置
したものである。実施形態の支持枠体42では上支持枠
42aと下支持枠42bは250mm離間させた。
【0040】上支持枠42aおよび下支持枠42bはと
もにコの字状に形成した部材で、それぞれの延設枠部分
に係止棒40a、40bを平行に所定間隔でセットする
溝44が形成されている。溝44は上支持枠42aでは
上面に形成され、下支持枠42bでは下面に形成されて
いる。溝44の間隔は金属細線10を所定間隔で縦横配
列する際の配置間隔を規定するから、配線基板でのビア
配置に合わせて所定間隔に設定する必要がある。
もにコの字状に形成した部材で、それぞれの延設枠部分
に係止棒40a、40bを平行に所定間隔でセットする
溝44が形成されている。溝44は上支持枠42aでは
上面に形成され、下支持枠42bでは下面に形成されて
いる。溝44の間隔は金属細線10を所定間隔で縦横配
列する際の配置間隔を規定するから、配線基板でのビア
配置に合わせて所定間隔に設定する必要がある。
【0041】また、係止棒40a、40bも金属細線1
0を所定間隔で配置するため、金属細線10を位置決め
するための溝40cを設けている。上側の係止棒40a
では上面に溝40cを設け、下側の係止棒40bでは下
面に溝40cを設ける。この溝40cの間隔が金属細線
10の配置間隔を規定する。したがって、係止棒40
a、40bは配線基板のビア配置にしたがって所定間隔
で溝40cを設けたものを多数本用意しておく。係止棒
40a、40bは1mm程度の厚さで形成するから、一
定の強度が必要であると同時に、温度変化によって溝4
0cの間隔が変動しないことが必要である。実施形態で
は係止棒40a、40bの素材としてジルコニアセラミ
ック基板を使用し、長さ200mm、厚さ0.9mm、
幅5mmに形成し、溝40cは1mm間隔で形成した。
0を所定間隔で配置するため、金属細線10を位置決め
するための溝40cを設けている。上側の係止棒40a
では上面に溝40cを設け、下側の係止棒40bでは下
面に溝40cを設ける。この溝40cの間隔が金属細線
10の配置間隔を規定する。したがって、係止棒40
a、40bは配線基板のビア配置にしたがって所定間隔
で溝40cを設けたものを多数本用意しておく。係止棒
40a、40bは1mm程度の厚さで形成するから、一
定の強度が必要であると同時に、温度変化によって溝4
0cの間隔が変動しないことが必要である。実施形態で
は係止棒40a、40bの素材としてジルコニアセラミ
ック基板を使用し、長さ200mm、厚さ0.9mm、
幅5mmに形成し、溝40cは1mm間隔で形成した。
【0042】図11で46は金属細線10を供給する一
対の上下動アームである。この上下動アーム46は上支
持枠42aと下支持枠42bの延設枠内で、上支持枠4
2aよりも上側の位置と下支持枠42bよりも下側の位
置との間を上下に往復して昇降駆動され、かつ前後に移
動可能に駆動支持されている。一対の上下動アーム46
のアーム端には複数本の金属細線10を一列に配置して
一定間隔で供給するガイドローラ48が回転自在に取り
付けられている。ガイドローラ48の周面には金属細線
10の供給間隔に合わせて軸線方向に一定間隔で周溝が
設けられ、各々の周溝に1本ずつ金属細線10が供給さ
れて一定間隔で金属細線10が供給可能となっている。
対の上下動アームである。この上下動アーム46は上支
持枠42aと下支持枠42bの延設枠内で、上支持枠4
2aよりも上側の位置と下支持枠42bよりも下側の位
置との間を上下に往復して昇降駆動され、かつ前後に移
動可能に駆動支持されている。一対の上下動アーム46
のアーム端には複数本の金属細線10を一列に配置して
一定間隔で供給するガイドローラ48が回転自在に取り
付けられている。ガイドローラ48の周面には金属細線
10の供給間隔に合わせて軸線方向に一定間隔で周溝が
設けられ、各々の周溝に1本ずつ金属細線10が供給さ
れて一定間隔で金属細線10が供給可能となっている。
【0043】上下動アーム46で支持したガイドローラ
48には金属細線10の長尺体を卷回したリールあるい
は金属細線10のコイルから金属細線10を供給する。
リールあるいはコイルはガイドローラ48に供給する金
属細線10の本数と同数用意され、各々の金属細線10
は上下動アーム46の移動動作に合わせて所定のテンシ
ョンをかけて金属細線10を供給するように構成されて
いる。
48には金属細線10の長尺体を卷回したリールあるい
は金属細線10のコイルから金属細線10を供給する。
リールあるいはコイルはガイドローラ48に供給する金
属細線10の本数と同数用意され、各々の金属細線10
は上下動アーム46の移動動作に合わせて所定のテンシ
ョンをかけて金属細線10を供給するように構成されて
いる。
【0044】次に、図11により、金属細線10の配列
操作について説明する。本実施形態の装置は、上下動ア
ーム46を上下に移動させ、かつ順次手前側に移動させ
るとともに、係止棒40a、40bを順次支持枠体42
にセットすることによって金属細線10を縦横に所定間
隔で配列する。
操作について説明する。本実施形態の装置は、上下動ア
ーム46を上下に移動させ、かつ順次手前側に移動させ
るとともに、係止棒40a、40bを順次支持枠体42
にセットすることによって金属細線10を縦横に所定間
隔で配列する。
【0045】まず、金属細線10の端部が支持枠体42
の奥側に係止され、上下動アーム46が上位置から下位
置に移動する。これによって金属細線10は上から下に
向けて真っ直ぐに引き出される。上下動アーム46が下
位置に降下したら、下側の係止棒40bを下支持枠42
bの最も奥側の溝44にセットする。次いで、上下動ア
ーム46を1ピッチ、手前に移動させ、上昇させる。こ
れによって、金属細線10は下側で係止棒40bに係止
され、溝40cで位置決めされて上方に引き出される。
の奥側に係止され、上下動アーム46が上位置から下位
置に移動する。これによって金属細線10は上から下に
向けて真っ直ぐに引き出される。上下動アーム46が下
位置に降下したら、下側の係止棒40bを下支持枠42
bの最も奥側の溝44にセットする。次いで、上下動ア
ーム46を1ピッチ、手前に移動させ、上昇させる。こ
れによって、金属細線10は下側で係止棒40bに係止
され、溝40cで位置決めされて上方に引き出される。
【0046】上下動アーム46が上位置に上昇したら、
上支持枠42aの溝44に上側の係止棒40aをセット
し、上下動アーム46を同じように1ピッチ、手前に移
動させて下降させる。これにより、係止棒40aに金属
細線10が係止され平行に金属細線10が下向きに引き
出される。上下動アーム46が下位置に下降したら、次
の係止棒40bを溝44にセットし、上下動アーム46
を再び手前に1ピッチ移動させて上昇させる。こうし
て、上下動アーム46を上下動させる度に、係止棒40
a、40bを溝33にセットし、上下動アーム46を手
前に1ピッチ移動させる操作を繰り返すことによって、
支持枠体42の奥側から手前側に平面配置で枡目状に金
属細線10が配列される。
上支持枠42aの溝44に上側の係止棒40aをセット
し、上下動アーム46を同じように1ピッチ、手前に移
動させて下降させる。これにより、係止棒40aに金属
細線10が係止され平行に金属細線10が下向きに引き
出される。上下動アーム46が下位置に下降したら、次
の係止棒40bを溝44にセットし、上下動アーム46
を再び手前に1ピッチ移動させて上昇させる。こうし
て、上下動アーム46を上下動させる度に、係止棒40
a、40bを溝33にセットし、上下動アーム46を手
前に1ピッチ移動させる操作を繰り返すことによって、
支持枠体42の奥側から手前側に平面配置で枡目状に金
属細線10が配列される。
【0047】金属細線10がすべて配列終了したところ
で、上支持枠42aと下支持枠42bに挟まれた中間に
半円筒状の型枠28を両側から差し入れ、型枠28を組
み合わせて有底の円筒容器を形成する。次いで、容器内
に充填材を充填し、充填材を硬化させた後、型枠28を
両側から開き、柱状体を支持枠体42の下方に引き出
す。係止棒40b間から充填材が流出する場合は、この
隙間を塞ぐ治具で底を形成する。図12は柱状体32を
支持枠体42から下方に引き出した状態を示す。柱状体
を金属細線10の軸線と垂直に切り出すことによって、
第1実施形態の場合と同様に、平面配列で縦横にビアを
配置した配線基板が得られる。
で、上支持枠42aと下支持枠42bに挟まれた中間に
半円筒状の型枠28を両側から差し入れ、型枠28を組
み合わせて有底の円筒容器を形成する。次いで、容器内
に充填材を充填し、充填材を硬化させた後、型枠28を
両側から開き、柱状体を支持枠体42の下方に引き出
す。係止棒40b間から充填材が流出する場合は、この
隙間を塞ぐ治具で底を形成する。図12は柱状体32を
支持枠体42から下方に引き出した状態を示す。柱状体
を金属細線10の軸線と垂直に切り出すことによって、
第1実施形態の場合と同様に、平面配列で縦横にビアを
配置した配線基板が得られる。
【0048】(第3実施形態)図13は配線基板の製造
装置の第3実施形態を示す説明図である。本実施形態の
製造装置は柱状体での金属細線10の配置位置に合わせ
て1本ずつ金属細線10を挿通させるガイド孔を設けた
金属細線ガイド板50を使用し、金属細線コイルから各
々のガイド孔に金属細線10を1本ずつ供給することに
より柱状体で金属細線10を所定の縦横配列とすること
を特徴とする。
装置の第3実施形態を示す説明図である。本実施形態の
製造装置は柱状体での金属細線10の配置位置に合わせ
て1本ずつ金属細線10を挿通させるガイド孔を設けた
金属細線ガイド板50を使用し、金属細線コイルから各
々のガイド孔に金属細線10を1本ずつ供給することに
より柱状体で金属細線10を所定の縦横配列とすること
を特徴とする。
【0049】図13(a) はこの製造装置で、最初に金属
細線10を容器内で配列する方法を示す。同図で52は
容器の底面を構成する金属細線ガイド板の下板である。
この下板52には容器内での金属細線10の配列位置に
合わせてあらかじめ金属細線10の下端を係止する。一
方、金属細線ガイド板50はこの下板52での金属細線
10の配置位置に合わせてガイド孔が貫通され、各々の
ガイド孔に金属細線10が挿通され各々の金属細線10
は金属細線コイルに通じている。
細線10を容器内で配列する方法を示す。同図で52は
容器の底面を構成する金属細線ガイド板の下板である。
この下板52には容器内での金属細線10の配列位置に
合わせてあらかじめ金属細線10の下端を係止する。一
方、金属細線ガイド板50はこの下板52での金属細線
10の配置位置に合わせてガイド孔が貫通され、各々の
ガイド孔に金属細線10が挿通され各々の金属細線10
は金属細線コイルに通じている。
【0050】図14は金属細線コイル54から金属細線
10を供給する方法を示す。56は金属細線10に所定
のテンションを加えて供給するためのテンショナーであ
る。金属細線ガイド板50に供給される各々の金属細線
10はこのように、すべてテンショナー56を介して供
給される。なお、このテンショナー56は上述した他の
実施形態においても所定のテンションをかけて金属細線
10を供給する際に適用することができる。図13(a)
に示すように下板52と金属細線ガイド板50とを上下
位置で位置合わせし、金属細線10を互いに平行にかつ
下板52の面に垂直に配列する。
10を供給する方法を示す。56は金属細線10に所定
のテンションを加えて供給するためのテンショナーであ
る。金属細線ガイド板50に供給される各々の金属細線
10はこのように、すべてテンショナー56を介して供
給される。なお、このテンショナー56は上述した他の
実施形態においても所定のテンションをかけて金属細線
10を供給する際に適用することができる。図13(a)
に示すように下板52と金属細線ガイド板50とを上下
位置で位置合わせし、金属細線10を互いに平行にかつ
下板52の面に垂直に配列する。
【0051】金属細線10を配列した状態で、上述した
実施形態と同様に下板52の上で半円筒状に形成した型
板28を両側から組み合わせ、円筒容器を形成する。実
施形態では金属細線ガイド板50に充填材を流し込むた
めの流し口55を貫通させて設けている。型枠28を両
側から組み合わせて円筒容器を形成し、金属細線ガイド
板50を円筒容器の上部に嵌合し、流し口55から充填
材を流し込む。金属細線ガイド板50の下面には型枠2
8の上端縁を差し込んで支持する環状の凹溝を設けると
よい。もちろん、充填材は他の方法で充填してもよい。
充填材を流し込む際、また充填材を硬化させる工程途中
では下板52と金属細線ガイド板50を上下で位置合わ
せし、金属細線10に一定のテンションを加えて金属細
線10が柱状体内でまっすぐに埋設されるようにする。
実施形態と同様に下板52の上で半円筒状に形成した型
板28を両側から組み合わせ、円筒容器を形成する。実
施形態では金属細線ガイド板50に充填材を流し込むた
めの流し口55を貫通させて設けている。型枠28を両
側から組み合わせて円筒容器を形成し、金属細線ガイド
板50を円筒容器の上部に嵌合し、流し口55から充填
材を流し込む。金属細線ガイド板50の下面には型枠2
8の上端縁を差し込んで支持する環状の凹溝を設けると
よい。もちろん、充填材は他の方法で充填してもよい。
充填材を流し込む際、また充填材を硬化させる工程途中
では下板52と金属細線ガイド板50を上下で位置合わ
せし、金属細線10に一定のテンションを加えて金属細
線10が柱状体内でまっすぐに埋設されるようにする。
【0052】加熱等により充填材を硬化させた後、型枠
28を柱状体から剥離して型開きする。図13(c) に型
開きした状態を示す。これにより、下板52上に金属細
線10が埋設された柱状体32が形成される。次にこの
下板52上に形成された柱状体32を金属細線10の軸
線と垂直方向に切断する。この切断は、柱状体32をス
ライスして個々の配線基板を形成する操作ではなく、柱
状体32の上部を若干残して、柱状体32を2つに分離
する操作である。
28を柱状体から剥離して型開きする。図13(c) に型
開きした状態を示す。これにより、下板52上に金属細
線10が埋設された柱状体32が形成される。次にこの
下板52上に形成された柱状体32を金属細線10の軸
線と垂直方向に切断する。この切断は、柱状体32をス
ライスして個々の配線基板を形成する操作ではなく、柱
状体32の上部を若干残して、柱状体32を2つに分離
する操作である。
【0053】図13(d) に柱状体32を分割した状態を
示す。32aは柱状体32の上部部分で金属細線10の
端部を支持して残した部分であり、32bは柱状体32
の完成部分である。柱状体30の完成部分32bは上述
した実施形態と同様な操作で切り出しすることによりビ
ア付きの配線基板として提供される。一方、柱状体32
の上部部分は、次回の柱状体32の製造工程で金属細線
10の下端を所定配置で配置するための支持体として使
用する。
示す。32aは柱状体32の上部部分で金属細線10の
端部を支持して残した部分であり、32bは柱状体32
の完成部分である。柱状体30の完成部分32bは上述
した実施形態と同様な操作で切り出しすることによりビ
ア付きの配線基板として提供される。一方、柱状体32
の上部部分は、次回の柱状体32の製造工程で金属細線
10の下端を所定配置で配置するための支持体として使
用する。
【0054】図13(e) は、柱状体32の上部部分32
aを下板52にのせ、型枠28を両側から組み合わせて
金属細線10が内部に配列された円筒容器を構成する状
態を示す。下板52には型枠28の下端縁を差し込んで
支持する凹溝を設けてもよい。 このようにして、金属
細線10を配列した円筒容器を形成することにより、今
回は図13(b) の状態に移行して柱状体32を作成する
ことが可能になる。この場合も柱状体32を得た後は、
上記方法と同様に柱状体32を2つに分割し、柱状体3
2の下部を完成部分とし、上部部分32aを次回の金属
細線10の支持体として使用することにより、次々と柱
状体32を得ることができる。柱状体32を分割して柱
状体32の一部を金属細線10の支持体として残して次
々と柱状体32を形成する方法は、金属細線10を縦横
に配列する設定が容易にできる点で有効である。
aを下板52にのせ、型枠28を両側から組み合わせて
金属細線10が内部に配列された円筒容器を構成する状
態を示す。下板52には型枠28の下端縁を差し込んで
支持する凹溝を設けてもよい。 このようにして、金属
細線10を配列した円筒容器を形成することにより、今
回は図13(b) の状態に移行して柱状体32を作成する
ことが可能になる。この場合も柱状体32を得た後は、
上記方法と同様に柱状体32を2つに分割し、柱状体3
2の下部を完成部分とし、上部部分32aを次回の金属
細線10の支持体として使用することにより、次々と柱
状体32を得ることができる。柱状体32を分割して柱
状体32の一部を金属細線10の支持体として残して次
々と柱状体32を形成する方法は、金属細線10を縦横
に配列する設定が容易にできる点で有効である。
【0055】上記の金属細線ガイド板50と下板52と
を用いて柱状体32を形成する方法は、型枠28で形成
する円筒容器の上面と下面を各々金属細線10を位置決
めするガイド板で支持して柱状体32を作成する方法で
ある。図15、12はこのような場合での金属細線10
の配置例で、一つのスライス体で複数の配線基板が得ら
れるように配置した例である。図15は上ガイド板60
a、図16は下ガイド板60bを示す。上ガイド板60
aと下ガイド板60bに同配置で金属細線10を挿通す
る挿通孔60cを貫設し、各々の挿通孔60cに金属細
線10を挿通することによって円筒容器内で金属細線1
0を所定配置にすることができる。
を用いて柱状体32を形成する方法は、型枠28で形成
する円筒容器の上面と下面を各々金属細線10を位置決
めするガイド板で支持して柱状体32を作成する方法で
ある。図15、12はこのような場合での金属細線10
の配置例で、一つのスライス体で複数の配線基板が得ら
れるように配置した例である。図15は上ガイド板60
a、図16は下ガイド板60bを示す。上ガイド板60
aと下ガイド板60bに同配置で金属細線10を挿通す
る挿通孔60cを貫設し、各々の挿通孔60cに金属細
線10を挿通することによって円筒容器内で金属細線1
0を所定配置にすることができる。
【0056】金属細線10の配置も一つのスライス体で
得られる複数の配線基板の配列がすべて同一である必要
はなく、上ガイド板60aと下ガイド板60bに設ける
挿通孔60cの配置から複数種類の配線基板が一つの柱
状体から得られるようにすることももちろん可能であ
る。また、ガイド板60a、60bで型枠28の端面が
当接する部位に、型枠28が位置ずれしないように凹溝
を設けること、型枠28の端面を突き合わせて組み合わ
せた際に確実に組み合わせできるよう、型枠28の端面
を凹凸嵌合によって組み合わさる形状に構成することも
可能である。
得られる複数の配線基板の配列がすべて同一である必要
はなく、上ガイド板60aと下ガイド板60bに設ける
挿通孔60cの配置から複数種類の配線基板が一つの柱
状体から得られるようにすることももちろん可能であ
る。また、ガイド板60a、60bで型枠28の端面が
当接する部位に、型枠28が位置ずれしないように凹溝
を設けること、型枠28の端面を突き合わせて組み合わ
せた際に確実に組み合わせできるよう、型枠28の端面
を凹凸嵌合によって組み合わさる形状に構成することも
可能である。
【0057】(第4実施形態)図17は配線基板の製造
装置の第4実施形態を示す説明図である。上述したよう
に金属細線10を埋設した柱状体を形成する場合には、
下ガイド板60aと上ガイド板60bおよび型枠28に
よって円筒容器を形成したように、金属細線10を所定
配列で容器内に支持し、流れ性を有する樹脂材あるいは
セラミック材といった充填材を容器内に充填し、充填材
を硬化させて柱状体とする。図17に示す実施形態は、
樹脂材を容器に充填して加熱する際に利用できる構成を
示す。
装置の第4実施形態を示す説明図である。上述したよう
に金属細線10を埋設した柱状体を形成する場合には、
下ガイド板60aと上ガイド板60bおよび型枠28に
よって円筒容器を形成したように、金属細線10を所定
配列で容器内に支持し、流れ性を有する樹脂材あるいは
セラミック材といった充填材を容器内に充填し、充填材
を硬化させて柱状体とする。図17に示す実施形態は、
樹脂材を容器に充填して加熱する際に利用できる構成を
示す。
【0058】すなわち、充填材としてエポキシ樹脂等の
熱硬化性の樹脂材を使用する場合には、容器を加熱する
ことにより効率的に樹脂材を硬化させることができ、こ
れによって製造効率を上げることができる。図17に示
す実施形態はヒータ線70を内設した型枠28を使用
し、熱電対72等の温度センサで温度を検知しながら温
度調節器74で型枠28の温度を制御して硬化させる方
法を示す。下板52についても同様にヒータ70を内設
し、温度制御器75を用いて充填材を効率的に硬化させ
ることができる。
熱硬化性の樹脂材を使用する場合には、容器を加熱する
ことにより効率的に樹脂材を硬化させることができ、こ
れによって製造効率を上げることができる。図17に示
す実施形態はヒータ線70を内設した型枠28を使用
し、熱電対72等の温度センサで温度を検知しながら温
度調節器74で型枠28の温度を制御して硬化させる方
法を示す。下板52についても同様にヒータ70を内設
し、温度制御器75を用いて充填材を効率的に硬化させ
ることができる。
【0059】(第5実施形態)図18、15は配線基板
の製造装置の第5実施形態を示す説明図である。この実
施形態では図18に示すような金属細線10の配置間隔
に合わせて金属細線10をひっかける溝付きアーム80
を一定間隔で平行に支持した一対の溝付きアームの支持
体82a、82bを使用することを特徴とする。所定間
隔で多数本の金属細線10を平行に配列した状態で、図
19に示すように金属細線10をはさむ上側と下側に溝
付きアーム80の各々が交互配置になるよう配置し、そ
のまま溝付きアームの支持体82a、82bで溝付きア
ーム80を支持しながら溝付きアーム80で金属細線1
0をひっかけ、クロスさせるよう対向方向に移動させ
る。図18は溝付きアーム80に金属細線10をひっか
けて金属細線10を上下の溝付きアーム80で張るよう
に支持した状態を示す。
の製造装置の第5実施形態を示す説明図である。この実
施形態では図18に示すような金属細線10の配置間隔
に合わせて金属細線10をひっかける溝付きアーム80
を一定間隔で平行に支持した一対の溝付きアームの支持
体82a、82bを使用することを特徴とする。所定間
隔で多数本の金属細線10を平行に配列した状態で、図
19に示すように金属細線10をはさむ上側と下側に溝
付きアーム80の各々が交互配置になるよう配置し、そ
のまま溝付きアームの支持体82a、82bで溝付きア
ーム80を支持しながら溝付きアーム80で金属細線1
0をひっかけ、クロスさせるよう対向方向に移動させ
る。図18は溝付きアーム80に金属細線10をひっか
けて金属細線10を上下の溝付きアーム80で張るよう
に支持した状態を示す。
【0060】金属細線10は溝付きアームの支持体82
a、82bが移動して溝付きアーム80で引っ張られる
ことによって順次繰り出され、溝付きアームの支持体8
2a、82bが所定距離移動したところで移動を停止す
る。金属細線10は多数本が上下の溝付きアーム80で
張られた状態になる。この状態で前述した実施形態と同
様に両側から型枠28を組み合わせて円筒容器形状を構
成し、充填材を容器内に充填して同様にして柱状体を得
ることができる。金属細線10は溝付きアーム80で張
った状態で縦横配列が規定されるから、溝付きアーム8
0には金属細線10の配列間隔にしたがって位置決め用
の溝を形成しておく。また一方、互いにクロスする上下
の溝付きアーム80の間隔が金属細線10の配列間隔を
規定するから、溝付きアーム80の設置間隔と太さを適
当に設定する必要がある。なお、溝付きアームの支持体
82a、82bは相対的に移動すれば十分であり、少な
くとも一方を可動に構成すればよい。
a、82bが移動して溝付きアーム80で引っ張られる
ことによって順次繰り出され、溝付きアームの支持体8
2a、82bが所定距離移動したところで移動を停止す
る。金属細線10は多数本が上下の溝付きアーム80で
張られた状態になる。この状態で前述した実施形態と同
様に両側から型枠28を組み合わせて円筒容器形状を構
成し、充填材を容器内に充填して同様にして柱状体を得
ることができる。金属細線10は溝付きアーム80で張
った状態で縦横配列が規定されるから、溝付きアーム8
0には金属細線10の配列間隔にしたがって位置決め用
の溝を形成しておく。また一方、互いにクロスする上下
の溝付きアーム80の間隔が金属細線10の配列間隔を
規定するから、溝付きアーム80の設置間隔と太さを適
当に設定する必要がある。なお、溝付きアームの支持体
82a、82bは相対的に移動すれば十分であり、少な
くとも一方を可動に構成すればよい。
【0061】なお、上記各実施形態では金属細線10を
配列する容器として、半円筒状に形成した型枠28を組
み合わせたものを例として説明したが、容器形状はもち
ろん円筒容器に限定されるものではなく、平面形状が矩
形状の容器のものや、組み合わせ形態も2分割のもの、
3分割のもの、4分割のもの等が適宜使用できる。ま
た、使用する金属細線10も銅、銅合金の他に種々の導
線が使用できる。これら導線は充填材の硬化温度、たと
えば樹脂材を充填材とするかセラミック材を充填材とす
るか等によって適宜選択するのがよい。また、充填材も
樹脂材に限らずセラミック材等を使用して、通常のセラ
ミックの焼結方法を利用して柱状体を形成することがで
きる。
配列する容器として、半円筒状に形成した型枠28を組
み合わせたものを例として説明したが、容器形状はもち
ろん円筒容器に限定されるものではなく、平面形状が矩
形状の容器のものや、組み合わせ形態も2分割のもの、
3分割のもの、4分割のもの等が適宜使用できる。ま
た、使用する金属細線10も銅、銅合金の他に種々の導
線が使用できる。これら導線は充填材の硬化温度、たと
えば樹脂材を充填材とするかセラミック材を充填材とす
るか等によって適宜選択するのがよい。また、充填材も
樹脂材に限らずセラミック材等を使用して、通常のセラ
ミックの焼結方法を利用して柱状体を形成することがで
きる。
【0062】
【発明の効果】本発明に係る配線基板の製造装置によれ
ば、金属細線を高精度にかつ効率的に配列した柱状体を
容易に得ることが可能であり、これによってビア付きの
配線基板を量産することが容易に可能になる。また、本
発明方法は樹脂材を基材とするビア付きの配線基板の製
造にも、セラミック材を基材とするビア付きの配線基板
の製造にも適用することが可能である。また、ワイヤ掛
け装置を用いることにより配線基板の製造装置で用いる
ワイヤ掛けプレートに容易にワイヤ掛けすることがで
き、配線基板の製造に好適に利用することができる等の
著効を奏する。
ば、金属細線を高精度にかつ効率的に配列した柱状体を
容易に得ることが可能であり、これによってビア付きの
配線基板を量産することが容易に可能になる。また、本
発明方法は樹脂材を基材とするビア付きの配線基板の製
造にも、セラミック材を基材とするビア付きの配線基板
の製造にも適用することが可能である。また、ワイヤ掛
け装置を用いることにより配線基板の製造装置で用いる
ワイヤ掛けプレートに容易にワイヤ掛けすることがで
き、配線基板の製造に好適に利用することができる等の
著効を奏する。
【図1】本発明に係る配線基板の製造装置の第1の実施
形態を示す説明図である。
形態を示す説明図である。
【図2】枠部に設ける溝の形成例を示す平面図及び断面
図である。
図である。
【図3】スペーサを介してワイヤ掛けプレートを配置し
た状態の平面図である。
た状態の平面図である。
【図4】ワイヤ掛けプレートの外側面に係止板を取り付
けた状態を示す平面図および正面図である。
けた状態を示す平面図および正面図である。
【図5】金属細線と棒体が埋設された柱状体の断面図で
ある。
ある。
【図6】ワイヤ掛けプレートの他の実施形態を示す平面
図である。
図である。
【図7】ワイヤ掛けプレートに金属細線を卷回する自動
装置の正面図である。
装置の正面図である。
【図8】ワイヤ掛けプレートに金属細線を卷回する自動
装置の平面図である。
装置の平面図である。
【図9】ワイヤ掛けプレートに金属細線を卷回した状態
の斜視図である。
の斜視図である。
【図10】ワイヤ掛けプレートの溝部に金属細線を引っ
掛ける方法を示す説明図である。
掛ける方法を示す説明図である。
【図11】配線基板の製造装置の第2の実施形態を示す
説明図である。
説明図である。
【図12】第2の実施形態によって得られた柱状体の斜
視図である。
視図である。
【図13】配線基板の製造装置の第3の実施形態を示す
説明図である。
説明図である。
【図14】第3の実施形態で金属細線の供給方法を示す
説明図である。
説明図である。
【図15】上ガイド板での金属細線の平面配置を示す説
明図である。
明図である。
【図16】下ガイド板での金属細線の平面配置を示す説
明図である。
明図である。
【図17】配線基板の製造装置の第4の実施形態を示す
説明図である。
説明図である。
【図18】配線基板の製造装置の第5の実施形態を示す
説明図である。
説明図である。
【図19】第5の実施形態での溝付きアームの配置を示
す説明図である。
す説明図である。
【図20】柱状体をスライスして配線基板のスライス体
を形成する方法を示す説明図である。
を形成する方法を示す説明図である。
10 金属細線 12 ワイヤ掛けプレート 12a、12b 枠部 12c 凹部 14 溝 18 位置決めピン 20 スペーサ 22 係止板 26 台座 28 型枠 30 棒体 32 柱状体 40a、40b 係止棒 40c 溝 42 支持枠体 42a 上支持枠 42b 下支持枠 44 溝 46 上下動アーム 48 ガイドローラ 50 金属細線ガイド板 52 下板 54 金属細線コイル 56 テンショナー 60a 上ガイド板 60b 下ガイド板 60c 挿通孔 70 ヒータ線 72 熱電対 74 温度調節器 80 溝付きアーム 82a、82b 溝付きアームの支持体 100 プレート回転機構 102 送り出し機構 104 移動機構 106a、106b クランパ 112a、112b プーリ 114 プレート回転モータ 120 コイル 122 テンション部 122a ガイドレール 122b テンションローラ 126 ワイヤガイド 128 ワイヤ送り出しモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 常田 政邦 長野県長野市大字栗田字舎利田711番地 新光電気工業株式会社内
Claims (16)
- 【請求項1】 配線基板のビアの平面配置にしたがって
その軸線と平行に多数本の導線が埋設された柱状体を、
該柱状体の軸線に垂直に所定厚で切り出しすることによ
り配線基板を形成する配線基板の製造装置において、 前記多数本の導線を柱状体の軸線と平行に配列する機構
として、 前記導線となる金属細線を所定間隔で平行に卷回して支
持する枠部を有する複数個のワイヤ掛けプレートと、 前記複数個のワイヤ掛けプレートを互いに位置合わせし
て並置する支持手段とを備えたことを特徴とする配線基
板の製造装置。 - 【請求項2】 前記ワイヤ掛けプレートには前記金属細
線を位置決めして支持する溝が形成されたことを特徴と
する請求項1記載の配線基板の製造装置。 - 【請求項3】 並置された複数個の前記ワイヤ掛けプレ
ートの間に前記金属細線を所定間隔で離間して配列する
ためのスペーサが設けられたことを特徴とする請求項1
または2記載の配線基板の製造装置。 - 【請求項4】 前記ワイヤ掛けプレートの枠部には、該
ワイヤ掛けプレートを並置して構成される内部空間内に
前記金属細線とは別体の棒体を配置する凹部が形成され
たことを特徴とする請求項1、2または3記載の配線基
板の製造装置。 - 【請求項5】 前記ワイヤ掛けプレートの枠部の外側面
には、金属細線を係止する係止片を切り起こした係止部
材を取り付けたことを特徴とする請求項1、2、3また
は4記載の配線基板の製造装置。 - 【請求項6】 前記支持手段として前記ワイヤ掛けプレ
ートを並置する台座を設け、 並置されたワイヤ掛けプレートで支持された金属細線を
内側に配置して両側から組み合わせて前記柱状体を形成
する容器空間を形成する複数に分割された型枠を用いる
ことを特徴とする請求項1、2、3、4または5記載の
配線基板の製造装置。 - 【請求項7】 配線基板のビアの平面配置にしたがって
その軸線と平行に多数本の導線が埋設された柱状体を、
該柱状体の軸線に垂直に所定厚で切り出しすることによ
り配線基板を形成する配線基板の製造装置において、 前記多数本の導線を柱状体の軸線と平行に配列する機構
として、 前記導線を構成する金属細線の供給部から供給される前
記柱状体の一列分の金属細線を、上下動と上昇時および
下降時での所定ピッチの横移動により前記ビアの配置に
したがって所定間隔でガイドして供給する上下動アーム
と、 該上下動アームが上位置に移動し横移動して下降する際
と、下位置に移動し横移動して上昇する際に、各々前記
一列分の金属細線を引っかけて前記所定間隔で係止する
係止棒と、 前記上下動アームが上位置と下位置に移動した際に、前
記係止棒を係止する溝が前記柱状体での導線の配置にし
たがって設けられた上支持枠および下支持枠とを有する
支持枠体とを有することを特徴とする配線基板の製造装
置。 - 【請求項8】 前記係止棒には前記金属細線を所定間隔
で位置決めするための溝が設けられていることを特徴と
する請求項7記載の配線基板の製造装置。 - 【請求項9】 前記上支持枠および下支持枠に係止棒が
装着され、係止棒に係止されて支持された金属細線を内
側に配置して両側から組み合わせて前記柱状体を形成す
る容器空間を形成する複数に分割された型枠を用いるこ
とを特徴とする請求項7または8記載の配線基板の製造
装置。 - 【請求項10】 配線基板のビアの平面配置にしたがっ
てその軸線と平行に多数本の導線が埋設された柱状体
を、該柱状体の軸線に垂直に所定厚で切り出しすること
により配線基板を形成する配線基板の製造装置におい
て、 前記多数本の導線を柱状体の軸線と平行に配列する機構
として、 前記柱状体を形成する容器の底面で前記導線となる金属
細線を前記柱状体での導線の配置にしたがって配列する
下ガイド板と、 前記容器の上面で前記金属細線を前記導線の配置にした
がって1本ずつ挿通して支持するガイド孔を設けた上ガ
イド板とを有することを特徴とする配線基板の製造装
置。 - 【請求項11】 前記上ガイド板と下ガイド板とにより
所定間隔で配列された金属細線を内側に配置して両側か
ら組み合わせて前記柱状体を形成する容器空間を形成す
る複数に分割された型枠を用いることを特徴とする請求
項10記載の配線基板の製造装置。 - 【請求項12】 配線基板のビアの平面配置にしたがっ
てその軸線と平行に多数本の導線が埋設された柱状体
を、該柱状体の軸線に垂直に所定厚で切り出しすること
により配線基板を形成する配線基板の製造装置におい
て、 前記多数本の導線を柱状体の軸線と平行に配列する機構
として、 前記柱状体の軸線に垂直に二分した前記柱状体の上部部
分を支持する下板と、 該下板上で前記柱状体の上部部分を内側に配置して両側
から組み合わせて前記柱状体を形成する容器空間を形成
する複数に分割された型枠と、 容器の上面で前記金属細線を前記支持体での金属細線の
配置にしたがって1本ずつ挿通してガイドするガイド孔
を設けた上ガイド板とを有することを特徴とする配線基
板の製造装置。 - 【請求項13】 配線基板のビアの平面配置にしたがっ
てその軸線と平行に多数本の導線が埋設された柱状体
を、該柱状体の軸線に垂直に所定厚で切り出しすること
により配線基板を形成する配線基板の製造装置におい
て、 前記多数本の導線を柱状体の軸線と平行に配列する機構
として、 所定間隔で平行に配列されて供給される多数本の金属細
線をはさむ一方側と他方側に、該金属細線の長手方向と
直交する向きで所定間隔で金属細線を引っかける多数本
の溝付きアームを一方側と他方側とで1本ずつ交互配置
となるよう配置して支持した一対の溝付きアームの支持
体と、 前記多数本の金属細線をはさんで前記溝付きアームが対
向する位置から、金属細線の送り出しとともに、金属細
線を引っかけてクロスするよう溝付きアームを所定距離
移動させる移動手段とを備えたことを特徴とする配線基
板の製造装置。 - 【請求項14】 前記金属細線の平面配置を、前記柱状
体をスライスした1枚のスライス体から複数の配線基板
を取得可能としたことを特徴とする請求項1、2、3、
4、5、6、7、8、9、10、11、12または13
記載の配線基板の製造装置。 - 【請求項15】 所定配列で支持された金属細線が収納
される柱状体を形成する容器が、壁面にヒータ線を設け
られ、容器が加熱可能とされたことを特徴とする請求項
1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、1
2、13または14記載の配線基板の製造装置。 - 【請求項16】 請求項1、2、3、4または5記載の
配線基板の製造装置で使用するワイヤ掛けプレートに金
属細線を自動で卷回するワイヤ掛け装置であって、 前記対向して配置される枠部の線対称中心線を回転軸線
として前記ワイヤ掛けプレートを回転させるプレート回
転機構と、 前記金属細線に一定のテンションを付与して前記ワイヤ
掛けプレートが回転する側方から金属細線を送り出す送
り出し機構と、 前記ワイヤ掛けプレートが1回転するごとに、前記ワイ
ヤ掛けプレートに対する前記送り出し機構からの前記金
属細線の送り出し位置を前記ワイヤ掛けプレートに対し
て相対的に所定ピッチで平行移動させる移動機構とを備
えたことを特徴とするワイヤ掛け装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26621197A JP3436663B2 (ja) | 1996-09-30 | 1997-09-30 | 配線基板の製造装置及びワイヤ掛け装置 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8-258439 | 1996-09-30 | ||
JP25843996 | 1996-09-30 | ||
JP26621197A JP3436663B2 (ja) | 1996-09-30 | 1997-09-30 | 配線基板の製造装置及びワイヤ掛け装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10154769A true JPH10154769A (ja) | 1998-06-09 |
JP3436663B2 JP3436663B2 (ja) | 2003-08-11 |
Family
ID=26543682
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26621197A Expired - Fee Related JP3436663B2 (ja) | 1996-09-30 | 1997-09-30 | 配線基板の製造装置及びワイヤ掛け装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3436663B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013093492A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Mitsuo Ebisawa | ワイヤリング装置 |
KR20230019610A (ko) * | 2021-08-02 | 2023-02-09 | 주식회사 아이에스시 | 검사용 소켓 및 그 제조방법 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0878581A (ja) * | 1994-07-01 | 1996-03-22 | Shinko Electric Ind Co Ltd | セラミック基板製造用焼結体、セラミック基板およびその製造方法 |
JPH08186195A (ja) * | 1994-12-28 | 1996-07-16 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 電子部品用パッケージ |
-
1997
- 1997-09-30 JP JP26621197A patent/JP3436663B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0878581A (ja) * | 1994-07-01 | 1996-03-22 | Shinko Electric Ind Co Ltd | セラミック基板製造用焼結体、セラミック基板およびその製造方法 |
JPH08186195A (ja) * | 1994-12-28 | 1996-07-16 | Shinko Electric Ind Co Ltd | 電子部品用パッケージ |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013093492A (ja) * | 2011-10-27 | 2013-05-16 | Mitsuo Ebisawa | ワイヤリング装置 |
KR20230019610A (ko) * | 2021-08-02 | 2023-02-09 | 주식회사 아이에스시 | 검사용 소켓 및 그 제조방법 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3436663B2 (ja) | 2003-08-11 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |